JP6101551B2 - 家庭用電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用電気掃除機に関する。
本技術分野の背景技術として、例えば、特開2011−226398号公報(特許文献1)がある。送風機入口に相当する電動送風機入口を通過した空気は、ひとまず目玉部近傍を通過した後、羽根車で昇圧及び増速される。その後、ディフューザを通過して流れは略180゜転向し、リターンガイドへと流入するが、この過程において流れは減速されて、その分、圧力が上昇すると記載されている。
特に、特許文献1には、羽根は周方向に等間隔に8枚設置されており、羽根車目玉部から径方向外側に向かうにつれ、回転方向及び反回転方向そして、もう一度回転方向に捩じられた形状が記載されている。
特開2011−226398号公報
従来の電動送風機では効率向上について示されており、電気掃除機の吸込仕事率の向上が可能であることが記述されている。なお、吸込仕事率の測定方法は、JIS C 9108(2009)「電気掃除機」で定められている。吸込仕事率は、風量と真空度の積から求まる空気力学的動力の測定値からなる空気力学的動力曲線の最大値のことである。高い吸込仕事率を実現するには、従来技術の電動送風機のように送風機の効率を向上する他に、電気掃除機の消費電力(電動送風機の消費電力)を大きくする方法がある。吸込仕事率の向上のために電動送風機の消費電力を増加する場合は、図3に示すように吸込仕事率を得る風量点(以下、吸込仕事率点)の電流を高めることが有効である。しかし、吸込仕事率点の電流を増加させると、吸込仕事率の向上は望めるが、吸込仕事率を測定する際の運転条件における最大電流が増加し、一般的な家庭で用いられている電源コンセントの電流容量(15A)を超えるといった懸念がある。
また、吸込仕事率点の電流を増加させるには、電動機の高トルク化、送風機の軸動力の増加、もしくは両者が必要となる。電動送風機の効率は、電動機の電流増加と、送風機の軸動力の増加による効率低下によって、吸込仕事率の向上量が小さくなるといった懸念もある。
そこで本発明は、吸込仕事率の向上と、最大電流を家庭用電源コンセントの上限値(15A未満)以下に低減することを両立した家庭用電気掃除機を提供することを目的としている。
また、本発明は、吸込仕事率点の電流を増加させた場合でも、最大電流を家庭用電源コンセントの上限値(15A未満)以下に低減し、羽根車の効率も高めることで吸込仕事率の向上が可能な家庭用電気掃除機を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は上記課題を解決する手段を多数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明は円環状のシュラウドと、前記シュラウドに対向して配置されるハブと、前記シュラウドと前記ハブとの間に円周方向に複数配置される羽根と、前記シュラウドと前記ハブと前記羽根とを回転する電動機とを備えた電動送風機を有する家庭用電気掃除機において、家庭用電気掃除機の定格消費電力が1150Wを超え1500W以下で、かつ、吸込仕事率点の電流が13.2A以上で、かつ、最大電流が15A未満の特性を有し、前記羽根は、隣り合う羽根間で構成された重なり部の重なり長さLと、羽根車出口半径R 2 との重なり長さ比L/R 2 が0.96以上1.15未満となる形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、吸込仕事率の向上と、最大電流を家庭用電源コンセントの上限値(15A未満)以下に低減することが両立した家庭用電気掃除機を提供することが可能となる。
また、本発明によれば、吸込仕事率点の電流を増加させた場合でも、最大電流を家庭用電源コンセントの上限値(15A未満)以下に低減し、羽根車の効率も高めることで吸込仕事率の向上した家庭用電気掃除機を提供することが可能となる。
掃除機本体の模式的な横断面図である。 掃除機用電動送風機の断面図である。 従来技術を用いて電気掃除機の消費電力を増加させた際の電流値の変化を示す。 (a)実施例1の羽根車を軸方向前側からみ他正面図である。(b)実施例1の羽根車を回転軸と垂直な面から見た側面図である。 (a)実施例1の重なり長さ比と電流比との関係を示した図である。(b)実施例1の重なり長さ比と羽根車効率との関係を示した図である。 (a)従来技術の風量に対する電動送風機効率、電流、空気力学的動力の関係を示した図である。(b)実施例による風量に対する電動送風機効率、電流、空気力学的動力の関係を示した図である。 (a)実施例2を軸方向前側からみた正面図である。(b)実施例2の羽根車を回転軸と垂直な面から見た側面図である。 (a)実施例2の巻き角と電流比との関係を示した図である。(b)実施例2の巻き角と羽根車効率との関係を示した図である。 実施例3を軸方向前側からみた正面図である。 (a)実施例3の羽根出口角度と電流比との関係を示した図である。(b)実施例3の羽根出口角度と羽根車効率との関係を示した図である。 (a)実施例4の羽根車を軸方向前側からみた正面図である。(b)実施例4の羽根車を回転軸と垂直な面から見た側面図である。 (a)実施例4の拡大率と電流比との関係を示した図である。(b)実施例4の拡大率と羽根車効率との関係を示した図である。
