JP6126026B2 - 受信装置、受信方法、プログラム - Google Patents
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Description
送信装置8の変調部81は、ディジタルの伝送信号S(i)を入力として(図2A参照)、当該伝送信号を変調し、0または1のみ(スイッチがオンかオフか)の変調信号M(i)を出力する(図2B参照)。このような変調方法をオンオフ変調と呼ぶ。ここで、iは時間を示すインデクスであって伝送信号の番号を表す整数とする。変調部81は、入力された伝送信号S(i)の系列S(1)、S(2)、…の変調信号M(i)の系列M(1)、M(2)、…を生成し、当該変調信号M(i)の系列M(1)、M(2)、…を出力する。伝送信号S(i)、変調信号M(i)はともに1ビットの情報である。
発光信号制御部821はM(i)に従い発光素子を駆動するための電気信号E(t)を出力する。ただし、時間的に離散的な信号M(i)に対してE(t)は時間的に連続的な信号である(図2C参照)。発光素子822はE(t)に従い発光・消灯を繰り返し光信号F(t)を出力する(図2D参照)。時系列のインデクスiに相当するE(t)の出力時間はインデクスiで示される時刻を中心とする所定時間幅Tfとする。以下ではTfを点滅周期と呼ぶ。
受光素子911は送信装置8(の発光素子822)から出力された光信号F(t)にノイズが重畳した光信号F’(t)を受信(受光)する。理想的にはF(t)=F’(t)であるが、フォトディテクタの性能や遅延により変化する場合もあるのでここではF(t)とF’(t)を分けて記述する。おおよそF(t+T)=F’(t)であることが想定される。前述したようにTは遅延量を表す。受光素子911は、たとえばフォトディテクタやフォトディテクタを格子状に並べたイメージセンサや高速カメラ等である。また、受光素子911の前段に光学レンズを設けてもよい。
通信路において情報を伝送する際には元の情報をなんらかのかたちで符号化することが一般的である。符号化された情報を構成する最小単位の信号をシンボルと呼ぶ。ディジタル通信路では、送信装置から送信される符号化された情報を復号装置で正しく復号するために送信装置のシンボルのクロック(1つのシンボルを伝送する際に使用する時間幅を表す情報)を受信装置側で検出することが重要である。これを行うことを受信装置と送信装置の間でのシンボルクロック同期という。シンボルクロック同期は通信をしている間常に行われていることが望ましい。これは、一般に受信装置と送信装置の間で同じ発振器を共有する手段がないため、同期が常にずれてしまう可能性があるからである。
同期部93は、送信装置8から送信された情報F(t)を正しく復号するために必要なパラメータ(同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータR)を推定し、出力する。具体的には、クロック素子931、シンボルタイミング再生回路932、輝度推定素子933の以下の動作により、復号に必要なパラメータ(TI,R)が生成される。
クロック素子931は、クロックを発生する。
シンボルタイミング再生回路932は、クロック素931から取得したクロックと受光部91から得た電気信号E’(t)とを用いて、クロック素子931のクロックと送信装置8のクロックの同期ずれのパラメータTIを求めて出力する。シンボルタイミング再生回路932としては、例えば非特許文献5が知られている。非特許文献5では、入力された2つの信号の位相差を検出しフィードバック制御をかけることで位相を同期させる。2つの信号のうち片方が発振器からの入力であり、もう片方が同期させたい信号である。
輝度推定素子933は、受光部91から得た電気信号E’(t)を用いて、最大輝度のパラメータ(最大輝度値)Rを推定する。
復号部94は、受光部91から出力された電気信号E’(t)を、同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを手掛かりに最小二乗法などを用いて復号し、復号結果M’+(i)を出力する。電気信号E’(t)をなんらかのかたちで離散化することで最小二乗法をデジタル回路で行うことができる。なお、受信装置9に復調部を設け、復調部が復号結果M’+(i)を復調して復調結果S’(i)を出力する構成としてもよい。この場合復調部は変調部81と対応するように構成されている必要がある。
