JP6150983B2 - 背圧調節装置を有するスクロール圧縮機 - Google Patents

背圧調節装置を有するスクロール圧縮機 Download PDF

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Description

本発明は、背圧調節装置を有するスクロール圧縮機に関するものである。
一般に、スクロール圧縮機は、らせん状のラップ(Wrap)を有する固定スクロールと旋回スクロールとの相対的な運動により冷媒を圧縮する装置のことをいう。
スクロール圧縮機は、旋回スクロールを支持し且つ固定スクロールと旋回スクロールとの封止を維持するために旋回スクロールの背面側に形成された背圧室を有する。適切な大きさの背圧(Back Pressure)が付与されるように、背圧室は、固定スクロール及び旋回スクロールにより形成される圧縮室の一地点に連通することもある。すなわち、背圧室には、吸入圧と吐出圧との中間圧が背圧として付与される。
しかし、高圧縮比では、相対的に大きくなった背圧により、固定スクロールと旋回スクロールとのスラスト(thrust)面に摩耗が生じることがある。なお、低圧縮比では、相対的に小さくなった背圧により、旋回スクロールのドロップ(Drop)という問題が生じることがある。
本発明の一側面は、吸入及び吐出圧縮比に基づいて付与される背圧を調節する背圧調節装置を有するスクロール圧縮機を提供する。
本発明の付加的な側面は、以下の説明で部分的に説明される、一部は以下の説明から明らかになる、または、本発明の実施形態から学ぶことができるだろう。
本発明の一側面によれば、スクロール圧縮機は、外部から冷媒が流入する吸入室と、固定スクロールと旋回スクロールとにより形成されて、流入した冷媒を圧縮する圧縮室と、前記圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、第1の位置において前記圧縮室に連通する第1の中間圧領域と、前記第1の位置とは異なる第2の位置において前記圧縮室に連通する第2の中間圧領域と、前記旋回スクロールを加圧するように前記旋回スクロールの背面側に形成される背圧室と、圧縮比に応じて前記第1の中間圧領域または前記第2の中間圧領域のいずれか一方に前記背圧室が連通するように制御する背圧調節装置と、を含む。
ここで、前記背圧調節装置は、前記第1の中間圧領域を前記背圧室に連通させる第1の流路、及び前記第2の中間圧領域を前記背圧室に連通させる第2の流路が形成されたシリンダーと、前記シリンダーの内部に進退可能に収容されて、前記第1の流路と前記第2の流路とを選択的に開閉するピストンと、を含むことができる。
また、前記ピストンの上端部に吐出圧が働くように前記シリンダーの上部は前記吐出室に連通することができる。
前記ピストンの下端部に吸入圧が働くように前記シリンダーの下部は前記吸入室に連通することができる。
前記シリンダーの上部内周面は、前記シリンダーの下部内周面よりも小径でよい。
前記シリンダーの下端部には、前記ピストンの下端部よりも小径のシート部が形成されるとよい。
前記ピストンは、前記第1の流路を開閉する第1の開閉部と、前記第2の流路を開閉する第2の開閉部と、を含むことができる。
また、前記ピストンの上端部は、前記ピストンの下端部よりも小径でよい。
前記第1の中間圧領域及び前記第2の中間圧領域は、前記固定スクロールの内部に形成されるとよい。
前記第1の中間圧領域は、前記第2の中間圧領域に比べて、前記吐出室の近くに形成されるとよい。
本発明の他の側面によれば、スクロール圧縮機は、固定スクロールと噛み合って旋回しつつ冷媒を圧縮する旋回スクロールを支持するように前記旋回スクロールの背面に形成された背圧室と、圧縮比に応じて自動で、第1の中間圧、または前記第1の中間圧よりも小さい第2の中間圧のいずれか一方を前記背圧室に付与する背圧調節装置と、を含む。
ここで、前記背圧調節装置は、前記第1の中間圧を前記背圧室に付与するための第1の流路、及び前記第2の中間圧を前記背圧室に付与するための第2の流路が形成されているシリンダーを含むことができる。
前記スクロール圧縮機は、前記シリンダーの内部に進退可能に収容されて、前記第1の流路と前記第2の流路とを選択的に開閉するピストンをさらに含むことができる。
本発明の他の側面によれば、スクロール圧縮機の旋回スクロールの背圧を調節する方法は、冷媒を吸入室に取り込むこと、前記取り込まれた冷媒を、固定スクロール及び旋回スクロールによって形成された圧縮室において圧縮すること、前記取り込まれた冷媒を吐出室に吐出すること、背圧室を形成して背圧を前記旋回スクロールに付与すること、及び前記圧縮室の異なる位置による異なる圧力を前記背圧室に連通させることによって前記背圧室の背圧を調節することを含む。
上述から明らかなように、背圧の大きさは高圧縮比及び低圧縮比で調節されるため、圧縮比が変わるにもかかわらず背圧の大きさは適切に維持され、よって、スクロール圧縮機の稼働領域が広くなる。
