この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施形態にかかる陳列棚の照明装置を示す斜視図、図2は、陳列棚の照明装置を照明側から見た斜視図である。図1及び図2に示すように、この発明の照明装置Lは、本体カバー1と、複数の発光素子としてのLED光源を取り付けたLED基板を保持するベースフレーム2と、拡散板3、本体カバー1に取り付けられる一対のスペーサ部材4、4と、スペーサ部材4の外側に取り付けられる一対の本体エンド5、5とを備える。本体エンド5は本体カバー1にねじ9により固定される。この実施形態においては、本体カバー1には、棚板に取り付ける際にねじが挿入されるねじ用凹部18、19が設けられている。これは照明装置Lが長い場合には、両端だけで棚板に取り付けた場合に照明装置Lが撓む虞があるため、照明装置Lの中央部分でも棚板にねじ止めできるようにしている。なお、このねじ用凹部18、19は照明装置Lの長さが短い場合には設けなくても良い。即ち、照明装置Lの長さに応じて、適宜設けられ、その個数も適宜選択すれば良い。
図3は、この発明の実施形態にかかる陳列棚の照明装置に用いられる本体カバーを示す斜視図、図4は、この発明の実施形態にかかる陳列棚の照明装置に用いられるベースカバー部分を示す斜視図である。り、(a)は、ベースカバー、(b)はLED基板を取り付けたベースカバーを示している。
図1から図4に示すように、本体カバー1は、例えば、アルミニウムの押し出し成形等により平板状の直方体に形成されている。陳列棚の棚板側と面する側は平板部10が形成され、この平板部10と対向する側に矩形状の開口部12が形成されている。側面部13、11が平板部10の両側面に隣接して形成されている。一方の側面部11には、後述するフラットホルダーやスライドホルダーの差し込み片と係合する一対の爪部11a、11aが設けられている。開口部12の両側には、側面部13に隣接する棚部14、側面部11に隣接する棚部15がそれぞれ設けられている。平板部10の内側にはベースフレーム2の突出部21と当接する壁部16が設けられている。
壁部16と側面部11との間の空間には、後述するように、LED基板20から引き出されたリード線の先端部に設けられたコネクタが照明装置Lの保管時などに収容される。本体カバー1には、本体エンド5、5をねじ9で固定するためのねじ穴17、17が設けられている。
図4に示すように、ベースフレーム2は、例えば、アルミニウムの押し出し成形等により形成され、LED基板20が取り付けられるテーパー面20aが設けられている。このテーパー面20aに対向するように反射面22が設けられる。この反射面22は本体カバー1の開口部12に対応し、開口部12より一回りほど小さな開口部が形成される。そして、LED基板20に設けられたLED光源からの光が反射面22により、本体カバー1の開口部12方向へ反射される。ベースフレーム2は、光の反射を効率よく行うために、白色に着色されている。また、反射面22には、光の反射をよりよくするために、反射シートを接着してもよい。
ベースフレーム2の反射面22の背面側の一部は前記本体カバー1の平板部10に当接するように平板状に形成され、開口部12方向に向かってアーチ状に形成されている。反射面22の背面には、本体カバー1の平板部10及び壁部16に当接し、ベースフレーム2の位置決めを行う突出部21が設けられている。そして、ベースフレーム2には、本体カバー1の棚部14上に載置される棚部23、本体カバー1の棚部15上に載置される棚部24が形成されている。
ベースフレーム2には、コネクタ窓26が設けられ、テーパー面20aにLED基板20を取り付けると、コネクタ窓26からコネクタ27が露出する。このコネクタ27にリード線のコネクタを差し込み、外部からの電源の供給がなされる。また、隣接するベースフレーム2間のLED基板20同士の接続もコネクタ27にリード線のコネクタを接続して行われる。
ベースフレーム2の開口部には、拡散板3を挿入するための溝25、25が形成されている。
図5から図7は、この発明の実施形態にかかる陳列棚の照明装置の側面図である。図5から図7に示すように、本体カバー1の棚部14、15にベースフレーム2の棚部23、24を載せるようにしてスライドさせて本体カバー1内にベースフレーム2を差し込む。そして、所定の位置までベースフレーム2をスライドさせて、本体カバー1内にベースフレーム2が装着され、保持される。LED基板20のコネクタ27に接続され引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、本体カバー1の外部まで案内される。
ベースフレーム2の溝25、25間に、拡散板3を挿入し、拡散板3を取り付ける。LED光源からの光は反射面22で反射され、拡散板3から光が放射される。
ところで、この発明の照明装置Lにおいては、本体カバー1は、棚板の幅に応じて種々用意されるが、ベースフレーム2は、3種類程度のサイズのものを用意し、複数のベースフレーム2を組み合わせて所定の長さになるように構成している。このため、本体カバー1の長さによっては、ベースフレーム2の長さが短くなる場合が生じる。そこで、この発明の実施形態にかかる照明装置Lにおいては、図8から図13に示すように、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4を挿入し、その間の空間を埋めるように構成している。
スペーサ部材4は、本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、図16及び図17に示すように、左右のスペーサ部材4、4は、左右対象に形成されている。図16は、左側スペーサ部材を示し、図17は、右側スペーサ部材を示し、それぞれ(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は正面図、(d)は左側面図、(e)は背面図、(f)は底面図である。上記のように、スペーサ部材4は、左右対称である以外は、左側も右側も同一の構成になっている。
スペーサ部材4は、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4の本体部40の両側部に本体部40と直交する方向に延在して一対の突出片41が形成されている。この第1の実施形態では、突出片41は35mmの長さを有している。左右に一対のスペーサ部材4を本体カバー1に取り付けるので、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを0から70mmの範囲で補うことが可能である。
突出片41は、拡散板3を支える支持部41aと、本体カバー1の棚部14又は棚部15の上に載置される段部41bとを有する。この段部41bは支持部41aの上面よりベースフレーム2の溝部25の幅の分だけ上に段差を有して形成されている。支持部41aの外表面は、スペーサ部材4を装着した際、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4を装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。
支持部41aの拡散板3を支持する側の表面には、突出片41の長さを示すスケールが設けられている。本体カバー1とベースフレーム2との間の隙間に対応して突出片41の長さを切断し調整する際に、このスケールにより容易に切断加工が行える。
本体部40の下方部には、拡散板3が挿入されるスリット43が設けられ、中央部には、後述するウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、本体部40には、本体エンド5のピンが挿入される穴部46、46が設けられている。また、本体部40の一方端には、リード線が案内される一対の突出部47が設けられ、この突出部47、47には、対向する突起47a、47aが設けられ、この突起47aにより、リード線が保持される。
図6に示すように、スペーサ部材4の段部41bを本体カバー1の棚部14、棚部15に係合するように、本体カバー1の棚部14、棚部15上に装着すると、ベースフレーム2の端部と当接して、スペーサ部材4が取り付けられ、本体カバー1と一体化する。LED基板20から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、突起47a、47aで保持され、本体カバー1の外部まで案内される。
スペーサ部材4を取り付けた後、本体エンド5が取り付けられる。本体エンド5は、スペーサ部材4を取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、図14及び図15示すように、左右の本体エンド5、5は、左右対象に形成されている。図14は、左側エンド部材、図15は、右側エンド部材を示し、それぞれ(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は正面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図である。
