JP6137736B2 - Keyboard device and keyboard instrument - Google Patents
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Description
この発明は、ピアノなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置およびそれを備えた鍵盤楽器に関する。 The present invention relates to a keyboard device used for a keyboard instrument such as a piano and a keyboard instrument including the keyboard device.
例えば、ピアノなどの鍵盤装置においては、特許文献1に記載されているように、鍵の押鍵操作によって回転するウイペンと、このウイペンの回転動作に応じて駆動されるジャックと、このジャックによって駆動されて弦を打撃するハンマー部材とを備え、これらが複数の鍵それぞれに対応して設けられた構成のものが知られている。 For example, in a keyboard device such as a piano, as described in Patent Document 1, a wiper that rotates by pressing a key, a jack that is driven in accordance with the rotation of the wiper, and a drive that is driven by this jack And a hammer member that strikes a string, and these are provided corresponding to each of a plurality of keys.
この種の鍵盤装置は、鍵の押鍵操作によるウイペンの回転動作に応じて駆動されたジャックによってハンマー部材が駆動されて弦を打撃する構成であり、鍵を押鍵操作してハンマー部材が弦を打撃する前に、ハンマー部材の動作を停止させる消音装置の上限ストッパ部材を備えている。 This type of keyboard device has a configuration in which a hammer member is driven by a jack that is driven in accordance with a rotating operation of a whipen by a key pressing operation to hit a string. Before hitting, the upper limit stopper member of the silencer for stopping the operation of the hammer member is provided.
このような鍵盤装置の上限ストッパ部材は、ハンマー部材の上方に1本の支持軸を複数の鍵の配列方向における全長に亘って架設し、この支持軸に複数の鍵それぞれに対応する複数のアーム部を設け、これら複数のアーム部に複数のハンマー部材それぞれが接離可能に当接するクッション材を梁り渡し、消音を行う際に、支持軸を回転させて複数のハンマー部材が当接可能な位置にクッション材を配置させるように構成されている。 The upper limit stopper member of such a keyboard device is constructed such that a single support shaft is installed over the entire length in the arrangement direction of a plurality of keys above the hammer member, and a plurality of arms corresponding to each of the plurality of keys on the support shaft. When the cushioning material that the plurality of hammer members come into contact with and separate from each other is delivered to the plurality of arm portions and the sound is silenced, the support shaft can be rotated to allow the plurality of hammer members to come into contact with each other. The cushion material is arranged at the position.
しかしながら、このような鍵盤装置では、消音を行う際に、鍵が強打されると、ハンマー部材が上限ストッパ部材のクッション材に強く当接するため、上限ストッパ部材の支持軸が撓む恐れがある。すなわち、支持軸は複数の鍵の配列方向における全長に亘って架設されているため、支持軸を太くして強度を確保する必要があり、このため装置全体の重量が重くなるという問題がある。 However, in such a keyboard device, when the key is struck when performing silencing, the support member of the upper limit stopper member may be bent because the hammer member strongly contacts the cushion material of the upper limit stopper member. That is, since the support shaft is installed over the entire length in the arrangement direction of the plurality of keys, it is necessary to secure the strength by increasing the thickness of the support shaft, and there is a problem that the weight of the entire apparatus increases.
また、このような鍵盤装置では、上限ストッパ部材の支持軸にクッション材を保持するための複数のアーム部を複数の鍵それぞれに対応させて設ける必要があるため、上限ストッパ部材の構造が複雑になり、その製作が面倒であるという問題もある。 Further, in such a keyboard device, it is necessary to provide a plurality of arm portions for holding the cushion material on the support shaft of the upper limit stopper member corresponding to each of the plurality of keys, so that the structure of the upper limit stopper member is complicated. There is also a problem that the production is troublesome.
この発明が解決しようとする課題は、簡単な構造で、装置全体の軽量化を図り、かつハンマー部材の上限位置を確実にかつ良好に規制することができる鍵盤装置およびそれを備えた鍵盤楽器を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION Problems to be solved by the present invention are a keyboard device and a keyboard instrument including the keyboard device that can reduce the weight of the entire device with a simple structure and can reliably and well regulate the upper limit position of the hammer member. Is to provide.
この発明は、複数の鍵と、前記複数の鍵夫々に対応して設けられたアクション機構と、前記アクション機構を支持する支持部材と、を備え、前記アクション機構は、前記鍵の押鍵操作に応じて動作することにより、前記押鍵操作されている鍵に対してアクション荷重を付与するハンマー部材と、前記支持部材に取り付けられ、前記ハンマー部材における動作範囲の上限位置を規制する上限ストッパと、を備え、前記支持部材と前記上限ストッパとのいずれか一方に、突出している係合突起が設けられるともに、前記支持部材と前記上限ストッパとの他方に、前記係合突起が係合する係合孔が設けられていることにより、前記上限ストッパが前記支持部材に係合されている鍵盤装置である。 The present invention includes a plurality of keys, an action mechanism provided corresponding to each of the plurality of keys, and a support member that supports the action mechanism, and the action mechanism is used for a key pressing operation of the key. A hammer member that applies an action load to the key that is operated to press the key, and an upper limit stopper that is attached to the support member and regulates an upper limit position of an operation range of the hammer member; The engagement member is provided with a protruding engagement protrusion on one of the support member and the upper limit stopper, and the engagement protrusion engages with the other of the support member and the upper limit stopper. By providing the hole, the upper limit stopper is a keyboard device engaged with the support member .
この発明によれば、複数の支持部材によって上限ストッパを複数の鍵の配列方向における全長に亘って配置することができるので、簡単な構造で軽量化を図ることができると共に、強度補強部によって支持部材に対する上限ストッパの取付強度を高めることができるので、複数の鍵の強打によって複数のハンマー部材が上限ストッパに対して強く当接しても、そのハンマー部材の当接による支持部材の破損を確実に防ぐことができる。これにより、簡単な構造で、装置全体の軽量化を図り、かつハンマー部材の上限位置を確実にかつ良好に規制することができる。 According to the present invention, since the upper limit stopper can be disposed over the entire length in the arrangement direction of the plurality of keys by the plurality of support members, the weight can be reduced with a simple structure, and the strength reinforcement portion supports the upper limit stopper. Since the mounting strength of the upper limit stopper to the member can be increased, even if a plurality of hammer members abut against the upper limit stopper strongly by hitting a plurality of keys, the support member is reliably damaged by the abutting of the hammer member Can be prevented. Thereby, it is possible to reduce the weight of the entire apparatus with a simple structure, and to reliably and well regulate the upper limit position of the hammer member.
