JP6131210B2 - コンロ、及びグリル付き加熱調理器具 - Google Patents

コンロ、及びグリル付き加熱調理器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6131210B2
JP6131210B2 JP2014068581A JP2014068581A JP6131210B2 JP 6131210 B2 JP6131210 B2 JP 6131210B2 JP 2014068581 A JP2014068581 A JP 2014068581A JP 2014068581 A JP2014068581 A JP 2014068581A JP 6131210 B2 JP6131210 B2 JP 6131210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
hole
virtues
force point
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014068581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015190699A (ja
Inventor
孝平 小林
孝平 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2014068581A priority Critical patent/JP6131210B2/ja
Publication of JP2015190699A publication Critical patent/JP2015190699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6131210B2 publication Critical patent/JP6131210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

本発明は、コンロ、及びグリル付き加熱調理器に関する。
ガスコンロとして、調理器具、または被調理物を入れた調理器具の荷重を測定する荷重センサを備えたガスコンロが知られている(特許文献1、2参照)。
特開平8−14573号公報 特開2005−265221号公報
特許文献1のコンロでは、五徳の下方に荷重センサが設けられている。しかしながら、五徳に載せた被加熱物の荷重を五徳の片側に配置した一つの荷重センサで測定すると、五徳に載せた被加熱物の位置によって荷重センサに入力される荷重が変動する場合があるため、改善の余地がある。
特許文献2のコンロでは、五徳を複数の荷重センサで支持している。しかしながら、五徳に載せた被加熱物の荷重を測定するには、複数の荷重センサからの複数の測定データに基づいて、五徳に搭載された被加熱物の荷重を演算装置で演算しなければならず、複数の荷重センサ、及び演算装置が必要となる問題がある。
本発明は、上記事実を考慮して、最小限の荷重センサで、計測誤差を少なくすることができるコンロ、及びグリル付き加熱調理器を提供することを目的とする。
請求項1に記載のコンロは、被加熱物を加熱するバーナと、前記バーナを収容する筐体と、前記筐体の上部に配置され、前記バーナの上方に前記被加熱物を支持するための五徳と、前記筐体に設けられ荷重を測定する荷重センサと、前記五徳の異なる位置に設けられ、荷重を下方に向けて伝達する複数の荷重伝達部と、前記筐体に支持される第1支点、複数の前記荷重伝達部のうちの第1荷重伝達部からの第1の荷重を受ける第1力点、前記荷重センサに前記第1の荷重を伝達する第1作用点を備えた第1梃子と、前記筐体に支持される第2支点、複数の前記荷重伝達部のうちの第2荷重伝達部からの第2の荷重を受ける第2力点、及び前記第1梃子に設けられた第3力点に前記第2の荷重を伝達する第2作用点を備えた第2梃子と、を有する。
請求項1に記載のコンロでは、五徳の上に被加熱物を載置すると、被加熱物の荷重が五徳に支持される。五徳に伝達された荷重は、一部が第1梃子の第1力点、及び第1作用点を介して荷重センサに伝達され、他の一部が第2梃子の第2力点、及び第2作用点を介し、さらに第1梃子の第力点、及び第1作用点を介して荷重センサに伝達される。
したがって、五徳の上で被加熱物が偏って配置されても、最終的には、被加熱物の荷重の全てが荷重センサに伝達されるため、五徳の上の被加熱物の位置に関わらず、被加熱物の荷重を荷重センサで誤差を抑えて測定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンロにおいて、前記第1梃子は、長手方向一端側が前記第1支点、長手方向他端側が前記第1作用点、長手方向中間部が前記第1力点とされており、前記第1作用点から前記バーナまでの距離が、前記第1力点から前記バーナまでの距離よりも長く設定されている。
