JP6145870B2 - 画像表示装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置および画像表示方法、並びに画像表示プログラムに関し、特に臓器等の解剖学的構造物に含まれる対象領域を疑似3次元画像として表示する画像表示装置および画像表示方法、並びに画像表示プログラムに関する。
近年、マルチスライスCT(MDCT)等のモダリティの進歩により、質の高い3次元画像データが取得できるようになり、これらの画像データを用いた画像診断では、高精細な断面画像が用いられるだけでなく、被検体の仮想的・疑似的な3次元画像も用いられるようになってきる。さらに、画像認識技術を用いた3次元画像からの臓器構造の抽出等も行われており、より構造が識別された3次元画像から仮想的・疑似的な3次元画像を生成することが可能になり、生成された画像は、手術前のプランニング、シミュレーションや手術中のナビゲーションのためにも利用されている。
被検体の仮想的・疑似的な3次元画像を生成する手法としては、ボリュームレンダリングやサーフェスレンダリング等のレンダリング技術を用いた手法が知られている。
例えば、特許文献1、2には、内視鏡装置で撮影された内視鏡画像を取得し、CT画像などの3次元画像から内視鏡画像に類似する仮想内視鏡画像を生成して抽出し、内視鏡画像で視認できない病変領域を、内視鏡画像、または、内視鏡画像と類似するものとして抽出された仮想内視鏡画像中に重畳表示するという技術が開示されている。また、特許文献3には、内視鏡画像と、内視鏡画像と位置合わせされるように変形した仮想内視鏡画像とを比較可能に表示する技術が開示されている。
特開2003−265408号公報 特開2011−152323号公報 特開2008−093443号公報
しかし、手術の際に、手術対象の臓器などの解剖学的構造物を内視鏡などの撮像装置で撮像して得た2次元画像を観察しながら、解剖学的構造物内の直接視認できない手術上注目すべき領域について、上記2次元画像に対応する位置や形状をより正確に把握したいという要求がある。しかしながら、特許文献1ないし3に記載された手法では、上記要求に応えることは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、解剖学的構造物を表す2次元画像において解剖学的構造物中に含まれて直接視認できない対象領域について、患者の3次元画像に基づいて、2次元画像に対応する対象領域の位置や形状を好適に把握できるようにする参照画像を生成して表示する画像表示装置および画像表示方法、並びに画像表示プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の画像表示装置は、所望の対象領域を内包する患者の解剖学的構造物を表す第1の3次元画像を取得する3次元画像取得部と、取得した第1の3次元画像中の対象領域を特定する対象領域情報を取得する対象領域取得部と、第1の撮像時に撮像された患者の解剖学的構造物の表面を表す第1の2次元画像を取得する2次元画像取得部と、取得した第1の2次元画像の撮像位置および第1の2次元画像の撮像方向を表す第1の撮像位置情報を取得する撮像位置取得部と、第1の撮像位置情報の撮像位置に対応する第1の3次元画像の対応撮像位置と第1の撮像位置情報の撮像方向に対応する第1の3次元画像の対応撮像方向を表す第1の対応位置情報を取得し、取得した第1の対応撮像位置情報に基づいて、第1の3次元画像から解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像を生成する画像生成部と、第1の擬似3次元画像と第1の2次元画像が互いに位置合わせされるように、第1の擬似3次元画像を変形する変形量を表す第1の変形情報を取得する変形情報取得部と、取得された第1の変形情報に基づいて、第1の対応撮像位置情報の対応撮像方向に直交する方向に第1の3次元画像を3次元変形した第2の3次元画像を生成する変形部と、第1の2次元画像と第1の参照画像を比較表示または重畳表示する表示制御を行う表示制御部とを備え、画像生成部は、第1の対応撮像位置情報と対象領域情報とに基づいて、第2の3次元画像から、対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第1の参照画像を生成するようにしたものである。
本発明の画像表示方法は、上記画像表示装置を作動させるための画像表示方法であって、所望の対象領域を内包する患者の解剖学的構造物を表す第1の3次元画像を取得する3次元画像取得ステップと、取得した第1の3次元画像中の対象領域を特定する対象領域情報を取得する対象領域取得ステップと、第1の撮像時に撮像された患者の解剖学的構造物の表面を表す第1の2次元画像を取得する2次元画像取得ステップと、取得した第1の2次元画像の撮像位置および第1の2次元画像の撮像方向を表す第1の撮像位置情報を取得する撮像位置取得ステップと、第1の対応撮像位置情報の撮像位置に対応する第1の3次元画像の対応撮像位置と第1の対応撮像位置情報の撮像方向に対応する第1の3次元画像の対応撮像方向を表す第1の対応位置情報を取得し、取得した第1の対応撮像位置情報に基づいて、第1の3次元画像から解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像を生成する画像生成ステップと、第1の擬似3次元画像と第1の2次元画像が互いに位置合わせされるように、第1の擬似3次元画像を変形する変形量を表す第1の変形情報を取得する変形情報取得ステップと、取得された第1の変形情報に基づいて、第1の対応撮像方向に直交する方向に第1の3次元画像を3次元変形した第2の3次元画像を生成する変形ステップと、第1の2次元画像と第1の参照画像を比較表示または重畳表示する表示制御を行う表示制御部ステップを有する画像表示方法であって、画像生成ステップは、第1の対応撮像位置情報と対象領域情報とに基づいて、第2の3次元画像から、対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第1の参照画像を生成するステップを有するようにしたものである。
本発明の画像表示プログラムは、コンピュータを上記投影画像生成装置として機能させるために、上記投影画像生成装置の各手段を処理ステップとしてコンピュータに実行させるものである。
上記「擬似3次元画像」とは、X線CT装置やMRI装置等から得られる3次元画像に基づいて、3次元画像中の解剖学的構造物や病変領域などの対象領域を投影面上に立体的に陰影付けして投影した画像を意味する。例えば、擬似3次元画像として、ボリュームレンダリング画像、サーフィスレンダリング画像があげられる。
上記「対象領域」は、解剖学的構造物内に解剖学的構造物の表面によって視認できない態様で一部または全体が含まれている領域であればいかなるものも含む。例えば、対象領域を、解剖学的構造物の表面によって視認できない態様で含まれているさらなる解剖学的構造物としてもよい。また、対象領域を、解剖学的構造物の治療の対象となる病変領域としてもよい。また、「解剖学的構造物」は、所望の対象領域を視認できない態様で内包する患者の解剖学的構造物であれば、臓器や血管などあらゆるものを含む。一例として、解剖学的構造物が臓器であり、対象領域が臓器に含まれる血管とすることが好ましい。
