JP6108788B2 - 海上無線装置及び録音データ処理方法 - Google Patents

海上無線装置及び録音データ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、主要には、船舶等に設置される海上無線装置の構成に関する。
従来から、船舶同士、又は船舶と港とで音声通話を行うための海上無線装置が知られている。海上無線装置では、音声通話を自動的に録音して録音データを記憶しておくことが良く行われる。
従来では、音声通話の終了時に録音を自動的に停止させるために、例えば送受信する音声の信号レベルを検出する装置が用いられる。この装置が一定時間以上、所定以上の信号レベルの音声を検出しなかった場合、録音は停止される。
また、特許文献1では、以下のようにして、録音の開始及び停止を自動的に行う。特許文献1の海上無線装置は、通信相手からの信号を受信する受信機と、通信相手へ信号を送信する送信機と、録音制御部と、を備える。
録音制御部は、通信相手から信号を受信したときに、内部からスケルチ信号を受信する。録音制御部は、通信相手への信号が送信されるときに、内部からプレス信号を受信する。また、録音制御部は、スケルチ信号又はプレス信号を受信したタイミングで、録音を開始する。その後、録音制御部は、一定時間以上(タイマで計測)、スケルチ信号又はプレス信号を受信しない場合、録音を停止する。このように、スケルチ信号、プレス信号、及びタイマ等を用いることにより、無音部分が少なくなるように録音を行うことができる。
特開昭58−164332号公報
ところで、特許文献1の構成であっても、音声ファイルである録音データはデータ量が大きいので、記憶部の記憶容量を使い切ってしまうことがある。この場合、通常は古い録音データが削除され、新たな録音データが記憶される。
しかし、古い録音データが不要とは限らないため、必要な録音データが自動的に削除されてしまうことがある。そのため、ユーザは、定期的に記憶部を整理して不要な録音データを削除しなければならない。この処理は、ユーザにとって負担となっていた。
また、海上無線装置では音声通話毎(又は発言毎)に録音データが作成される。従って、多くの録音データをまとめて取り扱う方法が望まれていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、音声通話の録音データを効率的に取り扱う海上無線装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の海上無線装置が提供される。即ち、この海上無線装置は、呼出し部と、応答部と、通信確立部と、通話処理部と、通話記憶部と、条件記憶部と、録音データ処理部と、を備える。前記呼出し部は、通信の開始を要求する呼出し情報を送信するとともに、当該呼出し情報に音声通話が重要であることを示す情報を含める。前記応答部は、通信相手が送信した呼出し情報に対して、応答情報を送信する。前記通信確立部は、通信相手から前記応答情報を受信し、当該通信相手との通信を確立させる。前記通話処理部は、前記通信確立部が通信を確立させた通信相手との音声通話を実行する。前記通話記憶部は、前記通話処理部が実行した音声通話を録音データとして記憶する。前記条件記憶部は、通信相手が送信した前記呼出し情報に、音声通話が重要であることを示す情報が含まれているか否かを含む、録音データに関する所定のデータ処理条件を記憶する。前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に応じて、録音データに関する処理を異ならせる。
これにより、例えばユーザの利用形態又は要望に応じたデータ処理条件を設定することで、音声通話の録音データに対して適切な処理を行うことができる。
前記の海上無線装置においては、前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に応じて、1回の発言毎の録音データを作成するか、一度の通信で行われる発言をまとめた録音データを作成するかを切り替えることが好ましい。
これにより、適切なデータ処理条件を設定することで、例えば録音後に不要な発言を選択して削除するタイプの通話については、1回の発言毎の録音データを作成することができる。一方、発言毎の削除を行わないタイプの通話については、一度の通信で行われる発言をまとめた録音データを作成することができる。
前記の海上無線装置においては、前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致した録音データと、当該データ処理条件に合致しない録音データと、で録音データの削除の優先度を異ならせることが好ましい。
これにより、適切なデータ処理条件を設定することで、重要な音声通話が自動的に削除されることを防止できる。従って、録音データを選択して削除するというユーザの手間を省くとともに、人為的ミスによって重要な録音データが削除されてしまう事態を回避できる。
