JP6115336B2 - 照明制御装置および照明制御方法 - Google Patents

照明制御装置および照明制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、照明機器の明るさを制御する照明制御装置および照明制御方法に関するものである。
従来、オフィスビルにおける昼光を利用した省エネの照明制御装置において、照明器具の明るさを調光して消費電力量の削減を図る際、昼光の入射具合を知るために照度センサを利用する。この照度センサは、ビルに入るテナント毎の什器設置の関係上、机上に設置する事が難しく、天井に設置するのが一般的となっている。しかし、天井に設置した照度センサでは什器や床面などの反射面からの反射光しか検知出来ない。そのため、照度センサが計測する什器環境によっては、本来の照度を計測する位置(基準位置)とする机上面での照度計による照度と、天井の照度センサによるセンサ照度との間に誤差が存在する事となる。
そして、この誤差を含む照度センサで計測した照度に応じて照明を調光制御すると、暗過ぎる状態、または明る過ぎる状態となり、快適性を損ねてしまう。また、不快な点灯状態を避けるため、照度センサで計測した照度や調光の制御内容に制限を設ける事で、不快な点灯状態は防止出来る。しかし、逆に省エネの効果が低下して、元々の照明制御装置を導入した目的が達成出来なくなってしまう。
そこで、従来技術では、例えば照度センサを用いて1分間隔のセンサ電圧を収集し、これを点灯電力(例えば70%の点灯電力)で除し、更に10分間の平均値から演算移動平均最小値を算出する事で、次回電源投入時に利用する点灯電力を制御するための補正値を作成している。日中の照度センサの電圧を用いて照明器具の調光制御を実施する際には、この補正値を基に点灯電力をフィードバックし、照明器具の省エネの制御を実行している(例えば参考文献1)。
特許4635970号公報
しかし、従来の方法では、調光状態と照度との関連性を知る手段がなかった。そのため、日中の昼光による照度の影響がある時に、調光率を下げることになった場合、夜間の昼光による照度の影響がなくなった時に、調光率を調整することができず、調光率を上げたままにして無駄な電力を消費するという問題があった。
この発明に係る照明制御装置は、昼光による影響がない時間に、ある調光率に設定され
た照明機器が照らす反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明
照度を算出する照明照度算出手段、 前記照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測した前記センサ照度と、前記センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する昼光照度算出手段、前記昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて、前記照明機器の調光率を変更する調光率変更手段を備えたものである。
この発明は、昼光による影響がない時間に、ある調光率に設定された照明機器が照らす
反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて算出した照明光による照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測したセンサ照度と、センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて昼光による昼光照度を算出し、この昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて照明機器の調光率を変更するので、適切な調光状態で、省エネ効果のある照明制御を行うことができる。
この発明の実施の形態1における、照明制御装置1の構成図である。 この発明の実施の形態1における、照明器具情報テーブル10aの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、センサ照度情報テーブル10bの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、照明調光率情報テーブル11aの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、センサ照度情報テーブル12aの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、照明照度情報テーブル13aの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、基準照度情報テーブル14aの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、設定調光率情報テーブル15aの具体例を示す。 この発明の実施の形態1における、照明制御装置1の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、照明調光率取得手段4の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、センサ照度取得手段5の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、日時抽出手段6の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、照明照度算出手段7の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、昼光照度算出手段8の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、調光率変更手段9の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における、照明制御装置1の構成図である。 この発明の実施の形態2における、照明器具光束情報テーブル10cの具体例を示す。 この発明の実施の形態2における、基準照度算出手段16の処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における照明制御装置1の構成図である。