本発明に係る画像表示装置において、画像生成部は、対応撮像位置方向とは異なる第1の3次元画像の第1の参照方向を取得し、取得した第1の参照方向に基づいて、第2の3次元画像から、対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第2の参照画像をさらに生成することが好ましい。
本発明に係る画像表示装置において、2次元画像取得部が、第1の撮像時とは異なる第2の撮像時に撮像された解剖学的構造物の表面を表す第2の2次元画像を取得し、撮像位置取得部が、取得した第2の2次元画像の撮像位置および第2の2次元画像の撮像方向を表す第2の撮像位置情報を取得し、変形情報取得部が、第1の2次元画像と第2の2次元画像が位置合わせされるように、第1の2次元画像を変形する変形量を表す第2の変形情報を取得し、変形部が、第2の変形情報に基づいて、対応撮像方向に直交する方向に第2の3次元画像をさらに3次元変形した第3の3次元画像を生成し、画像生成部は、第2の対応撮像位置情報と対象領域情報とに基づいて、第3の3次元画像から、対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第3の参照画像を生成することが好ましい。
本発明に係る画像表示装置において、画像生成部は、対応撮像位置方向とは異なる第3の3次元画像の第2の参照方向を取得し、取得した第2の参照方向に基づいて、第3の3次元画像から、対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第4の参照画像をさらに生成することが好ましい。
本発明に係る画像表示装置において、2次元画像取得部が、第1の撮像時とは異なる第3の撮像時に撮像された解剖学的構造物の表面を表す第3の2次元画像を取得し、変形情報取得部が、第1の2次元画像と第3の2次元画像が位置合わせされるように、第1の2次元画像を変形する変形量を表す第3の変形情報を取得し、変形部が、第3の変形情報に基づいて、対応撮像方向に直交する方向に第1の参照画像を2次元変形した第5の参照画像を生成してもよい。
本発明に係る画像表示装置において、対象領域取得部が、解剖学的構造物に内包される、さらなる解剖学的構造物領域を対象領域として取得する構造物取得部および/または解剖学的構造物に内包される病変領域を対象領域として取得する病変領域取得部を備えることが好ましい。
本発明では、所望の対象領域を内包する患者の解剖学的構造物を表す第1の3次元画像を取得し、取得した第1の3次元画像中の対象領域を特定する対象領域情報を取得し、第1の撮像時に撮像された患者の解剖学的構造物の表面を表す第1の2次元画像を取得し、取得した第1の2次元画像の撮像位置および撮像方向を表す撮像位置情報を取得し、取得した第1の2次元画像の撮像位置および第1の2次元画像の撮像方向を表す第1の撮像位置情報を取得し、第1の対応撮像位置情報の撮像位置に対応する第1の3次元画像の対応撮像位置と第1の対応撮像位置情報の撮像方向に対応する第1の3次元画像の対応撮像方向を表す第1の対応位置情報を取得し、取得した第1の対応撮像位置情報に基づいて、第1の3次元画像から解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像を生成し、第1の擬似3次元画像と第1の2次元画像が互いに位置合わせされるように、第1の擬似3次元画像を変形する変形量を表す第1の変形情報を取得し、取得された第1の変形情報に基づいて、第1の対応撮像方向に直交する方向に第1の3次元画像を3次元変形した第2の3次元画像を生成し、第1の対応撮像位置情報と対象領域情報とに基づいて、第2の3次元画像から、対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第1の参照画像を生成し、第1の2次元画像と第1の参照画像を比較表示または重畳表示する表示制御を行うことができる。このため、第1の参照画像と解剖学的構造物の表面を表す2次元画像の比較表示または重畳表示を参照することにより、2次元画像では直接視認できない対象領域の形状や位置をより正確に把握することが可能となる。
第1の実施の形態における画像表示機能が実装された医用画像診断システムの概略構成図 第1の実施形態における画像表示機能を実現する構成および処理の流れを模式的に示したブロック図 第1の実施形態における画像表示装置の処理の流れを表したフローチャート 第1の実施形態における患者の内視鏡画像と同患者の3次元画像から生成される第1および第2の参照画像を説明するための図 第1の実施形態における患者の内視鏡画像と同患者の3次元画像から生成される擬似3次元画像の例を模式的に表した図 本発明の第1の実施形態における内視鏡画像と第1および第2の参照画像の表示例を模式的に表した図 本発明の第1の実施形態における肝臓に対する第1の参照画像の対応撮像方向と、第2の参照画像の投影方向とを示す図 第2および第3の実施形態における画像表示装置の処理の流れを表したフローチャート(その1) 第2の実施形態における画像表示装置の処理の流れを表したフローチャート(その2) 第3の実施形態における画像表示装置の処理の流れを表したフローチャート(その2) 第2および第3の実施形態における患者の内視鏡画像と同患者の3次元画像から生成される第3および第4の参照画像(または第5の参照画像)を説明するための図 第3の実施形態における患者の内視鏡画像と同患者の3次元画像から生成される第5の参照画像の例を模式的に表した図
図1は、本発明の第1の実施形態となる手術シミュレーション機能が実装された手術ナビゲーションシステム10の概要を示すハードウェア構成図である。図1に示したように、このシステムは、内視鏡101、モダリティ105、処置具106、内視鏡用マーカー107、位置センサ108、画像処理ワークステーション100から構成されている。
本実施形態では、内視鏡101は腹腔用の硬性鏡であり、被検体の腹腔内に挿入される。光源装置103から光ファイバーで導かれた光が内視鏡101の先端部から照射され、内視鏡101の撮像光学系により被検体の腹腔内の画像が得られる内視鏡101での撮像信号の取得は所定のフレームレートで行われるので、ディスプレイ3では、内視鏡画像Eが腹腔内を表す動画として表示される。さらに、内視鏡101では、ユーザの操作に応じて静止画撮影も可能である。
モダリティ105は、被検体の検査対象部位を撮像することにより、その部位を表す3次元画像の画像データ(3次元画像V)を生成し、その画像データにDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格で規定された付帯情報を付加して、画像情報として出力する装置が含まれる。具体例としては、CT、MRIなどが挙げられる。
本実施形態では、CTで被検体である人体の体軸方向にスキャンすることによって人体の肝臓を含む腹部の3次元画像データを生成する場合について説明する。
