JP6119202B2 - 発券機 - Google Patents
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Description
それに対して、ネットワークで顧客毎にポイント管理を行う機能を備えた食券販売機も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、発券機を用いた発券システムのシステム構成を示すブロック図である。この発券システムは、飲食店あるいは食堂等に導入される。発券システムは、発券機10、ネットワーク20及び本部装置30を備える。
発券機10は、CPU(Central Processing Unit)100と、ROM(Read Only Memory)101と、RAM(Random Access Memory)102と、コイン投入口103と、紙幣投入口104と、貨幣識別部105と、貨幣払出部106と、払出口107と、操作表示パネル108と、食券印字発行部109と、通信手段110と、カードリーダー111(入力手段)と、を備える。上記の発券機10の各機能部は、バス1を介して互いに接続されている。
RAM102は、種々の情報を記憶する読み出し書き込みメモリである。RAM102には、ROM101から読み出されたプログラムが展開される。また、RAM102は、プログラムが実行されることによって生成された各種データを記憶する。
また、RAM102は、サービスファイルを記憶する。サービスファイルとは、サービス(商品)に関する情報を記録しているファイルである。例えば、サービスファイルには、品番、ポイント、サービスが記録されている。
また、RAM102は、会員ファイルを記憶する。会員ファイルとは、会員ランクに関する情報を記録しているファイルである。例えば、会員ファイルには、品番、会員ランク、ランク別サービスが記録されている。
紙幣投入口104は、顧客が商品を購入する際に紙幣が投入される投入口である。
貨幣識別部105は、コイン投入口103又は紙幣投入口104に投入された貨幣の種類(硬貨及び紙幣の種類)を識別する。
貨幣払出部106は、つり銭又は払出金として貨幣を払出口107から払い出す。
なお、操作表示パネル108は、商品選択画面と特別表示画面とを顧客に応じて切り替えて表示する。商品選択画面とは、顧客が商品を選択する画面である。特別表示画面とは、会員が商品を選択する画面である。会員とは、店舗で顧客情報を登録した顧客である。
食券印字発行部109は、ロール状のシートに商品(料理)名等を印字し切断することによって食券を発券する。また、食券印字発行部109は、単票の券に印字を行って食券として発券するように構成されても良い。
カードリーダー111(入力手段)は、触れた顧客カード(媒体)に記憶されている顧客ID(識別情報)を読み取る。顧客カードとは、顧客情報を登録した店舗で顧客に対して発行されるカードである。顧客カードには、顧客IDが記憶されている。なお、顧客を識別する識別情報を入力する入力手段としてカードリーダー111を示したがこれに限らず、バーコードリーダーを用いてバーコードを読取り、識別情報を入力してもよい。また、操作表示パネル108によって番号や記号等を置数入力あるいは選択入力させる方法で識別情報を入力させてもよい。また、顧客をカメラ等で撮像し、撮像した画像を識別情報として取り込んで顧客を特定するようにしてもよい。
商品ファイルは、商品に関する情報を表すレコード40を複数有する。レコード40は、品番、品名、値段、商品実績、ポイントの各値を有する。
品番の値は、レコード40によって表される商品を特定するための識別番号を表す。品名の値は、レコード40によって表される商品の名前を表す。値段の値は、レコード40によって表される商品の販売価格を表す。商品実績の値は、レコード40によって表される商品が購入された実績(数)を表す。商品実績の値は、商品が購入される度に、購入された商品の数だけ加算される。
図3の商品ファイルによれば、例えば、品番「AAAA」の商品は、商品名が「カレーライス」であり、値段が「400円」であり、「4個」購入された実績があり、付与されるポイントが「4」である。
顧客IDの値は、レコード41によって表される顧客を識別するためのIDを表す。会員ランクの値は、レコード41によって表される顧客の会員ランクを表す。顧客の会員ランクとは、会員登録時に顧客が決める階級である。性別の値は、レコード41によって表される顧客の性別を表す。年齢の値は、レコード41によって表される顧客の年齢を表す。誕生日の値は、レコード41によって表される顧客の誕生日を表す。獲得ポイントの値は、レコード41によって表される顧客が獲得したポイントを表す。
