JP6126026B2 - 受信装置、受信方法、プログラム - Google Patents

受信装置、受信方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6126026B2
JP6126026B2 JP2014032006A JP2014032006A JP6126026B2 JP 6126026 B2 JP6126026 B2 JP 6126026B2 JP 2014032006 A JP2014032006 A JP 2014032006A JP 2014032006 A JP2014032006 A JP 2014032006A JP 6126026 B2 JP6126026 B2 JP 6126026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequence
signal
unit
synchronization
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014032006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015159361A (ja
Inventor
善史 白木
善史 白木
優 鎌本
優 鎌本
守谷 健弘
健弘 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014032006A priority Critical patent/JP6126026B2/ja
Publication of JP2015159361A publication Critical patent/JP2015159361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6126026B2 publication Critical patent/JP6126026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

本発明は可視光通信における受信装置、受信方法、プログラムに関する。
近年、可視光源は明かりを得るための照明用途のみならず通信用途にも用いられている。これは可視光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)の普及が進んだことが寄与している。発光ダイオードは素子1つあたりの発光量は白熱電球や蛍光灯などの従来の可視光源には及ばないものの、その寿命や大きさおよび消費電力の面で従来の可視光源に対して優れている。発光ダイオードは上記のような特徴に加え、応答速度が非常に速いという特性を持つ。また、発光ダイオードの発光を電気的に制御することは容易である。発光ダイオードには上記のような特性があるため、近年では明かりを得るための照明用途のみならず、可視光の点滅を利用した信号伝送用途に用いるための研究開発が行われている。たとえば非特許文献1では発光ダイオードを用いた家庭用照明器具に信号を重畳させて通信を行うことを提案している。また、現在のところ可視光は電波法の規制の対象外であることから帯域や電力の制限がなく、帯域や電力を大きくとることができるため、このことを利用して発光ダイオードを通信専用に用いることを提案している研究もある(例えば、非特許文献2参照)。発光ダイオードなどの可視光源を用いて行う通信を可視光通信と呼ぶ。可視光通信では受信装置の受光素子としてフォトディテクタあるいはそのアレーであるイメージセンサを用いる。フォトディテクタでは通常、信号を連続的に得ることが出来る。一方で、イメージセンサは大量のフォトディテクタからの信号を一度に取得できるが、その性質上通常は周期Tsで標本化された信号のみ取得可能である。本明細書においては、受光素子として主にイメージセンサを用いることを想定する。以下、図1を参照して従来の可視光通信システムについて概説する。図1は、従来の可視光通信システム9000の機能構成を示すブロック図である。図1に示すとおり、従来の可視光通信システム9000は、送信装置8と受信装置9とからなり、送信装置8は、変調部81、発光部82を備え、受信装置9は、受光部91、同期部93、復号部94を備える。発光部82は、発光信号制御部821と、発光素子822とを備え、受光部91は、受光素子911を備え、同期部93は、クロック素子931と、シンボルタイミング再生回路932と、輝度推定素子933とを備える。
以下、図2を参照して図1に示す可視光通信システム9000において使用される信号について説明する。図2は従来の可視光通信システム9000で使用される信号を例示する図であって、図2Aは伝送信号の例、図2Bは変調信号の例、図2Cは処理時間d=0の場合の電気信号の例、図2Dは処理時間d=0の場合の光信号の例、図2Eは処理時間d≠0の場合の電気信号の例、図2Fは処理時間d≠0の場合の光信号の例をそれぞれ示す。
<送信装置8:変調部81>
送信装置8の変調部81は、ディジタルの伝送信号S(i)を入力として(図2A参照)、当該伝送信号を変調し、0または1のみ(スイッチがオンかオフか)の変調信号M(i)を出力する(図2B参照)。このような変調方法をオンオフ変調と呼ぶ。ここで、iは時間を示すインデクスであって伝送信号の番号を表す整数とする。変調部81は、入力された伝送信号S(i)の系列S(1)、S(2)、…の変調信号M(i)の系列M(1)、M(2)、…を生成し、当該変調信号M(i)の系列M(1)、M(2)、…を出力する。伝送信号S(i)、変調信号M(i)はともに1ビットの情報である。
例えば、伝送信号の系列がS(1)=0、S(2)=1、S(3)=1、S(4)=1であった場合、変調部81は変調結果としてM(1)=0、M(2)=1、M(3)=1、M(4)=1を出力する。
<送信装置8:発光部82>
