JP6147335B2 - 少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための方法 - Google Patents

少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、風力タービン上のロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための方法および装置に関する。
風力タービンでは、ブレードのピッチ角を制御することが不可欠である。従来の風力タービンは、複数のブレード、通常、3つのブレードを備えるロータと、スピナとを有する。いくつかのタービンモデル、いわゆるピッチ調整タービンでは、これらのブレードのピッチ角は、実際の風条件に応じて、ピッチ機構によって、機械的かつ動的に調節されることができる。動作において、風力タービンの制御システムは、風力タービンの最適性能を保証するために、ブレードのピッチ角を調節または制御する。これは、ロータの回転速度を動作限界内に保ち、風力タービンの摩耗を最小限にするためである。高風速または低風速等の特定の状況下では、風力タービンは、ロータを完全に停止するか、または、ロータの低旋回速度を少なくとも保証するかのいずれかによって、運転が休止され得る。これは、ブレードの迎角が風から逸らされるように、ブレードのピッチ角を調節/制御することによって行われることができる。
公知のピッチ調整風力タービンは、ブレードのピッチを制御する制御システムを有する。このシステムは、タービン風センサによって測定された風速に基づいてピッチ角を制御する。ロータの背後のナセル上に設置された風速計は、風速を測定するために使用される一般的方法の例である。しかしながら、風センサのこの位置は、風力タービンの動作において、風向計が、ロータを通過した後の風を測定するので、理想からかけ離れている。測定は、したがって、ロータによって生成される乱流ならびにナセルによって生じる他の空気力学的影響によって著しく影響される。加えて、建物、木々、および、近隣の風力タービンも、風速示度に有意に影響を及ぼす。これは、風向計が、正しくない情報を風力タービン制御システムに伝達することを意味する。現在使用されているナセル風速計はさらに、ウインドシア等の潜在的に損傷を及ぼす風現象と、潜在的に損傷を及ぼす風傾斜角とを検出不可能である。これは、風速、ウインドシア、および、ロータの風傾斜角の可能な限り信頼性のある情報を有することが望ましいので、不利点である。
さらに、風力タービンが、1つよりも多くのブレードを有する場合(従来、3つのブレードを有する)、ブレードのブレードピッチは、相互に独立して制御されることができる。
さらに、LiDARを使用して、風力タービンの風上の風速を確立し、その情報を使用して、風力タービンを制御することが公知である。欧州特許第0970308号は、風力タービンの前の気流速度を決定するために使用されるLiDAR等のレーザ風速計システムを有する風力タービンを開示している。加えて、風力タービンの前で決定された気流速度が、風力タービンブレードのピッチを制御するために使用されることができることを開示している。
LiDAR制御風力タービンの例は、欧州特許第2025929号A2に開示される。これは、LiDARからの測定に基づいて、ブレードのピッチングを制御するための方法について説明している。LiDARは、風力タービンハブに搭載され、ハブの前の平面場の所定の部分内の風速の成分を測定するように構成される。
前述の文書に開示されるようなLiDARを使用する場合、風速は、風力タービンの前の実質的距離、少なくとも20メートルにおいて測定される。しかしながら、風向および風速は、この距離内で変化する。その結果、LiDARによって測定される風速の成分は、ブレードに実際に衝突する風速の成分と異なる。その結果、ブレードは、最適にはピッチ制御されない。
さらに、雨または雪の場合、LiDARは、信頼性のある情報が引き出され得ないほど、レーザ光線が雨滴または雪片によって遮断および/または妨害されるので、風速を測定することができない。情報が引き出され得ないと、ブレードは、正確にピッチ制御されることができない。
欧州特許第0970308号明細書 欧州特許第2025929号A2明細書
前述の先行技術を踏まえ、本発明の目的は、風を測定することによって得られる信頼性のあるデータに基づいて、ピッチ角を制御するための方法および装置を提供することである。
この目的は、風力タービン上のメインシャフトに接続されたロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための方法を用いて達成されることができ、本方法は、風上にあり、水平であり、かつ、メインシャフトの方向と整列させられた風ベクトルの第1の成分と、風上にあり、かつ、風ベクトルの第1の成分に直交する風ベクトルの第2の成分とを決定するステップを含み、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分は、ロータに搭載された少なくとも1つの超音波センサの使用によって決定され、ピッチ角は、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分に基づいて制御される。
提示される方法を使用することによって、ブレードは、ブレードに衝突する実際の風に対して最適にピッチ付けされ、かつ、あらゆる天候条件において最適にピッチ付けされることができる。超音波センサは、2つの変換器を備えることができ、その変換器間で超音波信号が伝送され、超音波信号について進行時間を測定し、かつ、変換器間の距離を知ることによって、風速を決定することが可能である。
