JP6124859B2 - 水位計測構造及び水位計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、下水管等の流水管の内部を流れる水の水位を計測する水位計測技術に関する。
各家庭などからの汚水は下水管(汚水管)に流し、雨水は雨水管に集める分流式下水道システムでは、下水管から送られてくる汚水のみを下水処理場で処理し、雨水管からの雨水は川や海に流すことができるので、下水処理場の処理容量を小さく設定できる。しかしながら、下水管に大きな亀裂などが生じていて降雨時に大量の雨水が下水管内に浸入すると、下水処理場に送られる水量が増大し、下水処理場の処理容量を超えてしまうおそれがある。また、このような大量の雨水の下水管内への浸入は下水管からの溢水を引き起こすおそれもある。さらに、下水管の亀裂などから地下水が下水管内に常時浸入している場合には、下水処理場の汚水処理能力を低下させるし、地下水とともに土砂などが下水管内に引き込まれれば、道路の陥没が発生したり、下水管内に堆積した土砂などにより下水管の流下機能が阻害されたりする。
そこで、下水管に水位計又は流量計を取り付けて下水管内の水量を監視し、降雨時に水量が大幅に増大するか否かや、深夜にもかかわらずある程度の流量の水が流れているか否かなどを見極めて雨水の浸入発生エリア及び常時浸入水発生エリアを絞り込み、絞り込んだエリアに適切な浸入水対策を施していくといったことが行われている。
このような下水管内の水量の監視には、例えば特許文献1に記載されたような流量計が用いられている。
特開平05−223605号公報
しかしながら、特許文献1のよう流量計は高価であり、下水管への設置が複雑である。したがって、予算の関係でこのような下水管内の水量の監視が見送られる場合も少なくない。
そこで本発明は、下水管等への設置が簡単で安価な水位計測構造及び簡単かつ安価に実施できる水位計測方法の提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明の水位計測構造は、下水管等の流水管の内部を流れる水の水位を計測するための水位計測構造であって、前記流水管の内周面に周方向に沿って取り付けられた又は配置された、下端開口及び上端開口を有する透明又は半透明のチューブを備え、前記チューブの前記下端開口は前記流水管の内側の底部に位置し、前記下端開口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管の水には着色材又は着色液が浮かべられているものである。チューブは、上端開口が流水管内の水の中に沈まないように、かつ、下端開口が流水管内の水の中に、例えば常に入った状態となるように配置される。チューブは、例えば全長にわたって流水管の内周面に接触するように取り付けられる。着色材又は着色液は水と混ざり合わないことが必要であり、例えば油性の液体染料を着色材又は着色液として用いることができる。着色材又は着色液と接触したチューブの内面は着色される。チューブは着色材又は着色液による着色が外側から視認できるような透明性又は半透明性を有する必要がある。着色材又は着色液はチューブの内面の着色個所が水の中に入っても流れ落ちないものを使用する。ここでは、流水管内の水位が下がれば着色材又は着色液はチューブ内で下側に移動するし、流水管内の水位が上昇すれば着色材又は着色液はチューブ内で上側に移動する。したがって、チューブの内面の着色領域の最も上側は、流水管の水位が最高のときの着色材又は着色液の位置を示し、着色領域の最も下側は、少なくとも着色領域の最も下側が適度な高さに位置している場合には、流水管の水位が最低のときの着色材又は着色液の位置を示している。チューブ内に入れておく着色材又は着色液を、比重が十分小さいものとし、かつ、チューブの内面の着色に必要な量に限っておけば、着色領域の上端は流水管の最高の水位と一致又はほぼ一致し、着色領域の下端は、少なくとも着色領域の下端が適度な高さに位置している場合には、流水管の最低の水位と一致又はほぼ一致する。最高の水位と最低の水位とが求まれば、例えばマニングの公式を利用することにより最高の流量と最低の流量を導き出すことができる。
