JP6142510B2 - 情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6142510B2
JP6142510B2 JP2012251059A JP2012251059A JP6142510B2 JP 6142510 B2 JP6142510 B2 JP 6142510B2 JP 2012251059 A JP2012251059 A JP 2012251059A JP 2012251059 A JP2012251059 A JP 2012251059A JP 6142510 B2 JP6142510 B2 JP 6142510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting information
storage
information
unit
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012251059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014099085A (ja
Inventor
村井 逸朗
逸朗 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012251059A priority Critical patent/JP6142510B2/ja
Publication of JP2014099085A publication Critical patent/JP2014099085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6142510B2 publication Critical patent/JP6142510B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、例えば、情報処理装置等の設定情報を記憶する技術分野に関する。
サーバ装置等の情報処理装置は、その内部に実装する基板(ボード或いはパッケージ)やハードウェアモジュール(ファンやプロセッサ等)の部品が故障した際に、係る情報処理装置を保守する保守者によって、例えばサーバ装置等が設置された現場において、当該故障した部品は、正常動作する保守部品と交換される。
より具体的には、サーバ装置は、サーバ装置の名称や、当該サーバ装置が有する固有の識別情報である、例えばUniversally_Unique_Identifire(以下、「UUID」と略称する)や、通信可能なネットワークに接続される際に用いるネットワークアドレスであるInternet_Protocol(以下、「IP」と略称する)アドレスや、各種動作モード等の設定情報を保有する。
そして、保守者は、交換した保守部品を動作させる際に、交換前の部品に設定されていた当該サーバ装置を動作させるのに必要な各種設定情報を、交換後の保守部品に設定し直す。
また、これらの設定情報は、例えばサーバ装置における設定情報を管理するマネジメントモジュールと呼ばれる基板に含まれる、例えば不揮発性記憶部(メモリ)に保存される。
その際、サーバ装置が有するマネジメントモジュールが含む、例えばBasic_Management_Contoroller(以下、「BMC」、若しくは「BMCコントローラ」と略称する)と呼ばれるコントローラは、記憶部に設定情報を設定する。
しかしながら、係るサーバ装置は、マネジメントモジュール自身が故障した際に、外部からその設定情報を読み出せなくなるような障害が発生する場合がある。
そこで、保守者は、サーバ装置の外部から設定情報を読み出せなくなるような障害が発生した際に、交換後の対象部品に各種設定を再度設定し直さなくても済むように、例えばサーバ装置外部の記憶媒体に設定情報を予め記録し、当該設定情報を記憶した記憶媒体を保管する。
しかし、保守者は、設定情報を記録した記憶媒体を保管する場合、いつ発生するか判らない障害に備えて、運用中に変更される設定を含む各種設定情報を対象サーバ装置から採取し直すことにより、記憶媒体における記録内容を更新して常に最新に保つ必要がある。
また、保守者は、交換された部品に設定されていた設定情報を、交換する部品に対して再度設定する(復元、或いはリストア)する際に、適切な対象部品に対して適切に設定する必要がある。
つまり、関連する技術では、サーバ装置等を保守する保守者は、設定情報を記録した記憶媒体を管理する処理と、故障が発生した際に交換する部品を特定する処理と、当該部品を保守交換する際に対応する記憶媒体から当該部品の設定情報を書き戻す処理とに多くの手間をかける必要がある。
また、別の関連する技術は、保守者が上述したような手間をかけないで済むように、例えばサーバ装置内部の別モジュールに設定情報の複製を保持することを開示する。
ここで、特許文献1が記載する技術は、情報管理装置において、2つの部品が同じシステム固有の情報を有し、電源投入の際に書き込まれた時刻情報に基づいて、古い方の情報を新しい方の情報で上書きする。
また、特許文献1が記載する技術は、電源を切断する際に第3の記憶手段に時刻情報を書き込み、電源が投入された際に第1の記憶手段と第2の記憶手段における時刻情報が等しくない場合に、第1の記憶手段内の時刻情報と第3の記憶手段内の時刻情報とが等しければ、第1の記憶手段における固有情報を第2の記憶手段に書き込み、第2の記憶手段内の時刻情報と第3の記憶手段内の時刻情報とが等しければ、第2の記憶手段における固有情報を第1の記憶手段に書き込む。
また、特許文献1が記載する技術は、交換されなかった方の部品が有する記憶手段における本来の固有情報を、交換された方の部品が有する記憶手段に複写することを開示する。
また、特許文献2が記載する技術は、複数種類のパッケージ(基板)から構成される記憶装置において、パッケージ毎に搭載された不揮発性メモリに、障害発生や、その発生した障害に対して保守する際のイベント情報を当該パッケージにおける実装位置情報と関連付けて記憶させ、発生した障害に応じて交換された故障パッケージを解析する際に、当該故障パッケージからイベント情報等を読み出す。
また、特許文献2が記載する技術は、故障パッケージと、対応する保守情報(イベント情報や実装位置情報)とが別体であったのを、当該パッケージにイベント情報と実装位置情報とを予め記録することにより一体とし、当該故障パッケージ単体で障害解析が可能になる解析作業を効率化する方法を開示する。
尚、以下の説明では、例えば可搬記憶媒体等への設定情報の格納の際には記録と表し、例えば不可分な記憶部への設定情報の格納の際には記憶と表すこととする。
特開2010−198314号公報 特開2005−018516号公報
上述した特許文献1が開示する技術は、2つの部品が同じ内容(容量)のシステム固有情報を保持するため2倍の記憶領域を持つ必要がある。また、特許文献1が開示する技術は、それぞれのシステム固有情報が更新される際の時刻情報を持つ必要がある。
また、特許文献1が開示する技術は、部品を交換する際の時刻情報を記憶させる第3の記憶手段を必要とする。更に、特許文献1が開示する技術は、部品が保守部品に交換されたか否かの確認や、システム固有情報の設定を変更(更新)する際に、電源投入や電源断を契機とする必要がある。
また、上述した特許文献2が開示する技術は、障害が生じた部品を効率よく解析するための障害情報や保守情報を提供するに留まり、交換された部品における記憶領域等に設定情報等を記憶し直すことを目的としていない。
また、上述した特許文献1及び特許文献2が開示する技術は、これらの開示された技術を組み合わせたとしても、故障等により記憶部に記憶された本来の設定情報を読み出せない場合であっても、時刻情報等を用いずにそれ以外の記憶部に記録された設定情報を基に、簡単、且つ、適切に復元することができない。
即ち、本発明の主たる目的は、上述した課題を解決するために、何れかの部品が交換されたとしても、交換によって撤去された記憶部に記憶されていた設定情報を簡単、且つ、適切に復元することができる情報格納制御装置等を提供することである。
本発明は、上述した課題の解決を目的としてなされた。
即ち、本発明に係る情報格納制御装置は、
自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶部以外の第2記憶部及び第3記憶部の空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶部がある場合は、当該何れかの記憶部における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶部がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶部を含む前記記憶部へ関連付けて格納し、
何れかの前記記憶部が交換された際に、交換されなかった記憶部における前記設定情報を基に、交換された記憶部に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該設定情報を交換された記憶部に格納する
ことを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係る情報格納制御装置の制御方法は、
自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶手以外の第2記憶手段及び第3記憶手段における空き容量を情報格納制御手段によって、
前記空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がある場合は、当該何れかの記憶手段における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶手段を含む前記記憶手段へ関連付けて格納し、
何れかの前記記憶手段が交換された際に、交換されなかった記憶手段における前記設定情報を基に、交換された記憶手段に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該設定情報を交換された記憶手段に格納することを特徴とする。
