JP6113376B2 - 医療用マニピュレータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、医療用マニピュレータシステムに関するものである。
従来、軟性内視鏡のチャネルを介して体内に導入される電動式の処置具の制御パラメータを、軟性内視鏡の湾曲状態に応じて変更する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1においては、軟性内視鏡の挿入部の先端の湾曲部を湾曲駆動するワイヤの張力や挿入部の歪み量を検出する歪みゲージを有するセンサによって検出された情報に基づいて、挿入部の湾曲状態を検出することとしている。
特許第4580973号公報
しかしながら、特許文献1のようにワイヤの張力により挿入部の湾曲状態を検出する方法では、使用に伴うワイヤの伸びや弛みが生じた場合に、湾曲状態を精度よく検出することが困難になる。また、特許文献1の方法は、歪みゲージを内視鏡の挿入部の各部に配置することも挿入部を大径化させ、かつ、複雑な信号処理を伴うので、装置の大型化や高コスト化に繋がり、好ましくない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、センサを用いることなく適正な制御パラメータを設定して、軟性マニピュレータを精度よく制御することができる医療用マニピュレータシステムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に設けられた可動部と、前記挿入部の基端に設けられ前記可動部を駆動する駆動部とを備える軟性マニピュレータと、操作者により操作され、前記軟性マニピュレータの動作指令を入力する操作入力部と、該操作入力部により入力された動作指令に基づいて前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記軟性マニピュレータにより処置を行う対象部位を特定するための処置部位特定情報を入力させる情報入力部と、前記処置部位特定情報に基づいて前記駆動部を制御するためのマスタスレーブスケール比を設定する情報制御部とを備え、前記駆動制御部が、前記情報入力部により入力された前記処置部位特定情報に基づいて前記情報制御部により設定されたマスタスレーブスケール比を用いて前記駆動部を制御し、前記マスタスレーブスケール比は前記挿入部の湾曲角の合計が大きくなる処置部位ほど大きくなる医療用マニピュレータシステムである。
本態様によれば、情報入力部により処置部位特定情報が入力されると、入力された処置部位特定情報を用いて情報制御部によりマスタスレーブスケール比が設定される。軟性マニピュレータの挿入部を体内に挿入し、先端の可動部を患部に近接させた状態として、操作入力部により動作指令を入力すると、駆動制御部は、設定されたマスタスレーブスケール比を用いて、操作入力部により入力された動作指令に従って駆動部を動作させる。これにより、軟性マニピュレータの先端の可動部が駆動され、患部の処置を行うことができる。
処置部位が特定されると、軟性マニピュレータの挿入経路がほぼ決定されるので、当該挿入経路に沿って挿入されたときの軟性マニピュレータの湾曲形状もほぼ決定される。そして、軟性マニピュレータの可動部が処置部位に到達した後には、軟性マニピュレータの湾曲形状は大きく変化することなく可動部が作動させられる。
したがって、処置部位を特定する情報によって、軟性マニピュレータの湾曲形状を一義的に想定することができ、当該湾曲形状に適したマスタスレーブスケール比を処置部位特定情報に基づいて設定することができる。すなわち、処置部位に適したマスタスレーブスケール比を用いることにより、軟性マニピュレータの先端に配置された可動部を基端に配置された駆動部によって精度よく制御することができる。そして、このような医療用マニピュレータシステムによれば、センサを用いることなく適正なマスタスレーブスケール比を用いて可動部を精度よく制御することができ、複雑な信号処理を回避し、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
上記態様においては、前記情報制御部が、前記処部位特定情報と前記マスタスレーブスケール比とを対応づけて記憶し、前記駆動制御部が、前記情報入力部により入力された前記処置部位特定情報に基づいて前記情報制御部から読み出したマスタスレーブスケール比を用いて前記駆動部を制御してもよい。
上記態様においては、前記挿入部よりも高い剛性を有し、前記挿入部を案内するガイド部材を備えていてもよい。
