JP6099942B2 - 固定式等速自在継手 - Google Patents

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Description

この発明は、固定式等速自在継手に関する。
等速自在継手は、駆動側の回転軸と従動側の回転軸を連結してトルクを伝達する働きをし、2軸が角度をとった状態でも角速度が変動しないため、自動車や各種産業機械の動力伝達系をはじめ広く使用されている。各種の等速自在継手が知られているが、角度変位だけが可能な固定式と、軸方向変位(プランジング)も可能なしゅう動式とに大別できる。固定式等速自在継手としては、ツェッパジョイント、アンダーカットフリージョイントなどがある。
固定式等速自在継手の代表例としてツェッパジョイントについて説明するならば、図13〜15に示すように、内側継手部材としての内輪110と、外側継手部材としての外輪120と、トルク伝達部材としてのボール130と、ボール130を保持するケージ132とを主要な構成要素としている。ここで、図13は図14のXIII−XIII線に沿った断面を示し、図14は図13のXIV−XIV線に沿った断面を示している。図14から分かるように、内側から外側に向かって内輪110、ケージ132、外輪120の順に三層構造をなしている。内輪110を駆動側または従動側の回転軸と接続し、外輪120を従動側または駆動側の回転軸と接続する。
内輪110は軸心にスプライン孔112が形成してあり、このスプライン孔112で駆動側または駆動側の回転軸とトルク伝達可能に結合するようになっている。内輪110は球面状の外周面114を有し、その球面状外周面114に、内輪110の軸方向に延びた複数のボール溝116が円周方向に等間隔に形成してある。
外輪120は、図示した例は軸方向の一端で開口したベル型で、マウス部122とステム部128とからなり、ステム部128に形成したスプライン(またはセレーション。以下同じ)で従動側または駆動側の回転軸とトルク伝達可能に結合するようになっている。マウス部122は球面状の内周面124を有し、その球面状内周面124に、外輪120の軸方向に延びた複数のボール溝126が円周方向に等間隔に形成してある。
内輪110のボール溝116と外輪120のボール溝126は対をなし、各対のボール溝116、126間にボール130が組み込んである。縦断面(図13)で見るとボール溝116、126は円弧状で、内輪110のボール溝116の曲率中心O1と外輪120のボール溝126の曲率中心O2は、継手中心Oから互いに反対側に等距離Fだけオフセットした位置にある。したがって、対をなすボール溝116、126によって形成されるボールトラックは、外輪120の開口側に向かって徐々に拡大したくさび状を呈する。
ケージ132は円環状で、内輪110と外輪120との間に介在する。そして、ケージ132の球面状の内周面134は内輪110の球面状外周面114と球面接触し、ケージ132の球面状の外周面136は外輪120の球面状内周面124と球面接触する。ケージ132には、半径方向に貫通するポケット138が円周方向に所定間隔で形成してあり、各ポケット138にボール130が収容され、したがって、すべてのボール130はケージ132によって同一平面上に保持される。
述べたような構成であるため、図15に示すように駆動側と従動側の2軸が角度θをとった状態で回転すると、くさび状のボールトラック116、126の作用で、外輪120の開口側へボール130を押し出そうとする力が作用する。この力をケージ132が受け止める結果、ケージ132は常に、角度θを二等分する平面P上にボール列を配向せしめる。その結果、2軸が角度θをとった状態でも、ボール130の中心から各回転軸に降ろした垂線(回転半径)の長さが一定となり、各回転軸の角速度が変動することはない。
Universal Joint and Driveshaft Design Manual, Advanced Engineering Series No.7, The Society of Automobile Engineers, Inc., pp. 145-150
