JP6103280B2 - 腰痛予防装置 - Google Patents

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Description

この発明は、腰痛予防装置に関し、特に、被験者の姿勢を検出する機能を有して被験者の上半身に装着される、腰痛予防装置に関する。
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、検出装置は、姿勢角度センサユニットおよびマイクロプロセッサを有して、被測定者(被験者)の衣類の胸部ポケットに収納される。姿勢角度センサユニットは、被測定者の3軸方向(=水平方向2軸と垂直方向1軸)の角速度成分を測定し、さらに被測定者の2軸方向(=水平方向2軸)の加速度成分および地磁気成分を測定する。マイクロプロセッサは、姿勢角度センサユニットによって測定された値に基づいて被測定者の傾斜角度および方位角度を計算し、計算結果を外部の処理装置に伝達する。これによって、被測定者の動きが正常であるか異常であるかを処理装置を通して判断することができる。
特開2002−328134号公報(段落0022、0023)
しかし、背景技術では、被測定者の動きが正常であるか異常であるかの情報がリアルタイムで被測定者に与えられることはなく、このような情報に基づいて被測定者の動きないし振る舞いを矯正するのは困難である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、被験者の振る舞いを矯正することができる、腰痛予防装置を提供することである。
この発明に従う腰痛予防装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、被験者の上半身に装着されて被験者の姿勢の矯正を支援して腰痛を予防する腰痛予防装置であって、重力方向に対する装置本体の傾斜角度を検知する検知手段(20)、被験者の操作に従って基準傾斜角度(AGLref)を設定する第1設定手段(S13~S17)、検知手段によって検知された傾斜角度と第1設定手段によって設定された基準傾斜角度との差分を被験者の上半身の腰を起点とする傾斜角度として繰り返し検出する検出手段(S39~S41)、検出手段によって検出された傾斜角度をエラー角度条件と繰り返し照合する照合手段(S45, S57)、エラー角度条件が継続的に満足される期間を照合手段の照合結果に基づいて測定する測定手段(S49, S53~S55, S61, S65~S67)、および測定手段によって測定された期間が基準値(REF1, REF2)に達したとき被験者に向けて警告(ALM1, ALM2)を出力する出力手段(S69~S71, S75~S77)を備える。
さらに好ましくは、エラー角度条件を定義する1または2以上の角度(AGL1, AGL2)を被験者の操作に従って設定する第2設定手段(S19~S25)がさらに備えられる。
より好ましくは、第2設定手段は複数の角度を設定し、エラー角度条件は複数の角度にそれぞれ対応する複数の条件を含み、測定手段は複数の条件にそれぞれ対応する複数の測定処理を実行し、出力手段は複数の条件にそれぞれ対応する複数の態様のいずれか1つに従って警告を出力する。
好ましくは、被験者による測定開始操作に応答して照合手段を起動する起動手段(S27)、および被験者による測定終了操作に応答して照合手段を停止する停止手段(S35)がさらに備えられる。
好ましくは、検出手段によって検出された傾斜角度および/または測定手段によって測定された期間の積算値を被験者に向けて表示する表示手段(S43, S51, S63)がさらに備えられる。
好ましくは、検出手段によって検出された傾斜角度に関連するデータおよび/または出力手段によって出力された警告に関連するデータを保存する保存手段(S41, S73, S79)、および保存手段によって保存されたデータを被験者による転送操作に応答して外部装置(30)に転送する転送手段(S3~S5)がさらに備えられる。
