JP6140472B2 - Label with perforation structure - Google Patents
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Description
本発明は、規定の破断方向に破断するためのミシン目構造を有したラベルに関する。 The present invention relates to a label having a perforation structure for breaking in a prescribed breaking direction.
従来から、シート材やフィルム等からなる包装材やラベルを、予め想定されたラインに沿って破断するための構造として、ミシン目構造が広く知られている。ミシン目構造は、周知の通り、切目線を、想定したラインに沿って間欠的に並べる構造である。しかし、直線の切目線を並べただけのミシン目の場合、一つの切目線から、隣接する切目線に移行する過程で、力のかかる方向によっては、破断の方向が大きく逸れてしまい、隣接する切目線に到達することなく、破断が進行することがある。この場合、当所想定したラインに沿った破断が継続できなくなる。 2. Description of the Related Art A perforation structure is widely known as a structure for breaking a packaging material or label made of a sheet material, a film, or the like along a line assumed in advance. As is well known, the perforation structure is a structure in which cut lines are intermittently arranged along an assumed line. However, in the case of a perforation in which only straight cut lines are arranged, in the process of transitioning from one cut line to an adjacent cut line, the direction of breakage may be greatly deviated depending on the direction in which the force is applied. Breakage may proceed without reaching the score line. In this case, the break along the line assumed here cannot be continued.
特許文献1,2には、かかる問題を避けるための技術が開示されている。具体的には、特許文献1,2には、略C字状、または、V字状のように二次元の拡がりを持つ切目線を、その内側が想定ラインを挟んで向き合うようにして2列に並べ、かつ、各切目線が対向する切目線の拡がり幅の内方で終端するように、断続的に並べた構成が開示されている。また、特許文献2には、想定ラインの一方向に向かって二又状に拡開した略Y字形を成す切目線を、断続状に形成する技術も開示されている。かかるミシン目構造によれば、一方端側の切目端が他の切目線の拡がり幅の内方で終端しているため、破断方向の逸れを次の切目線で補正できる可能性が高まる。
しかしながら、Y字状の切目線の場合は、切目線が二又状に拡がっている側から破断した場合には、問題ないが、逆側から破断した場合には、破断の逸れを次の切目線で補正できず、想定ラインに沿った破断が出来ないという問題がある。 However, in the case of a Y-shaped cut line, there is no problem if it breaks from the side where the cut line extends in a bifurcated shape. There is a problem that the line of sight cannot be corrected and the break along the assumed line cannot be made.
C字状やV字状の切目線を2列に並べる構造の場合には、いずれの方向に破断を進めても、同様の効果が得られる。しかしながら、C字状およびV字状の切目線は、その破断方向の幅が小さい。そのため、かかる構造では、破断したい距離に比して、多数の切目線を配置する必要がある。切目線の数が多いと、その分だけ、切目線と次の切目線との間に位置する繋ぎ部である接合部の数が増える。破断の逸れは、この接合部において生じるため、この接合部の数が多いC字状およびV字状のミシン目構造の場合、破断の逸れが生じる可能性も高くなる。 In the case of a structure in which C-shaped or V-shaped cut lines are arranged in two rows, the same effect can be obtained regardless of the direction of fracture. However, the C-shaped and V-shaped score lines have a small width in the breaking direction. Therefore, in such a structure, it is necessary to arrange a large number of score lines as compared with the distance to be broken. If the number of cut lines is large, the number of joints that are connecting portions located between the cut line and the next cut line increases accordingly. Since the deviation of breakage occurs at this joint, in the case of the C-shaped and V-shaped perforation structures having a large number of joints, there is a high possibility that the breakage will occur.
そこで、本発明では、破断の進行の向きに関わらず、より確実に所望の破断ができ得るミシン目構造を有したラベルを提供することを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a label having a perforation structure that can achieve a desired break more reliably regardless of the direction of break progress.