従来の固定式等速自在継手は、トルク伝達部材として複数のボール130を用い、それらのボール130を同一平面上に保持するためにケージ132を必要とする。ケージ132は内輪110と外輪120との間に介在し、球面状内周面134で内輪110の球面状外周面114と球面接触し、球面状外周面136で外輪120の球面状内周面124と球面接触する。また、ケージ132には、ボール130を個別に収容するためのポケット138がボール130の数だけ設けてある。このような複雑な形状であるため、ケージ132の製造には多工程を要し、しかも高精度が要求されるため、等速自在継手全体のコスト高の一つの要因ともなっている。
また、ケージ132の円周方向にボール130の数だけポケット138を加工する必要があるが、個別に加工せざるを得ないため、すべてのポケット138の寸法や軸方向位置が全く同一に仕上がる保証はない。その結果、ポケット138がいわゆる千鳥配置となってしまうこともあり、すべてのボール130を同一平面上に保持するというケージの機能が損なわれ、固定式等速自在継手の等速性や振動特性等に悪影響を及ぼすおそれがある。
また、従来、ケージ132を内輪110と外輪120との間に介在させ、トルクは内輪110からボール130およびケージ132を経て外輪120に、あるいはその逆に、伝達される。しかも、内輪110の外周面112とケージ132の内周面134、ケージ132の外周面136と外輪120の内周面124といった2箇所の球面嵌合部位が存在していた。したがって、とりわけ高負荷下や高速回転時に、すべり摩擦によるトルク損失や発熱の問題があった。
この発明の主要な目的は上述の問題点を除去することにあり、具体的には、ケージ形状を簡易化した固定式等速自在継手の新規な構造を提供することにある。
この発明は、従来のようにケージ132を内輪110と外輪120との間に介在させるのではなく、従来のケージ132に代わる部材としてのボール保持部材32を内輪120の内径側に配置することによって課題を解決した。すなわち、この発明の固定式等速自在継手は、球面状外周面に複数のボール溝を円周方向に等間隔に形成した内側継手部材と、球面状内周面に複数のボール溝を円周方向に等間隔に形成した外側継手部材と、対をなす前記内側継手部材のボール溝と前記外側継手部材のボール溝との間に介在させたボールと前記内側継手部材の内径側に位置し、前記ボール列を内径側から支持してすべてのボールを同一平面上に保持するボール保持部材とを具備し、前記内側継手部材が球面状内周面を有し、前記ボール保持部材が球面状外周面を有し、前記内側継手部材の球面状内周面と前記ボール保持部材の球面状外周面を球面嵌合させている
従来の固定式等速自在継手では、内輪110と外輪120との間にケージ132を介在させているのに対して、この発明では、従来のケージ132に代わるものとしてボール保持部材32を採用し、これを内輪10の内径側に配置したものである。このボール保持部材32は、ボール列を内径側から支持する。したがって、従来のケージ132に必須であったポケット138を廃止することができ、ボール保持部材32の外形は、リングあるいは円柱といった、非常に簡易な回転体とすることができる。ここで、回転体とは、平面図形が同一平面上にある一つの直線を軸として回転して生ずる立体すなわち回転体と定義される。
すべてのボール30を同一平面上に保持する機能は、たとえば、ボール保持部材32の外周に全周にわたる環状溝36を設けて、この環状溝36に沿ってボール30を整列させるようにすれば一層確実となる。この場合のボール保持部材32の外形は玉軸受の内輪のような形状となる。
この発明によれば、従来のケージに代わるボール保持部材32の形状が非常に簡易化され、しかも、回転体であるため旋削や研削で容易に、精度よく、加工することができ、サイクルタイムも大幅に短縮できる。また、ポケットを廃止したので、従来のようにポケットを千鳥に加工してしまう心配は皆無である。したがって、高精度のボール保持部材を歩留まりよく、しかも低コストで製造することができ、固定式等速自在継手の精度向上とコスト低減に貢献する。さらに、ボール保持部材は内側継手部材の内径側に位置し、内側継手部材〜ボール〜外側継手部材といったトルク伝達経路中にはなく、ボールや内側継手部材、外側継手部材から直接力を受けることがないため、トルク損失や発熱が減少し、耐久性が向上する。
