JP6148307B2 - アクセスポイント管理サーバ、通信システム、アクセスポイント管理方法及びアクセスポイント管理プログラム - Google Patents

アクセスポイント管理サーバ、通信システム、アクセスポイント管理方法及びアクセスポイント管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、アクセスポイント管理サーバ、通信システム、アクセスポイント管理方法及びアクセスポイント管理プログラムに関する。
近年、無線LANサービスが広く普及している。そして、無線LANサービスを提供するためのアクセスポイント(以下、APという。)の設置場所は、オフィスや家庭に限らず公衆エリアの店舗などにも広がっている。このように色々な場所に設置されるようになり、APの設置数は、増加の一途を辿っている。APと無線通信可能な無線LAN端末(以下、STA:Stationという)は、通信のために帰属するAPを選択する際に、受信信号強度やSTA所有者の指定に基づいてAPを選択している。
特開平08−274782号公報 特開2002−359864号公報
APが複数密集して設置される環境では、STAの帰属が一つのAPに集中する場合がある。このような場合に、APは、過大な負荷を負うことになり、無線通信のスループット(単位時間あたりのデータ転送量)等の通信性能が悪化するという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、アクセスポイントにおける無線通信の通信性能を改善することができるアクセスポイント管理サーバ、通信システム、アクセスポイント管理方法及びアクセスポイント管理プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、利用者端末に対して無線LANサービスを提供する複数のアクセスポイントと通信を行う第1の通信部と、複数の前記アクセスポイントから前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を取得する情報取得部と、複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得部が取得した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御部と、を備えるアクセスポイント管理サーバである。
本発明の一態様は、上記のアクセスポイント管理サーバであって、前記情報取得部が取得した前記無線通信情報に基づいて、前記アクセスポイントと当該アクセスポイントに帰属している利用者端末との通信性能に関する情報である帰属情報、前記アクセスポイント毎の通信性能に関する情報である通信性能情報及び前記利用者端末と通信可能な位置にあるアクセスポイントに関する情報であるアクセスポイント情報の少なくとも一つを作成する情報作成部をさらに備え、前記帰属制御部は、前記情報作成部が作成した前記帰属情報、前記通信性能情報及び前記アクセスポイント情報の少なくとも一つに基づいて、利用者端末に対する帰属の制御を行う。
本発明の一態様は、上記のアクセスポイント管理サーバであって、前記アクセスポイントは、無線通信における通信負荷が高いか否かを判断する判断部と、前記判断部において前記通信負荷が高いと判断した場合にアラートを前記第1の通信部へ通知するアラート通知部とを備え、前記情報取得部は、前記アクセスポイントからの前記アラートの通知に応じて前記無線通信情報を取得する。
本発明の一態様は、利用者端末と無線通信を行う複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントに対して前記利用者端末との無線通信における帰属を制御するアクセスポイント管理サーバとを備える通信システムであって、前記アクセスポイントは、前記利用者端末と無線LANによる無線通信を行う無線通信部と、ネットワークを介して前記アクセスポイント管理サーバと通信を行う第2の通信部と、前記アクセスポイント管理サーバからの依頼に応じて、前記無線通信部における前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を収集する情報収集部と、前記情報収集部が収集した前記無線通信情報を前記アクセスポイント管理サーバへ前記第2の通信部を介して送信する情報送信部と、を備え、前記アクセスポイント管理サーバは、前記アクセスポイントと通信を行う第1の通信部と、複数の前記アクセスポイントから前記無線通信情報を受信する情報取得部と、複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得部が受信した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御部と、を備える通信システムである。
本発明の一態様は、利用者端末に対して無線LANサービスを提供する複数のアクセスポイントと通信を行う第1の通信部を備えるアクセスポイント管理サーバを用いたアクセスポイント管理方法であって、複数の前記アクセスポイントから前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を取得する情報取得ステップと、複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得ステップにおいて取得した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御ステップと、を有するアクセスポイント管理方法である。
本発明の一態様は、利用者端末に対して無線LANサービスを提供する複数のアクセスポイントと通信を行う第1の通信部を備えるアクセスポイント管理サーバで実行されるアクセスポイント管理プログラムであって、複数の前記アクセスポイントから前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を取得する情報取得ステップと、複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得ステップにおいて取得した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのアクセスポイント管理プログラムである。
本発明により、アクセスポイントにおける無線通信の通信性能を改善することができる。
