JP6143854B2 - バリアを備えた可燃性熱源を製造する方法 - Google Patents

バリアを備えた可燃性熱源を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を製造する方法に関する。
本技術分野においてタバコを燃焼させるのではなく加熱する多数の喫煙物品が提案されてきた。このような「加熱式」喫煙物品の目的は、従来のシガレットでの燃焼及び熱分解劣化がもたらすタイプの公知の有害な煙成分を低減することである。
1つの公知タイプの加熱式喫煙物品において、エアロゾルは、可燃性熱源から該可燃性熱源の下流に設けられたエアロゾル形成基材への熱伝達により発生する。喫煙時、可燃性熱源からの熱伝達によって、エアロゾル形成基材から揮発性化合物が放出され、喫煙物品を通って引き込まれる空気中に取り込まれる。
例えば、国際公開特許2009/022232号公報には、可燃性熱源と、可燃性熱源下流のエアロゾル形成基材と、可燃性熱源の後方部分の周りで直接接触すると共にエアロゾル形成基材の前方部分に隣接する熱伝導要素と、を備えた喫煙物品が開示されている。
加熱式喫煙物品の可燃性熱源は、この可燃性熱源の着火又は燃焼或いはこれらの両方の組み合わせを助長する1つ又はそれ以上の添加物を含むことができる。エアロゾルの形成を助長するために、加熱式喫煙物品のエアロゾル形成基材は、一般的に、グリセリン又は他のエアロゾル形成体のような多価アルコールを含む。
加熱式喫煙物品の可燃性熱源の下流端とエアロゾル形成基材の上流端との間にバリアを設けることができる。
バリアは、加熱式喫煙物品の貯蔵時及び使用時に、エアロゾル形成体がエアロゾル形成基材から可燃性熱源へ移動するのを防止又は抑制して、加熱式喫煙物品の使用時にエアロゾル形成体が分解するのを回避又は低減することができる。バリアは、本発明による喫煙物品の貯蔵時及び使用時に、エアロゾル形成基材の他の揮発性成分がエアロゾル形成基材から可燃性熱源へ移動するのを制限又は防止することもできる。
代替的に又は追加的に、バリアは、可燃性熱源の着火時又は燃焼時にエアロゾル形成基材が受ける温度を制限して、加熱式喫煙物品の使用時にエアロゾル形成基材が熱劣化又は燃焼するのを回避又は低減するのを助長することができる。
代替的に又は追加的に、バリアは、可燃性熱源の着火時及び燃焼時に形成された燃焼及び分解生成物が、使用中の加熱式喫煙物品を通って引き込まれる空気に入ることを防止又は抑制することができる。これは、可燃性熱源がその着火又は燃焼或いはこれらの両方の組み合わせを助長する1つ又はそれ以上の添加物を含む場合に特に好都合である。
国際公開特許2009/022232号公報
本発明によれば、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を製造する方法が提供される。本方法は、第1の開口部及び反対側の第2の開口部を有する中空ダイを準備する段階と、中空ダイの第1の開口部を層状バリア材料で覆う段階と、中空ダイに第1の開口部を通して第1のパンチを挿入することによって層状バリア材料からバリアを打ち抜く段階と、中空ダイに第2の開口部を通して1つ又はそれ以上の粒子成分を入れる段階と、中空ダイに第2の開口部を通して第2のパンチを挿入することによって1つ又はそれ以上の粒子成分を圧縮して可燃性熱源を形成し、バリアを可燃性熱源の端面に付着させる段階と、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を中空ダイから排出する段階と、を備える。
層状バリア材料から打ち抜かれたバリアは、中空ダイに第1の開口部を通して挿入された第1のパンチと、中空ダイに第2の開口部を通して入れられた1つ又はそれ以上の粒子成分との間の直接接触を防止する。これには、1つ又はそれ以上の粒子成分が第1のパンチに付着する可能性を排除又は低減する利点がある。以下で説明するように、これは1つ又はそれ以上の粒子成分が結合剤を含む場合に特に好都合である。
第1のパンチ上の1つ又はそれ以上の粒子成分の堆積又は蓄積を低減又は防止すると、本発明の方法によって作製される可燃性熱源の品質が改善する利点が得られる。
本明細書で使用する場合、用語「粒子成分」は、限定するものではないが、粉末又は顆粒を含む任意の流動可能な粒子状材料又は複数の粒子状材料の組み合わせを説明するために使用する。本発明の方法で使用する粒子成分は、種類が異なる2つ又はそれ以上の粒子状材料を含むことができる。代替的に又は追加的に、本発明の方法で使用する粒子成分は、組成が異なる2つ又はそれ以上の粒子状材料を含むことができる。
本明細書で使用する場合、用語「組成が異なる」は、異なる化合物から、複数の化合物の異なる組み合わせから、又は複数の化合物の同じ組み合わせの異なる調合物から形成された複数の材料又は複数の物質を指すために使用する。
