本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、本発明に係る携帯電子機器の一例として、携帯電話について説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る携帯電話の外観を示す正面図である。図1に示す携帯電話1は、筐体1Cが開閉可能に構成された、いわゆる折り畳み式の携帯電話である。
筐体1Cは、第1筐体1CAと第2筐体1CBとで構成される。第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、ヒンジ18で連結されている。第1筐体1CA及び第2筐体1CBは、ヒンジ18を中心として、互いに遠ざかる方向、あるいは互いに接近する方向に回動する。第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに遠ざかる方向に回動する場合、図1に示すように、携帯電話1は開いた状態となる。一方、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに接近する方向に回動する場合、携帯電話1は閉じた状態となる。
図1に示すように、第1筐体1CAには、ディスプレイ2Mが設けられる。ディスプレイ2Mは、いわゆる待受画面40を表示したり、携帯電話1の操作を補助するために用いられるメニュー画面を表示したりする。待受画面40とは、電話の発着信を待ち受けている状態の画面、またはアプリケーションの起動を待ち受けている状態の画面などである。
図1に示すように、第1筐体1CAには、ディスプレイ2Mのヒンジ18側に、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cの3つのワンタッチキー4が、第1筐体1CAの幅方向(短手方向)に並べて設けられている。第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cには、それぞれ、「1」、「2」、「3」の番号が付されている。ディスプレイ2Mには、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cに、それぞれ割り当てられている機能に対応するアイコンなどを表示するための表示領域10a、10bおよび10cが設けられる。図1に示すワンタッチキー4の数、及びワンタッチキー4に付される数字は一例であり、図1に示す場合には限定されない。
ディスプレイ2Mとヒンジ18との間に設けられた3つのワンタッチキー4は、ユーザによるワンタッチ操作で、携帯電話1に搭載されている各種機能(アプリケーション)を簡単に実行させるものである。ワンタッチキー4に割り当てられた各種アプリケーション機能は、ワンタッチキー4に対するワンタッチ操作により実行される。ワンタッチキー4に割り当てられるアプリケーションには、例えば、通話(発信)、メール、カメラ、カレンダー、スケジュール、目覚まし時計、赤外線通信、電卓、メモ帳、音声認識、漢字チェックなどが含まれる。さらに、ワンタッチ操作により実行できる機能として、携帯電話1の使用初期などに実行される携帯電話1に設けられた複数の便利機能の設定を簡易に行うための機能(以下、かんたん設定機能)がワンタッチキー4に割り当てられる。便利機能には、例えば、はっきり通話機能、文字サイズ変更機能、長持ちモード機能などが含まれる。これらに例示される複数の便利機能は、機能設定を行う通常操作によっても個別に設定を行うことが可能である。はっきり通話機能は、年齢に応じて変化する利用者の可聴範囲に合わせて、通話時の音声を聞き取り易いように設定するための機能である。文字サイズ変更機能は、ディスプレイ2Mに表示される文字のフォントサイズを見やすい大きさに変更するための機能である。長持ちモード機能は、電池(電力)の消耗を抑えるように設定するための機能である。
図1に示すように、第1筐体1CAには、通話時に、相手の音声を出力するレシーバ6が設けられる。レシーバ6は、音声処理部30から送り出された音信号を音として出力する。
一方、図1に示すように、第2筐体1CBには、利用者が文字および数字などの入力を行うための複数のテンキーで構成されるダイヤルキー3aが設けられる。第2筐体1CBには、ディスプレイ2Mに表示されるメニューの選択、及びカーソルの移動方向などを入力するためのカーソルキー3bが設けられる。第2筐体1CBには、決定操作を入力するための決定キー3cが設けられる。第2筐体1CBには、アプリケーションの起動操作を入力するための機能キー3dが設けられる。本実施形態では、カーソルキー3bの一部が、機能キー3dの役割も兼ねている。ダイヤルキー3a、カーソルキー3b、決定キー3c、機能キー3d及びワンタッチキー4は、後述するように、携帯電話1の操作部28(図2参照)を構成する。
図1に示すように、第2筐体1CBには、通話時などに、利用者の声などを入力するマイク5が設けられる。マイク5は、入力する利用者の声等を音信号へ変換して音声処理部30に送り出す。
次に、携帯電話1の機能構成の一例を説明する。図2は、本実施形態に係る携帯電話の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように携帯電話1は、記憶部22と、制御部24と、通信部26と、操作部28と、音声処理部30と、表示部32と、表示制御部34と、カメラ36とを有する。