本体エンド5は、本体カバー1と対向する面に2つのピン56、56が突出して形成されている。ピン56は、スペーサ部材4に設けられた穴46、46に対応した位置に形成されている。このピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込むことにより、本体エンド5がスペーサ部材4に仮止めされる。
本体エンド5には、リード線が引き出される窓部51、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52、コネクタを収容するための窓部53が設けられている。
本体エンド5には、フラットホルダーやスライドホルダーの差し込み片が挿入される一対の爪部55、55が設けられている。そして、本体カバー1に設けられたねじ穴16、16に対応する位置にねじ穴54、54が設けられている。
図7に示すように、本体エンド5のピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込み、本体エンド5をスペーサ部材4に仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9をねじ込むことで、本体カバー1に本体エンド5が固定される。
本体カバー1に本体エンド5を取り付けると、本体カバー1、ベースフレーム2の端面及びスペーサ部材4は本体エンド5により覆われる。そして、リード線を引き出す窓部51、コネクタを収容する窓部53、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52が露出した状態となる。
木の棚板の下側にこの発明の照明装置Lを取り付ける場合には、ウッドキャップ6を本体エンド5に取り付ける。ウッドキャップ6は、本体エンド5を取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、図18及び図19に示すように、左右のウッドキャップ6、6は、左右対象に形成されている。図18は、左側ウッドキャップ部材、図19は、右側ウッドキャップ部材を示し、それぞれ(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は正面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図、(g)は底面図である。
ウッドキャップ6は、例えば、樹脂成形により形成されている。このウッドキャップ6は、四角の箱形形状に形成され、本体部60の照明側の面中央部に小判穴66が形成されている。この小判穴66は、棚側の取り付け面まで伸びる筒状に形成されている。本体部60の壁面には、切り欠き61、62、63、64が設けられている。本体エンド5側の壁面60bの中央部には、本体エンド5の開口部52に挿入される爪部65が設けられている。この爪部65の幅Wは、開口部52の幅より少し大きく形成される。爪部65は撓んで挿入され、開口部52内に挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
本体エンド5側の壁面60bに設けられた切り欠き61は、本体エンド5側から導出されるリード線が通される。切り欠き62はリード線のコネクタを本体エンド5内に収容する際に、リード線が通される。リード線はそれぞれ使用する場所などにより、引き出される切り欠き63又は64が選択される。
木棚板にウッドキャップ6を取り付けた照明装置Lを取り付ける際には、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、その後、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木棚板に照明装置Lを取り付ける。
次に、この発明の照明装置Lの組み立てる手順について図8から図13を参照して説明する。本体カバー1とベースフレーム2との間の隙間に対応して突出片41の長さを切断したスペーサ部材4を用意する。前述したように、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースに対応して突出片41の長さを切断し調整する際に、支持部41aに設けられたスケールを参照することで、容易に作業が行える。
本体カバー1とLED基板20を保持したベースフレーム2とを用意し、本体カバー1の棚部14、15にベースフレーム2の棚部23、24を載せるようにしてスライドさせて本体カバー1内にベースフレーム2を差し込み、本体カバー1内にベースフレーム2が装着される。複数のベースフレーム2を用いる場合には、予めLED基板20同士をそれぞれのコネクタ27にリード線を接続して連結する。そして、LED基板2から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、本体カバー1の外部まで案内される。また、ベースフレーム2の溝25に拡散板3を取り付ける。
続いて、スペーサ部材4の長さを調節した突出片41の段部41bを本体カバー1の棚部14、15に係合するように、本体カバー1の棚部14、15上に装着すると、ベースフレーム2の端部に当接してスペーサ部材4が取り付けられ、本体カバー1と一体化する。LED基板20から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、突起47a、47aで保持され、本体カバー1の外部まで案内される。
本体エンド5のピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込み、本体エンド5をスペーサ部材4に仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9(図1、図7参照)をねじ込み、本体カバー1に本体エンド5が固定される。本体エンド5の開口部52にウッドキャップ6の爪部65が挿入される。開口部52内に爪部65が挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
このように、棚板の幅に応じて種々用意された本体カバー1に対して、スペーサ部材4の突出部41の長さを調整することで、図13に示すように、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースSにスペーサ部材4が挿入され、種々の棚板に容易に対応することができる。
なお、図11から図13に示すものは、ウッドキャップ6を取り付けているが、棚板に直接照明装置Lを取り付けずに、ブラケットに照明装置Lを取り付ける場合には、ウッドキャップ6は取り付けず、後述するフラットホルダー7等を用いる。
次に、この発明の照明装置Lの使用態様につき図20から図33を参照して説明する。
図20は、ウッドキャップ6を取り付けた照明装置Lを照明側から見た斜視図である。ウッドキャップ6の本体エンド5側の壁面60bの中央部に設けられた爪部65を本体エンド5の開口部52に内に挿入して、爪部65の先端部65aを開口部52の縁と係合させて本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。図20に示すように、照明装置Lの両端にウッドキャップ6が取り付けられている。
図21ないし図23にウッドキャップ6とLED基板20から導出されたリード線20bの保持態様例を示す。図21は、照明装置Lの保管時を示す照明装置の端部を照明側から見た平面図である。この図21に示すように、リード線20bのコネクタが窓部53から本体カバー1内に収容されている。そして、リード線20bは、ウッドキャップ5の凹所の内部に収容されている。このため、照明装置Lを保管する際にリード線20bが他の部材に当接して傷つく虞などがなくなる。
図22及び図23は、ウッドキャップ6を用いて木棚板に取り付ける際のリード線20bの取り出し態様を示している。図22においては、切り欠き64よりリード線20bを取り出し、照明装置Lの長さ方向と平行な方向にリード線20bを取り出している。図23は、切り欠き63よりリード線20bを取り出し、照明装置Lの長さ方向と直交する方向にリード線20bを取り出している。
図24及び図25は、照明装置Lの端部の側面図である。これらの図においては、本体カバー1に本体エンド5を取り付けた状態を示し、ウッドキャップ6は取り付けていない。図24は、リード線とコネクタ20cをそのまま窓部51から導出している状態を示している。図25は、コネクタ20cを窓部53から本体カバー1内に収容した状態を示している。このように、保管時はコネクタ20cを本体カバー1内に収容することで、コネクタ20cの破損を防止することができる。
図26は、この発明の実施形態にかかる陳列棚の照明装置を木板の棚板600に取り付けた状態を示す平面図である。照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出す。その後、小判穴66に木ねじ601を通し、木ねじ601により木板の棚板600に照明装置Lが取り付けられる。
次に、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の照明装置Lを取り付ける態様につき説明する。ブラケットの先端に照明装置Lを取り付けるために、照明装置Lにフラットホルダー7を取り付ける。
