JP6142901B2 - 非接触送電装置および電力伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、非接触送電装置および電力伝送システムに関し、より特定的には、受電装置に非接触で送電する非接触送電装置における電力制御技術に関する。
特開2014−207795号公報(特許文献1)は、給電装置(送電装置)から車両(受電装置)に非接触で給電する非接触給電システムを開示する。この非接触給電システムでは、給電装置は、送電コイルと、インバータと、制御部とを備える。送電コイルは、車両に搭載された受電コイルに非接触で送電する。インバータは、駆動周波数に応じた交流電流を生成して送電コイルに出力する。制御部は、バッテリへの充電電力指令とバッテリへの出力電力とを車両側から取得し、出力電力が充電電力指令に追従するようにインバータの駆動周波数をフィードバック制御する。なお、特開2013−154815号公報(特許文献2)、特開2013−146154号公報(特許文献3)、特開2013−146148号公報(特許文献4)、特開2013−110822号公報(特許文献5)、および特開2013−126327号公報(特許文献6)にも非接触送電に関する技術が開示されている。
特開2014−207795号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報
インバータが、電圧形のインバータであり、駆動周波数に応じた送電電力を送電部へ供給する場合に、インバータ出力電圧のデューティを調整することによって送電電力を制御することができる。また、インバータの駆動周波数を制御することによって、インバータ出力電圧の立ち上がり時におけるインバータ出力電流を示すターンオン電流を制御することができる。
電圧形インバータにおいては、出力電圧の立ち上がり時に出力電圧と同符号の出力電流(正のターンオン電流)が流れると、インバータの還流ダイオードにリカバリー電流が生じることが知られている。リカバリー電流が生じると、還流ダイオードが発熱し、損失が増加する。そのため、インバータの駆動周波数を調整することによって、ターンオン電流が目標値(0以下の値)に制御される。これにより、リカバリー電流による損失を抑制することができる。
上記制御が実行される際にターンオン電流が目標値よりも大きくなり、正のターンオン電流が流れる状況が起こり得る。そのような場合には、インバータの動作状態を、正のターンオン電流が流れない状態へと速やかに復帰させることにより、リカバリー電流を速やかに低減することが望ましい。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、受電装置へ非接触で送電する非接触送電装置において、ターンオン電流が目標値よりも大きい場合に、リカバリー電流を速やかに低減することである。
また、本発明の別の目的は、送電装置から受電装置へ非接触で送電する電力伝送システムにおいて、ターンオン電流が目標値よりも大きい場合に、リカバリー電流を速やかに低減することである。
本発明のある局面に従う非接触送電装置は、受電装置へ非接触で送電するように構成された送電部と、駆動周波数に応じた送電電力を送電部へ供給する電圧形のインバータと、インバータを制御する制御部とを備える。制御部は、駆動周波数を調整することによって、インバータの出力電圧の立ち上がり時におけるインバータの出力電流を示すターンオン電流を目標値に制御するターンオン電流制御を実行する。目標値は、インバータの還流ダイオードにリカバリー電流が生じない範囲に設定される。ターンオン電流制御において、インバータの起動時における駆動周波数を示す起動周波数が第1の周波数の場合は、駆動周波数は、第1の周波数以上に調整され、起動周波数が第1の周波数よりも高い第2の周波数の場合は、駆動周波数は、第2の周波数以下に調整される。制御部は、ターンオン電流が目標値よりも大きいとき、駆動周波数が起動周波数に近づく方向に駆動周波数を調整する。
本発明の他の局面に従う電力伝送システムは、送電装置と、受電装置とを備える。送電装置は、受電装置へ非接触で送電するように構成された送電部と、駆動周波数に応じた送電電力を送電部へ供給する電圧形のインバータと、インバータを制御する制御部とを備える。制御部は、駆動周波数を調整することによって、インバータの出力電圧の立ち上がり時におけるインバータの出力電流を示すターンオン電流を目標値に制御するターンオン電流制御を実行する。目標値は、インバータの還流ダイオードにリカバリー電流が生じない範囲に設定される。ターンオン電流制御において、インバータの起動時における駆動周波数を示す起動周波数が第1の周波数の場合は、駆動周波数は、第1の周波数以上に調整され、起動周波数が第1の周波数よりも高い第2の周波数の場合は、駆動周波数は、第2の周波数以下に調整される。制御部は、ターンオン電流が目標値よりも大きいとき、駆動周波数が起動周波数に近づく方向に駆動周波数を調整する。
好ましくは、制御部は、駆動周波数が第1の周波数以上に調整される場合には、ターンオン電流が目標値よりも大きいときに、駆動周波数を減少させる一方で、駆動周波数が第2の周波数以下に調整される場合には、ターンオン電流が目標値よりも大きいときに、駆動周波数を増加させる。
好ましくは、上記目標値は、0以下の所定値に設定される。
上記構成によれば、ターンオン電流が目標値よりも大きい場合、ターンオン電流が減少して目標値に近づくようにターンオン電流制御が実行される。このようなターンオン電流制御を実現するための駆動周波数の調整手法として、駆動周波数を増加させる手法と、駆動周波数を減少させる手法とが考えられる。言い換えれば、駆動周波数が起動周波数に近づく方向に駆動周波数を調整する手法と、駆動周波数が起動周波数から遠ざかる方向に駆動周波数を調整する手法とが考えられる。詳細は後述するが、ターンオン電流が目標値よりも大きい場合には、駆動周波数が起動周波数に近づくように駆動周波数を調整する方が、駆動周波数が起動周波数から遠ざかる方向に駆動周波数を調整するときと比べて、インバータの動作状態が正のターンオン電流が流れない状態へと速やかに復帰する可能性が高い。したがって、そのように駆動周波数を調整することにより、リカバリー電流を速やかに低減することができる。
好ましくは、ターンオン電流が目標値よりも大きい場合の制御部による駆動周波数の調整量は、ターンオン電流が目標値よりも小さい場合の制御部による駆動周波数の調整量よりも大きい。
上記構成によれば、インバータの動作状態を正のターンオン電流が流れない状態へと速やかに復帰させるのに要する時間が短縮されるので、リカバリー電流を一層低減することができる。