以下、本発明の実施例1から実施例4を図に基づいて詳説する。
以下、本発明の一実施例を、図面を用いて説明する。
まず、図1を用いて、電気掃除機全体について説明する。図1に模式的に示した電気掃除機本体100の上から見た横断面図において、電気掃除機本体100の構成を説明する。電気掃除機本体100に着脱自在なホース継ぎ手101を装着する側を電気掃除機本体100の前側とする。
電気掃除機本体100の前側に、紙パック103を保持するための集塵室102を備え、電気掃除機本体100の後側に、電動送風機106を収納するためのモータ室105を備え、集塵室102とモータ室105との間に、万一、紙パック103から塵埃が漏れ出ても、集塵室102内の塵埃がモータ室105へ流入するのを抑制するためのフィルタ部104を備える。集塵室102とモータ室105とは、フィルタ部104を介して連通する。集塵室102には、着脱自在な紙パック103を備える。紙パック103の開口がホース継ぎ手101に連通する。紙パック103内に塵埃が堆積していくと、紙パック103が膨らみ、紙パック103の開口と反対側の底部がフィルタ部104に当接するようになる。モータ室105に、吸引力を発生する電動送風機106を備える。電動送風機106の前端とモータ室105の前側の壁面との間に、電動送風機106の振動が電気掃除機本体100に伝達するのを抑制するための防振ゴム107(防振部材)を備える。防振部材は、ゴムの代わりバネであってもよい。電動送風機106は、前端に、空気を吸い込むための送風機入口108を備え、後側の側方に、空気を排出するための送風機出口109を備える。そして、送風機入口108がフィルタ部104に対して開口している。モータ室105の側方に、電源コードを巻きつけて収納するためのコードリール110を備える。また、電動送風機の電流を感知し、運転条件を制御する制御回路112を備える。また、電気掃除機本体100の後側両側方に、車輪111を備える。尚、図示しないが、ホース継ぎ手101には、ホースが接続され、ホースには、操作管が接続され、操作管には、延長管が接続され、延長管には、吸込具が接続される。
次に、電気掃除機本体100内の空気の流れを説明する。ホース継ぎ手101から流入した空気は、集塵室102に入る。図1では集塵手段として紙パック103が示されているが、パックの素材は問わない。また、サイクロン方式の場合は、サイクロン室(サイクロン式集塵ケース)が紙パック103の代わりに収まる。紙パック103で塵埃を取り除かれた空気は、その後モータ室105に流入する。電動送風機106は、モータ室105に防振ゴム107を介して懸架されており、送風機入口108から流入した空気は昇圧された後、送風機出口109から排気され、図示してないが、電気掃除機本体100の排気口から外部に排出される。
次に、図2を用いて、電動送風機106について説明する。電動送風機106は、空気を吸い込むための送風機201と送風機201を駆動するための電動機202から構成されている。
電動機202は、ハウジング203及びエンドブラケット204からなる電動機外殻に、軸受218を介して回転軸205が支持され、回転軸205にはロータ206が取り付けられる。ロータ206の外周には固定部のステータ207が配置される。回転部のロータ206への電気の供給は、ブラシ208とそれに接触するコンミテータ209により伝えられている。
送風機201は、回転軸205に直結された羽根車210と、羽根車210の外周側に設置されるディフューザ211と、ディフューザ211に対して仕切り板212を挟んで対面に配置されるリターンガイド213が、ファンケーシング214内に収められる構成である。羽根車210は、目玉部215において、ファンケーシング214側に具備されたシール材216と概略接触しており、空気の漏れ、つまり循環流を防ぐ構造を有している。
図1の送風機入口108に相当する電動送風機入口217を通過した空気は、目玉部215近傍を通過した後、羽根車210で昇圧及び増速される。その後、ディフューザ211を通過した流れは略180゜転向し、リターンガイド213へと流入するが、この過程において流れは減速されて、その分、圧力が上昇する。リターンガイド213を通過した流れは、電動機202のハウジング203内に流入し、ロータ206、ステータ207、ブラシ208、コンミテータ209などを冷却してから排気される。回転軸205の軸方向が、電気掃除機本体100の前後方向に略一致する。回転軸205を基準として、軸方向に直行する方向が半径方向である。
