JP6126333B2 - ロールペーパータオル用ディスペンサー - Google Patents

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Description

本発明は、帯状のペーパータオルをロール状に巻取ったロールペーパータオル用のディスペンサーに関し、特に、所定長さのペーパータオルを自動的に巻き出して排紙するロールペーパータオル用ディスペンサーに関する。
ロールペーパータオル用ディスペンサーは、筐体内部に回動自在に支持したロールペーパーからペーパータオルを繰り出し、筐体下部に設けた排紙口から適宜必要な長さのペーパータオルを露出させて裁断可能にするものである。
この種のロールペーパータオル用ディスペンサーには、センサーによって使用者の手等が検知範囲に位置されたことを検知し、筐体内部に回動自在に支持したロールペーパーからペーパータオルを繰り出し、筐体下部に設けられたスリット状の排紙口から自動的に適宜長のペーパータオルを排紙して裁断可能にする自動排紙タイプのものがある。
この自動排紙タイプのロールペーパータオル用ディスペンサーは、オートディスペンサー、ハンズフリーディスペンサーなどとも称される。
従来の自動排紙タイプのペーパータオル用ディスペンサーは、人が近づいただけで誤動作しないように、センサーを底面の前方側に位置させるとともに検知軸をやや背面側に向かうようにして設けて検知範囲がディスペンサー前面よりも前方とならないようにするとともに、使用者の手などの検知対称物は確実に検知して動作が行なわれるように、センサーを常時感知とするとともにディスペンサー下方の広範な範囲が検知範囲となるようにセンサーによる検知距離を比較的長く設定している。
他方、この自動排紙タイプのロールペーパータオル用ディスペンサーは、センサーや、排紙のためのローラを電力によって動作させているため、電力消費量が少ないことが求められる(下記、引用文献1等参照)。特に、この種のディスペンサーは、商用電源のない化粧室の洗面台近傍、キッチンの水回り近傍の壁面などに設置されることが多く、電池駆動式とされることがあり、省電力化は極めて重要な課題である。
しかし、従来の自動排紙タイプのディスペンサーは、上述のとおりセンサーによる検知距離が十分に確保される出力で常時感知としていたため、待機時の消費電力が高く特に電池式とすると、その電池寿命が非常に短いという問題があった。従来製品では概ね1.5V電池4本の使用で約3ヶ月程度の電池寿命しかなく、電池交換の頻度が高く、また飲食店などの設置者にとっては電池交換に係るコスト負担が高かった。
また、従来の自動排紙タイプのディスペンサーは、センサー位置が底面にあるためにその位置が視認できず、使用者が適切な位置に手をかざすことができずに、使用者が意図するように排紙が行なわれないことがあるという問題もあった。
特許第3456649号
そこで、本発明の主たる課題は、使用者の意図に応じて確実に動作し、しかも消費電力が小さい、自動排紙タイプのロールペーパータオル用ディスペンサーを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
検知範囲に被検知物が位置されたことを検知する光学式センサーを有し、前記光学式センサーによる被検知物の検知に応じて排紙口から所定長さのペーパータオルを自動的に排紙するロールペーパータオル用ディスペンサーであって、
検知範囲の放射角が30°〜90°である光学式センサーが、ディスペンサー正面の幅方向中央から左右に5cm、高さ方向の中央から上下5cmの範囲に視認可能にディスペンサー前方に向かって検知範囲が向くように設けられ、その光学式センサーの検知距離が光学式センサーからディスペンサーの前方に0〜100mmの範囲とされ、かつ、その光学式センサーが、0.005〜0.2秒の動作と0.25〜0.45秒の停止とが交互に繰り返し行なわれる間欠動作するものとされている、
ことを特徴とするロールペーパータオル用ディスペンサー。
〔請求項2記載の発明〕