このようにすることで、より剛性の高いガイド部材を患者の体内に挿入し、該ガイド部材によって軟性マニピュレータの挿入を案内させることで、軟性マニピュレータを単独で体内に挿入する場合と比較して挿入経路のブレを低減し、選択されたマスタスレーブスケール比に基づく制御精度を向上することができる。
すなわち、柔らかい軟性マニピュレータは、単独で体腔内に挿入される場合には、挿入される体腔の細かい形状に倣うように挿入部をくねらせて処置部位まで挿入されるが、挿入部よりも剛性の高いガイド部材は、体腔の大まかな形状に従い、場合によっては体腔の形状を変化させながら、独自の剛性に従う曲率で処置部位まで挿入される。そして、そのようにして挿入されたガイド部材に沿って軟性マニピュレータを挿入するように案内させることにより、軟性マニピュレータは、体腔の細かい形状に影響されることなく、ガイド部材の形状に従って湾曲するので、挿入経路の変動を抑えて、駆動制御部により精度よく駆動部を制御することができる。これにより,本システムが想定し用意している湾曲形状に適したマスタスレーブスケール比に則した軟性マニピュレータ形状を形作ることができ、より精度よく可動部を制御することができる。
上記態様においては、前記処置部位特定情報が、処置部位名を含んでいてもよい。
このようにすることで、操作者が処置部位名を入力するだけで、処置部位を特定することができ、簡易に適正なマスタスレーブスケール比を読み出して精度よく制御することができる。処置部位名としては臓器名の他、臓器の各部に設定された記号,部位を示した絵等であってもよい。
上記態様においては、前記処置部位名が、臓器名であってもよい。
このようにすることで、小さい臓器の場合には、認識し易い臓器名によって処置部位を特定することができ、簡易に適正なマスタスレーブスケール比を読み出して駆動部を精度よく制御することができる。
上記態様においては、前記処置部位名が、臓器名および挿入深さに応じて区画されたセクション名であってもよい。
このようにすることで、臓器が大きい場合に、臓器内の処置部位をさらに細かく特定することができ、それに応じてマスタスレーブスケール比の設定をさらに細かく行うことができる。
上記態様においては、前記処置部位特定情報が、患者の体内への前記挿入部の挿入長さであってもよい。
このようにすることで、情報入力部に入力された挿入部の挿入長さにより、想定される経路に沿って挿入された場合の軟性マニピュレータの先端位置を処置部位として特定することができる。
上記態様においては、前記処置部位特定情報が、処置部位名および患者の体内への前記挿入部の挿入長さであってもよい。
このようにすることで、処置部位名により処置部位を特定し、挿入長さによって、特定された処置部位内のさらに細かい範囲を特定することができる。例えば、処置部位名によって特定された処置部位が湾曲部分に存在する場合、挿入長さが変化すると湾曲角が変化する。したがって、挿入長さによってマスタスレーブスケール比を補正することができ、より綿密に駆動部を制御することができる。
本発明によれば、センサを用いることなく適正な制御パラメータを設定してマニピュレータを精度よく制御することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る医療用マニピュレータシステムを示す全体構成図である。 図1の医療用マニピュレータシステムに備えられる軟性マニピュレータを示す斜視図である。 図1の医療用マニピュレータシステムのマニピュレータ制御装置に備えられる情報記憶部に記憶されているデータ例を示す図である。 図3の軟性マニピュレータを、下行結腸まで挿入した状態の湾曲角を示す図である。 図3の軟性マニピュレータを、横行結腸まで挿入した状態の湾曲角を示す図である。 図3の軟性マニピュレータを、上行結腸まで挿入した状態の湾曲角を示す図である。 図3の情報記憶部に記憶されているデータ例の変形例を示す図である。 図5の横行結腸を処置部位として指定する場合の変形例を示す図である。 胃の各部を処置部位として指定する場合の変形例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1は、例えば、図1に示されるように、操作者Aにより操作される操作入力装置(操作入力部)2と、患者Pの体腔内に挿入される軟性マニピュレータ3と、操作入力装置2への操作入力に基づいて軟性マニピュレータ3を制御する軟性マニピュレータ制御装置4と、モニタ5とを備えている。
