JP6148595B2 - 可変バルブタイミング機構 - Google Patents

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Description

本発明は、可変バルブタイミング機構の技術に関する。
従来、エンジンの性能を決定づける設計因子として、「圧縮比」と「膨張比」が存在する。圧縮比とは、シリンダ内で空気を圧縮する際の圧縮前後の容積比をいい、膨張比とは、シリンダ内で空気(燃焼ガス)が膨張する際の膨張前後の容積比をいう。一般的なエンジンでは、圧縮比と膨張比が等しい値となっている。
ところで、圧縮比よりも膨張比が大きくなるように設計したエンジンが知られている(例えば特許文献1)。このようなエンジンは、ミラーサイクルエンジンと呼ばれ、一般的に吸気バルブの開閉時期を調節できる。しかし、吸気バルブの開閉時期を調節するには、複雑なリンク機構とアクチュエータが必要とされ、さまざまな要因から最適な開閉時期に調節できない場合があった。つまり、最適なバルブタイミングを実現できない場合があったのである。更に、気筒毎にバルブタイミングがバラついてしまうという問題もあった。
特開2012−92841号公報
本発明は、最適なバルブタイミングを実現できる可変バルブタイミング機構を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、カムシャフトの回転に応じて揺動する排気用スイングアームと、同じく前記カムシャフトの回転に応じて揺動する吸気用スイングアームと、前記排気用スイングアーム及び前記吸気用スイングアームを揺動自在に支持するスイングシャフトとで構成された可変バルブタイミング機構において、前記スイングシャフトは、前記排気用スイングアームを支持する主軸部と、前記吸気用スイングアームを支持する偏心軸部とが一体的に形成され、前記スイングシャフトの偏心軸部に隣接された一のシャフトサポータと、前記シャフトサポータから前記吸気用スイングアーム及び前記排気用スイングアームを隔てて配置された他のシャフトサポータとによって、前記スイングシャフトの主軸部が回動自在に支持され、前記可変バルブタイミング機構を複数備え、前記隣接する可変バルブタイミング機構のスイングシャフトを互いに自在継手を介して連結し、前記自在継手は、前記一のシャフトサポータと、隣接するスイングシャフトを支持する前記他のシャフトサポータとの間に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、スイングシャフトは、排気用スイングアームを支持する主軸部に吸気用スイングアームを支持する偏心軸部が設けられ、該偏心軸部に隣接された一のシャフトサポータと、該シャフトサポータから吸気用スイングアーム及び排気用スイングアームを隔てて配置された他のシャフトサポータとによって、主軸部が回動自在に支持されている。これにより、スイングシャフトの支持剛性が高まるので、回動時のガタつきを小さくすることができる。従って、最適なバルブタイミングを実現することが可能となる。
また、主軸部と偏心軸部を一体的に形成している。これにより、スイングシャフトの組立作業が不要となるので、該スイングシャフトに個体差が生じない(組立作業による誤差が生じない)。従って、更に最適なバルブタイミングを実現することが可能となる。
また、隣接するスイングシャフトを互いに連結している。これにより、複数の可変バルブタイミング機構を一のリンク機構とアクチュエータで動かせるので、可変バルブタイミング機構に個体差が生じない(リンク機構やアクチュエータの個体差及び組立作業による誤差が生じない)。従って、気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
また、隣接するスイングシャフトを自在継手を介して連結している。これにより、スイングシャフトの回動中心と隣接するスイングシャフトの回動中心のズレを許容して、回動時の振れを小さくすることができる。従って、更に気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
エンジンを示す図。 エンジンの内部構造を示す図。 エンジンの作動態様を示す図。 可変バルブタイミング機構を示す図。 排気用スイングアームと吸気用スイングアームの動作を示す図。 排気バルブと吸気バルブのバルブタイミングを示す図。 可変バルブタイミング機構の仕組工程を示す図。 可変バルブタイミング機構の連結工程を示す図。 スイングシャフトの連結構造を示す図。 可変バルブタイミング機構の駆動構造を示す図。 リンク機構及びアクチュエータの動作を示す図。 回動角度の制限構造を示す図。 スイングシャフトの回動角度を制限している状態を示す図。 スイングシャフトの回動角度を調節している状況を示す図。 可変バルブタイミング機構の取付位置を示す図。 他の実施形態に係るスイングシャフトを示す図。 他の実施形態に係る自在継手を示す図。 他の実施形態に係る可変バルブタイミング機構の取付位置を示す図。