図1に示すモダリティ105によって形成された3次元画像データVは、画像処理ワークステーション100を介して、LAN経由で送信されて、不図示の画像保管サーバに記憶される。なお、画像保管サーバは、モダリティ105で取得された医用画像データや画像処理ワークステーション100での画像処理によって生成された医用画像の画像データを画像データベースに保存・管理するコンピュータであり、大容量外部記憶装置やデータベース管理用ソフトウェア(たとえば、ORDB(Object Relational Database)管理ソフトウェア)を備えている。画像表示装置1は、DICOM規格に準拠した通信プロトコルに従って、必要に応じて観察対象患者の3次元画像VをLAN経由で画像保管サーバから取得し、画像表示装置1に内蔵された主記憶装置である3次元画像記憶部11に記憶する。
内視鏡用マーカー107および位置センサ108は、公知の3次元位置計測装置を構成する。内視鏡用マーカー107、内視鏡101の手元付近に設けられており、光学式の位置センサ108によって、所定の時間間隔で内視鏡用マーカー107の3次元位置が検出される。内視鏡用マーカー107は、複数のマーカー片から構成されているので、位置センサ108は、各マーカー片の位置関係から内視鏡101の向きも検出可能であり、オフセット計算によって、内視鏡101の先端部の3次元画像Vにおける対応撮像位置情報S を算出することができる。位置センサ108は、算出された内視鏡の撮像位置w および撮像方向r を撮像位置情報S として取得し、USBインターフェースを介して画像処理ワークステーション100に送信する。
画像処理ワークステーション100は、CPU、主記憶装置、補助記憶装置、入出力インターフェース、通信インターフェース、データバス等の周知のハードウェア構成を備えたコンピュータであり、コンピュータ本体である画像表示装置1、入力装置4(ポインティングデバイス、キーボード等)や、WSディスプレイ3を備えている。また、画像処理ワークステーション100は、内視鏡101とモダリティ105とはLAN接続されており、位置センサ108とはUSB接続されている。さらに、画像処理ワークステーション100は、周知のオペレーティングシステムや各種アプリケーション・ソフトウェア等がインストールされたものであり、本発明の画像処理を実行させるためのアプリケーションもインストールされている。これらのソフトウェアは、CD−ROM等の記録媒体からインストールされたものであってもよいし、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
図2は、第1の実施形態における画像表示装置1を機能レベルで分割したブロック図である。
図2に示したように、第1の実施形態における画像表示装置1は、血管領域および病変領域(対象領域)を内包する患者の臓器である肝臓(解剖学的構造物)を表す3次元画像(第1の3次元画像)を記憶する3次元画像記憶部11と、3次元画像を取得する3次元画像取得部12と、3次元画像V中の対象領域を特定する対象領域情報を取得する対象領域取得部21と、第1の撮像時tに撮像された患者の肝臓の表面を表す第1の2次元画像Eを取得する2次元画像取得部20と、取得した2次元画像Eの撮像位置w および2次元画像Eの撮像方向r を表す撮像位置情報S を取得する撮像位置取得部19と、撮像位置情報S の撮像位置w に対応する第1の3次元画像の対応撮像位置w と第1の撮像位置情報の撮像方向r に対応する第1の3次元画像Vの対応撮像方向r を表す第1の対応位置情報S を取得し、取得した第1の対応撮像位置情報S に基づいて、第1の3次元画像Vから解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像P を生成する画像生成部13と、第1の擬似3次元画像P と第1の2次元画像E が互いに位置合わせされるように、第1の擬似3次元画像P を変形する変形量を表す第1の変形情報Fを取得する変形情報取得部16と、取得された第1の変形情報Fに基づいて、第1の対応撮像位置情報S の対応撮像方向r に直交する方向に第1の3次元画像Vを3次元変形した第2の3次元画像V を生成する変形部17と、第1の2次元画像Eと第1の参照画像P を比較表示または重畳表示する表示制御を行う表示制御部18とから構成されている。また、対象領域取得部21は、肝臓に内包される、血管領域Kを対象領域として取得する構造物取得部14と解剖学的構造物に内包される病変領域Qを対象領域として取得する病変領域取得部15を備えている。なお、図1に示したハードウェア機器と図14に示した各機能ブロックとが概ね1対1に対応する場合には同じ符号を付している。
本明細書の各実施形態では、患者の解剖学的構造物である肝臓を内視鏡101で撮像して得られた内視鏡画像Eと、同患者の3次元画像Vとに基づいて、肝臓内に視認できない態様で内包される血管領域Kと病変領域Qを表す参照画像を生成する例として、画像表示装置で行われる画像表示方法を説明する。図3は、本実施形態における画像表示処理の流れを表すフローチャートである。図4Aは、患者の解剖学的構造物の表面を表す2次元画像である内視鏡画像Eと3次元画像Vに対して実施される各処理を説明するための概略図である。また図4Aにおいて、破線Hより左側が内視鏡画像を示し、破線Hより右側が3次元画像に関する画像を示している。以下、図3に示したフローチャートと図4Aを用いて、本実施形態における画像表示処理の流れを説明する。
なお、内視鏡101を用いた観察対象患者の腹腔内の観察に先立って、モダリティ105によって患者の胸部と腹部を撮像した3次元画像Vが形成されて不図示の画像保管サーバに記憶される。そして、画像処理ワークステーション100では、不図示の画像保管サーバから患者の3次元画像Vが取得されて、画像処理ワークステーション100の主記憶装置である3次元画像記憶部11に記憶される。
まず、3次元画像取得部12が、3次元画像記憶部11から観察対象患者の3次元画像Vを取得する(S01)。
次に、構造物領域取得部14が、3次元画像V内の肝臓に内包される構造物領域Kを特定するデータである構造物領域情報を取得する(S02)。本実施形態では、構造物領域取得部14は、周知の血管抽出方法により、血管領域の位置を特定する構造物領域情報を取得する。
次に、病変領域取得部15が、3次元画像Vから周知の手法により予め抽出された病変領域Qの位置を特定する病変情報データを取得する(S03)。
次に、2次元画像取得部20が、患者の腹腔内において第1の撮像時tに肝臓を撮像した内視鏡画像Eを取得する(S04)。内視鏡画像Eには、図4Aおよび図5に示されるように肝臓の外表面が表されている。
また、撮像位置取得部19が、位置センサ108から、第1の撮像時tにおける内視鏡101の撮像位置w 、撮像方向r からなる撮像位置情報S を取得する(S05)。
なお、撮像位置取得部19は、位置センサの3次元座標系における各座標軸と3次元画像Vの3次元座標系における各座標軸との向きの対応関係に基づいて、座標軸の回転量を予め求めておくとともに、3次元画像Vの原点に相当する被検体中の位置の、位置センサ108の3次元座標系における座標値を予め計測している。そして、この原点の座標値に基づいて、両座標軸の平行移動量を求めて、その回転量の回転とその平行移動量の平行移動を行う行列を用いて、位置センサ108の3次元座標系で表現された撮像位置w と撮像方向r を3次元画像Vの3次元座標系の座標値で表現された対応撮像位置w と対応撮像方向r に変換することができる。
