JP6107542B2 - 送信システム、送信装置、及び、データ送信方法 - Google Patents

送信システム、送信装置、及び、データ送信方法 Download PDF

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本発明は、送信システム、送信装置、及び、データ送信方法に関する。
従来、複数の装置間でデータを送受信する仕組みとして、ウェブソケットを利用した双方向通信が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の構成では、サーバー装置の記憶部にデータが格納されるごとに、サーバー装置からクライアント装置へデータが送信される。このような仕組みでは、クライアント装置からサーバー装置へデータを要求する手順を省略して、データを送信できる。
特開2012−182744号公報
しかしながら、データを受信する側の装置がデータを要求する手順を行うことなくデータを送信する場合、受信側が要求をしないために、どの装置にデータを送信すればよいのかを特定できない。このため、例えば特許文献1に記載されたように、送信側の装置と受信側の装置とを1対1で接続するなど、接続状態を単純にする必要があった。また、受信側の装置がデータを要求する手順を省くために、データの受信に失敗した場合等に再送を行うことが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の装置間でデータを送信するとともに、データの再送に係る制御も実行可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の送信システムは、データを受信する受信装置と、前記データを前記受信装置に送信する送信部と、前記データを記憶する記憶領域を含んで前記記憶領域と前記受信装置とを対応づける対応情報を記憶する記憶部、及び、前記データを前記記憶領域に記憶させる制御を行う記憶制御部を有する送信装置と、を備え、前記送信装置の前記記憶制御部が前記記憶領域に記憶させたデータが前記受信装置に送信された後、前記受信装置が前記データの再送信を要求した時、前記記憶領域に記憶された前記データが前記受信装置に再送信されることを特徴とする。
本発明によれば、送信装置から受信装置に対し、受信装置が送信装置にデータの送信を要求する過程を経ることなく、データを送信でき、受信装置がデータの再送信を要求すると、受信装置に送信装置からデータが再送信される。これにより、受信装置へのデータの送信、及び、受信装置の要求に応じたデータの再送信を行うことができる。
また、本発明は、上記送信システムにおいて、前記送信装置は、前記記憶制御部が前記記憶領域に記憶させた前記データを、前記対応情報で前記記憶領域に対応づけられた前記受信装置に送信させた後、前記受信装置から前記データの再送信が要求された時、前記対応情報で前記受信装置に対応づけられた前記記憶領域に記憶された前記データを再送信させる送信制御部を備える。
本発明によれば、送信装置から受信装置に対し、送信装置の制御により、受信装置が送信装置にデータの送信を要求する過程を経ることなくデータを送信できる。さらに、受信装置から送信装置にデータの再送信を要求すると、送信装置の制御により、要求を行った受信装置に対応する記憶領域に記憶されたデータが受信装置に再送信される。これにより、受信装置へのデータの送信、及び、受信装置の要求に応じたデータの再送信を行うことができる。
また、本発明は、上記送信システムにおいて、前記受信装置と前記送信装置とはウェブソケット接続され、前記送信制御部は、前記データを前記受信装置にプッシュ送信する。
本発明によれば、送信装置がデータを記憶領域に記憶させた場合に、データが受信装置にプッシュ送信され、必要に応じてデータの再送を行うことができる。
また、本発明は、上記送信システムにおいて、前記記憶領域は予め定められた容量の記憶領域であり、前記データと異なる第2のデータを記憶し、前記記憶制御部は、前記データの容量と前記第2のデータの容量の合計が前記記憶領域の容量以下の場合には前記第2のデータを追加して記憶させ、前記データの容量と前記第2のデータの容量の合計が前記記憶領域の容量よりも大きい場合には前記第2のデータを前記データに上書きして記憶させる。
本発明によれば、予め定められた記憶領域の容量内でデータが蓄積されるので、受信装置がデータの再送を要求した場合に、より多くのデータを受信装置に再送信できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の送信装置は、受信装置へデータを送信する送信部と、データを記憶する記憶領域を有し、前記記憶領域と前記受信装置とを対応づける対応情報を記憶する記憶部と、前記データを前記記憶領域に記憶させる制御を行う記憶制御部と、前記記憶領域に記憶された前記データを前記対応情報で前記記憶領域に対応づけられた前記受信装置に送信させた後、前記受信装置から前記データの再送信が要求された時に前記受信装置に対応づけられた前記記憶領域に記憶された前記データを再送信させる送信制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、送信装置から受信装置に対し、受信装置が送信装置にデータの送信を要求する過程を経ることなく、データを送信できる。さらに、受信装置から送信装置にデータの再送信を要求すると、要求を行った受信装置に対応する記憶領域に記憶されたデータが送信装置から再送信される。これにより、受信装置へのデータの送信、及び、受信装置の要求に応じたデータの再送信を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の送信方法は、データを送信する送信装置から複数の受信装置にデータを送信する方法において、前記送信装置にデータを記憶する複数の記憶領域を設け、前記送信装置が、データを前記記憶領域に記憶させ、前記記憶領域に記憶されたデータを前記記憶領域に対応づけられた前記受信装置に送信し、前記データを前記受信装置に送信した後、前記受信装置が前記データの再送信を要求した時、前記受信装置に対応する前記記憶領域に記憶する前記データを送信することを特徴とする。
本発明によれば、データを受信する受信装置が送信装置に対してデータの送信を要求することなく、送信装置が速やかに受信装置にデータを送信できる。そして、受信装置から送信装置にデータの再送信を要求すると、要求を行った受信装置に対応するデータが再送信される。これにより、データの再送信を行うことができる。
本発明によれば、送信装置が取得したデータを受信装置に対して速やかに送信することができ、受信装置においてデータの再送信が必要な場合には、データを再送信できる。
本実施形態に係るPOSシステムの概略構成ブロック図である。 POSシステムの各装置の機能的構成を示すブロック図である。 POSシステムにおけるデータ送信動作の説明図である。 POSシステムの各装置の動作を示すフローチャートである。 タブレット端末に表示されるユーザーインターフェイスを示す図である。 POSシステムの各装置の動作を示すフローチャートである。 タブレット端末に表示されるユーザーインターフェイスを示す図である。 POSシステムにおけるデータ再送動作の説明図である。 POSシステムの各装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るPOS(Point of Sales)システム1(送信システム)の概略構成ブロック図である。また、図2はPOSシステム1を構成する第1タブレット端末101(データ供給装置)、第2タブレット端末102(受信装置)、及び、ホスト装置11(送信装置)の機能的構成を示すブロック図である。
POSシステム1は、ショッピングセンターや、百貨店、コンビニエンスストア等の小売店、レストランや、喫茶店等の飲食店、その他の店舗、施設に適用されるシステムである。POSシステム1は、店舗における商品販売に関し、販売商品の登録、支払い金額算出、支払いに伴う会計処理、販売及び会計処理の結果を印刷するレシート発行、この会計処理に伴う情報の提供等を行う。また、POSシステム1は、店舗における商品の販売状況、商品の在庫の状況、売上の状況等を管理する機能を有する。
POSシステム1が使用される店舗には、会計処理を行う複数のレジカウンターが設けられている。そして、1つのレジカウンターには、少なくとも1台のホスト装置11が設けられ、さらに、複数の第2タブレット端末102を設置可能である。この場合、いずれかの第2タブレット端末102は受信装置に対応し、他の第2タブレット端末102のいずれかは第2の受信装置に対応する。第1タブレット端末101、及び、1または複数の第2タブレット端末102は、ホスト装置11に接続される。
第1タブレット端末101、及び、第2タブレット端末102は、タブレット型(板状)のコンピューターであり、本実施形態では、前面に形成された表示領域にタッチパネルが設けられ、タッチ操作によって各種入力が可能なタイプの端末である(図5参照)。
第1タブレット端末101は、レジカウンターにおいて、会計を担当するレジ担当者(オペレーター)が使用する端末であり、後述するように、レジカウンターにおける会計に際し、レジ担当者にユーザーインターフェイスを提供する。