エラー角度条件が継続的に満足される期間が基準値に達すると、警告が被験者に向けて出力される。被験者は、警告を手掛かりとして、自分の上半身の姿勢ひいては自分の振る舞いを矯正することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の矯正支援装置の外観の一例を示す斜視図である。 図1に示す矯正支援装置が収納される上衣の一例を示す図解図である。 図1に示す矯正支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 基準傾斜角度AGLrefと閾値AGL1およびAGL2との関係の一例を示す図解図である。 (A)は被験者の姿勢の一例を示す図解図であり、(B)は被験者の姿勢の他の一例を示す図解図である。 (A)は基準傾斜角度AGLref,閾値AGL1,AGL2,被験者の上半身の傾斜角度ΔAGL,加速度センサによって検知された傾斜角度AGLcrの関係の一例を示す図解図であり、(B)は基準傾斜角度AGLref,閾値AGL1,AGL2,被験者の上半身の傾斜角度ΔAGL,加速度センサによって検知された傾斜角度AGLcrの関係の他の一例を示す図解図である。 (A)は被験者の上半身の傾斜角度とその算出時刻とを登録するテーブルの一例を示す図解図であり、(B)は警告の発生時刻と警告IDとを登録するテーブルの一例を示す図解図である。 被験者の上半身の傾斜角度の変化の一例を示すグラフである。 図3に示す制御回路の動作の一部を示すフローチャートである。 図3に示す制御回路の動作の他の一部を示すフローチャートである。 図3に示す制御回路の動作のその他の一部を示すフローチャートである。 図3に示す制御回路の動作のさらにその他の一部を示すフローチャートである。
図1を参照して、この実施例の矯正支援装置10は、これを装着する被験者の腰痛を予防するための装置であり、直方体状の筐体CS1を含む。筐体CS1の主面をなす長方形の短辺に沿ってX軸を割り当て、筐体CS1の厚み方向に沿ってY軸を割り当てると、Z軸は筐体CS1の主面をなす長方形の長辺に沿って割り当てられる。
筐体CS1をなす2つの主面はY軸に直交し、主面をなす長方形の長辺に接する2つの側面はX軸に直交し、主面をなす長方形の短辺に接する2つの側面はZ軸に直交する。以下では、Y軸方向の負側を向く主面を“前面”と定義し、Z軸方向の正側を向く側面を“天面”と定義する。
なお、この矯正支援装置10は、被験者が着用する上衣(図2参照)の胸ポケットに収納される。収納状態において、筺体CS1の前面は被験者の後方を向き、筺体CS1の天面は上方を向く。また、被験者としては、たとえば病院で従事する看護師が想定される。
筐体CS1の前面に注目すると、Z軸方向における略中央でかつX軸方向における正側の位置には、スイッチSW1が設けられる。また、X軸方向およびZ軸方向の各々における正側の位置には、LED1が設けられる。さらに、筐体CS1には、電源回路18(図3参照)が収納される。
スイッチSW1がオンされると電源回路18からの電力の供給が開始され、スイッチSW1がオフされると電源回路18からの電力の供給が停止される。図3に示す制御回路22は、スイッチSW1がオン状態にあるときにLED1を点灯し、スイッチSW1がオフ状態にあるときにLED1を消灯する。被験者は、LED1の点灯/消灯によって電源のオン/オフを識別することができる。
筐体CS1の天面の中央位置には、スイッチSW4が設けられる。スイッチSW4は、基準傾斜角度AGLrefをフラッシュメモリ24に登録するためのスイッチであり、被験者が矯正支援装置10を装着しかつ上半身を直立させた状態で操作される。以下では、スイッチSW4の操作を“キャリブレーション操作”と定義する。
真上方向(=重力方向)に対する矯正支援装置10の傾斜角度は、図3に示す加速度センサ(3軸加速度センサ)20によって検知される。制御回路22は、キャリブレーション操作が行われたとき、加速度センサ20によって検知された傾斜角度を基準傾斜角度AGLrefとしてフラッシュメモリ24(図3参照)に登録する。登録された基準傾斜角度AGLrefは、直立する被験者の姿勢と胸ポケットに収められた矯正支援装置10の姿勢とのずれを示す。
なお、基準傾斜角度AGLrefがフラッシュメモリ24に登録されている状態でキャリブレーション操作が行われた場合、登録済みの基準傾斜角度AGLrefは新規に検知された傾斜角度によって更新される。
筐体CS1の前面において、スイッチSW1よりもX軸方向における負側の位置には、操作パネル12が設けられる。操作パネル12は、所望の角度を指定するための目盛りGR1およびGR2と、指定された角度を登録するための設定ボタンST1およびST2とによって形成される。目盛りGR1が所望の角度に合わせられ、かつ設定ボタンST1が操作されると、制御回路22は、目盛りGR1によって指定された角度を“閾値AGL1”としてフラッシュメモリ24に登録する。同様に、目盛りGR2が所望の角度に合わせられ、かつ設定ボタンST2が操作されると、制御回路22は、目盛りGR2によって指定された角度を“閾値AGL2”としてフラッシュメモリ24に登録する。