前記の海上無線装置においては、前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致した録音データと、当該データ処理条件に合致しない録音データと、で録音データを前記通話記憶部に記憶する際に行う処理を異ならせることで、録音データの削除の優先度を異ならせることが好ましい。
これにより、録音データ処理部は、例えば、重要な録音データに付随情報を付して記憶したり、記憶先のフォルダを分けたりする。従って、ユーザは、それぞれの録音データの重要性を一見して把握することができる。
前記の海上無線装置においては、前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致するか否かを考慮して、前記通話記憶部に記憶されている録音データを削除することが好ましい。
これにより、録音データの削除時にデータ処理条件を満たすか否かを確認するため、最新のデータ処理条件を用いて録音データの重要性を判断することができる。
前記の海上無線装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記通話記憶部は、通信相手から自機への発言と、自機から通信相手への発言と、を個別に録音データとして記憶している。前記録音データ処理部は、自機から通信相手への音声を、前記通信相手から自機への音声の録音データに対して優先的に削除する。
一般的には、自機のユーザが話した内容よりは、通信相手が話した内容の方が再度聞きたいという要望が強い。従って、上記の構成は、この要望に合致するように録音データを自動的に整理することができる。
前記の海上無線装置においては、前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致するか否かに応じて、音声通話を前記通話記憶部に記憶するか否かを決定することが好ましい。
これにより、明らかに録音する必要がない音声通話まで録音されてしまうことを防止できる。また、通話記憶部の記憶容量が少ない場合であっても、記憶容量を有効に活用することができる。
前記の海上無線装置においては、前記条件記憶部は、通信相手の無線局の識別情報を条件とした前記データ処理条件を記憶していることが好ましい。
これにより、音声通話の重要性は通信相手で決まることが多いので、通信相手を前記データ処理条件とすることで、録音データに適切な処理を行うことができる。例えば、予め指定した通信相手との音声通話の録音データが自動的に削除されないようにすることができる。
前記の海上無線装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この海上無線装置は、ユーザが操作する操作部を備える。前記条件記憶部は、通信相手との音声通話中に前記操作部により受けた指示に基づいて、当該通信相手の無線局の識別情報を前記データ処理条件に追加する。
これにより、音声通話中に通信相手の重要性が分かった場合であっても、当該音声通話中にその旨を設定することができる。
前記の海上無線装置においては、前記呼出し部は、音声通話が重要であることを示す情報として、音声通話が緊急を要することを示す情報を含め、前記条件記憶部は、通信相手が送信した前記呼出し情報に、音声通話が緊急を要することを示す情報が含まれているか否かを含む前記データ処理条件を記憶することが好ましい。
これにより、例えば緊急性の高い音声通話は重要であることが多いので、例えば緊急性の高い音声通話の録音データについての削除の優先度を下げることができる。
前記の海上無線装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この海上無線装置は、ユーザが操作する操作部を備える。前記録音データ処理部は、前記データ処理条件と、通信相手との音声通話中に前記操作部により受けた指示と、に基づいて、録音データに関する処理を行う。
これにより、例えば音声通話中に通話内容の重要性が判明した場合であっても、当該音声通話の録音データに特別な処理(所定の録音データを優先的に削除する処理等)を行うことができる。
本発明の第2の観点によれば、以下の海上無線装置の録音データ処理方法が提供される。即ち、この録音データ処理方法は、呼出し工程と、応答工程と、通信確立工程と、通話処理工程と、通話記憶工程と、録音データ処理工程と、を含む。前記呼出し工程では、通信の開始を要求する呼出し情報を送信するとともに、当該呼出し情報に音声通話が重要であることを示す情報を含める。前記応答工程では、通信相手が送信した呼出し情報に対して、応答情報を送信する。前記通信確立工程では、通信相手から前記応答情報を受信し、当該通信相手との通信を確立させる。前記通話処理工程では、前記通信確立工程で確立させた通信相手との音声通話を実行する。前記通話記憶工程では、前記通話処理工程で実行した音声通話を録音データとして記憶する。前記録音データ処理工程では、通信相手が送信した前記呼出し情報に、音声通話が重要であることを示す情報が含まれているか否かを含む、所定のデータ処理条件に応じて、録音データに関する処理を異ならせる。
