JP6133058B2 - タンポン包装構造 - Google Patents
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Description
このようなタンポンにおいて、タンポンの挿入補助具であるアプリケータの内部に収納されているものがあり、この場合、アプリケータを用いて吸収体を体内に挿入する。アプリケータ付きのタンポンは、吸収体が収納されたアプリケータを膣腔内の所定の位置まで挿入し、アプリケータから吸収体を押出すことにより、吸収体をより確実に膣腔奥部へ挿入することを可能としている。
また、タンポンは、使用時まで清潔に保管されることが求められるため、タンポンの大きさよりも若干大きい袋体に個別に包装された個包装体として市販されている。
特許文献1記載のタンポンの個包装体によれば、使用時に、容易に且つミシン目伏線の設けられた特定の位置において袋体を開封できるため、ミシン目伏線を設ける位置を適宜調整することにより、使用者の手がタンポンに直接触れる機会が少なくなり、タンポンの衛生的な使用が可能となっている。
そして、次の使用時に、その中身なしのアプリケータの入ったタンポンを取り出したときに、一度使用したタンポンにもかかわらず中に吸収体が入っていないと勘違いしてしまう場合がある。
図1は本実施形態のタンポン包装構造1の斜視図であり、タンポン包装構造1は、アプリケータ付のタンポンと、そのアプリケータ付タンポン2を収納するブリスター容器3とを備える。
外筒41と内筒42とは、内部に中空部を有する筒形状である。外筒41当地の断面形状は、正円形である。外筒41及び内筒42は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、又は表面をポリオレフィンフィルムでラミネートした厚紙によって全体が形成されている。
そして、吸収体の他端部から延びる紐状部材5は、内筒42内に挿通されて内筒42の後端部から後方へ突出している。このアプリケータ付タンポン2は、アプリケータ4の外筒41を膣腔内に挿入し、内筒42を外筒41の内部に押し込んで使用される。このとき、内筒42によって外筒41内の吸収体が外筒41の先端側に移動される。そして、この移動された吸収体により外筒41の先端部分が開くように変形され、吸収体は外筒41から押し出されて膣内に挿入される。
図1及び図2に示すように、ブリスター容器3は、2枚のシート部材の積層体である。そのシート部材のうちの第1シート部材6は、一方の側に突出した凸部8が形成され、その凸部8の内部にアプリケータ付タンポン2が収納されている。第2シート部材7は、第1シート部材6の、凸部8が突出した側と反対側面に貼着され、凸部8を密封している。
第2シート部材7は、硬質アルミ、軟質アルミ、紙、ポリエステル、PVC等であって、使用者の指による押圧力によって、容易に破れることが可能な程度の強度を有するものである。
そして、ブリスター容器3は、並列する凸部8と凸部8との間に、ミシン目9が設けられている。このミシン目9に沿ってブリスター容器3を折れ曲げることによって、凸部8と凸部8との間を切り離すことが出来る。
さらに、本実施形態によると第1シート部材6が透明のプラスチックで製造されているため、内部のアプリケータ付タンポン2が見え、挿入向きがわかる。
ブリスター容器3の裏目に使用方法が記載されているので、使用時に使用法をチェックすることができる。
ブリスター容器3の裏面に製造番号が記載されているので、ロッドを安定的に記載することができる。
また、ブリスター容器3は強度が高いので携帯性に便利である。
図5は第2実施形態のタンポン包装構造1Aの斜視図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、内部に収納されているタンポン2Aが、アプリケータ付ではない点である。他の部分は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。第2実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
図6は第3実施形態のタンポン包装構造20を示す図であり、(a)はタンポン包装構造20の斜視図、(b)はタンポン包装構造20の端部の動きを示した図、(c)はタンポン包装構造20の携帯方法を示した図である。
また、本実施形態において第1シート部材26は、透明部材ではなく、中身が見えない不透明部材で構成されている。第2シート部材27も不透明部材で、第1シート部材26と凸部28及び一方の端部23Aを除いて接着されている。
測定装置及び条件
・ 色彩色差計(コニカミノルタ CR300)
・ JIS Z 8722の拡散照明垂直受光方式に準拠。
・ 測定ヘッド Φ40mm
・ 受光素子 シリコンフォトセル 6個
・ 光源 パルスキセノンランプ
・ 測定径 8mm
・ 標準偏差 ΔE*ab 0.07以内
紐状部材22Bは、この離間領域まで延び、第1シート部材26を折れ線fに沿って折れ曲げることにより、紐状部材22Bは露出して掴みやすくなる。
この穴24に携帯用の紐25を通して携帯の際の把持部とすることができる。また、携帯用の紐25を衣服等に引っ掛けることができる。さらに、図6(c)に示すように、携帯用の紐25を水着に取り付けるように用いることもできる。
2,2A,22…タンポン
3,23…ブリスター容器
4…アプリケータ
6,26…第1シート部材
7,27…第2シート部材
8,28…凸部
Claims (5)
- 吸収体と、膣内への挿入方向における前記吸収体の末端から延出する紐状部材とを有する生理用のタンポンと、
前記タンポンを収納する凸部が形成されている第1シート部材、及び、前記第1シート部材における前記凸部が突出した側と反対側面に貼着されている第2シート部材を有するブリスター容器と、を備え、
前記凸部には前記吸収体が配置され、
前記第1シート部材と第2シート部材とは、互いに接着されている第1領域と、第1シート部材が折れ曲がることによって、第1シート部材が第2シート部材から離間可能となっている第2領域とを備え、
前記紐状部材は、前記第1領域を通って、前記第2領域まで延び、前記第2領域において、前記第1シート部材が折れ曲げたときに外部に露出すること、
を特徴とするタンポン包装構造。 - 前記ブリスター容器の他端に、携帯用の紐を通すための貫通穴が設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載のタンポン包装構造。 - 前記タンポンは、吸収体が内部に収納される外筒と、前記外筒内に挿入されることにより、前記外筒内の前記吸収体を前記外筒外へ押し出す内筒とを有し、前記外筒の一端には、前記吸収体が押し出される開口が形成されたアプリケータに収納されていること、
を特徴とする請求項1または2に記載のタンポン包装構造。 - 前記ブリスター容器の角部は、面取りがされていること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタンポン包装構造。 - 前記第1シート部材と前記第2シート部材とは、不透明部材で製造されていること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のタンポン包装構造。
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