JP6132599B2 - テールスキッドアセンブリの展開位置を変更するための方法および装置 - Google Patents

テールスキッドアセンブリの展開位置を変更するための方法および装置 Download PDF

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Description

本開示は、一般的には離陸および着陸の際の航空機の回転に関し、詳細には離陸および着陸の際の航空機の最大回転角度を変更するための方法および装置に関する。
離陸および着陸の際に、航空機を貫通するピッチ軸を中心とする航空機の回転により、航空機の尾部が、航空機の離陸表面または航空機の着陸表面と接触状態になる場合がある。航空機の尾部の下側に装着されるテールスキッドアセンブリは、航空機の尾部が航空機の離陸表面または航空機の着陸表面と接触状態になるのを実質的に防止するために使用され得る。
このような態様においては、表面は、航空機の尾部の下側と接触状態になる前に、テールスキッドアセンブリと接触状態になり得る。さらに、テールスキッドアセンブリは、テールスキッドアセンブリの端部と表面との間の接触に応じて発生するエネルギーを吸収および/または放散する緩衝装置を備える場合がある。
テールスキッドアセンブリが表面と接触状態になる前に航空機がピッチ軸を中心として回転し得る最大角度は、航空機の「最大回転角度」と呼ぶことができる。離陸の際の航空機にとって望ましい最大回転角度は、着陸の際の航空機にとって望ましい最大回転角度とは異なる場合がある。
離陸時および着陸時に望ましい最大回転角度は、テールスキッドアセンブリが表面と接触状態になる場合に発生するエネルギー量、テールスキッドアセンブリ内の緩衝装置により吸収および/または放散され得るエネルギー量、航空機の長さ、テールスキッドアセンブリの端部と航空機の尾部の底部との間の距離、および/または他のタイプの要因に基づき決定され得る。他の要因には、例えば、非限定的なものとして、離陸時と着陸時との間の航空機の重量変化、燃料消費による燃料重量の低下、着陸速度、離陸速度、個別の空港に固有の離陸要件および/または着陸要件、着陸滑走路長(LFL)、ならびに離陸滑走路長(TOFL)などが含まれ得る。
例えば、航空機は、離陸時の航空機重量に比べて着陸時の重量がより低くなり得る。重量のこの低下は、例えば、飛行中の燃料消費、飛行中の積荷の投下、および/または他の適切な要因の結果であり得るが、それらに限定されない。
航空機のこの重量の低下により、航空機のテールスキッドアセンブリの端部が航空機の着陸表面に接触する際に発生するエネルギーは、航空機の重量が低下していない離陸の際に発生するエネルギーよりも低くなり得る。着陸の際に発生するエネルギーがより低いことにより、航空機は、離陸時に比べて着陸時により大きな最大回転角度を有することが可能となる。
さらに、航空機は、着陸時に比べて、離陸時に異なる最低地上高要件を有する場合がある。本明細書においては、航空機の「最低地上高」は、表面と接触状態になるように構成された航空機のテールスキッドアセンブリの最下部分と航空機の尾部の下側との間の距離であり得る。着陸の際に航空機が必要とする最低地上高は、離陸の際に必要となる最低地上高よりも小さい場合がある。
さらに、最低地上高がより小さいことにより、最低地上高がより大きな場合に比べて、着陸の際に航空機の速度を所望の速度にまで低下させることが可能となり得る。最低地上高がより小さいことにより、最低地上高がより大きな場合に比べて、航空機のより大きな最大回転角度が可能となり得る。
いくつかの現行において利用可能な航空機の場合、航空機の最大回転角度は、離陸と着陸との間で調整することができない。したがって、上述の課題の少なくともいくつかおよび場合によっては他の課題を考慮に入れた方法および装置を持つことが望ましい。
例示的な一例においては、テールスキッドアセンブリが、細長構造体および展開デバイスを備えることが可能である。細長構造体は、航空機の尾部に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体の展開位置が細長構造体の複数の展開位置の中の1つへと変更されるように、移動するように構成されてもよい。
別の例示的な例においては、テールスキッドアセンブリが、細長構造体および展開デバイスを備えることが可能である。細長構造体は、第1の端部および第2の端部を有してもよい。第1の端部は、航空機の尾部に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体の第2の端部と航空機の尾部の底部との間の距離が複数の選択距離の中の1つへと変更されるように、移動するように構成されてもよい。
さらに別の例示的な例においては、航空機の最大回転角度に対してテールスキッドアセンブリを位置決めするための方法が、提供され得る。テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきであるかに関する決定がなされてもよい。パラメータのセットが、テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきであるかの決定に基づき、特定されてもよい。航空機の所望の最大回転角度が、パラメータのセットを使用して特定されてもよい。テールスキッドアセンブリは、所望の最大回転角度を可能にするように展開されてもよい。
さらに別の例示的な例においては、航空機の最大回転角度に対してテールスキッドアセンブリを位置決めするための方法が提供され得る。テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきであるかに関する決定がなされてもよい。パラメータのセットが、テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきであるかの決定に基づき、特定されてもよい。航空機の所望の最大回転角度が、パラメータのセットを使用して特定されてもよい。テールスキッドアセンブリ内の展開デバイスが、テールスキッドアセンブリ内の細長構造体の展開位置を変更するように、移動されてもよい。細長構造体は、第1の端部および第2の端部を有してもよく、第1の端部は、航空機の尾部に対して連結される。細長構造体の展開位置を変更することにより、細長構造体の第2の端部と航空機の尾部の底部との間の距離が、航空機の所望の最大回転角度を可能にするように変更され得る。
本発明のさらに他の一態様によれば、航空機の尾部に対して連結される細長構造体と、細長構造体に対して連結される展開デバイスであって、細長構造体の展開位置が細長構造体の複数の展開位置の中の1つへと変更されるように動くように構成された、展開デバイスとを備える、テールスキッドアセンブリが提供される。有利には、展開デバイスは、細長構造体に対する第1の位置と細長構造体に対する第2の位置との間で回転するように構成され、それにより、細長構造体は、展開デバイスが第1の位置に位置する場合には、複数の展開位置の中の第1の展開位置を有し、展開デバイスが第2の位置に位置する場合には、複数の展開位置の中の第2の展開位置を有する。好ましくは、細長構造体は、第1の端部および第2の端部を有し、細長構造体の第2の端部と連携され、表面と接触状態になるように構成された、接触部材であって、細長構造体が第1の展開位置を有する場合には航空機の尾部から第1の距離を有し、細長構造体が第2の展開位置を有する場合には航空機の尾部から第2の距離を有する、接触部材をさらに備える。好ましくは、細長構造体は、離陸の際には第1の展開位置を有し、細長構造体は、着陸の際には第2の展開位置を有し、離陸の際の接触部材と航空機の尾部との間の第1の距離は、着陸の際の接触部材と航空機の尾部との間の第2の距離よりも大きい。好ましくは、細長構造体が第1の展開位置にあることにより、航空機の第1の最大回転角度が可能となり、細長構造体が第2の展開位置にあることにより、航空機の第2の最大回転角度が可能となる。好ましくは、細長構造体は、離陸の際には第1の展開位置を有し、着陸の際には第2の展開位置を有し、第2の最大回転角度は、第1の最大回転角度よりも大きい。有利には、テールスキッドアセンブリは、展開デバイスが回転するように展開デバイスを移動させるために構成されたアクチュエータシステムであって、展開デバイスの回転により、細長構造体の展開位置が変更される、アクチュエータシステムをさらに備える。