続いて、画像生成部13は、3次元画像Vの対応撮像位置w と、対応撮像方向r とを表す対応撮像位置情報S に基づいて、対応撮像位置w を視点とし、対応撮像方向r に基づいて、3次元画像Vから肝臓の表面を表す仮想内視鏡画像である第1の擬似3次元画像P を生成する(S06)。本実施形態は、第1の擬似3次元画像P は、サーフィスレンダリング画像として生成されるものとするが、これに替えてボリュームレンダリング画像として生成してもよい。
具体的には、画像生成部13は、対応撮像方向r に基づいて、対応撮像方向r を、デフォルトの座標系のZ軸方向と一致させるように座標系を回転させる回転行列R を求める。そして、下記式(1)によって、回転行列R の逆行列を用いて、デフォルトの3次元座標系における座標xを、上記対応撮像位置w を原点とし、対応撮像方向r をZ軸とする3次元座標系の座標x に変換する。同様に各座標について式(1)の変換を施して、変換した座標系を算出し、変換された座標系においてxy平面に平行な投影面に、肝臓表面に位置する画素を平行に投影することにより第1の擬似3次元画像P が生成される。この際、変換した座標系の原点と投影面との距離d、投影対象の座標の位置を(x, y, z)とすると、投影面に投影される位置は(x, y, d)となる。図4Bに、内視鏡画像Eと、内視鏡画像Eの撮影位置に対応する対応撮影位置情報に基づいて生成された擬似3次元画像である第1の擬似3次元画像P の例を示す。
なお、ここでは、平行投影変換による擬似3次元画像の生成手法を説明しているが、これに替えて、透視投影変換によって擬似3次元画像を生成してもよい。透視投影変換により擬似3次元画像を生成する場合には、デフォルトの3次元座標系における各座標に対して、上記同様に式(1)による変換を行う。そして、変換された座標系においてxy平面に平行な投影面に、所望の画素を透視投影して第1の擬似3次元画像P が生成される。この際、変換した座標系の原点と投影面との距離d、投影対象の座標の位置を(x, y, z)とすると、投影面に投影される位置は(x×d/z, y×d/z, d)となる。
次に、変形情報取得部16が、非剛体レジストレーション手法を用いて、第1の擬似3次元画像P と内視鏡画像Eが互いに位置合わせされるように、第1の擬似3次元画像P を変形する変形量を表す第1の変形情報Fを取得する(S07)。
ここでは、第1の擬似3次元画像P の各画素にそれぞれの変形量を設定し、各変形量を徐々に変化させながら、第1の擬似3次元画像P の各画素を各変形量に基づいて変形した画像と内視鏡画像Eとの類似度を表す所定の関数を最大化(最小化)することにより、第1の擬似3次元画像P と内視鏡画像Eが互いに位置合わせされる各画素の変形量を取得する。そして、第1の擬似3次元画像P の各画素の変形量を規定する関数fを変形情報Fとして取得する。なお、変形後の第1の擬似3次元画像P の画素の座標xP 内視鏡画像Eの座標x は、式(2)のように対応付けられる。
なお、非剛体レジストレーション手法とは、一方の画像の各画素を各変形量に基づいて移動させて、2つの画像の類似度を判定する所定の関数を最大化(最小化)することにより、2つの画像を互いに一致させるための上記一方の画像の各画素の変形量を算出する方法である。本実施形態に、2つの画像を互いに位置合わせする非剛体レジストレーション手法であれば、例えば、Rueckert D Sonoda LI,Hayesc,Et al.、「Nonrigid Registration Using Free-Form Deformations:application to breast MR Images」、IEEE transactions on Medical Imaging、1999年、vol.18,No.8,pp.712-721等種々の周知の手法を適用することができる。
次に、変形部17は、取得された第1の変形情報Fに基づいて、3次元画像Vの対応撮像方向r に直交する方向に3次元画像Vを3次元変形した第2の3次元画像V を生成する(S08)。
ここで、内視鏡画像Eと第1の擬似3次元画像P は共に2次元画像であるため、変形情報取得部16によって特定された変形情報Fは、第1の擬似3次元画像P の投影面に平行な方向についての変形量である。このため、図4Aの第2の3次元画像V に示すように、対応撮像方向r をz軸方向とした3次元画像の座標系において、3次元画像Vはz方向には変形されず、x、y方向(上記対応撮像方向r に直交する方向)に変形される。
変形部17は、3次元画像Vの画素の座標をx、対応撮像位置をw 、先述の回転行列をR 、先述の第1の擬似3次元画像P の各画素の変形量を規定する関数をfとすると、第2の3次元画像V の画素の座標xVA を、下記式(3)に基づいて算出する。
次に、画像生成部13は、第2の3次元画像V を取得し、対応撮像位置情報S と構造物領域情報と病変領域情報とに基づいて、第2の3次元画像V から、肝臓表面を半透明に表し、構造物領域Kと病変領域Qを不透明に表すサーフィスレンダリング画像である第1の参照画像P を生成する(S09)。生成された第1の参照画像P は、内視鏡画像Eの表面の情報である第1の変形情報Fに基づいて、対応撮像方向r と直交する方向に、内視鏡画像Eに位置合わせされて、肝臓の内部についても変形されているため、肝臓に含まれる構造物領域Kおよび病変領域Qも変形されて表示される。
また、画像生成部13は、対応撮像位置情報S と異なる参照位置情報を取得し、参照位置情報と構造物領域情報と病変領域情報とに基づいて、第2の3次元画像V から、肝臓表面を半透明に表し、構造物領域Kと病変領域Qを不透明に表すサーフィスレンダリング画像である第2の参照画像P を生成する(S10)。図5Bに、肝臓に対する第1の参照画像P の対応撮像方向Hと、第2の参照画像P の投影方向Hとを示す。画像生成部13は、解剖学的構造物内部の対象領域を視認可能であれば任意の方向を投影方向として第2の参照画像P を生成することができる。ここでは、肝臓内部の構造物領域Kと病変領域Qを容易に観察可能に表すように投影方向Hが適宜設定され、第2の参照画像P が生成されている。
表示制御部18は、内視鏡画像Eと第1の参照画像P と第2の参照画像P をディスプレイ3に表示させる表示制御を行う(S11)。図5Aに、内視鏡画像Eと第1の参照画像P と第2の参照画像P の表示例を示す。
そして、図3に示すように、表示終了の指示を画像表示装置1が受け付けるまで(S12、N)、2次元画像取得部20は、撮像時tを所定間隔後の撮像時t+1に更新して(S13)、S4−S12の処理を繰り返す。一方、表示終了の指示を受け付けると(S12、Y)、表示処理を終了する。