本発明によれば、受電装置へ非接触で送電する非接触送電装置において、インバータにてリカバリー電流が流れるのをできる限り抑制することができる。
また、本発明によれば、送電装置から受電装置へ非接触で送電する電力伝送システムにおいて、ターンオン電流が目標値よりも大きい場合に、リカバリー電流を速やかに低減することができる。
本発明の実施の形態に係る非接触送電装置が適用される電力伝送システムの全体構成図である。 図1に示す送電部および受電部の回路構成の一例を示した図である。 図1に示すインバータの回路構成を示した図である。 インバータのスイッチング波形と、出力電圧および出力電流の波形とを示した図である。 電源ECUにより実行される送電電力制御およびターンオン電流制御の制御ブロック図である。 送電電力が一定の下でのターンオン電流とインバータの駆動周波数との関係を示した図である。 送電電力およびターンオン電流の等高線の一例を示した図である。 送電電力制御およびターンオン電流制御を説明するためのタイムチャートである。 インバータの動作点が禁止帯に含まれる第1の状況を説明するための図である。 インバータの動作点が禁止帯に含まれる第2の状況を説明するための図である。 本実施の形態において、動作点が禁止帯に含まれる場合に実行されるターンオン電流制御を説明するための図である。 本実施の形態に係る電源ECUにより実行される送電電力制御およびターンオン電流制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る非接触送電装置が適用される電力伝送システムの全体構成図である。図1を参照して、電力伝送システム1は、送電装置10と、受電装置20とを備える。受電装置20は、たとえば、送電装置10から供給され蓄えられた電力を用いて走行可能な車両等に搭載され得る。
送電装置10は、力率改善(PFC:Power Factor Correction)回路210と、インバータ220と、フィルタ回路230と、送電部240とを含む。また、送電装置10は、電源ECU(Electronic Control Unit)250と、通信部260と、電圧センサ270と、電流センサ272,274とをさらに含む。
PFC回路210は、交流電源100(たとえば系統電源)から受ける交流電力を整流および昇圧してインバータ220へ供給するとともに、入力電流を正弦波に近づけることで力率を改善することができる。PFC回路210には、公知の種々のPFC回路を採用し得る。なお、PFC回路210に代えて、力率改善機能を有しない整流器を採用してもよい。
インバータ220は、PFC回路210から受ける直流電力を、所定の伝送周波数を有する送電電力(交流電力)に変換する。インバータ220によって生成された送電電力は、フィルタ回路230を通じて送電部240へ供給される。インバータ220は、電圧形インバータであり、インバータ220を構成する各スイッチング素子に逆並列に還流ダイオードが接続されている(図3参照)。インバータ220は、たとえば単相フルブリッジ回路によって構成される。
フィルタ回路230は、インバータ220と送電部240との間に設けられ、インバータ220から発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路230は、たとえば、インダクタおよびキャパシタを含むLCフィルタによって構成される。
送電部240は、伝送周波数を有する交流電力(送電電力)をインバータ220からフィルタ回路230を通じて受け、送電部240の周囲に生成される電磁界を通じて、受電装置20の受電部310に非接触で送電する。送電部240は、たとえば、受電部310に非接触で送電するための共振回路を含む。共振回路は、コイルとキャパシタとによって構成され得るが、コイルのみで所望の共振状態が形成される場合には、キャパシタを設けなくてもよい。
電圧センサ270は、インバータ220の出力電圧を検出し、その検出値を電源ECU250に出力する。電流センサ272は、インバータ220の出力電流を検出し、その検出値を電源ECU250に出力する。電圧センサ270および電流センサ272の検出値に基づいて、インバータ220から送電部240に供給される送電電力(すなわち、送電部240から受電装置20に出力される電力)を検出することができる。電流センサ274は、送電部240に流れる電流を検出し、その検出値を電源ECU250へ出力する。
電源ECU250は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、各種センサおよび機器からの信号を受けるとともに、送電装置10における各種機器の制御を行なう。一例として、電源ECU250は、送電装置10から受電装置20への電力伝送の実行時に、インバータ220が送電電力(交流電力)を生成するようにインバータ220のスイッチング制御を行なう。各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
電源ECU250により実行される主要な制御として、電源ECU250は、送電装置10から受電装置20への電力伝送の実行時に、送電電力を目標電力に制御するためのフィードバック制御(以下、「送電電力制御」とも称する)を実行する。具体的には、電源ECU250は、インバータ220の出力電圧のデューティを調整することによって、送電電力を目標電力に制御する。なお、出力電圧のデューティとは、出力電圧波形(矩形波)の周期に対する正(または負)の電圧出力時間の比として定義される。インバータ220のスイッチング素子の動作タイミングを変化させることによって、インバータ出力電圧のデューティを調整することができる。目標電力は、たとえば、受電装置20の受電状況に基づいて生成され得る。本実施の形態では、受電装置20において、受電電力の目標値と検出値との偏差に基づいて送電電力の目標電力が生成され、受電装置20から送電装置10へ送信される。
また、電源ECU250は、上記の送電電力制御を実行するとともに、インバータ220におけるターンオン電流を目標値に制御するためのフィードバック制御(以下、「ターンオン電流制御」とも称する)を実行する。ターンオン電流とは、インバータ220の出力電圧の立ち上がり時におけるインバータ220の出力電流の瞬時値である。ターンオン電流が正であると、インバータ220の還流ダイオードに逆方向のリカバリー電流が流れ、還流ダイオードにおいて熱(すなわち損失)が発生する。そこで、ターンオン電流制御の上記目標値(ターンオン電流目標値)は、インバータ220の還流ダイオードにリカバリー電流が生じない範囲に設定され、基本的には0以下の所定値とされる。ターンオン電流目標値は、力率が良くなる「0」が理想的であるが、マージンをとって負値に設定してもよい。また、ターンオン電流目標値は、リカバリー電流による損失が問題とならない程度に小さい正値に設定してもよい。送電電力制御およびターンオン電流制御については、後ほど詳しく説明する。
