JP6131809B2 - 中継装置、中継装置のプログラムおよび制御方法 - Google Patents

中継装置、中継装置のプログラムおよび制御方法 Download PDF

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Description

本明細書では、画像処理装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続されている中継装置などを開示する。
近年、ネットワーク上のストレージサーバに電子ファイルを格納することが出来る、電子ファイル格納サービスが普及している。また、特許文献1には、スキャンデータをjpegファイルやpdfファイルのような画像ファイルに変換するデータ処理を実行した上で、ウェブサーバに送信する機能を備えた装置が開示されている。
特開2008−229993号公報
ストレージサーバにデータをアップロードする際に、1つのアップロード実行指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によってアップロード可能なデータ量などに、制限が存在する場合がある。すると、複数のページデータを備える1つのデータ集合体に対してデータ処理を実行してアップロードする場合に、データ処理後のデータ集合体のデータ量が上限データ量を超過してしまう事態が発生する場合がある。この場合、データ処理後のデータ集合体を、ストレージサーバにアップロードすることができない。
本明細書に記載されている中継装置は、画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、中継装置は、プロセッサを備えており、プロセッサは、画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によってサーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段と、第1の場合に、複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けてサーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータをサーバ装置にあててネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、して機能可能であり、複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、上限データ量以下であることを特徴とする。
上記の構成によると、1つのデータ集合体に含まれている複数の処理済ページデータを、複数のグループに分割することができる。そして、分割された複数の処理済ページデータが互いに関連付けられている状態で、グループごとにサーバ装置へアップロードすることができる。これにより、分割された複数の処理済ページデータが、1つのデータ集合体を構成するデータであることを、ユーザに認識させることができる。よって、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によってコンテンツサーバが取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも、1つのデータ集合体の総データ量の方が大きい場合においても、データ集合体という概念を維持したまま、データ集合体に対してデータ処理を実行した上でサーバ装置にアップロードすることが可能となる。総データ量の例としては、変換データやアップロードデータの総データサイズや、変換データやアップロードデータの総数が挙げられる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、関連情報を用いることにより、複数の処理済ページデータを互いに関連付けることが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、サーバ装置が使用可能な種類の関連情報を用いて、複数の処理済ページデータを互いに関連付けることが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、ファイル名やタグデータを用いることによって、複数の処理済ページデータを互いに関連付けることが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、1つのデータ集合体に含まれる複数のページデータに基づいて生成された複数の処理済ページデータを、同一の記憶領域に記憶させることによって、複数の処理済ページデータを互いに関連付けることが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、ページデータを分割し、分割されたページデータに対してデータ処理を行うことで、分割された処理済ページデータを生成することができる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、処理済ページデータの各々のデータ量が互いに近似している場合には、分割後のグループに含まれている処理済ページデータの総データ量を予測して、処理済ページデータを分割することができる。また、処理済ページデータの各々のデータ量が互いに近似していない場合には、予め定められた態様で処理済ページデータを分割することができる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、処理済ページデータがPDF形式のデータである場合には、分割後のグループに含まれている処理済ページデータの総データ量を、予測することが可能となる。これにより、分割後のグループに含まれている処理済ページデータの総データ量が、上限データ量を超えてしまうといった事態の発生を防止することができる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、分割後のグループに含まれている処理済ページデータの総データ量を予測することができない場合においても、処理済ページデータを複数のグループに分割することが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、処理済ページデータを生成し、生成された処理済ページデータに対して分割を行うことで、分割された処理済ページデータを生成することができる。
上記の構成によると、画像処理装置から出力されたページデータが第1記憶態様でサーバ装置に記憶された後において、ページデータを第2記憶態様でサーバ装置に記憶させ直すことが可能となる。これにより、ユーザが所望する記憶態様で、ページデータをサーバ装置に記憶させることが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、特定画像処理装置から出力されたページデータを中継装置に記憶させた後に、特定画像処理装置からページデータを記憶させる際の記憶態様を指示する情報を取得することに応じて、指示された記憶態様でページデータをサーバ装置に記憶させることができる。これにより、ユーザが所望する記憶態様で、ページデータをサーバ装置に記憶することが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、上限データ量をサーバ装置に問い合わせた上で、処理済ページデータを分割するか否かを決定することができる。これにより、正確な上限データ量を用いて、各種の処理を実行することが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、1つのデータ集合体のアップロードが完了したことを、ユーザに報知することができる。これにより、ユーザがアップロードの完了を待機する際のストレスを、低減することが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置に、データ処理の完了を待機させることができる。よって、タイムアウトなどのエラーが画像処理装置で発生してしまう事態を防止することが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、中継装置が仲介サーバと変換サーバを備えている場合においても、仲介サーバと変換サーバとの間で各種の情報を通信することによって、複数の処理済ページデータをサーバ装置に記憶させることが可能となる。
本明細書に記載されている中継装置等によれば、中継装置が仲介サーバと変換サーバを備えている場合においても、画像処理装置に、データ処理の完了を待機させることができる。よって、タイムアウトなどのエラーが画像処理装置で発生してしまう事態を防止することが可能となる。
上記の中継装置を実現するための方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
以下に、開示例を列挙する。
[開示例1]
画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
前記中継装置は、プロセッサを備えており、
前記プロセッサは、
前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
して機能可能であり、
前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とする中継装置。
[開示例2]
前記第1出力手段は、前記複数の処理済ページデータを互いに関連付けるための関連情報を前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを、前記サーバ装置に指示する指示情報を、前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させることを特徴とする開示例1に記載の中継装置。
[開示例3]
前記関連情報には複数の種類が存在しており、
前記プロセッサは、前記サーバ装置が使用可能な関連情報の種類を示す情報である関連情報種類情報を、前記ネットワークインターフェースを介して前記サーバ装置から取得する第2取得手段としてさらに機能可能であり、
前記指示情報は、前記関連情報種類情報が示している種類に対応する関連情報を、前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを指示する情報であることを特徴とする開示例2に記載の中継装置。
[開示例4]
前記関連情報には複数の種類が存在しており、
前記プロセッサは、前記サーバ装置が使用可能な関連情報の種類を示す情報である関連情報種類情報を、前記中継装置が備えている記憶部に予め記憶させる記憶制御手段としてさらに機能可能であり、
前記指示情報は、前記関連情報種類情報が示している種類に対応する関連情報を、前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを指示する情報であることを特徴とする開示例2に記載の中継装置。
[開示例5]
前記関連情報は、前記複数の処理済ページデータの各々に付与されるファイル名であって、同一の文字列を含んだ前記ファイル名であることを特徴とする開示例2〜4の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例6]
前記サーバ装置は、当該サーバ装置に記憶されているデータに少なくとも1つのタグデータを対応付けて記憶することが可能とされており、
前記関連情報は、前記複数の処理済ページデータの各々に対応付けられる前記タグデータであって、同一の文字列データを含んだ前記タグデータであることを特徴とする開示例2〜4の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例7]
前記サーバ装置は、記憶領域を指定して各種のデータを記憶することが可能とされており、
前記関連情報は、前記複数の処理済ページデータの記憶先として、同一の記憶領域を指定する情報であることを特徴とする開示例2〜4の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例8]
前記第1の場合において、前記データ処理手段は、
前記複数のページデータを前記複数のグループに分割し、
1つのグループに含まれている1つ以上のページデータに対して前記データ処理を実行する処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行することを特徴とする開示例1〜7の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例9]
前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータの総データ量を、前記複数の処理済ページデータの総データ数で除算して単位データ量を算出し、1つのグループに含まれているページデータの数と前記単位データ量とを乗算して算出された算出データ量が前記上限データ量を超過しないように、前記複数のグループの各々に含まれているページデータの数を決定する第1処理、または、前記複数の処理済ページデータを、予め定められた数のグループに分割する第2処理を実行することを特徴とする開示例8に記載の中継装置。
[開示例10]
前記データ処理手段は、
前記複数の処理済ページデータの各々のデータ量が互いに近似していると判断される場合に、前記第1処理を実行し、
前記複数の処理済ページデータの各々のデータ量が互いに近似していないと判断される場合に、前記第2処理を実行することを特徴とする開示例9に記載の中継装置。
[開示例11]
前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータがPDF(Portable Document Formatの略)形式のデータである場合に、前記第1処理を実行することを特徴とする開示例10に記載の中継装置。
[開示例12]
前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータが文書作成アプリケーション形式または表計算アプリケーション形式またはプレゼンテーションアプリケーション形式のデータである場合に、前記第2処理を実行することを特徴とする開示例10に記載の中継装置。
[開示例13]
前記第1の場合において、前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータを生成し、生成された複数の処理済ページデータを複数のグループに分割することを特徴とする開示例1〜7の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例14]
前記プロセッサは、
前記複数の画像処理装置のうちの何れかから出力されるページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得するページデータ取得手段と、
取得した前記ページデータを、予め定められた複数の記憶態様のうちの第1記憶態様で前記サーバ装置に記憶させるように、前記ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させるページデータ出力手段と、
前記第1記憶態様を第2記憶態様へ変更する変更指示を受け付けるための指示受付画面を前記特定画像処理装置が備える表示部に表示させるための第1画面情報を、前記ページデータ出力手段が前記ページデータを送信させた後に、前記ページデータの送信元である特定画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第1画面情報出力手段と、
前記第1画面情報出力手段が前記第1画面情報を送信させた後に、前記変更指示を示す第1指示情報を前記ネットワークインターフェースを介して前記特定画像処理装置から取得した場合に、前記サーバ装置に記憶されているページデータの記憶態様を、前記第1記憶態様から前記第2記憶態様へ変更する記憶態様変更手段と、
してさらに機能可能であることを特徴とする開示例1〜12の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例15]
前記プロセッサは、
前記複数の画像処理装置のうち何れかから出力されるページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得するページデータ取得手段と、
