JP6102456B2 - 電子文書閲覧システムおよびプログラム - Google Patents

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本発明は、電子文書を閲覧する電子文書閲覧システムおよびそれに関連する技術に関する。
スマートフォンあるいはタブレット端末等においては、アプリケーションソフトウエアプログラム(以下、単にアプリケーションとも称する)として、電子文書を閲覧する電子文書閲覧アプリケーション等が用いられる。スマートフォンあるいはタブレット端末においては単一のウインドウによる表示が行われるため、当該電子文書閲覧アプリケーションにおいては、複数の電子文書がオープンされるとしても、各種の選択操作で切換表示が行われることによって、当該複数の電子文書が閲覧される。すなわち、同時に閲覧可能な電子文書は1つのみである。
また、特許文献1においては、ハイパーテキスト構造を有する電子文書群を、そのリンク構造に基づいて積層配置する技術が記載されている。より具体的には、文書1内の特定箇所に関連づけられた文書2が文書1上に積層配置され、さらに文書2内の特定箇所に関連づけられた文書3が文書2上に積層配置されることが記載されている(特許文献1の図6等参照)。
特開2000−172248号公報
上述のように、電子文書閲覧アプリケーションにおいて複数の電子文書が閲覧される際には、同時に閲覧可能な電子文書は1つのみであり、ユーザは、同時には単一の電子文書しか見えない。したがって、複数の電子文書を相互に参照することは非常に困難である。
また、パーソナルコンピュータ等においては、電子文書閲覧アプリケーションの複数のウインドウで複数の電子文書をそれぞれ閲覧することも可能ではある。しかしながら、複数の電子文書を相互に参照するためには、各ウインドウでの操作を個別に行って配置調整を行うことを要するなど、その操作性は必ずしも十分ではない。
また、特許文献1に記載の技術においては、複数の電子文書を相互に参照するためには、ハイパーリンクが設定されていることを要する。そのため、関連ページ相互間の関係は固定的であり、ユーザの意思によって相互間の関係を変更することは容易ではない。換言すれば、複数の電子文書において相互参照可能なページは固定的である。
そこで、この発明は、複数の電子文書の複数のページ間の相互参照を比較的柔軟に且つ比較的簡易に行うことが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、電子文書閲覧システムであって、閲覧対象の複数の電子文書における各ページのページ画像をそれぞれ生成するページ画像生成手段と、前記複数の電子文書の複数のページ画像を仮想配置領域に配置するページ画像配置手段であって、前記複数の電子文書のうちの第1の電子文書の複数のページのページ画像群である第1のページ画像群を前記仮想配置領域において第1の方向に配列し、且つ、前記複数の電子文書のうちの第2の電子文書の複数のページのページ画像群である第2のページ画像群をも前記仮想配置領域において前記第1の方向に配列するとともに、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを前記仮想配置領域において前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接配置するページ画像配置手段と、ユーザによるジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、互いに異なる電子文書に係るページ画像群である前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを含む前記複数のページ画像群が配置される前記仮想配置領域のうちの表示対象領域を決定する決定手段と、前記仮想配置領域のうち前記表示対象領域をユーザインターフェイス部に表示させる表示制御手段と、を備え、前記第1の電子文書を前記第1の方向に移動させる第1の操作に応じて、前記ページ画像配置手段は、前記第1の電子文書に係る前記第1のページ画像群と当該第1の電子文書に隣接する第2の電子文書に係る前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係であって前記仮想配置領域における相対的位置関係を変更し、前記表示制御手段は、前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示し、前記第1の操作とは異なるジェスチャ操作であって前記仮想配置領域に対する指操作である第2の操作に応じて、前記決定手段は、前記表示対象領域の位置を変更し、前記表示制御手段は、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させ、前記第1の操作とも前記第2の操作とも異なる第3の操作に応じて、前記決定手段は、前記表示対象領域の大きさを変更し、前記表示制御手段は、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記第1の操作は、ユーザの一本指によるドラッグ操作を含むことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記第2の操作は、ユーザの二本指によるドラッグ操作を含み、前記決定手段は、前記二本指による前記ドラッグ操作に応じて前記表示対象領域の位置を変更することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記第3の操作は、ユーザの二本指によるピンチ操作を含み、前記決定手段は、前記ピンチ操作に応じて前記表示対象領域の大きさを変更することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記ページ画像配置手段は、前記第1の方向における前記第2の操作に応じて前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の一端側に表示される所定の状態に至った後において、引き続き同じ向きの前記第2の操作が継続される場合には、前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の前記一端側に配置され続けるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を随時変更し、前記表示制御手段は、前記第2の操作に応じた位置変更後且つ前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に随時表示させることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記ページ画像配置手段は、前記複数の電子文書のうちの一の電子文書を前記第2の方向に移動させる第4の操作に応じて、前記複数の電子文書の前記第2の方向における配置順序を変更し、前記表示制御手段は、前記配置順序の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記第4の操作は、前記一の電子文書に対する長押しドラッグドロップ操作を含むことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成する生成手段、をさらに備え、前記ページ画像配置手段は、前記第1の電子文書の特定ページに注目する注目操作に応じて、前記第1の電子文書に隣接する前記第2の電子文書の複数のページの中から、前記特定ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するとともに、当該関連ページを前記特定ページに隣接させるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を変更し、前記表示制御手段は、前記相対的位置関係変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記注目操作は、前記特定ページを拡大表示させるピンチアウト操作を含むことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1の発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成する生成手段、をさらに備え、前記ページ画像配置手段は、ファイルオープン操作の際に前記表示対象領域内に配置される複数のページの中から代表ページを決定し、前記代表ページの属する前記第1の電子文書に対して隣接する前記第2の電子文書の複数のページの中から、前記代表ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するとともに、当該関連ページを前記代表ページに隣接させるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を変更し、前記表示制御手段は、前記相対的位置関係変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8ないし請求項10のいずれかの発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記生成手段は、前記複数の電子文書の各ページに含まれるキーワード情報を抽出し、当該キーワード情報に基づいて前記複数の電子文書の前記各ページ相互間の前記関連性情報を生成することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかの発明に係る電子文書閲覧システムにおいて、前記ユーザインターフェイス部は、携帯端末に設けられるタッチスクリーンであることを特徴とする。
請求項13の発明は、コンピュータに、a)閲覧対象の複数の電子文書における各ページのページ画像をそれぞれ生成するステップと、b)前記複数の電子文書の複数のページ画像を仮想配置領域に配置するステップであって、前記複数の電子文書のうちの第1の電子文書の複数のページのページ画像群である第1のページ画像群を前記仮想配置領域において第1の方向に配列し、且つ、前記複数の電子文書のうちの第2の電子文書の複数のページのページ画像群である第2のページ画像群をも前記仮想配置領域において前記第1の方向に配列するとともに、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを前記仮想配置領域において前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接配置するステップと、c)互いに異なる電子文書に係るページ画像群である前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを含む前記複数のページ画像群が配置される前記仮想配置領域のうちの表示対象領域をユーザインターフェイス部に表示させるステップと、d)ユーザによるジェスチャ操作を受け付けるステップと、e)前記ステップd)にて前記第1の電子文書を前記第1の方向に移動させる第1の操作が受け付けられる場合、前記第1の電子文書に係る前記第1のページ画像群と当該第1の電子文書に隣接する第2の電子文書に係る前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係であって前記仮想配置領域における相対的位置関係を前記第1の操作に応じて変更し、前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、f)前記第1の操作とは異なるジェスチャ操作であって前記仮想配置領域に対する指操作である第2の操作が前記ステップd)にて受け付けられる場合、前記第2の操作に応じて前記表示対象領域の位置を変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、g)前記第1の操作とも前記第2の操作とも異なる第3の操作前記ステップd)にて受け付けられる場合、前記第3の操作に応じて前記表示対象領域の大きさを変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、を実行させるためのプログラム。