本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機を示す断面図である。 図1におけるスクロール圧縮機の背圧調節装置の断面図で、第1の流路が開放されている状態を示す。 図1におけるスクロール圧縮機の背圧調節装置の断面図で、第2の流路が開放されている状態を示す。 図1におけるスクロール圧縮機のピストンを示す断面図である。 モード切替のための基準圧縮比を説明するための図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機を示す断面図である。
図1に示すように、スクロール圧縮機1は、筐体2、駆動部及び圧縮機構部を含む。
筐体2の一側には、圧縮された冷媒が外部に吐出されるように吐出口3が設けられ、一側には冷媒が流入するように流入口4が設けられる。
駆動部は、筐体2の下側内部に圧入固定される固定子5と、固定子5の径方向中央部に回動可能に取り付けられる回転子6と、を含む。駆動軸7の上端には、偏心回転する偏心部8が設けられる。
圧縮機構部は、駆動軸7に嵌められ、筐体2の内周上端に固定されるフレーム9、駆動軸7により稼働し、上面にらせん状の旋回スクロールラップ31が形成される旋回スクロール30、及び下面に旋回スクロールラップ31と噛み合う固定スクロールラップ21が形成されている固定スクロール20を含む。
フレーム9のスラスト面に形成された円形の溝には、旋回スクロール30の背面側に背圧室43が形成されるように、円形帯状のシーリング部材10が設けられる。固定スクロール20は、フレーム9の上側に固定され、旋回スクロール30は、固定スクロールラップ21と旋回スクロールラップ31とが噛み合うように固定スクロール20の下側において旋回する。
吸入室41に流入した冷媒は、固定スクロール20と旋回スクロール30とにより形成された圧縮室40に移動し、旋回スクロールの旋回運動により圧縮される。圧縮された高圧の冷媒は、固定スクロール20の吐出ポート23から吐出室42に吐出される。固定スクロール20には、圧縮室40の一地点に連通する第1の中間圧領域44と、圧縮室40の他の地点に連通する第2の中間圧領域45と、が形成される。
第1の中間圧領域44は、第2の中間圧領域45よりも高圧となる圧縮室40の内側に連通する。すなわち、第1の中間圧領域44は、第2の中間圧領域45に比べて、吐出室42の近くに形成される。
一方、スクロール圧縮機1は、背圧調節装置50をさらに含む。背圧調節装置50は、第1の中間圧通路51を介して第1の中間圧領域44に連通し、第2の中間圧通路52を介して第2の中間圧領域45に連通する。
また、背圧調節装置50は、背圧通路53を介して背圧室43に連通する。また、背圧調節装置50は、吸入圧通路55を介して吸入室41に連通し、吐出圧通路54を介して吐出室42に連通する。
図2は、図1におけるスクロール圧縮機の背圧調節装置を示す断面図で、第1の流路が開放されている状態を示す。図3は、図1におけるスクロール圧縮機の背圧調節装置を示す断面図で、第2の流路が開放されている状態を示す。図4は、図1におけるスクロール圧縮機のピストンを示す断面図である。図5は、モード切替のための基準圧縮比を説明するための図である。
図2及び図3に示すように、背圧調節装置50は、概略円筒状のシリンダー56と、シリンダー56の内部に収容されるピストン60と、を含む。ピストン60は、シリンダー56の内部に上下に進退可能に収容される。
シリンダー56の上部は、ピストン60の上端部64に吐出圧Pdが働くように、吐出圧通路54を介して吐出室42に連通する。シリンダー56の下部は、ピストン60の下端部65に吸入圧Psが働くように、吸入圧通路55を介して吸入室41に連通する。
このような構成により、ピストン60は吸入圧Psと吐出圧Pdとの圧縮比に応じて上側に前進したり下側に後退したりすることができる。
ここで、ピストン60の上端部64の直径がD1、ピストン60の下端部65の直径がD2の場合に、図2に示すように、Pd×D1^2<Ps×D2^2の時にピストン60は上側に前進し、図3に示すように、Pd×D1^2>Ps×D2^2の時にピストン60は下側に後退する。
そのため、ピストン60の上端部64の直径D1、及びピストン60の下端部65の直径D2を適切に設計することで、ピストン60の前進と後退との基準圧縮比を決定することができる。
このような基準圧縮比は、図5に示すように、高圧縮比と低圧縮比との間の一定割合にすればよい。図5で、横軸は蒸発温度を表し、縦軸は凝集温度を表す。P5点とP6点との間は、略低圧縮比に相当し、P2点とP3点との間は、略高圧縮比に相当する。
吐出圧Pdが吸入圧Psよりも高圧となるため、ピストン60の上端部64の直径D1をピストン60の下端部65の直径D2よりも小さく設計しなければならない。