記憶部22は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部22は、制御部24の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部22は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部22は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部22は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部22は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
本実施形態において、記憶部22は、図2に示すように、ワンタッチキー制御プログラム22a及びワンタッチキー管理データ22bを記憶する。
ワンタッチキー制御プログラム22aは、かんたん設定機能が割り当てられたワンタッチキー4に、他の機能を割り当てる操作を受け付けた場合には、かんたん設定機能を他のキーに割り当てる制御を実行するための機能を提供する。例えば、ワンタッチキー制御プログラム22aは、かんたん設定機能を他のキーに割り当てる場合、機能の割り当てが行われていないワンタッチキー4、あるいはダイヤルキー3aに含まれるテンキーにかんたん設定機能を割り当てる制御を実行するための機能を提供する。ワンタッチキー制御プログラム22aは、かんたん設定機能を他のワンタッチキー4に割り当てる場合、他のワンタッチキー4に他の機能が割り当て済みであっても、かんたん設定を上書きして強制的に割り当てる制御を実行するための機能を提供する。
ワンタッチキー管理データ22bは、ワンタッチキー4に対する機能の割り当てを管理するためのデータである。図3は、ワンタッチキー管理データの一例を示す図である。図3に示すように、ワンタッチキー管理データ22bは、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cのそれぞれに、どのような機能が割り当てられているかを示すデータを含んで構成される。例えば、図3に示すワンタッチキー管理データ22bの例では、第1ワンタッチキー4aに、かんたん設定機能が割り当てられており、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cには機能が割り当てられていない。利用者は、第1ワンタッチキー4aを操作(ワンタッチ操作)することで、かんたん設定機能を簡易に実行することができる。
制御部24は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)を含むが、これらに限定されない。制御部24は、携帯電話1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、制御部24は、記憶部22に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部22に記憶されているプログラム(又はアプリケーション)に含まれる命令を実行する。制御部24は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、携帯電話1は、制御部24の制御によって各種機能を実現する。機能部は、例えば、マイク5、レシーバ6、通信部26、音声処理部30、表示部32、表示制御部34を含むが、これらに限定されない。制御部24は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、マイク5、通信部26及び操作部28を含むが、これらに限定されない。
本実施形態において、制御部24は、上記ワンタッチキー制御プログラム22aを記憶部22から読込んで実行することにより、かんたん設定機能が割り当てられたワンタッチキー4に、他の機能を割り当てる操作を受け付けた場合には、かんたん設定機能を他のキーに割り当てる制御を実行する。制御部24は、上記ワンタッチキー制御プログラム22aを記憶部22から読込んで実行することにより、かんたん設定機能を他のキー4に割り当てる場合、機能の割り当てが行われていないキーにかんたん設定機能を割り当てる制御を実行する。制御部24は、上記ワンタッチキー制御プログラム22aを記憶部22から読込んで実行することにより、かんたん設定機能を他のワンタッチキー4に割り当てる場合、他のワンタッチキー4に他の機能が割り当て済みであっても、かんたん設定を上書きして強制的に割り当てる制御を実行する。
本実施形態において、制御部24がプログラム(又はアプリケーション)を実行する場合には、プログラムを起動する場合と、中断中のプログラムを再開する場合と、起動済のプログラムの処理を継続する場合とが含まれる。本実施形態において、制御部24がプログラム(又は、アプリケーション)を起動する場合には、記憶部22に記憶されているプログラムを新たに読み出してその処理を開始する場合と、既に読み出されているプログラムの処理を新たに開始する場合とが含まれる。