通信部260は、受電装置20の通信部370と無線通信するように構成され、受電装置20から送信される送電電力の目標値(目標電力)を受信するほか、送電の開始/停止および受電装置20の受電状況などの情報を受電装置20とやり取りする。
一方、受電装置20は、受電部310と、フィルタ回路320と、整流部330と、リレー回路340と、蓄電装置350とを含む。また、受電装置20は、充電ECU360と、通信部370と、電圧センサ380と、電流センサ382とをさらに含む。
受電部310は、送電装置10の送電部240から出力される電力(交流電力)を非接触で受電する。受電部310は、たとえば、送電部240から非接触で受電するための共振回路を含む。共振回路は、コイルとキャパシタとによって構成され得るが、コイルのみで所望の共振状態が形成される場合には、キャパシタを設けなくてもよい。受電部310は、受電した電力をフィルタ回路320を通じて整流部330に出力する。
フィルタ回路320は、受電部310と整流部330との間に設けられ、受電時に発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路320は、たとえば、インダクタおよびキャパシタを含むLCフィルタによって構成される。整流部330は、受電部310によって受電された交流電力を整流して蓄電装置350に出力する。
蓄電装置350は、再充電可能な直流電源であり、たとえばリチウムイオン電池またはニッケル水素電池などの二次電池を含んで構成される。蓄電装置350は、整流部330から出力される電力を蓄える。そして、蓄電装置350は、蓄えられた電力を図示しない負荷駆動装置に供給する。なお、蓄電装置350として大容量のキャパシタも採用可能である。
リレー回路340は、整流部330と蓄電装置350との間に設けられ、送電装置10による蓄電装置350の充電時にONされる。なお、図示しないが、整流部330と蓄電装置350との間(たとえば、整流部330とリレー回路340との間)に、整流部330の出力電圧を調整するDC/DCコンバータを設けてもよい。
電圧センサ380は、整流部330の出力電圧(受電電圧)を検出し、その検出値を充電ECU360に出力する。電流センサ382は、整流部330からの出力電流(受電電流)を検出し、その検出値を充電ECU360に出力する。電圧センサ380および電流センサ382の検出値に基づいて、受電部310による受電電力(すなわち、蓄電装置350の充電電力)を検出することができる。なお、電圧センサ380および電流センサ382は、受電部310と整流部330との間(たとえばフィルタ回路320と整流部330との間)に設けてもよい。
充電ECU360は、CPU、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、各種センサおよび機器からの信号を受けるとともに、受電装置20における各種機器の制御を行なう。各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
充電ECU360により実行される主要な制御として、充電ECU360は、送電装置10からの受電中に、受電装置20における受電電力が所望の目標値となるように、送電装置10における送電電力の目標値(目標電力)を生成する。具体的には、充電ECU360は、受電電力の検出値と目標値との偏差に基づいて、送電装置10における送電電力の目標値を生成する。そして、充電ECU360は、生成された送電電力の目標値(目標電力)を通信部370によって送電装置10に送信する。
通信部370は、送電装置10の通信部260と無線通信するように構成され、充電ECU360において生成される送電電力の目標値(目標電力)を送電装置10に送信するほか、電力伝送の開始/停止に関する情報を送電装置10とやり取りしたり、受電装置20の受電状況(受電電圧、受電電流、および受電電力等)を送電装置10に送信したりする。
図2は、図1に示した送電部240および受電部310の回路構成の一例を示した図である。図2を参照して、送電部240は、コイル242と、キャパシタ244とを含む。キャパシタ244は、送電電力の力率を補償するために設けられ、コイル242に直列に接続される。受電部310は、コイル312と、キャパシタ314とを含む。キャパシタ314は、受電電力の力率を補償するために設けられ、コイル312に直列に接続される。なお、このような回路構成は、SS方式(一次直列二次直列方式)とも称される。
なお、図示しないが、送電部240および受電部310の構成は、このようなSS方式のものに限定されない。たとえば、受電部310において、コイル312にキャパシタ314が並列接続されるSP方式(一次直列二次並列方式)、または、さらに送電部240において、コイル242にキャパシタ244が並列接続されるPP方式(一次並列二次並列方式)等も採用され得る。
再び図1を参照して、電力伝送システム1においては、インバータ220からフィルタ回路230を通じて送電部240に送電電力(交流電力)が供給される。送電部240および受電部310の各々は、コイルとキャパシタとを含み、伝送周波数において共振するように設計されている。送電部240および受電部310の共振強度を示すQ値は、100以上であることが好ましい。
送電装置10において、インバータ220から送電部240に送電電力が供給されると、送電部240のコイルと受電部310のコイルとの間に形成される電磁界を通じて、送電部240から受電部310へエネルギー(電力)が移動する。受電部310に移動したエネルギーは、フィルタ回路320および整流部330を通じて蓄電装置350に供給される。
図3は、図1に示したインバータ220の回路構成を示した図である。図3を参照して、インバータ220は、電圧形インバータであり、電力用半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」とも称する。)Q1〜Q4と、還流ダイオードD1〜D4とを含む。直流側の端子T1,T2には、PFC回路210(図1参照)が接続され、交流側の端子T3,T4には、フィルタ回路230が接続される。
