JP6140981B2 - 燃料タンクの燃焼性抑制及び不活性システム並びにその方法 - Google Patents

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Description

本開示の実施形態は、概して、燃料タンクに関するものであり、より具体的には、熱交換器内のアレージを冷却することにより、航空機燃料タンク内の潜在的に危険な状態を縮小することに関する。
不活性航空機燃料タンクは、酸素、燃料蒸気及び発火源の燃焼しやすい組み合わせから生じる潜在的に危険な状況を取り除くことができる。燃料タンクの燃焼性を抑制する従来の解決方法は、機上不活性ガス生成システム(OBIGGS)により生成される窒素富化空気(NEA)又は低酸素空気(ODA)で燃料タンク内のアレージを薄めて品質を低下させることを含み、これは、窒素ガス不活性システム(NGS)又は燃料タンク不活性システム(FTIS)と呼ばれる。
OBIGGSは、圧縮された空気を使用して、NEA又はODAを生成することができる。OBIGGSは、それに供給される空気が狭帯域の圧力及び温度内にあること、及び空気がきれいで、低湿度、低オゾン濃度及び低炭化水素濃度であることを要求する。
NEAまたはODAが窒息剤である一方、酸素富化空気(OEA)には潜在的に火災の危険がある。燃料タンクから排出される炭化水素を含んだガスは発がん性があり、悪臭を放ち、且つ環境に好ましくない。OBIGGSは、NEA及びOEAを生成するための空気分離モジュール(ASM)で中空繊維膜(HFM)を使用する。ASMの性能及び作用は、それらが処理する空気中の汚染物質により悪影響を受けるかもしれない。
NGSシステムは、分析により確実にシミュレーションすることができないので、開発及び認証するのにコストがかかる。また、NGSシステムは、たとえば、オゾンを空気中に解離させるオゾンコンバータ、低圧状態中に設計限度内で気圧を確保するターボコンプレッサ、設計温度限度内で空気の供給を確保する冷却用熱交換器及び加熱用ヒーター、粒子汚染を抑制するフィルター、過湿を除去する水分離器、及びASMの性能を検査する酸素センサなど、高価なかなりの付属装置を使用する。さらに、マルチセンサ及び制御装置は、コンポーネントの性能を監視し、且つ装置をコンポーネントの故障から守るために使用することができる。
したがって、上述の問題を克服する燃料タンクの燃焼性抑制及び不活性システム並びに方法を提供することが望まれる。
燃焼性を抑制するためのシステムは、タンクからのアレージを冷却し、アレージ内の蒸気を凝縮し、且つ、冷却されたアレージ及び蒸気をタンクに戻す熱交換器を備える。
燃料不活性システムは、熱交換器を備える。システムのサブシステム要素は、少なくとも一のプロセッサ及びプロセッサに動作可能に結合されるメモリを備える。メモリは、プロセッサにより実行される時に、プロセッサに、タンク内の燃料対空気の比率を決定させ、燃料対空気の比率が既定の閾値を超えている時には、熱交換器内でタンク内のアレージを冷却させるプログラム命令を記憶する。
タンクの燃焼性を抑制するための方法は、タンクからアレージを除去するステップ、アレージ内の燃料蒸気を凝縮するためにアレージを冷却するステップ、及び冷却されたアレージ及び凝縮された蒸気をタンクに戻すステップを含む。
上記の特徴及び機能は、本発明の種々の実施形態において単独で達成することができるか、又は他の実施形態において組み合わせることができる。
本発明の実施形態は、後述の詳細な説明及び添付図面により、さらによく理解されるだろう。
典型的な燃料タンクの燃焼性抑制及び不活性システムである。 図1で提供される典型的なシステムの例示的な制御及び指示パネルである。 図1で提供される典型的なシステムの例示的なコントローラーのロジックである。 図1で提供される典型的なシステムの例示的な冷却システムである。 図1で提供される典型的なシステムの例示的な燃料タンクである。 図4の例示的な冷却システムの作用を示す工程図である。 推定性能を示す、図1で提供される典型的なシステムである。
図1を参照すると、典型的な燃料タンクの燃焼性抑制及び不活性システム100が提供される。システム100は、制御及び指示パネル200、コントローラー300、冷却システム400、及び燃料タンク500を備える。図に示されるように、任意の数の種々の信号及び命令が、システム100のコンポーネント間に供給される。一の実施形態では、これらの信号及び命令は、無線で供給される。有線接続、又は無線接続及び有線接続両者の組み合わせが使用できる。
