JP6131719B2 - 反射部材、その製造方法、および面発光ユニット - Google Patents

反射部材、その製造方法、および面発光ユニット Download PDF

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Description

本発明は、反射部材、その製造方法、および面発光ユニットに関し、特に、可撓性を有する面発光パネルとともに用いられる反射部材およびその製造方法、ならびにそのような反射部材を備えた面発光ユニットに関する。
面発光パネルを光源として備える面発光ユニットが注目されている。面発光ユニットは、照明装置に限られず、液晶ディスプレイ、計算機モニター、および屋外広告(サイネージ若しくは内照式看板)などのバックライトにも用いられている。一般的に、面発光パネルには、有機EL(Organic Electro Luminescence)素子などの面発光素子が用いられる。
このような面発光パネルを備えた面発光ユニットの発光面積を大きくしようとした場合、面発光パネル自身の面積を大きくすることが考えられる。しかしながら、面発光パネル自身の面積を大きくすることは、製造装置が大きくなって製造コストが増大したり、歩留まりが低下したりする。製造コストの低減等を図るために、面積の小さな複数の面発光パネルを面状に配列する方法が知られている。小さな面発光パネルは、高い生産効率で安価に製造できる。
しかしながら、一般的な面発光パネルにおいては、発光部に給電するための電極取出部等を設ける箇所(配線箇所)を確保したり、発光部を封止部材で覆ったりするために、その面発光パネルの外周に非発光部が形成される。複数の面発光パネルを面状に配列した場合、隣り合う面発光パネル同士の間に非発光部が形成され、非発光部の存在により輝度むらが生じやすい。
特開2006−156205号公報(特許文献1)に開示された発光装置は、面発光パネルと、面発光パネルの非発光部に配置された断面視三角形状の反射部材とを備えている。特開2010−033818号公報(特許文献2)に開示された発光装置も、反射部材を備えている。これらの公報は、反射部材による反射効果によって、輝度むらを低減できると述べている。
特開2006−156205号公報 特開2010−033818号公報
面発光パネルとして、可撓性を有するものが開発されている。このような面発光パネルは、湾曲された状態で所望の位置に取り付けられることができる。非発光部の輝度むらを低減するために反射部材を用いた場合、その反射部材も湾曲変形される。反射部材が湾曲変形したとき、反射部材の反射面内には引張応力または圧縮応力が作用する。従来の反射部材では、これらの応力が反射面内に作用することによって、反射面に亀裂(クラック)が発生したり、反射面に剥離が発生したりする。亀裂または剥離などが発生した部分では、反射率が低下したり、均一な反射機能を発揮することが難しくなる。
本発明は、湾曲変形したとしても反射面の反射率が低下することを抑制可能な反射部材およびその製造方法、ならびにそのような反射部材を備える面発光ユニットを提供することを目的とする。
本発明に基づく反射部材は、可撓性を有する面発光パネルの発光面の外縁に沿って配置される反射部材であって、長手方向に沿って延在する形状を有し、上記長手方向の一端と上記長手方向の他端との間の部分が円弧状に湾曲変形可能な基材部と、上記基材部の表面に形成され、上記発光面から放射された光を反射する反射層と、を備え、上記反射層は、金属製の薄層と、上記薄層の表面を覆うように形成され、柔軟性および透明性を有する保護層とにより形成されており、上記薄層および/または上記保護層は、上記基材部が湾曲変形したときに緩和される内部圧縮応力を有している。
好ましくは、上記薄層は、上記基材部の上記表面に蒸着によって形成された部材である。
好ましくは、上記長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、当該反射部材の上記断面形状は、三角形状、台形状、半円形状、または半楕円形状を有している。
好ましくは、上記基材部の上記表面の内側部分は、中空形状を有している。好ましくは、上記基材部の上記表面の内側部分は、中実形状を有している。
本発明に基づく面発光ユニットは、各々が可撓性を有し、面状に配列された複数の面発光パネルと、上記面発光パネルの発光面の外縁に沿って配置された本発明に基づく上記の反射部材と、を備える。
本発明に基づく反射部材の製造方法は、可撓性を有する面発光パネルの発光面の外縁に沿って配置される反射部材の製造方法であって、一端から他端に向かって長手方向に沿って延在する形状を有する基材部を準備する工程と、上記基材部に外力を付与し、上記基材部を上記一端と上記他端との間の部分において円弧状に湾曲変形させる工程と、上記基材部を湾曲変形させた状態で、上記基材部の表面に金属製の薄層を形成する工程と、柔軟性および透明性を有する保護層を、上記薄層の表面を覆うように形成する工程と、上記外力を開放して上記基材部の湾曲変形を元に戻す工程と、を備える。
