JP6101790B2 - 光結合装置および当該装置の製造方法 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、光結合装置および当該装置の製造方法に関する。特に、本発明は、光ファイバネットワークでの使用に適したものなどの光結合装置の構成および構造に関する。
発明の背景
発光素子または受光素子と光導波路との間で光を結合するためのいくつかのアプローチが知られている。これは、一般に、光ビームの方向を例えば90度変化させることを含む。残念ながら、これらの技術は、通常、光結合効率が低い。
まず、回折によって光の方向を変化させて入射光の角度を所望の方向に変化させることができるようにするために回折格子が使用されてきた。しかし、回折格子は、特定の光の波長に限定される。また、回折格子を利用する用途では、光源と導波路との間の結合効率が通常低い。結合効率を優れたものにするためには、高価な集積技術を実現する必要がある。
反射によって光の方向を90度変化させるために45度ミラーも使用されてきた。しかし、このようなミラーを利用する用途では、光源と導波路との間の結合効率が通常低い。さらに、ミラー角度、位置および面の平坦性の精度が結合効率に影響を及ぼす可能性がある。また、ミラーまたは反射器の位置合わせが問題である。所望の結果を達成するにはミラー角度が非常に重要である。導波路の寸法を小さくすると、例えば導波路の厚みが50μm未満であると、これらの問題は悪化する。
高屈折率プリズムを用いて導波路および入射光における伝搬定数間の位相マッチングを行うためにプリズム結合が使用されてきた。しかし、プリズムは、一般に高価であり、ある程度の位置合わせが光結合に依然として必要である。伝搬方向モードを励起させて光結合を容易にするエバネセント波方法も使用されてきた。しかし、この方法では、例えば50μm未満の非常に薄い導波路が用いられ、通常それほど効率的でない。
効率的かつ許容可能なコストで光を導波路に結合させることができる光結合構造が依然として必要である。
上記の点に鑑みて、本発明の発明者等は、これらの問題のうちのいくつかに対処できる光結合器を以前より提案してきた。これは、PCT出願番号第PCT/SG2011/000317号に記載されており、当該PCT出願番号第PCT/SG2011/000317号は、本願の優先日時点では未公開であったが、その開示内容は全文が本明細書に援用される。
PCT/SG2011/00317号の光結合器は、光を1つ以上の導波路に伝えるように配置された結合スポットを有している。1つのこのような光結合器が図1に断面図で示されている。図1は、当該図の両側に延びる2つの細長い導波路コア1を示す。導波路コア1は、クラッド層2の上方にある。導波路コア同士の間には、ナノサイズの粒子が埋め込まれたポリマーマトリックスからなる結合スポット4がある。「ナノ粒子」という用語は、本文献では、1ミクロン未満の最大直径を有する粒子(すなわち、サブミクロン粒子)を指すために用いられている。望ましくは、全ての粒子がサブミクロン範囲の直径を有している。なお、光結合器は、結合スポット4と接触するさらなる導波路コアを含んでいてもよく、当該さらなる導波路コアは、当該図の平面にないので図1には図示されていない。これらは、当該図の平面から外の方向に結合スポット4から離れるように延びている。
結合スポット4の上面は、中央アパーチャを含む第1の反射ミラー5(断面図に図示)を担持している。入射光11(図では下向きに伝搬するように図示)は、第1の反射ミラー5におけるアパーチャを通って結合スポット4に入ることができる。結合スポット4において、結合スポット内のナノ粒子によって光が周囲の導波路コア1に散乱される。結合された光を導波路コア内に閉じ込めるために、クラッド層2は、導波路コア材料よりも屈折率が低くなっている。クラッド層2と結合スポット4との間には後方反射ミラー6があり、非散乱光または前方散乱光を後方反射ミラー6から反射させることができ、その過程で、ナノ粒子によって散乱させて周囲の導波路1に結合させる別の機会を有することができる。第1の反射ミラー5は、光が結合スポットから上向きに出て行くことを抑制する。なお、結合スポット4およびそのミラー5,6は、光共振器として機能する。
図1の配置は、上記の公然知られたシステムに優る重要な利点、特に光を導波路コア1に結合する効率が高く、位置合わせ許容差が低いという利点を提供する。
