JP6120945B2 - 光伝送装置および光伝送方法 - Google Patents

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Description

この発明は光伝送装置および光伝送方法に関し、特に、デジタルコヒーレント方式を用いた光伝送装置および光伝送方法に関する。
大容量光伝送のためには、光信号対雑音電力の限界の克服や高密度波長の多重化が課題である。
光信号対雑音電力の限界を克服する技術として、従来は、オンオフキーイング(On−Off Keying:OOK)が用いられていた。しかしながら、近年では、2値位相偏移変調(Binary Phase−Shift Keying:BPSK)、または、4値PSK(Quaternary Phase−Shift Keying:QPSK)が用いられている。
高密度波長の多重化の実現のための技術としては、偏波多重方式(Polarization Multiplexing)を用いて、1シンボル当たりの伝送ビット数を2倍に増やす方式が知られている。偏波多重方式においては、直交する2つの偏波成分(垂直偏波、水平偏波)に、独立の送信信号をそれぞれ割り当てる。
また、別の方式として、QPSKや16値直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation:QAM)のように、信号点を増やして、1シンボル当たりの伝送ビット数を増やす方式が知られている。QPSKおよび16QAMにおいては、光送信器において、同位相軸(In−Phase軸:I軸)と、直交位相軸(Quadrature−Phase軸:Q軸)とに、送信信号を割り当てる。
また、これらの光変調信号の伝送方式として、デジタルコヒーレント方式が注目されている(例えば、非特許文献1、2参照)。デジタルコヒーレント方式においては、同期検波方式とデジタル信号処理とを組み合わせて、これらの光変調信号を受信する。この方式では、同期検波による線形な光電気変換と、デジタル信号処理による線形等化とを行う。線形等化には、固定的線形等化、半固定的な線形等化、および、適応的な線形等化がある。一般に、伝送路では、波長分散および偏波モード分散(Polarization−Mode Dispersion:PMD)等に起因する線形な波形歪みが発生する。デジタルコヒーレント方式においては、上述したように、光電気変換と線形等化とを行うため、当該波長歪みの影響を低減でき、優れた等化特性および優れた雑音耐力を実現できる。
従来、デジタルコヒーレント方式では、主に、偏波多重QPSK方式が用いられてきた(例えば、非特許文献1、2参照)。
Optical Internetworking Forum,「100G Ultra Long Haul DWDM Framework Document」,2009年6月 E. Yamazaki、外27名,「Fast optical channel recovery in field demonstration of 100−Gbit/s Ethernet(登録商標) over OTN using real−time DSP」, Optics Express, 2011年7月4日, vol. 19, no. 14, p. 13179―13184 C. B. Papadias,「On the existence of undesirable global minima of godard equalizers」,1997年, in Proc. ICASSP 5, p.3941−3944
しかしながら、特に3000kmを超えるような長距離伝送では、ファイバ中に、非線形光学効果による波形歪みが生じる。上記の非特許文献1、2の方法においては、非線形光学効果による波形歪みの影響を低減することができず、信号品質が大きく損なわれるという問題点があった。
上記非線形光学効果による波形歪みの影響は、変調方式として偏波多重2値位相変調方式を用いた場合には、低減される。その場合には、伝送距離を拡大することができる。しかしながら、偏波多重2値位相変調方式において、一般的な包絡線一定化規範(CMA:Constant Modulus Algorithm)に基づく適応フィルタによる偏波分離・適応等化方式を用いると、偏波分離が正常に行えなくなる、あるいは、偏波は正常に分離されても同一偏波内の適応等化に異常が生じるという問題点があった(例えば、非特許文献3参照)。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであって、偏波多重BPSK方式と同等以上の非線形耐力を備え、送信部で偏波多重化された信号を受信部で正常に偏波分離・適応等化できる、光伝送装置および光伝送方法を得ることを目的とする。
この発明は、光送信部と光受信部とを有する光伝送装置であって、前記光送信部は、複数の変調規則を有し、それらの変調規則を切り替えて光信号を生成し、当該光信号を直交偏波に多重化して送信し、前記光受信部は、受信した光信号と局部発振光とを干渉させて、前記光信号を電気信号に変換するコヒーレント検波部と、コヒーレント検波後の前記電気信号を偏波分離する偏波分離・適応等化部とを備え、各前記変調規則は、前記光信号を1シンボルごとにπ/4の整数倍ずつ位相回転する、光伝送装置である。
この発明は、光送信部と光受信部とを有する光伝送装置であって、前記光送信部は、複数の変調規則を有し、それらの変調規則を切り替えて光信号を生成し、当該光信号を直交偏波に多重化して送信し、前記光受信部は、受信した光信号と局部発振光とを干渉させて、前記光信号を電気信号に変換するコヒーレント検波部と、コヒーレント検波後の前記電気信号を偏波分離する偏波分離・適応等化部とを備え、各前記変調規則は、前記光信号を1シンボルごとにπ/4の整数倍ずつ位相回転する、光伝送装置であるため、偏波多重BPSK方式と同等以上の非線形耐力を備え、送信部で偏波多重化された信号を受信部で正常に偏波分離・適応等化できる。