制御及び指示パネル200を介して、システム選択指示14が、コントローラー300に及びコントローラー300から供給される。表示命令34は、コントローラー300から制御及び指示パネル200へ供給される。タービンバイパスバルブ命令35は、コントローラー300から冷却システム400へ供給される。タービン放出温度TTURBINE51は、冷却システム400により、コントローラー300へ供給される。コントローラー300から、停止冷却システム命令36が、冷却システム400へ供給される。開始冷却システム命令38が、コントローラー300から冷却システム400へ供給される。アレージ温度TULLAGE78は、燃料タンク500からコントローラー300へ送られる。燃料タンク圧力PFUEL76も、燃料タンク500からコントローラー300へ供給される。外部環境に開孔される燃料タンク500の場合、PFUEL76は、航空機データシステムからの航空機周囲の圧力信号(図示せず)で代用することができる。
上記の供給される信号及び命令を介して、アレージ混合物が、燃料タンク500からコンジット71を介して冷却システム400に引き出されるように、冷却システム400は、燃料タンク500と相互に作用する。火災防止器(図示せず)が、安全のために備えられる。アレージ混合物は、冷却システム400内の熱交換器420で低温にされ、これにより、混合物内に存在する燃料蒸気を凝縮する。凝縮された燃料蒸気は、液体燃料の形で、セパレーター422の常温混合物から分離され、コンジット55を介して燃料タンク500に戻される。常温アレージ混合物も、コンジット53を介して燃料タンク500に戻される。
一般的に、燃料タンク500のアレージの燃料対空気の比率が、燃料タンクの圧力での燃焼閾値燃料対空気の比率よりはっきりと低くなるまで、システム100は作動する。燃料対空気の比率が燃焼閾値燃料対空気の比率より低くなると、アレージ燃料対空気の比率が減少し、且つ、アレージが不活性になるので、燃料タンク500の燃焼性が抑制される。
一の実施形態では、システム100は、アレージ燃焼性監視のため及びシステム制御のために、TULLAGE78とその飽和燃料対空気の比率との相関関係を使用することができる。燃料タンクアレージは、冷却システム400を停止するための温度を表示する、温度閾値XSOを設計するために冷却され、それは、PFUEL76の機能とされる。閾値XSOは、アレージ飽和燃料対空気の比率が、燃焼閾値よりも低いことを確実にする。たとえば、ジェットA燃料の燃焼閾値燃料対空気の比率が、海抜45,000フィートの高度での燃料タンク500について、0.03とすることができる。
この0.03の燃料対空気の比率は、海面レベルでおよそ102°Fが35,000フィートの高度でおよそ58°Fに直線的に減少する温度での燃料蒸気飽和アレージで起こりうる。一の実施形態では、アレージ温度TSAFEは、所望の「安全率」を提供するために、燃料タンク500は不活性であることを示す0.02の飽和状態の燃料対空気の比率に対応して選択することができる。これは、海面レベルでのおよそ85°F及び35,000フィートでのおよそ45°Fのアレージ温度に対応する。燃焼性指示204の対応するアレージ温度は、その結果、TSAFEよりも大きくなる。
一の実施形態では、システム100は、すべての高度で、アレージを温度XSOまで冷却するが、これは、TSAFEよりも低い。アレージ温度がXSOよりも低い時には、システム100は、コントローラー300により供給される信号36に応答して、冷却システム400を遮断することができる。アレージ温度がXSOよりも高く、且つTSAFEよりも低い温度XOPを超えると、システム100は、自動的に冷却システム400を再開することができる。XOPは、コントローラー300により供給される信号38に応答して、冷却システム400を開始するための温度を表示することができる。典型的には、システム100は、燃料タンクアレージを、TSAFEより低く、且つ0.02の燃料対空気の比率より低く維持することができる。
システム100は、冷気を生成し、冷却システム400の熱交換器中を循環するアレージ混合物を冷却することができる。この冷気は、熱力学工程を使用して生成することができる。これらの工程は、圧縮、熱伝達及び熱膨張を含む。電力は、圧縮工程で使用することができ、膨張工程中にエアタービン101により生成される電力は、附属装置により使用され、冷却システム400内の熱交換器を介して、冷気及びアレージ混合物を移動させる。
