JP6127859B2 - 無線通信装置および無線通信装置におけるファイル転送方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信装置におけるファイル転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、ファイル転送を行う無線通信装置および無線通信装置におけるファイル転送方法に関する。
基地局の一種である小型基地局(例えばHeNB:Home eNodeB)は、ソフトウェア(ロードモジュール)およびシステムデータ(CMファイル)等を保持し、これらのファイルは、機能追加やバグ処置に応じてファイル更新される。このファイル更新は、HeMS(Home Energy Management System)等のファイルサーバよりネットワークを介してHeNBにダウンロードされる。
このファイル更新時、HeNBとHeMS間のネットワークでは、httpセッションが確立され、httpを使用した転送方式が採用されている。このファイル転送は、
(1)HeMSが主導して、HeMSが複数のHeNBに対するファイル転送を一括して制御する方式
(2)複数のHeNBがそれぞれ自律的に主導して、HeMSからのファイル転送を制御する方式、がある。
例えば、HeNBのファイル更新について、多数のホームデバイスが同時にダウンロードを完了したとき、各ホームデバイスがファイル転送に参加しない自動構成サーバに、ファイル転送結果を分散して通知し、自動構成サーバに負荷をかけずに通知する技術がある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、異なる用途のeNBとHeNBについて、それぞれの情報をサーバが取得して、eNBとHeNB相互の関連付けや設置、無線パラメータの設定等の管理を連携して行う技術がある(例えば、下記特許文献2参照。)。また、移動体等のエンドポイントの端末がファイルをダウンロードする際に、無線サービスプロバイダのプロキシサーバがファイルをダウンロードし、端末に関連付けられたフェムト基地局を介して端末にダウンロードする技術がある(例えば、下記特許文献3参照。)。
特表2013−508871号公報 特開2012−85201号公報 特開2012−85299号公報
上記(1)HeMS主導によるファイル転送の場合は、タイムスケジューリングにより、各HeNBへのファイル更新はタイミングをずらして行うことができる。しかしながら、上記(2)HeNB主導によるファイル更新の場合は、ファイル更新が必要な複数のHeNBが(例えば、電源投入やリセットを契機とした所定時間範囲内に)一斉にファイルサーバにアクセスすることになる。これにより、ファイルサーバ(HeMS)からHeNBにファイルを転送する転送時間がかかり、ネットワークに負荷がかかる。また、HeNBの運用実績に関係なく、一律に複数のHeNBに対してファイル更新が実施されるため、更新不要なHeNBに対してもファイル更新が行われ、過剰にネットワークに負荷をかけてしまう。
一つの側面では、本発明は、ファイル更新時期を適切にでき、ネットワーク負荷を軽減できることを目的とする。
一つの案では、第一の基地局が有するセル内に複数配置され、端末と通信可能な無線通信装置は、自装置の配置された位置に対応した前記セルのセル識別子に基づく第1遅延時間と、前記セル内の受信電力に基づく第2遅延時間とに基づき、ファイルサーバからのファイル転送の開始時間を求める。
一つの実施形態によれば、ファイル更新時期を適切にでき、ネットワーク負荷を軽減できる。
図1は、実施の形態にかかるHeNBの配置と基準信号受信電力に基づくグループ分けを説明する図である。 図2は、実施の形態にかかるHeNBの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態にかかるHeNBが保持するテーブル設定内容を示す図表である(ファイル転送情報管理テーブル1)。 図4は、実施の形態にかかるHeNBが保持するテーブル設定内容を示す図表である(ファイル転送情報管理テーブル2)。 図5は、実施の形態にかかるHeNBが保持するテーブル設定内容を示す図表である(属性情報管理テーブル)。 図6は、実施の形態にかかる更新ファイル処理の処理内容を示すシーケンス図である。 図7は、実施の形態にかかるファイル転送開始時間算出の処理内容を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態にかかる統計情報の処理内容を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態にかかるHeNBの配置の一例を説明する図である。 図10は、図9に対応する各HeNBのファイル転送開始時間設定の一例を示す図表である。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかるHeNBの配置と基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)に基づくグループ分けを説明する図である。本実施の形態では、無線通信装置である上記(2)複数の小型基地局(HeNB)が、それぞれ自律的に主導して、ファイルサーバ(例えばHeMS)からのファイル転送を制御する方式を用いる。このファイル転送としては、例えば、HeNBのソフトウェア(ロードモジュール)およびシステムデータ(CMファイル)等の更新ファイルをファイルサーバからダウンロードする。