このような光結合器を作製するための1つの便利な方法(PCT/SG2011/000317号にははっきりとは記載されていない)が図2に示されている。図3は、この方法のステップを示す。出発点は、図2(a)に示される基板3である。この上に、ステップ21(図3に図示)において、図2(b)に示されるように、5μmなどの所望の厚みのクラッド層2を堆積させる。ステップ22において、図2(c)に示されるように、クラッド層2の上に後方反射ミラー6を堆積させる。次いで、ステップ23において、図2(d)に示されるように、導波路コア1同士の間であって後方反射ミラー6の部分の上に空隙を残して、導波路コア1を堆積させる。次いで、図2(e)に示されるように、ステップ24において、散乱素子を含む液体ポリマーを当該空隙に供給し、硬化させて、結合スポット4を形成する。硬化後、図2(f)に示されるように、結合スポット4の上に第1の反射ミラー5を形成する。これは、ステップ25においてフォトリソグラフィ技術(フォトレジストの層を堆積させ、パターニングされたフォトマスクを介して紫外線(UV)光をフォトレジストにあてることによって層の選択された部分を除去し、次いで現像ステップにおいて、紫外線にさらされたフォトレジストの部分を除去する)を用いて、パターニングされたフォトレジスト構造を形成し、ステップ26において、パターニングされたフォトレジスト構造の上に金属層を堆積させて、パターニングされたフォトレジスト構造およびその上の金属層の部分を除去するリフトオフプロセスを実施することによって、なされる。
しかし、本発明の発明者等は、ポリマーの特定の配合では、液体ポリマーを硬化させた結果、構造が図2(e)に示されるようなものではなく図4(a)に示されるようなものになることに気付いた。すなわち、ポリマーは、硬化時に収縮を示し得る。この場合、結合スポット4の高さが導波路と均一に同じ高さにならず、結合スポットの上面が不均一になる。図4(b)〜図4(f)は、第1の反射ミラー5を形成するステップ中のこの結果を示す。上記のように、このプロセスは、図4(b)に示されるように図4(a)の構造の上にフォトレジストの層131を堆積させ、図4(c)に示されるようにフォトマスク133を介してその一部を紫外線光にさらすことを含む。次いで、紫外線にさらされたフォトレジストの部分を除去する現像段階がある。これにより、フォトレジスト131がパターニングされる。
これに続いて、図4(d)に示されるように、(例えば、蒸発、スパッタリングまたは化学蒸着(chemical-vapor deposition:CVD)によって)表面を金属原子135でコーティングして、図4(e)に示される構造を生成する。次いで、第1の反射ミラー5を含む図4(f)に示される構造を残して、フォトレジスト131を除去する。第1の反射ミラー5は、フォトレジスト131の上に堆積されなかった金属原子135からなっている。図4(f)に示されるように、第1の反射ミラー5は平坦ではない。当該配置全体は、寸法上の不正確さにさらされる恐れがある。特に、この技術は、非常に優れた忠実度でアパーチャパターンを再生することができない。
発明の概要
本発明は、新規で有用な光結合装置および当該装置の作製方法を提供することを目的としている。
本発明は、PCT/SG2011/000317号の原理を基礎としている。大まかに言うと、本発明は、結合スポットが透明な基板の上に形成され、使用時に光が透明な基板を通って結合スポットに入ることを提案している。したがって、硬化時に不均一になる恐れがある結合スポットの面は、光が結合スポットに入る面とは反対側の面である。これにより、いかなる不均一さもその重要性が減少する。この上下逆さの構成により、硬化時の結合スポット材料の収縮の影響を軽減する作製方法が可能になる。
PCT/SG2011/000317号にあるように、結合スポットは、アパーチャを含む第1の反射ミラーと後方反射ミラーとの間にはさまれている。しかし、図1に示される配置とは異なって、第1の反射ミラーは、透明な基板の方を向いた結合スポットの面にある。結合スポットが作製される前に第1の反射ミラーが作製され、これにより、結合スポット材料が硬化されるときのアパーチャのいかなる変化も最小化され、さらには排除される。
また、PCT/SG2011/000317号にあるように、光結合装置は、クラッド層を含んでいる。このクラッド層は、透明な層の上であって、結合スポットの下に形成されている(すなわち、結合スポットは、透明な層の上にあるが、透明な層とは接触しておらず、結合スポットは、少なくともクラッド層の分だけ透明な層から間隔があいている)。
好ましくは、クラッド層と透明な層との間に第2の反射ミラーが設けられており、そのアパーチャは、第1の反射ミラーにおけるアパーチャと位置合わせされている。これにより、迷光が最小化され、そのため光媒体におけるデータの送信中の信号対雑音比が向上する。第2の反射ミラーは、2つの目的を果たす。第1に、アパーチャのサイズは、結合スポットから反射された迷光の入射角を制御する働きをし、これにより透明な基板内の迷光の内部反射を最小化するようにアパーチャを構成することができる。第2に、第2の反射ミラーは、反射されるたびに迷光の一部を吸収することによって、透明な基板内で伝搬するいかなる迷光も消散させる働きをする。