まず、エンジン100について簡単に説明する。
図1は、エンジン100を示している。図2は、エンジン100の内部構造を示している。
エンジン100は、主に主体部1と、吸気経路部2と、排気経路部3と、燃料供給部4と、で構成されている。
主体部1は、燃料を燃焼させて得たエネルギーを回転運動に変換する。主体部1は、主にシリンダブロック11と、シリンダヘッド12と、ピストン13と、クランクシャフト14と、カムシャフト15と、で構成される。
主体部1には、シリンダブロック11に設けられたシリンダ11cと、該シリンダ11cに摺動自在に収納されたピストン13と、該ピストン13に対向するように配置されたシリンダヘッド12と、で燃焼室Cが構成されている。つまり、燃焼室Cとは、ピストン13の摺動運動によって容積が変化する内部空間を指す。ピストン13は、コネクティングロッドによってクランクシャフト14と連結されており、該ピストン13の摺動運動によってクランクシャフト14を回転させる。また、クランクシャフト14は、複数のギヤを介してカムシャフト15を回転させる。
吸気経路部2は、外部から吸入された空気を燃焼室Cへ導く。吸気経路部2は、空気が流れる方向に沿って、コンプレッサホイル(図示せず)と、吸気マニホールド21と、吸気パイプ22と、で構成される。なお、コンプレッサホイルは、ハウジング23に収納されている。
コンプレッサホイルは、回転することによって空気を圧縮する。本エンジン100において、吸気マニホールド21は、シリンダブロック11と一体的に形成されている。吸気マニホールド21は、空気室21rを構成し、該空気室21rには、コンプレッサホイルによって加圧された空気が導かれる。吸気パイプ22は、吸気マニホールド21の空気室21rとシリンダヘッド12の吸気ポート12Piがつながるように形成されている。
排気経路部3は、燃焼室Cから排出された排気を外部へ導く。排気経路部3は、排気の流れる方向に沿って、排気パイプ31と、排気マニホールド32と、タービンホイル(図示せず)と、で構成される。なお、タービンホイルは、ハウジング33に収納されている。
排気パイプ31は、シリンダヘッド12の排気ポート12Peと排気マニホールド32の排気路32tがつながるように形成されている。本エンジン100において、排気マニホールド32は、シリンダブロック11の上方に配置されている。排気マニホールド32は、排気路32tを構成し、該排気路32tには、排気パイプ31によって案内された排気が導かれる。タービンホイルは、排気を受けることによって回転し、上述したコンプレッサホイルを回転させる。
燃料供給部4は、燃料タンクから供給された燃料を燃焼室Cへ導く。燃料供給部4は、燃料が流れる方向に沿って、燃料噴射ポンプ41と、燃料噴射ノズル42と、で構成される。
燃料噴射ポンプ41は、シリンダブロック11の側部に取り付けられている。燃料噴射ポンプ41は、カムシャフト15の回転によって摺動するプランジャを備え、該プランジャの往復運動によって燃料を送り出す。燃料噴射ノズル42は、シリンダヘッド12を貫くように取り付けられている。燃料噴射ノズル42は、ソレノイドバルブを備え、該ソレノイドバルブが作動する時期や期間を調節することによって様々な噴射パターンを実現できる。
次に、エンジン100の作動態様について簡単に説明する。
図3は、エンジン100の作動態様を示している。なお、矢印Faは、空気の流れ方向を表し、矢印Feは、排気の流れ方向を表す。また、矢印Spは、ピストン13の摺動方向を表し、矢印Rcは、クランクシャフト14の回転方向を表す。
本エンジン100は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の各行程をクランクシャフト14が二回転する間に完結する4サイクルエンジンである。
吸気行程は、吸気バルブ12Viを開弁するとともにピストン13を下方へ摺動させて、燃焼室C内に空気を吸い込む行程である。ピストン13は、回転しているフライホイル16の慣性モーメントを利用して摺動する。こうして、エンジン100は、圧縮行程へ移行する。