発光信号制御部821はM(i)に従い発光素子を駆動するための電気信号E(t)を出力する。ただし、時間的に離散的な信号M(i)に対してE(t)は時間的に連続的な信号である(図2C参照)。発光素子822はE(t)に従い発光・消灯を繰り返し光信号F(t)を出力する(図2D参照)。時系列のインデクスiに相当するE(t)の出力時間はインデクスiで示される時刻を中心とする所定時間幅Tfとする。以下ではTfを点滅周期と呼ぶ。
具体的には、発光信号制御部821は、入力された変調信号M(i)が1である場合は、時刻i×Tf−Tf/2+T(ただしTは遅延量)から所定時間Tf経過した時刻i×Tf+Tf/2+Tまでの間で発光素子822に電気信号を与える。入力された変調信号M(i)が0である場合は、時刻i×Tf−Tf/2+Tから所定時間Tf(T≦Tf)経過した時刻i×Tf+Tf/2+Tまでの間、発光素子822には電気信号を与えない。なお、図2の例では、遅延量T=(−Tf/2)である。発光素子822は発光信号制御部821から与えられた電気信号により発光する。これらにより、発光部82から光信号F(t)が出力される。また、発光信号制御部821の性能によっては発光素子822の制御に時間を要する場合があり、処理時間dの間発光できない場合がある。そのような場合は、入力された変調信号M(i)が1である場合は、時刻i×Tf−Tf/2+d/2+Tから所定時間Tf−d(T≦Tf)経過した時刻i×Tf+Tf/2−d/2+Tまでの間、発光素子822に電気信号を与える。入力された変調信号M(i)が0である場合は、時刻i×Tf−Tf/2+d/2+Tから所定時間Tf−d(T≦Tf)経過した時刻i×Tf+Tf/2−d/2+Tまでの間、発光素子822には電気信号を与えない(図2E参照)。発光素子822は発光信号制御部821から与えられた電気信号E(t)に従って光信号F(t)を出力する(図2F参照)。発光素子822は例えばLEDとすることができる。これらの動作により、発光部82から光信号F(t)が出力される。なお、図2に示すように、インデクスiは所定の時間幅Tfを持つ。ただし、時間的に離散的な信号を表す場合はインデクスiの示す時間幅のある一点(例えば中心の時刻)をやはりiによって表す。例えば離散的な信号を表す場合、インデクスiとi+1で表される時間の差はTfとなる。また、前述したように発光素子822の制御に時間を要する場合があり、処理に要する時間をdとおくとインデクスあたりの発光時間はTf−dとなる。
<受信装置:受光部91>
受光素子911は送信装置8(の発光素子822)から出力された光信号F(t)にノイズが重畳した光信号F’(t)を受信(受光)する。理想的にはF(t)=F’(t)であるが、フォトディテクタの性能や遅延により変化する場合もあるのでここではF(t)とF’(t)を分けて記述する。おおよそF(t+T)=F’(t)であることが想定される。前述したようにTは遅延量を表す。受光素子911は、たとえばフォトディテクタやフォトディテクタを格子状に並べたイメージセンサや高速カメラ等である。また、受光素子911の前段に光学レンズを設けてもよい。
図3を参照して従来の可視光通信システム9000における発光素子、受光素子の実現例について説明する。図3は従来の可視光通信システム9000における発光素子、受光素子を例示する図である。図3に示すように、従来の可視光通信システム9000においては、例えば発光素子822をLED素子とすることができる。また受光素子911をフォトディテクタ911−a,b,c,…よりなるイメージセンサとして実現することができる。図3に示すように、インデクスiで表される送信装置8の点滅がイメージセンサ上の領域Ωk(図3の編み掛け部分)に結像するとする。受信装置8は領域Ωkのすべてのフォトディテクタの出力値の合計を送信装置8からの受信信号としてとらえる。
<シンボルクロック同期>
通信路において情報を伝送する際には元の情報をなんらかのかたちで符号化することが一般的である。符号化された情報を構成する最小単位の信号をシンボルと呼ぶ。ディジタル通信路では、送信装置から送信される符号化された情報を復号装置で正しく復号するために送信装置のシンボルのクロック(1つのシンボルを伝送する際に使用する時間幅を表す情報)を受信装置側で検出することが重要である。これを行うことを受信装置と送信装置の間でのシンボルクロック同期という。シンボルクロック同期は通信をしている間常に行われていることが望ましい。これは、一般に受信装置と送信装置の間で同じ発振器を共有する手段がないため、同期が常にずれてしまう可能性があるからである。
<同期部93>
同期部93は、送信装置8から送信された情報F(t)を正しく復号するために必要なパラメータ(同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータR)を推定し、出力する。具体的には、クロック素子931、シンボルタイミング再生回路932、輝度推定素子933の以下の動作により、復号に必要なパラメータ(TI,R)が生成される。
<クロック素子931>
クロック素子931は、クロックを発生する。
<シンボルタイミング再生回路932>
シンボルタイミング再生回路932は、クロック素931から取得したクロックと受光部91から得た電気信号E’(t)とを用いて、クロック素子931のクロックと送信装置8のクロックの同期ずれのパラメータTIを求めて出力する。シンボルタイミング再生回路932としては、例えば非特許文献5が知られている。非特許文献5では、入力された2つの信号の位相差を検出しフィードバック制御をかけることで位相を同期させる。2つの信号のうち片方が発振器からの入力であり、もう片方が同期させたい信号である。
<輝度推定素子933>
輝度推定素子933は、受光部91から得た電気信号E’(t)を用いて、最大輝度のパラメータ(最大輝度値)Rを推定する。
<復号部94>
復号部94は、受光部91から出力された電気信号E’(t)を、同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを手掛かりに最小二乗法などを用いて復号し、復号結果M’(i)を出力する。電気信号E’(t)をなんらかのかたちで離散化することで最小二乗法をデジタル回路で行うことができる。なお、受信装置9に復調部を設け、復調部が復号結果M’(i)を復調して復調結果S’(i)を出力する構成としてもよい。この場合復調部は変調部81と対応するように構成されている必要がある。