この発明の実施の形態1にかかる光伝送装置の構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかる光伝送装置の変調規則を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる光伝送装置の複数の変調規則を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる変調規則の切り替えを示す図である。 この発明の実施の形態2にかかる光伝送装置の光送信部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかる光送信部のデータ変換部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるデータ変換部の変調規則と光信号との関係を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかる光伝送装置の構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかる光伝送装置の変調規則を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかる光受信部の偏波分離・適応等化部における処理内容の一例を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかる光伝送装置の変調規則の特徴を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかる光伝送装置の変調規則の特徴を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかる光伝送装置の変調規則の特徴を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかる光伝送装置の変調規則の特徴を示す図である。
以下に、この発明にかかる光伝送装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、この発明を具体化する際の一形態であって、この発明をその範囲内に限定するためのものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る光伝送方法を用いた光伝送システムの一例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る光伝送システムは、光信号を送信する光送信部100と、光ファイバから構成され、光信号を伝送する光伝送部200と、光信号を受信する光受信部300とで構成される。本実施の形態の光伝送装置は、光送信部100および光受信部300の少なくともいずれか一方を備えている。光受信部300は、コヒーレント検波部301と、偏波分離部302と、差動検波部303と、π/4位相回転部304とで構成される。
以下、本実施の形態にかかる光伝送装置の動作を説明する。
光送信部100は、複数の変調規則を組み合わせて2つの光信号を生成し、それらの光信号を直交偏波(垂直偏波、水平偏波)に多重化して、偏波多重π/4シフト差動BPSK信号を生成する。光送信部100は、当該偏波多重π/4シフト差動BPSK信号を、光伝送部200に出力する。
π/4シフト差動BPSK信号の変調規則の一例を図2に示す。図2において、横軸はI軸を、縦軸はQ軸を、tは時間を示し、mは整数である。差動BPSK信号が、1シンボル単位で、π/4ずつ位相回転(ここでは時計回り)する。t=8mのときの位相と、t=8m+1のときの位相とを比較すると、t=8m+1のときの位相が、t=8mのときの位相よりも、π/4だけ、時計回りに回転していることがわかる。1シンボルでπ/4回転するので、8シンボルでは、8×(π/4)=2π回転して、もとの位相の位置に戻る。これを繰り返す。1シンボル間で生じる位相差は、−π/4もしくは+3π/4である。
このように、本実施の形態では、変調規則が、光信号を、1シンボル間で、π/4の位相切替を行う。光信号の位相をπ/4ずつずらす理由は、光伝送部200を構成する光ファイバ内に生じる非線形光学効果に起因する波形歪みを抑圧するためである。
図3は、本実施の形態1における、複数の変調規則を示す図である。図3において、Rule Aは、図2に示した変調規則である。Rule Bは、Rule Aの位相を時計回りにπ/2ずらした変調規則の一例である。このように、本実施の形態では、複数の変調規則を用意しておき、偏波(垂直偏波、水平偏波)ごとに、それらの複数の変調規則を周期的に切り替えて用いる。
図4は、Rule AとRule Bとの切替方法の一例を示したものである。図4では、直交2偏波のうちの、水平偏波をX−pol.とし、垂直偏波をY−pol.とする。X−pol.では、切替周期2Pで、Rule AとRule Bとを交互に繰り返している。図4の例では、X−pol.の最初の変調規則は、Rule Aである。X−pol.では、その後は、切替周期2Pで、Rule BとRule Aとを交互に繰り返す。また、Y−pol.では、切替周期2Pで、Rule AとRule Bとを交互に繰り返している。図4の例では、Y−pol.の最初の変調規則は、Rule Bである。Y−pol.では、その後は、切替周期2Pで、Rule AとRule Bとを交互に繰り返す。ただし、図4を見て分かるように、X−pol.とY−pol.とでは、切替タイミングが、半周期(P分だけ)ずれている。
従って、図4の例では、直交2偏波(垂直偏波、水平偏波)で、Rule AとRule Bとのすべての組み合わせが出現する。すなわち、以下の4通りの組み合わせがある。
(1)X−pol.がRule A,Y−pol.がRule B
(2)X−pol.がRule A,Y−pol.がRule A
(3)X−pol.がRule B,Y−pol.がRule A
(4)X−pol.がRule B,Y−pol.がRule B
また、組み合わせ(1)〜(4)が出現する確率は、それぞれ、1/4である。従って、図4は、直交2偏波ですべての組み合わせが存在し、各組み合わせが生じる確率が等しくなる例を示している。しかしながら、この場合に限らず、必ずしもすべての組み合わせを含まなければならないわけではない。
変調規則の組み合わせ(1)〜(4)を切り替える理由は、受信部300における偏波分離部302における異常収束を避けるためである。