図28及び図29に示すように、フラットホルダー7は、ブラケットに挟み込まれるコの字状のフック部71と、このフック部71を支持するベース73と、このベース73に対して直交する差し込み片72とからなる。そして、本体カバー1の側面部11と一対の爪部11a、11aとの間にフラットホルダー7の差し込み片72が挿入され、本体エンド5に当接するようにフラットホルダー7が取り付けられる。そして、必要に応じてフラットホルダー7に設けた穴部74から本体カバー1にねじによりフラットホルダー7を固定する。
このフラットホルダー7は、両端に取り付けられるフラットホルダー7のベース73の長さが相違している。例えば、図28及び図29に示す例においては、下側に位置するフラットホルダー7は、フック部71の先端が本体カバー1の側面部11と対向する側面に到達するように構成されている。一方、上側に位置するフラットホルダー7は、側面11側からすぐの位置にフック部71が位置するようにその長さが調整されている。これは、ブラケットの左右に照明装置Lを配置する場合にも他方のフラットホルダー7のフック部71が邪魔にならずに、照明装置Lが一直線上に配置できるようにするためである。
図27は、陳列棚へこの発明の実施形態にかかる照明装置を取り付けた状態を示す斜視図である。
図27に示すように、適当な間隔をおいて設置された支柱101にそれぞれチャンネル鋼材などからなるサポート部材102をタップねじ(図示しない)を用いて固定し、このサポート部材102に板状のブラケット110を係止する。さらにこのブラケット110上に、この発明の照明装置Lが取り付けられた後、ブラケット110上にガラス板などからなる棚板が載せられる。また、サポート部材102の間には必要に応じてバックボード105が設置される。
ブラケット110の後端部には、図示はしないが、上下2段以上のL字型の係止フックが形成され、サポート部材102はこれら係止フックが抜き差しされる上下多段のスリット107と、これらスリット107から内部に挿入された係止フックが上下に移動できる縦溝108とを備える。そして、前記ブラケット110は、サポート部材102の前面に形成されたスリット107から係止フックを挿入してブラケット110を下げるという手順でサポート部材102に係止される。
上記のように、サポート部材102に係止された左右一対のブラケット110、110にこの発明の照明装置Lを取り付ける。
上記したように、本体カバー1の両端にフラットホルダー7、7を取り付ける。フラットホルダー7のフック部71をそれぞれブラケット110に係止することで、左右のブラケット110に照明装置Lを取り付けることができる。この照明装置Lで下段の棚板上の商品等を照明する陳列棚が得られる。
また、LED基板20を取り付けたベースフレーム2は、本体カバー1内に配置されており、外部からは薄板状の本体カバー1が棚板の下に位置するだけであり、外観上シンプルで見栄えがよい。
次に、スパンが連続する場合に、この発明の照明装置の取り付ける方法につき、図30に従い説明する。
図30は、連続するスパンに棚板を載置する陳列棚へこの発明の実施形態にかかる照明装置を取り付けた状態を示す平面図である。
スパンが連続する場合には、1つのブラケット110に左右の照明装置Lのフラットホルダー7のフック部71が取り付けられることになる。この発明では、上述したように、フラットホルダー7は、両端に取り付けられるフラットホルダー7のベース73の長さが相違している。例えば、図28及び図29に示す例においては、下側に位置するフラットホルダー7は、フック部71の先端が本体カバー1の側面部11と対向する側面に到達するように構成されている。一方、上側に位置するフラットホルダー7は、側面11側からすぐの位置にフック部71が位置するようにその長さが調整されている。1つのブラケット110に係止させるフラットホルダー7のフック部71の位置をずらし、隣り合う本体カバー1が一直線上になるように構成したものである。
このように、ブラケット110に2つのフラットホルダー7のフック部71が重ならないように配置されている。
この結果、本体カバー1に差し込んだフラットホルダー7を用いて、ブラケット110に本体カバー1を取り付けると、連続する本体カバー1、1が一直線上に配置されることになり、見栄えが良くなるばかりか、照明される位置のバラツキもなくなる。
次に、ブラケット110に照明装置を取り付ける他の例につき、図31から図33を参照して説明する。
図31は、この発明の実施形態にかかる照明装置の本体カバーにスライドホルダーを取り付ける状態を示す斜視図、図32は、この発明の実施形態にかかる照明装置の本体カバーにスライドホルダーを取り付けた状態を示す斜視図、図33は、スライドホルダーを用いて照明装置をブラケットに取り付ける状態を示す模式図であり、(a)は回転させる状態。(b)は取り付けた状態を示している。
図31から図33に示すものは、ブラケット110に設けられた孔111を用いてオーバーハング状に照明装置1を固定するものである。このため、本体カバー1の側面部11と一対の爪部11a、11aとの間に、スライドホルダー8が装着される。スライドホルダー8は、左右一組で2本のブラケット110に装着される。
図31から図33に示すように、左右一組のスライドホルダーで1つの照明装置Lを取り付ける。
スライドホルダー8は、本体カバー1の側面部11と一対の爪部11a、11aとの間に嵌め込まれるバネ部材で構成された差し込み片82と、本体カバー1の側面部11から突出し、孔111に挿入する係合部83を有する突片81とブラケット110に係合する断面コ字状の係止部85を有している。さらに、差し込み片82には、ねじ孔84を有し、このねじ孔84から本体カバー1にねじが締め付けられる。
図31及び図32に示すように、本体カバー1の側面部11と一対の爪部11a、11aとの間にスライドホルダー8の差し込み片82を嵌め込んで挿入する。同じく、逆からもスライドホルダー8を挿入する。
止める位置をある程度決め、図32に示すように、ねじ回しを用いて図示しないねじで仮止めをする。
図31に示すように、ブラケット110の孔部111にスライドホルダー8の突片82の係合部を差し込み、図中矢印の方向に前に倒す((a)参照)。そして、ブラケット110に係止部85を嵌め込み照明装置Lをブラケット110で支持する。そして、壁に対してブラケット110が垂直になる位置でスライドホルダー8のねじを最後まで固定して、照明装置Lがブラケット110に固定される。
このように、スライドホルダー8を用いてもブラケット110に照明装置Lを取り付けることができるので、陳列棚の用途に応じて、取り付け方法を選択することができる。
次に、この発明の第2の実施形態につき、図34から図42に従い説明する。この第2の実施形態は、第1の実施形態が、スペーサ部材4の一対の突出部41の長さを調整し、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースSにスペーサ部材4が挿入するように構成されているのに対し、この発明の第2の実施形態のスペーサ部材4aは、突出部41が板状に形成されている。
図34は、この発明の第2の実施形態のスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は照明側からの斜視図、(b)は(a)の逆方向側からの斜視図である。図35は、この発明の第2の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図36は、この発明の第2の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は左側面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。
前述したように、スペーサ部材4aは、本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、左右のスペーサ部材4aは、左右対象に形成されている。この第2の実施形態においては、一方のスペーサ部材4aを図示し、他方のスペーサ部材4aも左右対象以外は、その構成は同じであるので、図示は省略している。
図34ないし図36に示すように、スペーサ部材4aは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4の本体部40の両側部に本体部40と直交する方向に延在して板状の突出部411が形成されている。この第2の実施形態では、突出部411は35mmの長さを有している。左右に一対のスペーサ部材4を本体カバー1に取り付けるので、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを0から70mmの範囲で補うことが可能である。
突出部411は、中央部に拡散板3を支える支持部41a1と、両側に本体カバー1の棚部14又は棚部15の上に載置される段部41b1とを有する。この段部41b1は支持部41a1の上面よりベースフレーム2の溝部25の幅の分だけ上に段差を有して形成されている。支持部41a1の外表面は、スペーサ部材4aを装着した際、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4aを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。
