JP6136596B2 - 監視制御装置、監視制御方法及び監視制御プログラム - Google Patents

監視制御装置、監視制御方法及び監視制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視制御装置、監視制御方法及び監視制御プログラムに関する。
近年、光伝送装置では、例えば、インターネット等のトラフィックの増大等に伴って、データの大容量化及び、その装置の小型化が望まれている。光伝送装置内に収容される各ラインカード上には、複数の光プラガブルモジュール(以下、単にモジュールと称する)を実装するケージが搭載されている。モジュールは、例えば、SFP(Small Form-Factor Pluggable)、XFP(10G Small Form-Factor Pluggable)及びCFP(100G Form-Factor Pluggable)等の複数タイプがある。
また、モジュールを実装するケージの構造及びモジュールの形状は、例えば、XFPの場合、INF−8077iで標準仕様を規定し、例えば、CFPの場合、CFP−MSAで標準仕様を規定している。従って、標準仕様に準拠したモジュールは、ケージ内の実装ポートに着脱可能に実装できる。
しかしながら、各モジュールは、伝送距離及び内部機能等のサポート状況に応じて多種のモジュールが存在する。例えば、XFPの場合、仕様に応じて、その消費電力量は、例えば1〜6Wと幅がある。また、CFPの場合でも、仕様に応じて、その消費電力量は8〜32Wと幅がある。従って、光伝送装置では、収容するラインカードに実装されたモジュールの消費電力量に応じて発熱量も変わるため装置内の環境温度も大きく変動する。
また、光伝送装置内には、装置内の環境温度で耐用できる規格温度を設定し、環境温度が規格温度以内になるように調整する。そこで、光伝送装置では、装置内の環境温度を空冷方式で冷却するファンを備え、ファンを制御することで装置内の環境温度を調整している。尚、光伝送装置内のファンの風の流れは、ケージ内のモジュールの実装有無やモジュールの起動有無に関係なく、ケージの構造及び、その配置位置に依存する。
特開2006−157305号公報 特開2010−182786号公報 特開2005−18309号公報
しかしながら、光伝送装置では、実装するモジュールの消費電力量に応じて装置内の環境温度が変動することになるが、実際にモジュールを実装して起動してみないと、装置内の環境温度が装置内の規定温度内にあるか否かを判定できない。
一つの側面では、実装モジュール起動前に起動後の環境温度を事前に推定できる監視制御装置、監視制御方法及び監視制御プログラムを提供することを目的とする。
一つの案では、モジュールが着脱可能に実装される実装部を複数備えた通信カードにおいて、前記実装部に対する前記モジュールの実装を検出する検出部を有する。更に、前記モジュールの実装を検出すると、当該モジュールが実装された前記実装部付近の環境温度、当該モジュールの消費電力量及び規定温度、当該モジュールを実装した前記実装部の熱抵抗情報を収集する収集部を有する。更に、前記収集された前記環境温度、前記消費電力量、前記規定温度及び前記熱抵抗情報に基づき、前記実装が検出された前記モジュールを起動する前に、当該モジュール起動後の環境温度を推定する推定部を有する。
実装モジュール起動前に起動後の環境温度を事前に推定できる。
図1は、実施例1の光伝送装置の一例を示す説明図である。 図2は、実施例1の光伝送装置の外観の一例を示す説明図である。 図3は、ラインカードの一例を模式的に示す説明図である。 図4は、熱抵抗値とファン制御量との関係の一例を示す説明図である。 図5は、第1の実装調整処理に関わるカード制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、第1の抜去調整処理に関わるカード制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施例2の光伝送装置の一例を示す説明図である。 図8は、実施例2の光伝送装置の外観の一例を示す説明図である。 図9は、光伝送装置内の装置内温度分布の一例を示す説明図である。 図10は、第2の実装調整処理に関わる光伝送装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、第2の抜去調整処理に関わる光伝送装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、CFPのモジュールを実装したラインカードの一例を示す説明図である。 図13は、監視制御プログラムを実行するインタフェース装置の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する監視制御装置、監視制御方法及び監視制御プログラムの実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の光伝送装置1の一例を示す説明図、図2は、実施例1の光伝送装置1の外観の一例を示す説明図、図3は、ラインカード2の一例を模式的に示す説明図である。図1に示す光伝送装置1は、ラインカード2と、ファンユニット3と、監視制御ユニット4とを有する。光伝送装置1は、図2に示すように、上段部11に、ラインカード2及び監視制御ユニット4を収容配置し、下段部12に、例えば、1台のファンユニット3を収容配置する。
ラインカード2は、例えば、M枚のXFPのモジュール5を実装可能とし、実装部21と、温度センサ22と、接続コネクタ23と、電源コネクタ24と、カード制御部25とを有する。実装部21は、図3に示すように、モジュール5を着脱可能に実装する実装ポート21Bを備えたケージ21Aと、ケージ21Aの上面に配置されたヒートシンク21Cとを有する。ヒートシンク21Cは、実装ポート21Bに実装されたモジュール5の熱を放熱する放熱フィンを有する放熱部品である。
温度センサ22は、ケージ21A毎に当該ケージ21A近傍に配置され、ファンユニット3内のファン31から流れる風上側の環境温度を測定し、この環境温度をケージ21Aの周囲環境温度Taとして検出する。接続コネクタ23は、監視制御ユニット4と接続するコネクタである。電源コネクタ24は、図示せぬ電源と接続するコネクタである。カード制御部25は、ラインカード2全体を制御する。カード制御部25は、ケージ21A毎の温度センサ22から各ケージ21Aの周囲環境温度Taを収集すると共に、ファンユニット3内の各ファン31の風速量を調整するファン制御量を監視制御ユニット4に通知する。
カード制御部25は、図示せぬメモリから各種プログラムを読み出し、これらプログラムに基づき各種プロセスを機能として実行する。カード制御部25は、機能として、検出部25Aと、収集部25Bと、推定部25Cと、制御部25Dとを有する。検出部25Aは、実装ポート21Bに対するモジュール5の実装を検出する。収集部25Bは、モジュール5の実装を検出すると、モジュール5が実装された実装ポート21B付近の周囲環境温度Ta、モジュール5の消費電力量P及び規定温度Tb、モジュール5を実装したケージ21Aの熱抵抗情報θを収集する。推定部25Cは、収集された周囲環境温度、消費電力量P、規定温度Tb及び熱抵抗情報θに基づき、実装が検出されたモジュール5を起動する前に、当該モジュール5起動後の環境温度を推定する。制御部25Dは、カード制御部25全体を制御すると共に、ファンユニット3を制御するファン制御量を監視制御ユニット4に通知する。
ファンユニット3は、例えば、空冷方式で光伝送装置1内の環境温度を下げる、例えば、2個のファン31を内蔵し、各ファン31は、図2に示すように、光伝送装置1の下部の風上から上部の風下へ冷却風を流す。つまり、冷却風は、図1に示すように、例えば、モジュール5(0)からモジュール5(M)の方向へ流れる。尚、説明の便宜上、カッコ内の記号は、ラインカード2内に実装するモジュール5の実装位置を識別する実装番号とする。そして、ファンユニット3は、各ファン31からの冷却風でラインカード2内のケージ21A毎の周囲環境温度Taを下げる。
監視制御ユニット4は、ファンユニット3全体を制御し、接続コネクタ41と、監視制御部42とを有する。接続コネクタ41は、ラインカード2内の接続コネクタ23と電気的に接続するコネクタである。監視制御部42は、監視制御ユニット4全体を制御する。監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じてファンユニット3内の各ファン31を制御すると共に、ファンユニット3内の各ファン31の制御状態を監視する。
カード制御部25内の収集部25Bは、ケージ21A毎の周囲環境温度Ta及びケージ21A毎の規定温度Tbを収集する。収集部25Bは、ケージ21A毎の温度センサ22で測定した環境温度でケージ21A内の周囲環境温度Taを収集する。規定温度Tbは、実装ポート21B内にモジュール5を実装した場合のケージ21Aが耐用できる最大の許容温度である。尚、収集部25Bは、ラインカード2上のケージ21A内の実装ポート21Bに実装されたモジュール5と通信し、モジュール5内の図示せぬROMに格納された格納情報を収集する。格納情報は、モジュール5起動時の消費電力量P及び、当該モジュール5が実装するケージ21Aの規定温度Tb等を含む情報である。
尚、説明の便宜上、例えば、実装番号“N”のケージ21Aはケージ21A(N)、その実装ポート21Bは実装ポート21B(N)、そのヒートシンク21Cはヒートシンク21C(N)、そのモジュール5はモジュール5(N)とする。