第一の基地局であるマクロ基地局(マクロeNB、以下基地局、eNBと称す)100は、複数のセル(マクロセル)を有する。図1の例では、3つのマクロセル101(101a〜101c)を有し、各セル毎にセル識別子(PCI:Physical Cell Identity)20,30,40が設定されている。そして、HeNB110は、各マクロセル101(101a〜101c)内部に複数配置される。
HeNB110は、ネットワーク情報として、どのeNB100(101a〜101c)内に属するか属性情報を有する。ここで、HeNB110を管理するHeMS配下には複数のeNB100が設置される。PCIは、複数のeNB100の各セル毎に異なる。
そこで、実施の形態では、各HeNB110は、HeMSからのファイル転送時の転送順位をeNB100が位置しているセルのPCIを元に決定する。これにより、複数のHeNB110の転送時間をずらしてファイル転送を実施する。また、同一のeNB100に複数のHeNB110が多数存在する場合がある。このため、HeNB110は、HeNB110に接続する端末(UE)が受信するeNB100の基準信号受信電力(RSRP)をファイル転送時の転送時間をずらすための情報として用いる。
例えば、図1の例では、eNB100のマクロセル101a(PCI:20)には、計5つのHeNB(#A〜#E)110が配置されている。これら5つのHeNB(#A〜#E)110が設定するファイル転送順位は、セル別の第1遅延時間(24時間までの1時間単位)と、RSRP別の第2遅延時間(分単位)とを組み合わせて設定する。第2遅延時間は、第1遅延時間である1時間の時間範囲を複数に区分した複数の分単位で設定する。
具体的には、マクロセル101a(PCI:20)には、第1遅延時間として1時間が設定される。なお、他のマクロセル101b(PCI:30)には、第1遅延時間として2時間が設定される。また、各HeNB(#A〜#E)110は、マクロセル101a内におけるRSRPに基づき複数段階にグループ分けされる。図1の例では、−80を閾値として、RSRPが小さい(−80以下)のHeNB(#A〜#C)110のグループAと、RSRPが大きい(−80を超える)HeNB(#D,#E)110のグループBとにグループ分けされる。
例えば、図1の例では、HeNB110がグループAに属する場合、第2遅延時間が0分となり、グループBに属する場合第2遅延時間は3分となる。なお、HeNB110は、どのグループに属するかの情報を有さず判断は行わない。更新ファイルの転送時期が同一となる他のHeNB110が存在する場合、同一グループ単位でこれら複数のHeNB110がファイル更新される。
ここで、各HeNB110は、ファイル転送時の転送順位として、第1遅延時間+第2遅延時間の合計値である、ファイル転送開始時間を設定する。マクロセル101aのグループAに属するHeNB(#A〜#C)110では、第1遅延時間+第2遅延時間=1時間0分、マクロセル101aのグループBに属するHeNB(#D,#E)110では、第1遅延時間+第2遅延時間=1時間3分となる。
このように、eNB100のマクロセル101a〜101c(PCI:20〜40)毎に異なる第1遅延時間と、各マクロセル101内でのRSRPの大小に基づく第2遅延時間と、の合計により、HeNB110は、ファイル転送開始時間が他のHeNB110と異なるように設定される(但し、同一グループの場合は同一のファイル転送開始時間)。遅延時間が0であれば、HeNB110はHeMSからのファイル転送(更新ファイルダウンロード)を所定のタイミングに対し、遅延なく開始する。そして、遅延時間が0でなければ、HeNB110はその遅延時間分だけHeMSからのファイル転送(更新ファイルダウンロード)を遅延させて開始する。
(HeNBの構成例)
図2は、実施の形態にかかるHeNBの構成例を示すブロック図である。HeNB110は、管理制御部201と、L2(レイヤ2)制御部202と、RF(Radio Frequency)制御部203と、トランスポート制御部204と、を含む。
管理制御部201は、呼制御・状態管理部211と、ファイル制御・状態管理部212と、記憶部213と、統計情報収集・管理部214と、を含む。呼制御・状態管理部211は、呼制御を受け付けて呼制御に関連するシーケンス制御を行う。また、HeNB110のファイル更新に関する属性情報を作成する。
この管理制御部201は、CPUやDSPのプロセッサと、ROM、RAM等のメモリ、タイマ等のハードウェアにより管理制御機能を実現している。
ファイル制御・状態管理部212は、ファイル更新を受け付け、このファイル転送の受け付け時に、自局におけるファイル転送制御の転送時間(第1遅延時間+第2遅延時間)を算出し、更新ファイルのダウンロードを制御する。
記憶部213は、テーブル215と、メモリ216とを含む。テーブル215は、第1遅延時間、および第2遅延時間を算出するための複数のテーブルを含む。メモリ216は、転送時間(第1遅延時間+第2遅延時間)等を算出するためのデータ処理に用いる複数の領域(後述するメモリ1〜4)を含む。