本発明の水位計測構造は、より具体的には、下水管等の流水管の内部を流れる水の水位を計測するための水位計測構造であって、前記流水管の内周面にこの内周面の底部を通り周方向に沿って取り付けられた又は配置された、両端開口のU字状又はC字状の透明又は半透明のチューブを備え、前記チューブの下端部には水の出入口が形成され、前記水の出入口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水には、幅方向両側で着色材又は着色液が浮かべられているものとして構成できる。チューブは、例えば全長にわたって流水管の内周面に接触するように取り付けられる。チューブは、両端の開口が流水管内の水の中に沈まないように、かつ、水の出入口が流水管内の水の中に、例えば常に入った状態となるように配置される。水の出入口は流水管の底部に位置し、例えばチューブの下端部の外周側に形成される。
また、この目的を達成するための本発明の水位計測方法又は水量計測方法は、下水管等の流水管の内部を流れる水の水位を計測する水位計測方法であって、少なくとも2つの開口を有する透明又は半透明の柔軟な又は湾曲可能なチューブを準備する準備工程と、前記開口の一つが水の出入口として前記流水管の内側の底部に位置するように、前記チューブを前記流水管の内周面に周方向に沿って取り付ける又は配置する配置工程と、前記チューブ内に着色材又は着色液を注入し、前記水の出入口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水に前記着色材又は着色液を浮かべる注入工程と、所定の時間又は日数が経過してから前記着色材又は着色液による前記チューブの着色領域を観察する観察工程と、を備え、観察された前記チューブの前記着色領域の上端位置により最高水位又は所定の時間又は日数での最高水位を認定するものである。観察されたチューブの着色領域の下端位置により最底水位又は所定の時間又は日数での最低水位を認定することもできる。チューブの着色領域の観察はチューブの外側から行なわれる。
本発明の水位計測方法又は水量計測方法は、より具体的には、下水管等の流水管の内部を流れる水の水位を計測する水位計測方法であって、長さ方向両端が開口し、長さ方向中間に水の出入口が形成されている透明又は半透明の柔軟な又は湾曲可能なチューブを準備する準備工程と、前記水の出入口が前記流水管の内側の底部に位置し、前記開口が幅方向両側で上端に位置するように、前記チューブを前記流水管の内周面に周方向に沿ってU字状又はC字状に取り付ける配置工程と、前記チューブ内に着色材又は着色液を注入し、前記水の出入口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水に幅方向両側で前記着色材又は着色液を浮かべる注入工程と、所定の時間又は日数が経過してから前記着色材又は着色液による前記チューブの着色領域を観察する観察工程と、を備え、観察された前記チューブの前記着色領域の上端位置により最高水位又は所定の時間又は日数での最高水位を認定するものとして構成できる。観察されたチューブの着色領域の下端位置により最底水位又は所定の時間又は日数での最低水位を認定することもできる。あるいは、チューブの両側の着色領域の下端の間隔と最底流量を関連付ける回帰直線又は回帰曲線を分析しておき、観察されたチューブの着色領域の下端の状況又はチューブの着色領域の下端の測定値若しくは測定状況から最低流量を求めることもできる。配置工程では、水の出入口がチューブの下端部の外周側に位置するように、チューブを流水管の内周面に取り付けることができる。
本発明によれば流水管内の流水の水位を簡易に計測することができる。
本発明に係る水位計測構造が設けられた下水管の全体的な構成を示す図である。 水位計測構造の全体的な構造を示す図である。 水位計測構造を構成した直後の状態を示す図である。 下水管内の水の水位が下がった場合を示す図である。 下水管内の水の水位が上がった場合を示す図である。 水位計測構造の構成方法を説明する図である。 チューブ内の下水の残存量が少ない場合の着色領域の下端の状況を示す図である。 着色領域の下端の間隔と最低流量との相関関係を示す図である。 着色領域の下端の間隔と最低流量との相関関係を示す別の図である。 着色領域の下端の間隔を測定する方法を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、図1を参照して本発明に係る水位計測構造が設けられた下水管の全体的な構成を説明し、図2を参照して水位計測構造の全体的な構造を説明する。