カード制御部25内の推定部25Cは、例えば、実装番号“N”のケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)に基づき、ケージ21A(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する。すなわち、推定部25Cは、Tc(N)=Ta(N)+ΔT(N)でヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を算出する。つまり、推定部25Cは、ケージ21A(N)内に実装したモジュール5を実際に起動しなくても、モジュール5(N)起動後の環境温度Tc(N)を推定できる。尚、環境温度Tc(N)は、規定温度Tb(N)、熱抵抗値θ(N)及びモジュール5(N)の消費電力量P(N)に基づき、Tc(N)=Tb(N)−θ(N)*P(N)で算出できる。尚、熱抵抗値θ(N)は、ケージ21A(N)内の実装ポート21B(N)の上面と、実装ポート21B(N)直上のヒートシンク21C(N)の上面との間の部位の厚さと、ケージ21A及びヒートシンク21Cの材料の熱伝導率とで算出した熱抵抗値である。また、補正値ΔT(N)は、ケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)及びヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)に基づき、ΔT(N)=Tc(N)−Ta(N)で算出できる。
図4は、熱抵抗値θとファン制御量との関係の一例を示す説明図である。ラインカード2上のファンユニット3のファン制御量による冷却効果は、図4に示す通り、ファンユニット3の風速量に比例したファン制御量及び、ヒートシンク21Cの熱抵抗値θの関数で取得できる。つまり、図4に示す通り、ファンユニット3のファン制御量の上昇に応じて冷却効果が増加するため、ファン制御量の関数として熱抵抗値θを事前に取得できる。その結果、図4の熱抵抗値及びファン制御量の関係を用いてファンユニット3の冷却効果を事前に認識できる。尚、カード制御部25は、図4に示す通り、熱抵抗値θを事前に取得し、実装したモジュール5の消費電力量がモニタ可能の場合、モジュール5の起動時のモジュール5の規定温度Tbを推定できるようにしても良い。
推定部25Cは、例えば、モジュール5(N)の起動前に、周囲環境温度Ta(N)及び規定温度Tb(N)に基づき、モジュール5(N)起動後の環境温度Tc(N)を事前に推定する。また、カード制御部25内の制御部25Dは、環境温度Tc(N)に基づき、実装モジュール(N)を実装した該当ラインカード2に対応するファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定する。尚、ファンユニット3の高速制御とは、ファンユニット3内のファン31の回転速度を高速にする制御である。制御部25Dは、該当ラインカード2に対応するファンユニット3の高速制御が可能な場合、モジュール5(N)の起動可否を判定する。尚、モジュール5(N)の起動可否は、ファンユニット3の高速制御が可能であるか否かで判定する。制御部25Dは、モジュール5(N)の起動が可能と判定された場合に、環境温度Tc(N)を規定温度Tb内に下げるべく、ファン31の回転速度を高速にするファン制御量を監視制御ユニット4に通知する。その結果、監視制御ユニット4内の監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じてファン31の回転速度を高速にする。尚、ファン制御量は、ファン31の回転速度を調整する制御量である。例えば、ファン制御量が高くなると、ファン31の回転速度を高速にし、ファン制御量が低くなると、ファン31の回転速度を低速にする。
また、推定部25Cは、モジュール5(N)の起動前に、モジュール5(N)から風下側で動作するモジュール5に対する熱煽りの影響を推定する。つまり、推定部25Cは、モジュール5(N)の起動前に、モジュール5(N)の風下側モジュール5(N+1、N+2、…、M)に対するモジュール5(N)の熱の影響を推定する。
制御部25Dは、ファン31を調整する際、ファン制御量が上限値に到達したか否かを判定する。尚、上限値とは、ファン31の回転速度を高速にするファン制御量の上限閾値である。そして、制御部25Dは、ファン制御量が上限値に到達した場合、その判定結果を監視制御ユニット4に通知する。監視制御ユニット4の監視制御部42は、ファン制御量の上限値に到達したとの判定結果を受信した場合、ファン31の回転速度を高速にできないため、モジュール5(N)の起動不可と判定する。監視制御部42は、モジュール5(N)の起動不可と判定すると、モジュール5(N)の実装不可を利用者に通知する。尚、利用者に実装不可を通知する方法としては、例えば、図示せぬランプの赤色点滅表示や警告音の音響出力等がある。
また、制御部25Dは、例えば、ラインカード2上の実装ポート21Bからモジュール5(N)が抜去された際、ラインカード2上の全てのモジュール5の温度をモニタする。制御部25Dは、モジュール5(N)が抜去されたラインカード2に対応するファンユニット3の低速制御が可能であるか否かを判定する。尚、ファンユニット3の低速制御とは、ファンユニット3内のファン31の回転速度を低速にする制御である。制御部25Dは、ファンユニット3の低速制御が可能な場合、ファン31の回転速度を低速にするファン制御量を監視制御ユニット4に通知する。監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じて該当ラインカード2に対応したファン31の回転速度を低速にする。
次に実施例1の光伝送装置1の動作について説明する。例えば、光伝送装置1内に搭載されたラインカード2内の空きの実装ポート21B(N)に新規のモジュール5を実装する場合を想定する。図5は、実施例1の第1の実装調整処理に関わるカード制御部25の処理動作の一例を示すフローチャートである。図5に示す第1の実装調整処理は、新たなモジュール5(N)の実装を検出した場合に、モジュール5(N)の起動前に、モジュール5(N)を起動できる装置環境にあるか否かを判定し、その判定結果に基づき装置環境を調整する処理である。尚、説明の便宜上、光伝送装置1は、例えば、実装ポート21B(N)を空きとし、この実装ポート21B(N)以外の実装ポート21Bにはモジュール5が全て実装済みの状態とする。
図5においてカード制御部25内の検出部25Aは、ラインカード2の実装ポート21B(N)に対してモジュール5の実装を検出したか否かを判定する(ステップS11)。尚、検出部25Aは、実装ポート21B(N)に対するモジュール5のREMOVE信号を定期的に監視し、REMOVE信号に基づき実装ポート21B(N)に対するモジュール5の実装有無を検出する。
制御部25Dは、モジュール5の実装を検出した場合(ステップS11肯定)、モジュール5(N)のハードウェアリセットを解除する(ステップS12)。尚、ハードウェアリセットの解除の状態とは、モジュール5内の図示せぬレーザダイオードがシャットダウンの状態である。そして、この状態では、モジュール5(N)自体の発熱で周囲環境温度Ta(N)に影響を与えることはなく、カード制御部25内の収集部25Bがモジュール5(N)内のROMの格納情報を収集できる状態にある。
収集部25Bは、リセット解除のモジュール5(N)のROMに格納された格納情報を収集する(ステップS13)。尚、格納情報は、Physical Inventory情報として、モジュール5(N)の消費電力量P及び規定温度Tbを有する。
制御部25Dは、モジュール5(N)のハードウェアのリセットを設定する(ステップS14)。尚、リセットの設定は、モジュール5(N)の自己発熱の影響を無視する為に実行するものである。
推定部25Cは、実装ポート21B(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する(ステップS15)。尚、推定部25Cは、実装ポート21B(N)の風上側の温度センサ22で測定した周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)を用いてTa(N)+ΔT(N)=Tc(N)を算出する。そして、推定部25Cは、実装ポート21B(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を算出する。
制御部25Dは、環境温度Tc(N)を推定した後、モジュール5(N)の該当ラインカード2に対応したファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定する(ステップS16)。尚、制御部25Dは、ファンユニット3のファン制御量が上限値に到達したか否かを判定し、ファン制御量が上限値に到達した場合、ファンユニット3の高速制御が可能でないと判定する。また、制御部25Dは、ファンユニット3のファン制御量が上限値に到達しなかった場合、ファンユニット3の高速制御が可能と判定する。