通信部26は、公衆回線ネットワークなどのネットワークを通じて、データの送受信、通話などの通信を行うことができるように構成されている。通信部26がサポートする通信規格には、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。セルラーフォンの通信規格としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。通信部26は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
操作部28は、上述したように、ダイヤルキー3a、カーソルキー3b、決定キー3c、機能キー3d、及びワンタッチキー4とで構成される。操作部28は、ユーザの操作によりキーの入力を受け付けると、入力された操作内容に対応する信号を発生させる。発生した信号は、制御部24に入力される。
音声処理部30は、マイク5に入力される音声信号及びレシーバ6から出力される音声信号の処理を実行する。音声処理部30は、マイク5から送られる音信号を処理し、制御部24に送る。音声処理部30は、制御部24から送り出される音信号を処理し、レシーバ6へ送る。
表示部32は、制御部24から表示制御部34を介して供給されるコンテンツデータ(動画像、静止画像など)に応じた画像を上記ディスプレイ2Mに表示させる。ディスプレイ2Mは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機EL(Organic Electro−Luminescence)などで構成される。
カメラ36は、撮影した画像を電気信号へ変換する。カメラ36には、例えば、ディスプレイ2Mに面している物体を撮影するインカメラ、ディスプレイ2Mの反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラが含まれる。
続いて、図4〜図10を用いて、本実施形態に係る携帯電話1により実行される制御の一例について説明する。
図4〜図7を用いて、使用初期などに携帯電話1により実行されるかんたん設定機能による制御の一例を説明する。図4及び図7は、使用初期などに携帯電話1により実行されるかんたん設定機能による制御の一例を示す図である。図5及び図6は、長持ちモード機能の設定時における画面の表示例を示す図である。使用初期とは、例えば、携帯電話1が購入されてから初めて起動されるときを含む使用期間が短い頃が該当する。携帯電話1の第1ワンタッチキー4aには、かんたん設定機能が予め割り当てられており、初回起動時には、第1ワンタッチキー4aに対する操作でかんたん設定機能を実行可能な状態となっている。以下、はっきり通話機能、文字サイズ変更機能、長持ちモード機能などの設定を行うときの制御を「かんたん設定」と表記する場合がある。以下の説明において、携帯電話1は、“戻る”が操作された場合、1つ前のステップに対応する制御を実行するが、説明を省略する場合がある。
図4に示すように、携帯電話1は、電源が投入されると、ディスプレイ2Mに待受画面40を表示する(ステップS11)。待受画面40には、第1ワンタッチキー4aに対応する表示領域10aに、第1ワンタッチキー4aにかんたん設定が割り当てられていることを示す表示がされている。図4では、かんたん設定の割り当てを示す表示として機能名を採用している。
続いて、携帯電話1は、第1ワンタッチキー4aに対する操作を受け付けると(ステップS11)、かんたん設定の画面41aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS12)。かんたん設定の画面41aには、設定可能な機能として、「はっきり通話機能」、「文字サイズ変更機能」、「長持ちモード機能」が選択可能な状態で表示される。利用者は、カーソルキー3bでカーソルを移動させ、決定キー3cで選択してカーソル位置を確定することにより、カーソル位置に対応する「はっきり通話機能」、「文字サイズ変更機能」、「長持ちモード機能」のいずれかを選択できる。
携帯電話1は、かんたん設定の画面41aにおいて、カーソルが“はっきり通話”を指定した状態で“OK”が操作されると、はっきり通話機能の設定開始画面42aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS13)。携帯電話1は、設定開始画面42aがディスプレイ2Mに表示された状態で、“戻る”が操作された場合には、ステップS11に戻り、待受画面40をディスプレイ2Mに表示する。
携帯電話1は、設定開始画面42aにおいて、“OK”が操作されると、音のパターンの選択を指示する画面42bをディスプレイ2Mに表示する(ステップS14)。続いて、携帯電話1は、画面42bにおいて、“OK”の選択を受け付けると、音のパターンの一覧を表示する画面42cをディスプレイ2Mに表示する(ステップS15)。画面42cには、選択可能なパターンとして、「OFF」、「パターン1〜5」が選択可能な状態で表示される。利用者は、カーソルキー3bでカーソルを移動させ、決定キー3cでカーソル位置を確定することにより、カーソル位置に対応する「OFF」、「パターン1〜5」のいずれかを選択できる。
携帯電話1は、画面42cにおいて、“OK”の選択を受け付けると、はっきり通話機能の設定を完了し、続いて、文字サイズ変更機能の設定開始画面43aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS16)。携帯電話1は、設定開始画面43aがディスプレイ2Mに表示された状態で、“戻る”が操作された場合には、ステップS15に戻り、画面42cをディスプレイ2Mに表示する。