ここで述べられるシステム100により、多数の利益が提供される。システム100は、窒素富化空気(NEA)の使用及び低酸素空気(ODA)の船外への放出を除去することができる。粒子汚染、空気の湿度及びガス汚染、及びそのオゾン含有量は、システム性能に影響を及ぼさない。定期保守及び高レベルの安全性は、とても低いコストで実施可能である。システム100は、単純で、信頼でき、低コストで、軽量とすることができる。さらに、システム100は、他の機上システムの大幅な修正を要求しない。システム100は、高い精度で分析的にシミュレーションすることができる。より高い高度での冷たい外気は、システムデューティサイクルが短くなるように、システム性能を高めることができる。続く詳細な説明を見れば、本開示の多くの付加的な利益が、当業者に明らかになるだろう。
図2を参照すると、図1で提供される典型的なシステム100の例示的な制御及び指示パネル200が提供される。制御及び指示パネル200は、航空機のコックピット又はユーザがシステム100を容易に開始及び停止できる他の領域に配置することができる。制御及び指示パネル200は、システム選択のためのマニュアルスイッチ202を備える。「On」ポジションのスイッチ202は、信号14をシステムコントローラー300に供給し、冷却システム400の操作を管理する。リターン信号14は、システムがうまく起動したことを示す(表示は示されず)制御及び指示パネル200に供給される。一の実施形態では、システム操作は、自動とすることができる。
燃料タンクアレージ混合物温度TULLAGEが警告温度閾値TSAFEよりも高く、ゆえに、アレージ混合物の燃焼性レベルが所望のレベルよりも高いことを示すときには、制御及び指示パネル200は、コントローラー300から表示命令34を受信することができる。表示命令34は、忠告、注意又は警告のために使用される。一の実施形態では、表示命令34は、忠告の表示「燃焼性」204を照射する。表示204に加え、音声警報もさらに提供される。制御及び指示パネル200は、必要ならば、たとえば、燃料温度及びアレージ温度など、他の表示を含むことができる。
図3を参照すると、図1で提供される典型的なシステム100の例示的なコントローラー300が示される。コントローラー300は、制御及び指示パネル200、冷却システム400、及び燃料タンク500と結合される。コントローラー300は、ソフトウェア、ハードウェア、又はその組み合わせで実施することができる。コンポーネントも、ネットワークを介して接続することができる。
典型的には、コントローラー300は、少なくとも一のプロセッサ、及びプロセッサによる実行のための命令302を含むことができる。本開示が実施されるソフトウェア内のデータ構造及びコードは、一般的に、固定コンピュータ可読記憶装置で記憶することができる。記憶装置は、コンピュータシステムにより使用されるコード及び/又はデータを記憶することができる任意の装置又は媒体とすることができる。固定コンピュータ可読記憶媒体は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ディスクドライブ、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル汎用ディスク又はデジタルビデオディスク)などの磁気記憶装置及び光記憶装置、または、既知の又は近頃開発されたコード及び/又はデータを記憶可能な他の媒体を含むが、これらに限定されない。
本開示で述べられる方法及び工程は、コード及び/又はデータとして実施可能であるが、これらは、上述の不揮発性コンピュータ可読記憶媒体で記憶することができる。コンピュータシステムが不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコード及び/又はデータを読み込み実行する時に、コンピュータシステムは、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体内に記憶されたデータ構造及びコードとして実施される方法及び工程を実行する。さらに、ここで述べられる方法及び工程は、ハードウェアモジュールに含まれうる。たとえば、ハードウェアモジュールは、特定用途向け集積回路(ASIC)チップ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、及びその他の既知の又は近頃開発されたプログラマブルロジックデバイスを含むが、これらに限定されない。ハードウェアモジュールが起動されると、ハードウェアモジュールは、その中に含まれる方法及び工程を実行する。