請求項14の発明は、請求項13の発明に係るプログラムにおいて、h)前記複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成するステップと、i)前記第1の電子文書の特定ページに注目する注目操作に応じて、前記第1の電子文書に隣接する前記第2の電子文書の複数のページのうち、前記特定ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するステップと、j)前記関連ページを前記特定ページに隣接させるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を変更するステップと、k)前記ステップj)における前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
請求項15の発明は、コンピュータに、a)第1の電子文書の各ページと第2の電子文書の各ページとの相互間の関連性情報を生成するステップ、b)前記第1の電子文書の複数のページの中から代表ページを決定するステップと、c)前記代表ページの属する前記第1の電子文書に対して隣接する前記第2の電子文書の複数のページの中から、前記代表ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するステップと、d)前記第1の電子文書と前記第2の電子文書とにおける各ページのページ画像をそれぞれ生成するステップと、e)前記第1の電子文書の複数のページのページ画像群である第1のページ画像群を仮想配置領域において第1の方向に配列し且つ前記第2の電子文書の複数のページのページ画像群である第2のページ画像群をも前記仮想配置領域において前記第1の方向に配列し、且つ、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを前記仮想配置領域において前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接配置するとともに、前記関連ページを前記代表ページに隣接させるように前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を調整するステップと、f)互いに異なる電子文書に係るページ画像群である前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを含む複数のページ画像群が配置される前記仮想配置領域のうちの表示対象領域を決定するステップと、g)前記表示対象領域をユーザインターフェイス部に表示させるステップと、h)ユーザによるジェスチャ操作を受け付けるステップと、i)前記ステップh)にて前記第1の電子文書を前記第1の方向に移動させる第1の操作が受け付けられる場合、前記第1の電子文書に係る前記第1のページ画像群と当該第1の電子文書に隣接する第2の電子文書に係る前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係であって前記仮想配置領域における相対的位置関係を前記第1の操作に応じて変更し、前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、j)前記第1の操作とは異なるジェスチャ操作であって前記仮想配置領域に対する指操作である第2の操作が前記ステップh)にて受け付けられる場合、前記第2の操作に応じて前記表示対象領域の位置を変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、k)前記第1の操作とも前記第2の操作とも異なる第3の操作前記ステップh)にて受け付けられる場合、前記第3の操作に応じて前記表示対象領域の大きさを変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、を実行させるためのプログラム。
請求項16の発明は、請求項13ないし請求項15のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、l)前記第1の方向における前記第2の操作に応じて前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の一端側に表示される所定の状態に至った後において、引き続き同じ向きの前記第2の操作が継続される場合には、前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の前記一端側に配置され続けるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を随時変更し、前記第2の操作に応じた位置変更後且つ前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に随時表示させるステップ、を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
請求項17の発明は、請求項13ないし請求項16のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、m)前記複数の電子文書のうちの一の電子文書を前記第2の方向に移動させる第4の操作に応じて、前記複数の電子文書の前記第2の方向における配置順序を変更し、前記配置順序の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップ、を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
請求項18の発明は、請求項17の発明に係るプログラムにおいて、前記第4の操作は、前記一の電子文書に対する長押しドラッグドロップ操作を含むことを特徴とする。
請求項1ないし請求項18に記載の発明によれば、複数の電子文書の複数のページ間の相互参照を比較的柔軟に且つ比較的簡易に行うことが可能である。
第1実施形態に係る電子文書閲覧システムを示す図である。 携帯端末の外観を示す概略図(正面図)である。 仮想配置領域に1つ目の電子文書が配置された状態を示す図である。 仮想配置領域に2つ目の電子文書が配置された状態を示す図である。 仮想配置領域に3つ目の電子文書が配置された状態を示す図である。 表示対象領域内の電子文書が携帯端末に表示されている様子を示す図である。 一本指フリック操作に応じて特定文書が相対移動する様子を示す図である。 一本指フリック操作に応じて特定文書が相対移動する様子を示す図である。 一本指フリック操作に応じて特定文書が相対移動する様子を示す図である。 ピンチイン操作に応じて表示対象領域が変更される様子を示す図である。 ピンチイン操作後の表示内容を示す図である。 ピンチアウト操作に応じて表示対象領域が変更される様子を示す図である。 ピンチアウト操作後の表示内容を示す図である。 二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 二本指フリック操作に応じて表示対象領域が横方向に移動する様子を示す図である。 二本指フリック操作に応じて表示対象領域が横方向に移動する様子を示す図である(循環表示)。 上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 下向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 下向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 下向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域が移動する様子を示す図である。 一本指長押し操作に応じた文書入替動作を示す図である。 一本指長押し操作に応じた文書入替動作を示す図である。 一本指長押し操作に応じた文書入替動作を示す図である。 見開きページに関するページ配置動作を示す図である。 見開きページに関するページ配置動作を示す図である。 見開きページに関するページ配置動作を示す図である。 見開きページに関するページ配置動作を示す図である。 見開きページに関するページ配置動作を示す図である。 注目操作に応じたページ配置動作を示す図である。 注目操作に応じたページ配置動作を示す図である。 注目操作に応じたページ配置動作を示す図である。 注目操作に応じたページ配置動作を示す図である。 第2実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1は、第1実施形態に係る電子文書閲覧システム1を示す図であり、より詳細には、電子文書閲覧システム1を構成する携帯情報端末(携帯端末とも称する)60の機能ブロックを示す図である。また、図2は、携帯端末60の外観を示す概略図(正面図)である。
図1に示すように、この携帯端末60は、単独で電子文書閲覧システム1を構成する。携帯端末60は、たとえばスマートフォンあるいはタブレット端末等として構成される。
図1に示すように、携帯端末60は、通信部64、格納部65、入出力部66およびコントローラ69等を有している。
通信部64は、ネットワーク通信等を行う処理部である。当該ネットワーク通信を利用することによって、携帯端末60は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部65は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部65は、各種のデータファイル(複数の電子文書等)等を記憶する。
入出力部66は、ユーザからの各種の操作入力を受け付ける操作入力部66aと、各種情報の表示出力を行う表示部66bとを備えている。この携帯端末60においては、操作パネル部70(図7等参照)が入出力部66として設けられている。
この操作パネル部70は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれたタッチスクリーン62を有している。タッチスクリーン62は、表示部66bの一部として機能するとともに、操作入力部66aの一部としても機能する。
コントローラ69は、CPUおよび各種の半導体メモリ等を備えるコンピュータシステムとして構成される。
コントローラ69は、そのCPUにおいて、格納部65内に格納されているプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。
より詳細には、携帯端末60には所定のOS(オペレーティングシステム)、たとえばアンドロイド(商標)などのOSが搭載されており、複数のアプリケーションソフトウエアプログラム(アプリケーションなどとも称する)を当該OS上で実行することが可能である。これらの複数のアプリケーションプログラムの中には、複数の電子文書を同時に表示可能な電子文書閲覧アプリケーションAP1などが含まれる。
そして、携帯端末60は、当該アプリケーションAP1を実行することによって、複数の電子文書を表示することができる。当該アプリケーションAP1の実行によって、図1に示すように、コントローラ69は、入力制御部71と表示制御部72と通信制御部73とページ画像生成部75とページ画像配置部76と決定部77とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部73は、通信部64と協働して、外部機器との通信を行う処理部である。
ページ画像生成部75は、閲覧対象の複数の電子文書DA、DB,DCにおける各ページのページ画像PG(PA1,PA2,...,PB1,PB2,...,PC1,PC2,...,(図5等参照))をそれぞれ生成する処理部である。