光学式センサーの動作と排紙を行なうための電源が電池である請求項1記載のロールペーパータオル用ディスペンサー。
〔請求項3記載の発明〕
前記光学式センサーは、動作作時の消費電流が6.0〜8.0mAであり、停止時の消費電流が0.25〜0.55mAである、請求項1又は2記載のロールペーパータオル用ディスペンサー。
(作用効果)
本発明に係るディスペンサーは、光学式センサーがディスペンサー正面に視認可能に設けられているため使用者がセンサー位置を容易に視認でき、使用者は排紙機構を動作させるために手などを光学式センサー正面近傍に確実にかざすことができる。
その結果、センサー検知距離を従来よりも大幅に短い、光学式センサーから0〜50mmの距離とすることができる。通常、手をかざすような意図した動作以外に、ディスペンサーの前面から50mm以内に人が近づくようなことはなく、また、使用者は手をかざしても動作しない場合にはセンサー位置が間違っていないことが視覚的に認識できるため、通常はその距離のみが遠いと直感的に判断して、手などをセンサーに近づける動作を行なう。
よって、誤動作することなくしかも使用者が意図して確実に動作させることができる。
また、検知距離が短くなるということは、センサー出力が小さくてすむということでもあり、省電力化が達成される。
他方、本発明者が、自動排紙タイプのディスペンサーの使用者の行動を調査したところ、使用者は検知範囲に手をかざす動作を行なってから排紙がなされるまでの判断を0.5秒程度で行なっていることを確認した。
従来の底面にセンサーが設けられている自動排紙タイプのディスペンサーの場合、使用者は、ディスペンサー下方に手をかざして0.5秒程度で排紙動作が行なわれない場合には、再度手をかざし直すなどの操作を行なう。
そこで、本発明に係るディスペンサーでは、光学式センサーを0.001〜0.25秒の動作と0.25〜0.45秒の停止とが交互に繰り返し行なわれる間欠動作するものとした。使用者が手をかざす操作をしてから手をかざし直そうとする0.5秒程度のタイミングよりも早く光学式センサーが動作して、使用者の手等を確実に検知し、しかも停止時間と動作時間を積算してみれば待機時のほとんどの時間が停止状態となる。その結果、使用者の意図に応じた確実な動作と、排紙が行なわれない光学式センサーのみに電力が使用される待機時の消費電力の低下が達成される。
また、光学式センサーの動作に必要な電力の負担が少なくなるため、駆動源に利用できる電力を多くすることが可能となり、電池寿命間近の電圧低下時にも所定のシート寸法を安定して排紙することが可能となる。
以上の本発明によれば、誤動作なく使用者の意図に応じて確実に動作し、しかも消費電力が小さい、自動排紙タイプのロールペーパータオル用ディスペンサーが提供される。
本発明に係るロールペーパータオル用ディスペンサーの底面側からの斜視図である。 本発明に係るロールペーパータオル用ディスペンサーの上面側からの斜視図である。 本発明に係るロールペーパータオル用ディスペンサーの内部構造例を模式的に示す内部構造側面図である。 本発明に係るロールペーパータオル用ディスペンサーにおけるロールペーパーの取り付け態様例を示すための斜視図である。 本発明に係る排紙機構例を示す内部正面図である。 本発明に係る光学式センサーの検知範囲を説明するための側面図である。
次いで、本発明の実施の形態を図1〜6に示し、以下これを参照しながら詳述する。
本発明に係るロールペーパータオル用ディスペンサー100(以下、単にディスペンサー100ともいう)は、長尺帯状のペーパータオルを紙管に巻き付けてロール状としたロールペーパータオル用のものである。ペーパータオル自体は特に限定されず、既知の手拭き用などのものが用いられる。
本形態のディスペンサー100は、その素材が例えばABS樹脂等の合成樹脂や金属素材等で形成された筐体1の内部に、ロールペーパータオル(以下、単にロールペーパーともいう)2のロール部分20を回動自在に支持する支持部30と、そのロール部分20から繰り出されたペーパータオル20Aをニップする回動自在な排紙ローラ4及びニップローラ5と、前記排紙ローラ4を駆動させるモーターなどの駆動源(図示されない)と、この駆動源と光学式センサー50を動作させるための電力源となる電池7,7とが配置されている。
