JP6116436B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、特に、領域の一部をぼかした画像を生成するために用いて好適な画像処理装置および画像処理方法に関する。
近年、数多くのデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置に、被写体以外の領域に対して画像処理を行う機能が搭載されている。例えば、その機能の一つとして、撮影された画像の背景領域に対して、疑似的にぼかし効果を与える機能がある。
背景がぼやけた画像は、被写体を浮き立たせて印象付ける効果があるため、ポートレート写真等に広く利用されている。一般的に、一眼レフカメラのように撮像素子が大きい撮像装置では、絞りを開いて焦点距離を長くすることにより被写界深度が浅くなり、上記のように合焦している被写体以外の背景をぼかした画像を容易に撮影することができる。一方、コンパクトデジタルカメラ等の撮像素子が小さい撮像装置では、被写界深度が比較的深くなる傾向にあるため、背景をぼかした画像を撮影することが困難である。
そこで、画像処理により疑似的に背景にぼかし効果を与える機能を備えたコンパクトデジタルカメラが数多く開発されている。例えば特許文献1には、主被写体領域と背景領域とを分離させ、背景領域の画像にぼかし処理を行い、主被写体領域の画像と合成する方法が開示されている。
特開2008−179934号公報 特開2010−21753号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、背景の深度が奥行き方向に徐々に深くなるようなシーンに対して背景にぼかし処理を行うと、背景の途中でぼかし領域に切り替わる境界が目立ち、違和感のある画像となってしまう問題がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、背景の深度が奥行き方向に徐々に深くなるようなシーンで鮮鋭領域とぼかし領域との切り替わりに違和感の無い背景ぼかし画像を得ることができるようにすることを目的としている。
本発明に係る画像処理装置は、主被写体に焦点を合わせた第1の画像と、前記主被写体を含む画像であって前記主被写体の背景に焦点を合わせた第2の画像とを取得する取得手段と、前記第1の画像および第2の画像から、主被写体領域、背景領域、および前記主被写体領域と前記背景領域との間の中間領域を判定する領域判定手段と、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って第1のぼかし画像を生成するとともに、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って前記第1のぼかし画像よりもぼかし量が小さい第2のぼかし画像を生成する生成手段と、前記第1の画像から前記主被写体領域を切り出すとともに、前記第2のぼかし画像から前記中間領域を切り出し、前記第1のぼかし画像に前記切り出された主被写体領域および中間領域を合成して背景ぼかし画像を生成する合成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、鮮鋭領域とぼかし領域との切り替わる境界が目立たない背景ぼかし画像を得ることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における背景ぼかし処理の手順の一例を示すフローチャートである。 領域判定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 撮影画像および分割領域を説明するための図である。 切り出しマップの一例を示す図である。 本発明の実施形態において、画像にぼかしを付加する処理手順の一例を示すフローチャートである。 縮小処理および拡大処理の手順を説明するための図である。 縮小処理の詳細な手順を説明するための図である。 縮小処理および拡大処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 主被写体と第2被写体とが写っている画像の一例を示す図である。 縮小画像に対して3回の拡大処理を実施する場合の平滑化フィルタリング処理を実施する判定テーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の撮像装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、撮像素子14は、撮影レンズ10を介して入力された光学像を電気信号に変換する。A/D変換器16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号をデジタル信号の画像データに変換する。