支持部41a1の支持部41b1に近接する拡散板3を支持する側の表面には、突出部411の長さを示すスケールが設けられている。本体カバー1とベースフレーム2との間の隙間に対応して突出部411の長さを切断し調整する際に、このスケールにより容易に切断加工が行える。この第2の実施形態においては、突出部411が1つの板状に形成されているので、1度の切断作業で所定の長さに形成することができ、左右の長さの違いも起こらない。また、後述するように、照明側から見ると、拡散板3の上に支持部41a1が配置されることになる。この結果、拡散板3の寸法精度に余裕ができる。即ち、本体カバー1の長さよりも短くても支持部41a1で覆われるので、拡散板3の切断サイズの誤差をある程度吸収することができる。更に、支持部41a1で覆われた部分は、光が透過せず、発光面と非発光面を明確に区別することができる。
本体部40の照明側の近傍には、第1の実施形態と同様に拡散板3が挿入されるスリット43が設けられ、中央部には、ウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、本体部40には、本体エンド5のピンが挿入される穴部46、46が設けられている。また、本体部40の一方端には、リード線が案内される一対の突出部47が設けられ、この突出部47、47には、対向する突起47a、47aが設けられ、この突起47aにより、リード線が保持される。
図37、図40に示すように、スペーサ部材4aの両側の段部41b1を本体カバー1の棚部14、棚部15に係合するように、本体カバー1の棚部14、棚部15上に装着すると、ベースフレーム2の端部と当接して、スペーサ部材4が取り付けられ、本体カバー1と一体化する。図41に示すように、拡散板3の上に支持部41a1が配置されることになる。LED基板20から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、突起47a、47aで保持され、本体カバー1の外部まで案内される。
ベースフレーム2の溝25、25間に、拡散板3を挿入し、拡散板3を取り付ける。LED光源からの光は反射面22で反射され、拡散板3から光が放射される。
スペーサ部材4aを取り付けた後、本体エンド5が取り付けられる。本体エンド5は、スペーサ部材4aを取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられる。
前述したように、本体エンド5は、本体カバー1と対向する面に2つのピン56、56が突出して形成されている。ピン56は、スペーサ部材4aに設けられた穴46、46に対応した位置に形成されている。図42に示すように、このピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込むことにより、本体エンド5がスペーサ部材4に仮止めされる。
第1の実施形態と同様に、本体エンド5のピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込み、本体エンド5をスペーサ部材4に仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9をねじ込むことで、本体カバー1に本体エンド5が固定される。
本体カバー1に本体エンド5を取り付けると、本体カバー1、ベースフレーム2の端面及びスペーサ部材4aは本体エンド5により覆われる。そして、リード線を引き出す窓部51、コネクタを収容する窓部53、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52が露出した状態となる。
前述した第1の実施形態と同様に、開口部52に爪部65が挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
このように、この第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に、棚板の幅に応じて種々用意された本体カバー1に対して、スペーサ部材4aの突出部41aの長さを調整することで、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4aが挿入され、種々の棚板に容易に対応することができる。
この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第2の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
次に、この発明の第3の実施形態につき、図43から図52に従い説明する。この第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態が、スペーサ部材4、4aの突出片41、突出部411の長さを調整し、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4、4aが挿入するように構成されているのに対し、この発明の第3の実施形態のスペーサ部材4b、4bnは、厚さが異なる複数の部材で構成している。そして、スペーサ部材4b、4bnをスペースに応じて選択して本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間の挿入するものである。即ち、ある程度のサイズパターン、例えば、厚さが1mm、2mm、5mm、10mmのサイズパターンのスペーサ部材4b、4bnを用意しておけば、これらの組み合わせにより、1mm単位での対応ができる。
図43は、この発明の第3の実施形態のベースフレーム側に挿入されるスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は照明側からの斜視図、(b)は(a)の逆方向側からの斜視図である。図44は、この発明の第3の実施形態のベースフレーム側に挿入されるスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図45は、この発明の第3の実施形態の本体エンド側に挿入されるスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は照明側からの斜視図、(b)は(a)の逆方向側からの斜視図、(c)は本体エンド側から見た斜視図である。図46は、この発明の第3の実施形態の本体エンド側に挿入されるスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図47は、この発明の第3の実施形態の本体エンド側に挿入されるスペーサ部材を示し、(a)は左側面図、(b)は右側面図である。図48は、この発明の第3の実施形態のベースフレーム側に挿入されるスペーサ部材と本体エンド側に挿入されるスペーサ部材の取り付け状態を示す斜視図である。図49は、この発明の第3の実施形態のベースフレーム側に挿入されるスペーサ部材と本体エンド側に挿入されるスペーサ部材の取り付け状態を示す斜視図である。
スペーサ部材4b、4bnは、本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、左右のスペーサ部材4b、4bnは、左右対象に形成されている。この第3の実施形態においては、一方のスペーサ部材4b、4bnを図示し、他方のスペーサ部材4b、4bnも左右対象以外は、その構成は同じであるので、図示は省略している。
図43、図44に示すように、ベースフレーム2側に挿入されるスペーサ部材4bは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4bの本体部40の両側部に本体部40と同じ厚さ段部412が形成されている。この第3の実施形態では、本体部40の上部の照明側の面40tが、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4bを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。このスペーサ部材4bの厚みは、例えば3mmに形成されている。後述するように、本体エンド側に挿入されるスペーサ部材4bnは、その厚さを異ならせたサイズパターンが用意される。これらの組み合わせにより、1mm単位で本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを補うことが可能である。
左右の段部412の上面は、本体カバー1の棚部14、15に当接し、上面40tの幅が本体カバー1の開口部12に嵌まり込む大きさに形成され、両段部412の角が本体カバー1の開口部12に嵌め込まれ、本体カバー1にスペーサ部材4bが取り付けられる。
スペーサ部材4bは、光が透過せず、発光面と非発光面を明確に区別することができる。