ページ画像配置部76は、複数の電子文書の複数のページ画像を仮想配置領域AR(図5等参照)に(仮想的に)配置する処理部である。たとえば、ページ画像配置部76は、複数の電子文書DA,DB,DCに関するページ画像群GA,GB,DCをページ画像群ごとに仮想配置領域ARにおいてそれぞれ縦方向に配列し、且つ、当該複数のページ画像群GA,GB,DCを仮想配置領域ARにおいて横方向に互いに隣接配置する。
入力制御部71は、操作入力部(タッチスクリーン62およびボタン63等)と協働して、ユーザからの携帯端末60に対する入力(操作入力)を受け付ける処理部である。より詳細には、入力制御部71は、各種のジェスチャ操作(1本指フリック操作、2本指フリック操作、2本指ピンチイン操作、2本指ピンチアウト操作等)を受け付ける。
表示制御部72は、表示部(タッチスクリーン62等)における表示出力動作等を制御する処理部である。表示制御部72は、仮想配置領域ARのうちの表示対象領域(表示対象範囲)TR(図5等参照)をタッチスクリーン62に(詳細には、タッチスクリーン62の1つのウインドウ内に)表示させる。より詳細には、表示制御部72は、表示対象領域TRをタッチスクリーン62の表示領域全体においてなるべく大きく表示する。
決定部77は、矩形状の仮想配置領域ARのうちの矩形状の表示対象領域TRをユーザによる操作入力等に応じて決定する処理部である。
また、ページ画像配置部76は複数のページ画像群(複数の電子文書)の相互間の縦方向における相対的位置関係をユーザの操作入力に応じて変更する。また、表示制御部72は、当該相対的位置関係の変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62(ユーザインターフェイス部とも称する)に表示させる。
<1−2.動作>
<文書オープン>
電子文書閲覧アプリケーションAP1が起動された後、閲覧対象の複数(たとえば3つ)の電子文書DA,DB,DCをオープンする指示が所定の画面を用いてユーザにより順次に付与されると、次のような動作が実行される。
まず、最初の電子文書DAのオープン指示が付与されると、ページ画像生成部75は、電子文書DAにおける複数のページのそれぞれのページ画像(たとえばPA1〜PA4)を生成する。また、ページ画像配置部76は、電子文書DAの複数のページ画像(PA1〜PA4)で構成されるページ画像群GAを仮想配置領域ARにおいてページ順に上側から下側に向けて縦方向に配列する(図3参照)。より詳細には、第1ページのページ画像PA1が最上段に配置され、第2ページのページ画像PA2が第2段に配置される。第3ページのページ画像PA3以降は、その下段側に順次配列される。そして、仮想配置領域ARのうち表示対象領域TR内のページ画像がタッチスクリーン62に表示される。初期状態においては、仮想配置領域ARのうち予め定められた領域(2つのページ画像PA1,PA2をその左半領域に表示する領域)が表示対象領域TRとして決定されるものとする。なお、後述するように、表示対象領域TR(詳細には、その位置および大きさ)は、ユーザ操作に応じて変更され得る。
次に、2番目の電子文書DBのオープン指示が付与されると、ページ画像生成部75は、電子文書DBにおける複数のページのそれぞれのページ画像(たとえばPB1〜PB4)を生成する。また、ページ画像配置部76は、電子文書DBの複数のページ画像(PB1〜PB4)で構成されるページ画像群GBを仮想配置領域ARにおいてページ順に上側から下側に向けて縦方向に配列する(図4参照)。より詳細には、第1ページのページ画像PB1が最上段に配置され、第2ページのページ画像PB2が第2段に配置される。第3ページのページ画像PB3以降は、その下段側に順次配列される。このとき、ページ画像配置部76は、仮想配置領域ARにおいて、ページ画像群GBをページ画像群GAの横方向(右横側)に隣接配置する。また、表示対象領域TRは、変更されず図3と同じである。そして、仮想配置領域ARのうち表示対象領域TR内のページ画像がタッチスクリーン62に表示される(図6)。図4ではページ画像群GA,GBの第3および第4ページのページ画像(PA3,PA4,PB3,PB4)はいずれも仮想配置領域ARの外側に存在し、表示対象領域TR内の4つのページ画像PA1,PA2,PB1,PB2がタッチスクリーン62に表示される(図6)。
さらに、3番目の電子文書DCのオープン指示が付与されると、ページ画像生成部75は、電子文書DCにおける複数のページのそれぞれのページ画像(たとえばPC1〜PC4)を生成する。また、ページ画像配置部76は、電子文書DCの複数のページ画像(PC1〜PC4)で構成されるページ画像群GCを仮想配置領域ARにおいてページ順に上側から下側に向けて縦方向に配列する(図5参照)。より詳細には、第1ページのページ画像PC1が最上段に配置され、第2ページのページ画像PC2が第2段に配置される。第3ページのページ画像PC3以降は、その下段側に順次配列される。このとき、ページ画像配置部76は、仮想配置領域ARにおいて、ページ画像群GCをページ画像群GBの横方向(右横側)に隣接配置する。また、表示対象領域TRは、変更されず図4と同じである。そして、仮想配置領域ARのうち表示対象領域TR内のページ画像がタッチスクリーン62に表示される(図6)。図5に示すように、ここでは、ページ画像群GCの複数のページ画像PC1〜PC4はいずれも仮想配置領域ARの外側に存在し、且つ、ページ画像群GA,GBの第3および第4ページのページ画像PA3,PA4,PB3,PB4はいずれも仮想配置領域ARの外側に存在する。そのため、表示対象領域TR内の4つのページ画像PA1,PA2,PB1,PB2がタッチスクリーン62に表示される(図6)。
このように、複数の(ここでは3つ)の電子文書DA,DB,DCの各オープン指示に応じて、ページ画像生成部75は、各電子文書における複数のページのそれぞれのページ画像を生成する。また、ページ画像配置部76は、各電子文書の複数のページ画像で構成されるページ画像群をそれぞれ仮想配置領域ARにおいてページ順に上側から下側に向けて縦方向に配列する(図5参照)。たとえば、ページ画像配置部76は、仮想配置領域ARにおいて、電子文書DAの複数のページのページ画像群GAを縦方向に配列し、電子文書DBの複数のページのページ画像群GBを縦方向に配列し、電子文書DCの複数のページのページ画像群GCを縦方向に配列する。また、ページ画像配置部76は、3つの電子文書DA,DB,DCに係る各ページ画像群GA,GB,GCを、縦方向に垂直な方向(横方向)において互いに隣接して配置する。そして、表示制御部72は、仮想配置領域ARのうち表示対象領域TR内のページ画像(図6ではPA1,PA2,PB1,PB2)をタッチスクリーン62に表示する。このように、携帯端末60の表示制御部72は、複数の電子文書DA,DB,DCを1つのアプリケーションの1つのウインドウ内に表示する。特に、複数の電子文書DA,DB,DCが自動的に整然と配置される(より詳細には、複数の電子文書DA,DB,DCが対比可能となるように横方向(水平方向)に互いに隣接配置される)ので、ユーザは見易いページ配置を容易な操作(ファイルオープン操作)で得ることができる。
<特定文書スクロール>
つぎに、各種の操作入力に応じて表示内容が変更される動作について説明する。
タッチスクリーン62および入力制御部71は、ユーザによる各種の操作入力(詳細には、ユーザの手指による各種のジェスチャ操作を受け付けることが可能である。たとえば、一本指フリック操作、二本指フリック操作、二本指ピンチイン操作、二本指ピンチアウト操作等が受け付けられ得る。
以下では、まず、一本指フリック操作(一本指ドラッグ操作とも称する)に応じて、複数の電子文書のうちの特定の電子文書のみがスクロールする動作について説明する。
たとえば、ユーザがその人差し指を図6のページ画像PB2上に押しつけたまま上向きに当該人差し指を移動させる操作(上向きの一本指フリック操作)を行う状況を想定する。このような操作入力(一本指フリック操作)に応じて、ページ画像配置部76は、ページ画像群GAとページ画像群GBとの縦方向における相対的位置関係、およびページ画像群GCとページ画像群GBとの縦方向における相対的位置関係を変更していく。より具体的には、ページ画像配置部76は、図7および図8に示すように、電子文書DBに属するページ画像群GBのみを上向きにスライド移動(スクロール)していく。また、表示制御部72は、当該相対的位置関係の変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に随時表示する。
このような一本指フリック操作に伴う特定文書のスクロール動作においては、仮想配置領域AR内の表示対象領域TRの位置および大きさは変更されず、当該スクロール後に当該表示対象領域TR内に存在するページ画像がタッチスクリーン62に表示される。具体的には、図5、図7および図8の各図における表示対象領域TR内のページ画像がタッチスクリーン62に表示される。
その結果、仮想配置領域ARにおける各ページ画像の配置状態、および表示対象領域TR内の各ページ画像の配置状態は、図5の状態から図7の状態を経て図8の状態へと順次遷移していく。図8の状態では、(電子文書DAの第1ページの)ページ画像PA1の右横に(電子文書DBの第2ページの)ページ画像PB2が配置され、(電子文書DAの第2ページの)ページ画像PA2の右横に(電子文書DBの第3ページの)ページ画像PB3が隣接配置される。
このように、電子文書DBに対する一本指フリック操作によって、電子文書DBのページ画像を上下方向にスライド移動(スクロール)させることによって、電子文書DA,DBの相互間におけるページの対応関係が変更される。ユーザは、このような一本指フリック操作を行うことによって、たとえば、(電子文書DAの第1ページの)ページ画像PA1の右横に、ページ画像PA1と対比したい(電子文書DBの)ページ画像(たとえばPB2)を適宜に隣接配置させて閲覧することが可能である。換言すれば、電子文書DAのページ画像群GAのうちの特定ページ画像PA1が、他の電子文書DBのページ画像群GBのうちの関連ページ画像PB2(当該特定ページ画像PA1に関連するページのページ画像)に対して隣接するように、両ページ画像群GA,GBが相対的に縦方向に移動されて表示される。すなわち、ユーザは、複数の電子文書の相互間で互いに対比したいページ画像を容易に隣接配置して閲覧することが可能である。
また、逆向きの動作も同様にして行われる(図9参照)。具体的には、図8の状態においてユーザがその(右手の)人差し指をページ画像PB2上に押しつけたまま当該人差し指を今度は下向きに移動させる操作(下向きの一本指フリック操作)が行われると、表示対象領域TR内においてページ画像群GBが下向きにスライド移動(スクロール)していく。
さらに、このような一本指フリック操作は、別の指を用いた他の一本指フリック操作と同時に且つ独立して行われ得る。たとえば、ユーザがその右手人差し指による下向きの一本指フリック操作を或る電子文書DBのページ画像PB2に対して行うと同時に、その(右手)親指による上向きの一本指フリック操作を別の電子文書DAのページ画像PA2に対して行うことも可能である(図9参照)。この場合には、表示対象領域TR内において、ページ画像群GBが下向きにスライド移動していくとともに、ページ画像群GAが上向きにスライド移動していく。その結果、タッチスクリーン62において、ページ画像群GBが下向きにスライド移動していくとともに、ページ画像群GAが上向きにスライド移動していく。これによれば、ユーザは複数の電子文書を別個の指でそれぞれ独自にスクロールさせることが可能である。なお、ここでは、右手人差し指と右手親指とを用いて2つの電子文書がそれぞれスクロールされているが、これに限定されず、他の2本の指(たとえば右手中指および左手人差し指)を用いて、2つの電子文書がそれぞれスクロールされるようにしてもよい。