前記第1取得手段が取得した前記ページデータを、前記ページデータの送信元である特定画像処理装置を識別する特定画像処理装置識別情報と対応付けて前記中継装置が備えている記憶部に記憶させる第3記憶制御手段と、
予め定められた複数の記憶態様の選択を受け付けるための記憶態様受付画面を前記特定画像処理装置が備える表示部に表示させるための第1画面情報を、前記第3記憶制御手段が前記ページデータを記憶させた後に、前記特定画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第1画面情報出力手段と、
前記第1画面情報出力手段が前記第1画面情報を送信させた後に、選択された記憶態様を示す選択記憶態様情報を前記ネットワークインターフェースを介して前記特定画像処理装置から取得した場合に、前記ページデータを、前記選択記憶態様情報で示される記憶態様を用いて前記サーバ装置に記憶させるように、前記ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させるページデータ出力手段と、
してさらに機能可能であることを特徴とする開示例1〜12の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例16]
前記プロセッサは、前記サーバ装置の前記上限データ量を示す情報である上限データ量情報を、前記ネットワークインターフェースを介して前記サーバ装置から取得する第3取得手段としてさらに機能可能であり、
前記データ処理手段は、前記第3取得手段が取得した上限データ量情報が示す上限データ量を、前記第1データ量と比較することを特徴とする開示例1〜13の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例17]
前記プロセッサは、前記第1出力手段で実行される前記送信処理が前記複数のグループの全てに対して完了することに応じて、前記複数の処理済ページデータの全てを前記サーバ装置に記憶させたことを報知する画像を前記画像処理装置が備える表示部に表示させるための情報を、前記画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第2出力手段としてさらに機能可能であることを特徴とする開示例1〜14の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例18]
前記データ処理手段は、前記複数のページデータのうちから処理対象として選択された1つ以上の選択ページデータに対して前記データ処理を実行している期間中は、前記データ処理の完了を待機する待機命令情報を、前記画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させ、
前記第1出力手段は、前記選択ページデータに対する前記データ処理が完了することに応じて、前記送信処理を実行することを特徴とする開示例1〜15の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例19]
前記中継装置は、
前記画像処理装置および前記サーバ装置とネットワークを介して接続することが可能な仲介サーバと、
前記画像処理装置および前記仲介サーバとネットワークを介して接続することが可能な変換サーバと、
を備えており、
前記変換サーバは、前記画像処理装置から出力される前記複数のページデータを取得し、
前記変換サーバは、前記データ処理手段によって、取得した前記複数のページデータに対して前記データ処理を実行し、
前記仲介サーバは、前記データ処理によって生成された前記複数の処理済ページデータであって前記変換サーバから送信された前記複数の処理済ページデータを取得し、
前記仲介サーバは、取得した前記複数の処理済ページデータを前記サーバ装置に出力することを特徴とする開示例1〜16の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例20]
前記仲介サーバは、前記データ処理を実行する命令を前記変換サーバへ出力してから、前記変換サーバが送信する情報であって前記データ処理が完了したことを示す情報を取得するまでの間、前記データ処理の完了を待機する待機命令情報を前記画像処理装置へ出力することを特徴とする開示例17に記載の中継装置。
[開示例21]
画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
して機能させることが可能であり、
前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とするプログラム。
[開示例22]
画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置の制御方法であって、
前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得ステップと、
前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理ステップであって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理ステップと、
前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力ステップと、
を備え、
前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とする中継装置の制御方法。
通信システムの構成を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 分割情報データベースの一例を示す。 メイン画面の表示例を示す。 指示受付画面の表示例を示す。 データ記憶態様選択受付画面の表示例を示す。 追加情報入力画面の表示例を示す。 サーバ選択画面の表示例を示す。 データ形式選択画面の表示例を示す。 完了通知画面の表示例を示す。 指示受付画面の表示例を示す。 各デバイスが実行する各処理の変形例のシーケンス図を示す。
(システムの構成)
図1に示されるように、通信システム2は、多機能機10と、仲介サーバ60と、コンテンツサーバ100および110と、変換サーバ200と、を備えている。多機能機10は、LAN4に接続されている。仲介サーバ60、コンテンツサーバ100および110、変換サーバ200は、インターネット6に接続されている。
多機能機10、仲介サーバ60、及び変換サーバ200は、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocolの略)又はHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secureの略)による通信を行う。より具体的には、多機能機10は、HTTPクライアントとして動作する。データ処理サーバ200は、HTTPサーバとして動作する。一方、仲介サーバ60は、多機能機10との通信においてHTTPサーバとして動作し、データ処理サーバ200との通信においてHTTPクライアントとして動作することで、LAN4などに備えられたファイアウォールなどにより阻害されることなく、多機能機10との通信、およびデータ処理サーバ200との通信を行うことができる。
(多機能機10の構成)
多機能機10は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能等の多機能を実行可能である。多機能機10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、印刷実行部18と、スキャン実行部19と、制御部20と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を多機能機10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェース16は、LAN4に接続されている。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。スキャン実行部19は、CCD、CIS等のスキャン機構を備える。制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に格納されているプログラム25に従って、様々な処理を実行する。メモリ24は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどのnon-transitoryな媒体である。インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、non-transitoryな媒体には含まれない。
(仲介サーバ60の構成)
仲介サーバ60は、変換サーバ200およびコンテンツサーバ100、110とは別体に構成されているサーバである。仲介サーバ60は、コンテンツサーバ100および110から多機能機10への各種データの提供を仲介するためのサーバである。仲介サーバ60は、多機能機10のベンダによって提供されるサーバである。仲介サーバ60は、ネットワークインターフェース62と、制御部70と、を備える。制御部70は、CPU72と、メモリ74と、を備える。メモリ74には、プログラム75、分割情報データベース76が記憶されている。CPU72は、プログラム75に従って、様々な処理を実行する。メモリ74は、メモリ24と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。
分割情報データベース76は、データ分割処理が仲介サーバ60で実行された場合に、実行されたデータ分割処理に関する分割情報を記憶するデータベースである。データ分割処理は、複数の変換データまたは複数のアップロードデータを有する1つのデータ集合体を、仲介サーバ60で複数のグループに分割した上で、コンテンツサーバ100や110に保存アップロードする処理である。1つのデータ集合体の一例としては、複数ページを有する1つの原稿をスキャンして生成された複数のアップロードデータや、複数のアップロードデータに変換処理を実行することで生成された複数の変換データが挙げられる。またデータ分割処理は、多機能機10からの処理実行命令の有無に関わらずに実行される処理である。また、仲介サーバ60でデータ分割処理が実行される場合の例としては、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によってコンテンツサーバ100や110が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも、1つのデータ集合体の総データ量の方が大きい場合が挙げられる。総データ量の例として、具体的には、変換データやアップロードデータの総データサイズや、変換データやアップロードデータの総数が挙げられる。
図9に、分割情報データベース76の一例を示す。分割情報データベース76は、装置識別情報411、サービス識別情報412、第1記憶態様413、関連情報414、を記憶している。装置識別情報411は、アップロードデータを出力した装置を識別するための情報である。装置識別情報411の一例としては、MACアドレスが挙げられる。サービス識別情報412は、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータがアップロードされたサービスである分割アップロードサービスを、識別するための情報である。サービス識別情報412の一例としては、サービス名が挙げられる。
第1記憶態様413は、データ分割処理によって複数のグループに分割された変換データやアップロードデータが1つのデータ集合体に含まれることを示すために、複数の変換データや複数のアップロードデータを互いに関連付けための記憶態様である。第1記憶態様413は、仲介サーバ60によって決定される。関連情報414は、変換データやアップロードデータの関連付けに用いられる情報である。例えば、第1記憶態様413がファイル名使用態様やタグデータ使用態様である場合には、分割後の各グループに含まれる変換データやアップロードデータに、同一の文字列を含んだファイル名やタグデータを付加するとしてもよい。例えば、第1のグループに分割された変換データやアップロードデータのファイル名やタグデータの末尾に、「division_1」の文字列からなる関連情報414が付加されてもよい。また、第2のグループに分割された変換データやアップロードデータのファイル名やタグデータの末尾に、「division_2」の文字列からなる関連情報414が付加されてもよい。また例えば、第1記憶態様413がフォルダ使用態様やノート使用態様である場合には、第1のグループに分割された変換データやアップロードデータと、第2のグループに分割された変換データやアップロードデータが、同一のフォルダやノートに格納されてもよい。ここでノートとは、複数のデータを分類・整理して、関連する複数のデータをまとめて記憶することができる、記憶領域である。
(変換サーバ200の構成)
変換サーバ200は、仲介サーバ60及びコンテンツサーバ100、110とは別体に構成されているサーバである。変換サーバ200は、多機能機10のベンダによって提供されるサーバであってもよい。変換サーバ200は、ネットワークインターフェース262と、制御部270と、を備える。制御部270は、CPU272と、メモリ274と、を備える。メモリ274には、プログラム275が記憶されている。CPU272は、プログラム275に従って、様々な処理を実行する。メモリ274は、メモリ24と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。
変換サーバ200は、各種データに対して、後述する変換処理を実行するためのサーバである。変換処理は、アップロードデータを、選択データ形式指示情報で識別されるデータ形式を有する変換データに変換する処理である。なお、アップロードデータを、変換処理のために変換サーバ200へアップロードする処理を、「変換アップロード」と呼ぶ場合がある。また、アップロードデータや変換データを、保存のためにコンテンツサーバへアップロードする処理を、「保存アップロード」と呼ぶ場合がある。変換処理の具体例としては、ワープロソフト形式のデータを、JPEG形式のデータに変換する処理が挙げられる。
本明細書における記載上の注意点を説明する。本明細書において、「仲介サーバ60のCPU72が、各種の情報を受信する」という記載は、「仲介サーバ60のCPU72が、ネットワークインターフェース62を介して各種の情報を取得する」という技術内容を含んでいるものとする。また、「仲介サーバ60のCPU72が、各種の情報を送信する」という記載は、「仲介サーバ60のCPU72が、ネットワークインターフェース62を介して各種の情報を出力する」という技術内容を含んでいるものとする。なお、変換サーバ200のCPU272およびネットワークインターフェース262についても、同様の注意点が存在する。また、多機能機10のCPU22およびネットワークインターフェース16についても、同様の注意点が存在する。
また、「データ」および「情報」の文言の定義を説明する。本明細書では、「データ」と「情報」では「情報」を「データ」の上位概念として用いている。そのため、「Aデータ」を「A情報」と言い換えてもよい。また、「情報」は、「データ」としての形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)が異なっていても、同一の意味内容と認識される限り、同一の情報として取り扱われる。例えば、印刷部数が2部であることを示す情報として装置が扱う限り、"COPY=2"というテキスト形式のデータと、"10"というバイナリ形式のデータとは、同じ情報である。
