JP6114043B2 - 航空機のパイロン、及び、航空機 - Google Patents

航空機のパイロン、及び、航空機 Download PDF

Info

Publication number
JP6114043B2
JP6114043B2 JP2013011746A JP2013011746A JP6114043B2 JP 6114043 B2 JP6114043 B2 JP 6114043B2 JP 2013011746 A JP2013011746 A JP 2013011746A JP 2013011746 A JP2013011746 A JP 2013011746A JP 6114043 B2 JP6114043 B2 JP 6114043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pylon
aircraft
link
strut
link member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013011746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014141203A (ja
Inventor
啓 竹内
啓 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Aircraft Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aircraft Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Aircraft Corp filed Critical Mitsubishi Aircraft Corp
Priority to JP2013011746A priority Critical patent/JP6114043B2/ja
Priority to US14/162,044 priority patent/US9499274B2/en
Publication of JP2014141203A publication Critical patent/JP2014141203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6114043B2 publication Critical patent/JP6114043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D27/00Arrangement or mounting of power plants in aircraft; Aircraft characterised by the type or position of power plants
    • B64D27/40Arrangements for mounting power plants in aircraft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D27/00Arrangement or mounting of power plants in aircraft; Aircraft characterised by the type or position of power plants
    • B64D27/40Arrangements for mounting power plants in aircraft
    • B64D27/404Suspension arrangements specially adapted for supporting vertical loads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D27/00Arrangement or mounting of power plants in aircraft; Aircraft characterised by the type or position of power plants
    • B64D27/40Arrangements for mounting power plants in aircraft
    • B64D27/406Suspension arrangements specially adapted for supporting thrust loads, e.g. thrust links
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D27/00Arrangement or mounting of power plants in aircraft; Aircraft characterised by the type or position of power plants
    • B64D27/02Aircraft characterised by the type or position of power plants
    • B64D27/16Aircraft characterised by the type or position of power plants of jet type
    • B64D27/18Aircraft characterised by the type or position of power plants of jet type within, or attached to, wings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、航空機のパイロンに関する。