また、管理制御部201には、統計情報収集・管理部214を設けることにより、接続回数を集計処理し、統計処理結果に基づき、自局におけるファイル転送制御を行うこともできるようになる。この統計情報収集・管理部214は、下記1)、2)の制御を行う。
1)前記端末からの通信要求(呼)が頻繁に入っていないHeNB110については緊急性がないことから、eNB100の情報に関係なく、呼が入ったタイミングでファイル転送を実施する。緊急性のないHeNB110としては、前回呼(最終呼)が入った後、システムが予め指定した日数以上呼が入っていないHeNB110を対象とする(日数については、システムデータ上で変更可能とする)。
2)HeNB110毎に呼処理の統計情報を取得し、昼間帯に頻繁に呼処理負荷がかかっているHeNB110に対しては、ファイル転送の時間を夜間帯に設定する等の設定を可能とする。統計情報については、呼接続時にアクセスした時間(呼接続時のユーザデータ転送時間)を収集し、動的に転送時間を切り替える。
L2制御部202は、レイヤ2における各サブレイヤのパケットデータ収束層(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)221、無線リンク層(RLC:Radio Link Control)222、メディアアクセス制御層(MAC:Medium Access Control)223の各制御部を含む。
RF制御部203は、送受信部(TRX)231、共用器(DUP:Duplex)232を含む。HeNB110は、端末(UE)250との間を無線通信により、RF制御部203〜L2制御部202〜管理制御部201(呼制御・状態管理部211)の経路でデータ送受する。
トランスポート制御部204は、イーサネット(Ethernet:登録商標)241、GTPu(GPRS Tunneling Protocol for User Plane)251を介してシステム(アクセス網、HeMS260等)と通信接続する。この通信制御には、httpプロトコル、TR−069(Technical Report 069)プロトコル等を利用する。そして、HeNB110は、ファイル制御状態管理部212の制御により、トランスポート制御部204を介してHeMS等のファイルサーバから更新ファイルをダウンロードする。
(テーブル設定例)
図3〜図5は、それぞれ実施の形態にかかるHeNBが保持するテーブル設定内容を示す図表である。これら図3〜図5のテーブルは、図2の記憶部213のテーブル215として設けられる。
図3は、ファイル転送情報管理テーブル1を示す図表である。ファイル転送情報管理テーブル1(300)には、上述したeNB100のマクロセル101(PCI)毎に異なる第1遅延時間(Time1)が設定される。図3に示すように、一つのeNB100あたり異なるPCI別に1時間単位で(1日24時間分)に振り分けた第1遅延時間が設定される。なお、マクロセル(PCI)の識別子は、0〜500であり、デフォルトは256とする。
図3に示す例では、PCIの数値を昇順にしたがい、PCIが10であれば第1遅延時間を0時間(h)とし、PCIが20であれば第1遅延時間を1時間として、PCI毎に第1遅延時間を1時間単位で異なるように設定している。マクロ(PCI)数が多ければ、異なる(例えば隣接しない)マクロ同士を同一の遅延時間に設定する。なお、該当するPCIがない場合のデフォルト時間は、(Max時間+1)時間(h)とする。この場合、図3の例では、Max時間が23時間であるため、該当するPCIがない場合、24時間となる。
図4は、ファイル転送情報管理テーブル2を示す図表である。ファイル転送情報管理テーブル2(400)には、上述したRSRPを複数段階に分け、各段階毎に異なる第2遅延時間(Time2)が設定される。
図4の例では、各段階のRSRPの幅(値)のデフォルトは、10dBmとし、第2遅延時間の間隔は3分としている。これは、第2遅延時間は、ファイル更新にかかる時間(3分)に対応して設定したが、各段階のRSRPの幅(値)および、第2遅延時間の間隔は任意に設定可能である。例えば、第2遅延時間をファイル更新(ダウンロード時間)に対応させることにより、ネットワーク上において異なるグループが異なる時間にファイル更新(更新終了までの期間)でき、同時にファイル更新するHeNB110の数を削減できる。
図4に示す例では、RSRPの値が最も大きい段階(0〜−70)では、第2遅延時間を0分(m)とし、つぎの段階(−71〜−80)では、第2遅延時間を3分として、RSRP毎に第2遅延時間を3分単位で異なるように設定している。
これら、図3および図4に示すファイル転送情報管理テーブル1,2(300,400)に格納される情報は、ネットワーク接続されるHeMS260からの転送制御により、設定および更新する構成とすることもできる。
図5は、属性情報管理テーブルを示す図表である。この属性情報管理テーブル500は、PCI毎のRSRP情報を管理する。RSRP値は、呼接続時に、端末250が収集したマクロセル101の受信電力である。
端末(UE)250は、呼接続時に、自動ネットワーク経路指定(ANR:Automatic Network Routing)により、HeNB110が属するマクロの情報(PCIおよびRSRP)を取得する。RSRPは、HeNB110に接続する端末(UE)250がeNB100の受信電力を測定する。