以下では、設定ボタンST1の操作を“AGL1設定操作”と定義し、設定ボタンST2の操作を“AGL2設定操作”と定義する。また、目盛りGR1は0°〜60°の範囲でスライドし、目盛りGR2は目盛りGR1によって指定された角度を上回りかつ60°を上限とする範囲でスライドする。
目盛りGR1およびGR2の各々によって指定される角度は、真上方向(=重力方向)からの傾きを示す。したがって、基準傾斜角度AGLrefと閾値AGL1およびAGL2との間には、図4に示す関係が成り立つ。
なお、閾値AGL1がフラッシュメモリ24に登録されている状態でAGL1設定操作が行われた場合、登録済みの閾値AGL1は新規に指定された角度によって更新される。同様に、閾値AGL2がフラッシュメモリ24に登録されている状態でAGL2設定操作が行われた場合、登録済みの閾値AGL2は新規に指定された角度によって更新される。
筐体CS1の天面において、X軸方向における負側の位置にはスイッチSW2が設けられ、X軸方向における正側の位置にはLCDモニタ14が設けられる。また、筐体CS1の前面において、スイッチSW1よりもZ軸方向における正側の位置には、LED3が設けられる。
スイッチSW2は、被験者の上半身の傾斜角度の測定を開始/終了するためのスイッチである。制御回路22は、基準傾斜角度AGLref,閾値AGL1,AGL2が登録された状態でスイッチSW2がオン側に設定されたときにLED3を点灯し、スイッチSW2がオフ側に設定されたときにLED3を消灯する。被験者は、上半身の傾斜角度が測定中であるか否かをLED3の点灯/消灯によって識別することができる。以下では、スイッチSW2をオン側に設定する操作を“測定開始操作”と定義し、スイッチSW2をオフ側に設定する操作を“測定終了操作”と定義する。
測定開始操作が行われると、制御回路22は、測定周期(=1秒)が到来する毎に、現時点の傾斜角度AGLcrを加速度センサ20から取得する。制御回路22はまた、取得した傾斜角度AGLcrと上述した基準傾斜角度AGLrefとの差分を“ΔAGL”として算出し、算出された差分ΔAGLを算出時刻とともにフラッシュメモリ24(図3参照)に保存する。制御回路22はまた、算出された差分ΔAGLをLCDモニタ14に表示する。LCDモニタ14は筐体CS1の天面に設けられるため、差分ΔAGLは被験者に向けて表示される。
なお、フラッシュメモリ24には、図7(A)に示すテーブルTBL1が設けられる。算出された差分ΔAGLおよび算出時刻は、このテーブルTBL1に登録される。以下では、テーブルTBL1に登録された差分ΔAGLおよび算出時刻の総称を“傾斜角度データ”と定義する。
制御回路22はさらに、上述の要領で算出された差分ΔAGLを閾値AGL1およびAGL2の各々と比較する。被験者の上半身が図5(A)に示すように傾斜したとき、差分ΔAGLは図6(A)に示す角度を示しかつ閾値AGL1を上回る。また、被験者の上半身が図5(B)に示すように傾斜したとき、差分ΔAGLは図6(B)に示す角度を示しかつ閾値AGL2を上回る。
エラー角度条件は、差分ΔAGLが閾値AGL1を上回るという角度条件と、差分ΔAGLが閾値AGL2を上回るという角度条件とを含む。前者の角度条件は図5(A)および図6(A)に示す傾斜角度で満足され、後者の角度条件は図5(B)および図6(B)に示す傾斜角度で満足される。制御回路22は、前者の角度条件が継続的に満足される期間をタイマTM1を利用して測定し、後者の角度条件が継続的に満足される期間をタイマTM2を利用して測定する。
制御回路22はさらに、前者の角度条件が満足される期間および後者の角度条件が満足される期間を個別に積算し、これによって算出された2つの積算時間をLCDモニタ14に表示する。積算時間は被験者に向けて表示され、被験者は表示された積算時間によって自己の姿勢を管理することができる。
図1に戻って、スイッチSW1よりもZ軸方向における負側の位置には、ブザー16が設けられる。制御回路22は、タイマTM1の測定値が基準値REF1(=5秒)を上回る時期に、ブザー16を駆動して予備警告ALM1を発生する。制御回路22はまた、タイマTM2の測定値が基準値REF2(=3秒)を上回る時期に、ブザー16を駆動して本警告ALM2を発生する。
ただし、予備警告ALM1および本警告ALM2は代替的に発生される。したがって、タイマTM1の測定値が基準値REF1に達した後、さらにタイマTM2の測定値が基準値REF2に達したときは、予備警告ALM1に代えて本警告ALM2が発生される。
制御回路22はさらに、予備警告ALM1または本警告ALM2の発生時刻を警告IDとともにフラッシュメモリ24に保存する。ここで、警告IDは、予備警告ALM1および本警告ALM2のいずれが発生したかを識別する情報である。また、フラッシュメモリ24には、図7(B)に示すテーブルTBL2が設けられる。予備警告ALM1または本警告ALM2の発生時刻および警告IDは、このテーブルTBL2に登録される。以下では、テーブルTBL2に登録された発生時刻および警告IDの総称を“警告データ”と定義する。
