JP6116733B1 - 重金属分離システム - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性粉を用い処理対象物中の重金属を更に効率的に分離回収する重金属分離システムを提供する。【解決手段】この重金属分離システム100は、重金属成分を含む処理対象物と磁性粉とを第1槽30にて混合攪拌しながら、磁石部60によって重金属成分を磁性粉ごと第2槽40に移送する。そして、第2槽40中の酸性溶液によって磁性粉と重金属成分との吸着状態を解消するとともに磁性粉回収部70へ吐出し、この磁性粉回収部70において重金属成分と磁性粉とを分離する。そして、これらが機能的に動作することで、焼却灰等の処理対象物中の重金属をより一層効率良く分離回収することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物の焼却灰、下水処理汚泥、汚水等の処理対象物中に含まれる重金属成分を分離する重金属分離システムに関するものである。
家庭ゴミや産業廃棄物の焼却灰、下水処理汚泥、その他の廃棄物汚泥、汚水等には、亜鉛、銅、マンガン、鉛、カドミウム、クロム等の重金属が含まれている場合がある。そして、これら重金属は自然環境や健康に悪影響を与える虞があり、そのまま埋立てや再利用に用いることは好ましいものではない。このため、例えば重金属を含有する焼却灰等はセメント固化法や溶融固化法等により処理される。しかしながら、セメント固化は近年の酸性雨によって重金属成分が溶出する可能性がある。また、溶融固化は高温処理のため高コストであり、また一部の重金属は揮発するという問題点がある。これらの問題点に関し、下記[特許文献1]には、磁性粉を用いて重金属成分を分離回収する方法に関する発明が開示されている。しかしながら、[特許文献1]には磁性粉を用いた重金属成分の分離回収方法が記載されているのみであって、重金属成分を低コストで効率良く分離回収するシステム構成に関する具体的な記載はない。よって、本願発明者らは磁性粉を用い処理対象物中の重金属を低コストかつ効率的に分離回収する重金属分離システムに関する[特願2015−236275号]に記載の発明を行った。
特開第4861718号公報
この[特願2015−236275号]の発明により、処理対象物中の重金属をある程度効率的に分離回収することが可能となった。ただし、分離効率は高い方が好ましく、更なる改善が望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、磁性粉を用い処理対象物中の重金属を更に効率的に分離回収する重金属分離システムを提供することを目的とする。
本発明は、
(1)攪拌手段32を備え磁性粉と重金属成分を含有する処理対象物とを水中で攪拌する第1槽30と、前記第1槽30の下方に設けられた第1沈殿槽34と、前記第1沈殿槽34と前記第1槽30との間を開閉する第1開閉手段36と、前記第1沈殿槽34内の沈殿物を排出する第1排出部と、
酸性溶液を貯留した第2槽40と、前記第2槽40の下方に設けられた第2沈殿槽44と、前記第2沈殿槽44と前記第2槽40との間を開閉する第2開閉手段46と、前記第2沈殿槽44内に沈殿した磁性粉を重金属成分ごと排出する第2排出部と、
前記第1槽30及び第2槽40内に出し入れ可能で前記磁性粉を重金属成分ごと磁着する磁石部60と、前記磁石部60を移送する移送手段66と、前記磁石部60の磁着を解除して前記磁性粉を重金属成分ごと前記第2槽40内の酸性溶液中に脱落させる消磁手段80と、前記第2排出部によって排出された沈殿物から磁性粉を分離する磁性粉回収部70と、を有し、