上記の実施形態によれば、図5に示すように、3次元画像Vの撮像時と解剖学的構造物の表面を示す内視鏡画像Eの撮像時とで解剖学的構造物の形状が変形していても、内視鏡画像Eの撮像方向と対応する3次元画像Vの対応撮像方向と直交する方向については、解剖学的構造物の表面の変形に基づいて、解剖学的構造物内部の対象領域(ここでは、構造物領域Kおよび病変領域Q)を、内視鏡画像Eと位置合わせして表示することができる。このため、第1の参照画像P と内視鏡画像Eとを比較することにより、解剖学的構造物内に含まれ、内視鏡画像Eでは視認できない対象領域の形状や位置をより正確に把握することが可能となる。また、第1の参照画像P を内視鏡画像E上に重畳表示してもよく、この場合には、内視鏡画像Eの解剖学的構造物の形状を把握しつつ、内視鏡画像Eで解剖学的構造物内に含まれ、内視鏡画像Eでは視認できない対象領域の形状や位置をより正確に把握することが可能となる。
また、変形した3次元画像V を生成することにより、3次元画像V に基づいて、ユーザの要求に応じて、投影方向や表示パラメータを種々に異ならせたさらなる参照画像を生成して表示することができる。
第1の実施形態のように、対応撮像方向とは異なる投影方向に、対象領域(ここでは、構造物領域Kおよび病変領域Q)を含むように、第2の参照画像P を生成して表示した場合には、別角度からの参照画像P も表示することで、解剖学的構造物内の対象領域をより立体的に容易に把握することができる。
また、第1の実施形態のように、対象領域取得部21が、解剖学的構造物に内包される、さらなる解剖学的構造物の構造物領域K(ここでは血管領域)を対象領域として取得する構造物領域取得部14および解剖学的構造物に内包される病変領域Qを対象領域として取得する病変領域取得部15を備える場合には、病変領域Qが切除などの処置対象の場合に、病変領域Qへの解剖学的構造物へ処置具を接近させる経路を確認場合するなど、病変領域Qを確認しつつ注目すべき構造物領域Kを医師らが好適に把握することができる。例えば、肝臓の病変領域Qを削除する手術の際に、病変領域Qに処置具を接近させる経路などを確認する場合など、病変領域Qと血管領域を対象領域とすることで、病変領域Qに対する血管領域の相対的な位置や形状を医師らが好適に精度良く把握することができる。
また、第1の実施形態のように、所定間隔で解剖学的構造物の表面を表すさらなる2次元画像を取得し、さらなる2次元画像に基づいて、S04―S12の処理を繰り返して、さらなる第1の参照画像P を生成して表示するため、内視鏡の撮影位置や撮影方向が時間の経過と共に変化する場合であっても、各撮影位置と撮影方向に応じて好適に位置合わせされた第1の参照画像P を参照することができる。
以下、第2の実施形態について説明する。図6A、6Bは第2の実施形態における画像処理装置の処理の流れを表したフローチャートを示す。また、図7Aに、第2の実施形態における第1の内視鏡画像Et−1、第2の内視鏡画像E(さらなる内視鏡画像E)と、3次元画像から生成される各画像を模式的に示している。第2の実施形態について、さらなる内視鏡画像E(解剖学的構造物の表面を表すさらなる2次元画像)を受け付けた後の変形情報取得部16と変形部17の処理が第1の実施形態と異なり、その他の部分については、第1の実施形態と図1に示す各構成要素の機能はほぼ共通している。このため、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、共通する部分は重複説明を避けるため説明を省略する。
以下、図6Aと図6Bと図7Aを用いて、第2の実施形態における処理の流れを説明する。
まず、第2の実施形態における画像表示装置1は、第1の実施形態と同様に、S31−S41の処理を行う。なお、図6AのS31−S41に示す処理は、図3に示すS01−S11と対応する処理である。
次に、画像表示装置1は、撮像時tを所定間隔後の撮像時t+1に更新する(S42)。そして、図6Bおよび図4Aに示すように、2次元画像取得部20が、内視鏡101から第2の撮像時tに撮像された肝臓の表面を表すさらなる内視鏡画像E(第2の2次元画像)を取得すると(S43、Y)、撮像位置取得部19が、位置センサ108から、第2の撮像時tにおける内視鏡101の撮像位置w 、撮像方向r からなる第2の撮像位置情報S を取得する(S44)。
次いで、変形情報取得部16は、内視鏡画像Et−1(第1の2次元画像)と内視鏡画像Eが位置合わせされるように、さらなる内視鏡画像Eを変形する変形量を表す第2の変形情報Fを取得する(S45)。
変形情報取得部16は、内視鏡画像Et−1の各画素にそれぞれの変形量を設定し、各変形量を徐々に変化させながら、内視鏡画像Et−1の各画素を各変形量に基づいて変形した画像と内視鏡画像Eとの類似度を表す所定の関数を最大化(最小化)することにより、内視鏡画像Et−1と内視鏡画像Eが互いに位置合わせされる各画素の変形量を取得する。そして、内視鏡画像Et−1の各画素の変形量を規定する関数f を変形情報F として取得する。内視鏡画像Et−1の座標x t−1と、さらなる内視鏡画像Eの座標x は、下記式(4)のように対応付けられる。なお、内視鏡画像Et−1とさらなる内視鏡画像Eは共に2次元画像であるため、内視鏡画像Et−1の各画素の変形量を規定する上記関数f は、内視鏡画像Et−1の撮像方向r t−1と直交する方向の変形量を規定している。また、位置合わせの対象となる画像が第1の実施形態とは異なることを除いて、第2の変形情報Fの取得方法は、第1の変形情報Fの取得方法と同様である。
次に変形部17が、第2の変形情報F に基づいて、第1の実施形態のS08と同様に、対応撮像方向r に直交する方向に第2の3次元画像V t−1をさらに3次元変形した第3の3次元画像V を生成する(S46)。
変形部17は、第2の撮像位置情報S tに基づいて、3次元画像Vにおける第2の撮像時tの対応撮像位置w と第2の撮像時tの対応撮像方向r を取得する。さらに、変形部17は、第1の撮像時t−1の対応撮像位置w t-1と、第1の撮像時t−1の対応撮像方向r t−1をデフォルトの座標系のZ軸方向と一致させるように座標系を回転させる回転行列R t-1と、第2の撮像時tの対応撮像方向r をデフォルトの座標系のZ軸方向と一致させるように座標系を回転させる回転行列R と、先述の内視鏡画像Et−1の各画素の変形量を規定する関数をf とを取得する。そして、変形部17は、これらに基づいて、第2の3次元画像V t-1の画素の座標をxVA t-1とすると、第2の3次元画像V の画素の座標xVA を、下記式(5)に基づいて算出する。
そして、式(5)に基づいて、図4Aの第3の3次元画像V に示すように、対応撮像方向r t−1をz軸方向とすると、3次元画像V t−1はz方向には変形されず、x、y方向(上記対応撮像方向r t−1に直交する方向)に変形されて、第3の3次元画像V が生成される。
そして、画像生成部13は、第1の実施形態のS09と同様に、対応撮像位置情報S と構造物領域情報と病変領域情報とに基づいて、第3の3次元画像V から、肝臓に含まれる対象領域(ここでは、構造物領域Kおよび病変領域Q)を視認可能に表示したサーフィスレンダリング画像である第3の参照画像P を生成する(S47)。
また、画像生成部13は、第1の実施形態のS10と同様に、対応撮像方向r とは異なる第3の3次元画像V の参照方向を取得し、取得した第2の参照方向に基づいて、第3の3次元画像から、肝臓に含まれる対象領域(ここでは、構造物領域Kおよび病変領域Q)を視認可能に表示したサーフィスレンダリング画像である第4の参照画像P を生成する(S48)。画像生成部13は、解剖学的構造物内部の対象領域を視認可能であれば任意の方向を投影方向として第4の参照画像P を生成することができる。ここでは、肝臓内部の構造物領域Kと病変領域Qを容易に観察可能に表すように、投影方向が適宜設定され、第4の参照画像P が生成されている。