小峯 敏彦、田中 裕一、中川 正雄、「白色LED照明信号伝送と電力線信号伝送の融合システム」、電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、2002年3月12日、Vol.101、No.726、pp.99-104 石田 正徳, 春山 真一郎, 中川 正雄, 「並列可視光無線通信方式における通信速度限界の検討」, 電子情報通信学会技術研究報告 CS 通信方式, 社団法人電子情報通信学会, 2007年1月4日, Vol. 106, No. 450, pp. 37-41 Miyauchi, S.; Komine, T.; Haruyama, S.; Nakagawa, M.; "Analysis of LED-allocation algorithm for high-speed parallel wireless optical communication system," Proc. IEEE 2006 Radio and Wireless Symposium, pp. 191 - 194. Nagura, T.; Yamazato, T.; Katayama, M.; Yendo, T.; Fujii, T.; Okada, H.; "Improved Decoding Methods of Visible Light Communication System for ITS using LED Array and High-Speed Camera," Proc. IEEE 71st Vehicular Technology Conference 2010, pp. 1-5. Bertrand, C.; Sehier, P.; , "A novel approach for full digital modems implementing asynchronous sampling techniques," Global Telecommunications Conference, 1996. GLOBECOM '96. 'Communications: The Key to Global Prosperity , vol.2, no., pp.1320-1324 vol.2, 18-22 Nov 1996
受光素子としてフォトディテクタを用いる場合、信号を連続的に得ることが出来るので非特許文献5のようなシンボルタイミング再生回路を用いることは容易である。しかしながら、デジタル回路によってシンボルクロック同期を行うことが望まれる場合においてはある程度大きな標本化周波数が必要となる。例えば、イメージセンサを用いる場合、得られる信号は標本化された信号(離散時間信号)となる。この場合、シンボルタイミング再生回路によるシンボルクロック同期を行うために必要な周波数は本来の通信に必要な標本化周波数よりも大きくなってしまうため、問題であった。
さらに、受光素子としてイメージセンサを用いた場合、一般的にイメージセンサと後段の一般の処理装置との間のスループット(単位時間当たりのデータ伝送量)には限界があるために、画素数×標本化周波数は一定の値を上回ることができない。このため、標本化周波数を上げようとすれば、画素数を絞らざるを得なくなり、その結果一つの受信装置に設ける受光素子の数を減らさざるを得ない。一方、標本化周波数に上限がある受信装置を用いた場合、正確なシンボルクロック同期を行うためには送信機の点滅周期を大きく(点滅周波数を小さく)せざるを得ない。そこで本発明では、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる受信装置を提供することを目的とする。
本発明の受信装置は、送信装置と可視光通信をする受信装置であって、受光素子と、受信信号生成部と、系列出力部と、同期部とを含む。
受光素子は、送信装置から光信号を受信して、光信号に対応する電気信号を出力する。受信信号生成部は、電気信号の強度を所定の時間間隔ごとに計測して、当該計測結果をインデクスごとの受信信号の系列として出力する。系列出力部は、受信信号の系列と、受信信号の以前の系列における同期ずれのパラメータと最大輝度のパラメータとを用いて仮の復号結果の系列を生成した場合の仮復号結果の系列の長さと同じ長さの、予め定めた系列を出力する。同期部は、受信信号の系列と、予め定めた系列とを用いて、L1ノルム最小化を用いて、同期ずれのパラメータと最大輝度のパラメータとを計算する。
本発明の受信装置によれば、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる。
従来の可視光通信システムの機能構成を示すブロック図。 従来の可視光通信システムで使用される信号を例示する図。 従来の可視光通信システムにおける発光素子、受光素子を例示する図。 本発明の実施例1に係る可視光通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る可視光通信システムの動作を示すシーケンス図。 本発明の実施例2に係る可視光通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施例2に係る可視光通信システムの動作を示すシーケンス図。 本発明の実施例3に係る可視光通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施例3に係る可視光通信システムの動作を示すシーケンス図。 Tf=Tsであって各露光時間が各点滅周期内に収まらない場合の受信信号の例を示す図。 Tf=Tsであって各露光時間が各点滅周期内に収まる場合の受信信号の例を示す図。 Tf/2<Ts<Tfかつd=0の場合の受信信号の例を示す図 図12の例においてIとIの具体例を示す図。 d≠0の場合の受信信号の例を示す図。 点滅周期と露光時間のずれにより生じる6通りの場合分けについて示す図。 時刻tm、tp、Tmm、Tmp、Tpm、Tppの定義を説明する図。 本発明の実施例6に係る可視光通信システムの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施例6に係る可視光通信システムの動作を示すシーケンス図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