本明細書では、仲介サーバ60と変換サーバ200とがインターネット6で接続されている場合(すなわち、仲介サーバ60として機能する装置と変換サーバ200として機能する装置とが物理的に離れた位置に配置されている場合)を説明したが、この形態に限られない。仲介サーバ60と変換サーバ200とが、1のサーバ装置で実現されてもよい。この場合、1のサーバ装置には、仲介サーバ60として機能するプログラムと、変換サーバ200として機能するプログラムとが稼動し、両プログラム間の通信は、サーバ装置内のバスラインなどを介して行われる。なお、仲介サーバ60と変換サーバ200とが、1のサーバ装置で実現される構成の場合、本明細書で、仲介サーバ60と変換サーバ200との間の通信として説明している通信が、仲介サーバ60として機能するプログラムと、変換サーバ200として機能するプログラムとの間で行われることとしてよい。また、仲介サーバ60として機能し、かつ、変換サーバ200としても機能するプログラムが、1のサーバ装置で稼動する形態で実現されてもよい。この場合、本明細書で、仲介サーバ60と変換サーバ200との間の通信として説明している通信は、仲介サーバ60として機能し、かつ、変換サーバ200としても機能するプログラム内でのデータの受け渡しに置き換わることとしてよい。
(コンテンツサーバ100および110の構成)
コンテンツサーバ100および110は、多機能機10のベンダによって提供されるオンラインサービスに用いられるサーバである。コンテンツサーバ100および110は、いわゆるストレージサーバである。なお、コンテンツサーバ100および110は、コンテンツサーバ100および110のデータ記憶領域をユーザに貸し出すオンラインサービスに用いられるサーバであってもよい。オンラインサービスの例としては、「Evernote(登録商標)」、「Google(登録商標) Docs」、「PICASA(登録商標)」、「FACEBOOK(登録商標)」等の公知のサービスが挙げられる。オンラインサービスのユーザは、自己に割り当てられた記憶領域に、インターネット6経由で各種データをアップロードまたはダウンロードをすることができる。本実施形態では、コンテンツサーバ100がサービスAを提供し、コンテンツサーバ110がサービスBを提供するものとして、説明を続ける。コンテンツサーバ100は、データ記憶領域101を備えている。データ記憶領域101は、各種のデータを記憶しておく領域である。
(仲介サーバ60の役割)
コンテンツサーバを提供する事業者は、コンテンツサーバが記憶しているフォルダのフォルダ名や、コンテンツサーバが記憶している各種データのファイル名の返信をコンテンツサーバに要求するための専用のAPI(Application Program Interfaceの略)を公開している。多機能機がコンテンツサーバのAPIに対応すれば、コンテンツサーバに情報の返信を要求することができるようになる。APIの仕様が変更された場合、多機能機のソフトウェアを、変更されたAPIに対応するように更新する必要が出てくる。しかしながら、すでに稼働している多機能機のソフトウェアを更新することは、ユーザにとって手間のかかる作業である。従って、本実施例では、多機能機10をコンテンツサーバのAPIに対応させる必要なく、多機能機10がコンテンツサーバへデータをアップロードすることができるように、仲介サーバ60が設けられている。即ち、仲介サーバ60は、コンテンツサーバが記憶しているフォルダのフォルダ名や、コンテンツサーバが記憶している各種データのファイル名の返信をコンテンツサーバに要求するためのAPIに対応している。また、種類の異なる複数のコンテンツサーバが、インターネットに接続されている場合がある。また、各コンテンツサーバを提供する事業者は、コンテンツサーバへデータをアップロードするための専用のAPI(Application Program Interfaceの略)を公開している。多機能機10が複数個のコンテンツサーバのそれぞれへデータをアップロードするためには、多機能機10がそれぞれのコンテンツサーバのAPIに対応している必要があり、多くのプログラムを格納する必要がある。しかしながら、PC等と比べると、多機能機10のメモリの記憶容量は少ない。
従って、本実施例では、多機能機10に多くのプログラムを格納させることなく、多機能機10が複数個のコンテンツサーバのそれぞれへデータをアップロードすることができるように、仲介サーバ60が設けられている。即ち、仲介サーバ60は、複数個のコンテンツサーバのための複数個のAPIに対応している。例えば仲介サーバ60は、複数個のコンテンツサーバの各々が備えている複数個のAPIを、各コンテンツサーバから取得して、メモリ74に記憶していてもよい。そして、多機能機10が、複数個のコンテンツサーバのうちの特定のコンテンツサーバ(例えばコンテンツサーバ100)へデータをアップロードすべき状況では、仲介サーバ60は、特定のコンテンツサーバのためのAPIを利用して、特定のコンテンツサーバと後述の様々な通信(例えば、図2のS31や、図3のS53、S73、S79などの通信)を実行する。これにより、多機能機10は、特定のコンテンツサーバのためのAPIに対応していなくても、特定のコンテンツサーバへデータをアップロードすることができる。
(通信システムの動作)
通信システム2の動作を、図2〜図8のシーケンス図を用いて説明する。通信システム2の初期状態では、多機能機10、仲介サーバ60、変換サーバ200、コンテンツサーバ100の各々のCPUは、各装置に記憶されているプログラムに従って動作している状態である。これにより、動作操作部やネットワークI/Fの入力に対応可能になっている。多機能機10のCPU22は、メイン画面を表示させる命令を受け付けると、図2のS415において、表示部14にメイン画面を表示させる。メイン画面を表示させる命令は、ユーザによって操作部12から入力されるとしてもよい。メイン画面を表すデータは、メモリ24に予め格納されているとしてもよい。図10に、メイン画面201の一例を示す。メイン画面201は、ボタン画像B1〜B4を含んでいる。ボタン画像B1〜B4は、複数の機能の実行命令の入力を受け付けるための画像である。ボタン画像B1〜B4の各々によって受け付けられる機能は、Internet機能、Copy機能、FAX機能、Print機能、である。
本実施形態の説明例では、コンテンツサーバ100へ各種のデータをアップロードする場合を説明する。この場合、メイン画面201に含まれるボタン画像B1が選択される。S417において多機能機10のCPU22は、選択されたボタン画像B1を識別するためのボタン画像識別情報と、多機能機10を識別するための装置識別情報を、仲介サーバ60に送信する。なお、ボタン画像識別情報は、多機能機10からコンテンツサーバ100や110へアクセスを開始することを示すアクセス開始情報として機能してもよい。ボタン画像識別情報の一例としては、ボタン画像B1の名称である「Internet」が挙げられる。装置識別情報の一例としては、多機能機10のMACアドレスが挙げられる。
S424においてCPU72は、多機能機10に対応する分割情報が、分割情報データベース76に記憶されている状態であるか否かを判断する。具体的には、S417で取得した装置識別情報と一致する情報が、分割情報データベース76に記憶されているか否かを検索する。否定判断される場合(S424:NO)にはS518へ進み、肯定判断される場合(S424:YES)にはS428へ進む。
S428においてCPU72は、指示受付画面データを多機能機10に送信する。指示受付画面データは、指示受付画面を多機能機10の表示部14に表示させるためのデータである。S432においてCPU22は、指示受付画面データを受信すると、指示受付画面202を表示部14に表示させる。図11に示されるように、指示受付画面202は、メッセージ画像M1、ボタン画像B41およびB42を含んでいる。メッセージ画像M1は、前回のアップロードの実行時に、データ分割処理が実行されたことを、ユーザに報知するための画像である。
ボタン画像B41およびB42は、再アップロード処理の実施可否の選択を受け付けるための画像である。再アップロード処理は、コンテンツサーバ100や110に第1記憶態様で記憶されている、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータを、ユーザが所望する第2記憶態様でアップロードし直す処理である。
S436においてCPU22は、再アップロード処理の実施可否の選択を受け付ける。具体的には、ボタン画像B41またはB42へのタッチ入力を受け付ける。タッチ入力が受け付けられると、S440へ進む。S440においてCPU22は、再アップロード可否選択情報、および、認証情報を、仲介サーバ60へ送信する。再アップロード可否選択情報は、再アップロード処理の実行可否を示す情報である。認証情報は、コンテンツサーバ100のアクセス認証を得るための情報である。認証情報の一例としては、アクセストークンが挙げられる。仲介サーバ60のCPU72は、認証情報を受信すると、受信した認証情報をメモリ74に一時的に記憶させる。以降、CPU72は、認証情報を用いてコンテンツサーバ100のアクセス認証を得て、コンテンツサーバ100との通信を実行する。またCPU72は、コンテンツサーバ100との間の一連の通信が完了することに応じて、メモリ74に記憶させていた認証情報を消去する。例えば、S512の処理を実行する段階になることに応じて、認証情報を消去してもよい。これにより、セキュリティを確保することができる。
S444においてCPU72は、受信した再アップロード可否選択情報が、再アップロード処理の実行を指示しているか否かを判断する。否定判断される場合(S444:NO)にはS518へ進む。この場合、後述するS512の処理がスキップされるため、S424で検索された分割情報は分割情報データベース76から削除されない。そのため、例えば、分割情報が分割情報データベース76に記憶(S676)されてから、所定期間(例:1週間)が経過することに応じて、分割情報が分割情報データベース76から削除されるとしてもよい。また、S444において肯定判断される場合(S444:YES)には、S446へ進む。
S446においてCPU72は、関連情報種類問合せ情報をコンテンツサーバ100へ送信する。関連情報種類問合せ情報は、関連情報種類情報をコンテンツサーバ100へ問い合わせるための情報である。S450においてCPU72は、関連情報種類情報をコンテンツサーバ100から受信する。関連情報種類情報は、コンテンツサーバ100が使用可能な関連情報を示す情報である。
S452においてCPU72は、データ記憶態様選択受付画面データを生成し、多機能機10に送信する。S456においてCPU22は、データ記憶態様選択受付画面データを受信すると、データ記憶態様選択受付画面203を表示部14に表示させる。
図12に示されるように、データ記憶態様選択受付画面203は、メッセージ画像M2、ボタン画像B51およびB52を含んでいる。メッセージ画像M2は、前回のアップロードの実行時に仲介サーバ60によって決定された第1記憶態様の内容を、ユーザに報知するための画像である。またメッセージ画像M2は、第2記憶態様を選択する操作を、ユーザに実行させるための画像である。第2記憶態様は、分割されたデータを互いに関連付けるための記憶態様である。また第2記憶態様は、ユーザによって決定される記憶態様である。第2記憶態様は、仲介サーバ60によって使用することが指示された第1記憶態様と同一の態様であってもよいし、異なる記憶態様であってもよい。データ記憶態様選択受付画面には、コンテンツサーバ100で使用可能な第2記憶態様に関するボタン画像が表示される。コンテンツサーバ100で使用可能な第2記憶態様は、S450で受信した関連情報種類情報に基づいて特定される。すなわち、コンテンツサーバ100が使用可能な関連情報が、関連情報種類情報に基づいて抽出される。そして、抽出された関連情報を用いて実現可能な第2記憶態様が、コンテンツサーバ100で使用可能な第2記憶態様として特定される。ボタン画像B51は、第2記憶態様としてタグデータ使用態様を用いる指示を受け付けるための画像である。ボタン画像B52は、第2記憶態様としてフォルダ使用態様を用いる指示を受け付けるための画像である。
ユーザは操作部12を操作して、データ記憶態様選択受付画面203の中から、再アップロード時に使用したい記憶態様を表示しているボタン画像を選択する。本実施形態の説明例では、第2記憶態様としてタグデータ使用態様を用いる場合を説明する。この場合、データ記憶態様選択受付画面203に含まれるボタン画像B51が、選択される。S460においてCPU22は、選択記憶態様情報を、仲介サーバ60に送信する。選択記憶態様情報は、ユーザが選択した第2記憶態様を示す情報である。
S462においてCPU72は、追加情報が必要であるか否かを判断する。追加情報は、第2記憶態様を用いて再アップロード処理を実行する際に、追加的に必要となる情報である。またS462の判断は、S456においてユーザによって選択された記憶態様が、追加情報が必要な記憶態様であるか否かによって行われてもよい。例えば、第2記憶態様としてファイル名使用態様やタグデータ使用態様が選択された場合には、追加情報として、ファイル名やタグ名を示す情報が必要であると判断されてもよい。また例えば、第2記憶態様としてフォルダ使用態様やノート使用態様が選択された場合には、追加情報として、フォルダ名やノート名を示す情報が必要であると判断されてもよい。否定判断される場合(S462:NO)にはS478へ進み、肯定判断される場合(S462:YES)にはS464へ進む。
S464においてCPU72は、追加情報入力画面データを多機能機10に送信する。S468においてCPU22は、追加情報入力画面データを受信すると、追加情報入力画面204を表示部14に表示させる。図13に示されるように、追加情報入力画面204は、タグデータ入力欄205を含んでいる。タグデータ入力欄205は、ユーザによるタグデータの入力を受け付けるための画像である。
S470において多機能機10のCPU22は、ユーザによって入力された追加情報を、仲介サーバ60に送信する。本実施形態の説明例では、追加情報には、S468で入力されたタグデータが含まれている。
S478においてCPU72は、分割アップロードサービスがデータ記憶態様変更APIを公開しているか否かを判断する。データ記憶態様変更APIは、データ記憶態様変更処理を、分割アップロードサービスに実行させるためのAPIである。データ記憶態様変更処理は、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータが分割アップロードサービスに記憶されている状態を維持したまま、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータの記憶態様を、第1記憶態様から第2記憶態様へ変更する処理である。当該判断は、例えば、分割アップロードサービス用のデータ記憶態様変更APIが、仲介サーバ60のメモリ74に記憶されているか否かを検索することによって行われても良い。肯定判断される場合(S478:YES)にはS482へ進む。
S482においてCPU72は、データ記憶態様変更APIを用いて、データ記憶態様変更指示情報をコンテンツサーバ100へ送信する。データ記憶態様変更指示情報は、データ記憶態様変更処理の実行を、コンテンツサーバ100に指示する情報である。S483において、コンテンツサーバ100は、データ記憶態様変更処理を開始する。データ記憶態様変更処理には、例えば、名称変更処理、データ移動処理、記憶態様変更処理、が存在する。名称変更処理は、仲介サーバ60によって決定されたファイル名、タグデータ、フォルダ名、ノート名などを、ユーザの所望する名称へ変更する処理である。データ移動処理は、仲介サーバ60によって作成されたフォルダやノートに格納されている、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータを、ユーザが所望するフォルダやノートへ移動させる処理である。記憶態様変更処理は、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータを互いに関連付ける方法を、仲介サーバ60によって決定された方法から、ユーザが所望する方法へ変更する処理である。例えば、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータの各々のファイル名に共通の文字列を付加する態様から、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータの全てを1つのフォルダに格納する態様へ変更する場合が挙げられる。また、名称変更処理、データ移動処理、記憶態様変更処理、のうちの2つ以上を組み合わせてもよい。
S484においてCPU72は、データ更新指示情報に対するレスポンス情報を、コンテンツサーバ100から受信する。そしてS506へ進む。