変調規則の組み合わせ(1)〜(4)は、図4の例では、周期Pで切り替えられている。すなわち、図4の例では、周期Pごとに、(1)、(4)、(3)、(2)、(1)、(4)、(3)、(2)、・・・の順に、変調規則の組み合わせが切り替えられている。変調規則の組み合わせの切り替えは、偏波分離処理の収束時間との関係により、数1000〜数10万シンボル程度の単位で切り替えるのが好適である(すなわち、図4の区間Pを、数1000〜数10万シンボルに設定する。)。変調規則の組み合わせの切り替えの周期を、OTU(Optical Transport Unit)フレーム単位とするのが簡易であるが、より長い単位、あるいは、より短い単位で、切り替えてもよい。また、変調規則の組み合わせの切り替え周期は、単一の区間だけを含むのではなく、複数の長さの区間を含む周期であってもよい。
また、図4の例では、変調規則は、Rule AとRule Bの2つであるが、この場合に限らず、変調規則は3つ以上あってもよい。変調規則を3つにする場合には、例えば、1シンボル単位の位相回転量を3π/4として、1シンボル間で生じる位相差を−3π/4もしくはπ/4とする規則をRule Cとして、Rule AおよびRule Bと組み合わせる。
以上説明したように、光送信部100は、複数の変調規則を切り替えて生成した光信号を、直交偏波に多重化して、偏波多重π/4シフト差動BPSK信号を生成し、光伝送部200に出力する。
光伝送部200では、光送信部100から入力される光信号(偏波多重π/4シフト差動BPSK信号)を伝送し、光受信部300に出力する。π/4シフト差動BPSK信号では、上述したように、搬送波位相を、1シンボル単位で、π/4ずつずらしている。そのため、光伝送部200を構成する光ファイバ中で非線形光学効果に起因する波形歪みが生じた場合においても、当該波形歪みが抑圧できる。
光受信部300では、光伝送部200から入力される光信号が、まず、コヒーレント検波部301に入力される。
コヒーレント検波部301は、内部に局部発振光を備えている。コヒーレント検波部301は、光伝送部200から入力された光信号を当該局部発振光と混合干渉させることにより、光信号を電気信号に変換する光/電気変換を行う。以下では、この光/電気変換を、コヒーレント検波と呼ぶこととする。コヒーレント検波部301は、コヒーレント検波で得られた電気信号を、偏波分離部302に出力する。なお、当該電気信号は、2偏波かつI/Q軸の信号が混合された状態にある。
偏波分離部302では、コヒーレント検波部301から、2偏波かつI/Q軸の信号が混合された状態の電気信号が入力される。偏波分離部302では、電気的処理を用いて、当該電気信号を2偏波に分離する。偏波分離部302は、偏波分離後の電気信号を差動検波部303に出力する。なお、2偏波に分離するための電気的処理として、例えばCMAが用いられる。なお、偏波分離部302から出力される当該電気信号は、I/Q軸の信号が混合された状態にある。
通常、CMAを用いて出力信号の包絡線を一定化することで、偏波多重BPSK信号を偏波分離しようとすると、包絡線が一定になったとしても、偏波間干渉が残る誤収束が起こりうる。これは、BPSKの信号点配置に回転対称性がないことが理由である。信号点がI軸/Q軸に均一に配置されておらずI軸のみにしかないため、実際は直交偏波信号であるのにも関わらず、直交位相の信号とみなしてCMAが引き込んでしまうことによる。
本実施の形態では、光送信部100が、図3に示した、光位相がπ/2異なる2つの変調規則(Rule AとRule B)の組み合わせを切り替える。切替のタイミングが、CMAの応答速度に比べて十分高速であれば、偏波分離の誤収束は生じない。仮に、CMAの応答速度が100kHz以下程度である場合には、OTU4のフレーム(1マイクロ秒)程度の周期で、変調規則の組み合わせを切り替えればよい。
差動検波部303では、偏波分離部302から、偏波分離後の電気信号が入力され、それぞれに対して差動検波を行う。偏波分離部302から入力される電気信号は、I/Q軸の信号が混合された状態にある。差動検波部303は、当該電気信号に対する差動検波を、電気的処理により、現在の複素電界振幅E(i)と、1シンボル前の複素電界振幅の複素共役E*(i−1)との積をとることで行う。搬送波位相を復元してデータ識別する際には、一般にm乗法が用いられる。m乗法は、変調信号の位相数がm値である場合、複素電界振幅をm乗することで変調成分を除去して誤差成分のみを抽出する方式であり、変調信号の位相数に応じた固有の処理が必要である。一方、差動検波では、前後のシンボルの位相差に情報を載せておくことで、位相数によらず同一の処理を行うことでデータ識別が可能になる。また、差動検波では、前後のシンボルで正相関のある位相変化を効率的に抑圧することも可能である。差動検波部303は、差動検波後の電気信号を、π/4位相回転部304に出力する。光送信部100で、1シンボル間の位相差を−π/4もしくは+3π/4にしているため、差動検波後の位相は−π/4もしくは+3π/4になる。
π/4位相回転部304では、差動検波部303から、差動検波後の電気信号が入力される。π/4位相回転部304は、当該電気信号を、π/4位相回転(反時計回り)させる。π/4位相回転部304は、当該π/4位相回転後の電気信号を、外部(図示せず)に出力する。当該π/4位相回転後の電気信号は、位相0もしくはπとなり、I軸上で2値をとるため、Q軸を境界に符号識別することが可能である。
以上のように、本実施の形態では、図2及び図3に示す変調規則(Rule A,Rule B)のように、1シンボル間でπ/4シフトを行うことで、ファイバ非線形光学効果に対する耐力を高めることができる。また、図4に示すように、複数の変調規則を用意しておき、それらの変調規則を、偏波(垂直偏波、水平偏波)ごとに、周期的に切り替えることで、差動BPSKと同等の信号検出感度を有し、かつ、偏波分離の誤収束の発生を抑えることができる。そのため、デジタルコヒーレント光伝送システムの伝送可能距離を拡大することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、上記の実施の形態1で示した光送信部100の構成の一例について説明する。図5は、本実施の形態に係る光送信部100の構成を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の光送信部100は、光源101と、位相変調部102と、パルスカーバ(pulse carver)103と、データ変換部104と、偏波多重I/Q変調部105と、ビットインタリーブ(bit interleave)部106とで構成される。