図1の照明制御装置1は、複数の照明器具(照明機器)2と、照明器具2が照らす領域の天井に設置された複数の照度センサ3が接続されている。
そして、照明制御装置1は、照明器具2から取得した調光率と照度センサ3から取得した照度から、昼光の影響を受けない時間に、ある調光率に設定された照明機器2が照らす範囲を、照度センサ3で計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明照度を算出する。そして、この算出した照明照度と、照度センサ3が計測する範囲の基準位置で照度計により計測した基準照度と、昼光の影響を受ける時間に計測したセンサ照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する。そして、この算出した昼光照度を用いて、予め設定された昼光照度に対して目標照度にするために必要な調光率を用いて、照明器具2の調光率を変更する。
照明器具2は、照明制御装置1と通信を行うことが可能なように、個別にネットワークで接続され、0〜100の範囲の整数で示された調光率により調光状態を変更、または監視可能である。
尚、照明器具2の調光率を変更して調整する目標照度は、管理者や執務者の操作によって、予め設定されているものとする。
照度センサ3は、照明制御装置1と通信を行うことが可能なように、個別にネットワークで接続されている。そして、照明器具2が照らす領域に設置されている机などの什器または床等の反射面からの、照明器具2の照明光による反射光と、窓を通して入射される昼光による反射光の合計を照度として計測する。
そして、照明制御装置1は、照明調光率取得手段4、センサ照度取得手段5、日時抽出手段6、照明照度算出手段7、昼光照度算出手段8、調光率変更手段9、機器情報記憶手段10、照明調光率記憶手段11、センサ照度記憶手段12、照明照度記憶手段13、基準照度記憶手段14、設定調光率記憶手段15から構成されている。
機器情報記憶手段10は、照明器具情報テーブル10aとセンサ照度情報テーブル10bから構成されている。
また、照明調光率記憶手段11は照明調光率情報テーブル11a、センサ照度記憶手段12はセンサ照度情報テーブル12aから構成されている。
また、照明照度記憶手段13は照明照度情報テーブル13a、基準照度記憶手段14は基準照度情報テーブル14a、設定調光率記憶手段15は設定調光率情報テーブル15aから構成されている。
照明制御装置1の各構成について説明する。
照明調光率取得手段4は、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから照明器具2のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報の照明器具2から、照明器具2の調光率を定期的に取得する。そして、取得した調光率が変更していると(取得した調光率が前に取得した調光率と異なると)、変更した調光率と、変更した調光率を取得した日付と時刻(以下、時刻と示す)を、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに出力して記憶させる。
センサ照度取得手段5は、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから照度センサ3のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報の照度センサ3から、照度センサ3で計測された照度を定期的に取得する。そして、取得した照度と照度を取得した時刻をセンサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aに出力して記憶させる。
日時抽出手段6は、基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aに記憶されている基準照度(説明は後述する)を計測した時に設定された、照明器具2の調光率を取得する。そして、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに記憶されている調光率が、取得した調光率と同じ時刻を抽出する。そして、抽出した時刻情報を照度算出手段7に出力する。
尚、基準照度とは、照明制御装置1、照明器具2、照度センサ3が設置される時に一度、昼光の影響がない夜間の、照明光だけの照度が計測できる時間に、照度センサ3が計測する範囲に設定した基準とする位置(高さを含む)で、照度計(図示せず)により計測した照度である。
基準とする位置(基準位置)は、ある調光率に設定された照明機器2が照らす反射面を、照度センサ3が計測する範囲に設定される。
基準照度を計測する際には、照明光の入射条件を一定にするため、照明器具2は個別に調光せず、同一のある調光率で一様に、全ての照明器具2を照らして計測するものとする。
また、ここでいう、夜間とは、昼光が全く入射しない時間帯を指し、例えば当日19時〜翌日4時等を意味している。
照明照度算出手段7は、エリアID、照度センサID別に、日時抽出手段6で抽出した時刻(夜間)に、照度センサ3で計測した照度(センサ照度)の履歴情報(センサ照度履歴情報)を、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aから取得する。そして、取得した夜間のセンサ照度履歴情報から、センサ照度の平均値を、昼光の影響を受けない照明光による照度(照明照度)として算出する。そして、エリアID、照度センサID別に算出した照明照度を、照明照度記憶手段13に出力し、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aの照明照度の情報(データ)を毎日更新する。