尚、同目的は、上記構成を有する上述した情報格納制御装置及びその制御方法をコンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、何れかの部品が交換されたとしても、交換によって撤去された記憶部に記憶されていた設定情報を簡単、且つ、適切に復元することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報格納制御装置における機能を概念的に表すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報格納制御装置における機能の動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報格納制御装置における機能を例示するブロック図である。 本発明の第2の実施施形態に係る情報格納制御装置において、原始設定情報OSIを分割して格納する格納先を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報格納制御装置において、交換された記憶部が記憶する設定情報SIを、交換されなかった記憶部が記憶する設定情報SIを基に復元する様子を説明するブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報格納制御装置において、交換された記憶部における設定情報SIを、交換されなかった記憶部における設定情報SIを基に、復元する処理を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報格納制御装置における設定情報SIを分割して格納する例を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る情報格納制御装置において分割して格納された設定情報SIを復元する処理を行なうプログラムが動作する情報処理装置の構成を例示する図である。
以下、本発明を実施する形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報格納制御装置1における機能を概念的に表すブロック図である。
本実施形態に係る情報格納制御装置1は、情報格納制御部2を備える。また、情報格納制御装置1は、自装置に関する設定情報である原始設定情報OSI(不図示。OSIは、Original_Setted_Informationの略。以下同様)を記憶する第1記憶部3以外の第2記憶部4及び第3記憶部5の空き容量を調べる。
また、情報格納制御部2は、データ入出力が可能に接続されている当該記憶部の空き容量を調べた結果に基づいて、原始設定情報OSIが占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する記憶部がある場合は、当該何れかの記憶部における空き容量のある記憶領域へ原始設定情報OSIを複写する。
また、情報格納制御部2は、原始設定情報OSIが占める記憶容量より大きい空き容量を有する記憶部がない場合は、原始設定情報OSIを分割した分割設定情報SSI(不図示。SSIは、Splitted_Setted_Informationの略。以下同様)と、その分割設定情報SSIを基に生成した冗長設定情報RSI(不図示。RSIは、Redundant_Setted_Informationの略。以下同様)とから成る設定情報SI(不図示。SIは、Setted_informationの略。以下同様)を、分割した状態で第1記憶部を含む記憶部へ関連付けて格納する。
そして、情報格納制御部2は、何れかの記憶部が交換された際に、交換されなかった記憶部における設定情報を基に、交換された記憶部に関連付けられた少なくとも何れかの分割設定情報SSI若しくは冗長設定情報RSIを復元し、復元された当該設定情報SIを交換された記憶部に格納する。
尚、情報格納制御装置1は、情報格納制御装置1が動作する際に必要となる動作モード等の設定情報を記憶する記憶部として、第1記憶部3と、第2記憶部4と、第3記憶部5とを用いる構成を例示したが、係る構成には限定されない。
また、冗長設定情報RSIは、例えば2つの記憶部にそれぞれ関連付けられた分割設定情報SSIの例えばバイト単位のデータ同士を例えば排他的論理和により演算した結果である。
その冗長設定情報RSIは、別(3つ目)の記憶部に記憶されることにより、3つの記録部のうちのどれか一つが交換されたとしても、残った少なくとも何れか2つを用いて、排他的論理和若しくはその逆演算を行なうことで、交換された記憶部におけるデータを復元することが可能な冗長データである。
次に、本実施形態における動作をフローチャートを用いて更に詳しく説明する。図2は、本実施形態に係る情報格納制御装置1における機能の動作を表すフローチャートである。
図2に示すように、情報格納制御部2は、第1記憶部3以外の記憶部である第2記憶部4及び第3記憶部5における空き容量を調べる(ステップS21)。
次に、情報格納制御部2は、調べた第2記憶部4及び第3記憶部5が、本来の設定情報(即ち、図1に示す情報格納制御装置1に関する設定情報)である原始設定情報OSIを格納可能な空き容量を有するか否かを確認する(ステップS22)。
そして、情報格納制御部2は、第2記憶部4若しくは第3記憶部5が、原始設定情報OSIを格納可能な空き容量を有することを確認した場合(ステップS22にてYES)は、当該記憶部の空き容量がある記憶領域に原始設定情報OSIを複写する(ステップS23)。
一方、情報格納制御部2は、第1記憶部3以外の記憶部において、原始設定情報OSIを格納可能な空き容量を有さないことを確認した場合(ステップS22にてNO)は、原始設定情報OSIを分割した分割設定情報SSIを基に冗長設定情報RSIを生成し、分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSIを、第1記憶部3を含む各記憶部に関連付けて格納する(ステップS24)。
尚、ステップS24において、分割設定情報SSIと冗長設定情報RSIとを各記憶部に関連付けて格納する方法は、後述する図7を用いた動作説明において詳述する。
次に、情報格納制御部2は、情報格納制御装置1における何れかの記憶部が交換されたか否かを確認する(ステップS25)。情報格納制御部2は、何れかの記憶部が交換されたか否かを各記憶部が表す例えば在否(プレゼンス)信号等を用いて確認することが可能である。
そして、少なくとも何れかの記憶部が交換されたことを確認した場合(ステップS25にてYES)、交換されなかった記憶部における設定情報(つまり、分割設定情報SSIや冗長設定情報RSI)を基に、交換された記憶部が有していた設定情報SIを復元し、当該交換された記憶部に格納する(ステップS26)。
つまり、本実施形態に係る情報格納制御装置1によれば、第1記憶部3若しくは第2記憶部4若しくは第3記憶部5の何れが交換されたとしても、交換によって撤去された記憶部が記憶する設定情報SIを簡単、且つ、適切に復元することができる。
その理由は、情報格納制御部2により調べた第2記憶部4若しくは第3記憶部5が有する空き容量が、第1記憶部3が有する原始設定情報OSIより大きければ、第1記憶部3以外の当該記憶部が有する空き容量がある記憶領域にそのまま複写して用いることができるからである。
また、情報格納制御部2は、空き容量を調べた結果、第1記憶部3を含む第2記憶部4と、第3記憶部5とが有する空き容量がある記憶領域に、分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSIを分割した状態で記憶することにより、何れかの記憶部が交換されたとしても、交換された記録部が記憶する設定情報SIを、交換されなかった記憶部が記憶する分割設定情報SSIと冗長設定情報RSIを基に復元することができるからである。
また、本実施形態によれば、関連する技術の如く時刻情報等を用いる必要がない。
以上、本発明の第1の実施形態として、上述した構成および動作を例に説明したが、係る本実施形態を例として説明した本発明は、必ずしも係る構成や動作には限定されない。
<第2の実施形態>
次に、第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について図3乃至図7を参照して説明する。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態における情報格納制御装置1において述べた情報格納制御部2と、説明の都合により用いた第1記憶部3と、第2記憶部4と、第3記憶部5とを、より実際的な情報格納制御装置100に適用した例である。
図3は、第2の実施形態に係る情報格納制御装置100における機能を例示するブロック図である。
また、図4は、本実施形態に係る情報格納制御装置100において、原始設定情報OSIを分割して格納する格納先を説明するブロック図である。
また、図5は、本実施形態に係る情報格納制御装置100において、交換された記憶部が記憶する設定情報SI(つまり、少なくとも何れかの分割設定情報SSI若しくは冗長設定情報RSI)を、交換されなかった記憶部が記憶する設定情報SI(つまり、分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSI)を基に復元する様子を説明するブロック図である。
尚、設定情報SIは、原始設定情報OSIを分割した分割設定情報SSIと、その分割設定情報SSIを基に生成した冗長設定情報RSIとから成る。従って、分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSIは、設定情報SIと称する場合がある。
図3に示す、例えばサーバ装置における原始設定情報OSIを格納する情報格納制御装置100は、原始設定情報OSIを管理するマネジメントモジュール110と、冷却ファンの回転を監視すると共に制御するファンモジュール130と、中央処理装置やメモリ及びこれらの中央処理装置やメモリに電源を供給する電源部を搭載したプロセッサメモリモジュール140と、上述した以外の機能である例えばデータ入出力機能を有するベースモジュール120とを含む。