以下、図1〜図12を参照して、この発明を電子鍵盤楽器に適用した一実施形態について説明する。
この電子鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、鍵盤装置1を備えている。この鍵盤装置1は、楽器ケース(図示せず)内に組み込まれるものである。この鍵盤装置1は、並列に配列された複数の鍵2と、これら複数の鍵2の押鍵操作に応じて各鍵2それぞれにアクション荷重を付与するアクション機構3と、を備えている。
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to an electronic keyboard instrument will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 1 and 2, the electronic keyboard instrument includes a keyboard device 1. The keyboard device 1 is incorporated in a musical instrument case (not shown). The keyboard device 1 includes a plurality of
複数の鍵2は、図1および図2に示すように、白鍵2aおよび黒鍵2bを有し、これら白鍵2aおよび黒鍵2bが例えば88個並列に配列されている。これら複数の鍵2は、その前後方向(図2では左右方向)におけるほぼ中間部がそれぞれバランスピン4a、4bによって上下方向に回転可能に支持され、この状態でベース板5上に並列に配列されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, each of the plurality of
この場合、ベース板5上には、図2に示すように、複数の鍵2の各前端部(図2では右端部)の各下面がそれぞれ接離可能に当接するクッション材6a、6bが鍵2の配列方向に沿って設けられている。また、このベース板5上には、複数の鍵2の各後端部(図2では左端部)の各下面がそれぞれ接離可能に当接するクッション材7が鍵2の配列方向に沿って設けられている。さらに、このベース板5上には、複数の鍵2がその配列方向に横振れするのを防ぐためのガイドピン8a、8bがそれぞれ起立して設けられている。
In this case, as shown in FIG. 2,
アクション機構3は、図1〜図3に示すように、複数の鍵2の押鍵操作に応じてそれぞれ上下方向に回転する複数の伝達部材10と、これら複数の伝達部材10の各回転動作に応じてそれぞれ上下方向に回転して複数の鍵2それぞれにアクション荷重を付与する複数のハンマー部材11と、を備えている。この場合、複数の鍵2は、複数の伝達部材10の各重量と複数のハンマー部材11の各重量とによって、バランスピン4a、4bを中心に反時計回りに回転し、各鍵2それぞれを初期位置に押し上げて、各鍵2に初期荷重が付与されるように構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the action mechanism 3 includes a plurality of
また、このアクション機構3は、図2および図3に示すように、複数の伝達部材10をそれぞれ回転自在に保持する複数の伝達保持部材12と、複数のハンマー部材11をそれぞれ回転自在に保持する複数のハンマー保持部材13と、を備えている。複数の伝達保持部材12は、鍵2の配列方向に沿って配置された伝達支持レール14上に取り付けられている。また、複数のハンマー保持部材13は、鍵2の配列方向に沿って配置されたハンマー支持レール15上に取り付けられている。これら伝達支持レール14およびハンマー支持レール15は、複数の支持部材16に支持されて、複数の鍵2の上方に配置されている。
In addition, as shown in FIGS. 2 and 3, the action mechanism 3 holds a plurality of
複数の支持部材16は、図1〜図3に示すように、鍵2の配列方向の全長における予め定められた複数個所にそれぞれ位置した状態で、ベース板5上に起立して取り付けられている。この場合、複数の鍵2は全体で例えば88個配列されている。これに応じて、複数の支持部材16は、複数の鍵2の配列方向における両端部と、例えば20個の鍵2ごとに位置する3箇所の各鍵2間と、の個所に配置されている。すなわち、この実施形態では、支持部材16が鍵2の配列方向の全長における5箇所に配置されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the plurality of
この支持部材16は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図2および図3に示すように、ベース板5上に取り付けられるベース取付部16aと、このベース取付部16a上に一体に形成されたブリッジ部16bと、を有している。これにより、支持部材16は、ベース取付部16aがベース板5上に取り付けられることにより、ブリッジ部16bが鍵2の上方に突出した状態で、複数の鍵2の後部間に配置されるように構成されている。
The
この場合、ブリッジ部16bの後端下部、つまりベース取付部16aの後側上部(図2では左側上部)には、図2および図3に示すように、伝達支持レール14を支持する後側レール取付部16cが設けられている。また、ブリッジ部16bの前側上部(図2では右側上部)には、ハンマー支持レール15を支持する前側レール取付部16dが設けられている。さらに、ブリッジ部16bの後側上部(図2では左側上部)には、上限ストッパレール取付部16eが設けられており、ブリッジ部16bの上部には、基板レール取付部16fが設けられている。
In this case, as shown in FIGS. 2 and 3, the rear rail that supports the
伝達支持レール14は、図2および図3に示すように、断面が矩形状の角筒状に形成され、複数の鍵2の配列方向の全長に亘る長さに形成されている。この伝達支持レール14は、鍵2の配列方向における所定箇所が複数の支持部材16の各後側レール取付部16c上に取り付けられるように構成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
この伝達支持レール14上には、図2および図3に示すように、複数の伝達保持部材12および複数の下限ストッパ取付部17が鍵2の配列方向に沿って取り付けられている。この場合、複数の下限ストッパ取付部17は、金属板からなり、複数の支持部材16に対応する伝達支持レール14上の5箇所に、複数の伝達保持部材12の上方に突出した状態で取り付けられている。
As shown in FIGS. 2 and 3, a plurality of
伝達保持部材12は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図4(a)および図4(b)に示すように、本体板12a上に複数の軸支持部18が例えば10個程度の各鍵2に対した状態で鍵2の配列方向に沿って一体に形成されている。この軸支持部18は、伝達部材10が回転自在に取り付けられて伝達部材10の横触れを防ぐように構成されている。
The
すなわち、軸支持部18は、図4(a)および図4(b)に示すように、一対のガイド壁20と、これら一対のガイド壁20間に形成された伝達保持軸21と、を有している。一対のガイド壁20は、伝達保持部材12の本体板12a上の後端部(図4(a)では左端部)に、複数の伝達部材10それぞれと対応して形成されている。
That is, as shown in FIGS. 4A and 4B, the
これら一対のガイド壁20は、図4(a)に示すように、伝達部材10の後述する伝達嵌合部23を両側から摺動可能に挟んだ状態で、伝達部材10の伝達嵌合部23を回転可能にガイドするガイド部を構成している。伝達保持軸21は、図4および図5に示すように、ほぼ丸棒状をなし、その外周面の両側が切り欠かれていることにより、断面形状が非円形状に形成されている。
As shown in FIG. 4A, the pair of
また、この伝達保持部材12は、図2〜図4に示すように、梱包輸送時に伝達部材10の横触れを規制する規制部19を有している。この規制部19は、伝達保持部材12の本体板12aの前部(図4(a)では右側部)上に各伝達部材10と対応して形成された一対の規制壁である。この規制部19は、伝達部材10の後側下部を挟んだ状態で、伝達部材10を回転可能にガイドするほか、梱包輸送時に伝達部材10の横振れを規制するように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 2 to 4, the
伝達部材10は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図2〜図5に示すように、鍵2の押鍵操作に応じて上下方向に回転してハンマー部材11を上下方向に回転させる伝達本体部22と、この伝達本体部22に一体に形成されて伝達保持部材12の伝達保持軸21に回転自在に取り付けられる伝達嵌合部23と、を有している。
The
伝達本体部22は、図2、図3および図5に示すように、ワッフル形状に形成されている。すなわち、この伝達本体部22は、図5に示すように、厚みの薄い縦板部22aと、この縦板部22aの外周部および両側面に格子状に形成された複数のリブ部22bと、を有し、これらがワッフル形状に形成されている。この場合、伝達本体部22は、縦板部22aの形状および複数のリブ部22bの形成密度によって、伝達部材10の重量が調整されるように構成されている。
As shown in FIGS. 2, 3, and 5, the transmission
伝達嵌合部23は、図2、図3および図5に示すように、全体が逆C字形状に形成され、伝達本体部22の後端部に後方に突出して形成されている。すなわち、この伝達嵌合部23は、図4(a)に示すように、鍵2の配列方向の厚みが軸支持部18の一対のガイド壁20間の長さとほぼ同じ長さに形成されて、一対のガイド壁20間に摺動可能に挿入されるように構成されている。
As shown in FIGS. 2, 3, and 5, the
また、この伝達嵌合部23は、図5に示すように、その中心部に伝達保持部材12の伝達保持軸21が嵌合する嵌合孔23aが形成され、この嵌合孔23aの周囲における一部、つまり嵌合孔23aの周囲における後部に伝達保持軸21が挿脱可能に挿入される挿入口23bが形成され、この挿入口23bを通して伝達保持軸21が嵌合孔23aに挿入されることにより、伝達保持軸21に回転可能に取り付けられるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 5, the
この場合、伝達嵌合部23は、図5に示すように、挿入口23bを通して伝達保持軸21が嵌合孔23aに挿入される際に、伝達部材10を伝達保持軸21の上方に起立させて挿入口23bを伝達保持軸21の両側が切り欠かれた個所に対応させ、この状態で挿入口23bを伝達保持軸21に圧入する際に、挿入口23bが伝達保持軸21で少し押し広げられることにより、伝達保持軸21が嵌合孔23aに挿入されて嵌合するように構成されている。