好ましくは、テールスキッドアセンブリは、細長構造体に対して展開デバイスを連結するように構成されたピンであって、ピンが、展開デバイス中の開口およびレバー中の細長開口に挿通され、アクチュエータシステムが、展開デバイスを移動させるためにピンを移動させるように構成される、ピンをさらに備える。好ましくは、テールスキッドアセンブリは、アクチュエータシステムに対しておよび展開デバイスに対して連結された細長部材であって、細長部材が、アクチュエータシステムが展開デバイスを移動させる場合に、モーメントを生成するように構成され、モーメントにより、展開デバイスが回転される、細長部材をさらに備える。好ましくは、アクチュエータシステムは、油圧アクチュエータ、線形アクチュエータ、および空気圧アクチュエータの中の少なくとも1つを備える。有利には、展開デバイスは、展開デバイスの第1の長さが展開デバイスの第2の長さとは異なる、偏心ジオメトリを有する。有利には、細長構造体は、レバーであり、展開デバイスは、カムである。有利には、テールスキッドアセンブリは、航空機の尾部に対して連結された緩衝装置であって、展開デバイスが、緩衝装置に対して連結され、緩衝装置と展開デバイスとの間の連結部を貫通する軸を中心として回転するように構成された、緩衝装置をさらに備える。好ましくは、展開デバイスと緩衝装置との間の連結部は、固定具、ピン、開口、およびヒンジの中の少なくとも1つを備える。有利には、展開デバイスの移動により、細長構造体の展開位置が変更されて、航空機の最大回転角度が変更され、航空機の最大回転角度は、テールスキッドアセンブリが離陸および着陸の少なくとも一方の際に表面と接触する前に、航空機がピッチ軸を中心として回転し得る最大角度である。
本発明のさらに他の態様によれば、第1の端部および第2の端部を有する細長構造体であって、第1の端部が航空機の尾部に対して連結された、細長構造体と、細長構造体に対して連結された展開デバイスであって、細長構造体の第2の端部と航空機の尾部の底部との間の距離が、複数の選択距離の中の1つへと変更されるように、移動するように構成された展開デバイスとを備える、テールスキッドアセンブリが提供される。
本発明のさらに他の態様によれば、航空機の最大回転角度に対してテールスキッドアセンブリを位置決めするための方法が提供され、この方法は、テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきかを決定するステップと、テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきかの決定に基づきパラメータのセットを特定するステップと、パラメータのセットを使用して航空機の所望の最大回転角度を特定するステップと、所望の最大回転角度を可能にするようにテールスキッドアセンブリを展開するステップとを含む。有利には、航空機の所望の最大回転角度を可能にするようにテールスキッドアセンブリを展開するステップは、細長構造体が、離陸の際に航空機の第1の最大回転角度を可能にする第1の展開位置を有するように、テールスキッドアセンブリ内の細長構造体に対する第1の位置へとテールスキッドアセンブリ内の展開デバイスを移動させるステップを含む。有利には、航空機の所望の最大回転角度を可能にするようにテールスキッドアセンブリを展開するステップは、細長構造体が、着陸の際に航空機の第2の最大回転角度を可能にする第2の展開位置を有するように、テールスキッドアセンブリ内の細長構造体に対する第2の位置へとテールスキッドアセンブリ内の展開デバイスを移動させるステップを含む。有利には、航空機の所望の最大回転角度を可能にするようにテールスキッドアセンブリを展開するステップは、展開デバイスが、離陸の際にテールスキッドアセンブリ内の細長構造体に対する第1の位置へと回転し、着陸の際に細長構造体に対する第2の位置へと回転するように、展開デバイスを移動させるように、テールスキッドアセンブリ内の展開デバイスに対して連結されたアクチュエータシステムを作動させるステップを含み、展開デバイスが第2の位置にある場合の航空機の最大回転角度は、展開デバイスが第1の位置にある場合の航空機の最大回転角度よりも大きい。有利には、パラメータのセットは、離陸滑走路長、着陸滑走路長、航空機の長さ、航空機の重量、航空機のエンジンシステムにより生成される推力、離陸速度、着陸速度、最低地上高要件、および安全要件の中の少なくとも1つを含む。有利には、航空機の所望の最大回転角度を可能にするようにテールスキッドアセンブリを展開するステップは、テールスキッドアセンブリ内の細長構造体の展開位置を変更させるために、テールスキッドアセンブリ内の展開デバイスを回転させるステップを含み、細長構造体は、航空機の尾部に対して連結された第1の端部と、第2の端部とを有する。好ましくは、細長構造体の展開位置を変更させるために、テールスキッドアセンブリ内の展開デバイスを回転させるステップは、細長構造体の第2の端部と航空機の尾部の底部との間の距離が、所望の最大回転角度を可能にするように構成された複数の選択距離の中の1つへと変更されるように、展開デバイスを回転させるステップを含む。
本発明のさらに他の態様によれば、航空機の最大回転角度に対してテールスキッドアセンブリを位置決めするための方法が提供され、この方法は、テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきかを決定するステップと、テールスキッドアセンブリが離陸または着陸のいずれのために展開されるべきかの決定に基づきパラメータのセットを特定するステップと、パラメータのセットを使用して航空機の所望の最大回転角度を特定するステップと、テールスキッドアセンブリ内の細長構造体の展開位置を変更するためにテールスキッドアセンブリ内の展開デバイスを移動させるステップとを含み、細長構造体は、航空機の尾部に連結された第1の端部と、第2の端部とを有し、細長構造体の展開位置を変更することにより、細長構造体の第2の端部と航空機の尾部の底部との間の距離が、航空機の所望の最大回転角度を可能にするように変更される。
これらの特徴および機能は、本開示の様々な実施形態において個別に実現することが可能であり、または、以下の説明および図面を参照としてさらなる詳細を理解することが可能であるさらに他の実施形態において組み合わせることができる。
例示的な実施形態の特徴であると考える新規の特徴は、添付の特許請求の範囲に示す。しかし、例示的な実施形態、ならびに使用の好ましい態様、他の目的、およびその特徴は、本開示の例示的な実施形態の以下の詳細な説明を参照することにより、添付の図面と組み合わせて読むと、最も良く理解されよう。
例示的な一実施形態による航空機のテールスキッドアセンブリのブロック図である。 例示的な一実施形態による航空機のテールスキッドアセンブリを示す図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリの斜視図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリの斜視図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリの断面側面図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリの断面側面図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリの端面図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリの端面図である。 例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ用のカムの等角図である。 例示的な一実施形態による、テールスキッドアセンブリが表面と接触状態にある、航空機の側面図である。 例示的な一実施形態による、表面と接触状態にあるテールスキッドアセンブリの拡大側面図である。 例示的な一実施形態による、テールスキッドアセンブリが表面と接触状態にある、航空機の側面図である。 例示的な一実施形態による、表面と接触状態にあるテールスキッドアセンブリの拡大側面図である。 例示的な一実施形態による、航空機の最大回転角度に対してテールスキッドアセンブリを位置決めするためのプロセスの流れ図である。 例示的な一実施形態による航空機製造/運航方法を示す図である。 例示的な一実施形態が実装され得る航空機を示す図である。
