JP6115052B2 - 吸引嘴管 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引嘴管に関し、特に、チューブのねじれを手もとで解消可能な吸引嘴管に関する。
従来、外科手術等においては、しみ出してくる血液やリンパ液といった体液を吸引嘴管で吸引し、術野の視認性を確保している。吸引嘴管は、中途が屈曲し、基端側は手で持ったり術野近傍に配置し、術野に先端を進入させやすいようにしている。また、基端にはチューブが取り付けられ、陰圧により体液を吸引するようにしている。
吸引嘴管の配置は、患者の血管等の位置や太さが異なるので、個々の手術により異なり一定しない。このため、吸引嘴管に接続するチューブにはその取り回しによってはキンクが生じる可能性がある。従って、従来では、チューブの中途に回動可能な接合管を設け、これによりヨレを取り除いていた。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
チューブ中途に接合管がある場合、接合管部分ではヨレがないように回動させたつもりでも、接合管から吸引嘴管までのチューブに回動応力が残存することがあり、必ずしも安定的な配置が確保できない場合があるという問題点があった。
また、手術中に吸引嘴管の位置をずらす場合には、再度接合管を回動させる必要性があり、必ずしも円滑に作業が進まない場合があるという問題点があった。特にチューブが長く接合管が離れた位置にある場合には、ヨレを確認しにくく、回動の位置決めに時間がかかるという問題点もあった。また、接合管が接地したり他に触れたりする可能性もあり、これを手術中に触るのは医療上好ましくないという問題点もある。
WO2002/089722号公報 特開2008−119237号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、取り回しが良好で安定配置のできる吸引嘴管を提供することを目的とする。
請求項1に記載の吸引嘴管は、基端側にチューブを取り付け、手術中に血液その他の体液を吸引する吸引嘴管であって、中途で少なくとも一箇所曲げられた管体と、管体先端に取り付けられた吸引口と、管体基端に取り付けられ、管体の軸に対して回動可能なチューブ接続部と、管体に外挿し患者の体に面接触して載置できるハンドルと、を具備し、チューブのねじれを手もとで解消可能としつつ、保持性と載置安定性も高めたことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、手もとでヨレを戻し、簡便かつ迅速に吸引嘴管を取り回し、安定配置することができる。
管体は、円滑な吸引を実現するため、管体内径がほぼ変わらないように曲げられているのが好ましい。吸引口の形状は特に限定されないが、陰圧により体内組織に密着し吸引が阻害されないように適宜スリットが設けられていることが好ましい。また、チューブ接続部の接続形状は特に限定されないが、チューブの抜けを防止すべく多段の反し(凹凸)が形成された例を挙げることができる。
なお、ハンドルを、管体の外側を包む三角柱様とし、かつ、軸に対してある程度抵抗のある回動体として構成しても良い。三角柱様であるため、持ちやすく、また、術野近傍に安定載置が可能となる。
また、管体は、二箇所それぞれ110°〜160°鈍角に曲げられ、先端側管部と、中間管部と、基端側管部とを形成し、先端側管部、中間管部および基端側管部は同一平面内にあり、先端側にある屈曲位置から吸引口先端までの長さL1、中間管部の長さL2、基端側にある屈曲位置からチューブ接続部基端までの長さL3は、6×L3≧L1+L2≧4×L3、3×L3≧L1≧L3、L2>L1、の関係にあるようにしてもよい。
これにより、使用感に優れ安定載置を実現する簡便な構成の吸引嘴管を提供することができる。特に、吸引嘴管を二段階に折り曲げた構造としているので、一段階の折り曲げの場合はヨレの力が折れ曲がり位置の一点にかかりやすく載置の不安定を招来しやすいところ、二段階の折れ曲がりでこれを分散し、かつ、基端側管部が短くチューブ接続部による回動がチューブの回動応力を速やかに分散ないし解消させるので一層の安定配置が可能となる。
先端側管部と、中間管部と、基端側管部とが同一平面内にあるとは、先端側管部と基端側管部とがねじれの位置関係でなく、同じ方向に曲げられていることを意味する。この配向関係によっても、吸引嘴管がどちらかに回転しやすいということが生じず安定配置に資することとなる。
請求項2に記載の吸引嘴管は、請求項1に記載の吸引嘴管において、ハンドルを管体に対して回動可能としたことを特徴とする。
請求項3に記載の吸引嘴管は、請求項1または2に記載の吸引嘴管において、チューブ接続部は、管体に固定された回動上部と、管体に対し相対的に回動する回動下部とからなり、回動下部の表面は、使用中の回動を発見可能とする配色境界を有する色分けがなされていることを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、回動状態の視認性が良く、例えば、使用中に配色境界の位置や色が変われば回動を早期に発見でき、載置の不安定化を認識可能となる。
なお、色分けは例えば半周で二色切り替えとしてもよいし、1/3ずつの3色切り替えとしても良い。
本発明によれば、取り回しが良好で安定載置の可能な吸引嘴管を提供することができる。
本発明の吸引嘴管の一構成例を示した説明図である。 接続部30の断面図である。 吸引嘴管の他の構成例を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお図については、説明の便宜上、各構成部の縮尺を適宜変更して描画する。