第2タブレット端末102は、レジカウンターにおいて、会計に関する情報、例えば、会計に係る合計金額等を、顧客に対して表示する。すなわち、第2タブレット端末102は、いわゆるカスタマーディスプレイとしての機能を果たす装置である。一般的なPOSシステムのカスタマーディスプレイとしては、数十×数百ドットのドットマトリクス式の表示パネルを備えた装置が挙げられる。これに対し、本実施形態に係るPOSシステム1は、汎用のタブレット端末をカスタマーディスプレイとして使用可能とし、従来のカスタマーディスプレイと比較して、高精細でダイナミックな画像を表示可能である。第2タブレット端末102は、レジカウンターにおいて、顧客が視認できる位置に配置される。また、一部の第2タブレット端末102を、レジカウンターから離れた場所に設置することも勿論可能である。
ホスト装置11は、POSサーバー17及びデバイスサーバー18を備えた装置である。POSサーバー17は、POSシステム1を管理するサーバー装置として、第1タブレット端末101に対するデータの提供等を行う。
デバイスサーバー18には、入力デバイスとしてバーコードスキャナー12及びカードリーダー13が接続されている。バーコードスキャナー12は、商品または商品の包装に付されたバーコードを読み取って、読取結果をデバイスサーバー18に出力する。バーコードスキャナー12は、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した近距離無線通信によってデバイスサーバー18と接続されてもよいし、USBインターフェイス等の有線通信インターフェイスにより接続されてもよい。カードリーダー13は、クレジットカードや顧客の会員カード等を読み取って、読取結果をデバイスサーバー18に出力する。カードリーダー13は、磁気カードに記録された磁気情報を読み取るものであってもよいし、ICカードに対する情報の読み書きを行うものであってもよい。カードリーダー13は、USB等の規格に準拠した有線通信インターフェイスによりデバイスサーバー18に接続される。
デバイスサーバー18は、バーコードスキャナー12及びカードリーダー13から入力されるデータを第1タブレット端末101に送信する。また、デバイスサーバー18には、紙幣や、貨幣、金券等を収容するキャッシュドロワー14及びプリンターユニット21が接続されている。キャッシュドロワー14は、所定のシリアル通信の規格に準拠した有線通信方式によりデバイスサーバー18に接続される。デバイスサーバー18は、第1タブレット端末101から入力されるデータに基づき、キャッシュドロワー14を駆動して開かせる。また、デバイスサーバー18は、ホスト装置11の筐体に内蔵されるプリンターユニット21を制御して、レシートを印刷させる。さらに、デバイスサーバー18は、複数の第2タブレット端末102に対して表示データを送信する送信装置として機能する。
ホスト装置11が備えるPOSサーバー17及びデバイスサーバー18は、それぞれ別のハードウェアにより実現されてもよい。また、ホスト装置11の制御基板に実装されたコンピューターが、POSサーバー17に対応するプログラム、及びデバイスサーバー18に対応するプログラムをそれぞれ実行し、POSサーバー17及びデバイスサーバー18の機能を実現してもよい。また、プリンターユニット21は、ホスト装置11と同一の筐体に設けられているが、この筐体内で、プリンターユニット21の制御基板と、POSサーバー17及びデバイスサーバー18として動作する制御基板とを、別体として設けてもよい。
図2に示すように、ホスト装置11は、第1タブレット端末101及び第2タブレット端末102と通信を行うサーバーインターフェイス(I/F)32を備え、POSサーバー17とデバイスサーバー18とが接続されている。サーバーインターフェイス32は、所定のネットワークカード等の通信インターフェイスを備え、POSサーバー17が備えるPOSサーバー制御部30、及び、デバイスサーバー18が備えるデバイス制御部20の制御により動作する。サーバーインターフェイス32は、POSサーバー制御部30及びデバイス制御部20の制御に従い、第1タブレット端末101、及び、第2タブレット端末102との間で所定の無線通信プロトコルを実行し、各種データを送受信する。これにより、POSサーバー17及びデバイスサーバー18は、サーバーインターフェイス32を介して第1タブレット端末101及び第2タブレット端末102と通信を行う。
デバイスサーバー18は、デバイス制御部20と、プリンターユニット21(印刷部)と、無線デバイス通信部22と、有線デバイス通信部24と、記憶部25と、を備えている。
デバイス制御部20は、デバイスサーバー18の各部を制御するものであり、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。デバイス制御部20は、プリンターユニット制御部20a、通信部20b、デバイス通信制御部20c、及びデータ配信部20dの各部を備える。これらの各機能ブロックは、例えば、デバイスサーバー18のCPUがプログラムを実行することにより実現される。プリンターユニット制御部20aは、プリンターユニット21の制御に係るプログラムを実行してプリンターユニット21を制御する。
プリンターユニット21は、プリンターユニット制御部20aの制御の下、ロール紙を搬送する搬送機構、サーマルヘッドによってロール紙に文字や画像を印刷する印刷機構、ロール紙を切断するカッター機構等を備えている。プリンターユニット21は、ロール紙にレシートに係る画像を印刷した後、所定の位置でロール紙を切断することにより、レシートを発行する。また、プリンターユニット21には、キャッシュドロワー14がデイジーチェーン接続されている。プリンターユニット制御部20aは、プリンターユニット21を介して、所定のシリアル通信規格に準拠したプロトコルでキャッシュドロワー14と通信可能に接続されている。プリンターユニット21は、プリンターユニット制御部20aの制御の下、適宜、キャッシュドロワー14を制御して、例えば、キャッシュドロワー14に設けられた引き出しを開かせる。
通信部20bは、通信の制御に係るプログラムを実行して第1タブレット端末101、及び、第2タブレット端末102との間で行われる通信を制御する。
通信部20bは、端末インターフェイス271を介して第1端末制御部261と接続されて、第1端末制御部261から送信されたデータを受信する。通信部20bは、受信したデータを、後述する記憶部25に設けられた配信バッファー26に記憶させる機能を有する。
また、通信部20bは、端末インターフェイス272を介して、第2端末制御部262と接続される。通信部20bは、データ配信部20dと協働して、第2端末制御部262に対して、第1タブレット端末101から受信したデータを送信する機能を有する。データ配信部20dは、後述する記憶部25に設けられた配信バッファー26内のデータを、第2タブレット端末102に送信する。
デバイス通信制御部20cは、デバイスの制御に係るプログラムを実行して、各デバイスと通信し、各デバイスを制御する。
上述したプリンターユニット21の制御に係るプログラムや、通信の制御に係るプログラム、デバイスの制御に係るプログラムは、例えば、ホスト装置11のメーカーが提供する専用のAPI(Application Program Interface)を利用して生成され、これをデバイス制御部20が実行する。
無線デバイス通信部22は、バーコードスキャナー12との間でBluetoothの規格に準拠した近距離無線通信を行うものであり、リンクマネージャーや、リンクコントローラー、高周波回路、アンテナ等を含んで構成されている。デバイス通信制御部20cは、Bluetoothハードウェアを制御する、いわゆるBluetooth Driver Stackを読み出して実行する。これにより、デバイス通信制御部20cは無線デバイス通信部22を制御して、バーコードスキャナー12との間でBluetoothの規格に準拠して近距離無線通信を行う。
有線デバイス通信部24は、物理ポートに接続されたネットワークインターフェイスカード等を備え、カードリーダー13との間でUSB等の所定の通信プロトコルを実行して有線通信を行う。デバイス通信制御部20cは、有線デバイス通信部24を制御して、カードリーダー13との間で各種データまたは信号を送受信する。
記憶部25は、磁気的、光学的記憶媒体または半導体記憶素子で構成される不揮発性の記憶装置により構成される。記憶部25は、各種のプログラムやデータを、上記CPUにより読み取り可能な態様で、書き換え可能に記憶する。記憶部25には、後述する複数の配信バッファー26(記憶領域)が形成される。また、記憶部25には後述するバッファー対応情報27(対応情報)が記憶されている。ここで、いずれかの配信バッファー26は記憶領域に対応し、他の配信バッファー26のいずれかは第2の記憶領域に対応する。
POSサーバー17は、商品に関する情報を格納したデータベース、売り上げを管理するデータベース、在庫を管理するデータベース等を記憶するPOSサーバー記憶部31を備え、これらデータベースを利用して、POSシステム1を管理する。
POSサーバー17は、POSサーバー制御部30と、POSサーバー記憶部31とを備え、サーバーインターフェイス32に接続される。
POSサーバー制御部30は、POSサーバー17の各部を制御するものであり、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。上述のように、これらのCPU,ROM、RAM、及びその他の周辺回路はデバイス制御部20と共通であってもよい。