本発明のラベルは、規定の破断ラインに沿って破断するためのミシン目構造を有するラベルであって、前記ミシン目構造は、前記破断ラインに沿って間欠的に並ぶ複数の切目線を有し、各切目線は、前記破断ライン方向に延びる主切目線と、前記主切目線の両端それぞれから分岐して延びるとともに前記破断ラインを挟んで向かい合う少なくとも二本の分岐切目線と、を有し、前記破断ラインを挟んで向かい合う分岐切目線は、前記主切目線の端部から、互いに離れる方向に進んだ後、互いに近づく方向に進む形状であって、その終端から延ばした延長線が、前記破断ラインを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線と交差する形状である、ことを特徴とする。 The label of the present invention is a label having a perforation structure for breaking along a predetermined break line, and the perforation structure has a plurality of cut lines arranged intermittently along the break line. Each score line has a main score line extending in the direction of the break line, and at least two branch score lines that extend from both ends of the main score line and face each other across the break line, The branched cut lines facing each other across the break line are shaped to advance from the end of the main cut line in a direction away from each other and then toward each other. It has a shape that intersects with the next branch cut line located on the opposite side across the line.
好適な態様では、前記複数の切目線は、前記ラベルの破断方向の端部に、前記主切目線が位置するように配設される。他の好適な態様では、前記ラベルは、製品に貼着され、一部が切断されて剥離されるシールラベルである。他の好適な態様では、前記ラベルのうち、切断されて剥離される部分の貼着力は、製品に残存する部分の貼着力よりも小さい。 In a preferred embodiment, the plurality of score line, said the end of the breaking direction of the label, the main score line is arranged so as to be located. In another preferred embodiment, the label is a seal label that is affixed to a product and partially cut and peeled off. In another suitable aspect, the sticking force of the part cut | disconnected and peeled among the said labels is smaller than the sticking force of the part which remain | survives in a product.
他の好適な態様では、前記主切目線と前記分岐切目線とが成す角度、前記分岐切目線が方向転換する部分の屈曲角度、前記分岐切目線の延長線と次の分岐切目線との交差角度のうち、少なくとも一つは、90度以上である。他の好適な態様では、前記切目線は、少なくとも一部が曲線で構成される。 In another preferred aspect, an angle formed by the main cut line and the branch cut line, a bending angle of a portion where the branch cut line changes direction, an intersection of the extension line of the branch cut line and the next branch cut line At least one of the angles is 90 degrees or more. In another preferred aspect, at least a part of the score line is configured by a curve.