携帯電話1は、画面43aにおいて、“OK”の選択を受け付けると、文字サイズの一覧を表示する画面43bをディスプレイ2Mに表示する(ステップS17)。画面43bには、選択可能な文字サイズとして、中、大、極大が選択可能な状態で表示される。利用者は、カーソルキー3bでカーソルを移動させ、決定キー3cでカーソル位置を確定することにより、カーソル位置に対応する中、大、極大のいずれかを選択できる。
携帯電話1は、画面43bにおいて、“OK”の選択を受け付けると、文字サイズ変更機能の設定を完了し、続いて、長持ちモード機能の設定開始画面44aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS18)。携帯電話1は、設定開始画面44aがディスプレイ2Mに表示された状態で、“戻る”が操作された場合には、ステップS17に戻り、画面43bをディスプレイ2Mに表示する。
携帯電話1は、画面44aにおいて、“OK”の選択を受け付けると、動作パターンの一覧を表示する画面44bをディスプレイ2Mに表示する(ステップS19)。画面44bには、選択可能な動作パターンとして、光センサー連携、一括設定、解除が選択可能な状態で表示される。利用者は、カーソルキー3bでカーソルを移動させ、決定キー3cでカーソル位置を確定することにより、カーソル位置に対応する光センサー連携、一括設定、解除のいずれかを選択できる。携帯電話1は、“光センサー連携”の位置にカーソルが移動した場合には、図4に示すように、光センサー連携の動作説明を画面44bに表示させる。携帯電話1は、“一括設定”の位置にカーソルが移動した場合には、図5に示すように、一括設定の動作説明を画面44bに表示させる。携帯電話1は、“解除”の位置にカーソルが移動した場合には、図6に示すように、解除の動作説明を画面44bに表示させる。
携帯電話1は、画面44bにおいて、“OK”の選択を受け付けると、図7に示すように、かんたん設定の完了画面45をディスプレイ2Mに表示する(ステップS20)。完了画面45には、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除するか否かのメッセージとともに、割り当て解除(「はい」)、割り当て非解除(「いいえ」)のいずれかが選択可能な状態で表示される。使用初期などにおいて、かんたん設定を利用する可能性が低いと感じる利用者に対応する趣旨である。すなわち、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除することにより、第1ワンタッチキー4aを他の機能をワンタッチ操作で実行するために利用することが可能となる。
携帯電話1は、画面45において、“はい”の選択を受け付けると、図7に示すように、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除し、待受画面40をディスプレイ2Mに表示する(ステップS21A)。一方、携帯電話1は、完了画面45において、“いいえ”の選択を受け付けると、図7に示すように、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除せずに、待受画面40をディスプレイ2Mに表示する(ステップS21B)。
図8は、ワンタッチキー4に対して新規に機能を割り当てる場合の制御の一例を示す図である。以下、ワンタッチキー4などのキーに対して新規に機能を割り当てるときの制御、及びワンタッチキー4などのキーに割り当てられている機能を変更するときの制御を「ワンタッチ機能設定」と表記する場合がある。
図8に示すように、携帯電話1は、第1ワンタッチキー4aに対する操作を受け付けると(ステップS31)、ワンタッチ機能設定の開始画面50aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS32)。
開始画面50aには、ワンタッチ機能設定の内訳として、「待受表示設定」、「登録機能変更」、「登録機能解除」が選択可能な状態で表示される。待受表示設定は、ワンタッチキー4ごとに、待受画面40に設けられる表示領域10の表示設定を行うための機能である。待受画面40には、表示領域10として、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cのそれぞれに対応する表示領域10a〜10cが設けられる。待受表示設定により、ワンタッチキー4に割り当てる機能名、ワンタッチキー4に割り当てる機能に対応するアイコンなどの表示態様の選択が可能となる。登録機能変更は、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cに割り当てられている機能を変更したり、新規に割り当てたりするための機能である。登録機能解除は、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cに対する機能の割り当てを解除するための機能である。ワンタッチ機能とは、上述したように、ワンタッチキー4に対するワンタッチ操作により、ワンタッチキー4に割り当てられている機能(アプリケーション)を簡易に実行する機能である。