本発明が対象とする家庭用電気掃除機に用いられる電動送風機の羽根車外径はおおよそφ60mm〜φ120mmの範囲にあり、羽根出口高さはおおよそ6〜12mmの範囲にあり、羽根の板厚はおおよそ0.5〜1.5mmの範囲にあり、羽根枚数はおおよそ6〜13枚の範囲にあり、最高回転数はおおよそ毎分35、000〜50、000回転の範囲にある。また、家庭用電気掃除機の定格消費電力はおおよそ1150Wを超え1500W以下の範囲にある。
次に、図4を用いて、羽根車400の形状について説明する。ここでは、図2中の羽根車210を羽根車400として説明する。図4(a)は羽根車400を軸方向前側から見た正面図である。図4(b)は、羽根車400の回転軸と垂直な面から見た側面図である。なお、図4は羽根401形状を見やすくするためにシュラウド壁410を半透明に図示したものである。羽根401は、シュラウド壁410とハブ壁411の間に、周方向に等間隔に8枚設置されており、羽根車入口402から半径方向外側に向かうにつれ、回転方向に後退した羽根形状を有する。また、図4の羽根は軸方向に略2次元形状の羽根を示しているが、径方向にひねった形状もしくは、3次元形状の羽根でも良い。また、羽根が板材をプレス加工した場合、ハブ壁とシュラウド壁があると、かしめで容易に構成できる。なお、本実施の形態例ではシュラウド壁を有する羽根車を説明したが、シュラウド壁を有していないオープンタイプの羽根車でもよい。
ここで、図4に示した羽根の前縁(羽根の最内縁)403から回転方向側の隣の羽根(前進位置の羽根)404の負圧面405(羽根の回転方向に後進した側の壁面)に向け最短の距離で構成される線である入口スロート幅a10406と、前進する羽根404の後縁407(羽根の最外縁)から反回転方向側の隣の羽根(後退位置の羽根)401の圧力面408(羽根の回転方向に前進した側の壁面)に向けて最短の距離で形成する線を出口スロート幅a20409とする。羽根401がシュラウド壁410の内壁と接する圧力面408の形状と、前進位置の羽根404がシュラウド壁410の内壁と接する負圧面405の形状がなす羽根401と羽根404とが重なる部位を重なり部412と定義する。なお、羽根401、404がシュラウド壁410の内壁と設置していない場合は、羽根のシュラウド内壁側の端部を軸方向からみた正面に投影して構成される形状とする。また、重なり部412を軸方向からみた正面に投影して構成される形状のうち、入口スロート幅a10406と出口スロート幅a20409にかけて、重なり部412の形状に沿って略正接する円413を書き、各円の中心を通る線の長さ414を重なり長さLと定義する。
図5は、前記重なり長さL414と羽根出口半径R2415の比を重なり長さ比L/R2としたときの、重なり長さ比と家庭用電気掃除機の吸込仕事率点の電流Idと最大電流Imaxの電流比Imax/Idとの関係(影響)や、重なり長さ比と羽根車効率との関係(影響)を示した図である。なお、最大電流はJIS C 9108(2009)「電気掃除機」で定められた吸込仕事率の測定方法で測定した電流の最大値である。図5(a)は、横軸に重なり長さ比を、縦軸に電流比を、図5(b)は横軸に重なり長さ比を、縦軸に吸込仕事率点における羽根車効率を流れ解析を用いて算出した結果を示す。なお、最大電流を15A未満にしつつ、吸込仕事率点の電流が13.2A以上となる電流比は1.136以下となる。すなわち、電流比が1.136よりも大きいと、最大電流は15A以上となる。
図5(a)より電流比が1.136以下を満足する重なり長さ比501は0.96以上であることがわかる。一方、電気掃除機の運転制御は、ごみの集塵量を把握するために電動機の電流を検知している。電流を検知する方法では、図5(a)で示す電流比が1の場合、ごみの集塵量による電動機の電流値に差が無いことになり、制御が困難となる。即ち、電流比は1.136以下とし、1より大きい範囲502を有することで、どの風量での運転状態かを検知可能となり、掃除機の運転制御ができる。そのため、図5(a)に示す重なり長さ比の範囲は0.96以上1.15未満であることが必要となる。さらに、重なり長さ比の最適範囲について、図5(b)を用いて説明する。図5(a)に示した重なり長さ比0.96以上1.15未満の範囲における羽根車の効率は、重なり長さ比が0.9のときの羽根車の効率よりも高いことがわかる。重なり長さ比0.96以上1.15未満の範囲では、特に重なり長さ比約1.1のときの羽根車の効率が最も高いことがわかる。
重なり長さは羽根の流路長さを意味する。このため、重なり長さが短いと羽根出口にかけて、羽根間の流路面積が急拡大となり剥離による損失が増える。逆に重なり長さが長くなると羽根間流路が長くなるため、摩擦損失が大きくなり効率が低下する。このため、本実施の形態例では、羽根車出口半径R2との比で考えた場合、重なり長さ比L/R2が0.96以上1.15未満の間で効率は最高となる。特に、重なり長さLが羽根車出口半径R2より大きいL/R2=1.1付近で前述の剥離による損失と摩擦損失の和が最小となり、より好ましい。
