JP6102606B2 - 無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線基地局に関する。
LTE−A(Long Term Evolution - Advanced)では、端末は、CSI−RS(Channel State Information - Reference Signal)及びDM(Demodulation)−RSの2種類の参照信号を、受信することができる。CSI−RSは、CSI測定用の全端末共通の参照信号である。DM−RSは、データ復調用である端末固有の参照信号である。基地局が、下り通信において、データ信号とDM−RSとの両方に同じプリコーディングを施すことで、各端末にプリコーディング行列を通知することなく基地局で任意のプリコーディングを行うことが可能となっている。
図1は、基地局と端末の例を示す図である。図1の例では、2台の端末が基地局に接続されている。図1の基地局は、データ信号とDM−RSとの両方に同じプリコーディングを施す。
複数の端末を空間的に多重するMU−MIMO(Multiuser - Multiple Input Multiple Output)伝送では、基地局が多重する各端末に対する下りリンクチャネルに応じた適切なプリコーディングを使用して信号を送信する。このことで、多重する端末間の干渉が抑えられる。適切なプリコーディングを決定するためには、下りリンクチャネルの情報が使用される。しかし、FDD(Frequency Division Duplexing)方式では上りと下りとのチャネルが異なるため、基地局は端末からのフィードバックを基に下りリンクチャネル情報を推定することが求められる。
チャネル推定に関する技術として、端末がフィードバックするCSIに含まれるPMI(Precoding Matrix Indicator)を用いて基地局でチャネル推定を行う方法がある。ここで、PMIは、Codebook中の、端末が所望するプリコーディングベクトルを示すインデックス値である。従来技術では、1ストリーム伝送の際に、PMIを基にMMSE(Minimum Mean Square Error)フィルタ等の受信フィルタ通過後のストリームと各送信
アンテナとの間の等価的なチャネルを推定することが可能である。
たとえば、端末から報告される値を基にデータ信号に対するプリコーディング行列を計算する技術がある。この技術では、PMIではなく、受信フィルタ通過後の等価的なチャネルを量子化したCDI(Channel Direction Indicator)を端末が報告する。しかし、
この技術は、あらかじめCodebookで定められた情報を報告し、その情報を基に基地局で下りリンクチャネル推定を行う点ではPMIと同じである。
特開2011−147069号公報 特開2012−80522号公報
従来技術ではCodebookのサイズ(Codebook中のプリコーディングベクトルの種類(数))によって、チャネル推定精度の限界が決まる。より高い精度でチャネル推定を行うには、例えば、より大きいサイズのCodebookを利用することが考え
られる。しかし、大きいサイズのCodebookを利用すると、端末でのチャネル推定に要する演算量が増加し、さらに1度の報告に使用するビット数も増加する。Codebookサイズをより大きくした場合に、報告する全ビットを複数に分割して報告することで、1度の報告に使用するビット数は抑えられるが、1度のチャネル推定に対して複数回の報告を行うことになるため、チャネル情報の更新周期が遅くなる。
本発明の一態様は、Codebookサイズを維持しつつ、下りリンクチャネル推定精度を向上することを目的とする。
第1の態様は、第1通信リソース群の参照信号に第1プリコーディング行列を施し、第2通信リソース群の参照信号に第2プリコーディング行列を施すプリコーディング処理部と、前記第1通信リソース群で前記第1プリコーディング行列が施された参照信号を端末に送信し、前記第2通信リソース群で前記第2プリコーディング行列が施された参照信号を前記端末に送信する送信部と、前記端末から、前記第1プリコーディング行列が施された参照信号に対する第1チャネル状態情報と、前記第2プリコーディング行列が施された参照信号に対する第2チャネル状態情報とを受信する受信部と、前記第1チャネル情報と、前記第2チャネル情報と、前記第1プリコーディング行列と、前記第2プリコーディング行列とに基づいて、前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行うチャネル推定部とを備える無線基地局とする。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。
開示の技術によれば、Codebookサイズを維持しつつ、下りリンクチャネル推定精度を向上することができる。
図1は、基地局と端末の例を示す図である。 図2は、実施形態1のシステムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態1の基地局の機能ブロックの例を示す図である。 図4は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。 図5は、実施形態1の端末の機能ブロックの例を示す図である。 図6は、端末のハードウェア構成例を示す図である。 図7は、基地局100と端末200との間の動作シーケンスの例を示す図である。 図8は、LTE−Aにおける16種類のCQIの符号化率及び変調方式を示す図である。 図9は、Codebookの例を示す図である。 図10は、subframe subsetの例を示す図である。 図11は、基地局100と端末200との間の動作シーケンスの例を示す図である。 図12は、実施形態3の基地局の機能ブロックの例を示す図である。 図13は、通信リソース群及びプリコーディング行列の例を示す図である。 図14は、実施形態3の端末の機能ブロックの例を示す図である。 図15は、基地局1100と端末1200との間の動作シーケンスの例(1)を示す図である。 図16は、基地局1100と端末1200との間の動作シーケンスの例(2)を示す図である。 図17は、基地局1100と端末1200との間の動作シーケンスの例(3)を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。開示の構成の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
ここでは、LTE−Aを例に挙げて説明するが、開示の実施形態は、他の通信方式にも適用可能である。
〔実施形態1〕
ここでは、LTE−Aにおいて、2本のアンテナを備える基地局が2種類のプリコーディングでCSI−RSを送信し、1アンテナを備える端末がフィードバックするCSIを用いてチャネル推定をする場合について説明する。2種類のプリコーディングは、それぞれ、プリコーディング#A(プリコーディング行列UA)、プリコーディング#B(プリ
コーディング行列UB)とする。ここでは、基地局は、CSI−RSに対して時間的に異
なるプリコーディングを行う。即ち、基地局は、例えば、第1期間において、プリコーディング行列UAでCSI−RSをプリコーディングし、第2期間において、プリコーディ
ング行列UBでCSI−RSをプリコーディングする。また、基地局は、CSI−RSに
施したプリコーディング(プリコーディング行列)を考慮し、端末からフィードバックされるCSIを基にチャネル推定を行う。なお、CSIは、チャネル品質を示すCQI(Channel Quality Indicator)と端末が所望するプリコーディングベクトルを表すPMIを
含む。
(構成例1)
図2は、実施形態1のシステムの構成例を示す図である。図2のシステム10は、基地局100、端末200を含む。端末200は、基地局100と相互に無線通信できる領域に存在している。基地局100と相互に無線通信できる領域に複数の端末が存在してもよい。基地局100は、図示しない上位装置と接続される。基地局100は、無線基地局の一例である。
