JP6146740B2 - ペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器 - Google Patents

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Description

この発明は、溶接棒の防湿と冷気送風を目的としたペルチェ素子利用のスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器に関するものである。
溶接構造物の建設現場等では、高温での作業環境を改善するためにスポットクーラーが使用され、また溶接棒の乾燥、保温を目的とした可搬式溶接棒乾燥器が使用されている。
従来のスポットクーラーは、冷風ダクトから冷気が送出されるが、同時に排熱ダクトからは熱風が排出されている。また従来の可搬式溶接棒乾燥器は、ケース内に内蔵されたヒーターと温度調節器等により、所要温度にケース内部の温度を維持して溶接棒の乾燥、保温を行っている。
また、スポットクーラーや貯蔵庫および乾燥装置に、冷却や除湿を目的としたペルチェ素子を利用する従来技術があり、各分野の先行文献に開示されている。
特許文献1の特開2005−30726号公報「スポットクーラー」の発明は、外気を冷却する冷却源としてペルチェ素子を使用したスポットクーラーにおいて、ペルチェ素子の発熱面で発生する熱を蓄熱材に吸収してペルチェ素子の冷却作用を一定時間にわたって発揮可能とする構成が開示されている。
特許文献2の特開2000−274913号公報「貯蔵庫」の発明は、貯蔵庫の断熱箱体内に画成された貯蔵室を設け、ペルチェ素子の一方の放熱面により貯蔵室を加熱し、もう一方の冷却面により貯蔵室を冷却する構成が開示されている。
特許文献3の特開平7−253273号公報「乾燥装置」の発明は、保管庫内にヒータ及び送風ファンからなる温風手段と、ペルチェ素子による電子冷却ユニットを設け、濡れた物品から蒸発した水蒸気をペルチェ素子による電子冷却ユニットの吸熱フィン上で結露水として凝縮させて除湿する構成が開示されている。
特開2005−30726号公報 特開2000−274913号公報 特開平7−253273号公報
従来のスポットクーラーは、冷風ダクトから冷気が送出されるが、同時に排熱ダクトから熱風が排出され、その熱風が有効利用されないため、熱の無駄が生じ非効率である。
また、従来の可搬式溶接棒乾燥器は、ケース内に内蔵されたヒーターに通電して発熱させ、ケース内を所定温度にして溶接棒の乾燥、保温を行う単一機能しか持ち合わせていない。
更に、スポットクーラーや乾燥装置でペルチェ素子を利用する従来技術もあるが、いずれもペルチェ素子の冷却面のみを利用するものであり、放熱面から生じる熱が利用されず、エネルギーが無駄となっている。また、ペルチェ素子の冷却面と放熱面の両方を利用する貯蔵庫の従来技術が開示されているが、スポットクーラーのように冷気を送出させる機能を有するものではない。
特許文献1の「スポットクーラー」の発明は、外気を冷却する冷却源としてペルチェ素子を使用したスポットクーラーにおいて、ペルチェ素子の発熱面で発生する熱を蓄熱材に吸収してペルチェ素子の冷却作用を一定時間にわたって発揮可能とする構成が開示されているが、ペルチェ素子の冷却面と放熱面の内、冷却面のみを有効利用するものであり、放熱面を利用するものではない。
特許文献2の「貯蔵庫」の発明は、貯蔵庫の断熱箱体内に画成された貯蔵室を設け、ペルチェ素子の一方の放熱面により貯蔵室を加熱し、もう一方の冷却面により貯蔵室を冷却する構成が開示されており、冷媒利用の冷却器により得られた冷気をペルチェ素子の放熱面で加熱し、同時に冷却面で冷却することにより、設定温度の異なる貯蔵室を形成するものであって、外部に冷気を送出するものではない。
特許文献3の「乾燥装置」の発明は、保管庫内にヒータ及び送風ファンからなる温風手段と、ペルチェ素子による電子冷却ユニットを設け、ペルチェ素子の冷却面により水蒸気を結露させて除湿を行う装置であり、ペルチェ素子の放熱面により装置内を高温に維持して保温するものではない。
この発明は、上述のような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、屋内での溶接作業に適した溶接棒の防湿機能と冷気の供給機能を兼ね備えたスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器を提供することにある。
請求項1の発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、スポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10と、ペルチェ素子2の冷却面をスポットクーラー部9側内部に向けて接続する伝熱材3aと、ペルチェ素子2の放熱面を溶接棒乾燥部10側内部に向けて接続する伝熱材3bと、各部の上部に跨り、双方を接続するための接続治具17と固定用のボルト18とを備え、上記スポットクーラー部9は、周囲を囲む断熱材16aと、外気導入口5および送風ファン4と、外気を冷却する冷却フィン6と、冷風を送出する送風口7及び伸縮自在なホース8とを設けて形成し、上記溶接棒乾燥部10は、周囲を囲む断熱材16bと、乾燥器内の温度調節を行うための温度調整器11と、溶接棒を入れるケース12及び蓋15とを設けて形成することを特徴とする。