航空機のエンジンは、パイロン・ストラットと称される構造部材を備えたパイロンを介して、翼に取り付けられている(例えば、特許文献1)。
図4に示すように、パイロン500を構成するパイロン・ストラット110は、翼100の下面に、飛行方向の前方に向けて延びるように設けられている。エンジン200は、パイロン・ストラット110の下面に、前部のファン部200aが前部エンジンマウント300により取り付けられ、後部のコア部200bが後部エンジンマウント400により取り付けられている。
上述のように、パイロン500は、エンジン200と翼100とを連結するものであるため、安全性確保のため、パイロン・ストラット110の翼100との間の取り付け構造には冗長性を持たせている。すなわち、パイロン・ストラット110は、取り付け位置111を基準点として翼100とピン接合されている。また、パイロン・ストラット110は、第1リンク113及び第2リンク115により、翼100とピン接合されている。第1リンク113は、取り付け位置113aにおいてパイロン・ストラット110と、取り付け位置113bにおいて翼100とピン接合される。また、第2リンク115は、取り付け位置115aにおいてパイロン・ストラット110と、取り付け位置115bにおいて翼100とピン接合される。
このように、従来のパイロン500は、パイロン・ストラット110が取り付け位置111におけるピン接合および2つのリンク(第1リンク,第2リンク)を用いて翼100に連結されることにより、冗長性が確保されている。
なお、図4では、理解を容易にするために、翼100が第1リンク113等と直接結合されているように示しているが、通常は、金具(フィッティング)を介して接合される。
特開2011−116186号公報
上述のように、パイロン・ストラット110は、翼100に対する支持形態は片持ち梁となり、取り付け位置111におけるピン結合と第1リンク113とにより拘束される。すなわち、パイロン・ストラット110の拘束に寄与しておらず、且つ、基準点である取り付け位置111より遠い第2リンク115の取り付け位置115b(または115a)には組立公差が集積し、翼100に対する第2リンク115の取付けが容易に行えない場合がある。この場合、パイロン・ストラット110に力を加えて意図的に弾性変形させて(以下、プリロードという)、集積した組立公差による位置ずれを吸収する。
プリロードによりパイロン・ストラット110に付与される荷重は、パイロン・ストラット110の剛性、寸法によって定められるが、このプリロード荷重が過大になることがある。このとき、プリロードのために必要な治具は剛性の高い高価なものとなり、プリロード作業も大きな労力を要する。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、パイロンの冗長性を確保しながら、プリロードを行なうことなく翼に取り付けることができる航空機のパイロンを提供することを目的とする。
本発明は、パイロン・ストラットと翼の接合を、取り付け基準の他は、1つのリンクだけに制限する。しかしこれでは、必要な冗長性が確保できない。そこで本発明は、リンクによる接合構造に冗長性を持たせることを提案するものである。
すなわち本発明の航空機のパイロンは、航空機用エンジンを支持するパイロン・ストラットと、パイロン・ストラットと航空機の主翼とを連結するピン接合機構と、パイロン・ストラットと航空機の主翼との間に架設されるリンク部材とを備え、リンク部材が、複数の独立したリンク要素の集合で構成される。複数の独立したリンク要素は、各々の一部分が互いに突き合わせられて、互いに隣接して取り付けられる。加えて、複数の独立したリンク要素は、パイロン・ストラットに別々に取り付けられる。
なお、本発明において、ピン接合機構の位置が、パイロン・ストラットを取り付ける基準位置にすることができる。
ここで、本発明において、独立した、とは、リンク要素として独立していることをいう。したがって、例えば、リンク要素として独立している2本の形鋼を締結具(ボルト、ナット)で締結したような場合でも、本発明の複数の独立したリンク要素の集合に包含される。
このことは、本発明のリンク部材が少なくとも2つの形態を含んでいることを意味している。一つ目の形態は、複数のリンク要素が締結されずに個別にパイロン・ストラットと主翼の間に架設される場合である。そして、二つ目の形態は、複数のリンク要素を締結する場合である。
後者の形態は、複数のリンク要素が締結により一体化されているので、各々を個別に架設するのに比べて、パイロン・ストラットと翼の間に架設する作業の負担が小さい。また、仮に一つのリンク要素が損傷して破断したとしても、他のリンク要素に締結されているので、架設位置から脱落する危険性がない。
本発明におけるリンク部材は、パイロン・ストラットとの接合箇所、及び、主翼に対して、それぞれリンク要素ごとにピン接合により連結されていることが好ましい。接合部分についても、冗長性を持たせるためである。
本発明のパイロンにおいて、ピン接合機構と主翼の連結、及び、リンク部材と主翼の連結は、主翼に属する共通のフィッティングに対して行なわれることが好ましい。公差の集積をより小さくできるのに加えて、フィッティングを翼に取り付ける負担を軽減できる。
本発明のパイロンにおいて、リンク部材の主翼との連結位置が、ピン接合機構の主翼の連結位置よりも上方に設けられていることが好ましい。
この配置により、パイロンの後方のスペースが広くなり、組み立て、保守などの各種作業が容易になる。
本発明は、上記構成のパイロンを備える航空機において、リンク部材を、複数の独立したリンク要素の集合で構成することができる。複数の独立したリンク要素は、各々の一部分が互いに突き合わせられて、互いに隣接して取り付けられる。加えて、複数の独立したリンク要素は、パイロン・ストラットに別々に取り付けられる。