図3は、本実施形態の基地局の機能ブロックの例を示す図である。基地局100は、データ信号生成部102、DM−RS生成部104、データ用Precoding処理部106、信号送信部108、CSI受信部110、スケジューリング処理部112、CSI−RS生成部114を含む。また、基地局100は、Precoding切替処理部122、CSI−RS用Precoding生成部124、チャネル推定部126を含む。
データ信号生成部102は、端末宛のデータ信号を生成する。生成されたデータ信号は、データ用Precoding処理部106に出力される。
DM−RS生成部104は、端末固有のDM−RSを生成する。生成されたDM−RSは、データ用Precoding処理部106に出力される。
データ用Precoding処理部106は、データ信号生成部102で生成されたデータ信号及びDM−RS生成部104で生成されたDM−RSに対してスケジューリング処理部112で決定されたプリコーディング行列を用いてプリコーディング処理を行う。
信号送信部108は、CSI−RS用Precoding処理部124でプリコーシング処理されたCSI−RSを、端末200に向けて送信する。信号送信部108は、データ用Precoding処理部106でプリコーディング処理されたデータ信号及びDM−RSを、端末200に向けて送信する。信号送信部108は、送信部の一例である。
CSI受信部110は、端末200から報告されるCSIの受信処理を行う。CSI受信部110は、受信したCSIを、スケジューリング処理部112及びチャネル推定部126に通知する。CSI受信部110は、受信部の一例である。
スケジューリング処理部112は、端末200から報告されるCSIとチャネル推定部126で推定した下りリンクチャネルの情報を基に、端末200に対してリソースの割り当てを行う。ここで、MU−MIMOの実施についても考慮されて、スケジューリング処理部112は、複数の端末に同じリソースを割り当ててもよい。また、スケジューリング処理部112は、チャネル推定部126で推定された下りリンクチャネルの情報を基に、データ信号に施すプリコーディング行列を決定する。
CSI−RS生成部114は、CSI測定に用いられる全端末共通のCSI−RSを生成する。
Precoding切替処理部122は、CSI−RS用Precoding処理部124で用いられるプリコーディング行列を切り替える。Precoding切替処理部122は、チャネル推定部126に対して、CSI−RS送信時のプリコーディング行列の情報を提供する。チャネル推定部126には、各プリコーディング行列を施したCSI−RSが送信されるそれぞれの期間、帯域等の情報が通知される。
CSI−RS用Precoding処理部124は、CSI−RSに対してプリコーディング処理を行う。CSI−RS用Precoding処理部124は、プリコーディング処理部の一例である。
チャネル推定部126は、端末から報告されるCSIとPrecoding切替処理部122から与えられるプリコーディング行列の情報を基に、下りチャネルのチャネル推定を行う。
図4は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図4の基地局100は、ネットワークインタフェース152、プロセッサ154、メモリ156、無線通信デバイス158、アンテナ160を備える。
ネットワークインタフェース152は、基地局100を上位のネットワークに接続するためのインタフェースである。基地局100は、ネットワークインタフェース152を介して上位装置に接続される。
プロセッサ154は、プログラム実行、メモリ管理などを行う。プロセッサ154は、プログラムや入力装置等からの入力に応じて、各種演算、計算、制御などの処理を行う。また、プロセッサ154は、プログラム内容やデータのメモリ156への展開を行う。
メモリ156は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memo
ry)を含む。メモリ156は、プロセッサ154で使用されるプログラムやデータが展開される。
無線通信デバイス158は、端末200等の無線装置等と無線接続するためのインタフェースである。無線通信デバイス158は、アンテナ160と接続している。無線通信デバイス158は、プロセッサ154から入力される電気信号を無線信号に変換してアンテナ160を通じて送信する。無線通信デバイス158は、アンテナ160を通じて受信した無線信号を電気信号に変換してプロセッサ154に出力する。
アンテナ160は、端末200等の他の無線装置から送信される無線信号を受信する。また、アンテナ160は、端末200等の他の無線装置に送信する無線信号を送信する。
基地局100のハードウェア構成は、図4に示されるものに限定されず、適宜、追加、置換、削除等の変更が可能である。
図5は、本実施形態の端末の機能ブロックの例を示す図である。図5の端末200は、DM−RS用チャネル推定部202、データ復調部204、CSI−RS用チャネル推定部206、CSI測定部208、CSI報告部210を含む。
DM−RS用チャネル推定部202は、基地局100から受信したDM−RSを基に下りリンクのチャネル推定を行う。
データ復調部204は、DM−RS用チャネル推定部202で推定されたチャネル情報を基に基地局100から受信したデータの復調を行う。
CSI−RS用チャネル推定部206は、基地局100から受信したCSI−RSを基に下りリンクのチャネル推定を行う。
CSI測定部208は、CSI−RS用チャネル推定部206で推定されたチャネル情報を基にCSIを決定する。
CSI報告部210は、CSI測定部208で決定されたCSIを基地局100に報告する。
図6は、端末のハードウェア構成例を示す図である。図6の端末200は、プロセッサ254、メモリ256、無線通信デバイス258、アンテナ260を備える。
プロセッサ254は、プログラム実行、メモリ管理などを行う。プロセッサ254は、プログラムや入力装置等からの入力に応じて、各種演算、計算、制御などの処理を行う。また、プロセッサ254は、プログラム内容やデータのメモリ256への展開を行う。
メモリ256は、例えば、RAMやROMである。メモリ256は、プロセッサ254で使用されるプログラムやデータが展開される。メモリ256は、Codebookを格納してもよい。
無線通信デバイス258は、基地局100等の無線装置等と無線接続するためのインタフェースである。無線通信デバイス258は、アンテナ260と接続している。無線通信デバイス258は、プロセッサ254から入力される電気信号を無線信号に変換してアンテナ260を通じて送信する。無線通信デバイス258は、アンテナ260を通じて受信した無線信号を電気信号に変換してプロセッサ254に出力する。
アンテナ260は、基地局100等の他の無線装置から送信される無線信号を受信する。また、アンテナ260は、基地局100等の他の無線装置に送信する無線信号を送信する。
端末200のハードウェア構成は、図6に示されるものに限定されず、適宜、追加、置換、削除等の変更が可能である。
基地局100は、汎用のコンピュータまたはサーバマシンのような専用のコンピュータを使用して実現可能である。端末200は、PC、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、端末200は、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置や、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺機器が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。主記憶装置は、例えば、RAMやROMを含む。