圧縮行程は、吸気バルブ12Viを閉弁するとともにピストン13を上方へ摺動させて、燃焼室C内の空気を圧縮する行程である。ピストン13は、回転しているフライホイル16の慣性モーメントを利用して摺動する。その後、圧縮されて高温高圧となった空気中に燃料噴射ノズル42から燃料が噴射される。すると、燃料は、燃焼室C内で分散して蒸発し、空気と混合して燃焼を開始する。こうして、エンジン100は、膨張行程へ移行する。なお、圧縮比は、圧縮行程において実際に空気を圧縮できる燃焼室Cの容積比といえる。これは、厳密には「実圧縮比」といわれる。
膨張行程は、燃料を燃焼させて得たエネルギーによってピストン13を押し下げる行程である。ピストン13は、膨張した空気(燃焼ガス)に押されて摺動する。このとき、ピストン13の運動エネルギーからクランクシャフト14の運動エネルギーへ変換が行なわれる。そして、フライホイル16は、クランクシャフト14の運動エネルギーを蓄える。こうして、エンジン100は、排気行程へ移行する。なお、膨張比は、膨張行程において空気の膨張を運動エネルギーに変換できる燃焼室Cの容積比といえる。これは、厳密には「実膨張比」といわれる。
排気行程は、排気バルブ12Veを開弁するとともにピストン13を上方へ摺動させて、燃焼室C内の燃焼ガスを排気として押し出す行程である。ピストン13は、回転しているフライホイル16の慣性モーメントを利用して摺動する。こうして、エンジン100は、再び吸気行程へ移行する。
このように、エンジン100は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の各行程を繰り返すことにより、連続して運転できる。
次に、本エンジン100に採用されている可変バルブタイミング機構5について説明する。可変バルブタイミング機構5は、シリンダブロック11の内部に納められている。シリンダブロック11には、可変バルブタイミング機構5の収納室11rが外側に突出するように設けられている(図1及び図2参照)。
図4は、可変バルブタイミング機構5を示している。図5は、排気用スイングアーム52と吸気用スイングアーム53の動作を示している。そして、図6は、排気バルブ12Veと吸気バルブ12Viのバルブタイミングを示している。なお、矢印Psは、スイングシャフト51の回動方向を表す。また、矢印Seは、排気用スイングアーム52の揺動方向を表し、矢印Siは、吸気用スイングアーム53の揺動方向を表す。
可変バルブタイミング機構5は、主にスイングシャフト51と、排気用スイングアーム52と、吸気用スイングアーム53と、で構成されている。また、可変バルブタイミング機構5は、二つのシャフトサポータ54・55を備える。ここでは、一方のシャフトサポータ54を「第一シャフトサポータ54」、他方のシャフトサポータ55を「第二シャフトサポータ55」とする。
スイングシャフト51は、主体部分である主軸部51Mに偏心軸部51Eが一体的に形成されている。つまり、スイングシャフト51は、長手方向の途中で一部分だけが偏心した形状となっている。一般的に、かかるスイングシャフト51の形状を「クランク形状」という。なお、スイングシャフト51は、カムシャフト15に対して平行に配置されている。
スイングシャフト51の主軸部51Mには、排気用スイングアーム52が嵌められる。そのため、排気用スイングアーム52は、主軸部51Mを中心として揺動自在となっている。また、排気用スイングアーム52には、ローラ( 図示せず) が設けられており、該ローラがカムシャフト15のカムフェースに接した状態となっている。そのため、排気用スイングアーム52は、カムシャフト15の回転に応じて揺動する。すると、プッシュロッド17eがロッカーアーム18eを回動させ、該ロッカーアーム18eがバルブブリッジ19eを介して排気バルブ12Veを動かすのである(図2参照)。
スイングシャフト51の偏心軸部51Eには、吸気用スイングアーム53が嵌められる。そのため、吸気用スイングアーム53は、偏心軸部51Eを中心として揺動自在となっている。また、吸気用スイングアーム53には、ローラ53Rが設けられており、該ローラ53Rがカムシャフト15のカムフェースに接した状態となっている。そのため、吸気用スイングアーム53は、カムシャフト15の回転に応じて揺動する。すると、プッシュロッド17iがロッカーアーム18iを回動させ、該ロッカーアーム18iがバルブブリッジ19iを介して吸気バルブ12Viを動かすのである(図2参照)。
また、スイングシャフト51は、第一シャフトサポータ54と第二シャフトサポータ55によって主軸部51Mが回動自在に支持されている。そのため、スイングシャフト51の主軸部51Mは、該スイングシャフト51が回動しても、その位置は不動のままである。一方、スイングシャフト51の偏心軸部51Eは、該スイングシャフト51の回動に伴って移動する(回動中心Apを中心とした円周方向に移動する)。つまり、スイングシャフト51が回動すると、吸気用スイングアーム53の揺動中心Asのみが移動するのである。従って、吸気用スイングアーム53は、スイングシャフト51の回動前後で揺動運動の位相が変わる。