下水管(汚水管)1は各家庭などからの排水を下水処理施設(図示せず)まで流すために地中に埋設されているが、この下水管1内を流れる下水3の水位を計測し、雨水や地下水が下水管1内にどの程度浸入しているかを判定するために、下水管1のマンホール5への開口部分7に水位計測構造9が構成されている。
水位計測構造9は、下水管1の開口部分7の内周面11に周方向に沿ってC字状に取り付けられた透明のチューブ13を備えている。チューブ13は、全長にわたって下水管1の内周面11と接触するようにステープル15を用いて内周面11に固定されている。チューブ13には塩化ビニール製のものを用いることができるが、下水3に長期間浸けておいても変色しないタイナノチューブを用いるのが好ましい。チューブ13は幅方向両側の上端が開口し、下水管1の内周面11の底部17に一致するように幅方向中央に位置する下端部に水の出入口19が形成されていて、チューブ13の内部はこの水の出入口19を介して下水管1の底部17と連通している。したがって、チューブ13内には下水管1内の下水3の水位とほぼ一致する水位となるように下水3が入り込んでいる。チューブ13内にはまた、幅方向両側で下水3に浮くように比重の小さな着色液21が注入されている。着色液21の注入量は、着色液21が下水管1の高さ方向中央部に位置しているときに(例えば図2の場合)10mm程度の高さとなる量である。着色液21としては油性の染色液を用いることができ、具体的には赤色の潤滑油用液体染料である株式会社シラド化学の「Liquid neutral Red SST−D」が用いられている。「Liquid neutral Red SST−D」は密度0.91であるが、フルード(希釈液)で4倍に希釈して用いられているので低比重である。
次に、図3乃至図5を参照して水位計測構造9の計測原理を説明する。
図3は水位計測構造9を構成した直後の状態を示している。チューブ13内の下水3の水位又は高さは下水管1内の下水3の水位とほぼ一致している。より詳細には、着色液21の上面が下水管1内の下水3の水位よりも若干高く位置している。ここで下水管1内の下水3の水位が低下すると、図4に示すように、チューブ13内の下水3の水位又は高さも下水管1内の下水3の水位とほぼ一致するように低下し、着色液21は下側に移動するが、移動過程でチューブ13の内面を赤色に着色して着色領域23を構成する。次に下水管1内の下水3の水位が上昇すると、図5に示すように、チューブ13内の下水3の水位又は高さも下水管1内の下水3の水位とほぼ一致するように上昇し、着色液21は上側に移動するが、移動過程でチューブ13の内面を赤色に着色して新たな着色領域23を構成する。着色液21は水と混合しないので、チューブ13に付着した着色液21は水に触れても流れ落ちない。
このようにチューブ13内の着色液21は、下水管1内の下水3の水位の変動に応じて下水管1内の下水3の水位とほぼ一致するように上下動し、接触したチューブ13の内面を赤色に着色する。したがって、チューブ13の赤色の着色領域23の下端Lの高さ(より詳細には着色領域23の下端Lよりも若干上側の高さ)が、計測期間中の下水管1内の下水3の最低水位を表し、チューブ13の赤色の着色領域23の上端Hの高さ(より詳細には着色領域23の上端Hよりも若干下側の高さ)が、計測期間中の下水管1内の下水3の最高水位を表していると考えることができる。
ところで、下水管1内の下水3の流量は、流れの断面積A×流速Vで求まるが、下水3の水位が判明すれば流れの断面積Aは算出でき、また流速Vもマニングの公式を用いてV=1/n×R2/3×i1/2で算出できる(ここで、nは粗度係数、Rは径深でありR=流れの断面積A/潤辺Sで求まり、潤辺Sも下水3の水位から算出できる、iは水面勾配)。したがって、下水管1内の下水3の最低水位を用いて下水の最低流量を算出でき、下水管1内の下水3の最高水位を用いて下水3の最高流量を算出できる。そして、算出した最低流量を地下水の常時浸入水量と把握し、あるいは算出した最低流量から地下水の常時浸入水量を把握し、最高流量から雨天時のおおよその雨水浸入水量を把握する。
図6を参照して水位計測構造9の構成方法を説明する。