一方、S478において否定判断される場合(S478:NO)には、S488へ進む。S488〜S502において、仲介サーバ60のCPU72は、再アップロード処理を実行する。再アップロード処理では、分割アップロードサービスに第1記憶態様で記憶されている、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータが、分割アップロードサービスから仲介サーバ60へダウンロードされる。そして、ダウンロードされた変換データやアップロードデータを、第2記憶態様で、分割アップロードサービスに再びアップロードし直す処理が行われる。
S488においてCPU72は、ダウンロード指示情報をコンテンツサーバ100へ送信する。ダウンロード指示情報は、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータを仲介サーバ60に送信することを指示する情報である。S490においてCPU72は、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータを、コンテンツサーバ100からダウンロードする。S494においてCPU72は、削除指示情報をコンテンツサーバ100へ送信する。削除指示情報は、S490でダウンロードした、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータの削除を、コンテンツサーバ100へ指示する情報である。S496においてCPU72は、複数のグループに分割された変換データやアップロードデータを削除したことを示すレスポンスを、コンテンツサーバ100から受信する。
S500においてCPU72は、ダウンロードした変換データやアップロードデータと、記憶態様指定情報とを、コンテンツサーバ100に対して送信する。記憶態様指定情報は、変換データやアップロードデータを第2記憶態様でコンテンツサーバ100へ記憶することを、コンテンツサーバ100に指示するための情報である。具体的には、フォルダ名やノート名を示す情報である。S502においてCPU72は、変換データやアップロードデータを第2記憶態様で保存したことを示すレスポンスを、コンテンツサーバ100から受信する。S504においてCPU72は、関連情報付与要求情報を、コンテンツサーバ100へ送信する。関連情報付与要求情報は、アップロードした変換データやアップロードデータへ第2記憶態様の関連情報を付加することを、コンテンツサーバ100に指示するための情報である。関連情報は、分割された変換データを互いに関連付けるための情報である。例えば、第2記憶態様がファイル名使用態様やタグデータ使用態様である場合には、M個の変換データの各々に、同一の文字列を含んだファイル名やタグデータを付加することが、関連情報付与要求情報によって指示される。S505においてCPU72は、関連情報を付加する処理が完了したことを示すレスポンスを、コンテンツサーバ100から受信する。
S506においてCPU72は、データ記憶態様変更処理が完了したことを示すデータ記憶態様変更完了情報を、多機能機10へ送信する。S508においてCPU72は、データ記憶態様変更完了情報に対するレスポンスを、多機能機10から受信する。S512においてCPU72は、S424で検索された分割情報を、分割情報データベース76から削除する。
S518において、仲介サーバ60のCPU72は、サーバ選択画面211を表示させるためのサーバ選択画面データを生成する。メモリ74には、サーバ選択画面データにどのような情報を含ませる必要があるかを示す、図示しない情報が記憶されている。仲介サーバ60のCPU72は、この情報に従って、サーバ選択画面データを生成する。サーバ選択画面データには、サーバ選択画面211にボタン画像B11およびB12が含まれることを示す情報と、ボタン画像B11およびB12のいずれかを選択するための画面を表示することを示す情報と、ボタン画像B11およびB12にそれぞれサーバ名「Server 100」および「Server 110」が対応することを示す情報と、ボタン画像B11およびB12に付して表示するための文字列を示す情報と、が含まれている。S519において、仲介サーバ60のCPU72は、サーバ選択画面データを多機能機10に送信する。
多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60からサーバ選択画面データを受信すると、S521において、サーバ選択画面211を表示部14に表示させる。図14に示されるように、サーバ選択画面211は、ボタン画像B11およびB12を含んでいる。ボタン画像B11およびB12は、コンテンツサーバ100、110のそれぞれの選択を受け付けるための画像である。なお、多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60から受信したサーバ選択画面データに基づいて、ボタン画像B11およびB12の画像を表示するためのビットマップ情報などを作成し、サーバ選択画面211を表示部14に表示させる。ユーザは、操作部12を操作して、サーバ選択画面211の中から、データをアップロードするべきコンテンツサーバを表すボタン画像を選択する。本実施例では、ユーザがボタン画像B11(即ちコンテンツサーバ100)を選択する場合を例として、説明を続ける。
S529において多機能機10のCPU22は、ユーザが選択したボタン画像に対応するサーバ識別情報、および、認証情報を、仲介サーバ60に送信する。本実施例の説明例では、サーバ名「Server 100」を含むサーバ識別情報が、仲介サーバ60に送信される。認証情報の内容については、S440において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。またメモリ74に記憶されている認証情報は、例えば、S677の処理を実行する段階になることに応じて消去してもよい。
仲介サーバ60のCPU72は、S531において、記憶可能データ種類情報を仲介サーバ60へ送信することを要求するための、記憶可能データ種類情報要求情報をコンテンツサーバ100に送信する。記憶可能データ種類情報は、コンテンツサーバ100で記憶することができるデータ形式の種類を示す情報である。記憶可能データ種類情報の一例としては、データの形式を示す拡張子が挙げられる。コンテンツサーバ100は、仲介サーバ60から記憶可能データ種類情報要求情報を受信すると、記憶可能データ種類情報を仲介サーバ60に送信する。S533において、CPU72は、記憶可能データ種類情報を受信する。
S534において、仲介サーバ60のCPU72は、S533において受信した記憶可能データ種類情報に基づいて、データ形式選択画面221を表示させるためのデータ形式選択画面データを生成する。データ形式選択画面は、選択されたコンテンツサーバにデータをアップロードする際のデータ形式を、ユーザに選択させるための画面である。データ形式選択画面には、選択されたコンテンツサーバで記憶することが可能なデータ形式の一覧が表示され、当該一覧の中から、ユーザによるデータ形式の選択を受け付けるとしてもよい。S535においてCPU72は、データ形式選択画面データを多機能機10に送信する。
多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60からデータ形式選択画面データを受信すると、S537において、データ形式選択画面221を表示部14に表示させる。そしてCPU22は、変換データやアップロードデータをコンテンツサーバ100にアップロードする際のデータ形式である、選択データ形式を選択する処理を受け付ける。図15に示されるようにデータ形式選択画面221は、選択データ形式の選択を受け付けるためのボタン画像B21〜B26を含んでいる。ユーザは操作部12を操作して、データ形式選択画面221の中から、アップロードしたいデータ形式を表示しているボタン画像を選択する。
ボタン画像B21は、JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)形式を選択するための画像である。ボタン画像B22は、PDF(Portable Document Formatの略)形式を選択するための画像である。またPDF形式を選択する場合には、Nin1レイアウトを採用することができる。Nin1レイアウトは、Nページ分の変換データやアップロードデータの各々を縮小して、1ページ内に均等に割り付けるように配置するレイアウトである。ボタン画像B23は、ワープロソフト形式を選択するための画像である。ボタン画像B24は、表計算ソフト形式を選択するための画像である。ボタン画像B25は、プレゼンテーションソフト形式を選択するための画像である。ボタン画像B26は、分割データ形式を選択するための画像である。分割データ形式は、1ページ分のアップロードデータに含まれているN個の画像の各々が、N個の変換データに分割される形式である。分割データ形式の活用例としては、宛名データを作成する場合が挙げられる。例えば、1枚の原稿用紙に宛名を記載する欄がN個備えられており、ユーザがN個の欄の各々に宛名を記載した上でスキャンすると、N個の変換データが生成されるとしてもよい。
選択データ形式としてJPEG形式が選択された場合には、JPEG形式のアップロードデータをコンテンツサーバ100にアップロードする際に、後述する変換処理を実行する必要はない。一方、選択データ形式として、PDF形式、ワープロソフト形式、表計算ソフト形式、プレゼンテーションソフト形式、分割データ形式が選択された場合には、JPEG形式のアップロードデータを、後述する変換処理によって変換データに変換した上で、変換データをコンテンツサーバ100にアップロードする必要がある。
S541において、多機能機10のCPU22は、ユーザが選択したボタン画像に対応する選択データ形式指示情報を、仲介サーバ60に送信する。選択データ形式指示情報は、選択データ形式を識別するための情報である。また選択データ形式指示情報は、アップロードデータに対して実行される処理を識別するための情報でもある。選択データ形式指示情報は、URL(Uniform Resource Locator)の記述方式によって記述されていてもよい。S543において、仲介サーバ60のCPU72は、選択データ形式指示情報に基づいて、スキャン設定画面を表示させるためのスキャン設定画面データを生成する。スキャン設定画面は、スキャンの各種設定(例:生成するデータの形式、解像度、カラーモードなど)の入力を受け付けるための画面である。またスキャン設定画面は、アップロードデータに付与されるファイル名や、アップロードデータを格納するフォルダのフォルダ名の入力を受け付けるための画面である。
S545において、仲介サーバ60のCPU72は、スキャン設定画面データを多機能機10に送信する。多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60からスキャン設定画面データを受信すると、S547において、スキャン設定画面を表示部14に表示させる。CPU22は、操作部12を介したユーザによる、スキャンの各種設定の入力およびファイル名やフォルダ名の入力を受け付ける。スキャンの各種設定の一例としては、スキャンで生成されるアップロードデータのスキャン解像度やカラーモードなどが挙げられる。
S551において多機能機10のCPU22は、入力されたスキャンの各種設定を示すスキャン設定情報および名称情報を、仲介サーバ60に送信する。スキャン設定情報は、アップロードデータが有しているデータ形式を識別するためのアップロードデータ形式指示情報を含んでいてもよい。アップロードデータ形式指示情報の一例としては、拡張子が挙げられる。名称情報は、ユーザによって入力されたファイル名やフォルダ名を示す情報である。
S552において仲介サーバ60のCPU72は、変換処理を、アップロードデータに対して行う必要があるか否かを判断する。具体的には、多機能機10から送信されるアップロードデータのデータ形式と、アップロードデータをコンテンツサーバ100に保存する際のデータ形式とが異なる場合には、変換処理が必要であると判断される。この判断は、S551で受信したスキャン設定情報に含まれているアップロードデータ形式指示情報で識別されるデータ形式と、S541で受信した選択データ形式指示情報で識別されるデータ形式と、を比較することで行われてもよい。例えば、アップロードデータがJPEG形式であり、アップロードデータをコンテンツサーバ100に保存する際のデータ形式がワープロソフト形式である場合には、変換処理が必要であると判断される。変換処理が必要であると判断される場合(S552:YES)には、S553へ進む。
S553においてCPU72は、アップロード制限情報取得要求情報、および、関連情報種類問合せ情報を、コンテンツサーバ100へ送信する。アップロード制限情報取得要求情報は、アップロード制限情報をコンテンツサーバ100へ要求するための情報である。
S554においてCPU72は、アップロード制限情報、および、関連情報種類情報を、コンテンツサーバ100から受信する。アップロード制限情報は、コンテンツサーバ100へデータをアップロードする際の制限内容を示す情報である。アップロード時の制限内容の一例としては、アップロード容量制限やアップロードデータ数制限が挙げられる。アップロード容量制限およびアップロードデータ数制限の各々は、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によってコンテンツサーバ100が取得することが可能な、データ量およびデータ数の上限値である。関連情報種類情報の内容は、S450で説明済みであるため、説明を省略する。
S556においてCPU72は、変換上限データ数である「L」を決定する。Lは、2以上の自然数である。変換上限データ数は、一連の変換処理によって変換することが可能な、アップロードデータの上限数である。一連の変換処理とは、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連の保存アップロード処理でアップロードされる変換データを生成するための、変換処理である。変換上限データ数は、S554で受信したアップロード制限情報に基づいて決定されてもよい。例えば、アップロード容量制限となる上限データ量が分かっている場合には、1つのアップロードデータに変換処理を実行して生成される変換データの容量を概算し、概算したデータ容量で上限データ量を除算することで、変換上限データ数を決定するとしてもよい。
S558においてCPU72は、アップロード識別処理の実行をコンテンツサーバ100へ要求するためのアップロード識別処理要求情報を、コンテンツサーバ100へ送信する。アップロード識別処理は、アップロードデータや変換データをコンテンツサーバ100に記憶させる際に、アップロードデータや変換データを識別するための情報を、アップロードデータや変換データに関連付けてコンテンツサーバ100に記憶させる処理である。アップロード識別処理の一例としては、S551で入力されたファイル名をアップロードデータや変換データに付加する態様や、S551で入力されたフォルダ名を有するフォルダにアップロードデータや変換データを格納する態様が挙げられる。S559においてCPU72は、アップロード識別処理要求情報に対するレスポンスを、コンテンツサーバ100から受信する。
S561へ進み、変換命令処理P1、待機命令処理P2、および第1アップロード処理P3が実行される。
変換命令処理P1(S561〜S621)は、アップロードデータを、多機能機10から変換サーバ200に変換アップロードさせる処理である。そして、変換サーバ200にアップロードされたアップロードデータに対して、変換処理の実行命令をかける処理である。
変換命令処理P1の内容を、以下に説明する。S561において、仲介サーバ60のCPU72は、スキャンアップロード実行命令情報を生成する。スキャンアップロード実行命令情報は、スキャン処理によって生成したアップロードデータをアップロードすることを、多機能機10へ命令する情報である。S563においてCPU72は、スキャンアップロード実行命令情報を多機能機10へ送信する。S565において、多機能機10のCPU22は、画像のスキャンを実行する。具体例を説明する。ユーザが、所定の画像が記録されたJページ(ここで、Jは1以上の自然数)を有する1つの原稿をスキャン実行部19にセットして、操作部12の読取開始のボタンを押下すると、CPU22は、原稿の1〜Jページをスキャン実行部19に読み取らせる。そして、1つの原稿から生成された1つのデータ集合体である、J個のアップロードデータを生成する。J個のアップロードデータのデータ形式は、例えば、JPEG形式であってもよい。尚、スキャン実行部19は、S547で入力されたスキャン設定に基づいて画像のスキャンを行う。