表示制御部18は、内視鏡画像Eと第3の参照画像P と第4の参照画像P をディスプレイ3に表示させる表示制御を行う(S49)。この場合も、図5Aに示す例のように、内視鏡画像Eと第3の参照画像P と第4の参照画像P が表示される。
一方、図6Bに示すように、さらなる2次元画像Et+1がない場合には(S43、N)、表示終了の指示を画像表示装置1が受け付けるまで(S50、N)、S42−S49の処理を繰り返す。一方、表示終了の指示を受け付けると(S50、N)、表示処理を終了する。
第2の実施形態によれば、内視鏡画像Et−1からさらなる内視鏡画像Eへの画像の変形に応じて、解剖学的構造物に内包されて直接視認できない対象領域(ここでは、構造物領域Kおよび病変領域Q)の位置や形状を精度良く把握可能な第3の参照画像P を生成表示できる。また、過去の参照画像P t−1の作成経過で生成された3次元画像V t−1を利用して、さらなる内視鏡画像Eに対応する3次元画像V を生成することで、さらなる内視鏡画像Eに対応する第3の参照画像P の生成処理の処理負担を低減できる。なお、撮像方向が大きく変動しない場合に第2の実施形態を適用することが好ましい。
また、さらなる内視鏡画像Eに対応するように変形した3次元画像V を生成することにより、3次元画像V に基づいて、さらなる画像を生成して表示することができるため、ユーザの要求に応じて、撮像方向や表示パラメータを種々に異ならせたさらなる参照画像を生成して表示することができる。
第2の実施形態のように、対応撮像方向とは異なる投影方向に、対象領域を含むように、第4の参照画像P を生成して表示した場合には、別角度からの参照画像P も表示することで、解剖学的構造物内の対象領域をより立体的に容易に把握することができる。
また、第2の実施形態において、さらなる内視鏡画像Eを受け取った場合に(S43、Y)、内視鏡画像Et−1とさらなる内視鏡画像Eとの差異が大きいことを示す所定の判定条件を満たす場合には、さらなる内視鏡画像Eに対して、S33−S41に示す処理を行い、上記判定条件を満たさない場合には、S44−S49に示す処理を行うようにしてもよい。この場合には、内視鏡画像Et−1とさらなる内視鏡画像Eとの差異に応じて、より好適に内視鏡画像Eに対応する参照画像P を生成表示することができる。判定条件として、例えば、内視鏡画像Et−1の撮像位置とさらなる内視鏡画像Eの撮像位置との差が所定値より大きいという条件、あるいは、内視鏡画像Et−1の撮像方向とさらなる内視鏡画像E撮像方向の角度が所定値よりも大きいなどの条件を用いることができる。
以下、第3の実施形態について説明する。図6A、6Cは第3の実施形態における画像処理装置の処理の流れを表したフローチャートを示す。第3の実施形態では、変形部17が第2の変形情報に基づいて変形させる対象画像が第2の実施形態と異なり、その他の部分については、図1に示す各構成要素の機能は第2の実施形態と共通している。このため、第3の実施形態では、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明し、第2の実施形態と共通する部分は重複説明を避けるため説明を省略する。
以下、図6Aと図6Cと図7Aを用いて、第3の実施形態における処理の流れを説明する。なお、図7Aにおいて、第3の実施形態で生成される画像の概念図が例示される。
まず、第3の実施形態における画像表示装置1は、第2の実施形態と同様に、S31−S41の処理を行う。なお、図6AのS31−S41に示す処理は、図3に示すS01−S11と対応する処理である。
続いて、図6Cおよび図4Aに示すように、画像表示装置1は、撮像時tを所定間隔後の撮像時t+1に更新する(S61)。そして、2次元画像取得部20が、内視鏡101から第2の撮像時tに撮像された肝臓の表面を表すさらなる内視鏡画像E(第3の2次元画像)を取得すると(S62、Y)、変形情報取得部16は、内視鏡画像Et−1(第1の2次元画像)と内視鏡画像Eが位置合わせされるように、さらなる内視鏡画像Eを変形する変形量を表す第3の変形情報F を取得する(S63)。なお、図6CのS61−S63に示す処理は、図6Bに示すS42、S43、S45とそれぞれ対応する処理である。
次に、画像生成部13は、図7Aの矢印Hに示すように、第3の変形情報F に基づいて、対応撮像方向r t−1に直交する方向に第1の参照画像P t−1を2次元変形した第5の参照画像P を生成する(S64)。
なお、第2の実施形態でも述べたように、内視鏡画像Et−1と内視鏡画像Eは共に2次元画像であるため、変形情報取得部16によって特定された第3の変形情報Fにおける変形量は、内視鏡画像Et−1の撮像方向r t−1と直交する方向の変形量を表していると考えられる。内視鏡画像Et−1に位置合わせされて作成された参照画像P t−1は、すでに内視鏡画像Et−1とは、互いに対応する座標および撮像方向r t−1に対応する対応撮像方向r t−1が位置合わせされている。このため、第3の実施形態では、第3の変形情報F として得られた、内視鏡画像Et−1の座標系(内視鏡101の座標系)における、内視鏡画像Et−1を内視鏡画像Eに位置合わせする変形量を規定する関数f を、上記参照画像P t−1の変形量を規定する関数として用いて、この参照画像P t−1を変形することで、内視鏡画像Et−1から内視鏡画像Eへの画像変形を、第1の参照画像P に反映する。すなわち、下記式(6)に示すように、参照画像P t−1の座標xPB t−1に、内視鏡画像Et−1を内視鏡画像Eに位置合わせする変形量を規定する関数f を適用して、第5の参照画像P の座標xPB を算出する。
そして、表示制御部18は、内視鏡画像Eと第5の参照画像P をディスプレイ3に表示させる表示制御を行う(S65)。図7Bに、第3の実施形態の内視鏡画像Eと第5の参照画像P の表示例を示す。
そして、図6Cに示すように、さらなる内視鏡画像Eがない場合には(S62、N)、表示終了の指示を画像表示装置1が受け付けるまで(S66、N)、S61−S65の処理を繰り返す。一方、表示終了の指示を受け付けると(S66、Y)、表示処理を終了する。
第3の実施形態によれば、内視鏡画像Et−1からさらなる内視鏡画像Eへの画像の変形に応じて、解剖学的構造物に内包されて直接視認できない対象領域(ここでは、構造物領域Kおよび病変領域Q)の位置や形状を精度良く把握可能な第5の参照画像P を生成表示できる。また、過去に作成された参照画像P t−1が内視鏡画像Et−1とがすでに位置合わせされていることを利用して、過去に生成された第1の参照画像P t−1を変形してさらなる内視鏡画像Eに対応する第5の参照画像P を生成するため、第5の参照画像P の生成処理の処理負担を低減できる。なお、撮像方向が大きく変動しない場合に第3の実施形態を適用することが好ましい。