すなわち、この状態で端末(UE)250は、HeNB110の通信範囲内(近傍)に位置し、eNB100からの距離等に応じて異なる受信電力を測定することとなり、複数のHeNB110をそれぞれ個別化するための情報としてこの受信電力を用いる。このため、HeNB110は、端末250が取得したマクロの情報(PCIとRSRPの対応)を属性情報管理テーブル500に格納する。図5に示す例では、PCI10のRSRP値が−75dBmであることを示す。
(更新ファイル処理シーケンス例)
図6は、実施の形態にかかる更新ファイル処理の処理内容を示すシーケンス図である。HeNB110は、所定のタイミング、図示の例では、HeNB110の電源が起動(ON、およびリセット)されたときに(ステップS601)、HeNB110はアタッチ処理を行う(ステップS602)。そして、HeNB110は、端末(UE)250に対して、接続確立手順を実行し、RRCメッセージ(RRC Connection Reconfiguration(Report type:EventA4))を送出する(ステップS603)。端末250は、このRRCメッセージに対し、Measurement Report(PCI/RSRP)をHeNB110に返答する(ステップS604)。
HeNB110は、端末250から返答されたPCIとRSRPを属性情報管理テーブル500に記憶する(ステップS605)。また、HeNB110は、自局のファイル版数をTR−069プロトコルにより、HeMS260に通知する(ステップS606)。
HeMS260は、HeNB110から通知されたファイル版数が一致(最新のファイル版数と一致)するか判断する(ステップS607)。そして、HeMS260は、版数が不一致であれば(ステップS607:No)、HeNB110の最新のファイルが格納されているファイルサーバのアドレス(URL、図示の例ではファイルサーバはHeMS260)をHeNB110に通知する(ステップS608)。一致していれば(ステップS607:Yes)、ファイル更新の処理を終了する。
HeNB110は、HeMS260の判断結果によりファイルサーバのアドレスが通知されると(ステップS608)、呼制御・状態管理部211より最終呼アクセス時間を取得し(ステップS609)、現在までの経過時間を取得し(ステップS610)、現在までの経過時間を元にシステムデータで指定される日数以上か判定を行う(ステップS611)。日数以上の場合(ステップS611:Yes)、HeMS260に対し、TR−069プロトコルにより、ファイル更新(Download)を返答し(ステップS614)、処理を終了する(この際、ステップS615以下の処理は実行しない)。
一方、システムデータで指定される日数未満の場合(ステップS611:No)、更新ファイルがあると判断し、ファイル更新フラグをONにし(ステップS612)、ファイルサーバのアドレス(URL)を記憶する(ステップS613)。そして、HeNB110は、HeMS260に対し、TR−069プロトコルにより、ファイル更新(Download)を返答する(ステップS614)。
この後、HeNB110は、ファイル転送開始時間算出の処理を行う(ステップS615)。このファイル転送開始時間算出の処理内容の詳細は後述する。そして、HeNB110は、算出したファイル転送開始時間分だけファイル更新開始待ち用のタイマを起動させる(ステップS616)。
そして、HeNB110は、タイマの時間完了後に、HeMS260にhttpメッセージ(HTTP GET)により、更新ファイルのダウンロード開始を通知し(ステップS617)、HeMS260は、HeNB110に更新ファイルのダウンロードを開始する返答(HTTP 200 OK)を通知する(ステップS618)。
これにより、HeNB110は、HeMS260から更新ファイルをダウンロードし、ファイル更新処理を行う(ステップS619)。この後、HeNB110は、ファイル更新が終了すると、HeMS260にファイル更新終了を通知し(ステップS620)、ファイル更新フラグをOFFに戻し(ステップS621)、以上説明したファイル更新処理を終了する。
(ファイル転送開始時間算出の処理例)
図7は、実施の形態にかかるファイル転送開始時間算出の処理内容を示すフローチャートである。HeNB110が行う更新ファイルのダウンロード開始時間の算出にかかる処理を示す。また、図7の例では、上述した統計情報収集・管理部214による統計処理を含めて説明する。
はじめに、HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、属性情報管理テーブル500と、ファイル転送情報管理テーブル1(300)とを比較する(ステップS701)。そして、HeNB110(ファイル制御・状態管理部212)は、比較の結果、合致するPCIがあるかを判断する(ステップS702)。合致するPCIがある場合には(ステップS702:Yes)、ファイル転送情報管理テーブル1(300)の該当するPCIの第1遅延時間(Time1)をメモリ216のメモリ1領域に設定する(ステップS703)。合致するPCIがない場合には(ステップS702:No)、(Max時間+1)時間をメモリ216のメモリ1領域に設定する(ステップS704)。