スイッチング素子Q1〜Q4は、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタ、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、GTO(Gate Turn Off thyristor)等によって構成される。還流ダイオードD1〜D4は、それぞれスイッチング素子Q1〜Q4に逆並列に接続される。
端子T1,T2間には、PFC回路210から出力される直流電圧V1が印加される。スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング動作に伴なって、端子T3,T4間に出力電圧Voおよび出力電流Ioが生じる(図中、矢印で示される方向を正値とする)。図3では、一例として、スイッチング素子Q1,Q4がONであり、スイッチング素子Q2,Q3がOFFである状態が示されている。この場合の出力電圧Voは、ほぼ電圧V1(正値)となる。
図4は、インバータ220のスイッチング波形と、出力電圧Voおよび出力電流Ioの波形とを示した図である。図3および図4を参照して、時刻t4〜t8の1周期を例に説明する。
時刻t4において、スイッチング素子Q2,Q4がそれぞれOFF,ONの状態で、スイッチング素子Q1がOFFからONに切り替わるとともにスイッチング素子Q3がONからOFFに切り替わると(図3に示される状態)、インバータ220の出力電圧Voが0からV1(正値)に立ち上がる。
時刻t5において、スイッチング素子Q1,Q3がそれぞれON,OFFの状態で、スイッチング素子Q2がOFFからONに切り替わるとともにスイッチング素子Q4がONからOFFに切り替わると、出力電圧Voは0となる。
時刻t6において、スイッチング素子Q2,Q4がそれぞれON,OFFの状態で、スイッチング素子Q1がONからOFFに切り替わるとともにスイッチング素子Q3がOFFからONに切り替わると、出力電圧Voは−V1(負値)となる。
時刻t7において、スイッチング素子Q1,Q3がそれぞれOFF,ONの状態で、スイッチング素子Q2がONからOFFに切り替わるとともにスイッチング素子Q4がOFFからONに切り替わると、出力電圧Voは再び0となる。
時刻t4から1周期後の時刻t8において、スイッチング素子Q2,Q4がそれぞれOFF,ONの状態で、スイッチング素子Q1がOFFからONに切り替わるとともにスイッチング素子Q3がONからOFFに切り替わると、出力電圧Voが0からV1(正値)に立ち上がる(時刻t4と同じ状態)。
スイッチング素子Q1,Q3のスイッチングタイミングと、スイッチング素子Q2,Q4のスイッチングタイミングとを変化させることによって、出力電圧Voのデューティを変化させることができる。図4では、出力電圧Voのデューティが0.25である場合が示されている。たとえば、図4に示される状態に対して、スイッチング素子Q2,Q4のスイッチングタイミングを早めると、出力電圧Voのデューティを0.25よりも小さくすることができ(最小値は0)、スイッチング素子Q2,Q4のスイッチングタイミングを遅くすると、出力電圧Voのデューティを0.25よりも大きくすることができる(最大値は0.5)。
出力電圧Voのデューティを調整することによって、送電電力を変化させることができる。定性的には、デューティを大きくすることによって送電電力を増加させることができ、デューティを小さくすることによって送電電力を減少させることができる。そのため、電源ECU250は、出力電圧Voのデューティを調整することによって、送電電力を目標電力に制御する送電電力制御を実行する。
また、出力電圧Voの立ち上がり時(時刻t4,t8)における出力電流Ioの瞬時値Itは、上述のターンオン電流Itに相当する。ターンオン電流Itの値は、PFC回路210からインバータ220に与えられる電圧V1およびインバータ220の駆動周波数(スイッチング周波数)に応じて変化する。図4では正のターンオン電流Itが流れる場合が示されている。
正のターンオン電流Itが流れると、スイッチング素子Q3に逆並列に接続される還流ダイオードD3(図3参照)に逆方向の電流(すなわちリカバリー電流)が流れる。還流ダイオードD3にリカバリー電流が流れると、還流ダイオードD3の発熱が大きくなり、インバータ220の損失が大きくなる。ターンオン電流Itが0以下であれば、還流ダイオードD3にリカバリー電流は流れず、インバータ220の損失は抑制される。
インバータ220の駆動周波数が変化するとターンオン電流Itが変化するので、インバータ220の駆動周波数を調整することによって、ターンオン電流Itを制御し得る。そのため、電源ECU250は、インバータ220の駆動周波数を調整することによって、ターンオン電流Itを目標値に制御するターンオン電流制御を実行する。ターンオン電流Itの目標値は、インバータ220においてリカバリー電流が生じないように、基本的に0以下の値に設定される。
図5は、電源ECU250により実行される送電電力制御およびターンオン電流制御の制御ブロック図である。図5を参照して、電源ECU250は、減算部410,430と、コントローラ420,440とを含む。減算部410、コントローラ420および制御対象のインバータ220によって構成されるフィードバックループが送電電力制御を構成する。一方、減算部430、コントローラ440およびインバータ220によって構成されるフィードバックループがターンオン電流制御を構成する。
減算部410は、送電電力の目標値を示す目標電力Psrから送電電力Psの検出値を減算し、その演算値をコントローラ420に出力する。なお、送電電力Psの検出値は、たとえば、図1に示した電圧センサ270および電流センサ272の検出値に基づいて算出することができる。
コントローラ420は、減算部410からの演算値に基づいて、インバータ220の出力電圧Voのデューティdを調整する。これにより、送電電力制御が実現される。
より詳細に説明すると、演算値が略0の場合(送電電力Psと目標電力Psrとがほぼ等しい場合)、コントローラ420は、そのときのデューティdを維持する。演算値が正の場合(送電電力Psが目標電力Psrよりも小さい場合)、コントローラ420は、デューティdを所定の調整量Δdだけ増加させる。一方、演算値が負の場合(送電電力Psが目標電力Psrよりも大きい場合)、コントローラ420は、デューティdを所定の調整量Δdだけ減少させる。これにより、送電電力Psが目標電力Psrに近づくようにデューティdが調整され、送電電力Psが目標電力Psrに制御される。なお、コントローラ420は、目標電力Psrと送電電力Psとの偏差を入力とするPI制御(Proportional-Integral Control:比例積分制御)を実行してもよい。