具体的に説明すると、図5(A)をスイングシャフト51の回動前とし、図5(B)をスイングシャフト51の回動後と定義すれば、スイングシャフト51の回動に伴って吸気バルブ12Viのバルブタイミングのみが遅くなるのである(図6の曲線SUC(H)から曲線SUC(L)に位相が変わる)。反対に、図5(B)をスイングシャフト51の回動前とし、図5(A)をスイングシャフト51の回動後と定義すれば、スイングシャフト51の回動に伴って吸気バルブ12Viのバルブタイミングのみが早くなるのである(図6の曲線SUC(L)から曲線SUC(H)に位相が変わる)。
次に、可変バルブタイミング機構5の仕組工程と連結工程について説明する。
図7は、可変バルブタイミング機構5の仕組工程を示している。図8は、可変バルブタイミング機構5の連結工程を示している。そして、図9は、スイングシャフト51の連結構造を示したものである。
本エンジン100は、複数の燃焼室Cが設けられた多気筒エンジンであるため、気筒と同じ数の可変バルブタイミング機構5が必要である。そのため、作業者は、一つずつ可変バルブタイミング機構5を仕組み、その後に連結していく。詳細には、互いに隣接するスイングシャフト51を連結していく。
まず、可変バルブタイミング機構5の仕組工程について説明する。但し、以下に説明する仕組順序に技術的な意義はなく、一つに限定するものではない。
最初に、作業者は、スイングシャフト51の主軸部51Mに排気用スイングアーム52を嵌める。作業者は、主軸部51Mの延長線上に排気用スイングアーム52の軸受52bを重ね、該排気用スイングアーム52をスライドさせて嵌める(矢印A1参照)。
次に、作業者は、スイングシャフト51の偏心軸部51Eに吸気用スイングアーム53を取り付ける。ここで、吸気用スイングアーム53の軸受53bは、ボディ53B側に設けられた半円形状の軸受とキャップ53C側に設けられた半円形状の軸受を合わせることによって円形状となる。つまり、吸気用スイングアーム53は、分割構造を採用している。これは、主軸部51Mと偏心軸部51Eを一体的に形成したことにより、分割構造でなければ、吸気用スイングアーム53を取り付けることができないからである。作業者は、偏心軸部51Eに対して垂直に交わる線上にボディ53Bとキャップ53Cを重ね、互いをボルトで固定して取り付ける(矢印A2参照)。
次に、作業者は、スイングシャフト51の主軸部51Mに第一シャフトサポータ54を嵌める。作業者は、主軸部51Mの延長線上に第一シャフトサポータ54の軸受54bを重ね、該第一シャフトサポータ54をスライドさせて嵌める。そして、作業者は、抜止めとしてサークリップ56を留める(矢印A3参照)。
最後に、作業者は、スイングシャフト51の主軸部51Mに第二シャフトサポータ55を嵌める。作業者は、主軸部51Mの延長線上に第二シャフトサポータ55の軸受55bを重ね、該第二シャフトサポータ55をスライドさせて嵌める(矢印A4参照)。
このようにして、可変バルブタイミング機構5は仕組まれる。本可変バルブタイミング機構5の特徴をまとめると以下のようになる。
第一の特徴として、スイングシャフト51は、排気用スイングアーム52を支持する主軸部51Mに吸気用スイングアーム53を支持する偏心軸部51Eが設けられ、該偏心軸部51Eに隣接された一のシャフトサポータ54と、該シャフトサポータ54から吸気用スイングアーム53及び排気用スイングアーム52を隔てて配置された他のシャフトサポータ55と、によって主軸部51Mが回動自在に支持されている。
即ち、本可変バルブタイミング機構5は、大きな荷重がかかる偏心軸部51Eの近傍にシャフトサポータ54を配置している。更に、シャフトサポータ54と他のシャフトサポータ55で吸気用スイングアーム53及び排気用スイングアーム52を挟み込み、両端支持構造としている。これにより、スイングシャフト51の支持剛性が高まるので、回動時のガタつきを小さくすることができる。従って、最適なバルブタイミングを実現することが可能となる。
また、第二の特徴として、主軸部51Mと偏心軸部51Eを一体的に形成している。
即ち、本可変バルブタイミング機構5は、予めクランク形状のワークを作成し、該ワークから所定の部分のみを切削して形成されたスイングシャフト51を採用している。これにより、スイングシャフト51の組立作業が不要となるので、該スイングシャフト51に個体差が生じない(組立作業による誤差が生じない)。従って、更に最適なバルブタイミングを実現することが可能となる。