次に図6に従来技術と本実施例の電動送風機効率、電流、吸込仕事率の比較を示す。図6(a)は、従来技術で消費電力を増加した際の風量に対する電動送風機効率や電流や空気力学的動力の特性の変化を、図6(b)は本実施例で消費電力を増加した際の風量に対する電動送風機効率や電流や空気力学的動力の特性の変化を示す図である。
従来技術は羽根車の重なり長さ比が本発明品の最適範囲より小さいことが見てとれる。そのため、本発明品の図5(a)に示した電流比が1.136以上であると考えられる。すなわち、吸込仕事率の向上のために、電動送風機の電流を増加させると、吸込仕事率の向上は望めるが、最大電流となる風量点で電流が15A以上となることが考えられる。また、従来技術は、羽根車の重なり長さ比が本発明品の最適範囲より小さいことから、電流の増加による電動機効率の低下を補えるほど羽根車効率が高くできないことから、電動送風機効率が低下する懸念があり、吸込仕事率の向上量が小さい。
一方、実施例に示したように羽根車の重なり長さ比を最適範囲にすることで、最大電流を15A未満に抑えることができ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。これにより、最大電流を15A未満に低減しつつ、吸込仕事率の向上が可能な電動送風機を搭載した家庭用電気掃除機を得ることができる。
また、吸込仕事率点の風量をQd、最大電流の運転条件の風量をQmaxと定義し、本実施例では吸込仕事率点の風量Qdを約1.9m3/min、最大風量Qmaxを約3m3/min、吸込仕事率点の電流Idを13.2A、最大電流Imaxを15A未満であることを得たので、電流勾配a=(Imax-Id)/(Qmax-Qd)は約1.63となる。すなわち、本実施例で示した電流比及び重なり長さ比の最適範囲(0.96以上1.15未満)を満足する電流勾配aは、1.63以下とすると良い。
また、異なる電気環境においても同様な効果がある。例えば、使用電圧110Vの掃除機の吸込仕事率を消費電力で向上させる場合、電源コードの電流上限値15A未満を満足する上で最大電流の低減と言った課題がある。そのため、最大電流を増加させることなく、吸込仕事率点の電流を増加させ、吸込仕事率の向上を図るには、本発明で示したように羽根車の重なり長さ比を0.96以上1.15未満とすることが有効である。本発明の最適範囲にすれば、使用電圧110Vの掃除機においても、最大電流を抑えることができ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。
実施例1と基本的な構成は同じであるので同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図7を用いて、羽根車700の形状について説明する。ここでは、図2中の羽根車210を羽根車700として説明する。図7(a)は、羽根車700を軸方向前側から見た正面図である。図7(b)は、羽根車700の回転軸と垂直な面から見た側面図である。なお、図7は羽根形状を見やすくするためにシュラウド壁707を半透明に図示したものである。羽根701は、周方向に等間隔に8枚設置されており、羽根車入口702から半径方向外側に向かうにつれ、回転方向に後退した羽根形状を有する。また、図7の羽根は、軸方向に略2次元形状の羽根を示しているが、径方向にひねった形状、3次元形状の羽根でも良い。また、羽根が板材をプレス加工した場合、ハブ壁とシュラウド壁があると、かしめで容易に構成できる。なお、本実施の形態例ではシュラウド壁を有する羽根車を説明したが、シュラウド壁を有していないオープンタイプの羽根車でもよい。
また、図7に示した羽根車700の羽根701の前縁703(羽根の最内縁)と回転軸中心704、羽根701の後縁705(羽根の最外縁)と回転軸中心704を結ぶ各線からなる角度を巻き角706と定義する。なお、図7に示す巻き角706は、シュラウド壁707の内壁に接する羽根形状で示したが、ひねった羽根もしくは3次元形状の羽根の場合は、シュラウド壁707の内壁に接する側、ハブ壁708に接する側のどちらかの大きい方の巻き角706とする。
図8は前記巻き角による家庭用電気掃除機の吸込仕事率点の電流Idと最大電流Imaxの電流比Imax/Id、羽根車効率の影響を示す。図8(a)は、横軸に巻き角を、縦軸に電流比を、図8(b)は横軸に巻き角を、縦軸に吸込仕事率点における羽根車効率を流れ解析を用いて算出した結果を示す。最大電流を15A未満にしつつ、吸込仕事率点の電流が13.2A以上となる電流比は1.136以下となる。すなわち、電流比が1.136よりも大きいと、最大電流は15A以上となる。
