JP6106994B2 - 情報処理装置、データ転送装置、情報処理システム、および方法 - Google Patents

情報処理装置、データ転送装置、情報処理システム、および方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置で用いられるデータ転送装置、および方法に関する。
従来、情報処理装置は、動作不可能なエラーが発生した場合にその要因をロギングするとともに、システム監視装置に対してエラー報告を行う。このような処理により、情報処理装置は、エラー箇所と原因を明確にし、部品交換や原因解析を容易にしている。
一般的には、このような動作不可能なエラーが発生すると、二次的にエラーが複数発生し、障害箇所の特定が困難になることがある。このため、情報処理装置は、主因のエラー発生時にFATALパケットを情報処理装置全体に配信し、二次的なエラー報告を抑止する。従来から以上のような方法が採用されていた。
ところで、近年、情報処理装置においてシリアル通信回線等のネットワークを用いた高速伝送技術により、情報処理装置間の伝送速度が飛躍的に向上している。このような情報処理装置としては、基板上のネットワークで接続されるLSI(Large Scale Integration)を例示できる。ここで、基板上のネットワークに接続される通信機器に障害が発生し
た場合や、ネットワークに輻輳が生じた場合が問題となる。
特開2005−33628号公報
例えば、ネットワークには、物理層上にデータ転送可能なデータリンク層が構築される場合がある。このようなネットワークでは、データの送受信に先立ち、データリンク層の構築、つまり、ネットワークの初期化処理が行われる。ところが、データリンク層が初期化されていない場合、あるいは、データリンク層を形成する回路等の故障等が発生した場合には、情報処理装置は、データリンク層を介してデータの送出ができなくなる。このような場合には、情報処理装置は、FATALパケットを送出できず、二次的なエラーの抑止が困難になるという問題があった。また、データリンク層を形成する回路の故障の他、物理層を形成する回路が故障しても同様の問題が生じる。例えば、物理層の回路のうち、送受信に係る回路以外の回路が故障した場合であれば、物理層を通じた送受信ができない訳ではない。しかしながら、物理層の回路の一部にエラーがあると、データリンク層を介してFATALパケットの送出ができなくなる場合があった。
1つの側面では、本発明は、ネットワークの物理層上にデータ転送可能なデータリンク層が形成されていない場合、あるいは、データリンク層を介してデータの送受信を正常に行えない場合、あるいは物理層の一部に故障がある場合等でも、ネットワークを介して障害情報を送信可能とすることを目的とする。
上記1つの側面は、データ転送装置として例示できる。本データ転送装置は、
通信回線の物理層のエラーまたは物理層の第1の制御情報を用いて構築されるデータリンク層のエラーに基づいて、通信回線の物理層で授受される第2の制御情報を生成する制御
情報生成部と、通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に、通信回線の物理層を介して、制御情報生成部が生成した第2の制御情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本情報処理装置によれば、ネットワークの物理層上にデータ転送可能なデータリンク層が形成されていない場合、データリンク層を介してデータの送受信を正常に行えない場合、あるいは物理層の一部に故障がある場合等でも、ネットワークを介して障害情報を送信できる。
実施例1に係る情報システムを例示する図である。 通信回路の構成を例示する図である。 トレーニングシーケンス・オーダード・セットの構成を例示する図である。 FATALオーダード・セットの構成を例示する図である。 FATALオーダード・セット検出回路の構成を例示する図である。 FATALオーダード・セット検出時のタイミングチャートを例示する図である。 FATALオーダード・セット生成回路の構成を例示する図である。 FATALオーダード・セット生成時のタイミングチャートを例示する図である。 エラー処理回路を例示する図である。 実施例2に係る情報処理装置の構成を例示する図である。 実施例2に係るエラー処理回路を例示する図である。 実施例3に係るFATALオーダード・セット検出回路を例示する図である。 実施例3に係るFATALオーダード・セット生成回路を例示する図である。
以下、図面を参照して、一実施形態に係る情報システム10について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本装置は実施形態の構成には限定されない。
図1に、実施例1に係る情報システム10を例示する。情報システム10は、CPU1−1〜1−4と、CPU1−1〜1−4にそれぞれ接続される通信回路2−1〜2−4と、XB(クロスバー)4と、システム監視装置5を含む。また、通信回路2−1〜2−4は、それぞれリンク3−1〜3−4を通じてXB4に接続される。なお、リンク3−1〜3−4のXB4側にも、通信回路2−1〜2−4と接続される通信回路が設けられている。
以下、CPU1−1〜1−4、通信回路2−1〜2−4、リンク3−1〜3−4を総称する場合には、それぞれ、単に、CPU1、通信回路2、リンク3という。また、図1では、4組のCPU1と通信回路2とが例示されているが、情報システム10において、CPU1、通信回路2、リンク3の数が4組に限定される訳ではない。さらに、図1では、通信回路2間にXB4が設けられているが、XB4はなくても構わない。CPU1と通信回路2とが情報処理装置の一例である。リンク3が通信回線の一例である。通信回路2は、データ転送装置の一例である。
図1の構成により、各CPU1は、独立に、あるいは、他のCPU1と連携し、種々の
機能を実行する。システム監視装置5は、各CPU1を起動し、監視し、情報システム10を管理する。例えば、システム監視装置5は、CPU1、通信回路2、XB4等で発生したエラーを収集し、リカバリ処理を実行する。例えば、システム監視装置5は、情報システム10の各部、すなわち、CPU1、通信回路2、XB等で個別に回復できないエラーが発生した場合には、エラー発生部位をリセットするため当該部位を再起動する。
図2に、通信回路2の構成を例示する。通信回路2は、受信回路21と、送信回路22と、バイト・アンストライピング回路23と、バイト・ストライピング回路24と、DL(データリンク)層回路25を有する。受信回路21と送信回路22とは、シリアル伝送路のレーンごとに設けられている。図2では、シリアル伝送路は、Lane0〜Lane7の8レーン設けられている。ただし、レーン数が8に限定される訳ではない。また、受信回路21と送信回路22とが、シリアル伝送路に限定される訳でもない。
受信回路21は、シリアルパラレル変換回路21Aと、10b/8bデコーダ21Bと、ディスクランブラ21Cと、FATALオーダード・セット検出回路21Dを含む。シリアルパラレル変換回路21Aは、伝送路から受信したシリアル信号を10ビットごとにパラレル信号に変換する。10b/8bデコーダ21Bは、10ビットのデータを8ビットのバイトデータに変換する。10ビット/8ビットデコーディングによって、通信回路2は、例えば、伝送路を送信される信号中の0の数と1の数を同数に近づけ、伝送路の直流バランスを維持するように制御することができる。ディスクランブラ21Cは、送信側で、スクランブラ22Cによってスクランブルされた信号を元に戻す。スクランブル処理とディスクランブル処理によって、通信回路2は、送受信されるデータを疑似ランダム化する。データの疑似ランダム化によって、類似のデータが繰り返し送信されることを抑制し、特定の周波数ノイズが発生することが抑制される。FATALオーダード・セット検出回路21Dについては、図5により詳述する。FATALオーダード・セット検出回路21Dが検出部の一例である。