本発明の方法は、端面に付着されたバリアを有する可燃性炭素質熱源を製造するために使用することができる。このような実施形態において、中空ダイに第2の開口部を通して入れられた1つ又はそれ以上の粒子成分の少なくとも1つは炭素質である。
本明細書で使用する場合、用語「炭素質」は、炭素を含有する可燃性熱源、粒子成分、及び粒子状材料を説明するために使用する。
本発明の方法は、中空ダイに第2の開口部を通して1つ又はそれ以上の炭素質粒子成分を入れる段階を備えることができる。
代替的に又は追加的に、本発明の方法は、中空ダイに第2の開口部を通して1つ又はそれ以上の非炭素質粒子成分を入れる段階を備えることができる。
本発明の方法で使用する炭素質粒子成分は、1つ又はそれ以上の適切な炭素含有材料から生成することができる。
本発明の方法は、喫煙物品の製造で使用する、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を製造するために使用できる利点があり、喫煙物品は、可燃性熱源と、該可燃性熱源下流のエアロゾル形成基材と、可燃性熱源の下流端とエアロゾル形成基材の上流端との間のバリアとを備える。
本明細書で用いる場合、用語「上流」及び「前方」、並びに「下流」及び「後方」は、可燃性熱源及び喫煙物品の使用中にこれらを通って引き込まれる空気の方向に対する、可燃性熱源及び喫煙物品の一部分、構成要素、又は構成要素の一部分の相対位置を説明するために使用する。
本明細書で用いる場合、用語「エアロゾル形成基材」は、加熱時に、エアロゾルを形成可能な揮発性化合物を放出できる基材を説明するために使用する。
本発明の方法により製造された端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を備えた喫煙物品は、可燃性熱源の後方部分の周りで接触すると共に、エアロゾル形成基材の前方部分に隣接する熱伝導要素をさらに備えることが好ましい。熱伝導要素は、難燃性かつ酸素制限性であることが好ましい。
本発明の方法により製造された端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を備えた喫煙物品は、エアロゾル形成基材の下流に拡張チャンバ及びマウスピースの一方又は両方をさらに備えることが好ましい。
層状バリア材料は不燃性であることが好ましい。本明細書で使用する場合、用語「不燃性」は、可燃性熱源が燃焼時又は着火時に到達する温度で実質的に不燃性であるバリア材料を説明するために使用する。
層状バリア材料は、実質的に空気不透過性であることが好ましい。本明細書で使用する場合、用語「実質的に空気不透過性」は、バリアを付着した可燃性熱源の端面から空気が引き込まれるのを実質的に防ぐバリア材料を説明するために使用する。
層状バリア材料は、低い熱伝導率又は高い熱伝導率を有することができる。特定の実施形態では、層状バリア材料は、熱伝導率が約0.1W/mKから約200W/mKであることができる。層状バリア材料の熱伝導率は、少なくとも約200W/mKであることが好ましい。
層状バリア材料の厚さは、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を喫煙物品で使用する場合、良好な喫煙性能を実現するように選択することができる。特定の実施形態において、層状バリア材料の厚さは、約10ミクロンから約500ミクロンとすることができる。層状バリア材料の厚さは、約10ミクロンから約30ミクロンとすることが好ましく、約20ミクロンとすることがより好ましい。
層状バリア材料の厚さは、顕微鏡、走査型電子顕微鏡(SEM)、又は本技術分野で公知の他の適切な測定方法を用いて測定することができる。
層状バリア材料は、着火時及び燃焼時に可燃性熱源が到達する温度で実質的に熱的に安定し、バリアを形成するために打ち抜き可能な任意の適切な材料又は複数の材料の組み合わせで形成することができる。
層状バリア材料を形成するのに好ましい材料は、限定するものではないが、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、及び合金を含む。層状バリア材料は、アルミニウムから生成することが最も好ましい。特に好ましい実施形態では、バリア材料は、>99%純粋アルミニウムEN AW1200、又はEN AW8079合金から形成される。
バリアは、実質的に可燃性熱源の端面全体を横切って延びることが好ましい。
