JP2009294876A - 光信号受信装置及び光通信システム - Google Patents

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好克 木村
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清澄 城殿
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Abstract

【課題】送信側と受信側で完全に同期がとれていなくても、光信号を正常に受信する。
【解決手段】光信号受信装置は、発光部24を撮像して所定周波数の略2倍の周波数でサンプリングして画像信号を生成する撮像素子31と、生成された各サンプリング期間の画像信号に基づいて、同期用LED24aに対応する画像位置の輝度値である同期用輝度値と、情報送信用LED24bに対応する画像位置の輝度値である情報送信用輝度値と、を検出する信号処理部32と、検出された連続する4フレームの同期用輝度値に基づいて、同期用LED24aの点灯期間及び消灯期間の各期間において、当該期間内に含まれる奇数フレーム及び偶数フレームのいずれかの画像信号を選択し、信号処理部32により検出された情報送信用輝度値であって前記選択された画像信号から検出された情報送信用輝度値に基づいて、受信情報を生成する受信情報生成部34と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光信号受信装置及び光通信システムに関する。
従来、走行中や停止中の車両間で、又は、情報管理装置(例えば、交通情報を一括して管理する交通情報管理サーバ)と車両との間で、光信号により互いに通信する光通信装置が提案されている。
特許文献1には、ノイズの影響を低減し、他の種類のビーコンからの信号を誤って受信処理するのを防止する車外情報受信装置が開示されている。特許文献1の車外情報受信装置は、外部の通信装置からの信号に基づいて道路種別を判定し、その道路種別に応じて受信手段で受信される信号を限定し、限定された信号に基づいて受信処理を行うものである。
特許文献2には、光信号による特定車両間の通信を可能にする技術が開示されている。特許文献2の技術は、不特定の車両に情報を送信するときには自車の識別情報を含む信号を送信し、特定の車両に情報を送信するときには自車の識別情報と特定の車両の識別情報を含む信号を送信するものである。
特許文献3には、複数の異なる信号光を別々のエリアに送信する場合に、簡単な構成でユーザにとって各受信エリアを視覚的に認識可能にする技術が開示されている。特許文献3の技術では、可視光送信装置がそれぞれ異なる波長の複数の可視光を変調して目視可能に送信する。そして、可視光受信装置が、複数の可視光のうちの少なくとも1つの可視光を受光して、受信エリアにおける各可視光の重なり具合に応じたそれぞれの可視光の受光レベルに基づき各信号を復調する。
特開平9−16888号公報 特開2004−326705号公報 特開2004−193898号公報
特許文献1及び2の技術は単一の発光素子から送信された光信号を受信するものであり、特許文献3の技術はR、G、Bの各可視光送信部から送信された可視光のいずれか1つを受光するものである。ところが、大容量のデータを光通信するには特許文献1〜3のように単一の発光部だけでは不十分であり、複数の発光部が必要になる。そこで、複数の発光部のいずれかが同期用光信号を送信し、他の発光部が情報内容を表す光信号を送信する光信号送信装置が考えられる。
しかし、送信側と受信側で完全に同期をとることは容易ではなく、同期ずれが生じるとそれが累積してしまい、その結果、光信号の受信ができなくなってしまう問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、送信側と受信側で完全に同期がとれていなくても、光信号を正常に受信することができる光信号受信装置及び光通信システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明である光信号受信装置は、所定周波数で点滅する少なくとも1つの同期用発光部と、情報内容に応じて点滅する少なくとも1つの情報送信用発光部と、を有する発光手段を撮像して、前記所定周波数の略2倍の周波数でサンプリングして画像信号を生成する撮像手段と、前記撮像手段により生成された各サンプリング期間の画像信号に基づいて、前記同期用発光部に対応する画像位置の輝度値である同期用輝度値と、前記情報送信用発光部に対応する画像位置の輝度値である情報送信用輝度値と、を検出する輝度値検出手段と、前記輝度値検出手段により検出された連続する4フレームの同期用輝度値に基づいて、前記同期用発光部の点灯期間及び消灯期間の各期間において、当該期間内に含まれる奇数フレーム及び偶数フレームのいずれかを選択するフレーム選択手段と、前記輝度値検出手段により検出された情報送信用輝度値であって前記フレーム選択手段により選択されたフレームの情報送信用輝度値に基づいて、受信情報を生成する受信情報生成手段と、を備えている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光信号受信装置であって、前記画像信号選択手段は、前記奇数フレーム及び前記偶数フレームの画像信号のうち、前記同期用発光部が点灯状態又は消灯状態のときのフレームを選択する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の光信号受信装置であって、前記輝度値検出手段は、前記撮像手段により生成された各サンプリング期間の画像信号に基づいて、前記同期用発光部及び前記情報送信用発光部にそれぞれ対応する画像位置の輝度値を検出し、各輝度値のうち一定の周期で変化する輝度値を前記同期用輝度値として検出し、その他の輝度値を前記情報送信用輝度値として検出する。
請求項4の発明である光通信システムは、請求項1から3のいずれか1項に記載の光信号受信装置と、前記発光手段を有する光信号送信装置と、を備えている。
請求項1の発明によれば、連続する4フレームの同期用輝度値に基づいて奇数フレーム及び偶数フレームのいずれかを選択することにより、発光手段と撮像手段が完全に同期がとれていなくても、発光手段の同期用発光部と同期のとれたフレームの情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成することができる。
請求項2の発明によれば、同期用発光部が点灯状態又は消灯状態のときのフレームを選択することにより、発光手段の同期用発光部と同期のとれた画像信号の情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成することができる。
請求項3の発明によれば、発光手段のどの位置に同期用発光部があるかが特定されていなくても、同期用発光部及び情報送信用発光部にそれぞれ対応する画像位置の輝度値のうち、一定の周期で変化する輝度値を同期用輝度値として検出することにより、光通信を行うことができる。
請求項4の発明によれば、光信号送信装置の発光手段と光信号受信装置の撮像手段が完全に同期がとれていなくても、光信号送信装置から送信された光信号に対して光信号受信装置で同期をとって、正確な受信情報を生成することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光通信システムの構成を示すブロック図である。光通信システムは、例えば車車間通信に用いることができる。
光通信システムは、通信すべき信号を生成する信号生成装置10と、信号生成装置10で生成された信号を光信号に変換して送信する光信号送信装置20と、光信号送信装置20から送信された光信号を受信する光信号受信装置30と、光信号受信装置30で受信された信号を音声又は画像により出力する出力装置40と、を備えている。本実施形態では、信号生成装置10及び光信号送信装置20と、光信号受信装置30及び出力装置40とは、それぞれ異なる車両に搭載されている。
光信号送信装置20は、信号生成装置10で生成された信号に基づいて送信情報を生成する送信情報生成部21と、後述する同期用LED(Light Emitting Diode)24aの点滅周波数を制御する点滅周波数制御部22と、後述する発光部24を駆動させる駆動回路23と、発光して光信号を生成する発光部24と、を備えている。
図2は、発光部24の構成を示す図である。発光部24は、1つの同期用LED24aと、複数の情報送信用LED24bと、を備えている。同期用LED24aは、光信号受信装置30と同期をとるために発光するものであり、本実施形態では左上の隅に設けられている。同期用LED24a及び情報送信用LED24bは、図2に示す個数に限定されるものではない。例えば、同期用LED24aは複数であってもよいし、情報送信用LED24bは14個以下でもよいし、16個以上であってもよい。なお、発光部24は、車両後部に設置され、LEDで配列されたバックライトと共用することができる。
一方、光信号受信装置30は、光信号送信装置20の発光部24を撮像する撮像素子31と、信号処理を行う信号処理部32と、同期用LED24aの点滅周波数を検出する点滅周波数検出部33と、受信情報を生成する受信情報生成部34と、を備えている。受信情報生成部34で生成された受信情報は、出力装置40を介して出力される。
以上のように構成された光通信システムにおいて、光信号送信装置20の送信情報生成部21は、信号生成装置10で生成された信号に基づいて送信情報を生成し、この送信情報を駆動回路23に供給する。また、点滅周波数制御部22は、同期用LED24aの点滅周波数を制御する。
駆動回路23は、点滅周波数制御部22で制御された点滅周波数で点滅するように同期用LED24aを駆動すると共に、送信情報生成部21で生成された送信情報を送信するように各々の情報送信用LED24bを駆動する。これにより、同期用LED24aは所定周波数で点滅することによって規則的な010101・・・の信号を出力し、各々の情報送信用LED24bは送信情報に応じてそれぞれ点滅する。