また、第3の実施形態において、さらなる内視鏡画像Eを受け取った場合に(S63、Y)、内視鏡画像Et−1とさらなる内視鏡画像Eとの差異が大きいことを示す所定の判定条件を満たす場合には、さらなる内視鏡画像Eに対して、S33−S41に示す処理を行い、上記判定条件を満たさない場合には、S63−65に示す処理を行うようにしてもよい。この場合には、内視鏡画像Et−1とさらなる内視鏡画像Eとの差異に応じて、より好適に内視鏡画像Eに対応する参照画像P を生成表示することができる。判定条件として、例えば、内視鏡画像Et−1の撮像位置とさらなる内視鏡画像Eの撮像位置との差が所定値より大きいという条件、あるいは、内視鏡画像Et−1の撮像方向とさらなる内視鏡画像E撮像方向の角度が所定値よりも大きいなどの条件を用いることができる。
なお、本明細書の各実施形態では、2次元画像取得部20は、撮像時tを更新するごとに、内視鏡101から取得される動画像のうち撮像時tに対応するフレーム画像をさらなる内視鏡画像Eとしている。なお、本各実施形態に限定されず、第2の撮像時tは第1の撮像時t−1と異なるものであればよい。また、上記各実施形態において、さらなる2次元画像を、一定の時間間隔でなく、それぞれ任意のタイミングで撮像したものとすることができる。
上記第2及び第3の実施形態において、第1の撮像時に撮像された2次元画像として、さらなる内視鏡画像Eの直前に取得された内視鏡画像Et−1を用いたが、これに替えて、第1の撮像時に撮像された内視鏡画像として、過去に撮影された内視鏡画像のうち任意の内視鏡画像Et−j(0≦j<t)を用いてよい。
また、ハードウェア構成については、図1のモダリティ105は、上記の 装置のほか、超音波診断装置やMRI装置等を用いてもよい。また、図1の内視鏡101は、硬性鏡ではなく、軟性鏡やカプセル型内視鏡を用いてもよい。さらに、撮像位置取得部19やは、磁気式のものを用いてもよいし、例えば特開2005−21353号公報に記載されているように、ジャイロやロータリーエンコーダ等を用いてもよい。
また、上記各実施形態において、対象領域情報は、公知の画像認識技術を用いた自動的方法によって抽出されたものであってもよく、ユーザの手動操作によって抽出されたものであってもよく、両者を組み合わせた方法で抽出されたものであってもよい。また、対象領域取得部21は、予め3次元画像Vの付帯情報として関連づけられた対象領域(本実施形態においては病変領域Qおよび/または構造物領域K)の情報を取得してもよく、3次元画像Vから方法によって対象領域を抽出して取得するようにしてもよい。
また、上記各実施形態において、病変領域取得部15または構造物領域取得部14のいずれかを省略した構成としてもよい。また、上記実施形態において、肝臓を肺などの他の臓器や、他の解剖学的構造物としてもよい。なお、上記実施形態に限定されず、対象領域取得部21は、解剖学的構造物内に含まれる注目すべき領域など対象領域を任意に設定することができる。
上記各実施形態において、各参照画像を、透視投影法により生成されたものとしても良く、平行投影法により生成されたものとしてもよい。
「撮像位置」は、ユーザの手動操作によって設定された位置としてもよいし、3次元画像の座標空間における、撮像位置取得手段によってリアルタイムに検出された被検体の体腔内に挿入された内視鏡の位置に対応する位置としてもよい。
各実施形態において、内視鏡画像Eと位置合わせされるように生成された参照画像P を、内視鏡画像Eと比較表示してもよく、2次元画像上と参照画像P に基づいて、2次元画像上の解剖学的構造物上に対象領域が擬似3次元な画像として重畳表示されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態において、内視鏡画像を例に用いているが、解剖学的構造物の表面を表す2次元画像であれば、内視鏡装置以外の種類のカメラによって撮像されたものでもよい。
上記の各実施形態はあくまでも例示であり、上記のすべての説明が本発明の技術的範囲を限定的に解釈するために利用されるべきものではない。
また、上記の実施形態におけるシステム構成、ハードウェア構成、処理フロー、モジュール構成、ユーザインターフェースや具体的処理内容等に対して、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な改変を行ったものも、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像表示装置
3 ディスプレイ
10 手術ナビゲーションシステム
11 3次元画像記憶部
12 3次元画像取得部
13 画像生成部
14 構造物領域取得部
15 病変領域取得部
16 変形情報取得部
17 変形部
18 表示制御部
19 撮像位置取得部
20 2次元画像取得部
21 対象領域取得部
101 内視鏡
105 モダリティ
106 処置具
107 内視鏡用マーカー
108 位置センサ
100 画像処理ワークステーション
第1の変形情報、第2の変形情報
K 血管領域(対象領域)
第1の擬似3次元画像(仮想内視鏡画像)
第1、第3、第5の参照画像(内視鏡画像と位置合わせされた擬似3次元画像)
第2、第4の参照画像
Q 病変領域(対象領域)
撮像方向
対応撮像方向
撮像位置情報
対応撮像位置情報
t 撮像時
V 3次元画像
第1の3次元画像
第2の3次元画像
撮像位置
対応撮像位置

Claims (9)

  1. 所望の対象領域を内包する患者の解剖学的構造物を表す第1の3次元画像を取得する3次元画像取得部と、
    取得した前記第1の3次元画像中の前記対象領域を特定する対象領域情報を取得する対象領域取得部と、
    第1の撮像時に撮像された前記患者の前記解剖学的構造物の表面を表す第1の2次元画像を取得する2次元画像取得部と、
    前記取得した第1の2次元画像の撮像位置および前記第1の2次元画像の撮像方向を表す第1の撮像位置情報を取得する撮像位置取得部と、
    前記第1の撮像位置情報の前記撮像位置に対応する前記第1の3次元画像の対応撮像位置と前記第1の撮像位置情報の前記撮像方向に対応する前記第1の3次元画像の対応撮像方向を表す第1の対応撮像位置情報を取得し、取得した該第1の対応撮像位置情報に基づいて、前記第1の3次元画像から前記解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像を生成する画像生成部と、
    前記第1の擬似3次元画像と前記第1の2次元画像が互いに位置合わせされるように、前記第1の擬似3次元画像を変形する変形量を表す第1の変形情報を取得する変形情報取得部と、
    取得された前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の対応撮像位置情報の前記対応撮像方向に直交する方向に前記第1の3次元画像を3次元変形した第2の3次元画像を生成する変形部と、
    前記第1の2次元画像と第1の参照画像を比較表示または重畳表示する表示制御を行う表示制御部とを備え、
    前記画像生成部は、前記第1の対応撮像位置情報と前記対象領域情報とに基づいて、前記第2の3次元画像から、前記対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である前記第1の参照画像を生成する画像表示装置。