ここで、各種設定情報とは、例えば、情報格納制御装置100を動作させるために必要なUUIDや、IPアドレスや、上述した各種モジュールにおける動作モードを設定する際の各種原始設定情報OSIである。
また、モジュールとは、情報格納制御装置100において、上述した各種機能を実現するハードウェア(Hardware:以下、「HW」と略称する)及びソフトウェア(不図示。Software:以下、「SW」と略称する)を含む機能単位である。
図3は、本実施形態に係る情報格納制御装置100におけるマネジメントモジュール110内の記憶部(NvRAM)112に格納されている原始設定情報OSIを管理するBMCコントローラ111が、セーブデータ115として原始設定情報OSIをサーバ装置外部の記録媒体117に記録する様子及び構成を表す。
また、図3は、BMCコントローラ111が、記録媒体117に記録されたセーブデータ115から原始設定情報OSIをリストアデータ116(復元データ)として記憶部(NvRAM)112へ格納する様子及び構成を表す。
ここで、記憶部(NvRAM)におけるNvRAMとは、読み書き可能な不揮発性メモリ(Non_Volatile_Random_Access_Memory)である。
また、図3に示す情報格納制御装置100は、記憶部(RevROM)113と、記憶部(RevROM)121と、記憶部(RevROM)131と、記憶部(RevROM)141とを含む。
また、記憶部(RevROM)におけるRevROMとは、当該記憶部(RevROM)を搭載するモジュールが有するそのモジュール名と、そのモジュールを構成する基板の版数情報とを格納するレビジョンROM(Revision_Read_Only_Memory)である。
また、図3に示す情報格納制御装置100は、上述した記憶部(RevROM)において、記憶部(RevROM)が有するモジュール名及び基板の版数情報以外の空きの領域をそれぞれ有する。
つまり、マネジメントモジュール110は、記憶部(空き領域)114を、ベースモジュール120は、記憶部(空き領域)122を、ファンモジュール130は、記憶部(空き領域)132を、そしてプロセッサメモリモジュール140は、記憶部(空き領域)142をそれぞれ含む。
図4は、本実施形態に係る情報格納制御装置100において、原始設定情報OSIを分割して格納する様子を示す。図4におけるマネジメントモジュール210は、記憶部(RevROM)213と、記憶部(空き領域)214と、設定情報識別子215とを含む。
以下、他のモジュールも同様に、ベースモジュール220は、記憶部(RevROM)221と、記憶部(空き領域)222と、設定情報識別子223とを含む。また、ファンモジュール230は、記憶部(RevROM)231と、記憶部(空き領域)232と、設定情報識別子233とを含む。そして、プロセッサメモリモジュール240は、記憶部(RevROM)241と、記憶部(空き領域)242と、設定情報識別子243とを含む。
そして、本実施形態に係る情報格納制御装置100が有するマネジメントモジュール210におけるBMCコントローラ211は、一般的なサーバ装置におけるマネジメントモジュールとは異なり、記憶部(NvRAM)212に全ての原始設定情報OSIを格納しない。
ここで、全ての原始設定情報OSIを格納することができる記憶容量に空きのある別の記憶部(NvRAM)や、記憶部(RevROM)があれば、当該記憶部に全ての原始設定情報OSIを複写することが可能である。
しかし、全ての原始設定情報OSIを1つの記憶部で格納することができる記憶容量に空きのある記憶部が無く、且つ、分割設定情報SSIと冗長設定情報RSIとを、複数の記憶部に分割した状態で格納することが可能な記憶容量に空きのある記憶部があれば、これらの記憶部に設定情報SIをそれぞれ関連付けて格納することが可能である。
つまり、BMCコントローラ211は、マネジメントモジュール210が有する記憶部(NvRAM)212とは別の記憶部(空き領域)214に設定情報216を、またベースモジュール220が有する記憶部(空き領域)222に設定情報224を、またファンモジュール230が有する記憶部(空き領域)232に設定情報234を、そしてプロセッサメモリモジュール240が有する記憶部(空き領域)242に設定情報244をそれぞれ分割して格納する。
そして、分割した状態で格納された分割設定情報SSIと冗長設定情報RSIとから成る設定情報SIは、例えば運用の際に原始設定情報OSIが変更された場合、その変更された情報に関する設定情報SIも含めて更新される。
更に、BMCコントローラ211は、マネジメントモジュール210が有する設定情報216の格納が完了したか否かの判別に用いる設定情報識別子215を設ける。
以下、同様に、BMCコントローラ211は、ベースモジュール220が有する設定情報224の格納が完了したか否かの判別に用いる設定情報識別子223と、ファンモジュール230が有する設定情報234の格納が完了したか否かの判別に用いる設定情報識別子233と、プロセッサメモリモジュール240が有する設定情報244の格納が完了したか否かの判別に用いる設定情報識別子243をそれぞれ設ける。
次に、図5は、本実施形態に係る情報格納制御装置100において、交換された記憶部が有する設定情報SIを、交換されなかった記憶部が有する設定情報SIを基に復元する様子を示す。
尚、分割設定情報SSIを基に冗長設定情報RSIを生成する方法と、分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSIを各記憶部へ関連付ける方法とについては、後述する図4及び図7を用いた説明の箇所において説明する。
図5は、一例としてマネジメントモジュール310が保守交換された際に、新たなマネジメントモジュール310が有する記憶部314における設定情報SIを復元する様子を示す。
つまり、BMCコントローラ311は、設定情報識別子315と、設定情報識別子323と、設定情報識別子333と、設定情報識別子343とを参照することにより、対応する設定情報SI(分割設定情報SSI若しくは冗長設定情報RSI)の格納が完了しているモジュールを判別する。
そして、マネジメントモジュール310を交換した直後の当該モジュールが有する記憶部(空き領域)314は、空き領域となっており、設定情報識別子315は、“0”を示す。
そのため、BMCコントローラ311は、設定情報SIの格納が完了済みのベースモジュール320が有する記憶部322からは設定情報324を、またファンモジュール330が有する記憶部332からは設定情報334を、そしてプロセッサメモリモジュール340が有する記憶部342からは設定情報344をそれぞれ読み出し、その後、マネジメントモジュール310が有する記憶部(空き領域)314に格納されるべき設定情報316(つまり、分割設定情報SSI若しくは冗長設定情報RSI)を復元して書き込む。
尚、上述したように、図5に示す記憶部(RevROM)313はマネジメントモジュール310、記憶部(RevROM)321はベースモジュール320、記憶部(RevROM)331はファンモジュール330、記憶部(RevROM)341はプロセッサメモリモジュール340が有するそれぞれのモジュール名称と各モジュールを構成する基板の版数を表す情報とを格納するそれぞれの記憶領域である。
また、図5における記憶部(空き領域)314と、記憶部(設定領域)322と、記憶部(設定領域)332と、記憶部(設定領域)342とは、図4における各記憶部(空き領域)に、それぞれ分割された分割設定情報SSIと、その分割設定情報SSIを基に生成される冗長設定情報RSIとから成る設定情報SIを格納することによってそれぞれ記憶部(設定領域)に変化する領域である。
次に、上述した本実施形態に係る情報格納制御装置100が有する構成を基にした動作について図4乃至図7を用いて説明する。
図4に示すように、情報格納制御装置100は、設定情報SIがマネジメントモジュール210における記憶部(空き領域)214と、ベースモジュール220における記憶部(空き領域)222と、ファンモジュール230における記憶部(空き領域)232と、プロセッサメモリモジュール240における記憶部(空き領域)242にそれぞれ分割した状態で格納する場合について説明する。
次に、情報格納制御装置100における原始設定情報OSIの分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSIの生成方法及び、分割格納方法について説明する。
まず、情報格納制御装置100における原始設定情報OSIを表すデータの分割方法は、一例として図7に示すように、原始設定情報OSIが全部で8KByte(キロバイト)であって、それをデータA、データB、データC、データD、データE、データF、データG、データHの各1KByteに8分割されるものとする。
図7は、本実施形態に係る情報格納制御装置100において原始設定情報OSIを分割して格納する例を説明する図である。分割された原始設定情報OSIは、一例としてマネジメントモジュール210に4KByte、ベースモジュール220に2KByte、ファンモジュール230に2KByte、プロセッサメモリモジュール240に4KByteの所定合計容量の分割設定情報SSIが1KByte単位で格納されるものとする。
尚、BMCコントローラ211は、各モジュールがこれらの空き領域(所定合計容量)を有することを確認し、その後、空き容量のサイズに応じて後述するように適宜に割り当てる。
また、BMCコントローラ211は、上述したそれぞれのモジュールが有する空き領域に対して1KByte単位で分割した状態で上述した所定合計容量の設定情報SIを書き込む。また、1KByte単位の設定情報は、単位設定情報と称することができる。
その際、BMCコントローラ211が設定情報SIを書き込む際のデータA乃至データHの割り当て方法は、原始設定情報OSIが有するデータにおける、例えば先頭アドレスから順番に1KByteずつ区切って各モジュールが有する空き容量に応じて例えば、マネジメントモジュール210、ベースモジュール220、ファンモジュール230の順に分割された分割設定情報SSIを、区切られた記憶領域にそれぞれ格納する(関連付ける)。
また、BMCコントローラ211は、図7に示すように空き容量が少ないモジュールには、格納しない箇所を設けることがある。