バリアは、実質的に可燃性熱源の端面全体を横切り、少なくとも部分的に可燃性熱源の隣接する側面に沿って延びることがより好ましい。このような実施形態では、バリアは、可燃性熱源の端部を覆う「凸状キャップ」を形成する。これには「キャップ」で覆われた可燃性熱源の端面の周囲の構造的剛性が向上する利点がある。バリアと可燃性熱源との間の境界面に沿って可燃性熱源が崩壊するリスクが低くなる利点もある。
特定の実施形態では、バリアは、可燃性熱源の隣接する側面に沿って層状バリア材料の厚さの約5倍未満の距離だけ延び、層状バリア材料の厚さの約3倍未満の距離だけ延びることがより好ましい。
第1のパンチ及び第2のパンチのプロファイルは、同じとすること又は異なるものとすれことができる。
第1のパンチ及び第2のパンチの一方又は両方は、凹状プロファイルを有することができる。
もしくは、第1のパンチ及び第2のパンチの一方又は両方は、平坦形状を有することができる。
特定の好ましい実施形態では、第1のパンチは凹状プロファイルを有する。凹状プロファイルを有する第1のパンチを使用すると、バリアを付着した可燃性熱源の端面の周囲に丸みを帯びた又は切断した縁部を形成することを助長することができる。
凹状プロファイルを有する第1のパンチを使用すると、バリアと該バリアが付着された可燃性熱源の端面との間の気泡形成のリスクが低くなるという利点が得られる。凹状プロファイルを有する第1のパンチを使用すると、可燃性熱源の端部を覆う凸状キャップをバリアが形成するのを助長するという利点も得られる。
第1のパンチが凹状プロファイルを有する実施形態では、第1のパンチの凹状プロファイルの深さは、約0.25mmから約1mmとすることができ、約0.4mmから約0.6mmとすることがより好ましい。
第1のパンチが凹状プロファイルを有する実施形態では、第1のパンチの凹状プロファイルの面取りした縁部は、約30度から約80度の角度とすることができる。
他の好ましい実施形態では、第1のパンチは平坦プロファイルを有する。
特定の好ましい実施形態では、第2のパンチは凹状プロファイルを有する。凹状プロファイルを有する第2のパンチを使用すると、バリアを付着した可燃性熱源の端面の反対側の可燃性熱源の端面の周囲に丸みを帯びた又は切断した縁部を形成することを助長することができる。
凹状プロファイルを有する第2のパンチを使用すると、第2のパンチと中空ダイとの間の粒子成分の蓄積を実質的に防止することにより、第2のパンチと中空ダイとの間の摩擦が低減する利点も得られ、実際、第2のパンチはスクレーパとして作用する。
第2のパンチが凹状プロファイルを有する実施形態では、第2のパンチの凹状プロファイルの深さは、約0.25mmから約1mmとすることができ、約0.4mmから約0.6mmとすることがより好ましい。
第2のパンチが凹状プロファイルを有する実施形態では、第2のパンチの凹状プロファイルの面取りした縁部は、約30度から約80度の角度とすることができる。
中空ダイ、第1のパンチ、及び第2のパンチは円筒形であり、対応する実質的に円形断面であることが好ましい。もしくは、中空ダイ、第1のパンチ、及び第2のパンチは円筒形であり、対応する実質的に楕円形断面とすることができる。
第1のパンチは下側パンチであり、第2のパンチは上側パンチであることが好ましい。このような実施形態では、バリアは、下側パンチを中空ダイの下端に配置された第1の開口部を通して上向きに挿入することによって、層状バリア材料から打ち抜かれる。次に、1つ又はそれ以上の粒子成分は、上側パンチを中空ダイの上端に配置された第2の開口部を通して下向きに挿入することによって圧縮されて可燃性熱源を形成し、可燃性熱源の端面にバリアが付着される。
本方法は、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源の製造品を第2の開口部を通して中空ダイから排出する段階を備えることが好ましい。
特定の実施形態において、中空ダイから第2の開口部を通して第2のパンチを除去して中空ダイ内で第1のパンチを第2の開口部に向かって移動させることによって、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源の製造品を中空ダイから第2の開口部を通して排出する段階を備えることができる。
第1のパンチが下側パンチであり、第2のパンチが上側パンチである場合、本方法は、中空ダイから第2の開口部を通して上側パンチを除去して、中空ダイ内で下側パンチを第2の開口部に向かって上向きに移動させることによって、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源の製造品を中空ダイの上端に位置する第2の開口部を通して排出する段階を備えることが好ましい。