以下、本実施の形態にかかる光送信部100の動作を説明する。光送信部100は、位相変調部102が行う位相変調と偏波多重I/Q変調部105が行うデータ変調とを組み合わせて、偏波多重2値位相変調信号を生成し、光送信信号として出力する。
まず、光源101では、無変調光が生成され、位相変調部102に出力される。
位相変調部102は、光源101から、無変調光が入力される。位相変調部102は、当該無変調光をクロック電気信号で位相変調する。このとき、クロック電気信号の振幅を、位相変調の深さがπ/4になる値に設定する。位相変調部102は、変調後の光信号を、パルスカーバ103に出力する。
パルスカーバ103では、位相変調部102から、変調後の光信号が入力される。パルスカーバ103は、当該光信号を、クロック電気信号でパルス化変調する。パルスカーバ103は、パルス化変調した当該光信号を、偏波多重I/Q変調部105に出力する。
データ変換部104では、外部(図示せず)から、2系統(X/Y)のデータ系列が入力される。データ変換部104は、直交2位相(I軸、Q軸)の制御が可能である。データ変換部104は、外部から入力された2系統(X/Y)のデータ系列に基づき、4系列(XI、XQ、YI、YQ)のデータ系列を生成する。データ変換部104は、生成したデータ系列(電気信号)を、偏波多重I/Q変調部105に出力する。
図6は、データ変換部104の具体的構成例である。データ変換部104は、X反転制御部401、X差動符号化部402、X複製部403、XI反転制御部404、XQ反転制御部405、Y反転制御部501、Y差動符号化部502、Y複製部503、YI反転制御部504、YQ反転制御部505で構成される。
以下、データ変換部104の動作の詳細を、図6を用いて説明する。
X反転制御部401では、外部(図示せず)から、データXが入力される。X反転制御部401は、当該データXに対して、タイミングに応じて反転制御(反転処理、もしくは、スルー)する。X反転制御部401は、反転制御後のデータを、X差動符号化部402に出力する。
X差動符号化部402では、X反転制御部401から入力されるデータと、内部で1クロック保持しておいた出力データとの排他的論理和をとる。X差動符号化部402は、排他的論理和の演算結果を、X複製部403に出力する。
X複製部403では、X差動符号化部402から入力されるデータを複製し、XI反転制御部404及びXQ反転制御405に出力する。
XI反転制御部404では、X複製部403から入力されるデータに対して、タイミングに応じて反転制御(反転処理、もしくは、スルー)する。XI反転制御部404は、反転制御後のデータを、XIレーンデータとして、外部(=偏波多重I/Q変調部105)に出力する。
XQ反転制御部405では、X複製部403から入力されるデータに対して、タイミングに応じて反転制御(反転処理、もしくは、スルー)する。XQ反転制御部405は、反転制御後のデータを、XQレーンデータとして、外部(=偏波多重I/Q変調部105)に出力する。
Y反転制御部501では、外部(図示せず)から、データYが入力される。Y反転制御部501は、当該データYに対して、タイミングに応じて反転制御(反転処理、もしくは、スルー)する。Y反転制御部501は、反転制御後のデータをY差動符号化部502に出力する。
Y差動符号化部502では、Y反転制御部501から入力されるデータと、内部で1クロック保持しておいた出力データとの排他的論理和をとる。Y差動符号化部502は、排他的論理和の演算結果を、Y複製部503に出力する。
Y複製部503では、Y差動符号化部502から入力されるデータを複製し、YI反転制御部504及びYQ反転制御505に出力する。
YI反転制御部504では、Y複製部503から入力されるデータに対して、タイミングに応じて反転制御(反転処理、もしくは、スルー)する。YI反転制御部504は、反転制御後のデータを、YIレーンデータとして、外部(=偏波多重I/Q変調部105)に出力する。
YQ反転制御部505では、Y複製部503から入力されるデータに対して、タイミングに応じて反転制御(反転処理、もしくは、スルー)する。YQ反転制御部505は、反転制御後のデータを、YQレーンデータとして、外部(=偏波多重I/Q変調部105)に出力する。
こうして、データ変換部104は、外部から入力された2系統(X/Y)のデータ系列に基づき、4系列(XI、XQ、YI、YQ)のデータ系列を生成する。4系列(XI、XQ、YI、YQ)のデータ系列は、偏波多重I/Q変調部105に入力される。
偏波多重I/Q変調部105では、パルスカーバ103から光信号が入力される。また、偏波多重I/Q変調部105では、データ変換部104から、XIレーン、XQレーン、YIレーン、および、YQレーンの電気信号が入力される。偏波多重I/Q変調部105では、パルスカーバ103からの光信号を、これらの電気信号で、データ変調する。具体的には、偏波多重I/Q変調部105では、パルスカーバ103からの光信号に対して、XIレーンの電気信号とXQレーンの電気信号とでX偏波用のI/Q変調を行い、YIレーンの電気信号とYQレーンの電気信号とでY偏波用のI/Q変調を行う。その後、偏波多重I/Q変調部105は、X偏波成分とY偏波成分とのそれぞれを、直交偏波多重化する。偏波多重I/Q変調部105は、直交偏波多重化した光信号を、ビットインタリーブ部106に出力する。
ビットインタリーブ部106では、偏波多重I/Q変調部105から入力される光信号のX偏波成分とY偏波成分との間に、1シンボルの半分程度の任意の遅延差を付加する。ビットインタリーブ部106は、遅延差が付加された光信号を外部(例えば光伝送部200)に出力する。
図7は、位相変調部102における位相変調と、データ変換部104における信号点配置(データ変調のみ)、XI反転制御部404、XQ反転制御部405、YI反転制御部504、YQ反転制御部505における反転制御方法(I反転、Q反転)、最終的に生成される信号点配置(位相変調有)の関係の一例を示したものである。