操作入力装置2は、操作者Aの手指で操作されるレバー(図示略)を有している。この操作入力装置2は、後述する軟性マニピュレータ3の挿入部6の先端に配置されている把持部(可動部)7と同一の軸構成を有する略相似形の入力装置であって、把持部7と比較すると、例えば、10倍程度のスケール比を有している。操作入力装置2は、把持部7と相似形でなくてもよいし、スケール比も10倍に限られるものではない。
軟性マニピュレータ3は、図2に示されるように、患者Pの体腔内に挿入される軟性内視鏡のチャネル、あるいはオーバーチューブ(ガイド部材)10等を経由して、あるいは直接、患者Pの体腔内に挿入される挿入部6と、該挿入部6の先端に配置される把持部7と、挿入部6の基端に配置される駆動部8と、駆動部8と把持部7とを連結し、張力によって把持部7を動作させるワイヤ9とを備えている。
把持部7は、例えば、把持鉗子であり、ワイヤ9の張力によって開閉動作させられるようになっている。本実施形態では説明を簡単にするために、把持部7が単一の軸を有することとして説明する。把持部7は複数の関節を有していてもよい。
駆動部8は、モータ15と、モータ15の駆動力をワイヤ9の張力に変換するプーリのような変換機構11とを備えている。
ワイヤ9は、挿入部6内に形成された経路に沿って配置され、モータ15によって発生した駆動力から変換機構11によって変換された張力を把持部7まで伝達するようになっている。
軟性マニピュレータ制御装置4は、図2に示されるように、処置を行う対象部位を特定するための処置部位特定情報を入力する情報入力部12と、該情報入力部12により入力される処置部位特定情報と制御パラメータとを対応づけて記憶する情報記憶部(情報制御部)13と、操作入力装置2への操作入力に基づいて軟性マニピュレータ3を制御する制御部(駆動制御部)14とを備えている。
情報入力部12は、処置すべき部位を特定するための処置部位特定情報を操作者Aが入力する入力装置である。入力する処置部位特定情報としては、本実施形態では、処置部位名を用いている。操作入力装置2は、例えば、処置すべき部位の候補を文字または画像によりモニタ5に表示し、操作者Aにいずれかの候補を選択させることにより処置部位特定情報を入力させるようになっている。
情報記憶部13は、図3に示されるように、複数の処置部位名と各処置部位を処置するのに適した駆動部8の制御パラメータP1〜P3とを対応づけて記憶している。
制御パラメータP1〜P3としては、マスタスレーブスケール比が挙げられる。マスタスレーブスケール比は、操作入力装置2の操作量に対して、把持部7の動作量をどの程度にするのかを決定するパラメータである。
軟性マニピュレータ3の挿入部6が真っ直ぐに延びている場合には、マスタスレーブスケール比を0.1に設定することにより、操作入力装置2のレバーを10mm移動させると、把持部7の開閉量を1mmとすることができる。また、例えば、マスタスレーブスケール比を0.2に設定することにより、操作入力装置2のレバーを10mm移動させると、把持部7の開閉量が2mmとなるので、操作者Aは、同じ1mmの開閉量を達成するために操作入力装置2のレバーを5mm移動させればよいことになる。
ここで、軟性マニピュレータ3の挿入部6が真っ直ぐに延びている場合には、軟性マニピュレータ3の挿入部6内に形成された経路とワイヤ9との摩擦が最も少なく、操作入力装置2に加えた力は、そのままワイヤ9にかかる張力として把持部7まで伝達される。したがって、この場合、マスタスレーブスケール比が0.1であれば、操作入力装置2と把持部7との実際のスケール比と一致しているので、例えば、内視鏡画像で把持部7を確認しながら、操作入力装置2により直感的な操作を行うことができる。
しかし、軟性マニピュレータ3の挿入部6が湾曲している場合には、各湾曲部分において、挿入部6内に形成された経路とワイヤ9との間の摩擦が発生し、湾曲部分の角度(湾曲角)の合計が大きいほど、摩擦が大きくなる。このため、操作入力装置2に加えた力が把持部7まで伝達されにくく、マスタスレーブスケール比が0.1のままでは、操作入力装置2のレバーを10mm移動させても、ワイヤ9の伸びによって把持部7の開閉量が1mmより小さくなる。
したがって、挿入部6の湾曲角の合計が大きくなるに従って大きくなるようなマスタスレーブスケール比を制御パラメータとして記憶しておくことにより、処置部位の位置に関わらず、操作入力装置2に対する同じ操作指令によって同じだけの把持部7の開閉量を達成することができるようになる。
ここで、処置部位が特定されると、軟性マニピュレータ3の挿入経路がほぼ決定されるので、当該挿入経路に沿って挿入されたときの軟性マニピュレータ3の挿入部6の湾曲形状、すなわち、湾曲角の合計の大きさもほぼ決定される。そして、軟性マニピュレータ3の把持部7が処置部位に到達した後には、挿入部6の湾曲形状は大きく変化することなく、先端の把持部7のみが作動させられる。