制御部25Dは、ファンユニット3の高速制御が可能でないと判定された場合(ステップS16否定)、実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、監視制御部42に指示する(ステップS17)。そして、制御部25Dは、図5に示す処理動作を終了する。そして、監視制御部42は、カード制御部25からの指示に応じてモジュール5(N)の実装不可を通知出力する。その結果、利用者は、監視制御部42からの通知出力に応じてモジュール5(N)の実装不可を認識できる。
制御部25Dは、ファンユニット3の高速制御が可能と判定された場合(ステップS16肯定)、実装ポート21B(N)に実装されたモジュール5(N)の起動が可能であるか否かを判定する(ステップS18)。尚、収集部25Bは、モジュール5(N)と通信して格納情報を取得し、取得された格納情報内の消費電力量P及び規定温度Tbを収集する。更に、収集部25Bは、実装ポート21B(N)及びヒートシンク21C(N)の熱抵抗値θを収集する。そして、制御部25Dは、規定温度Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たしたか否かを判定する。制御部25Dは、Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たした場合、モジュール5(N)の起動が可能と判定する。また、制御部25Dは、Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たさなかった場合、モジュール5(N)の起動が不可と判定する。尚、熱抵抗値θ(N)は、図4のファンユニット3のファン制御量の関係を事前に実測した値でも良く、熱設計によるシミュレーション結果を用いても良い。
制御部25Dは、モジュール5(N)の起動が可能でないと判定された場合(ステップS18否定)、モジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3を制御するファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS19)。その結果、監視制御部42は、制御部25Dからのファン制御量に応じて、モジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3をステップ制御又はフィルタ制御する。推定部25Cは、ファンユニット3の制御を実行した後、実装ポート21B(N)の環境温度Tc(N)を推定すべく、ステップS15に移行する。
推定部25Cは、モジュール5(N)の起動が可能と判定された場合(ステップS18肯定)、モジュール5(N)起動時のモジュール5(N)の風下側にある各モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定する(ステップS20)。尚、風下側のモジュール5とは、例えば、モジュール5を“N”とした場合、“N+1”、“N+2”、…、“M”のモジュール5である。ステップS20の処理は、モジュール5(N)が起動した場合、風下側の全モジュール5(N+1…)がモジュール5(N)の自己発熱による温度変化の影響を受けて規定温度Tbを超える可能性があるため、その影響を確認する処理である。
推定部25Cは、例えば、モジュール5(N)内の格納情報内の消費電力量P(N)の関数として、モジュール5(N)起動時のヒートシンク21C直上の環境温度変化量ΔTc(N)を推定する。尚、ΔTc(N)=f(P(N))である。消費電力量P(N)と環境温度変化量ΔTc(N)との関係は、事前に実測してテーブル情報として取得しても良いし、熱設計シミュレーションで決定しても良い。
制御部25Dは、モジュール5(N)起動時の風下側の全モジュール5(N+1、…)の温度上昇値ΔTc(N)を推定した後、該当ラインカード2に対応したファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定する(ステップS21)。制御部25Dは、ファンユニット3の高速制御が可能な場合(ステップS21肯定)、モジュール5(N)から風下側の全実装モジュール(N+1,N+2…M)が動作条件を満たしたか否かを判定する(ステップS22)。例えば、制御部25Dは、Tb(N+1)−Td(N+1)>ΔTc(N)、Tb(N+2)−Td(N+2)>ΔTc(N)、…、Tb(M)−Td(M)>ΔTc(N)の条件を満たしたか否かを判定する。尚、ケージ温度Tdは、ケージ21Aのモニタ温度であって、例えば、Td(N+1)は、ケージ21A(N+1)のモニタ温度である。
制御部25Dは、風下側の全てのモジュール5が動作条件を満たさなかった場合(ステップS22否定)、モジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3を制御するファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS23)。その結果、監視制御部42は、制御部25Dからのファン制御量に応じて実装ポート21B(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3をステップ制御又はフィルタ制御する。制御部25Dは、ファンユニット3の制御を実行後、ファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定すべく、ステップS21に移行する。
制御部25Dは、高速制御が可能でないと判定された場合(ステップS21否定)、実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、ステップS17に移行する。
制御部25Dは、風下側の全てのモジュール5が動作条件を満たした場合(ステップS22肯定)、モジュール5(N)の起動が可能と判定し、モジュール5(N)のハードウェアリセットを解除して起動する(ステップS24)。
制御部25Dは、モジュール5(N)のハードウェアリセットを解除して起動した後、モジュール5(N)及び風下側の全てのモジュール5(N+1、N+2…M)の温度モニタ値が正常であるか否かを判定する(ステップS25)。尚、ステップS25の処理は、モジュール5毎に、温度モニタ値Tmが正常値Tf以内であるか否かを判定する。つまり、Tf(N)>Tm(N)、Tf(N+1)>Tm(N+1)、Tf(N+2)>Tm(N+2)、…Tf(M)>Tf(M)の条件を満たすか否かを判定する。
制御部25Dは、モジュール5(N)及び風下側の全てのモジュール5(N+1、…M)の温度モニタ値Tmが正常値Tfの場合(ステップS25肯定)、図5に示す処理動作を終了する。
制御部25Dは、モジュール5(N)及び風下側の全てのモジュール5の温度モニタ値Tmが正常値Tfでない場合(ステップS25否定)、モジュール5(N)起動時の異常状態と判定する。そして、制御部25Dは、モジュール5(N)の起動時の異常状態と判定すると、モジュール5(N)のハードウェアリセットを実行する(ステップS26)。制御部25Dは、モジュール5(N)のハードウェアリセット実行後、モジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、監視制御部42に指示し(ステップS27)、図5に示す処理動作を終了する。そして、監視制御部42は、制御部25Dからの指示に応じてモジュール5(N)の実装不可を通知出力する。その結果、利用者は、監視制御部42からの通知出力に応じてモジュール5(N)の実装不可を認識できる。検出部25Aは、モジュール5の実装を検出しなかったか場合(ステップS11否定)、実装を検出したか否かを判定すべく、ステップS11に移行する。
図5に示す第1の実装調整処理のカード制御部25は、モジュール5(N)の実装を検出すると、ケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)に基づき、ケージ21A(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する。その結果、カード制御部25は、実装ポート21B(N)に実装したモジュール5(N)を実際に起動しなくても、モジュール5(N)起動後の環境温度Tc(N)を推定できる。
カード制御部25は、温度センサ22で検出した周囲環境温度Ta(N)と、モジュール5(N)から取得した消費電力量P及び規定温度Tbと、実装するケージ21A(N)の熱抵抗値θとに基づき、補正値ΔT(N)を生成できる。その結果、カード制御部25は、環境温度Tc(N)を推定する際に使用する補正値ΔT(N)を取得できる。
更に、カード制御部25は、環境温度Tc(N)の推定後、モジュール5(N)に対応したファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定し、高速制御が不可の場合に、モジュール5(N)の実装不可を報知出力する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の実装不可を認識できる。
カード制御部25は、環境温度Tc(N)の推定後、ファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、規定温度Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たした場合、モジュール5(N)の起動が可能と判定する。そして、カード制御部25は、モジュール5(N)の起動が可能な場合に、モジュール5(N)の風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定する。その結果、カード制御部25は、風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)に基づき、モジュール5(N)の風下側モジュール5への影響を推定できる。