本発明のパイロンによると、パイロン・ストラットと翼の接合を、取り付け基準の他は、1つのリンクだけに制限できるので、2つのリンクを用いるのに比べて、公差の集積を小さくできる。しかも、1つのリンクだけであれば、取り付け基準の近くに取り付け位置を設けることが容易である。一方で、本発明のパイロンは、複数の独立したリンク要素の集合でリンク部材を構成することで、取り付け構造に冗長性を持たせることができる。
本発明の実施形態に係るパイロンと翼の取り付け構造を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るパイロンと翼の取り付け構造の詳細を示す概略図である。 本実施形態における接合部分の詳細を示す図である。 従来のパイロンと翼の取り付け構造を示す概略図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るパイロンの好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明における前・後は、航空機の飛行方向を基準にして特定されるものとする。
図1に示すように、本実施形態のパイロン50は、ターボファン式のエンジン20を支持して、航空機の翼10に取り付けられている。
パイロン50は、パイロン・ストラット11,リンク部材15および連結締結具P1を含んで構成されている。パイロン・ストラット11は、翼10の下面に、飛行方向の前方X(図1)に向けて延びるように設けられている。パイロン・ストラット11は、前後方向に直交する断面における形状が台形で、後方から前方に行くに従い、その断面積が漸次縮小している。
エンジン20は、飛行方向の前方Xに設けられるファン部20aと、ファン部20aの後方に設けられるエンジンコア部20bと、を備えている。ファン部20aは、断面円形のシュラウド21内にファンを内蔵している。また、エンジンコア部20bは、ファン部20aよりも小径な円筒状のハウジング22内に収容されているとともに、ファンを駆動するための機構を備えている。
エンジン20は、パイロン・ストラット11の下面に、ファン部20aが前部エンジンマウント30により取り付けられ、エンジンコア部20bが後部エンジンマウント40により取り付けられている。
そして、エンジン20およびパイロン・ストラット11は、パイロンフェアリング(図示せず)およびナセル23内に収容されている。
前部エンジンマウント30は、ボルト等の結合手段により、上面30aがパイロン・ストラット11の下面に固定され、下面30bがエンジン20のファン部20aのシュラウド21に固定されている。
後部エンジンマウント40は、エンジン20側に固定されたエンジン側マウント部材41と、パイロン・ストラット11側に固定されたストラット側マウント部材42とから形成されている。
ここで、エンジン側マウント部材41は、ボルト等の結合手段により、その下面41aがエンジン20のエンジンコア部20bのハウジング22の上面に固定されている。
また、エンジン側マウント部材41の上部には、補強ロッド45の一端45aが連結されている。この補強ロッド45は、他端45bが、エンジン20のエンジンコア部20bとファン部20aとの連結部近傍に連結されている。これにより、補強ロッド45は、エンジン20の前部側の支持を補強する。
さて、パイロン・ストラット11は、取り付け位置R1を取り付け基準点として、連結締結具P1(ピン接合機構)により翼10とピン接合されている。なお、取り付け位置R1、それに対応する連結締結具P1は、パイロン・ストラット11の幅方向の両側に設けられることもある。取り付け位置R2,R3についても同様である。また、パイロン・ストラット11は、取り付け位置R2,R3において、リンク部材15により、翼10とピン接合されている。こうしてパイロン・ストラット11は翼10に支持されている。
より具体的な接合構造を図2、図3に示す。
図2,図3(a)に示すように、取り付け位置R1においては、パイロン・ストラット11側の連結片11aと、翼10のフィッティング18側の連結片18aとを連結締結具P1によりピン接合している。
また、図2,図3(b),(c)に示すように、取り付け位置R2においては、パイロン・ストラット11側の連結片11bと、リンク部材15の連結片15cとを連結締結具P2により接合している。
図3(b)(c)に示すように、リンク部材15は、2つの溝形鋼15a,15bおよびその両端に設けられた連結片15cからなる。2つの溝形鋼15a,15bは、ウェブ同士で背中合わせに突き合わせられ、ボルト、ナット等の締結具(図示せず)により一体化されている。連結片15cには、2つの凹部15c1,15c2が設けられている。
また、連結片11bには、2つの連結突起11b1,11b2が設けられている。そして、この連結突起11b1,11b2は、各々、凹部15c1,15c2に入り込んだ状態で、連結締結具P2により、連結片11bと連結片15cとが接合される。この連結締結具P2は、溝形鋼15aと溝形鋼15bの各々に対応してリンク要素ごとに設けられている。
なお、連結片11bに凹部を設け、リンク部材15に連結突起を設けてもよい。
取り付け位置R3におけるフィッティング18とリンク部材15の接合構造も、以上で説明したパイロン・ストラット11とリンク部材15の接合構造と基本的には同様であり、フィッティング18の連結片18bとリンク部材15を連結締結具P3によりピン結合している。