次に、可変バルブタイミング機構5の連結工程について説明する。但し、可変バルブタイミング機構5の連結順序に技術的な意義はなく、一つに限定するものではない。ここでは、左右に配置された可変バルブタイミング機構5の間に一の可変バルブタイミング機構5を入れ、これらのスイングシャフト51を互いに連結する場面を説明する。
最初に、作業者は、スイングシャフト51の主軸部51Mに延長軸57を取り付ける。作業者は、主軸部51Mの当接面51fに延長軸57の当接面57fを合せ、互いをボルトで固定して取り付ける(矢印A5参照)。なお、延長軸57の端面には、回動中心Apに対して垂直に交わる方向にキー57kが形成されている。
次に、作業者は、延長軸57の端面に自在継手58を取り付ける。自在継手58の一方の端面には、回動中心Apに対して垂直に交わる方向にキー溝58daが形成されている。作業者は、延長軸57のキー57kに自在継手58のキー溝58daを合せ、該自在継手58を押し込んで取り付ける(矢印A6参照)。なお、自在継手58の他方の端面には、回動中心Apに対して垂直に交わる方向、且つキー溝58daに対しても垂直となる方向にキー溝58dbが形成されている。
次に、作業者は、左右の可変バルブタイミング機構5を構成するスイングシャフト51と連結しようとしているスイングシャフト51の位相を合わせる。スイングシャフト51の他方の端面には、回動中心Apに対して垂直に交わる方向にキー51kが形成されている。作業者は、これらのスイングシャフト51を回し、適宜の位相とする(矢印A7参照)。こうすることで、自在継手58のキー溝58dbとスイングシャフト51のキー51kが互いに平行となる。
最後に、作業者は、左右の可変バルブタイミング機構5に対して平行に維持しながら、これらの間に可変バルブタイミング機構5を入れる。このとき、自在継手58のキー溝58dbがスイングシャフト51のキー51kに沿って嵌め込まれる(矢印A8参照)。同時に、スイングシャフト51のキー51kが自在継手58のキー溝58dbに沿って嵌め込まれる(矢印A9参照)。
このようにして、可変バルブタイミング機構5は連結される。本可変バルブタイミング機構5を備えたエンジン100の特徴をまとめると以下のようになる。
第一の特徴として、隣接するスイングシャフト51を互いに連結している。
即ち、本エンジン100は、全ての可変バルブタイミング機構5が連動するように構成されている。これにより、複数の可変バルブタイミング機構5を後述する一のリンク機構6とアクチュエータ7で動かせるので、可変バルブタイミング機構5に個体差が生じない(リンク機構6やアクチュエータ7の個体差及び組立作業による誤差が生じない)。従って、気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
また、第二の特徴として、隣接するスイングシャフト51を自在継手58を介して連結している。
即ち、本エンジン100は、スイングシャフト51に取り付けられた延長軸57に対して一方向、隣接するスイングシャフト51に対してはその90度方向に滑動する自在継手58を用いた構造としている。かかる構造は、何らかの原因によって隣接するスイングシャフト51の回動中心Apがズレたとしても、互いを連結することができる。また、回動時にズレを吸収することができる。これにより、スイングシャフト51の回動中心Apと隣接するスイングシャフト51の回動中心Apのズレを許容して、回動時の振れを小さくすることができる。従って、更に気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
次に、可変バルブタイミング機構5を動かすための構造について説明する。
図10は、可変バルブタイミング機構5の駆動構造を示している。図11は、リンク機構6及びアクチュエータ7の動作を示している。なお、矢印Psは、スイングシャフト51の回動方向を表す。また、他の矢印は、各構成部品の動作方向を表す。
可変バルブタイミング機構5の駆動構造は、主にリンク機構6と、アクチュエータ7と、で構成されている。本エンジン100において、リンク機構6は、一側(後述するストッパ8と反対側)の最端のスイングシャフト51に接続されている。
リンク機構6は、後述するピストンロッド71の飛び出し動作若しくは引き込み動作をスイングシャフト51の回動動作に変換する。リンク機構6は、リンクシャフト61と、リンクアーム62と、リンクプレート63と、リンクロッド64と、で構成される。