これらの種々の例示的な実施形態は、種々の考慮要件を認識し考慮したものである。例えば、これらの種々の例示的な実施形態は、航空機が離陸の際の最大回転角度よりも大きな最大回転角度を着陸時に有することを可能にするテールスキッドアセンブリが望ましいものとなり得ることを、認識し考慮したものである。さらに、これらの種々の例示的な実施形態は、不要な重量、不要な複雑化、不要な荷重経路、および/またはメンテナンスコストの増加を、航空機に対して付加しないテールスキッドアセンブリが望ましいものとなり得ることを、認識し考慮したものである。
したがって、これらの種々の例示的な実施形態は、離陸と着陸との間で、航空機のテールスキッドアセンブリ内の細長構造体の展開位置を変更するための方法および装置を提供する。例示的な一例においては、テールスキッドアセンブリは、細長構造体および展開デバイスを備えてもよい。細長構造体は、航空機の尾部に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体の展開位置が細長構造体の複数の展開位置の中の1つへと変更されるように移動するように構成されてもよい。
次に、図面を、具体的には、図1を参照すると、例示的な一実施形態による航空機のテールスキッドアセンブリの図がブロック図の形態で示される。図示のように、航空機100は、尾部104を備える本体102を有してもよい。
これらの例示的な例においては、テールスキッドアセンブリ106は、尾部104に対して連結されてもよい。本明細書においては、1つの構成要素が別の構成要素に対して「連結」されてもよい場合に、この連結は、物理的な連携となる。例えば、テールスキッドアセンブリ106などの第1の構成要素が、航空機100の尾部104などの第2の構成要素に対して、第2の構成要素に対する固定により、第2の構成要素に対する接合により、第2の構成要素に対する取付けにより、第2の構成要素に対する溶接により、第2の構成要素に対する固着により、および/または第2の構成要素に対する何らかの他の適切な態様における連結により、連結されるものと見なすことができる。
さらに、第1の構成要素は、第2の構成要素に対して直接的にまたは間接的に連結されてもよい。換言すれば、追加の構成要素が、第1の構成要素と第2の構成要素との間に存在してもよい。これら2つの構成要素の間に1つまたは複数の追加の構成要素が存在する場合には、第1の構成要素は、第2の構成要素に対して間接的に連結されるものと見なすことができる。第1の構成要素が、第2の構成要素に対して直接的に連結される場合には、追加の構成要素は、これら2つの構成要素の間に存在しなくてもよい。また、いくつかの場合においては、第1の構成要素は、第2の構成要素の一部としておよび/または第2の構成要素の延長部として形成されることにより、第2の構成要素に対して連結されてもよい。
テールスキッドアセンブリ106は、離陸110、着陸112、および航空機100の何らかの他の適切な飛行相の中の少なくとも1つの際に、航空機100の尾部104が表面108に接触するのを実質的に防止するように構成されてもよい。表面108は、航空機100が着陸112を実施し得る、または航空機100が離陸110を実施し得る、任意の表面であってもよい。例えば、限定的なものではないが、表面108は、滑走路表面、草生表面、コンクリート表面、積雪表面、船上表面、または何らかの他の適切なタイプの表面であってもよい。
これらの例示的な例においては、テールスキッドアセンブリ106は、緩衝装置114、細長構造体113、接触部材117、展開デバイス119、アクチュエータシステム120、および細長部材122を備えてもよい。緩衝装置114は、衝突から発生するエネルギー115を吸収および/または放散するように構成された任意のデバイスであってもよい。具体的には、緩衝装置114は、衝突から発生する衝撃を平滑化し、エネルギー115を放散するように構成されてもよい。エネルギー115は、これらの例においては運動エネルギーを含んでもよい。
さらに、これらの例示的な例においては、細長構造体113は、レバー116の形態をとってもよい。いくつかの場合においては、レバー116は、テールスキッドアセンブリ106の「テールスキッド」と見なすことができる。さらに、展開デバイス119は、これらの例においてはカム118の形態をとってもよい。
緩衝装置114およびレバー116は、航空機100の尾部104に対して連結されてもよい。例示的な一例においては、レバー116および緩衝装置114は、それぞれ、航空機100の尾部104内の構造体124に対して連結されてもよい。構造体124は、例えば、非限定的なものとしては、構造パネル、インターコスタル、機械デバイス、または何らかの他の適切なタイプの構造体の形態をとってもよい。
図示のように、レバー116は、第1の端部126および第2の端部128を有してもよい。第1の端部126は、連結部130において、航空機100の尾部104内の構造体124に対して連結されてもよい。本明細書においては、連結部130などの「連結部」は、構造体124などの第2の構成要素に対してレバー116などの第1の構成要素を連結するための任意の個数の固定具、ピン、ヒンジ、開口、および/または他の適切な構成要素を備えてもよい。
さらに、本明細書においては、第1の構成要素と第2の構成要素との間の「連結部」は、第1の構成要素および/または第2の構成要素が、この連結部を貫通する軸を中心として回転することを可能にするものであってもよい。例えば、レバー116の第2の端部128が、連結部130を貫通する軸132を中心として回転してもよい。軸132は、これらの例示的な例においては固定回転軸であってもよい。
さらに、接触部材117は、これらの例示的な例においては、レバー116の第2の端部128と連携されてもよい。本明細書においては、ある構成要素が、別の構成要素と「連携」される場合には、この連携は、物理的な連携であってもよい。例えば、接触部材117などの第1の構成要素が、レバー116などの第2の構成要素と、第2の構成要素に対する固定により、第2の構成要素に対する接合により、第2の構成要素に対する取付けにより、第2の構成要素に対する溶接により、第2の構成要素に対する固着により、および/または第2の構成要素に対する何らかの他の適切な態様における連結により、連携されるものと見なすことができる。また、第1の構成要素は、第3の構成要素を使用して、第2の構成要素に対して連結されてもよい。また、第1の構成要素は、第2の構成要素の一部としておよび/または第2の構成要素の延長部として形成されることにより、第2の構成要素と連携されるものと見なすことができる。
例示的な一例においては、接触部材117は、レバー116の第2の端部128への装着用に構成された別個の構成要素であってもよい。当然ながら、他の例示的な例においては、接触部材117は、レバー116の一部であってもよい。接触部材117は、表面118と接触するように構成されてもよい。具体的には、接触部材117は、尾部104の下側が表面108に接触する前に、表面108と接触状態になってもよい。
接触部材117は、様々な形態をとってもよい。これらの図示する例においては、接触部材117は、「シュー」の形態をとってもよい。しかし、他の例示的な例においては、接触部材117は、例えば、非限定的なものとして、カバー、ローラ、テールスキッドプレート、キャップ、または表面108との接触用に選択された何らかの他の適切なタイプの部材の形態をとってもよい。接触部材117は、これらの例示的な例においては、取外し可能および交換可能なものであってもよい。
カム118は、連結部134において緩衝装置114に対して連結されてもよい。さらに具体的には、カム118は、連結部134を貫通する軸136を中心として回転し得るように、連結部134において緩衝装置114に対して回転自在に連結されてもよい。
また、さらに、カム118は、レバー116に対して連結されてもよい。カム118は、これらの例においては、緩衝装置114とレバー116との間に配置されてもよい。例示的な一例においては、ピン138が、レバー116に対してカム118を連結するために使用されてもよい。例えば、限定的なものではないが、ピン138は、カム118中の開口140に挿通され、レバー116中の細長開口142内に挿入されてもよい。