一方、光信号受信装置30の撮像素子31は、発光部24を撮像し、同期用LED24aの点滅周波数の2倍のサンプリング周波数で画像信号(フレーム信号)を生成し、この画像信号を信号処理部32に供給する。
信号処理部32は、撮像素子31から供給された各フレームの画像信号に対して上述したサンプリング周波数で相関二重サンプリング処理、アナログ/ディジタル変換処理等の信号処理を行う。更に、信号処理部32は、画像信号の輝度値を検出し、輝度値が変化する画像位置のうち、同期用LED24aに対応する画像位置の輝度信号の値(同期用輝度値)を、点滅周波数検出部33及び受信情報生成部34に供給する。本実施形態では、信号処理部32は、輝度値が変化する画像位置のうち、左上の隅の画像位置の輝度値を同期用輝度値とすればよい。また、信号処理部32は、情報送信用LED24bに対応する画像位置(輝度値が変化する画像位置のうち左上の隅を除く画像位置)の輝度信号の値(情報送信用輝度値)を受信情報生成部34に供給する。
点滅周波数検出部33は、信号処理部32から供給された同期用輝度値の時間変化に基づいて、この同期用輝度値の点滅周波数を検出し、検出結果を受信情報生成部34に供給する。
受信情報生成部34は、信号処理部32から供給された同期用輝度値に基づいて同期用LED24aの点滅周期と撮像素子31のフレーム周期との同期ずれを判定し、同期用LED24aの点滅周期と同期しているフレームを選択する。そして、受信情報生成部34は、その選択したフレームの画像信号から検出された情報送信用輝度値に基づいて受信情報を生成する。
図3は、同期用LED24aの点滅周期と撮像素子31(同期用輝度信号)のフレーム周期との同期がとれている場合(同位相の場合)を示すタイミングチャートである。なお、n、n+1、n+2、n+3はフレーム番号であり、同期用輝度信号の値が同期用輝度値である。また、差分絶対値は、現在のフレームの同期用輝度値とその2つ前のフレームの同期用輝度値との差分の絶対値を示している。
図3の場合、撮像素子31は、同期用LED24aが点灯及び消灯している期間に、それぞれ2枚(奇数フレーム及び偶数フレーム)の画像信号を生成する。
この場合、同期用LED24aの点灯期間における奇数フレーム及び偶数フレームの同期用輝度値は共にハイレベル(8ビット換算で255近傍の値)になる。また、その消灯期間における奇数フレーム及び偶数フレームの同期用輝度値は共にローレベル(8ビット換算で0近傍の値)になる。このため、差分絶対値は、すべて同じ値になる。この条件下で受信情報を生成する場合、受信情報生成部34は奇数フレーム及び偶数フレームのいずれの情報送信用輝度値を使用してもよい。
但し、点滅周期とフレーム周期との間に同期ずれが生じると、奇数フレーム及び偶数フレームのいずれかが、同期用LED24aの点灯期間及び消灯期間の両方にまたがってしまう可能性がある。
図4(A)及び(B)は、撮像素子31(同期用輝度信号)のフレーム周期に対して同期用LED24aの点滅周期が短い場合を示すタイミングチャートである。
図4(A)の場合、奇数フレーム(n+1,n+3)は同期用LED24aの点灯期間及び消灯期間の両方にまたがっているため、同期用輝度値は0(消灯)と1(点灯)を表す輝度の中間値(8ビット換算で128前後の値)となる。よって、奇数フレームの情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成するのは好ましくない。一方、偶数フレーム(n,n+2)は同期用LED24aの点灯期間及び消灯期間のいずれかだけであるため、同期用輝度値は0(消灯)又は1(点灯)を表す。よって、偶数フレームの情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成するのが好ましい。
図5(A)から(C)は、撮像素子31(同期用輝度信号)のフレーム周期に対して同期用LED24aの点滅周期が長い場合を示すタイミングチャートである。
図5(A)の場合、偶数フレーム(n+2)は同期用LED24aの点灯期間及び消灯期間の両方にまたがっているため、同期用輝度値は0(消灯)と1(点灯)を表す輝度の中間値となる。よって、偶数フレームの情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成するのは好ましくない。一方、奇数フレーム(n+1,n+3)は同期用LED24aの消灯期間又は点灯期間であるため、同期用輝度値は0(消灯)又は1(点灯)を表す。よって、奇数フレームの情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成するのが好ましい。
そこで、受信情報生成部34は、連続する4つのフレームの同期用輝度値を用いて点滅周期とフレーム周期の同期ずれを判定し、その判定結果に基づいて時間的に連続する奇数フレーム及び偶数フレームのいずれかの画像信号を選択し、選択した画像信号の情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成する。具体的には、受信情報生成部34は、次の同期ずれ判定ルーチンを実行する。