以下の説明において、冗長設定情報RSIを生成する方法は、情報格納制御装置100を有するサーバ装置において設定情報を格納する例で説明する。
具体的には、サーバ装置を製造する工程において、サーバ装置を構成する各種モジュールが組み上げられた後、図4に示すマネジメントモジュール210におけるBMCコントローラ211は、基となる8KByteの原始設定情報OSIを分割して分割設定情報SSIとして各モジュールが有する記憶部にそれぞれ格納する。
その際に、BMCコントローラ211は、分割設定情報SSIを基にして冗長設定情報RSIを生成して、生成された冗長設定情報RSIを、上述した分割された分割設定情報SSIを格納した記憶部とは別の記憶部へ格納する。
例えば、BMCコントローラ211は、記憶部(空き領域)214にはデータAを、記憶部(空き領域)232にはデータBを書き込み、そして、データAとデータBのXOR(Exclusive_OR、排他的論理和)を記憶部(空き領域)242に書き込む。
以下、同様に、BMCコントローラ211は、記憶部(空き領域)214にはデータCを、記憶部(空き領域)232にはデータDを書き込み、そして、データCとデータDのXOR(排他的論理和)を記憶部(空き領域)242に書き込む。
また、BMCコントローラ211は、記憶部(空き領域)214にはデータEを、記憶部(空き領域)222にはデータFを書き込み、そして、データEとデータFのXOR(排他的論理和)を記憶部(空き領域)242に書き込む。
また、BMCコントローラ211は、記憶部(空き領域)214にはデータGを、記憶部(空き領域)222にはデータHを書き込み、そして、データGとデータHのXOR(排他的論理和)を記憶部(空き領域)242に書き込む。
上述したように、BMCコントローラ211は、分割設定情報SSIを基にして生成した冗長設定情報RSIを別のモジュールであるプロセッサモジュール140、若しくはプロセッサモジュール240、若しくはプロセッサモジュール340の何れかに格納する。
例えば、何れかのモジュールが交換された際に、冗長データである冗長設定情報RSIを、分割設定情報SSIを分割して格納したモジュール以外のモジュールに格納しておくことにより、何れかのモジュールが交換された場合でも、残ったモジュールが有する設定情報SIを基にして、排他的論理和の演算若しくは、排他的論理和の逆の演算を行なうことにより交換されたモジュールが有する設定情報SIを復元することができる。
更に、BMCコントローラ211は、書き込みが完了した各記憶部(空き領域)が、例えば各記憶部(空き領域)の末尾に有する各モジュールの設定情報識別子215、223、233、243に、それぞれの設定情報SIの書き込みを完了したことを表す”1”を書き込む。
尚、上述した設定情報を分割して格納する際、冗長データを生成する排他的論理和の演算を用いる場合に必要となるモジュール(記憶部)の数は、少なくとも3つである。
また、上述した冗長データを生成する際に用いる論理演算である排他的論理和は、一例であり、何れかのモジュールが交換された際に、残りのモジュールが有する設定情報SIを基に復元可能な冗長データを生成することが可能な手法であれば、他の手法を用いてもよい。
また、BMCコントローラ311は、図示していないワークメモリを用いて、冗長設定情報RSIを生成したり、設定情報SIを復元する演算や、逆の演算を行なう。
ここで、BMCコントローラ211は、例えば、サーバ装置において、既にAlternating_Current(交流:以下、「AC」と略称する)電源が投入(オン:以下、「ON」と略称する)されている状態(以下、「AC_ON状態」と称する)において、何れかのモジュールが挿入されていることを表す例えばプレゼンス信号を用いることにより、マネジメントモジュール210以外のモジュールが挿入されたことを検出する。
加えて、BMCコントローラ211は、AC_ON状態にあって、そのBMCコントローラ211を搭載するマネジメントモジュール210自身がサーバ装置に挿入された際に、上述したマネジメントモジュール210以外のモジュールの検出と同様に、例えばプレゼンス信号を用いることにより以下の図5に示す動作を行う。
図5は、一例としてマネジメントモジュール310が保守交換された場合を示している。図5において、サーバ装置の保守者は、マネジメントモジュール310が故障したことを特定し、正常に動作する同一形式のモジュールと交換する保守交換を実施する。
その際、保守者は、サーバ装置にAC電源を投入したまま交換する(所謂、ホットスワップ)場合と、保守者が電源を切ってから、対象とするモジュールを交換した後に電源を投入してサーバ装置を起動する場合がある。
つまり、BMCコントローラ311は、上述した何れの場合でもマネジメントモジュール自身を含むモジュールにおける例えばプレゼンス信号を認識し、それに基づいて例えば設定情報識別子を確認することができる。
尚、サーバ装置に投入する電源として、一例としてACを用いて説明したが、直流(Direct_Current:以下、「DC」と略称する)電源を用いる場合も同様である
(以下同様)。
また、BMCコントローラは、プレゼンス信号以外の例えば定期的に信号を出力することで、生存していることを表す生存信号等を用いることが可能である。
これらの場合を含む一例として、情報格納装置100の動作について引き続き説明する。
図5に示す、マネジメントモジュール310におけるBMCコントローラ311は、例えば何れかのモジュールを保守交換した後の、例えばプレゼンス信号を認識するのに伴って図6に示すフローチャートを実行する。
図6は、本実施形態に係る情報格納制御装置100において、交換された記憶部における設定情報SIを、交換されなかった記憶部における設定情報SIを基に、復元する処理を表すフローチャートである。
図6に示すように、BMCコントローラ311は、各モジュールの設定情報識別子315、323、333、343を読み出す(ステップS401)。
そして、BMCコントローラ311は、読み出したモジュール毎の設定情報識別子を参照した結果を基に、設定情報SIの格納が未完了(未設定)のモジュールがあるか否かを調べる(ステップS402)。
ここでは、マネジメントモジュール310の交換直後を想定した例に関して説明するため、設定情報識別子315は、書き込み未完了を表す”0”であり、他の設定情報識別子323、333、343は、設定済みを表す”1”である。
そして、BMCコントローラ311は、ベースモジュール320の記憶部(設定情報領域)322から設定情報324を、ファンモジュール330の記憶部(設定情報領域)332から設定情報334を、プロセッサメモリモジュール340の記憶部(設定情報領域)342から設定情報344をそれぞれ読み出す(ステップS403)。
つまり、BMCコントローラ311は、ステップS402において、設定情報SIの格納が未完了(未設定)のモジュールがあれば(ステップS402にてYES)、設定情報SIの格納が未完了の当該モジュール以外の設定情報SIの格納が完了しているモジュールに格納された設定情報SIを読み出す。そして、BMCコントローラ311は、読み出された設定情報SIを、交換された設定情報SIを復元する際の基とする。
また、BMCコントローラ311は、他に識別子が設定済みのモジュールがあるか否かを確認する(ステップS404)。
そして、BMCコントローラ311は、他に識別子が設定済みのモジュールがない状態、つまり、識別子が設定済みとなっている全てのモジュールから設定情報を読み出した(ステップS404にてNO)ならば、例えばマネジメントモジュール310の記憶部(空き領域)314に書き込むための設定情報316を、一例として図7を用いて説明したような、分割の際に用いた演算である、例えば排他的論理和の例えば逆の演算を行ない、交換された設定情報SIを復元する(ステップS405)。
そして、BMCコントローラ311は、マネジメントモジュール310の記憶部(空き領域)314に、復元された設定情報316を書き込む(ステップS406)。
そして、BMCコントローラ311は、設定情報識別子315に設定情報書き込み済みを示す”1”を書き込んで完了となる(ステップS407)。
BMCコントローラ311は、上述した方法により、保守交換に伴って新規に挿入されたモジュールにおける記憶部が有する設定情報識別子が表す内容が”0”(つまり、当該設定情報SIの書き込みが未完了)であることを調べて、交換されたモジュールを特定することができる。
尚、本実施形態では、説明の都合から一例としてマネジメントモジュール310における記憶部(RevROM)313が含む記憶部(空き領域)314に設定情報SIを格納する動作を説明したが、他のモジュールについても同様である。
また、BMCコントローラ311は、原始設定情報OSIを基にした分割設定情報SSIを分割する際の分割するサイズや、分割する数や、分割設定情報SSI及び冗長設定情報RSIの各モジュールへの関連付け方法を適宜に変更することができる。
また、情報格納制御装置100を有するサーバ装置は、運用中に設定情報が更新された場合は、設定情報識別子315と、323と、333と、343との状態によらず適宜、記憶部314と、322と、332と、342とに更新された設定情報を反映させる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
第1の効果は、保守者は、サーバ装置において障害が発生した場合に、故障したモジュールを保守交換する際に、サーバ装置の外部に保管して管理している設定情報をリストアするような保守手順が不要となる。
また、保守者は、例えばサーバ装置等を運用する施設にサーバ装置を初期に設置したり、或いはサーバ装置の運用中に設定を変更した場合に、その都度、設定情報を外部の記録媒体等に保管して管理する手間が不要となる。
その理由は、本実施形態に係る情報格納制御装置100は、設定情報SIをサーバ装置外部の記録媒体117ではなく、サーバ装置内部に保存するためである。
また、第2の効果は、本情報格納制御装置100は、自動的、且つ、適切に、交換により撤去されたモジュールにおける設定情報SIを当該記憶部に復元することにより保守作業における設定ミスを無くすことができる。