  2. 前記画像生成部は、前記第1の対応撮像位置情報の前記対応撮像方向とは異なる前記第1の3次元画像の第1の参照方向を取得し、取得した該第1の参照方向に基づいて、前記第2の3次元画像から、前記対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第2の参照画像をさらに生成する請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記2次元画像取得部が、前記第1の撮像時とは異なる第2の撮像時に撮像された前記解剖学的構造物の表面を表す第2の2次元画像を取得し、
    前記撮像位置取得部が、前記取得した第2の2次元画像の撮像位置および前記第2の2次元画像の撮像方向を表す第2の撮像位置情報を取得し、
    前記変形情報取得部が、前記第1の2次元画像と前記第2の2次元画像が位置合わせされるように、前記第1の2次元画像を変形する変形量を表す第2の変形情報を取得し、
    前記変形部が、前記第2の変形情報に基づいて、前記第2の2次元画像の撮像方向に対応する前記第2の3次元画像の対応撮像方向に直交する方向に前記第2の3次元画像をさらに3次元変形した第3の3次元画像を生成し、
    前記画像生成部が、前記第2の撮像位置情報の前記撮像位置に対応する前記第3の3次元画像の対応撮像位置と前記第2の撮像位置情報の前記撮像方向に対応する前記第3の3次元画像の対応撮像方向を表す第2の対応撮像位置情報を取得し、前記第2の対応撮像位置情報と前記対象領域情報とに基づいて、前記第3の3次元画像から、前記対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第3の参照画像を生成する請求項1または2記載の画像表示装置。
  4. 前記画像生成部は、前記第2の対応撮像位置情報の前記対応撮像方向とは異なる前記第3の3次元画像の第2の参照方向を取得し、取得した該第2の参照方向に基づいて、前記第3の3次元画像から、前記対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である第4の参照画像をさらに生成する請求項3記載の画像表示装置。
  5. 前記2次元画像取得部が、前記第1の撮像時とは異なる第3の撮像時に撮像された前記解剖学的構造物の表面を表す第3の2次元画像を取得し、
    前記変形情報取得部が、前記第1の2次元画像と前記第3の2次元画像が位置合わせされるように、前記第1の2次元画像を変形する変形量を表す第3の変形情報を取得し、
    前記変形部が、前記第3の変形情報に基づいて前記第1の参照画像を2次元変形した第5の参照画像を生成する請求項1から3のいずれか1項記載の画像表示装置。
  6. 前記対象領域取得部が、前記解剖学的構造物に内包される、さらなる解剖学的構造物領域を対象領域として取得する構造物取得部および/または前記解剖学的構造物に内包される病変領域を対象領域として取得する病変領域取得部を備える請求項1から5のいずれか1項記載の画像表示装置。
  7. 前記解剖学的構造物が臓器であり、前記対象領域が前記臓器に含まれる血管である請求項6記載の画像表示装置。
  8. 画像表示装置を作動させるための画像表示方法であって、
    所望の対象領域を内包する患者の解剖学的構造物を表す第1の3次元画像を取得する3次元画像取得ステップと、
    取得した前記第1の3次元画像中の前記対象領域を特定する対象領域情報を取得する対象領域取得ステップと、
    第1の撮像時に撮像された前記患者の前記解剖学的構造物の表面を表す第1の2次元画像を取得する2次元画像取得ステップと、
    前記取得した第1の2次元画像の撮像位置および該第1の2次元画像の撮像方向を表す第1の撮像位置情報を取得する撮像位置取得ステップと、
    前記第1の対応撮像位置情報の撮像位置に対応する前記第1の3次元画像の対応撮像位置と前記第1の対応撮像位置情報の前記撮像方向に対応する前記第1の3次元画像の対応撮像方向を表す第1の対応撮像位置情報を取得し、取得した該第1の対応撮像位置情報に基づいて、前記第1の3次元画像から前記解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像を生成する画像生成ステップと、
    前記第1の擬似3次元画像と前記第1の2次元画像が互いに位置合わせされるように、前記第1の擬似3次元画像を変形する変形量を表す第1の変形情報を取得する変形情報取得ステップと、
    取得された前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の前記対応撮像方向に直交する方向に前記第1の3次元画像を3次元変形した第2の3次元画像を生成する変形ステップと、
    前記第1の前記対応撮像位置情報と前記対象領域情報とに基づいて、前記第2の3次元画像から、前記対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である前記第1の参照画像を生成するステップと、
    前記第1の2次元画像と第1の参照画像を比較表示または重畳表示する表示制御を行う表示制御部ステップを有する画像表示方法。
  9. コンピュータを、
    所望の対象領域を内包する患者の解剖学的構造物を表す第1の3次元画像を取得する3次元画像取得部と、
    取得した前記第1の3次元画像中の前記対象領域を特定する対象領域情報を取得する対象領域取得部と、
    第1の撮像時に撮像された前記患者の前記解剖学的構造物の表面を表す第1の2次元画像を取得する2次元画像取得部と、
    前記取得した第1の2次元画像の撮像位置および撮像方向を表す撮像位置情報を取得する撮像位置取得部と、
    前記取得した第1の2次元画像の撮像位置および該第1の2次元画像の撮像方向を表す第1の撮像位置情報を取得する撮像位置取得部と、
    前記第1の対応撮像位置情報の撮像位置に対応する前記第1の3次元画像の対応撮像位置と前記第1の対応撮像位置情報の前記撮像方向に対応する前記第1の3次元画像の対応撮像方向を表す第1の対応撮像位置情報を取得し、取得した該第1の対応撮像位置情報に基づいて、前記第1の3次元画像から前記解剖学的構造物の表面を表す第1の擬似3次元画像を生成する画像生成部と、
    前記第1の擬似3次元画像と前記第1の2次元画像が互いに位置合わせされるように、前記第1の擬似3次元画像を変形する変形量を表す第1の変形情報を取得する変形情報取得部と、
    取得された前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の前記対応撮像方向に直交する方向に前記第1の3次元画像を3次元変形した第2の3次元画像を生成する変形部と、
    前記第1の2次元画像と第1の参照画像を比較表示または重畳表示する表示制御を行う表示制御部として機能させる画像表示プログラムであって、
    前記画像生成部は、前記第1の前記対応撮像位置情報と前記対象領域情報とに基づいて、前記第2の3次元画像から、前記対象領域を視認可能に表示した擬似3次元画像である前記第1の参照画像を生成する画像表示プログラム。
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