JP6128632B2 - 熱電発電装置用電極材料および熱電発電装置 - Google Patents
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Description
しかし、同文献では、高温の熱電変換モジュールにおいて、電極の温度差に起因して生じる電極自体の起電圧が熱電変換モジュールに及ぼす影響については何ら考慮されていない。
この電極自体に生じる起電圧による発電への影響を予測することは困難である。したがって、熱電変換モジュールなどの熱電発電装置により安定的に電力を得るには、特に高温状態において電極の温度差に起因する電極自体に生じる起電圧をできるだけ抑えることが必要である。
上述したとおり、高温熱電発電装置に用いられる電極材料の性質として、従来より熱応力に対する安定性などが着目されているが、電極自体の起電圧については着目されていない。
そこで、本発明は、高温状態における電極自体の起電圧を抑えることにより、安定に電力を得ることが可能な熱電発電装置用電極材料および熱電発電装置を提供することを目的としている。
図1および図2は、熱電発電装置の構成を模式的に示した断面図および斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態の熱電発電装置(熱電デバイス)10は、n型熱電素子11とp型熱電素子12とが、交互に位置するように、高温側電極13および低温側電極14を介して電気的に直列に接続されて構成されている。
Vtotal=nVp-type−nVn-type……(1)
Vtotal=nVp-type−nVn-type±n(Vhigh-el±Vlow-el)……(2)
Vp-type−Vn-type=200[μVK−1]×10[K]=2000[μV]
(Vhigh-el±Vlow-el)=+(0−19[μVK−1])×10[K]=−190[μV]
したがって、図4中の一組のn型熱電素子11、p型熱電素子12および低温側電極14により得られる起電圧Vtotalは、以下のようになる。
Vtotal=2000+(−190)=1810[μV]
このように、1087Kにおいては、電極起電圧項の影響によって約10%の電圧損失が生じる。
ペロブスカイト型酸化物は、一般式ABO3で表され、単純格子の頂点位置にAイオンが配置され、体心位置にBイオンが配置され、面心位置にOイオンが配置されて構成される。
上記一般式のAサイトがSrであり、BサイトがCoである試料において、SrにLaをドーピングした試料La1-xSrxCoO3−δのAサイトに格子欠陥を有する組成式La1-x-ySrx□yCoO3−δとして、xが0.4であり、yが0.05である電極材料La0.55Sr0.4□0.05CoO3−δ(以下、適宜、「LSVC」という。)を作製した。
実施例1のLSVCと金(Au)とがモル比で1:1となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例3)
実施例1のLSVCとパラジウム(Pd)とがモル比で1:1となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例4)
実施例1のLSVCと白金(Pt)とがモル比で1:1となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
図5は、LSVC(実施例1)およびLSVCに金属を混合したサーメット(実施例2〜4)について測定した、温度とゼーベック係数との関係を示すグラフである。同図に示すように、実施例1〜4はいずれも、高温安定性の良好な電極材料として従来用いられているPtよりも、ゼーベック係数の低いものであった。したがって、実施例1〜4の電極材料を用いた電極は、特に高温状態において熱電発電装置が安定に発電するために有用である。
(実施例5)
実施例1のLSVCとPtとがモル比で1:0.17となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例6)
実施例1のLSVCとPtとがモル比で1:0.50となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例7)
実施例1のLSVCとPtとがモル比で1:1.3となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例8)
実施例1のLSVCとPtとがモル比で1:1.5となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例9)
実施例1のLSVCとPtとがモル比で1:1.7となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
(実施例10)
実施例1のLSVCとPtとがモル比で1:2.0となるように、両者を粉末状態で混合して、電極材料としてのサーメットを作製した。
図6は、LSVCに異なる割合でPtを混合したサーメット(実施例4〜10)について測定した、温度とゼーベック係数との関係を示すグラフである。
また、図7はLSVCに異なる割合でPtを混合したサーメットについて、859Kで測定した、Pt配合量とゼーベック係数との関係を示すグラフである。
図8は、LSVC(実施例1)およびLSVCに金属を混合したサーメット(実施例2〜4)について測定した、温度と電気伝導度との関係を示すグラフである。同図に示すように、実施例1〜4の電極材料の電気伝導度は何れも約1000ジーメンス(S・cm−1)以上であった。この電気伝導度は、一般的に高温で用いられる熱電素子と比較した場合に十分に高いものであり、実施例1〜4は熱電発電装置用の電極材料といて実用性の十分なものであることがわかった。
以下では、組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、A、B、xおよびyを変化させた電極材料を作製し、ゼーベック係数および電気伝導度について測定した結果を示す。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0、BをCoとしたACoO3−δのうち、AをLaとしたLaCoO3−δを作製した。
(実施例12:ACoO3−δ、A=Nd)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0、BをCoとしたACoO3−δのうち、AをNdとしたNdCoO3−δを作製した。
(実施例13:ACoO3−δ、A=Sm)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0、BをCoとしたACoO3−δのうち、AをSmとしたSmCoO3−δを作製した。
(実施例14:ACoO3−δ、A=Gd)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0、BをCoとしたACoO3−δのうち、AをGdとしたGdCoO3−δを作製した。
(実施例15:ACoO3−δ、A=Ho)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0、BをCoとしたACoO3−δのうち、AをHoとしたHoCoO3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをNdとし、xを0としたNdCoO3−δを作製した。
