JP6132886B2 - レバー装置及び遠隔制御装置 - Google Patents

レバー装置及び遠隔制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6132886B2
JP6132886B2 JP2015176388A JP2015176388A JP6132886B2 JP 6132886 B2 JP6132886 B2 JP 6132886B2 JP 2015176388 A JP2015176388 A JP 2015176388A JP 2015176388 A JP2015176388 A JP 2015176388A JP 6132886 B2 JP6132886 B2 JP 6132886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation permission
lever
permission switch
switch
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015176388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017054625A (ja
Inventor
光司 生駒
光司 生駒
徹 矢崎
徹 矢崎
美佐 柳山
美佐 柳山
Original Assignee
金陵電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 金陵電機株式会社 filed Critical 金陵電機株式会社
Priority to JP2015176388A priority Critical patent/JP6132886B2/ja
Publication of JP2017054625A publication Critical patent/JP2017054625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6132886B2 publication Critical patent/JP6132886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

本発明は、レバー装置に関し、特にレバー装置に適用される誤操作防止技術に関する。
クレーン等の重機を操作対象として遠隔で操作する技術が、従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、操作対象と遠隔制御装置との間で通信を行い、遠隔制御装置から操作対象へ操作信号を送信することにより操作対象の動作を制御する。そして、その様な遠隔制御装置として、レバー操作による遠隔操作を可能にしたものが存在する。
具体的には、遠隔制御装置は、レバー装置を備えており、オペレータによるレバー装置の操作に応じた操作信号が、操作対象へ向けて送信される。
一方で、オペレータが操作対象の操作を中断しているときであっても、オペレータの意図に反してレバー装置に外力が加わる虞があった。例えば、オペレータの身体がレバー装置に接触した場合や、作業現場での落下物や転倒物がレバー装置に接触した場合などが考えられる。この様な誤操作は、操作対象の危険な動作を引き起こし、重大な事故に繋がる虞があった。このため、レバー装置には、高い安全性を実現させるものが要求されている。
そこで、誤操作を防止するべく、次の様なレバー装置が提案されている。即ち、レバー装置は、レバー本体と、その頭部に設けられた安全スイッチとで構成される。そして、安全スイッチが押下されている期間中、レバー本体の操作に応じた操作信号が、操作対象へ向けて送信される。この様なレバー装置によれば、オペレータの意図に反してレバー装置に外力が加わった場合でも、安全スイッチが押下されない限り、操作信号は送信されず、従って操作対象の動作も起こらない。
特開平07−312146号公報
しかしながら、安全スイッチが設けられた場合でも、オペレータの意図に反して、安全スイッチが押下され、且つ、レバー装置に外力が加わる虞があった。安全スイッチが不用意に押下されることを防止するべく、レバー本体の頭部に、安全スイッチを部分的に包囲するガードリングを設ける技術が存在する。しかし、このガードリングには、レバー本体を握った状態での親指による安全スイッチの押下を可能にするべく、親指を通すための切欠きが設けられている。このため、ガードリングによっても安全スイッチの不用意な押下を防止することができない状況は起こり得る。
そこで本発明の目的は、高い安全性を実現させることが可能なレバー装置を提供することである。
本発明に係るレバー装置は、レバー本体と、第1操作許容スイッチと、第2操作許容スイッチとを備える。第1操作許容スイッチ及び第2操作許容スイッチは、両方が押下されたときにレバー本体の操作を許容するものである。そして、第1操作許容スイッチは、レバー本体の頭部に設けられ、第2操作許容スイッチは、レバー本体の胴部に設けられている。
上記レバー装置によれば、オペレータがレバー本体を握った状態で第1操作許容スイッチを押下するといった状況以外には、第1操作許容スイッチと第2操作許容スイッチの両方が同時に押下される状況が生じ難い。ここで、オペレータがレバー本体を握るのは、操作を意図したときである。よって、オペレータが操作を意図したとき以外には、たとえオペレータの意図に反してレバー本体が動作したとしても、その動作が許容されることはない。よって、誤操作が防止され易くなる。
