JP6107882B2 - 撮像装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
撮像装置、表示制御方法及びプログラムに関する。
同機能は、ユーザがシャッタスイッチを押下操作した状態を維持しながら、デジタルカメラを水平方向に移動させ、撮像装置がその間に複数回の撮像処理を実行し、当該複数回の撮像処理の各々の結果得られた複数の画像データを横方向(水平方向)に合成することによって、パノラマ画像の画像データを生成する機能である。
このため、パノラマ撮像の終了後に画像データとして記録されたパノラマ画像に、必要な画像が欠落している場合や、逆に、余分な画像が混在している場合等があり、ユーザは、所望のパノラマ画像を得るために、何度も撮像操作を繰り返す必要があった。
また、請求項2に記載の発明は、被写体を連続して撮像して画像データを順次出力する撮像手段と、
略所定の方向に前記撮像手段の撮像範囲が移動されながら撮像された被写体に対応する順次出力された複数の画像データを合成する画像合成手段と、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段と、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段と、
を備えた撮像装置であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、写体を連続して撮像して画像データを順次出力する撮像手段と、
略所定の方向に前記撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する第一の画像合成手段と、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段と、
前記指示手段による前記撮像の終了の指示までに撮像された複数の画像データを、合成する第二の画像合成手段と、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、前記第二の画像合成手段により合成された合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段と、
を備えた撮像装置であることを特徴とする。
ROM12はまた、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶している。
なお、後述する図2の撮像制御部51乃至表示制御部54の各機能のうち少なくとも一部を、画像処理部17に移譲することも可能である。
AFEは、当該アナログの電気信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を施し、その結果得られるデジタル信号を、撮像部16の出力信号として出力する。
なお、以下、撮像部16の出力信号を、「撮像画像の画像データ」と呼ぶ。従って、撮像部16からは撮像画像の画像データが出力されて、画像処理部17等に適宜供給される。
画像処理部17は、CPU11と協働して、撮像部16から入力される撮像画像の画像データに対して、ノイズ低減、ホワイトバランス、手ぶれ補正等の画像処理を施す。
ここで、撮像部16から一定時間毎に入力される撮像画像の画像データを、以下、「フレームの画像データ」と呼ぶ。本実施形態では、当該フレームが処理単位として採用されている。即ち、画像処理部17は、撮像部16から供給されたフレームの画像データを、各種画像処理を施した上で出力する。
撮像制御部51は、例えば、デジタルカメラ1の動作モードとして、通常撮像モードと、パノラマ撮像モードとを選択的に切り替えて、切り替え後の動作モードに従った処理を実行することができる。
詳細には、図3(A)は、通常撮像モードでの撮像操作を説明する図である。図3(B)は、パノラマ撮像モードでの撮像操作を説明する図である。
図3(A)及び図3(B)のそれぞれにおいて、デジタルカメラ1の奥にある絵は、デジタルカメラ1の被写体を含む実世界の様子を示している。また、図3(B)に示す縦の点線は、デジタルカメラ1の移動方向の各位置a、b、cを示している。デジタルカメラ1の移動方向とは、ユーザが、自身の体を軸にしてデジタルカメラ1の撮像方向(角度)を変化させた場合における、デジタルカメラ1の光軸が移動する方向をいう。
通常撮像モードでは、図3(A)に示すように、ユーザは、デジタルカメラ1を固定させた状態で、操作部20のシャッタスイッチ41を下限まで押下する。なお、このように、シャッタスイッチ41を下限まで押下する操作を、以下、「全押し操作」又は単に「全押し」と呼ぶ。
撮像制御部51は、全押し操作がなされた直後に画像処理部17から出力されたフレームの画像データを、記録対象としてリムーバブルメディア31に記録させるまでの一連の処理の実行を制御する。
以下、このように、通常撮像モードにおいて撮像制御部51の制御により実行される一連の処理を、「通常撮像処理」と呼ぶ。
パノラマ撮像モードでは、図3(B)に示すように、ユーザは、シャッタスイッチ41の全押し操作を維持した状態で、デジタルカメラ1を同図中黒矢印の方向に移動させる。
撮像制御部51は、全押し操作が維持されている間、画像合成部52を制御して、角速度センサ22からの角度変位量が一定値に達する毎に、その直後に画像処理部17から出力されたフレームの画像データを記憶部18に一時的に記憶していくことを繰り返す。
その後、ユーザは、全押し操作を解除する操作、即ちシャッタスイッチ41から指等を離す操作(以下、このような操作を「リリース操作」と呼ぶ)をすることで、パノラマ撮像の終了を指示する。
撮像制御部51は、パノラマ撮像の終了が指示されると、これまでに記憶部18に記憶された複数のフレームの画像データを、記憶された順番で水平方向に合成することによって、パノラマ画像の画像データを生成する。