請求項2に記載のコンロでは、第1梃子の長手方向一端側が第1支点、長手方向他端側が第1作用点、長手方向中間部が第1力点とされており、第1作用点からバーナまでの距離が、第1力点からバーナまでの距離よりも長く設定されている。このため、第1作用点からの荷重が伝達される荷重センサが第1力点よりもバーナから離れた位置に配置されることになり、荷重センサはバーナからの輻射熱の影響を受け難くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のコンロにおいて、前記第1荷重伝達部、及び前記第2荷重伝達部は、前記五徳の前記バーナとは反対側の端部に設けられている。
請求項3に記載のコンロでは、五徳に作用する荷重を第1梃子、及び第2梃子に伝達する荷重伝達部が、五徳のバーナとは反対側の端部に設けられているため、荷重伝達部同士の距離が長くなり、五徳を第1梃子、及び第2梃子に対して安定して載置することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のコンロにおいて、前記筐体は、前記バーナ、及び前記五徳の周囲に配置される天板を備えており、前記第1支点、及び前記第2支点は、前記天板の下面に設けられている。
請求項4に記載のコンロでは、第1梃子は、天板に設けられた第1支点で支持され、第2梃子は、天板に設けられた第2支点で支持される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のコンロにおいて、前記第1力点には、前記第1梃子から上方に向けて延びる第1力点支柱が設けられ、前記第2力点には、前記第2梃子から上方に向けて延びる第2力点支柱が設けられ、前記天板には、前記第1力点支柱を貫通させる第1貫通孔、及び前記第2力点支柱を貫通させる第2貫通孔が形成され、前記第1貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第1力点支柱が挿通する孔の形成された環状の第1突起が密着して取り付けられており、前記第2貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第2力点支柱が挿通する孔の形成された環状の第2突起が密着して取り付けられており、前記五徳には、前記第1貫通孔を上方から覆う第1カバー、及び前記第2貫通孔を上方から覆う第2カバーが設けられている。
請求項5に記載のコンロでは、第1貫通孔の上方に第1カバーが設けられているため、例えば、五徳に載置した被加熱物からこぼれた液体が落下した場合、落下した液体が第1カバーに当たるので、第1貫通孔を介して液体が直接的に天板の下方へ落下することが抑制される。また、第2貫通孔の上方に第2カバーが設けられているため、例えば、五徳に載置した被加熱物からこぼれた液体が落下した場合、落下した液体が第2カバーに当たるので、第2貫通孔を介して液体が直接的に天板の下方へ落下することが抑制される。
また、第1貫通孔には天板よりも上方に突出して第1力点支柱が挿通する孔の形成された環状の第1突起が密着して取り付けられており、第2貫通孔には天板よりも上方に突出して第2力点支柱が挿通する孔の形成された環状の第2突起が密着して取り付けられているため、天板上の液体が第1貫通孔、及び第2貫通孔を介して天板の下方へ落下することが抑制される。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のコンロにおいて、前記五徳には、前記五徳から下方に向けて延びて前記第1力点に接触する第1延長部、及び前記五徳から下方に向けて延びて前記第2力点に接触する第2延長部が設けられ、前記天板には、前記第1延長部を貫通させる第1貫通孔、及び前記第2延長部を貫通させる第2貫通孔が形成され、前記第1貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第1延長部が挿通する孔の形成された環状の第1突起が密着して取り付けられており、前記第2貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第2延長部が挿通する孔の形成された環状の第2突起が密着して取り付けられており、前記五徳には、前記第1貫通孔を上方から覆う第1カバー、及び前記第2貫通孔を上方から覆う第2カバーが設けられている。
請求項6に記載のコンロでは、第1貫通孔の上方に第1カバーが設けられているため、例えば、五徳に載置した被加熱物からこぼれた液体が落下した場合、落下した液体が第1カバーに当たるので、第1貫通孔を介して液体が直接的に天板の下方へ落下することが抑制される。また、第2貫通孔の上方に第2カバーが設けられているため、例えば、五徳に載置した被加熱物からこぼれた液体が落下した場合、落下した液体が第2カバーに当たるので、第2貫通孔を介して液体が直接的に天板の下方へ落下することが抑制される。