本実施形態は、取り付け位置が、取り付け位置R1、取り付け位置R2、及び取り付け位置R3の3箇所であるが、取り付けの取り付け位置R1に対して、リンク部材15に関する取り付け位置R2,R3が近い。図4に示した従来の取り付け構造の場合、基準点となる取り付け位置111(取り付け位置R1に対応)に対して取り付け位置115a,115bが存在し、特に取り付け位置115bは取り付け位置111から遠い。したがって、本実施形態によると、図4の従来の取り付け構造に比べると、公差の集積を小さくできるので、パイロン・ストラット11を取り付ける際にプリロードを付与する必要がない。本実施形態では、フィッティング18に、取り付け位置R1(従来の取り付け位置111に対応)及び取り付け位置R3(従来の取り付け位置113bに対応)の2つの取り付け位置が存在しており、このことが、取り付け位置R1に対して、取り付け位置R2,R3が近いことを示す一つの根拠になる。
また、従来の構造が備えていた第2リンク115(図4)、さらには、第2リンク115と翼100の間に介在していたフィッティングが不要になるので、航空機の軽量化、部品点数削減によるコストダウンが可能になる。また、これらの部材が不要になるのに加えて、取り付け位置R3が取り付け位置R1よりも上方にあり、リンク部材15が連結片11aよりも上方に配置されるために、スペースが新たに確保されることになり、パイロン50の後部のフェアリングの内部等の艤装品への艤装性の向上がもたらされる。
一方、パイロン・ストラット11と翼10の取り付け構造における冗長性は、リンク部材15の構造により担保している。
つまり、リンク部材15を2つのリンク要素(溝形鋼15a,15b)から構成しているので、仮に、一方のリンク要素が損傷したとしても、健全な他方のリンク要素によりパイロン・ストラット11と翼10の取り付け状態を担保できる。リンク部材15と同様の形態のリンク部材は、H形鋼を用いれば作製できるが、単体としてのH形鋼では冗長性を担保できない。さらに、2つのリンク要素は、各々独立した連結締結具P2(図3(b))によりパイロン・ストラット11と接合されている。したがって、仮に、締結具の一方が損傷したとしても、健全な他方の締結具によりパイロン・ストラット11と翼10の取り付け状態を担保できる。
本実施形態の取り付け構造は、以上の通り、フェイルセーフ設計構造を採用しているため、従来の第2リンク115を省略しても、冗長性を確保できる。
以上本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記形態に限定されない。
例えば、リンク部材15は溝形鋼15a,15bを締結して構成されているが、締結することなく個別にパイロン・ストラット11と翼10の間に架設することもできる。ただし、本実施形態のリンク部材15のように締結して一体化することにより、パイロン・ストラット11と翼10の間に架設する作業の負担が小さい。例えば、リンク部材15が一体化されていると、連結締結具P2を挿入するための貫通孔を溝形鋼15a,15bに同時に形成できるので、溝形鋼15a,15bに個別に貫通孔を形成すると生じる貫通孔の公差が発生せず、組立公差が集積しにくい。さらに、一方の溝形鋼15aが損傷して破断したとしても、他方の溝形鋼15bに締結されているので、架設位置から脱落する危険性がない。
また、本実施形態によると、取り付け位置R1におけるピン接合と、リンク部材15による翼10側とのピン接合が、翼に属する共通のフィッティング18に対して行なわれているが、別々のフィッティングに行なわれることを許容する。ただし、共通のフィッティングに接合する方が、公差の集積をより小さくできるのに加えて、フィッティングを翼に取り付ける負担を軽減できるので好ましい。
さらに、本実施形態は、溝型鋼でリンク部材構成する例を示したが、リンク部材を構成する部材は溝型鋼に限らず、他の形態、例えばH形鋼、あるいは、山形鋼を組み合わせてリンク部材にすることもできる。また、炭素繊維複合材等、鋼材以外の素材も適用可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 翼
11 パイロン・ストラット
11a,11b,15c,18a,18b 連結片
11b1,11b2 連結突起
15a,15b 溝形鋼
15c1,15c2 受容凹部
20a ファン部
20b エンジンコア部
21 シュラウド
22 ハウジング
23 エンジンナセル
30 前部エンジンマウント
30a 上面
30b 下面
40 後部エンジンマウント
41 エンジン側マウント部材
41a 下面
42 ストラット側マウント部材
50 パイロン
110 パイロン・ストラット
113 第1リンク
113a,113b 取り付け位置
115 第2リンク
115a,115b 取り付け位置
P1,P2,P3 連結締結具
R1,R2,R3 取り付け位置

Claims (7)

  1. 航空機用エンジンを支持するパイロン・ストラットと、
    前記パイロン・ストラットと前記航空機の主翼とを連結するピン接合機構と、
    前記パイロン・ストラットと前記航空機の主翼との間に架設されるリンク部材とを備え、
    前記リンク部材は、
    複数の独立したリンク要素の集合で構成され、
    複数の前記独立したリンク要素は、
    各々の一部分が互いに突き合わせられて、互いに隣接して取り付けられ、及び、
    複数の前記独立したリンク要素は、
    前記パイロン・ストラットに別々に取り付けられる、
    ことを特徴とする航空機のパイロン。
  2. 前記リンク部材は、
    複数の前記リンク要素が締結されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の航空機のパイロン。
  3. 前記リンク部材は、
    前記パイロン・ストラット、及び、前記主翼に対して、
    それぞれ前記リンク要素ごとにピン接合により連結されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の航空機のパイロン。
  4. 前記ピン接合機構と前記主翼の連結、及び、前記リンク部材と前記主翼の連結は、
    前記主翼に属する共通のフィッティングに対して行なわれる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の航空機のパイロン。