そして、撮像制御部51は、パノラマ画像の画像データを、記録対象としてリムーバブルメディア31に記録させる。
このように、撮像制御部51は、パノラマ撮像モードにおいて、パノラマ画像の画像データを生成し、それを記録対象としてリムーバブルメディア31に記録させるまでの一連の処理を制御する。
以下、このように、パノラマ撮像モードにおいて撮像制御部51の制御により実行される一連の処理を「パノラマ撮像処理」と呼ぶ。
即ち、パノラマ撮像モードにおいて、図3(B)に示すような撮像操作が行われると、撮像制御部51によりパノラマ撮像処理の実行が制御される。その結果として、図4に示すようなパノラマ画像P3の画像データが生成され、リムーバブルメディア31に記録される。
即ち、ユーザは、全押し操作をする前に、AF(Auto Focus)処理等をデジタルカメラ1に実行させるべく、操作部20のシャッタスイッチ41を途中(下限に至らない所定の位置)まで押下する操作を行うことができる。なお、このように、シャッタスイッチ41の途中(下限に至らない所定の位置)まで押下する操作を、以下、「半押し操作」又は単に「半押し」と呼ぶ。
撮像制御部51は、半押し操作がなされると、撮像部16や画像処理部17を制御して、撮像部16による撮像動作を継続させる。そして、撮像制御部51は、撮像部16による撮像動作が継続されている間、当該撮像部16を介して画像処理部17から順次出力されるフレームの画像データを、メモリ(本実施形態では記憶部18)に一時的に記憶させる。このような撮像制御部51による一連の制御処理が、ここでいう「スルー撮像処理」である。
また、撮像制御部51は、表示制御部54を制御して、スルー撮像時にメモリ(本実施形態では記憶部18)に一時的に記録された各画像データを順次読み出して、各々に対応するフレーム画像を表示部19に順次表示させる。このような撮像制御部51による一連の制御処理が、ここでいう「スルー表示処理」である。なお、スルー表示処理により表示部19に表示されているフレーム画像を、以下、「スルー画像」と呼ぶ。
図5(A)は、図3(B)の位置aに移動したときのデジタルカメラ1の外観構成を示している。図5(B)は、図3(B)の位置bに移動したときのデジタルカメラ1の外観構成を示している。図5(C)は、図3(B)の位置cに移動したときのデジタルカメラ1の外観構成を示している。
即ち、パノラマ撮像モードで、ユーザが、デジタルカメラ1を位置a乃至位置cに順次移動させた場合における、デジタルカメラ1の表示状態の推移が、図5(A)乃至図5(C)に示されている。
具体的には、デジタルカメラ1が位置a、位置b、位置cに順次移動すると、表示部19には、スルー画像PA1、PB1、PC1の各々が位置a、b、cの各々に対応して順次表示される。本実施形態ではさらに、このようなスルー画像PA1、PB1、PC1の各々に対して、パノラマ途中画像PA2、PB2、PC2の各々が重畳して表示される。
ユーザは、このようなパノラマ途中画像PA2、PB2、PC2を視認しながらパノラマ撮像の操作をすることができるので、パノラマ撮像が開始されてから現在までの撮像の履歴を容易かつ正確に視認することができる。その結果、ユーザは、何度も撮像操作を繰り返さずとも、所望のパノラマ画像を容易かつ簡単に得ることが可能になる。
なお、上述したように、画像合成部52、画像縮小部53、及び表示制御部54の各機能は、本実施形態のようにCPU11に搭載されている必要は特になく、これらの各機能のうち少なくとも一部を、画像処理部17に移譲させることも可能である。
具体的には例えば、撮像制御部51は、角速度センサ22の検出結果を監視し、角度変位量の累積値が一定値に達する毎に、画像合成部52に対して取得指令を発行する。画像合成部52は、取得指令を受け取った直後に画像処理部17から供給されたフレームの画像データを、合成対象として取得する。即ち、画像合成部52は、シャッタスイッチ41の全押し操作が開始されてから、撮像制御部51からの取得指令が発行される毎に、合成対象のフレームの画像データを順次取得する。
そして、画像合成部52は、シャッタスイッチ41の全押し操作が開始されてから現在までの間に合成対象として取得した複数のフレームの画像データを、取得した順番で水平方向に順次合成していく。
このような画像合成処理の結果として、パノラマ途中画像の画像データが、画像合成部52において得られて、画像縮小部53に供給される。
即ち、本実施形態では、画像合成部52により生成されるパノラマ途中画像のサイズ(解像度)は、最終的に生成され得るパノラマ画像の最大サイズと同一の固定サイズとされている。
このため、パノラマ撮像の途中、即ち、デジタルカメラ1の移動中においては、これまでに取得された幾つかのフレームの画像データが水平方向に合成されても、水平方向のサイズが最大サイズに満たず、フレームの有効画像では埋められない領域が出てくる。本実施形態では、このような領域は、所定の色(例えば、図5の例では黒色)が一律に塗られた領域となる。このような領域、即ち、画素値が全て一定(例えば、黒を示す0で一定)の領域を、以下、「ブランク領域」と呼ぶ。
そこで、本実施形態では、画像合成部52は、前回のパノラマ途中画像の画像データと、直前に合成対象として取得したフレームの画像データを用いて、前回のパノラマ途中画像のブランク領域に、合成対象のフレームを上書きする画像合成処理を実行する。
本実施形態では、図6に示すような記憶領域101が、例えば記憶部18に設けられているものとする。
記憶領域101は、N個のフレーム記憶領域101−1乃至101−Nに区分されている。ここで、Nは2以上の任意の整数値である。ただし、フレーム記憶領域101−1乃至101−Nの水平方向(図のx軸の方向)のサイズが、パノラマ途中画像の水平方向のサイズ(解像度)、即ち最終的に生成され得るパノラマ画像の水平方向の最大サイズと同一となる。また、Nは、1回のパノラマ撮像処理において、合成対象として画像合成部52に取得され得るフレームの画像データの最大個数と一致している。