上記レバー装置の具体的な構成において、第2操作許容スイッチはボタンスイッチであり、そのボタン部は、胴部の表面から突出した位置と、先端面が胴部の表面と実質的に同一面で揃う位置との間で、往復移動することが可能である。この構成によれば、レバー本体を握るといったオペレータの通常の動作により、第2操作許容スイッチの押下が実行されることになる。よって、オペレータには、第2操作許容スイッチを押下することについて特段の意図的な操作が必要とされず、従って操作の煩わしさを生じさせない。
上記レバー装置の他の具体的な構成において、レバー本体の胴部のうち、第2操作許容スイッチが設けられている部分が、隆起している。この構成によれば、レバー本体を握るといったオペレータの通常の動作により、第2操作許容スイッチの押下が実行されることになる。
上記レバー装置の他の具体的な構成において、レバー装置は、制御部を更に備える。そして、制御部は、第1操作許容スイッチ及び第2操作許容スイッチの両方が押下されたことを検知している期間中、レバー本体の操作に応じた操作信号を出力する。尚、制御部は、第1操作許容スイッチ及び第2操作許容スイッチの少なくとも何れか一方が押下されていないときに、そのことを示す信号を出力してもよい。但し、この様な信号は、レバー本体の操作に応じて出力される操作信号とは区別される。
本発明に係るレバー装置によれば、高い安全性を実現させることができる。
本発明の実施形態に係るレバー装置が適用された遠隔制御装置を左側から見た斜視図である。 遠隔制御装置を右側から見た斜視図である。 第2操作許容スイッチのオフ状態及びオン状態をそれぞれ示した断面図(a)及び(b)である。 遠隔制御装置のブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係るレバー装置を遠隔制御装置に適用した場合について、図面に沿って具体的に説明する。
[1]遠隔制御装置及びレバー装置の構成
図1及び図2に示される様に、遠隔制御装置は、装置本体1と、左レバー装置2と、右レバー装置3とを備える。この遠隔制御装置は、クレーン等の操作対象を遠隔操作する際に用いられるものである。尚、操作対象は、クレーン等の重機に限らず、ロボット等の機器であってもよい。又、遠隔制御装置と操作対象との間で行う通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
オペレータは、通常、腹部前面の位置に遠隔制御装置を携帯し、その状態で遠隔制御装置を使用する。尚、図1及び図2において、装置本体1の側面1bが、通常、オペレータに接触する面となる。遠隔制御装置の携帯には、例えば、ストラップ及びベルト(何れも図示せず)が用いられる。ストラップ及びベルトは何れも、装置本体1に取り付けられる。そして、ストラップは、オペレータの首や肩に架けて使用され、ベルトは、オペレータの腰に巻いて使用される。尚、遠隔制御装置の携帯には、ストラップ及びベルトの何れか一方のみが用いられてもよい。
左レバー装置2及び右レバー装置3は何れも、装置本体1の天面1aに設けられている。具体的には、左レバー装置2及び右レバー装置3は、遠隔制御装置の使用状態においてオペレータから見て左右にそれぞれ位置する様に、設けられている。即ち、左レバー装置2は、オペレータによる左手での操作が可能となる位置に配され、右レバー装置3は、オペレータによる右手での操作が可能となる位置に配されている。
左レバー装置2は、左レバー本体20と、第1操作許容スイッチ21と、第2操作許容スイッチ22とを備える。右レバー装置3は、右レバー本体30と、第1操作許容スイッチ31と、第2操作許容スイッチ32とを備える。左レバー本体20は、その延びた方向が天面1aに対して垂直となる姿勢を中立姿勢として、その中立姿勢からの傾動が可能となる様に天面1aに設けられている。右レバー本体30は、その延びた方向が天面1aに対して垂直となる姿勢を中立姿勢として、その中立姿勢からの傾動が可能となる様に天面1aに設けられている。尚、左レバー本体20の中立姿勢は、左レバー本体20の延びた方向が天面1aに対して垂直となる姿勢から傾けて設定されてもよい。右レバー本体30についても同様である。
遠隔制御装置の使用状態において、遠隔制御装置は、左レバー本体20及び右レバー本体30が次の様な状態となる様に配されることが、レバーの操作性が向上する点で好ましい。即ち、中立姿勢にある左レバー本体20及び右レバー本体30の延びた方向が、オペレータから見て前方且つ斜め上方を向いていることが、好ましい。この様な状態は、例えば、上述したストラップやベルトの長さを調整したり、これらの装置本体1への取付け位置を調整したりすることにより実現される。
左レバー装置2において、第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22は、それらの両方が押下されている期間中、後述する制御を通じて左レバー本体20の操作を許容するものである。即ち、第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22は、安全スイッチとして機能することにより、左レバー装置2に高い安全性を持たせる。具体的な構成は、以下の通りである。
左レバー装置2において、第1操作許容スイッチ21は、左レバー本体20の頭部201に設けられたボタンスイッチであり、左レバー本体20が左手で握られた状態で左手の親指により操作されるものである。