<表示対象範囲変更処理(ズーム)>
つぎに、ユーザによる二本指操作(詳細にはピンチ操作)に応じて、複数の電子文書が全体的に変倍(拡大あるいは縮小)して表示される動作について説明する。
たとえば、ユーザが右手親指と右手人差し指との両指を図6のページ画像PB2付近に間隔を空けた状態で押しつけ、当該両指をつまむようにして当該両指の間隔を狭める操作(二本指によるピンチイン操作)を行う状況を想定する。このような操作入力(ピンチイン操作)に応じて、決定部77は、表示対象領域TRの大きさを変更する。具体的には、図10に示すように、比較的多数のページ画像が含まれるように、仮想配置領域ARにおいて表示対象領域TRが拡大される。なお、このようなピンチイン操作に応じては、仮想配置領域AR内の各ページ画像の相互間の位置関係(相対位置関係)は変更されない。そして、表示制御部72は、大きさ変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示させる。
その結果、図11に示すように、タッチスクリーン62には、より多数のページ画像、具体的には、9枚のページ画像PA1〜PA3,PB1〜PB3,PC1〜PC3が表示される。このとき、1枚あたりの表示面積は小さくなる。すなわち、タッチスクリーン62においては、変倍率が小さくなり(縮小されて)、各ページ画像が縮小表示される。
ユーザは、このような二本指ピンチイン操作を行うことによって、複数の電子文書の相対的位置関係を維持したまま比較的多数のページ画像を視認することができる。すなわち、ユーザは、1つの操作(ピンチイン操作)を行うことによって、比較的広範囲に亘る比較的多数のページ画像、特に複数の電子文書に係る多数のページ画像を容易に俯瞰することが可能である。複数の電子文書のそれぞれに対して個別の縮小操作を行うことを要しないので、高い操作性を得ることが可能である。
今度は、逆に、ユーザが右手親指と右手人差し指との両指を図6のページ画像PB2付近に押しつけた状態から、当該両指の間隔を拡大する操作(二本指によるピンチアウト操作)を行う状況を想定する。このような操作入力(ピンチアウト操作)に応じて、決定部77は、表示対象領域TRの大きさを変更する。具体的には、図12に示すように、比較的少数のページ画像が含まれるように、仮想配置領域ARにおいて表示対象領域TRが縮小される。なお、このようなピンチアウト操作に応じては、仮想配置領域AR内の各ページ画像の相互間の位置関係(相対位置関係)は変更されない。そして、表示制御部72は、大きさ変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示させる。
その結果、図13に示すように、タッチスクリーン62には、より少数のページ画像、具体的には、主に1枚のページ画像PA2が表示される。このとき、1枚あたりの表示面積は大きくなる。すなわち、タッチスクリーン62においては、変倍率が大きくなり(拡大されて)、ページ画像PB2が拡大表示される。
ユーザは、このような二本指ピンチアウト操作を行うことによって、複数の電子文書の相対的位置関係を維持したまま比較的少数のページ画像を拡大して視認することができる。すなわち、ユーザは、注視したいページ画像を容易に拡大して視認することが可能である。なお、ピンチアウト操作時には複数の電子文書の相対的位置関係は維持されている(変更されない)ので、当該ピンチアウト操作時後に再びピンチイン操作を行うことによって、再び図6あるいは図11等のような表示を容易に実現することも可能である。
また、同様に、図11(図10)の状態にてピンチアウト操作を行うことによって、図6(図5)の状態に遷移することも可能である。これによれば、ユーザは、複数の電子文書の相対的位置関係を維持したまま、注視したい比較的少数のページ画像(詳細には、複数の電子文書DA,DBに係る4枚のページ画像PA,PA2,PB1,PB2)を容易に拡大して視認することが可能である、また特に、複数の電子文書のそれぞれに対して個別の拡大操作を行うことを要しないので、高い操作性を得ることが可能である。
<表示対象範囲変更処理(移動)>
つぎに、ユーザによる二本指操作(詳細には二本指フリック操作(二本指ドラッグ操作とも称する))に応じて、複数の電子文書が上下方向および/または左右方向に全体的に移動して表示される動作について説明する。
たとえば、ユーザが右手人差し指と右手中指との両指を図6のページ画像PA2付近に押しつけた後に上方向(上向き)にスライド移動させる操作(二本指によるフリック操作)を行う状況を想定する。このような操作入力(二本指フリック操作)に応じて、決定部77は、表示対象領域TRの位置を変更する。具体的には、図14に示すように、仮想配置領域ARにおいて表示対象領域TRが「下方向(下向き)」(スライド操作の向きとは逆向き)に移動される。なお、このような二本指フリック操作に応じては、表示対象領域TRの大きさは変更されず、仮想配置領域AR内の各ページ画像の相互間の位置関係(相対位置関係)も変更されない。そして、表示制御部72は、範囲変更後(位置変更後)の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示させる。
その結果、タッチスクリーン62には、4つの画像PA1,PA2,PB1,PB2を囲む領域(図14の破線で囲まれる領域)よりも下側に存在する(位置変更後の)表示対象領域TR(図14の太線で囲まれる領域)内のページ画像が表示される。より具体的には、2枚のページ画像PA2,PB2がタッチスクリーン62の上下方向中央部に表示されるとともに、両ページ画像PA2,PB2の上側のページ画像PA1,PB1の略下側半分と、両ページ画像PA2,PB2の下側のページ画像PA3,PB3の略上側半分とが表示される。
ユーザは、このような二本指フリック操作を行うことによって、複数の電子文書の相対的位置関係を維持したまま、表示対象のページ画像を変更することができる。たとえば、注視したい特定のページ画像PA2の横に、当該特定のページ画像PA2に関連する関連ページ画像PB2を配置した状態のまま、その近傍のページ画像PA3,PB3等をも視認することができる。特に、ページ画像PA3とページ画像PB3とが関連性を有している場合においては、このような二本指フリック操作を行うだけで、当該両ページ画像PA3,PB3の対比をも容易に行うことが可能である。
今度は、ユーザが右手人差し指と右手中指との両指を図6のページ画像PB2付近に押しつけた後に「左上方向」にスライド移動させる操作(二本指によるフリック操作)を行う状況を想定する。このような操作入力(二本指フリック操作)に応じて、決定部77は、表示対象領域TRの位置を変更する。具体的には、図15に示すように、仮想配置領域ARにおいて表示対象領域TRが「右下方向」に移動される。なお、このような二本指フリック操作に応じては、表示対象領域TRの大きさは変更されず、仮想配置領域AR内の各ページ画像の相互間の位置関係(相対位置関係)も変更されない。そして、表示制御部72は、範囲変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示させる。
その結果、タッチスクリーン62には、4つの画像PA1,PA2,PB1,PB2を囲む領域(図15の破線で囲まれる領域)よりも右下側に存在する(位置変更後の)表示対象領域TR(図15の太線で囲まれる領域)が表示される。
この場合には、上下方向のみならず左右方向にも表示対象領域TRが移動される。その結果、多数の電子文書の相互間における相互参照をさらに容易に実現することが可能である。たとえば、ページ画像PA2とページ画像PB2とが関連し且つページ画像PB2とページ画像PC2とが関連している場合には、3つの電子文書DA,DB,DCの相互間において互いに関連するページ画像PA2,PB2,PC2を容易に閲覧することが可能である。より詳細には、横方向に配列された3つのページ画像のうち2ページずつを比較的拡大した状態で順次に視認することが可能である。
<表示対象範囲変更処理(横方向の二本指フリック操作に伴う循環表示)>
また、左方向への連続的な二本指フリック操作に応じては、複数の電子文書が循環的に表示される。たとえば、ページ画像を左に移動させる左向きの二本指フリック操作に応じて、図14の状態から図15の状態へと遷移して比較的右側のページ画像がタッチスクリーン62に表示された後に、更なる左向きの二本指フリック操作によって更にページ画像を更に左に移動させる操作が行われる状況を想定する。
ここにおいて、図15では3つの電子文書のうち最も右側の電子文書DCのさらに右側には別の電子文書は存在しない。したがって、仮にそのままで図15の状態から左向きの二本指フリック操作が行われたとしても、電子文書DCのページ画像PC2の右側には新たな表示対象ページが存在せず、ページ画像PC2の右側には空白領域が表示されることになる。
一方、この実施形態では、ページ画像PC2がタッチスクリーン62の右端に表示された後にページ画像を更に左に移動させる左向きの二本指フリック操作が行われる場合には、次のような動作が行われる。具体的には、ページ画像配置部76は、仮想配置領域ARにおいて最も左側に配置され且つ表示対象領域TRから外れていた電子文書DAを、最も右側の電子文書DCの更に右側に移動する(図17参照)。そして、決定部77は、二本指フリック操作に応じた新たな表示対象領域TRを決定する。当該新たな表示対象領域TRには、電子文書DCのページ画像(PC2等)に加えて移動後の電子文書DAのページ画像(PA2等)も含まれる。そして、表示制御部72は、当該新たな表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示する。これにより、最右側の電子文書DCの更に右側に電子文書DAが配置され、その電子文書DAのページ画像PAもがタッチスクリーン62に表示される。
このようにして、図14、図15(図16)、および図17の順で、仮想配置領域AR内の配置が変更されるとともに、仮想配置領域AR内における表示対象領域TRの位置が変更され、タッチスクリーン62の表示内容が変更される。この結果、タッチスクリーン62において、3つの電子文書DA,DB,DCに係る3つのページ画像PA,PB,PCを循環的に表示することができる。
なお、右方向への連続的な二本指フリック操作に応じても、同様に(ただし逆順で)、複数の電子文書が循環的に表示される。
<表示対象範囲変更処理(縦方向の二本指フリック操作に伴う表示例)>
また、上下方向における二本指フリック操作に伴って、3つの電子文書のうちの一の電子文書の最初のページ(上端ページ)あるいは最後のページ(下端ページ)が表示対象領域TRの端部に表示される状態にまで到達した後に、さらに同じ向きの二本指フリック操作が継続される場合には、次のような動作が(いわば例外的に)行われればよい。
ここでは、まず上向きの二本指フリック操作によって、図8の状態から図18を経て図19の状態に到達したものとする。図19は、上向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域TRが下向きに移動し、複数の電子文書のうちの一の電子文書DBのページ画像群GBの下端側(終端側)のページ画像PB4が表示対象領域TRの下端側に表示される状態を示している。
さらに、図19に示すような状態に至った後において、引き続き同様の操作(上向きの二本指フリック操作)が継続されるものとする。
この場合、図19の状態から図22の状態に遷移しさらに図23の状態に遷移するようにしてもよい。