即ち、シャッタスイッチ41が全押し操作されてパノラマ撮像処理が開始されてから、K回目の取得指令が発行された場合に、画像合成部52に合成対象として取得されたフレームの画像データの少なくとも一部が、フレーム記憶領域101−Kに記憶される。
ここで、フレームの画像データの少なくとも一部と記述したのは、フレームの画像データのサイズが、フレーム記憶領域101−Kのサイズよりも大きい場合があるからである。このような場合、フレームの所定の一部に該当する画像データのみが、フレーム記憶領域101−Kに記憶される。
従って、K回目の合成対象のフレームの画像合成部52に取得されたタイミングでは、N個のフレーム記憶領域101−1乃至101−Nのうち、フレーム記憶領域101−1乃至101−(K−1)には、有効画像の画像データが含まれている。ここで、有効画像とは、1乃至(K−1)回目の各々の合成対象のフレームの(少なくとも一部)がその順番で水平方向(図6中x軸方向)に合成された画像をいう。一方で、フレーム記憶領域101−K乃至101−Nは、ブランク領域となっている。
このブランク領域であるフレーム記憶領域101−K乃至101−Nのうち、フレーム記憶領域101−Kに対して、K回目に合成対象として取得されたフレームの画像データの少なくとも一部が記憶される。これにより、記憶領域101に記憶されたデータ全体が、パノラマ途中画像の画像データとして生成される。
その後、図2の画像合成部52は、記憶領域101に記憶されたデータ全体を、パノラマ途中画像の画像データとして読み出して、画像縮小部53に供給する。
このようにしてサイズ(解像度)が縮小されたパノラマ途中画像の画像データは、画像縮小部53から表示制御部54に供給される。
さらに、パノラマ撮像処理中には、表示制御部54は、画像縮小部53から供給される縮小後の画像データにより表現される画像、即ち、縮小されたパノラマ途中画像をスルー画像に重畳させて表示部19に表示させる制御を実行する。
具体的には、通常撮像モードの場合には、撮像制御部51は、画像処理部17から出力されるフレームの画像データを、記録対象の画像データとしてリムーバブルメディア31に記録させる制御を実行する。
一方、パノラマ撮像モードの場合には、撮像制御部51は、画像合成部52を介して、パノラマ画像の画像データを、記録対象の画像データとしてリムーバブルメディア31に記録させる制御を実行する。
例えば、画像合成部52は、記憶領域101(図6)に記憶されているデータのうち、ブランク領域以外の有効画像の部分の画像データを読み出して、縮小処理や拡大処理等の画像処理を適宜施す。これにより、記録対象のパノラマ画像の画像データが生成される。このようにして生成されたパノラマ画像の画像データは、ドライブ23に供給されて、記録対象の画像データとしてリムーバブルメディア31に記録される。
本実施形態では、撮像処理は、デジタルカメラ1の図示せぬ電源がオン状態になると開始する。
操作検出処理とは、操作部20の各スイッチの状態を検出する処理をいう。撮像制御部51は、操作検出処理を実行することにより、動作モードとして、通常撮像モードが設定されているのか、それともパノラマ撮像モードが設定されているのかを検出することができる。
また、本実施形態の初期設定処理の1つとして、角度変位量の一定値と、角度変位量の最大限界である閾値(例えば、360度)とを設定する処理が採用されている。
具体的には、角度変位量の一定値と、角度変位量の最大限界である閾値(例えば、360度)は、図1のROM12に予め記憶されており、ROM12から読み出されてRAM13に書き込まれることで設定される。なお、角度変位量の一定値は、後述する図8のステップS35の判定処理で用いられる。一方、角度変位量の最大限界である閾値(例えば、360度)は、同図のステップS45の判定処理で用いられる。
また、本実施形態では、後述する図8のステップS34,S40等に示すように、角速度センサ22によって検出された角度変位量は累積加算されて、その累積加算値としての累積角度変位量や総合角度変位量(両者の違いは後述する)がRAM13に格納される。そこで、これらの累積角度変位量や総合角度変位量を0にリセットする処理が、本実施形態の初期設定処理の1つとして採用されている。なお、累積角度変位量は、後述する図8のステップS35の判断処理で、上述した一定値と比較される。一方、総合角度変位量は、後述する図8のステップS45の判断処理で、上述した一定値と比較される。
さらにまた、本実施形態の初期設定処理の1つとして、エラーフラグを0にリセットする処理が採用されている。エラーフラグとは、パノラマ撮像処理中にエラーが発生した時に1にセットされるフラグをいう(後述する図8のステップS44参照)。
シャッタスイッチ41が半押しされていない場合、ステップS2においてNOであると判定されて、処理はステップS12に進む。
処理の終了指示は、特に限定されないが、本実施形態では、デジタルカメラ1の図示せぬ電源がオフ状態になった旨の通知が採用されているものとする。
従って、本実施形態では電源がオフ状態になりその旨が撮像制御部51に通知されると、ステップS12においてYESであると判定されて、撮像処理全体が終了となる。
これに対して、電源がオン状態の場合には、電源がオフ状態になった旨の通知はなされないので、ステップS12においてNOであると判定され、処理はステップS2に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、本実施形態では電源がオン状態を維持している限り、シャッタスイッチ41が半押しされるまでの間、ステップS2:NO及びステップS12:NOのループ処理が繰り返し実行されて、撮像処理は待機状態となる。
これにより、スルー画像が表示部19に表示される。なお、本実施形態では、後述するステップS8の通常撮像処理又はステップS9のパノラマ撮像処理が終了するまでの間、スルー画像が表示部19に表示され続けるものとする。