リンクシャフト61は、スイングシャフト51を延長するように取り付けられている。リンクシャフト61の端部には、回動中心Apに対して平行に当接面61faが設けられている。従って、リンクシャフト61は、上述した当接面51fに当接面61faを合せた状態でボルトによって固定される。なお、リンクシャフト61の他方の端部には、回動中心Apに対して平行に当接面61fbが設けられている。
リンクアーム62は、リンクシャフト61に対して垂直となる方向に取り付けられている。リンクアーム62の端部には、回動中心Apに対して平行に当接面62fが設けられている。従って、リンクアーム62は、上述した当接面61fbに当接面62fを合せた状態でボルトによって固定される。なお、リンクアーム62の他方の端部には、ピン65を挿入するための軸孔が設けられている。
リンクプレート63は、リンクアーム62に対して回動できるように取り付けられている。リンクプレート63の端部には、ピン65を挿入するための軸孔が設けられている。従って、リンクプレート63は、上述したリンクアーム62の軸孔に該リンクプレート63の軸孔を重ね合わせた状態でピン65を挿入されることにより、回動自在となっている。なお、リンクプレート63の他方の端部には、ピン66を挿入するための軸孔が設けられている。
リンクロッド64は、リンクプレート63に対して回動できるように取り付けられている。リンクロッド64の端部には、ピン66を挿入するための軸孔が設けられている。従って、リンクロッド64は、上述したリンクプレート63の軸孔に該リンクロッド64の軸孔を重ね合わせた状態でピン66を挿入されることにより、回動自在となっている。なお、リンクロッド64の他方の端部には、ピストンロッド71と連結するための雌ネジ部が設けられている。
アクチュエータ7は、エンジン100の運転状態に基づいてリンク機構6を動かす。アクチュエータ7は、ピストンロッド71と、メインボディ72と、で構成される。
ピストンロッド71は、リンクロッド64に連結されている。ピストンロッド71の端部には、リンクロッド64と連結するための雄ネジ部が設けられている。従って、ピストンロッド71は、上述したリンクロッド64の雌ネジ部に該ピストンロッド71の雄ネジ部を螺合した状態でナットによって固定される。なお、ピストンロッド71の他方の端部は、メインボディ72に挿入されている。
メインボディ72は、ピストンロッド71の飛び出し動作若しくは引き込み動作を可能とする。メインボディ72の内部には、ピストンロッド71を動かすためのエアシリンダが設けられている。従って、メインボディ72は、エアシリンダに圧縮した空気を供給したり排出したりすることで、ピストンロッド71を動かすことができる。なお、本メインボディ72は、空気圧によって稼動するが、例えば油圧によって稼動するものでもよい。また、電気によって稼動するものでもよい。更に、本メインボディ72は、ピストンロッド71を飛び出した状態と引き込んだ状態のいずれかに維持するが、多段階若しくは無段階で維持できるものでもよい。
このような構造としたことにより、例えば図11(A)をピストンロッド71の飛び出し動作前とし、図11(B)をピストンロッド71の飛び出し動作後と定義すれば、ピストンロッド71の飛び出し動作に伴って連結されている全てのスイングシャフト51が一方に回動する。反対に、図11(B)をピストンロッド71の引き込み動作前とし、図11(A)をピストンロッド71の引き込み動作後と定義すれば、ピストンロッド71の引き込み動作に伴って連結されている全てのスイングシャフト51が他方に回動する。
このように、本エンジン100におけるアクチュエータ7は、リンク機構6を介して全てのスイングシャフト51の回動角度を制御できる。これにより、全ての気筒におけるバルブタイミングを一のリンク機構6を介して一のアクチュエータ7で制御できるので、それぞれのバルブタイミングに差異が生じにくい(リンク機構6やアクチュエータ7の個体差及び組立作業に起因する差異が生じにくい)。従って、気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
次に、スイングシャフト51の回動角度を制限するための構造について説明する。
図12は、回動角度の制限構造を示している。図13は、スイングシャフト51の回動角度を制限している状態を示している。なお、矢印Psは、スイングシャフト51の回動方向を表す。
回動角度の制限構造は、主にストッパ8で構成されている。本エンジン100において、ストッパ8は、他側(上述したリンク機構6と反対側)の最端のスイングシャフト51に接触するように配置されている。