減算部430は、ターンオン電流の目標値Itrからターンオン電流Itの検出値を減算し、その演算値をコントローラ440に出力する。なお、ターンオン電流目標値Itrは、上述のように基本的に0以下の値とされる。また、ターンオン電流Itの検出値とは、電圧センサ270により出力電圧Voの立ち上がりが検知されたときの電流センサ272(いずれも図1参照)の検出値(瞬時値)である。
コントローラ440は、減算部430からの演算値に基づいて、インバータ220の駆動周波数fを調整する。これにより、ターンオン電流制御が実現される。コントローラ440によるフィードバック制御については後ほど詳しく説明する。
図6は、送電電力Psが一定の下でのターンオン電流Itとインバータ220の駆動周波数fとの関係を示した図である。図6において、横軸はインバータ220の駆動周波数fを示し、縦軸はターンオン電流Itを示す。図6を参照して、曲線kは、送電電力Psが一定の下でインバータ220の駆動周波数fを変化させたときのターンオン電流Itを示す。一例として、ターンオン電流Itが0に制御される場合、ターンオン電流Itを0にするインバータ220の駆動周波数fとして、faおよびfbの2点が存在する。
インバータ220の出力電圧Voのデューティdを調整する送電電力制御と、インバータ220の駆動周波数fを調整するターンオン電流制御とは互いに干渉する。そのため、送電電力制御により調整されるデューティdによっては、ターンオン電流制御によりターンオン電流Itを目標値Itrに制御できない場合もあり得る。
図7は、送電電力Psおよびターンオン電流Itの等高線の一例を示した図である。図7(A)および図7(B)において、横軸はインバータ220の駆動周波数fを示し、縦軸はインバータ220の出力電圧Voのデューティdを示す。
図8は、送電電力制御およびターンオン電流制御を説明するためのタイムチャートである。図8において、横軸は経過時間を示す。縦軸は、上から順に送電電力Ps、ターンオン電流It、デューティd、および駆動周波数fを示す。
図7(A)および図7(B)を参照して、斜線で示される領域Sは、インバータ220にリカバリー電流が生じる領域である。すなわち、領域Sに含まれるインバータ220の動作点では、ターンオン電流Itが0よりも大きくなり、インバータ220にリカバリー電流が生じる。以下では、この領域Sを「禁止帯S」とも称する。
点線で示される曲線PL1,PL2の各々は、送電電力Psの等高線である。曲線PL1によって示される送電電力は、曲線PL2によって示される送電電力よりも大きい。ある送電電力を実現するデューティdは、図示されるように周波数依存性を示す。
一点鎖線で示される曲線IL1,IL2の各々は、ターンオン電流Itが0以下の所定値となる等高線である。ここでは一例としてターンオン電流Itが0となる等高線が示されている。ターンオン電流Itが0となるターンオン電流Itの等高線は、禁止帯Sの低周波側の領域と高周波側の領域とに1本ずつ存在する。曲線IL1が存在する低周波側の領域においては、デューティdが増加し、かつ駆動周波数fが減少するにつれて、ターンオン電流Itは小さくなる(負方向へ増加する)。一方、曲線IL2が存在する高周波側の領域においては、デューティdが増加し、かつ駆動周波数fが増加するにつれて、ターンオン電流Itは小さくなる。なお、図7(A)および図7(B)における禁止帯Sの境界は、ターンオン電流が0となる曲線ではない。つまり、小さい正値のターンオン電流Itは許容されている。
たとえば送電電力PL1を実現しつつターンオン電流Itを0に制御する場合、インバータ220の目標動作点(初期動作点)として、動作点Pa2(曲線PL1と曲線IL1との交点)、および動作点Pb2(曲線PL1と曲線IL2との交点)のうちのいずれ一方を選択し得る。
図7(A)は、動作点Pa2がインバータ220の目標動作点として選択される場合を示す。図7(A)および図8を参照して、インバータ220の起動処理が実行されると、インバータ220の動作点Pは、太線で示すように、Pa0からPa1を経由してPa2へと移動する。
より詳細に説明すると、まず、動作点PがPa0からPa1へと移動するときには、駆動周波数fが起動周波数fa0にて一定の下でデューティdが調整される(図8の時刻t10〜時刻t11の期間参照)。このとき、図7(A)に示す例では動作点Pが禁止帯Sを通過することになるので、デューティdの調整量Δdを大きく設定したり、送電電力制御のゲイン(デューティdを調整するためのフィードバック制御のゲイン)を大きく設定したりすることにより、動作点Pに禁止帯Sを速やかに通過させることが望ましい。続いて、動作点PがPa1からPa2へと移動するときには、送電電力PsがPL1にて一定の下でターンオン電流Itが調整される(図8の時刻t11〜時刻t12の期間参照)。
一方、図7(B)は、動作点Pb2がインバータ220の目標動作点として選択される場合を示す。図7(B)を参照して、インバータ220の起動処理が実行されると、インバータ220の動作点Pは、太線で示すように、Pb0からPb1を経由してPb2へと移動する。このときの制御は、図7(A)にて説明した制御と同等であるため、詳細な説明は繰り返さない。起動周波数fa0,fb0は、本発明に係る「第1および第2の周波数」にそれぞれ相当する。
なお、図7(A)において、インバータ220の起動時とは、動作点PがPa0からPa1に到達するまでの期間を意味する。また、図7(B)において、インバータ220の起動時とは、動作点PがPb0からPb1に到達するまでの期間を意味する。つまり、インバータ220の起動時とは、送電電力Psが目標電力Psrに到達するまでインバータ220のデューティdが増加する期間(あるいは、そのうちの一部の期間)を意味する。なお、図7(A)および図7(B)では駆動周波数fが一定の下でデューティdを増加させる構成を例に説明したが、駆動周波数fを固定することは必須ではない。
ここで、インバータ220で生じるリカバリー電流を抑制するためには、インバータ220の動作点Pが禁止帯Sに含まれないように送電電力制御およびターンオン電流制御を実行することが望ましいものの、動作点Pが禁止帯Sに含まれる状況が生じ得る。以下では、上記状況が生じる理由について図7(A)に示した制御を例に説明するが、図7(B)に示した制御であっても同等である。