二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディス
クドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブル
メディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。
通信インタフェース装置は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路である。
周辺装置は、上記の二次記憶装置や通信インタフェース装置の他、入力装置、出力装置を含む。入力装置は、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン等を含む。また、入力装置は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。出力装置は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)パネル、プリンタ等を含む。また、出力装置は、スピーカのよう
な音声の出力装置を含むことができる。
基地局100を実現するコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、各機能ブロックとしての機能を実現する。基地局100を実現するコンピュータの主記憶装置及び二次記憶装置には、基地局100で使用されるプログラム、データ等が格納され得る。
端末200を実現するコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、各機能ブロックとしての機能
を実現する。端末200を実現するコンピュータの主記憶装置及び二次記憶装置には、端末200で使用されるプログラム、データ等が格納され得る。
(動作例1)
基地局100は、プリコーディング行列を施したCSI−RSを端末200に送信する。端末200は、受信したCSI−RSに基づいて、基地局100に報告するCSIを決定し、基地局100に送信する。基地局100は、CSI−RSに施したプリコーディング行列とCSIとに基づいて、チャネル推定を行う。CSI−RSは、参照信号の一例である。
ここでは、基地局100と端末200との間の動作例1について説明する。動作例1では、基地局100は、CSI−RSに施すプリコーディング行列を時間方向(時間軸方向)に切り替える。
図7は、基地局100と端末200との間の動作シーケンスの例を示す図である。
基地局100のPrecoding切替処理部122は、CSI−RSに施すプリコーディング行列を決定する。ここでは、Precoding切替処理部122は、次の式に示されるプリコーディング行列UAを、所定の第1期間に、CSI−RSに施すプリコー
ディング行列として決定する。Precoding切替処理部122は、決定したプリコーディング行列UAを、CSI−RS用Precoding処理部124に通知する。
CSI−RS生成部114は、端末100に送信するCSI−RSを生成する。CSI−RSは、全端末共通であり、各端末でのCSI測定に用いられる。CSI−RS生成部114は、生成したCSI−RSを、CSI−RS用Precoding処理部124に送信する。
CSI−RS用Precoding処理部124は、CSI−RS生成部114で生成されたCSI−RSに、Precoding切替処理部122で決定されたプリコーディング行列UAを、施す。CSI−RS用Precoding処理部124は、CSI−R
Sにプリコーディング行列UAを施した信号を、信号送信部108に送信する。
信号送信部108は、所定の第1期間に、CSI−RSにプリコーディング行列UA
施した信号を、端末200に送信する(SQ1001)。
端末200のCSI−RS用チャネル推定部206は、基地局100から、CSI−RSにプリコーディング行列UAを施した信号を受信する。CSI−RS用チャネル推定部
206は、受信した信号に基づいて、チャネル推定を行う。
CSI−RSは基地局100の各送信アンテナから直交するように送信されると、端末200は、認識している。端末200は、CSI−RSが直交するように送信されていることを前提として、基地局100の各送信アンテナと端末200の受信アンテナとの間のそれぞれのチャネルを推定する。基地局100の送信アンテナ#iから送信された信号siについて、端末での受信信号riは、次の式で表される。
ここで、hiは、送信アンテナ#iと端末200の受信アンテナとの間のチャネルを表す。nは、雑音を表す。CSI−RSは既知の信号であるため、端末200では、例えば、次の式により、チャネル推定を行うことができる。
ここで、
は、端末200が推定した送信アンテナ#iと端末200の受信アンテナとの間のチャネルを表す。
端末200のCSI−RS用チャネル推定部206は、Codebookに記載のすべてのプリコーディングベクトルについて、当該プリコーディングベクトルでデータ転送が行われた場合のSNRを計算する。
基地局100がPMI(Precoding Matrix Indicator)#jで示されるプリコーディングベクトルvjでデータ信号xを送信したときの端末での受信信号yjは、次の式で表される。
ここで、nは、雑音を表す。H0は、実際の下りチャネルリンクであり、次のように表
される。
送信信号電力をEs、雑音電力をσ2とすると、受信信号yjのSNR(Signal to Noise Ratio) γjは、次の式で表される。
送信信号の電力は、基地局100から端末200にあらかじめ通知されている。そのため、端末200は、推定したチャネルの情報に基づいて、次の式により基地局100がPMI#jで示されるプリコーディングベクトルvjでデータ信号を送信したときのSNRを推定することができる。
ここで、
は、端末200でのSNRの推定値である。SNRが最大となるPMIを求めるために、端末200は、上記の
をすべてのPMIについて計算する。
PMI毎にSNRを計算した後、端末200は、SNRが最大となるPMIを所望のPMIとして選択する。所望のPMI#j’は、推定したSNRに基づいて次の式で与えられる。
所望のPMIが決定した後、端末200は所望のPMI#j’に対応する
を基に、CQIを決定する。LTE−Aでは、CQIは#0から#15までの16種類設定されており、それぞれの符号化率と変調方式が定められている。
図8は、LTE−Aにおける16種類のCQIの符号化率及び変調方式を示す図である。
端末200は、端末200自身の受信性能を考慮し、SNRが
であるときに、BLER(Block Error Rate)が0.1以下となる符号化率と変調方式の組み合わせを示すCQIを選択する。ただし、CQI#1でもBLERが0.1を超える場合、CQI#0が選択される。
ここでは、基地局100から送信されるCSI−RSにプリコーディング行列UAが施
されている。そのため、チャネル推定が理想的に行われた場合、CSI−RS用チャネル推定部206で推定されるチャネルHAは、次のように表される。
CSI測定部208は、推定したチャネルに基づいて、基地局100に報告するCSI#Aを決定する。CSI測定部208は、上記のように、端末100自身のSNRが最大となるプリコーディングベクトルをCodebookから選択することで、PMIを決定し、この時のSNRを量子化した値をCQIとする(SQ1002)。
図9は、Codebookの例を示す図である。図9のCodebookは、基地局100のアンテナが2アンテナにおけるLTEのCodebookの例である。図9のCodebookでは、アンテナ素子間の位相差が90度ずつ異なるプリコーディングベクトルが定められている。