他の実施形態では、本方法は、中空ダイから第2の開口部を通して第2のパンチを除去して、中空ダイを第1のパンチに向かって移動させることによって、端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源の製造品を中空ダイから第2の開口部を通して排出する段階を備えることができる。
本方法は、重力供給ホッパを使用して中空ダイに第2の開口部を通して1つ又はそれ以上の粒子成分を入れる段階を含むことが好ましい。特定の実施形態では、本方法は、1つ又はそれ以上の粒子成分を中空ダイ内に第2の開口部を通して入れるために、ホッパを第2の開口部の上方に前進させ、その後、ホッパを中空ダイの第2の開口部から除去する段階を備える。
特定の実施形態において、本方法は、ホッパを中空ダイの第2の開口部の上方に前進させる段階時に、中空ダイから第2の開口部を通して排出された、以前に製造された端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を取り除くためにホッパを使用する段階を備えることができる。
特定の実施形態では、ホッパは、1つ又はそれ以上の粒子成分を分配するための出口を備えることができ、この出口は、第2の開口部の上方になるまで中空ダイに対して実質的に密封される。
本明細書で使用する場合、用語「密封する」は、ホッパに収容した粒子成分がホッパから出口を通って出るのを防止することを意味するために使用する。
本方法は、第1の開口部を連続層状バリア材料で覆う段階を備えることが好ましい。連続層状バリア材料の幅は、中空ダイの幅の約1.5倍から約3倍であることが好ましい。
第1の開口部を連続層状バリア材料で覆うために、本方法は、連続層状材料をホッパが進退する方向と実質的に平行な方向に供給する段階を備えることができる。
しかしながら、本方法は、連続層状材料をホッパが進退する方向と実質的に直交する方向に供給する段階を備えることができる。
本方法は、層状バリア材料を打ち抜く段階時に、層状バリア材料を中空ダイに隣接して拘束する段階を備えることが好ましい。これにより層状バリア材料を打ち抜いて形成したバリアの品質が改善されるという利点がある。
層状バリア材料を拘束する段階は、第1のパンチを受け入れるための貫通孔を備えるプレートを使用して、層状バリア材料を中空ダイに第2の開口部に隣接して押し付ける段階を備えることが好ましい。
端面に付着されたバリアを有する複数の可燃性熱源を同時に製造するために、本方法は、各々が対応する第1のパンチ及び対応する第2のパンチを備えた複数の中空ダイを準備する段階を備えることができる。
複数の中空ダイは、単列又は複列に設けることができる。
もしくは、本発明の方法は、連続的に回転する複数のキャビティプレス又はいわゆる「タレットプレス」を使用して実施することができる。このような実施形態では、複数の中空ダイを中心軸の周りに回転させ、1つ又はそれ以上の粒子成分は、ホッパを使用して中空ダイに第2の開口部を通して入れる。次に、層状バリア材料を中空ダイに隣接して設けて第1の開口部を覆い、回転する複数のキャビティプレスの実質的に接線方向に供給する。第1のパンチは、層状バリア材料の垂直方向下方に配置され、第1のパンチは、層状バリア材料を打ち抜く段階で挿入される中空ダイに対して角度固定される。次に、形成されたバリアを有する可燃性熱を中空ダイから排出する。
好ましい実施形態では、本発明の方法は、バリアと可燃性熱源の端面との間に接着剤を提供する段階をさらに備える。バリアと可燃性熱源の端面との間に接着剤を提供すれば、バリアを可燃性熱源の端面に付着するのを助長するという利点が得られる。
好ましい実施形態では、接着剤は、ダイの第1の開口部を層状バリア材料で覆う前に層状バリア材料に塗布される。
接着剤は、限定するものではないが、スプレーガン、ローラ、スロットガン、又はこれらの組み合わせを含む適切な手段を使用して層状バリア材料に塗布することができる。
特に好ましい実施形態では、本発明の方法は、予め接着剤が塗布された層状バリア材料で中空ダイの第1の開口部を覆う段階を備える。
接着剤は、バリアを可燃性熱源の端面に永続的に付着させることができる任意の適切な接着剤とすることができる。接着剤は、可燃性熱源がその燃焼時又は着火時に到達する温度に耐えられることが好ましい。
接着剤は、PVA(ポリ酢酸ビニル)接着剤であることが好ましい。
1つ又はそれ以上の粒子成分の少なくとも1つは、結合剤を含むことが好ましい。
1つ又はそれ以上の粒子成分は、1つ又はそれ以上の有機結合剤、1つ又はそれ以上の無機結合剤、或いは1つ又はそれ以上の有機結合剤及び1つ又はそれ以上の無機結合剤の組み合わせを含むことができる。