携帯電話1は、開始画面50aにおいて、カーソルが“登録機能変更”を指定した状態で“選択”が操作されると、第1ワンタッチキー4aに割り当てることができる機能(アプリケーション)の一覧画面50bをディスプレイ2Mに表示する(ステップS33)。一覧画面50bには、例えば、カメラ(を使う)、聞こえアシスト、カレンダー、スケジュール、目覚まし時計、赤外線、電卓、メモ帳、音声認識(開始)、漢字チェックなどの機能(アプリケーション)が選択可能な状態で表示される。
携帯電話1は、一覧画面50bにおいて、カーソルが“カメラを使う”を指定した状態で“選択”が操作されると、第1ワンタッチキー4aに対するカメラ36の機能の割り当てを決定し、続いて、待受画面40に機能名を表示するか否かを利用者に問合せる画面50cをディスプレイ2Mに表示する(ステップS34)。以後、説明は省略するが、携帯電話1は、画面50cにおいて機能名の表示、あるいはアイコン表示などの選択を受け付けると、第1ワンタッチキー4aに対するカメラ36の機能の割り当てを完了する。そして、携帯電話1は、待受画面40の表示領域10aに、第1ワンタッチキー4aに割り当てられたカメラ36の機能に対応する機能名あるいはアイコンを表示させる。
図9は、ワンタッチキー4に割り当てられている機能を変更する場合の制御の一例を示す図である。図9は、第1ワンタッチキー4aに対して割り当てられているかんたん設定機能からカメラ機能に変更する場合の制御の一例を示している。
図9に示すように、携帯電話1は、第1ワンタッチキー4aに対する操作を受け付けると(ステップS41)、第1ワンタッチキー4aに割り当てられているかんたん設定機能を起動するか否かを確認するための画面46をディスプレイ2Mに表示する(ステップS42)。画面46には、かんたん設定機能を実行する場合に選択する「はい」、実行しない場合に選択する「いいえ」、第1ワンタッチキー4aに割り当てられている機能に関する処理を実行する場合に選択する「変更」が選択可能な状態で表示される。
携帯電話1は、画面46において、“変更”が操作されると、ワンタッチ機能設定の開始画面50aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS43)。ステップS43における開始画面50aは、図8に示す画面50aに対応する。
携帯電話1は、開始画面50aにおいて、カーソルが“登録機能変更”を指定した状態で“選択”が操作されると、第1ワンタッチキー4aに割り当てることが可能な機能(アプリケーション)の一覧画面50bをディスプレイ2Mに表示する(ステップS44)。ステップS44における一覧画面50bは、図8に示す画面50bに対応する。
携帯電話1は、一覧画面50bにおいて、カーソルが“カメラを使う”を指定した状態で“選択”が操作されると、カメラ36の機能を第1ワンタッチキー4aに対する割り当て候補として決定し、第1ワンタッチキー4aに既に割り当て済みであるかんたん設定機能を解除するか否かを確認するための画面50dをディスプレイ2Mに表示する(ステップS45)。画面50dには、かんたん設定機能を解除する場合に選択する「解除する」、かんたん設定機能を解除しない場合に選択する「解除しない」、かんたん設定機能を別のキーに移動させる場合に選択する「別のキーに移動」が選択可能な状態で表示される。
携帯電話1は、画面50dにおいて、カーソルが“解除する”を指定した状態で“選択”が操作されると、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除して、第1ワンタッチキー4aに対するカメラ36の機能の割り当てを決定し、続いて、待受画面40に機能名を表示するか否かを利用者に問合せる画面50cをディスプレイ2Mに表示する(ステップS46)。ステップS46における画面50cは、図8に示す画面50cに対応する。
図10は、ワンタッチキー4に割り当てられている機能を変更するとともに、変更前にワンタッチキー4に割り当てられていた機能を別のキーに移動する場合の制御の一例を示す図である。図10は、第1ワンタッチキー4aに対して割り当てられているかんたん設定機能からカメラ機能に変更し、かんたん設定機能を別のキーに割り当てる場合の制御の一例を示している。
図10に示すように、携帯電話1は、第1ワンタッチキー4aに対する操作を受け付けると(ステップS51)、第1ワンタッチキー4aに割り当てられているかんたん設定機能を起動するか否かを確認するための画面46をディスプレイ2Mに表示する(ステップS52)。ステップS51において、第2ワンタッチキー4bには、計算機アプリケーションが割り当てられており、待受画面40の表示領域10bには計算機アプリケーションのアイコンが表示されている。ステップS51において、第3ワンタッチキー4cには、カレンダーアプリケーションが割り当てられており、待受画面40の表示領域10cにはカレンダーアプリケーションのアイコンが表示されている。ステップS52における画面46は、図9の画面46に対応する。
携帯電話1は、画面46において、“変更”が操作されると、ワンタッチ機能設定の開始画面50aをディスプレイ2Mに表示する(ステップS53)。ステップS53における画面50aは、図8に示す画面50aに対応する。