バイト・アンストライピング回路23は、レーンごとに分割されたバイトをパケットにまとめる。DL層回路25は、データリンク層の処理、例えば、送信側で付与されたデータリンク層のパケットシーケンス番号およびCRC(Cyclic Redundancy Check)を確認
し、これらを除去したTR(トランスポート)層パケットを図示しないTR層回路に引き渡す。なお、DL層回路25からTR層回路に引き渡されるパケットには、伝送されるデータを含むTR層パケットの他、回復不可能なエラーの発生を報知するFATALパケットが含まれる。
また、逆にDL層回路25は、TR層から、TR層パケット、FATALパケット等を受け取り、パケットシーケンス番号およびCRCを付与し、バイト・ストライピング回路24に引き渡す。バイト・ストライピング回路24は、DL層回路25から引き渡されたパケットをバイト単位で、レーンに分割し、それぞれ、送信回路22に引き渡す。
送信回路22は、パラレルシリアル変換回路22Aと、8b/10bエンコーダ22Bと、スクランブラ22Cと、FATALオーダード・セット生成回路22Dと、セレクタ22Eとを含む。送信回路22が送信部の一例である。スクランブラ22Cは、伝送されるデータを疑似ランダム化する。
セレクタ22Eは、エラー処理回路11(図9参照)からのFATAL_OS(オーダード・セット)送信指示の信号に応じて、FATALオーダード・セット生成回路22Dの出力とスクランブラ22Cの出力のうち、いずれか一方を選択する。したがって、FATAL_OS送信指示の信号がアサートされると、スクランブラ22Cの出力に代えて、FATALオーダード・セット生成回路22DからのFATALオーダード・セットが8
b/10bエンコーダ22Bに入力される。セレクタ22Eは、選択部の一例である。
なお、図2では、FATALオーダード・セット生成回路22DからのFATALオーダード・セットが8b/10bエンコーダ22Bに入力される。また、10b/8bデコーダ21Bの出力がFATALオーダード・セット検出回路21Dに入力される。しかし、通信回路2の構成が図2に限定される訳ではない。例えば、FATALオーダード・セット生成回路22DからのFATALオーダード・セットがパラレルシリアル変換回路22Aに入力される構成でもよい。その場合、シリアルパラレル変換回路21Aの出力がFATALオーダード・セット検出回路21Dに入力されるようにすればよい。つまり、FATALオーダード・セット生成回路22Dが10ビットのFATALオーダード・セットを生成するようにしてもよい。また、FATALオーダード・セット検出回路21Dが10ビットのFATALオーダード・セットを検出するようにしてもよい。
8b/10bエンコーダ22Bは、8ビットのバイトデータを10ビットにエンコードする。パラレルシリアル変換回路22Aは、10ビットのデータをシリアルデータに変換する。シリアルデータは、図1のリンク3で例示される伝送路に送出される。FATALオーダード・セット生成回路22Dについては、図7により詳述する。FATALオーダード・セット生成回路22Dが制御情報生成部の一例である。
図3に、伝送路を送信される物理層パケットの一例として、伝送路でのリンク初期化に使用されるトレーニングシーケンス・オーダード・セット(TS1/TS2)の構成を例示する。送信回路21は、伝送路を通じて受信側の情報処理装置の受信回路22にトレーニングシーケンス・オーダード・セットを送信する。トレーニングシーケンス・オーダード・セットが第1の制御情報の一例である。
受信回路21は、送信側の情報システム10の送信回路22から送信されたトレーニングシーケンス・オーダード・セットからリンクの初期化のためのデータを抽出し、種々の設定を行う。図3の例では、トレーニングシーケンス・オーダード・セットは、オーダード・セット開始文字(COM)、リンク番号(Link)、リンク幅(レーン数Lane)、およびTS ID等を含む。トレーニングシーケンス・オーダード・セットTS1、TS2において、TS IDには、TS1、TS2を示す文字が設定される。なお、図3のようなオーダード・セット、すなわち物理パケットにおいて、各行で示されるバイトデータを文字、あるいは、シンボルという。
図4に、実施例1で導入するFATALオーダード・セットの構成を例示する。FATALオーダード・セットは、伝送路を送信される物理層パケットの一例である。FATALオーダード・セットは、オーダード・セット開始文字(COM)と、複数のFATALを示す文字を含む。図4の例では、第m文字目から第n文字目まで連続して、FATALを示す文字が設定されている。回復できないエラーが発生した送信側の送信部21は、受信側の受信回路21に、図4で例示されるFATALオーダード・セットを物理層パケットとして送信する。受信側の受信回路21および上位層の回路を含む情報システム10は、FATALオーダード・セットを検出することで、送信側に回復できないエラーが発生したことを認識する。そして、情報システム10は、さらなら二次的エラーの発生を抑制するように、情報システム10自身を制御する。
図5に、FATALオーダード・セット検出回路21Dの構成を例示する。図5の例では、FATALオーダード・セット検出回路21Dは、シフトレジスタ21D1と、ANDゲート21D2〜21D4を含む。シフトレジスタ21D1は、16個の文字バッファSFT15〜SFT0を含む。文字バッファSFT15〜SFT0は、シーケンシャルに接続され、クロックにしたがって、受信文字をSFT15からSFT0へシフトしていく
ANDゲート21D2は、SFT0=COM、かつSFT6〜SFT15がFATALの条件を満たすと、FATALオーダード・セット検出信号DETECT_FATAL_OSに真(例えば、値1)を出力する。実施例1では、SFT6〜SFT15がすべてFATALの場合、FATALオーダード・セット検出と判定するが、受信回路21は、このような処理に限定される訳ではない。例えば、SFT6〜SFT15の少なくとも1つがFATALの場合に、受信回路21は、FATALオーダード・セット検出とし、FATALオーダード・セット検出信号DETECT_FATAL_OSに真を出力してもよい。なお、ANDゲート21D3、21D4は、それぞれトレーニングシーケンスTS1、TS2を検出する回路である。
図6に、FATALオーダード・セット検出回路21DによるFATALオーダード・セット検出時のタイミングチャートを例示する。図6で横軸は、クロック(時刻T)であり、縦軸は、シフトレジスタを示す。図6の例では、クロック0で、SFT15にCOMが入力される。クロック1からクロック5まで、COMが順次シフトされる。そして、クロック6からクロック15までFATALが入力され、SFT15からSFT0の方向に順次シフトされる。そして、例えば、クロック15において、図5のFATALオーダード・セット検出回路21Dにおいて、FATALオーダード・セット検出信号DETECT_FATAL_OSに真が出力される状態となる。
図7に、FATALオーダード・セット生成回路22Dの構成を例示する。図7の例では、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、カウンタ(SEQ_CNT)22D1と、セレクタ22D2、22Eと、バッファ22D4を有する。カウンタ22D1は、CPU1からのFATAL_OS送信指示信号PHY/DL_FATALがアサートされると、イネーブルとなり、カウントを開始する。カウンタ22D1は、0−15の値を周回してカウントする。カウンタ22D1の出力は、セレクタ22D2の選択信号として入力される。カウンタ22D1の値が0のとき、セレクタ22D2は、文字"COM"を選択して出力する。また、カウンタ22D1の値が6−15のとき、セレクタ22D2は、文字"FATAL"を選択して出力する。