したがって、処置部位が決定されると、該処置部位を把持部7により処置するための最適な制御パラメータは一義的に決定することができる。そして、そのような制御パラメータが処置部位と対応づけて情報記憶部13に記憶されているので、処置部位名の入力だけで、把持部7を精度よく制御可能な制御パラメータを設定することができる。
制御パラメータは、例えば、一般的な人体モデルの解剖学的構造から、各部位まで体腔内を体腔形状に倣って挿入部6が挿入される場合の挿入経路を予め想定しておき、想定された挿入経路に含まれる1以上の湾曲部分の湾曲角θの合計が大きくなるほど大きくなるように設定されている。
例えば、図4〜図6に示されるように、臓器として大腸の内、下行結腸、横行結腸あるいは上行結腸の処置を行う場合を例示して説明する。
図4に示されるように、処置部位が下行結腸である場合には、肛門から下行結腸に至るまでの2つの湾曲部分の湾曲角θ,θの合計θallは、θall=θ+θである。
図5に示されるように、処置部位が横行結腸である場合には、さらに1つの湾曲部分を通過する必要があり、湾曲角の合計θallは、θall=θ+θ+θである。
さらに、図6に示されるように、処置部位が上行結腸である場合には、横行結腸から上行結腸に至るまでにさらに1つの湾曲部分を通過する必要があり、湾曲角の合計θallは、θall=θ+θ+θ+θである。
オイラーの式によれば、湾曲部分を挟む前後のワイヤ9にかかる張力Tin,Toutには、以下の関係がある。
out=Tinμθ
ここで、μはワイヤ9の摩擦係数、θは湾曲角である。
また、張力Tin,Toutの差分により、ワイヤ9が伸ばされるので、
Kdx=Tout−Tin
ここで、Kはワイヤ9のバネ定数、dxはワイヤ9の伸びである。
この式を整理すると、
dx=(Tin(eμθ−1))/K
となり、ワイヤ9の伸びは湾曲角の関数であり、曲率半径には依存しないことがわかる。
すなわち、軟性マニピュレータ3の挿入部6は、体腔内に挿入されると体腔の形状に倣って種々の曲率半径で湾曲させられることとなるが、この場合の曲率半径はワイヤ9の伸びに関わりがない。したがって、制御パラメータは湾曲角の合計のみによって決定することができる。
制御部14は、情報記憶部13から読み出された制御パラメータを用いて、操作入力装置2において操作者Aにより入力された動作指令に基づいて、軟性マニピュレータ3の駆動部8に対する制御信号を生成するようになっている。例えば、操作入力装置2のレバーを10mm移動させる動作指令によって軟性マニピュレータ3の把持部7を1mm開閉したい場合に、挿入部6が真っ直ぐに延びた状態では、制御パラメータとしてのマスタスレーブスケール比を0.1とし、挿入部6の湾曲角の合計θallが大きくなる処置部位ほど、大きなマスタスレーブスケール比が設定される。これにより、挿入部6の湾曲状態がどのような状態であっても、操作入力装置2のレバーを10mm移動させる動作指令によって軟性マニピュレータ3の把持部7を1mm開閉させることができるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る軟性マニピュレータ3を用いて患者Pの体腔内に位置する患部を処置するには、操作者Aは、まず、情報入力部12から患部が位置する処置部位名、例えば、臓器名を入力する。例えば、情報入力部12は、モニタ5に複数の臓器名が表示され、操作者Aがいずれかの臓器名を選択することにより、処置部位名としての臓器名が入力される。
臓器名が入力されると、制御部14は、入力された臓器名をキーとして情報記憶部13内を検索し、該臓器名に対応して記憶されている制御パラメータを読み出して設定する。
この状態で、操作者Aが操作入力装置2を操作して駆動部8の動作指令を入力すると、制御部14は、入力された動作指令に従って駆動部8を制御する制御信号を生成し、生成した制御信号を駆動部8に対して出力する。
この場合に、制御部14は、情報記憶部13から読み出してきた制御パラメータを用いて制御信号を生成する。すなわち、上記の例において、操作入力装置2において入力された動作指令がレバーを10mm移動させるものであり、読み出されてきた制御パラメータとしてのマスタスレーブスケール比が0.1である場合には、駆動部8に対する制御信号は、挿入部6が真っ直ぐに延びた場合の把持部7を1mm開閉させるものとなる。
