JP6132427B2 - 窓部を有するホッパーを備えた肥料散布装置 - Google Patents

窓部を有するホッパーを備えた肥料散布装置 Download PDF

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本発明は、圃場を移動させながらホッパー内の被散布物を散布できるようにした肥料散布装置に関するものであり、より詳しくは、ホッパー内の被散布物の残量を外部から視認しやすくした肥料散布装置に関するものである。
従来の一般的な肥料散布装置を図8および図9を用いて説明する。図8の肥料散布装置は、トラクターなどの牽引車に取り付けられて使用されるものであって、比較的幅広い面積に肥料を筋状に散布できるようにするために、漸次下方に向けて前後方向の内側隙間幅を小さくした横長形状のホッパー100と、そのホッパー100の底面部に設けられた開閉可能な図示しない落下口などを有して構成されている。また、図9の肥料散布装置は、トラクターなどの牽引車による取り付けられたり、自走によって圃場に肥料を散布できるようにしたものであって、漸次下方に向けて内側隙間幅を小さくした円筒状のホッパー200と、そのホッパー200の底面側に設けられた開閉可能な落下口201と、その落下口201の下方に設けられた拡散羽根202などを有して構成される。そして、このような肥料散布装置を用いて圃場に肥料を散布する場合、ホッパー100(200)内の肥料を圃場に散布させるとともに、ホッパー100(200)内の肥料が少なくなった場合は、適宜肥料を補充して肥料を圃場に散布していく。
ところで、このように肥料を圃場に散布させる場合、従来では、図8に示すように、ホッパー内の肥料を視認できるようにするための細長い縦長状の透明な窓部101を設け、その窓部101で残量を確認しながら肥料を散布させるようにしていた。
特開2008−148624号公報 特開2003−250317号公報
しかしながら、このような細長い透明な窓部を確認しながら肥料を散布させる場合、次のような問題を有する。
すなわち、一般的に、牽引車に肥料散布装置を取り付けて肥料を散布する場合、作業者は、図の「座席位置からの視線」で示すように、前方の高い位置から斜め後方のホッパーの窓部を視認しなければならないが、従来のホッパーの窓部は、傾斜前面板の上下方向に沿って長手状に設けられているため、高い座席位置から視認すると、細長状の窓部を上から視認することになり、正確に残量を把握することが困難であった。
また、自走タイプの肥料散布装置においても、同様に、高い位置からホッパー下方の窓部を視認するため、細長状の窓部を上から視認することになり、正確に残量を把握することが困難であった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであって、斜め上方からホッパーの下方に設けられた窓部を正確に視認させられるようにした散布装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、漸次下方に向けて内側の隙間幅を小さくする前面傾斜板を設けた横長状のホッパーと、当該ホッパーの前面傾斜板から前方に突出するように設けられ、当該前面傾斜板の斜め上方から肥料を視認できるようにするために内側に肥料を収容する凹部を設けた窓部とを備えてなる散布装置において、当該窓部の上端側を前記ホッパーの外側方向にずらすとともに、下端側をホッパーの内側方向にずらすようにしたものである
本発明によれば、窓部を斜め上方から視認した場合に、窓部を長めに見せることができ、ホッパー内の残量を正確に把握させることができるようになるとともに、窓部の内側の凹部に存在する肥料を前面傾斜板の斜め上方から直接視認させることで、正確に残量を把握させることができる。
本発明の一実施の形態における肥料散布装置の概略斜視図 同形態における肥料散布装置の側面概略図 同形態における肥料散布装置の正面概略図 同形態における肥料散布装置の平面概略図 同形態における窓部を座席位置から見た場合の長手寸法を示す図 同形態における透明部材を示す図 同形態における窓部を上下方向に設けた場合と傾斜させた場合の比較図 従来例における肥料散布装置 従来例における肥料散布装置