(実施例16:A1−x□xCoO3−δ、A=Nd、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをNdとし、xを0.05としたNd0.95□0.05CoO3−δを作製した。
(実施例17:A1−x□xCoO3−δ、A=Nd0.9Sr0.1、x=0)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(Nd0.9Sr0.1)とし、xを0とした(Nd0.9Sr0.1)CoO3−δを作製した。
(実施例18:A1−x□xCoO3−δ、A=Nd0.85Sr0.1、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(Nd0.85Sr0.1)とし、xを0.05とした(Nd0.85Sr0.1)□0.05CoO3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをSmとし、xを0としたSmCoO3−δを作製した。
(実施例19:A1−x□xCoO3−δ、A=Sm、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをSmとし、xを0.05としたSm0.95□0.05CoO3−δを作製した。
(実施例20:A1−x□xCoO3−δ、A=Sm0.9Sr0.1、x=0)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(Sm0.9Sr0.1)とし、xを0とした(Sm0.9Sr0.1)CoO3−δを作製した。
(実施例21:A1−x□xCoO3−δ、A=Sm0.85Sr0.1、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(Sm0.85Sr0.1)とし、xを0.05とした(Sm0.85Sr0.1)□0.05CoO3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをGdとし、xを0としたGdCoO3−δを作製した。
(実施例22:A1−x□xCoO3−δ、A=Gd、x=0.02)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをGdとし、xを0.02としたGd0.98□0.02CoO3−δを作製した。
(実施例23:A1−x□xCoO3−δ、A=Gd、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをGdとし、xを0.05としたGd0.95□0.05CoO3−δを作製した。
(実施例24:A1−x□xCoO3−δ、A=Gd、x=0.1)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをGdとし、xを0.1としたGd0.9□0.1CoO3−δを作製した。
(実施例15:A1−x□xCoO3−δ、A=Ho、x=0)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをHoとし、xを0としたHoCoO3−δを作製した。
(実施例25:A1−x□xCoO3−δ、A=Ho、x=0.02)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをHoとし、xを0.02としたHo0.98□0.02CoO3−δを作製した。
(実施例26:A1−x□xCoO3−δ、A=Ho、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをHoとし、xを0.05としたHo0.95□0.05CoO3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0としたACoO3−δのうち、AをGdとしたGdCoO3−δを作製した。
(実施例27:ACoO3−δ、A=Gd0.975Ca0.025)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0としたACoO3−δのうち、Aを(Gd0.975Ca0.025)とした(Gd0.975Ca0.025)CoO3−δを作製した。
(実施例28:ACoO3−δ、A=Gd0.95Ca0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0としたACoO3−δのうち、Aを(Gd0.95Ca0.05)とした(Gd0.95Ca0.05)CoO3−δを作製した。
(実施例29:ACoO3−δ、A=Gd0.925Ca0.075)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0としたACoO3−δのうち、Aを(Gd0.925Ca0.075)とした(Gd0.925Ca0.075)CoO3−δを作製した。
(実施例30:ACoO3−δ、A=Gd0.9Ca0.1)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、xを0、yを0、BをCoとしたACoO3−δのうち、Aを(Gd0.9Ca0.1)とした(Gd0.9Ca0.1)CoO3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、BをFeとしたLaCo1−yFeyO3−δのうち、yを0.0としたLaCoO3−δを作製した。
(実施例31:LaCo1−yFeyO3−δ、y=0.1)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、BをFeとしたLaCo1−yFeyO3−δのうち、yを0.1としたLaCo0.9Fe0.1O3−δを作製した。
(実施例32:LaCo1−yFeyO3−δ、y=0.2)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、BをFeとしたLaCo1−yFeyO3−δのうち、yを0.2としたLaCo0.8Fe0.2O3−δを作製した。
(実施例33:LaCo1−yFeyO3−δ、y=0.3)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、BをFeとしたLaCo1−yFeyO3−δのうち、yを0.3としたLaCo0.7Fe0.3O3−δを作製した。
(実施例34:LaCo1−yFeyO3−δ、y=0.5)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、BをFeとしたLaCo1−yFeyO3−δのうち、yを0.5としたLaCo0.5Fe0.5O3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、yを0.1としたLaCo0.9B0.1O3−δのうち、BをCoとしたLaCoO3−δを作製した。
(実施例31:LaCo0.9B0.1O3−δ、B=Fe)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、yを0.1としたLaCo0.9B0.1O3−δのうち、BをFeとしたLaCo0.9Fe0.1O3−δを作製した。
(実施例35:LaCo0.9B0.1O3−δ、B=Mn)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、xを0、yを0.1としたLaCo0.9B0.1O3−δのうち、BをMnとしたLaCo0.9Mn0.1O3−δを作製した。