S571においてCPU22は、変換アップロード先URL取得要求情報およびテンプレート取得要求情報を、仲介サーバ60に送信する。変換アップロード先URL取得要求情報は、変換サーバ200にアップロードを行うために必要な情報である変換アップロード先URLを要求するための情報である。テンプレート取得要求情報は、後述するアップロードメッセージのテンプレートを要求するための情報である。S573において、仲介サーバ60のCPU72は、変換アップロード用データID取得要求情報を変換サーバ200に送信する。変換アップロード用データID取得要求情報は、変換サーバ200にアップロードしたアップロードデータを識別するための変換アップロード用データIDを、変換サーバ200に対して要求するための情報である。S575において変換サーバ200のCPU272は、変換アップロード用データIDを、仲介サーバ60に送信する。
S577においてCPU72は、アップロードメッセージのテンプレートを作成する。アップロードメッセージのテンプレートは、変換サーバ200へアップロードデータをアップロードする際のメッセージのテンプレートである。
S579においてCPU72は、変換アップロード先URLおよびアップロードメッセージのテンプレートを、多機能機10へ送信する。変換アップロード先URLの一例としては、変換サーバ200のURLが挙げられる。
S581においてCPU22は、受信したテンプレートと、受信した変換アップロード先URLと、S565で作成されたJ個のアップロードデータと、に基づいて、アップロードメッセージを作成する。具体的には、多機能機10は、仲介サーバ60から受信したテンプレートの所定の位置に、J個のアップロードデータのバイナリデータと、変換アップロード先URLと、J個のアップロードデータのデータサイズ等の各種の情報を記憶する。これにより、変換サーバ200に対応したアップロードメッセージを作成することが出来る。
S583においてCPU22は、変換サーバ200に対して、アップロードメッセージを送信する。これにより、J個のアップロードデータの全てが、変換サーバ200へ変換アップロードされる。S585において、変換サーバ200のCPU272は、変換アップロード結果情報を、多機能機10へ送信する。変換アップロード結果情報は、アップロードデータが変換サーバ200に正常に変換アップロードできたか否かを示す情報である。S587において、多機能機10のCPU22は、変換アップロード結果情報を仲介サーバ60に対して送信する。
S589において、仲介サーバ60のCPU72は、変換アップロード結果情報を解読し、解読結果を作成する。変換アップロード結果情報は、変換サーバ200から多機能機10へ送信されてきた情報であるため、変換サーバ200に固有の仕様を有している。よって、仲介サーバ60が記憶しているプログラム75に含まれている不図示の解読プログラムを用いることにより、変換アップロード結果情報を解読することができる。解読結果は、多機能機10で解読可能な形式のメッセージである。解読結果には、解読された変換アップロード結果情報に含まれている変換アップロード結果が含まれている。
S591においてCPU72は、アップロードデータの個数である「J」が、S556で決定された変換上限データ数「L」よりも大きいか否かを判断する。肯定判断される場合(S591:YES)には、J個のアップロードデータの全てを変換してJ個の変換データを生成すると、アップロード制限に抵触する可能性が高い場合であると判断される。そしてS595へ進む。S595においてCPU72は、データ分割処理を実行する。データ分割処理は、J個のアップロードデータのうちから変換処理済みのアップロードデータを除外(S651参照)したもののうちから、今回の変換処理の実行対象である変換対象データをK個選択する処理である。Kの値は、1以上のL以下の自然数である。データ分割処理では、例えば、変換処理を未実行の複数のアップロードデータのうちから、ページ番号が若い順に、K個のアップロードデータを選択するとしてもよい。データ分割処理により、複数のアップロードデータを備える1つのデータ集合体から、1つのグループが分割して生成される。そしてS619へ進む。
一方、S591において否定判断される場合(S591:NO)には、S593へ進む。S593においてCPU72は、J個のアップロードデータの全てを、K個の変換対象データとして選択する。この場合、Kの値はJの値と等しくなる。すなわち、S591において否定判断される場合には、データ分割処理が行われない。そしてS619へ進む。
S619においてCPU72は、データ変換要求情報を、変換サーバ200に送信する。データ変換要求情報は、 S593またはS595で変換対象として選択された変換対象データに対する変換処理の実行を、変換サーバ200に要求するための情報である。S621において変換サーバ200のCPU272は、変換データ取得情報を仲介サーバ60に送信する。変換データ取得情報は、変換処理の実行を要求する処理(S619)に応じて行われる変換処理を識別するための情報である、変換ジョブIDを含んでいてもよい。変換データ取得情報は、URLの記述方式によって記述されていてもよい。
待機命令処理P2(S631〜S651)は、アップロードデータについて変換処理を開始する際に、変換処理が完了するまで多機能機10を待機させる処理である。変換サーバ200は、S619においてデータ変換要求情報を受信することに応じて、K個のアップロードデータに対して変換処理を実行する。
S631において、仲介サーバ60のCPU72は、変換完了確認要求情報、変換データ数要求情報、変換データ容量要求情報を、変換サーバ200に送信する。変換完了確認要求情報は、S619で変換サーバ200に対して要求した変換処理が完了したか否かを、変換サーバ200に対して確認するための情報である。変換データ数要求情報は、K個のアップロードデータについて変換処理が完了した場合に生成される変換データの数であるM個(Mは1以上の自然数)を、変換サーバ200に対して確認するための情報である。KとMの値は、同一であってもよいし異なっていても良い。KとMの値が同一になる場合の例としては、アップロードデータのフォーマットを変更する処理を実行する場合が挙げられる。MがKよりも小さくなる場合の例としては、アップロードデータを、前述したNin1レイアウトのPDF形式のデータに変換する場合が挙げられる。Nin1レイアウトでは、Nページ分のアップロードデータから1ページ分の変換データが生成されるためである。MがKよりも大きくなる場合の例としては、アップロードデータを、前述した分割データ形式のデータに変換する場合が挙げられる。分割データ形式では、1つのアップロードデータからN個の変換データが生成されるためである。変換データ容量要求情報は、変換処理が完了した場合に、生成されたM個の変換データの総データ量を、変換サーバ200に対して確認するための情報である。
S632において変換サーバ200のCPU272は、変換処理が完了したか否かを判断する。具体的には、変換完了確認要求情報に含まれる変換データ取得情報を用いて、変換処理の完了の可否を判断する変換処理を特定する。そして、特定した変換処理で変換されるK個のアップロードデータの変換が完了したか否かが判断される。変換処理が完了していない場合(S632:NO)にはS633へ進む。
S633においてCPU272は、変換処理が完了していないことを示す変換未完了通知情報を、仲介サーバ60へ送信する。S635において仲介サーバ60のCPU72は、変換未完了通知情報を受信することに応じて、待機命令を生成する。待機命令は、多機能機10に、変換処理の完了を待機させるための命令である。
S637においてCPU72は、待機命令を多機能機10へ送信する。S639において多機能機10のCPU22は、変換処理の完了を待機する待機処理を実行する。待機処理は、例えば、変換処理のタイムアウトを検知するためにスタートしていたタイマーをリセットして、再スタートさせる処理であってもよい。また例えば、メモリ24に記憶されているタイムアウト時間を増加させることで、変換処理がタイムアウトになる時間を延長する処理であってもよい。待機処理を実行する理由を説明する。スキャン設定の入力(S551)から処理完了通知情報の受信(S677)までの期間が、タイムアウト時間を越えてしまうと、タイムアウトエラーが発生する。すると、多機能機10のネットワークインターフェース16で通信エラーが発生し、処理完了通知情報の受信に失敗してしまう場合がある。そこで、待機処理を行うことにより、タイムアウトエラーの発生を防止している。
S641においてCPU22は、待機処理の実行が完了したことを示す待機処理完了情報を、仲介サーバ60へ送信する。そしてS631へ戻る。
一方、S632において変換処理が完了したと判断された場合(S632:YES)には、S643へ進む。S643において変換サーバ200のCPU272は、K個のアップロードデータの全てに対して変換処理が完了したことを示す変換完了通知情報と、変換データの数(すなわちM個)を示す変換データ数情報と、変換データの総データ量を示す変換データ容量情報を、仲介サーバ60へ送信する。
S647においてCPU72は、変換データが、S554で取得したアップロード制限情報に抵触するか否かを判断する。具体的には、変換データの総データ量がアップロード容量制限を超過するか否かや、変換データの総数であるM個がアップロード制限データ数を超過するか否かが判断される。肯定判断される場合(S647:YES)には、S649へ進む。
S649においてCPU72は、変換対象データの数を示す「K」の値を減少させる。そしてS595へ戻り、減少後のK個の変換対象データを選択する処理をやり直す。なお、S595のデータ分割処理がまだ実行されていない場合(すなわち、J個のアップロードデータの全てがK個の変換対象データとして選択されている場合)には、S649において「K」の値を減少させることによって、データ分割処理が行われることになる。これにより、変換データの1つのデータ集合体から、1つのグループが分割して生成される。
S649で行われる処理の、第1の処理例を説明する。第1の処理例は、M個の変換データの各々のデータ量が、互いに近似していると判断される場合に実行される処理である。このように判断される場合の例としては、変換データがPDF(Portable Document Formatの略)形式のデータである場合が挙げられる。PDF形式は、基本的に、各ページが画像データによって形成されている。従って、ページごとのデータ量の差が、後述するワープロソフト形式よりも小さくなるためである。第1の処理例では、M個の変換データの総データ量を、変換対象データの総数であるKの値で除算することにより、変換対象データの1つ当たりの変換データのデータ量である単位データ量が算出される。そして、減少後のKの値に単位データ量を乗算した値が、アップロード容量制限を超過しないように、減少後のKの値が求められる。
S649で行われる処理の、第2の処理例を説明する。第2の処理例は、M個の変換データの各々のデータ量が、互いに近似していないと判断される場合に実行される処理である。このように判断される場合の例としては、変換データが、ワープロソフト形式のデータ、表計算ソフト形式のデータ、プレゼンテーションソフト形式のデータである場合が挙げられる。ワープロソフト形式などでは、各ページが、様々なデータ量を有するデータ(例:テキストデータや画像データなど)によって形成されている。すると、ページごとのデータ量の差が、前述したPDF形式よりも大きくなるためである。第2の処理例では、変換対象データの数である「K」を、予め定められた数(例:2つ)のグループに分割することで、Kの値が減少される。
一方、S647において否定判断される場合(S647:NO)には、S651へ進む。S651においてCPU72は、変換処理が実行されたアップロードデータを、変換処理の対象から除外する。そしてS653へ進む。
第1アップロード処理P3を説明する。第1アップロード処理P3(S653〜S679)は、仲介サーバ60からコンテンツサーバ100へ、変換データを、保存アップロードする処理である。S653において仲介サーバ60のCPU72は、変換データ取得命令情報を変換サーバ200へ送信する。変換データ取得命令情報は、変換データ取得情報で識別される変換データを、変換サーバ200に仲介サーバ60へ送信させるための命令である。S655において変換サーバ200のCPU272は、変換データ取得命令情報によって特定される変換データを、仲介サーバ60に送信する。
S657において仲介サーバ60のCPU72は、保存アップロード先URL取得要求情報を、コンテンツサーバ100に送信する。保存アップロード先URL取得要求情報は、コンテンツサーバ100にアップロードを行うために必要な情報である保存アップロード先URLを、要求するための情報である。S659においてCPU72は、コンテンツサーバ100から送信されてくる保存アップロード先URLを受信する。
S661において仲介サーバ60のCPU72は、M個の変換データと、第1記憶態様での記憶を指示する記憶態様指定情報と、を、コンテンツサーバ100に対して送信する。
S663においてCPU72は、コンテンツサーバ100から送信されてくる保存アップロード結果情報を受信する。保存アップロード結果情報は、M個の変換データがコンテンツサーバ100に正常に記憶されたか否かを示す情報である。
S666においてCPU72は、第1記憶態様の関連情報付与要求情報を、コンテンツサーバ100へ送信する。関連情報付与要求情報の内容については、S504で説明済みであるため、説明を省略する。
S668においてCPU72は、関連情報を付加する処理が完了したことを示すレスポンスを、コンテンツサーバ100から受信する。S670においてCPU72は、J個のアップロードデータの全てに対して、変換処理が完了したか否かを判断する。否定判断される場合(S670:NO)には、S591へ戻る。
S591においてCPU72は、変換処理を未実行のアップロードデータの数が、S556で決定された変換上限データ数「L」よりも大きいか否かを判断する。肯定判断される場合(S591:YES)にはS595に進み、データ分割処理が実行され、アップロードデータの1つのデータ集合体から、さらに1つのグループが分割して生成される。このようにして、J個のアップロードデータを備える1つのデータ集合体から1つのグループを分割し、分割した1つのグループに対して変換処理を実行するという処理ループが、J個のアップロードデータの全てに対して変換処理および保存アップロード処理が実行されるまで、繰り返し実行される。
S673においてCPU72は、保存アップロード結果情報を解読し、解読結果を作成する。S675においてCPU72は、S595やS649でデータ分割処理が実行されたか否かを判断する。否定判断される場合(S675:NO)にはS677へ進み、肯定判断される場合(S675:YES)にはS676へ進む。S676においてCPU72は、装置識別情報411〜関連情報414を分割情報データベース76に記憶させる。これにより、データ分割処理が実行されたため、仲介サーバ60が決定した第1記憶態様でデータをコンテンツサーバ100に保存アップロードしたことが、仲介サーバ60に記憶される。
S677において仲介サーバ60のCPU72は、処理完了通知情報、分割実行報知情報、関連付け報知情報を多機能機10へ送信する。処理完了通知情報は、多機能機10の表示部14に解読結果を表示させるためのデータを含んでいる。分割実行報知情報は、データ分割処理が実行されたことを多機能機10へ通知するための情報である。関連付け報知情報は、分割されたデータを互いに関連付ける方法を示す情報である。