一方、読み出されてきた制御パラメータとしてのマスタスレーブスケール比が0.2である場合には、挿入部6の挿入経路が湾曲しているために操作入力装置2により多くの操作量が必要となるものであり、上記の2倍の制御パラメータとなっている。そして、この大きなマスタスレーブスケール比を用いることにより、この場合も、駆動部8に対する制御信号は、把持部7を1mm開閉させるものとなる。
このように、本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1によれば、処置部位特定情報として臓器名を入力するだけで、該臓器名によって特定される処置部位を把持部7によって処置するための駆動部8の適正な制御パラメータが設定されるので、挿入部6にその湾曲状態を検出するためのセンサを設ける必要が無く、複雑な信号処理を回避し、装置の小型化および低コスト化を図ることができるという利点がある。
本実施形態においては、処置部位を特定するための処置部位特定情報として、処置部位である臓器名を選択させることとしたが、処置部位としては具体的な臓器に限られるものではなく、臓器に対応づけて規定された記号等であってもよい。また、表示された臓器名を選択することに代えて、画像表示された臓器を選択することにしてもよい。
また、本実施形態においては、処置部位名として臓器名を入力することとしたが、これに加えて、図7に示されるように、同一臓器内においても挿入部6の挿入深さの大小によって湾曲角が変化する臓器については、挿入深さによって区画されるセクション名(例えば、レベル1,レベル2,レベル3等)を併用してもよい。
すなわち、図8に示されるように、下行結腸から横行結腸に至る湾曲部分の途中位置に処置部位を指定したい場合に、下行結腸から湾曲角θ2−1だけ湾曲した先の部位を横行結腸のレベル1として設定し、さらに湾曲角θ2−2だけ湾曲した先の部位を横行結腸のレベル2として設定し、さらに湾曲角θ2−3だけ湾曲した先の部位を横行結腸のレベル2として設定してもよい。このようにすることで、より細かく処置部位を特定することができ、かつ、細かく特定された処置部位毎に細かく制御パラメータを設定できる。これにより、把持部7の制御精度を向上することができる。
また、本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1においては、軟性マニピュレータ3の挿入部6を貫通させるチャネルを有する内視鏡あるいはオーバーチューブ(ガイド部材)10を備えていてもよい。内視鏡あるいはオーバーチューブ10は一般に、軟性マニピュレータ3の挿入部6よりも太く剛性が高い。したがって、内視鏡あるいはオーバーチューブ10を体腔内に挿入すると、内視鏡あるいはオーバーチューブ10の剛性に従う曲率で湾曲するので、体腔の細かな形状に左右されることなく、体腔の大まかな形状に倣って、あるいは、部分的に体腔の形状を倣わせるようにして挿入される。
すなわち、軟性マニピュレータ3の柔らかい挿入部6は、単独で体腔内に挿入される場合には、挿入される体腔の細かい形状に倣うように挿入部6をくねらせて処置部位まで挿入されるが、挿入部6よりも剛性の高い内視鏡あるいはオーバーチューブ10は、体腔の大まかな形状に従い、場合によっては体腔の形状を変化させながら、独自の剛性に従う曲率で処置部位まで挿入される。そして、そのようにして挿入された内視鏡のチャネルあるいはオーバーチューブ10に沿って挿入部6を挿入するように案内させることにより、挿入経路の変動を抑えて、制御部14により精度よく駆動部8を制御することができるという利点がある。
また、内視鏡やオーバーチューブ10に代えて、軟性マニピュレータ3の挿入部6に沿って固定されるワイヤ9のような部材をガイド部材として採用してもよい。
また、本実施形態においては、処置部位として大腸の各部を例示したが、これに代えて、口鼻腔や動脈等の血管等の大腸以外の臓器に適用してもよいことは言うまでもない。
また、大腸等のように軟性マニピュレータ3の挿入部6の湾曲形状が大まかに決定できる臓器の他、胃や膀胱のように内部に広い空間を有し、挿入部6が複数の湾曲形状をとり得る臓器であっても、図9に示されるように、挿入方向と処置部位Bとの関係から空間内での湾曲形態をある程度決定できる。したがって、この場合にも、本発明を同様に適用することができる。
また、本実施形態においては、情報入力部12において、操作者Aに、臓器名の入力等によって処置部位を特定させることとしたが、これに代えて、軟性マニピュレータ3の挿入部6の体腔内への実際の挿入量(挿入長さ)を入力させることにしてもよい。挿入量は、軟性マニピュレータ3の挿入部6の外面、あるいは、内視鏡やオーバーチューブ10を用いる場合には、図2に示されるように、それらの外面に設けられた目盛りMによって読み取ることができ、操作者Aが読み取った数値を入力することにすればよい。この場合に、情報記憶部13には、挿入量の範囲と制御パラメータとを対応づけて記憶しておけばよい。また、数値の入力は、キーボード入力の他、ダイヤル入力でもよい。