本実施形態におけるAP管理サーバと、アクセスポイントとを備える通信システムの構成例を示す図である。 本実施形態におけるアクセスポイント3の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態における閾値情報DB303のデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるAP管理サーバ2の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるアラート情報DB221及び帰属情報DB222のデータ構成例を示す図である。 本実施形態における通信性能情報DB223及び周辺AP情報DB224のデータ構成例を示す図である。 本実施形態における通信システムのする動作を示すシーケンス図である。 AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第1のフロー図である。 AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第2のフロー図である。 通知AP帰属STAリストL1の具体例を示す図である。 第1変更STA候補リストL2の具体例を示す図である。 AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第3のフロー図である。 第2変更STA候補リストL3及び帰属STAリストL4の具体例を示す図である。 AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第4のフロー図である。 AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第5のフロー図である。 AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第6のフロー図である。 本実施形態におけるAP管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る一実施形態におけるアクセスポイント(AP)を管理するアクセスポイント管理サーバ(以下、AP管理サーバいう。)と、アクセスポイントとを備える通信システムについて説明する。
図1は、本実施形態におけるAP管理サーバと、アクセスポイントとを備える通信システムの構成例を示す図である。本実施形態の通信システム1は、AP管理サーバ2と、アクセスポイントであるアクセスポイント3−1、3−2、3−3(以下、アクセスポイント3という)とを備える構成である。
AP管理サーバ2は、ネットワーク5を介してアクセスポイント3と接続されており、複数のアクセスポイント3における無線通信のスループットやフレームロス率等の値が、各アクセスポイント3でバラつかないよう管理するサーバである。アクセスポイント3は、無線LAN端末であるSTA4−1、4−2、4−3、…、4−n(以下、STA4という)に対して、例えばWi−Fi(登録商標)サービス等の無線LANサービスを提供する。無線通信可能エリア3−1A、3−2A、3−3Aは、それぞれ各アクセスポイント3−1、3−2、3−3がSTA4と無線通信可能な範囲を示す。
STA4は、アクセスポイント3と無線LANサービスを利用可能な無線LAN端末であって、例えば、携帯電話等の移動体通信端末である。STA4は、無線通信可能エリア3−1A、3−2A、3−3A内に存在するn台(nは4以上の自然数)のSTA4−1、4−2、4−3、…、4−nを含む。図1では、4台目〜n−1台目までのSTAを省略している。アクセスポイント3と通信可能な状態のSTA4は、アクセスポイント3に帰属しているという。
図1では、STA4−1は、アクセスポイント3−1に帰属しており、アクセスポイント3−1からの受信電力は−50dBmである。また、STA4−1は、無線通信可能エリア3−1Aと無線通信可能エリア3−2Aとが重なるエリア内に位置している。STA4−2は、アクセスポイント3−2に帰属しており、アクセスポイント3−2からの受信電力は−50dBmである。また、STA4−2は、無線通信可能エリア3−2A内に位置している。STA4−3は、アクセスポイント3−3に帰属しており、アクセスポイント3−3からの受信電力は−50dBmである。また、STA4−3は、無線通信可能エリア3−3A内に位置している。STA4−nは、アクセスポイント3−1に帰属しており、アクセスポイント3−1からの受信電力は−40dBmである。また、STA4−nは、無線通信可能エリア3−1Aと無線通信可能エリア3−3Aとが重なるエリア内に位置している。
AP管理サーバ2は、各アクセスポイント3に対して複数のSTA4が帰属している場合に、特定のアクセスポイント3に対して帰属するSTA4の内、一部のSTA4の帰属を切断させる制御、及び、他のアクセスポイントに対して一部のSTA4を帰属させる制御を行う。AP管理サーバ2は、STA4が各無線通信可能エリア3−1A、3−2A、3−3A内に均一に存在する場合に、管理対象となる全てのアクセスポイント3においてスループット・フレームロス率等の値がほぼ均一となるように、アクセスポイント3に対するSTA4の帰属を制御する。これにより、AP管理サーバ2は、最適なアクセスポイント3とSTA4との帰属関係を構築することができる。
AP管理サーバ2は、管理対象の全てのアクセスポイント3から、STA4の帰属状況や通信品質に関する情報であるアクセスポイント情報を収集する機能を有する。AP管理サーバ2は、各アクセスポイント3からアクセスポイント情報を取得する。これにより、AP管理サーバ2は、STA4の帰属が集中しているアクセスポイント3や、STA4の帰属がほとんどないアクセスポイント3等を把握することができる。
AP管理サーバ2は、例えば、STA4の帰属が集中しているアクセスポイント3から、STA4の帰属が少ないアクセスポイント3へ、STA4の帰属を移動させる等の帰属の制御を行う機能を有する。このように、AP管理サーバ2は、アクセスポイント3とSTA4との帰属関係を管理することにより、特定のアクセスポイント3に通信負荷が集中することを防ぎ、管理対象となる複数のアクセスポイント3全体としての通信性能を改善することができる。
次に、本実施形態におけるアクセスポイント3の機能構成例について説明する。
図2は、本実施形態におけるアクセスポイント3の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、アクセスポイント3は、制御部300と、通信部301と、アラート処理部302と、閾値情報DB(データベース)303と、無線通信部304と、情報収集処理部305と、収集情報DB306と、リスト処理部307と、リスト格納部308とを備える。
制御部300は、アクセスポイント3内の各部を制御する。制御部300は、無線通信部304における無線通信のスループット合計及びフレームロス率等の情報をより取得して、アラート処理部302へ出力する。制御部300は、無線通信部304における無線通信に関する制御を行う機能も有する。通信部301は、ネットワーク5を介してAP管理サーバ2と通信を行う。
アラート処理部302は、閾値情報DB303に格納されているスループット合計及びフレームロス率の閾値を参照して、無線通信部304における無線通信のスループット合計又はフレームロス率が参照した閾値を超えたか否かを判定する。アラート処理部302は、無線通信部304における無線通信のスループット合計及びフレームロス率が参照した閾値を超えたと判定した場合は、通信部301を介してAP管理サーバ2へアラート通知を出力する。