ここで述べられる技術は、論理操作及び/又はモジュールとして実施することができる。論理操作は、プロセッサで実施実行されるステップ(又はブロック)のシーケンスとして、及び相互接続したマシン又はサーキットモジュールとして実施することができる。同様に、種々のコンポーネントモジュールの説明は、モジュールにより実行又は影響される操作の観点から提供される。その結果、実施することには選択の余地があり、ここで述べられる技術を実施する基本的システムの性能要求次第となる。したがって、ここで述べられる技術の実施形態を形成する論理操作は、操作、ステップ、オブジェクト、又はモジュールとして様々に述べられる。特に明確に別の要求がなければ、或いは、特定の順序が要求言語により必要とされなければ、論理操作は任意の順番で実行することができる。
コントローラー300は、通信ポートを備え、システム100の他のコンポーネントと接続している。コントローラー300は、通信ポートだけではなくプロセッサ及び命令302を介して、燃料タンク圧力センサ及びアレージ温度センサから、連続的にデータを受信することができる。一の実施形態では、データは、外側環境へ開孔される燃料タンクについての航空機データシステムの周囲圧力信号から受信される。冷却システムタービンバイパスバルブからの冷却システムタービン放出温度も受信される。
コントローラー300は、システム100の冷却サブシステム400を「On」及び「Off」にすることに対して、論理を扱うために使用される。図3のブロック310を参照すると、コントローラー300は、PFUEL76を使用して、TSAFE、XOP及びXSOの新たな値を決定することができる。TSAFEは、所望の「安全率」を提供するための基準として示される低燃焼性限度よりも低い。XSOは、冷却システム400を停止する設計された温度閾値であり、XOPは、XSOよりも大きく且つTSAFEよりも小さく、冷却システム400が開始する温度を表示することができる。
これらの値を決定するために、代表的なグラフ350が示される。このグラフ350は、低燃焼性限度(基準)の形式で、燃焼閾値を示すことができる。アレージ温度TULLAGEは、Y軸上に位置付けられ、燃料タンク圧力PFUELは、X軸に沿って位置付けられる。低燃焼性限度上のTULLAGE及びPFUELの組み合わせにより、燃料タンク500内の燃焼がもたらされる。
SAFEは、グラフ350内に示されるように、低燃焼性限度よりも低く設定される。概して、TSAFEは、燃焼性限度をはるかに下回って設定される。XOPは、冷却システム400を開始するための温度を表すTSAFEより低く位置付けられる。XSOは、冷却システム400を停止する温度を表示しているが、XOPより低い温度を示すように位置付けることができる。ブロック310に示されるように、コントローラー300は、上述のグラフの表示により、自動的に値を決定することができる。コントローラー300は、TSAFE、XSO及びXOPを連続的に決定することができる。
一の実施形態では、コントローラー300のメモリ内に記憶されるデータからTSAFE、XSO及びXOPを決定するためにPFUEL76を使用するテーブルルックアップを使用することができる。テーブルルックアップ方法は、グラフ350内に表示されるデータを記憶する。代替的には、これらの値を決定するために、ソフトウェア及びハードウェアで、アルゴリズムが使用され、且つ実施される。
アレージ温度TULLAGEは、ブロック320で提供される。TSAFE、XSO、XOP及びTULLAGEは、次いで、コントローラー300により、システム100内のコンポーネントに供給される信号を決定するために使用される。ブロック330では、コントローラー300は、燃料タンク500からのアレージ温度TULLAGEが、初期に定義された安全温度限度TSAFEよりも大きいかどうかを判定する。TULLAGEがTSAFEよりも大きい時に、表示命令34への信号が、コントローラー300から図2の制御及び指示パネル200へ供給される。この状態は、燃料の燃焼性が所望のものよりも大きいことを示す。制御及び指示パネル200では、システム100のユーザは、音声及び視覚モードを介して、潜在的に危険な状態であることが警告される。この信号又は命令34は、表示204を照射する。一の実施形態では、冷却システム400のアクションは、自動的に実施することができる。
ブロック340において、及び第一の状態が満たされない時には、プロセッサ及び命令302は、TULLAGEをXSOと比較する。TULLAGEが燃料タンク500内のアレージの温度を表示する一方で、XSOは、冷却システム400を停止する温度を表示する。停止冷却システム命令36が、冷却システム400へ供給される。TULLAGEがXSO以下の場合に、すなわち、TULLAGE≦XSOである場合に、命令36が生成される。状態は、燃料タンクのアレージ燃焼性(又は燃料対空気の比率)が所望の値XSO以下であり、且つ、さらにアレージの冷却が必要ではないということを示す。TULLAGEがXSO以下である場合には、制御されてブロック310に戻る。一の実施形態では、TULLAGE<XSOが使用される。