CSI報告部210は、CSI測定部208で決定されたPMI及びCQIを含むCSI(CSI#A)を、基地局100に送信する(SQ1003)。CSIは、チャネル状態情報の一例である。
端末200が基地局100に報告するPMIに対応するプリコーディングベクトルvA
は、次の式で表されるベクトルとなる。
基地局100のCSI受信部110は、端末200からCSI#Aを受信する。
チャネル推定部126は、端末200からのCSIに基づいて、下りリンクのチャネル推定を行う。ここで、端末200からのCSIは、CSI−RSに施したプリコーディング行列UAによって変化したチャネルに基づいて決定された値である。よって、チャネル
推定部126は、CSI−RS送信時のプリコーディング行列UAを考慮して次式のよう
にチャネル推定を行う(SQ1004)。
ここで、プリコーディング行列UAは、Precoding切替処理部122からチャ
ネル推定部126に、与えられる。この式は、プリコーディング行列UAで送信したCS
I−RSに対するCSI報告に基づいて推定されるチャネルである。
基地局100のPrecoding切替処理部122は、さらに、所定の第2期間に、CSI−RSに施すプリコーディング行列を決定する。ここでは、Precoding切替処理部122は、次の式に示されるプリコーディング行列UBを、CSI−RSに施す
プリコーディング行列として決定する。Precoding切替処理部122は、決定したプリコーディング行列UBを、CSI−RS用Precoding処理部124に通知
する。
ここで、φBは、φAと異なる値である。
CSI−RS生成部114は、端末100に送信するCSI−RSを生成する。CSI−RSは、全端末共通であり、各端末でのCSI測定に用いられる。CSI−RS生成部114は、生成したCSI−RSを、CSI−RS用Precoding処理部124に送信する。
CSI−RS用Precoding処理部124は、CSI−RS生成部114で生成されたCSI−RSに、Precoding切替処理部122で決定されたプリコーディング行列UBを、施す。CSI−RS用Precoding処理部124は、CSI−R
Sにプリコーディング行列UBを施した信号を、信号送信部108に送信する。
信号送信部108は、所定の第2期間に、CSI−RSにプリコーディング行列UB
施した信号を、端末200に送信する(SQ1005)。第2期間は、第1期間の後の期間である。
端末200のCSI−RS用チャネル推定部206は、基地局200から、CSI−RSにプリコーディング行列UBを施した信号を受信する。CSI−RS用チャネル推定部
206は、受信した信号に基づいて、チャネル推定を行う。このとき、CSI−RSにプリコーディング行列UBが施されているため、チャネル推定が理想的に行われた場合、C
SI−RS用チャネル推定部206で推定されるチャネルHBは、次のように表される。
CSI測定部208は、推定したチャネルに基づいて、基地局100に報告するCSI#Bを決定する。CSI測定部208は、端末100自身のSNRが最大となるプリコーディングベクトルを図9のようなCodebookから選択することで、PMIを決定し
、この時のSNRを量子化した値をCQIとする(SQ1006)。
CSI報告部210は、CSI測定部208で決定されたPMI及びCQIを含むCSI(CSI#B)を、基地局100に送信する(SQ1007)。
端末200が基地局100に報告するPMIに対応するプリコーディングベクトルvB
は、次の式で表されるベクトルとなる。
基地局100のCSI受信部110は、端末200からCSI#Bを受信する(SQ1007)。
チャネル推定部126は、端末200からのCSIに基づいて、下りリンクのチャネル推定を行う。ここで、端末200からのCSIは、CSI−RSに施したプリコーディング行列UBによって変化したチャネルに基づいて決定された値である。よって、チャネル
推定部126は、CSI−RS送信時のプリコーディング行列UBを考慮して次式のよう
にチャネル推定を行う(SQ1008)。
ここで、プリコーディング行列UBは、Precoding切替処理部122から与え
られる。この左辺は、プリコーディング行列UBで送信したCSI−RSに対するCSI
報告に基づいて推定されるチャネルである。
さらに、チャネル推定部126は、2つのプリコーディング行列(UA及びUB)で下りリンクチャネルの推定が終了した後、例えば、次のように、データ信号の送信に使用する下りリンクチャネルを計算する(SQ1009)。
ここで、αA、βAは、CSI#A(プリコーディング行列UA)に関するウェイトであ
り、αB、βBは、CSI#B(プリコーディング行列UB)に関するウェイトである。p
は、CSI#A(プリコーディング行列UA)及びCSI#B(プリコーディング行列UB)共通のウェイトである。αA、αB(ウェイトα)は、CQIに依存した値とする。即ち、αA、αBは、CQIが大きいほど、大きい値とする。例えば、αA、αBは、CQIに正比例した値とする。βA、βB(ウェイトβ)は、CSIの報告の時刻に依存した値とする。即ち、βA、βBは、CSIの報告の時刻が新しいほど、大きい値とする。例えば、βA
、βBは、現時刻とCSIの報告の時刻との差分に、反比例した値とする(比例定数は正
とする)。p(ウェイトp)は、時間方向のチャネル変動に依存した値とする。即ち、pは、時間方向のチャネル変動が大きいほど、大きい値とする。例えば、pは、端末200の移動速度の絶対値に比例した値とする。pは、0以上の値とする。
時間方向のチャネル変動が大きい場合、より新しく報告されたCSIに基づくチャネル状態が、現在のチャネル状態との差が小さいと考えられる。そのため、pは、チャネル変動が大きいほど、大きく設定される。
また、ウェイトα、ウェイトβ、ウェイトpのうち、少なくとも1つが、1に固定されてもよい。例えば、チャネルの状態が時間軸方向に安定している場合、ウェイトα、ウェイトβ、ウェイトpのすべてが1であってもよい。
上記のプリコーディング行列UA、UBは、位相回転を行うプリコーディング行列であるが、プリコーディング行列は、振幅を変更する行列、位相及び振幅を変更する行列であってもよい。また、プリコーディング行列は、対角成分以外にも0でない値を有する行列であってもよい。
図9のCodebookでは、アンテナ素子間の位相差が90度ずつ異なるプリコーディングベクトルが定められている。そのため、実際に端末100が所望するアンテナ間の位相差に対して、PMIとして報告を行うことで、最大45度の誤差(量子化による誤差)が生じる。そこで、この量子化による誤差の最大値に基づき、プリコーディング行列UA、UBにおける第2アンテナ素子に対する位相回転量は、φA=0、φB=π/4とする。なお、ここでは、2種類のプリコーディング行列が使用されているが、3種類以上のプリコーディング行列が使用されることも可能である。例えば、n種類のプリコーディング行列を用いる場合のi番目のプリコーディング行列の第iアンテナ素子に対する位相回転量は、例えば、(i−1)π/2n[rad]で与えられる。
各期間に含まれる通信リソースは、それぞれ、通信リソース群の一例である。例えば、第1期間に含まれる通信リソースは、第1通信リソース群の一例であり、第2期間に含まれる通信リソースは、第2通信リソース群の一例である。
ここで説明する各シーケンスの順序は、可能な限り、変更され得る。
(変形例1)
ここでは、基地局100と端末200との間の動作例1の変形例1について説明する。変形例1は、動作例1と共通点を有する。ここでは、主として、変形例1の動作例1との相違点について説明する。