前記磁石部60は、複数の棒状磁石62と、前記複数の棒状磁石62を所定の間隙を取って鉛直方向に配列固定する保持部64と、を有することを特徴とする重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)第1槽30内の上澄み液を貯留して、凝固剤の投入により凝集物を除去した後、前記第1槽30に送出する再生水槽50を有することを特徴とする上記(1)記載の重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)棒状磁石62が第1槽30の内形寸法の80%〜90%の位置まで設けられ、かつ2cm〜50cmの等間隔で配列固定されることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)磁性粉が、負荷磁場398kA/mにおける飽和磁化量が10〜49Am/kg、もしくは181〜300Am/kgであることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)棒状磁石62が、側面に磁着面を備え磁束密度が100G〜20000Gの永久磁石であり、
消磁手段80が、前記棒状磁石62を挿入可能な鞘管82と、前記鞘管82を前記棒状磁石62から抜き差しする着脱機構84と、を有し、
前記棒状磁石62を鞘管82に収めた状態で第1槽30内の磁性粉を重金属成分ごと前記鞘管82表面に磁着するとともに、第2槽40中の酸性溶液に浸漬した状態で前記鞘管82から棒状磁石62を抜くことで磁着を解除し前記磁性粉を前記第2槽40内に脱落させることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(6)棒状磁石62が電磁石であり、消磁手段80が前記棒状磁石62への通電をオン・オフするスイッチ機構88であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(7)第2槽40内に浮上する無機珪素を含む浮上物を回収する浮上物質回収配管58を前記第2槽40の液面近傍に備えることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の重金属分離システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明に係る重金属分離システムによれば、焼却灰等の処理対象物に対し、磁性粉を用いた重金属の分離回収を更に効率良く行うことができる。
本発明に係る重金属分離システムの概略構成図である。 本発明に係る重金属分離システムの磁石部を説明する図である。 本発明に係る重金属分離システムの消磁手段の例を示す図である。
本発明に係る重金属分離システムの実施の形態について図面に基づいて説明する。図1に示す本発明に係る重金属分離システム100は、磁性粉と重金属を含有する処理対象物とを水中で攪拌する第1槽30と、酸性溶液を貯留した第2槽と40と、第1槽30及び第2槽40内に出し入れ可能で磁性粉を重金属成分ごと磁着する磁石部60と、この磁石部60を移送する移送手段66と、磁石部60の磁着を解除して磁性粉を重金属成分ごと第2槽40内の酸性溶液中に脱落させる消磁手段80と、第2槽40の沈殿物から磁性粉を分離する磁性粉回収部70と、を有している。
そして、第1槽30は下部に攪拌手段32を有するとともに、下側が漏斗状のホッパ部30aとなっている。尚、この攪拌手段32、及び後述の第2槽40の攪拌手段42、再生水槽50の攪拌手段52としては、パルセータ型の皿状羽根車を用いることが好ましい。この構成によれば、洗浄等のメンテナンスが楽であることに加え、特に第1槽30、第2槽40では攪拌を行いながら槽内に磁石部60を出し入れすることができ、磁性粉の移送及び分離を効率良く行うことができる。
また、このホッパ部30aの先には第1開閉手段36を介して第1沈殿槽34が設けられている。尚、第1沈殿槽34には沈殿の状態を目視可能とする観察窓38aもしくは沈殿状態を検知する濁度センサー等の検知手段38bを設けることが好ましい。また、第1沈殿槽34の先側には吐出弁10aとポンプ手段18と排出配管12aとを有する第1排出部が接続する。尚、第1槽30の沈殿物は一般的に高濃度で含水率が低いため、第1排出部のポンプ手段18としては詰りが生じにくい真空ポンプ等を用いることが好ましい。また、第1槽30には、この第1槽30内の上澄み液を送出する送出配管20と開閉弁20aとポンプ手段20bとを備えた送出手段が接続されている。さらに第1槽30には、槽内に純水、イオン交換水、水道水、工業用水等の所定の水を供給する給水配管14が接続されている。尚、処理対象物が焼却灰の場合には、処理対象物と水との混合液はアルカリ性を示す。よって、これらの部材は耐アルカリ性を有する材質、もしくは耐アルカリ性の表面処理を施すことが装置の経年劣化を防止する面から好ましい。