POSサーバー記憶部31は、磁気的、光学的記憶媒体または半導体記憶素子で構成される不揮発性の記憶装置により構成される。POSサーバー記憶部31は、各種のプログラムやデータを、上記CPUにより読み取り可能な態様で、書き換え可能に記憶する。POSサーバー記憶部31は、記憶部25と共通の記憶装置により構成されてもよい。
POSサーバー記憶部31には、アプリケーション35がロード可能に記憶されている。そして、アプリケーション実行部30aは、アプリケーション35を読み出して実行することにより、単独で、又は、第1ブラウザー実行部261aと協働して、各種処理を実行する。アプリケーション実行部30aは、第1タブレット端末101、又は、第2タブレット端末102から要求されたウェブページのデータを生成し、或いはPOSサーバー記憶部31から読み出して、要求元の端末に送信する。各端末は、受信したウェブページのデータに基づいて、後述する画面を表示する。
第1タブレット端末101は、第1端末制御部261、端末インターフェイス(I/F)271、表示制御部281、入力検出部291、及び、タッチパネル101aを備えている。
タッチパネル101aは、第1タブレット端末101の前面に配置された表示パネル101cと、表示パネル101cに重ねて配置されたタッチセンサー101bとで構成されている。表示パネル101cは、液晶表示パネル、有機ELパネル、電子ペーパー等のディスプレイであり、表示制御部281によって駆動される。タッチセンサー101bは、表示パネル101cに重ねて配置された静電容量式もしくは感圧式のセンサーであり、ユーザーの手指やペン型操作デバイスによる接触操作を検出して、操作を検出した位置を示す信号を入力検出部291に出力する。
表示制御部281は、後述する第1ブラウザー実行部261aから入力される表示データに基づいて、表示パネル101cを駆動し、表示パネル101cに文字や画像等を含む画面を表示する。
入力検出部291は、タッチセンサー101bが出力する信号に基づいて、タッチパネル101aに対する接触操作を検出する。この操作を検出した場合、入力検出部291は、操作位置を、表示パネル101cの表示位置に対応する座標により示す座標データを生成し、第1ブラウザー実行部261aに出力する。
第1端末制御部261は、第1タブレット端末101の各部を制御するものであり、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。第1端末制御部261は、ブラウザープログラムを実行することにより、ブラウザーの機能を実現する第1ブラウザー実行部261aを備えている。
第1ブラウザー実行部261aは、ブラウザーの機能により、HTML等のマークアップ言語やスクリプト言語で記述されたウェブページを、POSサーバー17からダウンロードする。ダウンロードされたウェブページのデータは、例えば図示しないRAMに記憶される。第1ブラウザー実行部261aは、ブラウザーの機能により、ダウンロードされたウェブページのデータを読み込み、このウェブページを表示させる表示データを生成して、表示制御部281に出力する。また、第1ブラウザー実行部261aは、ウェブページに実装されたスクリプトの機能により、単独で、又は、アプリケーション実行部30aと協働して、各種処理を実行する。
従って、第1タブレット端末101は、第1ブラウザー実行部261aの動作、または、第1ブラウザー実行部261aとPOSサーバー17のアプリケーション実行部30aとの協働により、POS端末装置として機能する。
第1ブラウザー実行部261aは、タッチセンサー101bへのタッチ操作に対応して入力検出部291から入力される座標データと表示制御部281に出力した表示データに基づき、入力された内容を特定する。第1ブラウザー実行部261aは、適宜、特定した入力内容に基づいて、スクリプトの機能によって適切な処理を実行し、また、特定した入力内容を示すデータをPOSサーバー17へ送信する。アプリケーション実行部30aは、入力されたデータに基づいて各種処理を実行する。また、第1ブラウザー実行部261aは、アプリケーション実行部30aがアプリケーションプログラムを実行した実行結果のデータをPOSサーバー17から受信して、受信したデータを反映した表示データを生成して表示制御部281に出力する。
端末インターフェイス271(I/F)は、第1端末制御部261の制御の下、デバイスサーバー18、及び、POSサーバー17と、所定の無線通信プロトコルを実行して通信を行う。この端末インターフェイス271と、第1端末制御部261とが協働して、ブラウザーからのデータを送信する「送信部」として機能する。
第2タブレット端末102は、第1タブレット端末101と同様、第2端末制御部262(第2制御部)、端末インターフェイス(I/F)272、表示制御部282、入力検出部292、及び、タッチパネル102aを備えている。
タッチパネル102aは、第2タブレット端末102の前面に配置された表示パネル102c(表示部)と、表示パネル102cに重ねて配置されたタッチセンサー102bとで構成されている。表示パネル102cは、液晶表示パネル、有機ELパネル、電子ペーパー等のディスプレイであり、表示制御部282によって駆動される。タッチセンサー102bは、表示パネル102cに重ねて配置された静電容量式もしくは感圧式のセンサーであり、ユーザーの手指やペン型操作デバイスによる接触操作を検出して、操作を検出した位置を示す信号を入力検出部292に出力する。
表示制御部282は、後述する第2ブラウザー実行部262aから入力される表示データに基づいて、表示パネル102cを駆動し、表示パネル102cに文字や画像等を含む画面を表示する。
入力検出部292は、タッチセンサー102bが出力する信号に基づいて、タッチパネル102aに対する接触操作を検出する。この操作を検出した場合、入力検出部292は、操作位置を、表示パネル102cの表示位置に対応する座標により示す座標データを生成し、第2ブラウザー実行部262aに出力する。
第2端末制御部262は、第2タブレット端末102の各部を制御するものであり、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。第2端末制御部262は、ブラウザープログラムを実行することにより、ブラウザーの機能を実現する第2ブラウザー実行部262aを備えている。
第2ブラウザー実行部262aは、ブラウザーの機能により、HTML等のマークアップ言語やスクリプト言語で記述されたウェブページを、デバイスサーバー18からダウンロードする。ダウンロードされたウェブページのデータは、例えば図示しないRAMに記憶される。第2ブラウザー実行部262aは、ブラウザーの機能により、ダウンロードされたウェブページのデータを読み込み、このウェブページを表示させる表示データを生成して、表示制御部282に出力する。
第2ブラウザー実行部262aは、ROM(図示略)に表示するウェブページを記憶していてもよい。このウェブページのデータは、後述する配置情報112(図3)である。図4(B)及び図5(B)を参照して後述するように、表示パネル102cに表示される画面には、POSシステム1が実行する会計に関する情報を表示する各種表示エリアが配置されている。第2ブラウザー実行部262aが有する配置情報112には、表示エリアの位置やサイズ、表示画面の枠等を設定するデータが含まれる。さらに、配置情報112には、表示エリアに表示されるデータを取得するスクリプト等が含まれる。第2ブラウザー実行部262aが表示する画面には会計処理の内容に対応したデータが含まれるが、このデータは会計処理の実行中にデバイスサーバー18から送信され、会計処理の内容により変化する。配置情報112には、デバイスサーバー18から送信されるデータを配置する情報が含まれている。第2ブラウザー実行部262aは、会計処理の実行中にデバイスサーバー18から送信されるデータを、配置情報112に従って表示エリアに配置して表示データを生成し、表示制御部282に出力して、表示パネル102cに表示させる。また、第2ブラウザー実行部262aは、デバイスサーバー18から新たにデータを受信する毎に表示エリアに新たなデータを配置して、表示データを更新する。これにより、第2ブラウザー実行部262aは、動的にデータを表示できる。
本実施形態の第2タブレット端末102では、端末インターフェイス272と、第2端末制御部262とが協働して、通信部20bから送信されたデータを受信する「受信部」として機能する。また、タッチパネル102aは、第2端末制御部262(出力制御部)で制御されたブラウザーを表示する「表示部」として機能する。
以下の説明では、第1タブレット端末101、及び、第2タブレット端末102を総称して、適宜、「端末」と表現するものとする。
図3は、第1タブレット端末101と、デバイスサーバー18と、第2タブレット端末102との間でデータを送受信する動作の説明図である。図3には、デバイス制御部20が備える通信部20b、データ配信部20d、第1ブラウザー実行部261a、及び、第2ブラウザー実行部262aの関係を説明に適した態様で模式的に示す。
本実施形態では、第1ブラウザー実行部261aから、第2ブラウザー実行部262aに対して、通信部20bを介して、データを送信可能である。図3には、第1ブラウザー実行部261aから、第2ブラウザー実行部262aへのデータの送信を実現する各機能ブロックを示している。