これにより、例えばユーザの利用形態又は要望に応じたデータ処理条件を設定することで、音声通話の録音データに対して適切な処理を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る海上無線装置の使用例を概略的に示す説明図。 海上無線装置の構成を示すブロック図。 録音データに付随する情報とデータ処理条件とを示す表。 海上無線装置同士で音声通話を開始する際に行う処理のシーケンス図。 録音データ処理部が行う処理を示すフローチャート。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る海上無線装置の使用例を概略的に示す説明図である。図2は、海上無線装置の構成を示すブロック図である。
海上無線装置10は、DSC(Digital Selective Calling)通信を行い、海上同士又は海上と陸上とで音声通話を行うための装置である。図1に示すように、海上無線装置10は、船舶、灯台及び港等に設置される。
図2に示すように、海上無線装置10は、アンテナ11と、マイク12と、スピーカ13と、制御部14と、表示部15と、操作部16と、通話記憶部17と、条件記憶部18と、を備える。
アンテナ11は、他の海上無線装置10へ所定の情報やユーザの発言を送信したり、他の海上無線装置10から所定の情報や通信相手の発言を受信したりする。
マイク12は、自船のユーザの発言を取得して電気信号に変換する。スピーカ13は、アンテナ11が受信した通信相手の発言(電気信号)を音声として流す。
制御部14は、海上無線装置10に関する様々な制御及び処理を行う。例えば、制御部14は、アンテナ11を用いた情報の送受信に関する制御や、音声通話を録音する処理及びそれに伴う処理を行う。なお、制御部14の詳細な構成については、後述する。
表示部15は、液晶ディスプレイ等で構成されており、制御部14が作成した音声通話に関する情報を表示する。例えば、表示部15には、音声通話を要求している通信相手の一覧や、音声通話中の通信相手及び通話時間等が表示される。
操作部16は、海上無線装置10に設けられるキーである。ユーザは、操作部16を操作することで、海上無線装置10(制御部14)に対して指示を行うことができる。なお、表示部15及び操作部16は、タッチパネルとして構成することもできる。
通話記憶部17は、通信相手との音声通話を録音データとして録音する。また、本実施形態では、音声通話の録音方法が2パターン存在する。1つ目は、自機又は通信相手の1回の発言毎に1つの録音データ(音声ファイル)を作成する方法である。2つ目は、1回の通信で行われた複数の発言をまとめた1つの録音データを作成する方法である。
図3(a)に示すように、通話記憶部17は、1つの録音データに付随して様々な情報(付随情報、識別子)を記憶している。具体的には、1つの録音データ毎に、「MMSI」、「通話開始」、「発言者」、及び「重要」の情報を記憶している。
「MMSI」とは、DSC通信における無線局の識別番号である。つまり、通信相手のMMSIが記憶されている。「通話開始」とは、音声通話を開始した時刻である。「発言者」とは、録音データの発言者が記載されている。なお、上記の1つ目の方法で録音を行った場合、発言者が「自機のみ」又は「相手のみ」の録音データが作成され、上記の2つ目の方法で録音を行った場合、発言者が「双方」の録音データが作成される。「重要」とは、下記で示す録音データの重要性が記載されている。チェックマークが付けられている箇所は、録音データが重要であることを示している。
条件記憶部18には、録音データの重要性を判定するためのデータ処理条件が予め記憶されている。具体的には、図3(b)に示すように、データ処理条件として、「MMSI」、「発言者」、及び「その他」の3つの項目が設定されている。
「MMSI」には、MMSIに基づくデータ処理条件が設定されている。この項目に記載されたMMSIと音声通話を行った場合、この音声通話の録音データは重要と判定される。ユーザは、例えばグループを作成して他の船舶と一緒に航海を行う場合、この船舶のMMSIを予め登録しておく。これにより、グループ間で行った音声通話の録音データが重要と判定される。
「発言者」には、録音データの発言者に基づくデータ処理条件が設定されている。図3では「通信相手の発言のみ」と記載されているが、これは、録音データが通信相手の発言のみから構成される場合に、この録音データが重要と判定されることを示している。なお、通信相手の発言のみから構成される録音データ(通信相手から自機への音声の録音データ)は、上述の1つ目の方法で録音を行った場合に作成される。