本発明によれば、湾曲変形したとしても反射面の反射率が低下することを抑制可能な反射部材およびその製造方法、ならびにそのような反射部材を備える面発光ユニットを得ることができる。
実施の形態における面発光ユニットを示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。 実施の形態の面発光ユニットに備えられる反射部材の詳細構造を示す断面図である。 実施の形態の面発光ユニットが湾曲変形された状態を模式的に示す斜視図である。 反射部材の長手方向における一端と他端とがそれぞれ湾曲変形の支点となるように、その一端と他端との間の部分を円弧状に湾曲変形させた様子を模式的に示した図である。 反射部材を湾曲変形させたときの曲率半径と伸び率(%)との関係を示すグラフである。 実施例で用いた反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第1変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第2変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第3変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第4変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第5変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第6変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態の第7変形例における反射部材を示す断面図である。 実施の形態における反射部材の製造方法の第1工程を示す断面図である。 実施の形態における反射部材の製造方法の第2工程を示す断面図である。 実施の形態における反射部材の製造方法の第3工程を示す断面図である。
本発明に基づいた実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。実施の形態の説明において、個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数およびその量などに限定されない。実施の形態の説明において、同一の部品および相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
(面発光ユニット100)
図1および図2を参照して、実施の形態における面発光ユニット100について説明する。図1は、面発光ユニット100を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。面発光ユニット100は、複数の面発光パネル10、反射部材20、および拡散シート30を備える。図1においては、便宜上のため、拡散シート30が一点鎖線を用いて透過的に図示されている。
面発光パネル10、反射部材20、および拡散シート30は、図示しない保持部材に固定されている。たとえば、面発光パネル10、反射部材20および拡散シート30は、これらの側部を保持部材によって保持されている。拡散シート30は、保持部材の正面側に配置されている。
(面発光パネル10)
面発光パネル10の各々は、可撓性を有し、面方向に沿って延在する薄板状の形状を有している。面発光パネル10の各々は、透明基板11と、有機EL素子(図示せず)を有する発光体12とをそれぞれ含んでいる。面発光パネル10は、各々の発光面13(図1参照)が面状に並ぶように配列されている。
透明基板11は、可撓性を有し、可視光領域の光を良好に透過する絶縁性の部材にて構成されている。透明基板11としては、光透過性の観点から、たとえばプラスチック板または高分子フィルム等を用いることができる。発光体12も、可撓性を有し、面方向に沿って延在する薄板状の形状を有している。発光体12は、透明電極層、有機電界発光層および反射電極層などを含み、透明基板11の背面側に配置されている。
面発光パネル10は、いわゆるボトムエミッション型の有機EL素子からなる面発光パネルである。面発光パネル10は、いわゆるトップエミッション型の有機EL素子からなる面発光パネルであってもよいし、複数の発光ダイオードおよびこれら複数の発光ダイオードの出射面側(正面側)に配置された拡散板からなる面発光パネルであってもよいし、冷陰極管等を用いた面発光パネルであってもよい。