具体的には、第1操作許容スイッチ21のボタン部210は、第1操作許容スイッチ21がオフ状態となるときの位置であるオフ位置と、そのオフ位置から押し込まれて第1操作許容スイッチ21がオン状態となるときの位置であるオン位置との間で、往復移動することが可能である。又、ボタン部210は、バネ等の付勢手段によりオン位置からオフ位置へ向けて付勢されている。従って、ボタン部210がオフ位置からオン位置へ向けて押下されたとき、ボタン部210には、これをオフ位置へ戻さんとする反発力が加わることになる。よって、オペレータが第1操作許容スイッチ21を放したとき、ボタン部210がオフ位置に戻ることにより、第1操作許容スイッチ21は、自動的にオン状態からオフ状態に切り替わる。
左レバー本体20の頭部201には、第1操作許容スイッチ21が不用意に押下されることを防止するガードリング23が設けられている。ガードリング23は、ボタン部210を包囲する一方で、ガードリング23には、左レバー本体20を握った状態での親指によるボタン部210の押下が可能となる様に、親指を通すための切欠き23aが設けられている。
左レバー装置2において、第2操作許容スイッチ22は、左レバー本体20の胴部202に設けられたボタンスイッチである。本実施形態においては、胴部202のうち、左レバー本体20が左手で握られたときに左手の掌が被さる位置に、第2操作許容スイッチ22が設けられている。その様な位置として、本実施形態においては、図1に示される様に、左レバー本体20の左側面20aのうちの頭部201に近い位置が採用されている。尚、第2操作許容スイッチ22の設置位置は、これに限定されるものではない。設置位置に関する他の例については、後述の変形例にて説明する。
図3(a)及び(b)に示される様に、胴部202には、第2操作許容スイッチ22の設置位置に凹部203が形成されており、その凹部203に第2操作許容スイッチ22のボタン部220が設置されている。そして、そのボタン部220は、突出位置(図3(a))と後退位置(図3(b))との間で往復移動することが可能である。ここで、図3(a)に示される様に、突出位置は、ボタン部220が凹部203から迫り出すことにより、ボタン部220が胴部202の表面(本実施形態において左側面20a)から突出した位置である。この突出位置は、第2操作許容スイッチ22がオフ状態となる位置として設定される。図3(b)に示される様に、後退位置は、ボタン部220が凹部203内へ後退することにより、ボタン部220の先端面が胴部202の表面と同一面で揃う位置(僅かにずれた位置を含む。)である。この後退位置は、第2操作許容スイッチ22がオン状態になる位置として設定される。
又、ボタン部220は、バネ等の付勢手段223により後退位置から突出位置へ向けて付勢されている。従って、ボタン部220が突出位置から後退位置へ向けて押下されたとき、ボタン部220には、これを突出位置へ戻さんとする反発力が加わることになる。よって、オペレータが第2操作許容スイッチ22を放したとき、ボタン部220が突出位置に戻ることにより、第2操作許容スイッチ22は、自動的にオン状態からオフ状態に切り替わる。
第1操作許容スイッチ21は、左レバー装置2を用いた遠隔操作を実行する際に、オペレータにより意図的に押下させるものであることが好ましい。これに対し、第2操作許容スイッチ22は、それを押下しなければならないことをオペレータが意図せずとも、オペレータが左レバー本体20を握ったときに自然に押下されるものであることが好ましい。このため、左レバー本体20が握れられたとき、左手の掌が左レバー本体20の胴部202に沿うことが好ましい。そこで、本実施形態では、図1に示される様に、左レバー本体20の胴部202のうち、第2操作許容スイッチ22が設けられている部分を隆起させている。具体的には、第2操作許容スイッチ22が設けられている部分が最も高くなる様に、左レバー本体20の左側面20aを滑らかに湾曲させている。
右レバー装置3において、第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32は、それらの両方が押下されている期間中、後述する制御を通じて右レバー本体30の操作を許容するものである。即ち、第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32は、安全スイッチとして機能することにより、右レバー装置3に高い安全性を持たせる。具体的な構成は、以下の通りである。
右レバー装置3において、第1操作許容スイッチ31は、右レバー本体30の頭部301に設けられたボタンスイッチであり、右レバー本体30が右手で握られた状態で右手の親指により操作されるものである。尚、右レバー装置3の第1操作許容スイッチ31は、左レバー装置2の第1操作許容スイッチ21と同じ構成を有している。又、左レバー装置2と同様、右レバー装置3にもガードリング33が設けられている。よって、第1操作許容スイッチ31及びガードリング33に関する詳細な説明は省略する。
右レバー装置3において、第2操作許容スイッチ32は、右レバー本体30の胴部302に設けられたボタンスイッチである。本実施形態においては、胴部302のうち、右レバー本体30が右手で握られたときに右手の掌が被さる位置に、第2操作許容スイッチ32が設けられている。その様な位置として、本実施形態においては、図2に示される様に、右レバー本体30の右側面30aのうちの頭部301に近い位置が採用されている。尚、第2操作許容スイッチ32の設置位置は、これに限定されるものではない。設置位置に関する他の例については、後述の変形例にて説明する。