POSシステム1が起動すると、第1ブラウザー実行部261aと通信部20bとの間で、データを送受信する通信経路である第1経路K1が確立される。すなわち、第1ブラウザー実行部261aと通信部20bとは、ウェブソケット(WebSocket)の規格に準拠してコネクションを張る。第1経路K1は、第1ブラウザー実行部261aと通信部20bとが、ウェブソケットの規格に準拠してデータの送受信を行うソフトウェアのインターフェイスを形成することにより、実現される。第1経路K1は、例えば、Socket.ioライブラリーを利用した、ウェブソケットの規格に準拠した通信経路であるが、Comet等の他の規格を利用するものであってもよい。
POSシステム1が起動する際には、第2ブラウザー実行部262aと通信部20bとの間で、データを送受信する通信経路である第2経路K2が確立される。第2経路K2は、第1経路K1と同様、ウェブソケットの規格に準拠して張られたコネクションに基づく通信経路である。POSシステム1では複数の第2タブレット端末102をデバイスサーバー18に接続して使用可能である。このため、POSシステム1の起動時、または起動後の所定のタイミングで、POSシステム1で使用する第2タブレット端末102をデバイスサーバー18に接続させる。このとき、各々の第2タブレット端末102は、デバイス制御部20との間で第2経路K2を形成する。第2経路K2はウェブソケット規格に準拠したプッシュ型送信を行うことが可能な通信経路である。このため、第2経路K2を形成した後は、デバイス制御部20から第2ブラウザー実行部262aに対し、データをプッシュ送信できる。すなわち、第2ブラウザー実行部262aがデバイス制御部20に対してリクエストを送信し、リクエストの返信としてデバイス制御部20がデータを送信する手順を必要としない。第2ブラウザー実行部262aに送信すべきデータがある場合に、デバイス制御部20がデータを第2ブラウザー実行部262aに送信できる。
記憶部25には、複数の配信バッファー26が生成される。配信バッファー26は、記憶部25のデータ記憶領域の一部を区切って設けられた記憶領域である。配信バッファー26は、データ配信部20dの制御により新たに生成することも消去することも可能である。記憶部25に設けられる各配信バッファー26には固有の識別情報がデータ配信部20dにより付与される。図3の例では、#1〜#4の番号が、識別情報として付与されているが、この識別情報は各配信バッファー26を識別できればよく、英数字を含む符号(名称)等であってもよい。
配信バッファー26は、デバイス制御部20が第2経路K2を形成した第2タブレット端末102に対応づけられている。配信バッファー26に対応づける第2タブレット端末102は、第2経路K2を形成した第2タブレット端末102のうち任意のものが選択可能である。1つの第2タブレット端末102に複数の配信バッファー26を対応づけることも、1つの配信バッファー26に複数の第2タブレット端末102を対応づけることも可能である。
各々の配信バッファー26と、第2タブレット端末102との対応は、バッファー対応情報27により定義される。バッファー対応情報27は、デバイス制御部20と第2タブレット端末102とが第2経路K2を形成すると、データ配信部20dによって生成され、更新される。すなわち、1つの第2タブレット端末102が第2経路K2を形成すると、この第2タブレット端末102を対応づける配信バッファー26が選択され、対応づけに関するバッファー対応情報27が、データ配信部20dにより生成または更新される。ここで、データ配信部20dは対応情報制御部として機能する。
バッファー対応情報27は、例えば、配信バッファー26を識別する識別情報と、第2タブレット端末102を識別する識別情報とを用いて、対応づけを記述したファイルである。第2タブレット端末102を識別する識別情報としては、第2経路K2に対して付与されたID、第2タブレット端末102の名称、第2タブレット端末102のIPアドレス等を用いることができる。
デバイス制御部20が第2ブラウザー実行部262aにデータを送信する場合、第1ブラウザー実行部261aは、当該データを、第1経路K1を介して通信部20bに送信する。ここで、通信部20bは、第1経路K1を介して受信したデータを、記憶部25に設けられた配信バッファー26に記憶させる。ここで、通信部20bは、第1経路K1を介して送信されたデータに対応する配信バッファー26を選択して、記憶させる。例えば、第1ブラウザー実行部261aが、データとともに、このデータを記憶する配信バッファー26を指定する情報を送信した場合、通信部20bは、情報により指定された配信バッファー26に、受信したデータを記憶させてもよい。ここで、データを記憶する配信バッファー26を指定する情報が、第1ブラウザー実行部261aが送信するデータに付加され、或いは、当該データに含まれていてもよい。
また、通信部20bは、第1ブラウザー実行部261aから受信したデータの属性を判定し、属性に対して予め対応づけられた配信バッファー26にデータを記憶させてもよい。具体的には、#1の配信バッファー26が商品コードに対応し、#2の配信バッファー26が合計金額に対応し、#3の配信バッファー26が商品画像の画像データに対応づけられている場合を想定する。この場合、第1ブラウザー実行部261aが商品画像の画像データを送信すると、通信部20bは、受信した画像データを#3の配信バッファー26に記憶させる。通信部20bが判定する属性は、上記の例のように、商品販売に係る会計処理におけるデータの役割であってもよいし、画像データとテキストデータのようなデータ自体のフォーマットであってもよい。また、第1ブラウザー実行部261aがデバイスサーバー18に送信するデータに、そのデータの属性を示す情報(属性情報)が含まれていてもよい。
データ配信部20dは、通信部20bがいずれかの配信バッファー26にデータを記憶させたことを検出し、新たにデータが記憶された配信バッファー26を特定する。そして、特定した配信バッファー26に対応する第2タブレット端末102を、バッファー対応情報27に基づき選択する。そして、データ配信部20dは、選択した第2タブレット端末102に、新たに配信バッファー26に記憶されたデータを送信する。ここで、データ配信部20dは、プリンターユニット制御部20aの機能により第2経路K2を介して、データをプッシュ送信する。このため、第1ブラウザー実行部261aがデバイス制御部20に送信したデータは、対応する第2タブレット端末102に送信される。
さらに、データ配信部20dは、配信バッファー26に記憶されたデータを第2タブレット端末102に送信する際に、データが記憶されていた配信バッファー26の識別情報を合わせて送信する。第2タブレット端末102は、データと、データが記憶されていた配信バッファー26の識別情報を受信する。
第2ブラウザー実行部262aは、第2経路K2を介して送信されたデータを受信すると、受信したデータを表示する表示データを生成して、表示制御部282(図1)に出力し、表示パネル102cに表示させる。詳細には、第2ブラウザー実行部262aは、配置情報112を参照し、配置情報112に定義された表示態様で表示パネル102cに表示させる。配置情報112には、表示パネル102cにおける表示エリアの位置、サイズに関する情報のほか、デバイス制御部20から受信したデータを表示する表示エリアを指定する情報が含まれる。この情報は、受信したデータが記憶されていた配信バッファー26の識別情報と、受信したデータを表示するエリアとを対応づける情報を含む。
図3の例では、通信部20bが#2の配信バッファー26にデータを記憶させると、データ配信部20dの制御により、このデータが3つの第2タブレット端末102にプッシュ送信される。データを受信した第2ブラウザー実行部262aは、配置情報112において#3の配信バッファー26に対応づけられた表示エリアに、受信したデータを表示する。なお、配置情報112には、受信したデータの表示態様を指定する情報として、テキストデータを表示する場合のフォント、画像データを表示する場合の表示サイズ、背景色等を指定する情報を含んでいてもよい。
また、第2ブラウザー実行部262aは、デバイス制御部20から受信したデータの表示中に、新たにデバイス制御部20から、表示中のデータと同じ配信バッファー26に記憶されていたデータが送信された場合、表示中のデータを新たなデータに差し替える。これにより、表示パネル102cに表示中のデータが更新される。さらに、データ配信部20dは、表示中のデータの消去を指示するコマンドや、配信バッファー26に記憶された新たなデータとして空白のデータを送信することが可能である。この場合、第2ブラウザー実行部262aは、表示中のデータの一部または全部の表示を終了する。
なお、配置情報112に含まれる情報の一部または全部を、バッファー対応情報27に含む構成としてもよい。具体的には、バッファー対応情報27に、配信バッファー26に対応づけて、配信バッファー26に記憶されたデータの表示形態を指定する情報を含めることができる。データ配信部20dは、配信バッファー26に記憶されたデータをバッファー対応情報27に従って第2タブレット端末102に送信する場合に、バッファー対応情報27に含まれる表示形態を指定する情報を送信する。データを受信した第2タブレット端末102の第2ブラウザー実行部262aは、受信したデータを、データとともに受信した表示形態を指定する情報に従って表示する。表示態様を指定する情報は、例えば、テキストデータを表示する場合のフォント、画像データを表示する場合の表示サイズ、背景色等を指定する情報である。この場合、第2タブレット端末102におけるデータの表示形態を、ホスト装置11により制御できるという利点がある。