本発明の利点は、添付の図面とともに読まれると、本発明の実施例の以下の説明からより容易に解明されることができる。
PCT/SG2011/000317号からの光結合装置を示す図である。 図1に示される装置を製造する1つの方法のステップを示す図であり、図2(a)〜図2(f)からなっている。 図4のプロセスのフロー図である。 図2および図3のプロセスの起こり得る問題点を示す図であり、図4(a)〜図4(f)からなっている。 第1および第2の反射ミラーを有する本発明の第1の実施例の断面図である。 第2の反射ミラーを持たない本発明の第2の実施例、および、結合スポットから反射された迷光が第2の実施例において取り得る可能な経路の断面図である。 図5の実施例の上面図である。 図5の実施例の中央部の拡大上面図である。 結合スポットから反射された迷光が図5の実施例において取り得る可能な経路を示す図である。 図5の実施例において結合スポットから反射された迷光の最大入射角をいかに計算できるかを示す図である。 図5の実施例におけるクラッドモードの関数としての伝搬損失を示すグラフである。 図5の実施例における透明な基板の屈折率の関数としての必要なクラッド層の最小厚みの関係を示すグラフである。 図5の実施例において透明な基板に沿って伝搬する迷光の強度を第2の反射ミラーによっていかに減少させ得るかを示す図である。 迷光の入射角を図5の実施例の第1および第2の反射ミラーのアパーチャによっていかに制御し得るかを示す図である。 図6の実施例を作製するためのプロセスのステップを示す図であり、図15(a)〜図15(g)からなっている。 図15のプロセスのフロー図である。 図5の実施例を作製するためのプロセスのステップを示す図であり、図17(a)〜図17(g)からなっている。 図17のプロセスのフロー図である。
実施例の詳細な説明
ここで、図5を参照して、本発明の実施例について説明する。参照数字には、図1および図2における意味と同じ意味が与えられている。当該実施例は、上にクラッド層2が形成されている透明な基板13を含む光結合装置である。クラッド層2の上に結合スポット4が形成されている。結合スポット4は、導波路コア材料で作られた複数の導波路コア1と同一平面上にある。導波路コア1は、導波路平面にある。図1では導波路コア1は2つだけ見ることができるが、以下で説明するように、この実施例は他の導波路コアを含んでおり、当該他の導波路コアは、図の平面にないので図示されていない。「光」という用語は、本文献では、400nm〜1600nmの範囲のいかなる波長の1つ以上の成分も有する電磁放射を意味するように用いられている。
入射光21は、入射光21が横断する透明な基板13の下面を通って光結合装置に入る。透明な基板3は、実質的な干渉および吸収なしに所望の波長の光を通過させることができる。次いで、光は、クラッド層2を横断し、下から結合スポット4に入る。結合スポットは、散乱中心として機能するために、入射光21の周波数の光を透過するポリマーマトリックスと、ナノ粒子とを含んでいる。より具体的には、ポリマーマトリックスおよび透明な基板は、a/λ<1(aは平均粒径である)であるように少なくとも1つの波長λを透過する。
結合スポット4において、光は、ナノ粒子によって周囲の導波路コア1に散乱される。好ましくは、入射光21は、導波路平面に垂直である。なぜなら、これにより、散乱光の径方向強度分布をより優れたものにすることができるからである。結合された光を導波路コア内に閉じ込めるために、クラッド層2は、導波路コア材料よりも屈折率が低くなっている。クラッド層2と結合スポット4との間には第1の反射ミラー5があり、後方散乱光を第1の反射ミラー5から反射させることができ、その過程で、ナノ散乱体によって散乱させて周囲の導波路コア1に結合させる別の機会を有することができる。第1の反射ミラーにおけるアパーチャは、入射光21を結合スポット4に入れる。後方反射ミラー6は、後方散乱光または反射光を結合スポット4内に閉じ込める機能と類似の機能を果たす。また、クラッド層2と透明な基板との間には第2の反射ミラー7がある。この第2の反射ミラー7の目的は、迷光の伝搬を減少させることである。また、第2の反射ミラー7のアパーチャは、結合スポット4から漏れる光が透明な基板13に入ることができる角度の範囲を制御する。以下で説明するように、これにより、透明な基板13に戻るように反射される光の割合を最小化することができる。
図1の配置とは対照的に、図5の上下逆さの設計は、硬化によって引起される第1の反射ミラー5におけるアパーチャの寸法精度の問題を心配する必要なく、結合スポット4の作成プロセスを容易にする。
図6は、第2の反射ミラーを持たないという点で第1の実施例とは異なっている本発明の第2の実施例を示す。第2の実施例は、第1の反射ミラー5が結合スポット4の下面にあるために、硬化プロセスによって損なわれることがないという利点を第1の実施例と共有する。