また、第1貫通孔には天板よりも上方に突出して第1延長部が挿通する孔の形成された環状の第1突起が密着して取り付けられており、第2貫通孔には天板よりも上方に突出して第2延長部が挿通する孔の形成された環状の第2突起が密着して取り付けられているため、天板上の液体が第1貫通孔、及び第2貫通孔を介して天板の下方へ落下することが抑制される。
請求項7に記載のグリル付き加熱調理器具は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の前記コンロと、前記コンロの側方に配置され、被加熱物を加熱するグリルと、を備え、前記第1作用点、及び前記荷重センサは、前記バーナを境にして前記グリルとは反対側に配置されている。
請求項7に記載のグリル付き加熱調理器具では、グリルによって被加熱物を加熱すると、グリルから輻射熱が放射される。第1作用点、及び荷重センサは、バーナを境にしてグリルとは反対側に配置されており、荷重センサはグリルから離された位置に配置されるため、グリルからの輻射熱の影響を受け難くなる。
以上説明したように、請求項1に記載のコンロによれば、一つの荷重センサで、被加熱物の荷重を正確に測定することができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載のコンロによれば、荷重センサによる荷重の測定値がバーナからの熱の影響で変化することが抑えられる。
請求項3に記載のコンロによれば、五徳を安定して支持することができる。
請求項4に記載のコンロによれば、天板下面のスペースを有効活用することができる。
請求項5に記載のコンロによれば、こぼれた液体が筐体内部に落下することが抑えられる。
請求項6に記載のコンロによれば、こぼれた液体が筐体内部に落下することが抑えられる。
請求項7に記載のグリル付き加熱調理器具によれば、荷重センサによる荷重の測定値がグリルからの熱の影響で変化することが抑えられる。
グリル付きコンロを示す斜視図である。 ガスコンロを示す斜視図である。 (A)は被加熱物が接触していない状態の荷重検出装置を示す断面図であり、(B)は被加熱物が接触している状態の荷重検出装置を示す断面図である。 ガスコンロを示す平面図である。 ガスコンロを示す正面図である。 ガスコンロを示す図5の左側面図である。 五徳の第1脚部を支持した第1荷重伝達支柱を示す正面図である。 ガスコンロとグリルとの位置関係が示されたグリル付き加熱調理器具の平面図である。 グリル付き加熱調理器具のガス配管、及び制御系の概略構成を示すブロック図である。 変形例に係る五徳、及び第1梃子部材を示す一部を断面にした正面図である。 第2の実施形態に係る第1荷重伝達支柱、及び五徳の第1脚部周辺を示す一部を断面にした正面図である。 第2の実施形態の変形例に係る五徳の第1脚部周辺を示す一部を断面にした正面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態に係るグリル付き加熱調理器具10の概略構成が示されている。図1に示すように、本実施形態に係るグリル付き加熱調理器具10は、2つのガスコンロ12を備え、2つのガスコンロ12の間にはグリル14を備えている。グリル付き加熱調理器具10は、ガスコンロ12、及びグリル14を収容する筐体16を備えている。筐体16は、上部に天板18を備えている。筐体16は、金属板等で形成されており、天板18は、金属板、耐熱ガラス等で形成されている。筐体16の後壁16BA、右側壁16R、左側壁16L、及び底壁16BOには、筐体内に空気を取り入れ可能な開口(図示せず)が形成されている。
(ガスコンロ)
図2に示すように、ガスコンロ12は混合管20を備えている。混合管20は、空気とノズル22から噴出されたガス(例えば、都市ガス)とを混合する中空の混合部24を備え、混合部24の端部には、例えば、図3(B)に示す鍋、フライパン等の被加熱物28(図3(B)参照)を加熱するための火炎を発生させる環状のバーナ部26が一体的に形成されている。
バーナ部26の火力は、ノズル22から噴出されるガスの量を調整する火力調節弁104(図2では示せず。図9参照。)に取り付けられたツマミ30を操作して調整可能となっている。
(五徳)
天板18には、バーナ部26を貫通させる開口(図示せず)が形成されており、天板18の上には金属製の五徳34が配置されている。
図2、及び図5に示すように、五徳34は、バーナ部26の周囲の天板18の上方に配置されている。五徳34は、環状の環状部材54と、環状部材54に一体的に接合されバーナ部26の上方に被加熱物28(図3(B)参照。図2,5では図示せず)を支持するための第1脚部56A〜第6脚部56Fを備えている。
この五徳34は、例えばバーナ部26の中心と、例えば同心に配置されている。本実施形態の第1脚部56A〜第6脚部56Fは、各々環状部材54から放射状に延びており、かつ、環状部材54の周方向に60°間隔で設けられている。
(鍋底温度検出装置)