バッファー対応情報27がデータの表示形態を指定する情報を含む場合、第2タブレット端末102が配置情報112を記憶していてもよく、記憶しなくてもよい。第2タブレット端末102が配置情報112を記憶する場合、第2ブラウザー実行部262aは、バッファー対応情報27が含む表示形態に係る情報を優先して表示形態を決めてもよいし、配置情報112を優先してもよい。また、第2ブラウザー実行部262aは、バッファー対応情報27が含む表示形態に係る情報と配置情報112との両方に基づいて表示形態を決めてもよい。
また、記憶部25の配信バッファー26に記憶されたデータを第2タブレット端末102に送信する処理は、データ配信部20dが送信制御を行ってデバイスサーバー18からプッシュ配信する構成に限定されない。例えば、データ配信部20dの制御により、バッファー対応情報27の対応づけを各第2タブレット端末102に対して通知してもよい。この場合、デバイスサーバー18から通知された対応づけに従い、第2端末制御部262が、配信バッファー26にアクセスしてデータを取得する構成としてもよい。ここで、バッファー対応情報27に設定された配信バッファー26と第2タブレット端末102との対応づけを示す情報またはバッファー対応情報27そのものを第2タブレット端末102が記憶してもよい。また、第2タブレット端末102に、配信バッファー26と同期する記憶領域を設けて、この記憶領域内のデータを配信バッファー26と同期させる制御を第2端末制御部262またはデータ配信部20dが行ってもよい。これらのいずれの方法によっても、配信バッファー26にデータが記憶されると、バッファー対応情報27に設定された対応づけに従って、配信バッファー26に対応する第2タブレット端末102に、配信バッファー26に記憶されたデータが配信される。
図3に示したデータ送信に係る動作を、図4にフローチャートで示す。図4は、POSシステム1の各部の動作を示し、(A)は第1タブレット端末101の動作を示し、(B)はデバイスサーバー18の動作を示し、(C)は第2タブレット端末102の動作を示し、(D)は第2タブレット端末102の動作を示す。
まず、デバイスサーバー18において、データ配信部20dにより、記憶部25に配信バッファー26が形成される(ステップSB1)。ここで、配信バッファー26は、ホスト装置11における手動の操作、または第1タブレット端末101からの要求等に応じて、形成される。また、第2タブレット端末102と接続される際に、接続した第2タブレット端末102の要求に応じて配信バッファー26が形成されてもよい。
続いて、デバイス制御部20と第2タブレット端末102とがウェブソケット接続され、第2経路K2が形成され、第2タブレット端末102から配信バッファー26の割当が要求される(ステップSC1)。データ配信部20dは、第2タブレット端末102の要求を受信し(ステップSB2)、受信した要求に従ってバッファー対応情報27を生成する(ステップSB3)。既にバッファー対応情報27がある場合、データ配信部20dは、要求された対応づけを含むようにバッファー対応情報27を更新する。また、割当を要求した第2タブレット端末102では、第2ブラウザー実行部262aが、要求した割当に対応する内容の配置情報112を生成し、或いは配置情報112を更新する(ステップSC2)。他の第2タブレット端末102が、配信バッファー26の割当を要求した場合(ステップSD1)、同様に、データ配信部20dが要求を受信し(ステップSB4),バッファー対応情報27を更新する(ステップSB5)。この割当を要求した第2タブレット端末102では、第2ブラウザー実行部262aが、要求した割当に対応する内容の配置情報112を生成し、或いは配置情報112を更新する(ステップSD2)。
その後、第2ブラウザー実行部262aがデータを送信すると(ステップSA1)、通信部20bがデータを受信し(ステップSB6)、受信したデータを、このデータに対応する配信バッファー26に記憶させる(ステップSB7)。ここで、データ配信部20dは、通信部20bにより新たなデータが配信バッファー26に格納されたことを検出して、バッファー対応情報27に従って、第2経路K2を介してデータを送信させる(ステップSB8)。データを受信した第2ブラウザー実行部262aは(ステップSC3)、受信したデータを配置情報112に基づいて配置して表示データを生成し、表示パネル102cに表示させる(ステップSC4)。同時にデータが送信された他の第2タブレット端末102でも、第2ブラウザー実行部262aがデータを受信し(ステップSD3)、受信したデータを配置情報112に基づいて表示させる(ステップSD4)。
また、通信部20bは、サーバーインターフェイス32が外部サーバー2に接続可能な場合、外部サーバー2からデータを取得することも可能である。外部サーバー2は、インターネット等の外部のオープンネットワーク、またはPOSシステム1を含むクローズドなネットワーク上のサーバー装置である。具体的な例としては、気象情報を配信するサービスを行うサーバーが挙げられる。通信部20bは、予め設定されたIPアドレスやURLに基づいて外部サーバー2にアクセスし、外部サーバー2からデータを取得し、外部サーバー2に対応づけられた配信バッファー26(例えば、#4)にデータを記憶させる。このデータは、データ配信部20dによって、配信バッファー26から読み出されて、#4の配信バッファー26に対応づけられた第2タブレット端末102に送信される。これにより、第2タブレット端末102に、例えば気象情報のデータを送信し、表示パネル102cに気象情報を表示させることができる。
ここで、会計に係る処理が行われる前に、第1タブレット端末101、及び、第2タブレット端末102は、それぞれ、以下の処理を実行する。
POSシステム1が設置されたレジのオペレーターまたは他の従事者は、タッチパネル101aへのタッチ操作により、第1ユーザーインターフェイスU1の表示を指示する。当該指示に応じて、第1ブラウザー実行部261aは、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等のウェブページのデータを取得し、当該データに基づいて第1ユーザーインターフェイスU1を表示する。このウェブページのデータには、アプリケーション実行部30aと協働して、例えば後述する会計に係る各種処理を実行する機能を有するプログラムが、所定のスクリプト言語によって実装(記述)されている。
図5は、タブレット端末に表示されるユーザーインターフェイスを示す図である。図5(A)は、タッチパネル101aに表示された第1ユーザーインターフェイスU1の一例を示す図である。また、図5(B)はタッチパネル102aに表示された第2ユーザーインターフェイスU2の一例を示す図である。
図5(A)の第1ユーザーインターフェイスU1の左上部には、顧客が購入した商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量が一覧表示される一覧表示エリア39が表示されている。一覧表示エリア39の右方には、顧客が購入した商品の合計金額、会計に際して顧客から預かった金銭の金額、及び、顧客に渡すべきお釣りの金額が表示される金額表示エリア40が表示されている。
一覧表示エリア39の下方には、バーコードスキャナー12によって読み取られたバーコードが表す情報(以下、「バーコード情報」という。)が入力され表示される入力フィールドであるバーコード情報入力フィールド41が形成されている。バーコード情報は、基本的には、商品の種類毎に一意に割り当てられた識別情報である。
バーコード情報入力フィールド41の下方には、カードリーダー13によって顧客の会員カードが読み取られた場合に、当該読み取りによって取得される会員番号が入力され表示される入力フィールドである会員番号入力フィールド42が表示されている。
バーコード情報入力フィールド41、及び、会員番号入力フィールド42の右方には、ソフトウェアテンキー43が表示されている。第1ユーザーインターフェイスU1に形成された入力フィールドのそれぞれに対しては、ソフトウェアテンキー43を介して情報を入力することが可能となっており、ソフトウェアテンキー43は、情報の入力に必要なキーを有している。
第1ユーザーインターフェイスU1の上端部には、アクセス先のアドレスが表示されるアドレス入力フィールド44が表示されている。
次に、第2タブレット端末102について説明する。上述したとおり、第2タブレット端末102は、顧客に会計に係る各種情報を提供するカスタマーディスプレイとしての機能を有する端末である。
会計に係る処理が行われる前に、レジのオペレーターまたは他の従事者は、第2タブレット端末102のブラウザーを起動し、タッチパネル102aへのタッチ操作により第2ユーザーインターフェイスU2の表示を指示する。当該指示に応じて、第2ブラウザー実行部262aは、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等のウェブページのデータを取得し、当該データに基づいて第2ユーザーインターフェイスU2を表示する。