タイミング発生回路18は、撮像素子14及びA/D変換器16にクロック信号や制御信号を供給する回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。また、絞り機能を備える機械式のシャッター12以外に、撮像素子14のリセットタイミングの制御によって、電子シャッターとして蓄積時間を制御することが可能であり、動画撮影などに使用することができる。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路20によって画像の切り出し、変倍処理を行うことにより電子ズーム機能が実現される。また、画像処理回路20は、撮像して得られた画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御回路50は、得られた演算結果に基づいて露光制御部40及び測距制御部42に対して制御を行う。これにより、TTL方式のAF処理、AE処理、及びEF処理を行っている。さらに、画像処理回路20は、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、メモリ30、及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力される画像データは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、或いはメモリ制御回路22を直接介して、メモリ30に書き込まれる。
画像表示部28は、TFT、LCD等からなる表示部であり、メモリ30に書き込まれた表示用の画像データがメモリ制御回路22を介して読み出されて画像表示部28にその画像が表示される。画像表示部28に撮影画像を逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFで切り替えることが可能であり、表示をOFFにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は撮影により得られた静止画像データや動画像データを格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データを格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量に画像データをメモリ30に書き込むことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用される。
不揮発性メモリ31は、FlashROM等で構成されるメモリである。システム制御回路50が実行するプログラムコードは不揮発性メモリ31に書き込まれ、逐次読み出しながらプログラムコードを実行する。また、不揮発性メモリ31内にはシステム情報を記憶する領域や、ユーザー設定情報を記憶する領域が設けられ、さまざまな情報や設定を次回起動時に読み出して、復元することを実現している。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像データを読み出して圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッター12を制御し、フラッシュ48と連動することによりフラッシュ調光機能も有する。測距制御部42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。ズーム制御部44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能、およびフラッシュ調光機能を有する。また、露光制御部40および測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像して得られた画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50により制御される。
システム制御回路50は、撮像装置100全体を制御する。また、撮像装置100は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部を備えており、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせにより構成される。ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。
モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、HDR撮影モード、パノラマ撮影モード、動画撮影モード、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。シャッタースイッチ(SW1)62は、シャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AEB(オートホワイトバランス)処理等の動作開始を指示する。
シャッタースイッチ(SW2)64は、シャッターボタンの操作完了でONとなる。フラッシュ撮影の場合は、EF(フラッシュプリ発光)処理を行った後に、AE処理で決定された露光時間分、撮像素子14を露光させる。そして、この露光期間中に発光させて、露光期間終了によって露光制御部40により遮光することにより、撮像素子14への露光を終了させる。これにより、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む処理を行う。さらに、画像処理回路20やメモリ制御回路22による演算を用いた現像処理や、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行う。そして、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理を行う。このようにシャッタースイッチ(SW2)64がONにされると、以上のような一連の処理の動作開始を指示する。