シャッタスイッチ41が全押しされない場合には、ステップS5においてNOであると判定される。この場合には、処理はステップS4に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、本実施形態では、シャッタスイッチ41が全押しされるまでの間、ステップS4、及びステップS5:NOのループ処理が繰り返し実行されて、AF処理がその都度実行される。
ステップS6において、撮像制御部51は、現在設定されている撮像モードがパノラマ撮像モードであるか否かを判定する。
パノラマ撮像モードでない場合、即ち通常撮像モードが現在設定されている場合、ステップS6においてNOであると判定され、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、撮像制御部51は、上述した通常撮像処理を実行する。
即ち、全押し操作がなされた直後に画像処理部17から出力された1フレームの画像データが、記録対象としてリムーバブルメディア31に記録される。これにより、ステップS8の通常撮像処理が終了して、処理はステップS12に進む。なお、ステップS12以降の処理については上述したので、ここではその説明は省略する。
ステップS8において、撮像制御部51は、上述したパノラマ撮像処理を実行する。
パノラマ撮像処理の詳細については図8を参照して後述するが、原則として、パノラマ画像の画像データが生成されて、記録対象としてリムーバブルメディア31に記録される。これにより、ステップS8のパノラマ撮像処理が終了して、処理はステップS9に進む。
詳細については、図8を参照して後述するが、パノラマ画像の画像データが記録対象としてリムーバブルメディア31に記録されて、ステップS8のパノラマ撮像処理が適正に終了すると、エラーフラグは0になっている。このような場合には、ステップS10においてNOであると判定されて、処理はステップS12に進む。なお、ステップS12以降の処理は上述したので、ここではその説明は省略する。
これに対して、ステップS8のパノラマ撮像処理中に何らかのエラーが発生すると、当該パノラマ撮像処理は不適性に終了する。このような場合には、エラーフラグは1になっているため、ステップS9においてYESであると判定されて、処理はステップS10に進む。
ステップS11において、撮像制御部51は、パノラマ撮像モードを解除し、エラーフラグを0にリセットする。
その後、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、撮像制御部51は、ユーザによる次の新たな撮像操作に備える。
次に、図8を参照して、図7の撮像処理のうち、ステップS9のパノラマ撮像処理の詳細な流れについて説明する。
上述したように、パノラマ撮像モードの状態でシャッタスイッチ41が全押しされると、図7のステップS6においてYESと判定されると、処理はステップS8に進み、パノラマ撮像処理として次のような処理が実行される。
ユーザがデジタルカメラ1を移動させていない状態では、角度変位量は0になるため、ステップS32においてNOであると判定され、処理は、ステップS33に進む。
所定時間が経過していない場合には、ステップS33においてNOであると判定され、処理はステップS31に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、ユーザがデジタルカメラ1を移動させていない状態の継続時間が所定時間より短い場合には、撮像制御部51は、ステップS31乃至ステップS33:NOのループ処理を繰り返し実行することで、パノラマ撮像処理を待機状態にする。
ここで、本実施形態では、ユーザがデジタルカメラ1を一定量移動させる度に、パノラマ途中画像の画像データ生成用の1フレームの画像データ(合成対象)が、画像処理部17から画像合成部52に供給されるものとする。
これを実現すべく、デジタルカメラ1の移動量としての「一定量」に対応する累積角度変位量が、図7のステップS1の初期設定処理により「一定値」として予め与えられている。
即ち、本実施形態では、累積角度変位量が一定値に達する毎に、1フレームの画像データ(合成対象)が画像処理部17から画像合成部52に供給されると共に、累積角度変位量が0にリセットされる。
このような一連の処理が、次のステップS35以降の処理として実行される。
累積角度変位量が一定値に達していない場合には、ステップS35においてNOであると判定され、処理はステップS31に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、ユーザがデジタルカメラ1を一定量移動させることによって、累積角度変位量が一定値に達しない限り、撮像制御部51は、ステップS31乃至S35のループ処理を繰り返し実行する。
その後、ユーザがデジタルカメラ1を一定量移動させることによって、累積角度変位量が一定値に達したときは、ステップS35においてYESであると判定されて、処理はステップS36に進む。
即ち、撮像制御部51は、累積角度変位量が一定値に達したとして、処理をステップS36に進めると、画像合成部52に対して取得指令を発行する。
この取得指令を受けた画像合成部52は、ステップS36の処理として、画像処理部17から1フレームの画像データを取得する。
パノラマ途中画像の画像データが画像合成部52から画像縮小部53に供給されると、処理はステップS38に進む。
縮小後のパノラマ途中画像の画像データが画像縮小部53から表示制御部54に供給されると、処理はステップS39に進む。
したがって、撮像制御部51は、累積角度変位量を用いても、パノラマ撮像処理が開始されてから現在までにデジタルカメラ1がどこまで移動したのかを認識することができない。
そこで、このような認識を可能にすべく、本実施形態では、累積角度変位量とは別に、総合角度変位量が採用されている。
