JP6115336B2 - 照明制御装置および照明制御方法 - Google Patents
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Description
た照明機器が照らす反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明
照度を算出する照明照度算出手段、 前記照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測した前記センサ照度と、前記センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する昼光照度算出手段、前記昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて、前記照明機器の調光率を変更する調光率変更手段を備えたものである。
反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて算出した照明光による照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測したセンサ照度と、センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて昼光による昼光照度を算出し、この昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて照明機器の調光率を変更するので、適切な調光状態で、省エネ効果のある照明制御を行うことができる。
図1は、この発明の実施の形態1における照明制御装置1の構成図である。
図1の照明制御装置1は、複数の照明器具(照明機器)2と、照明器具2が照らす領域の天井に設置された複数の照度センサ3が接続されている。
そして、照明制御装置1は、照明器具2から取得した調光率と照度センサ3から取得した照度から、昼光の影響を受けない時間に、ある調光率に設定された照明機器2が照らす範囲を、照度センサ3で計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明照度を算出する。そして、この算出した照明照度と、照度センサ3が計測する範囲の基準位置で照度計により計測した基準照度と、昼光の影響を受ける時間に計測したセンサ照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する。そして、この算出した昼光照度を用いて、予め設定された昼光照度に対して目標照度にするために必要な調光率を用いて、照明器具2の調光率を変更する。
尚、照明器具2の調光率を変更して調整する目標照度は、管理者や執務者の操作によって、予め設定されているものとする。
また、照明調光率記憶手段11は照明調光率情報テーブル11a、センサ照度記憶手段12はセンサ照度情報テーブル12aから構成されている。
また、照明照度記憶手段13は照明照度情報テーブル13a、基準照度記憶手段14は基準照度情報テーブル14a、設定調光率記憶手段15は設定調光率情報テーブル15aから構成されている。
照明調光率取得手段4は、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから照明器具2のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報の照明器具2から、照明器具2の調光率を定期的に取得する。そして、取得した調光率が変更していると(取得した調光率が前に取得した調光率と異なると)、変更した調光率と、変更した調光率を取得した日付と時刻(以下、時刻と示す)を、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに出力して記憶させる。
基準とする位置(基準位置)は、ある調光率に設定された照明機器2が照らす反射面を、照度センサ3が計測する範囲に設定される。
基準照度を計測する際には、照明光の入射条件を一定にするため、照明器具2は個別に調光せず、同一のある調光率で一様に、全ての照明器具2を照らして計測するものとする。
また、ここでいう、夜間とは、昼光が全く入射しない時間帯を指し、例えば当日19時〜翌日4時等を意味している。
図2は、この発明の実施の形態1における、照明器具情報テーブル10aの具体例を示す。
例えば、照明器具情報テーブル10aには、照明IDが00000001、エリアIDが001、X座標が3.5、Y座標が5.2、Z座標が5.2、アドレスが084901209232の情報(データ)が記憶されている。
図3は、この発明の実施の形態1における、センサ照度情報テーブル10bの具体例を示す。
例えば、センサ照度情報テーブル10bは、照度センサIDが00000001、エリアIDが001に対して、X座標が5.5、Y座標が4.2、Z座標が2.7、アドレスが044901209232の情報(データ)を記憶している。
図4は、この発明の実施の形態1における、照明調光率情報テーブル11aの具体例を示す。
