JP6121850B2 - アースレス静電気除去具。 - Google Patents
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Description
(例えば特許文献1参照)
又、帯電した電荷を放電させるもので、導電繊維、放電管等で放電させLEDを使用して放電の確認をさせている除電具等が、先行技術として開示されている。
(例えば特許文献2、参照)
又、工場における静電対策の一つとしてリスト・トラップと呼ばれる製品が開示されているが、導電線によるアースが必要とされている。然し、そこでのアースは、漏電による感電予防のため、グランドとの間に、1MΩの抵抗を挿入することが、義務付けられている、間接的なアースである。 (例えば特許文献3、参照)
最新の静電気除去方法と静電気除去装置として静電気を一旦、導体間に静電誘導で蓄電してから、バリスター等を使ったアースを必要としない除去方法も先行技術として
開示されている。 (例え特許文献4、参照)
現在市販されている、静電気除去具は、主に、キーホルダー等に取り付けて、アースとなる金属等に、除去具を接触して、除去するもので、其の都度、其の動作が必要で、面倒である。上記先行文献4記載の静電気除去具は、上記の欠点を補い、アースを必要としないで、安全な除去具であるが、小型化に関しては、絶縁層、放電機能、を必要としている関係上、更なる改良が望まれていた。そこで、小型で、簡単な構造で、安価な、静電気除去具を提供することを課題とする。
図1は、該特許の選択図である。該特許では、第1の導電体片と第2の導電体片の間に10MΩ以上の絶縁層を介して静電気を蓄電し、第1の導電体片と第2の導電体片をバリスター、放電管で繋いで静電気を除去しているが、ここで、バリスターは、酸化亜鉛を主成分としたものでは、通常は絶縁物で10MΩ以上あり、印加電圧がバリスター電圧以上になると短絡状態になる。従って、該絶縁層の代わりに、酸化亜鉛バリスター素子を使用した場合でも静電気を蓄電し、その後、バリスターの放電電圧で、帯電した電荷が放電吸収され、消滅する。
図3は、本発明の静電気除去具の構成図で、ブレスレットに取り付けられるよう構成した静電気除去具の有底容器1の断面図で部品の配置図を示している。金属製で円形の底の部分11をガラス、或いは樹脂製で構成した有底容器1に、クッション用スポンジ4、金属性ワッシャー3、円板型酸化亜鉛バリスター2、の順に装着して金属製の蓋5で、それらを押し圧する形で固定する。図4、に構成部品の状態を夫々示してある。
先ず、有底容器の内径と略同じ外形寸法の絶縁性のスポンジ4を装着、次に、金属製ワッシャー3、この場合、金属製ワッシャー3は、基本特許では第2の導電体片13となる。金属製ワッシャ3の外形は、酸化亜鉛バリスター素子2の外形より小さく、金属ワッシャー3が有底容器1の側面に接触しないような寸法とする。即ち、酸化亜鉛バリスター素子2の電極面の寸法と同程度が良い。此処で金属ワッシャ3金属ワッシャーは、導電体片であれば、板状でも構わないが、酸化亜鉛バリスター2と金属ワッシャー3のずれを防ぐためには、円板型酸化亜鉛バリスター素子の片面の電極との半田付けに利用するのに便利である。
絶縁性スポンジ4は、円板型酸化亜鉛バリスター素子2と金属製蓋5との接触に関係するので、厚さは必要で、最低でも1mmは欲しい。
絶縁性スポンジ4が接触する有底容器の底11との間には、文字や模様などを入れて、ガラスを透して外部より確認できる様に構成することは、ファッションとして有効である。挿入するシート等は、金属以外とする。
有底容器の底11の材質が、ガラス、或いは樹脂製で構成されているのは、ファラディゲージを防ぐためであって、この部分が、金属の場合は、金属製蓋5は、金属以外の樹脂等を使用することが、必要である。この場合は、組み立て順序は、上記と異なる。
即ち、静電気を放電させるための素子としてのバリスター34と、絶縁層としてのシリコーンゴムパイプ31、を使用しているが、それらの代わりに、円筒型酸化亜鉛バリスター素子のみで、代用でき、部品点数の低減になる。
円板型も、外形7mmφ厚み1mmで、静電気に対応の場合は、静電気の電圧は10KVを超えるものもあるが、電流は極めて微細なので、酸化亜鉛バリスター素子の体積が小さいものでも、充分に対応できることは、本発明にとって、有利な点である。
尚、下記、実施例の外にも、第一の導電体片と、第二の導電体片の間に、酸化亜鉛バリスターの素材からなる、板状の素子を挿入し、第2の導電体片を浮かした形に構成すれば、第一の導電体片に、接触する事で帯電した電荷が除去できるので、静電気除去素子として、随所に、使用できる。
更に、第ニの導電体片を2枚の酸化亜鉛バリスター素子で挟み夫々の酸化亜鉛バリスターの外側の面に第一の導電体片を設置することも出来る。又、2枚の酸化亜鉛バリスターの放電開始電圧を異なる物とすることもできる。