昼光照度算出手段8は、エリアID、照度センサID別に、日中の(昼光の影響を受ける時間の)最新のセンサ照度履歴情報を、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aから取得する。また、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aから照明照度を取得し、基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aから基準照度を取得する。そして、取得した日中の最新のセンサ照度履歴情報と、照明照度と、基準照度を用いて、照明光による照度を除いた昼光による照度(昼光照度)を算出する。そして、算出した昼光照度を調光率変更手段9に出力する。
調光率変更手段9は、昼光照度算出手段8から入力されたエリアID、照度センサID別の昼光照度に対して、設定調光率記憶手段15の設定調光率情報テーブル15aを参照して、エリアID別、昼光照度別に設定された目標照度を満たすための調光率を取得する。そして、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから、エリアID別に照明器具2のアドレス情報を取得し、取得したアドレスの照明器具2の調光率を、設定調光率情報テーブル15aから取得した調光率に変更する。
機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aは、照明器具2自身の識別子を示す照明ID情報と、照明器具2を設置したエリアの識別子を示すエリアID情報と、エリア内の任意の場所を原点とする照明器具2の位置情報(例えばX軸座標、Y軸座標、Z軸座標)と、通信を行うためのアドレス情報を記憶している。
図2は、この発明の実施の形態1における、照明器具情報テーブル10aの具体例を示す。
例えば、照明器具情報テーブル10aには、照明IDが00000001、エリアIDが001、X座標が3.5、Y座標が5.2、Z座標が5.2、アドレスが084901209232の情報(データ)が記憶されている。
機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bは、照度センサ3自身の識別子を示す照度センサID情報と、照度センサ3を設置したエリアのエリアID情報と、エリア内の任意の場所を原点とする照度センサ3の位置情報(例えばX軸座標、Y軸座標、Z軸座標)と、通信を行うためのアドレス情報を記憶している。
図3は、この発明の実施の形態1における、センサ照度情報テーブル10bの具体例を示す。
例えば、センサ照度情報テーブル10bは、照度センサIDが00000001、エリアIDが001に対して、X座標が5.5、Y座標が4.2、Z座標が2.7、アドレスが044901209232の情報(データ)を記憶している。
照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aは、エリアID、照明ID毎に、照明調光率取得手段4で取得された、照明機器2の調光率が変更した時刻とその時の調光率が、照明調光率取得手段4から入力され、入力された時刻と調光率を記憶している。そして、記憶している調光率と時刻の情報が、日時抽出手段6から参照される。
図4は、この発明の実施の形態1における、照明調光率情報テーブル11aの具体例を示す。
例えば、照明調光率情報テーブル11aは、エリアIDが001、照明IDが00000001に対して、時刻が2012/08/01 13:00:00、調光率が55の情報(データ)を記憶している。
センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aは、エリアID、照度センサID毎に、照度センサ取得手段5で取得されたセンサ照度とこのセンサ照度を取得した時刻が、照度センサ照度取得手段5から入力され、入力されたセンサ照度と時刻を記憶している。そして、記憶している照度と時刻の情報が、照明照度算出手段7と昼光照度算出手段8から参照される。
図5は、この発明の実施の形態1における、センサ照度情報テーブル12aの具体例を示す。
例えば、センサ照度情報テーブル12aは、エリアIDが001、照度センサIDが00000001に対して、時刻が2012/08/02 13:00:00、センサ照度が702(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aは、夜間の昼光の影響がない時間に、エリアID、照度センサID毎に、照明照度算出手段7で算出された、ある調光率での照明器具2の照明光による照度(照明照度)が、照明照度算出手段7から入力され、入力された照明照度を記憶している。そして、この記憶している情報が、昼光照度算出手段8から参照される。
図6は、この発明の実施の形態1における、照明照度情報テーブル13aの具体例を示す。
例えば、エリアIDが001、照度センサIDが00000001に対して、照明照度が651(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aは、夜間の昼光の影響がない時間に、照度センサ3の計測範囲のある基準位置(高さを含む)で、照度計によって計測された基準照度を、エリアID、照度センサID毎に記憶している。また、基準照度を算出する時に、照度センサ3と同じエリアIDの照明機器2に設定されていた調光率も照度センサIDに対応して記憶している。そして、記憶している基準照度の情報が、昼光照度算出手段8から参照される。また、記憶している調光率の情報が、日時抽出手段6から参照される。
図7は、この発明の実施の形態1における、基準照度情報テーブル14aの具体例を示す。
例えば、エリアIDが001、照度センサIDが00000001に対して、基準照度が490(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
設定調光率記憶手段15の設定調光率情報テーブル15aは、エリアID別に、予め設定した昼光照度別に、目標照度を達成するために照明機器2に必要な調光率の情報(調光率情報)を記憶している。そして、記憶している調光率の情報が、調光率変更手段9から参照される。
図8は、この発明の実施の形態1における、設定調光率情報テーブル15aの具体例を示す。