ステップS703またはステップS704の実行後、HeNB110(ファイル制御・状態管理部212)は、属性情報管理テーブル500とファイル転送情報管理テーブル2(400)とを比較する(ステップS705)。そして、HeNB110(ファイル制御・状態管理部212)は、比較の結果、該当するPCIに対応するRSRPの第2遅延時間(Time2)をメモリ216のメモリ2領域に設定する(ステップS706)。
そして、HeNB110(ファイル制御・状態管理部212)は、メモリ1とメモリ2を加算した値(第1遅延時間+第2遅延時間)をメモリ3に設定する(ステップS707)。このメモリ3には、ファイル更新開始までの時間が設定されることになる。
つぎに、HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、現在時間よりメモリ3の時間を加算した時間をメモリ216のメモリ4領域に設定する(ステップS708)。そして、HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、統計情報ファイルを取得し、メモリ4に設定される時間帯のユーザデータ転送時間の割合を取得する(ステップS709)。統計情報ファイルについては、後述する。
つぎに、HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、ユーザデータ転送時間の割合がシステムデータで設定される閾値以上(例えば、80%以上)であるか判断する(ステップS710)。HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、ユーザデータ転送時間の割合がシステムデータで設定される閾値以上であれば(ステップS710:Yes)、呼処理が頻繁に行われていると判断してステップS711に移行し、ユーザデータ転送時間の割合がシステムデータで設定される閾値未満であれば(ステップS710:No)、ステップS713に移行する。
ステップS711では、HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、メモリ4に設定された以降の時間帯でのユーザデータの転送時間の割合が閾値未満の時間帯を取得する(ステップS711)。すなわち、呼処理が頻繁に行われているため、第1遅延時間(Time1)と第2遅延時間(Time2)を合算した時間に対して、さらにある時間を加算した時間を転送開始時間とする。そして、HeNB110(統計情報収集・管理部214)は、本時間帯(ステップS711で取得した時間帯)にファイル更新するよう、メモリ216のメモリ3の時間を設定する(ステップS712)。
この後、HeNB110(ファイル制御・状態管理部212)は、メモリ3に設定された時間でタイマを起動させ(ステップS713)、以上のファイル転送開始時間算出の処理を終了する。
(統計情報の処理例)
図8は、実施の形態にかかる統計情報の処理内容を示すフローチャートである。HeNB110の統計情報収集・管理部214が行う統計情報の処理例を示す。この処理例は、図7のステップS712にて用いられる統計情報ファイルの作成処理を含む。
はじめに、HeNB110の統計情報収集・管理部214は、統計情報ファイル作成用の周期タイマ(例えば1時間単位)を起動させる(ステップS801)。つぎに、統計情報収集・管理部214は、呼制御・状態管理部212より、呼接続要求があるかを判断する(ステップS802)。呼接続要求がある場合には(ステップS802:Yes)、ステップS803に移行し、呼接続要求がない場合には、呼接続要求を待つ(ステップS802:Noのループ)。
ステップS803では、HeNB110の統計情報収集・管理部214は、呼接続時のユーザデータ転送時間をメモリ216(不揮発メモリ)に加算し(ステップS803)、タイマ満了(1時間満了)したか判断する(ステップS804)。統計情報収集・管理部214は、タイマ満了していなければ(ステップS804:No)、ステップS802に戻り、タイマ満了すれば(ステップS804:Yes)、ステップS805に移行する。
ステップS805では、統計情報収集・管理部214は、メモリ216(不揮発メモリ)より一定時間(上記例では1時間)毎のユーザデータ転送時間を集計する(ステップS805)。そして、統計情報収集・管理部214は、ユーザデータ転送時間の割合を算出し、統計情報ファイルを作成し(ステップS806)、以上の処理を終了する。
(ファイル転送開始時間設定の例)
つぎに、図9および図10を用いてファイル転送開始時間設定の具体例を説明する。図9は、実施の形態にかかるHeNBの配置の一例を説明する図である。図10は、図9に対応する各HeNBのファイル転送開始時間設定の一例を示す図表である。
図9に示すように、複数の基地局(eNB)100は、それぞれ複数のマクロセル101(101a〜101n)を有し、各マクロセルは固有のPCIを有する。図9には、HeMS配下にHeNB110が256台配置され、基地局(eNB)100が6台配置されている例を示す。
そして、マクロセル101(101a〜101n)内には、複数のHeNB110が配置され、これらHeNBは、アクセスネットワーク900を介してHeMS260に接続され、ファイル更新可能である。図示の例では、更新ファイルがHeMS260に格納されるが、他のファイルサーバに格納し、HeMS260の通知によりHeNB110がファイルサーバにアクセスしてファイル更新することもできる。