例えば、照明調光率情報テーブル11aは、エリアIDが001、照明IDが00000001に対して、時刻が2012/08/01 13:00:00、調光率が55の情報(データ)を記憶している。
図5は、この発明の実施の形態1における、センサ照度情報テーブル12aの具体例を示す。
例えば、センサ照度情報テーブル12aは、エリアIDが001、照度センサIDが00000001に対して、時刻が2012/08/02 13:00:00、センサ照度が702(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
図6は、この発明の実施の形態1における、照明照度情報テーブル13aの具体例を示す。
例えば、エリアIDが001、照度センサIDが00000001に対して、照明照度が651(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
図7は、この発明の実施の形態1における、基準照度情報テーブル14aの具体例を示す。
例えば、エリアIDが001、照度センサIDが00000001に対して、基準照度が490(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
図8は、この発明の実施の形態1における、設定調光率情報テーブル15aの具体例を示す。
例えば、エリアIDが001、昼光照度が100、目標照度が700(lx:ルクス)に対して、調光率が70(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
以上が、照明制御装置1の各構成の説明である。
図9は、この発明の実施の形態1における、照明制御装置1の処理を示すフローチャートである。
まず、照明調光率取得手段4が、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから照明器具2のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報の照明器具2から、照明器具2の調光率を定期的に取得する(S1)。
そして、取得した調光率が変更していると(取得した調光率が前に取得した調光率と異なると)、変更した調光率と、変更した調光率を取得した時刻を、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに出力して記憶させる。
そして、取得した照度と、照度を取得した時刻をセンサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aに出力して記憶させる。
本実施の形態では、一律に調光率100%が設定されているとするため、調光率100%を取得する。そして、エリアID、照明ID別に、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに記憶されている調光率が、取得した調光率100%と同じ時刻を抽出する(S3)。
そして、抽出した時刻情報を、照明照度算出手段7に出力する。
そして、算出した照明照度を、照明照度記憶手段13に出力し、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aの照明照度の情報(データ)を毎日更新する。
そして、算出した昼光照度を調光率変更手段9に出力する。
以上が、照明制御装置1の動作の説明である。
まず、照明調光率取得手段4の動作の詳細を説明する。
図10は、この発明の実施の形態1における、照明調光率取得手段4の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10の照明機器情報テーブル10aから、エリアID別に照明IDを全て取得する(S11)。
全ての照明IDに対して調べた場合は、処理を終了する。
調べていない照明IDが存在する場合は、以下の調光率の変化を調べる処理に進む。
調光率の変化を調べていない照明IDを1つ選択する(S13)。
そして、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aから、取得したアドレスの照明IDの最も新しい時刻の調光率(現在の調光率の前に取得した調光率)を取得する(S15)。
現在の調光率が、前に取得した調光率と同じ場合は、再度、照明IDを選択する処理に戻る。
現在の調光率が、前に取得した調光率と異なる場合は、以下の処理に移行する。
照明調光率情報テーブル11aに、レコードを追加して、エリアID、照明ID、現在の調光率を取得した時刻情報、現在の調光率の値を出力し、記憶させる(S17)。
そして、レコードとデータの追加が完了すると、再度照明IDを選択する処理に戻る。
この様にして、照明調光率取得手段4は、定期的に照明器具2の調光率を取得して、調光率が変化した時刻とその時の調光率を、調光率履歴情報として照明調光率情報テーブル11aに記憶させる。
以上が、照明調光率取得手段4の動作の詳細な説明である。
図11は、この発明の実施の形態1における、センサ照度取得手段5の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから、エリアID別に照度センサIDを全て取得する(S21)。
