JP6127067B2 - 二次元マルチビームフォーマ、そのようなマルチビームフォーマを備えるアンテナおよびそのようなアンテナを備える衛星通信システム - Google Patents

二次元マルチビームフォーマ、そのようなマルチビームフォーマを備えるアンテナおよびそのようなアンテナを備える衛星通信システム Download PDF

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Description

本発明は、二次元マルチビームフォーマ、そのようなマルチビームフォーマを備えるアンテナおよびそのようなアンテナを備える衛星通信システムに関する。本発明は、特に、衛星通信の分野に適用される。
衛星通信の分野では、開口角が例えば0.2°未満の非常に多数の微細なビームを有し、ビームのオーバーラップ率が良い、広大な地域(例えば、ヨーロッパなど)を対象とすることを可能にするビーム形成アンテナの使用が必要とされる。
ビーム形成アンテナの第1のアーキテクチャは、焦点面アレイを備える反射鏡アンテナと呼ばれ、例えば放物曲面をした反射器と結合された照射源アレイの使用にあり、照射源アレイは、焦点面アレイと呼ばれ、反射器の焦点に位置する焦点面に配置される。受信の際、反射器は、受信された入射平面波を反射し、それを反射器の焦点面において焦点面アレイに集束させる。反射器における入射平面波の到来方向に応じて、反射器によるその集束は、焦点面の様々なポイントで行われる。したがって、反射器は、受信した入射信号のエネルギーを焦点面アレイの低減ゾーンに集中させることを可能にし、このゾーンは、入射信号の到来方向に依存する。したがって、特定の方向に対応するビームの合成は、焦点面アレイの事前選択された照射源の低減数に基づいて行うことができ、通常、例えば、ほぼ200個程度の照射源を備える焦点面アレイに対してほぼ7つ程度の照射源である。ビームの合成に対して選択される照射源は、ビームごとに異なり、反射器における入射信号の到来方向に応じて選択される。ビームの合成に対し、ビームフォーマは、このビーム専用に選択された照射源に集束されるすべての信号を結合する。1本のビーム専用の照射源の数は少数であり、このタイプのアンテナは、ビームの数をかなり増加する場合でさえ(例えば、400本のビーム)、その生産に対して何ら大きな問題を提起しない、複雑性が低減されたビームフォーマを用いて動作するという利点を呈する。しかし、例えば、この照射源の出力側に配置された信号増幅器の故障に続く照射源の損失の場合、対応するビームは大幅に減少されることになる。したがって、照射源の損失を回避するため、各照射源の出力側に配置される増幅器および対応するすべての電子制御経路の数を2倍にすることが必要とされる。これにより、アンテナの複雑性および嵩が増加する。
ビーム形成アンテナの第2のアーキテクチャは、フェーズドアレイアンテナと呼ばれ、すべての照射源がビームの各々の合成に関与する直接放射の放射源アレイの使用にあり、各ビームの合成は、放射源アレイの出力側で位相シフトマトリクスを適用することによって、ビームフォーマによって行われ、その結果、放射源アレイの各放射方向に対して互いに照射源の放射遅延が補償される。結果的に、すべてのビームが照射源一式によって形成され、各照射源に適用される遅延法則のみがビームごとに変化する。このアーキテクチャは、照射源の損失の場合にはアンテナの感度をより低くするという利点を呈し、2倍の増幅経路の数の低減を可能にするが、生産が非常に複雑であるか、または、合成すべきビームの数が非常に多い場合には、現時点では生産が実際には不可能であるというビームフォーマの欠点を呈する。実際には、例えば、300個の放射源のアレイを用いて1本のビームを合成するには、ビームフォーマは、各照射源の出力側で300個のRF信号を結合しなければならない。300個の放射源のアレイを用いて100本のビームを合成するには、この結合を100回行わなければならない。したがって、対応する位相シフトマトリクスは、非常に膨大なものであり、RF回路では生成できない。結果的に、このタイプのアンテナは、現時点では、例えば6本のビームおよび64個の照射源など、限られた数のビームおよび照射源に対してのみ存在する。
デジタルビーム形成を使用することによって、多数のビームの合成を行うことや、多数のスポットを得ることが可能である。それに従って、RF信号は、デジタルビームフォーマへの入力として印加される前に、各照射源レベルでデジタル信号に変換される。しかし、この解決策は、各照射源レベルで、周波数変調デバイスおよびアナログ/デジタル変換器を組み込むことを必要とし、それにより、アンテナの複雑性、質量、体積および消費電力が増加し、マルチメディア通信の分野における使用は是認されない。
マルチビーム形成アンテナの第3のアーキテクチャは、小型の照射源を備え、1つまたは複数の反射器を備える光学系によって拡大されるフェーズドアレイの使用にある。このアーキテクチャは、焦点面アレイが全体的に直接放射フェーズドアレイと同じ特性を保持するため、撮像アレイアンテナと呼ぶことができ、スポットの統合は、ほぼ照射源全体によって行われる。
撮像アレイアンテナの第1の構成は、同じ焦点を有する2つの放物面反射器(主反射器と副反射器)と、フェーズドアレイとを備える。主放物面反射器は大型のものであり、副放物面反射器は小型のものであり、副反射器の前方に配置されたフェーズドアレイは、サイズが低減された照射源を備える。このアンテナの動きは、直接放射フェーズドアレイアンテナの動きと同様であるが、2つの反射器の直径の比率によって定義される拡大比率で、直接放射フェーズドアレイアンテナに対するアンテナの放射開口部のサイズを増加するという利点を呈し、それにより、フェーズドアレイの照射源のサイズ、ひいてはビームのサイズの低減が可能になる。その主な欠点は、直接放射フェーズドアレイアンテナの場合のように照射源一式がビーム一式の寄与に関与するため、フェーズドアレイと結合されたビームフォーマの複雑性に存在する。
撮像アレイアンテナの第2の構成は、単一の放物面反射器と、反射器の前方に配置された焦点を外したフェーズドアレイとを備える。この構成は、直接放射フェーズドアレイアンテナに対するアンテナの放射開口部の拡大比率を呈し、その比率は、放物面反射器の焦点距離とアレイの焦点が外されている距離との比率に等しい。この構成では、照射源の大部分が同一の方法でビーム一式の寄与に関与するが、フェーズドアレイの動作は、直接放射フェーズドアレイの動作と多少異なるか、または、第1の撮像アレイアンテナ構成と結合されたフェーズドアレイの動作と多少異なる。平面波を放射するこれらの2つのタイプのフェーズドアレイとは異なり、単一の反射器を備える撮像アレイアンテナ構成と結合された焦点を外したアレイは、球面波を放射し、球面波は、主反射器によって平面波に変換される。
2つの撮像アレイアンテナ構成は、2つの主な欠点を呈する。1つまたは複数の反射器の焦点からのフェーズドアレイのリモート性のため、2つの撮像アレイアンテナ構成は、収差を誘発する。実際には、主反射器と結合された放射開口部にわたる位相分布は、空間的な位相歪みによる影響を受け、これは、信号ビームのスクイント時に一層重要である。これらの位相歪みは、放射ビームの劣化で表され、フェーズドアレイに対する供給法則を変更することによって補償しなければならない。また、2つの撮像アレイアンテナ構成は、ビームのスクイントに応じての放射開口部のサイズの変動に起因し、フェーズドアレイによって放射されたビームの遮断表面積がスクイント角に応じて変化するという事実に基づく第2の欠点も呈する。同一のサイズの放射開口部を得るには、スクイント角に応じてフェーズドアレイのサイズを調整することが必要とされる。
これらの様々な欠点を理由に、直接放射フェーズドアレイ用に開発された直交ビームフォーマは、撮像アレイアンテナに使用される場合は最適ではない。ビームフォーマは、アンテナの光学系、すなわち、1つまたは複数の反射器と関連付けて設計されなければならなく、これは、ビームフォーマがアンテナ反射器とは無関係に設計される既存のビームフォーマでは不可能である。
ビーム形成アンテナの第4のアーキテクチャは、準光学ビームフォーマを備え、準光学ビームフォーマでは、入力ポートセットによって放射された信号は、出力ポートに向けて2つの平行金属板間を誘導される。放射された信号の伝播は、信号を反射して信号を出力ポートに集束させる反射器壁によって中断される。