「その他」には、上記以外のデータ処理条件が記載されている。図3では「緊急性」と記載されているが、これは、音声通話の緊急性に応じた録音データの重要性の判定を行うことを示している。具体的には、DSC通信では、音声通話を行う際に送受信される情報に、「緊急を要する旨」の情報を含めることができる。そして、「緊急を要する旨」が含まれた音声通話の録音データは、重要と判定される。なお、「その他」の項目には、緊急性に関するデータ処理条件に限られず、様々な条件を設定することができる。
次に、音声通話を確立させるために制御部14が行う処理について図4を参照して説明する。図4は、海上無線装置10同士で音声通話を開始する際に行う処理のシーケンス図である。なお、制御部14は、音声通話を確立させる(実行する)ための構成として、呼出し部21と、応答部22と、通信確立部23と、通話処理部24と、を備える。
以下では、船舶局1が船舶局2に対して音声通話を招待する例を説明する。なお、船舶局1及び船舶局2は、上記で説明した海上無線装置10がそれぞれ設置されているものとする。
船舶局1のユーザは、表示部15を参照しながら操作部16を操作することにより、船舶局2との音声通話を指示する。
船舶局1の制御部14は、この指示を受け付けると、DSC通信を用いた音声通話の呼出し(招待)に必要な情報である呼出し情報を作成する。この呼出し情報には、自機(船舶局1)のMMSI、通信相手(船舶局2)のMMSI、緊急性の有無、及び通信に使用するチャンネル(周波数等)等が含まれる。なお、通信相手のMMSIに代えて複数又は全ての無線局を指定して、複数の船舶局に対して呼出しを行うこともできる。船舶局1の制御部14(呼出し部21)は、作成した呼出し情報を船舶局2へ送信する(シーケンス番号1)。
この呼出し情報を受信した船舶局2は、この呼出し情報を解析する(シーケンス番号2)。なお、船舶局2は、複数の船舶局から呼出し情報を受信している場合、船舶局の一覧を表示部15に表示して、ユーザに選択させる。制御部14(通信確立部23)は、ユーザが船舶局1を選択したことを受けて(シーケンス番号3)、送信に用いるチャンネルを、呼出し情報で指定されたチャンネルに合わせる。そして、船舶局2の制御部14(応答部22)は、ユーザによって選択された船舶局1へ、応答情報を送信する(シーケンス番号4)。この応答情報には、自機(船舶局2)のMMSI、通信相手(船舶局1)のMMSI等が含まれる。
この応答情報を受信した船舶局1は、この応答情報を解析する(シーケンス番号5)。ここで、船舶局1の制御部14は、船舶局2と同様に呼出し情報又は応答情報を受信した船舶局の一覧を15に表示して、ユーザに前記に選択させる(シーケンス番号6)。そして、船舶局1の制御部14(通信確立部23)は、ユーザによって船舶局2が選択されたことを受けて、送信に用いるチャンネルを、呼出し情報で自らが指定したチャンネルに合わせる。以上により、船舶局1と船舶局2との間で通信を確立させることができる。
そして、船舶局1及び船舶局2の通話処理部24がユーザの発言を電気信号にして送受信することで、音声通話が実現する。また、制御部14は、音声通話の録音を開始する。この録音の開始及び停止には、特許文献で説明したスケルチ信号及びプレス信号を用いることができる。
次に、録音データの重要性に応じて制御部14が行う処理について図5を参照して説明する。図5は、録音データ処理部25が行う処理を示すフローチャートである。なお、制御部14は、録音データの重要性に応じて処理を行う録音データ処理部25を備える。
初めに、音声通話の開始後に録音データ処理部25が行う処理について図5(a)を参照して説明する。録音データ処理部25は、音声通話が開始すると(S101)、条件記憶部18にアクセスし、開始した音声通話がデータ処理条件に合致するか否かを判定する(S102)。
録音データ処理部25は、音声通話がデータ処理条件に合致する場合、通常の方法で音声通話の録音を開始する(S103)。通常の方法とは、重要を示す付随情報(上述の図3(a))を設定せずに録音を行うという意味である。また、制御部14は、上記の呼出し情報及び応答情報に基づいて、通信相手のMMSI等を録音データの付随情報として録音データとともに記憶する。
一方、録音データ処理部25は、音声通話がデータ処理条件に合致する場合、重要を示す付随情報(上述の図3(a))を設定して録音を開始する(S104)。もちろん、この場合であっても、通信相手のMMSI等も付随情報として録音データとともに記憶される。つまり、録音データ処理部25は、データ処理条件に合致するか否かで、録音データを記憶する際に行う処理が異ならせている。
