JP6112124B2 - Cdq設備の巻上機集塵フード - Google Patents

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本発明は、CDQ設備(コークス乾式消火設備)の巻上機に設置された集塵フードに関するものである。
CDQ設備では、赤熱コークスを冷却塔に投入し、窒素ガスを循環させて赤熱コークスと熱交換を行い、熱交換後の窒素ガスからボイラで熱回収を行う。
その際に、図3に縦断面図、図4に図3のX−X矢視図を示すように、赤熱コークスを搭載したバケット8を巻上機9で吊り上げて冷却塔(図示せず)の上部まで移送し、バケット8の下面8cを開放して、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する。
そして、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入した時に発生した粉塵ガスは大気よりも温度が高いため上昇しようとするので、その粉塵ガスを捕集するために、バケット8の上面8aと側面8bを巻上機集塵フード1X(以下、単に「集塵フード1X」ともいう)で覆う。なお、集塵フード1Xの側面1bには、集塵機(図示せず)に向かう集塵ダクト2が接続されている。
これによって、図3において、矢印11で粉塵ガスの流れを示すように、粉塵ガスはバケット8と集塵フード1Xの隙間を上昇し、集塵ダクト2へと吸引される。
ただし、図3に示すように、集塵フード1Xの上面1aには、巻上機9のワイヤ9aを貫通させるためのワイヤ貫通用開口部3が設けられており、そのワイヤ貫通用開口部3から粉塵ガスが漏洩するという問題がある。
集塵ダクト2への吸引動力や吸引風量を大きくしても、ワイヤ貫通用開口部3からの粉塵ガスの漏洩を抑制することは容易ではない。
そこで、特許文献1では、集塵フードの上部にワイヤ貫通用開口部を覆うシールボックスを取り付け、そのシールボックスに吸気ダクトを接続して、ワイヤ貫通用開口部から漏洩した粉塵ガスを回収する方法が提案されている。
特開平9−530790号公報
しかしながら、特許文献1のように、集塵フードの上部にシールボックスを取り付けるには、そのためのスペースが必要となるが、集塵フードの上部には巻上機のウインチ等が設置された機械室が据え付けられており、シールボックスを取り付けるためのスペースを確保するのは容易ではない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、CDQ設備の巻上機に設置された集塵フードとして、集塵フードの上面に設けられているワイヤ貫通用開口部からの粉塵ガスの漏洩を容易に抑制することができるCDQ設備の巻上機集塵フードを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を備えている。
{1}CDQ設備において、巻上機で吊り上げられたバケットから赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際に発生する粉塵ガスを捕集するために巻上機に設置された集塵フードであって、当該集塵フードの側面に、粉塵ガスを吸引するための集塵ダクトが接続されているとともに、当該集塵フードの前記集塵ダクトが接続されている側面と対向する側面の内面に、粉塵ガスを前記集塵ダクトの方向に誘導するための邪魔板が取り付けられていることを特徴とするCDQ設備の巻上機集塵フード。
{2}集塵フードの側面への集塵ダクトの接続部において集塵ダクトの中心が位置する高さ位置は、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面の高さ位置から0〜1000mm上方であるとともに、邪魔板の下面が位置する高さ位置は、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面の高さ位置から100〜1000mm上方であることを特徴とする前記[1]に記載のCDQ設備の巻上機集塵フード。
本発明に係るCDQ設備の巻上機集塵フードにおいては、集塵フードの上面に設けられているワイヤ貫通用開口部からの粉塵ガスの漏洩を容易に抑制することができる。
本発明の一実施形態における巻上機集塵フードを示す縦断面図である。 図1のA−A矢視図である。 従来の巻上機集塵フードを示す縦断面図である。 図3のX−X矢視図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における巻上機集塵フード1A(以下、単に「集塵フード1A」ともいう)を示す縦断面図であり、図2は図1のA−A矢視図である。
図1、図2に示すように、この実施形態における巻上機集塵フード1Aの基本的な構成は、図3、図4に示した従来の巻上機集塵フード1Xと同じである。
すなわち、この実施形態における巻上機集塵フード1Aは、CDQ設備において、巻上機9で吊り上げられたバケット8から赤熱コークスを冷却塔(図示せず)に落下・装入する際に発生する粉塵ガスを捕集するために巻上機9に設置された集塵フードである。
そして、集塵フード1Aの側面1bに、粉塵ガスを吸引するための集塵ダクト2が接続されている。その集塵ダクト2の集塵フード1Aの側面1bへの接続部において、集塵ダクト2の中心の高さ位置は、バケット8から赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面8aの高さ位置以上の高さ位置になっている。