ピン138は、カム118がピン138に連結された状態において、アクチュエータシステム120により、細長開口142を通り実質的に直線状の方向に移動されてもよい。アクチュエータシステム120は、ピン138に対して装着されてもよい。このような態様において、アクチュエータシステム120は、カム118に対して間接的に連結されてもよい。アクチュエータシステム120によりピン138を移動させることにより、カム118が移動される。また、アクチュエータシステム120は、これらの例においてはレバー116に対して連結されてもよい。
アクチュエータシステム120は、1つまたは複数のアクチュエータを備えてもよい。これらの例示的な例においては、アクチュエータシステム120は、実質的に直線状の方向において細長開口142を通してピン138を移動させるように構成された油圧アクチュエータの形態をとってもよい。当然ながら、他の例示的な例においては、アクチュエータシステム120は、油圧アクチュエータ、線形アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、および何らかの他の適切なタイプのアクチュエータの中の少なくとも1つを備えてもよい。
細長部材122は、連結部144においてアクチュエータシステム120に対して連結されてもよい。細長部材122は、連結部144を貫通する軸146を中心として回転するように構成されてもよい。さらに、細長部材122は、連結部148においてカム118に対して連結されてもよい。カム118は、連結部148を貫通する軸150を中心として回転するように構成されてもよい。
これらの例示的な例においては、細長部材122は、固定長を有してもよく、アクチュエータシステム120が作動される場合に実質的に剛性のままに留まってもよい。細長部材122は、例えば、非限定的なものとして、ロッド、応答リンク、支持梁、または何らかの他の適切なタイプの細長部材の形態をとってもよい。
アクチュエータシステム120が、細長開口142を通してピン138を移動させるように作動された場合に、アクチュエータシステム120およびカム118の両方に対して連結された細長部材122は、モーメント152を生成する場合がある。モーメント152は、緩衝装置114とカム118との間の連結部134を貫通する軸136を中心としてカム118を回転させ得る。具体的には、モーメント152は、選択された許容範囲外に緩衝装置114を回転させることなく、連結部134を貫通する軸136を中心としてカム118を回転させ得る。
図示のように、カム118は、偏心ジオメトリ145を有してもよい。換言すれば、カム118は、カム118の第2の長さ149とは異なる第1の長さ147を有してもよい。これらの例示的な例においては、第1の長さ147および第2の長さ149は、それぞれ、連結部134を貫通する軸136と交差してもよい。いくつかの場合においては、第1の長さ147および第2の長さ149は、相互に対して実質的に直角であってもよい。
偏心ジオメトリ145を有するカム118が連結部134を貫通する軸136を中心として回転することにより、連結部134に対するレバー116の位置が変化し得る。具体的には、カム118の回転により、連結部134に対するレバー116の第2の端部128の位置154が変化し得る。例えば、非限定的なものとしては、カム118の回転により、レバー116の第2の端部128が、連結部134のより近くにまたは連結部134からさらに離れるように移動され得る。
レバー116の第2の端部128の位置154が変化することにより、航空機100の最大回転角度156が変更され得る。これらの例示的な例においては、最大回転角度156は、レバー116の第2の端部128の接触部材117が離陸110または着陸112の際に表面108と接触状態になる前に、航空機100がピッチ軸158を中心として回転され得る最大角度となり得る。第1の長さ147および第2の長さ149は、最大回転角度156が、離陸110と着陸112との間において所望の量だけ変更され得るように、選択されてもよい。
カム118は、レバー116の展開位置がレバー116の複数の展開位置の中の1つへと変更されるように、回転され得る。このような態様において、レバー116は、テールスキッドアセンブリ106が展開された場合に、2つ以上の可能な展開位置を有し得る。
例示的な一例として、カム118は、レバー116に対する第1の位置160およびレバー116に対する第2の位置162の一方へと回転され得る。第1の位置160は、離陸110のためのものであってもよく、第2の位置162は、着陸112のためのものであってもよい。カム118は、レバー116が第1の展開位置を有するように、第1の位置160へと回転され得る。カム118は、レバー116が第2の展開位置を有するように、第2の位置162へと回転され得る。
これらの例示的な例においては、レバー116が、第1の展開位置を有する場合に、テールスキッドアセンブリ106は、第1の展開位置を有するものと見なすことができる。さらに、レバー116が、第2の展開位置を有する場合に、テールスキッドアセンブリ106は、第2の展開位置を有するものと見なすことができる。このような態様において、レバー116の展開位置の変更は、テールスキッドアセンブリ106の展開位置の変更と見なすことができる。
さらに、これらの図示する例においては、カム118を回転させることにより、レバー116の第2の端部128と航空機100の尾部104の底部との間の距離が、複数の選択距離の中の1つへと変更される。この複数の選択距離の中の各選択距離は、テールスキッドアセンブリ106が展開される場合に航空機100に異なる最大回転角度を可能にするために、選択され得る。レバー116の第2の端部128と航空機100の尾部104の底部との間の距離が小さくなるに連れて、航空機100について許容される最大回転角度が増大する。
例えば、非限定的なものとしては、レバー116が、第1の展開位置を有する場合には、レバー116の第2の端部128に位置する接触部材117は、航空機100の尾部104から第1の距離を有してもよい。レバー116が、第2の展開位置を有する場合には、接触部材117は、航空機100の尾部104から第2の距離を有してもよい。接触部材117と尾部104との間の第1の距離は、接触部材117と尾部104との間の第2の距離よりも大きくてもよい。第1の位置160と第2の位置162との間においてカム118を回転させることにより、航空機100の最大回転角度156が、変更され得る。
カム118が、第1の位置160に位置する場合には、航空機100は、離陸110のための第1の最大回転角度164を有し得る。カム118が、第2の位置162に位置する場合には、航空機100は、着陸112のための第2の最大回転角度166を有し得る。
第2の最大回転角度166は、この例示的な例においては、第1の最大回転角度164よりも大きくてもよい。例えば、非限定的なものとしては、第2の最大回転角度166は、第1の最大回転角度164よりも約1度だけ大きくてもよい。
その結果、カム118が、着陸112のために第2の位置162へと回転されると、航空機100は、接触部材117が表面108と接触する前に、カム118が第1の位置160へと回転される場合と比べてピッチ軸158を中心としてより大きな角度へと回転され得る。接触部材117と航空機100の尾部104との間の距離がより小さいことにより、接触部材117と航空機100の尾部104との間の距離がより大きな場合に比べて、航空機100のより大きな最大回転角度が可能となり得る。
このような態様において、これらの種々の例示的な実施形態により、離陸110と着陸112との間において航空機100の最大回転角度156を変更するように構成されたテールスキッドアセンブリ106が提供される。さらに、これらの種々の例示的な実施形態により、航空機100の重量および/またはコストを必要以上に増加させない、最大回転角度156を変更させるための装置が提供され得る。
図1の航空機100におけるテールスキッドアセンブリ106の図は、例示的な一実施形態を実装し得る態様への物理的限定または構成的限定を示唆することを意図するものではない。図示される構成要素に追加されるまたは代用される他の構成要素を使用してもよい。いくつかの構成要素は、必須ではない場合がある。また、ブロックは、いくつかの機能的構成要素を図示するために提示される場合がある。これらのブロックの中の1つまたは複数が、例示的な一実施形態において実装する場合に、組み合わされても、分割されても、または組み合わされ分割されて異なるブロックを形成してもよい。