図8(a)より電流比が1.136以下を満足する巻き角801は115゜以上であることがわかる。一方、電気掃除機の運転制御は、ごみの集塵量を把握するために電動機の電流を検知している。電流を検知する方法では、図8(a)で示す電流比が1の場合、ごみの集塵量による電動機の電流値に差が無いことになり、制御が困難となる。即ち、電流比は1.136以下とし、1より大きい範囲802を有することで、どの風量での運転状態かを検知可能となり、掃除機の運転制御ができる。そのため、図8(a)に示す巻き角の範囲は115゜以上128゜未満が必要となる。さらに、巻き角の最適範囲について、図8(b)を用いて説明する。図8(a)に示した巻き角115゜以上128゜未満の範囲における羽根車の効率は、巻き角が110°のときの羽根車の効率よりも高いことがわかる。巻き角115゜以上128゜未満の範囲では、特に、巻き角約123゜の効率が最も高いことがわかる。なお、羽根形状を図4に示した重なり長さ比を0.96以上とし、巻き角の最適範囲で構成すれば、羽根車の効率を高く維持できる。
巻き角706は重なり部の入口スロート幅a10に影響がある。巻き角706を大きくすれば、重なり部の入口スロート幅a10が小さくなり、入口スロート幅a10と羽根高さの積で定義する羽根入口面積が小さくなり、羽根車入口702からの流れが縮流され縮流損失が発生し、さらに速度が大きいことから摩擦損失が増加する。逆に巻き角706を小さくすれば、羽根入口面積が大きくなり、羽根入口で剥離が生じ羽根車効率が低下する。
このため、本実施の形態例では、巻き角θを115゜以上128゜未満の間で羽根車効率は最高となる。特に、巻き角θが123゜付近で前途の摩擦損失と剥離による損失の和が最小となり、より好ましい。
なお、重なり部の出口スロート幅a20を一定にした場合、巻き角706を大きくすれば、重なり部の入口スロート幅a10が小さくなる。このため、重なり部の流路拡大が大きくなり、剥離が生じ損失が発生する。逆に巻き角706を小さくすれば、重なり部の入口スロート幅a10が大きくなる。このため、重なり部の流路拡大が小さくなりすぎて、流れの減速による圧力上昇の効果が小さくなり羽根車効率が低下する。
このため、本実施の形態例では、巻き角θを115゜以上128゜未満の間で羽根車効率は最高となる。特に、巻き角θが123゜付近で前途の剥離による損失を最小としつつ、減速による圧力上昇の効果を最大化でき、より好ましい。
また、吸込仕事率点の風量をQd、最大電流の運転条件の風量をQmaxと定義し、本実施例では吸込仕事率点の風量Qdを約1.9m3/min、最大風量Qmaxを約3m3/min、吸込仕事率点の電流Idを13.2A、最大電流Imaxを15A未満であることを得たので、電流勾配a=(Imax-Id)/(Qmax-Qd)は約1.63となる。すなわち、本実施例で示した電流比及び巻き角の最適範囲(115゜以上128゜未満)を満足する電流勾配aは、1.63以下とすると良い。
以上より、実施例に示したように羽根車の巻き角を115゜以上128゜未満とすることで、最大電流を15A未満に低減しつつ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。これにより、最大電流を15A未満に低減しつつ、吸込仕事率の向上が可能な電動送風機を搭載した家庭用電気掃除機を得ることができる。
また、異なる電気環境においても同様な効果がある。例えば、使用電圧110Vの掃除機の吸込仕事率を消費電力で向上させる場合、電源コードの電流上限値15A未満を満足する上で最大電流の低減と言った課題がある。そのため、最大電流を増加させることなく、吸込仕事率点の電流を増加させ、吸込仕事率の向上を図るには、本発明で示したように羽根車の巻き角を115゜以上128゜未満とすることが有効である。本発明の最適範囲にすれば、使用電圧110Vの掃除機においても、最大電流を抑えることができ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。
実施例1と基本的な構成は同じであるので同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図9を用いて、羽根車900の形状について説明する。ここでは、図2中の羽根車210を羽根車900として説明する。図9は羽根車900を軸方向前側から見た正面図である。なお、図9は羽根形状を見やすくするためにシュラウド壁を半透明に図示したものである。羽根901は、周方向に等間隔に8枚設置されており、羽根車入口902から半径方向外側に向かうにつれ、回転方向に後退した羽根形状を有する。また、図9の羽根は、軸方向に略2次元形状の羽根を示しているが、径方向にひねった形状、3次元形状の羽根でも良い。また、羽根が板材をプレス加工した場合、ハブ壁とシュラウド壁があると、かしめで容易に構成できる。なお、本実施の形態例ではシュラウド壁を有する羽根車を説明したが、シュラウド壁を有していないオープンタイプの羽根車でもよい。