表示切替スイッチ66は、画像表示部28の表示を切り替えることができるスイッチである。この機能により、光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFT、LCD等からなる画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
操作部70は、各種ボタン、タッチパネルや回転式ダイアル等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。また、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等もある。
ズームスイッチ72は、ユーザーが撮像画像の倍率を変更する指示を行うためのスイッチである。このズームスイッチ72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチと、広角側に変更させるワイドスイッチとからなる。このズームスイッチ72を用いることにより、ズーム制御部44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し、光学ズーム操作を行うトリガとなる。また、画像処理回路20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的なズーミング変更のトリガともなる。
電源部86は、アルカリ電池の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。インタフェース90は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200と接続するためのインタフェースであり、コネクタ92は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200と接続するコネクタである。
光学ファインダー104は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せずに撮影を行う際に用いられる。通信部110は、USB、IEEE1394、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。コネクタ112は、通信部110により撮像装置100を他の機器と接続するためのものであり、無線通信の場合はアンテナである。
記録媒体200はメモリカードやハードディスク等であり、記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、および撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
次に、図2のフローチャートを参照しながら、画像処理回路20による画像の背景ぼかし処理について説明する。図2は、本実施形態に係る撮像装置100による背景ぼかし処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、システム制御回路50は、測距制御部42を制御しながら主被写体に焦点を合わせて撮影を行う。そして、測距制御部42の制御により撮影レンズ10を所定量ずらし、背景に合焦して撮影を行う。
続いてステップS202において、画像処理回路20は、主被写体に合焦して撮影された画像、および背景に合焦して撮影された画像のエッジを検出する。エッジ検出方法の一例としては、撮影された画像にバンドパスフィルタリングを行って絶対値をとることによってエッジを検出する方法が挙げられる。なお、エッジの検出方法はこれに限定されず、他の方法を用いてもよい。以降、主被写体に合焦させた撮影により得られた画像データから検出されたエッジを、主被写体合焦側のエッジ画像と称し、背景に合焦させて撮影された画像から検出されたエッジを、背景合焦側のエッジ画像と称す。
次に、ステップS203において、画像処理回路20は、主被写体合焦側のエッジ画像と背景合焦側のエッジ画像とのそれぞれについて、複数の領域に分割し、各領域のエッジの絶対値を積分する。そして、ステップS204において、画像処理回路20は、各分割領域について、主被写体領域、背景領域、中間領域のいずれかを判定する。ここで、ステップS204における領域判定処理の詳細について、図3のフローチャートを用いて説明する。
図3は、図2のステップS204における領域判定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、ステップS203で算出された各分割領域[i,j]における被写体合焦側のエッジ積分値(鮮鋭度)をEGI1[i,j]とし、背景合焦側のエッジ積分値をEGI2[i,j]とする。
まず、ステップS301において、画像処理回路20は、各分割領域[i,j]について、ステップS203において算出された積分値EGI1[i,j]、EGI2[i,j]を比較し、全ての分割領域について比較するまで処理を繰り返す。
ステップS302において、画像処理回路20は、積分値EGI1[i,j]、EGI2[i,j]及び所定の閾値THの間で、以下の式(1)の関係を満たすかどうかを判定する。この判定の結果、式(1)の関係が満たされる場合(鮮鋭度の差分が所定の範囲内である場合)はステップS303へ進み、式(1)の関係が満たされない場合はステップS304へ進む。
|EGI1[i,j]−EGI2[i,j]|≦TH ・・・(1)