風上は、風力タービンの前にある風として理解されるべきであり、風力タービンに対して風上の風の流動は、風力タービンによって実質的に改変されない。風力タービンの風上/前にある風を使用することによって、ブレードが最適に制御され得ることを保証することが可能である。
当業者は、ブレードが風力タービンタワーに当たらないことを保証するために、風力タービンのメインシャフトが傾けられ得ることを理解する。したがって、水平かつメインシャフトの方向と整列させられるとは、実質的に水平であり、かつ、メインシャフトの方向と実質的に整列させられると理解されるべきである。さらに、ロータブレードによって画定される平面に直交する方向として解釈され得る。
風ベクトルは、風速を記述するベクトルである風速ベクトルとして理解されるべきである。ある例では、風ベクトルの第1の成分は、x−成分として理解され、風ベクトルの第2の成分は、y−成分およびz−成分によって画定される平面におけるベクトルである。
風ベクトルの第1の成分および第2の成分は、参照によって全体が援用される欧州特許第1733241号B1に開示されるようなスピナ風速計によって決定されることができる。スピナ風速計は、風力タービンのロータに固定された少なくとも1つのセンサと、ロータの角度位置を決定することができる角度センサとを有することができる。次いで、回路が、少なくとも1つのセンサの出力と角度センサの出力との間の関係を、風力タービンによって経験される風の速度および方向に変換することが可能である。言い換えると、スピナ風速計は、ロータ平面の前において、直接的に、風速を3次元で決定することができる。
決定は測定であり得るが、少なくとも1つのセンサからの出力を測定する場合、出力は、風ベクトルの成分を決定するために処理される必要があることが、理解されるべきである。
LiDARがウインドシアおよび風傾斜角を決定することができない一方、スピナ風速計は、両方を決定することができるので、スピナ風速計は、LiDARの使用に優るいくつかの利点を有する。加えて、LiDARは、複数の他の不利点を有する。LiDARは、振動に対して耐性がない繊細な器具である。これらは、レーザを使用し、雨、みぞれ、および、雪、または、任意の他の降水下では、それらがレーザビームを遮るので、動作することができない。さらに、レーザは、空気中に懸濁粒子が存在しない場合には後方散乱が生成され得ないので、動作することが不可能である。これらの不利点は、スピナ風速計を使用することによって克服される。さらに、LiDARの価格は、スピナ風速計および付随するソフトウェアと比較して相対的に高く、その結果、ハードウェア要件は、スピナ風速計と比較して、動作するLiDARについては実質的に大きくなる。
好ましくは、本方法は、風上にあり、かつ、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分に直交する風ベクトルの第3の成分を決定するステップをさらに含み、ピッチ角は、風ベクトルの第3の成分に基づいてさらに制御される。第3の成分を使用することによって、完全な3次元風ベクトルが、ピッチ角を制御するときに考慮されることができる。
ある実施形態では、風ベクトルの第1の成分および第2の成分は、風上に位置付けられた少なくとも1つの超音波センサの使用によって決定される。そのようなセンサは、前述のように、スピナ風速計の一部であるセンサであることができる。風上は、前述のように理解されるべきであり、例えば、風上に位置付けられるセンサは、風上に面する側のスピナまたはブレードに位置付けられることができる。言い換えると、風上は、ブレードによって画定される平面の前として理解されることができる。
ある実施形態では、ピッチ角は、風ベクトルの第1成分の平均、および/または、風ベクトルの第2の成分の平均に基づいて制御され、好ましくは、平均は、1分、5分、10分、15分、または、20分の周期にわたる。風ベクトルの第2の成分に応じて、第1の成分および第2の成分の平均は、風力タービンのヨー誤差、または、風傾斜角を与えることができる。風力タービンロータが適切に整列させられない場合、風力タービンは、ヨー誤差を有する(風が、側方に角度付けられる)。風傾斜角は、風が水平の上方または下方の角度で来るかどうかと、それがメインシャフトの方向と実質的に整列させられているかどうかを示す。言い換えると、(例えば、スピナ風速計によって測定される)風傾斜角および/またはヨー誤差は、次いで、風力タービンブレードのピッチ制御のための制御パラメータとして使用されることができる。
好ましくは、ピッチ角は、風ベクトルの第1の成分の乱流、および/または、風ベクトルの第2の成分の乱流に基づいて制御される。1次元における乱流は、その次元における速度の変動である。風ベクトル(風速)の成分、例えばx−成分は、下記のように、平均値および速度変動を使用して記述されることができる。
Figure 0006147335
。式中、
Figure 0006147335