全ての照度センサIDからセンサ照度を取得した場合は、処理を終了する。
センサ照度を取得していない照度センサIDが存在する場合は、以下のセンサ照度を取得する処理に進む。
選択した照度センサIDに該当するアドレス情報を、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから取得し、照明制御装置1とネットワークで繋がっている照度センサ3の中から、該当するアドレスの照度センサ3の現在のセンサ照度を取得する(S24)。
そして、レコードとデータの追加が完了すると、再度照度センサIDを選択する処理に戻る。
この様にして、センサ照度取得手段5は、定期的に照度センサ3のセンサ照度を取得して、センサ照度を取得した時刻とその時のセンサ照度を、センサ照度履歴情報としてセンサ照度情報テーブル12aに記憶させる。
以上が、センサ照度取得手段5の動作の詳細な説明である。
この操作により、例えば、照明器具2自体は、前日や前々日と同じ調光率の点灯状態であったとしても、算出した照明照度によって、照度センサ3が計測する範囲で什器の移動による影響があった場合に、センサ照度の変化を知ることができる。
図12は、この発明の実施の形態1における、日時抽出手段6の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから、エリアID別に照明IDを全て取得する(S31)。
次に、エリアID別に、基準照度を計測した際に設定されていた照明器具2の調光率を基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aから取得する(S32)。
取得したエリアID別の全ての照明IDに対して、調光率履歴情報を取得して、日時の抽出を行った場合は、処理を終了する。
取得したエリアID別の全ての照明IDに対して、調光率履歴情報を取得して、日時の抽出を行っていない場合は、以下の日時を抽出する処理に進む。
照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aから、選択した照明IDの調光率履歴情報を取得する。(S35)。
取得した調光率履歴情報の中から、S32で取得した基準照度を計測した際の調光率と一致している時間帯(日時情報)を抽出する(S36)
他の照明IDでも、同様に、抽出した時間帯と比較し、時間帯が重なっているものだけを選択し、時間帯の時刻情報(日時情報)を抽出する(S37)。
この様にして、日時抽出手段6は、基準照度を計測したときに設定されたある調光率と同じになる日時を照明調光率情報テーブル11aから抽出する。
以上が、日時抽出手段6の動作の詳細な説明である。
図13は、この発明の実施の形態1における、照明照度算出手段7の処理を示すフローチャートである。
まず、日時抽出手段6から、エリアID別に、調光率が基準照度を計測した時と同一になっている日時情報を取得する(S41)
次に、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aからエリアID別に照度センサIDを全て取得する(S42)。
全ての照度センサIDに対して、照明照度を更新した場合は処理を終了する。
全ての照度センサIDに対して、照明照度を更新していない場合は、以下の更新処理に進む。
そして、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aから、選択した照度センサIDのセンサ照度履歴情報を取得し、更に、日時抽出手段6から取得した日時の時間帯に一致するセンサ照度を抽出する(S45)。
そして、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aに、日時抽出手段6から取得した日時(時間帯)のセンサ照度の平均値を、照度センサ3で計測する照明光による照度として、テーブルの情報を更新する(S47)。
以上が照明照度算出手段7の詳細な動作の説明である。
昼光照度算出手段8は、日中の最新のセンサ照度と、照明照度算出手段7で算出された昼光の影響を受けない照明光による照明照度と、照度センサ3の計測範囲の反射面のある基準位置で照度計によって計測された基準照度を用いて昼光照度を算出する。
ここで、もし照明光の影響を除外する処理の結果、1を引いた比率が負数となる場合、即ち、夜間の照明光のみのセンサ照度と日中のセンサ照度を比較した際、夜間のセンサ照度の方が高い場合、昼光照度は0ルクスと判断する。
図14は、この発明の実施の形態1における、昼光照度算出手段8の処理を示すフローチャートである。
センサ照度情報テーブル10bから、エリアID別に照度センサIDを全て取得する(S51)。
全ての照度センサIDに対して、昼光照度を算出した場合は処理を終了する。
全ての照度センサIDに対して、昼光照度を算出していない場合は、以下の算出処理に進む。
次に、センサ照度情報テーブル12aから、日時を参照し、選択した照度センサIDについて、日中の最新のセンサ照度を取得する(S54)。
日中とは、昼光が入射する時間帯を指し、例えば、7時〜16時等の時間帯を予め設定しておく。