即ち、総合角度変位量とは、角度変位量が累積加算された値であるが、一定量に達しても0にリセットされずに、パノラマ撮像処理が終了するまでの間(詳細には後述するステップS47の処理が実行されるまでの間)累積加算され続ける値である。
リリース操作が行われていない場合、即ち、ユーザによるシャッタスイッチ41の全押しが継続されている場合には、ステップS42においてNOであると判定されて、処理はステップS43に進む。
画像取得のエラーについては、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、デジタルカメラ1が斜め方向、上下方向、又は逆方向に一定量以上移動したことがエラーとして採用されている。
ステップS44において、撮像制御部51は、総合角度変位量が閾値を超えたか否かを判別する。
上述したように、総合角度変位量とは、パノラマ撮像処理が開始されてから(全押し操作がなされてから)、ステップS42の処理が実行される時点までの角度変位量の累積加算値である。
ここで、本実施形態では、パノラマ撮像中にユーザがデジタルカメラ1を移動させることが可能な最大移動量が予め決定されている。このようなデジタルカメラ1の移動量としての「最大移動量」に対応する総合角度変位量が、図7のステップS1の初期設定処理により「閾値」として予め与えられている。
このように、本実施形態では、総合角度変位量が閾値に達したことは、デジタルカメラ1が最大移動量だけ移動したことを意味する。
従って、総合角度変位量が閾値に達していない場合、即ちデジタルカメラ1の移動量が最大移動量まで達していない場合、ユーザはデジタルカメラ1をまだ移動し続けることができるので、ステップS44においてNOであると判定されて、処理はステップS31に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、角度変位量0の継続が所定時間経過すること(デジタルカメラ1が所定時間移動しないこと)もエラーの1つに含めると、エラーが発生しない状態で、全押し操作が継続されている限り、ステップS31乃至S44のループ処理が繰り返し実行される。
この間、図5を参照して上述したように、デジタルカメラ1の移動に応じて、スルー画像の表示が更新されるとともに、パノラマ途中画像の表示も更新されていく。
ユーザは、このように更新され続けるパノラマ途中画像を視認しながらパノラマ撮像の操作をすることができるので、パノラマ撮像が開始されてから現在までの撮像の履歴を容易かつ正確に視認することができる。その結果、ユーザは、何度も撮像操作を繰り返さずとも、所望のパノラマ画像を容易かつ簡単に得ることが可能になる。
ステップS46において、撮像制御部51は、画像合成部52を介して、パノラマ画像の画像データを生成し、記録対象の画像データとしてリムーバブルメディア31に記録させる。
これにより、パノラマ撮像処理は適正に終了する。即ち、図7のステップS8の処理は適正に終了して、次のステップS9の処理でNOであると判定される。なお、ステップS9の処理でNOであると判定された後の処理については、上述したので、ここではその説明は省略する。
ステップS44において、撮像制御部51は、エラーフラグを1にセットする。
この場合、ステップS46の処理は実行されずに、即ち、パノラマ画像の画像データは記録されずに、パノラマ撮像処理は不適正に終了する。
即ち、図7のステップS8の処理は不適正に終了して、次のステップS9の処理でYESであると判定されて、ステップS10の処理でエラーの内容が表示される。
この場合のエラー内容の表示は、上述したように特に限定されないが、例えば、「画像取得に失敗しました」や「時間オーバーです」等のメッセージ表示を採用することができる。
本実施形態のデジタルカメラ1はまた、画像合成部52と、表示制御部54と、を備えている。
画像合成部52は、デジタルカメラ1が所定量だけ移動する毎(上述した累積角度変位量が一定値に到達する毎)に、撮像部16から出力されるフレームの画像データを画像処理部17を介して取得して、記憶部18に保持させる。そして、画像合成部52は、これまでに記憶部18に累積的に保持された複数のフレームの画像データの少なくとも一部を合成することによって、パノラマ途中画像(合成画像)の画像データを順次生成する。
表示制御部54は、撮像部16から画像データとして順次出力されるフレーム(即ちスルー画像)と、画像合成部52により画像データとして順次生成されるパノラマ途中画像(合成画像)とを同時に表示させる制御を実行する。
これにより、図5を参照して上述したように、デジタルカメラ1の移動に応じて、スルー画像の表示が更新されるとともに、パノラマ途中画像(合成画像)の表示も更新されてく。
ユーザは、このように更新され続けるパノラマ途中画像(合成画像)を視認しながらパノラマ撮像の操作をすることができるので、パノラマ撮像が開始されてから現在までの撮像の履歴を容易かつ正確に視認することができる。その結果、ユーザは、何度も撮像操作を繰り返さずとも、所望のパノラマ画像を容易かつ簡単に得ることが可能になる。
この場合には、ユーザは、スルー画像とパノラマ途中画像とを同時に視認できるので、スルー画像から現在撮像している被写体が何であるのかを視認するとともに、当該被写体がパノラマ画像のどの部分に含まれるのかを、より正確に視認することが可能になる。
これにより、表示制御部54は、縮小後のパノラマ途中画像をスルー画像に重畳して表示部19に表示させることができる。
この場合には、パノラマ途中画像によってスルー画像が大きく隠れることがないので、ユーザは、次の撮像対象の被写体をスルー画像から確実に視認できる。
この場合、撮像制御部51は、記録用として生成されたパノラマ画像の画像データをリムーバブルメディア31に記録する制御を実行する。