準光学ビームフォーマの2つの異なる構成が存在する。第1の構成によれば、入力および出力ポートは、2つの平行板間で定義される全く同一の伝播媒質に位置し、伝播媒質は、誘電体を備え得る。この場合、入力および出力ポートは、2つの異なる直交軸に沿って分配され、反射器壁は、入力ポートから1つまたはいくつかの出力ポートまで信号全体を送信できるようにオフセットの角度で照らされる。
ピルボックス構造と呼ばれる第2の構成によれば、入力および出力ポートは、2つの異なる重畳伝播媒質に位置し、各伝播媒質は、2つの平行金属板間で定義される。2つの伝播媒質を構成する2つの基板層は、層の平面に対して横方向に延在する内部反射器壁によって結合される。第1の基板層(例えば、下層)は、内部反射器の焦点に配置される少なくとも1つのRFのエネルギー源を備える。出力ポートは、第2の基板層に位置する。2つの基板層間の波の遷移を改善するため、仏国特許第2944153号明細書は、内部反射器に沿って延在する結合スロットの作成について説明している。
これらの2つの構成では、放射の際、内部反射器の焦点に配置されたエネルギー源は、トリプレート伝播媒質において誘導される円筒状の入射波を放射する。円筒状の入射波は、内部反射器によって反射され、平面波に変換される。その後、反射された平面波は、導波路によって放射スロットアレイまで搬送される。次いで、エネルギーは、放射スロットによってビームの形で放射される。アンテナによって放射されるビームの形成は、1つの基板層または2つの基板層における簡単な波の誘導によって自然な方法で、内部反射器および場合により結合スロットからなる準光学遷移手段によって、行われる。反射器の焦点の平面における照射源の変位は、所定の伝播方向に対応する波面を発生させる。アンテナの平面に直角な平面における、ある仰角でのビームの走査およびスクイントは、様々な照射源を切り替えることによって得られる。しかし、照射源が全く同一の平面に位置する場合、空間内のすべての方向へのビームのスクイントを行うことはできず、単一の平面のみにおける、方位角に依存しないビーム形成が可能である。
仏国特許発明第2944153号明細書
本発明の第1の目的は、既存のビームフォーマの欠点を含まない、実装が簡単な、広範の角度領域においてビームのオーバーラップ率が良い多数の微細なビームの形成を可能にし、空間内のすべての方向におけるビームのスクイントの保証を可能にするマルチビームフォーマを生産することである。
本発明の第2の目的は、アンテナの反射器と関連付けて設計および寸法調整を行うことができるビームフォーマを生産することである。
本発明の第3の目的は、マルチビーム形成アンテナを生産することであり、具体的には、そのようなマルチビームフォーマを備え、位相収差が大幅に低減された撮像アレイアンテナを生産することである。
本発明は、空間内の第1の方向Xに沿って集束されるビームを合成することが意図される第1のビーム形成ステージと、空間内の第2の方向Yに沿って第1のステージによって形成されたビームを集束することが意図される第2のビーム形成ステージとを備える二次元マルチビームフォーマであって、2つのステージは互いに接続される、二次元マルチビームフォーマに関する。各ステージは、上下に重畳させた少なくとも2つの複数層平面構造を備える。第1および第2のステージの各複数層構造は、複数層構造の平面に横方向に延在する内部反射器と、内部反射器の前方に配置され、それぞれが、複数層構造の第1の軸に沿って位置合わせされる2つの第1の入力/出力ポートに連結された少なくとも2つの第1の内部照射源と、内部反射器の焦点面に配置され、それぞれが、第1の軸に直角な複数層構造の第2の軸に沿って位置合わせされる2つの第2の入力/出力ポートに連結された少なくとも2つの第2の内部照射源とを備える。第1のビーム形成ステージの同じ複数層構造の2つの第2の内部照射源はそれぞれ、第2の内部照射源および第1の内部照射源がそれぞれ接続される連結ポートと呼ばれる入力/出力ポートを通じて、第2のビーム形成ステージの2つの異なる複数層構造の2つの第1の内部照射源に連結される。
有利には、第1のビーム形成ステージは、上下に重畳させたNy個の平面複数層構造を備え、第1のステージの各複数層構造は、対応する複数層構造の内部反射器の前方に配置され、軸Vに平行に位置合わせされたNx個の入力/出力ポートに接続されたNx個の第1の内部照射源と、対応する内部反射器の焦点面に配置され、軸Vに直角な軸Uに平行に位置合わせされたMx個の連結ポートに接続されたMx個の第2の照射源とを備える。その上、第2のビーム形成ステージは、上下に重畳させたMx個の平面複数層構造を備え、第2のビーム形成ステージの各複数層構造は、対応する複数層構造の内部反射器の前方に配置され、軸V’に平行に位置合わせされたNy個の連結ポートに接続されたNy個の第1の内部照射源と、対応する内部反射器(16)の焦点面に配置され、軸V’に直角な軸U’に平行に位置合わせされたMy個の入力/出力ポートに接続されたMy個の第2の照射源とを備える。第1のステージのNy個の複数層構造は、第2のステージのMx個の複数層構造のMx×Ny個の対応する連結ポートにそれぞれ接続されたNy×Mx個の連結ポートを備え、Nx、Ny、Mx、Myは、1より大きい整数であり、第1のビーム形成ステージの全く同一の複数層構造の連結ポートはそれぞれ、第2のビーム形成ステージの異なる複数層構造に接続される。
有利には、第1のビーム形成ステージのNk番目の複数層構造の各連結ポートは、第2のビーム形成ステージの対応する複数層構造のうちの1つのNk番目の連結ポートに接続され、Nkは、1〜Nyの整数(両整数を含む)である。
本発明の複数層構造の第1の実施形態によれば、各複数層構造は、上側の金属面と、下側の金属面と、上側の金属面と下側の金属面との間に挿入された単一の基板層とを備え、内部反射器は、下側の金属面から上側の金属面までの基板層において横方向に延在し、各複数層構造の第1の内部照射源および第2の内部照射源は、基板層に配置され、それぞれが、第1および第2の入力/出力ポートに連結され、第1および第2の入力/出力ポートは、基板層の平面の2つの直交方向に配置される。
本発明の複数層構造の第2の実施形態によれば、各複数層構造の第1の内部照射源は、上側の金属面と中間の金属面との間に挿入された第1の基板層に配置され、第2の照射源は、中間の金属面と下側の金属面との間に挿入された第2の基板層に配置される。第1および第2の基板層は、内部反射器によって結合され、内部反射器は、下側の金属面から上側の金属面まで、内部反射器に沿って延在する開口部または結合スロットを通じて延在し、中間の金属面において2つの基板層が分離される。各複数層構造は、第2の基板層に配置された第1の導波路をさらに備え、各々の第1の導波路は、複数層構造の長手軸に沿って延在し、第2の内部照射源に接続された第1の誘導部と、長手軸に直角に延在し、第2の入力/出力ポートに連結された第2の屈曲誘導部とを備える。
本発明のマルチビームフォーマの一実施形態によれば、第2のビーム形成ステージは、Mx個の第1の複数層構造と、少なくともMx個の第2の複数層構造とを備え、第1のビーム形成ステージのNk番目の複数層構造の各連結ポートは、第2のビーム形成ステージの対応する第1の複数層構造のうちの1つのNk番目の連結ポートと、第2のビーム形成ステージの第2の複数層構造のうちの1つのNk番目の連結ポートとに接続され、Nkは、1〜Nyの整数(両整数を含む)である。
本発明のマルチビームフォーマの別の実施形態によれば、第2のビーム形成ステージのMx個の第2の複数層構造は、第2のビーム形成ステージのMx個の第1の複数層構造の第1の内部照射源に対して線形にシフトされた第1の内部照射源を備え、線形シフトは、2つの第1の連続内部照射源の中心間の距離未満である全く同一の距離Tの、すべての第1の内部照射源の移動に相当する。
あるいは、第2のビーム形成ステージのMx個の第2の複数層構造は、第2のビーム形成ステージのMx個の第1の複数層構造の内部反射器に対して向きをシフトさせた内部反射器を備える。
本発明のマルチビームフォーマの別の実施形態によれば、第1のビーム形成ステージは、Ny個の第1およびNy個の第2の複数層構造を備え、Ny個の第2の複数層構造の第1の内部照射源は、Ny個の第1の複数層構造の第1の内部照射源に連結され、第1のビーム形成ステージのNy個の第2の複数層構造は、第1のビーム形成ステージのNy個の第1の複数層構造の第1の内部照射源に対して線形にシフトされた第1の内部照射源を備える。