図1に戻って、操作パネル12よりもZ軸方向における正側の位置にはスイッチSW3が設けられ、LED1およびLED3の間の位置にはLED2が設けられる。
スイッチSW3がオフ側からオン側に切り換えられると、制御回路22は、テーブルTBL1およびTBL2にそれぞれ登録された傾斜角度データおよび警告データを図3に示す通信I/F26を通して外部装置30に転送する。制御回路22はまた、傾斜角度データおよび警告データが外部装置30に転送される期間(=データ転送期間)にLED2を点灯し、データ転送期間以外の期間にLED2を消灯する。
なお、以下では、スイッチSW3をオン側に切り換える操作を“データ転送操作”と定義する。また、スイッチSW3には、オン側からオフ側に向かう外力が板バネ(図示せず)によって付勢されている。したがって、被験者がスイッチSW3から指を離すと、スイッチSW3は外力によってオフ側の位置に戻る。
外部装置30では、矯正支援装置10から転送された傾斜角度データおよび警告データに基づいて、図8に示すグラフが作成される。このグラフを参照することで、被験者の姿勢がいつどのように変化したかが判明し、さらに予備警告ALM1および本警告ALM2がいつ発生したかが判明する。
なお、100名の看護師が従事する病院において、全ての看護師がこの実施例の矯正支援装置10を装着した場合、外部装置30では、100名分のグラフが作成される。病院の院長などの管理者は、作成されたグラフを利用して従業者である看護師にどの程度の負荷が掛かっているかを、外部装置30によって作成されたグラフを通して把握することができる。
制御回路22は、詳しくは、図9〜図12に示すフローチャートに従う処理を実行する。なお、このフローチャートに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ24に保存される。
まずステップS1で、LED1を点灯させる。LED1の点灯によって電源がオン状態にあることが表明される。ステップS3では、データ転送操作(=スイッチSW3をオン側に設定する操作)が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであればそのままステップS13に進み、判別結果がYESであればステップS5〜S11の処理を経てステップS13に進む。
ステップS5ではLED2を点灯させ、ステップS7ではテーブルTBL1およびTBL2に登録された傾斜角度データおよび警告データを通信I/F26を通して外部装置30に転送する。ステップS9では傾斜角度データおよび警告データの転送が完了したか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS7に戻る一方、判別結果がYESであればステップS11でLED2を消灯させる。LED2は、データ転送期間に点灯され、データ転送期間以外の期間に消灯される。
ステップS13ではキャリブレーション操作(=スイッチSW4をオンする操作)が行われたか否かを判別し、ステップS19ではAGL1設定操作(=設定ボタンST1をオンする操作)が行われたか否かを判別し、ステップS23ではAGL2設定操作(=設定ボタンST2をオンする操作)が行われたか否かを判別する。
ステップS13の判別結果がYESであればステップS15に進み、矯正支援装置10の現時点の傾斜角度を加速度センサ20から取得する。ステップS17では、取得した傾斜角度を基準傾斜角度AGLrefとしてフラッシュメモリ24に登録する。
ステップS19の判別結果がYESであればステップS21に進み、目盛りGR1が示す角度を閾値AGL1としてフラッシュメモリ24に登録する。ステップS23の判別結果がYESであればステップS25に進み、目盛りGR2が示す角度を閾値AGL2としてフラッシュメモリ24に登録する。ステップS17,S21またはS25の処理が完了するか、或いはステップS13,S19およびS23の判別結果がいずれもNOであれば、ステップS27に進む。
ステップS27では測定開始操作(=スイッチSW2をオン側に設定する操作)が行われたか否かを判別し、ステップS29では初期設定が完了しているか否か(=基準傾斜角度AGLref,閾値AGL1,AGL2の全てがフラッシュメモリ24に登録されているか否か)を判別する。ステップS27およびS29の少なくとも一方の判別結果がNOであれば、ステップS3に戻る。これに対して、ステップS27およびS29のいずれの判別結果もYESであればステップS31に進み、LED3を点灯させる。LED3の点灯によって、傾斜角度の測定が開始されたことが表明される。