セレクタ22D2の出力は、さらにセレクタ22Eに入力される。セレクタ22Eは、TR(トランスポート)層からの送信データTR_SND_DATAと、セレクタ22D2の出力とを選択して出力する。セレクタ22Eには、選択信号として、エラー処理回路11(図9参照)からのFATAL_OS送信指示信号PHY/DL_FATALが入力される。すなわち、FATAL_OS送信指示信号PHY/DL_FATALがアサートされたとき、セレクタ22Eは、セレクタ22D2の出力を選択する。
一方、FATAL_OS送信指示信号PHY/DL_FATALがアサートされない状態では、セレクタ22Eは、TR層からの送信データTR_SND_DATAを選択して出力する。セレクタ22Eの出力は、バッファ22D4に保持され、図2の8b/10bエンコーダ22Bに引き渡される。
図9で説明するように、FATAL_OS送信指示信号PHY/DL_FATALは、通信回路2の物理層、あるいはDL層でエラーが検出された場合にアサートされる。また、FATAL_OS送信指示信号PHY/DL_FATALは、通信回路2のDL層が初期化されていない場合にも、アサートされるようにすればよい。
図8に、FATALオーダード・セット生成回路22AによるFATALオーダード・セット生成時のタイミングチャートを例示する。図8のように、FATAL_OS送信指
示信号PHY/DL_FATALがアサートされると、カウンタ(SEQ_CNT)22D1がカウントを開始し、0−15の範囲で計数値を出力する。そして、SEQ_CNT=0のとき、セレクタ22D2の出力SND_DATA_MPXに、文字”COM”が出力される。また、SEQ_CNT=6から15のいずれかのとき、セレクタ22D2の出力SND_DATA_MPXに、文字”FATAL”が出力される。バッファ22D4には、セレクタ22D2の出力SND_DATA_MPXが1クロック遅延して設定され、出力SND_DATAの信号となる。
図9に、CPU1に対応して設けられるエラー処理回路11を例示する。図9では、エラー処理回路11の構成要素として、処理回路110、エラーチェッカ111、およびセレクタ123が例示されている。実施例1では、エラー処理回路11は、CPU1−1等のそれぞれに対応して1回路ずつ設けられる。また、実施例1では、エラー処理回路11は、XB4に対応して1回路設けられる。以下の説明では、図9のエラー処理回路11は、CPU1に対応して設けられた場合について説明するが、XB4に対応して設けられる場合も、エラー処理回路の構成は同様である。
なお、実施例2で説明するように、他の構成として、例えば、情報システム10がパーティションに分割される構成では、エラー処理回路11のうち、処理回路110に相当する部分が、各パーティションに対応して設けられる。
処理回路110は、CPU1、CPU1が接続する通信回路2の各種エラーをチェックするエラーチェッカ111からのエラー通知を受信するエラー保持部112と、DL層からのFATALパケットを検出するFATALパケット検出回路113と、DL層を通じて情報システム10の他の部位にエラーを通知するためのFATALパケット生成回路114と、FATALマスク保持部115と、アクティブステータス保持部116を含む。
エラーチェッカ111は、各CPU1等で発生した各種のエラーを処理回路110に通知する。各種のエラーは、通信回路2の物理層(PHY層)あるいはDL層のエラーと、DL層より上位層のエラーが含まれる。エラーチェッカ111からのエラー通知には、エラーが発生した部位を示すリージョンコードが含まれる。エラーが発生した部位としては、例えば、CPU1ごと、通信回路2ごとの回路部分を区別すればよい。また、エラーが発生した部位としては、例えば、XB4内の回路部分を区別すればよい。
リージョンコードは、エラー保持部112に格納される。図9に示すように、エラー保持部112は、リセット回路112Aと、バッファ112Bを有する。一旦エラー保持部112にリージョンコードを含むエラー通知が入力されると、バッファ112Bは、リセット回路112Aにリセット信号が入力されるまで、リージョンコードを含むエラー通知を保持する。リセット回路112Aには、システム監視装置5からのリージョンコードリセット信号RST_RCが入力可能となっている。各種のエラーがシステム監視装置5に伝達され、システム監視装置5がエラーからのリカバリ処理を実行した後、システム監視装置5からのリージョンコードリセット信号RST_RCがリセット回路112Aに入力される。リージョンコードリセット信号RST_RCがリセット回路112Aに入力されると、バッファ112Bのリージョンコード等はリセットされる。
エラー保持部112に格納されるリージョンコードのうち、物理層あるいはDL層のエラーに起因するリージョンコードは、FATAL_OS送信指示PHY/DL_FATALとして、図2、図7のFATALオーダード・セット生成回路22Dに送信される。FATAL_OS送信指示PHY/DL_FATALが入力されると、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、図7の構成にしたがって、FATALオーダード・セットを生成する。そして、FATALオーダード・セットは、セレクタ22Eで選択され、図
2の送信回路から、物理層で接続された伝送路の接続先の通信回路2に送信される。
なお、エラーチェッカ111は、エラーが発生した場合にエラーを通知する他、DL層が初期化されておらず、DL層での通信ができない場合のステータスも通知してもよい。この場合には、物理層あるいはDL層のエラーに起因するリージョンコードには、DL層の初期化未完を示すコードを含めればよい。このようにすると、FATAL_OS送信指示PHY/DL_FATALは、DL層の初期化未完時にも発せられる。
また、情報システム10の通信回路2が、DL層の初期化未完フラグを有してもよい。そして、エラーチェッカ111からのリージョンコードの通知と、DL層の初期化未完を示すフラグとを例えば、論理和によって、図7のFATALオーダード・セット生成回路22Dのセレクタ22Eに、FATAL_OS送信指示PHY/DL_FATALとして通知すればよい。この場合には、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、物理層あるいはDL層でエラーが発生した場合の他、DL層での通信ができない場合に、FATALオーダード・セットを生成し、セレクタ22Eは、FATALオーダード・セットを選択する。
一方、DL層での通信が可能な場合に、セレクタ22Eは、FATALパケットを選択する。図2の送信回路22は、セレクタ22の選択に応じて、FATALオーダード・セットまたはFATALパケットを送出する。
ここで、物理層でエラーが発生した場合のFATALオーダード・セット送信の可否について検討する。物理層でエラーが発生した場合でも、送信回路22の全体が動作しない場合、あるいは、送信回路22中の信号の送信に関与する回路が動作しない場合には、送信回路22は、FATALオーダード・セットを送信できない場合もあり得る。一方、物理層の一部の回路でエラーが発生した場合には、送信回路22は、FATALオーダード・セットを送信できる場合があり得る。
そこで、実施例1では、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、図2に例示されるように、物理層の他の回路による干渉が少ない位置、例えば、送信回路22の送出部として送信に関与する、パラレルシリアル変換回路22Aおよび8b/10bエンコーダ22Bの回路部分に接続して設けられている。このような構成とすることで、例えば、スクランブラ22C、バイト・ストライピング回路24等、DL層回路25等の上位層に近い側の回路でエラーが発生しても、送信回路22は、FATALオーダード・セットを送信することが可能となる。パラレルシリアル変換回路22Aおよび8b/10bエンコーダ22Bの回路部分が送出回路の一例である。
ただし、図2の構成よりもさらに、FATALオーダード・セット生成回路22Dを送出端部に近い側、例えば、パラレルシリアル変換回路22Aに接続してもよい。その場合には、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、10ビットでエンコードされたFATALオーダード・セットを生成すればよい。