本発明によれば、主切目線の両端に、破断ラインを挟んで向かい合い、主切目線の端部から、互いに離れる方向に進んだ後、互いに近づく方向に進み、その終端から延ばした延長線が、破断ラインを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線と交差する分岐切目線を設けている。そのため、破断の進行の向きに関わらず、破断の進行方向の逸れの許容角度範囲を大きくでき、破断が破断ラインから大きく逸れて戻らないコースアウトを、より確実に防止できる。 According to the present invention, the both ends of the main score line face each other across the fracture line, and after proceeding in a direction away from each other from the end of the main score line, the extension line extending from the end is advanced in the direction approaching each other. A branch cut line that intersects with the next branch cut line located on the opposite side across the break line is provided. Therefore, regardless of the direction of break progress, the allowable angle range of deviation in the break progress direction can be increased, and the course out where the break does not deviate greatly from the break line and return can be prevented more reliably.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態であるシールラベル10を製品100に貼着した状態を示す概略図である。このシールラベル10は、製品100の識別や、意匠性向上、開封状態提示(製品100が開封されたか否かをユーザに通知)等の目的で、各種製品100に貼着されるものである。なお、図1では、略円筒形の製品100に貼着した状態を示しているが、シールラベル10が貼着される製品100の形状や種類などは、特に限定されない。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic view showing a state in which a
本実施形態のシールラベル10は、その一部が、切り取って剥離できるようになっている。この切り取りのために、シールラベル10には、規定の破断ライン(図1では左右方向)に沿って延び、シールラベル10の全幅を横断するミシン目12が設けられている。シールラベル10は、このミシン目12を境界として、切り取り剥離される剥離部14と、製品100に残存する残存部16とに区分される。図1の図示例では、シールラベル10の上半分が残存部16であり、下半分が剥離部14となる。この剥離部14の一隅には、接着が施されていないツマミ部18が設けられている。剥離部14を剥離する際、ユーザは、当該ツマミ部18を指で摘まんで引っ張って、剥離部14を製品100から剥がす。なお、ツマミ部18の数や位置、形状は、適宜変更されてよく、例えば、ツマミ部18は、必ずしも設けなくてもよい。また、シールラベル10を剥がすときの作業性を考慮して、接着の施されていないツマミ部が、左右の角部両方に設けられてもよい。
A part of the
また、本実施形態では、剥離部14を、より剥離しやすくするために、剥離部14の貼着力を、残存部16の貼着力よりも小さくしている。剥離部14の貼着力を小さくするための方法としては、例えば、糊殺し処理等がある。また、シールラベル10の材質や、接着剤の種類によっては、必ずしも、剥離部14の貼着力を、残存部16の貼着力に比べて弱くする必要はなく、両者の貼着力を同じにしてもよい。
Moreover, in this embodiment, in order to make the
なお、シールラベル10の一部を切り取り剥離する目的は、種々あるが、本実施形態では、製品100の識別情報を保管可能にするために剥離部14を設けている。すなわち、本実施形態では、シールラベル10を貼着する製品100として、医療機器を想定している。医療機器では、使用した製品100の識別情報を、患者のカルテと関連付けて記録、保存したいという要求がある。この要求に応えるために、本実施形態では、製品100の識別情報を剥離部14に記載しておき、当該製品100を使用した場合には、剥離部14を切り取り剥離し、患者のカルテに貼り付けられるようにしている。なお、当然ながら、ここで挙げた剥離する目的は、一例であり、本実施形態の技術は、他の目的でシールラベル10の一部を切り取る製品に応用されてもよい。例えば、本実施形態の技術は、製品開封や、シールラベル10で覆って隠していた懸賞情報等を見るために、シールラベルの一部を切り取り剥離するような製品に適用してもよい。
Although there are various purposes for cutting off and peeling off a part of the
ここで、シールラベル10のようなシート状部材を切り裂くための技術としては、切目線を、事前に想定した破断ラインに沿って、間欠的に配置したミシン目が従来から広く知られている。しかし、直線状の切目線を並べただけの単純なミシン目の場合、一つの切目線から、隣接する切目線に移行する過程で、力のかかる方向によっては、破断の方向が大きく逸れてしまい、隣接する切目線に到達することなく、破断が進行することがある。この場合、事前に想定した破断ラインに沿って破断することができず、希望通りの切り取りや開封ができなかった。そこで、本実施形態では、より確実に所望の破断ができ得るように、ミシン目12を特殊な構成としている。以下、このミシン目12の構成について、詳説する。
Here, as a technique for tearing a sheet-like member such as the