あるいは、第1のビーム形成ステージは、Ny個の第1およびNy個の第2の複数層構造を備え、Ny個の第2の複数層構造の第1の内部照射源は、Ny個の第1の複数層構造の第1の内部照射源に連結され、第1のビーム形成ステージのNy個の第2の複数層構造は、第1のビーム形成ステージのNy個の第1の複数層構造の内部反射器に対して向きをシフトさせた内部反射器を備える。
場合により、各複数層構造の単一の基板層または第1および第2の基板層は、誘電材料を備える。
有利には、誘電材料は、内部反射器と第1の内部照射源および第2の内部照射源との間に配置された誘電体レンズであり、誘電体レンズは、凸状表面を有し、空孔の包有物を含み、空孔の包有物は、内部反射器から第1の内部照射源および第2の内部照射源へと進むにつれて徐々に増加する密度を有する。
場合により、各複数層構造の単一の基板層または第1および第2の基板層は、第1の誘電体誘電率を有する第1の誘電材料をさらに備え、第1の誘電材料は、第1の誘電体誘電率より低い第2の誘電体誘電率を有する第2の誘電材料の包有物を含み、包有物は、内部反射器から第1の内部照射源および第2の内部照射源へと進むにつれて増加する密度を有する。
有利には、各複数層構造の第1の基板層および第2の基板層は、内部反射器を変形するための変形手段を備える。
また、本発明は、少なくとも1つのそのような二次元マルチビームフォーマと、多数の基本放射素子からなるフェーズドアレイとを備えるマルチビームアンテナであって、各基本放射素子は、RF信号放射用の経路および受信用の経路を通じて第1のビーム形成ステージの対応する入力/出力ポートに連結される、マルチビームアンテナに関する。
一実施形態によれば、アンテナは、少なくとも1つの主反射器をさらに備え、二次元マルチビームフォーマに接続されたフェーズドアレイは、主反射器の前方の焦点を外した平面に配置される。
別の実施形態によれば、アンテナは、少なくとも1つの主反射器と、補助反射器とをさらに備え、主反射器および補助反射器は、異なるサイズを有し、同じ焦点距離Fを有し、二次元マルチビームフォーマに接続されたフェーズドアレイは、補助反射器の前方に配置される。
有利には、RF信号放射用および受信用の各経路は、動的位相シフタを備える。
また、本発明は、そのようなアンテナを備える衛星通信システムに関する。
本発明の他の特定の特徴および利点は、添付の概略図面を参照して、単なる例示および非限定的な例として提供される後続の説明において明らかになるであろう。
本発明による、例示的な二次元マルチビームフォーマBFNの斜視図である。 本発明による、図1aのマルチビームフォーマとフェーズドアレイとの接続の一例の図である。 本発明による、BFN部分の第1の例示的な複数層構造の分解斜視図である。 本発明による、BFN部分の第2の例示的な複数層構造の分解斜視図である。 本発明による、BFN部分の第1の例示的な複数層構造の変形形態の分解斜視図である。 本発明による、BFN部分の第2の例示的な複数層構造の変形形態の分解斜視図である。 本発明の変形形態による、空孔の包有物を含む誘電体の一例の上部概略図である。 その後面上に変形手段を備える反射器の部分概略図の一例である。 2つのビーム形成ステージのBFN部分間の接続を示す図である。 2つのビーム形成ステージのBFN部分間の接続を示す図である。 本発明による、空間内の第1の方向におけるスポット間のオーバーラップ率の向上を可能にする第2の例示的な二次元マルチビームフォーマを示す図である。 本発明による、空間内の第1の方向におけるスポット間のオーバーラップ率の向上を可能にする第2の例示的な二次元マルチビームフォーマを示す図である。 本発明による、空間内の第1の方向におけるスポット間のオーバーラップ率の向上を可能にする第2の例示的な二次元マルチビームフォーマを示す図である。 本発明による、空間内の第2の方向におけるスポット間のオーバーラップ率の向上を可能にする第3の例示的な二次元マルチビームフォーマの図である。 本発明による、空間内の第1および第2の方向におけるスポット間のオーバーラップ率の向上を可能にする第4の例示的な二次元マルチビームフォーマの図である。 六角形格子の場合のスポットのオーバーラップを示す一例である。 本発明による、マルチビームフォーマを備える第1の例示的な撮像アレイアンテナの動作を示す図である。 本発明による、マルチビームフォーマを備える第2の例示的な撮像アレイアンテナの動作を示す図である。 本発明による、マルチビームフォーマを備える第2の例示的な撮像アレイアンテナの動作を示す図である。 本発明による、マルチビームフォーマに接続され、動的位相シフタを備える放射および受信経路の一例を示す図である。 本発明による、二次元マルチビームフォーマを備える撮像アレイアンテナの第2の例示的な実施形態の図である。
図1aおよび1bで表される本発明の例示的な実施形態によれば、二次元マルチビームフォーマ(またはビーム形成ネットワーク)は、放射に際して、空間内の第1の次元において(例えば、軸Xに平行に)集束させる信号ビームを形成することができる第1のビーム形成ステージと、第1のビーム形成ステージに接続された第2のビーム形成ステージとを備え、第2のビーム形成ステージは、放射に際して、空間内の第2の次元において(例えば、軸Yに平行に)、第1のビーム形成ステージによって形成されたビームを集束させることができる。図1bで表されるように、軸XおよびYは、フェーズドアレイ41の放射素子30に結合し、フェーズドアレイ41は、マルチビームフォーマを連結することが意図され、直交しなくともよい。これらの軸XおよびYの向きは、図1bで部分的に表されるように、フェーズドアレイの放射素子と、これらの放射素子30を連結することが意図されるマルチビームフォーマの入力/出力ポート27との間の接続に依存する。図1bで表される例示的な実施形態では、フェーズドアレイは長方形の形状のメッシュを含むが、本発明は、このメッシュ形状に限定されず、例えば、六角形または正方形の形状のメッシュを有するフェーズドアレイにも適用することができる。
2つのビーム形成ステージは、対で接続される対応するポート25、26(後続の説明では連結ポートと呼ばれる)を備える。各ビーム形成ステージは、BFN部分と呼ばれるビームを形成するための少なくとも2つの平面構造(P11〜P1NYおよびP21〜P2Mx)を備え、NyおよびMxは、1より大きい整数であり、BFN部分は、平面構造の平面U、Vに直角な軸(それぞれ、U’、V’)に沿って上下に平行に積層される。第1のビーム形成ステージの各BFN部分P1Nk(Nkは、1〜Nyの整数(両整数を含む)である)は、Nx個の入力/出力ポート27(Nxは、1より大きい整数である)を備え、Nx個の入力/出力ポート27は、地上カバレッジの様々なゾーンに向けた、マルチビームフォーマによって合成された信号ビームの放射のため、および、地上カバレッジの様々なゾーンから生じる信号ビームの受信のための放射および受信経路によって、マルチビームアンテナのフェーズドアレイ41のNx個の放射素子30に接続することが意図される。第2のビーム形成ステージの各BFN部分P2Mi(Miは、1〜Mxの整数(両整数を含む)である)は、My個の入力/出力ポート28(Myは、1より大きい整数である)を備え、My個の入力/出力ポート28は、放射に際して、RF信号フィードに接続されること、および、受信に際して、マルチビームフォーマによって分離された信号を受信することが意図される。したがって、二次元マルチビームフォーマは、アンテナのNx×Ny個の放射素子に接続することが意図されるNx×Ny個の入力/出力ポート27と、RF信号フィードに連結することが意図され、Mx×My個の地上スポットの形成を可能にするMx×My個の入力/出力ポート28とを備える。金属導波路技術を用いて生産される実施形態の場合、入力/出力ポート27、28は導波路入口であり、集積回路技術を用いて生産される実施形態の場合、入力/出力ポート27、28はコネクタである。マルチビームフォーマの第1のステージP11〜P1NyのNy個のBFN部分および第2のステージP21〜P2MxのMx個のBFN部分は、同一の構造を有し、同じ方法で動作するが、異なる数の入力/出力ポート27、28ひいては異なる数の放射/受信チャネルを有することができる。
図1aおよび1bで表される実施形態では、2つのビーム形成ステージは2つの相互に直角な平面UV、U’V’に配置されるが、これは、必ずしも必要ではない。放射に際してビームフォーマによって合成された信号ビームを空間内の二次元X、Yにおいて集束するため、他方では、第1のビーム形成ステージの全く同一のNk番目のBFN部分P1Nkの各連結ポート25を、第2のビーム形成ステージの様々なBFN部分P21〜P2Mxのうちの1つの対応するNk番目の連結ポート26に接続することが必要とされる。