閾値情報DB303は、無線通信部304における無線通信のスループット合計及びフレームロス率についてアラート処理部302がアラート信号を出すか否かを判断する際に参照する閾値を格納する。ここで、本実施形態における閾値情報DB303のデータ構成例について説明する。図3は、本実施形態における閾値情報DB303のデータ構成例を示す図である。図3に示すとおり、閾値情報DB303は、各アクセスポイントを識別する「AP3−1」、「AP3−2」、「AP3−3」という情報に対応させて、それぞれのスループット合計に関する閾値「200Mbps」、「200Mbps」、「200Mbps」と、フレームロス率に関する閾値「50%」、「50%」、「50%」とを格納している。
無線通信部304は、制御部300の制御に応じてSTA4と無線LANサービスを利用した無線通信を行う。情報収集処理部305は、無線通信部304を介して、帰属するSTA4に関する情報であるSTA情報、STA4における帰属先APからの受信電力(受信信号強度)に関する情報である電波情報及びSTA4における帰属先APとの通信におけるスループットに関する情報であるスループット情報等を、通信可能な周辺の複数のSTA4から収集する。情報収集処理部305は、AP管理サーバ2から無線通信部304を介して周辺のSTA4に関する情報等を収集するよう指示する信号である情報収集信号を受信して、その情報収集信号に応じて帰属するSTA4から情報の取得を行い、取得した情報をAP管理サーバ2へ送信する。
収集情報DB306は、情報収集処理部305が収集した情報を格納しておくデータベースである。リスト処理部307は、リスト格納部308から参照した帰属STAリストに応じて、帰属するSTA4の制御を制御部300へ指示する。これにより、制御部300は、無線通信部304を制御して、帰属STAリストに掲載されたSTA4のみを帰属させる。リスト格納部308は、AP管理サーバ2から受信した帰属STAリストを格納する。アクセスポイント3は、リスト格納部308に帰属STAリストを格納している間は帰属STAリストに掲載されているSTA4のみを帰属させる制御を継続する。
リスト処理部307は、AP管理サーバ2から帰属STAリストの削除を命じる信号を受信した場合は、リスト格納部308に格納している帰属STAリストを削除して、制御部300に帰属STAリストを削除したことを示す信号を送信する。これにより、制御部300は、帰属STAリストに掲載されているSTA4のみを帰属させる制御を停止して、通常の帰属制御を行うよう無線通信部304を制御する。
次に、本実施形態におけるAP管理サーバ2の機能構成例について説明する。
図4は、本実施形態におけるAP管理サーバ2の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、AP管理サーバ2は、制御部200と、通信部201と、アラート処理部202と、情報収集処理部203と、DB作成処理部204と、STA選定処理部205と、リスト格納部206と、リスト処理部207と、アラート情報DB221と、帰属情報DB222と、通信性能情報DB223と、周辺AP情報DB224とを備える。
制御部200は、AP管理サーバ2内の破線で囲った各部の制御を行う。また、制御部200は、アラート情報DB221、帰属情報DB222、通信性能情報DB223及び周辺AP情報DB224に格納されている情報を参照することができる。図4に示していないが、制御部200と、AP管理サーバ2内の各部とは制御信号を送受信する制御線で接続されている。通信部201は、ネットワーク5を介してアクセスポイント3と通信を行う。
アラート処理部202は、通信部201を介してアクセスポイント3からアラート通知を受信した場合に、アラート情報DB221おいて、受信したアラート通知で特定されるアクセスポイント3に対応するアラート通知フラグを1に変更する処理を行う。アラート情報DB221は、各アクセスポイント3を特定する情報に対応させて、アラート通知の有無を示すフラグであるアラート通知フラグを格納する。本実施形態においては、アラート通知フラグ=「1」でアラート通知有りを示し、アラート通知フラグ=「0」でアラート通知無しを示す。また、初期値は、アラート通知フラグ=「0」である。
ここで、本実施形態におけるアラート情報DB221のデータ構成例について説明する。図5(A)は、本実施形態におけるアラート情報DB221のデータ構成例を示す図である。図5(A)に示すとおり、アラート情報DB221は、各アクセスポイントを識別する「AP3−1」、「AP3−2」、「AP3−3」という情報に対応させて、アラート通知フラグ「1」、「0」、「0」を格納している。制御部200は、アラート情報DB221においてアラート通知フラグが「1」に変化すると、情報収集処理部203へ情報収集処理の指示を行う。
情報収集処理部203は、制御部200の指示に応じて、通信部201を介して管理対象の全てのアクセスポイント3に対して、STA情報、電波情報及びスループット情報等を収集するよう依頼する信号である情報収集信号を送信する。これにより、各アクセスポイント3は、STA情報、電波情報及びスループット情報等を収集する処理を行い、収集した情報をAP管理サーバ2へ送信する。情報収集処理部203は、通信部201を介して各アクセスポイント3からSTA情報、電波情報及びスループット情報等を受信する。
DB作成処理部204は、情報収集処理部203が受信したSTA情報、電波情報及びスループット情報等に基づいて、帰属情報DB222、通信性能情報DB223及び周辺AP情報DB224を作成する。
ここで、本実施形態における帰属情報DB222のデータ構成例について説明する。図5(B)は、本実施形態における帰属情報DB222のデータ構成例を示す図である。図5(B)に示すとおり、帰属情報DB222は、各STA4を識別する情報に関連付けて、各STA4が帰属するアクセスポイント3を識別する情報と、アクセスポイント3のMACアドレス(Media Access Control address)と、各STA4と帰属するアクセスポイント3との無線通信の受信電力と、各STA4と帰属するアクセスポイント3との無線通信のスループットと、各STA4と帰属するアクセスポイント3との無線通信のフレームロス率とを格納している。各STA4を識別する情報は、「STA4−1」、「STA4−2」、「STA4−3」、「STA4−n」が格納されている。
「STA4−1」に関連付けて、「AP3−1」、MACアドレス「aa:aa:aa:aa:aa:aa:aa」、受信電力「−50dBm」、スループット「80Mbps」、フレームロス率「40%」が格納されている。「STA4−2」に関連付けて、「AP3−2」、MACアドレス「bb:bb:bb:bb:bb:bb:bb」、受信電力「−50dBm」、スループット「200Mbps」、フレームロス率「30%」が格納されている。「STA4−3」に関連付けて、「AP3−3」、MACアドレス「cc:cc:cc:cc:cc:cc:cc」、受信電力「−50dBm」、スループット「120Mpbs」、フレームロス率「25%」が格納されている。「STA4−n」に関連付けて、「AP3−1」、MACアドレス「dd:dd:dd:dd:dd:dd:dd」、受信電力「−40dBm」、スループット「130Mbps」、フレームロス率「40%」が格納されている。