その理由は、本実施形態に係る情報格納制御装置100は、設定情報SIをサーバ装置内部に分割して保管し、保守者が故障したモジュールを交換する際に、交換された新たなモジュールが有する例えばプレゼンス信号及び設定情報識別子が表す情報に基づいて、交換されたモジュールを適切に特定し、当該交換された新たなモジュールにおける設定情報SIを、交換されなかった他のモジュールが記憶する設定情報SIを基に適切に復元すると共に適切に格納するためである。
また、その他の効果として、本情報格納制御装置100は、各モジュールが有するRevROMの空き領域を有効活用することにより、原始設定情報OSIを格納するために使用するNvRAMのハードウエアリソースを削減することが可能となり、コストや消費電力や実装面積を低減できる効果がある。
その理由は、各モジュールに用いるモジュール(基板)名や、基板の版数を記録して管理するRevROMに記録される記録容量は少ない一方で、それ以外の空き容量は大きく、その空き容量を設定情報SIの格納に用いることができるからである。
尚、各モジュールが有する記憶部は、当該サーバ装置が取り扱うデータの重要度や、保守を行なう際の費用対効果に応じて、モジュール毎に所定の記憶容量以上の空き容量を有する記憶部を個別に有するようにしてもよい。
更に、別の効果として、マネジメントモジュール310における記憶部(NvRAM)312が含む原始設定情報OSIが占有する記憶容量以上の空き容量を有する記憶部が無い場合は、複数の記憶部に設定情報SIを分割して記憶する方が、合計の記憶容量は少なくて済み、そのため、記憶部にかかるコストや、消費電力を低減することができる。
その理由は、同容量の原始設定情報OSIを記憶可能な空き容量を有する記憶部を2つ設けるよりは、少ない空き容量を有する記憶部を複数用い、そこに分割設定情報SSIと、その分割設定情報SSIを基に算出した冗長設定情報RSIとを併せた設定情報SIを格納する方が、必要とする合計の空き容量は少なくて済むからである。
より具体的には、BMCコントローラ311は、マネジメントモジュール310における原始設定情報OSIを格納する記憶部(NvRAM)312における占有記憶容量が、例えば8KByteである場合、同容量以上の記憶部が別に備わっていれば、その記憶部に原始設定情報OSIを複写して使用する。その場合、本情報格納制御装置100は、16KByteの容量を必要とする。
しかし、本情報格納制御装置100は、原始設定情報OSIの容量より小さい容量の記憶部が複数ある場合は、図7に示すように、例えばマネジメントモジュールと、ベースモジュールとファンモジュールに8Kbyteの分割設定情報SSIを分割して格納し、且つ、分割設定情報SSIを基に生成した冗長設定情報RSI(4KByte)をプロセッサメモリモジュールに分割して格納することで、合計の記憶容量は12Kbyteの容量で済むので、設定情報SIを格納するための記憶容量を抑制することができる。
本実施形態は、第1の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態によれば、何れかのモジュールが交換されたとしても、交換によって撤去された記憶部が記憶する設定情報を簡単、且つ、適切に復元することができるという効果を享受できる。
尚、本実施形態に係る情報格納制御装置100は、関連する技術において用いる時刻情報等を必要としなくて済む。
以上、本発明の第2の実施形態として、上述した構成および動作を例に説明したが、係る本実施形態を例として説明した本発明は、必ずしも係る構成や動作には限定されない。
(第2の実施形態の変形例)
上述した第2の実施形態において、保守交換されたモジュールを特定する別の方法として、全てのモジュール内に自モジュールを除く他モジュールのモジュール特定情報を表す識別子(Identifire:以下、「ID」と略称する)を保持しておく方法がある。
ここで、モジュール特定情報とは、例えばサーバ装置等の故障が発生した際に、故障が発生した現場で取り替え可能なモジュールであるField_Replaceable_Unit(以下、「FRU」と略称する)が有する一意な識別子を表す。
つまり、FRU_IDは、例えば当該モジュールが有するモジュール番号や、製造番号などのモジュールを識別することが可能な識別子である。
そして、例えばマネジメントモジュール310におけるBMCコントローラ311は、自モジュールの特定情報が他モジュールに保管されている特定情報と同じ場合、自モジュールは交換されておらず、自モジュールの特定情報が他モジュールに保管されている特定情報と異なる場合は自モジュールが交換されたことを意味するため、これにより交換されたモジュールを特定することができる。
そして、BMCコントローラ311は、交換されたモジュールを上述した方法で特定した後、図6におけるステップS403以降の交換されたモジュールにおける設定情報SIを復元する動作を行う。
図6のステップS403以降の動作は、第2の実施形態において説明しているので、ここでの説明は省略する。
また、本実施形態の変形例は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態における本変形例は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態の変形例によれば、何れかのモジュールが交換されたとしても、交換によって撤去された記憶部に記憶されていた設定情報を簡単、且つ、適切に復元することができるという効果を享受できる。
<第3の実施形態>
次に、第1及び第2の実施形態を基本とする、第3の実施形態について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る情報格納制御装置100(図5)において分割して格納された設定情報SIを復元する処理を行なうプログラム(図2及び図6)が動作する情報処理装置400の構成を例示する図である。
本実施形態に係る情報格納制御装置は、第2の実施形態において説明した機能及び処理を情報処理装置400が含むマネジメントモジュール414におけるService_Proccessor(サービスプロセッサ。以下、「SVP」と略称する)401と、ファームウェア(Firmware:以下「FW」と略称する)及びメモリ402に展開されたアプリケーションソフトウェア(Application_Software:以下、「AP_SW」と略称する)によって実現する。
より具体的に、図8に示すように、本実施形態に係る情報格納制御装置は、SVP401と、メモリ402と、アプリケーションソフトウェア(AP_SW)である設定情報処理プログラム403を本情報処理装置400に供給する際に用いる記憶媒体リーダライタ405と、ディスプレー409と、キーボード(Keyboard:以下「KB」と略称する)及びマウス413(以下、「KB/マウス413」と略称する)と、記憶媒体410と、設定情報記憶部420とを含む。
尚、メモリ402は、マネジメントモジュール414を制御するFWを格納するFWメモリであってもよい。
また、設定情報を管理するための設定情報処理プログラム403を格納するメモリ402は、Read_Only_Memory(不図示。以下、「ROM」と略称する)を用いてもよく、Random_Access_Memory(不図示。以下、「RAM」と略称する。)を用いてもよい。
また、本実施形態に係る情報格納制御装置を実現する情報処理装置400は、情報処理装置400自身の動作を制御するCentral_Proccessing_Unit(以下、「CPU」と略称する)501と、メインメモリ502と、不揮発性記憶装置404と、データバス406と、通信インタフェース407と、入出力コントローラ408とを含む。
そして、情報処理装置400における、後述するベースモジュール415が含む入出力コントローラ408は、CPU501と協働するオペレーティングシステム(Operating_System:以下「OS」と略称する)による制御によって情報処理装置400が備える各種入出力データの入出力を制御する。
つまり、SVP401は、本情報処理装置400全体を制御するCPU501に対して、情報格納制御装置として、保守交換や、各種情報設定を行なう際に用いるサブプロセッサであると捉えることができる。
また、本情報処理装置400による情報格納制御装置は、上述したマネジメントモジュール414の他に、情報処理装置400における動作モード等の設定情報を分割して記憶することが可能な、空きの記憶領域を有するベースモジュール415と、ファンモジュール416と、プロセッサメモリモジュール417とを含む。
マネジメントモジュール414が有するSVP401は、上述した各モジュールをシリアルバスであるアイ・ツー・シー(Inter_Integrated_Circuit:以下、「I2C」と略称する)バス421により接続し、FWと協働して各種設定情報の格納を行うことができる。
そして、本実施形態に係る情報処理装置400は、図5に示すブロック図における各機能と、図2及び図6に示すフローチャートにおける各処理を、図8に示す情報処理装置400が有するSVP401と、そのSVP401において動作するソフトウェアであるFW並びに、メモリ402に展開したコンピュータ・プログラムである設定情報処理プログラム403とが協働することにより実現する。
また、本実施形態では、一例として、第2の実施形態に係る情報格納制御装置100を有するサーバ装置において、原始設定情報OSIを分割して各モジュールが有する記憶領域に格納する動作を、情報処理装置400により実現するコンピュータ・プログラムを説明する。
また、本実施形態に係る情報処理装置400は、第2の実施形態における変形例等についても、上述した設定情報処理プログラム403を適宜に改変することにより実現することができる。
また、本情報処理装置400におけるマネジメントモジュール414は、図2のステップS24に示す分割設定情報SSIを基に冗長設定情報RSIを生成する際や、図6のステップS405に示す設定情報識別子が未設定のモジュール用設定情報を復元する際の例えば排他的論理和やその逆演算等の計算を行う際に、作業領域として図5や図8には図示していないRAMを用いる。