携帯電話1は、開始画面50aにおいて、カーソルが“登録機能変更”を指定した状態で“選択”が操作されると、第1ワンタッチキー4aに割り当てることができる機能(アプリケーション)の一覧画面50bをディスプレイ2Mに表示する(ステップS54)。ステップS54における画面50bは、図8に示す画面50bに対応する。
携帯電話1は、一覧画面50bにおいて、カーソルが“カメラを使う”を指定した状態で“選択”が操作されると、カメラ36の機能を第1ワンタッチキー4aに対する割り当て候補として決定し、第1ワンタッチキー4aに既に割り当て済みであるかんたん設定機能を解除するか否かを確認するための画面50dをディスプレイ2Mに表示する(ステップS55)。ステップS55における画面50dは、図9に示す画面50dに対応する。
携帯電話1は、画面50dにおいて、“解除する”が選択されると、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除して、第1ワンタッチキー4aに対するカメラ36の機能の割り当てを決定する。携帯電話1は、かんたん設定機能の移動先を選択させるための画面50eをディスプレイ2Mに表示する(ステップS56)。画面50eには、第1ワンタッチキー4a、第2ワンタッチキー4b及び第3ワンタッチキー4cの全てに対して、機能が割り当て済みである旨のメッセージが表示される。画面50eには、第2ワンタッチキー4bに対して、かんたん設定機能を上書きして強制的に割り当てる場合に選択する「キー4bに上書きする」、第3ワンタッチキー4cに対して、かんたん設定機能を上書きして強制的に割り当てる場合に選択する「キー4cに上書きする」、ダイヤルキー3aを構成するキーのいずれかに対して、かんたん設定機能を移動させて割り当てる場合に選択する「テンキーに登録する」、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除および移動を中止する場合に選択する「中止」が選択可能な状態で表示される。「中止」が操作された場合、携帯電話1は、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除および移動を中止して、ステップS51に戻り、待受画面40をディスプレイ2Mに表示する。
携帯電話1は、カーソルが“テンキーに登録する”を指定した状態で“選択”が操作されると、ダイヤルキー3aを構成する数字7のキーに対して、かんたん設定機能の割り当てを決定し、ダイヤルキー3aを構成するテンキーのうち「数字7」のキーに対して、かんたん設定機能を割り当てた旨のメッセージを表示する画面50fをディスプレイ2Mに表示する(ステップS57)。ステップS57において、携帯電話1は、ダイヤルキー3aを構成するキーの中から、かんたん設定機能を移動させて割り当てるキーを選択する場合、ランダムに選択してもよいし、利用者に選択させてもよいし、利用者に予め設定させておいてもよい。ステップS57において、携帯電話1は、ダイヤルキー3aを構成する「数字7」のキーに対して、かんたん設定機能を割り当てる場合、かんたん設定機能を実行するためのキー操作(例えば、長押し、複数回の押下など)も合わせて決定する。ステップS57において、携帯電話1は、ダイヤルキー3aを構成する「数字7」のキーに対して、かんたん設定機能を割り当てる場合、かんたん設定機能を実行するためのキー操作に応じて、「数字7」のキーを点灯させるなど、表示形態を変更してもよい。このように、携帯電話1は、ダイヤルキー3aを構成する数字7のキーに対して、かんたん設定機能を移動させて割り当てることができるので、かんたん設定機能を利用者が簡便に使用できる状態を維持することができる。
携帯電話1は、画面50eにおいて、“キー4bに上書きする”が選択された場合には、第2ワンタッチキー4bに対する計算機アプリケーションの割り当てを解除し、かんたん設定機能を強制的に割り当てる。同様に、携帯電話1は、画面50eにおいて、“キー4cに上書きする”が選択された場合には、第3ワンタッチキー4cに対するカレンダーアプリケーションの割り当てを解除し、かんたん設定機能を強制的に割り当てる。このように、携帯電話1は、機能が割り当て済みのワンタッチキー4に対して、かんたん設定機能を上書きして強制的に割り当てることができるので、かんたん設定機能を利用者がより簡便に使用できる状態を維持することができる。
図11〜図14を用いて、本実施形態に係る携帯電話により実行される制御の流れを説明する。図11〜図14は、本実施形態に係る携帯電話による制御の流れを示すフローチャートである。図11〜図14に示す制御は、制御部24が、ワンタッチキー制御プログラム22aを記憶部22から読込んで実行することにより実現される。図11〜図14は、かんたん設定機能が第1ワンタッチキー4aに対して割り当てられている場合の制御の例を示す。
図11は、携帯電話1の制御部24により実行される制御の全体的な流れを示す。図11に示すステップS101〜ステップS109は、携帯電話1にて実行されるかんたん設定の制御の流れに対応する。図11に示すステップS101〜103、ステップS110、ステップS111、ステップS108の制御は、携帯電話1にて実行されるワンタッチ機能設定の制御の流れに対応する。
図11に示すように、制御部24は、第1ワンタッチキー4aに対する操作を検出すると(ステップS101)、かんたん設定の実行確認画面を表示する(ステップS102)。ステップS102の実行確認画面は、例えば、図9に示す画面46に対応する。