次に、本実施形態における通信性能情報DB223のデータ構成例について説明する。図6(A)は、本実施形態における通信性能情報DB223のデータ構成例を示す図である。図6(A)に示すとおり、通信性能情報DB223は、各アクセスポイント3を識別する情報に関連付けて、各アクセスポイント3のスループットの合計値と、各アクセスポイント3のフレームロス率の合計値とを格納している。
「AP3−1」に関連付けて、スループット合計「210Mbps」、フレームロス率合計「X%」が格納されている。「AP3−2」に関連付けて、スループット合計「200Mbps」、フレームロス率合計「Y%」が格納されている。「AP3−3」に関連付けて、スループット合計「120Mbps」、フレームロス率合計「Z%」が格納されている。
次に、本実施形態における周辺AP情報DB224のデータ構成例について説明する。図6(B)は、本実施形態における周辺AP情報DB224のデータ構成例を示す図である。図6(B)に示すとおり、周辺AP情報DB224は、各STA4を識別する情報に関連付けて、各STA4と通信可能な周辺のアクセスポイント3を識別する情報である「周辺AP情報」と、各STA4と通信可能な各アクセスポイント3との無線通信の受信電力である「周辺APの受信電力」とを格納している。ここで、各STA4と通信可能な周辺のアクセスポイント3は、各STA4を帰属させていないアクセスポイント3である。
「STA4−1」に関連付けて、周辺AP情報「AP3−2」、周辺APの受信電力「−70dBm」が格納されている。「STA4−1」に関連付けて、周辺AP情報「AP3−3」、周辺APの受信電力「−60dBm」が格納されている。「STA4−2」に関連付けて、周辺AP情報「−」、周辺APの受信電力「−」が格納されている。「STA4−3」に関連付けて、周辺AP情報「−」、周辺APの受信電力「−」が格納されている。「STA4−n」に関連付けて、周辺AP情報「AP3−2」、周辺APの受信電力「−60dBm」が格納されている。「STA4−n」に関連付けて、周辺AP情報「AP3−3」、周辺APの受信電力「−50dBm」が格納されている。なお、周辺AP情報「−」及び周辺APの受信電力「−」は、帰属しているアクセスポイント3以外に通信可能なアクセスポイント3が周辺にない状態を示している。
STA選定処理部205は、アラート通知フラグ=1のアクセスポイント3(以下、通知APという)に帰属するSTA4の中から、帰属を変更するSTA4を選定する。STA選定処理部205は、通知APに帰属するSTA4のリストである通知AP帰属STAリストを作成する機能を有する。STA選定処理部205は、作成した通知AP帰属STAリストに基づいて、帰属を変更するSTA4の候補のリストである変更STA候補リストを作成する機能を有する。STA選定処理部205は、変更STA候補リストに基づいて、帰属を変更するSTA4を1つ選定する。 STA選定処理部205は、アラート情報DB221、帰属情報DB222、通信性能情報DB223及び周辺AP情報DB224を参照して、STA4を選定する処理を行う。
リスト格納部206は、STA選定処理部205が作成した通知AP帰属STAリスト及び変更STA候補リストを格納する。
リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4の帰属の変更を反映した帰属STAリストを作成して、通信部201を介して各アクセスポイント3へ送信する。帰属STAリストとは、各アクセスポイント3を識別するAP識別情報と、AP識別情報に対応するアクセスポイント3が帰属を許可するSTA4を特定するSTA識別情報との対応の一覧が記載されたリストである。アクセスポイント3のリスト格納部308に帰属STAリストが格納されると、帰属STAリストにおいて、AP識別情報に対応してSTA識別情報が記載されていないSTA4は、そのAP識別情報で特定されるアクセスポイント3に帰属することができない。
次に、本実施形態における通信システム1の動作について説明する。
図7は、本実施形態における通信システム1の動作を示すシーケンス図である。図7に示すように、まず、STA4−1は、アクセスポイント3−1(AP3−1)に帰属する(ステップS101)。これにより、アクセスポイント3−1のスループットが閾値情報DB303に格納された閾値を超えたと判断した場合に、アラート処理部302は、AP管理サーバ2へアラート通知を出力する(ステップS102)。
AP管理サーバ2は、アラート通知の受信に応じて、アクセスポイント3−1(AP3−1)及びアクセスポイント3−3(AP3−3)を含む管理対象の全てのアクセスポイント3に対して、STA情報、電波情報及びスループット情報等を収集するよう依頼する信号である情報収集信号を送信する(ステップS103)。これにより、アクセスポイント3の情報収集処理部305は、STA4−1を含むSTA4からSTA情報、電波情報及びスループット情報等を取得する(ステップS104)。
アクセスポイント3の情報収集処理部305は、取得したSTA情報、電波情報及びスループット情報等をAP管理サーバ2へ送信する(ステップS105)。AP管理サーバ2のSTA選定処理部205は、アクセスポイント3から受信したSTA情報、電波情報及びスループット情報等に基づいて、アクセスポイント3−1に帰属している複数のSTA4の中から帰属を変更するSTAを選択する(ステップS106)。リスト処理部207は、選択されたSTAの帰属先の変更を反映した帰属STAリストを作成して、管理対象の全てのアクセスポイント3に対して送信する(ステップS107)。ここでは、STA4−1の帰属先を、アクセスポイント3−1(AP3−1)からアクセスポイント3−3(AP3−3)に変更する帰属STAリストが送信されたとする。
アクセスポイント3−1(AP3−1)は、受信した帰属STAリストに応じてSTA4−1の帰属を切断する(ステップS108)。これにより、STA4−1は、アクセスポイント3−1(AP3−1)に帰属要求を送信しても接続することができない(ステップS109)。STA4−1がアクセスポイント3−3(AP3−3)に帰属要求を送信することで、アクセスポイント3−3(AP3−3)は、STA4−1を帰属させる(ステップS110)。
以上の通信システム1の動作によって、通信負荷の高いアクセスポイント3−1(AP3−1)に帰属しているSTA4−1の帰属を解消することで、アクセスポイント3−1(AP3−1)の通信負荷を低減することができる。また、帰属の変更先となるアクセスポイント3の通信負荷に関する情報も把握しているので、帰属済みのSTA4を通信負荷の少ないアクセスポイント3に帰属するよう制御することができる。これにより、複数のアクセスポイント3における通信負荷の偏りを低減することができる。