ただし、ここでは、図19の状態から(図22ではなく)図20の状態に遷移しさらに図21の状態に遷移するものとする。具体的には、決定部77は表示対象領域TRを変更(更新)するとともに、ページ画像配置部76はページ画像の配置を変更する。詳細には、一の電子文書DBのページ画像群GBの一端側(終端側)が表示対象領域TRの一端側(下端側)に配置され続けるように、ページ画像配置部76は、一の電子文書DBと当該一の電子文書DBに隣接する電子文書DA,DCとの縦方向における相対的位置関係を随時変更する(図20および図21参照)。そして、表示制御部72は、変更後(当該相対的位置関係の変更後且つ二本指フリック操作に応じた位置変更後)の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に随時表示する。
換言すれば、仮想配置領域AR内における表示対象領域TRの下向きの移動に伴って一の電子文書DBの終端ページが表示対象領域TRの終端に表示された後において、さらに表示対象領域TRが仮想配置領域AR内において同じ向き(下向き)に移動される場合には、ページ画像群GBの終端ページが表示対象領域TRの下端側に固定された状態で、ページ画像群GBが仮想配置領域AR内にて移動する。端的に言えば、電子文書DBの最終ページのページ画像PB4が表示対象領域TRの下端側にひっついた状態で、ページ画像群GBが表示対象領域TRとともに下向きに移動していく。すなわち、更なる二本指フリック操作に応じて、電子文書DBの最終ページのページ画像PB4が表示され続ける。
これによれば、たとえば、電子文書DBが数学の教科書であり且つ電子文書DAが数学の解答例を示す文書である場合に、当該電子文書DBの最終ページ(ページ画像PB4)に記載された章末問題を表示しつつ、電子文書DAの複数のページに亘って記載された各問題の解答例を随時閲覧することなどが可能である。
また、上述の上向きの二本指フリック操作に引き続いて逆の動作が行われる場合には、図21の状態から図20の状態を経て図19に戻り、さらに図18の状態に戻るようにする。
具体的には、上向きの二本指フリック操作とは逆向きの新たな操作(下向きの二本指フリック操作)が図21の状態にて開始された後、図19の状態に復帰するまでは、次の動作が実行される。詳細には、決定部77は表示対象領域TRを変更(更新)するとともに、ページ画像配置部76はページ画像の配置を変更する。詳細には、ページ画像配置部76は、一の電子文書DBのページ画像群GBの終端側が表示対象領域TRの下端側に常に配置されるように、一の電子文書DBと当該一の電子文書DBに隣接する電子文書DAとの縦方向における相対的位置関係を随時変更する。そして、表示制御部72は、変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に随時表示する。
さらに、図19の状態への復帰後にも当該新たな操作が継続される場合には、ページ画像配置部76は今度は両電子文書DA,DB相互間の相対的位置関係を変更しない。そして、決定部77は、当該新たな操作に応じて表示対象領域TRを随時更新し、表示制御部72は、変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に随時更新表示する(図18参照)。
これによれば、上向きの二本指フリック操作が行われて図18、図19、図20、図21の順の状態遷移(往路の状態遷移とも称する)が生じた後に、今度は下向き(逆向き)の二本指フリック操作が行われて図21、図20、図19、図18の順の状態遷移(復路の状態遷移)が生じる。したがって、往路の状態遷移と復路の状態遷移とが全く逆向きに行われる(往路の状態遷移と復路の状態遷移との間に対称性が存在する)ので、直感的な表示動作が実現される。
なお、ここでは、復路の状態遷移において図19の状態にまで復帰した時点で両電子文書DA,DB相互間の相対的位置関係の変更を伴う動作が終了し、その後は下向きの二本指フリック操作に応じた通常の動作(当該相対的位置関係の変更を伴わない動作)が行われて図18に復帰する態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、復路において図19の状態にまで復帰しても両電子文書DA,DBの相互間の相対的位置関係の変更は(終了せずに)継続されるようにしてもよい。詳細には、復路において、往路の二本指フリック操作が開始された時点と同様の電子文書DA(ページ画像PA2の全部、ページ画像PA1の下半分、およびページ画像PA3の上半分)が表示された状態(換言すれば、図18においてページ画像群GBがページ画像の半個分上側に存在する状態)にまで復帰した時点で、両電子文書DA,DB相互間の相対的位置関係の変更が終了するようにしてもよい。その後は、下向きの二本指フリック操作に応じた通常の動作が引き続いて行われればよい。
つぎに、下向きの二本指フリック操作に伴って3つの電子文書のうちの一の電子文書DBの最初のページ(上端ページ)が表示対象領域TRの上端部に表示される状態に到達した後に、さらに同じ向き(下向き)の二本指フリック操作が継続される場合の動作について説明する。この動作においては、上記と類似の動作(ただし、操作の向きおよび上下端等が上記とは逆になる動作)が行われる。
具体的には、図24の状態を経て図25の状態に到達した後において、引き続き同じ向きの同様の操作(下向きの二本指フリック操作)が継続される場合には、図25の状態から図26の状態に遷移するようにすればよい。図25は、下向きの二本指フリック操作に応じて表示対象領域TRが上向きに移動し、複数の電子文書のうちの一の電子文書DBのページ画像群GBの開始端側のページ画像PB1が表示対象領域TRの上端側に表示される状態を示している。
詳細には、一の電子文書DBのページ画像群GBの開始端側(ページ画像PB1)が表示対象領域TRの上端側に配置されるように、ページ画像配置部76は、一の電子文書DBと当該一の電子文書DBに隣接する電子文書DA,DCとの縦方向における相対的位置関係を随時変更する(図26参照)。そして、表示制御部72は、相対的位置関係の変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に随時表示する。
換言すれば、仮想配置領域AR内における表示対象領域TRの上向きの移動に伴って一の電子文書DBの開始端ページが表示対象領域TRの上端に表示された(図25)後において、さらに表示対象領域TRが仮想配置領域AR内において同じ向き(上向き)に移動される場合には、ページ画像群GBの開始端ページが表示対象領域TRの上端に固定された状態で、ページ画像群GBが仮想配置領域AR内にて移動する。
これによれば、たとえば、電子文書DBが会議のアジェンダ(ないし概要)を示す概要資料であり且つ電子文書DAが詳細資料文書である場合に、当該電子文書DBの最初のページ(ページ画像PB1)に記述されたアジェンダ(ないし概要)をなるべく表示しつつ、電子文書DAの各詳細資料を閲覧することなどが可能である。
また、逆の動作が行われる場合には、図26の状態から図25の状態を経て図24の状態に戻るようにすればよい。
具体的には、下向きの二本指フリック操作とは逆向きの新たな操作(上向きの二本指フリック操作)が開始された後、図25の状態に復帰するまでは、次の動作が実行される。
具体的には、決定部77は表示対象領域TRを変更(更新)するとともに、ページ画像配置部76はページ画像の配置を変更する。詳細には、ページ画像配置部76は、一の電子文書DBのページ画像群GBの開始端側が表示対象領域TRの上端側に配置されるように、一の電子文書DBと当該一の電子文書DBに隣接する電子文書DAとの縦方向における相対的位置関係を変更する。そして、表示制御部72は、相対的位置関係の変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示する。
さらに、図25の状態への復帰後にも当該新たな操作が継続される場合には、ページ画像配置部76は今度は両電子文書DA,DB相互間の相対的位置関係を変更しない。そして、決定部77は、当該新たな操作に応じて表示対象領域TRを随時更新し、表示制御部72は、変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に随時更新表示する(図24参照)。
なお、ここでは、復路の状態遷移において図25の状態にまで復帰した時点で両電子文書DA,DB相互間の相対的位置関係の変更を伴う動作が終了し、その後は上向きの二本指フリック操作に応じた通常の動作(当該相対的位置関係の変更を伴わない動作)が行われて図24に復帰する態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、復路において図25の状態にまで復帰しても両電子文書DA,DBの相互間の相対的位置関係の変更は(終了せずに)継続されるようにしてもよい。詳細には、復路において、往路の二本指フリック操作が開始された時点と同様の電子文書DA(ページ画像PA3の全部、ページ画像PA2の下半分、およびページ画像PA4の上半分)が表示された状態(換言すれば、図24においてページ画像群GBがページ画像の半個分下側に存在する状態)にまで復帰した時点で、両電子文書DA,DB相互間の相対的位置関係の変更が終了するようにしてもよい。その後は、上向きの二本指フリック操作に応じた通常の動作が引き続いて行われればよい。
<文書入替処理>
つぎに、ユーザの一本指長押しスライド操作に応じて、複数の電子文書の配列順序が変更される動作について図27〜図29を参照しつつ説明する。
たとえば、ユーザが右手人差し指を図27のページ画像PA2付近にて長押しした後に右方向にスライド移動させる操作(一本指による長押しスライド操作)を行う状況を想定する。具体的には、当該ユーザは、押下状態を維持したまま、押下した指(右手人差し指)を電子文書DBと電子文書DCとの間(より詳細には、電子文書DBのページ画像PB2と電子文書DCのページ画像PC2との間)にまで移動させた後に、押下状態を解除する(図28参照)。
このような操作入力(一本指長押しスライド操作)に応じて、仮想配置領域ARは図27の状態から図28の状態を経て図29に示す状態へと遷移し、仮想配置領域ARにおける表示対象領域TR内のページ画像がタッチスクリーン62に随時表示される。具体的には、まず、押下状態の右手人差し指がページ画像PB2とページ画像PC2との間の位置にまで移動する期間においては、図28に示すように、表示制御部72は、ページ画像群GAがページ画像群GBとページ画像群GCとの間の位置にまで移動される様子を動画的態様でタッチスクリーン62に随時表示する。
そして、右手人差し指がページ画像PB2とページ画像PC2との間の位置に存在する状態で押下状態が解除されると、ページ画像配置部76は、ページ画像群GAをページ画像群GBとページ画像群GCとの間に配置(割込配置)する(図29参照)。換言すれば、左右方向における複数の電子文書DA,DB,DCの配置順序が変更される。具体的には、左から電子文書DA,DB,DCの順序(図27参照)であった複数のページ画像のページ順序が、今度は、左から電子文書DB,DA,DCの順序に変更される(図29参照)。また、表示制御部72は、このようなページ画像の配置変更後の表示対象領域TR内のページ画像をタッチスクリーン62に表示する。その結果、図29に示すように、タッチスクリーン62においては、左右方向の中央にページ画像群GA(詳細にはページ画像PA1,PA2)が表示され且つ当該ページ画像群GAの左側にページ画像群GB(詳細にはページ画像PB1,PB2)が表示され且つ当該ページ画像群GAの右側にページ画像群GC(詳細にはページ画像PC1,PC2)が表示される。
ユーザは、このような一本指長押しスライド操作を行うことによって、複数の電子文書の縦方向における相対的位置関係を維持したまま、横方向における複数の電子文書の配置順序を変更することが可能である。たとえば、電子文書DAを中央に配置し且つ別の2つの電子文書DB,DCを電子文書DAの左側と右側とにそれぞれ配置することによって、電子文書DAを基準にして他の電子文書DB,DCとの関係を判り易く示すことができる。より詳細には、電子文書DAの特定のページ画像(たとえばページ画像PA2)に対応する各ページ画像(PB2,PC2)をその両側に配置する対比表示を容易に実現することが可能である。