一連の時間を8つの区間に区切り(t=8m,8m+1,8m+2,・・・,8m+7)、位相変調部102における位相変調により、光信号の位相が0と−π/4を交互にとるものとする。ここでは、時間t=8m、8m+2、8m+4、8m+6では、位相変調部102における位相変調が0であり、t=8m+1、8m+3、8m+5、8m+7における位相変調が−π/4であるものとした。このように、位相変調部102は、1シンボルごとに、π/4の位相切替を行う。
一方、偏波多重I/Q変調部105では、直交2位相(I軸/Q軸)を制御可能であり、シンボル単位で、データ変調の変調規則を切り替える。図7の例では、2シンボルごとに、変調規則を切り替えている。偏波多重I/Q変調部105では、データ変調として、例えばX偏波において、図7の「信号点配置(データ変調のみ)」の行に示す信号点を別途生成する。すなわち、t=8m、8m+1では、第一象限及び第三象限に信号点を配置する。t=8m+2、8m+3では、t=8m、8m+1に対して−π/2位相回転させて第二象限及び第四象限に信号点を配置する。t=8m+4、8m+5では、t=8m、8m+1に対してπ位相回転させて第一象限及び第三象限に信号点を配置する。t=8m+2、8m+3では、t=8m、8m+1に対してπ/2位相回転させて第二象限及び第四象限に信号点を配置する。Y偏波においても、同様に、「信号点配置(データ変調のみ)」の行に示す信号点を別途生成する。
図7の「信号点配置(データ変調のみ)」の行に示す信号点に対し、位相変調を施して、0または−π/4の位相変調を行うと、図7の「信号点配置(位相変調有)」の行に示す信号点が生成される。これは、図3に示すRule Aの変調規則に一致する。
このように、本実施の形態においては、光送信部100において、図5に示すように、位相変調を行う位相変調部102と、データ変調を行う偏波多重I/Q変調部105と、データ変換を行うデータ変換部104とを設けて、位相変調とデータ変調とデータ変換とを階層的に組み合わせることで、最終的に、図7の「信号点配置(位相変調有)」の行に示す信号点が生成される。
t=8mにおいて、I軸反転及びQ軸反転しないデータが出力されているものとすると、t=8m+4〜8m+7においてはI軸反転を行う必要があり、t=8m+2〜8m+5においてはQ軸反転を行う必要がある。これらの反転制御をXI反転制御部404、XQ反転制御部405、YI反転制御部504、YQ反転制御部505で行えばよい。このように、適宜、変調規則を切り替えることでπ/4単位で信号点配置を回転させることが可能になる。
上記のように、本実施の形態においては、図7に示すように、変調規則が階層構造を有し、階層ごとに複数の変調規則を有している。また、変調規則の切り替えタイミング(切替周期)は、階層ごとに異なる値としてもよい。
なお、変調規則は、偏波、レーン、フレームのいずれかで個別に設定してもよく、あるいは、偏波、レーン、フレームのすべてで個別に設定してもよい。すなわち、偏波や、レーンや、フレームに応じて異なる変調規則を有することを許容する。
また、変調規則の切り替えタイミング(切替周期)は、偏波、レーン、フレームのいずれかで個別に設定してもよく、あるいは、偏波、レーン、および、フレームのすべてで個別に設定してもよい。すなわち、偏波や、レーンや、フレームに応じて異なる切替周期を有することを許容する。
なお、パルスカーバ103におけるパルス化変調と、ビットインタリーブ部106における直交偏波間遅延差付加とは、ファイバ非線形光学効果による波形歪みをより低減する付加的な機能であり、本実施の形態に必須の要素ではない。従って、パルスカーバ103およびビットインタリーブ部106は、必ずしも、設ける必要はない。
フレーム同期用パタンなど、ペイロード以外のデータを送受するタイミングでは、別途相応の変調規則に切り替えることも可能である。
以上のように、本実施の形態では、位相変調およびデータ変調の組み合わせにより、偏波多重π/4シフト差動BPSK光信号を疑似的に生成する光送信部の具体的構成を示した。また、データの差動符号化、複製、反転制御による変調規則切り替えを組み合わせることで、データ変調のためのXI、XQ、YI、YQの4レーンデータが生成できることを示した。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係る光伝送方法を用いた光伝送装置の一例を示す図である。図8に示すように、本実施の形態3に係る光伝送システムは、光信号を送信する光送信部600と、光ファイバから構成され、光信号を伝送する光伝送部700と、光信号を受信する光受信部800とで構成される。本実施の形態の光伝送装置は、光送信部600および光受信部800の少なくともいずれか一方を備えている。光送信部600は、光源601と、光信号ランダム化部602と、2系統(X偏波、Y偏波)のI/Q変調部603、604と、偏波多重部605とで構成される。光受信部800は、光源801と、コヒーレント検波部802と、振幅調整・固定等化部803と、偏波分離・適応等化部804と、2系統(X偏波、Y偏波)の復号部805、806とで構成される。
以下、本実施の形態にかかる光伝送システムの動作を説明する。
光送信部600における光源601は、無変調光を生成し、光信号ランダム化部602に出力する。光信号ランダム化部602では、光源601から入力される無変調光をランダム化する。例えば、ボーレートの1/10程度の周波数のクロック信号を用いて位相変調を行うことでランダム化し、X偏波I/Q変調部603及びY偏波I/Q変調部604に出力する。X偏波I/Q変調部603では、光信号ランダム化部602から入力される前記ランダム化された光信号に対して、BPSK変調もしくはπ/2シフトBPSK変調を行い、偏波多重部605に出力する。Y偏波I/Q変調部604では、光信号ランダム化部602から入力される前記ランダム化された光信号に対して、BPSK変調もしくはπ/2シフトBPSK変調を行い、偏波多重部605に出力される。偏波多重部605では、X偏波I/Q変調部603から入力される光信号とY偏波I/Q変調部604から入力される光信号とを直交偏波多重し、光伝送部700に出力する。