面発光パネル10の各々は、相互に隣り合って配置されている。面発光パネル10の各々は、透明基板11同士が相互に接触するように配置されている。隣り合う面発光パネル10同士の間には、隙間が設けられていてもよい。隙間を設けることにより、面発光パネル同士を相互に接触させて配置した場合に比べて、光源としての発光面積を大きくすることができる。
面発光パネル10の各々は、発光面13(図1参照)を有している。発光面13は、発光体12が位置している側とは反対側に位置する透明基板11の外表面によって構成されている。上述したように、面発光パネル10の各々は、発光面13同士が面状に並ぶように配列されている。本実施の形態の面発光パネル10は、発光面13が同一平面上に位置するように配列されている。
発光面13は、光を放射する(光が取り出される)発光部14と、発光部14の外周に位置する非発光部15とを含んでいる。発光部14は、矩形状の形状を有し、非発光部15は、矩形環状の形状を有している。非発光部15は、発光体12に含まれる有機EL素子を封止したり、有機EL素子に配線を接続したりするための部位を設けることで形成される。非発光部15は、何ら対策を施していない場合には輝度むらを生じさせてしまう原因となる部位である。
(拡散シート30)
拡散シート30は、面発光パネル10から見て正面側(面発光パネル10から光が放射される側)に配置され、面発光パネル10および後述する反射部材20に正面側から対向している。拡散シート30の厚さは、たとえば100μmである。拡散シート30は、拡散シート30を通過する光を拡散させるという機能を有する。
(反射部材20)
反射部材20は、面発光パネル10の発光部14から放射された光の一部を正面側に向けて反射するものである。反射部材20は、長手方向に沿って棒状に延在する部位を有し、非発光部15に対応するように配置されている。反射部材20の棒状に延びる部位は、隣り合う面発光パネル10の発光面13の外縁に沿って配置されている。
反射部材20の棒状に延びる部位は、隣り合う面発光パネル10の発光面13,13の外縁に跨るように配置され、かつこれら外縁に沿って延在するように面発光パネル10の発光面13上に設けられている。反射部材20は、非発光部15に正面側から対向している。反射部材20は、発光面13(透明基板11)上において、接着剤(図示せず)等を用いてこれらに固定されているとよい。
反射部材20の棒状に延びる部位は、その長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合に、三角形状の外形を有しており、隣り合う面発光パネル10のうちの一方側に位置する反射面21と、隣り合う面発光パネル10のうちの他方側に位置する反射面21とを含んでいる。反射面21は、発光面13から放射された光を正面側に向けて(すなわち拡散シート30が位置する側に向けて)反射するための部位であり、いずれもが平面形状を有しており、それぞれが発光面13と交差するように配置されている。反射部材20の厚さTT(図3参照)は、たとえば3mm以上である。反射面21,21の間に形成される反射部材20の頂角は、たとえば50°である。
図3は、反射部材20の詳細構造を示す断面図である。本実施の形態の反射部材20は、基材部22および反射層24を備える。基材部22は、長手方向に沿って延在する形状を有し、長手方向の一端と長手方向の他端との間の部分が円弧状に湾曲変形可能な部材を用いて作製されている。ここで言う長手方向とは、隣り合う面発光パネル10の発光面13,13の外縁(換言すると、隣り合う面発光パネル10の非発光部15,15)が延びている方向に対応している。基材部22は、その延在方向に沿ってこれを見た場合に、三角形状の外形を有している。
基材部22を作製するための部材としては、可撓性(柔軟性)を有する材料として、シリコーンゴムなどのゴム部材、ならびに、ポリイミドおよびポリウレタン等の柔軟な樹脂部材などが挙げられる。所望の可撓性が得られる場合には、基材部22を作製するための部材として、PET(Polyethylene Terephthalate)、アクリル、およびポリカーボネート(PC)などのプラスチックが用いられてもよく、アルミおよび銅などの金属板が用いられてもよい。
反射層24は、基材部22の傾斜した表面23上にたとえば蒸着などによって形成される。本実施の形態の反射層24は、金属製の薄層25と、柔軟性および透明性を有する保護層26とにより形成されている。保護層26は、薄層25の表面を覆う形状を有している。金属製の薄層25は、面発光パネル10の発光面13から出た可視光領域の光(波長400nm〜700nm)を反射するという機能を有している。保護層26は、水分または酸素などによって薄層25が酸化したり硫化したりすることを抑制することにより、薄層25の反射率が低下することを抑制する。