簡易的な静電気除去具として、車のキーホルダー等として重宝である。
図9は、その構成図で、金属ホルダー41、に円筒型酸化亜鉛バリスター42、
金属ビス43、からなっている。尚、上記、明細書に記載されている、各種酸化亜鉛バリスター素子とは、電極として銀、銅、アルミ等の金属が焼き付けられているものを示している。但し、用途によっては、素子其の侭でも、使用することも出来る。
静電気除去具としては一番効果のあるものは、対象物と静電気除去具との距離が近い程有効である。ドアー、車の取っ手などに触れる際、指先が一番近いので、指輪は、最も有効である。従来品は、アースが必要で、小型放電管等を付属させるため、形状的に
小型には出来なかった。図13は、チップタイプの円筒型酸化亜鉛バリスターを指輪のリングに取り付けたもので超小型である。
円筒型酸化亜鉛バリスターの内部電極と指輪リングとは電気的に接続の状態にあり、第1の導電体片として作用し、円筒型酸化亜鉛バリスターの外部電極には、第2の導電体片として、銅箔、半田、等の金属片が電気的に接続されている。第2の導電体片は外周をフッ素樹脂熱収縮のチューブ等の絶縁体で被覆されている。今のところの超小型の円筒型酸化亜鉛バリスターの寸法は、5φ×3φ×7である。人体に帯電の静電気の電圧は、数万ボルトの場合もあるが、電流値は極めて、僅かなので、素子としては、小型でも対応できる。
(2)除電具の断面図で、内部構成を示している。65は樹脂製カバーで、粘着テープでも取り付け可能。又、小型円板型酸化亜鉛バリスター素子61と第2の導電体片としての金属板62全体を押さえる形で絶縁性物質からなる蓋65が金属帯63に付着されている。金属バンド60に装着前の状態で、金属帯63は開いている。(3)は金属バンド60を抱く形に金属帯63を曲げて、取り付ける状態である。金属帯の材質は燐青銅であるが、アルミ、銅、等、曲げ性の優れたものを、厚みなどを考慮して使用できる。金属製以外のバンドにも取り付けは、可能だが、その場合は、第一の導電体片としての金属帯が皮膚に直接、接触することが、必要である。時計のバンドが手首に装着された場合は装着された手は、静電荷を除去できるので、静電気による衝撃は無い。
層31として樹脂製パイプ、静電気吸収素子としてバリスター34、放電管等を使用しているが、本発明では、図17の如く、第1の導電体片としての金属製のキャップ71を被せた金属製円柱72と、第2の導電体片としての金属製キャップ73を被せた金属製円柱74で、円柱型酸化亜鉛バリスター70を挟み、夫々の外周をフッ素樹脂熱収縮チューブ75で密着状にカバーし、第2の導電体片の円柱型酸化亜鉛バリスター70に接する面と反対の面、キーホルダーとしての底部に樹脂等の絶縁物76を装着して静電気除去具を完成している。第1の導電体片としての金属製キャップ71の端には、吊り下げ用の金具77も取り付けられている。尚、円柱型酸化亜鉛バリスター70は、夫々第1、第2夫々の導電体片に接する面に電極が形成され電気的に接続されている。
此処で、円柱型酸化亜鉛バリスターは円板型でも、角柱型でも、形状は問わない。電極形成のパターンを変えることで全てに対応できる。尚、外装は、フッ素樹脂熱収縮チューブを使用して両端を熱収縮させて、キーホルダーとしての構造を維持している。
その対策として、図18の様に、イヤーホーンのコードに、円筒型酸化亜鉛バリスターを通すことで、その不具合を解消できる。
2 酸化亜鉛バリスター素子(円板型)
3 金属ワッシャ
4 絶縁性スポンジ
5 金属製蓋
6 円筒型酸化亜鉛バリスター素子
21 電極1
22 電極2
31 絶縁層(シリコーンゴムパイプ)
34 バリスター
41 金属ホルダー
42 円筒型酸化亜鉛バリスター素子
43 金属ビス
60 金属バンド
61 小型の円板型酸化亜鉛バリスター素子
62 金属板
63 金属帯
64 樹脂製シート
65 樹脂製カバー
70 円柱型酸化亜鉛バリスター素子
71 金属製キャップ1
72 金属製円柱(第1の導電体片として)
73 金属製キャップ2
74 金属製円柱2(第2の導電体片として)
75 フッ素樹脂熱収縮チューブ
76 絶縁物
77 吊り下げ用の金具
Claims (1)
- 酸化亜鉛バリスター素子を介して対面して配置された第1の導電体片及び第2の導電体片、並びに、第1の導電体片に一端が電気的に接続され、第2の導電体片に他端が電気的に接続された状態に構成され、静電気帯電体を第1の導電体片に接触させることによって第1の導電体片及び第2の導電体片の間に、酸化亜鉛バリスター素子を絶縁物として用い静電誘導された電荷が、誘電分極によって第1の導電体片及び第2の導電体片が接地されていない状態で、酸化亜鉛バリスター素子と酸化亜鉛バリスター素子の外部電極に夫々接続の導電体片のみで、放電吸収されることを特徴とするアースレス静電気除去具。
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