図5(B)の第2ユーザーインターフェイスU2の最上部には、顧客が購入した商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量が一覧表示される購入商品表示エリア55が表示されている。購入商品表示エリア55の下方には、顧客が購入した商品の合計金額が表示される合計金額表示エリア56が配置される。さらに、合計金額表示エリア56の下方には、会計に際して顧客から預かった金銭の金額が表示される預かり金額表示エリア57が配置される。金額表示エリア57の下方には、顧客に渡すべきお釣りの金額が表示される釣銭金額表示エリア58が表示されている。
また、第2ユーザーインターフェイスU2の下部には情報表示エリア59が配置されている。情報表示エリア59は、上述した例のように通信部20bが外部サーバー2(図3)から取得した気象情報が表示されるエリアである。
第2ユーザーインターフェイスU2の表示態様は、配置情報112により定義されている。購入商品表示エリア55、合計金額表示エリア56、金額表示エリア57、釣銭金額表示エリア58、及び情報表示エリア59の各エリアは、配信バッファー26の識別情報に対応づけられている。例えば、情報表示エリア59は#4の配信バッファー26に対応づけられ、#4の配信バッファー26に記憶された気象情報のデータを第2ブラウザー実行部262aが受信すると、情報表示エリア59に気象情報が表示される。デバイス制御部20から新たな気象情報のデータが送信されると、情報表示エリア59の表示は更新される。
図6は、POSシステム1の各装置の動作を示すフローチャートである。図7(A)はデバイスサーバー18の動作を示し、(B)は第1タブレット端末101の動作を示し、(C)はPOSサーバー17の動作を示し、(D)は第2タブレット端末102の動作を示す。また、図7は、タブレット端末に表示されるユーザーインターフェイスを示す図であり、図7(A)は第1ユーザーインターフェイスU1を示し、(B)は第2ユーザーインターフェイスU2を示す。
図6及び図7を参照して、顧客がある1つの商品を購入する場合を例に説明する。
まず、レジカウンターにおいて、レジの担当者は、バーコードスキャナー12によって、顧客が購入した1の商品に付されたバーコードを読み取る(ステップSX1)。
デバイス通信制御部20cは、無線デバイス通信部22を介して、バーコードスキャナー12の読み取り結果を示すデータを取得する(ステップSB11)。さらに、デバイス通信制御部20cは、読み取り結果を示すデータに基づいて、バーコード情報を示すデータ(入力データ)を生成し、当該バーコード情報を示すデータ(入力データ)を、通信部20bに出力する(ステップSB12)。通信部20bは、所定のプロトコルに準拠して、バーコード情報を示すデータ(入力データ)を、第1ブラウザー実行部261aに送信する(ステップSB13)。
バーコード情報を示すデータ(入力データ)が入力されると、第1ブラウザー実行部261aは、第1ユーザーインターフェイスU1に係るHTMLファイルに実装されたプログラム(以下、単に「スクリプト」という。)の機能により、バーコード情報入力フィールド41にバーコード情報を入力する(ステップSA11)。次いで、第1ブラウザー実行部261aは、スクリプトの機能により、アプリケーション実行部30aと通信し、バーコード情報が示す商品の商品名称、単価を問い合わせる(ステップSA12)。当該問い合わせを受けたアプリケーション実行部30aは、アプリケーション35の機能により、適宜、適切なデータベースにアクセスし、必要な情報を取得し、取得した情報を第1ブラウザー実行部261aに出力する(ステップSE11)。
第1ブラウザー実行部261aは、スクリプトの機能により、顧客が購入した商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量を一覧表示エリア39に表示し、金額表示エリア40の所定の欄に、顧客が購入した商品の合計金額を表示する(ステップSA13)。次いで、レジの担当者によって、ソフトウェアテンキー43を介して会計すべき商品を確定する旨の操作が行われると、顧客から代金の預かり、及び、お釣りの返却が行われる。これに伴い第1タブレット端末101が操作され、第1ブラウザー実行部261aは、スクリプトの機能によってアプリケーション実行部30aと通信し、金額表示エリア40の欄に情報を表示する(ステップSA14)。
図7(A)は、ステップSA14が完了した時点での、第1ユーザーインターフェイスU1の一例を示す図である。図7(A)に示すように、ステップSA14が完了した時点では、第1ブラウザー実行部261aの機能(ブラウザーの機能)により、第1ユーザーインターフェイスU1に形成された各エリアに適切な情報が入力、表示された状態となる。
第1ブラウザー実行部261aは、スクリプトの機能により、第2ユーザーインターフェイスU2に形成された各エリアに、情報を表示させる表示関連データを生成する(ステップSA15)。第1ブラウザー実行部261aは、デバイスサーバー18が送信した入力データに基づいて表示データを生成する。第1ブラウザー実行部261aは、第1経路K1を介して、生成した表示関連データを通信部20bに送信する(ステップSA16)。
通信部20bは、表示関連データを受信すると、受信した表示関連データを、配信バッファー26に記憶する(ステップSB14)。そして、データ配信部20dは、配信バッファー26に記憶された表示関連データを、第2経路K2を介して、第2ブラウザー実行部262aに送信する(ステップSB15)。
この表示関連データは、例えば、JSON(Java Script Object Notation)で記述されたデータであって、第2ユーザーインターフェイスU2の各エリアに表示されるデータである。具体的には、表示関連データには、顧客が購入した商品に係る商品名、単価、及び、数量を示す情報がプロトコルに準拠して記述されている。このデータは第2ユーザーインターフェイスU2の購入商品表示エリア55に表示すべき情報であり、通信部20bにより、配信バッファー26に記憶される。配信バッファー26は、配置情報112によって、購入商品表示エリア55に対応づけられており、後述するように購入商品表示エリア55に表示される。同様に、表示関連データには、合計金額表示エリア56に表示される情報である、顧客が購入した商品の合計金額を示す情報が記述されている。また、預かり金額表示エリア57に表示する情報である、会計に際して顧客から預かった金銭の金額を示す情報が記述されている。また、釣銭金額表示エリア58に表示する情報である、顧客に渡すべきお釣りの金額を示す情報が記述されている。周知の通り、JSONで記述されたデータは、JavaScript(登録商標)等、ウェブページに係るHTMLファイル上に実装されたスクリプトで処理可能である。このため、本実施形態のように、ブラウザーの機能によって実現される第1ブラウザー実行部261aから、第2ブラウザー実行部262aへと送信するデータの態様として用いることができる。なお、他の形式のデータをやり取りする構成であってもよい。
第2ブラウザー実行部262aは、表示関連データを受信すると(ステップSC11)、スクリプトの機能により、JSONで記述された表示関連データを解析する(ステップSC12)。そして、第2ブラウザー実行部262aは、表示関連データが記憶されていた配信バッファー26の識別情報と、配置情報112とに基づき、第2ユーザーインターフェイスU2の各エリアに、当該データにて指定された情報を表示する(ステップSC13)。
図7(B)は、ステップSC13が完了した時点での、第2ユーザーインターフェイスU2の一例を示す図である。図7(B)に示すように、第2ブラウザー実行部262aは、受信した表示関連データに基づき、配置情報112に従って、第2ユーザーインターフェイスU2の各エリアに情報を表示する。このため、会計を行った顧客は、タッチパネル102aに表示された第2ユーザーインターフェイスU2を視認することにより、会計に係る各種情報を、確認することが可能となる。特に、本実施形態では、従来の数十×数百ドットのドットマトリクス式の表示パネルからなるカスタマーディスプレイと異なり、タブレット端末である第2タブレット端末102のタッチパネル102aに会計に係る情報が表示される。これにより、大容量の情報を、高精細でダイナミックな表示部により表示した上で、顧客に提供することが可能である。
その後、第1ブラウザー実行部261aは、スクリプトの機能により、プリンターユニット21によって発行させるレシートに関する情報が含まれたXMLドキュメント(データ)を生成する(ステップSA17)。当該XMLドキュメントには、XMLに係るフォーマットに準拠して、レシートに印刷する文字や画像の情報等、レシートを発行するのに必要な情報が含まれている。第1ブラウザー実行部261aは、所定のプロトコルに準拠して、生成したXMLドキュメントを、通信部20bに送信する(ステップSA18)。
第1ブラウザー実行部261aによるXMLドキュメントの送信に応じて、通信部20bは、XMLドキュメントを受信すると共に(ステップSB16)、プリンターユニット制御部20aに出力する(ステップSB17)。