受光素子111は、従来技術と同じくたとえばフォトディテクタとすることができる。また、受光素子111の前段に光学レンズを設けてもよい。さらに、受光素子111はフォトディテクタを格子状に並べたイメージセンサでもよい。受信信号生成部112は標本化素子、メモリ、演算装置などからなる。受光素子111は、送信装置8から光信号F’(t)を受信して、光信号F’(t)に対応する電気信号E’(t)を受信信号生成部112に対して出力する(SS111)。
仮復号部12はメモリ、演算装置などからなる。仮復号部12は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列を取得し、受信信号B’(i)の以前の系列(現フレームの受信信号の時刻のインデクスがiである場合、以前の系列は例えばi−1)において同期部13で得られた同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを記憶部15から取得して、B’(i)に対応する送信装置の送信信号を復号した仮の復号結果M’(i)の系列を生成する(S12)。なお、受信信号B’(i)より以前の系列がない場合には、予め定めた初期値(予め記憶部15に記憶しておく)を用いるものとする。仮復号部12における初期値復号方法としてビタビアルゴリズムなどの最尤推定が用いられることが想定される。通常、仮復号部12はある程度の数L(Lは正の整数)の受信信号B’(i)をまとめて復号を行う。この時出力される仮の復号結果M’(i)の数はK(Kは正の整数)である。KはLとTIによって決まる値であり、図11のように各露光時間が各点滅周期内に収まる場合に限り、K=Lとなり、それ以外の図10の場合にはK=L−1となる。具体的には、仮復号部12は、以下の式(1)により計算した系列M^’(i)を新たな仮の復号結果M’(i)として生成する(S12)。
同期部13はメモリ、演算装置などからなる。同期部13は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列と、仮復号部12から仮の復号結果M’(i)の系列とを取得して、最小二乗法などを用いて、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算して記憶部15に格納し、当該TI、Rを復号部14に出力する(S13)。具体的には、同期部13は以下の式(2)を用いて各パラメータTI、Rを算出する。従って、記憶部15には、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとが記憶される。
復号部14は、同期部13で求めたTIとR、および受信信号生成部112から取得した受信信号B’(i)の系列を用いて、受信信号B’(i)を復号した復号結果M’+(i)を出力する(S14)。復号の方法は、仮復号部12と同様である。なお、復号部14は必須の構成要件ではない。復号部14を用いずに、仮復号部12で得た仮の復号結果M’(i)をそのまま、復号結果として出力しても良い。また、前述同様受信装置1に復調部を設け、復調部が復号結果M’+(i)を復調して復調結果S’(i)を出力する構成としてもよい。この場合復調部は変調部81と対応するように構成されている必要がある。
(参考非特許文献1)C.M. ビショップ (著), 元田 浩 (監訳), 栗田 多喜夫(監訳), 樋口 知之 (監訳), 松本 裕治 (監訳), 村田 昇 (監訳)、「パターン認識と機械学習」、丸善出版、2012
同期部23は受信信号B’(i)の系列と、仮の復号結果M’(j^)の系列とを取得して、L1ノルム最小化などを用いて、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算する(S23)。具体的には、同期部23は以下の式(6)を用いてK個のM’(j^)とL個のB’(i)を用いて各パラメータTIとRを算出する。
発光部82の発光信号生成部821は、入力された変調信号M(j)が1である場合は、時刻j×Tf−Tf/2+d/2+Tから所定時間Tf−d(T≦Tf)経過した時刻j×Tf+Tf/2−d/2+Tまでの間、発光素子822に電気信号を与える。入力された変調信号M(j)が0である場合は、時刻j×Tf−Tf/2+d/2+Tから所定時間Tf−d(T≦Tf)経過した時刻j×Tf+Tf/2−d/2+Tまでの間、発光素子822には電気信号を与えない。発光素子822は発光信号生成部821から与えられた電気信号により発光する。これらにより、発光部82から光信号F(t)が出力される。