以下、本発明の一実施の形態における肥料散布装置1について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態における肥料散布装置1は、トラクターなどの牽引車に取り付けられて使用されるものであって、図1から図4に示すように、被散布物である肥料を収容するホッパー2と、そのホッパー2内に収容された肥料を攪拌させるアジテーター3と(図2および図4参照)、ホッパー2の底板23に設けられた肥料落下用の開口部23aを覆うシャッター25(図4参照)などを備えて構成されている。そして、特徴的には、そのホッパー2におけるテーパー状の前面傾斜板22fに、正面から見た場合(以下、「正面視」という)において斜め方向となる縦長状の窓部4を設け、これによって、トラクターの座席位置から窓部4を視認した際に、その窓部4を長めに視認させるようにしたものである。以下、本実施の形態における肥料散布装置1について詳細に説明する。なお、説明の関係上、トラクターの進行方向を前方とし、その逆方向を後方、また、トラクターの幅方向を左右方向として説明する。
この肥料散布装置1のホッパー2は、図1に示すように、左右幅広に構成されるものであって、上部前面板21fおよび上部後面板21bと、その下方に、漸次下方に向けて内側の隙間幅を小さくした前面傾斜板22fおよび後面傾斜板22bと、その前面傾斜板22fや後面傾斜板22bの下端側に設けられる底板23(図4参照)や左右両側の側板24などを設け、これらの壁面で囲まれた空間内に肥料を収容できるようにしている。
また、アジテーター3は、図4に示すように、ホッパー2に収容された肥料を攪拌させて、底板23の開口部23aから肥料を落下させられるようにしたものであって、ホッパー2の略中央位置に設けられたミッション33を介して左右方向に回転軸31を回転させ、この回転軸31に間欠的に取り付けられた攪拌翼32を回転させるようになっている。
一方、ホッパー2の底板23に設けられる開口部23aは、一定間隔毎に複数設けられるものであって、矩形状の開口部を有するシャッター25をスライドさせることによって開口幅を調整して肥料の落下量を調整できるようになっている。なお、このシャッター25は、油圧によって左右方向にスライドさせて開口幅を調整できるようになっている。
このような構成において、窓部4はホッパー2の前面傾斜板22fの左右両側近傍における前面側に設けられる。この窓部4は、金属板である前面傾斜板22fを長手状に切り欠いた切欠部41を設けて構成されており、正面視において上端部が外側、下端部が内側となるように傾斜させている。また、この窓部4には、その切欠部41から前方側に突出する凸部43を備えた透明部材42が取り付けられており、前面傾斜板22fの斜め上方から視認しやすいようにしている。この透明部材42は、透明なアクリル板などによって構成されており、図6に示すように、切欠部41の形状に対応した細い長手形状をなす凸部43の周囲にフランジ44を設けて、図4に示すように、ホッパー2の内側にそのフランジ44を密着させて凸部43を切欠部41から突出させるようになっている。なお、この凸部43の内側には、肥料を前面傾斜板22fの上から見えるようにするための凹部45が設けられており、これによって、前面傾斜板22fから突出した位置で肥料を視認させやすくしている。ところで、このように透明部材42の凹部45に肥料を位置させる場合、ホッパー2内の肥料が少なくなると、実際にホッパー2内に肥料が少なくなったにもかかわらず、凹部45に肥料が溜まってしまい、見かけ上、肥料が残っているかのように見えてしまう可能性がある。このため、ホッパー2内の肥料が減ってきた場合に、透明部材42の凹部45に肥料が滑らかに滑り落とせるように、下端側を切欠部41の縁側に滑らかに湾曲させた湾曲部46を設けるようにしている。これにより、肥料が減少してきた場合であっても、その湾曲部46に沿って肥料を滑らかに落下させ、凹部45に肥料が留まってしまわないようにしている。