上記の手順において、端末200が基地局100に報告するCSI(CSI#A、CSI#B)を決定する際、同じプリコーディング行列で送信されたCSI−RSを用いてチャネル推定が行われないと、正確なチャネル推定が困難となる。例えば、端末200がプリコーディング#Aで送信されたCSI−RSとプリコーディング#Bで送信されたCSI−RSとの平均値に基づいてチャネル推定を行う場合、端末200ではHA、HBが合成されたチャネルを推定することになる。そのため、基地局200で正しくチャネルを推定することが困難になる。そこで、基地局100は、端末200が一定期間内のCSI−RSを使用してCSI測定を行うことが保証されている期間毎にプリコーディング行列を切り替える。LTE−Aにおいては、例えば、3GPP Release10で規定されているCSI resource measurement restrictionと呼ばれる使用を利用することができる。この仕様では、各サブフレームは、それぞれ、2種類のsubframe subset(subframe subset#1、または、subframe subset#2)と呼ばれるサブフレーム群に分類される。ここで、サブフレームは、
長さ10msのフレームを10分割したものであり、1つのサブフレームの長さは、1msである。CSI resource measurement restrictionが設定された端末200は、subframe
subset#1、subframe subset#2のそれぞれの期間のCSIを、それぞれの期間に送信され
たCSI−RSに基づいて、求める。
図10は、subframe subsetの例を示す図である。図10の例では、subframe#0-#4がsubframe subset#1であり、subframe#5-#9がsubframe subset#2である。
図10のように、subframe subsetが設定されているとき、基地局100は、subframe#0-#4では、プリコーディング#AでCSI−RSを送信し、subframe#5-#9では、プリコ
ーディング#BでCSI−RSを送信する。このようにすることで、CSI−RS送信時のプリコーディングと端末からフィードバックされるCSIを1対1に対応させることが可能となる。
(実施形態1の作用、効果)
基地局100は、CSI−RSにプリコーディング行列を施して、端末200に送信する。基地局100は、所定の第1期間でCSI−RSにプリコーディング行列UAを施し
て、端末200に送信する。基地局100は、所定の第2期間でCSI−RSにプリコーディング行列UBを施して、端末200に送信する。基地局100が時間的にCSI−R
Sに施すプリコーディング行列を切り替えてCSI−RSを送信することで、端末200に特殊な動作を要求せずに、端末200がCSIを決定する際のチャネル状態を変動させることが可能となる。これにより、異なるプリコーディング行列に対するチャネル推定結果を基に、下りリンクチャネルの推定を行うことが可能となり、チャネル推定の精度を向上させることができる。
基地局100によれば、CSI−RSに時間的に異なるプリコーディング行列を施すことで、Codebookサイズを大きくすることなく、チャネル推定の精度を向上させることができる。
〔実施形態2〕
次に実施形態2について説明する。実施形態2は、実施形態1との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
ここでは、LTE−Aにおいて、2アンテナを備える基地局が2種類のプリコーディング(プリコーディング#A、#B)でCSI−RSを送信し、1アンテナを備える端末がフィードバックするCSIを用いてチャネルを推定する場合について説明する。ここでは、基地局はCSI−RSに対して周波数毎に異なるプリコーディングを行う。また、CSI−RSに施したプリコーディング行列を考慮し、端末からフィードバックされるCSIを基にチャネル推定を行う。なお、CSIは、チャネルの品質を表すCQIと端末が所望するプリコーディングベクトルを表すPMIとを含む。
(構成例2)
本実施形態の構成は、実施形態1の構成と同様である。従って、後述の動作例2では、実施形態1の基地局100及び端末200を用いて、説明する。
(動作例2)
ここでは、基地局100と端末200との間の動作例2について説明する。動作例2では、基地局100は、CSI−RSに施すプリコーディングを周波数方向(周波数軸方向)に切り替える。
図11は、基地局100と端末200との間の動作シーケンスの例を示す図である。
基地局100のPrecoding切替処理部122は、CSI−RSに施すプリコー
ディング行列を決定する。ここでは、Precoding切替処理部122は、実施形態1のプリコーディング行列UA及びUBを、CSI−RSに施すプリコーディング行列(プリコーディング行列U’A及びU’Bとする)として決定する。プリコーディング行列U’Aは、基地局100と端末200との間の全帯域を2分割したもののうちの一方の帯域(
帯域#Aとする)のCSI−RSに施す行列とする。プリコーディング行列U’Bは、基
地局100と端末200との間の全帯域を2分割したもののうちの他方の帯域(帯域#Bとする)のCSI−RSに施す行列とする。Precoding切替処理部122は、決定したプリコーディング行列U’A及びU’Bを、CSI−RS用Precoding処理部124に通知する。
CSI−RS生成部114は、端末200に送信するCSI−RSを生成する。CSI−RSは、全端末共通であり、各端末でのCSI測定に用いられる。CSI−RS生成部114は、生成したCSI−RSを、CSI−RS用Precoding処理部124に送信する。
CSI−RS用Precoding処理部124は、帯域AのCSI−RSに、Precoding切替処理部122で決定されたプリコーディング行列U’Aを、施す。CS
I−RS用Precoding処理部124は、帯域BのCSI−RSに、Precoding切替処理部122で決定されたプリコーディング行列U’Bを、施す。CSI−R
S用Precoding処理部124は、帯域AのCSI−RSにプリコーディング行列U’Aを施した信号及び帯域BのCSI−RSにプリコーディング行列U’Bを施した信号を、信号送信部108に送信する。
信号送信部108は、帯域AのCSI−RSにプリコーディング行列U’Aを施した信
号及び帯域BのCSI−RSにプリコーディング行列U’Bを施した信号を、端末200
に送信する(SQ2001)。端末200のCSI−RS用チャネル推定部206は、基地局200から、帯域AのCSI−RSにプリコーディング行列U’Aを施した信号及び
帯域BのCSI−RSにプリコーディング行列U’Bを施した信号を、受信する。
CSI−RS用チャネル推定部206は、受信した信号に基づいて、帯域毎に、チャネル推定を行う(SQ2002)。
CSI測定部208は、帯域Aの推定したチャネルに基づいて、基地局100に報告するCSI#Aを決定する。CSI測定部208は、帯域Aについて、端末200自身のSNRが最大となるプリコーディングベクトルをCodebookから選択することで、PMIを決定し、この時のSNRを量子化した値をCQIとする。
同様にして、CSI測定部208は、帯域Bの推定したチャネルに基づいて、基地局100に報告するCSI#Bを決定する。CSI測定部208は、帯域Bについて、端末200自身のSNRが最大となるプリコーディングベクトルをCodebookから選択することで、PMIを決定し、この時のSNRを量子化した値をCQIとする。
CSI報告部210は、CSI測定部208で決定されたPMI及びCQIを含むCSI(CSI#A)を、基地局100に送信する(SQ2003)。
基地局100のCSI受信部110は、端末200からCSI#Aを受信する。チャネル推定部126は、端末200からのCSI#Aに基づいて、帯域Aの下りリンクのチャネル推定を行う。ここで、端末200からのCSI#Aは、CSI−RSに施したプリコーディング行列U’Aによって変化したチャネルに基づいて決定された値である。よって
、チャネル推定部126は、CSI−RS送信時のプリコーディング行列U’Aを考慮し
て実施形態1と同様に帯域Aのチャネル推定を行う(SQ2004)。帯域Aにおけるチャネル状態は、次の式のように推定される。