図2aは、本発明の第1の実施形態による、例示的なBFN部分の分解斜視図を表す。この例では、BFN部分は、複数層平面構造を備え、複数層平面構造は、2つの平行金属面(それぞれ、下側の金属面14および上側の金属面10)と、2つの金属面(下側の金属面14および上側の金属面10)間に挿入された基板層9とを備える。BFN部分の2つの金属面および基板層は、平面UVに平行である。こうして構築された複数層構造は、いわゆるトリプレート構成で伝播媒質を形成する。BFN部分の高さは、平面UVに直交する軸Wに沿って配置される。基板層9は、軸VおよびUに沿って直交して配置される、BFN部分が放射に際して使用されるかまたは受信に際して使用されるかによる、2つの入力/出力ポート27、25のアレイを備える。図2aの例では、2つの入力/出力ポートのアレイはそれぞれ、方向Vに沿って位置合わせされた4つの入力/出力ポート27および方向Uに沿って位置合わせされた2つの入力/出力ポート25を備える。入力/出力ポート25、27は、基板層9に横方向に配置された内部反射器16を通じて結合され、内部反射器16は、下側の金属面14から上側の金属面10まで延在する。各入力/出力ポート27、25は、内部照射源15、18に連結される導波路20、19にそれぞれ接続される。導波路20、19は、互いに隣り合わせで平行にまたは離間して延在することができ、長方形断面または湾曲プロファイルを有することができる。内部照射源15、18は、マルチビームアンテナの性能を最適化するため、互いに隣り合わせで位置合わせすることも、湾曲輪郭に沿って配置することもできる。
図2bは、本発明の第2の実施形態による、例示的なBFN部分の分解斜視図を表す。この例では、BFN部分は、ピルボックスタイプの複数層平面構造を有する。複数層平面構造は、3つの平行金属面(それぞれ、下側の金属面14、中間の金属面12および上側の金属面10)と、第1の基板層11および第2の基板層13とを備え、各基板層11、13はそれぞれ、2つの連続平行金属面間に挿入され、中間の金属面12は、2つの基板層11、13を分離する。BFN部分の様々な層の平面は、平面UVに平行である。こうして構築された複数層構造は、いわゆるトリプレート構成で2つの伝播媒質を形成し、各トリプレート伝播媒質は、2つの金属面間に配置された基板層を備える。BFN部分の高さは、平面UVに直交する軸Wに沿って配置される。2つの基板層11、13は、BFN部分の2つの基板層11、13に横方向に配置された内部反射器16によって結合され、内部反射器16は、下側の金属面14から上側の金属面10まで、内部反射器16に沿って延在する開口部またはいくつかの結合スロット17を通じて延在し、中間の金属面12において2つの基板層11、13が分離される。
複数層構造は、軸VおよびUに沿って直交して配置される、BFN部分が放射に際して使用されるかまたは受信に際して使用されるかによる、2つの入力/出力ポートのアレイを備える。図2bの例では、2つの入力/出力ポートのアレイはそれぞれ、方向Vに沿って位置合わせされた4つの入力/出力ポート27および方向Uに沿って位置合わせされた2つの入力/出力ポート25を備える。各入力/出力ポート27、25は、内部照射源15、18に連結される導波路20、19に接続される。第2の基板層13の導波路19は、好ましくは、入力/出力照射源18と直交軸に沿って配置された入力/出力ポート25とを連結するため、90°に屈曲させる。
各BFN部分は、放射の際または受信の際に動作することができる。受信の際、入力/出力ポート27は、入射RF信号を受信し、それをBFN部分の第1のトリプレート伝播媒質で再度放射し、第1のトリプレート伝播媒質は、すべての第1の内部照射源15によって再度放射された信号を結合することが意図される。内部反射器16は、結合信号を反射し、その焦点面において、入射信号の到来方向に応じてBFN部分の第2の内部照射源18のうちの1つにそれを集束する。
放射に際しては、励起信号は、BFN部分の第2の内部照射源18のうちの1つに印加され、次いで、内部反射器16で反射される。内部反射器16によって反射された信号のエネルギーは、トリプレート伝播媒質で伝播し、次いで、BFN部分のすべての第1の内部照射源15にわたって分配される。第1の内部照射源15は、信号ビームの形で、第1の内部照射源15がそれぞれ連結される第1の入力/出力ポート27にこのエネルギーを伝達する。
第1の内部照射源15に連結された入力/出力ポート27は、方向Vに平行な全く同一の線上に配置されるため、BFN部分の各々の第1の入力/出力ポート27上で放射された信号ビームは、空間内の単一の次元に沿って(例えば、方向Yに平行に)集束され、スポットと呼ばれる地上カバレッジゾーンの線を形成する。地上に形成されたスポットの数は、BFN部分の内部反射器16の焦点面に配置された入力/出力ポート25の数に等しい。
図2bでは、第1の基板層11の4つの入力/出力ポート27および第2の基板層13の2つの入力/出力ポート25が表され、それにより、2つの異なる指向方向および2つの地上スポットの形成に対応する2つの異なるビームの構築が可能になる。
全く同一のBFN部分の第1の内部照射源15に連結された入力/出力ポート27は、全く同一の線に沿って配置されるため、BFN部分によって地上に形成されたスポットが、位置合わせされる。
BFN部分の基板層9または第1および第2の基板層11、13は、誘電体を備え得る。この場合、BFN部分は、PCBプリント基板技術を使用して生産することができる。SIW(集積基板導波路)という名称または積層導波路という名称で知られるこの技術によれば、内部反射器16、第1の内部照射源15(および適切な場合は、第2の内部照射源18)の横断壁、および、導波路19、20の横断壁は、1つまたは複数の基板層9、11、13を通過して、上側の金属板10と下側の金属板14、上側の金属板10と中間の金属板12、および/または、中間の金属板12と下側の金属板14をそれぞれ連結する金属化孔の規則的配列として生産される。トリプレート誘電体伝播媒質の使用により、低減された嵩の非常にコンパクトなマルチビームフォーマを得ることが可能になる。次いで、内部RF照射源の入力/出力ポートの励起は、遷移を通じて生み出される。しかし、この技術は、伝播損失を誘発し、伝播損失は、BFN部分の第1の内部照射源15の上流に配置された増幅器によって補償しなければならない。
本発明の特に有利な変形形態によれば、BFN部分の基板層9または第1および第2の基板層11、13は、誘電体誘電率勾配を有する誘電体媒質を備え得、誘電体誘電率は、内部反射器16から第1の内部照射源および第2の内部照射源15、18へと進むにつれて徐々に減少する。非限定的な例として、図2cで表されるように、誘電体誘電率勾配は、誘電材料を使用することによって得ることができ、誘電材料は、第1の誘電体誘電率εを有し、第1の誘電体誘電率εより低い第2の誘電体誘電率εを有する異なる誘電材料の包有物22を含む。BFN部分で伝播することが意図される信号の伝播を妨げないため、包有物22は、前記信号の波長より短い寸法bを有さなければならず、2つの連続した包有物を分離する距離dは、前記信号の波長より短いものでなければならない。包有物の密度は、BFN部分の反射器16から第1の内部照射源および第2の内部照射源15、18へと進むにつれて増加し、その結果、誘電体誘電率は、第1の内部照射源および第2の内部照射源15、18に近づくと連続的に減少する。
BFN部分がSIW技術を使用して具体化される場合、誘電体誘電率勾配は、例えば、誘電体媒質において作成された空孔の包有物22によって得ることができる。この場合、空孔は、金属化されず、上側の金属板10を通り抜けて現れる穿孔として具体化することができ、空孔の密度は、BFN部分の反射器16から第1の内部照射源および第2の内部照射源15、18へと進むにつれて増加し、その結果、内部照射源の近くでは誘電体誘電率が減少する。この場合、上側の金属板10の金属蒸着は、空孔の穿孔によって局部的に破壊されるため、伝播媒質の密着性を取り戻すために、上側の金属板10の上方への追加の誘電体層の蒸着や、追加の誘電体層の上方への追加の金属層の蒸着を行うことが必要とされる。
有利には、誘電体誘電率勾配は、例えば、凸状表面を有する誘電体レンズ21からなる誘電体媒質を使用することによって得ることができ、誘電体レンズ21は、空気の誘電体誘電率より大きい誘電体誘電率εを有し、例えば、図2dおよび2eで表されるように、包有物22を含む。包有物22は、例えば、空孔の包有物であり得、包有物22の直径および/または密度は、内部反射器から内部照射源15、18へと進むにつれて徐々に増加する。