また、録音データ処理部25は、音声録音中においてユーザから重要性を変更する指示があった場合(S105)、その指示を反映させる(S106)。具体的には、ユーザは、ステップS102で重要と判定された音声通話について、音声通話中に指示を行うことで、重要を示す付随情報の設定を解除することができる。逆に、S102で重要でないと判定された音声通話についても、音声通話中に指示を行うことで、重要を示す付随情報を設定することもできる。更には、このタイミング(音声通話中)で、新たな通信相手を条件記憶部18に登録することもできる。
上記のように処理を行うことで、予め設定したデータ処理条件及びユーザの指示に応じて重要性が判定され、重要を示す付随情報とともに録音データを作成することができる。なお、重要を示す付随情報は、録音の終了後においても設定又は解除することができる。
次に、通話記憶部17の記憶容量が不足したときに、録音データ処理部25が行う処理について図5(b)を参照して説明する。
録音データ処理部25は、通話記憶部17の記憶容量が不足した場合(S201)、新たな録音データを作成するために、古い録音データを削除する。具体的には、録音データ処理部25は、重要を示す付随情報がない録音データのうち、最も古い録音データを削除する(S202)。そして、録音データ処理部25は、再び通話記憶部17の記憶容量の不足が解消するまで、録音データの削除を行う。
上記のように処理を行うことで、重要な録音データが自動的に削除されることを防止できる。言い換えれば、録音データが重要である場合、削除の優先度を下げることができる。
以上に説明したように、本実施形態の海上無線装置10は、呼出し部21と、応答部22と、通信確立部23と、通話処理部24と、通話記憶部17と、条件記憶部18と、録音データ処理部25と、を備える。呼出し部21は、通信の開始を要求する呼出し情報を送信する。応答部22は、通信相手が送信した呼出し情報に対して、応答情報を送信する。通信確立部23は、通信相手から応答情報を受信し、当該通信相手との通信を確立させる。通話処理部24は、通信確立部23が通信を確立させた通信相手との音声通話を実行する。通話記憶部17は、通話処理部が実行した音声通話を録音データとして記憶する。条件記憶部18は、録音データに関する所定のデータ処理条件を記憶する。録音データ処理部25は、データ処理条件に応じて、録音データの付随情報を異ならせる。
また、録音データ処理部25がデータ処理条件に基づいて録音データに関する処理を異ならせる構成であれば本発明に該当し、上記実施形態のように録音データの付随情報を異ならせる以外にも、様々な態様が考えられる。以下、その例を列挙して説明する。
例えば、録音データ処理部25は、録音データが重要であると判定した場合に、付随情報ではなく記憶先の記憶領域(例えばフォルダ)を変更することもできる。また、録音データが重要であると判定した場合に録音データの名称に所定の文字列を付加しても良い。
録音データ処理部25は、所定のデータ処理条件に応じて、上述した2パターンの録音方法を切り替える構成であっても良い。
上記実施形態では、録音データ処理部25は、録音データの作成時にデータ処理条件に合致するか否かを判定して、それに応じた処理を行う。これに対し、以下のように処理を行っても良い。即ち、録音データ処理部25は、録音データの作成時にはデータ処理条件に応じた処理を行わず、録音データの削除時にデータ処理条件を考慮して、削除の優先度(削除の順序)を定める構成であっても良い。
録音データ処理部25は、重要でない音声通話は初めから録音しない構成であっても良い。上記では重要性は重要又は重要でないの2段階であるが、3段階以上の重要性を用いても良い。
録音データ処理部25は、データ処理条件に基づいて録音データの削除の優先度を異ならせる構成だが、その他の処理を行う構成でも良い。例えば、データ処理条件に合致する録音データのみ自動的にバックアップを作成することもできる。
10 海上無線装置
14 制御部
17 通話記憶部
18 条件記憶部
21 呼出し部
22 応答部
23 通信確立部
24 通話処理部
25 録音データ処理部

Claims (13)

  1. 通信の開始を要求する呼出し情報を送信するとともに、当該呼出し情報に音声通話が重要であることを示す情報を含める呼出し部と、
    通信相手が送信した呼出し情報に対して、応答情報を送信する応答部と、
    通信相手から前記応答情報を受信し、当該通信相手との通信を確立させる通信確立部と、
    前記通信確立部が通信を確立させた通信相手との音声通話を実行する通話処理部と、
    前記通話処理部が実行した音声通話を録音データとして記憶する通話記憶部と、
    通信相手が送信した前記呼出し情報に、音声通話が重要であることを示す情報が含まれているか否かを含む、録音データに関する所定のデータ処理条件を記憶する条件記憶部と、
    前記データ処理条件に応じて、録音データに関する処理を異ならせる録音データ処理部と、