また、マネジメントモジュール414は、マネジメントモジュール414のモジュール名称や、当該基板の版数(レビジョン)等を管理する記憶部である図示していないレビジョンROMが有する空き領域に、設定情報SIを分割して記憶させることが可能である。
RevROMは、ベースモジュール415と、ファンモジュール416と、プロセッサメモリモジュール417にも搭載され、マネジメントモジュール414が有するBMCコントローラであるSVP401によって各設定情報SIが読み書きされる。
また、設定情報記憶部420は、マネジメントモジュール414における分割された設定情報を格納する読み書き可能な記憶部であり、例えば、RevROMである。
尚、RevROMは、固定的なモジュール名や、基板の版数情報を記憶するので読み出しメモリとして呼称する。しかし、例えば保守者が保守する際には、電気的に読み書き可能に切替えることが可能なRAMを用いる。これにより、保守者は例えば、サーバ装置を運用中に設定情報SIを変更する場合でも、RevROMに書き込むことができる。
また、設定情報記憶部420は、メモリ402において実現することができる。その場合は、メモリ402にも読み書き可能なメモリを用いる。
また、マネジメントモジュール414は、情報処理装置400を動作させる際に必要となる原始設定情報OSIを全て記憶する記憶部である図示していない読み書き可能な不揮発性メモリ(Non_Volatile_RAM:以下、「NvRAM」と略称する)を含むようにしてもよい。
続いて、本情報処理装置400による情報格納制御装置における設定情報処理プログラム403について説明する。
設定情報処理プログラム403は例えば、上述した第1の実施形態における図2に示すフローチャートのステップS21乃至ステップS24が表す原始設定情報OSIを分割した状態で記憶部に設定情報SIを格納したり、第2の実施形態における図5に示す、BMCコントローラ311が、分割して格納された設定情報SIから必要な設定情報SIを復元する際に実行する図6に示すフローチャートを実現するプログラムである。
即ち、本情報処理装置400が有するマネジメントモジュール414における設定情報処理プログラム403は、処理機能として、設定情報分割処理411と設定情報復元処理412とを含む。
尚、上述した処理を実現する図2及び図6に示すフローチャートを用いた動作説明は、第1及び第2の実施形態において説明しているので、本実施形態における説明は省略する。
また、情報処理装置400は、設定情報処理プログラム403を外部からファイルやデータの形式で読み書きする記憶媒体リーダライタ405と、外部装置(不図示。以下、同様)とデータ交換することが可能なサブデータバス418と、同じく外部装置とデータ通信することが可能なサブ通信インタフェース419とを含む。
そして、例えば本情報格納制御装置を保守する保守者は、例えばディスプレー409と、KB/マウス413とを用いて、I2Cバス421に接続されるマネジメントモジュール414や、ベースモジュール415や、ファンモジュール416や、プロセッサメモリモジュール417の何れかのモジュールが交換された際に、当該モジュールが有する記憶部に記録された設定情報SIの内容を閲覧することにより、設定情報SIが正しく復元されたことを確認することができる。
また、保守者は、ディスプレー409と、KB/マウス413とを用いることにより、本情報格納制御装置を含む情報処理装置400の運用中に、設定情報SIの元データである原始設定情報OSIを変更することが可能である。
また、本情報格納制御装置を保守する保守者は、サブデータバス418や、サブ通信インタフェース419を用いて、遠隔にある他の情報処理装置からマネジメントモジュール414を通して、各モジュールが分割して記憶する設定情報SIの内容を閲覧したり、変更したりすることができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置400は、上述した情報格納制御装置100(図5)におけるマネジメントモジュール310が有するBMCコントローラ311における制御を表すフローチャート(図2及び図6)を、実現可能なコンピュータ・プログラム(設定情報処理プログラム403)として供給する。
そして、そのコンピュータ・プログラムを情報処理装置400による情報格納制御装置としての制御方法として用意した上記SVP401及び、協働するFW並びに設定情報処理プログラム403をメモリ402に読み出して実行することによって、第1及び第2の実施形態で説明した情報格納制御装置1及び100の動作が達成される。
また、当該情報処理装置400への上述したコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM(Compact_Disc−Read_Only_Memory)等のディスクメディア、及びユニバーサルシリアルバス(Universal_Serial_Bus:以下「USB」と略称する)メモリ等のメモリメディア等の各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体410を介して当該情報処理装置400内へ、記憶媒体リーダライタ405を用いてインストールする方法を採用可能である。
また、当該情報処理装置400への上述したコンピュータ・プログラムの供給方法は、サブデータバス418やデータバス406を介して外部装置からインストールする方法、或いはサブ通信インタフェース419や通信インタフェース407を用いてインターネット等の有線や無線等の通信可能な通信回線を介して外部装置よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。
そして、このような場合において、本実施形態は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード、或いは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体410によって構成されると捉えることができる。
また、係る汎用の情報処理装置400を用いた情報格納制御装置は、専用の装置によって実現してもよい。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態によれば、情報処理装置400が有する何れかのモジュールが交換されたとしても、交換によって撤去された記憶部が記憶する設定情報を簡単、且つ、適切に復元することができるという効果を享受できる。
以上、本発明の第3の実施形態として、上述した構成および動作を例に説明したが、係る本実施形態を例として説明した本発明は、必ずしも係る構成や動作には限定されない。
尚、上述した各実施形態およびその変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した実施形態及びその実施例により例示的に説明した本発明は、以下には限らない。即ち、
(付記1)
自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶部以外の第2記憶部及び第3記憶部の空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶部がある場合は、当該何れかの記憶部における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶部がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶部を含む前記記憶部へ関連付けて格納し、
何れかの前記記憶部が交換された際に、交換されなかった記憶部における前記設定情報を基に、交換された記憶部に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該設定情報を交換された記憶部に格納する
ことを特徴とする情報格納制御装置。
(付記2)
前記原始設定情報を、所定の記憶容量の単位である単位設定情報毎に分割した前記分割設定情報を、分割した状態で、前記第1記憶部を含む記憶部のうちの少なくとも2つの記憶部に関連付けてそれぞれ格納し、当該2つの記憶部に格納された前記分割設定情報における単位設定情報同士で排他的論理和の演算を行い、該演算により求められた、前記原始設定情報に対して冗長なデータである冗長設定情報を前記2つの記憶部とは別の記憶部における対応する単位設定情報毎に格納することを特徴とする付記1に記載の情報格納制御装置。
(付記3)
前記何れかの記憶部が交換された際に、前記交換された記憶部が前記分割設定情報を格納する場合は、前記交換されなかった分割設定情報と前記冗長設定情報との対応する単位設定情報毎に排他的論理和の逆演算を行なって前記復元された設定情報を生成し、生成された当該復元された設定情報を、前記交換された分割設定情報を格納する記憶部における対応する単位設定情報毎に格納し、前記交換された記憶部が前記冗長設定情報を格納する場合は、前記交換されなかった分割設定情報同士での対応する単位設定情報毎に排他的論理和の演算を行なって前記復元された設定情報を生成し、生成された当該復元された設定情報を、前記交換された冗長設定情報を格納する記憶部における対応する単位設定情報毎に格納することを特徴とする付記1若しくは付記2に記載の情報格納制御装置。
(付記4)
前記空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する記憶部がある場合は、当該記憶部における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、何れかの前記記憶部が交換された際に、交換されなかった記憶部における前記原始設定情報を、交換された記憶部に格納することを特徴とする付記1に記載の情報格納制御装置。
(付記5)
前記原始設定情報が有する記憶容量より大きい前記空き容量を有する記憶部がない場合は、前記原始設定情報を分割した前記分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した前記冗長設定情報とから成る前記設定情報を分割した状態で前記第1記憶部を含む前記記憶部へ関連付けて格納する際の記憶部の数は、少なくとも3つであることを特徴とする付記1乃至付記3の何れか1つに記載の情報格納制御装置。