カード制御部25は、ファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、モジュール5(N)の起動が不可の場合、モジュール5(N)を起動できる状態にすべく、ファンユニット3内のファン31を制御する。その結果、カード制御部25は、ファン31を制御してモジュール5(N)が起動できる温度まで調整できる。
カード制御部25は、モジュール5(N)の風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定した後、ファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、温度上昇値ΔTc(N)が風下側モジュール5の動作条件を満たした場合、モジュール5(N)を起動する。そして、カード制御部25は、モジュール5(N)起動後、各モジュール5の(N)〜(M)の温度モニタ値が正常であるか否かを判定し、正常でない場合に、モジュール5(N)起動時の異常状態を報知出力する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の異常を認識できる。
カード制御部25は、温度上昇値ΔTc(N)が風下側モジュール5の動作条件を満たさなかった場合、風下側モジュール5の動作条件を満たすべく、ファンユニット3内のファン31を制御する。その結果、カード制御部25は、ファンユニット3内のファン31を制御して風下側モジュール5の動作条件を満たす環境温度まで調整できる。
次にラインカード2からモジュール5を抜去する際の光伝送装置1の動作について説明する。図6は、実施例1の第1の抜去調整処理に関わるカード制御部25の処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、ラインカード2からモジュール5(N)を抜去する場合を想定する。図6に示す第1の抜去調整処理は、実装ポート21Bからモジュール5(N)の抜去を検出すると、モジュール5(N)抜去後、ファンユニット3の低速制御が可能な場合に、ファンユニット3を低速制御する処理である。
図6において検出部25Aは、ラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出したか否かを判定する(ステップS31)。尚、検出部25Aは、実装ポート21B(N)に対するREMOVE信号を定期的に監視し、REMOVE信号に基づき実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)の抜去を監視する。
制御部25Dは、モジュール5(N)の抜去を検出した場合(ステップS31肯定)、ファンユニット3の低速制御が可能であるか否かを判定する(ステップS32)。尚、制御部25Dは、ファン制御量が下限値に到達したか否かを判定し、ファン制御量が下限値に到達した場合、ファンユニット3の低速制御が不可と判定する。また、制御部25Dは、ファン制御量が下限値に到達しなかった場合、ファンユニット3の低速制御が可能と判定する。
制御部25Dは、ファンユニット3の低速制御が可能でないと判定された場合(ステップS32否定)、該当ラインカード2に対応するファンユニット3のファン31を停止すべく、監視制御部42に通知し(ステップS33)、図6に示す処理動作を終了する。その結果、光伝送装置1は、ファンユニット3のファン31の停止に応じて装置全体の消費電力量を低減できる。
制御部25Dは、ファンユニット3の低速制御が可能と判定された場合(ステップS32肯定)、モジュール5(N)抜去後のラインカード2内の全てのモジュール5(N)の温度マージン量を算出する(ステップS34)。尚、収集部25Bは、モジュール5毎に、モジュール5内の格納情報から規定温度Tbを取得する。更に、制御部25Dは、モジュール5毎に、モジュール5の温度モニタ値Tmを取得する。制御部25Dは、モジュール5毎の規定温度Tb及び温度モニタ値Tmを用いてTb−Tmに基づき、モジュール5毎の温度マージン量Txを算出する。温度マージン量Txは、現在温度である温度モニタ値Tmから規定温度Tbまでの温度差であって、現在温度Tmから規定温度Tbに到達するまでの温度の上昇余地である。
制御部25Dは、Tx(1)=Tb(1)−Tm(1)、Tx(2)=Tb(2)−Tm(2)、…、Tx(M)=Tb(M)−Tm(M)に基づき、モジュール5毎に温度マージン量Txを算出する。そして、制御部25Dは、モジュール5毎の温度マージン量Txで、ラインカード2内のモジュール5抜去後の全てのモジュール5の温度マージン量Txを算出する。
制御部25Dは、ラインカード2内のモジュール5毎の温度マージン量Txを算出した後、モジュール5毎の温度マージン量Txが許容規定値Tz以上の条件を満たしたか否かを判定する(ステップS35)。尚、許容規定値Tzは、各モジュール5が耐用できる許容規定値である。制御部25Dは、Tx(1)>Tz(1)、Tx(2)>Tz(2)、…Tx(M)>Tz(M)の条件を全て満たしたか否かを判定する。
制御部25Dは、モジュール5毎に、温度マージン量Txが許容規定値Tz以上の条件を全て満たした場合(ステップS35肯定)、該当ラインカード2に対応するファンユニット3を制御するファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS36)。監視制御部42は、制御部25Dからのファン制御量に応じて該当ラインカード2に対応するファンユニット3内のファン31を制御する。その結果、光伝送装置1は、装置内のファン31の回転速度を低速にすることで装置全体の消費電力量を低減できる。そして、制御部25Dは、ステップS36にてファン制御量を通知した後、ステップS32に移行する。
制御部25Dは、モジュール5毎に、温度マージン量Txが許容規定値Tz以上の条件を全て満たさなかった場合(ステップS35否定)、図6に示す処理動作を終了する。検出部25Aは、モジュール5(N)の抜去を検出しなかった場合(ステップS31否定)、抜去を検出したか否かを判定すべく、ステップS31に移行する。
図6に示す第1の抜去調整処理のカード制御部25は、ラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出した場合、モジュール5(N)の自己発熱の影響が無くなるため、モジュール5(N)の風下側モジュール5の温度マージン量が増える。その結果、カード制御部25は、ファンユニット3内のファン31の回転速度を低速にできるため、装置全体の消費電力量を低減できる。
実施例1の光伝送装置1は、モジュール5(N)の実装を検出すると、ケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)に基づき、ケージ21A(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する。その結果、光伝送装置1は、実装ポート21B(N)に実装したモジュール5(N)を実際に起動しなくても、モジュール5(N)起動後の環境温度Tc(N)を推定できる。
光伝送装置1は、推定された起動後の環境温度Tc(N)に基づき、ファンユニット3を制御する。その結果、光伝送装置1は、実装ポート21B(N)に実装したモジュール5(N)を実際に起動しなくても、光伝送装置1内の環境温度を最適化できる。
光伝送装置1は、環境温度Tc(N)の推定後、モジュール5(N)に対応したファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定し、高速制御が可能でない場合に、モジュール5(N)の実装不可を報知出力する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の実装不可を認識できる。
光伝送装置1は、環境温度Tc(N)の推定後、ファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、規定温度Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たした場合、モジュール5(N)の起動が可能と判定する。そして、カード制御部25は、モジュール5(N)の起動が可能な場合に、モジュール5(N)の風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定する。その結果、カード制御部25は、風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)に基づき、モジュール5(N)の風下側モジュール5への影響を推定できる。
光伝送装置1は、ラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出した場合、モジュール5(N)の自己発熱の影響が無くなるため、モジュール5(N)の風下側のモジュール5の温度マージン量が増える。その結果、カード制御部25は、ファンユニット3内のファン31の回転速度を低速に制御できるため、装置全体の消費電力量を低減できる。