そして、図9に示すHeNB110の配置例の場合、図10に示すように、属性情報管理テーブル500には、各HeNB110のPCIとRSRPが設定される。ファイル転送情報管理テーブル1(300)には、各HeNB110について、マクロセル101(101a〜101n)別の第1遅延時間(Time1)が設定されている。ファイル転送情報管理テーブル2(400)には、RSRPに対応した第2遅延時間(Time2)が設定されている。
そして、HeNB110は、上記のファイル転送開始時間算出処理の実行により、各HeNB110が属するPCIとRSRPとに基づいて、各HeNB110のファイル転送開始時間(第1遅延時間+第2遅延時間)を算出する。図10の例では、HeNB(#1)110は、PCIが10であるため第1遅延時間が0(h)、RSRPが−90(dBm)であるため第2遅延時間が6(m)となり、ファイル転送開始時間は6分となる。また、HeNB(#2)110についても、PCIが10であるため第1遅延時間が0(h)、RSRPが−85(dBm)であるため第2遅延時間が6(m)となり、ファイル転送開始時間は、同様に6分となる。これらHeNB(#1,#2)110は、同一のグループに属する。
また、HeNB(#3)110は、PCIが10であるため第1遅延時間が0(h)、RSRPが−65(dBm)であるため第2遅延時間が0(m)となり、ファイル転送開始時間は0分となる。
したがって、更新ファイルの転送順は、第1順位がHeNB(#3)110であり、第2順位がHeNB(#1,#2)110となる。以降のHeNB(#4〜#256)110についても、それぞれ上記処理によりファイル転送開始時間が算出され、ファイル転送開始時間の小さい順(昇順)にファイル更新が開始される。
上記の実施の形態によれば、HeMS260配下の複数の基地局(eNB)100内に配置された複数のHeNB110は、基地局100内のマクロセル(PCI)別に異なる第1遅延時間を有してファイル転送を開始する。これにより、同一基地局100内の複数のHeNB110が一斉にファイル更新を開始せずに、時間差を有してファイル更新する。したがって、ファイル更新に用いるネットワークの負荷を軽減できるようになる。
また、同一基地局(eNB)100内に配置されたHeNB110であっても、RSRPに基づいて、RSRP別に異なる第2遅延時間を有してファイル転送を開始する。これにより、同一基地局100内の複数のHeNB110がグループ分けされ、グループ別に時間差を有してファイル更新できる。これにより、同一基地局100内の複数のHeNB110をさらに細かくRSRP別にグループ分けして、各グループが時間差を有してファイル更新できるようになる。したがって、ファイル更新に用いるネットワークの負荷をさらに軽減できるようになる。
このように、複数のHeNB110は、ファイル更新の際、一斉にファイル更新をするのではなく、自律的に自装置が複数のHeNB110にグループ分けし、グループ別に異なる時間に分散させて(時期をずらして)ファイル転送開始を行う。これにより、ファイル更新に用いるネットワーク(図9のアクセスネットワーク900)の負荷を軽減できる。上記実施の形態では、各HeNB110は、配置位置がそれぞれ異なることに基づき、PCIおよびRSRPが異なることを利用してPCIに対応した第1遅延時間と、RSRPに対応した第2遅延時間とを組み合わせて、ファイル転送開始時間を求める。これらPCIとRSRPは、取得のために特別な構成を必要とせず、HeNB110と端末250との間の既存のコマンドを用いて容易に取得できる。
上記のPCIは、基地局(eNB)100別に異なり、同一基地局100内でもマクロセル別に異なる。したがって、PCI別に対応した第1の遅延時間は、一つのHeMS260が管理するマクロセル101、すなわちマクロセル101内におけるHeNB110の位置別に異なる。さらに、上記のRSRPは、マクロセル101内における基地局100からの受信電力に基づくものであるため、HeNB110内におけるHeNB110の位置に応じて異なる。
このように、PCIに基づく第1遅延時間だけではなく、RSRPに基づく第2遅延時間を組み合わせてファイル転送開始時間を求めることにより、マクロセル101内に配置された複数のHeNB110を適切にグループ分けして、グループ単位で効率的にファイル更新できるようになる。なお、図10に示したように、グループ分けは、複数のHeNB110に限らず、RSRPが異なれば一つのHeNB110だけで一つのグループを構成することもある。なお、グループ分けについて、同一のファイル転送開始時間となる複数のHeNB110が同一グループに属することを便宜上説明したものである。HeNB110同士間でグループの情報を送受したり、HeNB110がグループ分けの制御を行う必要はない。
そして、上記実施の形態によれば、HeMSからの更新ファイルのファイル転送タイミングをHeNB毎にずらすことにより、ネットワーク負荷を軽減し、ファイル転送にかかる時間の増大を防ぐことができるようになる。同時に、HeMSが管理する複数のマクロセル内のさらに複数のHeNBに対する更新ファイルのファイル転送時期をずらすことができるため、HeMSの処理負担も軽減できる。