ステップS303においては、画像処理回路20は、当該領域を中間領域として定義する。一方、ステップS304においては、画像処理回路20は、積分値EGI1[i,j]が積分値EGI2[i,j]よりも大きいか否かを判定する。この判定の結果、積分値EGI1[i,j]が積分値EGI2[i,j]よりも大きい場合はステップS305へ進み、積分値EGI1[i,j]が積分値EGI2[i,j]よりも小さいもしくは同じである場合はステップS306へ進む。
ステップS305においては、画像処理回路20は、当該領域を主被写体領域として定義する。一方、ステップS306においては、画像処理回路20は、当該領域を背景領域として定義する。なお、本実施形態では、全分割領域で領域判定を行っているが、低コントラストでエッジが正しく検出できない領域での判定を除くために、エッジ積分値が所定値以上の領域に限定して判定してもよい。
次に、ステップS205において、画像処理回路20は、ステップS204における領域判定結果に基づいて、主被写体領域と、背景領域と、中間領域とを判別可能な切り出しマップを生成する。切り出しマップにおいては、例えば合成比率αが画像データ自体の画素値で表される。
図4(a)は、本実施形態において撮影された撮影画像の一例を示す図である。図4(a)に示す背景402は、主被写体401から深度が奥行き方向に徐々に深くなるような構図となっている。図4(b)は、図4(a)に示す画像を複数領域に分割した例を示す図であり、この分割されたそれぞれの領域403について、被写体合焦側のエッジ積分値と背景合焦側のエッジ積分値とを算出し、ステップS204で領域判定を行う。
図5(a)〜図5(c)は、ステップS205において生成される切り出しマップの例を示す図である。図5(a)に示す黒領域501は、主被写体領域と判定された領域を示し、図5(b)に示す黒領域502は、背景領域と判定された領域を示す。また、図5(c)に示す黒領域503は、中間領域と判定された領域を示す。
次に、ステップS206において、画像処理回路20は、主被写体に合焦して撮影された画像に対して第1のぼかし処理を実施して第1のぼかし画像を生成する。さらに、主被写体に合焦して撮影された画像に対し、第1のぼかし画像の半分程度のぼかし量となる第2のぼかし処理を実施して第2のぼかし画像を生成する。
ここで、ぼかし処理について説明する。ぼかし処理では、画像処理回路20は、撮影された画像に対してリサイズ処理及びフィルタリング処理を行う。リサイズ処理における縮小処理および拡大処理は線形補間によって行う。以下、具体的な手順について説明する。
図6は、本実施形態において、画像にぼかしを付加する処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS601において、画像処理回路20は、ぼかしを付加する対象となる画像を1/Nの画像サイズ(Nは任意のリサイズ係数)まで縮小する。その際、プレフィルタを用いて高周波信号の折り返りを防ぐようにする。なお、具体的な手順については後述する。
次に、ステップS602において、画像処理回路20は、指定されたフィルタ形状に基づき、縮小された画像に対して空間フィルタリング処理を行う。空間フィルタリング処理は、任意のフィルタ係数で画像フィルタ処理を行う。そして、ステップS603において、画像処理回路20は、ステップS602で空間フィルタリング処理が行われた画像を元の画像サイズまで拡大する。以上の処理により、画像処理回路20は、第1のぼかし画像および第2のぼかし画像を生成する。
次に、ステップS601の縮小処理の詳細について説明する。縮小処理においては、高周波信号の折り返りを防ぐため、本実施形態では一般的な手段である平滑化フィルタリング処理を実施してから縮小処理を実施する。
図7(a)には、画像を2分の1倍に縮小する処理の例を示している。図7(a)に示すように、画像処理回路20は、まず、縮小処理前の画像701に対して垂直方向と水平方向とに{1,2,1}/4で表されるフィルタ係数で平滑化フィルタリング処理を実施する。次に、画像処理回路20は線形補間により画素サイズが2分の1倍になるように縮小を実施し、画像702を生成する。
また、ステップS603の拡大処理においても、拡大後の画像に発生するジャギーを防ぐため、平滑化フィルタリング処理を行ってから拡大処理を実施する。図7(b)には、画像を2倍に拡大する処理の例を示している。図7(b)に示すように、画像処理回路20は、拡大処理前の画像703に対して垂直方向と水平方向とに{1,2,1}/4で表されるフィルタ係数で平滑化フィルタリング処理を実施する。次に、画像処理回路20は線形補間により画素サイズが2倍になるように拡大を実施し、画像704を生成する。
なお、以上の縮小処理及び拡大処理は、必要に応じて縮小倍率及び拡大倍率を変更してもよく、更に、繰り返し行うことによって所望の画像サイズへの縮小処理及び拡大処理を行ってもよい。
一方、画像に平滑化フィルタリング処理を実施した場合、画像に存在していた高輝度画素が、周辺の非高輝度画素との補間により輝度レベルが減衰する場合がある。また、その影響は平滑化フィルタリング処理を実施する画像サイズが小さいほど大きいと考えられる。この場合、縮小処理及び拡大処理を実施せず空間フィルタリング処理だけを実施して生成したぼかし画像と比べ、縮小処理及び拡大処理を実施した画像は空間フィルタリング後の画像の輝度レベルが低くなる。そのため、空間フィルタリング処理の特徴を活かせなくなるという問題がある。これに対し、本実施形態では高輝度画素の輝度レベルをなるべく下げないように、縮小処理及び拡大処理において、平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを切り替える。