しかし、両方の実施例では、結合スポット4に入った光のうちのいくらかがアパーチャを通って透明な基板3に戻るように反射される恐れがあるという危険がある。これは、図6の実施例ではより深刻である。なぜなら、透明な基板3は、迷光302が導波路コア1、クラッド2および透明な基板3の層の間を行ったり来たり移動することができるようにする「クラッドモード」をクラッド層2および導波路コア1とともにサポートし得るからである。これにより、データ処理中の信号対雑音比が低くなり得る。なぜなら、この「クラッドモード」内に伝搬する迷光が、導波路コア1チャネルの端部に位置決めされた検出器におけるセンサ読取りに影響を及ぼし得るからである。一方、図5の実施例では、第2の反射層は、光が透明な基板13からチャネルに再び入ることができないことを意味している。さらに、クラッド層2に入った光は、第1および第2の反射ミラー5,7によりすぐに消散されてしまう。
図7は、図5の実施例であるが、光結合装置の上から見た実施例を示す(図6の実施例は、この方向からほとんど同じように見える)。12個の導波路コア1があり、全て導波路平面にあることが分かる。導波路コア1は、後方反射ミラー6によって隠されている結合スポット4の周囲に径方向に配置されている。導波路コア1によって被覆されていないクラッド層2の部分は、導波路コア1同士の間の間隙を通して見ることができる。
図8は、本発明の同一実施例の近接上面図である。径方向に配置された導波路コア1およびクラッド層2に加えて、後方反射ミラー6の外縁61も見ることができる。ダッシュ記号は、第1の反射ミラー5の外縁51、結合スポット4の外縁41、第2の反射ミラー7におけるアパーチャの輪郭71、および第1の反射ミラー5におけるアパーチャの輪郭52の位置を示している。結合スポット4は、中心軸を有する円筒体であり、その外縁41は円形である。なお、アパーチャ52,71ならびに第1および後方反射ミラー51,61は、円形であり、結合スポット4の中心軸に同軸に位置合わせされている。
図9は、同一実施例(すなわち、図5の実施例)の断面図である。特に、図9は、結合スポット4に向けられた入射光21がいかに1つ以上の散乱事象を受けて、願わくば導波路コア1のうちの1つに結合され得るかを示している。第1の反射ミラー5は、さらなる散乱事象のために、散乱光のうちのいくらかを結合スポット4に戻るように反射させることができる。図9は、結合スポット4から透明な基板3に反射された迷光602を第2の反射ミラー7のアパーチャによっていかに制御し得るかも示しており、その結果、迷光602は、もっぱら透明な基板3を出て、「クラッドモード」ではクラッド層2に沿って伝搬せず、雑音のある読取りを引起す。
光結合装置の寸法の計算
図10は、図9と類似しているが、いくつかのパラメータの定義を示している。当該パラメータは、結合スポットを出て依然として透明な基板に入り得る迷光の最大入射角を計算する際に以下で用いられる。さらには、これは、クラッド層2の厚みに対する好適な最小限度を設定するために用いられる。
迷光を減少させるために、アパーチャを有する第2の反射ミラーは以下のように設計され得る。
初めに、図10に示される記号の定義は、以下の通りである:
νmin:第1の反射ミラー5におけるアパーチャ52からアパーチャ71を通って散乱される光の最小入射角
νinc:アパーチャ52を通ってクラッド/基板界面に散乱される光の最大入射角
ap:「散乱アパーチャ」(すなわち、アパーチャ52)の半径
sh:「後方散乱アパーチャシールド」(すなわち、アパーチャ71)の半径
clad:クラッド層2の厚み
clad:クラッド層2の屈折率
sb:透明な基板13の屈折率
ν:クラッド/基板界面における屈折角
νpr:基板における誘導波の伝搬角度。
図10の幾何学的形状から、以下のように書くことができる。
次に、屈折光に対してクラッド/基板界面においてスネルの法則を適用して、以下が求められる。
したがって、空気/基板/金属導波路の伝搬角度は、以下の通りである。
導波路の理論から、導波モードの伝搬角度は、モードの有効屈折率(neff)の関数として以下のように書くことができる。
空気/基板/金属導波路における導波モードの遮断有効屈折率は、導波路における導波モードの伝搬損失に対して妥当なしきい値を設けることによって求めることができる。金属クラッド導波路が消散的な性質をもつので、導波モードは全て、導波路構造の一部として金属層5,7が存在しているために、伝搬損失を被る。
αthが、全てのモードがアパーチャ構造によって阻止されるべきである、以下に示されるn番目の導波モードのしきい伝搬損失(dB/cm)であるとする。伝搬損失は、導波モードの有効屈折率の虚数部に関連しており、以下のように示される。
ここで、λは、真空での光の波長である。そして、モード屈折率の対応する実数部は、上記の数式(A)を満たすべきであり、以下のように書き換えることができる。