例えば、エリアIDが001、昼光照度が100、目標照度が700(lx:ルクス)に対して、調光率が70(lx:ルクス)の情報(データ)を記憶している。
以上が、照明制御装置1の各構成の説明である。
次に、照明制御装置1の動作について説明する。
図9は、この発明の実施の形態1における、照明制御装置1の処理を示すフローチャートである。
まず、照明調光率取得手段4が、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから照明器具2のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報の照明器具2から、照明器具2の調光率を定期的に取得する(S1)。
そして、取得した調光率が変更していると(取得した調光率が前に取得した調光率と異なると)、変更した調光率と、変更した調光率を取得した時刻を、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに出力して記憶させる。
そして、センサ照度取得手段5が、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから照度センサ3のアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報の照度センサ3から、照度センサ3で計測された照度を定期的に取得する(S2)。
そして、取得した照度と、照度を取得した時刻をセンサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aに出力して記憶させる。
次に、日時抽出手段6が、基準照度を計測した時に設定されていた、照明器具2毎の調光率を基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aから取得する。
本実施の形態では、一律に調光率100%が設定されているとするため、調光率100%を取得する。そして、エリアID、照明ID別に、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aに記憶されている調光率が、取得した調光率100%と同じ時刻を抽出する(S3)。
そして、抽出した時刻情報を、照明照度算出手段7に出力する。
そして、照明照度算出手段7が、日時抽出手段6で抽出された時刻(夜間)に、センサ照度取得手段5で取得されたセンサ照度を、エリアID、照度センサID別に、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aから取得する。そして、取得したセンサ照度の平均値を、昼光の影響を受けない照明光のみの照度(照明照度)として算出する(S4)。
そして、算出した照明照度を、照明照度記憶手段13に出力し、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aの照明照度の情報(データ)を毎日更新する。
そして、昼光照度算出手段8が、エリアID、照度センサID別に、日中の最新のセンサ照度をセンサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aから取得する。また、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aから照明照度を取得し、基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aから基準照度を取得する。そして、取得した日中の最新のセンサ照度と、照明照度と、基準照度を用いて、照明光の影響を除いた昼光による照度(昼光照度)を算出する(S5)。
そして、算出した昼光照度を調光率変更手段9に出力する。
そして、調光率変更手段9が、昼光照度算出手段8から入力された昼光照度と、設定調光率記憶手段15に記憶された、昼光の照度別に目標照度を達成するために必要な、照明機器2に設定する調光率情報を用いて、照明ID毎の照明機器2の調光率を変更する(S6)。
以上が、照明制御装置1の動作の説明である。
次に、照明制御装置1の各構成の動作の詳細について説明する。
まず、照明調光率取得手段4の動作の詳細を説明する。
図10は、この発明の実施の形態1における、照明調光率取得手段4の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10の照明機器情報テーブル10aから、エリアID別に照明IDを全て取得する(S11)。
次に、取得したエリアID別の照明IDに対して、現在の調光率の変化を全ての照明IDに対して調べたか否かを判定する(S12)。
全ての照明IDに対して調べた場合は、処理を終了する。
調べていない照明IDが存在する場合は、以下の調光率の変化を調べる処理に進む。
調光率の変化を調べていない照明IDを1つ選択する(S13)。
選択した照明IDに該当するアドレス情報を機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから取得し、照明制御装置1とネットワークで繋がっている照明器具2の中から取得したアドレスの照明器具2の現在の調光率を取得する(S14)
そして、照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aから、取得したアドレスの照明IDの最も新しい時刻の調光率(現在の調光率の前に取得した調光率)を取得する(S15)。
そして、現在の調光率が、前に取得した調光率と同じか否かを判定する(S16)。
現在の調光率が、前に取得した調光率と同じ場合は、再度、照明IDを選択する処理に戻る。
現在の調光率が、前に取得した調光率と異なる場合は、以下の処理に移行する。
照明調光率情報テーブル11aに、レコードを追加して、エリアID、照明ID、現在の調光率を取得した時刻情報、現在の調光率の値を出力し、記憶させる(S17)。
そして、レコードとデータの追加が完了すると、再度照明IDを選択する処理に戻る。
この様にして、照明調光率取得手段4は、定期的に照明器具2の調光率を取得して、調光率が変化した時刻とその時の調光率を、調光率履歴情報として照明調光率情報テーブル11aに記憶させる。