ストッパ8は、略五角形のプレート81がフレーム82に取り付けられた構造となっている。
プレート81は、厚み方向の一辺81sが回動中心Apの近傍で、該回動中心Apに対して平行となるように配置されている。そして、プレート81には、かかる一辺81sを頂部とした斜面81faと斜面81fbが形成されている。このため、スイングシャフト51が一方に回動すると、該スイングシャフト51のキー51kが斜面81faに接触することとなる。また、スイングシャフト51が他方に回動すると、該スイングシャフト51のキー51kが斜面81fbに接触することとなる。
このような構造としたことにより、例えば図13(A)をスイングシャフト51の回動前とし、図13(B)をスイングシャフト51の回動後と定義すれば、連結されている全てのスイングシャフト51の回動がキー51kと斜面81fbの接触によって停止される。反対に、図13(B)をスイングシャフト51の回動前とし、図13(A)をスイングシャフト51の回動後と定義すれば、連結されている全てのスイングシャフト51の回動がキー51kと斜面81faの接触によって停止される。
このように、本エンジン100におけるストッパ8は、全てのスイングシャフト51の回動角度を制限できる。これにより、全ての気筒におけるバルブタイミングの位相変移量を一のストッパ8で制限できるので、それぞれのバルブタイミングに差異が生じにくい(ストッパの個体差及び組立作業に起因する差異が生じにくい)。従って、気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
次に、スイングシャフト51の回動角度を調節するための構造について説明する。
図14は、スイングシャフト51の回動角度を調節している状況を示している。
上述したように、プレート81は、厚み方向の一辺81sが回動中心Apの近傍で、該回動中心Apに対して平行となるように配置されている。従って、かかる一辺81sから回動中心Apまでの距離を自在に変更できれば、スイングシャフト51の回動角度が調節可能となる。そのため、本ストッパ8は、プレート81とフレーム82の間にシム83を挟み込める構造となっている。
このように、本エンジン100におけるストッパ8は、シム83の枚数が変わることにより、全てのスイングシャフト51の回動角度を調節できる。これにより、全ての気筒におけるバルブタイミングの位相変移量を一のストッパ8で調節できるので、それぞれのバルブタイミングに差異が生じにくい(調節作業に起因する差異が生じにくい)。従って、気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
加えて、上述したように、本エンジン100におけるリンク機構6は、一側の最端のスイングシャフト51に固定される。また、ストッパ8は、他側の最端のスイングシャフト51に接触するように配置される。これにより、全てのスイングシャフト51の回動がストッパ8によって制限されている場合に、全てのスイングシャフト51に一方向のトルクがかかった状態となるので、それぞれのバルブタイミングに差異が生じにくい(ガタつきに起因する差異が生じにくい)。従って、気筒毎のバルブタイミングのバラつきを低減させることが可能となる。
次に、可変バルブタイミング機構5の取付位置について説明する。
図15は、可変バルブタイミング機構5の取付位置を示している。なお、矢印Yは、上下方向を表す。
本エンジン100において、可変バルブタイミング機構5は、シリンダブロック11に設けられたトップデッキ11Tの下面に取り付けられる。これは、トップデッキ11Tの上面に潤滑油配管11Oを接続することで、可変バルブタイミング機構5の潤滑油経路を簡単に構成できるからである。つまり、シリンダブロック11の内部に複雑な油路を形成する必要がなく、シリンダブロック11の外側に潤滑油が通る配管を這わせればよいので、可変バルブタイミング機構5の潤滑油経路を簡単に構成できるのである。なお、可変バルブタイミング機構5は、トップデッキ11Tを介したボルトBによって該トップデッキ11Tに固定される。
以上が、本願の実施形態に係る可変バルブタイミング機構5及び可変バルブタイミング機構5を備えたエンジン100である。以下に、他の実施形態について説明する。
図16は、他の実施形態に係るスイングシャフト51を示している。
図16(A)に示すスイングシャフト51は、主軸部51Mの一端に偏心軸部51Eが形成されている。そして、偏心軸部51Eに主軸部となるジャーナルが形成された部品51Pmを取り付ける構造となっている。つまり、かかるスイングシャフト51は、部品51Pmを取り付けることによってクランク形状となるのである。このような構造により、吸気用スイングアーム53を分割構造にする必要がなくなる。部品51Pmを取り付ける前に、偏心軸部51Eの延長線上に吸気用スイングアーム53の軸受53bを重ね、該吸気用スイングアーム53をスライドさせて嵌めればよいからである。なお、部品51Pmは、ボルトBによって偏心軸部51Eに固定される。