In this case, as shown in FIG. 5, the
ところで、伝達部材10の伝達本体部22における後側下部には、図2〜図5に示すように、伝達保持部材12の規制部19に規制される肉厚の薄い係合部24が設けられている。この係合部24は、図4および図5に示すように、伝達本体部22の後側下部の両側面が切り欠かれている。
By the way, as shown in FIGS. 2 to 5, a thin engaging
このため、係合部24は、図4および図5に示すように、その厚みが規制部19の一対の規制壁間とほぼ同じ長さに形成されている。これにより、係合部24は、規制部19の一対の規制壁間に挿入されることにより、伝達部材10を回転可能にガイドするほか、梱包輸送時に伝達部材10の横振れを規制するように構成されている。
For this reason, as shown in FIGS. 4 and 5, the engaging
また、この伝達部材10の伝達本体部22は、図2〜図5に示すように、その下部が鍵2の上面に向けて突出して形成されている。この伝達本体部22の下端部には、伝達フェルト25が設けられている。この伝達フェルト25は、鍵2の後側上部に設けられたキャプスタン26が下側から当接するように構成されている。
Further, the transmission
これにより、伝達部材10は、図2および図3に示すように、鍵2が押鍵された際に、伝達フェルト25に下側から当接する鍵2のキャプスタン26によって押し上げられて、伝達保持軸21を中心に反時計回りに回転するように構成されている。また、伝達部材10の伝達本体部22は、その前端上部が後端上部よりも高く形成され、これにより上辺部が後部下がり(図2では左下がり)に傾斜するように形成されている。
Accordingly, as shown in FIGS. 2 and 3, when the
この伝達本体部22の前端上部には、図2〜図5に示すように、支持部22cが上方に向けて突出して設けられている。すなわち、この支持部22cは、後述するハンマー部材11に当接することなく、ハンマー部材11の側面に沿って上下方向に移動するように構成されている。また、この支持部22cの側面には、後述する連動制御部27の連動突起部28が設けられている。
As shown in FIGS. 2 to 5, a
一方、ハンマー支持レール15は、図1〜図3に示すように、伝達支持レール14と同様、断面が矩形状の角筒状に形成され、複数の鍵2の配列方向の全長に亘る長さに形成されている。このハンマー支持レール15は、鍵2の配列方向における所定箇所が複数の支持部材16の各前側レール取付部16d上に取り付けられるように構成されている。このハンマー支持レール15上には、複数のハンマー保持部材13が鍵2の配列方向に沿って取り付けられている。
On the other hand, as shown in FIGS. 1 to 3, the
ハンマー保持部材13は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図6および図7に示すように、上方が開放されたレール状の本体板13aの後端部に軸支持部13bが例えば10個程度の各鍵2に対した状態で鍵2の配列方向に沿って一体に形成されている。この軸支持部13bは、ハンマー部材11が回転自在に取り付けられて、ハンマー部材11の横振れを防ぐように構成されている。
The
すなわち、この軸支持部13bは、図2、図3、図6および図7に示すように、一対のガイド壁30と、これら一対のガイド壁30間にそれぞれ形成されたハンマー保持軸31と、を有している。一対のガイド壁30は、本体板13aの後端部(図6(b)では左端部)に、複数のハンマー部材11それぞれと対応して形成されている。
That is, as shown in FIGS. 2, 3, 6, and 7, the
これら一対のガイド壁30は、図6(a)および図6(b)に示すように、ハンマー部材11の後述するハンマー嵌合部34を両側から摺動可能に挟んだ状態で、ハンマー部材11のハンマー嵌合部34を回転可能にガイドするガイド部を構成している。ハンマー保持軸31は、図6(b)に示すように、ほぼ丸棒状をなし、伝達保持軸21と同様、その外周面の両側が切り欠かれていることにより、断面形状が非円形状に形成されている。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the pair of
ハンマー部材11は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図6および図7に示すように、ハンマー部32とハンマーアーム33とを有し、これらが一体に形成された構成になっている。ハンマー部32は、杓子形状の縦板部32aを有し、その外周部およびその両側面に複数のリブ部32bが形成された構成になっている。この場合、ハンマー部32は、杓子形状の縦板部32aの形状および複数のリブ部32bの形成密度によって、ハンマー部材11の重量が調整されるように構成されている。
The
ハンマーアーム33は、図6および図7に示すように、前後方向の長さが伝達部材10とほぼ同じ長さの横板部33aを有し、その外周部および両側面にリブ部33bが形成された構成になっている。このハンマーアーム33の前端部(図7では右端部)には、ハンマー保持部材13に回転自在に取り付けられるハンマー嵌合部34が形成されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
このハンマー嵌合部34は、図7に示すように、伝達嵌合部23と同様、全体がC字形状に形成され、ハンマーアーム33の前端部に前方に突出して形成されている。すなわち、このハンマー嵌合部34は、図6(a)に示すように、鍵2の配列方向の厚みが一対のガイド壁30間とほぼ同じ長さに形成されて、一対のガイド壁30間に摺動可能に挿入されるように構成されている。
As shown in FIG. 7, the
また、このハンマー嵌合部34は、図7に示すように、その中心にハンマー保持部材13のハンマー保持軸31が嵌合する嵌合孔34aが形成され、この嵌合孔34aの周囲における一部、つまり嵌合孔34aの周囲における前部にハンマー保持軸31が挿脱可能に挿入される挿入口34bが形成され、この挿入口34bを通してハンマー保持軸31が嵌合孔34aに挿入されることにより、ハンマー保持軸31に回転可能に取り付けられるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 7, the
この場合、ハンマー嵌合部34は、図7に示すように、挿入口34bを通してハンマー保持軸31が嵌合孔34aに挿入される際に、ハンマー保持部材13をハンマー部材11の前方(図7では右側)に後部下りに傾けて、挿入口34bをハンマー保持軸31の両側が切り欠かれた個所に対応させ、この状態で挿入口34bがハンマー保持軸31に圧入される際に、挿入口34bがハンマー保持軸31で少し押し広げられることにより、ハンマー保持軸31が嵌合孔34aに挿入されて嵌合するように構成されている。
In this case, as shown in FIG. 7, when the
すなわち、ハンマー保持部材13は、図3に示すように、ハンマー部材11が取り付けられる前に、後述する連動制御部27によって伝達部材10に連結されていることにより、図7においてハンマー嵌合部34の挿入口34bをハンマー保持軸31に対応させるために、ハンマー保持部材13を後部下りに傾け、この状態でハンマー保持軸31を嵌合孔34aに挿入して嵌合させた後に、ハンマー支持レール15上に取り付けられるように構成されている。
That is, as shown in FIG. 3, the
また、ハンマーアーム33の前端下部には、図3および図8に示すように、取付部33cが下方に向けて突出して設けられている。すなわち、この取付部33cは、伝達部材10の支持部22cの側面に対面し、この状態で支持部22cの側面に沿って上下方向に移動するように構成されている。また、この取付部33cには、後述する連動制御部27の連動突起部28をガイドするガイド孔29が設けられている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 8, a mounting
また、このハンマーアーム33は、図2および図3に示すように、その後端下部が下限ストッパ35に上方から当接することにより、初期位置である下限位置に規制されるように構成されている。すなわち、この下限ストッパ35は、フェルトなどのクッション材で形成されている。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
この下限ストッパ35は、図2および図3に示すように、伝達支持レール14上に設けられた複数の下限ストッパ取付部17に支持された下限ストッパレール36上に取り付けられている。これにより、ハンマー部材11は、ハンマーアーム33の後端下部が下限ストッパ35に上方から当接することにより、後部下がりに傾斜した状態で、初期位置に位置規制されるように構成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
また、このハンマーアーム33は、図9に示すように、その後端上部が上限ストッパ37に下方から当接することにより、上限位置が規制されるように構成されている。すなわち、この上限ストッパ37は、下限ストッパ35と同様、フェルトなどのクッション材で形成され、複数の支持部材16の各上限ストッパレール取付部16eに取り付けられた上限ストッパレール38の下面に取り付けられている。
Further, as shown in FIG. 9, the upper end of the
これにより、ハンマー部材11は、図9に示すように、ハンマーアーム33がハンマー保持部材13のハンマー保持軸31を中心に時計回りに回転した際に、ハンマーアーム33の後端上部が上限ストッパ37に下方から当接することにより、上限位置が規制されるように構成されている。
Accordingly, as shown in FIG. 9, when the
この場合、上限ストッパレール取付部16eは、図2および図3に示すように、ハンマーアーム33の後部上方に位置する支持部材16から上部後方に向けて突出して設けられている。すなわち、この上限ストッパレール取付部16eは、図12に示すように、支持部材16のブリッジ部16bの後端の上部から後部上方に向けて傾斜する傾斜部44aと、この傾斜部44aの後端上部から垂直上方に延びる垂直部44bと、この垂直部44bの上端から前側に向けて水平に延びる上面部44cと、を有している。
In this case, as shown in FIGS. 2 and 3, the upper limit stopper
また、上限ストッパレール38は、図10〜図12に示すように、金属製の帯板を断面ほぼ逆Z字状に折り曲げたものであり、複数の鍵2の配列方向における全長に亘って配置されている。すなわち、この上限ストッパレール38は、支持部材16の上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bから後方に向けて突出して配置されるレール本体部45と、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bと上面部44cとに亘って取り付けられるレール本体取付部46と、を有している。