ここで、v’Aは、端末200からフィードバックされるCSI#Aに含まれるPMI
が示すプリコーディングベクトルである。
一方、端末200のCSI報告部210は、CSI測定部208で決定されたPMI及びCQIを含むCSI(CSI#B)を、基地局100に送信する(SQ2005)。
基地局100のCSI受信部110は、端末200からCSI#Bを受信する。チャネル推定部126は、端末200からのCSI#Bに基づいて、帯域Bの下りリンクのチャネル推定を行う。ここで、端末200からのCSI#Bは、CSI−RSに施したプリコーディング行列U’Bによって変化したチャネルに基づいて決定された値である。よって
、チャネル推定部126は、CSI−RS送信時のプリコーディング行列U’Bを考慮し
て次式のように実施形態1と同様に帯域Bのチャネル推定を行う(SQ2006)。帯域Bにおけるチャネル状態は、次の式のように推定される。
ここで、v’Bは、端末200からフィードバックされるCSI#Aに含まれるPMI
が示すプリコーディングベクトルである。
さらに、チャネル推定部126は、2つのプリコーディング行列(U’A及びU’B)で下りリンクチャネルの推定が終了した後、例えば、次のように、帯域Aの下りリンクチャネルを計算する(SQ2007)。
ここで、γ0、γ1(ウェイトγ)は、求める帯域(ここでは、帯域A)と基になるチャネル推定結果の周波数差に関するウェイトであり、例えば、γ0>γ1≧0となる値である。α’A、は、CSI#A(プリコーディング行列U’A)に関するウェイトである。α’B、は、CSI#B(プリコーディング行列U’B)に関するウェイトである。qは、CSI#A(プリコーディング行列U’A)及びCSI#B(プリコーディング行列U’B)共通のウェイトである。α’A、α’B(ウェイトα')は、CQIに依存した値とする。即
ち、α’A、α’Bは、CQIが大きいほど、大きい値とする。例えば、α’A、α’Bは、CQIに正比例した値とする。また、周波数方向の変動を考慮して、γ0、γ1により帯域#Aのチャネル推定結果が優先的に重み付けされる。q(ウェイトq)は、周波数方向のチャネル変動に依存した値とする。即ち、qは、周波数方向のチャネル変動が大きいほど、大きい値とする。qは、0以上の値とする。
チャネル推定部126は、同様にして、次のように、帯域Bの下りリンクチャネルを計算する。
ウェイトα’、ウェイトγ、ウェイトpのうち、少なくとも1つが、1に固定されてもよい。例えば、チャネルの状態が周波数軸方向に安定している場合、ウェイトα、ウェイトγ、ウェイトpのすべてが1であってもよい。
ここで説明する各シーケンスの順序は、可能な限り、変更され得る。例えば、シーケンスSQ2003、SQ2005のCSI報告が行われた後に、シーケンスSQ2004、SQ2006の下りリンクチャネル推定が行われてもよい。
各帯域に含まれる通信リソースは、それぞれ、通信リソース群の一例である。例えば、帯域#Aに含まれる通信リソースは、第1通信リソース群の一例であり、帯域#Bに含まれる通信リソースは、第2通信リソース群の一例である。
(実施形態2の作用、効果)
基地局100は、周波数帯域毎に異なるプリコーディング行列でCSI−RSをプリコーディングし、端末200に送信する。端末200は、帯域毎にCSI報告を行う。基地局100は、CSI報告及びプリコーディング行列に基づいて、帯域毎にチャネル推定を行う。基地局100は、帯域ごとのチャネル推定に基づいて、システム帯域全体のチャネル推定を行う。
基地局100が帯域毎に異なるプリコーディングでCSI−RSを送信することで、単一のチャネル推定結果に対して、チャネル推定精度を高めることが可能となる。
基地局100によれば、CSI−RSに帯域毎に異なるプリコーディング行列を施すことで、Codebookサイズを大きくすることなく、チャネル推定の精度を向上させることができる。
〔実施形態3〕
次に実施形態3について説明する。実施形態3は、実施形態1、実施形態2との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
実施形態1では、時間毎にプリコーディング行列が切り替えられた。実施形態2では、通信帯域毎にプリコーディング行列が切り替えられた。実施形態3では、時間毎および通信帯域毎に、プリコーディング行列が切り替えられる。実施形態1または実施形態2の構成において、プリコーディング行列が同じである通信リソース群でチャネル状態を推定する機能を端末が有することで、基地局がプリコーディング行列を切り替える通信リソース群を柔軟に定めることが可能となる。このとき、端末は何らかの手段で基地局がプリコーディング行列を切り替える通信リソース群を知ることが求められる。これは、例えば、LTE−Aの仕様に対してプリコーディング行列を切り替えるタイミングを通知する信号を導入することで可能となる。ここでは、基地局がプリコーディング行列を切り替えるタイミングを予め端末に通知しておき、端末が通知されたタイミングに基づいてチャネル推定
を行う構成について説明する。
(構成例3)
図12は、本実施形態の基地局の機能ブロックの例を示す図である。基地局1100は、データ信号生成部1102、DM−RS生成部1104、データ用Precoding処理部1106、信号送信部1108、CSI受信部1110、スケジューリング処理部1112、CSI−RS生成部1114を含む。また、基地局1100は、Precoding切替処理部1122、CSI−RS用Precoding生成部1124、チャネル推定部1126を含む。さらに、基地局1100は、切替パターン通知信号生成部1130を備える。
Precoding切替処理部1122は、CSI−RS用Precoding処理部1124で用いられるプリコーディング行列を切り替える。Precoding切替処理部1122は、CSI−RSが送信される、通信リソース群毎に、プリコーディング行列を決定し、CSI−RS用Precoding処理部1124に通知する。Precoding切替処理部1122は、チャネル推定部1126及び切替パターン通知信号生成部1130に対して、CSI−RS送信時のプリコーディング行列の情報を提供する。
切替パターン通知信号生成部1130は、Precoding切替処理部1122でプリコーディング行列が切り替えられる通信リソース群を、信号送信部1108を介して、端末1200に通知する。
基地局1100の他の機能ブロックは、実施形態1の基地局100の対応する機能ブロックと同様の機能を有する。
図13は、通信リソース群及びプリコーディング行列の例を示す図である。図13の1
フレームの通信リソースは、1フレーム内で時間方向に3分割、周波数方向に2分割されている。ここでは、1フレームの通信リソースが、6つの通信リソース群に分割されている。また、図13では、各通信リソース群に、プリコーディング行列が割り当てられている。
プリコーディングを切り替える通信リソース群は、任意に設定することが可能であり、例えば、基地局1100が送信するCSI−RSの密度や端末1200のCSI報告に要するオーバヘッド等を考慮して設定され得る。
図14は、本実施形態の端末の機能ブロックの例を示す図である。図14の端末1200は、DM−RS用チャネル推定部1202、データ復調部1204、CSI−RS用チャネル推定部1206、CSI測定部1208、CSI報告部1210を含む。さらに、端末1200は、切替パターン受信部1220、切替パターン管理部1222を含む。
切替パターン受信部1220は、基地局1100からプリコーディング行列が切り替えられる通信リソース群の情報を受信する。
切替パターン管理部1222は、切替パターン受信部1220で受信された情報を基に、CSI−RS用チャネル推定部1206でのチャネル推定が、プリコーディングが同じである通信リソース群で行われるように制御する。切替パターン管理部1222は、プリコーディング行列が切り替えられる通信リソース群の情報を保持する。