図2は、本実施形態のミシン目12の一部拡大図である。また、図3、図4は、分岐切目線周辺の拡大図である。なお、見やすさのために、図3、図4では、破断ラインの図示を省略している。図2に示す通り、本実施形態のミシン目12は、事前に想定された破断ラインLcに沿って間欠的に並ぶ複数の切目線20で構成されている。なお、以下では、切目線20と切目線20の間に位置する切目線20が設けられていない箇所を、「接合部30」と呼ぶ。
FIG. 2 is a partially enlarged view of the
各切目線20は、破断ラインLc上に延びる主切目線22の両端それぞれから、二又に分岐して延びる二本の分岐切目線24が延びた形状となっている。複数の切目線20を配置するときには、図1に示すように、主切目線22、すなわち、直線状の切目線部分が、シールラベル10の端部と交差するように、各切目線20や接合部30のサイズや位置が調整されている。
Each
主切目線22の一つの端部から延びる一対の分岐切目線24は、破断ラインLcを挟んで対称形状であり、破断ラインLcを挟んで向かい合っている。また、この一対の分岐切目線24は、主切目線22の端部から互いに離れる方向に進んだ後、互いに近づく方向に進む。換言すれば、一対の分岐切目線24は、主切目線22の端部から二次元的に拡がった後、収束する形状となっている。より具体的には、本実施形態において、一対の分岐切目線24は、菱形の一頂点付近が欠損した不完全菱形を構成している。また、図3に示すように、各分岐切目線24は、その終端Peからの延長線Leが、破断ラインLcを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24と交差するように、各分岐切目線24の角度や長さが調整されている。
A pair of branch cut
各切目線20を以上のような構成にした理由について説明する。なお、以下では、主に、下側の分岐切目線24から破断する場合を例に挙げて説明するが、上側の分岐切目線24から破断する場合も同様であるので、説明を省略する。本実施形態では、破断の進行方向が破断ラインLcから大きく逸れて戻れないコースアウトを防止することを目的の一つとしている。かかるコースアウトが生じる原因の一つは、接合部30の数が多いことにある。すなわち、各切目線20では、シールラベル10は既に破断(切断)しており、実際に、シールラベル10の破断が進行するのは接合部30においてである。この接合部30の数が多ければ多いほど、破断進行方向の逸れ、ひいてはコースアウトが生じる可能も高くなる。そこで、本実施形態では、各切目線20に、破断ラインLc方向に延びる直線状の主切目線22を設け、切目線20全体を長くしている。その結果、必要となる切目線20の数、ひいては、接合部30の数を大幅に低減することができ、破断のコースアウトを効果的に防止できる。
The reason why each
また、破断のコースアウトが生じる別の原因として、破断の逸れが許容される角度範囲が狭いことが挙げられる。すなわち、直線状の切目線20を同一直線状に並べた従来の一般的なミシン目の場合、一つの切目線の終端から進む破断は、当該切目線の延長線上を真っ直ぐに進まない限り、次の切目線に到達できない。したがって、従来の一般的なミシン目の場合、破断の逸れの許容角度範囲は、ほぼゼロであった。
Another cause of the break-out course is that the angular range in which breakage is allowed is narrow. That is, in the case of the conventional general perforation in which the
一方、本実施形態では、上述した通り、一つの分岐切目線24の終端Peから延ばす延長線Leは、破断ラインLcを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24と交差している。したがって、一つの分岐切目線24の終端Peから進む破断の進行方向が、延長線Leから多少ずれたとしても、次の分岐切目線24に到達できる。
On the other hand, in the present embodiment, as described above, the extension line Le extending from the end Pe of one
また、本実施形態では、各切目線20の端部に、破断ラインLcを挟んで向かい合う二本の分岐切目線24を設けている。換言すれば、破断ラインLcを挟んで両側に、分岐切目線24が配置されている。したがって、破断が、破断ラインLcを交差する方向(図3のb方向等)に進む場合だけでなく、破断ラインLcと交差しない方向(図3のa方向等)に進んだ場合であっても、破断を次の切目線20に到達させやすい。これについて、図4、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態との比較のための図であり、各主切目線22の端部から延びる分岐切目線24が一本のみの場合の図である。図5の構成であっても、一つの分岐切目線24の終端Peの延長線Leは、破断ラインLcを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24と交差するため、破断の逸れは、ある程度許容される。しかし、図5の構成において、許容される角度範囲は、あくまで、破断ラインLcを横断する方向への逸れのみである。破断が、破断ラインLcを横断しない方向、例えば、図3の方向aに逸れた場合には、破断がミシン目12から大きく逸れるコースアウトが生じる。
Further, in the present embodiment, two branching