また、挿入量を入力させる場合に、例えば、処置部位が、下行結腸と横行結腸との間の湾曲部分に配置されている場合、挿入部6の湾曲角の合計は挿入量とともに増加する。このような場合には、入力された挿入量に基づいて、湾曲角を算出し、算出された湾曲角に基づいて制御パラメータを算出することにしてもよい。あるいは、入力された挿入量に基づいて最適な制御パラメータを算出できるようにしてもよい。これにより、挿入量あるいは湾曲角度に応じて制御パラメータを最適な値に変化させることができ、より綿密な制御を行うことができる。また、処置部位特定情報として挿入量に限らず、湾曲角度が特定できるような入力情報、例えば、患者PのX線画像から読み取った(算出した)湾曲角度情報等を基に、制御パラメータを変化させてもよい。
また、情報記憶部13に、処置部位名と制御パラメータとを対応づけて記憶することとしたが、これに代えて、処置部位名と湾曲角度の合計値とを対応付けて記憶しておき、制御部14が、処置部位名をキーとして読み出された湾曲角度の合計値に基づいて制御パラメータを算出してもよい。
特に、個人差により臓器の形状が異なる場合には、制御部14は、異なる部分による湾曲角度を補正した湾曲角度の合計値を算出し、算出された湾曲角度の合計値に基づいて制御パラメータを算出してもよい。例えば、αループを有する患者Pの場合には、αループ分の湾曲角度を加算する補正を施すことにすればよい。
1 医療用マニピュレータシステム
2 操作入力装置(操作入力部)
3 軟性マニピュレータ
6 挿入部
7 把持部(可動部)
8 駆動部
9 ワイヤ(ガイド部材)
10 オーバーチューブ(ガイド部材)
12 情報入力部
13 情報記憶部(情報制御部)
14 制御部(駆動制御部)
A 操作者

Claims (8)

  1. 細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に設けられた可動部と、前記挿入部の基端に設けられ前記可動部を駆動する駆動部とを備える軟性マニピュレータと、
    操作者により操作され、前記軟性マニピュレータの動作指令を入力する操作入力部と、
    該操作入力部により入力された動作指令に基づいて前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記軟性マニピュレータにより処置を行う対象部位を特定するための処置部位特定情報を入力させる情報入力部と、
    前記処置部位特定情報に基づいて前記駆動部を制御するためのマスタスレーブスケール比を設定する情報制御部とを備え、
    前記駆動制御部が、前記情報入力部により入力された前記処置部位特定情報に基づいて前記情報制御部にて設定したマスタスレーブスケール比を用いて前記駆動部を制御し、前記マスタスレーブスケール比は前記挿入部の湾曲角の合計が大きくなる処置部位ほど大きくなる医療用マニピュレータシステム。
  2. 前記情報制御部が、前記処部位特定情報と前記マスタスレーブスケール比とを対応づけて記憶し、
    前記駆動制御部が、前記情報入力部により入力された前記処置部位特定情報に基づいて前記情報制御部から読み出したマスタスレーブスケール比を用いて前記駆動部を制御する請求項1に記載の医療用マニピュレータシステム。
  3. 前記挿入部よりも高い剛性を有し、前記挿入部を案内するガイド部材を備える請求項1または請求項2に記載の医療用マニピュレータシステム。
  4. 前記処置部位特定情報が、処置部位名を含む請求項1または請求項2に記載の医療用マニピュレータシステム。
  5. 前記処置部位名が、臓器名である請求項4に記載の医療用マニピュレータシステム。
  6. 前記処置部位名が、臓器名および挿入深さに応じて区画されたセクション名である請求項4に記載の医療用マニピュレータシステム。
  7. 前記処置部位特定情報が、患者の体内への前記挿入部の挿入長さである請求項1または請求項2に記載の医療用マニピュレータシステム。
  8. 前記処置部位特定情報が、処置部位名および患者の体内への前記挿入部の挿入長さである請求項1または請求項2に記載の医療用マニピュレータシステム。
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