また、HeNBの呼接続状態を統計処理することにより、ユーザが頻繁に使用しているHeNBがファイル更新を実施するように制御できる。例えば、呼が頻繁に入っていないHeNBは、緊急性がないことから、呼が入ったタイミングで転送を実施する等の制御を実施できる。これにより、HeNBの運用実績に応じたファイル更新を行うことができ、過剰なネットワーク負荷を軽減できるようになる。
さらには、HeNBの呼処理の時間帯別の統計処理をすることにより、例えば、昼間帯に頻繁に呼処理負荷がかかっているHeNBに対しては、ファイル転送の時間を夜間帯に設定する等の設定変更が可能となり、HeNBの処理負荷を軽減できるようになる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第一の基地局が有するセル内に複数配置され、端末と通信可能な無線通信装置において、
自装置の配置された位置に対応した前記セルのセル識別子に基づく第1遅延時間と、前記セル内の受信電力に基づく第2遅延時間とに基づき、ファイルサーバからのファイル転送の開始時間を求める制御部を有することを特徴とする無線通信装置。
(付記2)前記制御部は、所定のタイミングで前記セル内において自装置に接続する端末が測定した前記セルの前記受信電力と前記セル識別子とを前記端末から取得することを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)前記セル識別子毎に異なる前記第1遅延時間と、前記受信電力を複数段階に分けた際に異なる前記第2遅延時間と、が予め設定されたテーブルを有し、
前記制御部は、取得した前記セルの受信電力と前記セル識別子による前記テーブルを参照し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間を求めることを特徴とする付記2に記載の無線通信装置。
(付記4)前記制御部は、前記所定のタイミングに対し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した時間が経過した後に、自装置の更新ファイルの転送を開始することを特徴とする付記2または3に記載の無線通信装置。
(付記5)前記テーブルは、前記第1遅延時間として複数の時間単位と、前記第2遅延時間として前記第1遅延時間の時間範囲内の複数の時間単位と、を設定保持することを特徴とする付記3または4に記載の無線通信装置。
(付記6)前記テーブルは、前記第1遅延時間が時間単位で複数段階設定され、前記第2遅延時間が分単位で複数段階設定されたことを特徴とする付記5に記載の無線通信装置。
(付記7)前記制御部は、前記端末との間の通信頻度に基づき、前記ファイル転送の開始時間を変更することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記8)前記制御部は、前記端末からの通信要求が少ない場合には、当該通信要求のタイミングに基づき前記ファイル転送を開始することを特徴とする付記7に記載の無線通信装置。
(付記9)前記制御部は、前記端末からの通信要求を統計処理し、通信処理負荷の状況に基づき、前記ファイル転送の開始時間を変更することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記10)自装置は、前記セル内に配置されて前記端末と通信接続し、所定のネットワークを介して前記ファイルサーバから更新ファイルをファイル転送によりダウンロードする小型基地局であることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記11)第一の基地局が有するセル内に複数配置され、端末と通信可能な無線通信装置におけるファイル転送方法において、
自装置の配置された位置に対応した前記セルのセル識別子に基づく第1遅延時間と、前記セル内の受信電力に基づく第2遅延時間とに基づき、ファイルサーバからのファイル転送の開始時間を求める工程と、
前記工程により求められたファイル転送の開始時間に、前記ファイルサーバからのファイル転送を開始する工程と、
を含むことを特徴とする無線通信装置におけるファイル転送方法。
(付記12)所定のタイミングで前記セル内において自装置に接続する端末が測定した前記セルの前記受信電力と前記セル識別子とを前記端末から取得する工程を含むことを特徴とする付記11に記載の無線通信装置におけるファイル転送方法。
(付記13)前記取得した前記セルの受信電力と前記セル識別子を、前記セル識別子毎に異なる前記第1遅延時間と、前記受信電力を複数段階に分けた際に異なる前記第2遅延時間と、が予め設定されたテーブルを参照し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間を求める工程を含むことを特徴とする付記12に記載の無線通信装置におけるファイル転送方法。
(付記14)前記所定のタイミングに対し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した時間経過後に、自装置の更新ファイルの転送を開始する工程を含むことを特徴とする付記12または13に記載の無線通信装置におけるファイル転送方法。