次に、通信システム1のAP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作について、図8、図9、図12、図14〜図16のフロー図を用いて、通知AP帰属STAリスト及び変更STA候補リストの具体例を示しながら説明する。
図8は、AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第1のフロー図である。アクセスポイント3のアラート処理部302は、閾値情報DB303を参照して、無線通信部304における無線通信のスループット合計又はフレームロス率が参照した閾値を超えたか否かを判定する(ステップS201)。無線通信部304における無線通信のスループット合計又はフレームロス率が参照した閾値を超えていないと判定した場合(ステップS201のNO)は、アラート処理部302は、ステップS201に戻る。
無線通信部304における無線通信のスループット合計又はフレームロス率が参照した閾値を超えたと判定した場合(ステップS201のYES)は、アラート処理部302は、通信部301を介してAP管理サーバ2へアラート通知を送信する(ステップS202)。AP管理サーバ2のアラート処理部202は、通信部201を介してアクセスポイント3からアラート通知を受信した場合に、アラート情報DB221おいて、受信したアラート通知で特定されるアクセスポイント3に対応するアラート通知フラグを1に変更する(ステップS203)。
情報収集処理部203は、管理対象の全てのアクセスポイント3に対して、STA情報、電波情報及びスループット情報等を収集するよう依頼する信号である情報収集信号を送信する(ステップS204)。各アクセスポイント3は、STA情報、電波情報及びスループット情報等を収集する処理を行い(ステップS205)、収集した情報をAP管理サーバ2へ送信する(ステップS206)。情報収集処理部203は、通信部201を介して各アクセスポイント3からSTA情報、電波情報及びスループット情報等を受信する。DB作成処理部204は、情報収集処理部203が受信したSTA情報、電波情報及びスループット情報等に基づいて、帰属情報DB222、通信性能情報DB223及び周辺AP情報DB224を作成する(ステップS207)。
図9は、AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第2のフロー図である。AP管理サーバ2のSTA選定処理部205は、通知APに帰属するSTA4のリストである図10に示す通知AP帰属STAリストL1を作成する(ステップS208)。図10は、通知AP帰属STAリストL1の具体例を示す図である。図10に示すように、通知AP帰属STAリストL1は、通知APに帰属するSTA4を識別するSTA識別情報に対応させて、帰属の変更先候補となるアクセスポイント3との無線通信の受信電力である「帰属先受信電力」と、通信APであるアクセスポイント3との無線通信のスループットである「帰属元スループット」と、帰属の変更先候補となるアクセスポイント3を識別するAP識別情報と、帰属の変更先候補となるアクセスポイント3における無線通信のスループットの合計である「帰属先スループット」とを格納するリストである。
STA識別情報「STA4−n」に関連付けて、帰属先受信電力「−50dBm」、帰属元スループット「130Mbps」、AP識別情報「AP3−3」及び帰属先スループット「120Mbps」を対応付けている。STA識別情報「STA4−n」に関連付けて、帰属先受信電力「−60dBm」、帰属元スループット「130Mbps」、AP識別情報「AP3−2」及び帰属先スループット「200Mbps」を対応付けている。STA識別情報「STA4−1」に関連付けて、帰属先受信電力「−60dBm」、帰属元スループット「80Mbps」、AP識別情報「AP3−3」及び帰属先スループット「120Mbps」を対応付けている。STA識別情報「STA4−1」に関連付けて、帰属先受信電力「−70dBm」、帰属元スループット「80Mbps」、AP識別情報「AP3−2」及び帰属先スループット「200Mbps」を対応付けている。
STA選定処理部205は、通知AP帰属STAリストL1からSTA4を1つずつ選択する(ステップS209)。なお、通知AP帰属STAリストL1におけるSTA4は、帰属先受信電力の大きさ順に並べられているので、ステップS209においては、その順番で選択される。
STA選定処理部205は、選択したSTA4を帰属先候補のアクセスポイント3に帰属させたと仮定した場合のアクセスポイント3のスループット合計を推定し、推定したスループット合計が閾値を超えたか否かを判断する(ステップS210)。スループット合計を推定する計算式は、以下の式である。
スループットの推定値=帰属元スループット+帰属先スループット
通知AP帰属STAリストL1に対して、全てのSTA4について推定したスループット合計を対応させたものが図10下段に示す通知AP帰属STAリストL1’である。
ここで、推定したスループット合計が閾値以下と判断した場合(ステップS210のYES)には、STA選定処理部205は、ステップS209において選択したSTA4を第1変更STA候補リストL2に追加する(ステップS211)。ここでは、通知AP帰属STAリストL1’の3行目に示されるように、STA4−1をアクセスポイント3−3(AP3−3)に帰属するよう変更した場合にのみ、帰属先スループットが閾値以下となる。よって、STA選定処理部205は、通知AP帰属STAリストL1’の3行目のSTA4−1を第1変更STA候補リストL2に追加する。
図11は、第1変更STA候補リストL2の具体例を示す図である。図11に示すように、第1変更STA候補リストL2は、通知APに帰属するSTA4を識別するSTA識別情報に対応させて、「帰属先受信電力」と、「帰属元スループット」と、帰属の変更先候補となるアクセスポイント3を識別するAP識別情報とを格納するリストである。STA識別情報「STA4−1」に関連付けて、帰属先受信電力「−60dBm」、帰属元スループット「80Mbps」及びAP識別情報「AP3−3」を対応付けている。
STA選定処理部205は、通知AP帰属STAリストL1に含まれる全てのSTA4について処理したか判断する(ステップS212)。また、推定したスループット合計が閾値を超えたと判断した場合(ステップS210のNO)には、STA選定処理部205は、ステップS212へ進む。通知AP帰属STAリストL1に含まれる全てのSTA4について処理していない判断した場合(ステップS212のNO)は、STA選定処理部205は、ステップS209に戻る。