図9は、インバータ220の動作点Pが禁止帯Sに含まれる第1の状況を説明するための図である。図9を参照して、一般にフィードバック制御では、制御対象値が目標値を行き過ぎたり(オーバーシュートしたり)、制御対象値が目標値の前後を振動したり(ハンチングしたり)し得る。本実施の形態におけるターンオン電流制御では、たとえば駆動周波数fの調整量Δfが比較的大きく設定された場合に、駆動周波数fのオーバーシュートまたはハンチングが起こりやすくなる。その結果、矢印AR1に示すように、動作点PがPa2を通過して禁止帯Sの内部に入り込んでしまう場合がある。
図10は、インバータ220の動作点Pが禁止帯Sに含まれる第2の状況を説明するための図である。図10を参照して、受電装置20が車両に搭載されている場合において、送電装置10から受電装置20への送電中に荷積みまたは荷下ろしに伴ない車高が変化すると、送電装置10と受電装置20との間の距離(以下、「ギャップ」とも称する)が変化することになる。そうすると、送電部240のコイル242と受電部310のコイル312(図2参照)との間の結合係数kが変化し得る。その結果、禁止帯Sの形状が変化し、動作点Pが禁止帯Sの内部に含まれるようになる場合がある。
このようにインバータ220の動作点Pが禁止帯Sに含まれる状況が生じた場合には、動作点Pが禁止帯Sから速やかに抜け出るようにターンオン電流制御を実行することが望ましい。図9および図10にて説明した例においては、動作点Pが禁止帯Sを横切るように駆動周波数fを増加させる制御(駆動周波数fが起動周波数fa0から遠ざかる方向への制御)と、動作点Pが引き返すように駆動周波数fを減少させる制御(駆動周波数fが起動周波数fa0に近づく方向への制御)とのうち、いずれか一方の制御を選択することが求められる。
インバータ200の動作点Pと禁止帯Sの形状との相対的な関係に基づいて、上記2通りの制御のうち動作点Pが禁止帯Sからより速やかに抜け出ることが可能な制御を判定することも考えられる。たとえば禁止帯Sの形状が変化した場合(図10参照)には、変化後の禁止帯Sの形状を取得し、その取得結果に応じて動作点Pの移動方向を決定することが考えられる。しかしながら、禁止帯Sの形状を取得するには時間を要するので、その間もリカバリー電流が流れてしまうことになる。
そこで、本実施の形態によれば、動作点Pが禁止帯Sに含まれる場合には、動作点Pが引き返すようにターンオン電流制御を実行する構成を採用する。すなわち、駆動周波数fは、インバータ220の起動時の起動周波数(図9および図10に示す例では起動周波数fa0)に近づく方向に調整される。
図11は、本実施の形態において、動作点Pが禁止帯Sに含まれる場合に実行されるターンオン電流制御を説明するための図である。図11(A)は図9にて説明した状況に対応し、図11(B)は図10にて説明した状況に対応する。
図11(A)および図11(B)を参照して、所定値(たとえば0)以上のターンオン電流Itが検出されると(すなわち動作点Pが禁止帯Sに含まれることが検出されると)、電源ECU250は、送電電力PsがPL1に維持されるように送電電力制御を実行しつつ、インバータ220の駆動周波数fが減少するようにターンオン電流制御を実行する(矢印AR2,AR3参照)。
電源ECU250による制御について、より具体的に説明する。図5に戻り、コントローラ440は、減算部430の演算値(ターンオン電流の目標値Itrからターンオン電流It(検出値)を減算した値)が略0の場合、コントローラ440は、そのときの駆動周波数fを維持する。
演算値が正の場合(ターンオン電流Itが目標値Itrよりも小さい場合)、コントローラ440は、駆動周波数fを所定の調整量Δfだけ増加させる。これにより、図9および図10に示した例では、駆動周波数fが起動周波数fa0から遠ざかる方向に駆動周波数fが調整される。
これに対し、演算値が負の場合(ターンオン電流Itが目標値Itrよりも大きい場合)、コントローラ440は、駆動周波数fを所定の調整量Δfだけ減少させる。これにより、図9および図10に示した例では、駆動周波数fが起動周波数fa0に近づく方向に駆動周波数fが調整される。
このように、ターンオン電流Itが目標値Itrよりも大きい場合には、駆動周波数fが起動周波数fa0に近づく方向に駆動周波数fが調整される。駆動周波数fが起動周波数fa0に近づくに従い、ターンオン電流Itは減少する。動作点Pが禁止帯Sに含まれないようになると、ターンオン電流Itは上記所定値未満になり、リカバリー電流が抑制される。以下、このような制御を採用する理由を説明する。
まず、たとえば目標電力の変更に伴ないインバータ220の駆動周波数fのオーバーシュート等が生じ、動作点Pが禁止帯S内に入り込んだ場合について説明する。図11(A)を参照して、一般に、ターンオン電流Itが所定値(たとえば0)よりも大きいことは、動作点Pが禁止帯Sの内部深くに至る前に検出可能である。そのため、ターンオン電流Itが所定値よりも大きいことが検出された時の駆動周波数fと禁止帯Sの低周波側の境界周波数との差Δf1、および、駆動周波数fと禁止帯Sの高周波側の境界周波数との差Δf2を比較すると、差Δf1の方が差Δf2よりも小さい可能性が高い。したがって、駆動周波数fを起動周波数fa0に近づける方が、駆動周波数fを起動周波数fa0から遠ざける場合と比べて、動作点Pが禁止帯Sを速やかに抜け出る可能性が高い。
次に、禁止帯Sの形状変化により、動作点Pが禁止帯S内に含まれるようになった場合について説明する。図11(B)を参照して、多くの場合、禁止帯Sの形状は、荷積み等に伴ない送電装置10と受電装置20との間の距離(ギャップ)が変化するにつれて連続的に変化する。
より詳細に説明すると、禁止帯Sの形状は、ターンオン電流Itの大きさにより規定される。図4に示したように、ターンオン電流Itは、インバータ220の出力電流Ioと出力電圧Voとの位相差に応じて定まる。この位相差は、送電装置10と受電装置20との間の相互インダクタンスMに応じて連続的に変化する。相互インダクタンスMは、送電部240のコイル242と受電部310のコイル312(図2参照)との間の結合係数kに比例する。一般に、結合係数kは、ギャップが大きくなるに従って連続的に小さくなる。以上より、ギャップが連続的に変化する限り、禁止帯Sの形状は連続的に変化することになる。そのため、ターンオン電流Itが所定値よりも大きいことが検出された時、禁止帯Sの形状は大きく変化しておらず、差Δf1の方が差Δf2よりも小さい可能性が高い。したがって、駆動周波数fを起動周波数fa0に近づける方が、駆動周波数fを起動周波数fa0から遠ざける場合と比べて、動作点Pが禁止帯Sを速やかに抜け出る可能性が高い。