このようにして、ユーザは、何度も撮像操作を繰り返さずとも、所望のパノラマ画像の画像データを容易かつ簡単にリムーバブルメディア31に記録させることが可能になる。
このように、スルー画像とパノラマ途中画像とを明確に区別して表示することにより、
ユーザは、パノラマ画像の形成過程を表すパノラマ画像をより鮮明に視認できるようになる。その結果、ユーザは、パノラマ撮像が開始されてから現在までの撮像の履歴をより一段と容易かつ正確に視認できるようになり、より少ない撮像操作で、所望のパノラマ画像を容易かつ簡単に得ることが可能になる。
また、本実施形態では、画像合成部52は、前回のパノラマ途中画像の画像データと、直前に合成対象として取得したフレームの画像データを用いて、前回のパノラマ途中画像のブランク領域に、合成対象のフレームを上書きする画像合成処理を実行するものとしたが、ブランク領域を表示せずにパノラマ途中画像のみを表示することも可能である。
例えば、スルー画像を解析する画像処理によってデジタルカメラ1の角度変位を検出する手法を採用してもよい。
しかしながら、本発明は、特にこれに限定されず、パノラマ画像の撮像が可能になる撮像機能を有する電子機器一般に適用することができ、例えば、本発明は、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機等に幅広く適用可能である。
Claims (38)
- 被写体を連続して撮像して画像データを順次出力する撮像手段と、
略所定の方向に前記撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する画像合成手段と、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段と、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を連続して撮像して画像データを順次出力する撮像手段と、
略所定の方向に前記撮像手段の撮像範囲が移動されながら撮像された被写体に対応する順次出力された複数の画像データを、合成する画像合成手段と、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段と、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を連続して撮像して画像データを順次出力する撮像手段と、
略所定の方向に前記撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する第一の画像合成手段と、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段と、
前記指示手段による前記撮像の終了の指示までに撮像された複数の画像データを、合成する第二の画像合成手段と、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、前記第二の画像合成手段により合成された合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記表示制御手段は、順次出力された画像データに対応する画像とともに、前記合成領域の画像及び前記順次合成される画像データの合成が進むにつれて前記合成領域に最後に合成された画像データで上書きされる未合成領域の画像を含む所定の表示領域の画像と、を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記指示手段は、前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、前記所定の表示領域の画像に前記未合成領域の画像が存在しているときに、前記撮像の終了を任意のタイミングで指示することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記所定の表示領域に対して相対的に大きな表示形態で、前記順次出力された画像データに対応する画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記所定の表示領域が前記順次出力された画像データに対応する画像に重畳するように前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4から6の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記指示手段は、ユーザ操作により前記撮像の終了を指示することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記指示手段は、本撮像装置への所定の箇所に対する前記ユーザ操作を前記撮像の終了として指示することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記合成領域の画像に対して相対的に大きな表示形態で、前記順次出力された画像データに対応する画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段は、前記合成領域が前記順次出力された画像データに対応する画像に重畳するように前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段により出力された複数の画像データから特定の画像データを所定のタイミング毎に取得する取得手段を更に備え、
前記画像合成手段は、前記取得手段により所定のタイミング毎に取得された特定の画像データを順次合成することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段により出力された複数の画像データから特定の画像データを所定のタイミング毎に取得する取得手段を更に備え、