図2に示されるように、バーナ部26の中央には、例えば、調理油の過熱を防止するために用いられる鍋底温度検出装置36が設けられている。図3に示すように、鍋底温度検出装置36は、被加熱物28の底面に当接する薄板40と、薄板40と一体に連結される円筒状のホルダー42と、薄板40を被加熱物28の底面に向けて付勢するコイルバネ44と、薄板40の中央部裏面に固定され被加熱物28の底面の温度を検出するサーミスタ等の温度センサ46と、ホルダー42を上下方向に移動可能に支持する円筒状の支柱48を備えている。温度センサ46はリード線50を介して制御装置52(図9参照)に接続されており、温度測定信号がそのリード線50を介して制御装置52へと伝えられる。図3(A)に示すように、被加熱物28が五徳34に載置されていない状態では、薄板40の上面は、五徳34の上端よりも上方に突出している。
図3(B)に示すように、被加熱物28が五徳34に載置されると、被加熱物28が薄板40を下方に押圧し、被加熱物28の荷重(質量)によってコイルバネ44が圧縮される。ホルダー42は薄板40を被加熱物28の底面に当接させながら、支柱48の外周面を下方に摺動する。
なお、調理が完了して被加熱物28が五徳34から降ろされると、圧縮されていたコイルバネ44の力によりホルダー42が上方に摺動し、ホルダー42の中間に設けられた凹みのストッパー部42Aが支柱48の上部に形成された拡管部48Aに当接する。
(荷重検出装置)
本実施形態のグリル付き加熱調理器具10には、天板18の下面に荷重検出装置58が取り付けられている。荷重検出装置58は、第1梃子装置60、第2梃子装置62、及び荷重センサ74(例えば、ロードセル)を備えている。
図2、及び図4に示すように、第1梃子装置60は、バーナ部26から図面矢印A方向側に離れた位置に配置された一対の軸受け63を備えている。一対の軸受け63は、各々天板18の下面にビス66で固定されている。軸受け63には、軸68が回転自在に支持されている。なお、軸68は、ベアリング69で支持されている。一方の軸受け63の軸68、及び他方の軸受け63の軸68には、水平に配置された金属板からなる第1梃子部材64が取り付けられている。
第1梃子部材64は、バーナ部26の図面矢印A方向側に配置される幅広部64Aを備え、幅広部64Aの図面矢印A方向側の端部には図面矢印C方向に延びる第1延設部64Bと図面矢印D方向に延びる第2延設部64Cとが設けられ、幅広部64Aの図面矢印B方向側の端部には、図面矢印C方向側に図面矢印B方向に延びる第3延設部64Dが設けられ、図面矢印D方向側に図面矢印B方向に上る第4延設部64Eを備えている。
図2、及び図6に示すように、上述した一方の軸受け63の軸68に第1延設部64Bが固定され、上述した他方の軸受け63の軸68に第2延設部64Cが固定されている。一方の軸受け63の軸68と、他方の軸受け63の軸68とは同軸上に配置されている。これにより、第1梃子部材64は、2つの軸68を梃子の第1支点として揺動可能となっている。
幅広部64Aの中央には、五徳34からの荷重を受ける第1力点支柱70が垂直に取り付けられている。本実施形態では、第1力点支柱70を幅広部64Aにビス(図示せず)で固定している。図7に示すように、第1力点支柱70は、天板18に形成された貫通孔72を貫通し、上端が天板18の上方に露出している。第1力点支柱70の上端には溝70Aが形成されており、この溝70Aに五徳34の第1脚部56Aの外端部が嵌め込まれている。この第1力点支柱70が梃子の力点となっており、五徳34の第1脚部56Aの外端部が本発明の第1荷重伝達部となっている。
図2、及び図4に示すように、第4延設部64Eは、幅広部64Aからバーナ部26の側部を通ってバーナ部26よりも図面矢印B方向側へ延びている。第4延設部64Eの図面矢印B方向側の端部64Eeは梃子の第1作用点とされており、端部64Eeの下方には、第1梃子部材64で受けた荷重が伝達される荷重センサ74が配置されている。荷重センサ74は、センサ取付部材76に取り付けられており、センサ取付部材76はビス66で天板18に固定されている。
図2、及び図4に示すように、第2梃子装置62は、バーナ部26から矢印B方向側に離れた位置に配置された一対の軸受け78を備えている。一対の軸受け78は、各々天板18の下面にビス66で固定されている。軸受け78には、軸80が回転自在に支持されている。なお、軸80は、ベアリング82で支持されている。
軸受け78の軸80には、水平に配置された金属板からなる第2梃子部材84の一端側が取り付けられている。第2梃子部材84は、軸受け78から図面矢印A方向側へ延びている。第2梃子部材84は、軸80を梃子の第2支点として揺動可能となっている。