また、照明照度情報テーブル13aから、選択した照度センサIDについて、前日の夜間のセンサ照度を用いて作成した照明照度を取得する(S55)。
次に、日中の最新のセンサ照度を照明照度で除算し、夜間に対する日中のセンサ照度の比率を計算する。そして、更に、基準照度を掛けあわせて昼光照度を算出する(S57)。
算出した昼光照度が正の数の場合、正常に昼光照度を算出できているものと判断し、再度、照度センサIDを選択する処理に戻る。
算出した昼光照度が正の数でない場合、夜間のセンサ照度よりも、日中のセンサ照度の方が低いため、昼光照度は無いものと判断し、昼光照度を0ルクスに設定し、再度、照度センサIDを選択する処理に戻る。(S59)。
以上が、昼光照度算出手段8の詳細な動作の説明である。
この処理では、昼光照度算出手段8で算出した昼光照度に対して、照明を制御することにより暗くなり過ぎる状態を防ぐため、同一エリアIDに属する照度センサ3の昼光照度の内、最小の昼光照度を選択し、当該照度を基準に照明器具2の調光率を変更する。
調光率の変更は、設定調光率情報テーブル15aに、予め設定された昼光照度に対して目標照度に達するために必要な調光率を用いて行われる。
図15は、この発明の実施の形態1における、調光率変更手段9の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから、エリアID別に照度センサIDを全て取得する(S61)。
全てのエリアIDに対して、照明器具2の調光率を変更したか否かを判定する(S62)。
全てのエリアIDに対して、照明器具2の調光率を変更した場合は、処理を終了する。
全てのエリアIDに対して、照明器具2の調光率を変更していない場合は、次の変更処理に進む。
昼光照度を取得した場合は、S66の処理に進む。
昼光照度を取得していない場合は、以下の昼光照度を取得する処理に進む。
昼光照度算出手段8から、選択した照度センサIDについて、算出した昼光照度を取得する(S65)。
次に、同一エリアIDに属する照度センサ3について、昼光照度算出手段8で算出した昼光照度が最も小さい値を示すものを選択し、当該昼光照度を当該エリアIDに対する昼光照度とする。(S66)。
該当するエリアIDの昼光照度と一致する調光率が存在しない場合は、処理を終了する。
該当するエリアIDの昼光照度と一致する調光率が存在する場合は、以下の調光率を変更する処理に進む。
照明器具情報テーブル10aから、当該エリアIDに属する照明器具2のアドレス情報を取得する(S69)。
取得したアドレス情報に対して、取得した調光率に変更するための制御命令を作成し、照明器具2の調光率を取得した調光率に変更する。そして、調光率を変更していないエリアIDを確認するS62の処理に戻る(S70)。
以上が、調光率変更手段9の詳細な説明である。
その場合、算出した照明照度が、基準照度情報テーブル14aに記憶された調光率での昼光の影響を受けない照明光による照明照度となる。
照明光の入射条件を同じにするため、隣り合うエリアでは調光率を同じにすることが必要である。
この場合、夜間の昼光による照度の影響がない時にも、照明照度算出手段7が、ある調光率に設定された照明機器2について、昼光の影響を受けない照明光による照明照度を算出して、算出した照明照度に対して、予め設定された照明照度と目標照度に対する調光率で調整するので、室内の什器の状態も考慮して、室内エリアを適切な調光率に調整することができ、省エネ効果を得ることができる。
本実施の形態では、予め照度計により基準位置で基準照度を計測しておくことが困難な場合に、基準位置での基準照度を照明機器2の光束情報(詳細は後述する)を用いて算出する場合について説明する。
また、日時抽出手段6において、エリアID毎に、基準照度を算出する際にも用いられる、一律点灯状態の照明器具2のある調光率が、予め設定されているとする。
また、照明器具2の位置情報と照度センサ3の位置情報が、同じ原点を基準とするユークリッド空間の値で設定されているとする。
また、基準照度算出手段16が基準照度を算出する基準位置は、照度センサ3の位置情報と同じであり、高さは予め設定されているとする。
図1と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
実施の形態2では、図1の基準照度情報テーブル14aの代わりに、基準照度算出手段16が照明器具2の光束情報と照明機器2の設置位置情報から基準位置での基準照度を算出する。
また、機器情報記憶手段10には、照明器具光束情報テーブル10cが更に追加され、記憶されている。
図17は、この発明の実施の形態2における、照明器具光束情報テーブル10cの具体例を示す。
例えば、照明器具光束情報テーブル10cには、エリアIDが001、角度0度の光束が2277、角度1度の光束が2274、・・・、角度90度の光束が0の情報(データ)が記憶されている。
日時抽出手段6は、基準照度記憶手段14に記憶された調光率を取得する代わりに、予め設定されたある調光率が予め設定され、照明調光率記憶手段11に記憶されている調光率履歴情報から、この予め設定されたある調光率と同じ日時を抽出するところが異なる。
図18は、この発明の実施の形態2における、基準照度算出手段16の処理を示すフローチャートである。