本体部40の中央部には、ウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、本体部40には、本体エンド5のピンが挿入される穴部46、46が設けられている。この穴部46、46は、本体エンド側にスペーサ部材4bnが嵌め込まれる場合には、スペーサ部材4bnに設けられたピン46pが挿入される。
また、本体部40の一方端には、リード線が案内される一対の突出部47が設けられ、この突出部47、47には、対向する突起47a、47aが設けられ、この突起47aにより、リード線が保持される。
図45〜図47に示すように、本体エンド5とスペーサ部材4bとの間に挿入されるスペーサ部材4bnは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4bの本体部40の両側部に本体部40と同じ厚さ段部412が形成されている。この第3の実施形態では、本体部40の上部の照明側の面40tが、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4bnを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。このスペーサ部材4bnは、その厚さを異ならせた複数のサイズパターンが用意される。例えば、厚さが1mm、2mm、5mm、10mmのサイズパターンのスペーサ部材4bnが用意される。これらの組み合わせにより、1mm単位で本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを補うことが可能である。
左右の段部412の上面は、本体カバー1の棚部14、15に当接し、上面40tの幅が本体カバー1の開口部に嵌まり込む大きさに形成され、両段部412の角が本体カバー1の開口部12に嵌め込まれ、本体カバー1にスペーサ部材4bnが取り付けられる。
スペーサ部材4bnは、光が透過せず、発光面と非発光面を明確に区別することができる。
本体部40の中央部には、ウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、本体部40には、本体エンド5のピン又は本体エンド側に挿入されるスペーサ部材4bnのピン46pが挿入される穴部(凹部)46、46が設けられる。本体部40のこの穴部(凹部)の反対面側には、ピン46pが設けられている。
また、本体部40の一方端には、リード線が案内される一対の突出部47が設けられ、この突出部47、47には、対向する突起47a、47aが設けられ、この突起47aにより、リード線が保持される。
図48に示すように、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースに応じて、1つのスペーサ部材4bと複数のスペーサ部材4bnが用意され、これらスペーサ部材4bと4bnが穴部(凹部)46とピン46pとが対向するように配置される。図49に示すように、ベースフレーム側からスペーサ部材4bを挿入し、そして、その穴部(凹部)46にスペーサ部材4bnのピン46pを合わせ、両者を結合してスペースに応じてスペーサ部材4bと4bnを挿入する。
図50〜図52、図59及び図60に示すように、スペーサ部材4b、4bnの両側の段部412を本体カバー1の棚部14、棚部15に係合するように、本体カバー1の棚部14、棚部15上に装着し、順次スペーサ部材4b、4bnをベースフレーム2側へ送り込む。互いに結合されたスペーサ部材4b、4bnは一体化され、スペーサ部材4bがベースフレーム2の端部と当接して、スペーサ部材4b、4bnが取り付けられ、本体カバー1と一体化する。この第3の実施形態においては、拡散板3は、ベースフレーム2の長さと等しく形成され、スペーサ部材4bの本体部40の端面と拡散板2の端面が当接することになる。LED基板20から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、突起47a、47aで保持され、本体カバー1の外部まで案内される。
ベースフレーム2の溝25、25間に、拡散板3を挿入し、拡散板3を取り付ける。LED光源からの光は反射面22で反射され、拡散板3から光が放射される。
スペーサ部材4b、4bnを取り付けた後、本体エンド5が取り付けられる。本体エンド5は、スペーサ部材4b、4bnを取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられる。
前述したように、本体エンド5は、本体カバー1と対向する面に2つのピン56、56が突出して形成されている。ピン56は、スペーサ部材4b、4bnに設けられた穴46、46に対応した位置に形成されている。ピン56をスペーサ部材4b又は4bnの穴46、46にはめ込むことにより、本体エンド5がスペーサ部材4に仮止めされる。
第1の実施形態と同様に、本体エンド5のピン56をスペーサ部材4b又は4bnの穴46、46にはめ込み、本体エンド5をスペーサ部材4b又は4bnに仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9をねじ込むことで、本体カバー1に本体エンド5が固定される。
本体カバー1に本体エンド5を取り付けると、本体カバー1、ベースフレーム2の端面及びスペーサ部材4b又は4bnは本体エンド5により覆われる。そして、リード線を引き出す窓部51、コネクタを収容する窓部53、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52が露出した状態となる。
前述した第1の実施形態と同様に、開口部52ないに爪部65が挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
このように、この第3の実施形態においても第1及び第2の実施形態と同様に、棚板の幅に応じて種々用意された本体カバー1に対して、スペーサ部材4b、4bnを組み合わせ、長さを調整することで、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4b、4bnが挿入され、種々の棚板に容易に対応することができる。
この第3の実施形態においては、例えば、厚さが1mm、2mm、5mm、10mmのサイズパターンのスペーサ部材4b、4bnを用意しておけば、カット作業を行うことなく、これらの組み合わせにより、1mm単位での対応ができる。そして、カット作業をなくすことで、カット寸法のミスをなくすことができる。
この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第3の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
次に、この発明の第4の実施形態につき、図53から図58に従い説明する。この第4の実施形態は、第3の実施形態のスペーサ部材4bに代えて、拡散板3の上に配置される鍔部49を本体部40に設けたスペーサ部材42cを用いたものである。その他のスペーサ部材4bnは、第3の実施形態と同様のものを用いる。鍔部49を有するスペーサ部材4cと厚さの異なるスペーサ部材4bnを用いて本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間に挿入する。第3の実施形態と同様に、そして、スペーサ部材4c、4bnをスペースに応じて選択して本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間の挿入することで、これらの組み合わせにより、1mm単位での対応ができる。
図53は、この発明の第4の実施形態のベースフレーム側に挿入されるスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は棚板側からの斜視図、(b)は照明側からの斜視図である。図54は、この発明の第4の実施形態のベースフレーム側に挿入されるスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
スペーサ部材4cは、本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、左右のスペーサ部材4cは、左右対象に形成されている。この第4の実施形態においては、一方のスペーサ部材4cを図示し、他方のスペーサ部材4cも左右対象以外は、その構成は同じであるので、図示は省略している。
図53、図54に示すように、ベースフレーム2側に挿入されるスペーサ部材4cは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4bの本体部40の両側部に本体部40と同じ厚さ段部412が形成されている。この第4の実施形態では、本体部40の上部の照明側の面40tが、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4cを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。このスペーサ部材4cの厚みは、例えば3mmに形成されている。また、本体エンド側に挿入されるスペーサ部材4bnは、第3の実施形態と同様にその厚さを異ならせたサイズパターンが用意される。これらの組み合わせにより、1mm単位で本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを例えば3mmから70mmの範囲で補うことが可能である。