ここで、上記の式から、下方クラッドの正確な厚みを以下のように求めることができる。
上記の式において、neff は、それ自体が基板の厚みおよび屈折率の関数である。この式により、αthの予め選択された値を下回る伝搬損失を有する全ての伝搬モードを第2の反射ミラーのアパーチャが阻止できるように特定の屈折率でクラッド層に必要な最小厚みがもたらされる。したがって、この数式(C)は、クラッド層、透明な基板の幾何学的形状寸法および光学特性ならびに第2の反射ミラーのアパーチャ直径を設計するのに必要なさまざまな値を提供し得る定義式である。
例えば、クラッド層の厚みを計算するために、取るべきステップは以下の通りであろう:
(1)所望の波長における基板、下方クラッドおよびコア層の屈折率を測定し、基板の厚みを測定する
(2)第1のアパーチャの半径:rapを設定する
(3)第2のアパーチャの半径:rshの下方しきい値を設定する
(4)金属−基板−空気導波路の全ての伝搬モードを計算する
(5)金属−基板−空気導波路において伝搬することになるモードの伝搬損失のしきい値(αth)を設定する
(6)しきい伝搬損失に対応する伝搬モードの有効屈折率の値(neff )を得る
(7)式(C)から下方クラッドの厚み(tclad)のしきい値を計算する
(8)tcladよりも大きな値を有するクラッドの好適な厚みを選択する。
一例として、図11におけるグラフを考える。ここでは、透明な基板およびクラッド層の屈折率を、nsb=1.73およびnclad=1.51にそれぞれ設定した。反射ミラーの材料としては、金が選択され、動作の波長は650nmに設定される。さらに、第1の反射ミラーのアパーチャ直径を125μmに設定し、クラッド層の厚みを50μmに設定する。空気/PEN/金導波路構造の固有モードについて解いた後、導波路の全ての導波モードの複素屈折率を計算することができる。結果として生じるグラフが図11として示されている。したがって、4dB/cmのしきい伝搬損失を選択すると、最低導波伝搬モードでは、導波モードの有効屈折率(実数部)は1.500914であり、その伝搬角度は29.8度である。数式(B)に代入すると、rsh=330μmの値が得られる。
図12は、それぞれ第1の反射ミラーのアパーチャ直径が250μmであり第2の反射ミラーのアパーチャ直径が500μmである場合の、透明な基板の屈折率の関数としての必要なクラッド層の最小厚みの関係を示す。また、基板13の厚みは200μmであると想定され、基板、第2のアパーチャ層および空気によって形成される金属クラッド導波路のしきい伝搬損失は、4dB/cmであると想定された。金属材料は、金であると想定された。
図12を作図する一方で、妥当な位置合わせ許容差でパターニングされ得るように第2の反射ミラーのアパーチャの半径が選択される。用いられる製造機器のタイプによっては、第1の反射ミラーのアパーチャの半径の任意の妥当な倍数で十分間に合う。上記の例では、非常に緩和されたフォトリソグラフィ位置合わせ許容差を考慮して、妥当な倍数として2の倍数を選択した。
図12から、特定のクラッド層および透明な基板の屈折率の組合わせでは明確な遮断点があることが分かる。この状態は、金属−基板−空気導波路における伝搬モードの有効屈折率がクラッド層の屈折率以上である場合に生じる。これらのモードを励起するためには、迷光が90度の入射角で第2の反射ミラーのアパーチャに入らなければならず、これは事実上物理的に不可能である。したがって、この状態は、非常に有用であり得る。なぜなら、クラッド層のほとんどいかなる厚みも、金属−基板−空気伝搬モードの予め規定されたしきい伝搬損失未満の伝搬損失を有する伝搬モードを阻止することになるからである。クラッド層の厚みは十分であるはずであり、そのため、導波路コアおよび透明な基板において伝搬する光の間にパワーの結合はない。例えば、動作の波長が650nmである場合には、2〜5μmの厚みで十分である。
図13は、クラッド層2が薄い場合にはどうなるかということの一例を示す。迷光102は、透明な基板を通って伝搬することが可能であり得る。しかし、領域103では、迷光は、光周波数における金属の吸収特性による伝搬光の消散である金属クラッド効果のために、第2の反射ミラーによって消散される。
図13の例では、以下の仕様が用いられた。すなわち、透明なプラスチック基板(厚み(tsb)=200μm、屈折率(nsb)=1.73)、導波路クラッド(tclad=50μm、nclad=1.51)、導波路コア(tcore=50μm、ncore=1.59)、光結合スポット材料(rcouple=0.5mm、ncouple=1.49)、散乱中心材料(rnp=35nm、nnp=2.49)、アパーチャ(rap=0.125mm)を有する第1の反射ミラー(rml=0.75mm)、アパーチャ(rsh=0.35mm)を有する第2の反射ミラー(透明なプラスチック基板の全表面を被覆)である。なお、導波路コアは、クラッド層よりも高い屈折率を有し、透明な基板は、空気(外部環境)よりも高い屈折率を有している。