は、x方向における風速の平均値であり、v′は、x方向における風速の変動である。乱流は、風速の変動に等しい。したがって、風ベクトルの第1の成分の乱流は、v′として理解されることができる。(好ましくは、スピナ風速計によって)測定される乱流のリアルタイム測定を使用することによって、風力タービンは、乱流が所定の値を超える場合、負荷軽減モードに置かれることができる。負荷軽減モードは、負荷を軽減するためにブレードをピッチ付けすることであり得る。乱流に基づいて調整する場合、必要であるときに風力タービンの電力出力を低減することのみを行い、それによって、平均エネルギー出力を増加させ、風力タービンのコントローラがクリティカルなセクタを個々に管理するようにプログラミングされる必要性を排除し、さらに、多くのタービンモデルにとって問題であるナセル位置の正確な測定の必要性を排除することを保証する。
ある実施形態では、ピッチ角は、風ベクトルの第1の成分の急激な変化、および/または、風ベクトルの第2の成分の急激な変化に基づいて制御され、急激な変化は、3秒の時間スケールにわたって50%よりも大きい風ベクトルの変化、および/または、1分の時間スケールにわたって7m/sよりも大きい変化である。風の急激な変化は、しばしば、非常に高い突風レベル(gust level)と関連付けられる。風の急激な変化に基づくピッチの制御は、風力タービンコントローラが、適切な措置を取ることにより風力タービンへの損傷を及ぼす負荷を回避することを可能にする。これは、ブレードのピッチングを制御し、ある場合には、ロータを停止させ得る。
好ましくは、ピッチ角は、風ベクトルの第1の成分と風ベクトルの第2の成分との間の相関のスペクトル分解に基づいて制御され、好ましくは、風ベクトルの第1の成分と風ベクトルの第2の成分との間の相関は、ウインドシア測定を構成する。風ベクトルの第1の成分と風ベクトルの第2の成分との間の相関のスペクトル分解によって、好ましくは、さらに、風ベクトルの第1の成分と風ベクトルの第3の成分との間の相関のスペクトル分解によって、異なる分離(separations)に関するウインドシアの信頼性のある情報が、得られる。その結果、ブレードピッチの制御は、例えば負荷軽減および/または電力出力最適化を介して、改善されることができる。これは、風ベクトルを
Figure 0006147335
の3つの成分に分解することによって行われることができる。式中、
Figure 0006147335
は、それぞれ、x、y、z方向における風速の平均値であって、v′、v′、v′は、それぞれ、x、y、z方向における風速の変動である。風ベクトルの第1の成分は、vであることができ、風ベクトルの第2の成分は、vであることができ、風ベクトルの第3の成分は、vであることができる。ここで、座標系は、
Figure 0006147335
および
Figure 0006147335
がゼロであって、
Figure 0006147335
のみ非ゼロ値を有するように選ばれることができる。これが行われる場合、v′とv′との間の相関が、決定されることができる。それが大きい場合、xz−平面に大きな風勾配が存在し、それが小さい場合、xz−平面における風勾配は小さい。vが水平でありかつメインシャフトの方向と整列させられている風速であり、かつ、vが垂直風速である場合、相関v′とv′は、ウインドシアのサイズに関する測定値を与える。ウインドシアは、次いで、下記のように、相関v′とv′のスペクトル分解から決定されることができる。スケールlが、ロータの直径(例えば、100メートル)に等しくあり得るように選ばれることができる。このスケールは、
Figure 0006147335
の凍結乱流のテイラーの仮説を使用することによって、周波数fに変換されることができる。fを中心とする帯域通過フィルタが、次いで、使用され、v′とv′との相関をフィルタリングすることができ、それによって、信号の分散var(BP)が、決定されることができる。最後に、高さ距離lにわたるウインドシアが、
Figure 0006147335
として決定されることができる。定数Cは、フィルタの帯域幅に依存し、実験的に決定されることができる。類似の方式で、風勾配が、任意の所望の平面において決定されることができる。
有利には、ピッチ角は、決定された風ベクトルの第1の成分および/または決定された風ベクトルの第2の成分が所定の値を上回るかまたは下回る場合、ロータが停止させられるように、制御される。風力タービンは、風速が、所定の動作値(例えば、風速、風傾斜角、乱流、風の急激な変化、および/または、ウインドシア)を上回るかまたは下回るとき等の、所定の風条件下においてロータの回転を停止させるために、ブレードをピッチ付けすることができる。これは、風力タービンの電力出力の最適化と組み合わせられて、摩耗を最小限にし、かつ、風力タービンに損傷を及ぼすことを防止するように行われる。
好ましくは、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分は、ロータの風上40メートル未満、好ましくは10メートル未満、好ましくは1メートル未満で決定される。可能な限りロータに近接して、風ベクトルを決定し、好ましくは測定することが、好ましい。ロータから離れて風が決定されるほど、風がロータ上のブレードに到達する前に大きな変化が生じている確率が、高くなる。これは、乱流、風傾斜角、および、ウインドシアを測定する場合に、それらが地面条件または風に対する他の障害物に応じて変動するので、特に重要である。例えば、風力タービンが別の風力タービンの後に続く場合、乱流、風傾斜角、および、ウインドシアが、10メートル未満の間隔にわたって、有意に変化し得る。風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分の測定は、前述のように、スピナ風速計を使用して行われることができる。