次に、平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを判定する処理について説明する。初めに、画像処理回路20は、縮小処理における平滑化フィルタリング処理の実施箇所(実施タイミング)を判定する。ここで、画像処理回路20は、入力される画像サイズにおいて、平滑化フィルタリング処理が入力画像の高輝度画素の輝度レベルを大きく下げるかどうかに基づいて判定を行う。
図8は、本実施形態における縮小処理を説明するための図である。
図8に示す画像801は、縮小処理前の画像であり、画像サイズは水平方向が4000画素、垂直方向が3000画素である。また、画像802は、第1の縮小処理によって画像801を2分の1倍に縮小したものであり、画像サイズは水平方向が2000画素、垂直方向が1500画素である。さらに、画像803は、画像802を第2の縮小処理によって2分の1倍に縮小したものであり、画像サイズは水平方向が1000画素、垂直方向が750画素である。
このとき、画像処理回路20は、縮小処理で入力される画像データの画像サイズが所定の画像サイズS1以上である場合には、平滑化フィルタリング処理を実施し、所定のサイズS1未満である場合には平滑化フィルタリング処理を実施しないようにする。例えば、図8において、画像801から画像802への第1の縮小処理では第1の平滑化フィルタリング処理を実施し、画像802から画像803への第2の縮小処理では第2の平滑化フィルタリング処理を実施しないようにする。
一方、拡大処理においても同様に、画像処理回路20は拡大処理で入力される画像データの画像サイズが所定の画像サイズS2以上である場合には平滑化フィルタリング処理を実施する。そして、所定の画像サイズS2未満である場合には平滑化フィルタリング処理を実施しないようにする。以上のように画像処理回路20は、平滑化フィルタリング処理の実施箇所を決定してぼかし処理を実施する。
次に、図9を参照しながら、本実施形態における画像処理回路20によるぼかし処理の動作手順について説明する。図9(a)は、図6のステップS601における縮小処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートであり、図9(b)は、図6のステップS603における拡大処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、縮小処理について説明する。まず、図9(a)のステップS901において、先に決定した平滑化フィルタリング処理決定情報に基づき、入力された画像に対して平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを判定する。平滑化フィルタリング処理決定情報の一例としては、例えば図8で説明したような画像サイズなどが挙げられる。この判定の結果、平滑化フィルタリング処理を実施する場合はステップS902へ進み、平滑化フィルタリング処理を実施しない場合はステップS903へ進む。
ステップS902においては、画像処理回路20は、入力された画像に対して平滑化フィルタリング処理を実施する。そして、ステップS903において、画像処理回路20は、予め設定された縮小率で画像に対して縮小処理を実施する。次に、ステップS904において、予め設定されたサイズまで画像の縮小が完了しているか否かを判定する。この判定の結果、予め設定されたサイズまで画像データの縮小が完了している場合は縮小処理を終了し、縮小が完了していない場合はステップS901へ戻り、処理を繰り返す。
次に、拡大処理について説明する。まず、図9(b)のステップS906において、先に決定した平滑化フィルタリング処理決定情報に基づき、空間フィルタリング処理が実施された画像に平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを判定する。平滑化フィルタリング処理決定情報については前述したとおりである。この判定の結果、平滑化フィルタリング処理を実施する場合はステップS907へ進み、平滑化フィルタリング処理を実施しない場合はステップS908へ進む。
ステップS907においては、画像処理回路20は、空間フィルタリング処理が実施された画像に対して平滑化フィルタリング処理を実施する。そして、ステップS908において、画像処理回路20は、予め設定された拡大率で画像データに対して拡大処理を実施する。次に、ステップS909において、予め設定されたサイズまで画像の拡大が完了しているか否かを判定する。この判定の結果、予め設定されたサイズまで画像データの拡大が完了している場合は拡大処理を終了し、拡大が完了していない場合はステップS906へ戻り、処理を繰り返す。
本実施形態では、以上の処理によって第1のぼかし画像および第2のぼかし画像を生成する。なお、本実施形態では撮影画像の特徴の解析結果によって平滑化フィルタリング処理を実施するか否か判定しているが、撮影画像の解析を行わず、各平滑化フィルタリングを実施するか否かを予め決定してもよい。例えば、撮影画像の解析を実施せずに、全ての平滑化フィルタリング処理を実施しないようにしてもよい。また、縮小処理の場合は平滑化フィルタリング処理を実施し、拡大処理の場合は平滑化フィルタリング処理を実施しないように固定してもよい。