また、第2槽40は第1槽30と同様に下部に攪拌手段42を有するとともに下側が漏斗状のホッパ部40aとなっており、このホッパ部40aの先には第2開閉手段46を介して第2沈殿槽44が設けられている。そして、第2沈殿槽44の先側には吐出弁10bとポンプ手段19と排出配管12bとを有する第2排出部が接続する。さらに第2槽40には、開閉弁22aを備え槽内の酸性溶液を回収するための酸性溶液排出配管22と、液面近傍に設けられるとともに開閉弁58aを備え無機珪素等を含む浮上物を回収する浮上物質回収配管58とが接続している。尚、ここでの無機珪素とは無機珪酸、無機珪素化合物等を指す。また、第2槽40では酸性溶液を貯留するため、これらの部材等は耐酸性の材質、もしくは耐酸性の表面処理を施すことが装置の経年劣化を防止する面から好ましい。
また、本発明に係る重金属分離システム100は、第1槽30内の上澄み液を回収して再利用するための再生水槽50を備えていても良い。この再生水槽50も下部に攪拌手段52を有するとともに、下側が漏斗状のホッパ部50aとなっており、このホッパ部50aの先側には第3開閉手段56を介して第3沈殿槽54が設けられている。また、第3沈殿槽54の先側には、吐出弁10cと排出配管12cとを有する第3排出部が接続する。また、再生水槽50には、開閉弁16a及びポンプ手段16bを備え、再生水槽50内の再処理水を第1槽30に送出する還流配管16が接続する。
尚、第1開閉手段36、第3開閉手段56、吐出弁10a、10c及び開閉弁20a、16aは、接続する配管に準じた口径を有し、手動及び電気制御により開閉する電磁弁を用いることが好ましい。また、第2開閉手段46、吐出弁10b、開閉弁22a、58aは安価な手動弁を用いることが好ましい。
また磁石部60は、複数の棒状磁石62と、この複数の棒状磁石62を所定の間隙を取って鉛直方向に配列固定する保持部64と、を有しており、移送手段66により第1槽30と第2槽40との間を移動する。また、磁石部60は移送手段66によって所定の範囲で上下方向に移動が可能で、これにより磁石部60を第1槽30及び第2槽40内へ出し入れすることができる。
ここで、図2を用いて磁石部60の好ましい構成及び外形寸法を説明する。ここで、図2(a)は磁石部60を第1槽30に入れた状態の模式的な平面図であり、図2(b)は模式的な側面図である。図2(a)、(b)に示すように、棒状磁石62は所定の長さを有し、上端側が保持部64に固定されて下方に垂下するように固定される。この棒状磁石62に用いる磁石には特に限定は無く、周知のフェライト磁石、希土類磁石等の永久磁石や電磁石を用いることができる。また、棒状磁石62の径にも特に限定は無くφ50mm程度のものを用いることが好ましい。さらに、棒状磁石62は第1槽30内の全体に略均等に挿入されることが磁性粉の回収効率の面から好ましい。よって、磁石部60の両最外部に位置する棒状磁石62間の距離L1は、第1槽30の内径寸法(第1槽30が角形の場合には各辺の内寸)L2の80%〜90%とすることが好ましい。また、棒状磁石62の保持部64への設置本数、設置間隔は棒状磁石62の磁力によって適宜設定され、棒状磁石62の磁力が比較的弱い場合には密に配列し、比較的強い場合には疎に配列する。ただし、一般的な棒状磁石62であれば概ね2cm〜50cm程度の範囲で等間隔に保持部64に配列固定することが好ましい。尚、棒状磁石62に永久磁石を用いる場合には、面積の広い側面が磁着面として機能する径方向着磁の磁石を用いた方が磁性粉の回収効率の面から好ましい。このときの棒状磁石62の磁束密度は100G〜20000G(ガウス)のものを用いることが可能であり、8000G〜14000Gのものを用いることが特に好ましい。そして、径方向着磁の棒状磁石62を用いた場合、棒状磁石62を第1槽30のなるべく深くまで浸漬することが好ましい。