薄層25として用いられる部材の材質としては、たとえばAl、Ag、Cr、Au、PtおよびCu等が挙げられる。これらの合金が用いられてもよい。好ましくは、AgまたはAlが用いられるとよい。可視光域の光に対して高い反射率を得ることができる。薄層25と基材部22の表面23との間には、これら同士の密着性(接合性)を高めるための密着層や、基材部22からの水分または酸素などの透過を防止するためのバリア層が設けられているとよい。薄層25と基材部22の表面23との間には、これらの密着層およびバリア層としての機能を兼ね備えた層が設けられていてもよい。
薄層25の厚さは、たとえば20nm〜2000nmであり、好ましくは100nm〜200nmである。薄層25の厚さは、必要な反射率に応じて最適な値に設計されるとよい。薄層25の厚さが最適に設計されていれば、薄層25が半透明になることもなく高い反射率が得られ、短時間で薄層25を形成(たとえば成膜)することも可能となる。薄層25の厚さが最適に設計されていれば、薄層25が基材部22の表面23から剥離することも効果的に抑制することが可能となる。保護層26の厚さを適切に設計することで、保護層26が増反射機能を有するように構成してもよい。
上述の通り、保護層26は、薄層25が酸化したり硫化したりすることを抑制する。保護層26に求められる性能としては、可視光領域の光(波長400nm〜700nm)に対して良好な透明性を有していること、可撓性を有していること、およびバリア性能が高いこと(たとえば水分および酸素などに対して低い透過性を有していること)などが挙げられる。
保護層26として用いられる部材の材質としては、可撓性およびバリア性(ガスバリア性)の観点から、たとえば有機材料の中でもポリ塩化ビニリデン(PVDC)、PET(Polyethylene Terephthalate)、ポリプロピレン(PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリカーボネート(PC)、アクリル樹脂(PMMA)等が好適に使用できる。より具体的に例示すると、たとえば株式会社クレハ社製のKUREDUX(登録商標)や、日本合成化学工業株式会社製のソアノール(登録商標)、または日本ゼオン株式会社製のZEONOR(登録商標)などは保護層26として用いることもできる。
このように形成される反射層24の表面が、反射部材20としての反射面21を形成している。このように形成される反射層24の表面(反射面21)の反射率は、これが高ければ高いだけ好ましいが、たとえば50%以上であり、より好ましくは70%以上である。本実施の形態の反射層24は、基材部22の傾斜した表面23の全部に形成されるが、反射層24は、表面23の一部(反射に必要な領域のみ)に形成されていてもよい。製造上の都合などに応じて、反射層24は、基材部22の底面29にさらに設けられていてもよい。
(作用および効果)
図4は、面発光ユニット100が湾曲変形された状態を模式的に示す斜視図である。面発光ユニット100は、面発光パネル10が有する可撓性と反射部材20が有する可撓性とを活用して、湾曲された状態で所望の位置に取り付けられることができる。図4中には図示していないが、拡散シート30についても同様である。面発光ユニット100の全体が湾曲変形されたとき、非発光部の輝度むらを低減するための反射部材20も湾曲変形される。
反射部材20が湾曲変形したとき、反射部材20の反射面21(図3等参照)内には、引張応力または圧縮応力が作用する。図4では、反射部材20が背面側に反っている様子が例示されている。反射部材20は、反射部材20の背面側に撓み曲線の中心が位置するように反っており、反射部材20の反射面21(図3等参照)内には引張応力が作用している。反射部材20が図4に示す場合とは反対側に反る場合には、反射部材20の反射面21(図3等参照)内には圧縮応力が作用する。
図5および図6を参照して、反射部材20を湾曲変形させたときの曲率半径と伸び率との関係について説明する。図5は、反射部材20の長手方向における一端と他端とがそれぞれ湾曲変形の支点となるように、その一端と他端との間の部分を円弧状に湾曲変形させた様子を模式的に示した図である。図5に示すように、厚さTTを有する反射部材20を曲率半径Rで湾曲変形させたときには、底面側の長さが寸法Lであるのに対して、上面側の長さは寸法(L+ΔL)となる。
図6は、厚さTTを有する反射部材20を湾曲変形させたときの、曲率半径Rと伸び率(%)との関係を示すグラフである。線L1を参照して、反射部材20の厚さTTが10mmである場合、曲率半径Rが20cmのときは伸び率は約5%であり、曲率半径Rが10cmのときは伸び率は約10%である。線L2を参照して、反射部材20の厚さTTが5mmである場合、曲率半径Rが20cmのときは伸び率は約2.5%であり、曲率半径Rが10cmのときは伸び率は約5%である。線L3を参照して、反射部材20の厚さTTが3mmである場合、曲率半径Rが20cmのときは伸び率は約1.6%であり、曲率半径Rが10cmのときは伸び率は約3%である。