BFN部分の1つまたは複数の第1および第2の基板層9、11、13における、誘電率勾配を有する誘電体媒質の使用は、信号の伝播方向を湾曲し、したがって、指向性がより低い第1の内部照射源および第2の内部照射源15、18を使用することができるという利点を呈する。そして、合成ビームの結束強化が可能になる。そして、第1の内部照射源および第2の内部照射源15、18はサイズが低減され、マルチビームフォーマはよりコンパクトなものとなり、合成ビームのオーバーラップ率がより良くなる。
有利には、各BFN部分は、例えば、図3で表されるように、前記BFN部分の複数層構造の内部の反射器16の形状の変更を可能にする変形手段を備え得る。これらの変形手段は、例えば、アクチュエータと結合されたピストンセット23を備え得、ピストンは、反射器16の後面にわたって規則的に分配され、後面は、反射器のRF波を反射する面とは反対の面である。したがって、反射器16の変形手段は、内部反射器16の形状を最適化すること、および、第1の内部照射源15における信号の到来方向に応じて、各BFN部分の第2の照射源18において信号の集束を効率的に確保することを可能にする。また、反射器16の変形手段は、以前に選択されたいかなる形状の成形された輪郭を有するビームを生成することも可能にする。内部反射器の変形は、異なる形状の輪郭のビームを生成するため、例えば、BFN部分ごとに異なり得る。
図4aおよび4bでは、ビームフォーマの第1のステージは、マルチビームアンテナのNx×Ny個の放射素子30に接続することが意図される信号ビームのNx×Ny個の入力/出力ポートを備える。ビームフォーマの第2のステージは、放射に際して、空間内の2つの方向XおよびYにおいて集束されるMx×My個のビームの形成を可能にする信号のMx×My個の入力/出力ポートを備え、ビームは、Mx×My個の地上スポットに対応する。Nx、Ny、Mx、Myは、1より大きい整数である。
第1のビーム形成ステージは、上下に重畳させたNy個のBFN部分P11、..、P1Nyを備え、第1のステージの各BFN部分P1Nkは、信号ビームのNx個の入力/出力ポート271〜27Nxと、第2のステージのMx個のBFN部分P21〜P2Mxにそれぞれ接続されたMx個の連結ポート251〜25Mxとを備える。
第2のビーム形成ステージは、上下に重畳させたMx個のBFN部分P21〜P2Mxを備え、第2のビーム形成ステージの各BFN部分P2Miは、第1のステージのNy個のBFN部分P11〜P1Nyにそれぞれ接続されたNy個の連結ポート261〜26Nyと、放射に際して、励起信号が供給されること、および、受信に際して、マルチビームフォーマの2つのステージによって2つの空間次元XおよびYにおいて集束される信号を受信することが意図されるMy個の入力/出力ポート281〜28Myとを備える。図4aの例では、Nx、Ny、MxおよびMyは、2に等しく、4つの地上スポット1〜4に対応する2本のビームの2つの線の形成を可能にする。
第1のステージのNy個のBFN部分P11〜P1Nyは、第2のステージのMx個のBFN部分P21〜P2MxのMx×Ny個の対応する連結ポートにそれぞれ接続されたNy×Mx個の連結ポートを備える。図4bによって示されるように、第1のステージの第1のBFN部分P11は、第2のステージのMx個のBFN部分P21〜P2Mxの各々の第1の連結ポート261に連結されたMx個の連結ポート251〜25Mxおよびその他もろもろを備える。第1のステージの各々のNk番目のBFN部分P1Nkは、第2のステージのMx個のBFN部分P21〜P2Mxの各々のNk番目の連結ポート26Nk(図示せず)に連結されたMx個の連結ポートを備え、これは、第1のステージの最後のBFN部分P1Nyまで同様であり、第1のステージの最後のBFN部分P1Nyは、第2のステージのMx個のBFN部分P21〜P2Mxの各々の最後の連結ポート26Nyに連結されたMx個の連結ポートを備える。
図1aおよび1bで表される例示的な実施形態では、第1のビーム形成ステージは、3つのBFN部分を備え、各BFN部分は、5つの入力/出力ポートと、5つの連結ポートとを備える。第2のビーム形成ステージは、5つのBFN部分を備え、各BFN部分は、3つの入力/出力ポートと、3つの連結ポートとを備え、第1のビーム形成ステージの各BFN部分の5つの連結ポートは、第2のステージの5つの異なるBFN部分の3つの対応する連結ポートのうちの1つにそれぞれ接続される。このビームフォーマにより、空間内の2つの方向XおよびYにおいて集束される3×5=15の異なるビームの合成が可能になる。
二次元マルチビームフォーマは、放射の際および/または受信の際に動作することができる。放射に際しておよび受信に際して動作する単一のビームフォーマの使用、またはその代替として、2つの異なるビームフォーマの使用(一方は放射に際して、そして、他方は受信に際して動作する)が可能である。信号の放射および受信に際して単一のビームフォーマが使用される場合、例えば、異なる周波数帯にある信号の周波数、放射周波数および受信周波数に基づいて、既定の時系列、または、他の任意の公知の手順によって、放射と受信との切り替えを達成することができる。
受信の際、第1の内部照射源15は、フェーズドアレイの放射素子30によって送信された信号を受信し、第1のビーム形成ステージの各BFN部分で受信された信号エネルギーを再度放射する。第1のビーム形成ステージのBFN部分では、エネルギーは、1度目は、空間内の第1の次元において、内部反射器16を通じて第1のステージの第2の照射源18のうちの1つに集束される。集束されたエネルギーを収集する第2の照射源18は、信号の到来方向に依存する。空間内の第1の次元において集束された信号は、その後、第2のビーム形成ステージの各BFN部分の第1の内部照射源15のうちの1つに送信される。第2のステージの各BFN部分では、ビームは、2度目は、第1のステージと同じ方法で、空間内の第1の次元に直角な空間内の第2の次元において、第2のステージのBFN部分のうちの1つの第2の照射源18のうちの1つに集束され、その第2の照射源18が連結される入力/出力ポート28に送信される。第2のステージのBFN部分は、第1のステージのBFN部分のものと同一の構造を有するため、ビームの集束は、両方のステージにおいて同じ原理に従って達成される。
放射に際して、励起信号は、第2のビーム形成ステージの入力/出力ポート28のうちの1つに印加され、対応するBFN部分の内側で、入力/出力ポート28が接続される第2の照射源18を通じて、送信される。BFN部分では、信号は、第2の照射源18に連結された導波路19内を誘導され、次いで、内部反射器16において反射される。内部反射器16によって反射されたエネルギーは、その後、第2のステージのBFN部分のすべての第1の照射源15にわたって分配され、次いで、第2のステージのBFN部分の第1の照射源15がそれぞれ接続された第1のステージの各BFN部分の第2の照射源18のうちの1つに伝達される。第1のステージのBFN部分の第2の照射源18に伝達された信号ビームのエネルギーは、その後、第1のステージのBFN部分の内部反射器16によって反射され、次いで、第1のビーム形成ステージのBFN部分のすべての第1の照射源15にわたって分配される。次いで、ビームフォーマによって合成された信号ビームは、第1のビーム形成ステージの第1の照射源15が接続されたすべてのフェーズドアレイ放射素子30に送信され、次いで、信号ビームは、スポットを構成する地上カバレッジのゾーンに向けて放射される。
良好な地上カバレッジを得るため、2つの連続したスポットが部分的にオーバーラップすることが必要とされる。2つの連続したスポット間のオーバーラップが十分でなければ、例えば、離間されてオーバーラップしない4つのスポット1〜4を示す図4aで表されるように、地上カバレッジは穴を呈する。スポット間のオーバーラップ率を向上するため、本発明は、全く同一の線の2つの初期の連続したスポット間に余分のスポットを得ること、および、2つの初期のスポット線間に挿入される追加のスポット線を生成することを可能にする余分のBFN部分を追加することにある。