続いて、制御部24は、かんたん設定の実行が選択されたかを判定する(ステップS103)。制御部24は、例えば、上記図9のステップS42に示す画面46において、“はい”が選択されたかを判定する。
制御部24は、判定の結果、かんたん設定の実行が選択された場合には(ステップS103、Yes)、かんたん設定機能を起動して、かんたん設定処理を実行する(ステップS104)。
かんたん設定処理の完了後、制御部24は、かんたん設定の割り当て解除画面を表示する(ステップS105)。ステップS105の割り当て解除画面は、例えば、図7に示す画面45に対応する。
続いて、制御部24は、割り当て解除画面において、かんたん設定の割り当て解除が選択されたかを判定する(ステップS106)。
制御部24は、判定の結果、かんたん設定の割り当て解除が選択された場合には(ステップS106、Yes)、かんたん設定機能が割り当てられているキーに対するかんたん設定機能の割り当てを解除する(ステップS107)。例えば、ワンタッチキー管理データ22b(図3参照)において、第1ワンタッチキー4aに対応付けられているかんたん設定機能のレコードを削除し、ワンタッチキー管理データ22bを更新する。そして、制御部24は、待受画面40を表示し(ステップS108)、図11に示す制御を終了する。
一方、制御部24は、判定の結果、かんたん設定の割り当て解除が選択されなかった場合(非解除が選択された場合)には(ステップS106、No)、かんたん設定機能が割り当てられているキーに対するかんたん設定機能の割り当てを維持する(ステップS109)。そして、制御部24は、上記ステップS108の手順に移る。
上記ステップS103において、制御部24は、判定の結果、かんたん設定の実行が選択されなかった場合には(ステップS103、No)、ワンタッチ機能設定の実行が選択されたかを判定する(ステップS110)。制御部24は、例えば、上記図9に示すステップS42に示す画面46において、“変更”が操作されたかを判定する。
制御部24は、判定の結果、ワンタッチ機能設定の実行が選択された場合には(ステップS110、Yes)、ワンタッチ機能設定処理を実行し(ステップS111)、上記ステップS108の手順へ移る。
一方、制御部24は、判定の結果、ワンタッチ機能設定の実行が選択されなかった場合には(ステップS110、No)、上記ステップS108の手順へ移り、待受画面40に戻る。すなわち、制御部24は、例えば、上記図9のステップS42に示す画面46において、“いいえ”の選択を受け付けて、待受画面40に戻る。
図12は、携帯電話1の制御部24により実行されるかんたん設定機能による制御の流れを示す。図12に示す処理は、例えば、上記図4及び図7に示す制御に対応する。
図12に示すように、制御部24は、はっきり通話機能の設定を実行する(ステップS201)。制御部24は、例えば、上記図4のステップS12〜ステップS15に示すように、通話時の音声を聞き取り易いようにするための機能の設定を実行する。
はっきり通話機能の設定が完了すると、続いて、制御部24は、文字サイズ変更機能の設定を実行する(ステップS202)。制御部24は、例えば、上記図4のステップS16〜ステップS17に示すように、ディスプレイ2Mに表示される文字のフォントサイズを見やすい大きさに変更するための機能の設定を実行する。
文字サイズ変更機能の設定が完了すると、続いて、制御部24は、長持ちモード機能の設定を実行する(ステップS203)。制御部24は、例えば、上記図4のステップS18〜上記図4(もしくは図7)のステップS19に示すように、電池(電力)の消耗を抑えるようにするための機能の設定を実行する。
図13及び図14は、携帯電話1の制御部24により実行されるワンタッチ機能設定処理の流れを示す。図13及び図14に示す処理は、例えば、上記図9及び図10に示す制御に対応する。
図13に示すように、制御部24は、ワンタッチ機能設定の処理内容が選択されるのを待機する(ステップS301)。制御部24は、例えば、上記図9の画面50aに示す「待受表示設定」、「登録機能変更」、「登録機能解除」のいずれかが選択されるのを待機する。
続いて、制御部24は、ステップS301で選択された処理内容が登録機能変更であるかを判定する(ステップS302)。制御部24は、判定の結果、選択された処理内容が登録機能変更である場合には(ステップS302、Yes)、第1ワンタッチキー4aに対して割り当てることが可能な機能の一覧画面を表示する(ステップS303)。ステップS303の一覧画面は、例えば、図9に示す画面50bに対応する。
続いて、制御部24は、一覧画面において、第1ワンタッチキー4aに対して割り当てる機能の選択を受け付けると(ステップS304)、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除するかを確認するための確認画面を表示する(ステップS305)。ステップS305の確認画面は、例えば、図9及び図10に示す画面50dに対応する。確認画面には、かんたん設定機能を解除する場合に選択する「解除する」、かんたん設定機能を解除しない場合に選択する「解除しない」、かんたん設定機能を別のキーに移動させる場合に選択する「別のキーに移動」が選択可能な状態で表示される。そして、制御部24は、確認画面において、かんたん設定機能に対する処理内容が選択されるのを待機する(ステップS306)。