一方、図2に示すように、シリンダー56には、第1の中間圧通路51を背圧通路53に連通させることによって、第1の中間圧領域44を背圧室43に連通させる第1の流路Pa1が形成される。
また、図3に示すように、第2の中間圧通路52を背圧通路53に連通させることによって、第2の中間圧領域45を背圧室43に連通させる第2の流路Pa2が形成される。そのため、第1の流路Pa1が開放される場合は、第1の中間圧Pm1が背圧室43に付与され、第2の流路Pa2が開放される場合は、第2の中間圧Pm2が背圧室43に付与されることとなる。
ここで、第1の流路Pa1と第2の流路Pa2とは、ピストン60によって選択的に開閉される。ピストン60は、第1の流路Pa1を開閉するように形成される第1の開閉部61と、第2の流路Pa2を開閉するように形成される第2の開閉部62と、を含み、第1の開閉部61と第2の開閉部62とは連結部63によって連結される。
第1の開閉部61及び第2の開閉部62はシリンダー56の内周と密着するように形成され、連結部63は、第1の流路Pa1または第2の流路Pa2を形成するようにシリンダー56の内周よりもやや小径に形成される構成にすることができる。
また、シリンダー56は、ピストン60の形状に対応して、上部内周面57が下部内周面58よりも小径に形成される。シリンダー56の下端部には、ピストン60の離脱を防止するように、ピストン60の下端部65よりも大径のシート部59を形成することができる。
以上の構成により、背圧調節装置50は、圧縮比に応じて自動で、第1の中間圧Pm1、または第1の中間圧Pm1よりも小さい第2の中間圧Pm2のいずれかを背圧室43に付与することが可能になる。
すなわち、圧縮比(Pd/Ps)が大きい場合は、相対的に低圧である第2の中間圧Pm2を背圧室43に付与し、圧縮比(Pd/Ps)が小さい場合は、相対的に高圧である第1の中間圧Pm1を背圧室43に付与する。
次に、このようなスクロール圧縮機1の作動過程を、図1乃至図5を参照して簡単に説明する。
スクロール圧縮機1が駆動すると、固定子5に発生する誘導起電力によって、回転子6に固定されている駆動軸7が回転し、駆動軸7の上端に設けられた偏心部8に嵌められた旋回スクロール30が固定スクロール20に噛み合った状態で旋回する。
流入口4から流入した冷媒は、吸入室41を経て、旋回スクロール30と固定スクロール20とにより形成された圧縮室40に移動し、旋回スクロール30の旋回運動によって圧縮される。
高圧に圧縮された冷媒は、吐出室42と吐出口3とを経て外部に吐出される。
この時、スクロール圧縮機1が、設定された基準圧縮比を基準に低圧縮比で駆動する場合に、図2に示すように、背圧調節装置50のピストン60が上側に前進しながら第1の流路Pa1が開放され、第2の流路Pa2は閉鎖される。開放された第1の流路Pa1を通して相対的に高圧である第1の中間圧Pm1が背圧室43に付与される。
一方、スクロール圧縮機1が、設定された基準圧縮比を基準に高圧縮比で駆動する場合に、図3に示すように、背圧調節装置50のピストン60が下側に後退しながら第1の流路Pa1は閉鎖され、第2の流路Pa2が開放される。開放された第2の流路Pa2を通して相対的に低圧である第2の中間圧Pm1が背圧室43に付与される。
上述から明らかなように、背圧の大きさは高圧縮比及び低圧縮比で調節される。そのため、背圧の大きさは、圧縮比が変わるにもかかわらず適切に維持され、よって、スクロール圧縮機の稼働領域が広くなる。
特定の実施例を挙げて本発明の技術的思想を説明したが、本発明の権利範囲は特定実施例に限定されるものではない。特許請求の範囲に明示された本発明の技術的思想としての要旨から逸脱しない範囲内で、当該分野における通常の知識を有する者によって修正または変形可能な様々な実施例も、本発明の権利範囲に含まれるであろう。
1 スクロール圧縮機
2 筐体
3 吐出口
4 流入口
5 固定子
6 回転子
7 駆動軸
8 偏心部
9 フレーム
10 シーリング部材
20 固定スクロール
21 固定スクロールラップ
23 吐出ポート
30 旋回スクロール
31 旋回スクロールラップ
40 圧縮室
41 吸入室
42 吐出室
43 背圧室
44 第1の中間圧領域
45 第2の中間圧領域
50 背圧調節装置
51 第1の中間圧通路
52 第2の中間圧通路
53 背圧通路
54 吐出圧通路
55 吸入圧通路
56 シリンダー
57 上部内周面
58 下部内周面
59 シート部
60 ピストン
61 第1の開閉部
62 第2の開閉部
63 連結部
64 ピストン上端部
65 ピストン下端部
D1 ピストン上端部直径
D2 ピストン下端部直径
Pa1 第1の流路
Pa2 第2の流路
Pb 背圧
Pd 吐出圧
Ps 吸入圧
Pm1 第1の中間圧
Pm2 第2の中間圧

Claims (13)

  1. 外部から冷媒が流入する吸入室と、
    固定スクロールと旋回スクロールとにより形成されて、流入した冷媒を圧縮する圧縮室と、
    前記圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、