水位計測構造9を構成するには、まず、下水管1の内周の8割程度の長さの両端開口の柔軟な、湾曲可能な又は可撓性を有するチューブ13を準備する。ここでは下水管1の内径は200mmであり、チューブ13の長さは約500mmである。このチューブ13の長さ方向中央に水の出入口19をあけておく(図6a)。チューブ13の太さは例えば内径6mm×外径8mmであり、水の出入口19は例えば3mm乃至3.5mmの径の円形口である。水の出入口19の径が3mm未満だと下水3内の汚泥などにより水の出入口19が簡単に詰まってしまうおそれがある。このような水の出入口19は例えばポンチであけることができる。水の出入口19が設けられたチューブ13は、水の出入口19が下水管1の内面の底部17と向き合うように下水管1の内周面11に沿ってステープル15で固定される(図6b)。そして、チューブ13に着色液21が入ったシリンジ25の針を刺し、水の出入口19からチューブ13内に入り込んだ下水3の上側にそれぞれ、着色液21を注入又は供給する(図6c)。ここでは、チューブ13の下水管1への取り付けは下水3の水位が最も下がったときに行い、チューブ13への着色液21の注入又は供給は下水3の水位が適度に上昇したときに行うことができる。
ところで、下水管1内の下水3の水位が下がり、チューブ13内の下水3の残存量が少なくなると、図7に示すように、両側に位置する下水3と着色液21との境界がハの字を形成するように変位するので、下水管1内の下水3の水位がチューブ13の外径に近づいたり、チューブ13の外径以下となる場合には、下水管1内の下水3の水位と着色領域23の下端Lとの関係が複雑となる。そこで、着色領域23の下端Lがハの字を形成している場合には、一律に所定の最低水位を認定したり、両側の着色領域23の間隔又は離れ度合いにより下水管1内の下水3の水位を判断したりすることが可能である。また、下水管1内の下水3の水位がチューブ13の外径に近づいたり、チューブ13の外径以下となる場合には、チューブ13付近での下水3の水位が下水3の他の個所での水位よりも実質的に上昇しているので、最低水位の認定にはこの点も考慮する必要がある。したがって、着色領域23の下端Lがハの字を形成している場合には最低流量を直接認定することが好ましい。ここでは、一律に所定の最低流量を認定するという対処も可能ではあるが、両側の着色領域23の間隔により最低流量を導き出すのが効果的である。両側の着色領域23の間隔により最低流量を導き出すには、両側の着色領域23の間隔と流量との関係を実験により求めておき、最低流量の回帰直線又は回帰曲線を回帰分析することが考えられる。図8には、着色領域23の間隔と流量との実験により求めた関係を示す表と、着色領域23の間隔と流量又は最低流量の関係を示す回帰曲線29が記載された相関図が示されている。ここでは、着色領域23の間隔として両側の着色領域23の下端Lの上側A−A間隔を用いているが(図7参照、A−A間隔はチューブ13をまっすぐに延ばした時の間隔を用いる)、下水3の流量が極端に少なくなると両側の着色領域23の下端Lの上側A同士がつながってしまう場合もあるので、着色領域23の間隔として両側の着色領域23の下端Lの下側B−B間隔(図7参照、B−B間隔はチューブ13をまっすぐ延ばした時の間隔を用いる)を用いて回帰グラフを構成してもよい。図9には、着色領域23の間隔として両側の着色領域23の下端Lの下側B−B間隔を用いた場合の着色領域23の間隔と流量(1500ml/min以上)との実験により求めた関係を示す表と、着色領域23の間隔と流量又は最低流量の関係を示す回帰直線又は回帰曲線30が記載された相関図が示されている。着色領域23の下側B−B間隔が30mm未満の場合は一律に所定の最低流量を認定することもできる。また、両側の着色領域23の下端Lの上側Aがつながってしまった場合には一律に所定の最低流量を認定するという対処も可能である。
図10を参照して着色領域23の下端Lの間隔を測定する場合を説明する。
両側に位置する着色領域23の下端Lの間隔を測定する場合には、チューブ13の両端開口又は上端開口をそれぞれキャップ31で密封し、ステープル15を外して下水管1の開口部分7からチューブ13を取り出す。チューブ13の両端開口の密封は作業員が指で両端開口を押さえて行ってもよい。ここで、水の出入口19が3.5mmよりも大径であると、チューブ13の両端開口を閉塞しておいても水の出入口19から下水3などが簡単に流出するおそれがあるので、水の出入口19の径は3.5mm以下としておく。そして、水の出入口19から下水3が流出しないようにしてチューブ13をまっすぐに延ばし、着色領域23の下端Lの間隔をスケール33で測定する。