LiDARは、風力タービンの前のかなりの距離において、少なくとも10メートルにおいて風条件を決定する。これは、来る風の条件に対して風力タービンを構成するための時間遅延を与えるので、有利であると考えられる。しかしながら、風条件は、実質的に、50メートルにわたって変化し、ブレードが非最適角度でピッチ付けされ、最適に制御されるとは言えない風力タービンをもたらし得る。
この不利点を克服するために、スピナ風速計が、使用されることができる。ここでは、風ベクトルの成分は、ロータの前1メートル未満で決定される。したがって、ピッチ角は、とりわけ、ブレードに実際に当たる風ベクトルに応じて調節されることができる。LiDARと比較した場合の不利点は、来る風に対してピッチが調節され得る時間遅延は存在しないことである。しかしながら、スピナ風速計を使用することによって、風力タービンは、風力タービンに当たる実際の負荷に対して調節されることができ、これは、LiDARによって少なくとも部分的に制御される風力タービンと比較した場合の利点である。
有利には、風ベクトルの第1の成分は、1つ、2つ、または、3つのセンサによって決定され、かつ/または、風ベクトルの第2の成分は、1つ、2つ、または、3つのセンサによって決定される。これは、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分の決定をより容易にする。さらに、センサが故障した場合、風力タービンの動作は、残りのセンサを用いて継続することができる
本発明はまた、風力タービン上のメインシャフトに接続されたロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための装置に関し、その装置は、ロータに搭載された少なくとも1つの超音波センサであって、風上にあり、水平であり、かつ、メインシャフトの方向と整列させられた風ベクトルの第1の成分と、風上にあり、かつ、風ベクトルの第1の成分に直交する風ベクトルの第2の成分とを決定するように適合させられる、少なくとも1つの超音波センサと、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分に基づいてピッチ角を制御するための手段とを備える。
好ましい実施形態では、スピナ装置は、前述のように、スピナ風速計を備える。スピナ風速計は、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分を決定するように適合させられることができる。
有利には、少なくとも1つの超音波センサは、風上にあり、かつ、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分に直交する風ベクトルの第3の成分を決定するようにさらに適合させられ、ピッチ角を制御するための手段は、風ベクトルの第3の成分にさらに基づく。
本装置は、上記で開示されている方法のいずれかを行うように適合させられることができることが、理解されるべきである。
本発明はまた、前述の装置を備え、かつ/または、前述の方法のいずれかを行う風力タービンに関することができる。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
風力タービン上のメインシャフトに接続されたロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための方法であって、前記方法は、
・風上にあり、水平であり、かつ、前記メインシャフトの方向と整列させられた前記風ベクトルの第1の成分と、
・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分に直交する前記風ベクトルの第2の成分と
を決定するステップを含み、
前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分は、前記ロータに搭載された少なくとも1つの超音波センサの使用によって決定され、前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に基づいて制御される、方法。
(項目2)
前記方法は、
・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に直交する前記風ベクトルの第3の成分
を決定するステップをさらに含み、
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第3の成分に基づいてさらに制御される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記風ベクトルの前記第1の成分および前記第2の成分は、風上に位置付けられた少なくとも1つの超音波センサの使用によって決定される、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目4)
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の平均、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の平均に基づいて制御され、好ましくは、前記平均は、1分、5分、10分、15分、または、20分の周期にわたる、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目5)