<ページ見開き処理>
つぎに、ユーザによる特殊な一本指フリック操作(同一の電子文書内の連続2ページのそれぞれに対する一本指同時押下を伴う一本指フリック操作)に応じて、複数の電子文書の見開きページが左右方向(横方向)に配列される動作について説明する。
たとえば、ユーザが右手人差し指を図30のページ画像PA3に押し付け且つ右手親指を図30のページ画像PA4に押し付けつつ、右手親指をページ画像PA3の右横(ページ画像PA3とページ画像PB3との間)に移動させる操作を行う状況を想定する。このような操作入力(特殊な一本指フリック操作)に応じて、ページ画像配置部76は、他の2つの電子文書DB,DCを、1冊の電子文書の配置スペースに相当する幅にわたって右向きに移動し、ページ画像PA3の右横に空きスペースを形成する。さらに、ページ画像配置部76は、右手親指で指し示されていたページ画像PA4をページ画像PA3の右横に(上記電子文書DB,DCの移動によって形成された空きスペースに)配置する(図31参照)。なお、仮に、第5ページ以降のページ画像(PA5,...)が存在する場合には、第5ページ以降の各ページ画像は、ページ画像PA3の下側において下方向に向けて順次に配置されればよい。
そして、表示制御部72は、配置更新後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示する(図31参照)。
これによれば、1つの電子文書DA内の見開きページ(横並びに配置されることを前提に作成された連続2ページ)に係るページ画像PA3,PA4を簡易な操作で横方向に配列し見易く配置することが可能である。
また、その後、図32および図33に示すように、二本指フリック操作(詳細には、下向きの二本指フリック操作)に応じて、表示対象領域TRが変更(スライド移動)される。そして、さらに下向きの二本指フリック操作が行われると、見開きページに係るページ画像PA4が表示対象領域TRから外れることに伴って、複数の電子文書DA,DB,DCの再配置動作が自動的に行われる。
具体的には、ページ画像PA2に付近に対する下向きの二本指フリック操作に応じて、図32の状態を経て図33の状態に至り、さらに当該下向きの二本指フリック操作が継続されると、見開きページに係るページ画像PA4が表示対象領域TRから外れる。
これに応じて、ページ画像配置部76は、今度は、図30から図31への状態遷移とは逆向きの状態遷移動作を実行する。具体的には、ページ画像配置部76は、空きスペースに配置されていたページ画像PA4(および以降のページ画像)を再びページ画像PA3の下側に配置する(図33の2点鎖線参照)。さらに、ページ画像配置部76は、他の2つの電子文書DB,DCを、1冊の電子文書の配置スペースに相当する幅にわたって逆向き(左向き)に移動し、ページ画像PA3の右横の空きスペースを消滅させる。これにより、図34に示すように、電子文書DBが電子文書DAに隣接配置される。より詳細には、ページ画像PA2に対してページ画像PB2が隣接配置され、ページ画像PA1に対してページ画像PB1が隣接配置される。
<小括>
以上のように、複数の電子文書の閲覧の際に、複数の電子文書のうちの一の電子文書のページ画像群に対する一本指フリック操作に応じて、当該一の電子文書のページ画像群が他の電子文書のページ画像群に対して相対的に縦方向に移動されて表示される(図7〜図10等参照)。詳細には、当該一の電子文書のページ画像群のうちの特定ページが、他の電子文書のページ画像群のうちの関連ページ(当該特定ページに関連するページ)に対して隣接するように、両ページ画像群が相対的に縦方向に移動されて表示される。このように、ユーザは、一本指フリック操作という直感的な操作によって、複数の電子文書の相互間において関連するページを互いに(横方向に)隣接させて閲覧することが可能である。換言すれば、複数の電子文書の複数のページ間の相互参照を比較的簡易に行うことが可能である。また、複数の電子文書相互間にハイパーリンクが設定されているか否かに拘わらず、ユーザは複数の電子文書の相互間において所望のページ同士を横方向に隣接配置して閲覧することが可能である。換言すれば、複数の電子文書の複数のページ間の相互参照を比較的柔軟に行うことが可能である。
また、ユーザの二本指操作(二本指フリック操作および/または二本指ピンチ操作(ピンチイン操作/ピンチアウト操作))に応じて表示対象領域TRが変更され、変更後の表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。したがって、ユーザは、二本指操作により仮想配置領域AR内の所望の範囲を表示対象領域TRとして抽出してタッチスクリーン62に表示させることが可能である。換言すれば、各電子文書における参照ページを容易に変更することが可能である。
特に、ユーザは、一本指フリック操作と二本指操作とを順次に行う簡易な操作によって、複数の電子文書において互いに関連するページを柔軟に且つ容易に隣接配置するとともに複数の電子文書に係る複数のページの閲覧対象箇所を容易に変更することが可能である。
さらに、複数の電子文書のうちの一の電子文書に対する一本指長押しドラッグドロップ操作に応じて、複数の電子文書の横方向における配置順序が変更され、配置順序変更後の表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。したがって、ユーザは、一本指長押しドラッグドロップ操作により、仮想配置領域ARの横方向において複数の電子文書の配列順序を所望の順序に変更することが可能である。
<2.第2実施形態>
上記第1実施形態においては、ユーザの手動操作のみによって、複数の電子文書DA,DB,DCのページ画像群GA,GB,GCの相互間の縦方向における相対位置関係が決定(変更)されているが、これに限定されない。たとえば、携帯端末60が複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を(自動的に)生成し、当該関連性情報に基づいて複数の電子文書の各ページ画像群GA,GB,GCの配置(特に縦方向における相対的位置関係)が決定されるようにしてもよい。より詳細には、電子文書の特定ページに注目する注目操作(後述)に応じて、複数の電子文書の各ページ画像群GA,GB,GCの縦方向における相対的位置関係が変更されるようにしてもよい。この第2実施形態においては、このような態様について説明する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図39は、第2実施形態に係る電子文書閲覧システム1(1B)の携帯端末60(60Bとも称する)の構成を示す図である。図39に示すように、携帯端末60Bのコントローラ69(69B)は、複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を(自動的に)生成する生成部78をさらに備えている。
第1実施形態と同様に、電子文書閲覧アプリケーションAP1が起動された後、閲覧対象の複数(たとえば3つ)の電子文書DA,DB,DCをオープンする指示が所定の画面を用いてユーザにより順次に付与されると、第1実施形態と同様の動作が実行される。これにより、図5と同様に、複数の電子文書DA,DB,DCが仮想配置領域ARに配置されるとともに、その表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。
さらに、生成部78は、複数の電子文書の各ページに含まれるキーワード情報を抽出し、当該キーワード情報に基づいて複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成する。
具体的には、一の電子文書DAの各ページに含まれるキーワードに関して、他の電子文書DB,DCのそれぞれにおける複数のページのうち、最も高いキーワード一致率を有するページが、当該各ページに対する関連ページとしてそれぞれ設定される。また、ここでは、一の電子文書の特定ページに対する関連ページは、他の電子文書ごとに設定される。
たとえば、「(歴史)教科書」である電子文書DAと「資料集」である他の2つの電子文書DB,DCとに関して、電子文書DAの特定ページ(たとえば第2ページ)に含まれる固有名詞キーワード「桶狭間の合戦」が、電子文書DBの第3ページと電子文書DCの第3ページとにも含まれているとする。このときには、電子文書DAの第2ページに対して、電子文書DBにおいては第3ページが関連し、電子文書DCにおいては第2ページが関連している旨を示す関連性情報が設定される。すなわち、電子文書DAの第2ページに対しては、電子文書DBの第3ページと電子文書DCの第2ページとがそれぞれ関連ページとして設定される。なお、或る電子文書の特定のページに対して、他の特定の電子文書の複数のページに関連性が認められる場合には、そのうち最も高いキーワード一致率を有するページが、当該特定ページに対する関連ページとして設定されればよい。
また、電子文書DAのその他のページ、および他の電子文書DB,DCの複数のページのそれぞれについても、同様にして各ページごとに関連ページが設定される。
このようにして、複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報が生成される。
その後、注目操作(次述)に応じて、関連性情報に基づきページ画像配置が変更(決定)されて、タッチスクリーン62の表示内容が更新される。
たとえば、ユーザによるピンチアウト操作(拡大操作)によって、図5の状態から図35の状態を経て図36の状態に至る状態遷移が行われる。具体的には、表示対象領域TR内に一のページ画像PA2のみが存在する状態(すなわち、タッチスクリーン62に一のページ画像PA2のみが表示される状態)に至るまでの拡大操作が行われる。このような操作は、電子文書DAの第2ページのページ画像PA2に注目する操作(注目操作)であるとも表現される。
そして、このような注目操作が行われた後、今度は他の電子文書のページも表示される状態に至るまでピンチイン操作(縮小操作)が行われる(図37および図38参照)と、次のような配列変更動作が実行される。
具体的には、まず、ページ画像配置部76は、注目操作での注目対象ページ(ここでは電子文書DAの第2ページ(ページ画像PA2))を、表示対象領域TR内に表示される複数のページのうちの代表ページとして決定する。そして、ページ画像配置部76は、当該代表ページ(PA2)の所属する電子文書(注目電子文書とも称する)DAと、当該電子文書DAに隣接する電子文書(隣接電子文書とも称する)DBとを特定する。さらに、ページ画像配置部76は、当該隣接電子文書DBの複数のページのうち、当該代表ページ(PA2)に関連する関連ページ(PB3)を、代表ページに隣接させるように配置変更を実行する(図37参照)。具体的には、ページ画像配置部76は、電子文書DBのページ画像群GBを上方向に移動(縦方向において電子文書DAのページ画像群GAに対して相対的に移動)し、ページ画像PA2の右横にページ画像PB3を隣接配置する。そして、決定部77は、新たな表示対象領域TRを決定し、表示制御部72は、相対的位置関係変更後の表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示する。これにより、たとえば図37(および図38)に示すようなページ画像配列が仮想配置領域ARにおいて形成されるとともに、当該仮想配置領域AR内の表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。
これによれば、ユーザは、注目操作(ここでは注目対象ページに関するピンチアウト操作)に応じて、注目対象ページに対応する関連ページを、当該注目対象ページに隣接配置する動作を容易に実現することができる。