前記光学式センサー50による被検知物(例えば、使用者の手)の検知に応じて前記電池7から駆動源に電力が供給されて作動し、前記排紙ローラ4が回転させられて、前記筐体1の下部に配置された排紙口6から、適宜長さのペーパータオル20Aが筐体1外に自動的に露出される。
筐体1は、正面開放のケース本体10と、ケース本体10の正面開放部分を被覆する蓋体11とで構成されており、その下部に前記支持部30に支持されたロールペーパー20から巻き出されたペーパータオル20Aを筐体外部に露出させるスリット状の排紙口6が設けられている。
ケース本体10は、天板部12と底板部13と背板部14とこの背板部14の両側縁若しくは両側縁部から手前に延在する左右一対の本体側板部15,15とで構成されており、本形態のディスペンサー100は、前記ケース本体の背板部14を壁面等に対面させて設置する。
蓋体11は、上部がケース本体10の天板部12と一連となるような湾曲面部分を有する、ディスペンサーの正面を構成する前板部16と、この前板部16と直角をなして奥側(背板側)に延在する左右一対の蓋体側板部17,17とを有し、ケース本体10の正面側開放部分を被覆すように配置され、前記ケース本体10とともに箱型の筺体1を構成する。
また、前記蓋体11は、ケース本体10に対して軸10Aを介してハッチ式に取付けられており、本形態のディスペンサー100では、図2中一点鎖線で示すように蓋体11を手前に引き下げることにより、ケース本体10が前面開放状態となり、筺体内部の支持部30や排紙ローラ4等の内部機構が露出され、ロールペーパー2の交換が可能となっている。なお、図示の形態では、ハッチ式にするにあたって、ケース本体10と蓋体11とを各側板部15,17の下部に設けた回転軸を介して連結し、ケース本体10の上面に形成した係止凸部18と蓋体11の上面に形成した係止凹部19との係止によってケース本体10の前面開放部が蓋体11によって閉じられるようにしている。
なお、筐体の構造、外観は上記形態に限定されるものではない。
他方、前記排紙口6は筐体1の下面部において筐体の幅方向に延在するようにスリット状に設けられており、図示例では、特に、ケース本体10の底板部13の前面側縁部と蓋体11の下端縁部との間が排紙口6となっている。なお、排紙口6は、上記形態に限定されず、例えば、ケース本体10の底板部13や蓋体11に底板部を設けてそこに形成してもよい。
他方、本形態のディスペンサー100は、排紙口6から露出されたペーパータオル20Aの切り取りを容易にすべく、排紙口6の前面側縁に沿って裁断刃60が取付けられている。図示例では裁断刃60は鋸刃とされているが、これに限らない。なお、この裁断刃60は、金属或いは硬質可塑性樹脂などにより形成することができる。
筐体1内に収納されるロール部2の支持部30は、既知の構成を採ることができる。図示の形態では、前記背板部14の両側板近傍からそれぞれ前板側(壁面取付け時における手前側)に向かって所定長さ延出する一対の腕部31,31を有し、その腕部31,31の先端に支持体32,32が取付けられたものである。なお、図示例に限らず腕部31,31は、側板部15から水平方向に突出するように延出している態様であってもよいし、天板部12から垂下するような態様であってもよいし、底板部13から天板部12に向かって起立するものであってもよい。
また、図示例の支持部は、前記支持体32,32が通常状態において筐体内側部において水平方向内側に向かって突出しており、その少なくとも一方が前記通常状態に付勢された状態で、その基端部を軸として図4中一点鎖線Aで示すように上方へ向かって跳ね上がるように構成されている。さらに、一対の支持体32,32の先端32t,32t間が、通常状態でロール部2の紙管の長さ(幅)未満の距離とされ、その先端32t,32t部分が上方に跳ね上がった際に支持体の先端32t,32t間がロールペーパー2の幅よりも広くその間隔が開くようになっている。ロールペーパータオルの取付け時には、前記支持体32を跳ね上げた状態にして支持体32,32間にロールペーパー2を挿入し、その後に支持体を通常状態位置へ付勢によって戻し、支持体先端32t,32tを紙管内に位置させてロール部2を支持体32,32に支持する。