固定式等速自在継手の縦断面図である。 固定式等速自在継手の横断面図である。 (A)は内輪の縦断面図、(B)は端面図である。 内輪の斜視図である。 (A)は外輪の縦断面図、(B)は端面図である。 外輪の斜視図である。 (A)はボール保持部材の正面図、(B)は側面図である。 ボール保持部材の斜視図である。 (A)は内輪の縦断面図、(B)は端面図である。 内輪の斜視図である。 (A)は外輪の縦断面図、(B)は端面図である。 外輪の斜視図である。 従来の固定式等速自在継手(ツェッパジョイント)の中立状態の縦断面図である。 図13の固定式等速自在継手の横断面図である。 図13の固定式等速自在継手が角度θをとった状態の縦断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。添付図面中、図1および図2は基本的形態を説明するための図であって、図3〜8は第一の実施例を示し、図9〜12は第二の実施例を示す。また、図1は図2のI‐I線に沿った断面を示し、図2は図1
のII‐II線に沿った断面を示す。図1および図2に示すように、固定式等速自在継手は、
内輪10と、外輪20と、ボール30と、ボール保持部材32を主要な構成要素としている。なお、図示は省略したが、ブーツを装着して内部に潤滑用のグリースまたはオイルを充填した状態で使用するのが一般的である。
まず、図1〜8を参照して第一の実施例について述べる。
内輪10は、図3および図4に示すように、球状部分12と軸状部分18とからなり、軸状部分18で駆動側または従動側の回転軸とトルク伝達可能に接続するようになっている。球状部分12の内周面14aと外周面14bは同心球面となっている。図1に示すように、中立状態にある固定式等速自在継手において、内輪10の球面状内周面14aと球面状外周面14bの曲率中心は継手中心Oと一致する。球状部分12の内周面14aはボール保持部材32の外周面34と球面嵌合する。球状部分12の外周面14bは外輪20の内周面22と球面嵌合する。球状部分12の内周面14aとボール保持部材32の外周面34との球面嵌合部は、球状部分12の外周面14bと外輪20の内周面22との球面嵌合部に比べて、ルーズな嵌合とすることもできる。
内輪10の球状部分12は円周方向に等ピッチで配置した指状の部分からなり、これらの指状部分の間にボール溝16が形成してある。言わば、従来の固定式等速自在継手(図13および図14参照)における内輪110の内径側を除去した格好である。そして、上述の球面状内周面14aと球面状外周面14bは、これらの指状部分の内周面と外周面でもある。球面状内周面14aと球面状外周面14bは同心であるため厚さが均一である。したがって、ボール溝16の深さも内輪10の軸方向で均一となっている。
各ボール溝16は内輪10の中心軸線に対して傾斜し(図3(A)参照)、かつ、隣り合ったボール溝16どうしは傾斜の向きが逆になっている。ボール溝16の側壁、言い換えれば、ボール溝16を挟んで円周方向に向かい合った指状部分の側壁は、ボール30を抱き込む円弧状断面とするほか、平坦面とすることもできる(図2参照)。
外輪20は、図5および図6に示すように、円筒形状の外周面22と両端面28をもったディスク型である。外輪20は、フランジ結合を利用して従動側または駆動側の回転軸とトルク伝達可能に接続するようになっている。なお、ディスク型外輪に代えてベル型外輪(図13参照)を採用することも可能である。外輪20は中心軸線上に曲率中心をもった部分球面状の内周面24を有する。すでに述べたとおり、この球面状内周面24は内輪10の球面状外周面14bと球面嵌合する。図1に示すように、中立状態にある固定式等速自在継手において、外輪20の球面状内周面24の曲率中心は継手中心Oと一致する。
外輪20の球面状内周面24には複数のボール溝26が円周方向に等ピッチで形成してある。外輪20のボール溝26の曲率中心も継手中心Oと一致する。すなわち、縦断面(図1および図5(A))で見たとき、各ボール溝26は内周面24の曲率中心を曲率中心とする円弧形状を呈する。したがって、ボール溝26の深さは外輪10の軸方向で均一となっている。ボール溝26の横断面形状は、円、楕円、ゴシックアーチ等が知られている。また、ボール溝26は外輪20の中心軸線に対して傾斜し、かつ、隣り合ったボール溝26どうしは傾斜の向きが逆になっている。