    を備えることを特徴とする海上無線装置。
  2. 請求項1に記載の海上無線装置であって、
    前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に応じて、1回の発言毎の録音データを作成するか、一度の通信で行われる発言をまとめた録音データを作成するかを切り替えることを特徴とする海上無線装置。
  3. 請求項2に記載の海上無線装置であって、
    前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に応じて1回の発言毎の録音データを作成する場合において、自機から通信相手への発言の録音データを作成せずに、通信相手から自機への発言の録音データを作成することを特徴とする海上無線装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の海上無線装置であって、
    前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致した録音データと、当該データ処理条件に合致しない録音データと、で録音データの削除の優先度を異ならせることを特徴とする海上無線装置。
  5. 請求項に記載の海上無線装置であって、
    前記録音データ処理部は、
    前記データ処理条件に合致した録音データと、当該データ処理条件に合致しない録音データと、で録音データを前記通話記憶部に記憶する際に行う処理を異ならせることで、録音データの削除の優先度を異ならせることを特徴とする海上無線装置。
  6. 請求項に記載の海上無線装置であって、
    前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致するか否かを考慮して、前記通話記憶部に記憶されている録音データを削除することを特徴とする海上無線装置。
  7. 請求項からまでの何れか一項に記載の海上無線装置であって、
    前記通話記憶部は、通信相手から自機への発言と、自機から通信相手への発言と、を個別に録音データとして記憶しており、
    前記録音データ処理部は、自機から通信相手への音声を、前記通信相手から自機への音声の録音データに対して優先的に削除することを特徴とする海上無線装置。
  8. 請求項1からまでの何れか一項に記載の海上無線装置であって、
    前記録音データ処理部は、前記データ処理条件に合致するか否かに応じて、音声通話を前記通話記憶部に記憶するか否かを決定することを特徴とする海上無線装置。
  9. 請求項1からまでの何れか一項に記載の海上無線装置であって、
    前記条件記憶部は、通信相手の無線局の識別情報を条件とした前記データ処理条件を記憶していることを特徴とする海上無線装置。
  10. 請求項に記載の海上無線装置であって、
    ユーザが操作する操作部を備え、
    前記条件記憶部は、通信相手との音声通話中に前記操作部により受けた指示に基づいて、当該通信相手の無線局の識別情報を前記データ処理条件に追加することを特徴とする海上無線装置。
  11. 請求項1から10までの何れか一項に記載の海上無線装置であって、
    前記呼出し部は、音声通話が重要であることを示す情報として、音声通話が緊急を要することを示す情報を含め、
    前記条件記憶部は、通信相手が送信した前記呼出し情報に、音声通話が緊急を要することを示す情報が含まれているか否かを含む前記データ処理条件を記憶することを特徴とする海上無線装置。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載の海上無線装置であって、
    ユーザが操作する操作部を備え、
    前記録音データ処理部は、前記データ処理条件と、通信相手との音声通話中に前記操作部により受けた指示と、に基づいて、録音データに関する処理を行うことを特徴とする海上無線装置。
  13. 通信の開始を要求する呼出し情報を送信するとともに、当該呼出し情報に音声通話が重要であることを示す情報を含める呼出し工程と、
    通信相手が送信した呼出し情報に対して、応答情報を送信する応答工程と、
    通信相手から前記応答情報を受信し、当該通信相手との通信を確立させる通信確立工程と、
    前記通信確立工程で確立させた通信相手との音声通話を実行する通話処理工程と、
    前記通話処理工程で実行した音声通話を録音データとして記憶する通話記憶工程と、
    通信相手が送信した前記呼出し情報に、音声通話が重要であることを示す情報が含まれているか否かを含む、所定のデータ処理条件に応じて、録音データに関する処理を異ならせる録音データ処理工程と、
    を含むことを特徴とする海上無線装置の録音データ処理方法。
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