ここで、図9に示した羽根901の後縁903と回転軸中心904とを結ぶ直線905に対し、羽根外縁部を通る直交線906を引き、羽根の外縁部の圧力面での接線907とがなす角度908を、羽根出口角度β2とする。なお、羽根の外縁部にテーパやR部などを設けた場合はこれらの部位を除いた最外径の外縁部での羽根出口角度をβ2とすれば良い。
図10は羽根出口角度による家庭用電気掃除機の吸込仕事率点の電流Idと最大電流Imaxの電流比Imax/Id、羽根車効率の影響を示す。図10(a)は、横軸に羽根出口角度を、縦軸に電流比を、図10(b)は横軸に羽根出口角度を、縦軸に吸込仕事率点における羽根車効率を流れ解析を用いて算出した結果を示す。なお、最大電流を15A未満にしつつ、吸込仕事率点の電流が13.2A以上となる電流比は1.136以下となる。すなわち、電流比が1.136よりも大きいと、最大電流は15A以上となる。
図10(a)より電流比が1.136以下を満足する羽根出口角度β21001は27゜以下であることがわかる。一方、電気掃除機の運転制御は、ごみの集塵量を把握するために電動機の電流を検知している。電流を検知する方法では、図10(a)で示す電流比が1の場合、ごみの集塵量による電動機の電流値に差が無いことになり、制御が困難となる。即ち、電流比は1.136以下とし、1より大きい範囲1002を有することで、どの風量での運転状態かを検知可能となり、掃除機の運転制御ができる。そのため、図10(a)に示す羽根出口角度の範囲は16゜より大きく27゜以下にする必要がある。さらに、羽根出口角度の最適範囲について、図10(b)を用いて説明する。図10(a)に示した羽根出口角度16゜より上で27゜以下の範囲は、羽根車の効率を高く維持できることがわかる。特に、羽根出口角度約20゜の効率が最も高いことがわかる。
羽根出口角度は羽根車出口速度と相関がある。また、羽根出口では羽根の圧力面から負圧面へ流れ込む流れにより剥離が発生する。羽根出口角度を大きくすると、羽根車出口速度が大きくなり、羽根出口で他の羽根から流出された流れと衝突することで生じる混合損失が増加する。逆に羽根出口角度を小さくすると、羽根車出口速度が小さくなるが、羽根出口部で生じる剥離が増加し、再度混合損失が増加し、効率が低下する。このため、本実施の形態例では、羽根出口角度β2が16゜より大きく27゜以下の間で羽根車の効率は最高となる。特に、羽根出口角度β2が20゜付近で前途の混合損失が最小となり、より好ましい。
従来技術の記述では、シュラウド壁側の羽根出口角度が約35゜、ハブ壁側の羽根出口角度が約20゜と記載がある。羽根車の軸動力は羽根出口角度の大きい方が支配的であるが、従来技術をシュラウド壁側とハブ壁側の羽根出口角度を使って平均した場合でも約27.5゜となり本実施例の最適範囲外となる。また、羽根出口角度の平均値が約27.5゜では、羽根車効率が羽根出口角度20゜に比べて小さいことが考えられる。なお、羽根形状が3次元形状である場合は、羽根出口角度をシュラウド壁側、ハブ壁側の角度の大きい方もしくは、両者の平均値を本実施例の範囲にすると良い。
また、吸込仕事率点の風量をQd、最大電流の運転条件の風量をQmaxと定義し、本実施例では吸込仕事率点の風量Qdを約1.9m3/min、最大風量Qmaxを約3m3/min、吸込仕事率点の電流Idを13.2A、最大電流Imaxを15A未満であることを得たので、電流勾配a=(Imax-Id)/(Qmax-Qd)は約1.63となる。すなわち、本実施例で示した電流比及び羽根出口角度の最適範囲(16゜より大きく27゜以下)を満足する電流勾配aは、1.63以下とすると良い。
以上より、実施例に示したように羽根車の羽根出口角度を16゜より上で27゜以下とすることで、最大電流を15A未満に低減しつつ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。これにより、最大電流を15A未満に低減しつつ、吸込仕事率の向上が可能な電動送風機を搭載した家庭用電気掃除機を得ることができる。
また、異なる電気環境においても同様な効果がある。例えば、使用電圧110Vの掃除機の吸込仕事率を消費電力で向上させる場合、電源コードの電流上限値15Aを満足する上で最大電流の低減と言った課題がある。そのため、最大電流を増加させることなく、吸込仕事率点の電流を増加させ、吸込仕事率の向上を図るには、本発明で示したように羽根車の羽根出口角度を16゜より上で27゜以下とすることが有効である。本発明の最適範囲にすれば、使用電圧110Vの掃除機においても、最大電流を抑えることができ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。