このように、図9および図10にて説明したいずれの状況においても、駆動周波数fが起動周波数fa0に近づく方向に駆動周波数fを調整する方が、駆動周波数fが起動周波数fa0から遠ざかる方向に駆動周波数fを調整する場合と比べて、動作点Pが禁止帯Sを速やかに抜け出る可能性が高い。よって、リカバリー電流を速やかに低減することができる可能性が高くなる。
さらに、動作点Pが禁止帯Sに含まれる場合には、動作点Pが禁止帯Sに含まれない場合と比べて、ターンオン電流制御における駆動周波数fの調整量Δfを大きく設定することが好ましい。これにより、動作点Pが禁止帯Sを抜け出でるのに要する時間が短縮されるので、リカバリー電流を一層低減することができる。
なお、図示しないが、図7(B)にて説明したように起動周波数としてfb0が選択される場合には、駆動周波数fの調整方向が図5にて説明した方向と逆になる。すなわち、所定値以上のターンオン電流Itが検出されると、電源ECU250は、駆動周波数fが増加するようにターンオン電流制御を実行する。これにより、駆動周波数fは、起動周波数fb0に近づく方向に調整される。
図12は、本実施の形態に係る電源ECU250により実行されるターンオン電流制御を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される各ステップ(以下、Sで略す)は、所定時間毎または所定条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて実行される。以下では図7(A)に示したように、インバータ220の起動周波数が禁止帯Sの低周波側に設定される構成を例に説明する。
図1、図5、および図12を参照して、S10において、電源ECU250は、送電装置10から受電装置20への送電の開始指示が有ったか否かを判定する。この送電開始指示は、送電装置10または受電装置20において利用者による指示に基づくものであってもよいし、タイマー等による充電開始時刻の到来に伴ない発生させてもよい。送電開始指示がないときは(S10においてNO)、電源ECU250は、以降の一連の処理を実行することなく、処理をメインルーチンへと戻す。
送電開始指示があったものと判定されると(S10においてYES)、電源ECU250は、送電電力Psの目標電力Psrおよびターンオン電流Itの目標値Itr(初期値)を設定する(S20)。なお、目標電力Psrは、上述のように受電装置20の受電状況に基づいて生成されるところ、送電が開始されていないこの時点では、予め定められた初期値に設定される。ターンオン電流目標値Itrの初期値には、たとえば0が設定される。
S30において、電源ECU250は、送電電力制御およびターンオン電流制御の実行を開始する。具体的に、電源ECU250は、駆動周波数fを起動周波数に固定しつつ、デューティdを増加させる。これにより、動作点PがPa0からPa1(図7(A)参照)に移動する。
動作点Pが動作点Pa1に達すると、電源ECU250は、ターンオン電流Itの検出値を取得する(S40)。さらに、電源ECU250は、ターンオン電流Itの検出値が所定値(たとえば0)よりも大きいか否か、すなわち動作点Pが禁止帯Sの内部に含まれているか否かを判定する(S50)。
動作点Pが禁止帯Sの内部に含まれない場合(S50においてNO)、電源ECU250は、ターンオン電流制御におけるインバータ220の駆動周波数fの調整量Δfとして、デフォルト値(通常値)であるΔfSを用いる(S70)。
これに対し、動作点Pが禁止帯Sの内部に含まれる場合(S50においてYES)、電源ECU250は、駆動周波数fの調整量Δfを、デフォルト値ΔfSから、ΔfSよりも大きいΔfLへと変更する(S60)。これにより、以下のS80〜S100の動作点探索処理において動作点Pが禁止帯Sから抜け出るための駆動周波数fの調整速度(単位時間当たりの駆動周波数fの調整量)が高められる。
S80において、電源ECU250は、インバータ220の起動周波数が禁止帯Sの低周波側の値(fa0)であるか否かを判定する。起動周波数がfa0(第1の周波数)の場合(S80においてYES)、電源ECU250は処理をS90に進める。ここでは起動周波数がfa0に設定される例を説明しているので下記S90の処理が実行される。
S90において、電源ECU250は、送電電力Psを目標電力Psrに制御しつつ、駆動周波数fを基本的に増加させる(すなわちfa0以上に調整する)ことによりインバータ220の動作点Pの探索を実行する。より具体的には、コントローラ420は、コントローラ420のゲイン(デューティdの調整量Δd)をS30の処理時と比べて大きく設定する等により、送電電力Psの目標電力Psrへの追従性を高める。さらに、ターンオン電流Itが目標値Itrよりも小さい場合、コントローラ440は、駆動周波数fを調整量Δfだけ増加させる。一方、ターンオン電流Itが目標値Itrよりも大きい場合、コントローラ440は、駆動周波数fを調整量Δfだけ減少させる。
なお、起動周波数がfb0(第2の周波数)の場合(S80においてNO)、電源ECU250は処理をS100に進める。S100において、電源ECU250は、送電電力Psを目標電力Psrに制御しつつ、駆動周波数fを基本的に減少させる(すなわちfb0以下に調整する)ことによりインバータ220の動作点Pの探索を実行する。この具体的な制御はS90における制御と同等であるため、説明は繰り返さない。
S110において、電源ECU250は、インバータ220の動作点Pの探索が完了したか否かを判定する。この探索完了は種々の観点で判定し得る。たとえば、送電部240に流れる電流I1の極小値が見出されたり、電流I1の低下率が所定値よりも小さくなったり、ターンオン電流目標値Itrが所定の下限値に到達したりした場合に、動作点Pの探索が完了したものと判定し得る。
動作点Pの探索はまだ完了していないと判定されると(S110においてNO)、電源ECU250は、S50へ処理を戻す。一方、動作点Pの探索が完了したものと判定されると(S110においてYES)、電源ECU250は、S70にて変更した駆動周波数Δfの調整量Δfをデフォルト値ΔfSに戻す(S120)。その後、処理はメインルーチンへと戻される。