光伝送部700では、光送信部600内部の偏波多重部605から入力される直交偏波多重された光信号を伝送し、光受信部800内部のコヒーレント検波部802に出力する。
光受信部800における光源801は、光送信部600における光源601が生成する上記光信号と略一致する周波数で発振する無変調光を生成し、コヒーレント検波部802に出力する。コヒーレント検波部802は、光伝送部700から入力される前記光信号と、光源801から入力される前記無変調光とを、直交偏波(Xr/Yr)単位及び直交位相(Ir/Qr)単位で干渉させ、光/電気変換および増幅して、XrIr、XrQr、YrIr、YrQrからなる4レーンの電気信号に変換する。コヒーレント検波部802は、さらに、それらの電気信号をアナログ・デジタル変換してデジタル信号を得て、振幅調整・固定等化部803に出力する。振幅調整・固定等化部803では、コヒーレント検波部802から入力される4レーンのデジタル信号に対して、光伝送部700で発生した波長分散等の固定的な等化を行うとともに、4レーン信号の振幅調整を行い、偏波分離・適応等化部804にそれぞれ出力する。偏波分離・適応等化部804では、振幅調整・固定等化部803から入力される4レーン信号を基に、例えばCMAアルゴリズムを用いて直交偏波分離及び適応等化を行い、偏波分離・適応等化された信号を、各偏波単位で復号部805及び806に出力する。復号部805では、偏波分離・適応等化部804から、例えば偏波分離された送信側X偏波の信号が入力され、当該X偏波信号を復号し、復号結果を外部(図示せず)に出力する。復号部806では、偏波分離・適応等化部804から、例えば偏波分離された送信側Y偏波の信号が入力され、当該Y偏波信号を復号し、復号結果を外部(図示せず)に出力する。
前記I/Q変調部603及び604で行われるBPSK変調及びπ/2シフトBPSK変調は、具体的には、例えば以下の要領で行われる。
図9に、Rule E、F、G、Hの4つの変調規則を示す。このうち、変調規則Rule E、及び、変調規則Rule Gは、BPSK変調である。また、変調規則Rule F、及び、変調規則Rule Hは、π/2シフトBPSK変調である。変調規則Rule Eと変調規則Rule Gは、互いにπ/2位相が異なる。また、変調規則Rule Fと変調規則Rule Hも、互いにπ/2位相が異なる。
これらの変調規則は、偏波及びフレーム周期に応じて切り替えられる。X偏波第1フレームでは変調規則Rule Eを、X偏波第2フレームでは変調規則Rule Fを、X偏波第3フレームでは変調規則Rule Gを、X偏波第4フレームでは変調規則Rule Hを用いる。また、Y偏波第1フレームでは変調規則Rule Gを、Y偏波第2フレームでは変調規則Rule Fを、Y偏波第3フレームでは変調規則Rule Eを、Y偏波第4フレームでは変調規則Rule Hを用いる。
すなわち、奇数フレームではBPSK変調を用い、偶数フレームではπ/2シフトBPSK変調を用いる。また、X偏波では第2、第3フレームで光位相をπ/2変化させ、Y偏波では第1、第2フレームで光位相をπ/2変化させる。以上により、4フレーム内での位相関係をランダム化し、偏波分離・適応等化部804において偏波分離の誤収束を回避する。
なお、前記BPSK変調は、差動符号化を適用したDPBSK変調であってもよい。
振幅調整・固定等化部803では、レーン単位で振幅調整を行う。純粋なBPSK信号が入力されると、例えば、複素平面上でIrレーンのみに信号点が配置され、Qrレーンには信号点がない場合が起こりうる。ここで全レーンに対してレーン別に振幅一定化制御をかけてしまうと、Qrレーンには信号点がないのが正しい状態であるのにも関わらず、無理に振幅を増加させてしまい、過度な雑音強調になる可能性がある。
ここで、前記の変調規則の切替を行うことで、少なくとも4フレーム分平均化して観測すると、複素平面上でIrレーンやQrレーンに信号点の配置が偏るという事象がなくなる。これにより、受信側の4レーンそれぞれにおいて、正確に振幅検出することができ、振幅一定化制御を行うことが可能となる。
このような振幅調整は、コヒーレント検波部802においても実施されているが、少なくとも4フレーム分平均化して振幅検出することで正確な振幅検出及び振幅一定化制御が可能である。
偏波分離・適応等化部804における処理内容の一例を図10に示す。図10に示す例は、バタフライ型の有限インパルス応答(FIR:Finite Impulse Response)フィルタである。偏波分離・適応等化部804は、図10に示すFIRフィルタを用いて、Xr偏波複素信号Ex’[t]とYr偏波複素信号Ey'[t]とを、送信時の2偏波成分であるX偏波成分Ex[t]とY偏波成分Ey[t]とに分離する。ここで、Xr偏波複素信号Ex’[t]は、振幅調整・固定等化部803から入力される4レーン信号のうち、XrIrを実部とし、XrQrを虚部として構成される複素信号である。また、Yr偏波複素信号Ey'[t]は、振幅調整・固定等化部803から入力される4レーン信号のうち、YrIrを実部とし、YrQrを虚部として構成される複素信号である。一般には、当該FIRフィルタの1タップの遅延長は1/2シンボル時間以下、タップ長は10以上として設計されるが、図10では、図の簡略化のため、1タップの遅延長を1シンボル、タップ長5として記載した。FIRフィルタのタップ係数hpq[k](p={x,y}、q={x,y}、k={0,1,2,3,4})は、CMAのような適応アルゴリズムにより逐次更新される。
このように、FIRフィルタのタップ長が2以上で、BPSKのような複素平面上で偏りのある(90度回転対称性のない)信号に対してCMAを適用すると、直交偏波分離が正常に行えた場合であっても、同一偏波内で符号間干渉が残留する可能性がある。