10 to 12, the upper
レール本体部45は、図10〜図12に示すように、水平部45aの両側に垂直部45bを形成することにより、剛性が高められ、この水平部45aの下面に上限ストッパ37が設けられた構成になっている。また、レール本体取付部46は、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bに配置される垂直部46aと、上限ストッパレール取付部16eの上面部44cに配置される水平部46bと、を有している。
As shown in FIGS. 10 to 12, the
また、この上限ストッパレール取付部16eには、図10〜図12に示すように、上限ストッパレール38のレール本体取付部46が強度補強部47によって取り付けられている。すなわち、この強度補強部47は、図12に示すように、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bにハンマーアーム33の当接方向(上下方向)に対して直交する方向(水平方向)における後方(図12では左側)に突出して設けられた係合突起47aと、レール本体取付部46の垂直部46aに設けられて係合突起47aが挿入して係合する係合孔47bと、を備えている。
Further, as shown in FIGS. 10 to 12, a rail
このため、強度補強部47は、図12に示すように、上限ストッパレール取付部16eの係合突起47aがレール本体取付部46の係合孔47bに挿入して係合されていることにより、上限ストッパレール取付部16eに対するレール本体取付部46の取付強度を確保するように構成されている。これにより、強度補強部47は、図9に示すように、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から当接した際に、上限ストッパレール38のレール本体取付部46がめくれ上がるのを阻止するように構成されている。
For this reason, as shown in FIG. 12, the
また、上限ストッパレール38のレール本体取付部46は、図10〜図12に示すように、その水平部46bが上限ストッパレール取付部16eの上面部44cに配置され、この状態で水平部46bが上限ストッパレール取付部16eの上面部44cにその上方から締結部材である複数のビス48によって固定されるように構成されている。この場合、上限ストッパレール38のレール本体取付部46には、ビス挿入孔46cが設けられている。また、上限ストッパレール取付部16eの上部には、ねじ穴を有する複数のボス部44dが設けられている。
Further, as shown in FIGS. 10 to 12, the rail
この場合、上限ストッパレール取付部16eとレール本体取付部46との間には、図11および図12に示すように、緩衝部材49が設けられている。この緩衝部材49は、低反発材料からなるシートであり、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bから上面部44cに亘って配置されるように構成されている。
In this case, a
この場合、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bに対応する箇所の緩衝部材49には、図11に示すように、レール本体取付部46の垂直部46aに設けられた係合孔47bとほぼ同じ大きさの開口部49aが設けられている。また、上限ストッパレール取付部16eの上面部44cに対応する箇所の緩衝部材49には、ねじ穴を有する複数のボス部44dに対応する複数のビス挿入孔49bが設けられている。
In this case, the
さらに、上限ストッパレール取付部16eの傾斜部44aと支持部材16のブリッジ部16bの後端とは、図12に示すように、緩やかに湾曲する湾曲部50に形成されている。この湾曲部50は、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から当接した際に、その衝撃による応力を分散させて湾曲部50の一部に応力が集中しないように構成されている。
Furthermore, as shown in FIG. 12, the
また、この湾曲部50が形成された支持部材16のブリッジ部16bの両面には、図10〜図12に示すように、複数の補強リブ51が湾曲部50に沿って放射状に設けられている。これら複数の補強リブ51は、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から当接した際の衝撃によって湾曲部50が破損しないように、湾曲部50の強度を確保するように構成されている。
A plurality of reinforcing
一方、ハンマーアーム33の前端上部には、図2および図9に示すように、スイッチ押圧部39が形成されている。このハンマーアーム33のスイッチ押圧部39に対応する上方には、スイッチ基板40が一対の基板支持レール41によって配置されている。これら一対の基板支持レール41は、それぞれ断面がL字形状に形成された長板であり、鍵2の配列方向の全長に亘る長さに形成されている。
On the other hand, a
これら一対の基板支持レール41は、図1〜図3に示すように、その各水平部が複数の支持部材16の各基板レール取付部16f上に所定間隔離れた状態で取り付けられている。スイッチ基板40は、図1に示すように、複数に分割されている。すなわち、この実施形態では、スイッチ基板40が例えば4つに分割されて20個程度の各鍵2に対応する長さで、一対の基板支持レール41上に取り付けられている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the pair of substrate support rails 41 are attached with their horizontal portions spaced apart from each other on the substrate
これらスイッチ基板40の下面には、図2および図9に示すように、ゴムスイッチ42がそれぞれ設けられている。このゴムスイッチ42は、鍵2の配列方向に長いゴムシートに逆ドーム状の膨出部42aが複数のハンマーアーム33にそれぞれ対応して形成された構成になっている。この膨出部42aの内部には、スイッチ基板40の下面に設けられた複数の固定接点(図示せず)に接離可能に接触する複数の可動接点42bがハンマーアーム33の前後方向に沿って設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 9, rubber switches 42 are provided on the lower surfaces of the
これにより、ゴムスイッチ42は、図9に示すように、ハンマー部材11がハンマー保持部材13のハンマー保持軸31を中心に時計回りに回転して、ハンマーアーム33のスイッチ押圧部39によって下側から押圧された際に、逆ドーム状の膨出部42aが弾性変形して、複数の可動接点42bが時間を持って順次、複数の固定接点に接触することにより、鍵2の押鍵強さに応じたスイッチ信号を出力するように構成されている。そして、このスイッチ信号は音源部(図示せず)に供給され、鍵2の押鍵強さに対応した楽音が生成される。
As a result, as shown in FIG. 9, the
ところで、連動制御部27は、図2および図3に示すように、伝達部材10の支持部22cに設けられた連動突起部28と、ハンマー部材11の取付部33cに設けられて連動突起部28をガイドするガイド孔29と、を有している。これにより、連動制御部27は、押鍵操作された鍵2に対応する伝達部材10の回転動作に伴うハンマー部材11の回転動作を、ガイド孔29に対する連動突起部28の相対的な動作によって制御するように構成されている。
By the way, the
すなわち、連動制御部27の連動突起部28は、図5および図8に示すように、棒状の突起本体28aと、この突起本体28aの外周に設けられた円筒状の緩衝部28bと、を備えている。突起本体28aは、図8(a)〜図8(c)に示すように、丸棒状に形成されている。
That is, as shown in FIGS. 5 and 8, the interlocking
この突起本体28aは、図3〜図5に示すように、伝達部材10の伝達本体部22に設けられた支持部22cの前端上部に、鍵2の配列方向に向けて突出した状態で、一体に形成され、ハンマー部材11の取付部33cに設けられたガイド孔29に移動可能に挿入するように構成されている。この突起本体28aは、その先端外周にフック部28cが環状に形成されている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the protrusion
緩衝部28bは、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などの弾力性を有する合成樹脂からなり、図8(a)〜図8(c)に示すように、ほぼ円筒状に形成されている。この緩衝部28bは、その内径が突起本体28aの外径とほぼ同じ大きさで、かつその軸方向の長さが突起本体28aの軸方向の長さ、つまり支持部22cとフック部28cとの間の長さと同じ長さに形成されている。
The
また、この緩衝部28bの一端部には、図8(a)〜図8(c)に示すように、支持部22cに当接する摺動突起28dが鍔状に形成されている。これにより、緩衝部28bは、突起本体28aの外周に装着された際に、鍔状の摺動突起28dが支持部22cに当接し、反対側に位置する端部が突起本体28aのフック部28cに当接することにより、支持部22cとフック部28cとの間に挟まれた状態で、突起本体28aに取り付けられるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 8A to 8C, a sliding
一方、連動制御部27のガイド孔29は、図3、図8(a)および図9に示すように、連動突起部28が移動可能に挿入する長孔であり、ハンマー部材11のハンマーアーム33の前端下部に設けられた取付部33cに設けられている。このガイド孔29は、伝達部材10が伝達保持軸21を中心に回転動作し、かつハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に回転動作する際における、連動突起部28の相対的な動作軌跡(つまり移動軌跡)に沿って長く形成された長孔である。
On the other hand, the
すなわち、このガイド孔29は、図3、図8(a)および図9に示すように、その長手方向の中心線が、後下がり(図3では左下がり)に傾斜して設けられている。また、このガイド孔29は、その長手方向と直交する方向の長さ(孔幅)が、連動突起部28の外径つまり緩衝部28bの外径とほぼ同じ大きさで、その長手方向の長さが連動突起部28の外径の1.5倍〜2倍程度の長さに形成されている。
That is, as shown in FIGS. 3, 8A and 9, the