図14は、クラッド層2が厚い場合にはどうなるかということの一例を示す。迷光は、透明な基板から出るが、チャネルに沿って伝搬することはない。基本的に、後方散乱された迷光は、迷光が導波路コア内を進む光と同じ方向に伝搬しているように「クラッドモード」を作成すると考えられ得る。やはり、迷光の強度を減少させるための手段がなければ、クラッドモードにより迷光が増加すると、信号対雑音比が高くなることに注目されたい。ここでは、第2の反射ミラーのアパーチャを制御することによって、透明な基板まで横断する迷光の入射角を制御することができる。迷光の入射角が、透明な基板のクラッドモードを維持するために必要な臨界角よりも小さい場合には、迷光のうちのいくらかまたは全てが領域112において光線113として透明な基板を出るが、伝搬はしない。さらに、クラッド層または透明な基板内で伝搬するいかなる迷光も、金属クラッド効果のために、第2の反射ミラーによって消散される。
図14の例では、以下の仕様が用いられた。すなわち、透明なプラスチック基板(tsb=200μm、nsb=1.49)、導波路クラッド(tclad=500μm、nclad=1.54)、導波路コア(tcore=50μm、ncore=1.59)、光結合スポット材料(rcouple=0.5mm、ncouple=1.49)、散乱中心材料(rnp=35nm、nnp=2.49)、アパーチャ(rap=125μm)を有する第1の反射ミラー(rml=0.5mm)、アパーチャ(rsh=300μm)を有する第2の反射ミラー(透明なプラスチック基板の全表面を被覆)である。
図15は、図6の実施例を生成するためのプロセスステップを示す。フロー図が図16に示されている。当該プロセスは、図15(a)に示されるようなベースとしての透明な基板13から開始する。(図16の)ステップ31において、図15(b)に示されるように、スピンコーティングまたはバーコーティングによって透明な基板13の上にクラッド層2材料を堆積させて、例えば5μmの厚みの層を形成する。
ステップ32において、フォトリソグラフィプロセス、スパッタリングまたは金属リフトオフ技術などの従来の技術によって、導波路クラッド層2の上に、アパーチャを有する第1の反射ミラー5を形成する。クラッド層2が平坦であるので、第1の反射ミラー5のアパーチャの寸法精度が維持される。結果が図15(c)に示されている。
次に、ステップ33において、スピンコーティングおよびフォトリソグラフィなどの従来の技術によって、導波路クラッド層2の上に導波路コア1材料を堆積させる。図15(d)に示されるように、導波路コア1材料は、光結合スポット4材料が供給されることになる空隙を有するように形成される。
次に、ステップ34において、結合スポット4材料が空隙に供給され、硬化される。図15(e)に示されるように、結合スポット4材料は、硬化時に収縮する。
最後に、ステップ35において、重合された光結合スポット4の上面上に後方反射ミラー6を形成する。これは、図15(f)に示されるように、シャドーマスク154を介した(蒸発、スパッタリングまたは化学蒸着(CVD)によって形成される)金属原子135の打ち込みなどのいくつかの方法によってなされ得る。光結合スポット4の上面はでこぼこであるが、後方反射ミラー6の厳密な寸法整合性を維持する必要はない。完成した製品が図15(g)に示されている。
図17は、図5の実施例を生成するためのプロセスステップを示す。フロー図が図18に示されている。当該プロセスは、図17(a)に示されるようなベースとしての透明な基板13から開始する。
図15および図16の方法とは異なって、図17および図18の方法は、フォトレジスト堆積およびそれに続く紫外線光照射などの標準的なフォトリソグラフィ技術を用いて、図17(b)に示されるように、透明な基板13の表面上に第2のミラー反射器7をパターニングする(図18における)最初のステップ81を有している。次いで、これに続いて、金属リフトオフプロセスなどの標準的な金属パターニング技術を実施する。
ステップ82において、図17(c)に示されるように、スピンコーティングまたはバーコーティングによって透明な基板13の上にクラッド層2材料を堆積させて、例えば5μmの厚みの層を形成する。
ステップ83において、フォトリソグラフィプロセス、スパッタリングまたは金属リフトオフ技術などの従来の技術によって、導波路クラッド層2の上に、アパーチャを有する第1の反射ミラー5を形成する。クラッド層2が平坦であるので、第1の反射ミラー5のアパーチャの寸法精度が維持される。結果が図17(d)に示されている。