請求項2の発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、上記請求項1記載の接続治具17を、当該内にペルチェ素子2の放熱面に送風する小型の送風ファン4bと、送風する外気を取り込む外気導入口5bとを備えた構造とし、溶接棒乾燥部10内の温度調整器11に当該送風ファン4bの送風力を調節する機構を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aが接続治具17と固定用のボルト18で接続されることによって形成され、可搬式スポットクーラー9aの複数の伝熱材3aと可搬式溶接棒乾燥器10aの複数の伝熱材3bの半数に取付けられたペルチェ素子2bの冷却面と、可搬式スポットクーラー9aの伝熱材3aの半数に取付けられたペルチェ素子2aの放熱面と可搬式溶接棒乾燥器10aの複数の伝熱材3bとがそれぞれ密着して接続されており、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aにペルチェ素子2a、2bを半数ずつ備えた状態で分離可能な構造を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、スポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10と、ペルチェ素子2の冷却面をスポットクーラー部9側内部に向けて接続する伝熱材3aと、ペルチェ素子2の放熱面を溶接棒乾燥部10側内部に向けて接続する伝熱材3bと、各部の上部に跨り、双方を接続するための接続治具17と固定用のボルト18とを備え、上記スポットクーラー部9は、周囲を囲む断熱材16aと、外気導入口5および送風ファン4と、外気を冷却する冷却フィン6と、冷風を送出する送風口7及び伸縮自在なホース8とを設けて形成し、上記溶接棒乾燥部10は、周囲を囲む断熱材16bと、乾燥器内の温度調節を行うための温度調整器11と、溶接棒を入れるケース12及び蓋15とを設けて形成するので、スポットクーラー部9は、電源を入れると、送風ファン4aが作動し、外気導入口5aからスポットクーラー部9に矢印で示す方向に外気が導入され、ペルチェ素子2の冷却面に接続された伝熱材3aと一体になった冷却フィン6が配置されている領域を通過して冷風となり、送風口7から送出される。
送風口7は、伸縮自在のホース8を設置できる構造とし、作業場所までホース8を伸ばし、作業者が作業場所で冷風を浴びることが可能な構造とすることができる。
一方、溶接棒乾燥部10は、伝熱材3bを介して、ペルチェ素子2の放熱面で生じた発熱で内部を加熱する。即ち、ペルチェ素子2の放熱面で生じた発熱と冷却面で生じた冷熱をそれぞれ利用して、冷気生成と溶接棒の乾燥、防湿の用途に同時に利用でき、ペルチェ素子2の冷熱、発熱をそれぞれ単独で利用する装置と比べて、熱を有効利用できるため、エネルギーの無駄が少なくなる。
請求項2の発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、上記請求項1記載の接続治具17を、当該内にペルチェ素子2の放熱面に送風する小型の送風ファン4bと、送風する外気を取り込む外気導入口5bとを備えた構造とし、溶接棒乾燥部10内の温度調整器11に当該送風ファン4bの送風力を調節する機構を設けているので、接続治具17内の小型の送風ファン4bにより外気導入口5bから取り込んだ外気をペルチェ素子2の放熱面に常に供給でき、ペルチェ素子2の放熱面が放熱を維持し、冷却面の冷却が維持されることによって、スポットクーラー部9の冷気の供給機能を持続させることができる。また、溶接棒乾燥部10内が目標温度に達した場合、温度調整器11から送風ファン4bに送風力を増すように伝達され、ペルチェ素子2の放熱面の放熱が持続するが、同時に伝熱材3aからの外気への放熱量も増えるため、溶接棒乾燥部10内が目標温度より高くなりすぎず一定に保たれると共に、ペルチェ素子2の冷却面の冷却効果が維持され、スポットクーラー部9の冷気の供給機能を持続させることができる。
上記請求項1記載のペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、可搬式スポットクーラー9aの複数の伝熱材3aと可搬式溶接棒乾燥器10aの
複数の伝熱材3bの半数に取付けられたペルチェ素子2bの冷却面と、可搬式スポットクーラー9aの伝熱材3aの半数に取付けられたペルチェ素子2aの放熱面と可搬式溶接棒乾燥器10aの複数の伝熱材3bとがそれぞれ密着して接続されており、