図2の説明に戻り、次にステップS207において、画像処理回路20は、ステップS205において生成された切り出しマップに基づいて、主被写体に合焦して撮影された画像から主被写体領域を切り出す。そして、ステップS206において生成された第1のぼかし画像と切り出した主被写体領域とを合成して第1の合成画像を生成する。さらに、ステップS206において生成された第2のぼかし画像から中間領域を切り出し、前述の第1の合成画像と切り出した中間領域とを合成して第2の合成画像を生成する。
ここで、画像の合成処理の一例について説明する。画像処理回路20は、切り出しマップの画素値から求まる値α[i,j](0≦α≦1)に基づいて、主被写体に合焦して撮影された画像IMG1[i,j]の被写体領域とぼかし画像IMG2[i,j]とを合成する。そして、合成画像B[i,j]を生成する。すなわち、画像処理回路20は、合成画像B[i,j]を、以下の式(2)を用いて算出する。なお、[i,j]は各画素を示している。
B[i,j]
=IMG1[i,j]*α[i,j]+IMG2[i,j]*(1−α)[i,j]
・・・(2)
上記の処理によって得られた第2の合成画像を、背景ぼかし画像として取得する。以上のよう、本実施形態によれば、鮮鋭領域とぼかし領域との切り替わる境界が目立たない背景ぼかし画像を得ることができる。また、画像サイズに応じて平滑化フィルタリング処理の有無を切り替えるようにしたので、縮小画像に空間フィルタ処理を行ってぼかし効果を得る場合でも、高輝度画素の輝度レベルをできるだけ残した状態で空間フィルタリング処理を行うことができる。さらには拡大処理後にジャギーの発生を抑えたぼかし画像を得ることができる。なお、処理時間を短縮するために、第2のぼかし画像を生成する際には、フィルタリング処理を行う領域を中間領域のみとするようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、主被写体に合焦した画像と、背景に合焦した画像との2枚を撮影した。本実施形態では、主被写体に合焦した画像を含む3枚以上の画像を撮影した場合について、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態に係る撮像装置の構成は、図1と同様であるため、説明は省略する。
図10は、2つの被写体を含む画像の一例を示す図である。図10に示す画像には、主被写体1001の後方に第2被写体1002が写っており、背景1003は、深度が奥行き方向に徐々に深くなるような構図となっている。
本実施形態における背景ぼかし処理の手順については、基本的には図2に示した手順と同様である。以下、第1の実施形態と異なる点をについて説明する。
まず、図2のステップS201においては、撮像装置100は測距制御部42の制御により主被写体に合焦して撮影を行う。次に、測距制御部42の制御により撮影レンズ10を所定量ずらし、主被写体後方の第2被写体に合焦して撮影を行う。さらに、測距制御部42の制御により撮影レンズ10を所定量ずらし、背景に合焦して撮影を行う。次に、画像処理回路20は、第2被写体に合焦して撮影された画像と、背景に合焦して撮影された画像とを用いて、ステップS202〜S205までの処理を行う。
続いてステップS206において、画像処理回路20は、主被写体に合焦して撮影された画像に第1のぼかし処理を実施して第1のぼかし画像を生成し、第2のぼかし処理を実施して第2のぼかし画像を生成する。さらに、主被写体に合焦して撮影された画像に対し、第1のぼかし画像と第2ぼかし画像との中間的なぼかし量となる第3のぼかし処理を実施して、第3のぼかし画像を生成する。
次に、ステップS207において、画像処理回路20は、第1のぼかし画像からステップS205において生成された切り出しマップに基づいた領域を切り出し、第2のぼかし画像と合成して第1の合成画像を生成する。次に、画像処理回路20は、第3のぼかし画像からステップS205において生成された切り出しマップに基づいた領域を切り出し、第1の合成画像と合成して第2の合成画像を生成する。
以上のように本実施形態によれば、第1のぼかし画像の領域と第2のぼかし画像の領域とが切り替わる境界が目立たない多段階のぼかし画像を得ることができる。さらに、多段階のぼかし画像に、主被写体に合焦して撮影された画像を合成することにより、各領域が切り替わる境界が目立たない多段階の背景ぼかし画像を得ることが可能となる。
なお、本実施形態における領域判別処理は、被写体側に合焦している画像と背景側に合焦している画像とを用いて行っているが、これに限定されるものではない。例えば、主被写体よりも前側に存在する被写体にぼかし処理を行う場合、前側の被写体に合焦した画像と主被写体に合焦した画像とを用いるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、画像サイズに応じて平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを決定した。これに対して本実施形態では、入力画像の輝度分布や斜線検出情報などの情報によって平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを決定する方法について説明する。なお、本実施形態に係る撮像装置の構成は、図1と同様であるため、説明は省略する。第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態における背景ぼかし処理の手順については、図2のフローチャートにおいて、ステップS201からS205までの処理は、第1の実施形態と同様に実施する。次のステップS206におけるぼかし処理については第1の実施形態と異なるため、その詳細について以下に説明する。本実施形態では、前述したように、平滑化フィルタリング処理を実施するか否かの判定方法が第1の実施形態と異なっている。なお、画像にぼかしを付加する基本的な処理手順は図6と同様である。