右レバー装置3の第2操作許容スイッチ32は、左レバー装置2の第2操作許容スイッチ22と同じ構成を有している(図3(a)及び(b)参照)。よって、第2操作許容スイッチ32に関する詳細な説明は省略する。
第1操作許容スイッチ31は、右レバー装置3を用いた遠隔操作を実行する際に、オペレータにより意図的に押下させるものであることが好ましい。これに対し、第2操作許容スイッチ32は、それを押下しなければならないことをオペレータが意図せずとも、オペレータが右レバー本体30を握ったときに自然に押下されるものであることが好ましい。このため、右レバー本体30が握れられたとき、右手の掌が右レバー本体30の胴部302に沿うことが好ましい。そこで、本実施形態では、図2に示される様に、右レバー本体30の胴部302のうち、第2操作許容スイッチ32が設けられている部分を隆起させている。具体的には、第2操作許容スイッチ32が設けられている部分が最も高くなる様に、右レバー本体30の右側面30aを滑らかに湾曲させている。
[2]遠隔制御装置及びレバー装置での制御
図4に示される様に、左レバー装置2は、制御部25を更に備える。制御部25は、左レバー装置2の第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22の各々について、オン状態であるか否かを判断する。そして、「第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22の何れもがオン状態(押下された状態)である」と制御部25が判断したとき(即ち、第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22の両方が同時にオン状態であることを制御部25が検知したとき)、制御部25は次の様な制御を行う。即ち、制御部25は、第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22の両方が同時にオン状態であることを検知している期間中、オペレータによる左レバー本体20の操作に応じた操作信号を出力する。尚、制御部25によるオン状態の検知は、例えば、接触式又は非接触式のセンサを用いて行われる。出力された操作信号は、遠隔制御装置に設けられた送信部4を通じて、操作対象へ向けて送信される。
尚、制御部25は、第1操作許容スイッチ21及び第2操作許容スイッチ22の少なくとも何れか一方がオフ状態(押下されていない状態)であるとき、そのことを示す信号を出力してもよい。但し、この様な信号は、左レバー本体20の操作に応じて出力される操作信号とは区別される。
同様に、右レバー装置3は、制御部35を更に備える。制御部35は、右レバー装置3の第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32の各々について、オン状態であるか否かを判断する。そして、「第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32の何れもがオン状態(押下された状態)である」と制御部35が判断したとき(即ち、第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32の両方が同時にオン状態であることを制御部35が検知したとき)、制御部35は次の様な制御を行う。即ち、制御部35は、第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32の両方が同時にオン状態であることを検知している期間中、オペレータによる右レバー本体30の操作に応じた操作信号を出力する。尚、制御部35によるオン状態の検知は、例えば、接触式又は非接触式のセンサを用いて行われる。出力された操作信号は、送信部4を通じて、操作対象へ向けて送信される。
尚、制御部35は、第1操作許容スイッチ31及び第2操作許容スイッチ32の少なくとも何れか一方がオフ状態(押下されていない状態)であるとき、そのことを示す信号を出力してもよい。但し、この様な信号は、右レバー本体30の操作に応じて出力される操作信号とは区別される。
本実施形態のレバー装置によれば、オペレータが左レバー本体20を握った状態で第1操作許容スイッチ21を押下するといった状況以外には、第1操作許容スイッチ21と第2操作許容スイッチ22の両方が同時に押下される状況が生じ難い。ここで、オペレータが左レバー本体20を握るのは、左レバー装置2の操作を意図したときである。従って、オペレータが操作を意図したとき以外には、たとえオペレータの意図に反して左レバー本体20が動作(本実施形態では傾動)したとしても、その動作が許容されることはない。即ち、左レバー本体20の動作に応じた操作信号が、オペレータの意図に反して送信部4から送信されてしまうことがない。
同様に、オペレータが右レバー本体30を握った状態で第1操作許容スイッチ31を押下するといった状況以外には、第1操作許容スイッチ31と第2操作許容スイッチ32の両方が同時に押下される状況が生じ難い。ここで、オペレータが右レバー本体30を握るのは、右レバー装置3の操作を意図したときである。従って、オペレータが操作を意図したとき以外には、たとえオペレータの意図に反して右レバー本体30が動作(本実施形態では傾動)したとしても、その動作が許容されることはない。即ち、右レバー本体30の動作に応じた操作信号が、オペレータの意図に反して送信部4から送信されてしまうことがない。