実施例1と基本的な構成は同じであるので同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図11を用いて、羽根車1100の形状について説明する。ここでは、図2中の羽根車210を羽根車1100として説明する。図11(a)は羽根車1100を軸方向前側から見た正面図である。図11(b)は、羽根車1100の回転軸と垂直な面から見た側面図である。なお、図11は羽根形状を見やすくするためにシュラウド壁1110を半透明に図示したものである。羽根1101は、周方向に等間隔に8枚設置されており、羽根車入口1102から径方向外側に向かうにつれ、回転方向に後退した羽根形状を有する。また、図11の羽根は、軸方向に略2次元形状の羽根を示しているが、径方向にひねった形状、3次元形状の羽根でも良い。また、羽根が板材をプレス加工した場合、ハブ壁とシュラウド壁があると、かしめで容易に構成できる。なお、本実施の形態例ではシュラウド壁を有する羽根車を説明したが、シュラウド壁を有していないオープンタイプの羽根車でもよい。
ここで、図11に示した羽根1101のうち、図11に示した羽根1101の前縁(羽根の最内縁)1103から回転方向側の隣の羽根(前進位置の羽根)1104の負圧面1105(羽根の回転方向に後進した側の壁面)に向け最短の距離で構成される線である入口スロート幅a101106と、前進する羽根1104の後縁1107(羽根の最外縁)から反回転方向側の隣の羽根(後退位置の羽根)1101の圧力面1108(羽根の回転方向に前進した側の壁面)に向けて最短の距離で形成する線を出口スロート幅a201109と定義する。なお、羽根1101、1104がシュラウド壁1110の内壁と設置していない場合は、軸方向からみた正面の面に投影して構成される部位とする。
図12は出口スロート幅a20と入口スロート幅a10の比を拡大率a20/a10とし、拡大率による家庭用電気掃除機の吸込仕事率点の電流Idと最大電流Imaxの電流比Imax/Id、羽根車効率の影響を示す。図12(a)は、横軸に拡大率を、縦軸に電流比を、図12(b)は横軸に拡大率を、縦軸に吸込仕事率点における羽根車効率を流れ解析を用いて算出した結果を示す。なお、最大電流を15A未満にしつつ、吸込仕事率点の電流が13.2A以上となる電流比は1.136以下となる。すなわち、電流比が1.136よりも大きいと、最大電流は15A以上となる。
図12(a)より電流比が1.136以下を満足する拡大率1201は1.45以下であることがわかる。一方、電気掃除機の運転制御は、ごみの集塵量を把握するために電動機の電流を検知している。電流を検知する方法では図12(a)で示す電流比が1の場合、ごみの集塵量による電動機の電流値に差が無いことになり、制御が困難となる。即ち、電流比は1.136以下とし、1より大きい範囲1202を有することで、どの風量での運転状態かを検知可能となり、掃除機の運転制御ができる。そのため、図12(a)に示す拡大率の範囲は1.06より上で1.45以下であることが必要となる。さらに、拡大率の最適範囲について、図12(b)を用いて説明する。図12(a)に示した拡大率1.06より上で1.45以下の範囲は、羽根車の効率を高く維持できることがわかる。特に、拡大率が約1.2で効率が最も高いことがわかる。
拡大率は重なり部における流路面積の変化を意味する。このため、拡大率が大きいと羽根間の流路面積が急拡大となり剥離による損失が増える。逆に拡大率が小さいと羽根間流路の摩擦損失が大きくなり効率が低下する。このため、本実施の形態例では、拡大率a20/a10が1.06より上で1.45以下の間で効率は最高となる。特に、拡大率a20/a10が1.2付近で前途の剥離による損失と摩擦損失の和が最小となり、より好ましい。
また、吸込仕事率点の風量をQd、最大電流の運転条件の風量をQmaxと定義し、本実施例では吸込仕事率点の風量Qdを約1.9m3/min、最大風量Qmaxを約3m3/min、吸込仕事率点の電流Idを13.2A、最大電流Imaxを15A未満であることを得たので、電流勾配a=(Imax-Id)/(Qmax-Qd)は約1.63となる。すなわち、本実施例で示した電流比及び拡大率の最適範囲(1.06より上で1.45以下)を満足する電流勾配aは、1.63以下とすると良い。
以上より、実施例に示したように羽根車の拡大率を1.06より上で1.45以下とすることで、最大電流を15A未満に低減しつつ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。これにより、最大電流を15A未満に低減しつつ、吸込仕事率の向上が可能な家庭用電動送風機を搭載した電気掃除機を得ることができる。
また、異なる電気環境においても同様な効果がある。例えば、使用電圧110Vの掃除機の吸込仕事率を消費電力で向上させる場合、電源コードの電流上限値15Aを満足する上で最大電流の低減と言った課題がある。そのため、最大電流を増加させることなく、吸込仕事率点の電流を増加させ、吸込仕事率の向上を図るには、本発明でしたように羽根車の拡大率を1.06より上で1.45以下とすることが有効である。本発明の最適範囲にすれば、使用電圧110Vの掃除機においても、最大電流を抑えることができ、羽根車の効率も向上できるため、吸込仕事率点における電動送風機の効率を向上することが可能となり、吸込仕事率の向上量を大きくすることができる。