固定用のボルト18を取り外して、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aとにペルチェ素子2a、2bを半数ずつ備えた状態で分離できる構造を備えているので、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aを接続した場合は、各装置でペルチェ素子2a、2bの冷熱面の冷熱、放熱面の発熱を共有できる。また、各装置に半数のペルチェ素子2aまたは2bが備わっているので、各々単体での使用も可能である。
本発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器の詳細図である。 ペルチェ素子を利用した可搬式スポットクーラーの説明図である。 図2の可搬式スポットクーラーを矢印Aの右側方向から見た説明図である。 ペルチェ素子を利用した可搬式溶接棒乾燥器の説明図である。 図4の可搬式溶接棒乾燥器を矢印Bの左側方向から見た説明図である。
本発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器、可搬式 スポットクーラー、可搬式溶接棒乾燥器の使用形態例について図1から図5に基づいて説明する。本発明は下記の実施形態にのみ限定されるものではない。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記の実施形態に変更(例えば構成要素の省略または付加、構成要素の形状の変更等)を加えることが出来るのはもちろんである。なお、図は概略を示すもので、一部のみを描き詳細構造は省略した。
図1に示すように、ペルチェ素子2を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器1は、ペルチェ素子2を境界としてスポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10に区別され、スポットクーラー部9に接続される伝熱材3aには、ペルチェ素子2の冷却面を接続し、溶接棒乾燥部10に接続される伝熱材3bには、ペルチェ素子2の放熱面を接続する。
このペルチェ素子2の冷却面の冷却効果により、スポットクーラー部9内に取り込んだ外気を冷却し、ペルチェ素子2の放熱面の発熱により溶接棒乾燥部10内の溶接棒の防湿を行う。
スポットクーラー部9は、電源をONにすると、送風ファン4aが作動し、外気導入口5aからスポットクーラー部9に矢印で示す方向に外気が導入され、ペルチェ素子2の冷却面に接続された伝熱材3aと一体になった冷却フィン6が配置されている領域を通過して冷気となり、送風口7から送出される。
送風口7は、伸縮自在のホース8を設置できる構造とし、作業場所までホース8を伸ばし、作業者が高温の作業場所で冷風を浴びることが可能な構造とすることができる。
スポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10は、各部の上部に跨るように設置された2つの接続治具17a, 17bと固定用のボルト18を締め付けて接続する。この接続治具17には、外気を取り込む外気導入口5bと小型の送風ファン4bを設ける。
スポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10の電源を入れると、伝熱材3bを介してペルチェ素子2の放熱面の発熱が伝わり、断熱材16bで囲まれたケース12内を温める。また、上記外気導入口5bと送風ファン4bとでペルチェ素子2の放熱面に外気を供給し、ペルチェ素子2の放熱面が放熱することを維持し、伝熱材3bを介して、断熱材16bで囲まれた溶接棒乾燥部10内を加熱する。
ペルチェ素子2の放熱面が放熱することを維持することで、反対側の冷却面の冷却効果が維持され、スポットクーラー部9内の冷却効果が持続するため、ペルチェ素子2の冷熱、発熱をそれぞれ単独で利用する装置と比べて、両方の熱を有効に利用することができ、エネルギーの無駄が少なくなる。
接続治具17内の小型の送風ファン4bにより外気導入口5bから取り込んだ外気をペルチェ素子2の放熱面に常に供給できるので、ペルチェ素子2の放熱面が放熱を維持し、冷却面の冷却が維持されることによって、スポットクーラー部9の冷気の供給機能を持続させることができる。また、溶接棒乾燥部10内が目標温度に達した場合、温度調整器11から送風ファン4bに送風力を増すように伝達され、ペルチェ素子2の放熱面の放熱が持続するが、同時に伝熱材3aからの外気への放熱量も増えるため、溶接棒乾燥部10内が目標温度より高くなりすぎず一定に保たれると共に、ペルチェ素子2の冷却面の冷却効果が維持され、スポットクーラー部9の冷気の供給機能を持続させることができる。
このペルチェ素子2を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器1は、1つの装置で冷風の供給と溶接棒の防湿を行うことが可能である。