よって、棒状磁石62の長さは、図2に示すようにホッパ部40aの上位置から液面までの距離Tよりも長くすることが好ましい。また、図1に示すように、棒状磁石62の長さを中心側を長く、周側を短くしホッパ部30aに沿うようにしても構わない。この構成によれば、棒状磁石62をホッパ部30aの側まで挿し入れることができるため、磁性粉の磁着をさらに効率良く行うことができる。また、棒状磁石62が電磁石の場合には、磁着面である端面が第2槽40の中程に位置する長さが好ましい。また、磁着面である端面が第2槽40内の全体に分布するよう異なる長さの棒状磁石62を配列するようにしても良い。
また、磁石部60には磁性粉の磁着を解除する消磁手段80が設けられる。ここで、図3に消磁手段80の一例を示す。尚、図3においては、棒状磁石62の長さが等しい例を示している。先ず、棒状磁石62が永久磁石の場合の消磁手段80としては、図3(a)に示すように、棒状磁石62と同数で同位置に配列固定され、棒状磁石62が挿入可能で自身は磁力を有さない鞘管82と、これら鞘管82を棒状磁石62から抜き差しする着脱機構84と、を備えるものが好ましい。また、棒状磁石62が電磁石の場合の消磁手段80としては、図3(b)に示すように、棒状磁石62を励磁するコイル86への通電をオン・オフするスイッチ機構88とすることが好ましい。尚、電磁石の棒状磁石62及び鞘管82は第2槽40にて酸性溶液に浸漬するため、耐酸性の材質、もしくは耐酸性の表面処理を施すことが好ましい。
また、磁性粉回収部70は、排出配管12bから吐出した第2槽40の沈殿物を受ける受け槽72と、沈殿物中の磁性粉を分離回収する磁性粉分離手段74と、を有している。尚、磁性粉分離手段74としては周知の永久磁石、電磁石、もしくは周知のフィルタ等を用いることができる。そして、磁性粉分離手段74に永久磁石を用いる場合には鞘管やカバー板等の消磁手段を備え、電磁石の場合には磁性粉分離手段74を励磁するコイルへの通電をオン・オフするスイッチ機構を備えることが好ましい。
次に、本発明に係る重金属分離システム100の動作を説明する。先ず、第1開閉手段36、開閉弁20aを閉じた状態で、第1槽30に水を供給する。この際、供給する水はpH7〜8程度の中性に調整された再生水槽50内の再処理水を用いることが好ましい。また、純水、イオン交換水、水道水、工業用水等を用いても良い。尚、第1槽30の水に再処理水を用いる場合、再生水槽50側の開閉弁16aを電気制御もしくは手動にて開状態とし、ポンプ手段16bを起動して還流配管16を通して再生水槽50内の再処理水を第1槽30に供給する。また、再処理水が不足した場合等には、給水配管14から適宜、水道水、工業用水、純水、イオン交換水等を供給する。尚、処理対象物が焼却灰の場合、その給水量は概ね処理対象物の重量の4倍〜5倍程度とすることが好ましい。また、処理対象物が汚水の場合には、汚水の濃度に応じて適宜これらの水を供給する。
次に、焼却灰、下水処理汚泥、汚水等の処理対象物を所定量第1槽30に投入する。処理対象物の投入方法は圧送、ベルトコンベア、ホッパ等による落下等、如何なる手法を用いても良い。このようにして第1槽30に水及び処理対象物が投入されると、攪拌手段32が動作して処理対象物を水中に攪拌する。尚、処理対象物が焼却灰の場合には、処理対象物との混合水はアルカリ性となる。
これと前後して、第1槽30内に磁性粉を所定量投入する。このとき使用する磁性粉としてはフェライトやマグネタイトのような磁性酸化物粉末、磁性を有する金属粉等、如何なるものを用いても良い。尚、磁性粉は負荷磁場398kA/mにおける飽和磁化量が10〜49Am/kg、もしくは181〜300Am/kgのものを用いることが好ましい。さらに、磁性粉の平均粒径は100μm以下が好ましく、特に10nm〜500nmが好ましい。また、磁性粉の投入量は処理対象物の重量に対して1wt%〜100wt%が好ましく、特に10wt%程度が好ましい。尚、磁性粉の製造方法としては、湿式酸化法等の周知の製造方法を用いることができる。