以下、図4、図5、図10、図11を参照して実施例1の可視光通信システム1000について説明する。図4は本実施例の可視光通信システム1000の機能構成を示すブロック図である。図5は本実施例の可視光通信システム1000の動作を示すシーケンス図である。図10はTf=Tsであって各露光時間が各点滅周期内に収まらない場合の受信信号の例を示す図である。図11はTf=Tsであって各露光時間が各点滅周期内に収まる場合の受信信号の例を示す図である。
図4に示すとおり、本実施例の可視光通信システム1000は、送信装置8と受信装置1とからなり、送信装置8は前述の可視光通信システム9000に含まれる送信装置8と同じものである。受信装置1は、受光部11、仮復号部12、同期部13、復号部14、記憶部15を備える。受光部11は、受光素子111、受信信号生成部112を備える。
後述する受信信号生成部112の計測周期をTs、受光素子111の露光時間をτとし、本実施例では点滅周期Tfと計測周期Tsが等しく、かつ処理時間d=0である場合について扱う。
<受光部11>
受光素子111は、従来技術と同じくたとえばフォトディテクタとすることができる。また、受光素子111の前段に光学レンズを設けてもよい。さらに、受光素子111はフォトディテクタを格子状に並べたイメージセンサでもよい。受信信号生成部112は標本化素子、メモリ、演算装置などからなる。受光素子111は、送信装置8から光信号F’(t)を受信して、光信号F’(t)に対応する電気信号E’(t)を受信信号生成部112に対して出力する(SS111)。
受信信号生成部112は、電気信号E’(t)の強度を所定の時間間隔Ts=Tf毎に計測する(SS112)。受光素子111が単独のフォトディテクタの場合、受信信号生成部112は、具体的には図10に示すように、時刻TI+iTs−Ts/2−τ/2からTI+iTs−Ts/2+τ/2までに標本化素子に蓄積された電荷を計測し、計測結果をインデクスごとの受信信号B’(i)の系列として出力する。一方、受光素子111がイメージセンサの場合、受信信号生成部112は標本化素子にたまった電荷を計測し、予め定められた範囲Ωk内の計測結果を加算し、加算結果をインデクスごとの受信信号B’(i)の系列として出力する。
<仮復号部12>
仮復号部12はメモリ、演算装置などからなる。仮復号部12は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列を取得し、受信信号B’(i)の以前の系列(現フレームの受信信号の時刻のインデクスがiである場合、以前の系列は例えばi−1)において同期部13で得られた同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを記憶部15から取得して、B’(i)に対応する送信装置の送信信号を復号した仮の復号結果M’(i)の系列を生成する(S12)。なお、受信信号B’(i)より以前の系列がない場合には、予め定めた初期値(予め記憶部15に記憶しておく)を用いるものとする。仮復号部12における初期値復号方法としてビタビアルゴリズムなどの最尤推定が用いられることが想定される。通常、仮復号部12はある程度の数L(Lは正の整数)の受信信号B’(i)をまとめて復号を行う。この時出力される仮の復号結果M’(i)の数はK(Kは正の整数)である。KはLとTIによって決まる値であり、図11のように各露光時間が各点滅周期内に収まる場合に限り、K=Lとなり、それ以外の図10の場合にはK=L−1となる。具体的には、仮復号部12は、以下の式(1)により計算した系列M^’(i)を新たな仮の復号結果M’(i)として生成する(S12)。
Figure 0006126026
式(1)は観測された受信信号B’(i)と同期ずれのパラメータTIを手掛かりとして最小二乗法により系列M^’=[M^’(1),・・・,M^’(K)]を求めることに相当する。ただし,‖・‖はL2ノルムを表し,ΩはL個の連続した時間インデックスの集合である。
<同期部13>
同期部13はメモリ、演算装置などからなる。同期部13は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列と、仮復号部12から仮の復号結果M’(i)の系列とを取得して、最小二乗法などを用いて、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算して記憶部15に格納し、当該TI、Rを復号部14に出力する(S13)。具体的には、同期部13は以下の式(2)を用いて各パラメータTI、Rを算出する。従って、記憶部15には、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとが記憶される。
Figure 0006126026
式(2)では系列M’を用いてL1ノルム最小化によりTIとRを推定している。
<復号部14>
復号部14は、同期部13で求めたTIとR、および受信信号生成部112から取得した受信信号B’(i)の系列を用いて、受信信号B’(i)を復号した復号結果M’(i)を出力する(S14)。復号の方法は、仮復号部12と同様である。なお、復号部14は必須の構成要件ではない。復号部14を用いずに、仮復号部12で得た仮の復号結果M’(i)をそのまま、復号結果として出力しても良い。また、前述同様受信装置1に復調部を設け、復調部が復号結果M’(i)を復調して復調結果S’(i)を出力する構成としてもよい。この場合復調部は変調部81と対応するように構成されている必要がある。