例えば、展開デバイス119が、カム118として説明されたが、展開デバイス119は、他の形態をとってもよい。いくつかの例示的な例においては、展開デバイス119は、平坦状部材、電気機械デバイス、1つまたは複数の構成要素を備える構造体、あるいは、アクチュエータシステム120の作動により回転されるように構成され、回転された場合に細長構造体113の展開位置を変更するように構成された、何らかの他の適切なタイプの構造体またはデバイスの形態をとってもよい。
さらに、細長構造体113は、レバー116以外の何らかの形態をとってもよい。例えば、非限定的なものとしては、細長構造体113は、ロッド、梁、チューブ、電気機械デバイス、または何らかの他の適切なタイプの細長構造体であってもよい。
次に、図2〜図13を参照すると、例示的な一実施形態による航空機のテールスキッドアセンブリの図が示される。図2〜図13においては、航空機のテールスキッドアセンブリの一実装形態の一例が示され得る。図2〜図13に示されるテールスキッドアセンブリは、図1の航空機100のテールスキッドアセンブリ106の一実装形態の一例であってもよい。
次に図2を参照すると、例示的な一実施形態による航空機の図が示される。この例示的な例においては、航空機200が、胴体206に装着された翼202および翼204を有してもよい。さらに、航空機200は、翼202に装着されたエンジン208と、翼204に装着されたエンジン210とを備えてもよい。
胴体206は、機首211および尾部212を有してもよい。水平安定板214、水平安定板216、および垂直安定板218が、胴体206の尾部212に装着されてもよい。さらに、テールスキッドアセンブリ220が、胴体206の尾部212の下側222に装着されてもよい。テールスキッドアセンブリ220は、様々な例示的な実施形態によるテールスキッドアセンブリの一実装形態の一例であってもよい。
テールスキッドアセンブリ220は、航空機200がピッチ軸224を中心として回転する場合に、航空機200の尾部212が表面(図示せず)に接触するのを実質的に防止するように構成されてもよい。例えば、非限定的なものとしては、航空機200は、航空機200が離陸および着陸する場合に、ピッチ軸224を中心として回転する場合がある。具体的には、航空機200は、離陸および着陸の際に、ピッチ軸224を中心として矢印226の方向に回転する場合がある。
航空機200が、矢印226の方向においてピッチ軸224を中心として回転する場合に、航空機200の機首211は、上方に移動される場合があり、その一方で、航空機200の尾部212は、下方に移動される場合がある。離陸の際には、尾部212は、航空機200が離陸しつつある表面のより近くに移動される場合がある。着陸の際には、尾部212は、航空機200が着陸しつつある表面のより近くに移動される場合がある。テールスキッドアセンブリ220は、離陸および着陸の際に尾部212がこれらの表面に接触するのを実質的に防止するために使用され得る。
次に図3を参照すると、例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ220の斜視図が示される。この例示的な例においては、テールスキッドアセンブリ220は、構造体301に対して連結される。構造体301は、図2の尾部212内の構造体であってもよい。具体的には、構造体301は、この図示の例においてはインターコスタルであってもよい。
テールスキッドアセンブリ220は、緩衝装置302、レバー304、接触部材306、カム308、アクチュエータシステム310、および細長部材312を備えてもよい。図示のように、緩衝装置302およびレバー304は、構造体301に対して連結されてもよい。
レバー304は、第1の端部314および第2の端部316を有してもよい。第1の端部314は、連結部318において構造体301に対して回転自在に連結されてもよい。図示のように、連結部318は、構造体301の開口322およびレバー304の第1の端部314の開口324に挿通されるピン320を備えてもよい。レバー304の第2の端部316は、連結部318を貫通する軸326を中心として矢印327の方向に回転するように構成されてもよい。さらに、接触部材306は、レバー304の第2の端部316に装着されてもよい。この例示的な例においては、接触部材306は、「シュー」と呼ぶことができる。
さらに、カム308は、連結部328において緩衝装置302に対して回転自在に連結されてもよい。連結部328は、緩衝装置302中の開口332およびカム308中の開口334に挿通されるピン330を備えてもよい。カム308は、連結部328を貫通する軸336を中心として矢印337の方向に回転され得る。
また、さらに、カム308は、レバー304に対して連結されてもよい。ピン338は、レバー304に対してカム308を連結してもよい。図示のように、ピン338は、カム308中の開口340を通り、レバー304中の細長開口342内に延在し得る。
この例示的な例においては、アクチュエータシステム310は、ピン338に対して連結されてもよい。アクチュエータシステム310は、この図示する例においては、油圧アクチュエータ344であってもよい。アクチュエータシステム310を作動させることにより、ピン338は、矢印346の方向に移動され得る。換言すれば、アクチュエータシステム310は、ピン338を、実質的に直線状の方向へと矢印346に沿って移動させ得る。
細長部材312は、連結部348においてアクチュエータシステム310に対して連結されてもよい。連結部348は、細長部材312の開口352およびアクチュエータシステム310中の開口354に挿通されるピン350を備えてもよい。細長部材312は、連結部348を貫通する軸356を中心として矢印357の方向に回転され得る。この例示的な例においては、細長部材312は、「応答リンク」と呼ぶことができる。
また、細長部材312は、連結部358においてカム308に対して連結されてもよい。連結部358は、カム308の開口362に挿通されるピン360を備えてもよい。具体的には、細長部材312は、ピン360に装着されてもよい。アクチュエータシステム310が、細長開口342を通して矢印347の方向にピン338を移動させると、細長部材312とカム308内のピン360との間の装着により、モーメント364が生成され得る。
モーメント364により、カム308は、連結部328を貫通する軸336を中心として回転され得る。次いで、軸336を中心としたカム308の回転により、レバー304の第2の端部316の位置が、変更され得る。図示するように、カム308は、離陸のために、レバー304に対して第1の位置366へと回転され得る。第1の位置366においては、レバー304の第2の端部316は、離陸のための所望の最大回転角度を成す位置にあってもよい。
次に図4を参照すると、例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ220の斜視図が示される。この例示的な例においては、アクチュエータシステム310は、カム308が連結部328を貫通する軸336を中心として回転され得るように、ピン338を移動させることができる。図示のように、カム308は、着陸のために、レバー304に対して第2の位置400へと回転され得る。
第2の位置400においては、レバー304の第2の端部316は、着陸のための所望の最大回転角度を成す位置にあってもよい。カム308が第2の位置400にある場合に形成される最大回転角度は、カム308が図3において第1の位置366にある場合に形成される最大回転角度よりも大きくてもよい。
次に図5を参照すると、例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ220の断面側面図が示される。図示のように、図5においては、図3の線5−5に沿ったテールスキッドアセンブリ220の断面側面図が示される。カム308は、この図示する例においては、離陸のための第1の位置366にあり得る。この断面図により、ピン338に対して連結されるアクチュエータシステム310と、連結部358においてピン360に対して連結される細長部材312とを、より明確に理解することができる。