  5. 前記リンク部材は、前記ピン接合機構の上方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の航空機のパイロン。
  6. 前記ピン接合機構の位置が、前記パイロン・ストラットを取り付ける基準位置である、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の航空機のパイロン。
  7. パイロンを備える航空機であって、
    前記パイロンは、エンジンを支持するパイロン・ストラットと、
    前記パイロン・ストラットと前記航空機の主翼とを連結するピン接合機構と、
    前記パイロン・ストラットと前記航空機の主翼との間に架設されるリンク部材と、を備え、
    前記リンク部材が、
    前記リンク部材は、
    複数の独立したリンク要素の集合で構成され、
    複数の前記独立したリンク要素は、
    各々の一部分が互いに突き合わせられて、互いに隣接して取り付けられ、及び、
    複数の前記独立したリンク要素は、
    前記パイロン・ストラットに別々に取り付けられる、
    ことを特徴とする航空機。
JP2013011746A 2013-01-25 2013-01-25 航空機のパイロン、及び、航空機 Active JP6114043B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013011746A JP6114043B2 (ja) 2013-01-25 2013-01-25 航空機のパイロン、及び、航空機
US14/162,044 US9499274B2 (en) 2013-01-25 2014-01-23 Aircraft pylon and aircraft

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013011746A JP6114043B2 (ja) 2013-01-25 2013-01-25 航空機のパイロン、及び、航空機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014141203A JP2014141203A (ja) 2014-08-07
JP6114043B2 true JP6114043B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=51422911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013011746A Active JP6114043B2 (ja) 2013-01-25 2013-01-25 航空機のパイロン、及び、航空機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9499274B2 (ja)
JP (1) JP6114043B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2981047B1 (fr) * 2011-10-06 2013-10-25 Aircelle Sa Ensemble propulsif d'aeronef
FR3032180B1 (fr) * 2015-01-30 2018-05-18 Airbus Operations Ensemble propulsif comportant un turboreacteur et un mat d'accrochage permettant une nouvelle distribution des efforts entre le turboreacteur et la voilure
FR3040076B1 (fr) * 2015-08-13 2017-08-11 Airbus Operations Sas Ensemble moteur pour aeronef comprenant une structure primaire de mat d'accrochage equipee d'une extension de caisson comprenant deux parties en forme globale d'arceau
US10597144B2 (en) * 2017-12-01 2020-03-24 Hadie Fotouhie Under the wing-mounted jet engine with pivotal swivel joint to produce directional thrust vectoring thru swivel angle
CN109455304B (zh) * 2018-11-30 2024-02-23 中国商用飞机有限责任公司北京民用飞机技术研究中心 一种飞机静不定吊挂结构
EP3663206B1 (en) * 2018-12-06 2023-09-06 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH An attachment for suspending an aircraft engine

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6095456A (en) * 1996-12-23 2000-08-01 The Boeing Company Strut-wing interface having dual upper links
US7083143B2 (en) * 2003-10-17 2006-08-01 The Boeing Company Apparatuses and methods for attaching engines and other structures to aircraft wings