一方、本実施形態では、破断ラインLcを挟んで向かい合う二本の分岐切目線24を設けている。そのため、図4に示すように、破断ラインLcを横断する方向(図3の方向b等)への逸れだけでなく、破断ラインLcを横断しない方向(図3の方向aなど)への逸れも、ある程度許容される。より具体的には、本実施形態では、図4における直線Aと直線Bのなす角度αの範囲であれば、破断の逸れが許容される。なお、直線Aは、一つの分岐切目線24の終端と、破断ラインを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24の終端と、を結ぶ直線であり、直線Bは、一つの分岐切目線24の終端と、破断ラインからみて同じ側に位置する次の分岐切目線24の頂点と、を結ぶ直線である。
On the other hand, in the present embodiment, two branch cut
以上の通り、本実施形態では、一つの分岐切目線24の終端Peの延長線Leを、当該分岐切目線24と破断ラインLcを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24と交差させ、かつ、各切目線20の端部を二股に分岐させているため、破断の逸れの許容範囲角度が大幅に増加し、ひいては、破断のコースアウトを効果的に防止できる。
As described above, in the present embodiment, the extension line Le of the end Pe of one
なお、破断ラインLcを横断しない方向への逸れは、本実施形態のシールラベル10のように、ミシン目12を境界として貼着力が異なる場合などにも生じやすい。すなわち、本実施形態では、ミシン目12より上側に位置する残存部16の貼着力は、ミシン目12の下側に位置する剥離部14の貼着力よりも強い。この場合、破断は、残存部16側には進みにくく、剥離部14側に進みやすい。したがって、このようにミシン目12を境界として、シールラベル10の貼着力や強度などに違いがあり、破断の進みやすさが異なる場合には、切目線20の端部を二股に分岐させる構成は、特に有効である。
In addition, the deviation | shift to the direction which does not cross the fracture | rupture line Lc is easy to produce also when the sticking force differs by the
さらに、破断のコースアウトが生じる別の原因としては、接合部30において破断の進む距離が長いことが挙げられる。接合部30における破断が進む距離が長ければ、長いほど、破断の逸れ量が大きくなりがちで、コースアウトが生じやすい。本実施形態では、上述した通り、切目線20の端部を二股に分岐させているため、接合部30において破断が進む距離も短くできる。これについても、図4および図5を用いて説明する。
Furthermore, another cause of the break-out course is that the distance at which the break progresses is long at the joint 30. The longer the distance at which the break occurs at the joint 30, the greater the amount of breakage that tends to increase, and a course-out tends to occur. In the present embodiment, as described above, since the end portion of the
図5に示すように、切目線20の端部を分岐させない場合、一つの切目線20から次の切目線20へと進む破断の最短距離D3は、一つの分岐切目線24の終端から、破断ラインLcを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24の終端までの距離D3となる。
As shown in FIG. 5, when the end portion of the
一方、本実施形態のように、切目線20の端部を分岐させる場合、一つの切目線20から次の切目線20へと進む破断の最短距離は、一つの分岐切目線24の終端から、破断ラインLcからみて同じ側に位置する次の分岐切目線24の終端までの距離、すなわち、接合部の距離D2となり、接合部30の距離が同じであっても、図5の構成に比して短くできる。その結果、接合部30において破断が進む距離を短くでき、ひいては、破断の方向が大きく逸れるコースアウトを効果的に防止できる。
On the other hand, when the end of the
なお、これまでの説明から明らかな通り、本実施形態では、各切目線20を左右対称形状としている。そのため、右側から左側に破断を進めた場合、逆に、左側から右側に破断を進めた場合のいずれであっても、同様の作用効果が得られる。換言すれば、本実施形態によれば、破断をミシン目12の左右いずれの端部から開始したとしても、破断のコースアウトが効果的に防止され、良好な破断が可能となる。
As is clear from the above description, in the present embodiment, each