以上が、照明調光率取得手段4の動作の詳細な説明である。
次に、センサ照度取得手段5の動作の詳細を説明する。
図11は、この発明の実施の形態1における、センサ照度取得手段5の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから、エリアID別に照度センサIDを全て取得する(S21)。
次に、取得したエリアID別の照度センサIDに対して、現在計測したセンサの照度(センサ照度)を全て取得したか否かを判定する(S22)。
全ての照度センサIDからセンサ照度を取得した場合は、処理を終了する。
センサ照度を取得していない照度センサIDが存在する場合は、以下のセンサ照度を取得する処理に進む。
センサ照度を取得していない照度センサIDを1つ選択する(S23)。
選択した照度センサIDに該当するアドレス情報を、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから取得し、照明制御装置1とネットワークで繋がっている照度センサ3の中から、該当するアドレスの照度センサ3の現在のセンサ照度を取得する(S24)。
センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aに対して、レコードを追加し、取得したエリアID、照度センサID、現在のセンサ照度を取得した時刻情報、現在のセンサ照度の値を出力し、記憶させる(S25)。
そして、レコードとデータの追加が完了すると、再度照度センサIDを選択する処理に戻る。
この様にして、センサ照度取得手段5は、定期的に照度センサ3のセンサ照度を取得して、センサ照度を取得した時刻とその時のセンサ照度を、センサ照度履歴情報としてセンサ照度情報テーブル12aに記憶させる。
以上が、センサ照度取得手段5の動作の詳細な説明である。
以上のようにして、照明器具2の調光率履歴情報と、照度センサ3のセンサ照度履歴情報が収集される。そこで、次に、昼光の影響を除外し、照度センサ3が計測する範囲の反射面の反射状態(什器などの位置変更による、照明光と昼光の反射状態の変化)を反映させるため、毎日夜間に照明機器2のみの照明照度を算出する処理について説明する。
まず、日時抽出手段6が、照明器具2の調光率履歴情報から、ある調光率と一致する日時情報を抽出する。そして、照明照度算出手段7が、抽出された日時に照度センサ3で計測されたセンサ照度を用いて、照明照度を算出する。
この操作により、例えば、照明器具2自体は、前日や前々日と同じ調光率の点灯状態であったとしても、算出した照明照度によって、照度センサ3が計測する範囲で什器の移動による影響があった場合に、センサ照度の変化を知ることができる。
日時抽出手段6の動作の詳細を説明する
図12は、この発明の実施の形態1における、日時抽出手段6の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10の照明器具情報テーブル10aから、エリアID別に照明IDを全て取得する(S31)。
次に、エリアID別に、基準照度を計測した際に設定されていた照明器具2の調光率を基準照度記憶手段14の基準照度情報テーブル14aから取得する(S32)。
そして、取得したエリアID別の全ての照明IDに対して、調光率履歴情報を取得して、日時の抽出を行ったか否かを判定する(S33)。
取得したエリアID別の全ての照明IDに対して、調光率履歴情報を取得して、日時の抽出を行った場合は、処理を終了する。
取得したエリアID別の全ての照明IDに対して、調光率履歴情報を取得して、日時の抽出を行っていない場合は、以下の日時を抽出する処理に進む。
日時を抽出する処理を行っていない照明IDを1つ選択する(S34)。
照明調光率記憶手段11の照明調光率情報テーブル11aから、選択した照明IDの調光率履歴情報を取得する。(S35)。
取得した調光率履歴情報の中から、S32で取得した基準照度を計測した際の調光率と一致している時間帯(日時情報)を抽出する(S36)
他の照明IDでも、同様に、抽出した時間帯と比較し、時間帯が重なっているものだけを選択し、時間帯の時刻情報(日時情報)を抽出する(S37)。
この様にして、日時抽出手段6は、基準照度を計測したときに設定されたある調光率と同じになる日時を照明調光率情報テーブル11aから抽出する。
以上が、日時抽出手段6の動作の詳細な説明である。
次に、照明照度算出手段7の動作の詳細について説明する。
図13は、この発明の実施の形態1における、照明照度算出手段7の処理を示すフローチャートである。
まず、日時抽出手段6から、エリアID別に、調光率が基準照度を計測した時と同一になっている日時情報を取得する(S41)
次に、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aからエリアID別に照度センサIDを全て取得する(S42)。
次に、取得したエリアID別の全ての照度センサIDに対して、照明照度情報テーブル13aの照明照度を更新したか否かを判定する(S43)。
全ての照度センサIDに対して、照明照度を更新した場合は処理を終了する。
全ての照度センサIDに対して、照明照度を更新していない場合は、以下の更新処理に進む。
照度センサIDの照明照度を更新していない照度センサIDを1つ選択する(S44)。
そして、センサ照度記憶手段12のセンサ照度情報テーブル12aから、選択した照度センサIDのセンサ照度履歴情報を取得し、更に、日時抽出手段6から取得した日時の時間帯に一致するセンサ照度を抽出する(S45)。
そして、抽出したセンサ照度の平均値を計算する。ここで、センサ照度の母集団の偏りが大きい場合、例えばスミルノフ・グアフス検定やトンプソン検定を用いて、外れ値を除外した後、改めて平均値を求める(S46)。
そして、照明照度記憶手段13の照明照度情報テーブル13aに、日時抽出手段6から取得した日時(時間帯)のセンサ照度の平均値を、照度センサ3で計測する照明光による照度として、テーブルの情報を更新する(S47)。
この様にして、照明照度算出手段7では、ある調光率での、昼光による影響のない照明光による照明照度を、昼光による影響のない時間に照度センサ3で計測されたセンサ照度の平均で算出する。この照明照度の算出により、照度センサ3の計測範囲で、什器などの設置位置が変更されても、ある調光率と照明光による照明照度の対応がわかる。