仮復号部32は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列を取得し、受信信号B’(i)の以前の系列において同期部33で得られた同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを記憶部15から取得して、仮の復号結果M’(j^)の系列を生成する(S32)。復号方法はビタビアルゴリズム(参考非特許文献1)などの最尤推定が用いられることが想定される。通常、仮復号部32はある程度の数KのB’(i)をまとめて復号を行う。この時出力される仮の復号結果M’(j^)の数はLであり、これはTfとTsの関係及び同期ずれのパラメータTIによって決まる。仮復号部32は、以下の式(7)により計算した系列M^’を新たな仮の復号結果の系列として生成する(S32)。
I−=I+のとき、
一方でτ>Tf−dならばT−とT+は、
I−=I+のとき、
式(10)、式(11)は図15(b)に示す6通りの場合に対応するようになっている。
ただし、ここで
同期部33は受信信号生成部112から受信信号B’(i)の系列と、仮復号部12から仮の復号結果M’(j^)の系列とを取得して、最小二乗法などを用いて、インデクスごとに同期ずれのパラメータTIと最大輝度のパラメータRとを計算して記憶部15に格納し、当該TI、Rを復号部14に出力する(S33)。具体的には、同期部33はK個のM’(j^)とL個のB’(i)を用いて、以下の式(18)により各パラメータTIとRを算出する。
送信装置が複数(H個)ある場合でも、本発明の可視光通信システムを構成することができる。この場合は、送信装置に対応する受光部、仮復号部、同期部を複数組(計H組)用意すればよい。この場合は同期ずれのパラメータTI、及び最大輝度のパラメータRはそれぞれの送信装置に対応して計算される。送信装置が複数ある場合においても、各々の送信装置に対して独立に同期をとることが可能である。
同期部で行うパラメータTIの推定はあらかじめ用意したいくつかの候補の中から選ぶという形で(式2)、(式4)、(式18)などを最適化してもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、仮復号部12、22、32は、α,βを
α+β=τ
を満たす同期のずれのパラメータTIに応じた重みとしたとき、
Claims (3)
- 送信装置と可視光通信をする受信装置であって、
前記送信装置から光信号を受信して、前記光信号に対応する電気信号を出力する受光素子と、
前記電気信号の強度を所定の時間間隔ごとに計測して、当該計測結果をインデクスごとの受信信号の系列として出力する受信信号生成部と、
前記受信信号の系列と、前記受信信号の以前の系列における同期ずれのパラメータと最大輝度のパラメータとを用いて仮の復号結果の系列を生成した場合の仮復号結果の系列の長さと同じ長さの、予め定めた系列を出力する系列出力部と、
前記受信信号の系列と、前記予め定めた系列とを用いて、L1ノルム最小化を用いて、前記同期ずれのパラメータと前記最大輝度のパラメータとを計算する同期部とを含む
受信装置。 - 送信装置と可視光通信をする受信装置が行う受信方法であって、
前記送信装置から光信号を受信して、前記光信号に対応する電気信号を出力する受光素子ステップと、
前記電気信号の強度を所定の時間間隔ごとに計測して、当該計測結果をインデクスごとの受信信号の系列として出力する受信信号生成ステップと、
前記受信信号の系列と、前記受信信号の以前の系列における同期ずれのパラメータと最大輝度のパラメータとを用いて仮の復号結果の系列を生成した場合の仮復号結果の系列の長さと同じ長さの、予め定めた系列を出力する系列出力ステップと、
前記受信信号の系列と、前記予め定めた系列とを用いて、L1ノルム最小化を用いて、前記同期ずれのパラメータと前記最大輝度のパラメータとを計算する同期ステップとを含む
受信方法。 - 請求項2に記載された受信方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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