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の乱流、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の乱流に基づいて制御される、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目6)
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の急激な変化、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の急激な変化に基づいて制御され、
急激な変化は、3秒の時間スケールにわたって50%よりも大きい前記風ベクトルの変化、および/または、1分の時間スケールにわたって7m/sよりも大きい変化である、
前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目7)
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第2の成分との間の相関のスペクトル分解に基づいて制御され、好ましくは、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第2の成分との間の相関は、ウインドシア測定を構成する、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目8)
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第3の成分との間の相関のスペクトル分解に基づいて制御され、好ましくは、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第3の成分との間の相関は、ウインドシア測定を構成する、項目2〜7のいずれかに記載の方法。
(項目9)
前記ピッチ角は、前記風ベクトルの決定された第1の成分、および/または、前記風ベクトルの決定された第2の成分が、所定の値を上回るかまたは下回る場合、前記ロータが停止させられるように制御される、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目10)
前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分は、前記ロータの風上40メートル未満、好ましくは10メートル未満、好ましくは1メートル未満で決定される、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目11)
前記風ベクトルの前記第1の成分は、1つ、2つ、または、3つの超音波センサによって決定され、かつ/または、前記風ベクトルの前記第2の成分は、1つ、2つ、または、3つの超音波センサによって決定される、前記項目のいずれかに記載の方法。
(項目12)
風力タービン上のメインシャフトに接続されたロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための装置であって、前記装置は、
前記ロータに搭載された少なくとも1つの超音波センサであって、前記少なくとも1つの超音波センサは、
・風上にあり、水平であり、かつ、前記メインシャフトの方向と整列させられた前記風ベクトルの第1の成分と、
・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分に直交する前記風ベクトルの第2の成分と
を決定するように適合させられる、少なくとも1つの超音波センサと、
前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に基づいて、前記ピッチ角を制御するための手段と
を備える、装置。
(項目13)
前記少なくとも1つの超音波センサは、
・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に直交する前記風ベクトルの第3の成分
を決定するようにさらに適合させられ、前記ピッチ角を制御するための前記手段は、前記風ベクトルの前記第3の成分にさらに基づく、項目12に記載の装置。
(項目14)
前記少なくとも1つの超音波センサは、風上に位置付けられる、項目12〜13のいずれかに記載の装置。
(項目15)
項目12〜14のいずれかに記載の装置を備え、かつ/または、項目1〜11に記載の方法のいずれかを使用する風力タービン。
本発明は、添付の図面を参照して、より詳細に下記で説明される。
図1は、本発明の実施形態によって制御されるブレードを有する風力タービンの概略図である。
図2は、本発明の実施形態によって制御されるブレードを有する風力タービンの概略図である。 図3は、ウインドシアのグラフを示す。
発明の詳しい説明
図1は、タワー2およびナセル3を有する風力タービン1を示す。ナセル3には、ロータ4が、搭載される。ロータ4は、ハブの周囲の流動を流線形にするために、スピナ8が上に搭載されたハブに接続された3つのブレード5A、5B、5Cを有する。ハブは、スピナの内側に位置し、図には示されない。ハブは、メインシャフト(図示せず)に接続される。メインシャフトは、ブレード5A、5B、5Cがタワー2と接触しないことを保証するために、水平に対して数度だけ上向きに角度付けられる。