光伝送装置1は、ラインカード2に対するモジュール5(N)の実装を検出すると、モジュール5(N)起動前に、起動後のモジュール5(N)の環境温度を推定する。その結果、光伝送装置1は、モジュール5(N)の起動前に、推定された環境温度に基づき、ファンユニット3を最適化できる。更に、光伝送装置1は、モジュール5(N)の起動前に、推定された環境温度に基づき、モジュール5の実装可否を判定できる。
光伝送装置1は、その都度、環境温度Tcの推定に使用するモジュール5の消費電力量P及び規定温度Tbをモジュール5内のROMから収集するため、モジュール5の種別が異なる場合でも環境温度Tcを推定できる。
光伝送装置1は、ラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出した場合、モジュール5(N)の自己発熱の影響が無くなるため、モジュール5(N)の風下側のモジュール5の温度マージン量が増える。その結果、カード制御部25は、ファンユニット3内のファン31の回転速度を低速にできるため、装置全体の消費電力量を低減できる。
本実施例では、XFP以外のSFP及びCFP等の各種モジュールに適用可能であって、各種モジュールが混在した構成にも適用可能である。
尚、上記実施例1では、光伝送装置1内のラインカード2単位でモジュール5の実装又は抜去に応じてラインカード2内のモジュール5の装置環境を判定し、その判定結果に基づき装置環境を調整した。しかしながら、ラインカード2単位だけでなく、光伝送装置1単位で装置環境を判定し、その判定結果に基づき装置環境を調整しても良く、この場合の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図7は、実施例2の光伝送装置1Aの一例を示す説明図、図8は、実施例2の光伝送装置1Aの外観の一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例1の光伝送装置1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図7に示す光伝送装置1Aは、例えば、12枚の“1”〜“12”のラインカード2と、例えば、4台のファンユニット3と、例えば、1枚の監視制御ユニット4とを有する。光伝送装置1Aは、図8に示すように、上段部11Aに、ラインカード2及び監視制御ユニット4を収容配置し、下段部12Aに、例えば、4台のファンユニット3(3A〜3D)を収容配置する。
例えば、“1”〜“3”のラインカード2直下のファンユニット3Aは、“1”〜“3”のラインカード2の環境温度を調整し、例えば、“4”〜“6”のラインカード2直下のファンユニット3Bは、“4”〜“6”のラインカード2の環境温度を調整する。“7”〜“9”のラインカード2直下のファンユニット3Cは、“7”〜“9”のラインカード2の環境温度を調整し、例えば、“10”〜“12”のラインカード2直下のファンユニット3Dは、“10”〜“12”のラインカード2の環境温度を調整する。
図9は、装置内温度分布の一例を示す説明図である。図9に示す装置内温度分布は、“1”〜“12”の12枚のラインカード2の収容位置を示している。ファンユニット3Aが“1”〜“3”のラインカード2、ファンユニット3Bが“4”〜“6”のラインカード2の温度調整を分担する。ファンユニット3Cが“7”〜“9”のラインカード2、ファンユニット3Dが“10”〜“12”のラインカード2の温度調整を分担する。
また、装置内温度分布は、ラインカード2毎の環境温度を3段階、例えば、環境温度の温度マージン量が低い順に“H(High)”、“M(Middle)”及び“L(Low)”で表現している。尚、温度マージン量が10度未満の場合、温度分布を“H”、温度マージン量が30度以上の場合、温度分布を“L”、温度マージン量が10度以上、かつ、30度未満の場合、温度分布を“M”とする。監視制御ユニット4内の監視制御部42は、各ラインカード2の環境温度を収集し、装置内温度分布を生成する。そして、監視制御部42は、装置内温度分布をラインカード2のカード制御部25に通知する。
監視制御部42は、各ラインカード2内のカード制御部25と通信し、各カード制御部25からのファン制御量に応じて各ラインカード2に対応したファンユニット3A〜3Dを制御する。更に、監視制御部42は、各ファンユニット3A〜3Dを制御すると共に、ファンユニット3A〜3Dの制御状態を収集する。
次に、実施例2の光伝送装置1Aの動作について説明する。図10は、実施例2の第2の実装調整処理に関わる光伝送装置1Aの処理動作の一例を示すフローチャートである。図10に示す第2の実装調整処理は、複数のラインカード2の内、一枚のラインカード2に新たなモジュール5(N)の実装を検出した場合に、モジュール5(N)の起動前に、複数のモジュール5(N)を起動できる装置環境にあるか否かを判定する。そして、第2の実装調整処理は、その判定結果に基づき装置環境を調整する処理である。尚、説明の便宜上、光伝送装置1Aは、実装ポート21B(N)を空きとし、この実装ポート21B(N)以外の実装ポート21Bはモジュール5が全て実装済みの状態とする。
図10において各カード制御部25内の検出部25Aは、自分のラインカード2の実装ポート21B(N)に対してモジュール5の実装を検出したか否かを判定する(ステップS51)。尚、検出部25Aは、実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)のREMOVE信号を定期的に監視し、REMOVE信号に基づき実装ポート21B(N)に対するモジュール5の実装有無を検出する。
カード制御部25内の制御部25Dは、モジュール5(N)の実装を検出した場合(ステップS51肯定)、装置内温度分布を参照して、モジュール5(N)のラインカード2に対応するファンユニット3の制御が可能であるか否かを判定する(ステップS52)。尚、制御部25Dは、例えば、ファンユニット3Aが分担する3枚のラインカード2が全て“H”の場合、温度上昇の余地がないため、ファンユニット3Aの高速側の調整の余地はなく、ファンユニット3Aの制御が不可と判定する。制御部25Dは、例えば、ファンユニット3Aが分担する3枚のラインカード2の内、一枚でも“M”や“L”の場合、温度上昇の余地があるため、ファンユニット3Aの高速制御が可能と判定する。
制御部25Dは、モジュール5(N)のラインカード2に対応するファンユニット3の制御が可能でない場合(ステップS52否定)、モジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、監視制御部42に指示する(ステップS53)。そして、制御部25Dは、図10に示す処理動作を終了する。そして、監視制御部42は、カード制御部25からの指示に応じてモジュール5(N)の実装不可を通知出力する。その結果、利用者は、監視制御部42からの通知出力に応じて、複数のラインカード2の内、対応ラインカード2のモジュール5(N)の実装不可を認識できる。
制御部25Dは、ファンユニット3の制御が可能である場合(ステップS52肯定)、モジュール5(N)のハードウェアリセットを解除する(ステップS54)。収集部25Bは、リセット解除のモジュール5(N)のROMに格納された格納情報を収集する(ステップS55)。制御部25Dは、モジュール5(N)のハードウェアのリセットを設定する(ステップS56)。尚、リセットの設定は、モジュール5(N)の自己発熱の影響を無視する為に実行するものである。
推定部25Cは、実装ポート21B(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する(ステップS57)。尚、推定部25Cは、実装ポート21B(N)の風上側の温度センサ22で測定した周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)を用いてTa(N)+ΔT(N)=Tc(N)を算出する。そして、推定部25Cは、実装ポート21B(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を算出する。
制御部25Dは、環境温度Tc(N)を推定した後、モジュール5(N)の該当ラインカード2に対応したファンユニット3を指定し、指定されたファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定する(ステップS58)。尚、例えば、モジュール5(N)に対応するラインカード2が、図9に示す通り、“6”のラインカード2の場合、ファンユニット3Bを指定する。制御部25Dは、指定されたファンユニット3のファン制御量が上限値に到達したか否かを判定し、ファン制御量が上限値に到達した場合、指定されたファンユニット3の高速制御が不可と判定する。また、制御部25Dは、指定されたファンユニット3のファン制御量が上限値に到達しなかった場合、指定されたファンユニット3の高速制御が可能と判定する。
制御部25Dは、指定されたファンユニット3の高速制御が可能でないと判定された場合(ステップS58否定)、実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、ステップS53に移行する。