適切な有機結合剤としては、限定されるものではないが、例えばグアルゴムなどのゴム、例えばメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ハイドロキシプロピルセルロース及びハイドロキシプロピルメチルセルロースなどの変性セルロース及びセルロース誘導体、小麦粉、でんぷん、砂糖、植物油、及びこれらを組み合わせが挙げられる。
適切な無機結合剤としては、限定されるものではないが、例えばベントナイト及びカオリナイトなどの粘土、例えばセメントなどのアルミノケイ酸塩誘導体、例えばケイ酸ナトリウム及びケイ酸カリウムなどのアルカリケイ酸塩、例えば石灰及び消石灰などの石灰石誘導体、例えばマグネシアセメント、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム及び第2リン酸カルシウムなどのアルカリ土類化合物及び誘導体、並びに例えば硫酸アルミニウムなどのアルミニウム化合物及び誘導体及びその組み合わせが挙げられる。
特定の実施形態では、1つ又はそれ以上の結合剤は、バリアを可燃性熱源の端面に付着するのを助長することができる。このような実施形態では、接着剤は、バリアと可燃性熱源の端面との間に提供すること又は提供しないことができる。
可燃性炭素質熱源を作るために本発明による方法を使用する場合、1つ又はそれ以上の結合剤の代わりに又はそれに加えて、1つ又はそれ以上の粒子成分は、可燃性炭素質熱源の品質を改善するために1つ又はそれ以上の添加物を含むことができる。好適な添加剤は、限定されるものではないが、可燃性炭素質熱源の圧密化を促す添加剤(例えば焼結補助剤)、可燃性炭素質熱源の着火を促す添加剤(例えば、過塩素酸塩、塩素酸塩、硝酸塩、過酸化物などの酸化剤、過マンガン酸塩、ジルコニウム及びそれらの組み合わせ)、可燃性炭素質熱源の燃焼を促す添加剤(例えばカリウム、及び例えばクエン酸カリウムなどのカリウム塩)、及び可燃性炭素質熱源の燃焼により発生する1つ又はそれ以上のガスの分解を促す添加剤(例えば酸化銅(CuO)、酸化鉄(Fe23)及び酸化アルミニウム(Al23)などの触媒)を含む。
可燃性炭素質熱源を作るために本発明による方法を使用する場合、1つ又はそれ以上の粒子成分のうちの少なくとも1つは、着火補助剤を含むことが好ましい。特定の実施形態では、1つ又はそれ以上の粒子成分のうちの少なくとも1つは、炭素及び着火補助剤を含むことができる。
本明細書で使用する場合、用語「着火補助剤」は、可燃性炭素質熱源の着火時にエネルギ及び酸素の一方又は両方を放出する材料を示すのに使用し、材料によるエネルギ及び酸素の一方又は両方の放出の速度は、大気酸素の拡散律速ではない。換言すれば、可燃性炭素質熱源の着火時のエネルギ及び酸素の一方又は両方の放出の速度は、大気酸素が材料に到達することができる速度に殆ど左右されない。本明細書で使用する場合、用語「着火補助剤」は、可燃性炭素質熱源の着火時にエネルギを放出する元素金属を示すためにも使用し、元素金属の着火温度は約500℃よりも低く、元素金属の燃焼熱は少なくとも約5kJ/gである。
本明細書で使用する場合、用語「着火補助剤」は、カルボン酸のアルカリ金属塩(アルカリ金属クエン酸塩、アルカリ金属アセテート塩及びアルカリ金属コハク酸エステル塩など)、アルカリ金属ハロゲン化物塩(アルカリ金属塩化物塩など)、アルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金属リン酸塩は含んでおらず、これらは炭素燃焼を変更すると考えられるからである。このようなアルカリ金属燃焼塩は、可燃性炭素質熱源の全重量に対して多量に存在しても、可燃性炭素質熱源の着火時には早期吸煙の間に許容できるエアゾルを生成するほど十分なエネルギを放出しない。
適切な着火補助剤の例としては、限定されるものではないが、可燃性炭素質熱源の着火時に酸素と発熱反応する例えばアルミニウム、鉄、マグネシウム及びジルコニウムなどのエネルギ材料、可燃性炭素質熱源の着火時に互いに反応してエネルギを放出する、例えば金属などの還元剤及び例えば金属酸化物などの酸化剤を含むテルミット又はテルミット化合物、可燃性熱源の着火時に発熱反応する、例えば金属間物質、二金属物質、金属炭化物及び金属水素化物などの材料、並びに可燃性炭素質熱源の着火時に分解して酸素を放出する酸化剤が挙げられる。