次に、望ましい切目線20の寸法等について簡単に説明する。望ましい切目線20の寸法は、ミシン目12が付与されるシールラベル10のサイズや材質、意匠等によって異なる。例えば、接合部30の数を低減するためには、切目線20、特に、主切目線22の長さD1は、長いほうが望ましい。しかし、切目線20が過度に長いと、接合部30の数が極端に少なくなることによって、ミシン目部分のコシが弱くなり、シールラベル10が撓んで、製品100への貼着が困難になるため、切目線20の長さは、シールラベル10の強度等に応じて決定することが望ましい。また、破断のコースアウトを防止するためには、接合部30の距離D2は、短いほうが望ましいが、過度に短いと、やはりシールラベル10のミシン目部分のコシが弱くなる。したがって、切目線20の長さや接合部30の距離は、シールラベル10の特性に応じて決定することが望ましい。
Next, a desirable dimension of the
また、破断のコースアウトを防止するためには、破断の逸れの許容角度範囲αを極力大きくすることが望ましい。そのため、分岐切目線24の形状やサイズ、接合部30の距離D2は、許容角度範囲αを大きくできる値に設定することが望ましい。ただし、接合部30を進む破断は、基本的には、分岐切目線24の延長線Leを進むため、許容角度範囲αは、当該延長線Leを中心として対称であることが望ましい。すなわち、図4における角度βと角度γをほぼ等しくすることが望ましい。ただし、破断は、強度の弱い箇所に進みやすいため、接合部30の距離D2が短く、一つの分岐切目線24から次の分岐切目線24までの距離が短い場合、破断は、延長線Le方向だけでなく、図4の直線C方向にも進みやすくなる。したがって、この場合、延長線Leと直線Cが成す角度範囲が、破断が進む可能性の高い角度範囲δといえる。かかる場合には、許容角度範囲αは、この延長線Leと直線Cが成す角度範囲を中心として、対称であることが望ましい。すなわち、図4における角度βと角度εをほぼ等しくすることが望ましい。
In order to prevent the course from breaking, it is desirable to increase the allowable angle range α of breaking deviation as much as possible. Therefore, it is desirable to set the shape and size of the branch cut
また、破断は、その進行経路における屈曲が小さいほどスムーズに進むことから、図3に示すように、主切目線22と分岐切目線24とが成す角度(劣角)θ1、分岐切目線24の屈曲角度θ2、分岐切目線24の延長線Leと次の分岐切目線24との交差角度θ3のうち少なくとも一つが90度以上であることが望ましく、全てが90度以上であることがより望ましい。
Further, since the break proceeds smoothly as the bend in the traveling path is smaller, as shown in FIG. 3, an angle (subordinate angle) θ1 formed by the
なお、これまで説明した構成は、いずれも一例であり、各切目線20の端部に、破断ラインLcを挟んで向かい合う少なくとも二本の分岐切目線24を有し、各分岐切目線24の終端Peからの延長線Leが、破断ラインLcを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線24と交差するのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。
The configurations described so far are all examples, and at the end of each
例えば、本実施形態では、分岐切目線24を直線でのみ構成したが、図6、図7に示すように、一部、例えば、主切目線22と分岐切目線24との接続部周辺や、分岐切目線24における方向転換部を曲線で構成してもよい。また、主切目線22は、全体として破断ラインLc方向に長尺に延びるのであれば、必ずしも直線である必要はなく、例えば、図8に示すように、全体として円弧であってもよい。また、本実施形態では、主切目線22の両端を二股に分岐させる構成としたが、破断ラインLcを挟んで向かい合い、その延長線が次の分岐切目線24と交差する二本の分岐切目線24を有するのであれば、分岐数は、より多数であってもよい。したがって、例えば、切断ラインを挟んで向かい合う二本の分岐切目線24と、破断ライン上に延びる分岐切目線24とを有するように三又に分岐させてもよい。また、向かい合う四本の分岐切目線24を有するように四又に分岐させてもよい。
For example, in the present embodiment, the branch cut
また、これまでの説明では、製品100に貼着され、一部が切り取り剥離されるシールラベル10を例として説明したが、本実施形態のミシン目12は、他のラベルに適用されてもよい。例えば、ミシン目が施されるラベルは、シールラベルに限定されず、シール性能を有さない、製品に貼着されないラベルであってもよい。また、ミシン目は、ラベル切断以外の目的で設けられてもよい。したがって、ミシン目は、ラベルの全幅を横断するのではなく、その一部にのみ延びるものであってもよい。
In the description so far, the
10 シールラベル、12 ミシン目、14 剥離部、16 残存部、18 ツマミ部、20 切目線、22 主切目線、24 分岐切目線、30 接合部、100 製品、Lc 破断ライン、Le 延長線、Pe 分岐切目線の終端。 10 seal labels, 12 perforations, 14 peeled portions, 16 remaining portions, 18 knob portions, 20 cut lines, 22 main cut lines, 24 branch cut lines, 30 joints, 100 products, Lc break line, Le extension line, Pe End of branch cut line.