(付記6)
故障した前記記憶部が複数ある場合に、交換対象の記憶部を交換する度に前記復元された設定情報を格納することを複数回分繰り返すことを特徴とする付記1乃至付記5の何れか1つに記載情報格納制御装置。
(付記7)
前記記憶部は、個々の機能を有する機能部品に搭載された書き換え可能なメモリであって、当該機能部品を識別する識別名及びその機能部品を構成する基板に関する版数情報を記録するレビジョンメモリにおける残りの空き容量が成す記憶領域に前記設定情報が格納されることを特徴とする付記1乃至付記6の何れか1つに記載の情報格納制御装置。
(付記8)
前記記憶部への前記設定情報の格納が完了したか否かを表す設定情報識別子を用いて判断ることを特徴とする付記1乃至付記7の何れか1つに記載の情報格納制御装置。
(付記9)
全ての記憶部に自記憶部を除く他記憶部を特定する特定情報を付加して保持し、何れかの前記記憶部が交換された際に、前記自記憶部が有する特定情報と前記他記憶部が有する特定情報の異同に応じて前記自記憶部が交換されたか否かを識別することを特徴とする付記1若しくは付記3若しくは付記4の何れか1つに記載の情報格納制御装置。
(付記10)
前記情報格納制御装置は、通電中若しくは無通電中に依らずに、前記記憶部が交換されたことを当該記憶部の在否を表す在否信号を基に判断することを特徴とする付記1乃至付記9の何れか1つに記載の情報格納制御装置。
(付記11)
自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶手以外の第2記憶手段及び第3記憶手段における空き容量を情報格納制御手段によって、
前記空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がある場合は、当該何れかの記憶手段における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶手段を含む前記記憶手段へ関連付けて格納し、
何れかの前記記憶手段が交換された際に、交換されなかった記憶手段における前記設定情報を基に、交換された記憶手段に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該設定情報を交換された記憶手段に格納することを特徴とする情報格納制御装置の制御方法。
(付記12)
自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶手段以外の第2記憶手段及び第3記憶手段における空き容量を情報格納制御手段によって調べて、何れかの記憶手段に設定情報を格納する制御を行なうコンピュータ・プログラムであって、そのコンピュータ・プログラムによって、
前記空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がある場合は、当該何れかの記憶手段における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶手段を含む前記記憶手段へ関連付けて格納し、
何れかの前記記憶手段が交換された際に、交換されなかった記憶手段における前記設定情報を基に、交換された記憶手段に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該該設定情報を交換された記憶手段に格納する処理を、
コンピュータに実現させるコンピュータ・プログラム。
本発明は、上述した各実施形態には限定されず、例えばサーバ装置等を保守する際に、保守者に負担をかけずに交換した部品に関する設定情報を簡単、且つ、適切に設定し直す情報処理装置等に適用することが可能である。
1 情報格納制御装置
2 情報格納制御部
3 第1記憶部
4 第2記憶部
5 第3記憶部
100 情報格納制御装置
110 マネジメントモジュール
111 BMCコントローラ
112 記憶部(NvRAM)
113 記憶部(RevROM)
114 記憶部(空き領域)
115 セーブデータ
116 リストアデータ
117 記録媒体
120 ベースモジュール
121 記憶部(RevROM)
122 記憶部(空き領域)
130 ファンモジュール
131 記憶部(RevROM)
132 記憶部(空き領域)
140 プロセッサメモリモジュール
141 記憶部(RevROM)
142 記憶部(空き領域)
210 マネジメントモジュール
211 BMCコントローラ
212 記憶部(NvRAM)
213 記憶部(RevROM)
214 記憶部(空き領域)
215 設定情報識別子
216 設定情報
220 ベースモジュール
221 記憶部(RevROM)
222 記憶部(空き領域)
223 設定情報識別子
224 設定情報
230 ファンモジュール
231 記憶部(RevROM)
232 記憶部(空き領域)
233 設定情報識別子
234 設定情報
240 プロセッサメモリモジュール
241 記憶部(RevROM)
242 記憶部(空き領域)
243 設定情報識別子
244 設定情報
310 マネジメントモジュール
311 BMCコントローラ
312 記憶部(NvRAM)
313 記憶部(RevROM)
314 記憶部(空き領域)
315 設定情報識別子
316 設定情報
320 ベースモジュール
321 記憶部(RevROM)
322 記憶部(設定領域)
323 設定情報識別子
324 設定情報
330 ファンモジュール
331 記憶部(RevROM)
332 記憶部(設定領域)
333 設定情報識別子
334 設定情報
340 プロセッサメモリモジュール
341 記憶部(RevROM)
342 記憶部(設定領域)
343 設定情報識別子
344 設定情報
400 情報処理装置
401 SVP
402 メモリ
403 設定情報処理プログラム
404 不揮発性記憶装置
405 記憶媒体リーダライタ
406 データバス
407 通信インタフェース
408 入出力コントローラ
409 ディスプレー
410 記憶媒体
411 設定情報分割処理
412 設定情報復元処理
413 KB/マウス
414 マネジメントモジュール
415 ベースモジュール
416 ファンモジュール
417 プロセッサメモリモジュール
418 サブデータバス
419 サブ通信インタフェース
420 設定情報記憶部
421 I2Cバス
501 CPU
502 メインメモリ

Claims (9)

  1. 自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶部以外の第2記憶部及び第3記憶部の空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶部がある場合は、当該何れかの記憶部における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
    前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶部がない場合は、
    前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶部を含む前記記憶部へ関連付けて格納する際に、
    前記原始設定情報を、所定の記憶容量の単位である単位設定情報毎に分割した前記分割設定情報を、分割した状態で、前記第1記憶部を含む記憶部のうちの少なくとも2つの記憶部に関連付けてそれぞれ格納し、当該2つの記憶部に格納された前記分割設定情報における単位設定情報同士で排他的論理和の演算を行い、該演算により求められた、前記冗長設定情報を前記2つの記憶部とは別の記憶部における対応する単位設定情報毎に格納し、
    何れかの前記記憶部が交換された際に、交換されなかった記憶部における前記設定情報を基に、交換された記憶部に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該設定情報を交換された記憶部に格納する情報格納制御部
    を備える情報格納制御装置。
  2. 前記情報格納制御部は、
    前記何れかの記憶部が交換された際に、前記交換された記憶部が前記分割設定情報を格納する場合は、前記交換されなかった分割設定情報と前記冗長設定情報との対応する単位設定情報毎に排他的論理和の逆演算を行なって前記復元された設定情報を生成し、生成された当該復元された設定情報を、前記交換された分割設定情報を格納する記憶部における対応する単位設定情報毎に格納し、前記交換された記憶部が前記冗長設定情報を格納する場合は、前記交換されなかった分割設定情報同士での対応する単位設定情報毎に排他的論理和の演算を行なって前記復元された設定情報を生成し、生成された当該復元された設定情報を、前記交換された冗長設定情報を格納する記憶部における対応する単位設定情報毎に格納する請求項1に記載の情報格納制御装置。
  3. 前記情報格納制御部は、
    前記原始設定情報が有する記憶容量より大きい前記空き容量を有する記憶部がない場合は、前記原始設定情報を分割した前記分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した前記冗長設定情報とから成る前記設定情報を分割した状態で前記第1記憶部を含む前記記憶部へ関連付けて格納する際の記憶部の数は、少なくとも3つである請求項1または請求項2に記載の情報格納制御装置。
  4. 前記情報格納制御部は、
    故障した前記記憶部が複数ある場合に、交換対象の記憶部を交換する度に前記復元された設定情報を格納することを複数回分繰り返す請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載情報格納制御装置。
  5. 前記情報格納制御部は、
    前記記憶部は、個々の機能を有する機能部品に搭載された書き換え可能なメモリであって、当該機能部品を識別する識別名及びその機能部品を構成する基板に関する版数情報を記録するレビジョンメモリにおける残りの空き容量が成す記憶領域に前記設定情報を格する請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報格納制御装置。