図1は、本発明の吸引嘴管の一構成例を示した説明図である。図示したように、吸引嘴管1は、基体となる管体10、先端に取り付けられた吸引口20、基端に取り付けられた接続部30、を主要な構成としている。また、基端側にはチューブ40が接続されている。なお、以下で説明するように、吸引嘴管1は二箇所で屈曲しており、以降では先端側から基端側にかけて、それぞれ、先端側管部2、中間管部3、基端側管部4と適宜称することとする。
管体10は、管11とハンドル12とにより構成される。管体10は、長さが約25cm、外径5.15mm、内径4.30mmのステンレス管であり、中途で二箇所屈曲している。なお、内径は屈曲位置でほぼ変わらないように加工してある。
屈曲角度は、中間管部3と先端側管部2のなす角度約140°、中間管部3と基端側管部4のなす角度約160°としており、後述の各部の長さとの関係により、吸引口20が術野に良好に進入する構成となっている。なお、管11は同一平面内にあるようにしている(先端側管部2と基端側管部4とがねじれの位置関係とならないようにしている)。これにより、右側に傾きやすい、左側に倒れやすい、といったことがなく吸引嘴管1の配置対称性が確保される。
ハンドル12は、中間管部3に外挿された略三角柱体であり、この形状により握持持性ないし保持性を良くしている。ハンドル12はPC製であり、内周に被膜を設けて所定の力をかけることにより中間管部3に対して軸回動可能としている。これにより、術野近傍に載置する際に三角柱の一面を体と面接触させることができ、載置安定性が高まる。
吸引口20は、嘴先21と固定チップ22とにより構成される。嘴先21もPC製であり、管体10の先端に延伸して取り付けられる管であって固定チップ22により管11と接合固定される。嘴先21の先端は開口しているのに加えて側周に軸に沿って5mm長のスリット23を複数設けている。スリット23により、開口部が体内組織に吸着することなく体液を連続的に吸引可能となる。なお、嘴先21およびスリット23はR加工してあり、組織を傷つけないようにしている。
接続部30は、回動上部31と回動下部32により構成される。図2は、接続部30の断面図である。回動上部31は、管11の基端に外挿固定される。回動下部32は、多段円筒形であり、回動上部31に対してOリング33を介して気密性を保ちつつ自由に回動可能にしている。また、回動下部32の基端側にはチューブ40を外挿し、抜けを防止すべく、多段の円環状の爪34を備える。回動上部31と回動下部32もPC製である。
接続部30は、管体10に対して軸回動するので、手もとでチューブ40のヨレを解消でき、操作性が高い。よって、不意なキンクが生じた場合でも術野近くでこれを解消でき、他所を触るなどして解消する従来の吸引嘴管と異なり衛生性が保たれる。
また、回動下部32の表面は120°軸対称に、緑、青、黒に色分けしている。これは、手術中に吸引嘴管1を移動させるときなど、直前の回動角度を視覚的に把握でき、載置し直す際のヨレ防止に資するためである。また、適宜自然に回動した場合などは、載置不安定性を認識でき、また、チューブ40にキンクが生じていないかを確認することもできる。
なお、吸引嘴管1は、先端側管部2の長さL1、中間管部3の長さL2、基端側管部4の長さL3として、
L1+L2≒5×L3、
L1≒2×L3、
としている。
吸引嘴管1は、このような長さ配分で二箇所で屈曲しているが、L3の長さが短く、チューブ40に残存している回動応力がある場合であっても、一箇所屈曲の場合より載置安定化が図れることとなる。
以上説明したように、本発明の吸引嘴管1は、安定載置ないし安定配置が可能であり、チューブ40のキンクを手もとで簡便に矯正可能であって、円滑な吸引処置を実現できる。
なお、本発明は、以上説明した態様に限定されない。例えば、ハンドルの形状は、扁平な板状であっても良く、また、L1+L2≒6×L3,L1≒3×L3としたものであっても良い。また、先端側の屈曲位置の角度を深部吸引用に135°(図3)や場合により90°とすることもできる。
また、Oリング等により、気密性を保ちつつ、回動抵抗が極めて小さいものとしても良く、反対に、ハンドルと同様に所定の負荷をかけなければ回動しないものとしてもよい。
本発明によれば、開胸手術、開腹手術、開頭手術、等各種の外科手術に利用することができる。
1 吸引嘴管
2 先端側管部
3 中間管部
4 基端側管部
10 管体
11 管
12 ハンドル
20 吸引口
21 嘴先
22 固定チップ
23 スリット
30 接続部
31 回動上部
32 回動下部
33 Oリング
34 爪
40 チューブ

Claims (3)

  1. 基端側にチューブを取り付け、手術中に血液その他の体液を吸引する吸引嘴管であって、
    中途で少なくとも一箇所曲げられた管体と、
    管体先端に取り付けられた吸引口と、
    管体基端に取り付けられ、管体の軸に対して回動可能なチューブ接続部と、
    管体に外挿し患者の体に面接触して載置できるハンドルと、
    を具備し、
    チューブのねじれを手もとで解消可能としつつ、保持性と載置安定性も高めたことを特徴とする吸引嘴管。
  2. ハンドルを管体に対して回動可能としたことを特徴とする請求項1に記載の吸引嘴管。
  3. チューブ接続部は、管体に固定された回動上部と、管体に対し相対的に回動する回動下部とからなり、回動下部の表面は、使用中の回動を発見可能とする配色境界を有する色分けがなされていることを特徴とする請求項1または2に記載の吸引嘴管。

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