Claims (6)
前記ミシン目構造は、前記破断ラインに沿って間欠的に並ぶ複数の切目線を有し、
各切目線は、前記破断ライン方向に延びる主切目線と、前記主切目線の両端それぞれから分岐して延びるとともに前記破断ラインを挟んで向かい合う少なくとも二本の分岐切目線と、を有し、
前記破断ラインを挟んで向かい合う分岐切目線は、前記主切目線の端部から、互いに離れる方向に進んだ後、互いに近づく方向に進む形状であって、その終端から延ばした延長線が、前記破断ラインを挟んで反対側に位置する次の分岐切目線と交差する形状である、
ことを特徴とするラベル。 A label having a perforation structure for breaking along a prescribed breaking line,
The perforation structure has a plurality of cut lines arranged intermittently along the breaking line,
Each score line has a main score line extending in the direction of the break line, and at least two branch score lines that extend from both ends of the main score line and face each other across the break line,
The branched cut lines facing each other across the break line are shaped to advance from the end of the main cut line in a direction away from each other and then toward each other. It is a shape that intersects with the next branch cut line located on the opposite side across the line,
A label characterized by that.
前記複数の切目線は、前記ラベルの破断方向の端部に、前記主切目線が位置するように配設される、ことを特徴とするラベル。 The label according to claim 1,
Wherein the plurality of score line, the end of the breaking direction of the label, the main score line is arranged so as to be positioned, a label, characterized in that.
前記ラベルは、製品に貼着され、一部が切断されて剥離されるシールラベルである、ことを特徴とするラベル。 The label according to claim 1 or 2,
The label is a label that is attached to a product and is a seal label that is partially cut and peeled off.
前記ラベルのうち、切断されて剥離される部分の貼着力は、製品に残存する部分の貼着力よりも小さい、ことを特徴とするラベル。 A label according to claim 3,
The label characterized by the sticking force of the part cut | disconnected and peeled among the said labels being smaller than the sticking force of the part which remain | survives in a product.
前記主切目線と前記分岐切目線とが成す角度、前記分岐切目線が方向転換する部分の屈曲角度、前記分岐切目線の延長線と次の分岐切目線との交差角度のうち、少なくとも一つは、90度以上である、ことを特徴とするラベル。 The label according to any one of claims 1 to 4,
At least one of an angle formed by the main cut line and the branch cut line, a bending angle of a portion where the branch cut line changes direction, and an intersection angle between the extension line of the branch cut line and the next branch cut line. Is a label characterized by being 90 degrees or more.
前記切目線は、少なくとも一部が曲線で構成される、ことを特徴とするラベル。 The label according to any one of claims 1 to 5,
The said cut line is a label characterized by comprising at least one part with a curve.
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