図6は、同期ずれ判定ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS1では、受信情報生成部34は、フレーム番号がn、n+1、n+2、n+3のそれぞれのときの同期用輝度値val1、val2、val3、val4を、F(n)、F(n+1)、F(n+2)、F(n+3)にそれぞれに設定すると共に、A=|F(n)−F(n+2)|、B=|F(n+1)−F(n+3)|をそれぞれ計算して、ステップS2に進む。
ステップS2では、受信情報生成部34は、
|A−B|<Th1(定数)
を満たすかを判定する。すなわち、受信情報生成部34は、連続する2つの偶数フレームの同期用輝度値の差の絶対値と、連続する2つの奇数フレームの同期用輝度値の差の絶対値と、の差の絶対値が閾値Th1より小さいかを判定する。肯定判定のときはステップS3に進み、否定判定のときはステップS5に進む。
なお、Th1は、AとBの絶対値がほぼ等しいかを判定するための閾値であり、例えば、ゼロ近傍の定数である。したがって、受信情報生成部34は、上記判定の代わりに、A−B=0であるかを判定してもよい。このような判定を行う理由は、次の通りである。
LED信号の周期と受光信号(フレーム信号)の周期とがずれている場合、差分絶対値A、Bの一方の値が大きく、その他方の値が小さくなる。そして、差分絶対値が大きい方のフレームが、受信情報を生成するために必要な選択すべきフレームとなる。
しかし、時間が経過すると、LED信号の周期と受光信号の周期とのずれが大きくなって、差分絶対値A、Bの絶対値の差が小さくなり、差分絶対値A、Bの大小が交替する。そこで、ステップS2では、この差分絶対値A、Bの大小が交替する直前又は直後のタイミングが判定される。
ステップS3では、受信情報生成部34は、
A>Th2(定数)、かつ、B>Th3(定数)
を満たすかを判定し、肯定判定のときはステップS4に進み、否定判定のときはステップS6に進む。
なお、閾値Th2、Th3は、差分絶対値A、Bがほぼ最大値に達しているかを判定するための閾値であり、これまでの差分絶対値AとBの最大値をそれぞれ設定してもよい。このような判定を行う理由は、次の通りである。
ステップS1を経て差分絶対値A、Bがほぼ等しくなると、LED信号の周期が受光信号の周期より長い(LED信号の周期が遅い)場合は、これらは最大値(=255)又その近傍の値になる(図5※印参照)。一方、LED信号の周期が受光信号の周期より短い(LED信号の周期が早い)場合は、これらは最小値と最大値の中間値近傍の値になる(図4※印参照)。すなわち、ステップS3では、LED信号の周期が受光信号に比べて遅いか早いかが判定される。
ステップS4では、受信情報生成部34は、カメラの受信周期にくらべてLEDの発光周期が遅いと判断し、nをインリメントして(n←n+1)、ステップS7に進む。これにより、図5(A)〜(C)に示すように、本来とるべきフレームを1つとばして受信する。
例えば図5の場合、受信情報生成部34は、ステップS2、S3を経てステップS4に進んでフレーム番号n+1を選択する。ここで、フレーム番号nは同期用LED24aの点灯期間と消灯期間の両方を含んでいるが、フレーム番号n+1は同期用LED24aの消灯期間のみ含んでいる。よって、受信情報生成部34は、フレーム番号n+1の情報送信用輝度値を用いて、同期用LED24aの消灯期間の受信情報を生成することができる。
ステップS5では、受信情報生成部34は、カメラの受信周期にくらべてLEDの発光周期が早いと判断し、nをデクリメント(n←n−1)する。すなわち、図4に示すようにフレームをつめて、ステップS6に進む。
例えば図4の場合、受信情報生成部34は、ステップS2、S5を経てステップS6に進んでフレーム番号nを選択する。ここで、フレーム番号n+1は同期用LED24aの点灯期間と消灯期間の両方を含んでいるが、フレーム番号nは同期用LED24aの消灯期間のみを含んでいる。よって、受信情報生成部34は、フレーム番号nの情報送信用輝度値を用いて、同期用LED24aの消灯期間の受信情報を生成することができる。
ステップS6では、受信情報生成部34は、現時点のフレーム番号nが示すフレームを同期用LED24aの点滅周期と同期のとれているフレームとして選択した後、受信情報を生成するための画像信号が終了したかを判定し、肯定判定のときは本ルーチンを終了し、否定判定のときはステップS7に進む。
ステップS7では、受信情報生成部34は、現在のnに対して2を加算して(n←n+2)新たなフレーム番号を設定し、新たに設定されたフレーム番号の画像信号を処理対象に設定して、ステップS1に戻る。そして、受信情報生成部34で生成された受信情報は、出力装置40に供給される。出力装置40は、受信情報生成部34で生成された受信情報を音声又は画像により出力する。