以上が照明照度算出手段7の詳細な動作の説明である。
次に、日中の昼光による影響がある時に、照度センサ3で計測されたセンサ照度から、昼光の照度による寄与分を抽出する処理について説明する。
昼光照度算出手段8は、日中の最新のセンサ照度と、照明照度算出手段7で算出された昼光の影響を受けない照明光による照明照度と、照度センサ3の計測範囲の反射面のある基準位置で照度計によって計測された基準照度を用いて昼光照度を算出する。
昼光照度の算出では、まず、日中の最新のセンサ照度を照明照度で除算し、照明光と昼光を足し合わせた明るさと、照明光のみの明るさの比率を算出する。次に1を引いて照明光の影響を除外する。そして、基準照度を掛け合わせることで、基準位置での昼光の照度を算出する。
ここで、もし照明光の影響を除外する処理の結果、1を引いた比率が負数となる場合、即ち、夜間の照明光のみのセンサ照度と日中のセンサ照度を比較した際、夜間のセンサ照度の方が高い場合、昼光照度は0ルクスと判断する。
昼光照度算出手段8の動作の詳細について説明する。
図14は、この発明の実施の形態1における、昼光照度算出手段8の処理を示すフローチャートである。
センサ照度情報テーブル10bから、エリアID別に照度センサIDを全て取得する(S51)。
次に、取得したエリアID別の照度センサIDに対して、昼光照度を算出したか否かを判定する(S52)。
全ての照度センサIDに対して、昼光照度を算出した場合は処理を終了する。
全ての照度センサIDに対して、昼光照度を算出していない場合は、以下の算出処理に進む。
昼光照度を算出していない照度センサIDを1つ選択する(S53)。
次に、センサ照度情報テーブル12aから、日時を参照し、選択した照度センサIDについて、日中の最新のセンサ照度を取得する(S54)。
日中とは、昼光が入射する時間帯を指し、例えば、7時〜16時等の時間帯を予め設定しておく。
また、照明照度情報テーブル13aから、選択した照度センサIDについて、前日の夜間のセンサ照度を用いて作成した照明照度を取得する(S55)。
次に、基準照度情報テーブル14aから、選択した照度センサIDについて、昼光の影響を除外して、基準位置で照度計により計測した基準照度を取得する(S56)。
次に、日中の最新のセンサ照度を照明照度で除算し、夜間に対する日中のセンサ照度の比率を計算する。そして、更に、基準照度を掛けあわせて昼光照度を算出する(S57)。
そして、算出した昼光照度が0(ゼロ)よりも大きい正の数か否かを判定する(S58)。
算出した昼光照度が正の数の場合、正常に昼光照度を算出できているものと判断し、再度、照度センサIDを選択する処理に戻る。
算出した昼光照度が正の数でない場合、夜間のセンサ照度よりも、日中のセンサ照度の方が低いため、昼光照度は無いものと判断し、昼光照度を0ルクスに設定し、再度、照度センサIDを選択する処理に戻る。(S59)。
以上が、昼光照度算出手段8の詳細な動作の説明である。
次に、昼光照度算出手段8によって算出した昼光照度を用いて、照明器具2の調光率を変更して制御する処理について説明する。
この処理では、昼光照度算出手段8で算出した昼光照度に対して、照明を制御することにより暗くなり過ぎる状態を防ぐため、同一エリアIDに属する照度センサ3の昼光照度の内、最小の昼光照度を選択し、当該照度を基準に照明器具2の調光率を変更する。
調光率の変更は、設定調光率情報テーブル15aに、予め設定された昼光照度に対して目標照度に達するために必要な調光率を用いて行われる。
調光率を変更する調光率変更手段9の動作の詳細について説明する。
図15は、この発明の実施の形態1における、調光率変更手段9の処理を示すフローチャートである。
まず、機器情報記憶手段10のセンサ照度情報テーブル10bから、エリアID別に照度センサIDを全て取得する(S61)。
全てのエリアIDに対して、照明器具2の調光率を変更したか否かを判定する(S62)。
全てのエリアIDに対して、照明器具2の調光率を変更した場合は、処理を終了する。
全てのエリアIDに対して、照明器具2の調光率を変更していない場合は、次の変更処理に進む。
まず、取得したエリアID別の照度センサIDに対して、昼光照度を取得したか否かを判定する(S63)。
昼光照度を取得した場合は、S66の処理に進む。
昼光照度を取得していない場合は、以下の昼光照度を取得する処理に進む。
昼光照度を取得していない照度センサIDを1つ選択する(S64)。
昼光照度算出手段8から、選択した照度センサIDについて、算出した昼光照度を取得する(S65)。
次に、同一エリアIDに属する照度センサ3について、昼光照度算出手段8で算出した昼光照度が最も小さい値を示すものを選択し、当該昼光照度を当該エリアIDに対する昼光照度とする。(S66)。
そして、設定調光率情報テーブル15aを参照し、該当するエリアIDの昼光照度と一致する調光率が存在するか否かを判定する(S67)。
該当するエリアIDの昼光照度と一致する調光率が存在しない場合は、処理を終了する。
該当するエリアIDの昼光照度と一致する調光率が存在する場合は、以下の調光率を変更する処理に進む。
予め設定している目標照度と、エリアIDに対する昼光照度の条件に一致するレコードから、調光率を取得する(S68)。
照明器具情報テーブル10aから、当該エリアIDに属する照明器具2のアドレス情報を取得する(S69)。
取得したアドレス情報に対して、取得した調光率に変更するための制御命令を作成し、照明器具2の調光率を取得した調光率に変更する。そして、調光率を変更していないエリアIDを確認するS62の処理に戻る(S70)。
以上が、調光率変更手段9の詳細な説明である。
尚、ここでは、日時抽出手段6によって、基準照度記憶手段14の基準照度を計測した時のある調光率と一致する調光率になる日時を抽出して、その日時が昼光の影響を受けない時間帯であるとして、センサ照度の平均を照明照度としているが、基準照度記憶手段14に予め基準照度を計測した時の時間(日時)を記憶しておいてもよい。そして、基準照度記憶手段14に記憶された日時でのセンサ照度の平均を照明照度として算出してもよい。