本実施例の受信装置1によれば、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる。また、本実施例の受信装置1によれば、同じ標本化周波数の従来の受信装置を用いた場合よりも高い点滅周期の送信信号の正確なシンボルクロック同期を実現することが出来る。
以下、図6、図7、図12、図13を参照して実施例2の可視光通信システム2000について説明する。図6は本実施例の可視光通信システム2000の機能構成を示すブロック図である。図7は本実施例の可視光通信システム2000の動作を示すシーケンス図である。図12はTf/2<Ts<Tfかつd=0の場合の受信信号の例を示す図である。図13は図12の例においてIとIの具体例を示す図である。実施例1では、TfとTsが同期している(Tf=Ts)ことを前提としていたため、送信装置の伝送信号(送信信号)の時間のインデクスと受信装置の受信信号の時間のインデクスが同じ(i)ものとして説明していた。しかし、実施例2ではTfとTsが同期していないので、送信信号の時間のインデクスと受信信号の時間のインデクスが異なる。送信信号の時間のインデクスをj、受信信号の時間のインデクスをiとすると、インデクスiの受信信号B’(i)は、インデクスjの送信信号M(j)に対応する発光素子の発光を受光素子で取得したものである。受信装置側で正確なjの値を知ることはできないので、受信装置では、IとIを送信信号のインデクスjの推定値として用いる。
図6に示すとおり、本実施例の可視光通信システム2000は、送信装置8と受信装置2とからなり、送信装置8は前述の送信装置8と同じものである。受信装置2は、受光部11、仮復号部22、同期部23、復号部14、記憶部15を備える。仮復号部22、同期部23以外の各機能構成部は実施例1における同一番号を付した各機構構成部と同じであるから説明を割愛する。
本実施例ではTfとTsが異なる場合について述べる。具体的には、Tf/2<Ts<Tfかつd=0の場合について扱う。本実施例の仮復号部22は、実施例1の仮復号部12と同じように、受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列を取得し、受信信号B’(i)の以前の系列において同期部23で得られた同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを記憶部15から取得して、仮の復号結果M’(i)の系列を生成する(S22)。なお、B’(i)より以前の系列がない場合には、予め定めた初期値(予め記憶部15に記憶しておく)を用いるものとする。復号方法はビタビアルゴリズム(参考非特許参考文献1)などの最尤推定が用いられることが想定される。
(参考非特許文献1)C.M. ビショップ (著), 元田 浩 (監訳), 栗田 多喜夫(監訳), 樋口 知之 (監訳), 松本 裕治 (監訳), 村田 昇 (監訳)、「パターン認識と機械学習」、丸善出版、2012
通常、仮復号部22はある程度の数KのB’(i)をまとめて復号を行う。この時出力される仮の復号結果M’(j^)の数はLであり、これはTfとTsの関係及び同期ずれのパラメータTIによって決まる。ここで、j^は送信信号のインデクスの推定値である。
仮復号部22は、以下の式(3)により計算した系列M^’を新たな仮の復号結果の系列として生成する(S22)。
Figure 0006126026
ただし、I(i,TI,Ts,Tf,τ)、I(i,TI,Ts,Tf,τ)はそれぞれ送信信号のインデクスの推定値(j^の値)を出力する関数であり、
Figure 0006126026
と定義される。式(3)の役割は式(1)と同様であるが、TfとTsが非同期(値が異なる)であるため、iにおけるB’(i)を系列M’のうちどのスロットに対応させるかを、iの値に応じてIとIによって計算するための項が追加されている。式(4)と式(5)で定義されるI、Iの具体例を図13に示した。
<同期部23>
同期部23は受信信号B’(i)の系列と、仮の復号結果M’(j^)の系列とを取得して、L1ノルム最小化などを用いて、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算する(S23)。具体的には、同期部23は以下の式(6)を用いてK個のM’(j^)とL個のB’(i)を用いて各パラメータTIとRを算出する。
Figure 0006126026
本実施例の受信装置2によれば、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる。また、本実施例の受信装置2によれば、同じ標本化周波数の従来の受信装置を用いた場合よりも高い点滅周期の送信信号の正確なシンボルクロック同期を実現することが出来る。
以下、図8、図9、図14、図15、図16を参照して実施例3の可視光通信システム3000について説明する。図8は本実施例の可視光通信システム3000の機能構成を示すブロック図である。図9は本実施例の可視光通信システム3000の動作を示すシーケンス図である。図14はd≠0の場合の受信信号の例を示す図である。図15は点滅周期と露光時間のずれにより生じる6通りの場合分けについて示す図であって、図15(a)はT≦Tf−dにおける6通りの場合分けについて示す図、図15(b)はT>Tf−dにおける6通りの場合分けについて示す図である。図16は時刻tm、tp、Tmm、Tmp、Tpm、Tppの定義を説明する図である。
図8に示すとおり、本実施例の可視光通信システム3000は、送信装置8と受信装置3とからなり、送信装置8は前述の送信装置8と同じものである。受信装置3は、受光部11、仮復号部32、同期部33、復号部14、記憶部15を備える。仮復号部32、同期部33以外の各機能構成部は実施例1における同一番号を付した各機構構成部と同じであるから説明を割愛する。