内輪10のボール溝16と外輪20のボール溝26は対をなし、各対のボール溝16、26間にボール30を介在させる。対をなすボール溝16、26は傾斜の向きが逆となる組み合わせとする。ボール30の数、したがってまたボール溝16、26の数は任意で、たとえば6、8、10などが知られているが、図1〜8に示す第一の実施例はボール数を8とした場合の例である。ボールの数が増えると1個あたりの荷重が小さくなり、小径のボールを使用することができ、ボール列のPCDも小さくすることができるため、固定式等速自在継手の外径を小さくしたコンパクトな設計が可能となる。ボール30は内輪10と外輪20との間でトルクを伝達する役割を果たす。すなわち、たとえば内輪10を駆動側の回転軸と接続した場合、トルクは、内輪10のボール溝16の側壁からボール30に伝わり、さらにボール30から外輪20のボール溝26の側壁に伝わる(図2参照)。
ボール列の内径側にボール保持部材32が位置している。図示したボール保持部材32は、平面図形が同一平面上にある一つの直線を軸として回転して生ずる立体すなわち回転体である。図7および図8に示すように、ボール保持部材32は球面状の外周面34を有し、すでに述べたとおり、この球面状外周面34は内輪10の球面状内周面14aと球面嵌合する。図1に示すように、中立状態にある固定式等速自在継手において、ボール保持部材32の球面状外周面34の曲率中心は継手中心Oと一致する。ボール保持部材32の球面状外周面34には、その全周にわたって環状溝36が形成してある。そして、図1から分かるとおり、ボール30は内輪10の半径方向両側に部分的に突出し、半径方向外側に突出した部分は外輪20のボール溝26と接触し、半径方向内側に突出した部分はボール保持部材32の環状溝36と接触する。
図7(A)に示すように、環状溝36は横断面が円弧形状で、ボール30のボール列の内径側における部分を収容する。したがって、この環状溝36の溝底はボール列の内接円に相当する。なお、ボール保持部材32がボール列をその内径側から支持するというとき、両者の接触位置は必ずしもボール列の内接円と一致するとは限らない。すべてのボール30が一つの環状溝36に沿って整列する結果、すべてのボール30が同一平面上に保持される。また、このような形状であることから、ボール保持部材32は中心軸線のまわりを回転(自転)することができる。
ボール列が環状溝36に収容されることから、逆に、ボール保持部材32もボール列によって支持される関係にある。したがって、すでに述べたように、ボール保持部材32と内輪10の内周面14aとの嵌合はルーズなものとすることができる。このように、ボール保持部材32の存在によって、ボール列の内径側へのボール30の移動が規制されるため、必ずしもボール溝16の側壁にボール30を抱く機能をもたせる必要はなく、加工が容易な平坦面にしてもよい。
環状溝36の断面形状は上述の円弧形状に限らず、V字形状や楕円形状であってもよい。また、図示した例ではボール保持部材32は円筒形状の内周面38をもったリング状であるが、内周面38の形状は任意である。また、軸方向の貫通穴をもったリング状のボール保持部材32の場合を例示したが、中実すなわち円柱状とすることも可能である。リング状とすることで当該固定式等速自在継手の軽量化に資することは言うまでもないが、中実の場合は潤滑グリースの充填量が少なくてすむという利点がある。そこで、中空にした上で、別途、中空部を塞ぐキャップ等を使用することにより、両者の利点を併せ持つボール保持部材とすることも可能である。
従来の固定式等速自在継手では、くさび状のボールトラック116、126の作用で、くさびの狭い側から広い側へ、ボール130を軸方向に押す力が発生し、これをケージ132によって受け止めてボール130の飛び出しを防止するようにしている。これに対して、第一の実施例では、ボール溝16、26の深さを均一にするとともに、対をなす内輪10のボール溝16と外輪20のボール溝26を互いに逆向きに傾斜させることによって交差させ、その交点にボール30を組み込んである。
次に、図9〜12を参照して第二の実施例を説明する。
第二の実施例が上述の第一の実施例と異なるのは、ボールの数と、ボール溝の傾斜の向きに関してだけである。したがって、第一の実施例における要素と同じ要素には同じ符号を用いることとする。なお、ボール保持部材32は第一の実施例と同じものを使用することができ、このことはボール30の数とは関係がない。この第二の実施例ではボール30の数が6で、したがってボール溝116、126の数も6である。