まず、センサ照度情報テーブル10cから、照度センサIDが設定されているエリアIDを全て取得する(S71)。
全ての照度センサ3について、基準照度を算出している場合は、処理を終了する。
全ての照度センサ3について、基準照度を算出していない場合は、以下の基準照度を算出する処理に進む。
任意のエリアIDに属する全ての照度センサIDを取得する(S74)。
取得した全ての照度センサIDと同じ位置での基準とする高さで、基準照度を算出しているか否かを判定する(S75)。
基準照度を算出している場合は、処理を終了する。
基準照度を算出していない場合は、以下の基準照度を算出する処理に進む。
センサ照度情報テーブル10bから、選択した照度センサIDの位置情報を取得する(S76)。
照明器具情報テーブル10aから、照度センサIDと同じエリアIDに属する全ての照明器具2の位置情報を取得する(S77)。
照明器具光束情報テーブル10cから、照度センサIDと同じエリアIDに属する照明器具2の光束情報を取得する(S78)。
例えば、逐点法を用いると、照明器具2は点光源と仮定することが出来るため、この点光源から照射された光が、照度センサ3と同じ位置のある高さを通過する値を計算する。そして、更に、この通過量をエリア内の全ての照明器具2を用いて計算し、積算して基準照度を算出する。
以上の処理により、照度計によって基準照度を計測することが困難な場合であっても、日時抽出手段6から取得したある調光率、照明器具2の位置情報、照明器具2の光束情報を用いて、照度センサ3と同じ位置で予め設定された基準とする高さの基準位置での基準照度を算出する。この算出した基準照度を用いて、昼光照度算出手段8が、反射光で計測するセンサ照度での昼光照度よりも正確な基準位置での昼光照度を算出し、当該昼光照度に応じて調光率を変更するので、室内エリアを適切に減光することで、省エネ効果を得ることができる。
Claims (5)
- 昼光による影響がない時間に、ある調光率に設定された照明機器が照らす反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明照度を算出する照明照度算出手段、
前記照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測した前記センサ照度と、前記センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する昼光照度算出手段、
前記昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて、前記照明機器の調光率を変更する調光率変更手段
を備えたことを特徴とする照明制御装置。 - 昼光による影響がない時間に、ある調光率に設定された前記照明機器が照らす前記基準位置で、照度計によって計測された照度を基準照度として記憶する基準照度記憶手段を更に備え、
前記昼光照度算出手段は、前記基準照度記憶手段に記憶された基準照度を用いることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。 - 前記基準照度記憶手段には、前記基準照度を計測した時に前記照明機器に設定された調光率が更に記憶され、
前記照明機器の調光率が変更した日時と調光率を取得する調光率取得手段、
該調光率取得手段で取得された調光率が、前記基準照度記憶手段に記憶されている調光率と一致する日時を抽出する日時抽出手段を更に備え、
前記照明照度算出手段は、前記日時抽出手段で抽出された日時を用いて前記昼光による影響がない時間を求め、前記照明照度を算出することを特徴とする請求項2記載の照明制御装置。 - 前記照明機器が照らす反射面からの照度を計測する照度センサの位置情報と、前記照明機器の位置情報と、前記照明機器の光束情報に基づいて、照度センサの位置情報のある基準とする高さの基準位置における前記基準照度を算出する基準照度算出手段を更に備え、 前記昼光照度算出手段は、前記基準照度算出手段で算出された基準照度を用いて、前記昼光照度を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
- 照明機器の明るさを制御する照明制御装置の照明制御方法において、
昼光による影響がない時間にある調光率に設定された、照明機器が照らす反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明照度を算出する照明照度算出ステップ、
前記照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測した前記センサ照度と、前記センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する昼光照度算出ステップ、
前記昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて、前記照明機器の調光率を変更する調光率変更ステップ
を備えたことを特徴とする照明制御方法。
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