以上のように、本実施の形態に係る光信号受信装置30は、連続する4つのフレームの同期用輝度値を用いて、同期用LED24aの点滅周期と撮像素子31のフレーム周期との同期ずれの方向を判定する。そして、光信号受信装置30は、同期用LED24aの点滅周期と同期のとれているフレームを選択し、選択したフレームの情報送信用輝度値に基づいて受信情報を生成する。
これにより、光信号受信装置30は、同期用LED24aの点滅周期と撮像素子31のフレーム周期との同期が完全にとれていない場合であっても、同期用LED24aと同期のとれた情報送信用輝度値を用いて受信情報を生成するので、光情報の通信を高精度に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。
上述した実施形態では、同期用LED24aが予め発光部24のどこに配置されているかが分かっている場合を例に挙げて説明したが、同期用LED24aがどこに配置されているか分からない場合でも、本発明を適用することができる。
この場合、光信号受信装置30の信号処理部32は、発光部24の各発光点に対応する画像位置においてそれぞれ輝度値を検出し、一定の周期で変化する輝度値を同期用輝度値として検出し、その他の輝度値を前記情報送信用輝度値として検出すればよい。これにより、光信号受信装置30は、光信号送信装置20の同期用LED24aの位置が分からない場合でも、同期用LED24aに対応する画像位置の同期用輝度値を検出できるので、同期用LED24aと同期のとれたフレームを選択し、正確な受信情報を生成することができる。
また、上述した実施形態では、信号生成装置10及び光信号送信装置20と、光信号受信装置30及び出力装置40と、がそれぞれ異なる車両に搭載されている例を挙げて説明したが、いずれか一方が情報管理装置に設けられてもよいし、これら全部が同一の車両に搭載されてもよいのは勿論である。
本発明の実施の形態に係る光通信システムの構成を示すブロック図である。 発光部の構成を示す図である。 同期用LEDの点滅周期と撮像素子31(カメラ受信信号)のフレーム周期との同期がとれている場合(同位相の場合)を示すタイミングチャートである。 撮像素子(カメラ受信信号)のフレーム周期に対して同期用LEDの点滅周期が進んでいる場合(位相が進んでいる場合)を示すタイミングチャートである。 撮像素子(カメラ受信信号)のフレーム周期に対して同期用LEDの点滅周期が遅れている場合(位相が遅れている場合)を示すタイミングチャートである。 同期ずれ判定ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
20 光信号送信装置
21 送信情報生成部
22 点滅周波数制御部
23 駆動回路
24 発光部24
24a 同期用LED
24b 情報送信用LED
30 光信号受信装置
31 撮像素子
32 信号処理部
33 点滅周波数検出部
34 受信情報生成部

Claims (4)

  1. 所定周波数で点滅する少なくとも1つの同期用発光部と、情報内容に応じて点滅する少なくとも1つの情報送信用発光部と、を有する発光手段を撮像して、前記所定周波数の略2倍の周波数でサンプリングして画像信号を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により生成された各サンプリング期間の画像信号に基づいて、前記同期用発光部に対応する画像位置の輝度値である同期用輝度値と、前記情報送信用発光部に対応する画像位置の輝度値である情報送信用輝度値と、を検出する輝度値検出手段と、
    前記輝度値検出手段により検出された連続する4フレームの同期用輝度値に基づいて、前記同期用発光部の点灯期間及び消灯期間の各期間において、当該期間内に含まれる奇数フレーム及び偶数フレームのいずれかを選択するフレーム選択手段と、
    前記輝度値検出手段により検出された情報送信用輝度値であって前記フレーム選択手段により選択されたフレームの情報送信用輝度値に基づいて、受信情報を生成する受信情報生成手段と、
    を備えた光信号受信装置。
  2. 前記画像信号選択手段は、前記奇数フレーム及び前記偶数フレームの画像信号のうち、前記同期用発光部が点灯状態又は消灯状態のときのフレームを選択する
    請求項1に記載の光信号受信装置。
  3. 前記輝度値検出手段は、前記撮像手段により生成された各サンプリング期間の画像信号に基づいて、前記同期用発光部及び前記情報送信用発光部にそれぞれ対応する画像位置の輝度値を検出し、各輝度値のうち一定の周期で変化する輝度値を前記同期用輝度値として検出し、その他の輝度値を前記情報送信用輝度値として検出する
    請求項1又は請求項2に記載の光信号受信装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の光信号受信装置と、
    前記発光手段を有する光信号送信装置と、
    を備えた光通信システム。
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