端末1200の他の機能ブロックは、実施形態1の端末200の対応する機能ブロックと同様の機能を有する。
(動作例3)
ここでは、基地局1100と端末1200との間の動作例3について説明する。動作例3では、基地局1100は、CSI−RSに施すプリコーディング行列を、周波数方向及び時間方向に切り替える。
図15、図16及び図17は、基地局1100と端末1200との間の動作シーケンスの例を示す図である。図15の「A」及び「B」は、それぞれ、図16の「A」及び「B」に接続する。図16の「C」及び「D」は、それぞれ、図17の「C」及び「D」に接続する。
基地局1100のPrecoding切替処理部1122は、通信リソース群毎に、CSI−RSに施すプリコーディング行列を決定する。ここでは、図13のように、1フレームが6つの通信リソース群に分割されているとする。ここでは、1フレームを、周波数方向に2分割、時間方向に3分割しているが、分割数は、これに限定されず、任意に決定され得る。ここでは、Precoding切替処理部1122は、図13のように、プリコーディング#Aから#Fまでを、各通信リソース群のCSI−RSに施すプリコーディング行列として決定する。例えば、プリコーディング#Aは、基地局1100と端末1200との間の全帯域を2分割したもののうちの一方の帯域である帯域Aの第1時間のCSI−RSに施す行列とする。Precoding切替処理部1122は、決定したプリコーディング行列を、CSI−RS用Precoding処理部1124に通知する。
また、Precoding切替処理部1122は、切替パターン通知信号生成部1130に、通信リソース群の情報を、通知する。通信リソース群の情報は、例えば、1フレームの周波数方向の分割数及び時間方向の分割数である。通信リソース群の情報により、どの通信リソースがどの通信リソース群に属するかが特定される。各通信リソース群には、それぞれ、少なくとも、通信を行う通信期間及び周波数帯域が定められている。各通信リソース群には、それぞれ、識別情報が付与されてもよい。
切替パターン通知信号生成部1130は、Precoding切替処理部1122から受信した通信リソース群の情報を、信号送信部1108に送信する。
信号送信部1108は、通信リソース群の情報を、端末1200に送信する(SQ3001)。通信リソース群の情報は、データ信号として送信されても、制御信号として送信されてもよい。端末1200の切替パターン受信部1220は、基地局1100から通信リソース群の情報を受信する。切替パターン管理部1220は、受信した通信リソース群の情報を切替パターン管理部1222に送信する。通信リソース群の情報には、各通信リソース群を識別する識別情報が含まれてもよい。
一方、基地局1100のCSI−RS生成部1114は、端末1200に送信するCSI−RSを生成する。CSI−RSは、全端末共通であり、各端末でのCSI測定に用いられる。CSI−RS生成部1114は、生成したCSI−RSを、CSI−RS用Precoding処理部1124に送信する。
CSI−RS用Precoding処理部1124は、帯域Aの第1期間のCSI−RSに、Precoding切替処理部122で決定されたプリコーディング#Aを、施す。CSI−RS用Precoding処理部124は、帯域Bの第1期間のCSI−RSに、Precoding切替処理部122で決定されたプリコーディング#Dを、施す。CSI−RS用Precoding処理部124は、帯域Aの第1期間のCSI−RSにプリコーディング#Aを施した信号及び帯域Bの第1期間のCSI−RSにプリコーディ
ング#Dを施した信号を、信号送信部1108に送信する。
信号送信部1108は、帯域Aの第1期間のCSI−RSにプリコーディング#Aを施した信号及び帯域Bの第1期間のCSI−RSにプリコーディング#Bを施した信号を、端末1200に送信する(SQ3002)。
端末1200のCSI−RS用チャネル推定部1206は、基地局1200から、帯域Aの第1期間のCSI−RSにプリコーディング#Aを施した信号及び帯域Bの第1期間のCSI−RSにプリコーディング#Bを施した信号を、受信する。また、CSI−RS用チャネル推定部1206は、切替パターン管理部1222から、通信リソース群の情報を受信する。CSI−RS用チャネル推定部1206は、受信した信号に基づいて、通信リソース群毎(帯域Aの第1期間、帯域Bの第1期間)に、チャネル推定を行う(SQ3003)。
CSI測定部1208は、帯域Aの第1期間の推定したチャネルに基づいて、基地局1100に報告するCSI#Aを決定する。CSI測定部1208は、帯域Aの第1期間について、端末1200自身のSNRが最大となるプリコーディングベクトルをCodebookから選択することで、PMIを決定し、この時のSNRを量子化した値をCQIとする。
同様にして、CSI測定部1208は、帯域Bの第1期間の推定したチャネルに基づいて、基地局1100に報告するCSI#Dを決定する。CSI測定部1208は、帯域Bの第1期間について、端末1200自身のSNRが最大となるプリコーディングベクトルをCodebookから選択することで、PMIを決定し、この時のSNRを量子化した値をCQIとする。
CSI報告部1210は、CSI測定部1208で決定されたPMI及びCQIを含むCSI(CSI#A)を、基地局1100に送信する(SQ3004)。CSI#Aには、チャネル推定を行った通信リソース群を識別する情報が含まれてもよい。
基地局1100のCSI受信部1110は、端末1200からCSI#Aを受信する。チャネル推定部1126は、端末1200からのCSI#Aに基づいて、帯域Aの第1期間の下りリンクのチャネル推定を行う。ここで、端末1200からのCSI#Aは、CSI−RSに施したプリコーディング#Aによって変化したチャネルに基づいて決定された値である。よって、チャネル推定部126は、CSI−RS送信時のプリコーディング#Aを考慮して実施形態1と同様に帯域Aの第1期間のチャネル推定を行う(SQ3005)。
一方、CSI報告部1210は、CSI測定部1208で決定されたPMI及びCQIを含むCSI(CSI#D)を、基地局1100に送信する(SQ3006)。CSI#Aには、チャネル推定を行った通信リソース群を識別する情報が含まれてもよい。
基地局1100のCSI受信部1110は、端末1200からCSI#Bを受信する。チャネル推定部1126は、端末1200からのCSI#Dに基づいて、帯域Bの第1期間の下りリンクのチャネル推定を行う。ここで、端末1200からのCSI#Dは、CSI−RSに施したプリコーディング#Dによって変化したチャネルに基づいて決定された値である。よって、チャネル推定部126は、CSI−RS送信時のプリコーディング#Dを考慮して実施形態1と同様に帯域Bの第1期間のチャネル推定を行う(SQ3007)。
信号送信部1108は、帯域Aの第2期間のCSI−RSにプリコーディング#Bを施した信号及び帯域Bの第2期間のCSI−RSにプリコーディング#Eを施した信号を、端末1200に送信する(SQ3008)。
第2期間のシーケンスSQ3009からシーケンスSQ3013までの動作は、第1期間のシーケンスSQ3003からシーケンスSQ3007までの動作と同様である。
信号送信部1108は、帯域Aの第3期間のCSI−RSにプリコーディング#Cを施した信号及び帯域Bの第3期間のCSI−RSにプリコーディング#Fを施した信号を、端末1200に送信する(SQ3014)。
第3期間のシーケンスSQ3015からシーケンスSQ3019までの動作は、第1期間のシーケンスSQ3003からシーケンスSQ3007までの動作と同様である。