よって、本実施形態の遠隔制御装置によれば、誤操作が防止され易く、従って高い安全性が実現される。しかも、左レバー本体20を握るといったオペレータの通常の動作により、第2操作許容スイッチ22の押下が実行される。同様に、右レバー本体30を握るといったオペレータの通常の動作により、第2操作許容スイッチ32の押下が実行される。よって、オペレータには、第2操作許容スイッチ22及び32を押下することについて特段の意図的な操作が必要とされず、従って操作の煩わしさを生じさせない。
[3]変形例
左レバー装置2において、第2操作許容スイッチ22は、胴部202のうち、左レバー本体20が左手で握られたときに左手の何れかの指が接触する位置に設けられてもよい。その様な位置として、例えば次の様な位置が考えられる。即ち、親指が接触する位置として、左レバー本体20の側面のうち、遠隔制御装置の使用状態においてオペレータの方を向く面20b(図1参照)内の何れかの位置が考えられる。親指以外の指(人差し指、中指、薬指、小指)が接触する位置として、それらの指の付け根部分に対応させて、左レバー本体20の側面のうち、遠隔制御装置の使用状態においてオペレータの方を向く面20bとは反対側の面20c(図2参照)内の何れかの位置が考えられる。親指以外の指が接触する位置として、それらの指の先端部分に対応させて、左レバー本体20の右側面20d(図2参照)内の何れかの位置が考えられる。
この様な第2操作許容スイッチ22の設置位置の変更に伴い、胴部202の形状が、オペレータが左レバー本体20を握ったときに第2操作許容スイッチ22が自然に押下される様に変形されてもよい。このとき、左レバー本体20の胴部202のうち、第2操作許容スイッチ22が設けられる部分を、隆起させてもよいし、窪ませてもよい。
左レバー装置2と同様、右レバー装置3においても、第2操作許容スイッチ32の設置位置を変更することができる。又、第2操作許容スイッチ32の設置位置の変更に伴い、胴部302の形状を変形することができる。
更に、上述した遠隔制御装置の各部構成は、レバー装置を1つしか持たない遠隔制御装置や、レバー装置を3つ以上備えた遠隔制御装置などにも適用することができる。又、上述した左レバー装置2及び右レバー装置3の各部構成は、遠隔制御装置に限らず、高い安全性を必要とする各種装置に適用することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 装置本体
1a 天面
1b 側面
2 左レバー装置
3 右レバー装置
4 送信部
20 左レバー本体
20a 左側面
20b、20c 面
20d 右側面
21 第1操作許容スイッチ
22 第2操作許容スイッチ
23 ガードリング
23a 切欠き
25 制御部
30 右レバー本体
30a 右側面
31 第1操作許容スイッチ
32 第2操作許容スイッチ
33 ガードリング
35 制御部
201、301 頭部
202、302 胴部
203 凹部
210 ボタン部
220 ボタン部
223 付勢手段

Claims (4)

  1. スティック型のレバー本体と、
    両方が押下されたときに前記レバー本体の操作を許容する第1操作許容スイッチ及び第2操作許容スイッチと、
    制御部と、
    を備え、
    前記第1操作許容スイッチは、前記レバー本体の頭部に設けられたボタンスイッチであり
    前記第2操作許容スイッチは、前記レバー本体の胴部に設けられたボタンスイッチであり
    前記制御部は、前記第1操作許容スイッチ及び前記第2操作許容スイッチの両方が押下されているときには、前記レバー本体の操作に応じた操作信号を出力する一方で、前記第1操作許容スイッチ及び前記第2操作許容スイッチの少なくとも何れか一方が押下されていないときには前記操作信号を出力しない、レバー装置。
  2. 前記第2操作許容スイッチのボタン部は、前記胴部の表面から突出した位置と、先端面が前記胴部の表面と実質的に同一面で揃う位置との間で、往復移動することが可能である、請求項1に記載のレバー装置。
  3. 前記レバー本体の前記胴部のうち、前記第2操作許容スイッチが設けられている部分が、隆起している、請求項1又は2に記載のレバー装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のレバー装置と、
    前記レバー装置の前記制御部が前記操作信号を出力したとき、当該操作信号を、無線通信で制御対象へ送信する送信部と、
    を備える、遠隔制御装置。
JP2015176388A 2015-09-08 2015-09-08 レバー装置及び遠隔制御装置 Active JP6132886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176388A JP6132886B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 レバー装置及び遠隔制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176388A JP6132886B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 レバー装置及び遠隔制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017054625A JP2017054625A (ja) 2017-03-16