ブレード5A、5B、5Cのピッチは、それぞれ、ピッチドライブ6A、6B、6Cによって制御される。ピッチドライブ6A、6B、6Cは、スピナの内側に位置し、ブレード5A、5B、5Cが回転させられ得るように、メインシャフトに接続されるハブとブレードを接続する。ピッチドライブ6A、6B、6Cは、風力タービン1上のセンサからデータを収集する風力タービン制御7と接続される。風力タービン制御7は、風力タービンブレード5A、5B、5Cのブレードピッチの動作のための制御パラメータを決定する。1つの実施形態では、風力タービン制御7は、加えて、風力タービン1の制御のための他のパラメータを制御する。別の実施形態では、風力タービン1は、風力タービン動作の異なる部品を制御する複数の制御ユニットを有する。
スピナ風速計が、風力タービン1に取り付けられ、スピナ風速計の例は、欧州特許第1722241号B1に開示される。下記は、スピナ風速計の簡単な説明である。
スピナ8上には、3つの超音波気流速度センサ9A、9B、9Cが、搭載される。それらは、風測定がスピナの境界の上方で行われるように搭載される。この実施形態では、3つのセンサが使用されるが、1つもしくは2つまたは任意の数のセンサを使用することも可能であることが、注記される。超音波センサ9A、9B、9Cの使用によって、風ベクトルの成分を決定する場合、測定は、スピナの回転によって補償されなければならない。
風力タービン1はさらに、ロータの角度位置を測定することができる角度センサ(図示せず)と、超音波センサ9A、9B、9Cおよび角度センサの出力の間の関係を風力タービン1によって経験される風の速度および方向に変換することができる回路10とを備える。言い換えると、風ベクトルの成分を決定することができ、例えば、風上にあり、水平であり、かつ、メインシャフトの方向と整列させられた風ベクトルの第1の成分と、風上にあり、かつ、風ベクトルの第1の成分に直交する風ベクトルの第2の成分と、風上にあり、かつ、風ベクトルの第1の成分および風ベクトルの第2の成分に直交する風ベクトルの第3の成分を決定することができる。
スピナ8は、関連エリアに球形の形状を有し、その結果、回路10は、空気がどのようにその周囲を流動するかを決定するために、その知識を使用することができる。この知識は、超音波センサ9A、9B、9Cの位置と組み合わせられ、その回転が任意の所望の方向における風を決定することを可能にする。
説明されるスピナ風速計を使用することによって、風を全3次元において決定することが可能である。したがって、完全な風ベクトルが、決定されることができ、その結果、ウインドシア、乱流、風の急激な変化、ヨー誤差、および、風傾斜角が、決定されることができる。
本発明は、以前のピッチ制御とは対照的に、風条件の不正確な値を与えるか、または、既知の不正確性を補償するために数学的モデルによって修正されるかのいずれかである測定に、ある程度、部分的に基づくことが、注記される。両例では、決定された風条件は、少なくとも全動作条件において、正確というわけではない。
さらに、ロータの風上の風条件は、例えば、風力タービン1が、地形における丘または変化の近傍またはその丘または変化に位置付けられる場合、数メートルにわたって変化し得、さらに、近隣の他の風力タービンまたは木々によって影響を受けることが、注記される。したがって、可能な限りロータに近接して風条件を決定し、風は、ブレード5A、5B、5Cに当たる前に、改変されないことが、好ましい。
図2では、デカルト座標系が、示され、x−軸は、水平であり、タービンのメインシャフトの方向と整列させられ、したがって、風ベクトルの第1の成分の方向であると理解されることができる。z−軸は、垂直かつx−軸に直交する。y−軸は、水平かつx−軸およびz−軸に直交する。風ベクトルの第2の成分は、y−軸およびz−軸によって画定される平面にあると見なされることができる。ある例では、風ベクトルの第2の成分は、z−軸の方向にある。風ベクトルの第3の成分は、風ベクトルの第1の成分および第2の成分の両方に直交し、したがって、y−軸およびz−軸によって画定される平面にあると理解されることができる。ある例では、風ベクトルの第3の成分は、y−軸の方向にある。
ウインドシアは、風ベクトルのx成分および風ベクトルのz成分の測定の間の相関のスペクトル分解によって決定されることができる。風ベクトルは、
Figure 0006147335
の3つの成分に分解される(レイノルズ分解)、式中、v′、v′、v′は、ゼロの平均値を有する。図3は、ウインドシアのグラフを示す。スケールlにわたるウインドシアを決定するために、空中粒子11の垂直変動が、検討される。垂直変動が正であるとき、空中粒子は、AからBに移動し、v′への負の寄与を与える。反対に、垂直変動が負であるとき、空中粒子は、AからCに移動し、v′に対する正の寄与が存在する。その結果、相関corr(v′,v′)は、負であり、かつ、風勾配が大きい場合に大きくなり、風勾配が小さい場合に小さくなる。スケールlからのcorr(v′,v′)への寄与は、
Figure 0006147335
の凍結乱流のテイラーの仮説を使用することによって、スケールlを周波数に変換することによって決定されることができる。帯域通過フィルタが、次いで、周波数fを中心とするcorr(v′,v′)信号をフィルタリングするように適合させられることができる。その信号の分散var(BP)が、次いで、決定されることができる。高さlにわたるウインドシアは、式
Figure 0006147335
を使用して決定されることができる。定数Cは、実験的に決定されることができる。
参照リスト:
1 風力タービン
2 タワー
3 ナセル
4 ロータ
5 ブレード
6 ピッチドライブ
7 風力タービン制御
8 スピナ
9 超音波気流速度センサ
10 回路
11 空中粒子

Claims (10)