さらに、エラー保持部112に格納されるリージョンコードは、ORゲートOG1を通じて、FATALパケット生成回路114に入力される。FATALパケット生成回路114は、TR層で送信されるFATALパケットを生成する。生成されたTR層のFATALパケットは、図2のDL層回路25、バイト・ストライピング回路24、および送信回路22を通じて、伝送路に送出され、伝送路の接続先の通信回路2に送信される。また、FATALパケット生成回路114は、物理層(PHY層)からのFATALオーダード・セットを検出したことを示す信号DETECT_FATAL_OSを基に、FATALパケットを生成する。生成されたFATALパケットは、データ通信可能なデータリン
ク層を有するリンク3を通じて、他の部位へ送信される。FATALパケットの処理は、通常のTR層のパケットの処理と同様であるので、その説明を省略する。FATALパケット生成回路114がエラーデータ生成部の一例である。
さらに、エラー保持部112に格納されるリージョンコードは、ORゲートOG1およびORゲートOG2を通じてFATALマスク保持部115に設定される。ORゲートOG2は、ORゲートOR1の出力信号と、FATALパケット検出回路113の出力信号と、物理層からのFATALオーダード・セット検出信号DETECT_FATAL_OSのいずれかが入力されると、FATALマスク保持部115をONに設定する。
このうち、ORゲートOR1の出力信号は、上述の通り、エラー保持部112にいずれかのリージョンコードが保持されると、ONになる信号である。また、FATALパケット検出回路113は、DL層回路25(図2参照)から引き渡されたTR層の受信パケットがFATALパケットであるか否かを判定する回路である。DL層から引き渡されたTR層の受信パケットがFATALパケットであると、FATALパケット検出回路113は、FATALパケット検出信号FATAL_PKT_DETECTを出力する。また、FATALオーダード・セット検出信号DETECT_FATAL_OSは、図2、図5のFATALオーダード・セット検出回路21Dで、FATALオーダード・セットが検出されたときに発せされる信号である。
FATALマスク保持部115は、一度システム監視装置5に報告されたエラーが複数回繰り返して報告されることを抑止する。したがって、FATALマスク保持部115の出力は、インバータを介してANDゲートAG1に入力される。ANDゲートAG1の他方入力には、ORゲートOG1の出力信号が入力される。したがって、FATALマスク保持部115がオフのとき、ORゲートOG1の出力信号がアクティブステータス保持部116に出力される。すなわち、FATALマスク保持部115がオフのとき、アクティブステータス保持部116は、ORゲートOG1の出力信号、すなわち、エラー保持部112のリージョンコードに基づく信号を取得する。
アクティブステータス保持部116は、エラー割り込み信号をシステム監視装置5に通知する。システム監視装置5は、エラー割り込み信号に起因する処理を完了すると、アクティブステータス保持部116のアクティブステータスリセット信号RST_ASによって、アクティブステータス保持部116をリセットする。
一方、FATALマスク保持部115がONのとき、ORゲートOG1の出力信号は、ANDゲートAG1で遮断され、アクティブステータス保持部116に出力されない。上述のように、FATALマスク保持部115は、ORゲートOG2の出力でセットされる。また、ORゲートOG2には、(1)ORゲートOG1の出力信号つまり、エラー保持部112のリージョンコードに基づくOR信号(2)FATALパケット検出回路113の出力信号(3)物理層からのFATALオーダード・セット検出信号が入力される。
このうち、ORゲートOG1の出力信号は、エラーチェッカ111から報告されるエラーに起因する。このため、エラーチェッカ111から報告されるエラーは、一度だけシステム監視装置5に通知されることとなる。
また、FATALパケット検出回路113の出力信号は、情報システム10の他の部位で、エラーが検出されたことを示す。情報システム10の他の部位でエラーが検出された場合には、当該部位(例えば、CPU1)でさらにエラーをシステム監視装置5に通知しない方がよい。そこで、FATALパケット検出回路113の出力信号がORゲートOG2を介してFATALマスク保持部115に入力される。
さらにまた、物理層からのFATALオーダード・セット検出信号は、伝送路の接続先でDL層以下の回復できないエラーが発生したことを通知する。また、物理層からのFATALオーダード・セット検出信号は、伝送路の接続先ですでに、エラーがシステム監視装置5に通知されたことを示す。伝送路の接続先でエラーが検出された場合には、当該部位でさらにエラーをシステム監視装置5に通知しない方がよい。そこで、物理層からのFATALオーダード・セット検出信号がORゲートOG2を介してFATALマスク保持部115に入力される。
システム監視装置5は、エラー割り込みに起因する処理を完了すると、アクティブステータスリセット信号RST_ASによって、FATALマスク保持部115をリセットする。その後、新たにエラーが発生すると、アクティブステータス保持部116への設定が可能となる。
システム監視装置5は、アクティブステータス保持部116からエラー割り込み信号を受け取ると、その割り込み信号を基にセレクタ123を通じて、エラー割り込み信号を発した部位のエラー要因と、割り込み部位の表示信号を取得する。ただし、システム監視装置5は、セレクタ123の出力を保持する図示しないレジスタからエラー要因と、割り込み部位の表示信号を取得してもよい。
したがって、システム監視装置5は、エラー割り込み信号によって、割り込み要因(リージョンコード)と、割り込み部位を認識する。すると、システム監視装置5は、割り込み要因と割り込み部位に対応したリカバリ処理を実行する。そして、リカバリ処理完了後、リージョンコードリセット信号RST_RC、およびアクティブステータスリセット信号RST_ASを発する。
以上述べたように、実施例1の情報システム10によれば、DL層以下にエラーが発生すると、FATALオーダード・セット生成回路22Dによって、物理層で送受信される制御信号が生成され、リンク3等の伝送路で接続された相手装置の通信回路2に通知される。したがって、伝送路のDL層でエラーがある場合でも、情報システム10内のいずれかの部位、例えば、いずれかの部位で発生したエラーを情報システム10の他の部に通知できる。また、伝送路が初期化される前の状態であってDL層以上の層でのパケットが送信できない状態であっても、情報システム10内のいずれかの部位で発生したエラーを他の部位に通知できる。したがって、情報システム10内で発生したDL層以下の層のエラーによって、二次的なエラーがさらに発生するという事態を抑制できる。なお、上記では、CPU1でエラーが発生した場合を説明したが、他の部位、例えば、XB4でエラーが発生した場合も同様である。
一方、各部位の通信回路2は、FATALオーダード・セット検出回路21Dを有するので、情報システム10の他の部位で生成されたFATALオーダード・セットを検出できる。したがって、他の部位で、通信回路2の物理層、あるいはデータリンク層にエラーが発生した場合でも、各CPU1、XB4は、他の部位のエラーを検知できる。また、通信回路2のデータリンク層が初期化されていない場合も、同様である。
例えば、XB4の通信回路でDL層以下の層のエラーが発生した場合も、上記と同様の構成および処理が可能である。すなわち、XB4は、図7で示したFATALオーダード・セット発生回路22Dを有する。XB4のFATALオーダード・セット発生回路22Dは、図9と同様のエラー処理回路からのFATAL_OS送信指示PHY/DL_FATALを受けてFATALオーダード・セットを生成する。このような構成により、XB4の通信回路は、FATALオーダード・セットを用いて、XB4の通信回路のエラーを