次に図6を参照すると、例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ220の断面側面図が示される。図示のように、図6においては、図4の線6−6に沿ったテールスキッドアセンブリ220の断面側面図が示される。カム308は、この図示する例においては、着陸のための第2の位置400にあり得る。この断面図により、ピン338に対して連結されるアクチュエータシステム310と、連結部358においてピン360に対して連結される細長部材312とを、より明確に理解することができる。
次に図7を参照すると、例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ220の端面図が示される。図7においては、カム308が離陸のための第1の位置366に位置する状態にある、テールスキッドアセンブリ220の端面図が図3の線7−7に関して示され得る。
この例示的な例においては、距離700は、接触部材306の底部702と連結部328を貫通する軸336との間の距離であってもよい。接触部材306の底部702は、カム308の最下部分であってもよい。このような態様において、距離700は、離陸の際にテールスキッドアセンブリ220により規定される最低地上高を示唆するものとなり得る。
次に図8を参照すると、例示的な一実施形態によるテールスキッドアセンブリ220の端面図が示される。図8においては、カム308が着陸のための第2の位置400に位置する状態にある、テールスキッドアセンブリ220の端面図が図4の線8−8に関して示され得る。
この例示的な例においては、距離800は、接触部材306の底部702と連結部328を貫通する軸336との間の距離であってもよい。距離800は、着陸の際にテールスキッドアセンブリ220により規定される最低地上高を示唆するものとなり得る。この例示的な例においては、図7の距離700は、図8の距離800よりも大きくてもよい。このような態様において、テールスキッドアセンブリ220は、着陸の際よりも離陸の際により大きな最低地上高を実現し得る。
次に図9を参照すると、例示的な一実施形態による図2〜図8のテールスキッドアセンブリ220のカム308の等角図が示される。この例示的な例においては、カム308は、カム308をより明確に示すことが可能になるように、テールスキッドアセンブリ220の他の構成要素を伴わずに図示され得る。具体的には、カム308中の開口334、開口340、および開口362が、より明確に示され得る。
次に図10を参照すると、例示的な一実施形態による、テールスキッドアセンブリ220が表面と接触状態にある航空機200の側面図が示される。この例示的な例においては、航空機200は、表面1000からの離陸の際に、図2のピッチ軸224を中心として回転され得る。
表面1000は、例えば、非限定的なものとしては、滑走路上の地面であってもよい。表面1000からの離陸の際に、テールスキッドアセンブリ220は、表面1000と接触状態になることにより、航空機200の尾部212が表面1000に接触するのを実質的に防止することができる。
次に図11を参照すると、例示的な一実施形態による、表面1000と接触状態にあるテールスキッドアセンブリ220の拡大側面図が示される。図11においては、図10の離陸の際に表面1000と接触状態にあるテールスキッドアセンブリ220の拡大側面図が図10の線11−11に関して示され得る。この例に図示されるように、カム308は、離陸のための第1の位置366にあり得る。
次に図12を参照すると、例示的な一実施形態による、テールスキッドアセンブリ220が表面1000と接触状態にある、航空機200の側面図が示される。この例示的な例においては、航空機200は、表面1000の上に着陸するために、図2のピッチ軸224を中心として回転され得る。表面1000の上に着陸する際に、テールスキッドアセンブリ220は、表面1000と接触状態になることにより、航空機200の尾部212が表面1000に接触するのを実質的に防止することができる。
次に図13を参照すると、例示的な一実施形態による、表面1000と接触状態にあるテールスキッドアセンブリ220の拡大側面図が示される。図13においては、図12の着陸の際の表面1000と接触状態にあるテールスキッドアセンブリ220の拡大側面図が図12の線13−13に関して示され得る。この例において図示されるように、カム308は、着陸のための第2の位置400にあり得る。
この例示的な例においては、間隙1300は、表面1000と、カム308が図11のカム308の第1の位置366などの第1の位置366に位置する場合にテールスキッドアセンブリ220により提供され得る構造体301との間の、追加的な最低地上高となり得る。図示のように、カム308の第2の位置400は、離陸の際のカム308の第1の位置366に比べて、着陸の際の表面1000と構造体301との間の間隙をより小さくし得る。
換言すれば、テールスキッドアセンブリ220を使用した場合に、図2の航空機200は、離陸に比べて着陸の際により大きな最大回転角度を有し得る。この追加的な回転量により、航空機200は、着陸の際の航空機200の速度を所望のレベルにまで低減させることが可能となり得る。
次に図14を参照すると、例示的な一実施形態による、航空機の最大回転角度に対してテールスキッドアセンブリを位置決めするためのプロセスが、流れ図の形態において示される。図14に示されるこのプロセスは、図1のカム118を有するテールスキッドアセンブリ106を使用して実装されてもよい。
このプロセスは、テールスキッドアセンブリ106が離陸110または着陸112のいずれのために展開されるべきかを決定することにより開始され得る(動作1400)。テールスキッドアセンブリ106が、離陸110のために展開されるべき場合には、このプロセスは、離陸110のためのパラメータのセットを特定する(動作1402)。動作1402においては、離陸110のためのパラメータのセットは、離陸滑走路長、航空機の長さ、航空機の重量、航空機のエンジンシステムにより生成される推力、離陸速度、最低地上高要件、安全要件、および離陸110のための他の適切なパラメータの中の少なくとも1つを含んでもよい。
その後、このプロセスは、特定されたパラメータのセットを使用して離陸110のための航空機100の所望の最大回転角度を特定してもよい(動作1404)。離陸110のための所望の最大回転角度は、第1の最大回転角度164であってもよい。
次いで、このプロセスは、離陸110の際の航空機100の所望の最大回転角度を可能にする態様においてテールスキッドアセンブリ106を展開してもよく(動作1406)、その後、このプロセスは終焉する。動作1406においては、航空機100の第1の最大回転角度164を可能にするようにテールスキッドアセンブリ106を展開することが、テールスキッドアセンブリ106内の展開デバイス119を第1の位置160へと移動させることを含む。
第1の位置160に展開デバイス119がある状態において、テールスキッドアセンブリ106内の細長構造体113は、第1の展開位置を有し得る。細長構造体113の第1の展開位置は、細長構造体113の第2の端部128と航空機100の尾部104の底部との間の距離を、第1の最大回転角度164が可能となるような距離にすることができる。
再び動作1400を参照すると、テールスキッドアセンブリ106が、着陸112のために展開されるべき場合には、このプロセスは、着陸112のためのパラメータのセットを特定する(動作1408)。動作1408においては、着陸112のためのパラメータのセットは、着陸滑走路長、航空機の長さ、航空機の重量、航空機のエンジンシステムにより生成される推力、着陸速度、最低地上高要件、安全要件、および着陸112のための他の適切なパラメータの中の少なくとも1つを含んでもよい。
その後、このプロセスは、特定されたパラメータのセットを使用して着陸112のための航空機100の所望の最大回転角度を特定してもよい(動作1410)。着陸112のための所望の最大回転角度は、第2の最大回転角度166であってもよい。第2の最大回転角度166は、第1の最大回転角度164よりも大きくてもよい。
次いで、このプロセスは、着陸112の際の航空機100の所望の最大回転角度を可能にする態様においてテールスキッドアセンブリ106を展開してもよく(動作1412)、その後、このプロセスは終焉する。動作1412においては、航空機100の第2の最大回転角度166を可能にするようにテールスキッドアセンブリ106を展開することが、テールスキッドアセンブリ106内の展開デバイス119を第2の位置162へと移動させることを含む。