更に、この第4の実施形態のスペーサ部材4cは、本体部40の拡散板3が当接する位置に拡散板3の上に配置される鍔部49が設けられている。
左右の段部412の上面は、本体カバー1の棚部14、15に当接し、上面40tの幅が本体カバー1の開口部に嵌まり込む大きさに形成され、段部412の角が本体カバー1の開口部12に嵌め込まれ、本体カバー1にスペーサ部材4cが取り付けられる。
照明側から見ると、拡散板3の上に鍔部49が配置されることになる。この結果、拡散板3の寸法精度に余裕ができる。即ち、ベースカバー2の長さよりも短くても鍔部49で覆われるので、拡散板3の切断サイズの誤差をある程度吸収することができる。
又、この第4の実施形態のスペーサ部材4cも、光が透過せず、発光面と非発光面を明確に区別することができる。
本体部40の中央部には、ウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、本体部40には、本体エンド5のピンが挿入される穴部46、46が設けられている。この穴部46,46は、本体エンド側にスペーサ部材4bnが嵌め込まれる場合には、スペーサ部材4bnに設けられたピン46pが挿入される。
また、本体部40の一方端には、リード線が案内される一対の突出部47が設けられ、この突出部47、47には、対向する突起47a、47aが設けられ、この突起47aにより、リード線が保持される。
図55、図56に示すように、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースに応じて、1つのスペーサ部材4cと複数のスペーサ部材4bnが用意され、これらスペーサ部材4cと4bnが穴部(凹部)46とピン46pとが対向するように配置される。
図57〜図60に示すように、スペーサ部材4c、4bnの両側の段部412を本体カバー1の棚部14、棚部15に係合するように、本体カバー1の棚部14、棚部15上に装着し、順次スペーサ部材4c、4bnをベースフレーム2側へ送り込む。互いに結合されたスペーサ部材4c、4bnは一体化され、スペーサ部材4cがベースフレーム2の端部と当接して、スペーサ部材4b、4bnが取り付けられ、本体カバー1と一体化する。この第4の実施形態においては、照明側から見ると、拡散板3の上に鍔部49が配置される。LED基板20から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、突起47a、47aで保持され、本体カバー1の外部まで案内される。
ベースフレーム2の溝25、25間に、拡散板3を挿入し、拡散板3を取り付ける。LED光源からの光は反射面22で反射され、拡散板3から光が放射される。
スペーサ部材4c、4bnを取り付けた後、本体エンド5が取り付けられる。本体エンド5は、スペーサ部材4c、4bnを取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられる。
前述したように、本体エンド5は、本体カバー1と対向する面に2つのピン56、56が突出して形成されている。ピン56は、スペーサ部材4c、4bnに設けられた穴46、46に対応した位置に形成されている。ピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込むことにより、本体エンド5がスペーサ部材4に仮止めされる。
第1の実施形態と同様に、本体エンド5のピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込み、本体エンド5をスペーサ部材4に仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9をねじ込むことで、本体カバー1に本体エンド5が固定される。
本体カバー1に本体エンド5を取り付けると、本体カバー1、ベースフレーム2の端面及びスペーサ部材4は本体エンド5により覆われる。そして、リード線を引き出す窓部51、コネクタを収容する窓部53、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52が露出した状態となる。
前述した第1の実施形態と同様に、開口部52ないに爪部65が挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
このように、この第4の実施形態においても第3の実施形態と同様に、棚板の幅に応じて種々用意された本体カバー1に対して、スペーサ部材4c、4bnを組み合わせ、長さを調整することで、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4c、4bnが挿入され、種々の棚板に容易に対応することができる。
この第4の実施形態においては、スペーサ部材4cと、例えば、厚さが1mm、2mm、5mm、10mmのサイズパターンのスペーサ部材4bnを用意しておけば、カット作業を行うことなく、これらの組み合わせにより、1mm単位での対応ができる。そして、カット作業をなくすことで、カット寸法のミスをなくすことができる。
この第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第2の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
次に、この発明の第5の実施形態につき、図61から図71に従い説明する。この第5の実施形態は、第1の実施形態が、スペーサ部材4の一対の突出部41の長さを調整し、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4が挿入するように構成されているのに対し、この発明の第5の実施形態のスペーサ部材4dは、本体部40及び突出片49aが板状に形成され、本体部40の両側に段部413が形成されている。そして、この第5の実施形態は、本体部40、段部413及び突出片49aに所定の間隔、例えば、5mm間隔で切り込み溝が設けられ、この切り込み溝の位置で道具を使わずにスペーサ部材4dを所望の長さで切断可能に構成している。道具を使わずに手で簡単に切断が出きるので、作業時間が短縮できる。
図61は、この発明の第5の実施形態のスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は照明側からの斜視図、(b)は(a)の逆方向側からの斜視図である。図62は、この発明の第5の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図63は、この発明の第5の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は左側面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。
前述したように、スペーサ部材4dは、本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、左右のスペーサ部材4dは、左右対象に形成されている。この第2の実施形態においては、一方のスペーサ部材4dを図示し、他方のスペーサ部材4aも左右対象以外は、その構成は同じであるので、図示は省略している。
図61ないし図63に示すように、スペーサ部材4dは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4dの板状の本体部40と板状の突出片49aが形成されている。本体部40の両側に段部413が形成されている。この第5の実施形態では、板状の突出片49aは35mmの長さを有している。左右に一対のスペーサ部材4dを本体カバー1に取り付けるので、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを0から70mmの範囲で補うことが可能である。
本体部40の中央部には、板状の突出片49aが設けられ、両側に本体カバー1の棚部14又は棚部15の上に載置される段部413が設けられている。突出片49aの外表面は、スペーサ部材4dを装着した際、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4dを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。
更に、この第5の実施形態のスペーサ部材4dは、本体部40の拡散板3が当接する位置に拡散板3の上に配置される鍔部49dが設けられている。
左右の段部413の上面は、本体カバー1の棚部14、15に当接し、上面板部49aの幅が本体カバー1の開口部に嵌まり込む大きさに形成され、段部413の角が本体カバー1の開口部12に嵌め込まれ、本体カバー1にスペーサ部材4dが取り付けられる。
照明側から見ると、拡散板3の上に鍔部49dが配置されることになる。この結果、拡散板3の寸法精度に余裕ができる。即ち、ベースカバー2の長さよりも短くても鍔部49で覆われるので、拡散板3の切断サイズの誤差をある程度吸収することができる。