この場合、ガイド孔29は、図3、図8(a)および図9に示すように、その内部に連動突起部28が挿入された状態で移動する際に、ガイド孔29の内周面に連動突起部28の緩衝部28bが弾力的に接触して移動すると共に、ガイド孔29の側縁部つまりハンマー部材11の取付部33cの側面に緩衝部28bの摺動突起29dが弾力的に接触して摺動することにより、ハンマー部材11の取付部33cが伝達部材10の支持部22cに直接接触しないように構成されている。
In this case, as shown in FIGS. 3, 8 (a), and 9, the
これにより、連動制御部27は、図3および図9に示すように、押鍵操作された鍵2に対応する伝達部材10が回転動作し、この伝達部材10の回転動作に伴ってハンマー部材11を連動させて回転動作させる際に、そのハンマー部材11の回転動作を、ガイド孔29に対する連動突起部28の相対的な動作によって制御するように構成されている。
As a result, as shown in FIGS. 3 and 9, the
すなわち、この連動制御部27は、図3に示すように、鍵2が押鍵操作されて伝達部材10が伝達保持軸21を中心に反時計回りに回転する際に、伝達部材10の回転に伴って連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接してガイド孔29の前端上部を押し上げることにより、ハンマー保持軸31を中心にハンマー部材11を時計回りに回転させるように構成されている。
That is, as shown in FIG. 3, the
また、この連動制御部27は、図9に示すように、ハンマー部材11が押し上げられる際に、連動突起部28がガイド孔29に沿って移動可能な状態になることにより、鍵2の押鍵力が弱く、伝達部材10の回転速度とハンマー部材11の回転速度とが同じであれば、連動突起部28がガイド孔29の上端部に当接した状態で、伝達部材10とハンマー部材11とを連動させて回転動作させるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 9, the interlocking
また、この連動制御部27は、図9に示すように、鍵2の押鍵力が強く、伝達部材10の回転速度とハンマー部材11の回転速度とが異なっていれば、連動突起部28がガイド孔29内を移動することにより、伝達部材10とハンマー部材11とを個別に回転動作させるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 9, the interlocking
また、この連動制御部27は、図9に示すように、押鍵操作された鍵2が初期位置に戻る際に、連動突起部28がガイド孔29に対して相対的に移動可能な状態であることにより、伝達部材10がその自重によって伝達保持軸21を中心に時計回りに回転すると共に、ハンマー部材11がその自重によってハンマー保持軸31を中心に反時計回りに回転するように構成されている。
Further, as shown in FIG. 9, the
さらに、この連動制御部27は、図3に示すように、伝達部材10およびハンマー部材11が初期位置に戻った際に、連動突起部28がガイド孔29の前端上部に向けて移動することにより、連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接または接近するように構成されている。
Further, as shown in FIG. 3, the interlocking
次に、このような電子鍵盤楽器の鍵盤装置1の作用について説明する。
この鍵盤装置1では、鍵2を押鍵操作して演奏をする。このときには、鍵2が押鍵されると、鍵2がバランスピン4a、4bを中心に図3において時計回りに回転し、鍵2のキャプスタン26が伝達部材10を押し上げる。これにより、伝達部材10が伝達保持部材12の伝達保持軸21を中心に図3において反時計回りに回転する。
Next, the operation of the keyboard device 1 of such an electronic keyboard instrument will be described.
In this keyboard device 1, a
すると、伝達部材10の回転動作が連動制御部27によってハンマー部材11に伝達され、ハンマー部材11が押上げられる。すなわち、伝達部材10が図3において反時計回りに回転すると、この伝達部材10の回転に伴って連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接してガイド孔29の前端上部を押し上げる。これにより、ハンマー部材11がハンマー保持部材13のハンマー保持軸31を中心に図3において時計回りに回転して、鍵2にアクション荷重を付与する。
Then, the rotation operation of the
すなわち、ハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に図3において時計回りに回転する際には、ハンマー部材11の慣性モーメントによって鍵2にアクション荷重が付与される。この場合、ハンマーアーム33は、図3および図9に示すように、鍵2の前後方向の長さが伝達部材10とほぼ同じ長さに形成され、このハンマーアーム33の後端部にハンマー部32が形成されている。
That is, when the
この状態で、ハンマーアーム33のハンマー嵌合部34がハンマー保持軸31に回転可能に取り付けられているので、ハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に時計回りに回転する際には、ハンマー部材11に慣性モーメントが発生する。この慣性モーメントによる負荷が連動制御部27および伝達部材10を介して鍵2にアクション荷重として付与される。これにより、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感が得られる。
In this state, the
このようにハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に時計回りに回転すると、図9に示すように、ハンマーアーム33のスイッチ押圧部39がスイッチ基板40に設けられたゴムスイッチ42の逆ドーム状の膨出部42aを下側から押圧する。これにより、逆ドーム状の膨出部42aが弾性変形して、膨出部42a内の複数の可動接点42bが時間間隔を持って順次、複数の固定接点に接触する。
When the
このときには、押鍵された鍵2に応じたスイッチ信号を出力し、スピーカ(図示せず)から楽音を発生する。そして、ハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に更に時計回りに回転すると、ハンマーアーム33の後端上部が上限ストッパ37に下側から当接して、ハンマー部材11の回転が規制されて停止する。
At this time, a switch signal corresponding to the
この後、鍵2が初期位置に戻る離鍵動作(復帰動作)を開始する際には、連動突起部28がガイド孔29に対して相対的に移動可能な状態で、伝達部材10がその自重で時計回りに回転して初期位置に戻ると共に、ハンマー部材11がその自重で反時計回りに回転して初期位置に戻る。これにより、鍵2が初期位置に戻り、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接または接近した状態になる。
Thereafter, when the key release operation (return operation) in which the
ところで、このような鍵盤装置1において、鍵2を軽い力(弱い力)で押鍵操作した場合には、鍵2がバランスピン4a、4bを中心に時計回りにゆっくり回転し、鍵2のキャプスタン26が伝達部材10をゆっくり押し上げる。これにより、伝達部材10が伝達保持部材12の伝達保持軸21を中心に反時計回りにゆっくり回転する。このときには、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29の前端上部をゆっくり押し上げる。
By the way, in such a keyboard device 1, when the
これにより、ハンマー部材11がハンマー保持部材13のハンマー保持軸31を中心に時計回りにゆっくり回転して、鍵2にアクション荷重を付与する。そして、ハンマー部材11のスイッチ押圧部39がスイッチ基板40に設けられたゴムスイッチ42を押圧してスイッチ動作させ、ハンマー部材11の後端上部が上限ストッパ37に下側から当接して、ハンマー部材11の回転が停止される。
As a result, the
このときには、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接した状態を維持する。この状態で、鍵2が初期位置に戻る離鍵動作(復帰動作)を開始すると、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接または接近した状態で、伝達部材10がその自重で時計回りに回転して初期位置に戻ると共に、ハンマー部材11がその自重で反時計回りに回転して初期位置に戻り、鍵2を初期位置に戻す。
At this time, the interlocking
一方、このような鍵盤装置1において、鍵2を強い力で押鍵操作した場合には、鍵2がバランスピン4a、4bを中心に時計回りに速い速度で回転し、鍵2のキャプスタン26が伝達部材10を速い速度で押し上げる。これにより、伝達部材10が伝達保持部材12の伝達保持軸21を中心に反時計回りに速い速度で回転する。このときには、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29の前端上部を速い速度で急激に押し上げる。
On the other hand, in such a keyboard apparatus 1, when the
これにより、ハンマー部材11がハンマー保持部材13のハンマー保持軸31を中心に時計回りに速い速度で急激に回転して、鍵2にアクション荷重を付与する。このとき、ハンマー部材11の回転速度が伝達部材10の回転速度よりも速い場合には、連動制御部27のガイド孔29の前端上部が連動突起部28から離れ、連動突起部28がガイド孔29内をその後端下部に向けて相対的に移動する。
As a result, the
そして、ハンマー部材11のスイッチ押圧部39がスイッチ基板40に設けられたゴムスイッチ42を急激に押圧してスイッチ動作させ、ハンマー部材11の後端上部が上限ストッパ37に下側から急激に当接する。このため、ハンマー部材11は、その後端上部が上限ストッパ37で撥ね返される。
Then, the
このときには、図9に示すように、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29の前端上部から相対的に離れているため、ハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に反時計回り方向に回転し、連動制御部27のガイド孔29の前端上部が連動突起部28に当接または接近する。このため、ハンマー部材11は、上限ストッパ37から離れた位置で停止するか、または伝達部材10を時計回り方向に僅かに回転させる。これにより、ハンマー部材11の撥ね返りが抑制される。