ブロック350において、且つ、第二の状態が満たされない場合には、TULLAGEはXOPと比較される。TULLAGEが燃料タンク500内のアレージの温度を表示する一方で、XOPは冷却システム400を開始する温度を表示する。TULLAGEがXOPよりも大きい場合に、すなわち、TULLAGE>XOPの場合に、開始冷却システム命令38は、冷却システム400に供給される。状態は、燃料タンクのアレージ燃焼性(又は燃料対空気の比率)が所望の値より大きく、且つ、アレージの冷却が実施されることを示す。一の実施形態では、TULLAGE≧XOPが使用される。制御が実行されブロック310に戻る。
ブロック360では、タービンの温度、TTURBINE51は、コントローラー300内に記憶される、タービン放出コンジットT内の温度閾値と比較される。Tは空気の凍結温度、32°Fよりも高い。TTURBINE51は、タービン放出コンジット内に配置される冷却システム温度センサから受信することができ、これは図4に示される。プログラムされた温度閾値Tを差し引いたTTURBINE51(すなわち、TTURBINE−T)が0.0よりも大きい場合には、タービンバイパスバルブ命令35を閉じる信号が、コントローラー300から冷却システム400へ供給される。0.0と等しい場合には、命令35は供給されない。0.0よりも小さい場合には、命令35は、冷却システム400に信号を送り、タービンバイパスバルブを開く。類似の変形例を使用することができ、上述のものには限定されない。
タービンバイパスバルブ命令35に加え、タービンバイパスバルブ変調信号が使用される。プロセッサ及び命令302により実施されると初めに述べたが、他の変形例を組み込み又は使用することができる。たとえば、マイクロプロセッサは、命令で使用することができる。マルチプロセッサも使用でき、マルチ工程システムに従って、タスクを分割することができる。
図4を参照すると、図1で提供される典型的なシステム100の例示的な冷却システム400が示される。冷却システム400は、コントローラー300及び燃料タンク500に結合することができる。冷却システム400は、液体燃料コンジット55、冷却アレージ混合物コンジット53及びアレージ混合物引出しコンジット71を介して、燃料タンク500に結合される。コントローラー300からの命令38により命令されると、冷却システム400は作動する。命令36を介してコントローラー300により命令されると、冷却システム400は停止する。タービンバイパスバルブ命令35への信号は、コントローラー300から供給され、より具体的には、タービンバイパスバルブ416へ供給される。
冷却システム400は、エアコンプレッサ402、コントローラーを含む電気モーター404、エアツーエア熱交換器406、タービン408、冷却ファン412及びアレージ混合物引出しコンジット71に接続されるアレージ混合物ファン414を駆動するギアボックス410、タービンバイパスバルブ416、及び命令51をコントローラー300に提供するタービン放出温度センサ418を含むが、これらに限定されない。他のシステム400のコンポーネントは、アレージ混合物/空気熱交換器420及び燃料ミストセパレーター422を含む。燃料ミストセパレーター422は、液体燃料コンジット55及び常温混合物コンジット53に結合することができる。
冷却システム400は、冷却空気57を受け入れる。冷却空気排気82は、ファン412により排出される。一の実施形態では、システム400は、循環する空気80を受け入れる。冷却空気排気84は、同様に、アレージ混合物/空気熱交換器420により、排出される。冷却システム400のフィーチャーは、以下の説明から明らかになるだろう。
操作において、電気モーター404は、冷却工程を開始する。モーター404は、種々の形状及び形式とすることができ、電力で動く。モーター404は、コンプレッサ402に動力を供給する。循環する空気80は、コンプレッサ402により排出又は吸入され、圧縮されて高圧力及び高温になる。コンプレッサ402は、この高圧力及び高温の空気を、エアツーエア熱交換器406へ送る。