第2梃子部材84の長手方向中間部には、五徳34からの荷重を受ける第2力点支柱86が垂直に取り付けられている。本実施形態では、第2力点支柱86を第2梃子部材84にビス(図示せず)で固定している。第2力点支柱86の上端には、第1力点支柱70と同様に溝(図示省略)が形成されており、一方の第2力点支柱86の溝に五徳34の第3脚部56Cの外端部が嵌め込まれ、他方の第2力点支柱86の溝に第5脚部56Eの外端部が嵌め込まれている。この第2力点支柱86は、梃子の第2力点となっている。
図5に示すように、第2梃子部材84の図面矢印A方向側の端部84eの下面には、梃子の第2作用点とされる作用点軸90が取り付けられている。
作用点軸90の下方に配置される第4延設部64Eの上面には、作用点軸90が搭載される力点部92(本発明の梃子の第3力点)が設けられている。
図2、及び図4に示すように、五徳34の第3脚部56Cからの荷重は、図面矢印D方向側の第2梃子部材84に設けられた第2力点支柱86、及び作用点軸90を介して第1梃子部材64の一方の力点部92に伝達され、五徳34の第5脚部56Eからの荷重は、図面矢印C方向側の第2梃子部材84に設けられた第2力点支柱86、及び作用点軸90を介して、第1梃子部材64の他方の力点部92に伝達される。
荷重検出装置58は、第1力点支柱70、及び2つの第2力点支柱86のどの支柱に荷重を作用しても荷重センサ74に伝達される荷重は同じとなるように梃子の支点、力点、作用点の位置等が設定されており、各支柱に対して単独に荷重が作用した場合であっても荷重を計測することができる。
図8に示すように、本実施形態のグリル付き加熱調理器具10では、荷重センサ74が、グリル14の発する熱の影響を避けるために、バーナ部26を挟んでグリル14とは反対側に配置されている。
図9に示すように、荷重センサ74は、制御装置52に連結されている。制御装置52には、調理時間設定スイッチ94、温度設定スイッチ96、メニュー選択スイッチ98、荷重センサ74、温度センサ46、電動式ガス流量調整弁100、被加熱物28の温度、調理時間、調理メニュー、調理装置の状態を示す文字、記号、図柄等を表示する表示装置102等が接続されている。制御装置52は、調理時間設定スイッチ94、温度設定スイッチ96、メニュー選択スイッチ98、荷重センサ74、温度センサ46からの指示、荷重測定データ、温度測定データ等に基づいて電動式ガス流量調整弁100の調整を行い、火力、及びガスの供給時間(調理時間)の調整、消火等を自動で行うことができる。
なお、ガスは、電動式ガス流量調整弁100、及び火力調節弁104を介してバーナ部26に供給される。
[作用]
本実施形態のグリル付き加熱調理器具10では、五徳34の上に鍋等の被加熱物28を載置すると、被加熱物28の荷重は五徳34に支持され、五徳34に伝達された荷重は荷重検出装置58へ伝達される。
より詳しくは、図2、及び図4に示すように、五徳34に伝達された荷重は、一部が五徳34の第1脚部56A、第1梃子部材64の第1力点支柱70、及び第1梃子部材64を介して荷重センサ74に伝達され、他の一部が五徳34の第3脚部56C、矢印D方向側の第2梃子部材84の第2力点支柱86、第2梃子部材84、作用点軸90、第1梃子部材64を介して荷重センサ74に伝達され、残りの一部が五徳34の第5脚部56E、矢印C方向側の第2梃子部材84の第2力点支柱86、第2梃子部材84、作用点軸90、第1梃子部材64を介して荷重センサ74に伝達される。
このようにして、本実施形態の荷重検出装置58では、五徳34に伝達された荷重の全てが荷重センサ74に伝達されるので、五徳34の上で被加熱物28が偏って配置されても、最終的に、被加熱物28の荷重の全てが荷重センサ74に伝達され、荷重センサ74で被加熱物28の荷重を正確に測定することができる。
なお、調理中は、鍋底温度検出装置36のコイルバネ44が被加熱物28を上方に付勢しているので、荷重センサ74で測定した荷重は、実際の被加熱物28の荷重からコイルバネ44が被加熱物28を付勢している荷重分がマイナスされたものとなる。したがって、制御装置52は、荷重センサ74で測定した荷重に、コイルバネ44が被加熱物28を付勢している荷重分(コイルバネ44のバネ定数×鍋底温度検出装置36の薄板40の上面から五徳34の上端までの鉛直方向距離d(図3(A)参照。被加熱物28で下方に押されたホルダー42の移動距離)を足すことで、被加熱物28の真の荷重を測定することができる。
本実施形態のグリル付き加熱調理器具10では、荷重センサ74がバーナ部26を挟んでグリル14とは反対側に配置されているため、荷重センサ74はグリル14からの輻射熱の影響を受けることが少なく、荷重センサ74が加熱されて測定値に誤差が生じることを抑制できる。また、筐体16に設けた空気取り入れ用の開口16A(図1参照)の近傍に荷重センサ74を配置することで、コンロ内よりも低温の外気を荷重センサ74に接触させることができ、荷重センサ74が加熱されて測定値に誤差が生じることを抑制できる。