他方、本形態のディスペンサー100は、前記ロール部2を支持部30に取付けたときの軸心と平行となるように配置された棒状の回転軸40と、この回転軸40の外周に表面がゴム等の滑り止め素材で構成された複数のロール41,41…を間欠的に配した構造の排紙ローラ4及び、これと対となるニップローラ5が前記支持体32の下方(底板側)の排紙口近傍に設けられており、前記排紙ローラ4とニップローラ5とによって前記ロール部分20から繰出されたペーパータオル20Aを挟持し、前記排紙ローラ4の回転によってペーパータオル20が排紙口6から排紙されるようになっている。
本実施形態のディスペンサー100では、排紙ローラ4を回転軸40に対して同軸に複数のロール41,41…を幅方向に間欠的に設けた構造とすることで、排紙ローラ4全体としての重量軽減を図り、省電力化を図っている。また、幅方向に間欠的にロール41,41…を設けることにより、ロールと紙の当たる圧力が高まり、滑りを生じることなく所定量のシート長さが好適に得られるようにもなる。
特に、そのロール41,41…を幅方向の中央部に密に、側部に疎に間隔を置いて配置することで、排紙時に側部におけるニップ圧が弱まり、側部に張力が逃げ易くなるため、排紙時に皺が入り難く好ましい。なお、排紙ローラ4の構成やロール41の数はこれに限定されない。
また、本形態のディスペンサー100は、排紙ローラ4が前記ケース本体10に対して取り付けられ、ニップローラ5が蓋体11に対して取り付けられており、前記蓋体11を開いた際に、排紙ローラ4とニップローラ5が離間して、ペーパータオル20の挟持が開放されるようになっており、メンテナンス性を向上させている。
他方、本形態においては、前記排紙ローラ4は、回転軸40の一端側(図示例では向かって右手側)に設けられた駆動ギア42を介して、図示しない駆動源からの駆動力が伝達され回転させられるようになっている。駆動源は、既知のモーター等であり、駆動及び停止は、光学式センサー50による検知信号に応じた電力の供給停止及び開始により行なわれる。
但し、排紙ローラ4を駆動させるための構造は、上記駆動ギア42を介する構成に限らず、ギア、無端ベルト、プーリーなどの既知に機構を適宜介在させて前記回転軸41を回転させるようにしてもよい。また、回転軸41を直接的にモーターの回転軸に同軸に連結して回転させるようにしてもよい。
なお、排紙機構は上記説明の形態に限定されず、例えば、ロール部分に面接する送りローラやロール部分を支持する支持部を駆動源により回転させるようにしてもよい。
他方、本実施形態に係る光学式センサー50は、検知範囲に被検知物が位置されたことを検知する既知の光学式の人感センサー、モーションセンサーである。
この光学式センサー50は、その検知光として可視光、不可視光を採用するものであってもよいし、さらにセンサーとは別途に光源からの照射光を必要とするアクティブタイプのものであってもよいし、照射光を必要としないパッシブタイプのものであってもよい。
但し、省電力化の点で有利であることから光源を必要としないパッシブタイプが望ましい。アクティブタイプのものは発光させる必要があることから、必然的にセンサー本体が大きくなる傾向にあるとともに消費電力が増加する。
光学式センサー50のより具体的かつ好ましい例は、焦電型センサー、特には焦電型赤外センサーである。焦電型赤外センサーは、検知範囲に発熱体が位置された際に、その発熱体から発せられる赤外光を受光し、定常状態とのエネルギー差を検知するものであり、本実施形態に係るディスペンサー100における一般的使用態様、すなわち使用者が発熱体である手等を検知範囲にかざして排紙させる態様に特に適する。なお、図示の本形態は、好ましくこの焦電型赤外センサーを用いた例である。