図6に示すこれらのグラフからもわかるとおり、反射部材20の厚さが厚いほど、これを湾曲変形させたときの反射部材20の上面と底面との寸法差(ΔL)が大きくなる。さらに、曲率半径Rを小さくすればするほど、湾曲変形時における反射部材20の上面と底面との寸法差(ΔL)が大きくなり、伸び率(ΔL/L)の値も大きくなる。つまり、反射部材20を湾曲変形させたときに反射部材20の外側表面に形成された反射面21に作用する応力は、反射部材20の厚さおよび湾曲変形の曲率半径に応じて異なる値となる。
本実施の形態の反射層24は、上述のとおり、金属製の薄層25と、柔軟性および透明性を有する保護層26とにより形成されている。当該構成によれば、反射部材20が湾曲変形され反射層24内に引張応力が作用したとしても、柔軟性を有する保護層26が伸張することで、保護層26の表面に亀裂が発生することはないため、金属製の薄層25に水分等が侵入することを抑制できる。これにより、金属製の薄層25に水分等が侵入して薄層25が酸化または硫化等することは、効果的に抑制されている。反射部材20は、このような湾曲した状態で使用されたとしても、薄層25によって反射機能を発揮することができる。保護層26による保護機能によって、反射面21の一部について部分的に反射率が低下するといったことを抑制することが可能となっている。
一方、反射部材20が湾曲変形され反射層24内に圧縮応力が作用したとしても、柔軟性を有する保護層26が収縮することで、保護層26の表面に亀裂が発生することはないため、金属製の薄層25に水分等が侵入することを抑制できる。これにより、反射部材20は、このような湾曲した状態で使用されたとしても、薄層25によって反射機能を発揮することができる。保護層26による保護機能によって、反射面21の一部について部分的に反射率が低下するといったことを抑制することが可能となっている。
上述のとおり、反射部材20を湾曲変形させたときに反射部材20の外側表面に形成された反射面21に作用する応力は、反射部材20の厚さおよび湾曲変形の曲率半径に応じて異なる値となる。反射部材20を構成する各部材の材質および面発光ユニット100に予定されている湾曲の度合いなどに応じて、各種パラメータを最適化し、反射面21内に亀裂または剥離等が発生することをより一層抑制可能な構成を実現するとよい。たとえば、保護層26の伸び率ΔL/Lとしては、1%以上であることが好ましく、5%であることがより好ましい。なお、伸び率ΔL/LはJIS K7161「プラスチック−引張特性の試験方法」や、JIS K7127「プラスチック−引張特性の試験方法−第3部:フィルム及びシートの試験条件」で定義されているものである。
(実施例)
図7を参照して、上述の実施の形態に関して行なった実施例について説明する。図7は、当該実験例で用いた反射部材20Aを示す断面図である。図7は、実施の形態における図3に対応している。反射部材20Aも、実施の形態の反射部材20と同様に棒状に延びる部位を有するものとした。反射部材20Aの棒状に延びる部位は、その長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、その断面形状は台形状を有するものとした。反射部材20Aは、隣り合う面発光パネル10のうちの一方側に位置する反射面21と、隣り合う面発光パネル10のうちの他方側に位置する反射面21とを含むものとした。
反射部材20Aの基材部22も、台形状の外形を有しており、基材部22はシリコーンゴムを用いて作製した。基材部22の高さTT1は5mmであり、基材部22の上底27の幅W1は4.2mmであり、基材部22の下底28の幅W2は10mmであり、基材部22の表面23,23の傾斜角θはそれぞれ60°であり、長手方向(図7紙面に対して垂直な方向)における長さは10cmであるものとした。
反射層24の形成にあたっては、真空蒸着法を用いてアルミニウム(Al)を基材部22の表面に成膜し、200nmの厚さを有する薄層25を形成した。その後、薄層25の表面を覆うようにして、10μmのアクリル樹脂からなる保護層26を形成した。この反射部材20Aを面発光パネル10とともに長手方向に湾曲変形させたところ、保護層26に亀裂(クラック)は発生せず、良好な反射特性が得られた。これは、反射部材20Aの反射層24は、柔軟な保護層26を含んでおり、水分等の侵入によって金属製の薄層25の反射率が低下することが抑制されているためであると考えられる。
(比較例)