その場合、算出した照明照度が、基準照度情報テーブル14aに記憶された調光率での昼光の影響を受けない照明光による照明照度となる。
また、ここでは、基準照度を照度計により計測する際に、同一のある調光率で一様に、全ての照明機器2に設定するとして説明しているが、隣り合わないエリアで異なる調光率に設定して、基準照度を算出してもよい。その場合は、図7の基準照度情報テーブルの隣り合わないエリアIDで、異なる調光率が記憶されることになる。
照明光の入射条件を同じにするため、隣り合うエリアでは調光率を同じにすることが必要である。
また、ここでは、設定調光率情報テーブル15aに、予め設定された昼光照度に対して、目標照度を達成するために照明機器2に設定する調光率情報が記憶されているとしているが、照明照度に対して、目標照度を達成するために設定する調光率情報が記憶されていてもよい。
この場合、夜間の昼光による照度の影響がない時にも、照明照度算出手段7が、ある調光率に設定された照明機器2について、昼光の影響を受けない照明光による照明照度を算出して、算出した照明照度に対して、予め設定された照明照度と目標照度に対する調光率で調整するので、室内の什器の状態も考慮して、室内エリアを適切な調光率に調整することができ、省エネ効果を得ることができる。
以上のように、日中の昼光による照度の影響がある時に、調光率を下げることになった場合にも、照明照度算出手段7が照明光による照明照度を算出し、算出した照明照度を用いて、照明機器2の調光率を制御するので、夜間の昼光による照度の影響がなくなった時にも、調光率を下げたままにすることなく、室内エリアを適切な調光率に調整することができ、省エネ効果を得ることができる。
また、昼光照度算出手段8が、照明照度と、日中のセンサ照度と、基準位置で照度計によって計測した基準照度を用いて、昼光照度を算出し、算出した昼光照度によって、予め設定された昼光照度と目標照度に対する調光率で照明機器2を制御するので、照度センサ3で計測した昼光照度よりも正確な昼光照度で、室内エリアをより適切な調光率にして、省エネ効果を得ることができる。
また、照明照度算出手段7が、昼光による影響のない時間に、ある調光率に設定された照明機器が照らす照明光による照明照度を算出して、昼光照度を算出し、算出した昼光照度に対して、予め設定された昼光照度、目標照度に対する調光率に調整するので、照度センサ3の計測範囲の什器の設置状況を毎日反映しながら、室内エリアを適切な調光率にして、省エネ効果を得ることができる。
また、昼光照度算出手段8において、想定以上の昼光照度を算出した場合、当該昼光照度に応じて照明器具2を減光すると暗くなり過ぎてしまうため、例えば、予め昼光照度の閾値を設定しておき、閾値を超過した場合は、昼光照度を閾値に戻すことで、暗くなり過ぎてしまう状況を防ぐことが出来る。
実施の形態2.
本実施の形態では、予め照度計により基準位置で基準照度を計測しておくことが困難な場合に、基準位置での基準照度を照明機器2の光束情報(詳細は後述する)を用いて算出する場合について説明する。
本実施の形態では、同一エリアIDに属する照明は、一律同型の照明器具2が設置されているとする。
また、日時抽出手段6において、エリアID毎に、基準照度を算出する際にも用いられる、一律点灯状態の照明器具2のある調光率が、予め設定されているとする。
また、照明器具2の位置情報と照度センサ3の位置情報が、同じ原点を基準とするユークリッド空間の値で設定されているとする。
また、基準照度算出手段16が基準照度を算出する基準位置は、照度センサ3の位置情報と同じであり、高さは予め設定されているとする。
図16は、実施の形態2における、照明制御装置1の構成図である。
図1と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
実施の形態2では、図1の基準照度情報テーブル14aの代わりに、基準照度算出手段16が照明器具2の光束情報と照明機器2の設置位置情報から基準位置での基準照度を算出する。
また、機器情報記憶手段10には、照明器具光束情報テーブル10cが更に追加され、記憶されている。
機器情報記憶手段10の照明器具光束情報テーブル10cは、エリアID毎に、照明器具2を中心として、天井面から入射位置まで0〜90度までの角度毎に、照度を計算するための光束をルーメン単位で記憶している。
図17は、この発明の実施の形態2における、照明器具光束情報テーブル10cの具体例を示す。
例えば、照明器具光束情報テーブル10cには、エリアIDが001、角度0度の光束が2277、角度1度の光束が2274、・・・、角度90度の光束が0の情報(データ)が記憶されている。
基準照度算出手段16は、照明器具光束テーブル10cの光束情報と、エリア内の照明器具2の位置情報と、照度センサ3の位置情報および基準位置として予め設定された高さから、例えば逐点法を用いて、照度センサ3の位置の基準とする高さでの基準照度を算出する。
照明制御装置1の動作は、日時抽出手段6と基準照度算出手段16、昼光照度算出手段8の動作が実施の形態1と異なるが、それ以外は実施の形態1と同様である。
日時抽出手段6は、基準照度記憶手段14に記憶された調光率を取得する代わりに、予め設定されたある調光率が予め設定され、照明調光率記憶手段11に記憶されている調光率履歴情報から、この予め設定されたある調光率と同じ日時を抽出するところが異なる。
また、昼光照度算出手段8は、基準照度記憶手段14に記憶され基準照度を用いる代わりに、基準照度算出手段16が算出した、各照度センサ3の位置の基準とする高さ(基準位置)ので基準照度を用いるところが異なる。
基準照度算出手段16の動作については、以下に説明する。
図18は、この発明の実施の形態2における、基準照度算出手段16の処理を示すフローチャートである。
まず、センサ照度情報テーブル10cから、照度センサIDが設定されているエリアIDを全て取得する(S71)。
次に、同一エリアIDに属する照度センサIDを取得し、全ての照度センサ3に対して、照度センサ3と同じ位置で予め設定された基準とする高さ(基準位置)での基準照度を算出したか否かを判定する(S72)。