S678において多機能機10のCPU22は、受信した処理完了通知情報、分割実行報知情報、関連付け報知情報を、メモリ24に記憶させる。S679においてCPU22は、処理完了通知情報、分割実行報知情報、関連付け報知情報に基づいて、完了通知画面231を表示部14に表示させる。図16の画面例に示すように、完了通知画面231は、メッセージ画像M3およびボタン画像B71を含んでいる。メッセージ画像M3は、データ分割処理が実行されたことや、分割されたデータを互いに関連付ける方法などをユーザに報知するための画像である。ボタン画像B71は、メッセージ画像M3の内容をユーザが確認したことを受け付けるための画像である。そしてS415(図2参照)へ戻り、メイン画面を表示部14に表示させる。例えば、ボタン画像B71がタッチされたことをトリガとして、S415へ戻ってもよい。また例えば、完了通知画面231が表示されてから、ボタン画像B71がタッチされることなく所定時間(例:10分)が経過した場合に、S415へ戻ってもよい。
一方、図4のS552において、アップロードデータに対して変換処理を行う必要がないと判断される場合(S552:NO)には、アップロードデータをそのままコンテンツサーバ100へアップロードする場合であると判断される。よって、図8のS561aへ進み、第2アップロード処理P3aが実行される。
図8を用いて、第2アップロード処理P3aを説明する。第2アップロード処理P3a(S561a〜S669a)は、多機能機10からコンテンツサーバ100へ、アップロードデータを、保存アップロードする処理である。
S561aにおいて、仲介サーバ60のCPU72は、スキャンアップロード実行命令情報を生成する。S563aにおいてCPU72は、スキャンアップロード実行命令情報を多機能機10へ送信する。S565aにおいて、多機能機10のCPU22は、画像のスキャンを実行してアップロードデータを作成する。S571aにおいてCPU22は、保存アップロード先URL取得要求情報およびテンプレート取得要求情報を、仲介サーバ60に送信する。
S573aにおいて、仲介サーバ60のCPU72は、保存アップロード先URL取得要求情報を、コンテンツサーバ100に送信する。S575aにおいてCPU72は、コンテンツサーバ100から送信されてくる保存アップロード先URLを受信する。S577aにおいてCPU72は、アップロードメッセージのテンプレートを作成する。S579aにおいてCPU72は、保存アップロード先URLおよびアップロードメッセージのテンプレートを、多機能機10へ送信する。S581aにおいてCPU22は、アップロードメッセージを作成する。S583aにおいてCPU22は、コンテンツサーバ100に対して、アップロードメッセージを送信する。S585aにおいてCPU22は、コンテンツサーバ100から送信されてくる保存アップロード結果情報を受信する。
S587aにおいて、多機能機10のCPU22は、保存アップロード結果情報を仲介サーバ60に対して送信する。S589aにおいて、仲介サーバ60のCPU72は、変換アップロード結果情報を解読し、解読結果を作成する。S667aにおいてCPU72は、処理完了通知情報を多機能機10へ送信する。S669aにおいて多機能機10のCPU22は、処理完了通知情報に基づいて、解読結果を表示部14に表示させる。そして、フローが終了する。
(効果)
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、1つのデータ集合体に含まれている複数のアップロードデータに対して変換処理を実行し、複数の変換データを生成することができる(S631〜S651)。そして、生成した複数の変換データをまとめてコンテンツサーバにアップロードすることが、アップロード容量制限やアップロードデータ数制限に抵触する場合には(S647:YES)、変換データを複数のグループに分割することができる(S649)。そして、複数のグループに分割された変換データが関連情報によって互いに関連付けられている状態で、グループごとに、コンテンツサーバへアップロードすることができる(S661)。これにより、複数のグループに分割された変換データの各々が、1つのデータ集合体を構成することを、ユーザに認識させることができる。よって、アップロード容量制限やアップロードデータ数制限が存在する場合においても、データ集合体という概念を維持したまま、データ集合体に対して変換処理を実行した上でコンテンツサーバにアップロードすることが可能となる。
複数のグループに分割された変換データの各々に、同一の文字列を含んだファイル名やタグデータを付加した状態で、コンテンツサーバに記憶させることができる(S666)。また、複数のグループに分割された変換データの各々が、同一のフォルダやノートに格納されるように、コンテンツサーバに記憶させることができる。これにより、複数のグループに分割された変換データを互いに関連付けることができるため、複数のグループに分割された変換データが1つのデータ集合体を構成していることを、ユーザに認識させることができる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、コンテンツサーバが使用可能な関連情報を、関連情報種類情報に基づいて把握することができる(S450、S554)。これにより、コンテンツサーバが使用可能な種類の関連情報を用いて、複数のグループに分割された変換データを互いに関連付けることが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、生成した複数の変換データをまとめてコンテンツサーバにアップロードすることが、アップロード容量制限やアップロードデータ数制限に抵触する場合には(S647:YES)、変換対象データの数を減少させた上で(S649)、変換処理を再実行することができる(S631〜S643)。ここで、S649の処理において、変換データの各々のデータ量が互いに近似していると判断される場合(例:変換データがPDF形式である場合)には、1つのグループに含まれている変換データの総データ量を予測して、変換対象データの数を決定することができる。またS649の処理において、変換データの各々のデータ量が互いに近似していないと判断される場合(例:変換データがワープロソフト形式等である場合)には、予め定められた態様で、変換対象データの数を決定することができる。これにより、分割された1つのグループに含まれている変換データの総データ量が、アップロード容量制限やアップロードデータ数制限に抵触してしまうといった事態の発生を防止することができる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によってコンテンツサーバが取得することが可能なデータ量の上限値を、アップロード制限情報に基づいて把握することができる(S554)。これにより、正確な上限データ量を用いて、各種の処理を実行することが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、アップロードデータの全てに対して変換処理が完了したことに応じて(S670:YES)、完了通知画面を多機能機に表示させることができる(S679)。これにより、1つのデータ集合体のアップロードが完了したことを、ユーザに報知することができるため、ユーザがアップロードの完了を待機する際のストレスを低減することが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、多機能機10から出力された複数の変換データを複数のグループに分割する必要がある場合には(S591:YES、S647:YES)、複数のグループに分割された変換データを仲介サーバ60によって決定された第1記憶態様でコンテンツサーバに記憶させることができる(S661)。第1記憶態様の一例としては、複数のグループに分割された変換データのファイル名の末尾に、共通の所定の文字列を付加する態様が挙げられる。そしてその後において、複数のグループに分割された変換データの元データとなるアップロードデータを出力した多機能機である特定多機能機から、仲介サーバ60に再度アクセスが行なわれることに応じて(S417)、指示受付画面(図11参照)やデータ記憶態様選択受付画面(図12参照)を特定多機能機に表示させることができる(S432、S456)。指示受付画面は、コンテンツサーバに記憶されている変換データの記憶態様を、第1記憶態様から第2記憶態様へ変更する指示を受け付けるための画面である。データ記憶態様選択受付画面は、ユーザによる第2記憶態様の選択を受け付けるための画面である。これにより、コンテンツサーバに記憶されている変換データの記憶態様を変更する機会をユーザに与えることができる。よって、ユーザが所望する記憶態様で、変換データをコンテンツサーバに記憶させることが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60では、変換処理の実行期間中は、変換処理の完了を待機する待機命令を多機能機10へ送信することができる(S637)。また、変換処理が完了することに応じて(S632:Y)、変換データをコンテンツサーバへ送信することができる(S661)。よって、タイムアウトなどのエラーが多機能機10で発生してしまう事態を防止することが可能となる。
本明細書に記載されている通信システム2は、仲介サーバ60と、変換サーバ200を備えている。仲介サーバ60、変換サーバ200、コンテンツサーバ100および110は、インターネット6を介して互いに接続されている。仲介サーバ60と変換サーバ200の間では、変換データ取得情報などの各種のデータが通信される。これにより、仲介サーバ60と変換サーバ200が別体のサーバであり、通信経路を介して互いに接続されている場合においても、変換データをコンテンツサーバに記憶させることが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が含まれる。
(第1変形例)
S554において、アップロード制限情報および関連情報種類情報を、コンテンツサーバ100から取得する形態に限られない。例えば、複数のコンテンツサーバの各々についてのアップロード制限情報および関連情報種類情報を、予め仲介サーバ60のメモリ74に記憶させておいてもよい。そして、変換処理が必要であると判断される場合(S552:YES)には、S529において受信したサーバ識別情報に対応するアップロード制限情報および関連情報種類情報を、メモリ74から読み出すとしてもよい。これにより、変換処理を実行するたびにアップロード制限情報などをコンテンツサーバに問い合わせる必要がなくなるため、通信データ量の削減等を図ることが可能となる。
(第2変形例)
変換データがアップロード制限情報に抵触する場合(S647:YES)には、変換データの元となる変換対象データ数を分割した上で(S649)、変換処理を再実行する形態を説明したが、この形態に限られない。S649において、変換データ自体を分割してもよい。これにより、変換処理を再実行する手間を省くことが可能となる。
(第3変形例)
多機能機10の表示部14に表示される画面には、様々な種類が存在していても良い。例えば、S432において、指示受付画面202(図11参照)の表示内容、および、サーバ選択画面211(図14参照)の表示内容の両方の内容を含んだ画面を表示するとしてもよい。この場合、S428において、指示受付画面データに加えてサーバ選択画面データ(S519参照)を多機能機10に送信すればよい。そして、ボタン画像B41またはB42(図11参照)がタッチされた場合には、再アップロード処理の実施可否の選択が受け付けられたと判断され、S440へ進んでもよい。また、ボタン画像B11またはB12(図14参照)がタッチされた場合には、コンテンツサーバの選択が受け付けられたと判断され、S529へ進んでもよい。これにより、複数の命令入力を1つの画面で受け付けることができるため、操作効率を高めることができる。
(第4変形例)
S415において、メイン画面201(図10参照)の表示内容、および、指示受付画面202(図11参照)の表示内容の両方の内容を含んだ画面を表示するとしてもよい。この場合、S677において、処理完了通知情報などに加えて指示受付画面データ(S428参照)を多機能機10に送信すればよい。そして、ボタン画像B1(図10参照)がタッチされた場合には、アップロード処理の実行命令が入力されたと判断され、S417へ進んでもよい。また、ボタン画像B41またはB42(図11参照)がタッチされた場合には、再アップロード処理の実施可否の選択が受け付けられたと判断され、S440へ進んでもよい。S415で表示される画面は、ユーザ操作によって表示される画面であるため、ユーザによって確認される確率が高い画面である。従って、当該画面に、指示受付画面の内容を表示することで、データ分割処理が実行されたことを確実にユーザに報知することが可能となる。また、S415で表示される画面によって、再アップロード処理の実行可否の入力を受け付けることができるため、操作効率を高めることができる。
(第5変形例)
図18に、第5変形例のシーケンス図を示す。変換データがアップロード制限に抵触するとS591で判断される場合(S591:YES)には、S595bへ進む。S595bにおいてCPU72は、アップロードデータを、分割処理を実行することなく仲介サーバ60または変換サーバ200に保存する。そしてS677bへ進む。また、変換データがアップロード制限に抵触するとS647で判断される場合(S647:YES)には、S649bへ進む。S649bにおいてCPU72は、アップロードデータを、仲介サーバ60または変換サーバ200に保存する。S677bにおいてCPU72は、処理待機通知情報を多機能機10へ送信する。処理待機通知情報は、アップロード処理を実行せずに待機していることを多機能機10へ通知するための情報である。S678bにおいて多機能機10のCPU22は、受信した処理待機通知情報をメモリ24に記憶させる。S679bにおいてCPU22は、処理待機通知情報に基づいて、処理待機通知画面を表示部14に表示させる。処理待機通知画面は、アップロード処理を実行せずに待機していることをユーザに報知するための画像である。そしてS415(図2参照)へ戻り、メイン画面を表示部14に表示させる。
多機能機10から再アクセスがあった場合には(S417)、S424においてCPU72は、アップロードデータがコンテンツサーバにアップロードされずに仲介サーバ60または変換サーバ200に保存されているか否かを判断すればよい。肯定判断される場合にはS428へ進み、指示受付画面202aを表示させるための指示受付画面データを、多機能機10に送信すればよい。S432においてCPU22は、図17に示す指示受付画面202aを、表示部14に表示させればよい。指示受付画面202aは、メッセージ画像M4、ボタン画像B61およびB62を含んでいる。メッセージ画像M4は、前回のアップロードの実行時にアップロード制限に抵触したためアップロードが実行できなかったこと、および、再アップロードを実行可能であることを、ユーザに報知するための画像である。ボタン画像B61およびB62は、再アップロード処理の実施可否の選択を受け付けるための画像である。S456〜S468の処理は、本実施形態で説明済みであるため、ここでは説明を省略する。S470において仲介サーバ60が追加情報を受信すると、S591へ進めばよい。以降の処理内容の説明は、省略する。
これにより、変換データがアップロード制限に抵触する場合には、変換データのアップロードを待機することができる。そして、ユーザが別の機会に仲介サーバ60へ再アクセスした際に、前回アップロードできなかったデータを分割してアップロードするか否かを、ユーザに問い合わせることができる。これにより、ユーザが所望しない態様でデータがコンテンツサーバにアップロードされてしまう事態を防止することが可能となる。
(第6変形例)
分割情報データベース76を仲介サーバ60が備えない態様であってもよい。この場合、S676において、装置識別情報411〜関連情報414を多機能機10に送信して多機能機10に記憶させればよい。装置識別情報411〜関連情報414は、MIB(Management Information Baseの略)情報を記憶する領域に記憶されるとしてもよい。