ステップS33では測定周期(=1秒)が到来したか否かを判別し、ステップS35では測定終了操作(=スイッチSW2をオフ側に設定する操作)が行われたか否かを判別する。ステップS33の判別結果がNOでかつステップS35の判別結果がYESであれば、ステップS37でLED3を消灯し、その後にステップS3に戻る。LED3の消灯によって、傾斜角度の測定が終了されたことが表明される。
ステップS35の判別結果がNOでかつステップS33の判別結果がYESであれば、ステップS39に進み、矯正支援装置10の現時点の傾斜角度を“AGLcr”として加速度センサ20から取得する。ステップS41では、取得した傾斜角度AGLcrと基準傾斜角度AGLrefとの差分を“ΔAGL”として算出し、算出された差分ΔAGLを現在時刻とともにテーブルTBL1に登録する。ステップS41の処理が完了すると、算出された差分ΔAGLをステップS43でLCDモニタ14に表示する。
ステップS45では、差分ΔAGLが閾値AGL1を上回るか否か(=1つ目のエラー角度条件が満足されるか否か)を判別する。判別結果がNOであれば、ステップS47で予備警告ALM1を停止し、ステップS49でタイマTM1を停止する。ステップS51では、電源が投入されてからタイマTM1によって測定された時間の積算値を算出し、算出された積算値をLCDモニタ14に表示する。表示が完了すると、ステップS33に戻る。なお、予備警告ALM1が未出力の状態でステップS45からステップS47に移行した場合、ステップS47〜S51の処理は意味をなさない。
ステップS45の判別結果がYESであれば、タイマTM1が起動中であるか否かをステップS53で判別する。判別結果がYESであればそのままステップS57に進み、判別結果がNOであればステップS55でタイマTM1のリセット&スタートを行ってからステップS57に進む。
ステップS57では、差分ΔAGLが閾値AGL2を上回るか否か(=2つ目のエラー角度条件が満足されるか否か)を判別する。判別結果がNOであれば、ステップS59で本警告ALM2を停止し、ステップS59でタイマTM2を停止する。ステップS63では、電源が投入されてからタイマTM2によって測定された時間の積算値を算出し、算出された積算値をLCDモニタ14に表示する。表示が完了すると、ステップS69に進む。なお、本警告ALM2が未出力の状態でステップS57からステップS59に移行した場合、ステップS59〜S63の処理は意味をなさない。
ステップS57の判別結果がYESであれば、タイマTM2が起動中であるか否かをステップS65で判別する。判別結果がYESであればそのままステップS69に進み、判別結果がNOであればステップS67でタイマTM2のリセット&スタートを行ってからステップS69に進む。
ステップS69ではタイマTM2の値が基準値REF2を上回るか否かを判別し、ステップS75ではタイマTM1の値が基準値REF1を上回るか否かを判別する。ステップS69の判別結果がYESであればステップS71〜S73の処理を経てステップS33に戻り、ステップS75の判別結果がYESであればステップS77〜S79の処理を経てステップS33に戻り、ステップS69およびS75のいずれの判別結果もNOであればそのままステップS33に戻る。
ステップS71では、ブザー28を制御して本警告ALM2を発生する。この時点で予備警告ALM1が発生中であれば、予備警告ALM1に代替して本警告ALM2が発生される。ステップS73では、本警告ALM2を示す警告IDを現在時刻とともにテーブルTBL2に登録する。ステップS77では、ブザー28を制御して予備警告ALM1を発生する。ステップS79では、予備警告ALM1を示す警告IDを現在時刻とともにテーブルTBL2に登録する。
以上の説明から分かるように、矯正支援装置10は、被験者の上半身に装着されて被験者の姿勢の矯正を支援する。制御回路22は、加速度センサ20の出力に基づいて被験者の上半身の傾斜角度を示す差分ΔAGLを算出し(S39~S41)、算出された差分ΔAGLをエラー角度条件と照合する(S45, S57)。制御回路22はまた、エラー角度条件が継続的に満足される期間を照合結果に基づいて測定し(S49, S53~S55, S61, S65~S67)、測定された期間が基準値REF1またはREF2に達したときに被験者に向けて警告ALM1またはALM2を出力する(S69~S71, S75~S77)。