本実施形態では、天板18の下面に荷重検出装置58が取り付けられていたが、本発明はこれに限らず、例えば、天板18の下面に天板18よりも剛性の高いフレームを取り付け、そのフレームに荷重検出装置58を取り付けても良い。また、荷重検出装置58は、天板18以外の、例えば、筐体16の後壁16BA、右側壁16R、左側壁16L、及び底壁16BO等に取り付けても良い。荷重検出装置58は、正確な荷重を測定するために、剛性が高く、変形し難い部位に設けることが好ましい。
このように、本実施形態のグリル付き加熱調理器具10では、五徳34に搭載した被加熱物28の荷重を正確に測定することができるので、制御装置52は、被加熱物28の荷重に基づいて、火力の調整、調理時間を調整し、最適な自動調理を行うことが可能となる。
本実施形態では、混合管20の側方に第1梃子装置60、及び第2梃子装置62を離して配置し、混合管20の上下方向に第1梃子装置60、及び第2梃子装置62の構成部材を配置していないので、メンテナンス等の際に、第1梃子装置60、及び第2梃子装置62に干渉させずに混合管20を上方に取り出すことができる。
本実施形態のグリル付き加熱調理器具10では、第1梃子部材64に第1力点支柱70をビス止めし、第2梃子部材84に第2力点支柱86をビス止めすることで、五徳34からの荷重を第1梃子部材64、及び第2梃子部材84に伝達したが、本発明はこれに限らず、図10に示すように、五徳34の第1脚部56Aに、天板18を貫通して下方に延びる延長支柱57を取り付け、延長支柱57の下端を尖った形状として第1梃子部材64に点接触させても良い。また、図示は省略するが、五徳34の第3脚部56C、及び第5脚部56Eも同様に、天板18を貫通して下方に延びる延長支柱57を取り付け、延長支柱57の下端を尖った形状として第2梃子部材84に点接触させても良い。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るグリル付き加熱調理器具10を図11にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11に示すように、五徳34の第1脚部56Aには、被加熱物28から溢れた煮汁等の液体が天板18の貫通孔72に進入しないように煮こぼれ進入防止カバー110が取り付けられている。天板18の各貫通孔72には、天板18上にこぼれた煮汁等の液体が筐体内部に落下しないように煮こぼれ落下防止突起112を取り付けられている。煮こぼれ進入防止カバー110、及び煮こぼれ落下防止突起112は、金属等の耐熱性に優れた材料で形成されている。なお、図示は省略するが、五徳34の第3脚部56C、及び第5脚部56Eにも煮こぼれ進入防止カバー110が取り付けられている。
煮こぼれ落下防止突起112は、天板18に密着して取り付けられており、中央には第1力点支柱70が貫通する孔114が形成されている。また、煮こぼれ落下防止突起112は、天板18上にこぼれた煮汁等の液体が筐体内部に落下しないように、上端が天板18の上面よりも上方に位置している。
煮こぼれ進入防止カバー110の下端と煮こぼれ落下防止突起112との間には、水平方向に隙間S1が設けられており、また、煮こぼれ進入防止カバー110の下端と天板18との間には隙間S2が設けられている。
本実施形態のグリル付き加熱調理器具10では、天板18に第1力点支柱70が貫通する貫通孔72、及び第2力点支柱86が貫通する貫通孔72が形成されているが、天板18の貫通孔72に煮こぼれ落下防止突起112が取り付けられ、五徳34に煮こぼれ進入防止カバー110が取り付けられているので、被加熱物28から溢れた煮汁等の液体が筐体内部に落下することを抑制できる。
なお、図10に示すような延長支柱57を備えた五徳34を用いたグリル付き加熱調理器具10の場合でも、図12に示すように、煮こぼれ進入防止カバー110、及び煮こぼれ落下防止突起112を用いることで、被加熱物28から溢れた煮汁等の液体が筐体内部に落下することを抑制できる。なお、この場合、延長支柱57の径に合わせて煮こぼれ落下防止突起112の径を小さくすることが好ましい。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、グリル14からの輻射熱を避けるために、荷重センサ74をグリル14から離しているが、荷重センサ74とグリル14との間に遮熱板を配置して、グリル14から荷重センサ74へ向けて放射される輻射熱を遮断しても良い。また、荷重センサ74とバーナ部26との間に遮熱板を配置しても良い。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。例えば、各支点、作用点、力点の位置は、上記実施形態のものに限らず、適宜変更可能であり、梃子を構成する部材の形状、材質等も適宜変更可能である。
10 グリル付き加熱調理器具
12 ガスコンロ(コンロ)
14 グリル
16 筐体
18 天板
26 バーナ部(バーナ)
28 被加熱物
34 五徳