プリンターユニット制御部20aは、入力されたXMLドキュメントに基づいて、プリンターユニット21のコマンド体系に準拠した制御コマンドであって、プリンターユニット21にレシートの発行に係る各種処理を行わせる制御コマンドを生成し、プリンターユニット21に出力する(ステップSB18)。プリンターユニット21の制御回路は、制御コマンドに基づいて、各種機構を制御し、レシートを発行する(ステップSB19)。
POSシステム1では、デバイスサーバー18が第2タブレット端末102に送信したデータを、第2タブレット端末102の要求により再送信できる。
図8は、POSシステム1におけるデータ再送動作の説明図である。また、図9はデータ再送に係るPOSシステム1の動作を示す。図9(A)はデバイスサーバー18の動作を示し、図9(B)は第2タブレット端末102の動作を示す。
第2ブラウザー実行部262aは、データ配信部20dから送信されたデータの受信に失敗した場合に、第2経路K2を介してデータの再送を要求する(ステップSC21)。第2ブラウザー実行部262aが再送を要求する場合とは、例えば、データ配信部20dから送信されたデータが所定のフォーマットに適合しないデータである場合、もしくはデータ配信部20dからデータを受信しない時間が設定された時間に達した場合である。
第2ブラウザー実行部262aが送信する要求は、データの再送を要求するコマンドであり、再送するデータが記憶されている配信バッファー26の識別情報を含んでもよい。また、単にデータの再送信を要求する情報のみで構成されたコマンドであってもよい。
データ配信部20dは、第2ブラウザー実行部262aからデータの再送が要求された場合に、この要求を受信して(ステップSB21)、配信バッファー26内のデータを取得する(ステップSB22)。ここで、図8に示すように、第2ブラウザー実行部262aがデータの再送信を要求するコマンドに配信バッファー26の識別情報を含めて送信した場合、データ配信部20dは、識別情報に該当する配信バッファー26内のデータを読み出す。例えば、第2タブレット端末102に#1〜#3の3つの配信バッファー26が対応付けられている場合、第2ブラウザー実行部262aは、これら3つの配信バッファー26の一部のみについて、データの再送信を要求できる。ここで、データ配信部20dは、第2ブラウザー実行部262aからコマンドを受信し、受信したコマンドに配信バッファー26の識別情報が含まれている場合、バッファー対応情報27に基づいて再送信の可否を判定してもよい。すなわち、データ配信部20dは、第2タブレット端末102から受信したコマンドの識別情報が指定する配信バッファー26が、バッファー対応情報27で当該第2タブレット端末102に対応付けられていない場合、データの再送信を拒否してもよい。この場合、バッファー対応情報27により対応付けられていないデータの配信を防止できる。
また、第2ブラウザー実行部262aが配信バッファー26の識別情報を含まないコマンドのみを送信して要求した場合、データ配信部20dは、この第2タブレット端末102に対してバッファー対応情報27で対応づけられた配信バッファー26内のデータを読み出す。具体的には、データ配信部20dは、データの再送信の要求コマンドを受信した場合に、コマンドを送信した第2タブレット端末102のIPOHアドレス等に基づき、第2タブレット端末102を特定する。そして、データ配信部20dは、特定した第2タブレット端末102にバッファー対応情報27で対応付けられている配信バッファー26を特定し、これらの配信バッファー26内のデータを送信する。
データ配信部20dは、配信バッファー26から読み出したデータを、例えば、更新された時間が新しいデータから順に、第2ブラウザー実行部262aに送信する(ステップSB23)。ここで、データ配信部20dは、再送するデータに、このデータが格納されていた配信バッファー26の識別情報を付加してもよい。
第2ブラウザー実行部262aは、再送されたデータを受信し(ステップSC22)、配置情報112に基づいて受信したデータを表示パネル102cに表示する(ステップSC23)。
このようにデータを再送することにより、ホスト装置11と第2タブレット端末102との間の通信が途絶または障害を発生した場合であっても、第2タブレット端末102にデータを表示できる。POSシステム1は商品販売に係る会計処理を行い、第2タブレット端末102に会計処理に関する情報を表示する。このため、表示が行われないと顧客に不便を与え、店舗にとって望ましくない。データの再送を行うことで、このような不利益を回避できる。
配信バッファー26には、図8に示すように、通信部20bが記憶させた複数のデータを記憶可能である。各々の配信バッファー26は、記憶部25の記憶容量等に基づいて、容量が割り当てられている。配信バッファー26には、割り当てられた容量で、複数のデータが記憶される。
すなわち、通信部20bは、配信バッファー26に既にデータが記憶されている場合、記憶されているデータと、新たに記憶させようとするデータ(第2のデータ)との容量の合計と、予め設定された配信バッファー26の容量とを比較する。通信部20bは、記憶されているデータと第2のデータの容量の合計が配信バッファー26の容量以下、または、配信バッファー26の容量より小さい場合には、既に記憶されているデータを残して第2のデータを追加して記憶させる。また、通信部20bは、配信バッファー26に記憶されているデータと第2のデータの容量の合計が配信バッファー26の容量を超える場合には、記憶されているデータに第2のデータを上書きして記憶させる。このように、通信部20bは、配信バッファー26の容量を超えない範囲において、取得したデータを配信バッファー26に追記し、配信バッファー26に記憶されているデータを削除または上書きしない。このため、配信バッファー26には、新しいデータから順に、配信バッファー26の容量を超えない範囲で、より多くのデータが記憶される。
データ配信部20dは、第2ブラウザー実行部262aにより再送が要求された場合に、該当する配信バッファー26内のデータを第2ブラウザー実行部262aに送信する。このため、より多くのデータを配信バッファー26に記憶すれば、例えば長時間の障害が発生した場合であっても、この障害により受信されなかったデータのうちの多くを再送信できる。これにより、第2タブレット端末102がデータを受信できない状態が発生しても、データを再送信することで第2タブレット端末102に正しい情報を表示できる。
以上説明したように、本実施形態に係るPOSシステム1は、複数の第2タブレット端末102と、第2タブレット端末102にデータを送信するデバイスサーバー18とを備える。デバイスサーバー18は、データを送信するサーバーインターフェイス32と、データを記憶する複数の配信バッファー26と、配信バッファー26と第2タブレット端末102とを対応づけるバッファー対応情報27と、データを取得して配信バッファー26に記憶させる通信部20bとを備える。そして、通信部20bが配信バッファー26に記憶させたデータが第2タブレット端末102に送信された後、第2タブレット端末102がデータの再送信を要求した時、配信バッファー26に記憶されたデータが第2タブレット端末102に再送信される。これにより、第2タブレット端末102がデバイスサーバー18に対してデータの送信を要求することなく、デバイスサーバー18が新たなデータを取得すると、対応する第2タブレット端末102にデータを送信できる。そして、第2タブレット端末102がデータの再送信を要求すると、要求を行った第2タブレット端末102にデータが再送信される。これにより、データの再送を行うことができる。
また、デバイスサーバー18は、通信部20bが配信バッファー26に記憶させたデータを、バッファー対応情報27で配信バッファー26に対応づけられた第2タブレット端末102に送信させるデータ配信部20dを有する。データ配信部20dは、第2タブレット端末102からデータの再送信が要求された時、要求した第2タブレット端末102にバッファー対応情報27で対応付けられた配信バッファー26に記憶されたデータを、再送信させる。これにより、デバイスサーバー18が新たなデータを取得すると、デバイスサーバー18の制御により、バッファー対応情報27で対応づけられた第2タブレット端末102にデータが送信される。そして、第2タブレット端末102がデータの再送信を要求すると、デバイスサーバー18の制御により、この第2タブレット端末102に対応する配信バッファー26のデータが再送信される。従って、第2タブレット端末102へのデータの送信および再送信をデバイスサーバー18の制御で行うことができ、データの送信先の第2タブレット端末102を高い自由度で決めることができる。
また、配信バッファー26は予め定められた容量の記憶領域であり、上記データとは異なる第2のデータを記憶する。通信部20bは、配信バッファー26に記憶されたデータと、第2のデータの容量の合計が配信バッファー26の容量以下または小さい場合には第2のデータを追加して記憶させ、配信バッファー26に記憶されたデータと第2のデータの容量の合計が配信バッファー26の容量を超える場合には第2のデータを上書きして記憶させる。このため、予め定められた配信バッファー26の容量内でデータが蓄積されるので、第2タブレット端末102においてデータの再送が必要な場合に、より多くのデータを再送できる。