このように、エラー角度条件が継続的に満足される期間が基準値REF1またはREF2に達すると、警告ALM1またはALM2が被験者に向けて出力される。被験者は、警告ALM1またはALM2を手掛かりとして、自分の上半身の姿勢ひいては自分の振る舞いを矯正することができる。これによって、被験者の腰痛の防止が図られる。
なお、この実施例では、矯正支援装置10を上衣の胸ポケットに収納するようにしているが、安全ピン,クリップまたはマジックテープ(登録商標)によって矯正支援装置10を上衣に装着するようにしてもよい。
また、この実施例では予備警告ALM1および本警告ALM2を発生するためにブザー16を利用するようにしているが、ブザー16に代えて或いはブザー16とともにスピーカ,バイブレータ,ランプなどを利用するようにしてもよい。さらに、警告発生元を予備警告ALM1と本警告ALM2とで切り換えるようにしてもよい。
この場合、傾斜角度が閾値ALM1〜ALM2の範囲に属するときにはバイブレーションによって予備警告ALM1を発生し、傾斜角度が閾値ALM2を上回るときにブザー16によって本警告ALM2を発生するような形態が考えられる。
また、この実施例では、タイマTM1の値が基準値REF1に達したときに予備警告ALM1を一律的に出力し、タイマTM2の値が基準値REF2に達したときに本警告ALM2を一律的に出力するようにしている。しかし、予備警告ALM1および本警告ALM2の出力を事前の手動設定によってオフするようにしてもよい。
さらに、この実施例では、被験者の上半身の傾斜角度が閾値ALM1またはALM2を上回る時間を積算するようにしているが、時間の積算に加えて或いは時間の積算とともに、被験者の上半身の傾斜角度が閾値ALM1またはALM2を上回る回数をカウントし、カウント値をLCDモニタ14に表示するようにしてもよい。
また、この実施例では、被験者の上半身の傾斜角度が閾値ALM1またはALM2を上回る時間を積算するに留まるが、これに加えて、各積算時間に基づいて被験者の疲労度を算出し、算出された疲労度をLCDモニタ14に表示するようにしてもよい。
10 …矯正支援装置
12 …操作パネル
16 …ブザー
20 …加速度センサ
22 …制御回路
24 …フラッシュメモリ
26 …通信I/F

Claims (6)

  1. 被験者の上半身に装着されて前記被験者の姿勢の矯正を支援して腰痛を予防する腰痛予防装置であって、
    重力方向に対する装置本体の傾斜角度を検知する検知手段、
    前記被験者の操作に従って基準傾斜角度を設定する第1設定手段、
    前記検知手段によって検知された傾斜角度と前記第1設定手段によって設定された基準傾斜角度との差分を前記被験者の上半身の腰を起点とする傾斜角度として繰り返し検出する検出手段、
    前記検出手段によって検出された傾斜角度をエラー角度条件と繰り返し照合する照合手段、
    前記エラー角度条件が継続的に満足される期間を前記照合手段の照合結果に基づいて測定する測定手段、および
    前記測定手段によって測定された期間が基準値に達したとき前記被験者に向けて警告を出力する出力手段を備える、腰痛予防装置
  2. 前記エラー角度条件を定義する1または2以上の角度を前記被験者の操作に従って設定する第2設定手段をさらに備える、請求項記載の腰痛予防装置
  3. 前記第2設定手段は複数の角度を設定し、
    前記エラー角度条件は前記複数の角度にそれぞれ対応する複数の条件を含み、
    前記測定手段は前記複数の条件にそれぞれ対応する複数の測定処理を実行し、
    前記出力手段は前記複数の条件にそれぞれ対応する複数の態様のいずれか1つに従って前記警告を出力する、請求項記載の腰痛予防装置
  4. 前記被験者による測定開始操作に応答して前記照合手段を起動する起動手段、および
    前記被験者による測定終了操作に応答して前記照合手段を停止する停止手段をさらに備える、請求項1ないしのいずれかに記載の腰痛予防装置
  5. 前記検出手段によって検出された傾斜角度および/または前記測定手段によって測定された期間の積算値を前記被験者に向けて表示する表示手段をさらに備える、請求項1ないしのいずれかに記載の腰痛予防装置
  6. 前記検出手段によって検出された傾斜角度に関連するデータおよび/または前記出力手段によって出力された警告に関連するデータを保存する保存手段、および
    前記保存手段によって保存されたデータを前記被験者による転送操作に応答して外部装置に転送する転送手段をさらに備える、請求項1ないしのいずれかに記載の腰痛予防装置
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