また、このように構成された窓部4の傾斜角度としては、トラクターの座席位置から視認した場合に、長手方向の寸法が可能な限り長くなるような寸法であって、しかも、ホッパー2内の肥料の減り具合を把握できるような角度に設定される。実際には、前面傾斜板22fの角度や座席位置との関係などによって決定されるが、例えば、正面視の鉛直方向から左右に約30度〜60度の角度θに設定される。しかしながら、このような傾斜角度θを大きくし過ぎると、肥料の減り具合を正確に把握することができなくなってしまうため、好ましくは、正面視において35度〜45度の範囲内に設定しておくとよい。
次に、仮にこのような窓部4を、前面傾斜板22fの上下方向に沿って設けた場合の座席位置からの視認状態を図7(a)に示す。通常、座席位置はホッパー2の斜め上方に位置しており、しかも、前面傾斜板22fは、下端側が後方に向かって傾斜しているため、座席位置から視認すると、長手状の窓部4を上から視認する状態となってしまい、長手寸法が短く見えて、肥料の減り具合を正確に把握することが困難になる。しかも、前面傾斜板22fが、後方に向かって傾斜するようになっているため、前面傾斜板22fを切り欠いた切欠部41の内側を視認することが困難になる。これに対して、図7(b)に示すように、窓部4を上端側が外側となるように傾斜させると、座席位置からその窓部4を視認させた場合に、長手寸法を長め見ることができるようになるとともに、その切欠部41から透明部材42の凸部43を突出させ、その透明部材42の内側における凹部45の肥料を視認させるようにすることで、斜め上方からでも肥料の減り具合を正確に把握させることができるようになる。
このように上記実施の形態によれば、漸次下方に向けて内側の隙間幅を小さくする前面傾斜板22fを設けた横長状のホッパー2と、当該ホッパー2の前面傾斜板22fから前方に突出するように設けられ、当該前面傾斜板22fの斜め上方から肥料を視認できるようにするために内側に肥料を収容する凹部45を設けた窓部4とを備えてなる肥料散布装置1において、当該窓部4の上端側を前記ホッパー2の外側方向にずらすとともに、下端側をホッパー2の内側方向にずらすようにしたので、斜め上方から視認した場合に窓部4を長めに見せることができ、ホッパー2内の残量を正確に把握させることができるようになるとともに、窓部4の内側の凹部45に存在する肥料を前面傾斜板22fの斜め上方から直接視認させることで、残量を正確に把握させることができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、幅広状のホッパー2を有する肥料散布装置1について説明したが、図9に示すような、円筒状のホッパー2を有する肥料散布装置1にも適用することもできる。
また、ホッパー2内に収容される被散布物についても、化成肥料や有機肥料などの固形肥料だけでなく、液体肥料などについても適用することができる。また、肥料に限らず種子などを散布する場合についても適用することができる。
さらに、上記実施の形態では、窓部4に透明部材42を取り付けるようにしているが、透明部材42を取り付けなくても窓部4を視認することができる場合は、窓部4にフラットなガラスやアクリル板などを取り付けるようにしてもよい。
1・・・肥料散布装置
2・・・ホッパー
21f・・・上部前面板
21b・・・上部後面板
22f・・・前面傾斜板
22b・・・後面傾斜板
23・・・底板
24・・・側板
23a・・・開口部
25・・・シャッター
3・・・アジテーター
31・・・回転軸
32・・・攪拌翼
33・・・ミッション
4・・・窓部
41・・・切欠部
42・・・透明部材
43・・・凸部
44・・・フランジ
45・・・凹部
46・・・湾曲部

Claims (1)

  1. 漸次下方に向けて内側の隙間幅を小さくする前面傾斜板を設けた横長状のホッパーと、当該ホッパーの前面傾斜板から前方に突出するように設けられ、当該前面傾斜板の斜め上方から肥料を視認できるようにするために内側に肥料を収容する凹部を設けた窓部とを備えてなる肥料散布装置において、
    当該窓部の上端側を前記ホッパーの外側方向にずらすとともに、下端側をホッパーの内側方向にずらすようにしたことを特徴とする肥料散布装置。
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