    第1の位置において前記圧縮室に連通する第1の中間圧領域と、
    前記第1の位置とは異なる第2の位置において前記圧縮室に連通する第2の中間圧領域と、
    前記旋回スクロールを加圧するように前記旋回スクロールの背面側に形成される背圧室と、
    圧縮比に応じて前記第1の中間圧領域または前記第2の中間圧領域のいずれか一方に前記背圧室が連通するように制御する背圧調節装置と、
    を含み、
    前記背圧調節装置は、前記第1の中間圧領域を前記背圧室に連通させる第1の流路、及び前記第2の中間圧領域を前記背圧室に連通させる第2の流路が形成されたシリンダーを含み、
    前記シリンダーの上部内周面は、前記シリンダーの下部内周面よりも小径であり、
    前記背圧調節装置が、前記第1の流路と前記第2の流路との間の中間位置では、前記第1の中間圧領域及び前記第2の中間圧領域双方に前記背圧室が連通するように制御することを特徴とする、スクロール圧縮機。
  2. 前記背圧調節装置は、前記シリンダーの内部に進退可能に収容されて、前記第1の流路と前記第2の流路とを選択的に開閉するピストンを含むことを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記ピストンの上端部に吐出圧が働くように、前記シリンダーの上部は前記吐出室に連通していることを特徴とする、請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記ピストンの下端部に吸入圧が働くように、前記シリンダーの下部は前記吸入室に連通していることを特徴とする、請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記シリンダーの下端部には、前記ピストンの下端部よりも小径のシート部が形成されることを特徴とする、請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記ピストンは、前記第1の流路を開閉する第1の開閉部と、前記第2の流路を開閉する第2の開閉部と、を含むことを特徴とする、請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記ピストンの上端部は、前記ピストンの下端部よりも小径であることを特徴とする、請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  8. 前記第1の中間圧領域及び前記第2の中間圧領域は、前記固定スクロールの内部に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  9. 前記第1の中間圧領域は、前記第2の中間圧領域に比べて、前記吐出室の近くに形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  10. 固定スクロールと噛み合って旋回しつつ冷媒を圧縮する旋回スクロールを支持するように前記旋回スクロールの背面に形成された背圧室と、
    圧縮比に応じて自動で、第1の中間圧、または前記第1の中間圧よりも小さい第2の中間圧のいずれか一方を前記背圧室に付与する背圧調節装置と、
    を含み、
    前記背圧調節装置は、前記第1の中間圧を前記背圧室に付与するための第1の流路、及び前記第2の中間圧を前記背圧室に付与するための第2の流路が形成されているシリンダーを含み、
    前記シリンダーの上部内周面は、前記シリンダーの下部内周面よりも小径であり、
    前記背圧調節装置が、前記第1の流路と前記第2の流路との間の中間位置では、前記第1の中間圧と前記第2の中間圧との間の圧力を前記背圧室に付与することを特徴とする、スクロール圧縮機。
  11. 前記シリンダーの内部に進退可能に収容されて、前記第1の流路と前記第2の流路とを選択的に開閉するピストンをさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載のスクロール圧縮機。
  12. 前記圧縮比は、前記吸入室の圧力に対する吐出室の圧力であることを特徴とする、請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機の旋回スクロールの背圧を調節する方法であって、
    冷媒を吸入室に取り込み、
    前記取り込まれた冷媒を、固定スクロール及び旋回スクロールによって形成された圧縮室において圧縮し、
    前記取り込まれた冷媒を吐出室に吐出し、
    背圧室を形成して背圧を前記旋回スクロールに付与し、
    前記圧縮室の異なる位置による異なる圧力を前記背圧室に連通させることによって前記背圧室の背圧を調節すること、
    を含むことを特徴とする方法。
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