また、第2タブレット端末102は配信バッファー26を指定してデータの再送を要求し、データ配信部20dは、データの再送を要求した第2タブレット端末102に対応する配信バッファー26のうち、第2タブレット端末102が指定した配信バッファー26に記憶しているデータを送信させる。このため、第2タブレット端末102が対応していない配信バッファー26のデータを再送してしまうことがなく、非対応のデータを送信することによる不具合を防止し、確実なデータ送信を行うことができる。
また、第2タブレット端末102とデバイス制御部20とがウェブソケット接続され、データ配信部20dは、通信部20bがいずれかの配信バッファー26にデータを記憶させた場合に、記憶されたデータをバッファー対応情報27で対応づけられた第2タブレット端末102にプッシュ送信する。このため、通信部20bがデータを配信バッファー26に記憶させた場合に、このデータが第2タブレット端末102にプッシュ送信される。従って、データを速やかに第2タブレット端末102に送信することができ、かつ、必要に応じてデータの再送を行うことができる。
また、第2タブレット端末102の第2ブラウザー実行部262aは、デバイスサーバー18から送信されたデータを受信して表示パネル102cにより表示させる。第2ブラウザー実行部262aは、デバイスサーバー18から受信したデータを、当該データが記憶されていた配信バッファー26に対応する表示形態で表示パネル102cに表示させる。このため、第2タブレット端末102が受信したデータを表示する表示形態を、データが記憶されていた配信バッファー26をもとに決定できる。このため、デバイスサーバー18から第2タブレット端末102に速やかにデータを送信し、このデータを所定の表示形態で表示させることができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、データ配信部20dが、配信バッファー26に記憶されたデータを、第2タブレット端末102にプッシュ送信する構成を例に挙げて説明した。本発明はこれに限定されず、例えば、出力装置は、プリンターユニット21であってもよいし、外部のプリンターであってもよい。すなわち、データ配信部20dが、プリンターユニット21や他のプリンターにデータをプッシュ送信し、このデータを受信したプリンターユニット21や他のプリンターが、予め設定された情報に基づきデータを配置して印刷を行ってもよい。
また、ホスト装置11に表示装置を接続し、デバイス制御部20上で仮想的に第2タブレット端末102を形成してもよい。具体的には、デバイス制御部20を構成するCPUによりソフトウェアを実行して、第2タブレット端末102の第2端末制御部262と同様にウェブブラウザーを実行させて、仮想の端末を動作させてもよい。この仮想の端末は、プリンターユニット制御部20aとの間で第2経路K2を形成してもよい。この場合、データ配信部20dが、第2タブレット端末102に送信するデータを、デバイス制御部20上の仮想の端末にも送信する。これにより、ホスト装置11において、第2タブレット端末102にプッシュ送信されたデータを出力させることができる。同様の方法により、第1タブレット端末101において、第2タブレット端末102と同様に動作する仮想の端末を設けてもよい。
また、本実施形態では、ホスト装置11が、POSサーバー17及びデバイスサーバー18の機能を実現する構成として説明したが、POSサーバー17とデバイスサーバー18とを別個の装置として構成することも勿論可能である。さらに、通信部20b及びデータ配信部20dの機能のうち、第1タブレット端末101や外部から取得したデータを配信バッファー26に記憶し、第2タブレット端末102にプッシュ送信する機能を、POSサーバー17が実行する構成としてもよい。また、当該機能を、ホスト装置11とは別の装置により実行させてもよい。
また例えば、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、各機器は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
1…POSシステム(送信システム)、11…ホスト装置、17…POSサーバー、18…デバイスサーバー(送信装置)、20…デバイス制御部、20a…プリンターユニット制御部、20b…通信部、20c…デバイス通信制御部、20d…データ配信部(送信制御部、対応情報制御部)、25…記憶部、26…配信バッファー(記憶領域)、27…バッファー対応情報(対応情報)、30…POSサーバー制御部、30a…アプリケーション実行部、31…POSサーバー記憶部、32…サーバーインターフェイス(送信部)、35…アプリケーション、101…第1タブレット端末、101c…表示パネル、102…第2タブレット端末(受信装置)、102c…表示パネル(表示部)、112…配置情報、261…第1端末制御部、261a…第1ブラウザー実行部、262…第2端末制御部、262a…第2ブラウザー実行部(出力制御部)。

Claims (8)

  1. データを受信する受信装置と、
    前記データを前記受信装置に送信する送信部、前記データを記憶する記憶領域を含んで前記記憶領域と前記受信装置とを対応づける対応情報を記憶する記憶部、前記データを前記記憶領域に記憶させる制御を行う記憶制御部、及び、前記記憶制御部が前記記憶領域に前記データを記憶させたことを検出し、検出した前記記憶領域に前記対応情報によって対応付けられた前記受信装置に対し、検出した前記記憶領域に記憶された前記データを前記送信部によって送信させる送信制御部を有する送信装置と、
    を備え、
    前記送信装置の前記送信制御部は、前記記憶領域に記憶さた前記データを前記送信部によって前記受信装置に送信た後、前記受信装置が前記データの再送信を要求した時、要求をした前記受信装置と前記対応情報により対応づけられた前記記憶領域を特定し、特定した前記記憶領域に記憶された前記データを、前記送信部によって前記受信装置に再送信さることを特徴とする送信システム。
  2. 前記受信装置と前記送信装置とはウェブソケットのコネクションで接続され、
    前記記憶領域は前記受信装置と前記送信装置とが前記コネクションを形成することで生成され、
    接続された前記受信装置を前記記憶領域に対応づける前記対応情報が生成され、
    前記送信制御部は、前記記憶領域に記憶された前記データを、前記記憶領域に前記対応情報によって対応付けられた前記受信装置にプッシュ送信する請求項に記載の送信システム。
  3. 前記対応情報は、複数の前記受信装置を前記記憶領域に対応付ける情報で構成される請求項1または2に記載の送信システム。
  4. 前記対応情報は、前記受信装置を複数の前記記憶領域に対応付ける情報で構成される請求項1または2に記載の送信システム。
  5. 前記記憶領域は予め定められた容量の記憶領域であり、前記データと異なる第2のデータを記憶し、
    前記記憶制御部は、前記データの容量と前記第2のデータの容量の合計が前記記憶領域の容量以下の場合には前記第2のデータを追加して記憶させ、前記データの容量と前記第2のデータの容量の合計が前記記憶領域の容量よりも大きい場合には前記第2のデータを前記データに上書きして記憶させる請求項1からのいずれか1項に記載の送信システム。
  6. 前記受信装置は、表示エリアが配置される表示部を備え、前記記憶領域に記憶された前記データを受信して、受信した前記データを、前記記憶領域に対応付けられた前記表示エリアに表示する請求項1から5のいずれか1項に記載の送信システム。
  7. 受信装置へデータを送信する送信部と、
    前記データを記憶する記憶領域を有し、前記記憶領域と前記受信装置とを対応づける対応情報を記憶する記憶部と、
    前記データを前記記憶領域に記憶させる制御を行う記憶制御部と、
    前記記憶制御部が前記記憶領域に前記データを記憶させたことを検出し、検出した前記記憶領域に記憶された前記データを前記対応情報で前記記憶領域と対応づけられた前記受信装置に対して前記送信部により送信させる送信制御部と、を備え
    前記送信制御部は、前記記憶領域に記憶された前記データを前記送信部により前記受信装置に送信させた後、前記受信装置から前記データの再送信が要求された時に、要求をした前記受信装置と前記対応情報により対応づけられた前記記憶領域を特定し、特定した前記記憶領域に記憶された前記データを、前記送信部によって再送信させることを特徴とする送信装置。
  8. データを送信する送信装置から複数の受信装置にデータを送信する方法であって、
    前記送信装置に前記データを記憶する記憶領域を複数設け、
    前記データを複数の前記記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶させ、
    前記記憶領域に前記データが記憶されたことを検出し、
    検出した前記1の記憶領域に記憶された前記データを、前記記憶領域と前記受信装置とを対応づける対応情報によって前記1の記憶領域に対応づけられた前記複数の受信装置のうちの1の受信装置に送信し、
    前記データを前記1の受信装置に送信した後、前記1の受信装置が前記データの再送信を要求した時、要求をした前記1の受信装置と前記対応情報により対応づけられた前記1の記憶領域を特定し、特定した前記1の記憶領域に記憶された前記データを、前記1の受信装置に再送信することを特徴とするデータ送信方法。
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