図12は、AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第3のフロー図である。通知AP帰属STAリストL1に含まれる全てのSTA4について処理したと判断した場合(ステップS212のYES)は、図12に示すようにSTA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2にSTA4が存在するか否かを判断する(ステップS213)。第1変更STA候補リストL2にSTA4が存在しないと判断した場合は、STA選定処理部205は、ステップS201に戻る。第1変更STA候補リストL2にSTA4が存在すると判断した場合は、STA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2に含まれるSTA4を1つずつ選択する(ステップS214)。
STA選定処理部205は、通知APであるアクセスポイント3を帰属元APとして、ステップS214において選択したSTA4の帰属を他のアクセスポイント3に変更したと仮定して、帰属変更後の帰属元APのスループット合計を以下の式で推定する。
帰属変更後の帰属元APのスループット合計=帰属元スループットの合計−帰属元スループット
ここで、帰属元スループットの合計とは、帰属変更前の帰属元APのスループットの合計である。第1変更STA候補リストL2に対して、全てのSTA4について帰属元スループットの合計及び推定した帰属変更後の帰属元APのスループット合計を対応させたものが図11下段に示す第1変更STA候補リストL2’である。
STA選定処理部205は、上記式で推定した帰属変更後の帰属元APのスループット合計が閾値以下か否かを判断する(ステップS215)。推定した帰属変更後の帰属元APのスループット合計が閾値以下であると判断した場合(ステップS215のYES)には、STA選定処理部205は、ステップS214で選択したSTA4を第2変更STA候補リストL3に追加する(ステップS216)。
図13(A)は、第2変更STA候補リストL3の具体例を示す図である。図13(A)に示すように、第2変更STA候補リストL3は、通知APに帰属するSTA4を識別するSTA識別情報に対応させて、「帰属先受信電力」と、「帰属元スループット」と、帰属の変更先候補となるアクセスポイント3を識別するAP識別情報とを格納するリストである。STA識別情報「STA4−1」に関連付けて、帰属先受信電力「−60dBm」、帰属元スループット「80Mbps」及びAP識別情報「AP3−3」を対応付けている。
推定した帰属変更後の帰属元APのスループット合計が閾値以下ではないと判断した場合(ステップS215のNO)には、STA選定処理部205は、ステップS217へ進む。STA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2に含まれる全てのSTA4を処理したか否かを判断する(ステップS217)。第1変更STA候補リストL2に含まれる全てのSTA4を処理していないと判断した場合(ステップS217のNO)には、STA選定処理部205は、ステップS214に戻る。第1変更STA候補リストL2に含まれる全てのSTA4を処理したと判断した場合(ステップS217のYES)には、STA選定処理部205は、第2変更STA候補リストL3にSTA4が存在するか否かを判断する(ステップS218)。
図14は、AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第4のフロー図である。
第2変更STA候補リストL3にSTA4が存在すると判断した場合(ステップS218のYES)には、図14に示すようにSTA選定処理部205は、第2変更STA候補リストL3に複数のSTA4が存在するか否かを判断する(ステップS220)。
第2変更STA候補リストL3に複数のSTA4が存在しないと判断した場合(ステップS220のNO)には、STA選定処理部205は、第2変更STA候補リストL3に含まれるSTA4を選定する。リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4を帰属STAリストL4に追加して(ステップS225)、ステップS224へ進む。
図13(B)は、帰属STAリストL4の具体例を示す図である。図13(B)に示すように、帰属STAリストL4は、アクセスポイント3を識別するAP識別情報と、AP識別情報で特定されるアクセスポイント3に帰属させるSTA4を識別するSTA識別情報とを対応させたリストである。AP識別情報「AP3−1」に対応させてSTA識別情報「STA4−n」が格納される。AP識別情報「AP3−2」に対応させてSTA識別情報「STA4−2」が格納される。AP識別情報「AP3−3」に対応させてSTA識別情報「STA4−1」と「STA4−3」とが格納される。
第2変更STA候補リストL3に複数のSTA4が存在すると判断した場合(ステップS220のYES)には、STA選定処理部205は、第2変更STA候補リストL3の中でスループットが最小のSTA4が複数存在するか否かを判断する(ステップS221)。第2変更STA候補リストL3の中でスループットが最小のSTA4が複数存在しないと判断した場合(ステップS221のNO)には、STA選定処理部205は、第2変更STA候補リストL3の中でスループットが最小のSTA4を選定する。リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4を帰属STAリストL4に追加して(ステップS226)、ステップS224へ進む。
第2変更STA候補リストL3の中でスループットが最小のSTA4が複数存在すると判断した場合(ステップS221のYES)には、STA選定処理部205は、スループットが最小のSTA4の中で受信電力が最小のSTA4が複数存在するか否かを判断する(ステップS222)。
スループットが最小のSTA4の中で受信電力が最小のSTA4が複数存在しないと判断した場合(ステップS222のNO)には、STA選定処理部205は、第2変更STA候補リストL3の中でスループット及び受信電力が最小のSTA4を帰属STAリストL4に追加して(ステップS227)、ステップS224へ進む。スループットが最小のSTA4の中で受信電力が最小のSTA4が複数存在すると判断した場合(ステップS222のYES)には、STA選定処理部205は、スループット及び受信電力が最小のSTA4の中でMACアドレスが最小のSTA4を選定する。リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4を帰属STAリストL4に追加する(ステップS223)。
リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4の帰属の変更を反映した帰属STAリストL4を作成する(ステップS224)。
図15は、AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第5のフロー図である。