XB4の通信回路の接続先、例えば、情報システム10のCPU1に通知できる。
また、例えば、XB4は、図5で示したFATALオーダード・セット検出回路21Dを有する。XB4のFATALオーダード・セット検出回路21Dは、物理層パケットから、FATALオーダード・セットを検出し、図9と同様のエラー処理回路に検出結果を通知する。このような構成により、情報システム10の各部位(CPU1と通信回路2の各組)は、XB4にエラーを通知できる。
また、実施例1では、図2、図7のセレクタ22Eによって、FATALパケットと、FATALオーダード・セットとのいずれか選択するように、エラー処理回路11は、選択指示(例えば、図2のFATAL_OS送信指示)をすることができる。したがって、情報システム10の各部位は、通信回路2の状況において、適切なエラー通知の信号を送出できる。
また、実施例1では、通信回路2には、FATALオーダード・セット検出回路21Dが設けられ、FATALオーダード・セット検出回路21Dの検出信号DETECT_FATAL_OSがFATALパケット生成回路114に入力される。したがって、実施例1の通信回路2は、相手装置の通信回路2からのFATALオーダード・セットを基に、FATALパケットを生成し、エラーの発生していない伝送路を通じて、相手装置でのエラーを他の装置に通知できる。
さらに、図2に例示したように、FATALオーダード・セット生成回路22Dが送信回路22の伝送路への送出端部、具体的には、8b/10bエンコーダ22Bに接続される。また、FATALオーダード・セット検出回路21Dが受信回路22の伝送路からの受信端部、具体的には、10b/8bデコーダ21Bに接続される。したがって、実施例1の通信回路2は、伝送路の物理層の一部でエラーが発生した場合も、FATALオーダード・セットを伝送路の相手装置の通信回路2に送出でき、逆に相手装置の通信回路2から受信できる可能性を高めることができる。
以下、図10を参照して実施例2に係る情報システム10Aを説明する。上記実施例1では、CPU1−1〜1−4を通信回路2−1〜2−4と、XB4で接続した情報システム10において、通信回路2−1〜2−4の物理層またはDL層でエラーが発生した場合のエラーの通知について説明した。すなわち、より具体的には、情報システム10は、通信回路2−1〜2−4の物理層で授受されるFATALオーダード・セットによって、情報システム10のエラー発生箇所以外の部位にエラーを通知した。
実施例2では、情報システム10Aは、複数のパーティションに分割されるとともに、各パーティション固有の部位と、複数のパーティションに共有される部位を含む。そして、情報システム10Aは、実施例1の情報システム10と同様、FATALオーダード・セットによって、情報システム10Aのエラー発生箇所以外の部位にエラーを通知する。ただし、情報システム10Aがパーティションに分割される点以外では、情報システム10Aの構成は、情報システム10と同様である。そこで、実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一の符号を付してその説明を省略する。
図10は、実施例2に係る情報システム10Aの構成を例示する図である。情報システム10Aは、CPU1−1〜CPU1−8と、CPU1−1〜CPU1−8にそれぞれ接続される通信回路2−1〜2−8と、XB4−1、4−2と、システム監視装置5を含む。また、通信回路2−1〜2−4は、それぞれリンク3−1〜3−4を通じてXB4−1に接続される。同様、通信回路2−5〜2−8は、それぞれリンク3−5〜3−8を通じ
てXB4−2に接続される。なお、リンク3−1〜3−4のXB4−1側には、通信回路2−1〜2−4と接続される通信回路X−1〜X−4が設けられている。また、リンク3−5〜3−8のXB4−2側には、通信回路2−5〜2−8と接続される通信回路X−5〜X−8が設けられている。さらにまた、XB4−1とXB4−2とを接続する通信回路X−9と通信X−10が設けられている。通信回路X−9と通信X−10との間には、リンク3−9が設けられる。
実施例1と同様、CPU1−1〜1−8、通信回路2−1〜2−8、通信回路X−1〜X−8リンク3−1〜3−8を総称する場合には、それぞれ、単に、CPU1、通信回路2、通信回路X、リンク3という。また、XB4−1、4−2を総称する場合には、単に、XB4と呼ぶ。
さらに、実施例2では、CPU1−1〜1−4、通信回路2−1〜2−4、およびXB4−1、4−2の通信回路X−1〜X−4を含む部分をパーティションAという。また、CPU1−5〜1−8、通信回路2−5〜2−8、およびXB4−1、4−2の通信回路X−5〜X−8を含む部分をパーティションBという。パーティションAとBとは、互いに独立して処理の実行が可能である。さらにまた、XB4−1、4−2の通信回路X−9、X−10、およびリンク3−9は、パーティションA、Bには含まれず、パーティションA、Bの共有部分となっている。以下、リンク3−9を共有リンクともいう。
例えば、パーティションA内のCPU1−1〜1−4は、それぞれ通信回路2−1〜2−4、X−1〜X−4、X−9、X−10、および共有リンク3−9を通じて、相互に通信する。同様に、パーティションB内のCPU1−5〜1−8は、それぞれ通信回路3−5〜3−8、X−5〜X−8、X−9、X−10、および共有リンク3−9を通じて、相互に通信する。
図11に、実施例2に係るエラー処理回路11を例示する。図11では、エラー処理回路11として、パーティションA処理回路11A、パーティションB処理回路11B、エラーチェッカ111、セレクタ123、およびORゲート124が例示されている。なお、エラー処理回路11は、他の部位の処理回路、例えば、XB4−1の処理回路、およびXB4−2の処理回路も含むが、図9では、省略されている。また、パーティションA処理回路11Aと、パーティションB処理回路11Bは、同様の構成であるため、以下、パーティションA処理回路11Aを主に説明する。以下、パーティションA処理回路11Aを単に処理回路11Aと呼ぶ。
処理回路11Aは、パーティションAの各種エラーをチェックするエラーチェッカ111からのエラー通知を受信するエラー保持部112と、DL層からのFATALパケットを検出するFATALパケット検出回路113と、DL層を通じて他のパーティションにエラーを通知するためのFATALパケット生成回路114と、FATALマスク保持部115と、アクティブステータス保持部116を含む。
エラーチェッカ111は、パーティションAで発生した各種のエラーを処理回路11Aに通知する。なお、エラーチェッカ111は、パーティションA内のCPU1、通信回路2のそれぞれに設ければよい。また、エラー保持部112についても、パーティションA内のCPU1、通信回路2のそれぞれに対応して設ければよい。さらに、XB4−1、XB4−2についても、エラーチェッカ111は、XB4−1、XB4−2内のそれぞれの通信回路2に対応して設ければよい。さらにまた、エラー保持部112についても、XB4−1、XB4−2内の通信回路2のそれぞれに対応して設ければよい。
実施例1で説明したように、エラーチェッカ111からのエラー通知には、エラーが発
生した部位を示すリージョンコードが含まれる。この場合、リージョンコードは、パーティションを識別する情報、パーティション内のCPU1を識別する情報、XB4−1、XB4−2等を識別する情報、通信回路2を識別する情報等を含むようにすればよい。
アクティブステータス保持部116は、ORゲート124を通じて、パーティションAのエラー割り込み信号をシステム監視装置5に通知する。ORゲート124は、各パーティションおよびXB4−1、XB4−2等、情報システム10Aの各部位からのエラー割り込み信号の論理信号を生成し、システム監視装置5に通知する。
システム監視装置5は、エラー割り込み信号に起因する処理を完了すると、アクティブステータス保持部116のアクティブステータスリセット信号RST_ASによって、アクティブステータス保持部116をリセットする。