なお、ここでは、注目操作としてピンチアウト操作を例示したが、これに限定されない。たとえば、注目操作は、注目対象ページのページ画像をダブルタップする操作などであってもよい。
また、この第2実施形態においては、その他のユーザ操作(第1実施形態と同様の各種のユーザ操作)に応じて第1実施形態と同様の動作が実現される。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることもできる。
<3.第3実施形態>
上記第2実施形態においては、注目操作に応じて、注目ページに対する関連ページが自動的に隣接配置される態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、複数の電子文書がオープンされる際において、タッチスクリーン62内に表示される複数のページ画像の中から代表ページ画像が自動的に決定され、当該代表ページの関連ページが当該代表ページに自動的に隣接配置されるようにしてもよい。端的に言えば、ファイルオープン時において代表ページに対してその関連ページが自動的に隣接配置されるようにしてもよい。この第3実施形態においては、このような態様について説明する。以下では、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
この第3実施形態においては、図3のようにして最初の電子文書DAがオープンされた後、2つ目の電子文書DBがオープンされる際において、複数の電子文書DA,DBの各ページ相互間の関連性情報の生成動作が生成部78によって実行され、さらに当該関連性情報に基づいて次のような動作が行われる。なお、電子文書DA,DBの各ページのページ画像もそれぞれ生成される。
具体的には、ページ画像配置部76は、まず、ファイルオープン操作の際に表示対象範囲内に配置される複数のページの中から代表ページを決定する。詳細には、ページ画像配置部76は、最初にオープンされている電子文書DAの複数のページのうち最も大きく表示されているページを代表ページとして決定する。ここでは、表示対象領域TR内において最も大きく表示されている2つのページ(第1および第2のページ)のうち、最も上側に表示されているページ(第1ページ:ページ画像PA1)が代表ページとして決定されるものとする。
そして、ページ画像配置部76は、当該代表ページ(PA1)の所属する電子文書(代表電子文書とも称する)DAと、当該電子文書DAに隣接する隣接電子文書DBとを特定する。
また、ページ画像配置部76は、代表ページ(PA1)の属する電子文書DAに対して、隣接する電子文書DBの複数のページの中から、代表ページに関連する関連ページを関連性情報に基づいて決定する。具体的には、隣接電子文書DBの複数のページのうちの第2ページ(ページ画像PB2)が、当該代表ページ(PA1)に関連する関連ページとして決定される。
さらに、ページ画像配置部76は、当該隣接電子文書DBの複数のページのうち、当該代表ページ(PA1)に関連する関連ページ(PB2)を、代表ページに隣接させるように配置調整を実行する。具体的には、ページ画像配置部76は、図4と比較して電子文書DBのページ画像群GBを上方向に移動(縦方向において電子文書DAのページ画像群GAに対して相対的に移動)した状態で、ページ画像PA1の右横にページ画像PB2を隣接配置する。そして、決定部77は、相対的位置関係調整後の表示対象領域TRを決定し、表示制御部72は、当該表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示する。これにより、たとえば図8と同様のページ画像配列(ただし、ページ画像群GCを除く)が仮想配置領域ARにおいて形成されるとともに、当該仮想配置領域AR内の表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。
これによれば、ユーザは、ファイルオープン操作に応じて、当該ファイルオープン操作時に比較的大きく表示されている代表ページに対応する関連ページを、当該代表ページに自動的に隣接配置する動作を容易に実現することができる。
その後、3つ目の電子文書DCがオープンされる際においても同様の動作が実行される。まず、複数の電子文書DA,DB,DCの各ページ相互間の関連性情報の生成動作が生成部78によって実行される。また、当該関連性情報に基づいて、電子文書DBのページ画像群GBのうち最も上側のページ画像PB2に対して、電子文書DCのページ画像群GCの中から関連ページ画像(PC1)が抽出される。また、当該関連ページ画像PC1がページ画像PB2に隣接配置されるように、ページ画像群GBとページ画像群GCとの相対的位置関係が決定される。そして、相対的位置関係変更後の表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。これにより、たとえば図8と同様のページ画像配列が仮想配置領域ARにおいて形成されるとともに、当該仮想配置領域AR内の表示対象領域TRがタッチスクリーン62に表示される。
また、この第3実施形態においては、その他のユーザ操作(第1実施形態と同様の各種のユーザ操作)に応じて第1実施形態と同様の動作が実現される。したがって、上記第1実施形態と同様の効果を得ることもできる。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、電子文書閲覧システムが単独の装置(携帯端末60(電子文書閲覧装置))で構成される態様が例示されているが、これに限定されず、電子文書閲覧システムは複数の装置で構成されるようにしてもよい。具体的には、携帯端末60内に設けられていた複数の構成要素のうちのいくつか(たとえばページ画像生成部75およびページ画像配置部76等)は、携帯端末60(電子文書閲覧装置)とは別個の他の装置に設けられるようにしてもよい。当該他の装置としては、携帯端末60にネットワーク接続された各種装置(外部サーバコンピュータ、あるいは画像形成装置(MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral)(いわゆる複合機)))等)が例示される。
この場合には、たとえば、表示対象領域TRを示す表示用画像が当該他の装置(MFP等)にて生成され、携帯端末60(電子文書閲覧装置)は、当該他の装置から受信した当該表示用画像に基づいて、表示対象領域TRをタッチスクリーン62に表示すればよい。
また、上記実施形態においては、携帯端末60は携帯端末60の内部に格納された複数の電子文書を表示しているが、これに限定されない。たとえば、携帯端末60は、MFPなどの他の装置に格納された複数の電子文書を表示するようにしてもよい。
また、上述の各種の動作は上述の各ジェスチャ操作とは別のジェスチャ操作に応じて実行されるようにしてもよい。たとえば、左右方向の二本指フリック操作に対応する動作(図15、図16および図17等参照)は、左右方向における一本指フリック操作に応じて実行されるようにしてもよい。
1 電子文書閲覧システム
60 携帯端末
62 タッチスクリーン
70 操作パネル部
AR 仮想配置領域
DA、DB,DC 電子文書
GA,GB,GC ページ画像群
PA1〜PA3,PB1〜PB3,PC1〜PC3 ページ画像
TR 表示対象領域

Claims (18)

  1. 電子文書閲覧システムであって、
    閲覧対象の複数の電子文書における各ページのページ画像をそれぞれ生成するページ画像生成手段と、
    前記複数の電子文書の複数のページ画像を仮想配置領域に配置するページ画像配置手段であって、前記複数の電子文書のうちの第1の電子文書の複数のページのページ画像群である第1のページ画像群を前記仮想配置領域において第1の方向に配列し、且つ、前記複数の電子文書のうちの第2の電子文書の複数のページのページ画像群である第2のページ画像群をも前記仮想配置領域において前記第1の方向に配列するとともに、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを前記仮想配置領域において前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接配置するページ画像配置手段と、
    ユーザによるジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、
    互いに異なる電子文書に係るページ画像群である前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを含む前記複数のページ画像群が配置される前記仮想配置領域のうちの表示対象領域を決定する決定手段と、
    前記仮想配置領域のうち前記表示対象領域をユーザインターフェイス部に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記第1の電子文書を前記第1の方向に移動させる第1の操作に応じて、
    前記ページ画像配置手段は、前記第1の電子文書に係る前記第1のページ画像群と当該第1の電子文書に隣接する第2の電子文書に係る前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係であって前記仮想配置領域における相対的位置関係を変更し、
    前記表示制御手段は、前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示し、
    前記第1の操作とは異なるジェスチャ操作であって前記仮想配置領域に対する指操作である第2の操作に応じて、
    前記決定手段は、前記表示対象領域の位置を変更し、
    前記表示制御手段は、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させ、
    前記第1の操作とも前記第2の操作とも異なる第3の操作に応じて、
    前記決定手段は、前記表示対象領域の大きさを変更し、
    前記表示制御手段は、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする電子文書閲覧システム。
  2. 請求項1に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記第1の操作は、ユーザの一本指によるドラッグ操作を含むことを特徴とする電子文書閲覧システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記第2の操作は、ユーザの二本指によるドラッグ操作を含み、
    前記決定手段は、前記二本指による前記ドラッグ操作に応じて前記表示対象領域の位置を変更することを特徴とする電子文書閲覧システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記第3の操作は、ユーザの二本指によるピンチ操作を含み、
    前記決定手段は、前記ピンチ操作に応じて前記表示対象領域の大きさを変更することを特徴とする電子文書閲覧システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記ページ画像配置手段は、前記第1の方向における前記第2の操作に応じて前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の一端側に表示される所定の状態に至った後において、引き続き同じ向きの前記第2の操作が継続される場合には、前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の前記一端側に配置され続けるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を随時変更し、
    前記表示制御手段は、前記第2の操作に応じた位置変更後且つ前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に随時表示させることを特徴とする電子文書閲覧システム。