他方、本実施形態のディスペンサーでは、前記光学式センサー50は、その受光部51が前板部16に露出して視認可能に取り付けられており、使用者が排紙機構を動作させるために手をかざすべき光学式センサー50の位置が直感的に確認できるようになっている。露出部分の大きさは特に限定されないが縦6〜10mm、横12〜15mm程度であると、直感的に光学センサー50の位置を視認し易い。
この光学式センサー50のより好ましい限定された位置は、利き手や設置箇所の影響が少ないという点で、ディスペンサー正面の幅方向中央Cから左右に5cm程度の範囲である。また、高さ方向については、高さ方向の中央から上下5cm前後であると使用者が最も視認しやすい。すなわち、利き手や設置の自由度、視認性という観点からは、ディスペンサー正面の幅方向及び高さ方向の中央から5cm前後の範囲の中央部である。
但し、手洗い後の濡れた手を過度に高くかざすことは望ましくないため、設置場所に応じて、前板部16の高さ方向の中間位置よりも底板部側13であって、幅方向中央Cから左右に5cm程度までの範囲の、ディスペンサー100の正面の中央下部も好適な位置となる。また、このように中央下部とすると、手をかざした位置から底面の排紙口6から排紙されたペーパータオル20Aへ手をスムーズに移動し易くなる利点もある。
なお、光学式センサー50の位置の認識をより確実なものとすべくセンサー位置や手をかざす位置を具体的に示す文章や矢印などの記号などによる情報を、前板部16の表面に印刷等により設けるのがよい。
他方、本実施形態に係る光学式センサー50は、検知距離が前板部16の光学式センサーから0〜100mmの範囲、より好ましくは0〜50mmの範囲である(この範囲を図6中に符号L1として示す)。使用者が手をかざす動作をする場合には、光学式センサー50から0〜50mm以内の範囲に手を位置させることがほとんどである。また、この距離L1は前板部からの距離となるが、通常、ディスペンサー100の正面から100mm以内に近づくようなことはないため、この範囲であれば意図しない検知によって誤動作するようなこともない。
また、光学式センサー50は、検知範囲の放射角∠Aは30〜90°程度であるのがよい。30°未満であると検知範囲が狭すぎることとなり90°を超えても意味をなさない。
本形態のディスペンサー100は、かかる光学式センサー50を上記所定の位置に設け、当該光学式センサー50の検知範囲に使用者の手等の被検知物が進入されたときに、前記光学式センサー50がこれを検知し、この検知信号を制御手段に送信し、制御手段を介して排出ローラ4の駆動源を所定時間駆動させる。これにより駆動源の駆動時間に応じた前記排紙ローラ4の回転分だけ、排紙口6からペーパータオル20Aが露出させる。
本実施形態に係る光学式センサー50で検知した検知信号に応じてモーター手段等の駆動源の駆動を制御する制御手段は、特に限定されるものではなく、適宜の電気回路により構成できる。
他方、本実施形態のディスペンサー100は、検知範囲に検知物が検知されるまでの待機状態の際に、上記光学式センサー50を0.001〜0.25秒の動作と0.25〜0.45秒の停止とが交互に繰り返し行なわれる間欠動作、より好ましくは、0.005〜0.2秒の動作と0.25〜0.45秒の停止とが交互に繰り返し行なわれる間欠動作するようにして省電力化を図る。この待機時における光学式センサー50の動作している時間が0.001秒未満であると検知が確実に行なわれないおそれがあり、0.25秒を超えると検知精度はそれ以上に向上せず省電力化が低下するのみとなる。また、停止時間が0.45秒を超えると使用者がディスペンサー自体が動作していないと誤判断するおそれが高まり、0.25秒未満であると省電力化の点で好ましくない。
なお、待機時における光学式センサー50のON/OFFの制御は、設定プログラムを格納したIC等の媒体を用いて、適宜に電子回路を構成することにより行なうことができる。本発明ではその方法は、特に限定されるものではない。