そして、処理対象物と磁性粉とは攪拌手段32によって第1槽30内にて攪拌される。このときの攪拌手段32の回転数及び攪拌時間は第1槽30の容量、処理対象物の種類及び量、水の量、攪拌手段32の能力等にもよるが、概ね10rpm〜3000rpm、好適には200rpm〜3000rpmで30min程度とすることが好ましい。これにより、水中の重金属成分は電気的な引力等によって磁性粉に吸着する。また、水中に無機珪素が存在する場合には、これも磁性粉に吸着する。
次に、攪拌手段32による攪拌を処理対象物及び磁性粉が第1槽30の底に堆積しない程度に維持しながら移送手段66を動作させる。そして、磁石部60を第1槽30内の磁性粉混合水中に浸漬する。これにより、棒状磁石62の磁着面もしくは鞘管82の表面に磁性粉が重金属成分等を吸着したまま磁着する。
次に、移送手段66は磁石部60を第1槽30内から取り出す。このとき、処理対象物は磁石部60には付着せず、第1槽30内に残留する。そして、移送手段66は磁石部60を第2槽40上に移動させて第2槽40内の酸性溶液中に浸漬する。このとき第2開閉手段46は開いた状態にあり、また吐出弁10b、開閉弁22a、58aは閉じた状態にある。またこのとき、攪拌手段42を動作させることで第2槽40内の酸性溶液を攪拌状態とすることが好ましい。尚、第2槽40の酸性溶液に用いる酸としては塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸類が好ましく、特に硝酸を4倍程度の純水で希釈して用いることが好ましい。
次に、攪拌手段42による攪拌状態を維持したまま、消磁手段80を動作させ磁石部60の磁性粉の磁着を解除する。例えば、図3(a)に示す鞘管82を用いた消磁手段80では、着脱機構84を保持して鞘管82を第2槽40の酸性溶液中に浸漬したまま磁石部60を上昇させる。これにより、棒状磁石62は鞘管82内から抜き出されて鞘管82表面の磁性粉の磁着は解除される。これにより、磁性粉及び重金属成分等は第2槽40の酸性溶液中に脱落する。磁性粉が脱落した鞘管82は着脱機構84によって上昇し、第2槽40から取り出されるとともに棒状磁石62に着用される。また、図3(b)に示す電磁石で構成された棒状磁石62に対する消磁手段80では、棒状磁石62を酸性溶液中に浸漬したままスイッチ機構88をオフする。これにより、棒状磁石62を励磁するコイル86への通電が停止し、磁性粉の磁着は解除される。これにより、磁性粉及び重金属成分等は第2槽40の酸性溶液中に脱落する。その後、磁石部60は移送手段66によって第2槽40から取り出される。そして、スイッチ機構88がオンし、棒状磁石62は磁石として再び機能する。
この磁石部60による磁性粉及び重金属成分等の移送は、棒状磁石62に磁着する磁性粉が無くなるまで5回〜6回繰り返し行われる。そして、第2槽40内に脱落した磁性粉及び重金属成分等は酸性溶液によって吸着状態が解除され分離する。
磁性粉及び重金属成分が磁石部60によって移送されると、第1槽30の攪拌手段32は回転を停止するとともに、第1開閉手段36が電気制御もしくは手動にて開状態となる。このとき吐出弁10aは閉じた状態にある。そして、この状態で3min〜60min静置する。これにより、処理対象物は開状態にある第1開閉手段36を通って第1沈殿槽34内に沈殿する。この処理対象物の沈殿状態は観察窓38aによる目視や検知手段38bによってモニタされる。そして、処理対象物が第1沈殿槽34内に十分に沈殿したと判断された場合、第1開閉手段36を電気制御もしくは手動にて閉状態とする。そして、第1排出部の吐出弁10aを電気制御もしくは手動にて開状態とした後、ポンプ手段18を起動する。これにより、第1沈殿槽34内に沈殿した処理対象物は第1排出部の排出配管12aを通して所定の槽に排出される。尚、処理対象物に含まれる重金属成分、無機珪素等の鉱物類は前述のように磁性粉と磁石部60とによって第2槽40へ移送され、また塩類等は、第1槽30内の上澄み液中に溶出しているため、沈殿した処理対象物はこれらの成分をほとんど含まず、特に重金属成分は環境省の基準以下となる。よって、第1排出部で排出された処理対象物は、所定の埋立て処理等が可能である他、例えば焼却灰の場合にはセメントやコンクリートブロックの材料として再利用することができる。