前記第2の画像合成手段は、前記取得手段により所定のタイミング毎に取得された特定の画像データを順次合成することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 本撮像装置の移動量を算出する算出手段を更に備え、
前記取得手段は、前記算出手段により算出された移動量が所定の一定値に達するタイミング毎に前記複数の画像データから特定の画像データを取得し、
前記記録制御手段は、前記取得手段に取得された複数の前記特定の画像データ同士の合成画像データを前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項12又は13に記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、前記順次合成される画像データが縮小処理された画像を前記合成領域の画像として前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から14の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段から出力された複数の画像を縮小処理する第1の縮小処理手段を更に備え、
前記画像合成手段は、前記第1の縮小処理手段により縮小処理された複数の画像を順次合成し、
前記表示制御手段は、前記画像合成手段により順次合成された画像を表示させる
ことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。 - 前記画像合成手段により順次合成される画像を縮小処理する第2の縮小処理手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記第2の縮小処理手段により縮小処理された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段は、前記指示手段により前記撮像の指示が終了された場合でも、前記表示手段に表示するための画像の出力を継続し、
前記表示制御手段は、前記撮像手段により継続して順次出力された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から17の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記記録制御手段は、前記指示手段により前記撮像の終了が指示されたことにより生成された前記合成画像データを前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項1から18の何れか1項に記載の撮像装置。
- 画像を表示手段に表示させる表示制御方法において、
略所定の方向に撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する画像合成ステップと、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成ステップで順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにより前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成ステップによる画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示ステップと、
前記指示ステップにより前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御ステップと、
を含むことを特徴とする表示制御方法。 - 画像を表示手段に表示させる表示制御方法において、
略所定の方向に撮像手段の撮像範囲が移動されながら連続して撮像された被写体に対応する順次出力された画像データを、合成する画像合成ステップと、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成ステップで順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにより前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成ステップによる画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示ステップと、
前記指示ステップにより前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御ステップと、
を含むことを特徴とする表示制御方法。 - 画像を表示手段に表示させる表示制御方法において、
略所定の方向に撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する画像合成ステップと、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成ステップで順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に前記表示手段に表示させる表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにより前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成ステップによる画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示ステップと、
前記指示ステップによる前記撮像の終了の指示までに撮像された複数の画像データを、合成する第二の画像合成ステップと、
前記指示ステップにより前記撮像の終了が指示された場合、前記第二の画像合成ステップにより合成された合成画像データを記録手段に記録させる記録制御ステップと、
を含むことを特徴とする表示制御方法。 - コンピュータを、