本実施例では発光部82における処理の性質上、発光パタンの切り替えに有限な処理時間dがかかる場合(d≠0の場合)について述べる。また、本実施例は、一般的な形式で説明するために仮復号部32及び同期部33について実施例2に基づいて記述したが、本実施例の受信装置3はこれに限定されることはなく、実施例1に基づいて記述することも可能である。受光部11の機能は実施例1、2と同様である。発光部82における発光の様子は図2Fに示される。F’(t)とB’(i)の関係は図14に示すとおりである。なお、本実施例において露光時間τはdより大きいものとする。
<発光部82>
発光部82の発光信号生成部821は、入力された変調信号M(j)が1である場合は、時刻j×Tf−Tf/2+d/2+Tから所定時間Tf−d(T≦Tf)経過した時刻j×Tf+Tf/2−d/2+Tまでの間、発光素子822に電気信号を与える。入力された変調信号M(j)が0である場合は、時刻j×Tf−Tf/2+d/2+Tから所定時間Tf−d(T≦Tf)経過した時刻j×Tf+Tf/2−d/2+Tまでの間、発光素子822には電気信号を与えない。発光素子822は発光信号生成部821から与えられた電気信号により発光する。これらにより、発光部82から光信号F(t)が出力される。
<仮復号部32>
仮復号部32は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列を取得し、受信信号B’(i)の以前の系列において同期部33で得られた同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを記憶部15から取得して、仮の復号結果M’(j^)の系列を生成する(S32)。復号方法はビタビアルゴリズム(参考非特許文献1)などの最尤推定が用いられることが想定される。通常、仮復号部32はある程度の数KのB’(i)をまとめて復号を行う。この時出力される仮の復号結果M’(j^)の数はLであり、これはTfとTsの関係及び同期ずれのパラメータTIによって決まる。仮復号部32は、以下の式(7)により計算した系列M^’を新たな仮の復号結果の系列として生成する(S32)。
Figure 0006126026
ここでτ≦Tf−dならばTとTは、
=Iのとき、
Figure 0006126026
≠Iのとき、
Figure 0006126026
のように書ける。式(8)、式(9)は図15(a)に示す6通りの場合に対応するようになっている。
一方でτ>Tf−dならばTとTは、
=Iのとき、
Figure 0006126026
≠Iのとき、
Figure 0006126026
のように書ける。
式(10)、式(11)は図15(b)に示す6通りの場合に対応するようになっている。
ただし、ここで
Figure 0006126026
である。すなわち、時刻tm、tp、Tmm、Tmp、Tpm、Tppはそれぞれ図16に図示する時刻を示すものとする。
<同期部33>
同期部33は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列と、仮復号部12から仮の復号結果M’(j^)の系列とを取得して、最小二乗法などを用いて、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算して記憶部15に格納し、当該TI、Rを復号部14に出力する(S33)。具体的には、同期部33はK個のM’(j^)とL個のB’(i)を用いて、以下の式(18)により各パラメータTIとRを算出する。
Figure 0006126026
本実施例の受信装置3によれば、シンボルタイミング再生に要する標本化周波数を従来よりも小さくすることができる。また、本実施例の受信装置3によれば、同じ標本化周波数の従来の受信装置を用いた場合よりも高い点滅周期の送信信号の正確なシンボルクロック同期を実現することが出来る。
<送信装置が複数ある場合>
送信装置が複数(H個)ある場合でも、本発明の可視光通信システムを構成することができる。この場合は、送信装置に対応する受光部、仮復号部、同期部を複数組(計H組)用意すればよい。この場合は同期ずれのパラメータTI、及び最大輝度のパラメータRはそれぞれの送信装置に対応して計算される。送信装置が複数ある場合においても、各々の送信装置に対して独立に同期をとることが可能である。
<離散的最適化>
同期部で行うパラメータTIの推定はあらかじめ用意したいくつかの候補の中から選ぶという形で(式2)、(式4)、(式18)などを最適化してもよい。
実施例1〜5においては同期ずれのパラメータTI、及び最大輝度のパラメータRは推定された系列M’を用いて計算していたが、これを系列M’と同じ長さの、予め用意した系列Pを用いて計算してもよい。系列Pとして、例えば1と0をランダムにもつ系列や系列中に一要素のみ1を持つ系列などが使用できる。
以下、図17、図18を参照して、系列M’の代わりに前述した系列Pを用いる実施例6の可視光通信システム6000について説明する。図17は本実施例の可視光通信システム6000の機能構成を示すブロック図である。図18は本実施例の可視光通信システム6000の動作を示すシーケンス図である。図17に示すとおり、本実施例の可視光通信システム6000は、送信装置8と受信装置6とからなり、送信装置8は前述の送信装置8と同じものである。受信装置6は、受光部11、系列出力部62a、系列記憶部62b、同期部63、復号部14、記憶部15を備える。系列出力部62a、系列記憶部62b,同期部63以外の各機能構成部は実施例1における同一番号を付した各機構構成部と同じであるから説明を割愛する。本実施例においては、実施例1に存在した仮復号部12が存在しなくなっており、その代用として、系列出力部62a、系列記憶部62bを設けた。系列記憶部62bには、予め定めた系列P(i)が記憶されている。ただし、系列記憶部62bは必須ではなく、例えば、系列出力部62aが系列P(i)を生成して出力することとすれば、省略可能である。系列出力部62aは、系列M’(i)と同じ長さ(仮復号を実行した場合の仮復号結果の長さと同じ長さ)の、予め定めた系列P(i)を出力する(S62)。前述したとおり、系列P(i)として例えば1と0をランダムにもつ系列や系列中に一要素のみ1を持つ系列などが使用できる。同期部63は、受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列と、系列出力部62aから系列P(i)を取得して、L1ノルム最小化を用いて、同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算して記憶部15に格納し、当該TI、Rを復号部14に出力する(S63)。
