JP6139443B2 - 火力発電プラント - Google Patents
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Description
水器25で凝縮され水になり、その水が給水として給水ラインに供給される。給水は、複
数段の給水加熱器2,3,4にて加熱されたのち、ボイラ22へと流入する。
各給水加熱器内で給水と熱交換することで発生するヒータドレン40は、次下段の給水加
熱器もしくは脱気器へと流入する。
接続されるため、給水加熱器は経済的な配管ルートを実現させるためにその前後の給水加
熱器の近傍に配置されることが多い。
)を利用する場合がある。これは、抽気蒸気の熱をデスーパーヒータに供給して給水との
熱交換を行い、熱交換を終え減温された蒸気を、もう一度、別の給水との熱交換に利用す
ることで、2回の給水加熱を行うことができる。
段前の給水加熱器3からの給水と熱交換を行う。熱交換を終えた抽気蒸気は、蒸気のまま
減温された蒸気の状態(つまりドレン化されず)で、複数段前の給水加熱器2に供給され
、そこでさらに給水との熱交換に供されたのちドレン化される。
気配管5にドレンが発生した場合、デスーパーヒータ1の蒸気を出入りさせる胴側はドレ
ン用の液面レベルをもたないため、ドレンがデスーパーヒータ1に逆流させないよう、配
置に工夫を要する。
、デスーパーヒータとこれと接続関係をもつ給水加熱器とを最適に配置しないと、抽気配
管、給水配管の物量が大きくなり、配管のルーティングも不経済、スペースも占有してし
まう。
システムにおいて、給水を加熱するために設けられるデスーパーヒータで熱交換を終えた
抽気蒸気を給水加熱器に流す蒸気配管でドレンが発生した場合、ドレンがデスーパーヒー
タに逆流しないようにし、かつ、デスーパーヒータ周辺の配管を最適配置することを目的
とする。
水を加熱するための給水加熱器と、加熱された給水を前記タービンからの抽気蒸気との熱
交換によりさらに加熱するデスーパーヒータとを有する火力発電プラントにおいて、前記
デスーパーヒータの鉛直下方に、このデスーパーヒータにて給水との熱交換を終えた蒸気
が供給される給水加熱器を配置し、かつ前記デスーパーヒータの水室部が給水系統におけ
る前段給水加熱器の水室部と同一平面内で向かい合って配置することを特徴とする。
図1に示すとおり、復水器25からの給水9は給水加熱器2,4,3の順で加熱され、さ
らにデスーパーヒータ1で加熱される。それぞれの加熱のために、タービン23からの抽
気蒸気32は給水加熱器3に供給され,抽気蒸気33は給水加熱器4に,抽気蒸気34は
デスーパーヒータ1に供給され、加熱された給水はボイラ22に供給される。ボイラ22
では給水をさらに加熱して蒸気を発生して発生した蒸気をタービン23に供給してタービ
ンを駆動し、回転動力を発電機24に伝えて発電が行われる。
、2Bを有する点は同じだが、給水加熱器2はドレン用の液面レベルと常用ドレン座を持
っているのに対し、デスーパーヒータ1はドレン用の液面レベルも常用ドレン座も持って
いない点が異なる。
給される給水はタービン抽気蒸気32により加熱され、デスーパーヒータ1の水室部1A
に供給される。給水加熱器3で給水に供した蒸気はドレンとして給水加熱器4に供給され
る。
給水を加熱する給水加熱器2と、デスーパーヒータ1からの給水をタービン抽気蒸気33
により加熱する給水加熱器4が設置される。
からフロア8に向かって配置されるため、同蒸気配管の蒸気がドレン化して水が発生して
も、液面レベルをもたないデスーパーヒータ1の胴部1Aへの逆流を生じさせない。さら
には、デスーパーヒータ1からの抽気配管を階下にまっすぐ配置させることにより、最短
でルート計画が可能となる。
配置することで、両者をつなぐ給水配管についても経済的なルート計画が実現可能となる
。
図3にデスーパーヒータ廻りの配置実施例について示す。
ーヒータ前段給水加熱器3の位置関係は第1の実施形態と同様とし、デスーパーヒータ1
からの蒸気が流入する給水加熱器2の次段給水加熱器4をデスーパーヒータと同じフロア
(平面)かつデスーパーヒータからの蒸気が流入する給水加熱器2の上に配置する。
は、鉛直方向に伸びているので蒸気配管5内にドレンが発生しても、デスーパーヒータ1
の胴部1Aへの逆流が生じないという効果に加えて、給水加熱器2から給水加熱器4に伸
びる給水管を、フロア8からそのまま鉛直上方向に伸ばすことにより最短ルートが実現可
能である。
本実施形態を図4により説明するが、他の実施形態との違いがわかりやすいように、要部
のみを示してある。
かつ給水ラインの段数の順に円周上に配置している。給水配管が接続する給水加熱器はそ
れぞれ隣り合うため、最短ルートでの給水配管設計が可能となる。またデスーパーヒータ