  6. 請求項1に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記ページ画像配置手段は、前記複数の電子文書のうちの一の電子文書を前記第2の方向に移動させる第4の操作に応じて、前記複数の電子文書の前記第2の方向における配置順序を変更し、
    前記表示制御手段は、前記配置順序の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする電子文書閲覧システム。
  7. 請求項6に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記第4の操作は、前記一の電子文書に対する長押しドラッグドロップ操作を含むことを特徴とする電子文書閲覧システム。
  8. 請求項1に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成する生成手段、
    をさらに備え、
    前記ページ画像配置手段は、前記第1の電子文書の特定ページに注目する注目操作に応じて、前記第1の電子文書に隣接する前記第2の電子文書の複数のページの中から、前記特定ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するとともに、当該関連ページを前記特定ページに隣接させるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を変更し、
    前記表示制御手段は、前記相対的位置関係変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする電子文書閲覧システム。
  9. 請求項8に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記注目操作は、前記特定ページを拡大表示させるピンチアウト操作を含むことを特徴とする電子文書閲覧システム。
  10. 請求項1に記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成する生成手段、
    をさらに備え、
    前記ページ画像配置手段は、ファイルオープン操作の際に前記表示対象領域内に配置される複数のページの中から代表ページを決定し、前記代表ページの属する前記第1の電子文書に対して隣接する前記第2の電子文書の複数のページの中から、前記代表ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するとともに、当該関連ページを前記代表ページに隣接させるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を変更し、
    前記表示制御手段は、前記相対的位置関係変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させることを特徴とする電子文書閲覧システム。
  11. 請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記生成手段は、前記複数の電子文書の各ページに含まれるキーワード情報を抽出し、当該キーワード情報に基づいて前記複数の電子文書の前記各ページ相互間の前記関連性情報を生成することを特徴とする電子文書閲覧システム。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の電子文書閲覧システムにおいて、
    前記ユーザインターフェイス部は、携帯端末に設けられるタッチスクリーンであることを特徴とする電子文書閲覧システム。
  13. コンピュータに、
    a)閲覧対象の複数の電子文書における各ページのページ画像をそれぞれ生成するステップと、
    b)前記複数の電子文書の複数のページ画像を仮想配置領域に配置するステップであって、前記複数の電子文書のうちの第1の電子文書の複数のページのページ画像群である第1のページ画像群を前記仮想配置領域において第1の方向に配列し、且つ、前記複数の電子文書のうちの第2の電子文書の複数のページのページ画像群である第2のページ画像群をも前記仮想配置領域において前記第1の方向に配列するとともに、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを前記仮想配置領域において前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接配置するステップと、
    c)互いに異なる電子文書に係るページ画像群である前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを含む前記複数のページ画像群が配置される前記仮想配置領域のうちの表示対象領域をユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    d)ユーザによるジェスチャ操作を受け付けるステップと、
    e)前記ステップd)にて前記第1の電子文書を前記第1の方向に移動させる第1の操作が受け付けられる場合、前記第1の電子文書に係る前記第1のページ画像群と当該第1の電子文書に隣接する第2の電子文書に係る前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係であって前記仮想配置領域における相対的位置関係を前記第1の操作に応じて変更し、前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    f)前記第1の操作とは異なるジェスチャ操作であって前記仮想配置領域に対する指操作である第2の操作が前記ステップd)にて受け付けられる場合、前記第2の操作に応じて前記表示対象領域の位置を変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    g)前記第1の操作とも前記第2の操作とも異なる第3の操作前記ステップd)にて受け付けられる場合、前記第3の操作に応じて前記表示対象領域の大きさを変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムにおいて、
    h)前記複数の電子文書の各ページ相互間の関連性情報を生成するステップと、
    i)前記第1の電子文書の特定ページに注目する注目操作に応じて、前記第1の電子文書に隣接する前記第2の電子文書の複数のページのうち、前記特定ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するステップと、
    j)前記関連ページを前記特定ページに隣接させるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を変更するステップと、
    k)前記ステップj)における前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、
    a)第1の電子文書の各ページと第2の電子文書の各ページとの相互間の関連性情報を生成するステップ、
    b)前記第1の電子文書の複数のページの中から代表ページを決定するステップと、
    c)前記代表ページの属する前記第1の電子文書に対して隣接する前記第2の電子文書の複数のページの中から、前記代表ページに関連する関連ページを前記関連性情報に基づいて決定するステップと、
    d)前記第1の電子文書と前記第2の電子文書とにおける各ページのページ画像をそれぞれ生成するステップと、
    e)前記第1の電子文書の複数のページのページ画像群である第1のページ画像群を仮想配置領域において第1の方向に配列し且つ前記第2の電子文書の複数のページのページ画像群である第2のページ画像群をも前記仮想配置領域において前記第1の方向に配列し、且つ、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを前記仮想配置領域において前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接配置するとともに、前記関連ページを前記代表ページに隣接させるように前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を調整するステップと、
    f)互いに異なる電子文書に係るページ画像群である前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群とを含む複数のページ画像群が配置される前記仮想配置領域のうちの表示対象領域を決定するステップと、
    g)前記表示対象領域をユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    h)ユーザによるジェスチャ操作を受け付けるステップと、
    i)前記ステップh)にて前記第1の電子文書を前記第1の方向に移動させる第1の操作が受け付けられる場合、前記第1の電子文書に係る前記第1のページ画像群と当該第1の電子文書に隣接する第2の電子文書に係る前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係であって前記仮想配置領域における相対的位置関係を前記第1の操作に応じて変更し、前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    j)前記第1の操作とは異なるジェスチャ操作であって前記仮想配置領域に対する指操作である第2の操作が前記ステップh)にて受け付けられる場合、前記第2の操作に応じて前記表示対象領域の位置を変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    k)前記第1の操作とも前記第2の操作とも異なる第3の操作前記ステップh)にて受け付けられる場合、前記第3の操作に応じて前記表示対象領域の大きさを変更し、変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  16. 請求項13ないし請求項15のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    l)前記第1の方向における前記第2の操作に応じて前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の一端側に表示される所定の状態に至った後において、引き続き同じ向きの前記第2の操作が継続される場合には、前記第1のページ画像群の一端側が前記表示対象領域の前記一端側に配置され続けるように、前記第1のページ画像群と前記第2のページ画像群との前記第1の方向における相対的位置関係を随時変更し、前記第2の操作に応じた位置変更後且つ前記相対的位置関係の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に随時表示させるステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
  17. 請求項13ないし請求項16のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    m)前記複数の電子文書のうちの一の電子文書を前記第2の方向に移動させる第4の操作に応じて、前記複数の電子文書の前記第2の方向における配置順序を変更し、前記配置順序の変更後の前記表示対象領域を前記ユーザインターフェイス部に表示させるステップ、
    を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記第4の操作は、前記一の電子文書に対する長押しドラッグドロップ操作を含むことを特徴とするプログラム。
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