適切な酸化剤の例としては、限定されるものではないが、例えば硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、硝酸ナトリウム、硝酸バリウム、硝酸リチウム、硝酸アルミニウム及び硝酸鉄などの硝酸塩、亜硝酸塩、他の有機又は無機ニトロ化合物、例えば塩素酸ナトリウム及び塩素酸カリウムなどの塩素酸塩、例えば過塩素酸ナトリウムなどの過塩素酸塩、亜塩素酸塩、例えば臭素酸ナトリウム及び臭素酸カリウムなどの臭素酸塩、過臭素酸塩、亜臭素酸塩、例えばホウ素酸ナトリウム及びホウ素酸カリウムなどのホウ素酸塩、例えば鉄酸バリウムなどの鉄酸塩、フェライト、例えばマンガン酸カリウムなどのマンガン酸塩、例えば過マンガン酸カリウムなどの過マンガン酸塩、例えば過酸化ベンゾイル及び過酸化アセトンなどの有機過酸化物、例えば過酸化水素、過酸化ストロンチウム、過酸化マグネシウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過酸化亜鉛及び過酸化リチウムなどの無機過酸化物、例えば超酸化カリウム及び超酸化ナトリウムなどの超酸化物、ヨード酸塩、過ヨード酸塩、亜ヨード酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、他のスルホキシド、リン酸塩、ホスホン酸塩、亜リン酸塩及び亜ホスフィン酸エステルが挙げられる。
本発明の方法は、非貫通(blind)又は貫通(non−blind)の可燃性熱源を製造するために使用することができる。
本明細書で使用する場合、用語「非貫通」は、可燃性熱源の長さに沿って延びて空気を引き込むことができる何らかの空気流チャネルを備えていない可燃性熱源を説明するために使用する。
本明細書で使用する場合、用語「貫通」は、可燃性熱源の長さに沿って延びて空気を引き込むことができる1つ又はそれ以上の空気流チャネルを備える可燃性熱源を説明するために使用する。
本発明の方法は、単一層を備えた可燃性熱源を製造するために使用することができる。もしくは、本発明の方法は、複数の層を備えた多層可燃性熱源を製造するために使用することができる。
例えば、二層可燃性熱源を製造するために、本発明の方法は、第2の開口部を通して中空ダイに第1の粒子成分及び第2の粒子成分を入れる段階と、二層可燃性熱源の第1の層を形成するために第1の粒子成分を圧縮する段階と、二層可燃性熱源の第2の層を形成するために第2の層を圧縮する段階を備えることができる。
本明細書で使用する場合、用語「層」及び「複数の層」は、本発明の方法により製造された多層可燃性熱源の境界面に沿って互いに接触する別個の部分を指すために使用する。「層」及び「複数の層」という用語の使用は、本発明の方法により製造された多層可燃性熱源の何らかの特定の絶対的又は相対的な寸法を有する別個の部分に限定されない。具体的には、本発明の方法により製造された多層物品の複数の層は、層状にすること又は非層状にすることができる。
本発明の方法により製造された可燃性熱源の見掛け密度は、約0.8g/cm3から約1.1g/cm3とすることが好ましい。
本発明の方法により製造された可燃性熱源の質量は、約300mgから約500mgとすることができ、約400mgから約450mgとすることがより好ましい。
本発明の方法により製造された可燃性熱源は、細長いことが好ましい。本発明の方法により製造された可燃性熱源は、実質的にロッド形状であることがより好ましい。
特に好ましい実施形態では、本発明の方法により製造された可燃性熱源は、実質的に円筒形である。例えば、本発明の方法は、実質的に円形断面又は実質的に楕円形断面の円筒形可燃性熱源を製造するために使用することができる。
本発明の方法により製造された可燃性熱源の長さは、約2mmから約20mmとすることが好ましく、約3mmから約15mmとすることがより好ましくは、約9mm及び約11mmとすることが最も好ましい。
本明細書で使用する場合、用語「長さ」は、本発明の方法により製造された可燃性熱源の長手方向の最大寸法を指す。
本発明の方法により製造された可燃性熱源の直径は、約5mmから約10mmとすることができ、約7mmから約8mmとすることがより好ましく、約7.8mmとすることが最も好ましい。
本明細書で使用する場合、用語「直径」は、本発明の方法により製造された可燃性熱源の最大横断寸法を表わす。
本発明の方法により製造された可燃性熱源は、直径が実質的に均一であることが好ましい。しかしながら、代替的に、本発明の方法は、可燃性熱源の第1の端部の直径が反対側の第2の端部の直径よりも大きくなるようにテーパ付けされた可燃性熱源を製造するために使用することができる。例えば、本発明の方法は、バリアが付着した可燃性熱源の端面の直径が反対側の端面の直径よりも大きくなるようにテーパ付けさた可燃性熱源を製造するために使用することができる。
本発明は、以下に例示的に添付図面を参照して詳細に説明される。
本発明による方法によって端面に付着したバリアを有する可燃性熱源の製造方法を概略的に示す。 本発明による方法によって端面に付着したバリアを有する可燃性熱源の製造方法を概略的に示す。 本発明による方法によって端面に付着したバリアを有する可燃性熱源の製造方法を概略的に示す。 本発明による方法によって製造されたバリアが端面に付着した可燃性熱源の概略的な長手方向断面図を示す。 本発明による方法によって製造されたバリアが端面に付着した可燃性熱源の上面図を示す。