本発明の水位計測構造及び水位計測方法は下水管の水量調査に適用することができる。
1 下水管
3 下水
9 水位計測構造
13 チューブ
19 水の出入口
21 着色液

Claims (9)

  1. 流水管内を流れる水の水位を計測するための水位計測構造であって、
    前記流水管の内周面に周方向に沿って取り付けられた、下端開口及び上端開口を有する透明又は半透明のチューブを備え、
    前記チューブの前記下端開口は前記流水管の内側の底部に位置し、
    前記下端開口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水には着色材が浮かべられていて、
    前記着色材は接触した前記チューブの内面を着色する、ことを特徴とする水位計測構造。
  2. 流水管内を流れる水の水位を計測するための水位計測構造であって、
    前記流水管の内周面にこの内周面の底部を通り周方向に沿って取り付けられた、両端開口のU字状又はC字状の透明又は半透明のチューブを備え、
    前記チューブの下端部には水の出入口が形成され、
    前記水の出入口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水には、幅方向両側で着色材が浮かべられている、ことを特徴とする水位計測構造。
  3. 前記水の出入口は前記チューブの下端部の外周側に形成されている、ことを特徴とする請求項2記載の水位計測構造。
  4. 前記着色材は着色液である、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の水位計測構造。
  5. 流水管内を流れる水の水位を計測する水位計測方法であって、
    少なくとも2つの開口を有する透明又は半透明の柔軟なチューブを準備する準備工程と、
    前記開口の一つが水の出入口として前記流水管の内側の底部に位置するように、前記チューブを前記流水管の内周面に周方向に沿って取り付ける配置工程と、
    前記チューブ内に着色材を注入し、前記水の出入口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水に前記着色材を浮かべる注入工程と、
    所定の時間又は日数が経過してから前記着色材による前記チューブの着色領域を観察する観察工程と、を備え、
    観察された前記チューブの前記着色領域の上端位置に基づき最高水位を認定する、ことを特徴とする水位計測方法。
  6. 流水管内を流れる水の水位を計測する水位計測方法であって、
    長さ方向両端が開口し、長さ方向中間に水の出入口が形成されている透明又は半透明の柔軟なチューブを準備する準備工程と、
    前記水の出入口が前記流水管の内側の底部に位置し、前記開口が幅方向両側で上端に位置するように、前記チューブを前記流水管の内周面に周方向に沿ってU字状又はC字状に取り付ける配置工程と、
    前記チューブ内に着色材を注入し、前記水の出入口から前記チューブ内に入り込んでいる前記流水管内の水に幅方向両側で前記着色材を浮かべる注入工程と、
    所定の時間又は日数が経過してから前記着色材による前記チューブの着色領域を観察する観察工程と、を備え、
    観察された前記チューブの前記着色領域の上端位置に基づき最高水位を認定する、ことを特徴とする水位計測方法。
  7. 前記着色材は着色液である、ことを特徴とする請求項5又は6記載の水位計測方法。
  8. 観察された前記チューブの前記着色領域の下端位置に基づき最低水位を認定する、ことを特徴とする請求項5、6又は7記載の水位計測方法。
  9. 前記配置工程では、前記水の出入口が前記チューブの下端部の外周側に位置するように、前記チューブを前記流水管の内周面に取り付ける、ことを特徴とする請求項5、6、7又は8記載の水位計測方法。
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