図5aに概略的に示される例示的な実施形態は、同じ放射素子に接続された第1のビーム形成ステージの2つのBFN部分を表す。この例示的な実施形態は、単一のビーム形成ステージのみを備えるため、対応するビーム1および3は、単一の方向Yにおいて集束され、ビームが集束されない方向Xに広がる2つのスポット線L1およびL2に対応する。この例示的な実施形態によれば、図5bで表されるように、方向Yに平行な追加のスポット線L’1、L’2は、焦点を外したアレイの放射素子があるものの2倍の第1のビーム形成ステージのBFN部分を使用することによって、および、第1のビーム形成ステージの2つの異なるBFN部分P11、P’11を、焦点を外したアレイ41の放射素子30の各々に接続することによって、2つのスポット線L1、L2に追加される。受信アンテナの場合、余分のBFN部分P’11の追加により、フェーズドアレイの放射素子30の出力側に信号分裂器を配置することが必要になり、それにより、損失が誘発され、損失は、増幅器によって補償しなければならない。
追加のスポット線L’1、L’2を得るため、第2のBFN部分P’11が例えばメッシュの半分の線形シフトを呈することがさらに必要とされ、メッシュは、対応する内部反射器16’に対する第1の内部照射源15’のそれぞれの位置に関する、第1のBFN部分P11に対する2つの第1の内部照射源15’間の間隔に相当する。線形シフトは、図5cで概略的に表されるように、第2のBFN部分の第1の内部照射源15’に移動を適用することによって、または、その向きを変更するために第2のBFN部分の内部反射器16’に回転を適用することによって(したがって、第1の内部照射源15’の位置は変更されない)、得ることができる。図5cでは、第1のステージの第2のBFN部分P’11は、同じ放射素子30に接続された第1のステージの第1のBFN部分P11の第1の内部照射源15に対してBFN部分の長手方向Uに直角な軸Vに沿って線形にシフトされた第1の内部照射源15’を備える。線形シフトは、2つの第1の連続照射源15の中心間の距離未満である全く同一の距離Tの、すべての第1の内部照射源15’の移動に相当する。線形シフトTは、例えば、2つの第1の連続照射源の中心間の距離の半分、すなわち、メッシュの半分に等しい場合がある。また、2つのステージを備えるビームフォーマの場合、図5aで表されていない第2のビーム形成ステージは、2倍のBFN部分を備え、第2のステージの各BFN部分は、図4aおよび4bと併せて上記で示されるように、連結ポートを通じて第1のステージのBFN部分の全セットに接続される。
図6の例示的な実施形態では、スポット線の数には変化がないが、各スポット線L1、L2に追加のスポット5、6、7、8が追加され、各々の追加のスポットは、2つの初期の連続スポット1、2、3、4間に挿入され、その結果、各スポット線における地上カバレッジの穴を埋める。それに従って、第2のビーム形成ステージのBFN部分の数のみが2倍になり、第1のステージのBFN部分の数は変化しない。次いで、第1のステージのBFN部分P11〜P1Nyの各連結ポート251〜25Mxは、第2のビーム形成ステージの第1のBFN部分P21〜P2Mxの連結ポート261〜26Nyと、第2のステージの第2のBFN部分P’21〜P’2Mxの連結ポート26’1〜26’Nyとに連結される。図5cと併せて説明される事例と同様に、第2のステージの第2のBFN部分P’21〜P’2Mxは、第1のビーム形成ステージの同じ連結ポートに接続された第2のステージの第1のBFN部分P21〜P2Mxの第1の内部照射源15に対して第2のBFN部分の長手方向Uに直角な軸Vに沿って線形にシフトされた第1の内部照射源15’を備える。あるいは、第1の内部照射源の位置は、第2のステージの第1のBFN部分P21〜P2Mxと第2のBFN部分P’21〜P’2Mxとでは同一であるが、第2のステージの第2のBFN部分P’21〜P’2Mxの内部反射器16’は、第2のステージの第1の部分P21〜P2Mxの反射器16に対して角度的にシフトされる。
図7aの例示的な実施形態では、追加のスポットおよび追加の線が追加される。図5aと併せて示されるように、追加の線L’1およびL’2の追加に対し、第1のビーム形成ステージのBFN部分の数および第2のビーム形成ステージのBFN部分の数は2倍になり、その上、図6と併せて示されるように、各スポット線L1、L2、L’1、L’2における追加のスポットの追加に対し、第2のビーム形成ステージのBFN部分の数は再び2倍になる。全体的には、第1のステージP11〜P1Ny、P’11〜P’1NyのBFN部分の数は2倍になり、第2のステージP21〜P2Mx、P’21〜P’2Mx、P’’21〜P’’2Mx、P’’’21〜P’’’2MxのBFN部分の数は4倍になる。
様々な例示的な実施形態については、スポットの長方形格子を考慮することによって説明されてきた。また、例えば、図7bで表されるような六角形格子も、図7aの例示的な実施形態で表されるものと同じ構成の2つのビーム形成ステージで生成することができる。それに従って、追加のBFN部分P’’21〜P’’2MxおよびP’’’21〜P’’’2Mxの第1の内部照射源をメッシュの半分だけシフトするか、追加のBFN部分P’’21〜P’’2MxおよびP’’’21〜P’’’2Mxの第2の内部照射源をシフトするか、または、これらの追加のBFN部分P’’21〜P’’2MxおよびP’’’21〜P’’’2Mxの内部反射器16の向きを変更することが必要とされる。
図8a、8bおよび8cは、主反射器40と、主反射器40の前方に配置された焦点を外したフェーズドアレイ41と、本発明によるマルチビームフォーマとを備える撮像アレイアンテナの第1の例(図8a)および第2の例(図8bおよび8c)の動作を示す3つの図を表す。図8a〜8cおよび対応する説明を簡略化するため、これらの3つの図では、考慮される放射アレイ41は線形アレイであり、単一のBFN部分はビーム形成のために考慮される。図8aでは、BFN部分における内部反射器16は、図2aと併せて説明されるBFN部分の第1の実施形態に対応するオフセット構成で配置される。図8bおよび8cでは、BFN部分における内部反射器16は、入射ビームと同じ方向に信号を反射し、それにより、図2bと併せて説明されるBFN部分の第2の実施形態に対応する。図8aおよび8bでは、入射ビーム33aの方向は、アンテナの主反射器40に直角であるが、図8cでは、入射ビーム33bの方向は、直角な方向に対してスクイントが行われる。フェーズドアレイ41は、多数の基本放射素子30からなり、各基本放射素子30は、RF信号のビームの放射および/または受信が意図される。各基本放射素子30は、RF信号放射経路およびRF信号受信経路によって、および、連結誘導部42を通じて、BFN部分の入力/出力ポート27に接続される。各放射経路および各受信経路は、ビームフォーマのBFN部分におけるエネルギー損失を防ぐことが意図される増幅器31を備え得る。放射に際して、増幅器31は電力増幅器であり、受信に際して、増幅器31は低雑音増幅器である。場合により、各放射および受信経路は、例えば、図8dで表されるような、撮像アレイアンテナの主反射器40の変形ならびにアンテナの製作および統合の静的エラーを特に補償することを可能にする動的位相シフタ32も備え得る。主反射器の変形は、例えば、温度変動または撮像アレイアンテナが固定される衛星の不安定性に起因し得る。BFN部分の第2の内部照射源18に連結された入力/出力ポート25は、受信に際して、受信した信号を処理するための手段に連結すること、そして、放射に際して、励起手段に連結することが意図される。
受信の際、入射信号ビーム33a、33bは、フェーズドアレイ41上の主反射器40によって反射される。フェーズドアレイ41は焦点が外されているため、反射されたビーム34a、34bのエネルギーは、フェーズドアレイ41の放射素子30のほぼ全体によって捕捉され、次いで、各受信経路によって入力/出力ポート27に送信され、連結誘導部42によってBFN部分の第1の内部照射源15の全セットまで誘導される。第1の内部照射源15は、BFN部分で受信された信号のエネルギーを再度放射し、エネルギーは、内部反射器16を通じて第2の照射源18のうちの1つに集束され、入力/出力ポート25のうちの1つに伝達される。集束されたエネルギーを収集する入力/出力ポート25は、信号の到来方向に依存する。図8bおよび8cによって示されるように、2つの異なる到来方向に対し、エネルギーは、2つの異なるポート25a、25bに集束される。