第6変形例の第1動作例を説明する。仲介サーバ60は、次回の多機能機10からのアクセスを受信した場合には(S417)、多機能機10に記憶されている装置識別情報411〜関連情報414を仲介サーバ60へ送信することを要求する送信要求情報を、多機能機10へ送信してもよい。多機能機10は、送信要求情報に従って、装置識別情報411〜関連情報414を仲介サーバ60へ送信してもよい。仲介サーバ60は、装置識別情報411〜関連情報414を多機能機10から受信すると、S424の判断を行うとしてもよい。これにより、仲介サーバ60が分割情報データベース76を備える必要がなくなるため、メモリ74の記憶容量の削減を図ることが可能となる。
第6変形例の第2動作例を説明する。S415において表示部14に表示されるメイン画面201に、アップロード結果表示ボタン画像が含まれていてもよい。アップロード結果表示ボタン画像が選択されると、多機能機10のCPU22は、メモリ24に装置識別情報411〜関連情報414が記憶されているか否かを判断してもよい。否定判断される場合には、S415へ戻ってもよい。肯定判断される場合には、図17に示す指示受付画面202aを表示部14に表示させるとしてもよい。ボタン画像B61またはB62がタッチされ、再アップロード処理の実施可否の選択が受け付けられると、S440においてCPU22は、再アップロード可否選択情報と、装置識別情報411〜関連情報414を、仲介サーバ60へ送信してもよい。以後、仲介サーバ60のCPU72は、多機能機10から受信した装置識別情報411〜関連情報414を用いて、S444以降の処理を実行してもよい。
(第7変形例)
S415において表示部14に表示されるメイン画面201(図10参照)において、Internet機能の選択を受け付けるボタン画像B1に代えて、アップロード結果表示ボタン画像が表示されてもよい。アップロード結果表示ボタン画像は、前回仲介サーバ60へアクセスして実行したアップロードの成否結果を表示部14に表示する指示の入力を受け付ける画像である。アップロード結果表示ボタン画像がタッチされると、S417において、アップロード結果表示ボタン画像を識別するためのボタン画像識別情報と、装置識別情報が、仲介サーバ60に送信されるとしてもよい。そして、S424において肯定判断される場合(S424:YES)にはS428以降の処理を実行し、否定判断される場合(S424:NO)にはS415へ戻って元のメイン画面201を表示するとしてもよい。
また、S415において表示部14に表示されるメイン画面201(図10参照)において、ボタン画像B1〜B4に加えて、アップロード結果表示ボタン画像が表示されてもよい。この場合、S424において、アップロード結果表示ボタン画像がタッチされたか否かがさらに判断されてもよい。S424において、アップロード結果表示ボタン画像がタッチされたと判断されるとともに、多機能機10に対応する分割情報が分割情報データベース76に記憶されていると判断される場合には(S424:YES)、S428以降の処理を実行するとしてもよい。S424において、ボタン画像B1がタッチされたと判断される場合には、S518以降の処理を実行するとしてもよい。
(その他の変形例)
本明細書に記載されている技術は、仲介サーバ60によって決定された第1記憶態様でデータがコンテンツサーバにアップロードされてしまった場合には、その後において、ユーザの所望する第2記憶態様でデータをアップロードし直すことができる技術である。よって、第1記憶態様はいかなる態様であってもよく、データ分割処理が行われている態様でなくてもよい。この場合、S675においてCPU72は、仲介サーバ60によって決定された第1記憶態様でアップロードが実行されたか否かを判断すればよい。肯定判断される場合(S675:YES)には、装置識別情報411〜関連情報414を分割情報データベース76に記憶させればよい。これにより例えば、データをコンテンツサーバにアップロードする際に、ファイル名やタグデータが仲介サーバ60によって勝手に作成されてしまった場合においても、その後において、ユーザの所望するファイル名やタグデータに修正することが可能となる。
S666、S668において、記憶態様指定情報をコンテンツサーバへ送信する処理は、コンテンツサーバの仕様によっては、他の処理と併せて実行することが可能である。例えばS661において、変換データおよび記憶態様指定情報と共に、関連情報付与要求情報を送信する形態とすることが可能な場合がある。
S556における変換上限データ数を決定する処理は、変換サーバ200で行われても良い。
仲介サーバ60が、データ記憶態様データベースを備えるとしてもよい。データ記憶態様データベースは、複数のコンテンツサーバの各々で使用可能なデータ記憶態様を、コンテンツサーバごとに記憶するデータベースである。再アップロード処理の実行が指示された場合には(S444:YES)、再アップロード処理を実行する対象のサービスである再アップロード先サービスを、分割情報データベース76のサービス識別情報412を用いて特定すればよい。そして、再アップロード先サービスが対応しているデータ記憶態様を、データ記憶態様データベース上で検索すればよい。S452においてCPU72は、検索結果に基づいて、データ記憶態様選択受付画面データを生成すればよい。これにより、S446およびS450の通信処理を省略することが可能となる。
仲介サーバ60が、記憶可能データ種類情報を記憶するとしてもよい。そしてCPU72は、、S529においてサーバ識別情報を受信した場合には、記憶可能データ種類情報をメモリ74から読み出せばよい。また、S534においてCPU72は、読み出した記憶可能データ種類情報に基づいて、データ形式選択画面データを生成すればよい。これにより、S531およびS533の通信処理を省略することが可能となる。
S444において否定判断される場合(S444:NO)には、S512へ進み、分割情報を分割情報データベース76から削除するとしてもよい。これにより、ユーザが再アップロード処理を実行しないと判断したデータに関する装置識別情報411〜関連情報414を、削除することができる。
追加情報を生成する方法は、ユーザに追加情報を入力させる方法(S468参照)に限られない。追加情報を仲介サーバ60が自動的に生成するとしてもよい。この場合、S464、S468、S470のステップを省略することができる。また、追加情報の選択肢を追加情報入力画面204(図13参照)に表示させ、ユーザに追加情報を選択させるとしてもよい。この場合、ユーザが追加情報を入力する手間を省くことが可能となる。
S676において、装置識別情報411〜関連情報414を分割情報データベース76に記憶させる際に、認証情報も記憶させてもよい。これにより、分割情報を用いて再アップロード処理を実行する場合に(S444:YES)、多機能機10から認証情報を取得することなく、記憶済みの認証情報を用いてコンテンツサーバと通信することが可能となる。
S565において生成されるアップロードデータのデータ形式は、JPEG形式に限られず、例えばPDF形式であってもよい。この場合、Jページの原稿をスキャンすることに応じて、Jページを備える1つのPDFファイルが、1つのデータ集合体として生成されてもよい。
第2アップロード処理P3a(図8参照)において、データ分割処理を実行してもよい。この場合、S589aとS667aとの間に、S591〜S676の処理を挿入すればよい。これにより、変換処理を行わない場合(S552:NO)において、アップロードデータがアップロード制限情報に抵触してしまう場合においても、アップロードを実行することが可能となる。
変換処理をアップロードデータに対して行う必要があるか否かを判断する処理は、S552に示すように、仲介サーバ60で行われる形態に限られない。例えば、多機能機10で当該処理が行われてもよい。この場合、多機能機10のCPU22は、S537で選択を受け付けた選択データ形式(すなわち、コンテンツサーバ100にアップロードする際のデータ形式)と、S547で選択を受け付けたアップロードデータのデータ形式とに基づいて、変換処理の必要の有無を判断し、判断結果を示す情報を仲介サーバ60に送信すればよい。
S661において、変換データをコンテンツサーバ100へアップロードする態様は、様々であってよい。例えば、変換サーバ200が、コンテンツサーバ100へ変換データをアップロードしてもよい。この場合、S653において仲介サーバ60のCPU72は、変換データをコンテンツサーバ100へアップロードするためのアップロード要求情報を、変換サーバ200へ送信すればよい。そして、変換サーバ200のCPU272は、変換データをコンテンツサーバ100に送信し、保存アップロード結果情報をコンテンツサーバ100から受信すればよい。そしてCPU272は、受信した保存アップロード結果情報を仲介サーバ60に送信すればよい。
また、変換サーバ200で生成された変換データを、多機能機10経由を経由してコンテンツサーバ100へアップロードしてもよい。この場合、S653〜S661までの各処理を行う主体を、仲介サーバ60に代えて多機能機10にすればよい。
多機能機10に、変換処理の完了を待機する待機処理(S639)を実行させる方法は、様々であってよい。例えば、多機能機10は、変換処理が完了していないことを示す変換未完了通知情報を受信することに応じて、待機処理を実行するとしてもよい。また多機能機10は、変換未完了通知情報を、変換サーバ200から受信するとしてもよい。
S571において、変換アップロード先URLを、仲介サーバ60に対して要求する形態に限られない。変換処理を行うためにアクセスするサーバが変換サーバ200に固定されている場合には、多機能機10のメモリ24に、変換サーバ200へアクセスするためのURLを予め記憶させておいてもよい。この場合、S571では、変換サーバ200へアクセスするためのURLをメモリ24から読み出せばよい。
S415において、表示部14にメイン画面を表示させる態様は、様々であってよい。例えば、メイン画面を表示させる命令がユーザによって操作部12から入力されると、多機能機10が仲介サーバ60にアクセスするとしてもよい。仲介サーバ60が、メイン画面を表示させるためのメイン画面データを作成し、多機能機10に送信してもよい。そして、多機能機10が、メイン画面データに基づいてメイン画面を表示してもよい。
本実施形態ではインターネット6にコンテンツサーバ100および110が接続されている場合を説明したが、3つ以上のコンテンツサーバがインターネット6に接続されていてもよい。
以上より、一般的に言うと、仲介サーバ60は、「第1取得手段」と、「データ処理手段」と、「第1出力手段」と、を少なくとも備えていれば良い。具体例としては、仲介サーバ60は、S583と、S649と、SS661またはS666と、を少なくとも実行すればよい。
画像処理装置の一例として、多機能機10を挙げたが、これに限らない。指示データなどに基づいて、所定の画像を刺繍、キルティングするミシンでもよい。画像データに基づいた作品、製品を形成するために、飾り縫い、縫製などをおこなうミシンでもよい。指示データなどに基づいて、吹き付け、削りだしなどで、3D画像を生成する3Dプリンタでもよい。画像データなどに基づいて、吹き付け、削りだしなどで、作品、製品を生成する作品製造装置、製品製造装置でもよい。画像データの例として3D画像データや3DCADデータを用いてもよい。対象物の輪郭を光学的、電気的に検知するセンサからの出力データや、対象物に取り付けたセンサからの出力データに基づいて画像データを作成するスキャナでもよい。センサからの出力に基づいて、対象物の形状や動きを示すデータを作成するスキャナでもよい。画像データの例として動画データや3D画像データを用いてもよい。
本実施形態では、多機能機10、仲介サーバ60、変換サーバ200のCPU22、72、272がソフトウェアに従って処理を実行する場合を説明したが、この形態に限られない。ソフトウェアに従って実現される機能のうちの少なくとも一部は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
多機能機10は画像処理装置の一例である。コンテンツサーバ100および110はサーバ装置の一例である。仲介サーバ60および変換サーバ200は中継装置の一例である。CPU72は、プロセッサの一例である。アップロードデータは、ページデータの一例である。S583を実行するCPUは、第1取得手段の一例である。変換処理は、データ処理の一例である。変換データは、処理済ページデータの一例である。S632を実行するCPUは、データ処理手段の一例である。S649を実行するCPUは、データ処理手段の一例である。S661またはS666を実行するCPUは、第1出力手段の一例である。関連情報付与要求情報は、指示情報の一例である。S450またはS554を実行するCPUは、第2取得手段の一例である。メモリ74は、記憶部の一例である。S583を実行するCPUは、ページデータ取得手段の一例である。S661またはS666を実行するCPUは、ページデータ出力手段の一例である。指示受付画面データまたはデータ記憶態様選択受付画面データは、第1画面情報の一例である。S428を実行するCPUは、第1画面情報出力手段の一例である。再アップロード可否選択情報は、第1指示情報の一例である。S482またはS500を実行するCPUは、記憶態様変更手段の一例である。S583を実行するCPUは、ページデータ取得手段の一例である。装置識別情報は、特定画像処理装置識別情報の一例である。アップロード制限情報は、上限データ量情報の一例である。S554を実行するCPUは、第3取得手段の一例である。S677を実行するCPUは、第2出力手段の一例である。
10:多機能機、22、72、272:CPU、60:仲介サーバ、100および110:コンテンツサーバ、200:変換サーバ

Claims (22)

  1. 画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
    前記中継装置は、プロセッサを備えており、
    前記プロセッサは、
    前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    して機能可能であり、
    前記第1出力手段は、前記複数の処理済ページデータを互いに関連付けるための関連情報を前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを、前記サーバ装置に指示する指示情報を、前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させ、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とする中継装置。
  2. 前記関連情報には複数の種類が存在しており、
    前記プロセッサは、前記サーバ装置が使用可能な関連情報の種類を示す情報である関連情報種類情報を、前記ネットワークインターフェースを介して前記サーバ装置から取得する第2取得手段としてさらに機能可能であり、
    前記指示情報は、前記関連情報種類情報が示している種類に対応する関連情報を、前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを指示する情報であることを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  3. 前記関連情報には複数の種類が存在しており、
    前記プロセッサは、前記サーバ装置が使用可能な関連情報の種類を示す情報である関連情報種類情報を、前記中継装置が備えている記憶部に予め記憶させる記憶制御手段としてさらに機能可能であり、
    前記指示情報は、前記関連情報種類情報が示している種類に対応する関連情報を、前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを指示する情報であることを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  4. 前記関連情報は、前記複数の処理済ページデータの各々に付与されるファイル名であって、同一の文字列を含んだ前記ファイル名であることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の中継装置。
  5. 前記サーバ装置は、当該サーバ装置に記憶されているデータに少なくとも1つのタグデータを対応付けて記憶することが可能とされており、
    前記関連情報は、前記複数の処理済ページデータの各々に対応付けられる前記タグデータであって、同一の文字列データを含んだ前記タグデータであることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の中継装置。