54 環状部材
56A 第1脚部(第1荷重伝達部)
56C 第3脚部(第2荷重伝達部)
56E 第5脚部(第2荷重伝達部)
57 延長支柱(第1延長部、第2延長部)
64 第1梃子部材(第1梃子)
64Ee 端部(第1作用点)
68 軸(第1支点)
70 第1力点支柱(第1力点)
72 貫通孔(第1貫通孔、第2貫通孔)
74 荷重センサ
80 軸(第2支点)
84 第2梃子部材(第2梃子)
86 第2力点支柱(第2力点)
90 作用点軸(第2作用点)
92 力点部(第3力点)
110 煮こぼれ進入防止カバー(第1カバー、第2カバー)
112 煮こぼれ落下防止突起(第1突起、第2突起)
114 孔

Claims (7)

  1. 被加熱物を加熱するバーナと、
    前記バーナを収容する筐体と、
    前記筐体の上部に配置され、前記バーナの上方に前記被加熱物を支持するための五徳と、
    前記筐体に設けられ荷重を測定する荷重センサと、
    前記五徳の異なる位置に設けられ、荷重を下方に向けて伝達する複数の荷重伝達部と、
    前記筐体に支持される第1支点、複数の前記荷重伝達部のうちの第1荷重伝達部からの第1の荷重を受ける第1力点、前記荷重センサに前記第1の荷重を伝達する第1作用点を備えた第1梃子と、
    前記筐体に支持される第2支点、複数の前記荷重伝達部のうちの第2荷重伝達部からの第2の荷重を受ける第2力点、及び前記第1梃子に設けられた第3力点に前記第2の荷重を伝達する第2作用点を備えた第2梃子と、
    を有するコンロ。
  2. 前記第1梃子は、長手方向一端側が前記第1支点、長手方向他端側が前記第1作用点、長手方向中間部が前記第1力点とされており、
    前記第1作用点から前記バーナまでの距離が、前記第1力点から前記バーナまでの距離よりも長く設定されている、請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記第1荷重伝達部、及び前記第2荷重伝達部は、前記五徳の前記バーナとは反対側の端部に設けられている、請求項1または請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記筐体は、前記バーナ、及び前記五徳の周囲に配置される天板を備えており、
    前記第1支点、及び前記第2支点は、前記天板の下面に設けられている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のコンロ。
  5. 前記第1力点には、前記第1梃子から上方に向けて延びる第1力点支柱が設けられ、
    前記第2力点には、前記第2梃子から上方に向けて延びる第2力点支柱が設けられ、
    前記天板には、前記第1力点支柱を貫通させる第1貫通孔、及び前記第2力点支柱を貫通させる第2貫通孔が形成され、
    前記第1貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第1力点支柱が挿通する孔の形成された環状の第1突起が密着して取り付けられており、
    前記第2貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第2力点支柱が挿通する孔の形成された環状の第2突起が密着して取り付けられており、
    前記五徳には、前記第1貫通孔を上方から覆う第1カバー、及び前記第2貫通孔を上方から覆う第2カバーが設けられている、請求項4に記載のコンロ。
  6. 前記五徳には、前記五徳から下方に向けて延びて前記第1力点に接触する第1延長部、及び前記五徳から下方に向けて延びて前記第2力点に接触する第2延長部が設けられ、
    前記天板には、前記第1延長部を貫通させる第1貫通孔、及び前記第2延長部を貫通させる第2貫通孔が形成され、
    前記第1貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第1延長部が挿通する孔の形成された環状の第1突起が密着して取り付けられており、
    前記第2貫通孔には、前記天板よりも上方に突出して前記第2延長部が挿通する孔の形成された環状の第2突起が密着して取り付けられており、
    前記五徳には、前記第1貫通孔を上方から覆う第1カバー、及び前記第2貫通孔を上方から覆う第2カバーが設けられている、請求項4に記載のコンロ。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の前記コンロと、
    前記コンロの側方に配置され、被加熱物を加熱するグリルと、を備え、
    前記第1作用点、及び前記荷重センサは、前記バーナを境にして前記グリルとは反対側に配置されている、グリル付き加熱調理器具。