熱交換器406は、熱伝達により、循環する空気80を低温に冷却する。これを行なうために、冷却空気57は、冷却ファン412により熱交換器406を介して排出される。エアツーエア熱交換器406から排出される高圧力及び適温の空気は、次に、タービン408及びタービンバイパスバルブ416に流れる。タービンバイパスバルブ416は、コントローラー300から受け取られた命令51により操作される。タービン408は、そこを介して流れる空気からエネルギーを抽出し、エネルギーをギアボックス410に入力する。
タービン408を介して流れる空気は膨張し、圧力と温度が下がる。放出ダクト59内のタービン408の下流に位置する温度センサ418は、温度を感知し、温度データTTURBINE51をコントローラー300に送信し、そこで、そのデータは、閾値タービン放出温度Tと比較される。Tは、プロセッサ及び命令302でプログラムされる。
コントローラー300は、図3に示すように、タービンバイパスバルブ命令35を生成するが、これは、タービンバイパスバルブ416を変調してエラー(TTURBINE−T)を最小限にする。タービンバイパスバルブ416が閉じていない状況では、適温の空気の一部がタービン408を迂回し、冷たいタービン放出空気と混合して、コンジット59でその温度が上昇する。
冷却ファン412は、ギアボックス410からその操作のための電力を取得する。図示するように、ギアボックス410は、タービン408に結合され、これにより、電力はギアボックス410に入力される。本質的に、上述の構造は、ファン414により、燃料タンク500からコンジット71を介して引き出されるアレージ混合物を冷却するために使用される冷気を生成する。
図5を参照すると、図1で提供される典型的なシステム100の例示的な燃料タンク500が示される。冷却システム400は、燃料タンク500に結合される。液体燃料コンジット55及び常温混合物コンジット53と並ぶアレージ混合物引出しコンジット71は、二つのコンポーネントを結合する。
燃料タンク500は、液体燃料88及びアレージ混合物74を含む。一般的に、アレージ混合物74は、燃料蒸気及び空気から成る。燃料タンク500は、通気口506により、外部の循環する空気80に開孔される。開孔された燃料タンク500は、本質的には、外部の周囲圧力下にある。
圧力センサ502及び温度センサ504は、燃料タンク500に接続される。航空機空気データシステムからの圧力データは、開孔された燃料タンク500の圧力センサ502の代わりに使用される。一の実施形態では、燃料タンク圧力を決定するアルゴリズムは、燃料タンク500が加圧される時には、燃料タンク500の圧力センサ502の代わりに、周囲圧力を使用する。燃料タンク圧力信号502は、コントローラー300により連続的に使用され、図3及び図4に示すように、命令34、36及び38を生成する。
図4に戻り、アレージ混合物ファン414及び冷却ファン412は、冷却システム400のギアボックス410から電力を取得する。冷却システム400のタービン408は、電気モーター404駆動コンプレッサ402により供給される圧縮された空気を使用して、電力をギアボックス410に入力する。ゆえに、電力モーター404が作動している時に、ギアボックス410へ入力される電力が供給される。アレージ混合物ファン414及び冷却ファン412は、電気モーター404が使用されている時に作動する。電気モーター404は、コントローラー300により生成される命令36により操作を停止するよう命令されるまで作動する。
一の実施形態では、アレージ混合物ファン414は、燃料タンクアレージ500からコンジット71を介して、アレージ混合物74のいくらかを引き出す。ファン414は、アレージ混合物74をアレージ混合物/空気熱交換器420へ供給し、そこで、アレージ混合物74は、タービン408により供給される冷気により冷却される。
続いて図4及び図5で、アレージ混合物74が冷却される際に、アレージ混合物内に存在する燃料蒸気の幾らかが凝縮し、液体燃料水滴(燃料ミスト)を生成する。液体燃料水滴は、燃料ミストセパレーター422により熱交換器420から排出される常温アレージ混合物74から除去される。一の実施形態では、コンジット55は、凝縮された液体燃料88を燃料タンクに戻し、コンジット53は、常温アレージ混合物を燃料タンクアレージ74に戻す。燃料が消費されアレージ74の体積が増加するにつれ、燃料タンク500の燃料88は減少する。アレージ混合物74及び液体燃料88の総体積は、タンク500の容積である。このアレージ混合物74の冷却は、冷却システム400がコントローラー300からの命令36で操作を停止するまで、熱交換器420で続く。