その上で、この実施形態における巻上機集塵フード1Aは、集塵ダクト2が接続されている側面1bと対向する側面1cの内面に、粉塵ガスを集塵ダクト2の方向に誘導するための邪魔板4が取り付けられている。この邪魔板4の下面の高さ位置は、バケット8から赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面8aの高さ位置を越える高さ位置になっている。
これによって、この実施形態の集塵フード1Aにおいては、図1において、矢印11で粉塵ガスの流れを示すように、従来の集塵フード1Xではワイヤ貫通用開口部3から漏洩していた粉塵ガスが、邪魔板4によって集塵ダクト2の方向に誘導されて、集塵ダクト2に吸引されるようになる。
ここで、集塵フード1Aの側面1bへの集塵ダクト2の接続位置については、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面8aの高さ位置から集塵ダクト2の中心の高さ位置までの距離Haが0〜1000mmとなるようにし、集塵フード1Aの側面1cへの邪魔板4の取り付け位置については、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面8aの高さ位置から邪魔板4の下面の高さ位置までの距離Hbが100〜1000mmとなるようにするのが好ましい。
また、邪魔板4の大きさについは、巻上機9(特に、ワイヤ9a)と干渉しない範囲で、少なくとも、集塵フード1Aの側面1cとバケット8の側面8bとの隙間の上方全体を覆う大きさとすればよい。
なお、邪魔板4は、水平方向に取り付けるだけでなく、集塵ダクト2の方向に向かって傾斜角度を持たせて取り付けてもよい。例えば、水平方向に対して、−30°〜30°の傾斜角度である。その場合は、距離Hbは邪魔板4全体での平均値とすればよい。
このようにして、この実施形態の巻上機集塵フード1Aにおいては、集塵フード1Aの上面1aに設けられているワイヤ貫通用開口部3からの粉塵ガスの漏洩を容易に抑制することができる。
すなわち、この実施形態の巻上機集塵フード1Aで用いる邪魔板4は、設置スペースの確保が容易であり、前記特許文献1のシールボックスのような、設置スペースの確保が困難な部材ではない。したがって、既設のCDQ設備への適用が容易である。また、邪魔板4によって粉塵ガスが集塵ダクト2の方向に誘導されるので、集塵ダクト2の吸引動力や吸引風量を大きくしなくても済み、省エネ効果も得られる。
本発明の実施例として、本発明の効果を確認するためのオフラインモデル実験を実施した。なお、実験モデルは実機の1/10スケールであったが、ここでは実機に換算した値で示す。
本発明例として、図1、図2に示した本発明の一実施形態における集塵フード1Aを用いた。また、従来例として、図3、図4に示した従来の集塵フード1Xを用いた。
本発明例と従来例において、集塵フードの高さHは7200mm、集塵フードの幅Waは7800mm、集塵フードの幅Wbは6500mm、集塵ダクトの集塵フードへの接続部の幅Wdは7000mm、集塵ダクトの集塵フードへの接続部の高さHdは600mm、集塵フードの側面とバケットの側面との隙間Wcは1000mm、吸引風量は700m/minとした。また、本発明例において、邪魔板の幅Bは2000mmとした。
そして、粉塵ガスを発煙筒からの煙で模擬し、バケット上面の高さ位置から集塵ダクトの中心の高さ位置までの距離Haと、バケット上面の高さ位置から邪魔板の下面の高さ位置までの距離Hbを変化させて、ワイヤ貫通用開口部からの粉塵ガス(発煙筒からの煙)の漏洩量を測定した。
その測定結果を表1に示す。なお、表1では、◎:粉塵ガスの漏洩は無し、○:粉塵ガスの漏洩量が従来例より大幅に減少、△:粉塵ガスの漏洩量が従来例より若干減少、×:粉塵ガスの漏洩量が従来例と同じ、として示した。
表1に示すように、本発明例では、従来例に比べて漏洩量が減少しており、特に、集塵ダクトの中心の高さ位置までの距離Haが0〜1000mmで、邪魔板の下面の高さ位置までの距離Hbが100〜1000mmの場合に、大きな効果が得られている。
これによって、本発明の有効性が確認された。
Figure 0006112124
1A 集塵フード
1X 集塵フード
1a 集塵フードの上面
1b 集塵フードの側面
1c 集塵フードの側面
2 集塵ダクト
3 ワイヤ貫通用開口部
4 邪魔板
8 バケット
8a バケットの上面
8b バケットの側面
8c バケットの下面
9 巻上機
9a 巻上機のワイヤ
11 粉塵ガスの流れ

Claims (2)

  1. CDQ設備において、巻上機で吊り上げられたバケットから赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際に発生する粉塵ガスを捕集するために巻上機に設置された集塵フードであって、当該集塵フードの側面に、粉塵ガスを吸引するための集塵ダクトが接続されているとともに、当該集塵フードの前記集塵ダクトが接続されている側面と対向する側面の内面に、粉塵ガスを前記集塵ダクトの方向に誘導するための邪魔板が取り付けられていることを特徴とするCDQ設備の巻上機集塵フード。
  2. 集塵フードの側面への集塵ダクトの接続部において集塵ダクトの中心が位置する高さ位置は、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面の高さ位置から0〜1000mm上方であるとともに、邪魔板の下面が位置する高さ位置は、赤熱コークスを冷却塔に落下・装入する際のバケット上面の高さ位置から100〜1000mm上方であることを特徴とする請求項1に記載のCDQ設備の巻上機集塵フード。
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