At this time, as shown in FIG. 9, since the interlocking
そして、鍵2が初期位置に戻る離鍵動作(復帰動作)を開始すると、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29に沿って移動可能な状態でガイド孔29の前端上部に当接し、この状態で伝達部材10がその自重で時計回りに回転して初期位置に戻ると共に、ハンマー部材11がその自重で反時計回りに回転して初期位置に戻り、鍵2を初期位置に戻す。
When the key release operation (return operation) for returning the
ところで、このように、鍵2を強い力で押鍵操作して、ハンマー部材11の後端上部が上限ストッパ37に下側から急激に当接した場合には、上限ストッパレール38のレール本体取付部46が上限ストッパレール取付部16eに強度補強部47によって取り付けられているため、上限ストッパレール38のレール本体取付部46が、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bからめくれ上がることがない。
By the way, when the
すなわち、この強度補強部47は、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bに設けられた係合突起47aがレール本体取付部46に設けられた係合孔47bに挿入されて係合されていることにより、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から強く当接した際に、レール本体取付部46がめくれ上がるのを阻止して、ハンマーアーム33による衝撃を確実に受け止めることができる。
That is, the
例えば、鍵2が強打または中打された際に、1つのハンマー部材11によって上限ストッパレール38に加わる衝撃荷重は、200g以上であり、10個程度のハンマー部材11が同時に上限ストッパレール38に加わる衝撃荷重は、2Kg以上となる。このような大きな衝撃荷重が加わっても、その衝撃を強度補強部47によって確実に受け止めることができる。
For example, when the
また、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から強く当接した際には、ハンマーアーム33による上限ストッパレール38の振動を緩衝部材49によって吸収し、上限ストッパレール取付部16eに衝撃による振動が伝わるのを防ぎ、衝撃による異音の発生を抑えることができる。
When the
この場合、上限ストッパレール取付部16eの傾斜部44aと支持部材16のブリッジ部16bの後端とは、緩やかに湾曲する湾曲部50に形成されていることにより、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から強く当接した際に、その衝撃による応力を湾曲部50によって分散させることができ、これにより湾曲部50の一部に応力が集中して湾曲部50が破損することがない。
In this case, the
さらに、この湾曲部50が形成された支持部材16のブリッジ部16bの両面には、複数の補強リブ51が湾曲部50に沿って放射状に設けられているため、複数の補強リブ51によって湾曲部50を補強することができる。このため、湾曲部50の強度を確保することができ、これによりハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から強く当接した際に、その衝撃による湾曲部50の破損を防ぐことができる。
Further, since the plurality of reinforcing
また、この鍵盤装置1で1つの鍵2を続けて押鍵操作する所謂連打操作した場合には、一度、鍵2が押鍵操作され、ハンマー部材11が押し上げられて上限位置に到達し、ハンマー部材11、伝達部材10、および鍵2が初期位置に戻る途中で、同じ鍵2が再び押鍵操作される。
When the keyboard device 1 performs a so-called continuous hitting operation in which one
このときには、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29に沿って移動可能である。このため、ハンマー部材11の戻り方向への回転速度と、伝達部材10の戻り方向への回転速度とが、同じ速度であっても、また異なる速度であっても、ハンマー部材11および伝達部材10がそれぞれ自重によって初期位置に向けて戻り動作し、これに伴って鍵2も初期位置に向けて戻り動作する。この鍵2の戻り動作の途中で鍵2が再び押鍵操作されると、初期位置への戻り途中の伝達部材10が鍵2のキャプスタン26によって再び押し上げられる。
At this time, the interlocking
すると、戻り途中の伝達部材10が伝達保持軸21を中心に再び反時計回りに回転する。このときには、連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29に沿って移動してガイド孔29の前端上部を押し上げる。これにより、初期位置への戻り途中のハンマー部材11がハンマー保持軸31を中心に再び時計回りに回転して、鍵2にアクション荷重を付与して、ゴムスイッチ42を押圧してスイッチ動作させる。
Then, the
このため、1つの鍵2を連打操作する際に、連動制御部27のガイド孔29に対する連動突起部28の相対的な移動によって、ハンマー部材11の戻り動作および伝達部材10の戻り動作を制御する。これにより、1つの鍵2を続けて押鍵する連打操作が良好にでき、連打性能の向上が図れる。
For this reason, when one
このように、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1によれば、並列に配列された複数の鍵2それぞれに対応して設けられ、これら複数の鍵2それぞれの押鍵操作に応じて回転動作する複数の伝達部材10と、複数の鍵2それぞれに対応して設けられ、伝達部材10の回転動作に応じて回転動作して鍵2にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材11と、伝達部材10の回転動作に伴うハンマー部材11の回転動作を、ハンマー部材11に設けられたガイド孔29に対する伝達部材10の連動突起部28の相対的な動作によって、制御する複数の連動制御部27と、を備えているので、簡単な構造で、小型化を図り、かつハンマー部材11の不必要な動作を抑制して、アコ―スティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感を得ることができる。
As described above, according to the keyboard device 1 of the electronic keyboard instrument, a plurality of
すなわち、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1では、鍵2が押鍵操作されて伝達部材10が回転動作すると、この伝達部材10の回転動作に応じて連動制御部27がハンマー部材11を回転動作させて鍵2にアクション荷重を付与することができ、また連動制御部27の連動突起部28がガイド孔29に沿って相対的に移動する動作によってハンマー部材11の不自然で不必要な動作を制御することができる。
That is, in the keyboard device 1 of the electronic keyboard instrument, when the
例えば、この連動制御部27は、鍵2が弱い力で押鍵された際に、伝達部材10の連動突起部28がハンマー部材11のガイド孔29の前端上部に当接した状態でハンマー部材11をゆっくり押し上げて回転させることができ、鍵2が初期位置に戻る際にも、連動突起部28がガイド孔29の前端上部に当接した状態で、伝達部材10およびハンマー部材11を初期位置に戻すことができる。
For example, the
また、この連動制御部27は、鍵2が強い力で押鍵された際に、伝達部材10の連動突起部28がハンマー部材11のガイド孔29の前端上部に当接した状態でハンマー部材11を勢いよく押し上げて回転させることができる。このときには、ハンマー部材11がゴムスイッチ42を押圧して上限ストッパ37に勢いよく当接して撥ね返されると、連動突起部28をガイド孔29に沿って相対的にガイド孔29の後端下部に向けて移動させてガイド孔29の後端下部に当接または接近させることができる。
Further, the
このため、この連動制御部27は、ハンマー部材11が伝達部材10よりも早く初期位置に向けて回転するが、そのハンマー部材11の回転動作をガイド孔29に対する連動突起部28の相対的な動作によって制御することができる。すなわち、連動突起部28をガイド孔29に沿って相対的に移動させることができるので、強打鍵時におけるハンマー部材11の撥ね返りによるハンマー部材11の不自然で不必要な動作を良好に抑制することができ、これにより鍵盤性能を向上させることができる。
For this reason, the
さらに、この連動制御部27は、1つの鍵2が連続して押鍵される連打操作の際に、連動制御部27のガイド孔29に対する連動突起部28の相対的な移動によって、ハンマー部材11の戻り動作および伝達部材10の戻り動作を制御することができ、これにより1つの鍵2を続けて押鍵する連打操作を確実にかつ良好に行うことができるので、連打性能を向上させることができる。
Further, the
このように、この鍵盤装置1では、連動制御部27が、伝達部材10に設けられた連動突起部28と、ハンマー部材11に設けられて連動突起部28をガイドするガイド孔29と、で構成されているので、連動制御部27の構造が簡単であり、また連動制御部27をコンパクトに設置することができるので、連動制御部27の設置スペースを最小限に抑えることができ、これにより装置全体の小型化を図ることができると共に、連動制御部27によってハンマー部材11の不自然で不必要な動作を抑制することができるので、アコ―スティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感を得ることができる。
As described above, in the keyboard device 1, the
この場合、連動制御部27のガイド孔29は、連動突起部28の相対的な動作軌跡に沿って長く形成された長孔であることにより、伝達部材10の回転速度とハンマー部材11の回転速度とが異なっている際に、連動突起部28をガイド孔29に沿って相対的に円滑にかつ良好に移動させることができ、これにより打鍵時におけるハンマー部材11の動作を良好に制御することができるので、ハンマー部材11の不自然で不必要な動作を抑制することができる。
In this case, the