  6. 前記サーバ装置は、記憶領域を指定して各種のデータを記憶することが可能とされており、
    前記関連情報は、前記複数の処理済ページデータの記憶先として、同一の記憶領域を指定する情報であることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の中継装置。
  7. 前記第1の場合において、前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータを生成し、生成された複数の処理済ページデータを複数のグループに分割することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の中継装置。
  8. 画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
    前記中継装置は、プロセッサを備えており、
    前記プロセッサは、
    前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、前記複数のページデータを複数のグループに分割し、1つのグループに含まれている1つ以上のページデータに対して前記データ処理を実行する処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行し、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    して機能可能であり、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であり、
    前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータの総データ量を、前記複数の処理済ページデータの総データ数で除算して単位データ量を算出し、1つのグループに含まれているページデータの数と前記単位データ量とを乗算して算出された算出データ量が前記上限データ量を超過しないように、前記複数のグループの各々に含まれているページデータの数を決定する第1処理、または、前記複数の処理済ページデータを、予め定められた数のグループに分割する第2処理を実行することを特徴とする中継装置。
  9. 前記データ処理手段は、
    前記複数の処理済ページデータの各々のデータ量が互いに近似していると判断される場合に、前記第1処理を実行し、
    前記複数の処理済ページデータの各々のデータ量が互いに近似していないと判断される場合に、前記第2処理を実行することを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  10. 前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータがPDF(Portable Document Formatの略)形式のデータである場合に、前記第1処理を実行することを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  11. 前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータが文書作成アプリケーション形式または表計算アプリケーション形式またはプレゼンテーションアプリケーション形式のデータである場合に、前記第2処理を実行することを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  12. 前記プロセッサは、
    前記複数の画像処理装置のうちの何れかから出力されるページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得するページデータ取得手段と、
    取得した前記ページデータを、予め定められた複数の記憶態様のうちの第1記憶態様で前記サーバ装置に記憶させるように、前記ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させるページデータ出力手段と、
    前記第1記憶態様を第2記憶態様へ変更する変更指示を受け付けるための指示受付画面を前記ページデータの送信元である特定画像処理装置が備える表示部に表示させるための第1画面情報を、前記ページデータ出力手段が前記ページデータを送信させた後に、前記特定画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第1画面情報出力手段と、
    前記第1画面情報出力手段が前記第1画面情報を送信させた後に、前記変更指示を示す第1指示情報を前記ネットワークインターフェースを介して前記特定画像処理装置から取得した場合に、前記サーバ装置に記憶されているページデータの記憶態様を、前記第1記憶態様から前記第2記憶態様へ変更する記憶態様変更手段と、
    してさらに機能可能であることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の中継装置。
  13. 前記プロセッサは、前記第1出力手段で実行される前記送信処理が前記複数のグループの全てに対して完了することに応じて、前記複数の処理済ページデータの全てを前記サーバ装置に記憶させたことを報知する画像を前記画像処理装置が備える表示部に表示させるための情報を、前記画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第2出力手段としてさらに機能可能であることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の中継装置。
  14. 複数の画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
    前記中継装置は、プロセッサを備えており、
    前記プロセッサは、
    前記複数の画像処理装置のうち何れかから出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段が取得した前記ページデータを、前記ページデータの送信元である特定画像処理装置を識別する特定画像処理装置識別情報と対応付けて前記中継装置が備えている記憶部に記憶させるページデータ記憶制御手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    予め定められた複数の記憶態様の選択を受け付けるための記憶態様受付画面を前記特定画像処理装置が備える表示部に表示させるための第1画面情報を、前記ページデータ記憶制御手段が前記ページデータを記憶させた後に、前記特定画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第1画面情報出力手段と、
    前記第1画面情報出力手段が前記第1画面情報を送信させた後に、選択された記憶態様を示す選択記憶態様情報を前記ネットワークインターフェースを介して前記特定画像処理装置から取得した場合に、前記ページデータを、前記選択記憶態様情報で示される記憶態様を用いて前記サーバ装置に記憶させるように、前記ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させるページデータ出力手段と、
    して機能可能であり、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とする中継装置。
  15. 前記データ処理手段は、前記複数のページデータのうちから処理対象として選択された1つ以上の選択ページデータに対して前記データ処理を実行している期間中は、前記データ処理の完了を待機する待機命令情報を、前記画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させ、
    前記第1出力手段は、前記選択ページデータに対する前記データ処理が完了することに応じて、前記送信処理を実行することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の中継装置。
  16. 画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
    前記中継装置は、プロセッサを備えており、
    前記プロセッサは、
    前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量を示す情報である上限データ量情報を、前記ネットワークインターフェースを介して前記サーバ装置から取得する上限データ量情報取得手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記上限データ量情報取得手段が取得した上限データ量情報が示す上限データ量を、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量と比較し、前記第1データ量前記上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    して機能可能であり、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とする中継装置。
  17. 前記中継装置は、
    前記画像処理装置および前記サーバ装置とネットワークを介して接続することが可能な仲介サーバと、
    前記画像処理装置および前記仲介サーバとネットワークを介して接続することが可能な変換サーバと、
    を備えており、
    前記変換サーバは、前記画像処理装置から出力される前記複数のページデータを取得し、
    前記変換サーバは、前記データ処理手段によって、取得した前記複数のページデータに対して前記データ処理を実行し、
    前記仲介サーバは、前記データ処理によって生成された前記複数の処理済ページデータであって前記変換サーバから送信された前記複数の処理済ページデータを取得し、
    前記仲介サーバは、取得した前記複数の処理済ページデータを前記サーバ装置に出力することを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載の中継装置。
  18. 前記仲介サーバは、前記データ処理を実行する命令を前記変換サーバへ出力してから、前記変換サーバが送信する情報であって前記データ処理が完了したことを示す情報を取得するまでの間、前記データ処理の完了を待機する待機命令情報を前記画像処理装置へ出力することを特徴とする請求項17に記載の中継装置。
  19. 画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    して機能させることが可能であり、
    前記第1出力手段は、前記複数の処理済ページデータを互いに関連付けるための関連情報を前記複数の処理済ページデータの各々に付加することを、前記サーバ装置に指示する指示情報を、前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させ、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とするプログラム。
  20. 画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、前記複数のページデータを複数のグループに分割し、1つのグループに含まれている1つ以上のページデータに対して前記データ処理を実行する処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行し、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    して機能させることが可能であり、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であり、
    前記データ処理手段は、前記複数の処理済ページデータの総データ量を、前記複数の処理済ページデータの総データ数で除算して単位データ量を算出し、1つのグループに含まれているページデータの数と前記単位データ量とを乗算して算出された算出データ量が前記上限データ量を超過しないように、前記複数のグループの各々に含まれているページデータの数を決定する第1処理、または、前記複数の処理済ページデータを、予め定められた数のグループに分割する第2処理を実行することを特徴とするプログラム。
  21. 複数の画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記複数の画像処理装置のうち何れかから出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段が取得した前記ページデータを、前記ページデータの送信元である特定画像処理装置を識別する特定画像処理装置識別情報と対応付けて前記中継装置が備えている記憶部に記憶させるページデータ記憶制御手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量が、1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    予め定められた複数の記憶態様の選択を受け付けるための記憶態様受付画面を前記特定画像処理装置が備える表示部に表示させるための第1画面情報を、前記ページデータ記憶制御手段が前記ページデータを記憶させた後に、前記特定画像処理装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる第1画面情報出力手段と、
    前記第1画面情報出力手段が前記第1画面情報を送信させた後に、選択された記憶態様を示す選択記憶態様情報を前記ネットワークインターフェースを介して前記特定画像処理装置から取得した場合に、前記ページデータを、前記選択記憶態様情報で示される記憶態様を用いて前記サーバ装置に記憶させるように、前記ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させるページデータ出力手段と、
    して機能させることが可能であり、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とするプログラム。
  22. 画像処理装置、および、アップロードされたデータを記憶するサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記画像処理装置から出力される、1つのデータ集合体を構成する複数のページデータを、前記中継装置が備えているネットワークインターフェースを介して取得する第1取得手段と、
    1つのアップロード指示に基づいて行われる一連のアップロード処理によって前記サーバ装置が取得することが可能なデータ量である上限データ量を示す情報である上限データ量情報を、前記ネットワークインターフェースを介して前記サーバ装置から取得する上限データ量情報取得手段と、
    前記複数のページデータに対してデータ処理を実行し、複数の処理済ページデータを生成するデータ処理手段であって、前記上限データ量情報取得手段が取得した上限データ量情報が示す上限データ量を、前記複数の処理済ページデータの総データ量である第1データ量と比較し、前記第1データ量前記上限データ量よりも大きい第1の場合には、複数のグループに分割された前記複数の処理済ページデータを生成する前記データ処理手段と、
    前記第1の場合に、前記複数のグループの各々に含まれている処理済ページデータを互いに関連付けて前記サーバ装置に記憶させるように、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータを前記サーバ装置にあてて前記ネットワークインターフェースに送信させる送信処理を、前記複数のグループの全てについて繰り返し実行する第1出力手段と、
    して機能させることが可能であり、
    前記複数のグループの各々において、1つのグループに含まれている1つ以上の処理済ページデータの総データ量は、前記上限データ量以下であることを特徴とするプログラム。
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