以上のように、駆動周波数fを起動周波数に近づける方向に駆動周波数fを調整する方が、駆動周波数fが起動周波数から遠ざける方向に駆動周波数fを調整する場合と比べて、インバータ220の動作点Pが禁止帯Sから速やかに抜け出ることができる可能性が高い。したがって、本実施の形態によれば、ターンオン電流Itが所定値(目標値Itr)よりも大きいことが検出されると、駆動周波数fが起動周波数に近づく方向に駆動周波数fが調整される。これにより、より速やかにリカバリー電流を低減することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力伝送システム、10 送電装置、20 受電装置、100 交流電源、210 PFC回路、220 インバータ、230,320 フィルタ回路、240 送電部、242,312 コイル、244,314 キャパシタ、246,316,390 抵抗、250 電源ECU、260,370 通信部、270,380 電圧センサ、272,274,382 電流センサ、310 受電部、330 整流部、340 リレー回路、350 蓄電装置、360 充電ECU、410,430 減算部、420,440 コントローラ、Q1〜Q4 スイッチング素子、D1〜D4 還流ダイオード、T1〜T4 端子。

Claims (6)

  1. 受電装置へ非接触で送電するように構成された送電部と、
    駆動周波数に応じた送電電力を前記送電部へ供給する電圧形のインバータと、
    第1の周波数と、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数との間の前記駆動周波数で前記インバータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記駆動周波数を調整することによって、前記インバータの出力電圧の立ち上がり時における前記インバータの出力電流を示すターンオン電流を制御するターンオン電流制御を実行し、
    前記ターンオン電流制御において、
    前記駆動周波数と前記出力電圧のデューティとにより規定される前記インバータの動作領域には、前記ターンオン電流が所定値よりも大きくなる領域を示す禁止帯が存在し、
    前記インバータの起動時における前記駆動周波数を示す起動周波数が前記第1の周波数の場合は、前記駆動周波数は、前記禁止帯よりも低周波側の動作領域において前記第1の周波数以上に調整され、
    前記起動周波数が前記第2の周波数の場合は、前記駆動周波数は、前記禁止帯よりも高周波側の動作領域において前記第2の周波数以下に調整され、
    前記制御部は、前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれる場合には、前記駆動周波数が前記起動周波数に近づく方向に前記駆動周波数を調整する、非接触送電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記第1の周波数以上に調整される場合には、前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれるときに前記駆動周波数を減少させる一方で、
    前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記第2の周波数以下に調整される場合には、前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれるときに前記駆動周波数を増加させる、請求項1に記載の非接触送電装置。
  3. 前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれる場合の前記制御部による前記駆動周波数の調整量は、前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれない場合の前記制御部による前記駆動周波数の調整量よりも大きい、請求項1または2に記載の非接触送電装置。
  4. 送電装置と、
    受電装置とを備え、
    前記送電装置は、
    前記受電装置へ非接触で送電するように構成された送電部と、
    駆動周波数に応じた送電電力を前記送電部へ供給する電圧形のインバータと、
    第1の周波数と、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数との間の前記駆動周波数で前記インバータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記駆動周波数を調整することによって、前記インバータの出力電圧の立ち上がり時における前記インバータの出力電流を示すターンオン電流を制御するターンオン電流制御を実行し、
    前記ターンオン電流制御において、
    前記駆動周波数と前記出力電圧のデューティとにより規定される前記インバータの動作領域には、前記ターンオン電流が所定値よりも大きくなる領域を示す禁止帯が存在し、
    前記インバータの起動時における前記駆動周波数を示す起動周波数が前記第1の周波数の場合は、前記駆動周波数は、前記禁止帯よりも低周波側の動作領域において前記第1の周波数以上に調整され、
    前記起動周波数が前記第2の周波数の場合は、前記駆動周波数は、前記禁止帯よりも高周波側の動作領域において前記第2の周波数以下に調整され、
    前記制御部は、前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれる場合には、前記駆動周波数が前記起動周波数に近づく方向に前記駆動周波数を調整する、電力伝送システム。
  5. 前記制御部は、
    前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記第1の周波数以上に調整される場合には、前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれるときに前記駆動周波数を減少させる一方で、
    前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記第2の周波数以下に調整される場合には、前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれるときに前記駆動周波数を増加させる、請求項4に記載の電力伝送システム。
  6. 前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれる場合の前記制御部による前記駆動周波数の調整量は、前記インバータの起動後に前記駆動周波数が前記禁止帯に含まれない場合の前記制御部による前記駆動周波数の調整量よりも大きい、請求項4または5に記載の電力伝送システム。
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