とデスーパーヒータからの蒸気が流入する給水加熱器を接続する蒸気配管についても、そ
れぞれが近接しているため経済的なルートが実現可能となる。
平面に対して、デスーパーヒータ1の胴部1Aから給水加熱器2の胴部2Aへ向かって傾
斜させて設ける。これにより、デスーパーヒータ1の胴部1Aへの逆流が生じない。
デスーパーヒータ、給水加熱器を円周上に配置することで、給水加熱器のメンテナンスス
ペースの一部を共有することができ、省スペース化に貢献可能となる。
2・・・デスーパーヒータから抽気蒸気が流入する給水加熱器
3・・・給水加熱器(デスーパーヒータ前段)
4・・・デスーパーヒータから抽気蒸気が流入する給水加熱器の次段給水加熱器
6・・・給水系統
7・・・デスーパーヒータ設置フロアの上側フロア
8・・・デスーパーヒータ設置フロアの下側フロア
9・・・ 復水系統
22・・・ ボイラ
23・・・ タービン
24・・・ 発電機
25・・・ 復水器
28・・・ 主蒸気系統
32,33,34・・・ 抽気系
40・・・ ヒータドレン系統
50・・・ 火力発電プラント
Claims (4)
- タービンからの排気蒸気が凝縮されて生成される給水を加熱するための給水加熱器と、加
熱された給水を前記タービンからの抽気蒸気との熱交換によりさらに加熱するデスーパー
ヒータとを有する火力発電プラントにおいて、
前記デスーパーヒータの鉛直下方に、このデスーパーヒータにて給水との熱交換を終えた
蒸気が供給される給水加熱器を配置し、かつ前記デスーパーヒータの水室部が給水系統に
おける前段給水加熱器の水室部と同一平面内で向かい合って配置されたことを特徴とする
火力発電プラント。 - 前記デスーパーヒータにて給水との熱交換を終えた蒸気が流入する給水加熱器の給水系統
における次段給水加熱器を、前記蒸気が流入する給水加熱器の上方に配置したことを特徴
とする請求項1記載の火力発電プラント。 - 前記デスーパーヒータにて給水との熱交換を終えた蒸気が流入する給水加熱器の次段給水
加熱器を、デスーパーヒータから蒸気が流入する給水加熱器の向かいに配置したことを特
徴とする請求項1記載の火力発電プラント。 - 給水加熱器2系列をそれぞれ並行に配置したことを特徴とする請求項1、2、3記載の火
力発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014052699A JP6139443B2 (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 火力発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014052699A JP6139443B2 (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 火力発電プラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015175299A JP2015175299A (ja) | 2015-10-05 |
JP6139443B2 true JP6139443B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=54254717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014052699A Active JP6139443B2 (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 火力発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6139443B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JPS57127704A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-09 | Hitachi Ltd | Feed water heater |
JPS59103904A (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-15 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 再生蒸気サイクルプラント |
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-
2014
- 2014-03-14 JP JP2014052699A patent/JP6139443B2/ja active Active
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