略所定の方向に撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する画像合成手段、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
略所定の方向に撮像手段の撮像範囲が移動されながら撮像された被写体に対応する順次出力された複数の画像データを、合成する画像合成手段、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、当該撮像の終了が指示されるまでに前記撮像手段により撮像された複数の画像データの合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
略所定の方向に撮像手段の撮像範囲が移動されながら被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された複数の画像データを合成する第一の画像合成手段、
前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、当該撮像手段により順次出力された画像データに対応する画像と、前記画像合成手段により順次合成された画像データに対応する合成領域の画像とを同時に表示手段に表示させる表示制御手段、
前記表示制御手段により前記順次出力された画像データに対応する画像と前記合成領域の画像とが前記表示手段に表示されている間、前記画像合成手段による画像データの合成のための撮像の終了を任意のタイミングで指示する指示手段、
前記指示手段による前記撮像の終了の指示までに撮像された複数の画像データを、合成する第二の画像合成手段、
前記指示手段により前記撮像の終了が指示された場合、前記第二の画像合成手段により合成された合成画像データを記録手段に記録させる記録制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記表示制御手段は、順次出力された画像データに対応する画像とともに、前記合成領域の画像及び前記順次合成される画像データの合成が進むにつれて前記合成領域に最後に合成された画像データで上書きされる未合成領域の画像を含む所定の表示領域の画像と、を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項23乃至25の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記指示手段は、前記撮像手段により被写体が連続して撮像されている間、前記所定の表示領域の画像に前記未合成領域の画像が存在しているときに、前記撮像の終了を任意のタイミングで指示することを特徴とする請求項26に記載のプログラム。
- 前記表示制御手段は、前記所定の表示領域に対して相対的に大きな表示形態で、前記順次出力された画像データに対応する画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項26又は27に記載のプログラム。
- 前記指示手段は、ユーザ操作により前記撮像の終了を指示することを特徴とする請求項23から28の何れか1項に記載のプログラム。
- 前記指示手段は、前記撮像手段を有する撮像装置への所定の箇所に対する前記ユーザ操作を前記撮像の終了として指示することを特徴とする請求項29に記載のプログラム。
- 前記表示制御手段は、前記合成領域の画像に対して相対的に大きな表示形態で、前記順次出力された画像データに対応する画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項23から28の何れか1項に記載のプログラム。
- 前記表示制御手段は、前記合成領域が前記順次出力された画像データに対応する画像に重畳するように前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項23から31の何れか1項に記載のプログラム。
- 前記撮像手段により出力された複数の画像データから特定の画像データを所定のタイミング毎に取得する取得手段を更に備え、
う前記画像合成手段は、前記取得手段により所定のタイミング毎に取得された特定の画像データを順次合成することを特徴とする請求項23又は24に記載のプログラム。 - 前記撮像手段により出力された複数の画像データから特定の画像データを所定のタイミング毎に取得する取得手段を更に備え、
前記第二の画像合成手段は、前記取得手段により所定のタイミング毎に取得された特定の画像データを順次合成することを特徴とする請求項25に記載のプログラム。 - 前記撮像手段を有する本撮像装置の移動量を算出する算出手段を更に備え、
前記取得手段は、前記算出手段により算出された移動量が所定の一定値に達するタイミング毎に前記複数の画像データから特定の画像データを取得し、
前記記録制御手段は、前記取得手段に取得された複数の前記特定の画像データ同士の合成画像データを前記記録手段に記録させることすることを特徴とする請求項33又は34に記載のプログラム。 - 前記表示制御手段は、前記順次合成される画像データが縮小処理された画像を前記合成領域の画像として前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項22から34の何れか1項に記載のプログラム。
- 前記表示制御手段は、前記指示手段により前記撮像の指示が終了された場合でも、前記撮像手段により継続して順次出力された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項23から36の何れか1項に記載のプログラム。
- 前記記録制御手段は、前記指示手段により前記撮像の終了が指示されたことにより生成された前記合成画像データを前記記録手段に記録させることを特徴とする特徴とする請求項23から37の何れか1項に記載のプログラム。
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