また、第1開閉手段36の閉塞後、送出手段の開閉弁20aが電気制御もしくは手動にて開状態とされ、ポンプ手段20bが起動する。この際、再生水槽50の第3開閉手段56、開閉弁16aは閉じた状態にある。これにより、第1槽30の上澄み液は送出配管20を通して再生水槽50に送出される。上澄み液の送出が完了すると、開閉弁20aは閉塞し、ポンプ手段20bは停止する。
そして、再生水槽50へ送出された第1槽30の上澄み液は、攪拌手段52によって攪拌されながら例えばカルシウム系の凝固剤が所定量投入される。これにより上澄み液中に残存する塩類等が例えば塩化カルシウムとなって凝固する。塩類等が凝固すると、攪拌手段52が停止するとともに第3開閉手段56が電気制御もしくは手動にて開状態とされる。このとき、吐出弁10cは閉状態にある。そして、この状態で静置する。これにより、塩類等の凝集物は開状態にある第3開閉手段56を通って第3沈殿槽54内に沈殿する。そして、所定の時間が経過して凝集物が第3沈殿槽54内に十分に沈殿した後、第3開閉手段56を電気制御もしくは手動にて閉状態とする。次に、第3排出部の吐出弁10cを電気制御もしくは手動にて開状態とする。これにより、第3沈殿槽54内に沈殿した凝集物は第3排出部の排出配管12cを通して所定の槽に排出される。排出された凝集物はその物質に応じたしかるべき処理に付される。また、塩類等の凝集物が分離除去された再処理水は、フィルタ等によりその他の夾雑物が除去された後、水道水(市水)、工業用水、純水、イオン交換水等で適宜希釈され、pHが中性程度に調整された後、前述のように開閉弁16a、ポンプ手段16bにより還流配管16を通して適宜第1槽30に供給され再利用される。
また、第2槽40への磁性粉及び重金属成分等の移送が完了すると、攪拌手段42は停止する。そして、磁性粉及び重金属成分等は酸性溶液中で24hr程度静置される。これにより、磁性粉及び重金属成分は開状態にある第2開閉手段46を通って第2沈殿槽44内に沈殿する。また、無機珪素等は気泡を伴って第2槽40の表面に浮上する。そして、所定の時間が経過して磁性粉及び重金属成分が第2沈殿槽44内に十分に沈殿し無機珪素等が浮上すると、第2開閉手段46を閉塞するとともに第2排出部の吐出弁10bを開状態とし、ポンプ手段19を起動する。これにより、第2沈殿槽44内に沈殿した磁性粉及び重金属成分は第2排出部の排出配管12bを通して磁性粉回収部70の受け槽72に排出される。また、これと前後して開閉弁58aが開くとともに浮上物質回収配管58に接続した図示しないポンプ手段が起動する。これにより、無機珪素を含む浮上物が浮上物質回収配管58を通して所定の槽に排出される。排出された浮上物はその物質に応じたしかるべき処理に付される。尚、沈殿物と浮上物の排出された酸性溶液はそのまま再使用されるとともに、適宜、酸性溶液排出配管22を通して回収される。
受け槽72に排出された磁性粉及び重金属成分は磁性粉分離手段74によって分離される。ここで、磁性粉分離手段74に磁石を用いた場合、受け槽72に排出された磁性粉及び重金属成分に磁性粉分離手段74を近接もしくは接触させる。これにより、磁性粉分離手段74に磁性粉が磁着する。この磁性粉の分離は湿式で行っても良いし、乾燥後に乾式で行っても良い。尚、磁性粉と重金属成分は酸性溶液によって分離されているため、磁性粉分離手段74には磁性粉のみが磁着し、他の重金属成分等は受け槽72側に残留する。そして、磁性粉分離手段74に磁着した磁性粉は磁性粉分離手段74の消磁手段によって磁性粉分離手段74から脱落し回収される。尚、回収された磁性粉は適宜水洗・乾燥等が施され、再利用される。また、受け槽72に残留した重金属成分はしかるべき廃棄処理もしくは周知の方法により物質ごとに分離され再利用される。