次に、ステップ84において、スピンコーティングおよびフォトリソグラフィなどの従来の技術によって、導波路クラッド層2の上に導波路コア1材料を堆積させる。図17(e)に示されるように、導波路コア1材料は、光結合スポット4材料が供給されることになる空隙を有するように形成される。
次に、ステップ85において、結合スポット4材料が空隙に供給され、硬化される。図17(f)に示されるように、結合スポット4材料は、硬化時に収縮する。
最後に、後方反射ミラー6を形成する。図16に関連して上記したように、これは、いくつかの方法でなされ得る。図18の方法では、それは、フォトレジストのパターニングされた層を形成するステップ86、および、フォトレジストの上に金属層を形成し、次いで除去するステップ87においてなされる。やはり、光結合スポット4の上面はでこぼこであるが、後方反射ミラー6の厳密な寸法整合性を維持する必要はない。完成した製品が図17(g)に示されている。
材料選択
本発明における結合スポット4は、ポリマーマトリックスと、ミー散乱を引起すようにナノサイズの粒子であり得る散乱中心とを備えている。ポリマーマトリックスは、所望の波長において十分に透過性がある限り、いかなる材料も含み得る。結合スポット4の散乱効率は、粒径、ポリマーマトリックス(媒体)との屈折率差、および光の波長に依存する。ナノ粒子は、いかなる材料で作られてもよいが、ポリマーマトリックスと粒子との屈折率差が大きいことが好ましい。例えば、粒径が直径100nmであり、ポリマーマトリックスの屈折率(ncouple)が1.488である場合には、各粒子の屈折率(nnp)は、可視波長範囲全体について1%以上の光散乱効率を達成するために、1.888以上である必要がある。
第1の反射ミラー5および後方反射ミラー6の材料は、金属であってもよい。理想的には、ミラーの反射率は、可能な限り高くあるべきであり、例えば光の所望の波長において50%よりも高くあるべきである。
第2の反射ミラー7の材料は、いかなる光吸収材料であってもよい。代替的に、第2の反射ミラー7の材料は、金属クラッド効果を提供するために金属であってもよい。
他の考慮すべき事項
結合手段としてポリマーマトリックス内で散乱中心を用いることには、さまざまな利点がある。一例として、導波路厚みが100μm未満であれば、結合スポットの直径は1mmであり得る。このように、光源と導波路との位置合わせ許容差を緩和することができる。単純な突合せ結合された光源は、100μmの厚みの導波路との位置合わせの問題を有し得るが、1mmの結合スポットにより、光源を容易に位置合わせすることができる。例えば、50μmの導波路を有し、50μmのコア直径の光ファイバを利用して光導波路を励起する場合、信号対雑音比が増加し過ぎることなく妥当な結合効率を達成するためには、+/−25μm未満の位置精度が必要であり得る。
変形例
本発明の2つの実施例についてのみ詳細に説明したが、熟練した読者に明らかであるように、本発明の範囲内で多くの変形例が可能である。例えば、他の実施例では、複数の導波路コア1は、単一のスラブ導波路コアと置き換えられてもよい。これは、後に結合スポットを形成する材料を受けるための空隙を含むことを除いて、実質的に均一な層として導波路クラッド層の上に堆積される導波路材料の本体である。すなわち、最終製品において、スラブ導波路コアは、結合スポットを取囲み、透明な基板の面に平行な全ての方向に結合スポットから離れるように延びている。

Claims (18)

  1. ある平面に延びる1つ以上の導波路コアと、
    前記平面に配置され、ナノ粒子を有する散乱中心を含む結合スポットと、
    前記平面に平行であり、前記1つ以上の導波路コアに沿って位置決めされたクラッド層と、
    前記平面に平行であり、前記クラッド層に沿って位置決めされた透明な基板と、
    前記結合スポット上であって、前記結合スポットの、前記透明な基板とは反対側に配置された後方反射ミラーとを備える光結合装置であって、
    光が前記透明な基板を横断すると、光のうちの少なくともいくらかが前記クラッド層を横断して前記結合スポットに入り、前記散乱中心が散乱によって光のうちの少なくとも一部を前記1つ以上の導波路コアに結合し、
    前記クラッド層と前記透明な基板との間に第2の反射ミラーをさらに備え、前記第2の反射ミラーは、光が前記透明な基板を横断して前記クラッド層に入ることを可能にするためのアパーチャを有する、光結合装置。
  2. 前記結合スポットと前記クラッド層との間に配置された第1の反射ミラーをさらに備え、前記第1の反射ミラーは、光が前記クラッド層を横断して前記結合スポットに入ることを可能にするためのアパーチャを有する、請求項1に記載の光結合装置。
  3. 前記結合スポットは、ポリマーマトリックスを含む、請求項1または請求項2に記載の光結合装置。
  4. 前記ポリマーマトリックスは、a/λ<1(aは、前記散乱中心を構成する粒子の平均粒径である)であるように少なくとも1つの波長λを透過するポリマーを含む、請求項に記載の光結合装置。