上記の実施例に対する比較例について説明する。比較例として準備した反射部材は、上述の実施例(図7参照)と同じ基材部22を備える。比較例においては、真空蒸着法を用いてアルミニウム(Al)を基材部22の表面に成膜し、200nmの厚さを有する反射層(金属製の薄層)を形成した。その後、反射層の表面を覆うようにして、真空蒸着法を用いて300nmのSiOからなる保護層を形成した。この反射部材を面発光パネル10とともに長手方向に湾曲変形させたところ、SiOの保護層に多数の亀裂(クラック)が発生し、保護層としての機能を失うことになった。比較例の反射部材のように、反射層の表面にSiOやAlを蒸着したという構成のみでは、クラックの発生により水分等が侵入し、反射層の反射率が低下してしまうことが懸念される。
このような結果からも、金属製の薄層25と、柔軟性および透明性を有する保護層26とにより反射層24を形成することにより、反射部材が湾曲変形され反射層24内に応力が作用したとしても、柔軟性を有する保護層26が伸長または収縮することで、保護層26にクラックが生じることはなく、反射面21を効果的に保護できることがわかる。
(第1変形例)
図8に示す反射部材20Bのように、基材部22は、板状の形状を有する部材から構成されていてもよい。本変形例の基材部22は、V字形状を有しており、たとえば、板状の部材をプレス加工等によって折り曲げたり、樹脂材料を射出成形したりすることによって作製される。このような構成を有する反射部材を用いる場合であっても、上記と同様の作用および効果を得ることができる。
(第2変形例)
図9に示す反射部材20Cのように、基材部22の表面23の内側部分は、中空形状を有していてもよい。本変形例の基材部22は、全体として三角筒状の形状を有している。上述の実施の形態の基材部22(図3参照)の表面23の内側部分は、中実形状を有している。中空形状の構成は、軽量化等の観点で有利である。
(第3変形例)
図10に示す反射部材20Dのように、反射面21は、基材部22の表面の全部に形成されていなくてもよい。反射部材20Dにおいては、反射面21を形成する反射層24が、基材部22の傾斜した表面23上にのみ設けられている。基材部22の上底27(および下底28)には、反射層24が設けられていない。このような構成を有する反射部材を用いる場合であっても、上記と同様の作用および効果を得ることができる。
(第4変形例)
図11に示す反射部材20Eのように、反射部材の長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、当該反射部材の断面形状は、半円形状を有していてもよい。反射部材20Eの基材部22は、中実形状を有しているが、中空形状を有していてもよい。反射層24は、基材部22の底面28を除く表面23の全体に形成されているが、反射層24は、表面23の一部にのみ形成されていてもよい。
(第5変形例)
図12に示す反射部材20Fのように、反射部材の長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、当該反射部材の断面形状は、半楕円形状を有していてもよい。反射部材20Fの基材部22は、中実形状を有しているが、中空形状を有していてもよい。反射層24は、基材部22の底面28を除く表面23の全体に形成されているが、反射層24は、表面23の一部にのみ形成されていてもよい。
(第6変形例)
図13に示す反射部材20Gは、上述の実施例(図7)で用いた反射部材20Aを変形させた形状を有している。反射部材20Gの長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、当該反射部材の断面形状は、台形形状の傾斜面を円弧状に形成した形状を有している。この円弧状の面は、外側に向かって凸状に膨らむ形状を有している。このような構成を有する反射部材を用いる場合であっても、上記と同様の作用および効果を得ることができる。
(第7変形例)
図14に示す反射部材20Hは、上述の実施例(図7)で用いた反射部材20Aを変形させた形状を有している。反射部材20Hの長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、当該反射部材の断面形状は、台形形状の傾斜面を円弧状に形成した形状を有している。この円弧状の面は、内側に向かって凹状に凹む形状を有している。このような構成を有する反射部材を用いる場合であっても、上記と同様の作用および効果を得ることができる。
(反射部材の製造方法)
図15〜図17を参照して、実施の形態における反射部材の製造方法について説明する。図15に示すように、まず、基材部22が準備される。基材部22は、一端22aから他端22bに向かって、長手方向に沿って延在する形状を有する。