このため、ハンマー部材11が上限ストッパ37に勢いよく当接して撥ね返されても、連動突起部28をガイド孔29に沿って相対的に移動させることができるので、ハンマー部材11の不自然で不必要な動作を良好に抑制することができる。また、ハンマー部材11が伝達部材10よりも早く初期位置に向けて回転する際にも、連動突起部28をガイド孔29に沿って相対的に移動させることができるので、打鍵時におけるハンマー部材11の動作を良好に制御することができる。
For this reason, even if the
また、この連動制御部27の連動突起部28は、棒状の突起本体28aと、この突起本体28aの外周に設けられた緩衝部28bと、を備えていることにより、連動突起部28がガイド孔29内を相対的に移動する際に、緩衝部28bをガイド孔29の内周面に弾力的に接触させて移動させることができると共に、連動突起部28がガイド孔29内の両端の一方に当接する際にも、緩衝部28bをガイド孔29内の両端の一方に弾力的に当接させることができるので、異音の発生を確実にかつ良好に防ぐことができる。
In addition, the interlocking
この場合、緩衝部28bは、ガイド孔29のガイド縁部に沿って弾力的に摺動する摺動突起28dを備えていることにより、連動突起部28が設けられる伝達部材10の支持部22cと、ガイド孔29が設けられるハンマー部材11の取付部33cとの間に、摺動突起28dを配置することができる。このため、伝達部材10の支持部22cとハンマー部材11の取付部33cとが直接当接ことがないので、これによっても連動突起部28がガイド孔29内を相対的に移動する際に、異音の発生を確実にかつ良好に防ぐことができる。
In this case, the
また、この連動突起部28は、突起本体28aの先端外周にフック部28cが設けられているので、このフック部28cと伝達部材10の支持部22cとの間に緩衝部28bを挟み付けた状態で突起本体28aの外周に確実にかつ良好に取り付けることができる。このため、ガイド孔29内を連動突起部28が相対的に移動する際に、緩衝部28bが突起本体28aから抜け出さないようにすることができる。
Further, since the interlocking
また、このような電子鍵盤楽器の鍵盤装置1によれば、複数の鍵2の配列方向における複数箇所に配置され、複数の伝達部材10を保持する伝達支持レール14と、複数のハンマー部材11を保持するハンマー支持レール15と、複数のハンマー部材11の上限位置を規制する上限ストッパレール38とがそれぞれ複数の鍵2の配列方向に沿って取り付けられる複数の支持部材16と、これら複数の支持部材16それぞれに設けられて上限ストッパレール38が取り付けられる上限ストッパレール取付部16eと、上限ストッパレール38に設けられて上限ストッパレール取付部16eに取り付けられるレール本体取付部46と、上限ストッパレール取付部16eに対するレール本体取付部46の取付強度を補強する強度補強部47と、を備えていることにより、簡単な構造で、装置全体の軽量化を図り、かつハンマー部材11の上限位置を確実にかつ良好に規制することができる。
Further, according to the keyboard device 1 of such an electronic keyboard instrument, the transmission support rails 14 that are disposed at a plurality of locations in the arrangement direction of the plurality of
すなわち、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1では、複数の支持部材16によって上限ストッパレール38を複数の鍵2の配列方向における全長に亘って配置する際に、その上限ストッパレール38の複数箇所を複数の支持部材16によって支持することができるので、十分な強度を確保して上限ストッパレール38の重量を大幅に軽くすることができ、これにより簡単な構造で上限ストッパレール38の軽量化を図ることができる。
That is, in the keyboard device 1 of the electronic keyboard instrument, when the upper limit stopper rails 38 are arranged over the entire length in the arrangement direction of the plurality of
また、この鍵盤装置1では、強度補強部47によって支持部材16に設けられた上限ストッパレール取付部16eに対する上限ストッパレール38のレール本体取付部46の取付強度を高めることができるので、複数の鍵2の強打によって複数のハンマー部材11が上限ストッパレール38に対して強く当接しても、そのハンマー部材11の当接による支持部材16の上限ストッパレール取付部16eの破損を確実に防ぐことができる。これにより、簡単な構造で、装置全体の軽量化を図り、かつハンマー部材11の上限位置を確実にかつ良好に規制することができる。
In the keyboard device 1, the
この場合、強度補強部47は、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bに設けられた係合突起47aがレール本体取付部46に設けられた係合孔47bに挿入して係合されていることにより、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から強く当接した際に、レール本体取付部46が、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bに対して、めくれ上がるのを阻止することができ、これによりハンマーアーム33による衝撃を確実にかつ良好に受け止めることができる。
In this case, the
また、上限ストッパレール38のレール本体取付部46は、その上部であるレール本体取付部46の水平部46bが上限ストッパレール取付部16eの上面部44cに配置され、この状態で水平部46bが上限ストッパレール取付部16eの上面部44cにその上方から締結部材である複数のビス48によって固定されていることにより、上限ストッパレール取付部16eに上限ストッパレール38を確実に固定することができる。
Further, the rail
この場合、上限ストッパレール取付部16eの上部には、ねじ穴を有する複数のボス部44dが設けられていることにより、レール本体取付部46の水平部46bを上限ストッパレール取付部16eの上面部44cに配置した状態で、レール本体取付部46の水平部46bの上方からビス48をボス部44dのねじ穴に螺着することができるので、アクション機構3を楽器ケース(図示せず)内に配置した状態でも、ビス48の取付作業および取り外し作業を容易に行うことができる。
In this case, a plurality of
また、上限ストッパレール取付部16eとレール本体取付部46との間には、低反発材料からなるシート状の緩衝部材49が設けられていることにより、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から当接した際に、ハンマーアーム33によって上限ストッパレール38が受けた衝撃を緩衝部材49によって吸収することができ、これにより上限ストッパレール38が受けた衝撃による振動が上限ストッパレール取付部16eに伝わるのを防ぎ、衝撃による異音の発生を確実に抑えることができる。
Further, a sheet-
すなわち、この緩衝部材49は、上限ストッパレール取付部16eの垂直部44bから上面部44cに亘って配置されているので、上限ストッパレール取付部16eとレール本体取付部46とが直接接触することがなく、ハンマーアーム33によって上限ストッパレール38が衝撃を受けた際に、その衝撃による振動を確実に吸収することができると共に、上限ストッパレール取付部16eとレール本体取付部46との間で異音が発生するのを確実に防ぐことができる。
That is, since the
さらに、上限ストッパレール取付部16eの傾斜部44aと支持部材16のブリッジ部16bの後端とは、緩やかに湾曲する湾曲部50に形成されていることにより、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から当接した際に、その衝撃による応力を湾曲部50によって分散させることができ、これにより上限ストッパレール取付部16eの一部に応力が集中して、上限ストッパレール取付部16eが破損しないようにすることができる。
Furthermore, the
この場合、湾曲部50が形成された支持部材16のブリッジ部16bの両面には、複数の補強リブ51が湾曲部50に沿って放射状に設けられていることにより、複数の補強リブ51によって湾曲部50を強固に補強することができ、これにより湾曲部50の強度を確保することができる。このため、ハンマーアーム33が上限ストッパレール38の上限ストッパ37にその下側から強く当接した際に、その衝撃によって湾曲部50が破損しないようにすることができると共に、長年に亘って衝撃を受けても、湾曲部50が劣化しないようにすることができる。
In this case, a plurality of reinforcing
なお、上述した実施形態では、強度補強部47が、上限ストッパレール取付部16eに係合突起47aを設け、レール本体取付部46に係合突起47aが挿入して係合される係合孔47bを設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば強度補強部47は、レール本体取付部46に係合突起を設け、上限ストッパレール取付部16eに係合突起が挿入して係合される係合孔を設けられた構成であっても良い。
In the above-described embodiment, the
また、上述した実施形態では、伝達部材が回転動作する構成である場合について述べたが、これに限らず、例えば押鍵に伴って上下方向に変位する(移動する)ことにより、押鍵の力をハンマー部材11に伝達する構造であっても良い。
In the above-described embodiment, the case where the transmission member is configured to rotate is described. However, the present invention is not limited to this. For example, the force of pressing the key by being displaced (moved) in the vertical direction with the key pressing. May be transmitted to the
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention is not restricted to this, The invention described in the claim and its equal range are included.