100 基地局(eNB)
101(101a〜101n) マクロセル
201 管理制御部
202 L2制御部
203 RF制御部
204 トランスポート制御部
211 呼制御・状態管理部
212 ファイル制御・状態管理部
213 記憶部
214 統計情報収集・管理部
215 テーブル
216 メモリ
250 端末(UE)
300 ファイル転送情報管理テーブル1
400 ファイル転送情報管理テーブル2
500 属性情報管理テーブル
900 アクセスネットワーク

Claims (13)

  1. 第一の基地局が有するセル内に複数配置され、端末と通信可能な無線通信装置において、
    自装置の配置された位置に対応した前記セルのセル識別子に基づく第1遅延時間と、前記セル内の受信電力に基づく第2遅延時間とに基づき、ファイルサーバからのファイル転送の開始時間を求める制御部を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、所定のタイミングで前記セル内において自装置に接続する端末が測定した前記セルの前記受信電力と前記セル識別子とを前記端末から取得することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記セル識別子毎に異なる前記第1遅延時間と、前記受信電力を複数段階に分けた際に異なる前記第2遅延時間と、が予め設定されたテーブルを有し、
    前記制御部は、取得した前記セルの受信電力と前記セル識別子による前記テーブルを参照し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間を求めることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記所定のタイミングに対し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した時間が経過した後に、自装置の更新ファイルの転送を開始することを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。
  5. 前記テーブルは、前記第1遅延時間として複数の時間単位と、前記第2遅延時間として前記第1遅延時間の時間範囲内の複数の時間単位と、を設定保持することを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信装置。
  6. 前記テーブルは、前記第1遅延時間が時間単位で複数段階設定され、前記第2遅延時間が分単位で複数段階設定されたことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記制御部は、前記端末との間の通信頻度に基づき、前記ファイル転送の開始時間を変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  8. 前記制御部は、前記端末からの通信要求が少ない場合には、当該通信要求のタイミングに基づき前記ファイル転送を開始することを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記制御部は、前記端末からの通信要求を統計処理し、通信処理負荷の状況に基づき、前記ファイル転送の開始時間を変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  10. 自装置は、前記セル内に配置されて前記端末と通信接続し、所定のネットワークを介して前記ファイルサーバから更新ファイルをファイル転送によりダウンロードする小型基地局であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  11. 第一の基地局が有するセル内に複数配置され、端末と通信可能な無線通信装置におけるファイル転送方法において、
    自装置の配置された位置に対応した前記セルのセル識別子に基づく第1遅延時間と、前記セル内の受信電力に基づく第2遅延時間とに基づき、ファイルサーバからのファイル転送の開始時間を求める工程と、
    前記工程により求められたファイル転送の開始時間に、前記ファイルサーバからのファイル転送を開始する工程と、
    を含むことを特徴とする無線通信装置におけるファイル転送方法。
  12. 所定のタイミングで前記セル内において自装置に接続する端末が測定した前記セルの前記受信電力と前記セル識別子とを前記端末から取得する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置におけるファイル転送方法。
  13. 前記取得した前記セルの受信電力と前記セル識別子を、前記セル識別子毎に異なる前記第1遅延時間と、前記受信電力を複数段階に分けた際に異なる前記第2遅延時間と、が予め設定されたテーブルを参照し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間を求める工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の無線通信装置におけるファイル転送方法。
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