制御部25Dは、指定されたファンユニット3の高速制御が可能と判定された場合(ステップS58肯定)、実装ポート21B(N)に実装されたモジュール5(N)の起動が可能であるか否かを判定する(ステップS59)。尚、収集部25Bは、モジュール5(N)と通信して格納情報を取得し、取得された格納情報内の消費電力量P及び規定温度Tbを収集する。更に、収集部25Bは、実装ポート21B(N)及びヒートシンク21C(N)の熱抵抗値θを収集する。そして、制御部25Dは、規定温度Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たしたか否かを判定する。制御部25Dは、Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たした場合、モジュール5(N)の起動が可能と判定する。また、制御部25Dは、Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たさなかった場合、モジュール5(N)の起動が不可と判定する。
制御部25Dは、モジュール5(N)の起動が可能でないと判定された場合(ステップS59否定)、モジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3のファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS60)。その結果、監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じて、モジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3をステップ制御又はフィルタ制御する。推定部25Cは、ファンユニット3の制御を実行後、実装ポート21B(N)の環境温度Tc(N)を推定すべく、ステップS57に移行する。
推定部25Cは、モジュール5(N)の起動が可能と判定された場合(ステップS59肯定)、モジュール5(N)起動時のモジュール5(N)の風下側にある各モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定する(ステップS61)。
推定部25Cは、例えば、モジュール5(N)内の格納情報内の消費電力量P(N)の関数として、モジュール5(N)起動時のヒートシンク21C(N)直上の環境温度変化量ΔTc(N)を推定する。尚、ΔTc(N)=f(P(N))である。消費電力量P(N)と環境温度変化量ΔTc(N)との関係は、事前に実測してテーブル情報として取得しても良いし、熱設計シミュレーションで決定しても良い。
制御部25Dは、モジュール5(N)起動時の風下側の全モジュール5(N+1、…)の温度上昇値ΔTc(N)を推定した後、該当ラインカード2に対応したファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定する(ステップS62)。制御部25Dは、ファンユニット3の高速制御が可能の場合(ステップS62肯定)、モジュール5(N)から風下側の全実装モジュール(N+1,N+2…M)が動作条件を満たしたか否かを判定する(ステップS63)。例えば、制御部25Dは、Tb(N+1)−Td(N+1)>ΔTc(N)、Tb(N+2)−Td(N+2)>ΔTc(N)、…、Tb(M)−Td(M)>ΔTc(N)の条件を満たしたか否かを判定する。尚、ケージ温度Tdは、ケージ21Aのモニタ温度であって、例えば、Td(N+1)は、ケージ21A(N+1)のモニタ温度である。
制御部25Dは、風下側の全てのモジュール5が動作条件を満たさなかった場合(ステップS63否定)、モジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3を制御するファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS64)。その結果、監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じて、実装ポート21B(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3をステップ制御又はフィルタ制御する。制御部25Dは、ファンユニット3の制御を実行後、ファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定すべく、ステップS62に移行する。
制御部25Dは、高速制御が可能でないと判定された場合(ステップS62否定)、実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、ステップS53に移行する。
制御部25Dは、風下側の全てのモジュール5が動作条件を満たした場合(ステップS63肯定)、モジュール5(N)の起動が可能と判定し、モジュール5(N)のハードウェアリセットを解除して起動する(ステップS65)。
制御部25Dは、モジュール5(N)のハードウェアリセットを解除して起動した後、モジュール5(N)及び風下側の全てのモジュール5(N+1、N+2…M)の温度モニタ値が正常であるか否かを判定する(ステップS66)。
制御部25Dは、モジュール5(N)及び風下側の全てのモジュール5(N+1、…M)の温度モニタ値Tmが正常値Tfの場合(ステップS66肯定)、監視制御部42から装置内温度分布を取得する(ステップS67)。更に、各制御部25Dは、装置内温度分布に基づき、装置内温度分布の温度マージン量が小のラインカード2があるか否かを判定する(ステップS67)。尚、温度マージン量が小のラインカード2は、例えば、温度分布が“H”のラインカード2に相当するものである。
制御部25Dは、装置内温度分布の温度マージン量が小のラインカード2がある場合(ステップS67肯定)、温度マージン量が小のラインカード2に対応するファンユニット3を高速にするファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS68)。その結果、監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じてモジュール5(N)を実装した該当ラインカード2に対応したファンユニット3をステップ制御又はフィルタ制御する。
更に、制御部25Dは、ファンユニット3内を高速に調整するファン制御量を通知した後、装置内温度分布を取得して温度マージン量が小のラインカード2があるか否かを判定すべく、ステップS67に移行する。また、制御部25Dは、装置内温度分布の温度マージン量が小のラインカード2がない場合(ステップS67否定)、図10に示す処理動作を終了する。
また、制御部25Dは、モジュール5(N)及び風下側の全てのモジュール5の温度モニタ値Tmが正常値Tfでない場合(ステップS66否定)、モジュール5(N)起動時の異常状態と判定する(ステップS69)。そして、制御部25Dは、モジュール5(N)の起動時の異常状態と判定すると、モジュール5(N)のハードウェアリセットを実行する(ステップS69)。制御部25Dは、モジュール5(N)のハードウェアリセット実行後、モジュール5(N)の実装不可を利用者に通知すべく、監視制御部42に指示し(ステップS70)、図10に示す処理動作を終了する。そして、監視制御部42は、カード制御部25からの指示に応じてモジュール5(N)の実装不可を通知出力する。その結果、利用者は、監視制御部42からの通知出力に応じてモジュール5(N)の実装不可を認識できる。検出部25Aは、モジュール5の実装を検出しなかったか場合(ステップS51否定)、実装を検出したか否かを判定すべく、ステップS51に移行する。
カード制御部25は、光伝送装置1A内の任意のラインカード2に対してモジュール5(N)の実装を検出すると、ケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)を収集する。そして、カード制御部25は、周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)に基づき、ケージ21A(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する。その結果、カード制御部25は、実装ポート21B(N)に実装したモジュール5(N)を実際に起動しなくても、モジュール5(N)起動後の環境温度Tc(N)を推定できる。
更に、カード制御部25は、環境温度Tc(N)の推定後、モジュール5(N)に対応したファンユニット3の高速制御が可能であるか否かを判定し、高速制御が可能でない場合に、モジュール5(N)の実装不可を報知出力する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の実装不可を認識できる。
カード制御部25は、環境温度Tc(N)の推定後、ファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、規定温度Tb(N)>Tc(N)+θ(N)*P(N)の条件を満たした場合、モジュール5(N)の起動が可能と判定する。そして、カード制御部25は、モジュール5(N)の起動が可能な場合に、モジュール5(N)の風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定する。その結果、カード制御部25は、風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)に基づき、モジュール5(N)の風下側モジュール5への影響を推定できる。