システム監視装置5は、アクティブステータス保持部116からエラー割り込み信号を受け取ると、その割り込み信号を基にセレクタ123を通じて、エラー割り込み信号を発したパーティションのエラー要因と、割り込みパーティションと、パーティション内のエラー部位の表示信号を取得する。ただし、システム監視装置5は、セレクタ123の出力を保持する図示しないレジスタからエラー要因と、割り込みパーティションの表示信号を取得してもよい。
したがって、システム監視装置5は、エラー割り込み信号によって、割り込み要因(リージョンコード)と、割り込みパーティション、およびパーティション内のエラー部位を認識する。すると、システム監視装置5は、割り込み要因と割り込みパーティション、エラー部位に対応したリカバリ処理を実行する。そして、リカバリ処理完了後、リージョンコードリセット信号RST_RC、およびアクティブステータスリセット信号RST_ASを発する。
実施例2の情報システム10Aでは、共有リンク3−9以外のパーティション固有部位の故障時はFATALパケットを用いて対応するパーティションだけにエラーを通知し、故障が影響しないパーティションの動作継続を可能とする。例えば、通信回路2−1の物理層、データリンク層などでエラーが発生したときは、例えば、パーティションA内のCPU1−1に対応する処理回路11Aは、FATALオーダード・セットによって、通信回路X−1にエラーを通知すればよい。また、エラー処理回路11は、DL層のデータを送信可能なリンク3ついては、FATALパケットを送信すればよい。そして、エラー処理回路11は、パーティション固有部位のエラー、例えば、CPU1−1、通信回路2−1で検出されたエラーに関しては、パーティションA内にFATALパケットを通知すれはよい。したがって、FATALパケットの通知は、パーティションA内に限定される。その結果、パーティションBはパーティションAでのエラーの影響を受けない。
一方、共有リンク3−9に接続される通信回路X−9、X−10の物理層、データリンク層などでエラーが発生したときは共有部位の故障となる。この場合、例えば、故障した通信回路X−9(または、X−10)は、FATALオーダード・セットを用いてエラーを相手装置の通信回路X−10(またはX−9)へ通知する。さらに、共用リンク3−9以外のリンク3では、FATALパケットによりエラーが通知される。共有部位が故障の場合のFATALパケットは、情報システム10Aの全体に通知される。
例えば、FATALパケットは、FATALエラーを示すオペレーションコードフィールドと、宛先フィールドを含む。宛先フィールドには、FATALパケットが通知される宛先のCPU1等が所属するパーティションを示す情報を設定すればよい。また、宛先フィールドには、宛先のCPU1等を列挙してもよい。CPUをグループ化し、その単位で
列挙してもよい。具体的には、宛先フィールドをビット単位で各CPU1等に割り当てておき、宛先のCPU1等に対応する宛先フィールドのビットを1に、宛先でないCPU1に対応するビットを0に設定すればよい。そして、エラー処理回路11は、パーティションA,B等、各パーティションの固有の部位のエラーの場合には、それぞれのパーティション内のCPUに宛ててFATALパケットを生成すればよい。一方、エラー処理回路11は、パーティションA,B等複数パーティション共有部位のエラーの場合には、関連するパーティションに属するすべてのCPUに宛ててFATALパケットを生成すればよい。生成されたFATALパケットは、情報システム10内の全CPUに転送されるようにすればよい。すると、各CPU1等は、FATALパケットを受信したときに、宛先フィールドで自身に割り当てられたビットが1か0かで、FATALパケットを受信するか否かを判定すればよい。ただし、各CPU1等は、FATALパケットを受信したときに、宛先フィールドのパーティションの識別情報が自身に割り当てられたパーティションの識別情報と一致するか否かで判定してもよい。また、宛先フィールドが0の宛先や対象外のパーティションにはFATALパケットを送信しなくてもよい。
このような処理により、共有リンク3−9に接続される通信回路Xで物理層のエラー、DL層のエラーが発生した場合も、共用リンク3−9の一方の通信回路X−9から他方の通信回路X−10に、FATALオーダード・セットを通知できる。さらに、共有リンク3−9に接続される通信回路X−10は、BX4−2を介して、他の通信回路XへFATALパケットで通知すればよい。さらに、通信回路Xは、リンク3を介して通信回路2へFATALパケットを転送すればよい。通信回路X−10から通信回路X−9にFATALオーダード・セットを通知する場合も同様である。
ただし、共用リンク3−9以外のリンク3に接続される通信回路X、通信回路2で物理層のエラー、DL層のエラーが発生している場合には、通信回路X、通信回路2は、FATALオーダード・セットを用いて通知すればよい。
以上のような処理によって、エラーがパーティション固有部位に限定される場合には、エラーの影響を他のパーティションに及ばないようにすることができる。一方、エラーが複数パーティションの共有部位の場合には、関連する複数のパーティションの全CPUにエラーを通知し、エラーによるさらなる影響を抑制することができる。このような処理により、パーティション間の耐故障性を向上することができる。
図12、図13を参照して、実施例3に係るFATALオーダード・セット検出回路21D、FATALオーダード・セット生成回路22Dを説明する。実施例1では、図5のように、FATALオーダード・セット検出回路21Dは、シフトレジスタ21D1と、ANDゲート21D2から21D4を有している。また、図7のように、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、カウンタ22D1と、セレクタ22D2、22Eと、バッファ22D4を有している。
しかし、FATALオーダード・セット検出回路21D、FATALオーダード・セット生成回路22Dの構成が、実施例1の構成に限定される訳ではない。そこで、実施例3では、FATALオーダード・セット検出回路21D、FATALオーダード・セット生成回路22Dの変形例を説明する。なお、実施例3のFATALオーダード・セット検出回路21D、FATALオーダード・セット生成回路22Dは、入出力信号が実施例1のものと同様であり、そのまま実施例1の情報システム10、実施例2の情報システム10Aに組み込み可能である。
図12に、実施例3に係るFATALオーダード・セット検出回路21Dを例示する。
実施例3のFATALオーダード・セット検出回路21Dは、シフトレジスタSFT15から、物理層パケットの受信文字を1文字ずつ入力し、FATALオーダード・セットを検出すると、検出信号DETECT_FATAL_OS(値1)を出力するステートマシンである。実施例3においても、物理層パケットの文字をシンボルともいう。図12のFATALオーダード・セット検出回路21Dは、入力文字に応じて内部状態が遷移する論理回路である。このような論理回路は、例えば、ゲートアレイとして実現できる。以下、FATALオーダード・セット検出回路21Dを単に検出回路21Dという。
検出回路21Dは、リセットが入力されると、SEQ0に遷移する。SEQ0において、文字COM以外の文字が入力されると、検出回路21Dは、状態SEQ0を維持する。このとき出力は0である。また、状態SEQ0において、文字COMが入力されると、検出回路21Dは、状態SEQ1に遷移する。このとき、出力は0である。
状態SEQ1になると、検出回路21Dは、任意の文字入力に対して、状態SEQ2からSEQ6まで遷移する。任意の文字入力とは、入力される文字の種類を問わないことをいう。SEQ1からSEQ6の遷移において、出力はいずれも0である。