100 電気掃除機本体
101 ホース継ぎ手
102 集塵室
103 紙パック
104 フィルタ部
105 モータ室
106 電動送風機
107 防振ゴム
108 送風機入口
109 送風機出口
110 コードリール
111 車輪
112 制御回路
201 送風機
202 電動機
203 ハウジング
204 エンドブラケット
205 回転軸
206 ロータ
207 ステータ
208 ブラシ
209 コンミテータ
210、400、700、900、1100 羽根車
211 ディフューザ
212 仕切り板
213 リターンガイド
214 ファンケーシング
215 目玉部
216 シール材
217 電動送風機入口
218 軸受
300 電流と吸込仕事率の変化
402、702、902、1102 羽根車入口
403、703、1103 前縁
404、1104 前進羽根
405、1105 負圧面
406、1106 入口スロート幅
407、705、903、1107 後縁
408、1108 圧力面
409、1109 出口スロート幅
410、707、1110 シュラウド壁
411、708、1111 ハブ壁
412 重なり部
413 重なり部に正接する円
414 重なり長さ
415 羽根車出口半径
416、704、904 回転軸中心
417、709、909、1112 回転方向
500、800、1000、1200 電流比と羽根車効率の影響
501、801、1001、1201 電流比上限
502、802、1002、1202 必要電流比範囲
600 電動送風機効率と電流と吸込仕事率の変化
706 巻き角
905 羽根の後縁と回転軸中心とを結ぶ直線
906 直交線
907 羽根の外面での接線
908 羽根出口角度

Claims (5)

  1. 円環状のシュラウドと、前記シュラウドに対向して配置されるハブと、前記シュラウドと前記ハブとの間に円周方向に複数配置される羽根と、前記シュラウドと前記ハブと前記羽根とを回転する電動機とを備えた電動送風機を有する家庭用電気掃除機において、家庭用電気掃除機の定格消費電力が1150Wを超え1500W以下で、かつ、吸込仕事率点の電流が13.2A以上で、かつ、最大電流が15A未満の特性を有し、前記羽根は、隣り合う羽根間で構成された重なり部の重なり長さLと、羽根車出口半径R 2 との重なり長さ比L/R 2 が0.96以上1.15未満となる形状を有することを特徴とする家庭用電気掃除機。
  2. 円環状のシュラウドと、前記シュラウドに対向して配置されるハブと、前記シュラウドと前記ハブとの間に円周方向に複数配置される羽根と、前記シュラウドと前記ハブと前記羽根とを回転する電動機とを備えた電動送風機を有する家庭用電気掃除機において、家庭用電気掃除機の定格消費電力が1150Wを超え1500W以下で、かつ、吸込仕事率点の電流Idと最大電流Imaxの比Imax/Idが1.136以下の特性、かつ、前記羽根は、隣り合う羽根間で構成された重なり部の重なり長さLと、羽根車出口半径R 2 との重なり長さ比L/R 2 が0.96以上1.15未満となる形状を有することを特徴とする家庭用電気掃除機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の家庭用電気掃除機において、
    前記羽根は、羽根車の前縁(羽根の最内縁)と回転軸中心を結ぶ線と、後縁(羽根の最外縁)と回転軸中心を結ぶ線とがなす角度(巻き角)が115゜以上128゜未満の形状を有することを特徴とする家庭用電気掃除機。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の家庭用電気掃除機において、
    前記羽根は、羽根車の羽根の後縁と回転軸中心とを結ぶ直線に対して後縁を通る直交線を引き、後縁の圧力面の接線と、前記直交線がなす羽根出口角度を16゜より上で27゜以下とした羽根形状を有することを特徴とする家庭用電気掃除機。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の家庭用電気掃除機において、
    前記羽根は、羽根車の羽根の前縁から回転方向に前進側の隣の羽根の負圧面に向け最短の距離で構成される線である入口スロート幅a10と、前進する羽根の後縁から反回転方向に存在する羽根の圧力面に向けて最短の距離で形成する線を出口スロート幅a20とした拡大率a20/a10が1.06より上で1.45以下の羽根形状を有することを特徴とする家庭用電気掃除機。
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