図9および図10に示すように、内輪10のボール溝16は内輪10の中心軸線に対して傾斜している。第一の実施例と異なり、内輪10のボール溝16はすべて同じ向きに傾斜している。
図11および図12に示すように、外輪20のボール溝26は外輪20の中心軸線に対して傾斜している。ここでも、第一の実施例と異なり、外輪20のボール溝26はすべて同じ向きに傾斜している。
対をなす内輪10のボール溝16と外輪20のボール溝26は、互いに反対方向に傾斜している。
第二の実施例は、内輪10のボール溝16がすべて同じ向きに傾斜しているため、第一の実施例に比べて内輪10の加工が容易である。同様に、外輪20のボール溝26もすべて同じ向きに傾斜しているため、第一の実施例に比べて外輪20の加工が容易である。すなわち、隣り合ったボール溝が逆向きに傾斜していると、ボール溝の加工に際し、傾斜の向きが同じ一群のボール溝の加工を終えた後、位置決めをやり直してから、もう一群のボール溝の加工を行う必要がある。内輪10のボール溝16がすべて同じ向きに傾斜している、つまり、すべて平行であると、内輪10の加工の際、位置決めは1回だけでよいため、位置決め作業が簡単で、加工サイクルタイムも短縮できる。
10 内輪(内側継手部材)
12 球状部分
14a 内周面
14b 外周面
16 ボール溝
18 軸状部分
20 外輪(外側継手部材)
22 外周面
24 内周面
26 ボール溝
28 端面
30 ボール(トルク伝達部材)
32 ボール保持部材
34 外周面
36 環状溝
38 内周面

Claims (9)

  1. 球面状外周面に複数のボール溝を円周方向に等間隔に形成した内側継手部材と、
    球面状内周面に複数のボール溝を円周方向に等間隔に形成した外側継手部材と、
    対をなす前記内側継手部材のボール溝と前記外側継手部材のボール溝との間に介在させたボールと、
    前記内側継手部材の内径側に位置し、前記ボールの列を内径側から支持してすべてのボールを同一平面上に保持するボール保持部材と
    を具備し、
    前記内側継手部材が球面状内周面を有し、前記ボール保持部材が球面状外周面を有し、前記内側継手部材の球面状内周面と前記ボール保持部材の球面状外周面を球面嵌合させた固定式等速自在継手。
  2. 前記外側継手部材が球面状内周面を有し、前記内側継手部材が球面状外周面を有し、前記外側継手部材の球面状内周面と前記内側継手部材の球面状外周面を球面嵌合させた請求項1の固定式等速自在継手。
  3. 前記内側継手部材のボール溝の曲率中心が前記内側継手部材の中心軸線上にあり、前記外側継手部材のボール溝の曲率中心が前記外側継手部材の中心軸線上にある請求項1またはの固定式等速自在継手。
  4. 前記内側継手部材のボール溝の曲率中心と前記外側継手部材のボール溝の曲率中心が一致している請求項の固定式等速自在継手。
  5. 前記内側継手部材のボール溝の曲率中心と前記内側継手部材の球面状外周面の曲率中心が一致し、前記外側継手部材のボール溝の曲率中心と前記外側継手部材の球面状内周面の曲率中心が一致している請求項またはの固定式等速自在継手。
  6. 前記内側継手部材のボール溝が前記内側継手部材の中心軸線に対して傾斜し、前記外側継手部材のボール溝が前記外側継手部材の中心軸線に対して傾斜し、対をなす前記内側継手部材のボール溝と前記外側継手部材のボール溝が交差している請求項1ないしのいずれか1項の固定式等速自在継手。
  7. 前記内側継手部材のボール溝は隣り合うボール溝どうしが逆向きに傾斜し、前記外側継手部材のボール溝は隣り合うボール溝どうしが逆向きに傾斜している請求項の固定式等速自在継手。
  8. 前記内側継手部材のボール溝は隣り合うボール溝どうしが同じ向きに傾斜し、前記外側継手部材のボール溝は隣り合うボール溝どうしが同じ向きに傾斜している請求項の固定式等速自在継手。
  9. 前記ボール保持部材は外周に全周にわたる環状溝を有する請求項1ないしのいずれか1項の固定式等速自在継手。
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