図16を参照して、次に、基材部22に外力を付与し、基材部22を一端22aと他端22bとの間の部分において円弧状に湾曲変形させる。基材部22を湾曲変形させた状態で、蒸着源60を用いて基材部22の表面23に金属製の薄層25を形成する。その後、柔軟性および透明性を有する保護層26(図16中において図示せず。図17参照)を、薄層25の表面を覆うように形成する。基材部22に付与していた外力を開放することにより、基材部22の湾曲変形を元に戻す。以上により、図17に示す反射部材20Mが得られる。
反射部材20Mにおいては、基材部22の表面23に形成された薄層25および保護層26が、内部応力(残留応力)を有している。この応力は、面発光ユニットが湾曲して所定箇所に取り付けられた時、すなわち反射部材20Mが図16に示すように湾曲変形したときに緩和される。当該構成によれば、反射部材20Mが面発光パネルとともに湾曲変形されたとしても、これらの内部応力が緩和されることにより湾曲変形による薄層25および保護層26への影響を低減でき、薄層25の反射率が低下することを抑制できる。
上記の製造方法においては、薄層25および保護層26の形成前に基材部22を湾曲変形させ、薄層25および保護層26の形成後に、基材部22の湾曲変形を元に戻している。基材部22への外力(湾曲変形)の付与は、薄層25を形成した後であって保護層26の形成前に行われてもよい。当該順序によれば、保護層26のみが内部応力を有することとなる。基材部22に付与していた外力の開放は、薄層25を形成した後であって保護層26の形成前に行われてもよい。当該順序によれば、薄層25のみが内部応力を有することとなる。内部応力(残留応力)を有する薄層25および/または保護層26は、これらの内部応力が緩和されることにより湾曲変形による影響を低減できる。
以上、本発明に基づいた実施の形態、実施例および各変形例について説明したが、今回開示された実施の形態、実施例および各変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 面発光パネル、11 透明基板、12 発光体、13 発光面、14 発光部、15 非発光部、20,20A,20B,20C,20D,20E,20F,20G,20H,20M 反射部材、21 反射面、22 基材部、22a 一端、22b 他端、23 表面、24 反射層、25 薄層、26 保護層、27 上底、28 下底(底面)、30 拡散シート、60 蒸着源、100 面発光ユニット。

Claims (7)

  1. 可撓性を有する面発光パネルの発光面の外縁に沿って配置される反射部材であって、
    長手方向に沿って延在する形状を有し、前記長手方向の一端と前記長手方向の他端との間の部分が円弧状に湾曲変形可能な基材部と、
    前記基材部の表面に形成され、前記発光面から放射された光を反射する反射層と、を備え、
    前記反射層は、金属製の薄層と、前記薄層の表面を覆うように形成され、柔軟性および透明性を有する保護層とにより形成されており、
    前記薄層および/または前記保護層は、前記基材部が湾曲変形したときに緩和される内部圧縮応力を有している、
    反射部材。
  2. 前記薄層は、前記基材部の前記表面に蒸着によって形成された部材である、
    請求項1に記載の反射部材。
  3. 前記長手方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、当該反射部材の前記断面形状は、三角形状、台形状、半円形状、または半楕円形状を有している、
    請求項1または2に記載の反射部材。
  4. 前記基材部の前記表面の内側部分は、中空形状を有している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の反射部材。
  5. 前記基材部の前記表面の内側部分は、中実形状を有している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の反射部材。
  6. 各々が可撓性を有し、面状に配列された複数の面発光パネルと、
    前記面発光パネルの発光面の外縁に沿って配置された請求項1からのいずれか1項に記載の反射部材と、を備える、
    面発光ユニット。
  7. 可撓性を有する面発光パネルの発光面の外縁に沿って配置される反射部材の製造方法であって、
    一端から他端に向かって長手方向に沿って延在する形状を有する基材部を準備する工程と、
    前記基材部に外力を付与し、前記基材部を前記一端と前記他端との間の部分において円弧状に湾曲変形させる工程と、
    前記基材部を湾曲変形させた状態で、前記基材部の表面に金属製の薄層を形成する工程と、
    柔軟性および透明性を有する保護層を、前記薄層の表面を覆うように形成する工程と、
    前記外力を開放して前記基材部の湾曲変形を元に戻す工程と、を備える、
    反射部材の製造方法。
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