簡潔には、実質的に円形断面で、不燃性で実質的に空気不透過性のバリア110が端面112に付着された円筒形の可燃性熱源100は、炭素及び増粘剤のような結合剤を含む炭素質粒子成分120を圧縮することによって製造され、開放した上端及び下端を有する中空ダイ130、下側パンチ140、及び上側パンチ150を備えたダイセットを使用して製造される。
バリア110は、連続した層状バリア材料160を下側パンチ140で打ち抜くことによって形成される。次に、粒子成分120は、開放上端から中空ダイ130内に入れられて上側パンチ150を使用して圧縮され、可燃性熱源100を形成するようになっており、燃性熱源100の端面112にはバリア110が付着される。
可燃性熱源を製造するために使用するダイセットは、以下のように配置する。下側パンチ140を中空ダイ130の垂直方向下方に設けて、下側パンチ140の長手方向軸と中空ダイ130の長手方向軸とが整列するように配置する。上側パンチ150を中空ダイ130の垂直方向上方に設けて、上側パンチ150の長手方向軸と中空ダイ130の長手方向軸とが整列するように配置する。下側パンチ140及び上側パンチ150は、それらの軸と平行な方向で中空ダイに対して相対的に移動可能である。
粒子成分120の供給物を収容し、出口180を有するホッパ170は、中空ダイ130の垂直方向上方に設けられる。ホッパ170は、中空ダイ130の長手方向軸と平行な方向で中空ダイ130に対して移動可能である。
図1(a)には、下側パンチ130、上側パンチ150、及び中空ダイ130から後退したホッパ170が示されている。ボビン(図示せず)から下側パンチ140と中空ダイ130との間に連続層状バリア材料160が供給されて中空キャビティ130の下側開放端を覆うようになっている。可燃性熱源100の端面112にバリア110を付着させるのを助けるために、層状バリア材料160の中空ダイ130に対向する表面に接着剤(図示せす)を供給する。
バリア110を形成するために、下側パンチ140は、図1(a)に矢印で示す方向で中空ダイ130に向かって上向きに前進する。連続層状バリア材料160がバリア110を形成するための打ち抜き位置にあるように、連続層状バリア材料160は、下側パンチ140に取り付けたプレート(図示せず)によって拘束される。下側パンチが中空ダイに向かって上向きに前進する際に、プレートは、層状バリア材料160に係合して中空ダイ130の開放下端に拘束する。プレートは、層状バリア材料160に係合すると中空ダイ130に対する移動を停止し、下側パンチ140は、上向きに前進し続けてプレート及び中空ダイ130に対して移動する。下側パンチは、下側開放端から中空ダイ130に入る際に、連続層状バリア材料160からバリア110を打ち抜く。図1(a)に示すように、下側パンチ140は、随意的に凹状断面プロファイルを有する。これにより、下側パンチ140による連続層状バリア材料160の切断が助長され、実際、凹状プロファイルは、下側パンチ140にナイフ状縁部を提供し、バリア110を形成するために連続層状バリア材料160をより簡単に切断することができる。バリア110の形成時、ホッパは、図1(a)に矢印で示す方向で中空ダイ130の開放上端に向かって前進する。
図1(b)では、ホッパ170は、出口180が中空ダイ130の開放上端の上方に位置決めされるように配置される。この位置では、ホッパは、内部に収容された粒子成分120の供給物の一部を中空ダイ130に分配する。開放上端から中空ダイ130に十分な量の粒子成分120が入り、単一の可燃性熱源100を形成するようになっている。
ホッパ170は、十分な量の粒子成分120を中空ダイ130内に分配すると、図1(b)に矢印で示す方向に後退して中空ダイ130から離れる。ホッパ160が中空ダイ130の開放上端から離れる際に、上側パンチ150は、図1(b)に矢印で示す方向で中空ダイ130の開放上端に向かって下向きに前進する。
上側パンチ150は、上方開放端から中空ダイ130内に入る際に、中空ダイ内で粒子成分120を圧縮し、可燃性熱源100を形成して可燃性熱源110の端面112にバリア110を付着させるようになっている。図1(a)に示すように、上側パンチ150は、随意的に凹状断面プロファイル有する。これは粒子成分120を上側パンチ150と中空ダイ130との間の境界面から遠ざかるように移動させるので、上側パンチが開放上端から中空ダイ130に入る際に、上側パンチ150と中空ダイ130との間の摩擦が低減し、実際、凹状プロファイルは、中空ダイの内面に沿ってスクレーパとして作用する。圧縮段階が完了すると、パンチは垂直方向に後退する。