タンクやプラント、橋梁等の大型の構造物の建設現場やその休憩所等にスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器1を搬入して稼動させることにより、送風口7やホース8からの冷風を浴びながら、現場作業や休憩をすることが可能となる。
また、溶接棒の防湿を行う溶接棒乾燥部10から、現場で直ぐに必要量だけ溶接棒が取り出せる。
また、スポットクーラー兼用溶接棒乾燥器1には、スポットクーラー部9にバッテリー13aを設け、溶接棒乾燥部10にバッテリー13bを設け、外部電源から電力を受けて各バッテリー13a、13bに蓄電し、各々単体での使用を可能とする。
このような分離構造とすることで、溶接等の作業場所に、可搬式スポットクーラー9aまたは可搬式溶接棒乾燥器10aを持ち運んで、バッテリー13a、13bに蓄電された電力を使用して、外部電源無で各装置を個別の作業場所で所定時間使用することが可能である。
図2は、ペルチェ素子を利用した可搬式スポットクーラーの説明図で、この可搬式スポットクーラー9aは、構造物の建設工事等に関わる作業者が現場で顔や首、頭といった局所的に冷風を供給したい部位があるとき等に、把持部14aを持ったりベルトを通して肩や背に掛けたり、車輪20を使用して作業場所に持ち運んで使用するものである。
この可搬式スポットクーラー9aは、外気導入口5aから送風ファン4aにより外気が取り込まれ、ペルチェ素子2の冷却面に接続された伝熱材3aと一体化された冷却フィン6が配置されている領域を通過して冷風となり、送風口7から送出される。
また、可搬式スポットクーラー9aの送風口7に伸縮自在のホース8を接続することにより、作業者の顔や首、頭等の冷風を供給したい部位に効果的に冷気を届かせることが可能となる。
また、この可搬式スポットクーラー9aは、固定用のボルト18により接続されたスポットクーラー側の接続治具17aと接続された状態で可搬式溶接棒乾燥器10aから分離され、この接続治具17aに設置された外気導入口5bで外気を取り込み、小型の送風ファン4bでペルチェ素子2aの放熱面に送風することにより、放熱面の放熱が持続することで、可搬式スポットクーラー9a内に接続されたペルチェ素子2aの冷却面の冷却効果が持続するため、可搬式スポットクーラー9a単体でも冷風の供給を常に行うことができる。
図3は、図2の可搬式スポットクーラーを矢印Aの右側方向から見た説明図である。
可搬式スポットクーラー9aの背面の断熱材16aに、複数の伝熱材3aが取付けられ、その半数に可搬式スポットクーラー9a分のペルチェ素子2aが取付けられている。
上部に固定された接続治具17aの外気導入口5bから外気を取り込み、小型の送風ファン4bでペルチェ素子2aの放熱面に矢印の方向へ送風することにより、ペルチェ素子2aの放熱面が発熱し、冷却面の冷却効果が持続して、常に冷風を供給することが可能となる。また、ペルチェ素子2aが取付けられていない伝熱材3aに送風されるので、可搬式スポットクーラー9a内の冷気が伝熱材3bから大気中へ放出することが抑えられる。
図4は、ペルチェ素子を利用した可搬式溶接棒乾燥器の説明図で、この可搬式溶接棒乾燥器10aは、ケース12の中に溶接棒19を保管し蓋15をして、構造物の建設工事等に関わる作業者が把持部14bを持ったり、車輪20で転がして、現場に持ち運んで使用するものである。
また、現場の直近で可搬式溶接棒乾燥器10aから、防湿した溶接棒を取り出して使用することができる。
なお、この可搬式溶接棒乾燥器10aは、断熱材16bに囲まれた構造で、可搬式溶接棒乾燥器10aの背面の断熱材16bに伝熱材3bが取付けられ、その伝熱材3bにペルチェ素子2bの放熱面が接続されており、電源をONにすると、ペルチェ素子2bの放熱面が放熱し、伝熱材3bを介して、ケース12内を加熱することができる。
可搬式溶接棒乾燥器10aの蓋15は、半開タイプであり、接続治具17を固定用のボルト18で締め付けた状態でも開くことができる。
また、蓋15を半開タイプにすることにより、全開タイプと比べて、蓋を開いた状態での保温や防湿効果を高めることができ、溶接棒15を落とす可能性が少なくなる。
図5は、図4の可搬式溶接棒乾燥器10aを矢印Bの左側方向から見た説明図である。
可搬式溶接棒乾燥器10aの背面の断熱材16bに、複数の伝熱材3bが取付けられ、半数に可搬式溶接棒乾燥器10a分のペルチェ素子2bが取付けられている。
上部に固定された可搬式溶接棒乾燥器10a側の接続治具17bの外気導入口5bから外気を取り込み、小型の送風ファン4bでペルチェ素子2bの冷却面と伝熱材3bに矢印の方向へ温風を通風することで、ペルチェ素子2bの冷却面の冷却効果が持続し、放熱面の放熱が持続するため、断熱材16bで囲まれたケース12内を常に保温することが可能となる。
また、ペルチェ素子2bが取付けられていない伝熱材3bに温風が当たるので、可搬式溶接棒乾燥器10a内の熱が伝熱材3bから大気中へ放出することが抑えられる。