  1. 風力タービン上のメインシャフトに接続されたロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための方法であって、前記方法は、
    ・風上にあり、水平であり、かつ、前記メインシャフトの方向と整列させられた風ベクトルの第1の成分と、
    ・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分に直交する前記風ベクトルの第2の成分と
    を決定するステップを含み、
    前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分は、前記ロータに搭載された少なくとも1つの超音波センサの使用によって決定され、
    それにより、前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に基づいて制御され
    前記方法は、
    ・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に直交する前記風ベクトルの第3の成分
    を決定するステップをさらに含み、それにより、前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第3の成分に基づいてさらに制御され、
    前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の乱流、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の乱流に基づいて制御され、
    前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第2の成分との間の相関のスペクトル分解に基づいて制御される、方法。
  2. 前記風ベクトルの前記第1の成分および前記第2の成分は、風上に位置付けられた少なくとも1つの超音波センサの使用によって決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の平均、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の平均に基づいて制御され請求項1〜2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の急激な変化、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の急激な変化に基づいて制御され、
    急激な変化は、3秒の時間スケールにわたっ50%よりも大きい前記風ベクトルの変化、および/または、1分の時間スケールにわたっ7m/sよりも大きい変化である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第3の成分との間の相関のスペクトル分解に基づいて制御され、請求項のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分は、前記ロータの風上40メートル未満で決定される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記風ベクトルの前記第1の成分は、1つ、2つ、または、3つの超音波センサによって決定され、かつ/または、前記風ベクトルの前記第2の成分は、1つ、2つ、または、3つの超音波センサによって決定される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 風力タービン上のメインシャフトに接続されたロータにおける少なくとも1つの風力タービンブレードのピッチ角を制御するための装置であって、前記装置は、
    前記ロータに搭載された少なくとも1つの超音波センサであって、前記少なくとも1つの超音波センサは、
    ・風上にあり、水平であり、かつ、前記メインシャフトの方向と整列させられた風ベクトルの第1の成分と、
    ・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分に直交する前記風ベクトルの第2の成分と
    を決定するように適合させられる、少なくとも1つの超音波センサと、
    前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に基づいて、前記ピッチ角を制御するための手段と
    を備え
    前記少なくとも1つの超音波センサは、
    ・風上にあり、かつ、前記風ベクトルの前記第1の成分および前記風ベクトルの前記第2の成分に直交する前記風ベクトルの第3の成分
    を決定するようにさらに適合させられ、前記ピッチ角を制御するための手段は、前記風ベクトルの前記第3の成分にさらに基づき、
    前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分の乱流、および/または、前記風ベクトルの前記第2の成分の乱流に基づいて制御され、
    前記ピッチ角は、前記風ベクトルの前記第1の成分と前記風ベクトルの前記第2の成分との間の相関のスペクトル分解に基づいて制御される、装置。
  9. 前記少なくとも1つの超音波センサは、風上に位置付けられる、請求項に記載の装置。
  10. 請求項のいずれか一項に記載の装置を備え、かつ/または、請求項1〜に記載の方法のいずれかを使用する風力タービン。
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