状態SEQ6において、FATAL以外の文字が入力されると、検出回路21Dは、状態SEQ1に戻る。このとき出力は0である。また、状態SEQ6において、FATALが入力されると、検出回路21Dは、状態SEQ7に進む。このとき出力は0である。状態SEQ7からSEQ14についても、検出回路21Dの動作は、状態SEQ6における動作と同様である。そして、状態SEQ15において、FATAL以外の文字が入力されると、検出回路21Dは、状態SEQ1に戻る。このとき出力は0である。また、状態SEQ15において、FATALが入力されると、検出回路21Dは、状態SEQ0に戻る。ただし、このとき、検出回路21Dは、値1つまり、検出信号DETECT_FATAL_OSを出力する。
以上の動作を行う論理回路、例えば、ゲートアレイによって、実施例3に係るFATALオーダード・セット検出回路21Dが実現される。
図13に、実施例3に係るFATALオーダード・セット生成回路22Dを例示する。以下、FATALオーダード・セット生成回路22Dを単に、生成回路22Dという。図13において、生成回路22Dには、物理層またはDL層でFATALが検出されたことを示す信号PHY/DL_FATALが入力される。
また、図13のように、PHY/DL_FATALは、セレクタ22Eの選択を制御する信号となっている。すなわち、PHY/DL_FATALがアサートされると、セレクタ22Eは、生成回路22DからのFATALオーダード・セットを選択し、バッファ22D4に出力する。バッファ22D4は、保持するデータを送信データ(SND_DATA)として、例えば、図2に示した8b/10bエンコーダ22Bに入力する。一方、PHY/DL_FATALがネゲートされると、セレクタ22Eは、TR層データを選択し、送信データ(SND_DATA)として、バッファ22D4に出力する。
図13の生成回路22Dは、まず、リセットの入力によって、状態SEQ0に遷移する。このとき、生成回路22Dは、文字COMを出力する。状態SEQ0において、PHY/DL_FATALがネゲートされると(値0が入力)、生成回路22Dは状態SEQ0を維持する。一方、状態SEQ0において、PHY/DL_FATALがアサートされると(値1が入力)、生成回路22Dは状態SEQ1に遷移し、空の文字を出力する。空の文字は、NULLであってもよい。
そして、SEQ1からSEQ6までは、任意の値(0または1)の入力に対して、生成回路22Dは、順次、状態を遷移し、いずれも、空の文字を出力する。そして、SEQ6からSEQ15までは、任意の値(0または1)の入力に対して、生成回路22Dは、順次、状態を遷移し、いずれも、FATALを出力する。そして、状態SEQ15において、任意の値(0または1)の入力があると、生成回路22Dは、状態SEQ0に戻る。
以上の動作を行う論理回路、例えば、ゲートアレイによって、実施例3に係るFATALオーダード・セット生成回路22Dが実現される。
<その他>
本実施の形態は、以下の態様(付記と呼ぶ)を含む。各付記のそれぞれの構成は、他の付記の構成を組み合わせることができる。
(付記1)
通信回線の物理層のエラーまたは前記物理層の第1の制御情報を用いて初期化されるデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される第2の制御情報を生成する制御情報生成部と、
前記通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に、前記通信回線の物理層を介して、前記制御情報生成部が生成した第2の制御情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記情報処理装置内でエラーが発生したときに、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを生成するエラーデータ生成部と、
相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記第2の制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記エラーデータを選択する選択部と、をさらに備え、
前記送信部は、前記選択部での選択に応じて、前記第2の制御情報または前記エラーデータを、前記通信回線を介して接続される相手装置に送信する付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記通信回線を介して接続される相手装置から送信される第2の制御情報を検出する検出部をさらに備える付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記エラーデータ生成部は、前記検出された第2の制御情報に基づいて、前記エラーデータを生成し、
前記送信部は、前記第2の制御情報が検出された通信回線以外の通信回線で接続される他の相手装置にデータリンク層を介して前記選択部で選択されたエラーデータを送信する付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記制御情報生成部は、前記通信回線の物理層にデータを送出する前記送信部の送出回路に接続して設けられている付記1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
通信回線の物理層のエラーまたは前記物理層の第1の制御情報を用いて初期化されるデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される第2の制御情報を生成する制御情報生成部と、
前記通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に、前記通信回線の物理層を介して、前記制御情報生成部が生成した第2の制御情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とするデータ転送装置。
(付記7)
相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記第2の制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、データリンク層を介して授受されるエラーデータを選択する選択部と、をさらに備え、
前記送信部は、前記選択部での選択に応じて、前記第2の制御情報または前記エラーデータを、前記通信回線を介して接続される相手装置に送信する付記6に記載のデータ転送装置。
(付記8)
前記通信回線を介して相手装置から送信される第2の制御情報を検出する検出部をさらに備える付記6または7に記載のデータ転送装置。
(付記9)
前記送信部は、前記第2の制御情報が検出された通信回線以外の通信回線で接続される他の相手装置にデータリンク層を介して、前記検出された第2の制御情報に基づいて生成され、前記選択部で選択されたエラーデータを送信する付記8に記載のデータ転送装置。
(付記10)
前記制御情報生成部は、前記通信回線の物理層にデータを送出する前記送信部の送出回路に接続して設けられている付記6から9のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
(付記11)
複数の情報処理装置が通信回線で接続される情報システムにおいて、
前記それぞれの情報処理装置は、
前記通信回線の物理層のエラーまたは前記物理層の第1の制御情報を用いて初期化されるデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される第2の制御情報を生成する制御情報生成部と、
前記情報処理装置内でエラーが発生したときに、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを生成するエラーデータ生成部と、
相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記第2の制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記エラーデータを選択する選択部と、