第2の位置162に展開デバイス119がある状態において、テールスキッドアセンブリ106内の細長構造体113は、第2の展開位置を有し得る。細長構造体113の第2の展開位置は、細長構造体113の第2の端部128と航空機100の尾部104の底部との間の距離を、第2の最大回転角度166が可能となるような距離にすることができる。
細長構造体113が、第1の展開位置を有する場合には、細長構造体113の第2の端部128と航空機100の尾部104の底部との間の距離は、細長構造体113が第2の展開位置を有する場合よりも大きい。このような態様において、より大きな最低地上高が、着陸112に比べて離陸110の際に、航空機100にもたらされる。
これらの様々な図示の実施形態における流れ図およびブロック図は、例示的な一実施形態における方法または装置のいくつかの可能な実装形態の構成、機能、および動作を示する。この点に関して、流れ図またはブロック図内の各ブロックは、モジュール、セグメント、機能、および/または動作もしくはステップの一部分に相当し得る。例えば、ブロックの中の1つまたは複数が、プログラムコードとして、ハードウェアとして、またはプログラムコードおよびハードウェアの組合せとして、実装されてもよい。ハードウェアとして実装される場合には、このハードウェアは、例えば、非限定的なものとしては、流れ図またはブロック図における1つまたは複数の動作を実施するように製造または構成された集積回路の形態をとってもよい。
例示的な一実施形態のいくつかの代替的な実装形態においては、その機能またはブロック内に記される機能は、図面内に記される順序に従わずに実行されてもよい。例えば、いくつかの場合においては、必要な機能性に応じて、連続的に示される2つのブロックが、実質的に同時に実行されてもよく、または、これらのブロックが、時として、逆の順序で実施されてもよい。また、他のブロックが、流れ図またはブロック図内に示されるブロックに追加的に加えられてもよい。
本開示の例示的な実施形態は、図15に示すような航空機製造/方法1500および図16に示すような航空機1600のコンテクストにおいて説明することができる。初めに図15を参照すると、例示的な一実施形態による航空機製造/運航方法の図が示される。生産前に、航空機製造/運航方法1500は、図16の航空機1600の仕様および設計1502と、材料調達1504とを含んでもよい。
生産の際に、航空機1600の構成要素/サブアセンブリ製造1506およびシステム統合1508が行われてもよい。その後、航空機1600は、認可および配送1510を経て、運航1512に回されてもよい。顧客により運航1512される間に、航空機1600は、ルーチンのメンテナンス/保守1514がスケジュールに組み込まれてもよい。このルーチンのメンテナンス/保守1514には、改造、再構成、改装、および他のメンテナンスまたは保守が含まれ得る。
航空機製造/運航方法1500の各プロセスは、システムインテグレータ、第三者、および/またはオペレータにより実施または実行されてもよい。これらの例においては、オペレータは、顧客であってもよい。この説明においては、システムインテグレータには、非限定的なものとしては、任意の数の航空機製造業者および主要システム下請け業者が含まれてもよく、第三者には、非限定的なものとしては、任意の数の販売業者、下請け業者、および供給業者が含まれてもよく、オペレータには、航空会社、リース会社、軍組織、運行組織、等々が含まれてもよい。
次に図16を参照すると、例示的な一実施形態が実装され得る航空機の図が示される。この例においては、航空機1600は、図15における航空機製造/運航方法1500により生産され、複数のシステム1604および内装1606を有する機体1602を備えてもよい。
システム1604の例には、推進システム1608、電気システム1610、水圧式システム1612、環境システム1614、および尾部保護システム1616の中の1つまたは複数が含まれてもよい。尾部保護システム1616は、テールスキッドアセンブリ1618を備えてもよい。テールスキッドアセンブリ1618は、例えば、非限定的なものとしては、図1のテールスキッドアセンブリ106を使用して実装されてもよい。任意の個数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙産業における例が示されるが、自動車産業などの他の産業に様々な例示的な実施形態を適用することができる。
本明細書において具現化される装置および方法は、図15の航空機製造/運航方法1500の段階の中の少なくとも1つの際に使用されてもよい。例えば、非限定的なものとしては、図1のカム118が、航空機1600のテールスキッドアセンブリ1618に加えられることにより、テールスキッドアセンブリ1618が、様々な飛行相の際に航空機1600について様々な最大回転角度を可能にすることが可能となり得る。
例えば、非限定的なものとしては、図1のカム118が、仕様および設計1502ならびにルーチンのメンテナンス/保守1514の少なくとも一方の際に、航空機1600のテールスキッドアセンブリ1618において使用されるように設計されてもよい。さらに、図1のカム118は、生産、構成要素/サブアセンブリ製造1506、システム統合1508、メンテナンス/保守1514、および航空機製造/運航方法1500の際のいくつかの他の適切な段階の中の少なくとも1つの際に、航空機1600のテールスキッドアセンブリ1618に対して加えられてもよい。
例示的な一例においては、図15の構成要素/サブアセンブリ製造1506において生産される構成要素またはサブアセンブリは、航空機1600が図15の運航1512中である際に生産される構成要素またはサブアセンブリと同様の態様で、作製または製造されてもよい。さらに別の例としては、1つまたは複数の装置実施形態、方法実施形態、またはそれらの組合せが、図15の構成要素/サブアセンブリ製造1506およびシステム統合1508などの生産段階の際に使用されてもよい。
1つまたは複数の装置実施形態、方法実施形態、またはそれらの組合せは、航空機1600が図15の運航1512中および/またはメンテナンス/保守1514中である際に使用されてもよい。複数のこれらの様々な例示的な実施形態を使用することにより、航空機1600の組立が実質的に促進され得る、および/または、航空機1600のコストが低下し得る。
したがって、これらの様々な例示的な実施形態は、航空機のテールスキッドアセンブリ内の細長構造体についての展開位置を変更するための方法および装置を提供する。例示的な一例においては、テールスキッドアセンブリは、細長構造体および展開デバイスを備えてもよい。細長構造体は、航空機の尾部に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体に対して連結されてもよい。展開デバイスは、細長構造体の展開位置が細長構造体の複数の展開位置の中の1つへと変更されるように移動するように構成されてもよい。
これらの様々な例示的な実施形態の説明は、例示および説明を目的として提示したが、包括的なものとなるようには、または開示される形態の実施形態に限定されるようには意図されない。当業者には、多数の変更形態および変形形態が明らかであろう。さらに、様々な例示的な実施形態が、他の例示的な実施形態と比べて異なる特徴を提供してもよい。選択された実施形態は、実施形態の原理、実際的な用途を最も良く説明するために、および、当業者の他の者が予期される特定の使用に適するような様々な変更形態を含む様々な実施形態についての開示を理解することが可能となるように、選択および説明される。
100 航空機
102 本体
104 尾部
106 テールスキッドアセンブリ
108 表面
110 離陸
112 着陸
113 細長構造体
114 緩衝装置
115 エネルギー
116 レバー
117 接触部材
118 カム
119 展開デバイス
120 アクチュエータシステム
122 細長部材
124 構造体
126 第1の端部
128 第2の端部
130 連結部
132 軸
134 連結部
136 軸
138 ピン
140 開口
142 細長開口
144 連結部
145 偏心ジオメトリ
146 軸
147 第1の長さ
148 連結部