図12において第2変更STA候補リストL3にSTA4が存在しないと判断した場合(ステップS218のNO)には、図15に示すようにSTA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2に複数のSTA4が存在するか否かを判断する(ステップS228)。
第1変更STA候補リストL2に複数のSTA4が存在しないと判断した場合(ステップS228のNO)には、STA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2に含まれるSTA4を選定する。リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4を帰属STAリストL4に追加して(ステップS233)、ステップS232へ進む。
第1変更STA候補リストL2に複数のSTA4が存在すると判断した場合(ステップS228のYES)には、STA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2の中でスループットが最小のSTA4が複数存在するか否かを判断する(ステップS229)。第1変更STA候補リストL2の中でスループットが最小のSTA4が複数存在しないと判断した場合(ステップS229のNO)には、STA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2の中でスループットが最小のSTA4を選定する。リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4を帰属STAリストL4に追加して(ステップS234)、ステップS232へ進む。
第1変更STA候補リストL2の中でスループットが最小のSTA4が複数存在すると判断した場合(ステップS229のYES)には、STA選定処理部205は、スループットが最小のSTA4の中で受信電力が最小のSTA4が複数存在するか否かを判断する(ステップS230)。
スループットが最小のSTA4の中で受信電力が最小のSTA4が複数存在しないと判断した場合(ステップS230のNO)には、STA選定処理部205は、第1変更STA候補リストL2の中でスループット及び受信電力が最小のSTA4を帰属STAリストL4に追加して(ステップS235)、ステップS232へ進む。スループットが最小のSTA4の中で受信電力が最小のSTA4が複数存在すると判断した場合(ステップS230のYES)には、STA選定処理部205は、スループット及び受信電力が最小のSTA4の中でMACアドレスが最小のSTA4を選定する。リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4を帰属STAリストL4に追加する(ステップS231)。
リスト処理部207は、STA選定処理部205が選定したSTA4の帰属の変更を反映した帰属STAリストL4を作成する(ステップS232)。
図16は、AP管理サーバ2及びアクセスポイント3の動作を示す第6のフロー図である。
図16に示すようにAP管理サーバ2のリスト処理部207は、管理対象となる全てのアクセスポイント3へ帰属STAリストL4を送信する(ステップS236)。アクセスポイント3は、受信した帰属STAリストL4に応じて、無線通信部304を制御して、帰属STAリストL4に掲載されたSTA4のみを帰属させる(ステップS237)。また、アクセスポイント3は、受信した帰属STAリストL4に応じて、無線通信部304を制御して、帰属STAリストL4において当該アクセスポイント3と対応していないSTA4が帰属していればその接続を切断する(ステップS237)。
アクセスポイント3は、帰属STAリストL4に基づく帰属処理が完了した後に、AP管理サーバ2へ帰属処理完了の通知を行う(ステップS238)。AP管理サーバ2のアラート処理部202は、アクセスポイント3から帰属処理完了の通知を受信すると、アラート情報DB221の全てのアクセスポイント3のアラート通知フラグ=0にする(ステップS239)。
AP管理サーバ2は、管理対象となる全てのアクセスポイント3に対して帰属STAリストL4を削除する命令を送信する(ステップS240)。これにより、各アクセスポイント3は、リスト格納部308に格納している帰属STAリストL4を削除する。各アクセスポイント3は、帰属STAリストL4の削除を終えると、帰属STAリストL4を削除した旨をAP管理サーバ2へ通知する(ステップS241)。これにより、AP管理サーバ2は、各アクセスポイント3において帰属STAリストL4が削除された旨の情報を取得することができる。
次に、本実施形態におけるAP管理サーバ2のハードウェア構成例について説明する。
図17は、本実施形態におけるAP管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。図17に示すように、AP管理サーバ2は、CPU(中央演算装置)20と、制御プログラム210を格納するメインメモリ21と、通信制御部22と、記憶装置23とを備える。CPU20は、メインメモリ21から制御プログラム210を読み出して実行することで、AP管理サーバ2内の各部の制御等を行う。通信制御部22は、ネットワーク5を介してアクセスポイント3と通信を行う。
記憶装置23は、第1のSTA情報保持部231と、第2のSTA情報保持部232と、スループット情報保持部233と、受信信号強度データ保持部234と、STA端末数保持部235と、STA優先順位保持部236と、帰属先変更候補保持部237と、帰属元変更候補保持部238と、帰属変更リスト保持部239とを備える。
第1のSTA情報保持部231は、アクセスポイント3と帰属関係のSTA4に関する情報を保持する。第1のSTA情報保持部231は、例えば、帰属関係のアクセスポイント3とSTA4における受信電力、帰属アクセスポイントのスループット等の情報を保持する。第2のSTA情報保持部232は、帰属関係にない周辺のアクセスポイント3とSTA4の関係に関する情報を保持する。第2のSTA情報保持部232は、例えば、周辺のアクセスポイント3と、STA4との受信電力に関する情報を保持する。
スループット情報保持部233は、各STA4のスループットに関する情報を保持する。受信信号強度データ保持部234は、各STA4の受信信号強度に関する情報を保持する。STA端末数保持部235は、STA4の数に関する情報を保持する。STA優先順位保持部236は、帰属を変更する対象となるSTAの優先順位(例えば受信電力順)に関する情報を保持する。帰属先変更候補保持部238は、帰属先を変更するSTA4の候補に関する情報を保持する。帰属先変更候補保持部237は、STA4の変更後の帰属先となるアクセスポイント3の候補に関する情報を保持する。帰属元変更候補保持部238は、STA4の変更後の帰属先となるアクセスポイント3の候補に関する情報を保持する。帰属変更リスト保持部239は、各アクセスポイントに送信される帰属変更リストを保持する。