さらに、チャネル推定部1126は、6つのプリコーディング行列(#A乃至#F)で下りリンクチャネルの推定が終了した後、動作例1及び動作例2のチャネル推定の方法を組み合わせて、帯域A及び帯域Bの下りリンクチャネルを計算する(SQ3020)。即ち、時間方向について動作例1と同様にチャネル推定し、次に、周波数方向について動作例2と同様にチャネル推定することで、帯域A及び帯域Bの下りリンクチャネルが計算される。
ここで説明する各シーケンスの順序は、可能な限り、変更されて実施され得る。例えば、シーケンスSQ3002、SQ3008、SQ3014のCSI−RS送信が行われた後に、シーケンスSQ3003、SQ3009、SQ3015のCSI測定が行われてもよい。
(実施形態3の作用、効果)
基地局1100は、時間方向、及び、周波数方向に、基地局1100がCSI−RSに施すプリコーディングを変更する。このとき、基地局1100は、プリコーディングを切り替える通信リソース群の情報を端末1200に通知する。端末1200は、通知された情報に従って、通信リソース群毎にCSIを決定し、通信リソース群毎にCSIを基地局1100に報告する。
これにより、基地局1100は、例えば、1フレーム内で合計6種類のプリコーディングを切り替えてチャネル推定を行うことが可能となる。よって、基地局1100は、例えば、チャネル変動が大きい場合にも、チャネル推定精度を向上させることができる。
以上の各実施形態は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。
100 基地局
102 データ信号生成部
104 DM−RS生成部
106 データ用Precoding処理部
108 信号送信部
110 CSI受信部
112 スケジューリング処理部
114 CSI−RS生成部
122 Precoding切替処理部
124 CSI−RS用Precoding処理部
126 チャネル推定部
152 ネットワークインタフェース
154 プロセッサ
156 メモリ
158 無線通信デバイス
160 アンテナ
200 端末
202 DM−RS用チャネル推定部
204 データ復調部
206 CSI−RS用チャネル推定部
208 CSI測定部
210 CSI報告部
254 プロセッサ
256 メモリ
258 無線通信デバイス
260 アンテナ
1100 基地局
1102 データ信号生成部
1104 DM−RS生成部
1106 データ用Precoding処理部
1108 信号送信部
1110 CSI受信部
1112 スケジューリング処理部
1114 CSI−RS生成部
1122 Precoding切替処理部
1124 CSI−RS用Precoding処理部
1126 チャネル推定部
1130 切替パターン通知信号生成部
1200 端末
1202 DM−RS用チャネル推定部
1204 データ復調部
1206 CSI−RS用チャネル推定部
1208 CSI測定部
1210 CSI報告部
1220 切替パターン受信部
1222 切替パターン管理部

Claims (8)

  1. 第1通信リソース群の参照信号に第1プリコーディング行列を施し、第2通信リソース群の参照信号に第2プリコーディング行列を施すプリコーディング処理部と、
    前記第1通信リソース群で前記第1プリコーディング行列が施された参照信号を端末に送信し、前記第2通信リソース群で前記第2プリコーディング行列が施された参照信号を前記端末に送信する送信部と、
    前記端末から、前記第1プリコーディング行列が施された参照信号に対する第1チャネル状態情報と、前記第2プリコーディング行列が施された参照信号に対する第2チャネル状態情報とを受信する受信部と、
    前記第1チャネル情報と、前記第2チャネル情報と、前記第1プリコーディング行列と、前記第2プリコーディング行列とに基づいて、前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行うチャネル推定部と、
    を備える無線基地局。
  2. 前記第1通信リソース群と前記第2通信リソース群とは、互いに通信期間が異なる通信リソース群である
    請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記第1通信リソース群に対する前記端末におけるチャネル状態の測定が前記第1通信リソース群の参照信号で行われ、前記第2通信リソース群に対する前記端末におけるチャネル状態の測定が前記第2通信リソース群の参照信号で行われる請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記第1通信リソース群と前記第2通信リソース群とは、互いに周波数帯域が異なる通信リソース群である
    請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記チャネル推定部は、前記第1チャネル情報と前記第1プリコーディング行列とに基づいて前記第1通信リソース群について前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行い、前記第2チャネル情報と前記第2プリコーディング行列とに基づいて前記第2通信リソース群について前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行い、さらに、これらのチャネル状態の推定に基づいて、前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行う
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線基地局。
  6. 前記プリコーディング処理部は、前記第1通信リソース群と互いに通信期間が異なる第3通信リソース群の参照信号に第3プリコーディング行列を施し、前記第2通信リソース群と互いに通信期間が異なる第4通信リソース群の参照信号に第4プリコーディング行列を施し、
    前記送信部は、前記第3通信リソース群で前記第3プリコーディング行列が施された参照信号を端末に送信し、前記第4通信リソース群で前記第4プリコーディング行列が施された参照信号を前記端末に送信し、
    前記受信部は、前記端末から、前記第3プリコーディング行列が施された参照信号に対する第3チャネル状態情報と、前記第4プリコーディング行列が施された参照信号に対する第4チャネル状態情報とを受信し、
    前記チャネル推定部は、前記第1チャネル情報と前記第1プリコーディング行列とに基づいて前記第1通信リソース群について前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行い、前記第2チャネル情報と前記第2プリコーディング行列とに基づいて前記第2通信リソース群について前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行い、前記第3チャ
    ネル情報と前記第3プリコーディング行列とに基づいて前記第3通信リソース群について前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行い、前記第4チャネル情報と前記第4プリコーディング行列とに基づいて前記第4通信リソース群について前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行い、さらに、これらのチャネル状態の推定に基づいて、前記端末と自装置との間のチャネル状態の推定を行う、
    請求項4に記載の無線基地局。
  7. 前記送信部は、通信リソース群の情報を、前記端末に送信する、
    請求項6に記載の無線基地局。
  8. 各プリコーディング行列は、前記端末からの各チャネル状態情報の量子化による誤差の最大値に基づいて、決定される
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の無線基地局。
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