  5. 前記クラッド層の厚みは、以下の数式に従って構成され、


    ここで、tcladは、前記クラッド層の厚みを表わし、
    sbは、前記透明な基板の屈折率を表わし、
    shは、前記第2の反射ミラーにおける前記アパーチャの半径を表わし、
    cladは、前記クラッド層の屈折率を表わし、
    apは、前記第1の反射ミラーにおける前記アパーチャの半径を表わし、
    eff は、以下の数式に従った前記基板の厚みおよび屈折率の関数であり、

    nは、正の整数であり、
    θincは、前記第1の反射ミラーの前記アパーチャを出た迷光が前記第2の反射ミラーの前記アパーチャに入り得る最大可能入射角を表わす、請求項に従属する場合の請求項に記載の光結合装置。
  6. 前記結合スポットの周囲に配置された複数の前記導波路コアがあり、前記導波路コアは、細長く、前記結合スポットから離れるようにそれぞれの方向に延びている、請求項1からのいずれか1項に記載の光結合装置。
  7. 光結合装置を作製するための方法であって、
    透明な基板の上にクラッド層を形成するステップと、
    前記クラッド層の上に1つ以上の導波路コアを形成するステップとを備え、前記1つ以上の導波路コアは、ある平面に延び、前記方法はさらに、
    前記クラッド層の上に結合スポットを形成するステップを備え、前記結合スポットは、前記平面に配置され、ナノ粒子を有する散乱中心を含み、前記方法はさらに、
    前記結合スポットの上に後方反射ミラーを形成するステップを備え、
    前記散乱中心は、前記透明な基板およびクラッド層を横断して前記結合スポットに入る光を前記1つ以上の導波路コアに散乱させるように動作し、
    前記クラッド層を形成する前記ステップの前に、前記透明な基板の上に第2の反射ミラーを形成するステップをさらに備え、前記第2の反射ミラーは、光が前記透明な基板を横断して前記クラッド層に入ることを可能にするためのアパーチャを有する、方法。
  8. 前記1つ以上の導波路コアを形成する前記ステップの前に、前記クラッド層の上に第1の反射ミラーを形成するステップをさらに備え、前記第1の反射ミラーは、光が前記クラッド層を横断して前記結合スポットに入ることを可能にするアパーチャを有する、請求項に記載の方法。
  9. 1つ以上の導波路コアを形成する前記ステップにおいて、複数の前記導波路コアが形成され、前記導波路コア同士の間に空隙が規定され、
    前記結合スポットを形成する前記ステップは、前記導波路コアを形成する前記ステップの後に行われ、材料を前記空隙に堆積させるステップを備える、請求項7または請求項8に記載の方法。
  10. 前記クラッド層は、少なくとも約5μmの厚みを有する、請求項からのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記クラッド層は、スピンコーティング技術によって形成される、請求項から10のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
  12. 前記クラッド層は、バーコーティング技術によって形成される、請求項から10のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
  13. 前記導波路コアは、スピンコーティング技術によって形成される、請求項から12のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
  14. 前記導波路コアは、フォトリソグラフィ技術によって形成される、請求項から12のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
  15. 前記第1の反射ミラーは、フォトリソグラフィ技術およびそれに続く金属パターニング技術を用いて形成される、請求項または請求項に従属する場合の請求項から14のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
  16. 前記金属パターニング技術は、金属リフトオフプロセスである、請求項15に記載の光結合構造を作製するための方法。
  17. 前記第1の反射ミラーは、シャドーマスク堆積技術を用いて形成される、請求項または請求項に従属する場合の請求項から14のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
  18. 前記第2の反射ミラーは、シャドーマスク堆積技術を用いて形成される、請求項または請求項に従属する場合の請求項から17のいずれか1項に記載の光結合構造を作製するための方法。
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