JP2014068581A 2014-03-28 2014-03-28 コンロ、及びグリル付き加熱調理器具 Active JP6131210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014068581A JP6131210B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 コンロ、及びグリル付き加熱調理器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014068581A JP6131210B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 コンロ、及びグリル付き加熱調理器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015190699A JP2015190699A (ja) 2015-11-02
JP6131210B2 true JP6131210B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=54425328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014068581A Active JP6131210B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 コンロ、及びグリル付き加熱調理器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6131210B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6818377B1 (ja) * 2020-04-08 2021-01-20 ネッパジーン株式会社 キュベット電極用チャンバー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263507A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Osaka Gas Co Ltd コンロ
JP2011023159A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015190699A (ja) 2015-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1258683B1 (en) Gas cooker
JP4745012B2 (ja) 加熱調理器
US10240797B2 (en) Method of operating a cooking appliance, control unit and cooking appliance
JP5493996B2 (ja) 電気炊飯器
US11473781B2 (en) Cooktop appliance temperature sensor with transient temperature correction
JP2015106462A (ja) 加熱調理器
KR20120098445A (ko) 가스 레인지용 냄비바닥 온도센서
JP6131210B2 (ja) コンロ、及びグリル付き加熱調理器具
CN108954405B (zh) 防干烧灶具
US11709104B2 (en) Cooktop appliance temperature sensor with temperature correction
US20160334112A1 (en) Measurement device for determining oven heating parameters
JP6375563B2 (ja) 断熱調理器
KR20110022945A (ko) 가스레인지용 안전 장치
JP2012177496A (ja) レンジフード
JP5395533B2 (ja) コンロ装置及びコンロ付き調理台装置
KR20050075267A (ko) 전기 가열 조리기
JP4451260B2 (ja) 炊事具の温度検出装置
JP6612691B2 (ja) ガスコンロ
EP3883340A1 (en) Cooking assembly and method for operating such cooking assembly
JP5302657B2 (ja) 加熱調理器
JP2017101993A (ja) 温度検出装置
JP2007263507A (ja) コンロ
JP5568163B2 (ja) 加熱調理器
JP4397257B2 (ja) コンロ
JPH11182849A (ja) こんろ用鍋底温度センサ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6131210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150