可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aを接続治具17で接続したときに、図3と図5に示す通り、ペルチェ素子2aに伝熱材3b、伝熱材3aにペルチェ素子2bが密着するような位置に各装置のペルチェ素子2と伝熱材3が配置されている。
また、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aを接続したときに、ペルチェ素子2と伝熱材3が密着するように、接続治具17の長さが調整されている。
更に、可搬式溶接棒乾燥器10aと可搬式スポットクーラー9aの各装置に半数ずつペルチェ素子2a,2bを設けることで、各装置単体でも機能を果たすことができ、接続後は、ペルチェ素子2をスポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10で共有できるので、溶接棒の防湿と冷風供給機能を同時に果たすことが可能となる。
上記ペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼溶接棒乾燥器は、構造物の建設工事現場のみでなく、補修や改造工事、屋内外の設備工事、事務所等の建築工事などにも使用することができる。
1 スポットクーラー兼用溶接棒乾燥器
2 ペルチェ素子
2a スポットクーラー部9のペルチェ素子
2b 溶接棒乾燥部10のペルチェ素子
3 伝熱材
3a スポットクーラー部9の伝熱材
3b 溶接棒乾燥部10の伝熱材
4 送風ファン
4a スポットクーラー部9の送風ファン
4b 接続治具17内の送風ファン
5 外気導入口
5a スポットクーラー部9の外気導入口
5b 接続治具17内の外気導入口
6 冷却フィン
7 送風口
8 ホース
9 スポットクーラー部
9a 可搬式スポットクーラー
10 溶接棒乾燥部
10a 可搬式溶接棒乾燥器
11 温度調整器
12 ケース
13 バッテリー
13a 可搬式スポットクーラー9aのバッテリー
13b 可搬式溶接棒乾燥器10aのバッテリー
14 把持部
14a 可搬式スポットクーラー9aの把持部
14b 可搬式溶接棒乾燥器10aの把持部
15 蓋
16 断熱材
16a スポットクーラー部9の断熱材
16b 溶接棒乾燥部10の断熱材
17 接続治具
17a スポットクーラー9aの接続治具
17b 溶接棒乾燥器9bの接続治具
18 固定用のボルト
19 溶接棒
20 車輪

Claims (3)

  1. この発明に係るペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、スポットクーラー部9と溶接棒乾燥部10と、ペルチェ素子2の冷却面をスポットクーラー部9側内部に向けて接続する伝熱材3aと、ペルチェ素子2の放熱面を溶接棒乾燥部10側内部に向けて接続する伝熱材3bと、各部の上部に跨り、双方を接続するための接続治具17と固定用のボルト18とを備え、上記スポットクーラー部9は、周囲を囲む断熱材16aと、外気導入口5および送風ファン4と、外気を冷却する冷却フィン6と、冷風を送出する送風口7及び伸縮自在なホース8とを設けて形成し、上記溶接棒乾燥部10は、周囲を囲む断熱材16bと、乾燥器内の温度調節を行うための温度調整器11と、溶接棒を入れるケース12及び蓋15とを設けて形成することを特徴とするペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器。
  2. 上記請求項1記載の接続治具17は、当該内にペルチェ素子2の放熱面に送風する小型の送風ファン4bと、送風する外気を取り込む外気導入口5bとを備えた構造とし、溶接棒乾燥部10内の温度調整器11に当該送風ファン4bの送風力を調節する機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器。
  3. 上記ペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器は、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aが接続治具17と固定用のボルト18で接続されることによって形成され、可搬式スポットクーラー9aの複数の伝熱材3aと可搬式溶接棒乾燥器10aの複数の伝熱材3bの半数に取付けられたペルチェ素子2bの冷却面と、可搬式スポットクーラー9aの伝熱材3aの半数に取付けられたペルチェ素子2aの放熱面と可搬式溶接棒乾燥器10aの複数の伝熱材3bとがそれぞれ密着して接続されており、可搬式スポットクーラー9aと可搬式溶接棒乾燥器10aにペルチェ素子2a、2bを半数ずつ備えた状態で分離可能な構造を備えていることを特徴とする請求項1記載のペルチェ素子を利用したスポットクーラー兼用溶接棒乾燥器。

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