なお、図4の制御部200、通信部201、アラート処理部202、情報収集処理部203、DB作成処理部204、STA選定処理部205、リスト格納部206及びリスト処理部207は、図17に示したCPU20、通信制御部22及びメインメモリ21のハードウェア及び制御プログラム210を用いることで実現される。また、図4のアラート情報DB221、帰属情報DB222、通信性能情報DB223及び周辺AP情報DB224は、図17に示した記憶装置23内の各保持部により実現される。
なお、AP管理サーバ2が管理対象とするアクセスポイント3の台数は、3台に限定されるものではなく、数十台又は数百台であってもよい。
上述した実施形態におけるAP管理サーバ2及びアクセスポイント3内の各機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…通信システム,2…アクセスポイント管理サーバ,3…アクセスポイント,4…STA,201…通信部,202…アラート処理部,203…情報収集処理部,204…DB作成処理部,205…STA選定処理部,206…リスト格納部,207…リスト処理部,221…アラート情報DB,222…帰属情報DB,223…通信性能情報DB,224…周辺AP情報DB,307…リスト処理部,308…リスト格納部

Claims (6)

  1. 利用者端末に対して無線LANサービスを提供する複数のアクセスポイントと通信を行う第1の通信部と、
    複数の前記アクセスポイントから前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を取得する情報取得部と、
    複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得部が取得した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御部と、
    を備えるアクセスポイント管理サーバ。
  2. 前記情報取得部が取得した前記無線通信情報に基づいて、前記アクセスポイントと当該アクセスポイントに帰属している利用者端末との通信性能に関する情報である帰属情報、前記アクセスポイント毎の通信性能に関する情報である通信性能情報及び前記利用者端末と通信可能な位置にあるアクセスポイントに関する情報であるアクセスポイント情報の少なくとも一つを作成する情報作成部をさらに備え、
    前記帰属制御部は、前記情報作成部が作成した前記帰属情報、前記通信性能情報及び前記アクセスポイント情報の少なくとも一つに基づいて、利用者端末に対する帰属の制御を行う請求項1に記載のアクセスポイント管理サーバ。
  3. 前記アクセスポイントは、無線通信における通信負荷が高いか否かを判断する判断部と、前記判断部において前記通信負荷が高いと判断した場合にアラートを前記第1の通信部へ通知するアラート通知部とを備え、
    前記情報取得部は、前記アクセスポイントからの前記アラートの通知に応じて前記無線通信情報を取得する請求項1又は請求項2に記載のアクセスポイント管理サーバ。
  4. 利用者端末と無線通信を行う複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントに対して前記利用者端末との無線通信における帰属を制御するアクセスポイント管理サーバとを備える通信システムであって、
    前記アクセスポイントは、
    前記利用者端末と無線LANによる無線通信を行う無線通信部と、
    ネットワークを介して前記アクセスポイント管理サーバと通信を行う第2の通信部と、
    前記アクセスポイント管理サーバからの依頼に応じて、前記無線通信部における前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を収集する情報収集部と、
    前記情報収集部が収集した前記無線通信情報を前記アクセスポイント管理サーバへ前記第2の通信部を介して送信する情報送信部と、
    を備え、
    前記アクセスポイント管理サーバは、
    前記アクセスポイントと通信を行う第1の通信部と、
    複数の前記アクセスポイントから前記無線通信情報を受信する情報取得部と、
    複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得部が受信した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御部と、
    を備える通信システム。
  5. 利用者端末に対して無線LANサービスを提供する複数のアクセスポイントと通信を行う第1の通信部を備えるアクセスポイント管理サーバを用いたアクセスポイント管理方法であって、
    複数の前記アクセスポイントから前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を取得する情報取得ステップと、
    複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得ステップにおいて取得した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御ステップと、
    を有するアクセスポイント管理方法。
  6. 利用者端末に対して無線LANサービスを提供する複数のアクセスポイントと通信を行う第1の通信部を備えるアクセスポイント管理サーバで実行されるアクセスポイント管理プログラムであって、
    複数の前記アクセスポイントから前記利用者端末の帰属に関する情報を含む無線通信に関する情報である無線通信情報を取得する情報取得ステップと、
    複数の前記アクセスポイントが、複数の第1のアクセスポイントと、前記第1のアクセスポイントよりも通信負荷が高い第2のアクセスポイントとを含む場合に、前記情報取得ステップにおいて取得した前記無線通信情報に基づいて、前記第2のアクセスポイントに帰属している利用者端末を、当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させたときに前記第2のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となり、かつ、前記第1のアクセスポイントの通信負荷が所定以下となる前記利用者端末を帰属先変更候補として選択し、選択された前記利用者端末が複数ある場合に、当該複数の利用者端末の中から前記第2のアクセスポイントとの無線通信のスループット又は前記第1のアクセスポイントとの無線通信の受信電力に基づいて帰属先変更対象の利用者端末を選択し、帰属先変更対象として選択された前記利用者端末を当該利用者端末が通信可能な前記第1のアクセスポイントに帰属させる帰属制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのアクセスポイント管理プログラム。
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