放射に際して、励起信号は、入力/出力ポート25のうちの1つに印加され、入力/出力ポート25が接続される第2の照射源18を通じて、BFN部分の内部に送信される。BFN部分では、信号のエネルギーは、内部反射器16において反射され、次いで、BFN部分のすべての第1の照射源15にわたって分配される。次いで、BFN部分によって合成された信号ビームは、第1の照射源15が接続される焦点を外したフェーズドアレイ41の放射素子30のすべてに送信され、次いで、スポットを構成する地上カバレッジのゾーンに向けてビームを反射するアンテナの主反射器40に向けて放射される。
図2b、8bおよび8cに対応するBFN部分の第2の実施形態は、BFN部分がオフセット構成で配置された内部反射器を備える、図2aおよび8aに対応する第1の実施形態によるマルチビームフォーマを使用するよりも効果的な撮像アレイアンテナを得ることを可能にする。実際には、BFN部分の第2の実施形態では、入力/出力ポート25と結合された第2の内部照射源18は、内部反射器16に心出しされ、それにより、アンテナはより少ない位相収差を含むため、撮像アレイアンテナのスクイント性能が向上される。ここでは、この光学的構成は、様々な基板層にわたって、内部反射器16において入射した信号および反射された信号の分離によってのみ可能である。フェーズドアレイは補助反射器によって反射された信号のブロックを達成するため、他の任意のタイプの公知のマルチビームフォーマを用いることで、自由空間で動作する同等の構成を有するアンテナの生産が不可能になるであろう。
その上、マルチビームフォーマの内部の反射器の存在により、および、BFN部分での誘電体の追加の可能性により、マルチビームフォーマの嵩の減少が可能になるため、本発明は、マルチビームフォーマと結合された撮像アレイアンテナにおいて、アンテナの嵩を最小化する一方で、カセグレンタイプの2つの反射器を備えるアンテナ構成に確立されるものと同様のかなりの光路を達成することができるという利点を呈する。この場合、マルチビームフォーマの内部の反射器は、楕円形の形状のものである。
カセグレンタイプの同等のアンテナの構成に関して、本発明によるマルチビームフォーマと結合された撮像アレイアンテナの別の利点は、その放射性能に関連する。反射器および焦点を外したフェーズドアレイに基づいて具体化され、本発明によるマルチビームフォーマと結合された撮像アレイアンテナは、主反射器40の形状、フェーズドアレイ41の放射素子30の配置、連結誘導部42の長さ、第1の内部照射源15の配置、内部反射器16の形状および第2の内部照射源15の配置など、その動作の最適化を可能にするいくつかのパラメータを使用する。これらの様々な自由度は、いくつかの到来方向における位相収差を最小化するように最適化し、したがって、アンテナの角度カバレッジを大幅に拡大することができる。したがって、5つの異なる到来方向におけるこれらの収差を取り消すことが可能であり、それにより、5つの焦点を有するアンテナに対応する。対照的に、カセグレンタイプのアンテナ構成は、主反射器および補助反射器の形状に関してのみ最適化することができ、したがって、2つの焦点のみを形成する。
最終的に、最後の利点は、ビームのオーバーラップの質に存在する。アンテナの焦点面に配置された2つの隣接照射源を備える反射鏡アンテナは、低レベル(通常、−4〜−5dB)でオーバーラップする2本のビームを生成する。本発明による準光学マルチビームフォーマを備える撮像アレイアンテナに対して、ビーム間のオーバーラップの同じ問題が現れるが、図5a、6および7と併せて説明されるように、本発明は、準光学マルチビームフォーマの2つのステージにおいて余分のBFN部分を追加することによって、この問題を解決することを可能にするが、公知のアンテナでは、この問題は、使用されるアンテナの数を増加することによってのみ解決することができる。
また、二次元マルチビームフォーマは、例えば、直接放射フェーズドアレイ、または、例えば図9で表されるものなどの同じ焦点距離を有する異なるサイズの2つの外部放物面反射器を備える撮像アレイアンテナなど、他のタイプのアンテナでも使用することができる。直接放射アレイの場合、アンテナは、いかなる外部反射器も備えず、マルチビームフォーマによって合成されたビームは、フェーズドアレイの放射素子によって直接放射され、地上スポットを形成する。同じ焦点距離Fを有する異なるサイズの主反射器40と補助反射器44とからなる2つの外部反射器を備える撮像アレイアンテナの場合、本発明による二次元マルチビームフォーマと結合されたフェーズドアレイ41は、補助反射器44の前方に配置される。受信に際して、主反射器40における入射信号ビームは、主反射器と補助反射器との間に位置する焦点面Fを通過することによって補助反射器44に向けて反射される。1度目は主反射器40によって反射され、焦点面Fによって撮像された信号は、2度目は補助反射器44によってフェーズドアレイ41上に反射され、マルチビームフォーマによって集束される。放射に際して、マルチビームフォーマによって合成されたビームは、フェーズドアレイによって放射され、次いで、受信に際してたどった経路とは逆の伝播経路をたどる。
上記で説明される様々な例示的なアンテナ実施形態では、単一のマルチビームフォーマは、フェーズドアレイに接続される。ここでは、マルチビームフォーマは、単回の偏光で動作できるのみであるが、フェーズドアレイは、2回の直交偏光で信号を抽出することができる。したがって、2回の直交偏光で動作するマルチビームアンテナを得るには、2つのマルチビームフォーマを使用すること、および、アンテナのフェーズドアレイの放射素子を2つのマルチビームフォーマに接続することが必要とされる。
本発明は、特定の実施形態と併せて説明されてきたが、決してそれらに限定されないことや、説明される手段のすべての技術的な同等物およびそれらの組合せを含む(本発明の枠組み内に入る場合)ことは非常に明白である。

Claims (17)

  1. 空間内の第1の方向Xに沿って集束されるビームを合成することが意図される第1のビーム形成ステージと、空間内の第2の方向Yに沿って前記第1のステージによって形成された前記ビームを集束することが意図される第2のビーム形成ステージとを備える二次元マルチビームフォーマであって、前記2つのステージは互いに接続され、
    各ステージは、上下に重畳させた少なくとも2つの複数層平面構造(P11、P12)、(P21、P22)を備え、
    前記第1および前記第2のステージの各複数層構造(P11、P12、P21、P22)は、前記複数層構造の平面に横方向に延在する内部反射器(16)と、前記内部反射器(16)の前方に配置され、それぞれが、前記複数層構造の第1の軸(V、V’)に沿って位置合わせされる2つの第1の入力/出力ポート(27、26)に連結された少なくとも2つの第1の内部照射源(15)と、前記内部反射器(16)の焦点面に配置され、それぞれが、前記第1の軸(V、V’)に直角な前記複数層構造の第2の軸(U、U’)に沿って位置合わせされる2つの第2の入力/出力ポート(25、28)に連結された少なくとも2つの第2の内部照射源(18)とを備え、
    前記第1のビーム形成ステージの同じ複数層構造(P11)、(P12)の前記2つの第2の内部照射源(18)はそれぞれ、前記第2の内部照射源および前記第1の内部照射源(18、15)がそれぞれ接続される連結ポートと呼ばれる前記入力/出力ポート(25、26)を通じて、前記第2のビーム形成ステージの2つの異なる複数層構造(P21)、(P22)の2つの第1の内部照射源(15)にそれぞれ連結され
    各複数層構造の前記第1の内部照射源(15)が、上側の金属面(10)と中間の金属面(12)との間に挿入された第1の基板層(11)に配置され、前記第2の照射源(18)は、前記中間の金属面(12)と下側の金属面(14)との間に挿入された第2の基板層(13)に配置され、
    前記第1および第2の基板層(11、13)は、前記内部反射器(16)によって結合され、前記内部反射器(16)は、前記下側の金属面(14)から前記上側の金属面(10)まで、前記内部反射器(16)に沿って延在する開口部または結合スロット(17)を通じて延在し、前記中間の金属面(12)において前記2つの基板層(11、13)が分離され、
    各複数層構造は、前記第2の基板層(13)に配置された第1の導波路(19)をさらに備え、各々の第1の導波路(19)は、前記複数層構造の長手軸に沿って延在し、前記第2の内部照射源(18)に接続された第1の誘導部と、前記長手軸に直角に延在し、第2の入力/出力ポート(25)に連結された第2の屈曲誘導部とを備えることを特徴とする、二次元マルチビームフォーマ。