熱交換器406及び420からの冷却空気は、図示されないが、ふさわしい放出排出口を使用して排出される。図4は、冷却ファン412及びアレージ混合物ファン414を駆動するためのギアボックス410を示す。たとえば、三輪機構を使用し、タービン408が取り付けられた共通軸上の二つのファンなどを駆動させるために、他の方法が使用できる。別の実施形態では、タービン408は、ギアボックス410なしに、冷却ファン412を駆動することができ、電気モーター(図示せず)は、ファン414を駆動することができる。電気モーター(図示せず)は、冷却システムが作動するときに、作動する。
以上の本開示から明らかなように、冷却システム400は、燃料タンク500のアレージ混合物74の温度を下げることができる。温度を下げることにより、燃料対空気の比率及びその燃焼性も低くなる。これにより、アレージ混合物燃料対空気の比率を燃焼閾値より減らせば、アレージ混合物74を不活性にすることができる。
上述のシステム400に対して、多くの変更や改良を行なうことが可能である。たとえば、静電気による潜在的な火災を減らすために、静電気防止用ストラップを付加することができる。火災の時に火災が伝播するのを防止するために、火炎防止器を備え付けることができる。コンポーネントの不具合を検知するために、試験装置内で製造することもできる。このような変更や改良を付け加えることは、本開示から逸脱することなく行なうことができる。
図6に進み、図4の例示的な冷却システム400の操作を示すグラフ600が示される。温度がY軸に沿って示される一方で、エントロピーがX軸に沿って示される。ポイントAは、循環する空気80の状態を表す。ラインABは、コンプレッサ402による空気吸入を示す。ラインBCは、コンプレッサ402による空気圧縮を示す。図示されたように、圧縮工程中に、温度が著しく上昇する。
ラインCDは、熱交換器406での空気冷却を示す。この工程中に、温度は下降する。ラインDEは、タービン408内での空気の膨張を示し、その一方で、ラインEFは、タービン排気と混合する、バイパスバルブ416からのバイパス空気を示す。ポイントFは、アレージ混合物熱交換器420へ供給される低温で調整された冷気を示す。
図7を参照すると、推定性能を示す、図1の典型的なシステム100が示される。性能は、潜在的なアレージ混合物74の冷却を示す。分析は、温かい日の海面状態で提供される。想定及びコンポーネント特性が示される。
システム100は、1.9圧力比を有する電気モーター404駆動コンプレッサ402を使用する。電気モーター404は、およそ5.4HPである。システム100は、(潜在的に燃焼性のある燃料対空気の比率が0.3である)燃料蒸気で飽和したアレージ混合物74のおよそ60cfm(4.5lbm)を引き出す。システム100は、引き出されたアレージ混合物74を60°Fまで冷却する。この工程で、システム100は、引き出されたアレージ混合物74から0.08lb/minの燃料88を除去し、混合物の燃料対空気の比率を0.0102まで減らし、その結果、混合物74を不活性にする。システム100は、技術コンポーネントの状態を使用する。図7は、選択された場所での空気及びアレージ混合物74の物理的な状態を示す。
一の実施形態では、システム100は、600立方フィートの容積の熱的に絶縁された燃料タンク500において、およそ12分で、アレージ混合物74の燃料対空気の比率を初めの0.03から0.01に減らすことができる。概して、システム100は、燃料タンク500が熱源にさらされる時に、より長い時間がかかる。コンプレッサ圧力比を増加させ及び/又はコンプレッサエアフローを増加させ、タービン放出温度を減少させることにより、この時間は短縮できる。システム100は、設計の融通性を提供する。
本発明の一態様によれば、熱交換器、少なくとも一のプロセッサ、及びプロセッサに動作可能に結合されたメモリを備え、メモリは、プロセッサにより実行される時に、プロセッサに、タンク内の燃料対空気の比率を決定させ、燃料対空気の比率が既定の閾値を超えている時には、熱交換器を介してタンク内のアレージを冷却させるプログラム命令を記憶することを特徴とする、燃料不活性システムが提供される。有利には、既定の閾値は、アレージが燃焼性のあるポイントより低いとする。
有利には、不活性システムは、燃料対空気の比率を決定し、且つアレージを冷却する信号を生成するためのコントローラーをさらに備える。
有利には、不活性システムは、冷却されたアレージから燃料水滴を除去するための燃料ミストセパレーターをさらに備える。
本発明の実施形態を、種々の特定の実施形態の観点から説明したが、当業者であれば、請求項に記載の理念及び範囲内において、本発明の実施形態に変更を加えて実行可能であることを認識するだろう。