図1(c)は、上側パンチ150の後退動作を示す。上側パンチ150が後退する際に、中空ダイ130は、下側パンチ140に対して下降する。このようにして、端面112に付着したバリア110を有する可燃性熱源100の製造品は、中空ダイ130から排出される。中空ダイ130が下降する際に、ホッパは、中空ダイ130の上面を横切って前進する。ホッパが前進する際に、その前縁は排出された、端面112に付着したバリア110を有する可燃性熱源100の製造品を作業領域から取り除く。このようにして、連続的な段階が得られる。
図2(a)及び図2(b)は、端面112に付着したバリア110を有する可燃性熱源100の製造品を示す。これから分かるように、バリアは、可燃性熱源100の端面112全体を横切ると共に可燃性熱源100の隣接する側面144に部分的に沿って延び、可燃性熱源100の端部を覆う「凸状キャップ」を形成する。凸状キャップの形状は、下側パンチ140の凹状プロファイルの形状と実質的に一致する。
前述した特定の実施形態及び実施例は例示的であり本発明を限定するものではない。本発明の他の実施形態を考えることができ、本明細書に説明した実施形態及び実施例は限定的でないことに留意されたい。
100 可燃性熱源
110 バリア
120 粒子成分
130 中空ダイ
140 下側パンチ
150 上側パンチ
160 層状バリア材料
170 ホッパ

Claims (15)

  1. 端面に付着されたバリアを有する可燃性熱源を製造する方法であって、
    第1の開口部及び反対側の第2の開口部を有する中空ダイを準備する段階と、
    前記中空ダイの前記第1の開口部を層状バリア材料で覆う段階と、
    前記中空ダイに前記第1の開口部を通して第1のパンチを挿入することによって前記層状バリア材料からバリアを打ち抜く段階と、
    前記中空ダイに前記第2の開口部を通して1つ又はそれ以上の粒子成分を入れる段階と、
    前記中空ダイに前記第2の開口部を通して第2のパンチを挿入することによって、前記1つ又はそれ以上の粒子成分を圧縮して可燃性熱源を形成し、前記バリアを前記可燃性熱源の端面に付着させる段階と、
    前記端面に付着された前記バリアを有する前記可燃性熱源を前記中空ダイから排出する段階と、
    を備える、可燃性熱源の製造方法。
  2. 前記バリアと前記可燃性熱源の前記端面との間に接着剤を提供する段階をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記接着剤は、前記ダイの前記第1の開口部を前記層状バリア材料で覆う前に前記層状バリア材料に塗布される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記接着剤を前記層状バリア材料にスプレーガン、ローラ、及びスロットガンの少なくとも1つを使用して塗布する段階を備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記1つ又はそれ以上の粒子成分の少なくとも1つは炭素質である、請求項1から4の何れか1項に記載の方法。
  6. 前記1つ又はそれ以上の粒子成分の少なくとも1つは結合剤を含む、請求項1から4の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記結合剤は、前記バリアを前記可燃性熱源の前記端面に付着することを助長する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記バリアは、実質的に前記可燃性熱源の前記端面全体を横切ると共に少なくとも部分的に前記可燃性熱源の隣接する側面に沿って延びる、請求項1から7の何れか1項に記載の方法。
  9. 前記第1のパンチは、平坦プロファイル又は凹状プロファイルを有する、請求項1から8の何れか1項に記載の方法。
  10. 前記第2のパンチは、平坦プロファイル又は凹状プロファイルを有する、請求項1から9の何れか1項に記載の方法。
  11. 前記層状バリア材料は熱伝導性である、請求項1から10の何れか1項に記載の方法。
  12. 前記層状バリア材料の熱伝導率は、少なくとも約200W/mKである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記層状バリア材料は不燃性である、請求項1から12の何れか1項に記載の方法。
  14. 前記層状バリア材料は、実質的に空気不透過性である、請求項1から13の何れか1項に記載の方法。
  15. 喫煙物品用可燃性熱源を製造するための、請求項1から14の何れか1項に記載の方法。
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