初めに、画像処理回路20は、画像全体における所定の輝度値Yth以上の画素が占める比率R1と、所定の比率Rthとを比較し、R1≧Rthを満たす場合に、平滑化フィルタリング処理を実施するか否かをさらに判定する。一方、前記関係を満たさない場合は、平滑化フィルタリング処理を実施するものと決定する。
前記関係を満たす場合は、初めに、画像処理回路20は、縮小処理における平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを判定する。このとき、画像処理回路20は、所定のテーブルを参照し、所望の縮小倍率に対応して平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを決定する。
次に、画像処理回路20は、拡大処理における平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを判定する。具体的には、まず、画像処理回路20は、縮小画像に対して所定の斜線検出フィルタ係数を用いて斜線検出フィルタリング処理を実施して斜線検出を行う。次に、画像処理回路20は、検出された斜線が前記縮小画像に占める比率R2を算出し、所定の判定テーブルを参照して1回目の拡大処理からの平滑化フィルタリング処理の実施回数Nを決定する。
図11は、縮小画像に対して3回の拡大処理を実施する場合の判定テーブルの一例を示す図である。図11に示す例では、斜線の占める比率R2が90%以上の場合は、画像処理回路20は拡大画像におけるジャギーの発生を抑えるため、平滑化フィルタリング処理を3回全て実施することを決定する。一方、斜線の占める比率R2が30%未満の場合は、画像処理回路20は平滑化フィルタリング処理を実施しないことを決定する。
以上のように本実施形態においては、以上のような手順で平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを決定し、その後、図6に示す手順により第1のぼかし画像および第2のぼかし画像を生成する。次のステップS207においては、第1の実施形態と同様の手順により背景ぼかし画像を取得する。
なお、本実施形態では、画像全体における所定の輝度値Yth以上の画素が占める比率によって平滑化フィルタリング処理を実施するか否かを判定しているが、それ以外の方法によって判定を行ってもよい。例えば、画像全体における輝度レベルのヒストグラムを作成し、輝度レベルの分布に応じて判定を行ってもよい。また、図11に示す実施回数Nおよび比率R2などの数値は、本実施形態における一例であり、これに限るものではない。
以上のように本実施形態によれば、縮小画像に空間フィルタ処理を行ってぼかし効果を得る場合でも、高輝度画素の輝度レベルをできるだけ残した状態で空間フィルタリング処理を行うことができる。また、さらには拡大処理後にジャギーの発生を抑えたぼかし画像を得ることができる。なお、本実施形態における領域判別処理は、被写体側に合焦している画像と背景側に合焦している画像を用いて行っているが、これに限定されるものではない。例えば、主被写体よりも前側に存在する被写体にぼかし処理を行う場合、前側の被写体に合焦した画像と主被写体に合焦した画像とを用いるようにしてもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
20 画像処理回路
50 システム制御部

Claims (12)

  1. 主被写体に焦点を合わせた第1の画像と、前記主被写体を含む画像であって前記主被写体の背景に焦点を合わせた第2の画像とを取得する取得手段と、
    記第1の画像および第2の画像から、主被写体領域、背景領域、および前記主被写体領域と前記背景領域との間の中間領域を判定する領域判定手段と、
    記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って第1のぼかし画像を生成するとともに、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って前記第1のぼかし画像よりもぼかし量が小さい第2のぼかし画像を生成する生成手段と、
    前記第1の画像から前記主被写体領域を切り出すとともに、前記第2のぼかし画像から前記中間領域を切り出し、前記第1のぼかし画像に前記切り出された主被写体領域および中間領域を合成して背景ぼかし画像を生成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 主被写体に焦点を合わせた第1の画像と、前記主被写体を含む画像であって前記主被写体の背景に焦点を合わせた第2の画像とを取得する取得手段と、
    前記第1の画像および第2の画像から、主被写体領域、背景領域、および前記主被写体領域と前記背景領域との間の中間領域を判定する領域判定手段と、