JP6132886B2 true JP6132886B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=58316991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176388A Active JP6132886B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 レバー装置及び遠隔制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6132886B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0448943Y2 (ja) * 1985-02-08 1992-11-18
JP2544339Y2 (ja) * 1991-03-15 1997-08-20 株式会社小松製作所 建設機械の誤操作防止装置
US5415263A (en) * 1992-06-01 1995-05-16 Custom Controls, Inc. Safety switch assembly
JP2003184132A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の操作レバー装置
JP4140361B2 (ja) * 2002-11-29 2008-08-27 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーションシステム及びプログラム
JP2007272837A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tadano Ltd 作業機の操作レバー装置
JP6121691B2 (ja) * 2012-11-02 2017-04-26 株式会社タダノ 作業機の操作レバー装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017054625A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200282590A1 (en) Chainsaw
EP3132964A3 (en) Multifunction operation tool, armrest operation device and work vehicle
US9058051B2 (en) Grip
US10993489B2 (en) Glove
CN107427939B (zh) 具有激活锁定件的触发器激活工具
JP2016060018A (ja) ロボット操作装置
US11015760B2 (en) Throttle lockout with dissimilar action
US20210213574A1 (en) Device for the automatic manufacture of screw connections by means of a screw
WO2003047914A1 (fr) Bouton de poignee de commande d'un gerbeur
CN101454124A (zh) 用于电动工具的手柄组件
US10499795B2 (en) Endoscopic-treatment-instrument operation input device
EP3141357B1 (en) Electric scissors
EP1321246A2 (en) Functional hand held power tool
KR20140045924A (ko) 가위
JP6132886B2 (ja) レバー装置及び遠隔制御装置
US11705291B1 (en) Switch guard for a power tool
CN107866866B (zh) 台式锯以及用于台式锯的推杆
US20140004778A1 (en) Handheld Pneumatic Grinder with Adjustable Wheel Guard Structure
US20130220657A1 (en) Hand-operated machine tool device
AU2019335963A1 (en) Binding machine
CN114375282B (zh) 用于操作升降装置或起重机的控制开关
US10470901B2 (en) User controlled power disconnect mechanism for human exoskeleton
JP2015022643A (ja) グリップ
US20170036338A1 (en) Hand-Guided Machine Tool With Ergonomic Grip Part
JP6354495B2 (ja) 安全入力装置及びロボット操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6132886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250