FR2878229B1 (fr) * 2004-11-23 2008-04-18 Airbus France Sas Systeme de fixation d'un mat de moteur a l'aile d'un aeronef
FR2891252B1 (fr) * 2005-09-28 2007-10-26 Airbus France Sas Mat a ossature monolithique
FR2915178B1 (fr) * 2007-04-23 2009-07-10 Airbus France Sa Attache d'un caisson de mat sur une voilure, pincant un panneau lateral du caisson
JP5642379B2 (ja) * 2009-12-01 2014-12-17 三菱航空機株式会社 航空機のエンジンマウント、航空機

Also Published As

Publication number Publication date
US9499274B2 (en) 2016-11-22
US20150048201A1 (en) 2015-02-19
JP2014141203A (ja) 2014-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6114043B2 (ja) 航空機のパイロン、及び、航空機
JP5642379B2 (ja) 航空機のエンジンマウント、航空機
RU2435968C2 (ru) Задний узел подвески двигателя летательного аппарата со сдвоенной серьгой и силовая установка, содержащая такой узел
US8251311B2 (en) Attachment pylon for aircraft having a rear engine attachment beam offset from the caisson
JP4941999B2 (ja) 取り付けストラットと航空機のエンジンとの間に介在させられる搭載システムのエンジンファスナー
JP4951059B2 (ja) 航空機構成材
US8042342B2 (en) Engine assembly for aircraft comprising an engine as well as a device for locking said engine
US9328630B2 (en) Lateral propulsion unit for aircraft comprising a turbine engine support arch
US8789790B2 (en) Aircraft engine attachment pylon
US20130302157A1 (en) Adjustable engine mount
US10358226B2 (en) Assembly for an aircraft including a fitting secured to the upper surface of a wing box, for mounting an engine strut to said wing box
JP2009542518A (ja) 別々の2部品にマウントされる空力フェアリング接合部を備える航空機エンジン組立品
US20090108127A1 (en) Method for fixing an engine strut to an airplane wing
US11338929B2 (en) Forward engine attachment system for an aircraft engine comprising a direct coupling between the jet engine pylon and the engine
US9868543B2 (en) Assembly for an aircraft comprising an attachment pylon primary structure formed with three independent elements
JP5215157B2 (ja) 改善された設計の航空機用ジェットエンジンの中間ケーシング
US11465765B2 (en) Engine pylon for coupling a jet engine to a wing of an aircraft
US10647441B2 (en) Rear engine attachment for an aircraft engine
CN107021234B (zh) 包括呈钩环形式的后发动机附接件的飞行器的发动机组件
US11027852B2 (en) Assembly for aircraft comprising a primary mounting pylon structure fixed to an airfoil box using a bolted link
JP2013056662A5 (ja)
US9102413B2 (en) Fastening device particularly suitable for the fastening between an air intake and an engine of an aircraft nacelle

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6114043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150