全ての照度センサ3について、基準照度を算出している場合は、処理を終了する。
全ての照度センサ3について、基準照度を算出していない場合は、以下の基準照度を算出する処理に進む。
日時抽出手段6に予め設定されているある調光率を、日時抽出手段6から取得する(S73)。
任意のエリアIDに属する全ての照度センサIDを取得する(S74)。
取得した全ての照度センサIDと同じ位置での基準とする高さで、基準照度を算出しているか否かを判定する(S75)。
基準照度を算出している場合は、処理を終了する。
基準照度を算出していない場合は、以下の基準照度を算出する処理に進む。
取得した照度センサIDの中から、基準照度を算出していない照度センサIDを選択する(S75)。
センサ照度情報テーブル10bから、選択した照度センサIDの位置情報を取得する(S76)。
照明器具情報テーブル10aから、照度センサIDと同じエリアIDに属する全ての照明器具2の位置情報を取得する(S77)。
照明器具光束情報テーブル10cから、照度センサIDと同じエリアIDに属する照明器具2の光束情報を取得する(S78)。
そして、日時抽出手段6から取得したある調光率、照明器具2の位置情報と、照明器具2の高束情報を用いて、照度センサ3の位置で基準とする高さ(基準位置)において、照明光が通過する量を基準照度として算出する(S79)。
例えば、逐点法を用いると、照明器具2は点光源と仮定することが出来るため、この点光源から照射された光が、照度センサ3と同じ位置のある高さを通過する値を計算する。そして、更に、この通過量をエリア内の全ての照明器具2を用いて計算し、積算して基準照度を算出する。
そして、基準照度を算出しているか否かを判定するS75の処理に戻る。
以上の処理により、照度計によって基準照度を計測することが困難な場合であっても、日時抽出手段6から取得したある調光率、照明器具2の位置情報、照明器具2の光束情報を用いて、照度センサ3と同じ位置で予め設定された基準とする高さの基準位置での基準照度を算出する。この算出した基準照度を用いて、昼光照度算出手段8が、反射光で計測するセンサ照度での昼光照度よりも正確な基準位置での昼光照度を算出し、当該昼光照度に応じて調光率を変更するので、室内エリアを適切に減光することで、省エネ効果を得ることができる。
1 照明制御装置、2 照明器具、3 照度センサ、4 照明調光率取得手段、5 センサ照度取得手段、6 日時抽出手段、7 照明照度算出手段、8 昼光照度算出手段、9 調光率変更手段、10 機器情報記憶手段、10a 照明器具情報テーブル、10b センサ照度情報テーブル、10c 照明器具高束情報テーブル、11 照明調光率記憶手段、11a 照明調光率情報テーブル、12 センサ照度記憶手段、12a センサ照度情報テーブル、13 照明照度記憶手段、13a 照明照度情報テーブル、14 基準照度記憶手段、14a 基準照度情報テーブル、15 設定調光率記憶手段、15a 設定調光率情報テーブル、16 基準照度算出手段。

Claims (5)

  1. 昼光による影響がない時間に、ある調光率に設定された照明機器が照らす反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明照度を算出する照明照度算出手段、
    前記照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測した前記センサ照度と、前記センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する昼光照度算出手段、
    前記昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて、前記照明機器の調光率を変更する調光率変更手段
    を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  2. 昼光による影響がない時間に、ある調光率に設定された前記照明機器が照らす前記基準位置で、照度計によって計測された照度を基準照度として記憶する基準照度記憶手段を更に備え、
    前記昼光照度算出手段は、前記基準照度記憶手段に記憶された基準照度を用いることを特徴とする請求項記載の照明制御装置。
  3. 前記基準照度記憶手段には、前記基準照度を計測した時に前記照明機器に設定された調光率が更に記憶され、
    前記照明機器の調光率が変更した日時と調光率を取得する調光率取得手段、
    該調光率取得手段で取得された調光率が、前記基準照度記憶手段に記憶されている調光率と一致する日時を抽出する日時抽出手段を更に備え、
    前記照明照度算出手段は、前記日時抽出手段で抽出された日時を用いて前記昼光による影響がない時間を求め、前記照明照度を算出することを特徴とする請求項記載の照明制御装置。
  4. 前記照明機器が照らす反射面からの照度を計測する照度センサの位置情報と、前記照明機器の位置情報と、前記照明機器の光束情報に基づいて、照度センサの位置情報のある基準とする高さの基準位置における前記基準照度を算出する基準照度算出手段を更に備え、 前記昼光照度算出手段は、前記基準照度算出手段で算出された基準照度を用いて、前記昼光照度を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  5. 照明機器の明るさを制御する照明制御装置の照明制御方法において、
    昼光による影響がない時間にある調光率に設定された、照明機器が照らす反射面からの照度を計測したセンサ照度を用いて、照明光による照明照度を算出する照明照度算出ステップ、
    前記照明照度と、昼光の影響を受ける時間に計測した前記センサ照度と、前記センサ照度を計測する範囲の基準位置での基準照度を用いて、昼光による昼光照度を算出する昼光照度算出ステップ、
    前記昼光照度と予め設定された昼光照度に対する調光率に基づいて、前記照明機器の調光率を変更する調光率変更ステップ
    を備えたことを特徴とする照明制御方法。
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