本体部40、突出片49a及び段部413の照明側の反対側の面には、所定間隔、例えば、5mm間隔毎に切断用の切り込み溝49cが設けられ、この切り込み溝49cの位置で道具を使わずにスペーサ部材4dを所望の長さで切断可能に構成している。
本体カバー1とベースフレーム2との間の隙間に対応して本体部40、突出片49a及び段部413の長さを切断し調整する際に、この切り込み溝49cにより、手で折り曲げることにより容易に切断加工が行える。この第5の実施形態においては、本体部40、突出片49a及び段部413が1つの板状に形成されているので、1度の切断作業で所定の長さに形成することができ、左右の長さの近いも起こらない。また、後述するように、照明側から見ると、拡散板3の上に鍔部49dが配置されることになる。この結果、拡散板3の寸法精度に余裕ができる。即ち、ベースフレーム2の長さよりも短くても鍔部49dで覆われるので、拡散板3の切断サイズの誤差をある程度吸収することができる。更に、板部49a、鍔部49dで覆われた部分は、光が透過せず、発光面と非発光面を明確に区別することができる。
本体部40の本体ケース1側の近傍には、ウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、本体部40には、本体エンド5のピンが挿入される穴部46、46が設けられている。また、本体部40の一方端には、リード線が案内される一対の突出部47が設けられ、この突出部47、47には、対向する突起47a、47aが設けられ、この突起47aにより、リード線が保持される。
図64〜図68に示すように、所定の長さの切り込み溝49cで切断したスペーサ部材4dの両側の段部41を本体カバー1の棚部14、棚部15に係合するように、本体カバー1の棚部14、棚部15上に装着すると、ベースフレーム2の端部と当接して、スペーサ部材4が取り付けられ、本体カバー1と一体化する。図68、図69に示すように、拡散板3の上に鍔部49dが配置されることになる。LED基板20から引き出されるリード線は本体カバー1の側面部13とベースフレーム2との間の空間に引き込まれ、突起47a、47aで保持され、本体カバー1の外部まで案内される。
予めベースフレーム2の溝25、25間に、拡散板3が挿入され、拡散板3を取り付けられている。LED光源からの光は反射面22で反射され、拡散板3から光が放射される。
スペーサ部材4dを取り付けた後、本体エンド5が取り付けられる。本体エンド5は、スペーサ部材4dを取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられる。
前述したように、本体エンド5は、本体カバー1と対向する面に2つのピン56、56が突出して形成されている。ピン56は、スペーサ部材4dに設けられた穴46、46に対応した位置に形成されている。図70に示すように、スペーサ部材4dの穴46、46にピン56をはめ込むことにより、本体エンド5がスペーサ部材4に仮止めされる。
第1の実施形態と同様に、本体エンド5のピン56をスペーサ部材4の穴46、46にはめ込み、本体エンド5をスペーサ部材4に仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9をねじ込むことで、本体カバー1に本体エンド5が固定される。
本体カバー1に本体エンド5を取り付けると、本体カバー1、ベースフレーム2の端面及びスペーサ部材4は本体エンド5により覆われる。そして、リード線を引き出す窓部51、コネクタを収容する窓部53、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52が露出した状態となる。
前述した第1の実施形態と同様に、開口部52内に爪部65が挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
このように、この第5の実施形態においても第1の実施形態と同様に、棚板の幅に応じて種々用意された本体カバー1に対して、スペーサ部材4aの突出部41aの長さを調整することで、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4aが挿入され、種々の棚板に容易に対応することができる。
この第5の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第2の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
次に、この発明の第6の実施形態につき、図72から図79に従い説明する。この第6の実施形態は、第5の実施形態が、スペーサ部材4dを本体カバー1の側面からの棚部14、15に沿って挿入するのに対し、側面及び上面のいずれからも装着できるように構成したものである。また、この発明の第6の実施形態のスペーサ部材4eは、第5の実施形態と同様に、本体部40及び突出片49aが板状に形成されている。そして、この第6の実施形態は、本体部40、突出片49aと後述する脚部に所定の間隔、例えば、5mm間隔で切り込み溝が設けられ、この切り込み溝の位置で道具を使わずにスペーサ部材4eを所望の長さで切断可能に構成している。道具を使わずに手で簡単に切断が出きるので、作業時間が短縮できる。
図72は、この発明の第6の実施形態のスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は棚側からの斜視図、(b)は照明側からの斜視図である。図73は、この発明の第6の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図74は、この発明の第6の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は左側面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。
前述したように、スペーサ部材4eは、本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられるもので、左右のスペーサ部材4eは、左右対象に形成されている。この第6の実施形態においては、一方のスペーサ部材4eを図示し、他方のスペーサ部材4eも左右対象以外は、その構成は同じであるので、図示は省略している。
図72ないし図74に示すように、スペーサ部材4eは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4eの本体部40と突出片49aが板状に形成されている。この第6の実施形態では、本体部40は35mmの長さを有している。左右に一対のスペーサ部材4eを本体カバー1に取り付けるので、本体カバー1とベースフレーム2との間のスペースを0から70mmの範囲で補うことが可能である。
本体部40から直交する方向に左右に脚部48a、48bが設けられ、脚部48a、48bは、本体カバー1の平板部10と当接する長さに形成されている。又、脚部46aは、壁部16に当接し、スペーサ部材4eを本体カバー1に装着する際の位置決めとして機能する。
この脚部48a、48bの外側には本体カバー1の棚部14又は棚部15の上にそれぞれ挿入される脚部48d、48eがそれぞれ設けられている。この脚部48d、48eには、棚部14、15にそれぞれ係合する凸部48fが設けられている。
このスペーサ部材4eを本体カバー1の開口部12の上部から挿入する際には、脚部48d、48eが撓んで開口部12内に嵌め込まれ、各凸部48fが棚部14又は棚部15の下に係合してスペーサ部材4eが取り付けられる。
本体部40及び突出片49aの外表面は、スペーサ部材4eを装着した際、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4eを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。
本体部40、突出片49a、脚部48a、48b、48d、48eの照明側の反対側の面には、所定間隔、例えば、5mm間隔毎に切断用の切り込み溝49cが設けられ、この切り込み溝49cの位置で道具を使わずにスペーサ部材4dを所望の長さで切断可能に構成している。
更に、この第6の実施形態のスペーサ部材4eは、本体部40の拡散板3が当接する位置に拡散板3の上に配置される鍔部49dが設けられている。
本体カバー1とベースフレーム2との間の隙間に対応して板状部41a等の長さを切断し調整する際に、この切り込み溝49cにより、手で折り曲げることにより容易に切断加工が行える。この第6の実施形態においては、本体部40及び突出片49aが1つの板状に形成されているので、1度の切断作業で所定の長さに形成することができ、左右の長さの近いも起こらない。また、後述するように、照明側から見ると、拡散板3の上に鍔部49dが配置されることになる。この結果、拡散板3の寸法精度に余裕ができる。即ち、ベースフレーム2の長さよりも短くても鍔部49dで覆われるので、拡散板3の切断サイズの誤差をある程度吸収することができる。更に、板部49a、鍔部49dで覆われた部分は、光が透過せず、発光面と非発光面を明確に区別することができる。