前記選択部での選択に応じて、前記第2の制御情報または前記エラーデータのいずれかを接続される通信回線を通じて相手装置に送信する送信部と、を備える情報システム。
(付記12)
データ転送装置が、
相手装置に接続される通信回線の物理層のエラーまたは前記物理層の第1の制御情報を用いて初期化されるデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される第2の制御情報を生成する制御情報生成ステップと、
前記通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に、前記通信回線の物理層を介して、前記制御情報生成ステップ生成された第2の制御情報を送信する送信ステップと、を実行することを特徴とするデータ転送方法。
(付記13)
前記相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記第
2の制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを選択する選択ステップをさらに実行し、
前記送信ステップでは、前記選択ステップでの選択に応じて、前記第2の制御情報または前記エラーデータを、前記通信回線を介して接続される相手装置に送信する付記12に記載のデータ転送方法。
(付記14)
前記通信回線を介して相手装置から送信される第2の制御情報を検出する検出ステップをさらに実行する付記12または13に記載のデータ転送方法。
(付記15)
前記送信ステップでは、前記第2の制御情報が検出された通信回線以外の通信回線で接続される他の相手装置にデータリンク層を介して、前記検出された第2の制御情報に基づいて生成され、前記選択ステップで選択されたエラーデータを送信する付記14に記載のデータ転送方法。
(付記16)
複数の情報処理装置が通信回線で接続される情報システムが実行する情報処理方法であって、
前記それぞれの情報処理装置は、
前記通信回線の物理層のエラーまたは前記物理層の第1の制御情報を用いて初期化されるデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される第2の制御情報を生成する制御情報生成ステップと、
前記情報処理装置内でエラーが発生したときに、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを生成するエラーデータ生成ステップと、
相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記第2の制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記エラーデータを選択する選択ステップと
前記選択ステップでの選択に応じて、前記第2の制御情報または前記エラーデータのいずれかを接続される通信回線を通じて相手装置に送信する送信ステップと、を実行する情報処理方法。
1 CPU
2 通信回路
3 リンク
4 XB
5 システム監視装置
10、10A 情報システム
21 受信回路
21A シリアルパラレル変換回路
21B 10b/8bデコーダ
21C ディスクランブラ
21D FATALオーダード・セット検出回路
22 送信回路
22A パラレルシリアル変換回路
22B 8b/10bエンコーダ
22C スクランブラ
22D FATALオーダード・セット生成回路
22E セレクタ
23 バイト・アンストライピング回路
24 バイト・ストライピング回路
25 DL層回路

Claims (7)

  1. 通信回線の物理層のエラーまたはデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される制御情報を生成する制御情報生成部と、
    前記通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に、前記通信回線の物理層を介して、前記制御情報生成部が生成した制御情報を送信する送信部と、を備え、
    前記制御情報生成部は、前記通信回線の物理層にデータを送出する前記送信部の送出回路に接続して設けられていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置内でエラーが発生したときに、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを生成するエラーデータ生成部と、
    相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記エラーデータを選択する選択部と、をさらに備え、
    前記送信部は、前記選択部での選択に応じて、前記制御情報または前記エラーデータを、前記通信回線を介して接続される相手装置に送信する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信回線を介して接続される相手装置から送信される制御情報を検出する検出部をさらに備える請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置内でエラーが発生したときに、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを生成するエラーデータ生成部と、
    相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記エラーデータを選択する選択部と、
    前記通信回線を介して接続される相手装置から送信される制御情報を検出する検出部と、をさらに備え、
    前記送信部は、前記選択部での選択に応じて、前記制御情報または前記エラーデータを、前記通信回線を介して接続される相手装置に送信する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記エラーデータ生成部は、前記検出された制御情報に基づいて、前記エラーデータを生成し、
    前記送信部は、前記制御情報が検出された通信回線以外の通信回線で接続される他の相手装置にデータリンク層を介して前記選択部で選択されたエラーデータを送信する請求項に記載の情報処理装置。
  6. 複数の情報処理装置が通信回線で接続される情報システムにおいて、
    前記それぞれの情報処理装置は、
    前記通信回線の物理層のエラーまたはデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される制御情報を生成する制御情報生成部と、
    前記情報処理装置内でエラーが発生したときに、前記データリンク層を介して授受されるエラーデータを生成するエラーデータ生成部と、
    相手装置に接続される通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に前記制御情報を選択し、前記データリンク層での通信が可能な場合に、前記エラーデータを選択する選択部と、
    前記選択部での選択に応じて、前記制御情報または前記エラーデータのいずれかを接続される通信回線を通じて相手装置に送信する送信部と、を備え
    前記制御情報生成部は、前記通信回線の物理層にデータを送出する前記送信部の送出回路に接続して設けられている情報システム。
  7. データ転送装置が、
    相手装置に接続される通信回線の物理層のエラーまたはデータリンク層のエラーに基づいて、前記通信回線の物理層で授受される制御情報を生成する制御情報生成ステップと、
    前記通信回線のデータリンク層での通信ができない場合に、前記通信回線の物理層を介して、前記制御情報生成ステップ生成された制御情報を送信する送信ステップと、を実行し、
    前記制御情報生成ステップは、前記通信回線の物理層にデータを送出する送出回路に接続して設けられている制御情報生成部で実行されることを特徴とするデータ転送方法。
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