一方、図16(B)に示すスイングシャフト51は、主軸部51Mを二つに分割した形状とし、その間に偏心軸部51Eとなる部品51Peを取り付ける構造となっている。つまり、かかるスイングシャフト51は、部品51Peを取り付けることによってクランク形状となるのである。このような構造により、吸気用スイングアーム53を分割構造にする必要がなくなる。また、スイングシャフト51の形状が単純化されるので、コストの低減を図ることが可能となる。なお、部品51Peは、ボルトBによって主軸部51Mに固定される。
図17は、他の実施形態に係る自在継手を示している。
図17(A)に示す自在継手58は、上述した延長軸57と一体になっている。かかる自在継手58は、回動中心Apに対して垂直に交わる方向にキー溝58dが形成されている。このような構造により、連結工程の工数が少なくなる。また、部品点数も少なくなるので、コストの低減を図ることが可能となる。
図17(B)に示す自在継手58も、上述した延長軸57と一体になっている。かかる自在継手58は、回動中心Apに対して垂直に交わる方向にキー58kが形成されている。そしてキー58kの中央には、ブロック58Bが嵌め込まれている。このような構造により、連結工程の工数が少なくなる。また、部品点数も少なくなるので、コストの低減を図ることが可能となる。
図18は、他の実施形態に係る可変バルブタイミング機構5の取付位置を示している。なお、矢印Yは、上下方向を表す。
図18(A)に示す取付位置は、シリンダブロック11に設けられたデッキ11Dの上面である。このような構造により、可変バルブタイミング機構5をデッキ11Dに置くことができるので、組立作業や分解作業が容易となる。この場合、可変バルブタイミング機構5は、デッキ11Dを介したボルトBによって該デッキ11Dに固定される。
図18(B)に示す取付位置は、シリンダブロック11の側壁11Wである。このような構造により、エンジン100の側方から可変バルブタイミング機構5の脱着が行なえるので、組立作業や分解作業が容易となる。この場合、可変バルブタイミング機構5は、キャップ11Cを介したボルトBによって該キャップ11Cとともに側壁11Wに固定される。
100 エンジン
1 主体部
15 カムシャフト
2 吸気経路部
3 排気経路部
4 燃料供給部
5 可変バルブタイミング機構
51 スイングシャフト
51M 主軸部
51E 偏心軸部
51k キー
52 排気用スイングアーム
52b 軸受
53 吸気用スイングアーム
53B ボディ
53C キャップ
53b 軸受
54 シャフトサポータ
54b 軸受
55 シャフトサポータ
55b 軸受
56 サークリップ
57 延長軸
57k キー
58 自在継手
58da キー溝
58db キー溝
6 リンク機構
61 リンクシャフト
62 リンクアーム
63 リンクプレート
64 リンクロッド
7 アクチュエータ
71 ピストンロッド
72 メインボディ
8 ストッパ
81 プレート
82 フレーム
83 シム

Claims (1)

  1. カムシャフトの回転に応じて揺動する排気用スイングアームと、
    同じく前記カムシャフトの回転に応じて揺動する吸気用スイングアームと、
    前記排気用スイングアーム及び前記吸気用スイングアームを揺動自在に支持するスイングシャフトとで構成された可変バルブタイミング機構において、
    前記スイングシャフトは、前記排気用スイングアームを支持する主軸部と、前記吸気用スイングアームを支持する偏心軸部とが一体的に形成され、
    前記スイングシャフトの偏心軸部に隣接された一のシャフトサポータと、前記シャフトサポータから前記吸気用スイングアーム及び前記排気用スイングアームを隔てて配置された他のシャフトサポータとによって、前記スイングシャフトの主軸部が回動自在に支持され、
    前記可変バルブタイミング機構を複数備え、
    前記隣接する可変バルブタイミング機構のスイングシャフトを互いに自在継手を介して連結し、
    前記自在継手は、前記一のシャフトサポータと、隣接するスイングシャフトを支持する前記他のシャフトサポータとの間に配置される
    ことを特徴とする可変バルブタイミング機構。
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