そして、このスペーサ部材4eは、本体カバー1の側面からの棚部14、15に沿って挿入する以外に上面からも装着できるように構成している。このように、第6の実施形態においては、側面又は上面のいずれからもスペーサ部材4eを装着することができるので、作業性が向上する。
脚部48a、48b間の本体部40の下方部には、ウッドキャップ6の爪部が挿入される開口部42が設けられている。更に、脚部48bには、本体エンド5のピンが挿入される窪み48cが設けられている。
図75〜図79に示すように、所定の長さの切り込み溝49cで切断したスペーサ部材4eの両側の脚部48d、48eを本体カバー1の棚部14、棚部15に係合するように、本体カバー1の開口部12の上から或いは棚部14、棚部15上に沿って移動させて装着すると、ベースフレーム2の端部と当接して、スペーサ部材4が取り付けられ、本体カバー1と一体化する。図76、図77に示すように、拡散板3の上に鍔部49dが配置されることになる。
予めベースフレーム2の溝25、25間に、拡散板3が挿入され、拡散板3を取り付けられている。LED光源からの光は反射面22で反射され、拡散板3から光が放射される。
スペーサ部材4eを取り付けた後、本体エンド5が取り付けられる。本体エンド5は、スペーサ部材4dを取り付けた本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けられる。
前述したように、本体エンド5は、本体カバー1と対向する面に2つのピン56、56が突出して形成されている。ピン56は、スペーサ部材4eに設けられた窪み48cで案内され、本体エンド5がスペーサ部材4eに仮止めされる。
本体エンド5をスペーサ部材4に仮止めした後、ねじ穴54、54にねじ9をねじ込むことで、本体カバー1に本体エンド5が固定される。
本体カバー1に本体エンド5を取り付けると、本体カバー1、ベースフレーム2の端面及びスペーサ部材4eは本体エンド5により覆われる。そして、リード線を引き出す窓部51、コネクタを収容する窓部53、ウッドキャップ6を取り付けるための開口部52が露出した状態となる。
前述した第1の実施形態と同様に、開口部52内に爪部65が挿入されると、爪部65の先端部65aが開口部52の縁と係合し本体エンド5にウッドキャップ6が取り付けられる。
このように、この第6の実施形態においても第1の実施形態と同様に、棚板の幅に応じて種々用意された本体カバー1に対して、スペーサ部材4eの本体部及び突出片41aの長さを調整することで、本体カバー1の端部とベースフレーム2の端部との間のスペースにスペーサ部材4eが挿入され、種々の棚板に容易に対応することができる。
この第6の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第6の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
上記した第1から第6の実施形態においては、スペーサ部材を本体カバー1の左右にそれぞれ取り付けている。これに対して、この第7の実施形態は、左右に集中していた発光しない部分を中間部分にスペーサ部材を分割して取り付け、発光しない部分を分散させ、見栄えを良くしたものである。
第7の実施形態を図80〜図84に従い説明する。図80は、この発明の第7の実施形態のスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は照明側からの斜視図、(b)は本体ケース側からの斜視図である。図81は、この発明の第7の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
図80〜図81に示すように、このスペーサ部材4fは、断面形状がベースフレーム2と同様の形状に形成され、ベースフレーム2間にスペーサ部材4fを挿入して、あたかもベースフレーム2が延長されたように拡散板3の下に配置されることになる。スペーサ部材4fは、例えば、1mm、3mm、5mm、10mmとサイズに異なるものを用意し、本体ケース1とベースフレーム2との間隔に応じて適宜選択して、中間部分に分散して装着する。
スペーサ部材4fは、例えば、樹脂成形等により形成され、反射面422が設けられる。この反射面422は本体カバー1の開口部12に対応し、開口部12より一回りほど小さな開口部が形成される。スペーサ部材4fは、光の反射を効率よく行うために、白色に着色されている。また、反射面422には、光の反射をよりよくするために、反射シートを接着してもよい。
スペーサ部材4fの反射面422の背面側の一部は前記本体カバー1の平板部10に当接するように平板上に形成され、開口部12方向に向かってアーチ状に形成されている。反射面422の背面には、本体カバー1の平板部10及び壁部16に当接し、スペーサ部材4fの位置決めを行う突出部421が設けられている。そして、スペーサ部材4fには、本体カバー1の棚部14上に載置される棚部423、本体カバー1の棚部15上に載置される棚部424が形成されている。
スペーサ部材4fの開口部には、拡散板3を挿入するための溝425、425が形成されている。
図82〜図84に示すように、本体カバー1とベースフレーム2とによるスペースに応じてスペーサ部材4fを用意する。本体ケース1にベースフレーム2を挿入し、その後にスペーサ部材4fを挿入し、ベースフレーム2間にスペーサ部材4fを挿入する。そして、拡散板3をベースフレーム2の溝25及びスペーサ部材4fの溝425に挿入して、照明装置Lが構成される。
この第7の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第7の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
上記した第7の実施形態は、拡散板3の下にスペーサ部材を配置している。これに対して第8の実施形態は、拡散板3はそれぞれベースフレーム2の長さに対応し、ベースフレーム2間を上からスペース部材を挿入したものである。
第8の実施形態を図85〜図91に従い説明する。図85は、この発明の第7の実施形態のスペーサ部材を示す斜視図であり、(a)は照明側からの斜視図、(b)は本体ケース側からの斜視図である。図86は、この発明の第7の実施形態のスペーサ部材を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
図85〜図86に示すように、このスペーサ部材4gは、本体カバー1の開口部12の上部から装着されるものである。スペーサ部材4gは、例えば、樹脂成形により形成され、スペーサ部材4gは板状部49gが形成されている。この第8の実施形態では、例えば、1mm、3mm、5mm、10mmとサイズに異なるものを用意し、本体ケース1とベースフレーム2との間隔に応じて適宜選択して、中間部分に分散して装着する。
板状部49gには本体カバー1の棚部14又は棚部15に上からそれぞれ挿入される脚部48d、48eがそれぞれ設けられている。この脚部48d、48eには、棚部14,15にそれぞれ係合する凸部48fが設けられている。
このスペーサ部材4eを本体カバー1の開口部12の上部から挿入する際には、脚部48d、48eが撓んで開口部12内に嵌め込まれ、各凸部48fが棚部の下に係合してスペーサ部材4gが取り付けられる。
板状部49gの外表面は、スペーサ部材4gを装着した際、ベースフレーム2の溝25の外表面と面一になるように形成されている。そして、その色合いもベースフレーム2の外表面と同じにし、スペーサ部材4eを装着して照明側から見ても違和感がないように構成している。
図88〜図91に示すように、本体カバー1とベースフレーム2とによるスペースに応じてスペーサ部材4gを用意する。本体ケース1にベースフレーム2を挿入し、その後にスペーサ部材4gを挿入し、ベースフレーム2間にスペーサ部材4gを挿入する。そして、拡散板3をベースフレーム2の溝25及びスペーサ部材4gの溝425に挿入して、照明装置Lが構成される。
図89に示すように、ベースフレーム2の反射面22が装着する順序で交互になるように、本体ケース1に取り付けても良い。このように取り付けると、棚の前方と後方にそれぞれ光が交互に案内され、ディスプレイに多様性を持たせることができる。
この第8の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、木板の棚板に取り付ける場合には、照明装置Lの両端にウッドキャップ6を取り付ける。そして、本体エンド5より引き出したリード線を切り欠き64又は切り欠き63から引き出し、小判穴66に木ねじを通し、木ねじにより木板の棚板に照明装置を取り付ける。
また、棚板を載せるブラケットの先端部にこの発明の第8の実施形態にかかる照明装置Lを取り付ける場合には、前述した第1の実施形態と同様に、照明装置Lにフラットホルダー7又はスライドホルダー8を取り付ける。フラットホルダー7又はスライドホルダー8を用いて、ブラケットの先端部に照明装置Lを取り付ける。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。