以上のように、本発明に係る重金属分離システム100は、重金属成分を含む処理対象物と磁性粉とを第1槽30にて混合攪拌しながら、磁石部60によって重金属成分を磁性粉ごと第2槽40に移送する。そして、第2槽40中の酸性溶液によって磁性粉と重金属成分との吸着状態を解消するとともに磁性粉回収部70へ吐出し、この磁性粉回収部70において重金属成分と磁性粉とを分離する。そして、これらが機能的に動作することで、焼却灰等の処理対象物中の重金属をより一層効率良く分離回収することができる。
尚、本例で示した重金属分離システム100の各部の構成、形状、動作、各条件、配管経路等は一例であり、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
30 第1槽
32 攪拌手段
34 第1沈殿槽
36 第1開閉手段
40 第2槽
44 第2沈殿槽
46 第2開閉手段
50 再生水槽
60 磁石部
62 棒状磁石
64 保持部
66 移送手段
70 磁性粉回収部
80 消磁手段
82 鞘管
84 着脱機構
88 スイッチ機構
100 重金属分離システム

Claims (7)

  1. 攪拌手段を備え、磁性粉と重金属成分を含有する処理対象物とを水中で攪拌する第1槽と、
    前記第1槽の下方に設けられた第1沈殿槽と、
    前記第1沈殿槽と前記第1槽との間を開閉する第1開閉手段と、
    前記第1沈殿槽内の沈殿物を排出する第1排出部と、
    酸性溶液を貯留した第2槽と、
    前記第2槽の下方に設けられた第2沈殿槽と、
    前記第2沈殿槽と前記第2槽との間を開閉する第2開閉手段と、
    前記第2沈殿槽内に沈殿した磁性粉を重金属成分ごと排出する第2排出部と、
    前記第1槽及び第2槽内に出し入れ可能で前記磁性粉を重金属成分ごと磁着する磁石部と、
    前記磁石部を移送する移送手段と、
    前記磁石部の磁着を解除して前記磁性粉を重金属成分ごと前記第2槽内の酸性溶液中に脱落させる消磁手段と、
    前記第2排出部によって排出された沈殿物から磁性粉を分離する磁性粉回収部と、を有し、
    前記磁石部は、複数の棒状磁石と、前記複数の棒状磁石を所定の間隙を取って鉛直方向に配列固定する保持部と、を有することを特徴とする重金属分離システム。
  2. 第1槽内の上澄み液を貯留して、凝固剤の投入により凝集物を除去した後、前記第1槽に送出する再生水槽を有することを特徴とする請求項1記載の重金属分離システム。
  3. 棒状磁石が第槽の内形寸法の80%〜90%の位置まで設けられ、かつ2cm〜50cmの等間隔で配列固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の重金属分離システム。
  4. 磁性粉が、負荷磁場398kA/mにおける飽和磁化量が10〜49Am2/kg、もしくは181〜300Am2/kgであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の重金属分離システム。
  5. 棒状磁石が、側面に磁着面を備え磁束密度が100G〜20000Gの永久磁石であり、
    消磁手段が、前記棒状磁石を挿入可能な鞘管と、前記鞘管を前記棒状磁石から抜き差しする着脱機構と、を有し、
    前記棒状磁石を鞘管に収めた状態で第1槽内の磁性粉を重金属成分ごと前記鞘管表面に磁着するとともに、第2槽中の酸性溶液に浸漬した状態で前記鞘管から棒状磁石を抜くことで磁着を解除し前記磁性粉を前記第2槽内に脱落させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の重金属分離システム。
  6. 棒状磁石が電磁石であり、消磁手段が前記棒状磁石への通電をオン・オフするスイッチ機構であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の重金属分離システム。
  7. 第2槽内に浮上する無機珪素を含む浮上物を回収する浮上物質回収配管を前記第2槽の液面近傍に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の重金属分離システム。
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