図11は、BPSK信号について、ある時点の複素信号E[t]と、そこから2シンボル離れた時点の複素信号E[t−2T]とで、信号点が配置される軸の位相について、差分を示したものである(以下、“軸間位相差”と呼ぶ)。単純なBPSK信号では、E[t]={1,−1}、E[t−2T]={1,−1}であり、信号点が配置される軸が常に0度(180度)となるため、軸間位相差は常に0である。したがって、例えばcosθ・E[t]+j・sinθ・E[t−2T](j:虚数単位)のようにE[t]とE[t−2T]が直交位相合波される場合、その振幅値rは、θによらずr=1で一定となる。これは、2シンボル離れたシンボルの応答の有無を、CMAでは検出できないことを意味し、波形等化のために用いられるはずのFIRフィルタが、逆に遅延干渉を発生させ、性能を不安定化させる原因になってしまうことを意味する。純粋なBPSK信号では、上記の問題は、2シンボル離れたシンボルに限らず、1シンボル、3シンボルなど整数シンボル離れたすべてのシンボルに対して発生しうる。
図12は、π/4シフトBPSK信号と−π/4シフトBPSK信号について同様の解析を行ったものである。
2シンボル離れた信号との軸間位相差は、いずれもπ/2となる。したがって、例えばcosθ・E[t]+sinθ・E[t−2T]のようにE[t]とE[t−2T]が同位相合波される場合、その振幅値rは、θによらずr=1で一定となる。これは、2シンボル離れたシンボルの応答の有無を、CMAでは検出できないことを意味し、波形等化のために用いられるはずのFIRフィルタが、逆に遅延干渉を発生させ、性能を不安定化させる原因になってしまうことを意味する。この問題は、2シンボルだけでなく、6シンボル、10シンボルと2+4nシンボル(n:0以上の整数)離れたシンボルに対しても発生する。
4シンボル、8シンボル、12シンボルと4+4n(n:0以上の整数)離れたシンボルに対しては、軸間位相差はいずれも0である。したがって、例えばcosθ・E[t]+j・sinθ・E[t−2T](j:虚数単位)のようにE[t]とE[t−2T]が直交位相合波される場合、その振幅値rは、θによらずr=1で一定となる。これは、4+4nシンボル離れたシンボルの応答の有無を、CMAでは検出できないことを意味し、波形等化のために用いられるはずのFIRフィルタが、逆に遅延干渉を発生させ、性能を不安定化させる原因になってしまうことを意味する。
1+4nシンボル(n:0以上の整数)離れた信号との軸間位相差はπ/4もしくは−π/4である。cosθ・E[t]+sinθ・exp(jπ/4)E[t−2T]もしくはcosθ・E[t]+sinθ・exp(−jπ/4)E[t−2T]のように、E[t]とE[t−2T]が位相差±π/4分調整して合波される場合に、その振幅値rは、θによらずr=1で一定となる。
3+4nシンボル(n:0以上の整数)離れた信号との軸間位相差は−π/4もしくはπ/4である。cosθ・E[t]+sinθ・exp(−jπ/4)E[t−2T]もしくはcosθ・E[t]+sinθ・exp(jπ/4)E[t−2T]のように、E[t]とE[t−2T]が位相差±π/4分調整して合波される場合に、その振幅値rは、θによらずr=1で一定となる。
ここで、例えば、π/4シフトBPSK信号と−π/4シフトBPSK信号とを、フレーム毎に切り替えれば、奇数シンボル離れた信号との軸間位相差は固定的ではなくなり、rを常に一定とする合波条件はなくなり、遅延干渉は発生しなくなる。ただし、偶数シンボル離れた信号との軸間位相差はやはり固定的であり、2+4nシンボル(n:0以上の整数)離れたシンボルと同位相で合波される場合や、4+4nシンボル(n:0以上の整数)離れたシンボルと直交位相で合波される場合については、遅延干渉の発生を回避できない。
図13は、QPSK信号について同様の解析を行ったものである。QPSK信号は、信号点が配置される軸がデータに応じてランダムに変わると解釈することができる。そのため、軸間位相差は、0もしくはπ/2でランダムである。したがって、遅延干渉が発生する条件で振幅rが一定となることはなく、CMAを用いても遅延干渉が発生する条件に収束することはない。
図14は、BPSK信号に対して、16シンボル周期でピーク−ピーク値でπ/4の長周期正弦波クロック位相変調をかけることで光信号の位相をランダム化した信号について同様の解析を行ったものである。このとき、2シンボル離れた信号の軸間位相差は、概略−0.1π〜0.1πの間で分布し、固定的ではない。16シンボル離れた信号同士では位相関係が常にゼロとなるが、一般的に適応フィルタのタップ長は16シンボルよりも短いため、FIRフィルタの応答は現れない。したがって、遅延干渉が発生する条件で振幅rが一定となることはなく、CMAを用いても遅延干渉が発生する条件に収束することはない。
なお、上記の説明では、整数シンボル周期のクロック位相変調を仮定したが、周期は整数シンボルである必要はない。また、データ変調とのタイミングを管理する必要もない。さらに、長周期クロック位相変調だけでなく、ランダム位相変調や、周波数変調を光信号ランダム化部602において実施することによっても同等機能、すなわち、光信号ランダム化によるCMA誤収束回避を実現可能である。
復号部805では、X偏波I/Q変調部603のBPSK符号則に応じた復号処理を行う。BPSK信号がDBPSK符号化されていれば、差動復号もしくは差動検波を行う。復号部806では、Y偏波I/Q変調部604のBPSK符号則に応じた復号処理を行う。BPSK信号がDBPSK符号化されていれば、差動復号もしくは差動検波を行う。
以上のように、本実施の形態では、送信光信号の位相をランダム化することで、BPSK信号にCMAを適用した場合にも、受信側で適応等化の誤収束を回避し、安定した通信状態を維持することができる。
産業上の利用の可能性
以上のように、本発明にかかる光伝送方式は、デジタルコヒーレント方式を用いた長距離光伝送システムに有用である。
100 光送信部、101 光源、102 位相変調部、103 パルスカーバ、104 データ変換部、105 偏波多重I/Q変調部、106 ビットインタリーブ部、200 光伝送部、300 光受信部、301 コヒーレント検波部、302 偏波分離部、303 差動検波部、304 π/4位相回転部、401 X反転制御部、402 X差動符号化部、403 X複製部、404 XI反転制御部、405 XQ反転制御部、501 Y反転制御部、502 Y差動符号化部、503 Y複製部、504 YI反転制御部、505 YQ反転制御部、600 光送信部、601 光源、602 光信号ランダム化部、603 X偏波I/Q変調部、604 Y偏波I/Q変調部、605 偏波多重部、700 光伝送部、800 光受信部、801 光源、802 コヒーレント検波部、803 振幅調整・固定等化部、804 偏波分離・適応等化部、805 復号部、806 復号部。