Claims (13)

  1. 燃焼性を抑制するためのシステムであって
    ンク(500)からのアレージを冷却し、前記アレージ内の蒸気を凝縮し、つ、冷却された前記アレージ及び前記蒸気を前記タンク(500)に戻す第1の熱交換器(420)と、
    圧縮空気を冷却する第2の熱交換器(406)から排出される高圧かつ適温の空気を受け入れるタービン(408)と、
    を備え
    前記タービン(408)は、前記空気からエネルギーを抽出し、冷却ファン(412)及びアレージ混合物ファン(414)を駆動するギアボックス(410)にエネルギーを入力するとともに、前記空気を前記第1の熱交換器(420)に流入させ、
    前記冷却ファン(412)は前記第2の熱交換器(406)を通る前記空気を排出し、前記アレージ混合物ファン(414)は前記タンク(500)から前記アレージを引き出す、
    ステム。
  2. システムの操作を管理するスイッチ(202)をさらに備える、請求項1に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  3. システムを始動及び停止するためのコントローラー(300)をさらに備える、請求項1又は2に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  4. タンク圧力センサ及びアレージ温度センサをさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  5. 前記圧縮空気を冷却する前記第2の熱交換器(406)、前記圧縮空気を供給するコンプレッサ(402)をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  6. 前記コンプレッサ(402)に動力を供給するための、前記コンプレッサ(402)に結合されたモーター(404)をさらに備える、請求項5に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  7. 前記第2の熱交換器(406)を通る冷気を排出するための前記冷却ファン(412)をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  8. 開かれる時に、適温の空気の一部が前記タービンを迂回して冷たいタービン放出空気と混合するような、タービンバイパスバルブをさらに備える、請求項1から7に記載の燃焼性を抑制するためのシステム。
  9. タンクの燃焼性を抑制するための方法であって、
    タービン(408)により、圧縮空気を冷却する第2の熱交換器(406)から排出される高圧かつ適温の空気を受け入れるステップ、
    タンク(500)からアレージを除去するステップ、
    第1の熱交換器(420)により、前記アレージ内蒸気を凝縮するため前記アレージを冷却するステップ、及び
    前記第1の熱交換器(420)により、冷却された前記アレージ及び前記蒸気を前記タンク(500)に戻すステップを含み、
    前記タービン(408)は、前記空気からエネルギーを抽出し、冷却ファン(412)及びアレージ混合物ファン(414)を駆動するギアボックス(410)にエネルギーを入力するとともに、前記空気を前記第1の熱交換器(420)に流入させ、
    前記冷却ファン(412)は前記第2の熱交換器(406)を通る前記空気を排出し、前記アレージ混合物ファン(414)は前記タンク(500)から前記アレージを引き出す、
    法。
  10. 前記アレージの温度が閾値より低い時に、前記タンク(500)からのアレージ除去を停止するステップをさらに含む、請求項に記載のタンクの燃焼性を抑制するための方法。
  11. 前記温度が閾値を超える時に、前記タンク(500)からのアレージ除去を再開するステップをさらに含む、請求項10に記載のタンクの燃焼性を抑制するための方法。
  12. 前記タンク(500)内の前記アレージの温度と燃料対空気の比率とを関連付けることにより前記アレージの燃焼性を監視するステップをさらに含む、請求項9から11のいずれか一項に記載のタンクの燃焼性を抑制するための方法。
  13. 前記燃料対空気の比率が前記タンク(500)内の燃焼閾値より低くなるまで、前記アレージを冷却するステップをさらに含む、請求項12に記載のタンクの燃焼性を抑制するための方法。
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