このように、本実施例の受信装置6によれば、L1ノルム最小化を用いることにより、仮復号の手順が不要となり、ステップS63を繰り返し実行する手間を省くことができる。
〔その他の変形例等〕
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、仮復号部12、22、32は、α,βを
α+β=τ
を満たす同期のずれのパラメータTIに応じた重みとしたとき、
Figure 0006126026
に基づいて復号信号の系列M^’を求める処理として一般化することができる。つまり、仮復号部は、現在のフレームの受信信号の時刻のインデクスをiとし、受信信号B’(i)に対応する送信装置の送信信号の時刻のインデクス(発光素子の発光時刻のインデクス)の推定値をj^としたとき、受信信号B’(i)に対応する送信装置における変調信号M(j^)を復号した仮の復号結果M’(j^)と当該変調信号に隣接するインデクスの仮の復号結果M’(j^+1)の少なくともいずれか一方(つまり、M’(j^−1)および/またはM’(j^+1))とを受信信号の以前の系列における最大輝度のパラメータRと同期のずれのパラメータTIとに応じた割合で配分することにより復号したときの信号(R{αM’(j^±1)+βM’(j^)})と受信信号B’(i)との差が小さくなる基準に基づいて、仮の復号信号の系列M^’を求める。ここで、実施例1のように送信装置の点滅周期Tfと受信装置の計測周期Tsが等しい場合は、j^=iである。実施例2や3のように、TfとTsが同期していない場合は、j^とiの値は異なる。このような場合の^jの値は、例えば、式(4)(5)により推定することができる。
また、同期部13、23、33は、現在の受信信号の時刻のインデクスをiとし、受信信号B’(i)に対応する送信装置の送信信号の時刻のインデクスの推定値をj^としたとき、送信信号M(j^)を復号したときの仮の復号結果M’(j^)と隣接するインデクスの仮の復号結果の少なくともいずれか一方とを受信信号の以前の系列における最大輝度のパラメータRと同期のずれのパラメータTIとに応じた割合で配分することにより復号したときの信号(R{αM’(j^±1)+βM’(j^)})と受信信号B’(i)との誤差が小さくなるように、同期ずれのパラメータRと最大輝度のパラメータTIとを更新する処理であればなんでもよい。例えば、式(2)、式(6)、式(18)で用いた最小二乗誤差に限らず、絶対値誤差やデシベル(対数)誤差に基づいて、誤差が小さくなるように同期のずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを更新する処理であれば、同様の効果を得ることができる。 また、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (3)

  1. 送信装置と可視光通信をする受信装置であって、
    前記送信装置から光信号を受信して、前記光信号に対応する電気信号を出力する受光素子と、
    前記電気信号の強度を所定の時間間隔ごとに計測して、当該計測結果をインデクスごとの受信信号の系列として出力する受信信号生成部と、
    前記受信信号の系列と、前記受信信号の以前の系列における同期ずれのパラメータと最大輝度のパラメータとを用いて仮の復号結果の系列を生成した場合の仮復号結果の系列の長さと同じ長さの、予め定めた系列を出力する系列出力部と、
    前記受信信号の系列と、前記予め定めた系列とを用いて、L1ノルム最小化を用いて、前記同期ずれのパラメータと前記最大輝度のパラメータとを計算する同期部とを含む
    受信装置。
  2. 送信装置と可視光通信をする受信装置が行う受信方法であって、
    前記送信装置から光信号を受信して、前記光信号に対応する電気信号を出力する受光素子ステップと、
    前記電気信号の強度を所定の時間間隔ごとに計測して、当該計測結果をインデクスごとの受信信号の系列として出力する受信信号生成ステップと、
    前記受信信号の系列と、前記受信信号の以前の系列における同期ずれのパラメータと最大輝度のパラメータとを用いて仮の復号結果の系列を生成した場合の仮復号結果の系列の長さと同じ長さの、予め定めた系列を出力する系列出力ステップと、
    前記受信信号の系列と、前記予め定めた系列とを用いて、L1ノルム最小化を用いて、前記同期ずれのパラメータと前記最大輝度のパラメータとを計算する同期ステップとを含む
    受信方法。
  3. 請求項2に記載された受信方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2014032006A 2014-02-21 2014-02-21 受信装置、受信方法、プログラム Active JP6126026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032006A JP6126026B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 受信装置、受信方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032006A JP6126026B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 受信装置、受信方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015159361A JP2015159361A (ja) 2015-09-03