制御部24は、利用者の選択を受け付けると、選択された処理内容が第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当ての解除であるかを判定する(ステップS307)。制御部24は、判定の結果、かんたん設定機能の割り当ての解除(「解除する」)である場合には(ステップS307、Yes)、第1ワンタッチキー4aに対するかんたん設定機能の割り当てを解除する(ステップS308)。そして、制御部24は、第1ワンタッチキー4aに対して、ステップS304で選択を受け付けた機能の割り当てを実行し(ステップS309)、ワンタッチ機能設定の制御を終了する。
ステップS307において、制御部24は、判定の結果、ステップS306で選択された処理内容が、かんたん設定機能の割り当ての解除(「解除する」)ではない場合には(ステップS307、No)、かんたん設定機能の移動であるかを判定する(ステップS310)。
制御部24は、判定の結果、かんたん設定機能の移動(「別のキーに移動」)である場合には(ステップS310、Yes)、利用者により選択されたキーへのかんたん設定機能の割り当てを実行する(ステップS311)。制御部24は、例えば、利用者により第2ワンタッチキー4bが選択された場合、第2ワンタッチキー4bに機能が割り当て済みであっても、第2ワンタッチキー4bに対して、かんたん設定機能を上書きして強制的に割り当てる。制御部24は、例えば、利用者により第3ワンタッチキー4cが選択された場合、第3ワンタッチキー4cに機能が割り当て済みであっても、第3ワンタッチキー4cに対して、かんたん設定機能を上書きして強制的に割り当てる。制御部24は、例えば、利用者によりテンキーが選択された場合、ダイヤルキー3aを構成するテンキーのいずれかに対して、かんたん設定機能を移動して割り当てる。かんたん設定機能の移動完了後、制御部24は、第1ワンタッチキー4aに対して、ステップS304で選択を受け付けた機能の割り当てを実行し(ステップS312)、ワンタッチ機能設定の制御を終了する。
ステップS310において、制御部24は、判定の結果、ステップS306で選択された処理内容が、かんたん設定機能の移動ではない場合には(ステップS310、No)、例えば、上記図9及び図10に示す画面50dの「解除しない」が選択されたことになるので、そのまま、ワンタッチ機能設定の制御を終了する。
ステップS302において、制御部24は、判定の結果、ステップS301で選択された処理内容が登録機能変更ではない場合には(ステップS302、No)、待受表示設定であるかを判定する(ステップS313)。
制御部24は、判定の結果、ステップS301で選択された処理内容が待受表示設定である場合には(ステップS313、Yes)、待受表示設定処理を実行し(ステップS314)、ワンタッチ機能設定の制御を終了する。
一方、制御部24は、判定の結果、ステップS301で選択された処理内容が待受表示設定ではない場合には(ステップS313、No)、登録機能解除であるかを判定する(ステップS315)。
制御部24は、判定の結果、ステップS301で選択された処理内容が登録機能解除である場合には(ステップS315、Yes)、登録機能解除処理を実行し(ステップS316)、ワンタッチ機能設定の制御を終了する。
一方、制御部24は、判定の結果、ステップS301で選択された処理内容が登録機能解除ではない場合には(ステップS315、No)、上記図9及び図10に示す画面50aの「中止」が選択されたことになるので、そのまま、ワンタッチ機能設定の制御を終了する。
上述してきたように、本実施形態では、携帯電話1が、かんたん設定機能が割り当てられたワンタッチキー4に、他の機能を割り当てる操作を受け付けた場合には、かんたん設定機能を他のキーに割り当てる制御を実行する。具体的には、携帯電話1は、かんたん設定機能の移動先としてテンキーが選択された場合、テンキーのいずれかにかんたん設定機能を移動させて割り当てる。あるいは、携帯電話1は、かんたん設定機能の移動先として第2ワンタッチキー4bが選択された場合、第2ワンタッチキー4bに別の機能が割り当て済みであっても、第2ワンタッチキー4bに対して、かんたん設定機能を上書きして強制的に割り当てる。このように、本実施形態によれば、かんたん設定機能が割り当てられたキーに、他の機能を割り当てる場合であっても、かんたん設定機能を別のキーに割り当てるように制御することにより、かんたん設定機能を利用者が簡便に使用できる状態を可能な限り維持することができる。このようにして、携帯電話1に搭載される便利機能に関する設定をできるだけ簡便に行うことができるようにする。
上記の実施形態では、添付の請求項に係る装置の例として、携帯電話について説明したが、添付の請求項に係る装置は、携帯電話に限定されない。添付の請求項に係る装置は、携帯電話以外の携帯電子機器であってもよい。携帯電子機器は、例えば、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機を含むが、これらに限定されない。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。