    前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って第1のぼかし画像を生成するとともに、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って前記第1のぼかし画像よりもぼかし量が小さい第2のぼかし画像を生成する生成手段と、
    前記第1の画像から切り出された前記主被写体領域と、前記第2のぼかし画像から切り出された前記中間領域と、前記第1のぼかし画像から切り出された背景領域を合成することによって、背景ぼかし画像を生成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記領域判定手段は、前記取得手段によって取得された第1の画像および第2の画像から鮮鋭度を検出することによって前記主被写体領域、前記背景領域、および前記中間領域を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記領域判定手段は、前記第1の画像および第2の画像における前記鮮鋭度の差が所定の範囲内である領域を前記中間領域と判定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記領域判定手段は、前記鮮鋭度が所定値以上の領域において判定することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って前記第1のぼかし画像よりもぼかし量が小さい多段階の複数のぼかし画像を生成し、
    前記合成手段は、前記多段階の複数のぼかし画像を用いて前記背景ぼかし画像を生成することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、
    前記第1の画像に対して縮小処理を行う縮小手段と、
    前記縮小手段によって縮小された縮小画像に対して空間フィルタリング処理を行うフィルタリング手段と、
    前記フィルタリング手段によって空間フィルタリング処理が行われた縮小画像に対して拡大処理を行って前記第1のぼかし画像又は前記第2のぼかし画像を生成する拡大手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記縮小手段は、所定の縮小率になるまで縮小処理を繰り返し、
    前記拡大手段は、所定の拡大率になるまで拡大処理を繰り返すことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記縮小手段は、画像サイズに応じて前記縮小処理を行う前に平滑化フィルタリング処理を行い、
    前記拡大手段は、画像サイズに応じて前記拡大処理を行う前に平滑化フィルタリング処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記縮小手段は、前記第1の画像の輝度分布に応じて前記縮小処理を行う前に平滑化フィルタリング処理を行い、
    前記拡大手段は、前記第1の画像の輝度分布および前記縮小画像における斜線の検出情報に応じて前記拡大処理を行う前に平滑化フィルタリング処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 主被写体に焦点を合わせた第1の画像と、前記主被写体を含む画像であって前記主被写体の背景に焦点を合わせた第2の画像とを取得する取得工程と、
    記第1の画像および第2の画像から、主被写体領域、背景領域、および前記主被写体領域と前記背景領域との間の中間領域を判定する領域判定工程と、
    記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って第1のぼかし画像を生成するとともに、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って前記第1のぼかし画像よりもぼかし量が小さい第2のぼかし画像を生成する生成工程と、
    前記第1の画像から前記主被写体領域を切り出すとともに、前記第2のぼかし画像から前記中間領域を切り出し、前記第1のぼかし画像に前記切り出された主被写体領域および中間領域を合成して背景ぼかし画像を生成する合成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. 主被写体に焦点を合わせた第1の画像と、前記主被写体を含む画像であって前記主被写体の背景に焦点を合わせた第2の画像とを取得する取得工程と、
    前記第1の画像および第2の画像から、主被写体領域、背景領域、および前記主被写体領域と前記背景領域との間の中間領域を判定する領域判定工程と、
    前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って第1のぼかし画像を生成するとともに、前記第1の画像に対してフィルタリング処理を行って前記第1のぼかし画像よりもぼかし量が小さい第2のぼかし画像を生成する生成工程と、
    前記第1の画像から切り出された前記主被写体領域と、前記第2のぼかし画像から切り出された前記中間領域と、前記第1のぼかし画像から切り出された背景領域を合成することによって、背景ぼかし画像を生成する合成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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