149 第2の長さ
150 軸
152 モーメント
154 位置
156 最大回転角度
158 ピッチ軸
160 第1の位置
162 第2の位置
164 第1の最大回転角度
166 第2の最大回転角度
200 航空機
202 翼
204 翼
206 胴体
208 エンジン
210 エンジン
211 機首
212 尾部
214 水平安定板
216 水平安定板
218 垂直安定板
220 テールスキッドアセンブリ
222 下側
224 ピッチ軸
226 矢印
301 構造体
302 緩衝装置
304 レバー
306 接触部材
308 カム
310 アクチュエータシステム
312 細長部材
314 第1の端部
316 第2の端部
318 連結部
322 開口
324 開口
326 軸
327 矢印
328 連結部
330 ピン
332 開口
334 開口
336 軸
337 矢印
338 ピン
340 開口
342 細長開口
344 油圧アクチュエータ
346 矢印
347 矢印
348 連結部
350 ピン
352 開口
354 開口
356 軸
357 矢印
358 連結部
360 ピン
362 開口
364 モーメント
366 第1の位置
400 第2の位置
700 距離
702 底部
800 距離
1000 表面
1300 間隙
1502 仕様および設計
1504 材料調達
1506 構成要素/サブアセンブリ製造
1508 システム統合
1510 認可および配送
1512 運航
1514 メンテナンス/保守
1600 航空機
1602 機体
1604 システム
1606 内装
1608 推進システム
1610 電気システム
1612 油圧システム
1614 環境システム
1616 尾部保護システム
1618 テールスキッドアセンブリ

Claims (10)

  1. 航空機(100)の尾部(104)に対して連結される細長構造体(113)と、
    前記細長構造体(113)に対して連結される展開デバイス(119)であって、前記細長構造体(113)の展開位置が前記細長構造体(113)の複数の展開位置の中の1つへと変更されるように、移動するように構成された展開デバイス(119)と
    前記展開デバイス(119)が回転するように前記展開デバイス(119)を動かすように構成されたアクチュエータシステム(120)であって、前記展開デバイス(119)の回転により、前記細長構造体(113)の前記展開位置が変更される、アクチュエータシステム(120)と、
    前記アクチュエータシステム(120)におよび前記展開デバイス(119)に連結された細長部材(122)であって、前記細長部材(122)は、前記アクチュエータシステム(120)が前記展開デバイス(119)を動かす場合に、モーメント(152)を生成するように構成され、前記モーメント(152)により、前記展開デバイス(119)が回転する、細長部材(122)と、を備える、テールスキッドアセンブリ(106)。
  2. 前記展開デバイス(119)は、前記細長構造体(113)に対する第1の位置(160)と前記細長構造体(113)に対する第2の位置(162)との間で回転するように構成され、それにより、前記細長構造体(113)は、前記展開デバイス(119)が前記第1の位置(160)に位置する場合には、前記複数の展開位置の中の第1の展開位置を有し、前記展開デバイス(119)が前記第2の位置(162)に位置する場合には、前記複数の展開位置の中の第2の展開位置を有する、請求項1に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  3. 前記細長構造体(113)は、第1の端部(126)および第2の端部(128)を有し、
    前記細長構造体(113)の前記第2の端部(128)と連携し、表面(108)と接触状態になるように構成された、接触部材(117)であって、前記細長構造体(113)が前記第1の展開位置を有する場合には前記航空機(100)の前記尾部(104)から第1の距離を有し、前記細長構造体(113)が前記第2の展開位置を有する場合には前記航空機(100)の前記尾部(104)から第2の距離を有する、接触部材(117)をさらに備える、請求項1または2に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  4. 前記細長構造体(113)は、離陸(110)の際には前記第1の展開位置を有し、前記細長構造体(113)は、着陸(112)の際には前記第2の展開位置を有し、離陸(110)の際の前記接触部材(117)と前記航空機(100)の前記尾部(104)との間の前記第1の距離は、着陸(112)の際の前記接触部材(117)と前記航空機(100)の前記尾部(104)との間の前記第2の距離よりも大きい、請求項3に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  5. 前記細長構造体(113)が前記第1の展開位置にあることにより、前記航空機(100)の第1の最大回転角度(164)が可能となり、前記細長構造体(113)が前記第2の展開位置にあることにより、前記航空機(100)の第2の最大回転角度(166)が可能となる、請求項2に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  6. 前記細長構造体(113)は、離陸(110)の際には前記第1の展開位置を有し、着陸(112)の際には前記第2の展開位置を有し、前記第2の最大回転角度(166)は、前記第1の最大回転角度(164)よりも大きい、請求項5に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  7. 前記細長構造体(113)に対して前記展開デバイス(119)を連結するように構成されたピン(138)であって、前記展開デバイス(119)中の開口(140)および前記細長構造体(113)中の細長開口(142)に挿通され、前記アクチュエータシステム(120)は、前記展開デバイス(119)を動かすために前記ピン(138)を移動させるように構成される、ピン(138)をさらに備え、
    前記アクチュエータシステム(120)は、油圧アクチュエータ、線形アクチュエータ、および空気圧アクチュエータの中の少なくとも1つを備える請求項1ないし6のいずれか一項に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  8. 前記展開デバイス(119)は、前記展開デバイス(119)の第1の長さ(147)が前記展開デバイス(119)の第2の長さ(149)とは異なる、偏心ジオメトリ(145)を有し、前記細長構造体(113)は、レバー(116)であり、前記展開デバイス(119)は、カム(118)である、請求項1ないし7のいずれか一項に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  9. 前記航空機(100)の前記尾部(104)に対して連結された緩衝装置(114)であって、前記展開デバイス(119)は、前記緩衝装置(114)に対して連結され、前記緩衝装置(114)と前記展開デバイス(119)との間の連結部(130)を貫通する軸(132)を中心として回転するように構成される、緩衝装置(114)をさらに備え、
    前記展開デバイス(119)と前記緩衝装置(114)との間の前記連結部(130)は、固定具、ピン、開口、およびヒンジの中の少なくとも1つを備える、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
  10. 前記展開デバイス(119)の移動により、前記細長構造体(113)の前記展開位置が変更されて、前記航空機(100)の最大回転角度(156)が変更され、前記航空機(100)の前記最大回転角度(156)は、前記テールスキッドアセンブリ(106)が離陸(110)および着陸(112)の少なくとも一方の際に表面(108)と接触する前に、前記航空機(100)がピッチ軸(158)を中心として回転し得る最大角度である、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のテールスキッドアセンブリ(106)。
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