  6. 前記情報格納制御部は、
    前記記憶部への前記設定情報の格納が完了したか否かを表す設定情報識別子を用いて判断する請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の情報格納制御装置。
  7. 前記情報格納制御部は
    通電中若しくは無通電中に依らずに、前記記憶部が交換されたことを当該記憶部の在否を表す在否信号を基に判断する請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報格納制御装置。
  8. 自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶手以外の第2記憶手段及び第3記憶手段における空き容量を情報格納制御手段によって、
    前記空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がある場合は、当該何れかの記憶手段における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
    前記情報格納制御手段によって、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶手段を含む前記記憶手段へ関連付けて格納する際に前記原始設定情報を、所定の記憶容量の単位である単位設定情報毎に分割した前記分割設定情報を、分割した状態で、前記第1記憶手段を含む記憶手段のうちの少なくとも2つの記憶手段に関連付けてそれぞれ格納し、当該2つの記憶手段に格納された前記分割設定情報における単位設定情報同士で排他的論理和の演算を行い、該演算により求められた、前記原始設定情報に対して冗長なデータである冗長設定情報を前記2つの記憶手段とは別の記憶手段における対応する単位設定情報毎に格納し、
    前記情報格納制御手段によって、何れかの前記記憶手段が交換された際に、交換されなかった記憶手段における前記設定情報を基に、交換された記憶手段に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該設定情報を交換された記憶手段に格納する情報格納制御装置の制御方法。
  9. 自装置に関する設定情報である原始設定情報を記憶する第1記憶手段以外の第2記憶手段及び第3記憶手段における空き容量を情報格納制御手段によって調べて、何れかの記憶手段に設定情報を格納する制御を行なうコンピュータのコンピュータ・プログラムであって
    前記空き容量を調べた結果に基づいて、前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がある場合は、当該何れかの記憶手段における空き容量のある記憶領域へ前記原始設定情報を複写し、
    前記原始設定情報が占める記憶容量より大きい前記空き容量を有する前記記憶手段がない場合は、前記原始設定情報を分割した分割設定情報と該分割設定情報を基に生成した冗長設定情報とから成る設定情報を、分割した状態で前記第1記憶手段を含む前記記憶手段へ関連付けて格納する際に前記原始設定情報を、所定の記憶容量の単位である単位設定情報毎に分割した前記分割設定情報を、分割した状態で、前記第1記憶手段を含む記憶手段のうちの少なくとも2つの記憶手段に関連付けてそれぞれ格納し、当該2つの記憶手段に格納された前記分割設定情報における単位設定情報同士で排他的論理和の演算を行い、該演算により求められた、前記冗長設定情報を前記2つの記憶手段とは別の記憶手段における対応する単位設定情報毎に格納し、
    何れかの前記記憶手段が交換された際に、交換されなかった記憶手段における前記設定情報を基に、交換された記憶手段に関連付けられた少なくとも何れかの前記分割設定情報若しくは前記冗長設定情報を復元し、復元された当該該設定情報を交換された記憶手段に格納する処理を、
    前記コンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
JP2012251059A 2012-11-15 2012-11-15 情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム Active JP6142510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251059A JP6142510B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251059A JP6142510B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014099085A JP2014099085A (ja) 2014-05-29
JP6142510B2 true JP6142510B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=50941035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012251059A Active JP6142510B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6142510B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017041110A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 富士通株式会社 マルチコンピュータシステム,管理装置および管理プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3358687B2 (ja) * 1995-03-13 2002-12-24 株式会社日立製作所 ディスクアレイ装置
JP4516993B2 (ja) * 2008-07-30 2010-08-04 富士通株式会社 仮想テープシステム
JP2010198314A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Fujitsu Ltd 情報管理装置
JP2011107983A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Nec Corp 情報記憶システム,情報記憶方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014099085A (ja) 2014-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10977124B2 (en) Distributed storage system, data storage method, and software program
US9507585B2 (en) Firmware update apparatus and storage control apparatus
JP6064608B2 (ja) ストレージ装置、バックアッププログラム、およびバックアップ方法
US10778762B2 (en) Cloud computing service architecture
JP2016530637A (ja) Raidパリティストライプ再構成
JP5063152B2 (ja) 代替ページのプールを使用してdma書込みページ障害をコンピュータにより管理するための方法、装置、及びコンピュータ・プログラム
JP6288275B2 (ja) 仮想化基盤管理装置、仮想化基盤管理システム、仮想化基盤管理方法、及び、仮想化基盤管理プログラム
JPWO2008099786A1 (ja) メモリ障害復旧方法、情報処理装置およびプログラム
JP6540334B2 (ja) システム、情報処理装置、および情報処理方法
JP2007323657A (ja) 過渡状態情報を格納するための方法、システムおよびコンピュータ・プログラム
JP6515462B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の設定方法及び設定プログラム
US20230384947A1 (en) Dynamic repartition of memory physical address mapping
JP6142510B2 (ja) 情報格納制御装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム
JPWO2012131868A1 (ja) 計算機システムの管理方法及び管理装置
JP5660557B2 (ja) ネットワークブートシステム
JP5279981B2 (ja) 更新制御プログラム、更新制御方法および更新制御装置
JP2010009553A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2012014574A (ja) ストレージ装置、構成情報保存方法および構成情報保存プログラム
WO2016139774A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム
JP2017174250A (ja) 制御装置、ストレージ装置、制御方法及びプログラム
JP2011008583A (ja) ディスクアレイ制御装置及びディスクアレイ装置
JP2008217202A (ja) ディスクアレイ装置及びファームウェア更新方法
JP4641528B2 (ja) データ書き込みプログラム及びデータ書き込み方法
JP6221702B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2008217533A (ja) ソフトウェア管理装置およびソフトウェア管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6142510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150