  2. 前記第1のビーム形成ステージが、上下に重畳させたNy個の平面複数層構造(P11、..、P1Ny)を備え、前記第1のステージの各複数層構造は、前記対応する複数層構造の前記内部反射器(16)の前方に配置され、軸Vに平行に位置合わせされたNx個の入力/出力ポート(271〜27Nx)に接続されたNx個の第1の内部照射源(15)と、前記対応する内部反射器(16)の前記焦点面に配置され、前記軸Vに直角な軸Uに平行に位置合わせされたMx個の連結ポート(251〜25Mx)に接続されたMx個の第2の照射源(18)とを備え、
    前記第2のビーム形成ステージは、上下に重畳させたMx個の平面複数層構造(P21〜P2Mx)を備え、前記第2のビーム形成ステージの各複数層構造(P21〜P2Mx)は、前記対応する複数層構造の前記内部反射器(16)の前方に配置され、軸V’に平行に位置合わせされたNy個の連結ポート(261〜26Ny)に接続されたNy個の第1の内部照射源(15)と、前記対応する内部反射器(16)の前記焦点面に配置され、前記軸V’に直角な軸U’に平行に位置合わせされたMy個の入力/出力ポート(281〜28My)に接続されたMy個の第2の照射源(18)とを備え、
    前記第1のステージの前記Ny個の複数層構造は、前記第2のステージの前記Mx個の複数層構造のMx×Ny個の対応する連結ポートにそれぞれ接続されたNy×Mx個の連結ポートを備え、Nx、Ny、Mx、Myは、1より大きい整数であり、前記第1のビーム形成ステージの全く同一の複数層構造の前記連結ポートはそれぞれ、前記第2のビーム形成ステージの異なる複数層構造に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチビームフォーマ。
  3. 前記第1のビーム形成ステージのNk番目の複数層構造(P1Nk)の各連結ポート(251〜25Mx)が、前記第2のビーム形成ステージの前記対応する複数層構造(P21〜P2Mx)のうちの1つの前記Nk番目の連結ポートに接続され、Nkは、1〜Nyの整数(両整数を含む)であることを特徴とする、請求項2に記載のマルチビームフォーマ。
  4. 前記第2のビーム形成ステージが、Mx個の第1の複数層構造(P21〜P2Mx)と、少なくともMx個の第2の複数層構造(P’21〜P’2Mx)とを備え、前記第1のビーム形成ステージの前記Nk番目の複数層構造(P1Nk)の各連結ポート(251〜25Mx)は、前記第2のビーム形成ステージの前記対応する第1の複数層構造(P21〜P2Mx)のうちの1つの前記Nk番目の連結ポートと、前記第2のビーム形成ステージの前記対応する第2の複数層構造(P’21〜P’2Mx)のうちの1つの前記Nk番目の連結ポートとに接続され、Nkは、1〜Nyの整数(両整数を含む)であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のマルチビームフォーマ。
  5. 前記第2のビーム形成ステージの前記Mx個の第2の複数層構造(P’21〜P’2Mx)が、前記第2のビーム形成ステージの前記Mx個の第1の複数層構造(P21〜P2Mx)の前記第1の内部照射源(15)に対して線形にシフトされた第1の内部照射源(15’)を備え、前記線形シフトは、2つの第1の連続内部照射源の中心間の距離未満である全く同一の距離Tの、すべての前記第1の内部照射源(15’)の移動に相当することを特徴とする、請求項に記載のマルチビームフォーマ。
  6. 前記第2のビーム形成ステージの前記Mx個の第2の複数層構造(P’21〜P’2Mx)が、前記第2のビーム形成ステージの前記Mx個の第1の複数層構造(P21〜P2Mx)の前記内部反射器(16)に対して向きをシフトさせた内部反射器(16’)を備えることを特徴とする、請求項に記載のマルチビームフォーマ。
  7. 前記第1のビーム形成ステージが、Ny個の第1(P11、..、P1Ny)およびNy個の第2の複数層構造(P’11、..、P’1Ny)を備え、前記Ny個の第2の複数層構造(P’11、..、P’1Ny)の前記第1の内部照射源は、前記Ny個の第1の複数層構造(P’11、..、P’1Ny)の前記第1の内部照射源に連結され、前記第1のビーム形成ステージの前記Ny個の第2の複数層構造は、前記第1のビーム形成ステージの前記Ny個の第1の複数層構造の前記第1の内部照射源(15)に対して線形にシフトされた第1の内部照射源(15’)を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のマルチビームフォーマ。
  8. 前記第1のビーム形成ステージが、Ny個の第1(P11、..、P1Ny)およびNy個の第2の複数層構造(P’11、..、P’1Ny)を備え、前記第1のステージの前記Ny個の第2の複数層構造(P’11、..、P’1Ny)の前記第1の内部照射源は、前記第1のステージの前記Ny個の第1の複数層構造(P11、..、P1Ny)の前記第1の内部照射源に連結され、前記第1のビーム形成ステージの前記Ny個の第2の複数層構造(P’11、..、P’1Ny)は、前記第1のビーム形成ステージの前記Ny個の第1の複数層構造(P11、..、P1Ny)の前記内部反射器(16)に対して向きをシフトさせた内部反射器(16’)を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のマルチビームフォーマ。
  9. 各複数層構造の前記第1(11)および第2(13)の基板層が、誘電材料を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のマルチビームフォーマ。
  10. 前記誘電材料が、前記内部反射器(16)と前記第1の内部照射源および第2の内部照射源(15、18)との間に配置された誘電体レンズ(21)であり、前記誘電体レンズ(21)は、凸状表面を有し、空孔の包有物(22)を含み、前記空孔の包有物(22)は、前記内部反射器(16)から前記第1の内部照射源および前記第2の内部照射源(15)へと進むにつれて徐々に増加する密度を有することを特徴とする、請求項に記載のマルチビームフォーマ。
  11. 各複数層構造の前記第1および第2の基板層(11、13)が、第1の誘電体誘電率(ε)を有する第1の誘電材料をさらに備え、前記第1の誘電材料は、前記第1の誘電体誘電率(ε)より低い第2の誘電体誘電率(ε)を有する第2の誘電材料の包有物(22)を含み、前記包有物(22)は、前記内部反射器(16)から前記第1の内部照射源および前記第2の内部照射源(15、18)へと進むにつれて増加する密度を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のマルチビームフォーマ。
  12. 各複数層構造の前記第1の基板層および前記第2の基板層が、前記内部反射器(16)を変形するための変形手段(23)を備えることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のマルチビームフォーマ。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の少なくとも1つの二次元マルチビームフォーマと、多数の基本放射素子(30)からなるフェーズドアレイ(41)とを備え、各基本放射素子(30)は、RF信号放射用の経路および受信用の経路によって前記第1のビーム形成ステージの対応する入力/出力ポート(27)に連結されることを特徴とする、マルチビームアンテナ。
  14. 少なくとも1つの主反射器(40)をさらに備え、前記二次元マルチビームフォーマに接続された前記フェーズドアレイ(41)は、前記主反射器(40)の前方の焦点を外した平面に配置されることを特徴とする、請求項13に記載のマルチビームアンテナ。
  15. 少なくとも1つの主反射器(40)と、補助反射器(44)とをさらに備え、前記主反射器(40)および前記補助反射器(44)は、異なるサイズを有し、同じ焦点距離Fを有し、前記二次元マルチビームフォーマに接続された前記フェーズドアレイ(41)は、前記補助反射器(44)の前方に配置されることを特徴とする、請求項13に記載のマルチビームアンテナ。
  16. RF信号放射用および受信用の各経路が、動的位相シフタ(32)を備えることを特徴とする、請求項14または15に記載のマルチビームアンテナ。
  17. 請求項13から16のいずれか一項に記載のアンテナを少なくとも1つ備えることを特徴とする、衛星通信システム。
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