なお、本実施形態のディスペンサー100では、光学式センサー50と排紙ローラ4を動作させるための電力源が電池7,7となっている。
この種の自動排紙タイプのディスペンサーでは、排紙ローラ4の駆動源や光学式センサー50を駆動させるにあたり、乾電池4本程度の電圧、すなわち6.0V前後とするのが通常である。本実施形態の自動排紙タイプのディスペンサーは、光学式センサーの省電力化によって、概ね4.2〜6.0Vで動作させることが可能である。よって、ディスペンサーの大きさ等を考慮すると、容量が大きく入手容易な単1規格の電池を4本使用する態様とするのが望ましい。
なお、本発明のディスペンサーは、電力源が電池のみに限定されず、ACアダプターなどにより乾電池駆動とともにコンセントから商用電源を供給可能なものであってもよい。また、本発明に係る電池は、乾電池のほか繰り返し利用可能な充電池であってもよい。
〔試験例〕
ここで、本発明に係るディスペンサー100の光学式センサー50の特に待機時の間欠動作について、動作時間と停止時間の好適値を確認するための試験を行なったので、その結果を表1に示す。本発明の実施例1、参考例1及び比較例1は、すべて単1電池4本により動作させ、光学式センサーの待機時の動作条件以外はすべて同一の条件とした。
Figure 0006126333
各例の結果を比較するに、光学式センサーのON時間、OFF時間をともに0.5秒とした比較例1では、使用者の意図しない動作となること誤動作が確認され、また、単1電池4本を電力源として、100回/日で動作させたところ、102.9日(3.4ヶ月で)電池切れの状態となった。
これに対して、光学式センサーのON時間を0.15秒、OFF時間を1.0秒とする参考例1では、誤動作することはなく、電池寿命は175.8日(5.8ヶ月)となった、さらに実施例1に係る条件では、誤動作することなく電池寿命を238.1日(7.9ヶ月)と比較例の倍以上の期間動作させることができた。
このように光学式センサー50を待機時に本発明の動作条件とすることにより、誤動作することなく、その電池寿命を長期化するようになる。
100…ロールペーパータオル用ディスペンサー、1…筐体、2…ロールペーパータオルのロール部分、20…ロールペーパータオル、4…排紙ローラ、5…ニップローラ、50…センサー、6…排紙口、31…腕部、32…支持部、32t…支持部先端、10…ケース本体、11…蓋体、12…天板部、13…底板部、14…背板部、15…本体側板部、16…前板部、17…蓋体側板部、18…係止凸部、19…係止凹部、50…光学式センサー、C…幅方向中央、60…裁断刃、30…支持部、31…腕部、32…支持体、32t…支持体の先端、40…回転軸、41…ロール、41…ロール間の間隙、42…駆動ギア、7…電池。

Claims (3)

  1. 検知範囲に被検知物が位置されたことを検知する光学式センサーを有し、前記光学式センサーによる被検知物の検知に応じて排紙口から所定長さのペーパータオルを自動的に排紙するロールペーパータオル用ディスペンサーであって、
    検知範囲の放射角が30°〜90°である光学式センサーが、ディスペンサー正面の幅方向中央から左右に5cm、高さ方向の中央から上下5cmの範囲に視認可能にディスペンサー前方に向かって検知範囲が向くように設けられ、その光学式センサーの検知距離が光学式センサーからディスペンサーの前方に0〜100mmの範囲とされ、かつ、その光学式センサーが、0.005〜0.2秒の動作と0.25〜0.45秒の停止とが交互に繰り返し行なわれる間欠動作するものとされている、
    ことを特徴とするロールペーパータオル用ディスペンサー。
  2. 光学式センサーの動作と排紙を行なうための電源が電池である請求項1記載のロールペーパータオル用ディスペンサー。
  3. 前記光学式センサーは、動作作時の消費電流が6.0〜8.0mAであり、停止時の消費電流が0.25〜0.55mAである、請求項1又は2記載のロールペーパータオル用ディスペンサー。
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