JP6126026B2 true JP6126026B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=54183080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014032006A Active JP6126026B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 受信装置、受信方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6126026B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7006539B2 (ja) * 2018-08-23 2022-01-24 日本電信電話株式会社 受信装置、受信方法、およびプログラム
CN114615735B (zh) * 2022-03-29 2023-10-31 国网四川省电力公司成都供电公司 基于l1范数的时间同步方法、系统及故障检测方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294876A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Toyota Central R&D Labs Inc 光信号受信装置及び光通信システム
JP5840066B2 (ja) * 2012-04-26 2016-01-06 日本電信電話株式会社 可視光通信送信装置、可視光通信受信装置、可視光通信送信方法、可視光通信受信方法及びそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015159361A (ja) 2015-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5936902B2 (ja) 伝送システム、送信装置および受信装置
US11067675B2 (en) Time of flight imaging apparatuses and a method for adjusting a reference frequency
JP5881201B2 (ja) 光検出システム及び方法
RU2682427C2 (ru) Кодированный свет
JP6185982B2 (ja) 可視光通信のための方法及び装置
RU2628570C2 (ru) Модуляция света, излучаемого осветительным устройством, с использованием множества различных периодов модуляции
Aoyama et al. Visible light communication using a conventional image sensor
JP2017063430A (ja) 光検出システム及び方法
CN104730536A (zh) 在飞行时间测距装置之间交换信息
JP6183386B2 (ja) 光通信装置、光推定装置、光通信方法、及び、プログラム
US20090263125A1 (en) Light mark, method and device for light mark modulation and demodulation
JP6126026B2 (ja) 受信装置、受信方法、プログラム
EP3164950A1 (en) Coded light symbol encoding
CN108702715A (zh) 并发多无线电接收器
JP5925146B2 (ja) 受信装置、受信方法、プログラム
Schmid et al. Using smartphones as continuous receivers in a visible light communication system
Fan et al. Visible light communication using the flash light LED of the smart phone as a light source and its application in the access control system
JP5840066B2 (ja) 可視光通信送信装置、可視光通信受信装置、可視光通信送信方法、可視光通信受信方法及びそのプログラム
JP7006539B2 (ja) 受信装置、受信方法、およびプログラム
Linnartz et al. Code division-based sensing of illumination contributions in solid-state lighting systems
Shiraki et al. Flexible synchronization in optical camera communication with On-Off keying
US20200186245A1 (en) Detecting coded light
JP6922796B2 (ja) 受信装置、可視光通信システム、受信方法、プログラム
Simon et al. Characterization and measurement of performance properties of the UFSOOK camera communication protocol
JP2024027225A (ja) 受信装置、可視光通信システム、受信方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6126026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150