顧客ファイルに記録される情報(性別、年齢、誕生日)は、顧客カードを作成する際に店舗で登録された顧客の情報である。
図5(A)は、サービスファイルの一例を示す図である。サービスファイルは、サービスに関する情報を表すレコード42を複数有する。レコード42は、品番、ポイント、サービスの各値を有する。
品番の値は、レコード42によって表されるサービスを特定するための識別番号を表す。ポイントの値は、レコード42によって表されるサービスを顧客が利用するのに必要なポイントを表す。サービスの値は、レコード42によって表されるサービスの具体的な内容を表す。
品番の値は、レコード43によって表される会員ランクを特定するための識別番号を表す。会員ランクの値は、レコード43によって表される会員ランクの具体的な種類を表す。会員ランクは、例えば、プラチナ会員、ゴールド会員、シルバー会員、ブロンズ会員、ルーキー会員などがある。なお、プラチナ会員、ゴールド会員、シルバー会員及びブロンズ会員は、有料会員であり、ルーキー会員は、無料会員を表す。会員ランクは、プラチナ会員、ゴールド会員、シルバー会員、ブロンズ会員、ルーキー会員の順に階級が高いことを表す。また、有料会員の各種会員ランクは、会員ランク毎に登録にかかる金額が異なる。
上述した会員ファイルに示すように、顧客は会員ランクの高い階級(例えば、プラチナ)であるほど、質の高いサービスを受けることができる。
図6(A)は、商品選択画面108aの一例を示す図である。CPU100は、商品ファイルに記録されている各商品の品名と商品の値段とを商品選択画面108aの選択ボタン50に表示する。例えば、CPU100は、1つの選択ボタン50に品名「カレーライス」と値段「400円」とを表示する。また、例えば、CPU100は、1つの選択ボタン50に品名「焼きそば」と値段「350円」とを表示する。以後の説明では、商品ファイルに記録されている商品を通常商品として説明する。また、商品選択画面108aは、通常、操作表示パネル108に表示されている画面である。
以下、処理の具体例について説明する。通常、操作表示パネル108には商品選択画面108aが表示されている。顧客ID「0001」が記憶されている顧客カードを顧客がカードリーダー111に接触させる。カードリーダー111は、触れた顧客カードに記憶されている顧客ID「0001」を取得する。CPU100は、カードリーダー111から顧客ID「0001」を取得する。その後、CPU100は、RAM102に記憶されている顧客ファイルを読み出す。CPU100は、読み出した顧客ファイルに記録されているレコード41のうち、顧客ID「0001」に対応するレコード41を選択する。
以上で、処理の具体例についての説明を終える。
ステップS10:CPU100は、操作表示パネル108に商品選択画面を表示する。その後、ステップS12の処理に進む。
ステップS12:CPU100は、顧客カードの読み取りがあったか否かを判断する。顧客カードの読み取りがあった場合、ステップS14の処理に進む。顧客カードの読み取りがなかった場合、ステップS18の処理に進む。
その後、CPU100は、取得したサービスの値及びポイントの値とランク別サービスの値に応じて割引された通常商品とを操作表示パネル108に表示する。その後、ステップS18の処理に進む。
ステップS20:CPU100は、サービスが利用されたか否かを判断する。具体的には、操作表示パネル108に表示されている選択ボタン50には、商品と値段の他に商品毎の品番が割り当てられている。CPU100は、選択ボタン50が押下されることによって、押下された選択ボタンに割り当てられている商品の品番を取得する。CPU100は、商品ファイルを読み出し、取得した商品の品番に対応するレコード40が存在するか否かを判断する。商品の品番に対応するレコード40が存在する場合、CPU100はサービスが利用(選択)されていないと判断する。その後、ステップS24の処理に進む。
一方、商品の品番に対応するレコード40が存在しない場合、CPU100はサービスが利用された判断する。その後、ステップS22の処理に進む。
また、発券機10は、通常商品とサービスとを一緒に操作表示パネル108に表示しても良い。このように構成された場合、顧客は、サービスと通常商品とをほぼ同時に見ることが可能となるため、容易に所望のサービスを選択することが可能となる。
また、発券機10は、会員ランクに応じて異なる値段の通常商品を表示する。そのため、顧客は会員ランクが高くなるほど質の高いサービスを受けることが可能となる。そして、店舗側ではこのようなサービスを提供することによって、顧客の満足度を増加させる。その結果、店舗側では、顧客の来店頻度を増やし売上を向上させることが可能となる。