The invention described in the claims of the present application will be appended below.
(付記)
請求項1に記載の発明は、複数の鍵と、前記複数の鍵夫々に対応して設けられたアクション機構と、前記アクション機構を支持する支持部材と、を備え、前記アクション機構は、前記鍵の押鍵操作に応じて動作することにより、前記押鍵操作されている鍵に対してアクション荷重を付与するハンマー部材と、前記支持部材に取り付けられ、前記ハンマー部材における動作範囲の上限位置を規制する上限ストッパ本体を有する上限ストッパと、を備え、前記上限ストッパは、前記上限ストッパ本体から前記支持部材の上面部に延びる本体取付部が設けられ、前記支持部材の上面部に前記本体取付部が取り付けられることを特徴とする鍵盤装置である。
(Appendix)
The invention according to claim 1 includes a plurality of keys, an action mechanism provided corresponding to each of the plurality of keys, and a support member that supports the action mechanism, and the action mechanism includes the key. A hammer member that applies an action load to the key that is being pressed, and a support member that is attached to the key that is being pressed to regulate the upper limit position of the operating range of the hammer member. An upper limit stopper having an upper limit stopper body, and the upper limit stopper is provided with a body attachment portion extending from the upper limit stopper body to the upper surface portion of the support member, and the body attachment portion is provided on the upper surface portion of the support member. The keyboard device is characterized by being attached.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鍵盤装置において、前記上限ストッパは、前記上限ストッパレールと、当該上限ストッパレール下面において、押鍵操作に応じて回転動作した前記ハンマー部材と当接する位置に設けられたクッション材と、を備えた鍵盤装置である。 According to a second aspect of the present invention, in the keyboard device according to the first aspect, the upper limit stopper includes the upper limit stopper rail and the hammer member that rotates on the lower surface of the upper limit stopper rail according to a key pressing operation. A keyboard device provided with a cushioning material provided at a contact position.
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鍵盤装置において、前記支持部材は、前記鍵と鍵との間の複数個所に配置されるとともに、当該複数の支持部材の間に上限ストッパレールが取り付けられていることを特徴とする鍵盤装置である。 According to a third aspect of the present invention, in the keyboard device according to the second aspect, the support member is disposed at a plurality of positions between the keys, and an upper limit stopper is provided between the plurality of support members. The keyboard device is characterized in that a rail is attached.
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鍵盤装置において、前記複数の支持部材それぞれには、前記上限ストッパレールを取り付けるための上限ストッパレール取付部が設けられ、前記上限ストッパレールには、前記上限ストッパレール取付部に当該上限ストッパレールを取り付けるためのレール本体取付部が設けられたことを特徴とする鍵盤装置である。 According to a fourth aspect of the present invention, in the keyboard device according to the third aspect, each of the plurality of support members is provided with an upper limit stopper rail mounting portion for mounting the upper limit stopper rail. Is a keyboard device characterized in that a rail body mounting portion for mounting the upper limit stopper rail is provided on the upper limit stopper rail mounting portion.
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の鍵盤装置において、前記支持部材の前記上限ストッパレール取付部と前記上限ストッパレールの前記レール本体取付部との一方に前記ハンマー部材の当接方向に対して直交する方向に突出して設けられた係合突起と、前記上限ストッパレール取付部と前記レール本体取付部との他方に設けられて前記係合突起が係合する係合孔と、をさらに備えていることを特徴とする鍵盤装置である。 According to a fifth aspect of the present invention, in the keyboard device according to the fourth aspect, the hammer member is brought into contact with one of the upper limit stopper rail mounting portion of the support member and the rail main body mounting portion of the upper limit stopper rail. An engagement projection provided to project in a direction orthogonal to the direction, an engagement hole provided on the other of the upper limit stopper rail attachment portion and the rail body attachment portion and engaged with the engagement projection, A keyboard device characterized by further comprising:
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の鍵盤装置において、前記上限ストッパレールの前記レール本体取付部は、その上部が前記支持部材の前記上限ストッパレール取付部の上部に配置された状態で前記上部が前記上限ストッパレール取付部の上部にその上方から締結部材によって固定されていることを特徴とする鍵盤装置である。 According to a sixth aspect of the present invention, in the keyboard device according to the fourth aspect, the upper portion of the rail body mounting portion of the upper limit stopper rail is disposed above the upper limit stopper rail mounting portion of the support member. In this state, the upper part is fixed to the upper part of the upper limit stopper rail mounting part from above by a fastening member.
請求項7に記載の発明は、請求項2〜請求項6のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記支持部材と前記上限ストッパレールとの間には、緩衝部材が設けられていることを特徴とする鍵盤装置である。 A seventh aspect of the present invention is the keyboard device according to any one of the second to sixth aspects, wherein a buffer member is provided between the support member and the upper limit stopper rail. This is a keyboard device.
請求項8に記載の発明は、請求項4〜請求項7のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記支持部材の前記上限ストッパレール取付部は、前記支持部材にその上部後方に向けて突出して設けられており、前記支持部材に対して前記上限ストッパレール取付部が連結される箇所は、緩やかに湾曲する湾曲部に形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。 According to an eighth aspect of the present invention, in the keyboard device according to any one of the fourth to seventh aspects, the upper limit stopper rail mounting portion of the support member protrudes toward the upper rear side of the support member. The keyboard device is characterized in that a portion where the upper limit stopper rail mounting portion is connected to the support member is formed in a gently curved portion.
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の鍵盤装置において、前記支持部材には、複数の補強リブが前記湾曲部に沿って放射状に設けられていることを特徴とする鍵盤装置である。 The invention according to claim 9 is the keyboard apparatus according to claim 8, wherein the support member is provided with a plurality of reinforcing ribs radially along the curved portion. is there.
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載された鍵盤装置と、前記鍵盤装置の前記鍵の操作に応じて楽音を発生する音源部と、を備えていることを特徴とする鍵盤楽器である。 A tenth aspect of the invention includes the keyboard device according to any one of the first to ninth aspects, and a sound source unit that generates a musical sound in response to an operation of the key of the keyboard device. It is a keyboard instrument characterized by this.
1 鍵盤装置
2 鍵
3 アクション機構
10 伝達部材
11 ハンマー部材
12 伝達保持部材
13 ハンマー保持部材
14 伝達支持レール
15 ハンマー支持レール
16 支持部材
16e 上限ストッパレール取付部
32 ハンマー部
33 ハンマーアーム
37 上限ストッパ
38 上限ストッパレール
45 レール本体部
46 レール本体取付部
47 強度補強部
47a 係合突起
47b 係合孔
48 ビス
49 緩衝部材
50 湾曲部
51 補強リブ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (9)
前記複数の鍵夫々に対応して設けられたアクション機構と、
前記アクション機構を支持する支持部材と、
を備え、前記アクション機構は、
前記鍵の押鍵操作に応じて動作することにより、前記押鍵操作されている鍵に対してアクション荷重を付与するハンマー部材と、
前記支持部材に取り付けられ、前記ハンマー部材における動作範囲の上限位置を規制する上限ストッパと、
を備え、
前記支持部材と前記上限ストッパとのいずれか一方に、突出している係合突起が設けられるともに、前記支持部材と前記上限ストッパとの他方に、前記係合突起が係合する係合孔が設けられていることにより、前記上限ストッパが前記支持部材に係合されている鍵盤装置。 Multiple keys,
An action mechanism provided corresponding to each of the plurality of keys;
A support member for supporting the action mechanism;
The action mechanism comprises:
A hammer member that applies an action load to the key that is being pressed by operating according to the key pressing operation of the key;
An upper limit stopper attached to the support member and restricting the upper limit position of the operation range of the hammer member;
With
One of the support member and the upper limit stopper is provided with a protruding engagement protrusion, and the other of the support member and the upper limit stopper is provided with an engagement hole for engaging the engagement protrusion. The keyboard device in which the upper limit stopper is engaged with the support member.
前記鍵盤装置の前記鍵の操作に応じて楽音を発生する音源部と、
を備えている鍵盤楽器。 A keyboard device according to any one of claims 1 to 8,
A sound source unit that generates a musical sound in response to an operation of the key of the keyboard device;
A keyboard instrument equipped with
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