カード制御部25は、モジュール5(N)に対応するファンユニット3の高速制御が不可の場合に、モジュール5(N)の実装不可を報知出力する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の実装不可を認識できる。
カード制御部25は、モジュール5(N)に対応するファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、モジュール5(N)の起動が不可の場合、モジュール5(N)を起動できる状態にすべく、ファンユニット3内のファン31を制御する。その結果、カード制御部25は、ファン31を制御してモジュール5(N)が起動できる温度まで調整できる。
カード制御部25は、モジュール5(N)の風下側モジュール5の温度上昇値ΔTc(N)を推定した後、ファンユニット3の高速制御が可能で、かつ、温度上昇値ΔTc(N)が風下側モジュール5の動作条件を満たした場合、モジュール5(N)を起動する。そして、カード制御部25は、モジュール5(N)起動後、各モジュール5の(N)〜(M)の温度モニタ値が正常であるか否かを判定し、正常でない場合に、モジュール5(N)起動時の異常状態を報知出力する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の異常を認識できる。
カード制御部25は、温度上昇値ΔTc(N)が風下側モジュール5の動作条件を満たさなかった場合、風下側モジュール5の動作条件を満たすべく、ファン31を制御する。その結果、カード制御部25は、ファン31を制御して風下側モジュール5の動作条件を満たす温度まで調整できる。
カード制御部25は、装置内温度分布を参照し、モジュール5(N)が実装されたラインカード2に対応するファンユニット3の制御が可能であるか否かを判定し、制御が不可の場合、モジュール5(N)の実装不可を利用者に通知する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の実装不可を認識できる。
カード制御部25は、装置内温度分布を参照し、温度マージン量が小のラインカード2があるか否かを判定し、温度マージン量が小のラインカード2がある場合、温度マージン量が小のラインカード2に対応したファンユニット3の制御を実行する。その結果、カード制御部25は、モジュール5(N)の実装起動後、光伝送装置1A内のラインカード2の温度を調整できる。
次にラインカード2からモジュール5を抜去する際の光伝送装置1Aの動作について説明する。図11は、実施例2の第2の抜去調整処理に関わる光伝送装置1Aの処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、複数のラインカード2の内、例えば、“4”のラインカード2に実装されたモジュール5(N)を抜去する場合を想定するものとする。第2の抜去調整処理は、光伝送装置1A内の任意のラインカード2内の実装ポート21Bからモジュール5(N)の抜去を検出すると、モジュール5(N)に対応したファンユニット3の低速制御が可能な場合に、ファンユニット3を低速制御する処理である。
図11において検出部25Aは、光伝送装置1A内のラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出したか否かを判定する(ステップS81)。尚、検出部25Aは、実装ポート21B(N)に対するREMOVE信号を定期的に監視し、REMOVE信号に基づき実装ポート21B(N)に対するモジュール5(N)の抜去を監視する。
制御部25Dは、モジュール5(N)の抜去を検出した場合(ステップS81肯定)、モジュール5(N)のラインカード2に対応したファンユニット3のファン制御量の下限値を確認する(ステップS82)。制御部25Dは、監視制御部42から装置内温度分布を取得し(ステップS83)、モジュール5(N)の該当ラインカード2に対応したファンユニット3の低速制御が可能であるか否かを判定する(ステップS84)。尚、制御部25Dは、ファン制御量が下限値に到達したか否かを判定し、ファン制御量が下限値に到達した場合、ファンユニット3の低速制御が不可と判定する。また、制御部25Dは、ファン制御量が下限値に到達しなかった場合、ファンユニット3の低速制御が可能と判定する。
制御部25Dは、ファンユニット3の低速制御が可能でないと判定された場合(ステップS84否定)、該当ラインカード2に対応するファンユニット3を停止すべく、監視制御部42に通知し(ステップS85)、図11に示す処理動作を終了する。その結果、光伝送装置1Aは、ファンユニット3の停止に応じて装置全体の消費電力量を低減できる。
制御部25Dは、ファンユニット3の低速制御が可能と判定された場合(ステップS84肯定)、モジュール5(N)抜去後のラインカード2内の全てのモジュール5(N)の温度マージン量を算出する(ステップS86)。尚、収集部25Bは、モジュール5毎に、モジュール5内の格納情報から規定温度Tbを収集する。更に、収集部25Bは、モジュール5毎に、モジュール5の温度モニタ値Tmを収集する。制御部25Dは、モジュール5毎の規定温度Tb及び温度モニタ値Tmを用いてTb−Tmに基づき、モジュール5毎の温度マージン量Txを算出する。温度マージン量Txは、現在温度である温度モニタ値Tmから規定温度Tbまでの温度差であって、現在温度Tmから規定温度Tbに到達するまでの温度の上昇余地である。
制御部25Dは、Tx(1)=Tb(1)−Tm(1)、Tx(2)=Tb(2)−Tm(2)、…、Tx(M)=Tb(M)−Tm(M)に基づき、モジュール5毎に温度マージン量Txを算出する。そして、制御部25Dは、モジュール5毎の温度マージン量Txで、ラインカード2内のモジュール5抜去後の全てのモジュール5の温度マージン量Txを算出する。
制御部25Dは、ラインカード2内のモジュール5毎の温度マージン量Txを算出した後、モジュール5毎の温度マージン量Txが許容規定値Tz以上の条件を満たしたか否かを判定する(ステップS87)。尚、許容規定値Tzは、各モジュール5が耐用できる許容規定値である。カード制御部25は、Tx(1)>Tz(1)、Tx(2)>Tz(2)、…Tx(M)>Tz(M)の条件を全て満たしたか否かを判定する。
制御部25Dは、モジュール5毎に、温度マージン量Txが許容規定値Tz以上の条件を全て満たした場合(ステップS87肯定)、該当ラインカード2に対応するファンユニット3を制御するファン制御量を監視制御部42に通知する(ステップS88)。監視制御部42は、カード制御部25からのファン制御量に応じて該当ラインカード2に対応するファンユニット3内のファン31の回転速度を低速にする。その結果、光伝送装置1Aは、装置内のファン31の回転速度を低速にすることで装置全体の消費電力量を低減できる。そして、制御部25Dは、ステップS88にてファン制御量を通知した後、ステップS82に移行する。
カード制御部25は、モジュール5毎に、温度マージン量Txが許容規定値Tz以上の条件を全て満たさなかった場合(ステップS87否定)、図11に示す処理動作を終了する。検出部25Aは、モジュール5(N)の抜去を検出しなかった場合(ステップS81否定)、抜去を検出したか否かを判定すべく、ステップS81に移行する。
カード制御部25は、光伝送装置1A内の任意のラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出した場合、モジュール5(N)の自己発熱の影響が無くなるため、モジュール5(N)の風下側のモジュール5の温度マージン量が増える。その結果、カード制御部25は、モジュール5(N)の該当ラインカード2に対応したファンユニット3を低速にできるため、光伝送装置1A全体の消費電力量を低減できる。
実施例2の光伝送装置1Aは、内部の任意のラインカード2に対してモジュール5(N)の実装を検出すると、ケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)を収集する。光伝送装置1Aは、ケージ21A(N)の周囲環境温度Ta(N)及び補正値ΔT(N)に基づき、ケージ21A(N)のヒートシンク21C直上の環境温度Tc(N)を推定する。その結果、光伝送装置1Aは、実装ポート21B(N)に実装したモジュール5(N)を実際に起動しなくても、モジュール5(N)起動後の環境温度Tc(N)を推定できる。
光伝送装置1Aは、装置内温度分布を参照し、モジュール5(N)が実装されたラインカード2に対応するファンユニット3の制御が可能であるか否かを判定し、制御が不可の場合、モジュール5(N)の実装不可を利用者に通知する。その結果、利用者は、報知出力に基づき、モジュール5(N)の実装不可を認識できる。
光伝送装置1Aは、装置内温度分布を参照し、温度マージン量が小のラインカード2があるか否かを判定し、温度マージン量が小のラインカード2がある場合、温度マージン量が小のラインカード2に対応したファンユニット3を制御する。その結果、光伝送装置1Aは、モジュール5(N)の実装起動後、光伝送装置1A内のラインカード2の温度を調整できる。
光伝送装置1Aは、内部の任意のラインカード2からモジュール5(N)の抜去を検出した場合、モジュール5(N)の自己発熱の影響が無くなるため、モジュール5(N)の風下側のモジュール5の温度マージン量が増える。その結果、光伝送装置1Aは、モジュール5(N)の該当ラインカード2に対応したファンユニット3を低速にできるため、光伝送装置1A全体の消費電力量を低減できる。