図19および図20は、組成式A1−x□xCo1−yByO3−δの電極材料を検討した一例としてLaCo0.9B0.1O3−δのBをFe、Mn、Coとした電極材料(実施例11、31および35)について、温度と電気伝導度の関係を測定した結果を示すグラフおよび温度とゼーベック係数の関係を測定した結果を示すグラフである。これらのグラフに示すように、BとしてCoを用いた電極材料は、高温におけるゼーベック係数が最も低く、電気伝導度が高かった。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、yを0.1、BをFeとしたLa1−x□xCo0.9Fe0.1O3−δのうち、xを0としたLaCo0.9Fe0.1O3−δを作製した。
(実施例37:La1−x□xCo0.9Fe0.1O3−δ、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、AをLa、yを0.1、BをFeとしたLa1−x□xCo0.9Fe0.1O3−δのうち、xを0.05としたLa0.95□0.05Co0.9Fe0.1O3−δを作製した。
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをLaとし、xを0としたLaCoO3−δを作製した。
(実施例38:A1−x□xCoO3−δ、A=La、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、AをLaとし、xを0.05としたLa0.95□0.05CoO3−δを作製した。
(実施例39:A1−x□xCoO3−δ、A=La0.9Sr0.1、x=0)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(La0.9Sr0.1)とし、xを0とした(La0.9Sr0.1)CoO3−δを作製した。
(実施例40:A1−x□xCoO3−δ、A=La0.8Sr0.2、x=0)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(La0.8Sr0.2)とし、xを0とした(La0.8Sr0.2)CoO3−δを作製した。
(実施例41:A1−x□xCoO3−δ、A=La0.85Sr0.1、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(La0.85Sr0.1)とし、xを0.05とした(La0.85Sr0.1)□0.05CoO3−δを作製した。
(実施例42:A1−x□xCoO3−δ、A=La0.75Sr0.2、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(La0.75Sr0.2)とし、xを0.05とした(La0.75Sr0.2)□0.05CoO3−δを作製した。
(実施例1:A1−x□xCoO3−δ、A=La0.55Sr0.4、x=0.05)
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δにおける、yを0としたA1−x□xCoO3−δのうち、Aを(La0.55Sr0.4)とし、xを0.05とした(La0.55Sr0.4)□0.05CoO3−δを作製した。
11 n型熱電素子
12 p型熱電素子
13 高温側電極
14 低温側電極
Claims (18)
- 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
Aが(La0.95−zSrz)であり、xが0.05であり、BがCoであり、yが0であり、zが0.4であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
Aが(La0.95−zSrz)であり、xが0.05であり、BがCoであり、yが0であり、zが0.1以上0.4未満であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがNd、SmまたはHoであり、xが0であり、BがCoであり、yが0であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがGdであり、xが0以上0.1以下であり、BがCoであり、yが0であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがLa、NdまたはSmであり、xが0.05であり、BがCoであり、yが0であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
Aが(Nd1−zSrz)または(Sm1−zSrz)であり、xが0であり、BがCoであり、yが0であり、zが0.1であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
Aが(Nd0.95−zSrz)または(Sm0.95−zSrz)であり、xが0.05であり、BがCoであり、yが0であり、zが0.1であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがHoであり、xが0.02以上0.05以下であり、BがCoであり、yが0であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
Aが(Gd1−zCaz)であり、xが0であり、BがCoであり、yが0であり、zが0.025以上0.1以下であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがLaであり、xが0であり、BがFeであり、yが0.1以上0.5以下であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがLaであり、xが0であり、BがMnであり、yが0.1であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 熱電発電装置に用いられるペロブスカイト型酸化物の電極材料であって、
組成式A1−x□xCo1−yByO3−δで表され、
AがLaであり、xが0.05であり、BがFeであり、yが0.1であることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。 - 請求項1〜12のうち何れか1項に記載の電極材料と金属とを混合したものであることを特徴とする熱電発電装置用電極材料。
- 前記金属が、Pt,AuおよびPdよりなる群から選択されたものであることを特徴とする請求項13に記載の熱電発電装置用電極材料。
- 前記金属がPtであることを特徴とする請求項14に記載の熱電発電装置用電極材料。
- 前記電極材料1モルに対して、前記Ptが2モル以下の割合であることを特徴とする請求項15に記載の熱電発電装置用電極材料。
- 前記電極材料1モルに対して、前記Ptが0.17モル以上1.3モル以下の割合であることを特徴とする請求項16に記載の熱電発電装置用電極材料。
- n型熱電素子とp型熱電素子とが、交互に位置するように、電極を介して電気的に直列に接続されている熱電発電装置において、
前記電極が、請求項1〜17のうち何れか1項に記載の熱電発電装置用電極材料よりなるものであることを特徴とする熱電発電装置。
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