操作表示パネル108には、「次画面」ボタンが表示されるように構成されても良い。この場合、操作表示パネル108は、「次画面」ボタンがタッチされると、1画面には収まりきらなかったその他の商品を表示させることができる。その他の商品とは、商品ファイルに記録されている商品である。また、操作表示パネル108には、「次画面」ボタンがタッチされて表示画面が変更された場合、「戻る」ボタンが表示される。この場合、操作表示パネル108は、「戻る」ボタンがタッチされると、1つ前の表示画面に戻る。
また、操作表示パネル108には、投入金額及び残額が表示されるように構成されても良い。この場合、操作表示パネル108は、投入金額に顧客が投入した金額を表示し、残額に選択された商品の金額と投入された金額との差額を表示する。
代金の決済は、現金での決済に限定される必要はなく、電子マネー決済、カード決済(例えば、プリペイド方式等のカード)などで行われても良い。
操作表示パネル108に表示される商品は、季節に応じて男女毎に表示の順番を変えて表示されても良い。また、操作表示パネル108に表示される商品は、顧客の購入履歴に応じて商品が表示される順番を変えても良いし、おすすめ商品やお得な商品が強調して表示されても良い。
商品実績の値は、一日ごとにリセットされても良いし、所定の期間(例えば、一日毎、一週間毎など)収集した後にリセットされても良い。
顧客IDは、顧客を一意に特定できる情報であれば、どのような情報であっても良い。
顧客カードに顧客情報が記憶されるように構成されても良い。この場合、発券機10は顧客カードに記憶されている顧客情報に基づいて表示画面の切り替えを行う。また、顧客が獲得したポイントは、発券機10内に記憶しても良いし、本部装置30に記憶させても良い。
発券機10は、1店舗で複数台利用される構成でも良い。
複数の発券機10の中の1つの発券機10が、本部装置30として機能するように構成されても良い。
各ファイル(例えば、商品ファイル、顧客ファイル、サービスファイル、会員ファイル)は、必ずしもRAM102に記憶される必要はなく、不揮発性メモリに記憶されても良い。
また、顧客が獲得ポイントを利用しなかった場合、CPU100はポイントを利用しなかった顧客に対してポイントを加算しても良いし、獲得ポイントを倍にしても良いし、次回使用できる特別商品のサービスを付与しても良い。
発券機10は、有料会員の会員ランク毎に異なる特別商品を表示画面に表示するように構成されても良い。
また、本実施例では、会員ランクは会員登録時に顧客が決定する構成で示したが、これに限定される必要はなく、顧客の申請に応じて会員ランクが変更されても良い。
発券機10は、無料会員(ルーキー会員)に会員ランクが設定されるように構成されても良い。例えば、発券機10は、無料会員の顧客の累積ポイントの値に応じて、会員ランク(Sランク、Aランク、Bランク、Cランク)を設定しても良い。このように設定されることによって、発券機10は無料会員の中でも異なるサービスを提供することができる。また、発券機10は、無料会員の顧客の累積ポイントの値に応じて有料会員(例えば、ブロンズ会員)に昇級するように構成されても良い。
Claims (4)
- 商品の選択を受けつける画面を表示する表示手段と、
顧客を識別する識別情報を入力する入力手段と、
前記入力された顧客の識別情報に基づいて前記顧客の階級を含む顧客情報を特定し、特定した前記顧客情報に基づくサービス情報を取得する取得手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記取得手段によって取得された前記サービス情報を選択可能に表示することを特徴とする発券機。 - 前記サービス情報に基づいて前記商品の値段を変更する第1の変更手段をさらに備え、
前記表示手段は、前記第1の変更手段によって変更された値段で前記商品を表示することを特徴とする請求項1に記載の発券機。 - 前記顧客が購入する商品の商品情報と、前記顧客情報とに基づいて、前記顧客に付与する特典情報を算出する算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の発券機。
- 前記算出手段により算出された前記特典情報に応じて、前記顧客情報を変更する第2の変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の発券機。
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