尚、上記実施例では、ラインカード2に実装するモジュール5としてXFPを例示したが、XFPに限定されるものではなく、例えば、SFPやCFP等のモジュール5であっても良い。図12は、CFPのモジュールを実装したラインカード2Aの一例を示す説明図である。図1に示すラインカード2と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図12に示すラインカード2Aは、温度センサ22、接続コネクタ23、電源コネクタ24及びカード制御部25を有する。ラインカード2Aは、2枚のCFPのモジュール31を着脱可能に実装するものである。また、異なる仕様のXFPは勿論のこと、例えば、SFPやCFP等の他の仕様のモジュール5が混在した状態にも適用可能である。
上記実施例では、ケージ21A毎に風上側付近に温度センサ22を配置したが、温度センサ22は、ヒートシンク21C直上の環境温度Tcを正確に推定できる周囲環境温度Taを測定できる位置であれば良い。
上記実施例では、ファン31を調整した後、温度収束までには時間を要するため、周囲環境温度Ta及び温度モニタ値に応じて時間に対する変動量を設定しておき、その変動量が設定値以下になった場合に、さらなる調整を実行するようにしても良い。
補正値ΔT及び熱抵抗値θは、ラインカード2(2A)上のモジュール5が実装する実装ポート21Bの位置に応じても異なるため、個別に取得しても良い。
上記実施例の光伝送装置1(1A)では、その装置の下段部12(12A)にファンユニット3を配置するようにしたが、装置の上段部11(11A)にファンユニット3を配置した場合にも適用可能である。
光伝送装置1(1A)では、ファンユニット3の構成、ラインカード2(2A)の枚数及び配置位置等を例示したが、適宜変更可能である。
上記実施例では、ラインカード2上のカード制御部25が周囲環境温度Ta、消費電力量P、規定温度Tb及び熱抵抗値θ等の情報を収集し、収集された情報に基づきモジュール5起動前に、起動後の環境温度Tcを推定する処理を実行した。ラインカード2上のカード制御部25に限定されるものではなく、例えば、監視制御ユニット4内の監視制御部42で実行するようにしても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをインタフェース装置で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するインタフェース装置の一例を説明する。図13は、監視制御プログラムを実行するインタフェース装置100の一例を示す説明図である。
図13において監視制御プログラムを実行するインタフェース装置100では、ROM110、RAM120、CPU130及びインタフェース140を有する。
そして、ROM110には、上記実施例と同様の機能を発揮する監視制御プログラムが予め記憶されている。尚、ROM110ではなく、図示せぬドライブで読取可能な記録媒体に監視制御プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ、SDカード等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。監視制御プログラムとしては、検出プログラム110A、収集プログラム110B及び推定プログラム110Cである。尚、プログラム110A〜110Cについては、適宜統合又は分散しても良い。
そして、CPU130は、これらのプログラム110A〜110CをROM110から読み出し、これら読み出された各プログラムを実行する。そして、CPU130は、各プログラム110A〜110Cを、検出プロセス130A、収集プロセス130B及び推定プロセス130Cとして機能する。
CPU130は、モジュールが着脱可能に実装される実装ポートを有するケージを複数備えた通信カードにおいて実装ポートに対するモジュールの実装を検出する。CPU130は、モジュールの実装を検出すると、当該モジュールが実装された実装ポート付近の環境温度、当該モジュールの消費電力量及び規定温度、当該モジュールを実装した前記ケージの熱抵抗情報を収集する。CPU130は、収集された環境温度、消費電力量、規定温度及び熱抵抗情報に基づき、実装が検出されたモジュールを起動する前に、当該モジュール起動後の環境温度を推定する。その結果、実装モジュール起動前に起動後の環境温度を事前に推定できる。
1 光伝送装置
1A 光伝送装置
2 ラインカード
3 ファンユニット
21 実装部
21A ケージ
21B 実装ポート
21C ヒートシンク
22 温度センサ
25 カード制御部
25A 検出部
25B 収集部
25C 推定部
25D 制御部

Claims (10)

  1. モジュールが着脱可能に実装される実装部を複数備えた通信カードを有する監視制御装置において、
    前記実装部に対する前記モジュールの実装を検出する検出部と、
    前記モジュールの実装を検出すると、当該モジュールが実装された前記実装部付近の環境温度、当該モジュールの消費電力量及び規定温度、当該モジュールを実装した前記実装部の熱抵抗情報を収集する収集部と、
    前記収集された前記環境温度、前記消費電力量、前記規定温度及び前記熱抵抗情報に基づき、前記実装が検出された前記モジュールを起動する前に、当該モジュール起動後の環境温度を推定する推定部と
    を有することを特徴とする監視制御装置。
  2. 前記推定部にて推定された前記起動後の前記環境温度に基づき、前記通信カードを冷却するファンを制御する制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  3. 前記推定部は、
    前記推定された前記起動後の前記環境温度に基づき、前記実装が検出された前記モジュールが実装された前記通信カード内の他のモジュールの環境温度を推定し、
    前記制御部は、
    前記推定部にて推定された前記他のモジュールの環境温度に基づき、前記他のモジュールに対応した前記ファンを制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の監視制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記実装が検出された前記モジュールに対応する前記ファンの制御量が上限値を超えた場合に、前記実装が検出された前記モジュールを起動する前に、前記推定部にて推定された前記環境温度に基づき、前記モジュールの起動可否を判定することを特徴とする請求項3に記載の監視制御装置。
  5. 前記収集部は、
    前記通信カード内の前記実装部から前記モジュールの抜去を検出すると、前記実装部から抜去された前記モジュール以外の当該通信カードに実装された各モジュールの環境温度を収集し、
    前記制御部は、
    当該各モジュールの環境温度の収集結果に基づき、前記ファンの回転速度を低速制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の監視制御装置。
  6. 前記通信カードを複数搭載する伝送装置の内、各通信カードの温度状態を監視する監視部を有し、
    前記制御部は、
    前記通信カード毎の温度状態に基づき、前記伝送装置内の各通信カードに対応したファンの制御可否を判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の監視制御装置。
  7. 前記推定部は、
    前記通信カードを搭載する伝送装置内に配置され、前記通信カードを冷却するファンの回転速度を制御する制御量を前記熱抵抗情報の関数として用いることを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
  8. 前記制御部は、
    前記通信カード上の温度モニタ値の収束状態を監視し、特定温度範囲以内の収束と判定した場合に、調整する方向に、ファンの制御を段階的に実行することを特徴とする請求項2に記載の監視制御装置。
  9. モジュールが着脱可能に実装される実装部を複数備えた通信カードの監視制御装置が、
    前記実装部に対する前記モジュールの実装を検出し、
    前記モジュールの実装を検出すると、当該モジュールが実装された前記実装部付近の環境温度、当該モジュールの消費電力量及び規定温度、当該モジュールを実装した前記実装部の熱抵抗情報を収集し、
    前記収集された前記環境温度、前記消費電力量、前記規定温度及び前記熱抵抗情報に基づき、前記実装が検出された前記モジュールを起動する前に、当該モジュール起動後の環境温度を推定する
    処理を実行することを特徴とする監視制御方法。
  10. モジュールが着脱可能に実装される実装部を複数備えた通信カードの監視制御装置に、
    前記実装部に対する前記モジュールの実装を検出し、
    前記モジュールの実装を検出すると、当該モジュールが実装された前記実装部付近の環境温度、当該モジュールの消費電力量及び規定温度、当該モジュールを実装した前記実装部の熱抵抗情報を収集し、
    前記収集された前記環境温度、前記消費電力量、前記規定温度及び前記熱抵抗情報に基づき、前記実装が検出された前記モジュールを起動する前に、当該モジュール起動後の環境温度を推定する
    処理を実行させることを特徴とする監視制御プログラム。
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