Claims (20)

  1. 光送信部と光受信部とを有する光伝送装置であって、
    前記光送信部は、複数の変調規則を有し、それらの変調規則を切り替えて光信号を生成し、当該光信号を直交偏波に多重化して送信し、
    前記光受信部は、
    受信した光信号と局部発振光とを干渉させて、前記光信号を電気信号に変換するコヒーレント検波部と、
    コヒーレント検波後の前記電気信号を偏波分離する偏波分離・適応等化部と
    を備え、
    各前記変調規則は、前記光信号を1シンボルごとにπ/4の整数倍ずつ位相回転する、
    光伝送装置。
  2. 前記光受信部は、さらに、偏波分離・適応等化した前記電気信号の差動検波を行う差動検波部を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 光送信部を有する光伝送装置であって、
    前記光送信部は、複数の変調規則を有し、それらの変調規則を切り替えて光信号を生成し、当該光信号を直交偏波に多重化して送信し、
    前記変調規則は前記直交偏波ごとに切り替えられる、
    光伝送装置。
  4. 周期的に切り替えられる複数の変調規則を用いて生成されて直交偏波に多重化された光信号を受信する光受信部を有する光伝送装置であって、
    前記光受信部は、
    受信した前記光信号と局部発振光とを干渉させて、前記光信号を電気信号に変換するコヒーレント検波部と、
    コヒーレント検波後の前記電気信号を偏波分離する偏波分離・適応等化部と、
    偏波分離した前記電気信号の差動検波を行う差動検波部と
    を備えた
    光伝送装置。
  5. 各前記変調規則は、前記光信号を1シンボルごとにπ/4ずつ位相回転する
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の光伝送装置。
  6. 前記光送信部は、さらに、前記光信号の位相をランダム化する
    請求項3に記載の光伝送装置。
  7. 前記光送信部は、さらに、前記光信号の位相をランダム化し、
    前記光信号の位相の前記ランダム化は、前記偏波分離・適応等化部のタップ長と同等以上の長周期で行われる
    請求項1または2に記載の光伝送装置。
  8. 前記光信号の位相の前記ランダム化は、クロック位相変調もしくは周波数変調のいずれか一つもしくは双方により行われる
    請求項7に記載の光伝送装置。
  9. 前記変調規則は前記直交偏波ごとに切り替えられる
    請求項1、2、4、5、7、8のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  10. 前記光送信部は、
    光源から入力される無変調光信号を位相変調する位相変調部と、
    前記位相変調部から入力される光信号を、外部から入力されるデータ系列を用いて、データ変調するデータ変調部と
    を備える
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の光伝送装置。
  11. 前記位相変調部は、1シンボル間で、π/4の位相切替を行う
    請求項10に記載の光伝送装置。
  12. 前記光送信部は、
    光源から入力される無変調光信号の位相をランダム化する光信号ランダム化部と、
    前記光信号ランダム化部から入力される光信号を、外部から入力されるデータ系列を用いて、データ変調するX偏波I/Q変調部及びY偏波I/Q変調部と
    を備える
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の光伝送装置。
  13. 前記データ変調部は、前記直交偏波ごとに、シンボル単位でデータ変調の変調規則を周期的に切り替える
    請求項10または11に記載の光伝送装置。
  14. 前記変調規則は、偏波、レーン、及び、フレームのいずれかもしくはすべてで個別に設定可能である
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の光伝送装置。
  15. 前記変調規則の切り替えタイミングは、偏波、レーン、及び、フレームのいずれかもしくはすべてで個別に設定可能である
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の光伝送装置。
  16. 前記変調規則は、階層構造を有し、階層ごとに複数の変調規則を有する
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の光伝送装置。
  17. 前記変調規則の切り替えタイミングが、前記階層に応じて個別に設定される
    請求項16に記載の光伝送装置。
  18. 前記データ変調部は、1系列の入力データに対して、差動符号化、データ複製、及び、反転制御を組み合わせて2系列の出力データを生成し、前記2系列のデータでI/Q変調する
    請求項10に記載の光伝送装置。
  19. 光送信ステップと光受信ステップとを有する光伝送方法であって、
    前記光送信ステップは、複数の変調規則を切り替えて光信号を生成し、当該光信号を直交偏波に多重化して、送信光信号を生成し、
    前記光受信ステップは、
    外部から受信した受信光信号と局部発振光とを干渉させて前記受信光信号を電気信号に変換するコヒーレント検波を行い、コヒーレント検波後の前記電気信号を偏波分離し、偏波分離後の前記電気信号の差動検波を行う
    光伝送方法。
  20. 前記光送信ステップは、さらに、光信号位相をランダム化する
    請求項19に記載の光伝送方法。
JP2015505230A 2013-03-14 2013-11-14 光伝送装置および光伝送方法 Active JP6120945B2 (ja)

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